JPH0111537Y2 - - Google Patents

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JPH0111537Y2
JPH0111537Y2 JP1982191803U JP19180382U JPH0111537Y2 JP H0111537 Y2 JPH0111537 Y2 JP H0111537Y2 JP 1982191803 U JP1982191803 U JP 1982191803U JP 19180382 U JP19180382 U JP 19180382U JP H0111537 Y2 JPH0111537 Y2 JP H0111537Y2
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JP
Japan
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vehicle body
tailgate
lock
trunk lid
rear part
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JP1982191803U
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JPS5994922U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車体後部にテールゲートまたはトラ
ンクリツドを備える自動車における車体振動抑制
装置に関する。
自動車において、エンジンのアイドリング運転
を含む低速回転域では、低周波振動が車体を振動
させ、これがステアリング系やシート等を振動さ
せ、また車室内に耳障りな振動騒音(こもり音)
を発生させる原因となることがある。特に車体前
部にエンジン室を形成し、このエンジン室内にエ
ンジンを横向き(クランク軸が車体の縦方向と直
交)に配置し、該エンジンによつて前車輪を駆動
するようにしたF、F(フロントエンジン、フロ
ントドライブ)式自動車では、エンジンのクラン
ク軸が車体の縦方向と直交していて、エンジント
ルクの変動方向と車体の上下の曲げ振動方向とが
一致するので、エンジンの低速回転域における振
動およびその振動に起因した騒音を強調すること
がある。
第1図はそのようなF、F式自動車のアイドリ
ング運転時の振動モードを示すものであり、第1
図aはハツチバツク車を示し、第1図bはセダン
車を示し、第1図cはいずれの場合でも車体を一
本のビームと見なしたときの一次曲げモードを示
す。第1図から明らかなように、いずれも車体前
部および車体後部の振幅が大きく、特に車室内と
連通している車体後部の振動は車室内騒音の音圧
に大きく影響する。
本考案はそのような観点に基づいて提案された
ものであり、車体後部に備えられる比較的質量の
大きいテールゲートまたはトランクリツドを、振
動抑制用ダイナミツクダンパのダンパウエイトに
利用できるようにして、車体後部の曲げ振動を効
果的に抑制し車室内の騒音を低減することができ
るようにした構造簡単な、自動車における車体振
動抑制装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために本考案によれば、車
体後部にテールゲートまたはトランクリツドを配
設し、このテールゲートまたはトランクリツドを
その閉鎖時に車体後部に鎖錠し得るロツク装置
を、前記テールゲートまたはトランクリツド側の
第1のロツク部と、その第1のロツク部に係合し
得る、前記車体後部側の第2のロツク部とより構
成した、自動車において、前記ロツク装置の少な
くとも一方の前記ロツク部は、その一方のロツク
部と同側の前記テールゲート、トランクリツドま
たは車体後部に弾性体を介して支持される。
以下、図面によつて本考案の一実施例について
説明すると、先ず第2図において、F、F式自動
車の車体後部1には、ガラス窓2を一体的に有す
るテールゲート3が開閉自在に設けられる。
第3図において、テールゲート3はその上端部
が車体後部1の上部1aにヒンジ4を介して枢支
されており、テールゲート3と車体後部1の上部
1aとの間には、テールゲート3の閉鎖動作を緩
やかにして衝撃を緩和するためのオープンステー
5が介装される。
テールゲート3の閉鎖時にそれを車体後部1に
鎖錠し得るロツク装置Rが、テールゲート3の下
端部側と車体後部1の下部1b側とに亘つて設け
られており、そのロツク装置Rは、テールゲート
3の下端部に設けた第1のロツク部としてのロツ
クストライカ6と、そのロツクストライカ6に前
記ゲート閉鎖時に係合し得るよう車体後部1の下
部1bに設けた第2のロツク部としての錠部(図
示せず)とより構成されている。第4図に示すよ
うに前記ロツクストライカ6は、テールゲート3
の下端部に弾性体7を介して弾性支持される。即
ち、ロツクストライカ6と一体の基部板8には、
所定の厚みを有する上記弾性体7の下面が一体的
に焼き付けられており、この弾性体7の上面に
は、ボルト9のフランジ付頭部が埋入されて一体
的に焼き付けられている。そのボルト9の、弾性
体7上に突出する軸部は、テールゲート3の下端
壁を貫通すると共に、該下端壁内面に固着したナ
ット10に螺挿され、これによりロツクストライ
カ6がテールゲート3の下端部に弾性体7を介し
て弾力的に支持される。またテールゲート3の周
縁部は閉鎖時に、車体後部1の開口部周縁に設け
られた弾性体11によつて弾力的に支持される。
次にこの実施例の作用について説明すると、
F,F式自動車においてはエンジントルクの変動
方向と、車体の上下の曲げ方向とが一致するの
で、これが車体振動を強調する原因となり、特に
車体後部1がエンジンのアイドリング運転を含む
低速回転域において、低周波振動の影響をうけ易
くなる。しかし前述のようにロツクストライカ6
を弾性体7を介してテールゲート3に弾性支持す
るようにしたので、次に述べるような理由で前記
低周波振動が低減される。即ち、比較的質量の大
きいテールゲート3が、それを車体後部1に弾力
的に支持することになる上記弾性体7と協働し
て、車体後部1にダイナミツクダンパを構成する
ことができるから、このダイナミツクダンパ効果
によつて、車体後部1の曲げ振動を効果的に抑制
することができ、その車体後部1と連通する車室
内の、上記曲げ振動に起因した騒音を低減するこ
とができる。
第5図は上述の一実施例に示す本考案のもの
と、テールゲートのロツク部を弾性支持すること
のない従来のものとの車室内中央音圧を比較した
グラフであり、本考案のものを実線で、従来のも
のを破線で示した。このグラフで明らかなように
本考案のものはエンジンのアイドリング運転を含
む低速回転域(650〜1000r.p.m)で車室内の振動
騒音が従来のものに比して低減されることがわか
る。
上述の実施例では、テールゲート3を有する
F、F式自動車に関連して述べたが、本考案を、
トランクリツドを有するF、F式自動車あるい
は、車体前部にエンジンを横置きした自動車、さ
らに車体後部にエンジンを横置きまたは縦置きし
た自動車に関連して実施することもできる。
以上のように本考案によれば、車体後部にテー
ルゲートまたはトランクリツドを配設し、このテ
ールゲートまたはトランクリツドをその閉鎖時に
車体後部の鎖錠し得るロツク装置を、前記テール
ゲートまたはトランクリツド側の第1のロツク部
と、その第1のロツク部に係合し得る、前記車体
後部側の第2のロツク部とより構成した、自動車
において、前記ロツク装置の少なくとも一方の前
記ロツク部は、その一方のロツク部と同側の前記
テールゲート、トランクリツドまたは車体後部に
弾性体を介して支持されるので、比較的質量の大
きいテールゲートまたはトランクリツドと、それ
を車体後部に弾力的に支持することになる上記弾
性体との協働により、車体後部にダイナミツクダ
ンパを構成することができ、そのダイナミツクダ
ンパ効果によつて車体後部の曲げ振動を抑制する
ことができるから、車室内の騒音低減に寄与する
ことができる。しかもテールゲートまたはトラン
クリツドを上記ダイナミツクダンパのダンパウエ
イトに兼用したことにより、それだけ構造が簡素
化されコストダウンに寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は従来および本考案の一実施例を示すもの
であり、第1図は従来の振動モードを示す図、第
2図は本考案をF,F式自動車に適用したときの
一実施例を示す自動車後部の斜視図、第3図はテ
ールゲート3を示す縦断面図、第4図はロツクス
トライカ6の支持状態を示す断面図、第5図は本
考案装置の特性を示すグラフである。 1……車体後部、3……テールゲート、6……
第1のロツク部としてのロツクストライカ、7…
…弾性体、R……ロツク装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車体後部1にテールゲート3またはトランク
    リツドを配設し、このテールゲート3またはト
    ランクリツドをその閉鎖時に車体後部1に鎖錠
    し得るロツク装置Rを、前記テールゲート3ま
    たはトランクリツド側の第1のロツク部6と、
    その第1のロツク部6に係合し得る、前記車体
    後部1側の第2のロツク部とより構成した、自
    動車において、前記ロツク装置Rの少なくとも
    一方の前記ロツク部は、その一方のロツク部と
    同側の前記テールゲート3、トランクリツドま
    たは車体後部1に弾性体7を介して支持される
    ことを特徴とする、自動車における車体振動抑
    制装置。 (2) 前記一方のロツク部がロツクストライカであ
    る、実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の自動
    車における車体振動抑制装置。
JP1982191803U 1982-12-18 1982-12-18 自動車における車体振動抑制装置 Granted JPS5994922U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982191803U JPS5994922U (ja) 1982-12-18 1982-12-18 自動車における車体振動抑制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982191803U JPS5994922U (ja) 1982-12-18 1982-12-18 自動車における車体振動抑制装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5994922U JPS5994922U (ja) 1984-06-27
JPH0111537Y2 true JPH0111537Y2 (ja) 1989-04-05

Family

ID=30412942

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1982191803U Granted JPS5994922U (ja) 1982-12-18 1982-12-18 自動車における車体振動抑制装置

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JP (1) JPS5994922U (ja)

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JPS5994922U (ja) 1984-06-27

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