JPH01126925A - 製パン機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はパン材料を収納する容器を複数備えた製パン機
に関するものである。

従来の技術 近年、容器にパン材料を入れて運転を開始すると、自動
的にパンを焼き上げる製パン機が普及してきている。し
かも、容器の個数を増やし、−度に多くのパンを焼き上
げることのできる製パン機が要望されてきている。

従来のこの種の製パン機は第４図に示す構成であった。

すなわち、本体１内に収納庫２を設け、この収納庫２内
に２つの容器３１Ｌ　、３ｂが配設されている。この容
器３＆、３ｂの内底部には、投入されるパン材料を混練
するための羽根δ＆、δｂが回転自在に配され、プーリ
ーｅａ、ｓｂおよびベルト７を介してモータ８の回転力
が羽根５ａｔ６ｂに伝達される構成である。以上の羽根
ｅｓａ。

５ｂ、プーリーｓａ、ｅｂ、ベルトＴ、およびモータ８
で混練手段を構成している。また、容器３１Ｌ、３ｂの
下方には、加熱手段４ＩＬ、ａｂが配され、容器３＆の
側壁には、その容器３ａの温度を検知する温度センサ９
が当接されている。温度センサ９は温度検知手段１ｏに
接続され、この温度検知手段１０から容器３ａの温度信
号を制御手段１１に出力する構成となっている。制′−
手段１１は温度信号にもとづいてモータ駆動手段１２゜
ヒータ駆動手段１３を動作させ、モータ８、ヒータｓａ
、ｅｂを制御している。

次に、制御手段１１の制御について説明する。

まず、運転を開始すると、モータ駆動手段１２を動作さ
せて、容器３＆、３ｂ内のパン材料を羽根ｓａ、ｓｂに
よって混練する（練り工程］。この練シ工程が終了する
と、ヒータ駆動手段を動作させて、容器３＆、３ｂの温
度を発酵温度に制御する（発酵工程）。このとき、制御
手段１１は温度検知手段１ｏの温度信号にもとづいてヒ
ータ４＆。

４ｂの通電制御を行う。そして９発酵工程が終了すれば
、パン焼き温度まで容器３１Ｌ、３ｂの温度を上昇させ
る焼成工程に移行する。この焼成工程において、制御手
段１１は温度検知手段１０から温度信号を入力し、容器
３１Ｌの温度がパン焼き温度に達するようにヒータ駆動
手段１３を動作させ、ヒータ４１Ｌ、４ｂの加熱量を制
御している。このときの温度検知手段１ｏの温度信号は
容器３１Ｌ側のみの温度情報であるが、制御手段１１は
容器３ｂ側の温度も容器ａ＆側の温度とほぼ等しいとみ
なして、ヒータ４ａ、４ｂの加熱制御するものである。

発明が解決しようとする問題点 しかし従来の構成では、ヒータ４ａ、４ｂを容器ａａ側
の温度信号のみにより制御しているため、たとえば、容
器３１Ｌ側に定格量のパン材料を投入し、容器３ｂ側に
少量のパン材料を投入した場合、少量の容器３ｂ側のパ
ンがこげすぎてしまうという問題点を有していた。この
原因は、パン材料の少ない方の容器は温度上昇が早く、
よって定格量の容器の温度がパン焼き温度に達するとき
には、少量の容器の温度はそれ以上となってしまうため
である。また、温度センサ９が当接している容器３１Ｌ
側に少量のパン材料を投入すれば、定格量のパン材料を
投入した容器３ｂ側がパン焼き温度に達するまでにヒー
タ４ａ、ａｂの加熱量を抑えてしまうため、容器３ｂ側
ではパンの生焼き状態となるという問題点を有していた
。

本発明は上記問題点に鑑み、複数の容器に異なった量の
パン材料を投入した場合にも、パンのこげすぎあるいは
生焼きとなるのを防止することを目的とする。

問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、パン材料を収納す
る複数の容器と、各容器内のパン材料を混練する混練手
段と、各容器に対応して設けた加熱手段と、各容器の温
度を検知する温度検知手段と、前記各温度検知手段の信
号を入力して温度平均を演算する平均温度検知手段と、
前記加熱手段。

混練手段を制御してパン製造工程を進行させる制御手段
とを備え、前記制御手段は、焼成工程において平均温度
検知手段の信号により前記加熱手段を制御するようにし
た構成である。

作用 以上の構成によれば、パン材料の量が異なる複数の容器
の各温度を温度検知手段により検知し、その検知した温
度の平均値にもとづいて加熱手段を制御するため、パン
のこげすぎあるいは生焼きを防止することができる。

実施例 以下、本発明の一実施例を第１図および第２図により説
明する。

本実施例における製パン機の構成を第１図に示すが、従
来の構成と同一部分には同一符号を付し、その説明を省
略する。

第１図において、１ｏａ、１０ｂは、容器３＆。

３ｂに当接した温度センサ９１Ｌ、９ｂが接続される温
度検知手段で、この温度検知手段１０＆。

１０ｂの温度信号は平均温度検知手段１４に出力されて
いる。この平均温度検知手段１４は温度検知手段１．０
ＩＬ、１０ｂからの温度信号の平均値を演算し、制御手
段１１に出力する。そして、制御手段１１は平均温度検
知手段１４からの平均温度信号にもとづいて、焼成工程
におけるヒータ４ａ。

４ｂの加熱量を制御する。上記制御手段１１、平均温度
検知手段１４は、マイクロコンピュータ１７で構成され
ている。

次ニ、マイクロコンピュータ１７の制御フローを第２図
により説明する。まず、運転を開始すると、ステップ２
１．２２で練り工程９発酵工程を実行する。発酵工程が
終了するとヒータ４！Ｌ、４ｂに通電を開始し、容器３
ａ、３ｂを加熱する焼成工程に移行する。この焼成工程
において、まず、ステップ２３で容器３Ｎ、３ｂの温度
を温度検知手段１０！Ｌ、ＩＱｂにより入力し、ステッ
プ２４で平均温度検知手段１４が平均温度を算出する。

そして、平均温度が設定値に達するまでヒータ４ａ、４
ｂをオンしくステップ２６）、設定値に達すればヒータ
をオフしくステップ２７）、上記動作を所定時間が経過
するまで繰り返しくステップ２８）、運転を終了する。

上記焼成工程における各容器３１Ｌ、３１）の温度変化
を第３図により説明する。図中の曲線ムは少量のパン材
料を投入した容器の温度変化を示し。

曲線Ｂは定格量のパン材料を投入した容器の温度変化を
示している。また１曲線Ｃは曲線ム、Ｂの平均値を示し
ている。焼成工程に移行するとヒータ４１Ｌ　、４ｂに
通電を始めるため、容器の温度は上昇し始める。そして
１曲線Ｃが設定温度Ｔａに達すれば、曲線Ｃの温度が設
定値丁ａに保れるように制御手段１１はヒータ４１Ｌ、
４ｂを制御する。

すなわち、平均パン焼き温度に適した設定値ＴＩＬに達
するまでヒータ４　Ｎ　’ｅ　４　ｂに通電し、その温
度Ｔａに達した時点ｔ＆でヒータ４＆、４ｂの通電をオ
ン、オフし、パン焼き温度Ｔａを保持する。

一方、容量の多い容器の温度は曲線Ｂのように上昇し、
ｔａ時点でヒータ４１Ｌ、４ｂの加熱量が減少するため
、温度上昇率はさらに低下し、最終的にはパン焼き温度
Ｔａに達する。また、容量の少ない容器の温度はヒータ
４！Ｌ、４ｂが設定値Ｔ＆になるように加熱量が制御さ
れるため、曲線ムのようにｔａ時点で下降し始め、最終
的にはパン焼き温度Ｔａに達する。

なお、本実施例では、容器が２つの場合を示しているが
、３つ以上の容器を備えたものにおいても、本発明の効
果を達成することができることはいうまでもない。

発明の効果 以上の実施例から明らかなように９本発明によれば、複
数の温度検知手段の平均温度にもとづいて焼成工程にお
ける加熱手段を制御するため、複数の容器にパン材料を
異なって投入した場合においても、パンがこげすぎたり
、あるいは生響きの状態で焼き上がることを防止するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例における製パン機の構成図、
第２図は同マイクロコンピュータの制御を示すフローチ
ャート、第３図は同各容器の温度変化を示すグラフ、第
４図は従来例を示す製パン機の構成図である。 ３１Ｌ、３ｂ・・・・・・容器、４ａ、４ｂ・・・・・
・ヒータ、５Ｎ　、５ｂ・・・・・・羽根、８・・・・
・・モータ、９１Ｌ、９ｂ・・・・・・温度センサ、１
０ａ、１０ｂ・・・・・・温度検知手段、１１・・・・
・・制御手段、１２・・・・・・モータ駆動手段。 １３・・・・・・ヒータ駆動手段、１４・・・・・・平
均温度検知手段。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名ｄａ
、　３ｂ　−−−ｊ＄五 勾、４ｂ−−ヒータ ム、ｓｂ　−羽１長 第　１５１　　　　　　　　　　８−　七−グ９ａ、　
９ｂ　＝　Ｌｊｌゼンブ Ｉ２図 第３面 ｋ　　　　　　吟間

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. パン材料を収納する複数の容器と、各容器内のパン材料
   を混練する混練手段と、各容器に対応して設けた加熱手
   段と、各容器の温度を検知する温度検知手段と、前記各
   温度検知手段の信号を入力して温度平均を演算する平均
   温度検知手段と、前記加熱手段、混練手段を制御してパ
   ン製造工程を進行させる制御手段とを備え、前記制御手
   段は、焼成工程において平均温度検知手段の信号により
   前記加熱手段を制御するようにした製パン機。