JPH01168241A - 高圧ガス封入キャンディーの製造方法 - Google Patents
高圧ガス封入キャンディーの製造方法Info
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- JPH01168241A JPH01168241A JP62325445A JP32544587A JPH01168241A JP H01168241 A JPH01168241 A JP H01168241A JP 62325445 A JP62325445 A JP 62325445A JP 32544587 A JP32544587 A JP 32544587A JP H01168241 A JPH01168241 A JP H01168241A
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23G—COCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
- A23G3/00—Sweetmeats; Confectionery; Marzipan; Coated or filled products
- A23G3/34—Sweetmeats, confectionery or marzipan; Processes for the preparation thereof
- A23G3/50—Sweetmeats, confectionery or marzipan; Processes for the preparation thereof characterised by shape, structure or physical form, e.g. products with supported structure
- A23G3/52—Aerated, foamed, cellular or porous products
-
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- A23G3/02—Apparatus specially adapted for manufacture or treatment of sweetmeats or confectionery; Accessories therefor
- A23G3/0236—Shaping of liquid, paste, powder; Manufacture of moulded articles, e.g. modelling, moulding, calendering
- A23G3/0294—Moulding or shaping of cellular or expanded articles
Landscapes
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- Polymers & Plastics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明はキャンディ−の製造方法に係り、殊に高圧ガス
封入キャンディ−の製造方法に係る。
封入キャンディ−の製造方法に係る。
（従来の技術）
高圧ガス封入キャンディ−の製造方法に関しては、本発
明者等が既に開発した方法、即ちキャンディ−粉末を加
圧容器内に収容し、該加圧容器内に窒素、二酸化炭素等
のガスを導入して加圧状態を保持しつつ加熱してキャン
ディ−粉末を相互融着させ、次いで上記の加圧下で上記
加圧容器を冷却した後に加圧状態を解いて高圧ガス封入
キャンディ−とする方法がある（特公昭５７−３９１５
１号公報）。
明者等が既に開発した方法、即ちキャンディ−粉末を加
圧容器内に収容し、該加圧容器内に窒素、二酸化炭素等
のガスを導入して加圧状態を保持しつつ加熱してキャン
ディ−粉末を相互融着させ、次いで上記の加圧下で上記
加圧容器を冷却した後に加圧状態を解いて高圧ガス封入
キャンディ−とする方法がある（特公昭５７−３９１５
１号公報）。
上記の方法により製造されたキャンディ−は内部に高圧
ガスが封入されており、従って喫食により日中で次第に
溶解してゆく場合に封入された高圧ガスが突発して快音
を発するために市場において好評を博して来た。
ガスが封入されており、従って喫食により日中で次第に
溶解してゆく場合に封入された高圧ガスが突発して快音
を発するために市場において好評を博して来た。
（発明が解決しようとする問題点及び発明の目的）しか
しながら、上記の従来技術方法より得られた高圧ガス封
入キャンディ−は耐熱性が低い点に問題があった。即ち
、上記の高圧ガス封入キャンディ−の耐熱温度は３５℃
程度であるために、夏期等において保存条件が充分でな
かったり、或いは保存条件が比較的良好であっても保存
期間が比較的長期にわたると、キャンディ−生地内に高
圧ガスを閉じ込めておけず、封入された高圧ガスの少く
とも１部が逃出してしまい、その結果として喫食時にお
いて発生する音が低くなったり、音を全く発生しない場
合もあることに問題があった。
しながら、上記の従来技術方法より得られた高圧ガス封
入キャンディ−は耐熱性が低い点に問題があった。即ち
、上記の高圧ガス封入キャンディ−の耐熱温度は３５℃
程度であるために、夏期等において保存条件が充分でな
かったり、或いは保存条件が比較的良好であっても保存
期間が比較的長期にわたると、キャンディ−生地内に高
圧ガスを閉じ込めておけず、封入された高圧ガスの少く
とも１部が逃出してしまい、その結果として喫食時にお
いて発生する音が低くなったり、音を全く発生しない場
合もあることに問題があった。
このことは、上記の高圧ガス封入キャンディ−が我国に
おいてさえ、夏期においては製造販売が困難乃至不可能
な所謂「季節商品」となってしまうことを意味し、更に
亜熱帯、熱帯地域での販売は全く不可能であることを意
味している。
おいてさえ、夏期においては製造販売が困難乃至不可能
な所謂「季節商品」となってしまうことを意味し、更に
亜熱帯、熱帯地域での販売は全く不可能であることを意
味している。
従って、本発明の目的は既述の従来方法を改善して、４
０乃至４５℃程度迄耐熱性を向上させた高圧ガス封入キ
ャンディ−を製造する方法を提供することにある。
０乃至４５℃程度迄耐熱性を向上させた高圧ガス封入キ
ャンディ−を製造する方法を提供することにある。
（問題点を解決し、目的を達成する手段及び作用）本発
明によれば、上記の問題点は、砂ＩＪ！２０〜３５部と
、乳糖２０〜３５部と、４ ｉｔ！類以上のオリゴ糖を
５０〜８０重景％含有する澱粉分解物３０〜６０部とを
配合してなるキャンディ−原料を混合して１４０℃〜１
６０ ”Ｃの品温で煮詰めた後に冷却固化させ、冷却固
化した該キャンディ−生地を破砕し、整粒した後に適宜
形状の型内で押圧成型し、得られた成型キャンディ−を
加圧容器内に収容し、該加圧容器内に二酸化炭素ガスを
導入して該加圧容器内を加圧状態に保持しながら上記の
成型キャンディ−を加熱して全体的に溶融させ、次いで
上記の加圧下で上記加圧容器を冷却した後に該容器内の
加圧状態を解くことを特徴とする、高圧ガス封入キャン
ディ−の製造方法により解決されると共に、上記の目的
が達成される。
明によれば、上記の問題点は、砂ＩＪ！２０〜３５部と
、乳糖２０〜３５部と、４ ｉｔ！類以上のオリゴ糖を
５０〜８０重景％含有する澱粉分解物３０〜６０部とを
配合してなるキャンディ−原料を混合して１４０℃〜１
６０ ”Ｃの品温で煮詰めた後に冷却固化させ、冷却固
化した該キャンディ−生地を破砕し、整粒した後に適宜
形状の型内で押圧成型し、得られた成型キャンディ−を
加圧容器内に収容し、該加圧容器内に二酸化炭素ガスを
導入して該加圧容器内を加圧状態に保持しながら上記の
成型キャンディ−を加熱して全体的に溶融させ、次いで
上記の加圧下で上記加圧容器を冷却した後に該容器内の
加圧状態を解くことを特徴とする、高圧ガス封入キャン
ディ−の製造方法により解決されると共に、上記の目的
が達成される。
本発明方法において使用される砂糖としては、グラニュ
糖が好ましい。何故ならば不純物の多い砂糖を使用した
場合には、キャンディ−生地の耐熱性が低下するために
本発明の意図する喫食時に快音を発する製品が得られな
いからである。
糖が好ましい。何故ならば不純物の多い砂糖を使用した
場合には、キャンディ−生地の耐熱性が低下するために
本発明の意図する喫食時に快音を発する製品が得られな
いからである。
本発明方法において使用される砂糖の配合量は、全配合
量１００部に対して２０〜３５部とするのが好ましい。
量１００部に対して２０〜３５部とするのが好ましい。
砂糖の配合量が２０部未満では甘味が不足して嗜好上好
ましいものとはならず、又砂糖の配合量が３５部を超過
すると調製したキャンディ−生地が溶融して流動し易く
なり耐熱性が低下するので好ましくないからである。
ましいものとはならず、又砂糖の配合量が３５部を超過
すると調製したキャンディ−生地が溶融して流動し易く
なり耐熱性が低下するので好ましくないからである。
また、本発明方法において使用される乳糖の配合量は、
全配合ｆｆ１１００部に対して２０〜３５部とするのが
好ましい。乳糖の配合量が２０部未満ではキャンディ−
生地の耐熱性が不足し好ましい状態とならず、又乳糖の
配合量が３５部を超過するとキャンディ−生地内で乳糖
の結晶化が生じてキャンディ−生地の調製が不可能とな
る虞れがあるからである。
全配合ｆｆ１１００部に対して２０〜３５部とするのが
好ましい。乳糖の配合量が２０部未満ではキャンディ−
生地の耐熱性が不足し好ましい状態とならず、又乳糖の
配合量が３５部を超過するとキャンディ−生地内で乳糖
の結晶化が生じてキャンディ−生地の調製が不可能とな
る虞れがあるからである。
本発明方法において使用される澱粉分解物は主成分とし
て４糖頬以上のオリゴ糖を含有してなるものを使用する
のが好ましい。２糖頬や３ｖＨＷ＜のオリゴ糖を主成分
とする場合にはキャンディ−生地の耐熱性が不足し、本
発明が意図する喫食時に快音を発する製品は得られない
ために、４糖類以上のオリゴＩＪ！Ｍを主成分とする澱
粉分解物が使用されるのである。尚、その際に澱粉分解
物に含有される４糖類以上のオリゴ１１！類の好ましい
含有量を設定するために下記の試験ｌを行った。
て４糖頬以上のオリゴ糖を含有してなるものを使用する
のが好ましい。２糖頬や３ｖＨＷ＜のオリゴ糖を主成分
とする場合にはキャンディ−生地の耐熱性が不足し、本
発明が意図する喫食時に快音を発する製品は得られない
ために、４糖類以上のオリゴＩＪ！Ｍを主成分とする澱
粉分解物が使用されるのである。尚、その際に澱粉分解
物に含有される４糖類以上のオリゴ１１！類の好ましい
含有量を設定するために下記の試験ｌを行った。
跋狂上
４糖類以上のオリゴ糖類を各々４７．５重量％。
５０．３重量％、 ６１．３重量％、 ８０．０重量％
含有する澱粉分解物を４０部と、砂ＩＪ！３０部と、乳
糖３０部とが配合されているキャンディ−原料に適量の
水を加え、１５０″Ｃで煮詰めた後に冷却固化させ、次
いで冷却固化したキャンディ−生地をディスクミルによ
りＪＩＳ標準篩１０メツシュを通過する程度に破砕し整
粒する。得られた整粒キャンディ−を内径１０ＣＩＮの
円筒状容器（内底部が成型用の型となされた容器）内に
収容し、１００ ｋｇ／ｃｔＡの圧力にて押圧成型して
各成型キャンディ−を得た。
含有する澱粉分解物を４０部と、砂ＩＪ！３０部と、乳
糖３０部とが配合されているキャンディ−原料に適量の
水を加え、１５０″Ｃで煮詰めた後に冷却固化させ、次
いで冷却固化したキャンディ−生地をディスクミルによ
りＪＩＳ標準篩１０メツシュを通過する程度に破砕し整
粒する。得られた整粒キャンディ−を内径１０ＣＩＮの
円筒状容器（内底部が成型用の型となされた容器）内に
収容し、１００ ｋｇ／ｃｔＡの圧力にて押圧成型して
各成型キャンディ−を得た。
これらの成型キャンディ−を加圧容器内に収容し、該加
圧容器内に二酸化炭素ガスを導入して該加圧容器内を５
０ｋｇ／ｄの加圧状態になすと共に該容器内の成型キャ
ンディ−を品温１２０℃まで加熱した。その後、上記の
加圧条件下で容器内の温度を常温に迄降下させてから容
器内の加圧状態を解くことにより、高圧二酸化炭素ガス
封入キャンディ−を得た。
圧容器内に二酸化炭素ガスを導入して該加圧容器内を５
０ｋｇ／ｄの加圧状態になすと共に該容器内の成型キャ
ンディ−を品温１２０℃まで加熱した。その後、上記の
加圧条件下で容器内の温度を常温に迄降下させてから容
器内の加圧状態を解くことにより、高圧二酸化炭素ガス
封入キャンディ−を得た。
このようにして得た各高圧ガス封入キャンディ−２，５
ｇを４０℃、４５℃の各恒温器中に１週間または４週間
にわたり放置した後、水１５０ ｃｃが収容された容器
内に投入して発生する音の強さを測定した。この測定結
果は下記の表１に示されている。
ｇを４０℃、４５℃の各恒温器中に１週間または４週間
にわたり放置した後、水１５０ ｃｃが収容された容器
内に投入して発生する音の強さを測定した。この測定結
果は下記の表１に示されている。
表−−１
上記の表１に示された結果がら、４糖類以上のオリゴ１
１！類を５０重量％未満含有する澱粉分解物を配合して
調製された高圧ガス封入キャンディ−は、４０又は４５
℃の温度条件下に保存される場合に１週間以内でこの種
キャンディ−の本質的特徴である発音特性を喪失してし
まうことが判明し、父上記のオリゴ糖類を５０重量％以
上含有する澱粉分解物を配合して調製された高圧ガス封
入キャンディ−は上記の温度条件下において保存される
場合に４週間以上にわたり発音特性を保持しているが、
上記オリゴ糖類の含有量が８０重量％以上の澱粉分解物
を配合する場合には配合原料の煮詰め時に粘度が過大と
なって所望のキャンディ−生地の調製に困難を来たすこ
とが判明した。従って、原料として配合される澱粉分解
物は４＃Ｍ類以上のオリゴ糖類を５０〜８０重量％含有
しているものが好ましい。
１！類を５０重量％未満含有する澱粉分解物を配合して
調製された高圧ガス封入キャンディ−は、４０又は４５
℃の温度条件下に保存される場合に１週間以内でこの種
キャンディ−の本質的特徴である発音特性を喪失してし
まうことが判明し、父上記のオリゴ糖類を５０重量％以
上含有する澱粉分解物を配合して調製された高圧ガス封
入キャンディ−は上記の温度条件下において保存される
場合に４週間以上にわたり発音特性を保持しているが、
上記オリゴ糖類の含有量が８０重量％以上の澱粉分解物
を配合する場合には配合原料の煮詰め時に粘度が過大と
なって所望のキャンディ−生地の調製に困難を来たすこ
とが判明した。従って、原料として配合される澱粉分解
物は４＃Ｍ類以上のオリゴ糖類を５０〜８０重量％含有
しているものが好ましい。
本発明方法により高圧ガス封入キ＋ンディーを製造する
場合には、全量１００部に対して既述のように砂ｔＪ！
２０〜３５部、乳糖２０〜３５部、澱粉分解物３０〜６
０部からなるキャンディ−原料に、先ず適宜量の水を添
加して混合し、この混合物を加熱して煮詰める。この煮
詰め時の品温は１４０〜１６０ ’Ｃの範囲内に維持す
べきである。
場合には、全量１００部に対して既述のように砂ｔＪ！
２０〜３５部、乳糖２０〜３５部、澱粉分解物３０〜６
０部からなるキャンディ−原料に、先ず適宜量の水を添
加して混合し、この混合物を加熱して煮詰める。この煮
詰め時の品温は１４０〜１６０ ’Ｃの範囲内に維持す
べきである。
何故ならば、品温１４０℃未満で煮詰める場合には得ら
れるキャンディ−生地は含有水分量が過大なために柔軟
過ぎ、従って後の高圧ガス封入工程を実施する場合に高
圧ガスを生地内に封入保持することが困難となるからで
あり、又煮詰め時の品温を１６０℃以上になすとｆＲ類
の熱分解による褐変が生じ易く、好ましい製品を得るこ
とが困難となるからである。
れるキャンディ−生地は含有水分量が過大なために柔軟
過ぎ、従って後の高圧ガス封入工程を実施する場合に高
圧ガスを生地内に封入保持することが困難となるからで
あり、又煮詰め時の品温を１６０℃以上になすとｆＲ類
の熱分解による褐変が生じ易く、好ましい製品を得るこ
とが困難となるからである。
このようにして得られたキャンディ−生地は常温に迄冷
却して固化せしめられた後に破砕処理により整粒される
。この整粒のためには汎用のディスクミル・ロールミル
等を用いることができ、粒度はＪＩＳＩＯメツシュ下又
はそれ以下となされる。何故ならば粒度が１０メツシュ
上以上であると高圧ガス封入工程において加熱による粒
子相互の融着で高圧ガスを封入する際に閉じ込められる
各部分におけるガス量が過大となって高圧ガス封入キャ
ンディ−に崩壊が生じ易いために製品の歩留りが低下し
、又その後の包装作業や製品の流通過程でも崩壊が生起
する可能性があるからである。
却して固化せしめられた後に破砕処理により整粒される
。この整粒のためには汎用のディスクミル・ロールミル
等を用いることができ、粒度はＪＩＳＩＯメツシュ下又
はそれ以下となされる。何故ならば粒度が１０メツシュ
上以上であると高圧ガス封入工程において加熱による粒
子相互の融着で高圧ガスを封入する際に閉じ込められる
各部分におけるガス量が過大となって高圧ガス封入キャ
ンディ−に崩壊が生じ易いために製品の歩留りが低下し
、又その後の包装作業や製品の流通過程でも崩壊が生起
する可能性があるからである。
尚、整粒粒子の粒度に下限値は実際上存在しない。
このようにして得られた整粒キャンディ−は適宜の断面
形状を有する成型容器内に収容されて押圧成型され、所
望の形状になされる。この場合の成型圧力は５０〜２０
０ ｋｇ／Ｃｆ１ｌが適当である。何故ならば、５０ｋ
ｇ／ｃ４未満では所望の成型が困難であり、２００ ｋ
ｇ／ｄ以上では成型過多となり、次工程で高圧ガスが外
部から侵入するのを困難ならしめるからである。
形状を有する成型容器内に収容されて押圧成型され、所
望の形状になされる。この場合の成型圧力は５０〜２０
０ ｋｇ／Ｃｆ１ｌが適当である。何故ならば、５０ｋ
ｇ／ｃ４未満では所望の成型が困難であり、２００ ｋ
ｇ／ｄ以上では成型過多となり、次工程で高圧ガスが外
部から侵入するのを困難ならしめるからである。
得られた成型キャンディ−は加圧容器内に収容され、次
いでこの容器を密閉した後に、容器内にはキャンディ−
内に封入すべきガスが導入される。
いでこの容器を密閉した後に、容器内にはキャンディ−
内に封入すべきガスが導入される。
このガスとして本発明方法では二酸化炭素ガスが採用さ
れている。勿論、この種のガスとしては二酸化炭素ガス
以外にも例えば窒素ガス等が考えられるが、実験により
窒素ガスの場合には得られた高圧ガス封入キャンディ−
の喫食時に生じる音圧の低いことが判明したために、本
発明方法では二酸化炭素ガスが選択されたのである。
れている。勿論、この種のガスとしては二酸化炭素ガス
以外にも例えば窒素ガス等が考えられるが、実験により
窒素ガスの場合には得られた高圧ガス封入キャンディ−
の喫食時に生じる音圧の低いことが判明したために、本
発明方法では二酸化炭素ガスが選択されたのである。
この二酸化炭素ガスを封入して所望の高圧ガス封入キャ
ンディ−を製造するためには、二酸化炭素ガスの導入に
より上記加圧容器内の圧力を１０〜５０ｋｇ／ｄとなし
且つ成型キャンディ−の品温を１００〜１４０℃になす
必要性がある。何故ならば、加圧容器内の圧力が１０ｋ
ｇ／ｃＪ未満では封入圧が不充分であって製品キャンデ
ィ−の喫食時において快音が発生せず、５０ｋｇ／ｃ４
以上の圧力となしても製品キャンディ−喫食時に発生す
る音圧に殆んど変化は認められないからであり、又成型
キャンディ−の品温として１００℃未満であると成型キ
ャンディ−の部分溶解が困難となり二酸化炭素ガスを封
入し難くなり、一方品温が１４０℃以上であると成型キ
ャンディ−の溶解が過度となり流動化するので二酸化炭
素ガスの封入が困難上なり、又製品キャンディ−が加圧
容器に付着して取出しが困難となるからである。尚、高
圧ガス封入時における成型キャンディ−の加熱は加圧容
器を外部から加熱するか、或いは高周波により直接加熱
することにより行うことができる。
ンディ−を製造するためには、二酸化炭素ガスの導入に
より上記加圧容器内の圧力を１０〜５０ｋｇ／ｄとなし
且つ成型キャンディ−の品温を１００〜１４０℃になす
必要性がある。何故ならば、加圧容器内の圧力が１０ｋ
ｇ／ｃＪ未満では封入圧が不充分であって製品キャンデ
ィ−の喫食時において快音が発生せず、５０ｋｇ／ｃ４
以上の圧力となしても製品キャンディ−喫食時に発生す
る音圧に殆んど変化は認められないからであり、又成型
キャンディ−の品温として１００℃未満であると成型キ
ャンディ−の部分溶解が困難となり二酸化炭素ガスを封
入し難くなり、一方品温が１４０℃以上であると成型キ
ャンディ−の溶解が過度となり流動化するので二酸化炭
素ガスの封入が困難上なり、又製品キャンディ−が加圧
容器に付着して取出しが困難となるからである。尚、高
圧ガス封入時における成型キャンディ−の加熱は加圧容
器を外部から加熱するか、或いは高周波により直接加熱
することにより行うことができる。
このようにして高圧ガス封入処理が終了したならば、加
圧容器内の圧力を上記の圧力に保持したまま、加圧容器
を外部から冷却することにより高圧ガス封入キャンディ
−を常温迄冷却させ、次いで加圧容器内の二酸化炭素ガ
スを排出（回収）した後に加圧容器から取出せば所望の
高圧ガス封入キャンディ−が得られる。このキャンディ
−は常法により包装して製品化することができる。
圧容器内の圧力を上記の圧力に保持したまま、加圧容器
を外部から冷却することにより高圧ガス封入キャンディ
−を常温迄冷却させ、次いで加圧容器内の二酸化炭素ガ
スを排出（回収）した後に加圧容器から取出せば所望の
高圧ガス封入キャンディ−が得られる。このキャンディ
−は常法により包装して製品化することができる。
（実施例）
次に、実施例により本発明を更に具体的に説明する。
実施！
４糖類以上のオリゴ糖類を６１゜３重量％含有する澱粉
分解物（水飴）を４０部と、グラニュ糖３０部と、乳糖
３０部とからなるキャンディ−原料１００部に対して水
４０部を加えて混合した。
分解物（水飴）を４０部と、グラニュ糖３０部と、乳糖
３０部とからなるキャンディ−原料１００部に対して水
４０部を加えて混合した。
この混合物を品温１５０℃で煮詰めてキャンディ−生地
を得た。このキャンディ−生地を冷却固化させた後にデ
ィスクミルにて解砕し１０メツシユＪＩＳ標準篩で分別
し て、１０メツシユを通過する粒度に整粒した。
を得た。このキャンディ−生地を冷却固化させた後にデ
ィスクミルにて解砕し１０メツシユＪＩＳ標準篩で分別
し て、１０メツシユを通過する粒度に整粒した。
該整粒キャンディ−を内径１０ｃｍの筒型容器内に収容
し１００ｋｇ／ｃｉｉｉの圧力にて押圧成型し成型キャ
ンディ−を得た。
し１００ｋｇ／ｃｉｉｉの圧力にて押圧成型し成型キャ
ンディ−を得た。
該成型キャンディ−を内径１２ｃｍの加圧容器内に収容
し該加圧容器を密閉し、該加圧容器内に二酸化炭素ガス
を導入して内圧を５０ｋｇ／ｄになした後に、該加圧容
器の外壁部ジャケット内に加熱蒸気を送入して１２０″
Ｃに加熱した。
し該加圧容器を密閉し、該加圧容器内に二酸化炭素ガス
を導入して内圧を５０ｋｇ／ｄになした後に、該加圧容
器の外壁部ジャケット内に加熱蒸気を送入して１２０″
Ｃに加熱した。
次いで、加圧容器の外壁部ジャケット内に水を通し、上
記加圧容器内を上記の圧力条件に保持した状態で該容器
内のキャンディ−が常温となる迄冷却した。その後に、
加圧容器内の二酸化炭素ガスによる加圧状態を解いて加
圧容器内から高圧二酸化炭素ガス封入キャンディ−を取
り出した。
記加圧容器内を上記の圧力条件に保持した状態で該容器
内のキャンディ−が常温となる迄冷却した。その後に、
加圧容器内の二酸化炭素ガスによる加圧状態を解いて加
圧容器内から高圧二酸化炭素ガス封入キャンディ−を取
り出した。
このようにして得られた高圧ガス封入キャンディ−を喫
食した処、快音を発した。尚、このキャンディ−を４０
℃の恒温条件下に４週間保存した後に喫食した処、快音
を発し、その音の程度は製造直後の場合と同様であった
。
食した処、快音を発した。尚、このキャンディ−を４０
℃の恒温条件下に４週間保存した後に喫食した処、快音
を発し、その音の程度は製造直後の場合と同様であった
。
（発明の効果）
本発明方法によれば、４０℃〜４５℃の高温に４週間以
上放置されても喫食時に快音を発生する特性が全く変化
しない耐熱性に優れた高圧ガス封入キャンディ−が得ら
れ、このキャンディ−は我国等温帯地域での夏季の高温
に耐え、且つ中東。
上放置されても喫食時に快音を発生する特性が全く変化
しない耐熱性に優れた高圧ガス封入キャンディ−が得ら
れ、このキャンディ−は我国等温帯地域での夏季の高温
に耐え、且つ中東。
インド、東南アジア、アフリカ等の熱帯、亜熱帯諸地域
での販売も可能にする。
での販売も可能にする。
特許出願人 明治製菓株式会社
代理人 弁理士 佐 々 木 功！７７゛：
ｔ。
ｔ。
さ ：１１
Claims (6)
- （１）砂糖２０〜３５部と、乳糖２０〜３５部と、４糖
類以上のオリゴ糖を５０〜８０重量％含有する澱粉分解
物３０〜６０部とを配合してなるキャンディー原料を混
合して１４０℃〜１６０℃の品温で煮詰めた後に冷却固
化させ、冷却固化した該キャンディー生地を破砕し、整
粒した後に適宜形状の型内で押圧成型し、得られた成型
キャンディーを加圧容器内に収容し、該加圧容器内に二
酸化炭素ガスを導入して該加圧容器内を加圧状態に保持
しながら上記の成型キャンディーを加熱して全体的に溶
融させ、次いで上記の加圧下で上記加圧容器を冷却した
後に該容器内の加圧状態を解くことを特徴とする、高圧
ガス封入キャンディーの製造方法。 - （２）砂糖としてグラニュ糖を使用することを特徴とす
る、特許請求の範囲第１項に記載の高圧ガス封入キャン
ディーの製造方法。 - （３）冷却固化したキャンディー生地の破砕整粒を、Ｊ
ＩＳ標準篩１０メッシュ下程度迄行うことを特徴とする
、特許請求の範囲第１又は２項に記載の高圧ガス封入キ
ャンディーの製造方法。 - （４）整粒キャンディーの押圧成型を５０〜２００ｋｇ
／ｃｍ＾２の条件下に行うことを特徴とする、特許請求
の範囲第１〜３項の何れか１つに記載の高圧ガス封入キ
ャンディーの製造方法。 - （５）加圧容器内の圧力を１０〜５０ｋｇ／ｃｍ＾２に
保持することを特徴とする、特許請求の範囲第１〜４項
の何れか１つに記載の高圧ガス封入キャンディーの製造
方法。 - （６）加圧容器内での成型キャンディーの加熱により、
その品温を１００〜１４０℃になすことを特徴とする、
特許請求の範囲第１〜５項の何れか１つに記載の高圧ガ
ス封入キャンディーの製造方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62325445A JP2556718B2 (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | 高圧ガス封入キャンディーの製造方法 |
| US07/281,166 US4935189A (en) | 1987-12-24 | 1988-12-08 | Method of producing pressurized gas-entrapping candy |
| EP88120918A EP0326692B1 (en) | 1987-12-24 | 1988-12-14 | Method of producing pressurized gas-entrapping candy |
| DE8888120918T DE3864512D1 (de) | 1987-12-24 | 1988-12-14 | Verfahren zur herstellung von kandis mit gepressten gaszellen. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62325445A JP2556718B2 (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | 高圧ガス封入キャンディーの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01168241A true JPH01168241A (ja) | 1989-07-03 |
| JP2556718B2 JP2556718B2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=18176940
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62325445A Expired - Fee Related JP2556718B2 (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | 高圧ガス封入キャンディーの製造方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4935189A (ja) |
| EP (1) | EP0326692B1 (ja) |
| JP (1) | JP2556718B2 (ja) |
| DE (1) | DE3864512D1 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999003357A1 (fr) * | 1997-07-18 | 1999-01-28 | Meiji Seika Kaisha, Ltd. | Procede de fabrication de sucre candi charge de gaz sous haute pression et appareil chargeur de gaz sous haute pression pour la realisation de ce procede |
| KR100284189B1 (ko) * | 1998-06-19 | 2001-03-02 | 이창근 | 탄산캔디 |
| CN1332644C (zh) * | 2004-03-30 | 2007-08-22 | 株式会社黑罗麦托 | 化妆用包裹剂及其使用方法 |
| JP2012205503A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Meiji Co Ltd | 高圧ガス封入キャンデーを含有するハードキャンデー及びその製造方法 |
| JP2013517791A (ja) * | 2010-01-29 | 2013-05-20 | トルガ・エルデン | ポッピングキャンディのための製造方法および装置 |
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1987
- 1987-12-24 JP JP62325445A patent/JP2556718B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1988
- 1988-12-08 US US07/281,166 patent/US4935189A/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-12-14 DE DE8888120918T patent/DE3864512D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1988-12-14 EP EP88120918A patent/EP0326692B1/en not_active Expired
Patent Citations (1)
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE3864512D1 (de) | 1991-10-02 |
| US4935189A (en) | 1990-06-19 |
| EP0326692A3 (en) | 1989-08-16 |
| JP2556718B2 (ja) | 1996-11-20 |
| EP0326692A2 (en) | 1989-08-09 |
| EP0326692B1 (en) | 1991-08-28 |
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