JPH034624Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH034624Y2 JPH034624Y2 JP1197885U JP1197885U JPH034624Y2 JP H034624 Y2 JPH034624 Y2 JP H034624Y2 JP 1197885 U JP1197885 U JP 1197885U JP 1197885 U JP1197885 U JP 1197885U JP H034624 Y2 JPH034624 Y2 JP H034624Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- center member
- engine room
- engine
- stopper
- front side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 9
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は自動車の前部車体構造、特にエンジン
を車体前部のエンジンルームに横置きに搭載した
自動車の前部車体構造に関するものである。
を車体前部のエンジンルームに横置きに搭載した
自動車の前部車体構造に関するものである。
エンジンを車体前部のエンジンルームに横置き
に載置したFF・4WD方式の自動車において、前
部車体の捩り剛性が充分でないと、ボデー振動が
増大するおそれがある。
に載置したFF・4WD方式の自動車において、前
部車体の捩り剛性が充分でないと、ボデー振動が
増大するおそれがある。
ところで、従来の前部車体構造の一般的なもの
として、エンジンルームの左右の両側壁に沿うフ
ロントサイドメンバと、両フロントサイドメンバ
の前端部を結合するフロントクロスメンバと、両
フロントサイドメンバ間に前後方向に配し、前端
を上記フロントクロスメンバに結合するとともに
後端をダツシユパネルに結合したセンタメンバを
備え、エンジンを両フロントサイドメンバ、セン
タメンバの前部および後部に支持せしめたものが
ある。
として、エンジンルームの左右の両側壁に沿うフ
ロントサイドメンバと、両フロントサイドメンバ
の前端部を結合するフロントクロスメンバと、両
フロントサイドメンバ間に前後方向に配し、前端
を上記フロントクロスメンバに結合するとともに
後端をダツシユパネルに結合したセンタメンバを
備え、エンジンを両フロントサイドメンバ、セン
タメンバの前部および後部に支持せしめたものが
ある。
本考案は従来構造よりも捩り剛性を強化せし
め、かつダツシユパネルへの振動の伝達を防いで
車内騒音を低減せしめ、更に極悪な道路走行時等
には剛性が更に強化される手段を備えた自動車の
前部車体構造を提供しようとするものである。
め、かつダツシユパネルへの振動の伝達を防いで
車内騒音を低減せしめ、更に極悪な道路走行時等
には剛性が更に強化される手段を備えた自動車の
前部車体構造を提供しようとするものである。
本考案の前部車体構造は、左右の両フロントサ
イドメンバ間に補強メンバを横架し、この補強メ
ンバにより、両フロントサイドメンバ間に配し、
その前端をフロントクロスメンバに結合したセン
タメンバの後半部を支持せしめる。また、センタ
メンバの後端をダツシユパネルから切り離してフ
リーとする。即ちダツシユパネルの下部には上下
に所定の間隔をおいて対向するストツパ面を有す
るストツパ部材を固定して、両ストツパ面間に上
記センタメンバの後端をストツパ面と非接触の状
態で挿置する。
イドメンバ間に補強メンバを横架し、この補強メ
ンバにより、両フロントサイドメンバ間に配し、
その前端をフロントクロスメンバに結合したセン
タメンバの後半部を支持せしめる。また、センタ
メンバの後端をダツシユパネルから切り離してフ
リーとする。即ちダツシユパネルの下部には上下
に所定の間隔をおいて対向するストツパ面を有す
るストツパ部材を固定して、両ストツパ面間に上
記センタメンバの後端をストツパ面と非接触の状
態で挿置する。
両フロントサイドメンバを補強部材で結合し、
更にセンタメンバの後半部を補強メンバに結合支
持せしめたので、車体構造の剛性が強化される。
またエンジンを支承するセンタメンバの後端をダ
ツシユパネルと非接触としたので、エンジン振動
はセンタメンバからダツシユパネルへ直接入力せ
ず、車室内騒音は低減される。更に、極めて悪い
道路走行などで前部車体に大荷重が作用したとき
には、センタメンバは所定量の変形でその後端が
ストツパ面に当り、これによりダツシユパネルと
結合されるので、剛性は強化される。
更にセンタメンバの後半部を補強メンバに結合支
持せしめたので、車体構造の剛性が強化される。
またエンジンを支承するセンタメンバの後端をダ
ツシユパネルと非接触としたので、エンジン振動
はセンタメンバからダツシユパネルへ直接入力せ
ず、車室内騒音は低減される。更に、極めて悪い
道路走行などで前部車体に大荷重が作用したとき
には、センタメンバは所定量の変形でその後端が
ストツパ面に当り、これによりダツシユパネルと
結合されるので、剛性は強化される。
以下、本考案を図示の実施例により説明する。
第１図ないし第３図に示すFF・4WD方式の自
動車の車体の前部にはエンジンルームＥが形成さ
れ、その中にはエンジン（図示略）が横置きで載
置される。
動車の車体の前部にはエンジンルームＥが形成さ
れ、その中にはエンジン（図示略）が横置きで載
置される。
１，２は閉断面構造のフロントサイドメンバ
で、エンジンルームＥの左右の側壁に沿つて車両
前後方向に延在する。各フロントサイドメンバ
１，２にはロアアームブラケツト３，４が設けて
あり、これ等にはサスペンシヨンロアアーム（図
示略）が取付けられる。
で、エンジンルームＥの左右の側壁に沿つて車両
前後方向に延在する。各フロントサイドメンバ
１，２にはロアアームブラケツト３，４が設けて
あり、これ等にはサスペンシヨンロアアーム（図
示略）が取付けられる。
５はエンジンルームの車幅方向のほぼ中央に配
した閉断面のセンタメンバで、その前端は上記両
フロントサイドメンバ１，２の前部間に架設した
フロントクロスメンバ６の中央にボルト等で結合
されている。
した閉断面のセンタメンバで、その前端は上記両
フロントサイドメンバ１，２の前部間に架設した
フロントクロスメンバ６の中央にボルト等で結合
されている。
８は車両幅方向に配した補強メンバで、その両
端は左右のフロントサイドメンバ１，２に設けた
ブラケツト部３，４にボルト等で結合し、中央部
にてセンタメンバ５の後半部にボルト等で結合さ
れ、これを支持している。センタメンバ５の後端
はエンジンルームＥと車室とを区画するダツシユ
パネル７の下面の下方に至つている。センタメン
バ５にはその前部および後部の位置に防振ゴムの
エンジンマウント９，１０が設けてある。
端は左右のフロントサイドメンバ１，２に設けた
ブラケツト部３，４にボルト等で結合し、中央部
にてセンタメンバ５の後半部にボルト等で結合さ
れ、これを支持している。センタメンバ５の後端
はエンジンルームＥと車室とを区画するダツシユ
パネル７の下面の下方に至つている。センタメン
バ５にはその前部および後部の位置に防振ゴムの
エンジンマウント９，１０が設けてある。
一方、ダツシユパネル７の下面には車幅方向中
央部に断面コ字形で、上下方向に所定の間隔で対
向するストツパ面１１ａ，１１ｂを有するストツ
パ部材１１がその開口を車両前方に向けて固着し
てある。そして、センタメンバ５の後端はストツ
パ部材１１内に挿置され、ストツパ面１１ａ，１
１ｂとは非接触の状態となつている。
央部に断面コ字形で、上下方向に所定の間隔で対
向するストツパ面１１ａ，１１ｂを有するストツ
パ部材１１がその開口を車両前方に向けて固着し
てある。そして、センタメンバ５の後端はストツ
パ部材１１内に挿置され、ストツパ面１１ａ，１
１ｂとは非接触の状態となつている。
エンジンは、左右の両フロントサイドメンバ
１，２およびセンタメンバ５の前後のエンジンマ
ウント９，１０により横置きで支持される。
１，２およびセンタメンバ５の前後のエンジンマ
ウント９，１０により横置きで支持される。
しかして、本構造では両フロントサイドメンバ
１，２は横架した強固な補強メンバ８で結合さ
れ、この補強メンバ８にセンタメンバ５を結合し
たので構造全体の剛性が強化されて振動騒音が低
減される。
１，２は横架した強固な補強メンバ８で結合さ
れ、この補強メンバ８にセンタメンバ５を結合し
たので構造全体の剛性が強化されて振動騒音が低
減される。
また、エンジンを支持するセンタメンバ５は後
端がダツシユパネル７と非接触としてあり、エン
ジンの振動はこもり音透過音を輻射しやすいダツ
シユパネル７へ直接入力しないので車室内騒音は
大幅に低減される。
端がダツシユパネル７と非接触としてあり、エン
ジンの振動はこもり音透過音を輻射しやすいダツ
シユパネル７へ直接入力しないので車室内騒音は
大幅に低減される。
ところで、上記のように剛性を強化しても、極
悪路等を走行するときには補強メンバ８およびセ
ンタメンバ５に過大な荷重や衝撃力が加えられる
ことがあり、かかる場合には、これ等部材８，５
の変形は避けられず、エンジンアライメントに狂
いが生じ、エンジンからの配線類が干渉するおそ
れがある。そこで本考案ではセンタメンバ５の後
端がストツパ部材１１のストツパ面１１ａ，１１
ｂに当接し、センタメンバ５の後端はストツパ部
材１１を介してダツシユパネル７と結合された状
態となるので、センタメンバ５の剛性は大幅に向
上し、その変形が防止されるのである。
悪路等を走行するときには補強メンバ８およびセ
ンタメンバ５に過大な荷重や衝撃力が加えられる
ことがあり、かかる場合には、これ等部材８，５
の変形は避けられず、エンジンアライメントに狂
いが生じ、エンジンからの配線類が干渉するおそ
れがある。そこで本考案ではセンタメンバ５の後
端がストツパ部材１１のストツパ面１１ａ，１１
ｂに当接し、センタメンバ５の後端はストツパ部
材１１を介してダツシユパネル７と結合された状
態となるので、センタメンバ５の剛性は大幅に向
上し、その変形が防止されるのである。
第４図および第５図はストツパ面１１ａ，１１
ｂと当接するセンタメンバ５の後端両面にゴム弾
性体の緩衝部材１２ａ，１２ｂを設置した実施例
を示すもので、これによりセンタメンバ５とスト
ツパ部材１１との干渉音の発生を防止することが
できる。なお緩衝部材１２ａ，１２ｂはストツパ
部材１１のストツパ面１１ａ，１１ｂに設けても
よい。
ｂと当接するセンタメンバ５の後端両面にゴム弾
性体の緩衝部材１２ａ，１２ｂを設置した実施例
を示すもので、これによりセンタメンバ５とスト
ツパ部材１１との干渉音の発生を防止することが
できる。なお緩衝部材１２ａ，１２ｂはストツパ
部材１１のストツパ面１１ａ，１１ｂに設けても
よい。
第１図は本考案の前部車体構造の実施例を示す
斜視図、第２図は第１図の要部拡大図、第３図は
第２図の−線断面図、第４図は他の実施例の
要部拡大図、第５図は第４図の−線断面図で
ある。 １，２……フロントサイドメンバ、５……セン
タメンバ、６……フロントクロスメンバ、７……
ダツシユパネル、８……補強メンバ、１１……ス
トツパ部材、１２ａ，１２ｂ……緩衝部材。
斜視図、第２図は第１図の要部拡大図、第３図は
第２図の−線断面図、第４図は他の実施例の
要部拡大図、第５図は第４図の−線断面図で
ある。 １，２……フロントサイドメンバ、５……セン
タメンバ、６……フロントクロスメンバ、７……
ダツシユパネル、８……補強メンバ、１１……ス
トツパ部材、１２ａ，１２ｂ……緩衝部材。
Claims (1)
- 車体の前部にエンジンルームを形成した自動車
において、エンジンルームの左右に設置したフロ
ントサイドメンバ間にセンタメンバを前後方向に
配設し、センタメンバの前端をエンジンルーム前
端のフロントクロスメンバに結合支持せしめると
ともに、中間部を両フロントサイドメンバ間に横
架した補強メンバに結合支持せしめ、一方、エン
ジンルームと車室とを仕切るダツシユパネルの下
部に上下に所定の間隔をおいて対向するストツパ
面を有するストツパ部材を固定し、上記センタメ
ンバの後端を非接触の状態で上記両ストツパ面間
に挿置したことを特徴とする自動車の前部車体構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1197885U JPH034624Y2 (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1197885U JPH034624Y2 (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61128179U JPS61128179U (ja) | 1986-08-11 |
| JPH034624Y2 true JPH034624Y2 (ja) | 1991-02-06 |
Family
ID=30494605
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1197885U Expired JPH034624Y2 (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH034624Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2605940Y2 (ja) * | 1992-06-15 | 2000-09-04 | 株式会社ニフコ | 車輛用ドアの補強バーの消音装置 |
-
1985
- 1985-01-30 JP JP1197885U patent/JPH034624Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61128179U (ja) | 1986-08-11 |
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