JPS6339169Y2 - - Google Patents

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JPS6339169Y2
JPS6339169Y2 JP1983134926U JP13492683U JPS6339169Y2 JP S6339169 Y2 JPS6339169 Y2 JP S6339169Y2 JP 1983134926 U JP1983134926 U JP 1983134926U JP 13492683 U JP13492683 U JP 13492683U JP S6339169 Y2 JPS6339169 Y2 JP S6339169Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
cushion
center member
noise
center
vehicle
Prior art date
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JP1983134926U
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English (en)
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JPS6044872U (ja
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Priority to JP13492683U priority Critical patent/JPS6044872U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はFF車等のセンターメンバーの支持装
置の改良に関するもので、クロスメンバーとセン
ターメンバーとを結合させる取付部において、該
センターメンバーを硬質ゴム等の弾性材よりなる
クツシヨンアツパーとクツシヨンローワーとによ
つて挟持し、締付ボルトにて該センターメンバー
をクロスメンバーに螺着せしめるとともに、前記
クツシヨンアツパーおよびクツシヨンローワー
に、共に、異なるリング状の金属板を介装するこ
とによつて、該クツシヨンアツパーとクツシヨン
ローワーとによりなるクツシヨンをダイナミツク
ダンパーとして構成せしめることにより、エンジ
ン、その他駆動系統の各部分より発生する周波数
の異なる2種の振動を吸収し、振動に起因する車
室内の高周波騒音,ギヤノイズおよびこもり音等
の騒音の低減をはかることにより、乗員の居住性
を向上せしめうるFF車等のセンターメンバーを
支持する装置を提供することを目的としている。
自動車等の車体のセンターメンバーを支持する
クツシヨン装置は、走行時に発生する駆動系統の
各部分から発生する振動を車室内に及ぼさぬよう
に吸収する役割をもつており、従来の構造のもの
は、第1図、第2図に示されるように、クロスメ
ンバー1とセンターメンバー2とを結合させる取
付部3において、該センターメンバー2の上側に
配置した硬質ゴム等の弾性材よりなるクツシヨン
アツパー4と、該センターメンバー2の下側のク
ツシヨンローワー5とによつて、該センターメン
バー2を挟持し、締付ボルト6にてワツシヤー7
を介して該センターメンバー2をクロスメンバー
1に螺着せしめた構造の、センターメンバーの防
振支持構造であつたから、エンジン,その他駆動
系統の各部分より発生する振動を吸収するため
に、クツシヨンアツパー4およびクツシヨンロー
ワー5のバネ定数を抵くとつて対応しているが、
バネ定数の低いクツシヨンアツパー4、クツシヨ
ンローワー5を使用するとセンターメンバー2に
剛体共振が発生し、車室内においてこもり音が発
生してしまうことがある。このため駆動系の振動
とセンターメンバーの剛体共振に起因して発生す
る車室内の高周波車内音,ギヤノイズとこもり音
との、両方の騒音を低減し乗員の居住性を改善し
たいという要望が強かつた。
この要望に対応するものとして、実開昭57−
171445号公報に示されるごとき構造のものも提案
されているが、第5図に示すように、取付ボルト
14の頭部15に重錘16を固定したものであ
り、周波数の異なる2種の振動に対応するために
は重錘16に重ねて別の重錘を固定しなければな
らず、その際は、重錘16により吸収消去される
周波数に変動が生じ、好ましい結果が得られない
のみでなく、取付ボルト14が長大なものとなり
スペース上からも満足すべき結果が得られないも
のであつた。
本考案は実用新案登録請求の範囲に記載される
ように、FF車等のクロスメンバーとセンターメ
ンバーとを結合させる取付部に、該センターメン
バーの上側に配置して硬質ゴム等の弾性材よりな
るクツシヨンアツパーと該センターメンバー下側
のクツシヨンローワーとによつて該センターメン
バーを挟持し、締付ボルトにて該センターメンバ
ーをクロスメンバーに螺着せしめるとともに、前
記クツシヨンアツパーおよびクツシヨンローワー
には、ダイナミツクダンパーを構成させるため
に、それぞれリング状の金属板の異なるマスを介
装してあるため、該センターメンバーを支持する
クツシヨンのバネ定数の限界を上げることができ
る。これにより、センターメンバーの剛体共振を
エンジンの常用回転数より高めることが可能とな
り、なおかつクツシヨンローワーおよびクツシヨ
ンアツパーにそれぞれ別個のダイナミツクダンパ
機能をもたせているため異なる2種の高周波振動
を低減するので上記振動および周波数の異なる別
の振動に起因して発生する車室内における高周波
車内音,ギヤノイズおよびこもり音等の双方の騒
音を低減せしめることができ、乗員の居住性を改
善せしめる効果がある。
以下本考案の実施例を第3図および第4図で説
明する。
第3図は第1の実施例を適用したFF車の前部
正面を示す斜視図であつて、クロスメンバー1の
下側にセンターメンバー2を数個所の取付部3に
おいて、締付ボルト6により螺着結合された要部
を略示したものである。
第4図は第3図に示すものの、−線断面図
であつて、センターメンバー2は硬質ゴム等の弾
性材よりなる、クツシヨンアツパーおよびクツシ
ヨンローワー9を介してクロスメンバー1の下部
に、締付ボルト6により、ワツシヤ7を介して螺
着固定されている。このときクツシヨンアツパー
4およびクツシヨンローワー9が、締付ボルト6
により締め込まれた際、該クツシヨンアツパー4
およびクツシヨンローワー9は、カラー11がス
トツパーの役目を果すため、カラー11の長さま
で締め込まれる。これにより該クツシヨンアツパ
ー4およびクツシヨンローワー9は設定されたバ
ネ定数となり、センターメンバー2は上記のバネ
定数を保持した状態のクツシヨンアツパー4およ
びクツシヨンローワー9により、防振支持され
る。更に第4図に示すようにクツシヨンアツパー
4およびクツシヨンローワー9にそれぞれリング
状の金属板の異なるマス10,12を介装するこ
とにより、それぞれ別個のダイナミツクダンパー
の機能をもたせてあるので、車室内に発生する乗
員の気になる音の2種の異なる周波数より若干低
めに、各ダイナミツクダンパーの共振周波数をセ
ツトすれば、駆動系統等から発生した2種の周波
数の異なる振動が低減され、大きな効果が得られ
る。従つて、高周波車内音,ギヤノイズは、本考
案によりクツシヨンアツパー4、クツシヨンロー
ワー9のバネ定数を適当な値にセツトすれば低減
することができる。
また硬質ゴム等の弾性体である従来のセンター
メンバークツシヨンのバネ定数をアツプするには
限界があるが、上記のごとくクツシヨンの中にリ
ング状のマス10,12を介することによりバネ
定数の限界を高めることが可能である。また該マ
ス10,12は金属板をリング状に加工してある
ため、上記クツシヨンの周方向各位置のバネ定数
を均一になしうる。
従つて本考案によれば、FF車等のセンターメ
ンバーの支持装置において、センターメンバー
を、硬質ゴム等の弾性材料を使用したクツシヨン
アツパーとクツシヨンローワーとを介して、挟持
し、締付ボルトにて該センターメンバーをクロス
メンバーに螺着せしめるとともに、前記クツシヨ
ンアツパーおよびクツシヨンローワーに、共に、
リング状の金属板の異なるマスをそれぞれ介装す
ることにより、該クツシヨンをそれぞれ別個の2
種のダイナミツクダンパーとに構成せしめるた
め、従来のものと比べて該センターメンバーを支
持するクツシヨンのバネ定数の限界を上げること
ができるし、またリング状のマスを設けたので、
2種のダイナミツクダンパーの機能を有するの
で、駆動系統等からの周波数の異なる2種の高周
波振動を吸収するとともに、センターメンバーの
剛体共振の発生をエンジンの常用回転数より高め
ることができるので、上記2種の振動に起因する
車室内における高周波車内音,ギヤノイズおよび
こもり音等両方の騒音を各マスの質量の選定によ
り容易に低減せしめることができて、乗員の居住
性を改善せしめる効果がある。
また第2図に示される従来装置に、2個のマス
の体積分が付加されるのみであり、取付スペース
の増加も僅少であつて、車体の構造変更を要さず
に前記諸効果を達成できる利点も有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来構造の斜視図、第2図は第1図に
示すものの−線断面拡大図、第3図は実施の
一例を示す斜視図、第4図は第3図に示すものの
−線断面拡大図、第5図は別の従来装置の取
付部の断面拡大図である。 1……クロスメンバー、2……センターメンバ
ー、3……取付部、4……クツシヨンアツパー、
6……締付ボルト、9……クツシヨンローワー、
10,12……マス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. FF車等のクロスメンバーとセンターメンバー
    とを結合させる取付部において、該センターメン
    バーの上側に配置した硬質ゴム等の弾性材よりな
    るクツシヨンアツパーと、該センターメンバー下
    側のクツシヨンローワーとによつて、該センター
    メンバーを挟持し、締付ボルトにて該センターメ
    ンバーをクロスメンバーに螺着せしめるととも
    に、前記クツシヨンアツパーおよびクツシヨンロ
    ーワーに、共に、リング状の金属板の異なるマス
    を介装することにより、該クツシヨンアツパーと
    クツシヨンローワーよりなるクツシヨンを異なる
    2種のダイナミツクダンパーとして構成せしめた
    ことを特徴とするFF車等のセンターメンバーの
    支持装置。
JP13492683U 1983-08-30 1983-08-30 Ff車等のセンタ−メンバ−の支持装置 Granted JPS6044872U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13492683U JPS6044872U (ja) 1983-08-30 1983-08-30 Ff車等のセンタ−メンバ−の支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13492683U JPS6044872U (ja) 1983-08-30 1983-08-30 Ff車等のセンタ−メンバ−の支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6044872U JPS6044872U (ja) 1985-03-29
JPS6339169Y2 true JPS6339169Y2 (ja) 1988-10-14

Family

ID=30303870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13492683U Granted JPS6044872U (ja) 1983-08-30 1983-08-30 Ff車等のセンタ−メンバ−の支持装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0352608Y2 (ja) * 1985-05-08 1991-11-14

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6142996Y2 (ja) * 1981-04-24 1986-12-05

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JPS6044872U (ja) 1985-03-29

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