JP7427489B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械に係わり、特に、原動機の始動の指示と認証処理の結果とに基づいて原動機が始動するように構成された建設機械に関する。
特許文献1は、エンジンの始動の指示と認証処理の結果とに基づいてエンジンが始動するように構成された油圧ショベルを開示する。詳しく説明すると、油圧ショベルは、運転者の操作によってエンジンの始動の指示を出力する運転スイッチと、運転者が所持する携帯鍵との間で認証処理を実行する無線認証装置と、エンジンの始動の指示と認証処理の結果とに基づいてエンジンを始動させる車体コントローラとを備える。
無線認証装置は、所定の周期で要求指令を送信する。携帯鍵は、無線認証装置からの要求指令に応じて、無線認証装置へ識別情報を送信する。無線認証装置は、携帯鍵から識別情報を受信し、受信した識別情報が正当なものであるかどうかを判定する。無線認証装置は、受信した識別情報が正当なものであるときに認証成功と判定し、その結果を車体コントローラへ出力する。
特開2016-113772号公報
特許文献1の無線認証装置は、運転スイッチによるエンジンの始動の指示の有無にかかわらず、常に認証処理(詳細には、上述した要求指令の送信、識別情報の受信、及び識別情報の判定)を実行する。そのため、無線認証装置の電力消費を抑える点で改善の余地がある。
無線認証装置の電力消費を抑えるため、例えば、運転スイッチによるエンジンの始動の指示があるときに認証処理を実行する案が考えらえる。しかし、この案では、携帯鍵を所持する運転者が運転スイッチを誤操作した場合や、携帯鍵を所持しない他者が運転スイッチをいたずら操作した場合、不要であるのにもかかわらず、認証処理を実行してしまう。そのため、無線認証装置の電力消費を更に抑える点で改善の余地がある。
本発明は、上記事柄に鑑みてなされたものであり、その目的は、不要な認証処理を防止して、無線認証装置の電力消費を抑えることができる建設機械を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、原動機と、前記原動機の始動の指示を出力する運転スイッチと、要求指令を送信する処理と前記要求指令に応答した携帯鍵から識別情報を受信する処理と受信した識別情報が正当なものであるかどうかを判定する処理とを有する認証処理を、実行する無線認証装置と、前記原動機の始動の指示と前記認証処理の結果とに基づいて前記原動機を始動させるコントローラとを備えた建設機械において、前記運転スイッチとは別体であって、前記認証処理の実行の指示を出力する認証指示装置を備え、前記コントローラは、前記認証指示装置による前記認証処理の実行の指示および前記運転スイッチによる前記原動機の始動の指示のうち、いずれか一方しか入力されていないときには、前記無線認証装置に前記認証処理を開始させず、前記認証指示装置による前記認証処理の実行の指示および前記運転スイッチによる前記原動機の始動の指示の両方が入力されたとき、前記無線認証装置に前記認証処理を開始させる。
本発明によれば、不要な認証処理を防止して、無線認証装置の電力消費を抑えることができる。
本発明の一実施形態における油圧ショベルの全体構造を表す側面図である。 図1の断面矢視II-IIによる断面図であり、本発明の一実施形態における油圧ショベルの運転室の内部構造を表す。 本発明の一実施形態における油圧ショベルの駆動装置の構成を表す図である。 本発明の一実施形態における油圧ショベルの制御システムの構成を表す図である。 本発明の一実施形態における車体コントローラの処理内容のうち、エンジンの始動と電装品の通電の指示に対する処理内容を表すフローチャートである。 本発明の一実施形態における車体コントローラの処理内容のうち、電装品の通電のみの指示に対する処理内容を表すフローチャートである。 本発明の第1の変形例における油圧ショベルの制御システムの構成を表す図である。 本発明の第2又は第3の変形例における油圧ショベルの制御システムの構成を表す図である。
以下、本発明の適用対象として油圧ショベルを例にとり、本発明の一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態における油圧ショベルの全体構造を表す側面図である。図2は、図1の断面矢視II-IIによる断面図であり、本実施形態における油圧ショベルの運転室の内部構造を表す。なお、以降、運転室内の運転席に着座した運転者の前側(図1及び図2の左側)、後側(図1及び図2の右側)、左側(図2の下側)、右側(図2の上側)を、単に前側、後側、左側、右側と称する。
本実施形態の油圧ショベルは、自走可能な下部走行体1と、下部走行体1の上側に旋回可能に設けられた上部旋回体2とを備えており、下部走行体1及び上部旋回体2が車体を構成している。下部走行体1は、走行モータ(図示せず)によって走行し、上部旋回体2は、旋回モータ(図示せず)によって旋回する。
上部旋回体2の前側には作業装置3が連結されている。作業装置3は、上部旋回体2(詳細には、後述の旋回フレーム11)の前側に左右方向に回動可能に連結されたスイングポスト4と、スイングポスト4に上下方向に回動可能に連結されたブーム5と、ブーム5に上下方向に回動可能に連結されたアーム6と、アーム6に上下方向に回動可能に連結されたバケット7とを備える。スイングポスト4、ブーム5、アーム6、及びバケット7は、スイングシリンダ(図示せず)、ブームシリンダ8、アームシリンダ9、及びバケットシリンダ10によってそれぞれ回動する。
上部旋回体2は、基礎構造体をなす旋回フレーム11と、旋回フレーム11に設けられたキャブタイプの運転室12と、旋回フレーム11に搭載されたエンジン13等の機器の後側を覆うエンジンカバー14とを備える。エンジンカバー14は、エンジン13等の機器の点検が行えるように開閉可能としている。
運転室12には、運転者が着座する運転席15と、運転者が着用するシートベルト16が設けられている。運転席15の前側には、運転者が操作する走行用操作レバー・ペダル17A,17Bが設けられている。操作レバー・ペダル17A,17Bは、前後方向の操作によって下部走行体1の走行動作を指示する。走行用操作レバー・ペダル17Aの左側には、運転者が操作するオプション用操作ペダル18Aが設けられている。走行用操作レバー・ペダル17Bの右側には、運転者が操作するスイング用操作ペダル18Bが設けられている。操作ペダル18Bは、左右方向の操作によってスイングポスト4の動作を指示する。
運転席15の左側には、運転者が操作する作業用操作レバー19Aが設けられている。操作レバー19Aは、左右方向の操作によって上部旋回体2の旋回動作を指示し、前後方向の操作によってアーム6の動作を指示する。運転席15の右側には、運転者が操作する作業用操作レバー19Bが設けられている。操作レバー19Bは、左右方向の操作によってバケット7の動作を指示し、前後方向の操作によってブーム5の動作を指示する。
運転席15の左側には、運転者が操作するロックレバー20が設けられている。ロックレバー20は、ロック位置とロック解除位置に選択的に操作される。なお、本実施形態のロックレバー20は、運転室12の乗降口に設けられたゲートロックレバーであり、ロック位置(上昇位置)に操作された場合に運転者の乗降を許容し、ロック解除位置(下降位置)に操作された場合に運転者の乗降を妨げる。
運転席15の右側かつ作業用操作レバー19Bの後側には、運転者が操作する運転スイッチ21が設けられている。運転席15の右側かつ作業用操作レバー19Bの前側には、運転者が視認又は操作するモニタ22が設けられている。作業用操作レバー19Aの先端には、運転者が操作するホーンスイッチ23が設けられている。ホーンスイッチ23は、プッシュ式スイッチで構成されており、ホーンの駆動の指示(信号)を出力する。後述の図4で示すように、ホーンスイッチ23によるホーンの駆動の指示が出力されたとき、ホーン24が駆動する。
油圧ショベルは、上述した油圧アクチュエータ(詳細には、走行モータ、旋回モータ、スイングシリンダ、ブームシリンダ8、アームシリンダ9、及びバケットシリンダ10)を駆動する駆動装置を備える。図3は、本実施形態における油圧ショベルの駆動装置の構成のうち、ブームシリンダ8に係わる構成を表す図である。
本実施形態の駆動装置は、エンジン13(原動機)と、エンジン13によって駆動される油圧ポンプ25及びパイロットポンプ26と、油圧ポンプ25からブームシリンダ8への圧油の流れ(詳細には、方向及び流量)を制御する制御弁27と、制御弁27を切換える操作装置28とを備える。
操作装置28は、上述した操作レバー19Bと、操作レバー19Bの前側操作量に応じてパイロットポンプ26の吐出圧を減圧してパイロット圧を生成するパイロット弁29Aと、操作レバー19Bの後側操作量に応じてパイロットポンプ26の吐出圧を減圧してパイロット圧を生成するパイロット弁29Bとを有する。
そして、運転者が操作レバー19Bを前側に操作すると、その操作量に応じてパイロット弁29Aで生成されたパイロット圧が制御弁27の受圧部30Aへ出力され、これによって制御弁27が図示の右側の切換位置に切換えられる。これにより、ブームシリンダ8が縮短する。運転者が操作レバー19Bを後側に操作すると、その操作量に応じてパイロット弁29Bで生成されたパイロット圧が制御弁27の受圧部30Bへ出力され、これによって制御弁27が図示の左側の切換位置に切換えられる。これにより、ブームシリンダ8が伸長する。
なお、他の油圧アクチュエータ(詳細には、走行モータ、旋回モータ、スイングシリンダ、アームシリンダ9、及びバケットシリンダ10)に係わる構成も、ブームシリンダ8に係わる構成と同様である。すなわち、対応する操作装置からのパイロット圧によって対応する制御弁が切換えられ、この制御弁を介し供給された油圧ポンプからの圧油によって他の油圧アクチュエータが作動するようになっている。
本実施形態の駆動装置は、全ての油圧アクチュエータの駆動を禁止するロック状態と全ての油圧アクチュエータの駆動を許可するロック解除状態に切換可能なロック弁31(ロック装置)と、ロック弁31の切換えの指示(信号)を出力するロック指示装置32とを更に備える。
ロック弁31は、全ての操作装置とパイロットポンプ26の間に設けられており、図示の右側の切換位置(詳細には、全ての操作装置とタンクを連通する切換位置)と左側の切換位置(詳細には、全ての操作装置とパイロットポンプ26を連通する切換位置)に切換可能としている。ロック指示装置32は、上述したロックレバー20と、ロック弁31のソレノイド部33とバッテリ(図示せず)を接続する配線に介在し、ロックレバー20の操作に応じて開閉するロックスイッチ34とを有する。
そして、運転者がロックレバー20をロック位置(上昇位置)に操作すると、ロックスイッチ34が開状態となり、ロック弁31のソレノイド部33が通電されない。これにより、ロック弁31が図示の右側の切換位置となり、全ての操作装置にパイロットポンプ26の吐出圧が導入されない。したがって、全ての油圧アクチュエータの駆動を禁止するようになっている。
一方、運転者がロックレバー20をロック位置(下降位置)に操作すると、ロックスイッチ34が閉じ状態となり、ロック弁31のソレノイド部33が通電される。これにより、ロック弁31が図示の左側の切換位置となり、全ての操作装置にパイロットポンプ26の吐出圧が導入される。したがって、全ての油圧アクチュエータの駆動を許可するようになっている。
次に、本実施形態の油圧ショベルの制御システムについて説明する。図は、本実施形態における油圧ショベルの制御システムの構成を表す図である。
本実施形態の制御システムは、車体コントローラ35、エンジンコントロールユニット(以降、ECUという)36、及び無線認証装置37を備える。
無線認証装置37は、運転者が所持する携帯鍵38との間で認証処理を実行するものであり、認証用コントローラ39及びアンテナ40を有する。携帯鍵38は、図示しないものの、無線認証装置37から要求指令を受信するための受信器と、無線認証装置37へ識別情報(IDコード)を送信するための送信器と、受信器及び送信器を制御するマイクロコンピュータと、受信器、送信器、及びマイクロコンピュータに電力を供給する電池と、識別情報が設定されたトランスポンダとを有する。
車体コントローラ35、ECU36、及び認証用コントローラ39は、それぞれ、プログラムに基づいて演算処理や制御処理を実行する演算制御部(例えばCPU)と、プログラムや演算処理の結果を記憶する記憶部(例えばROM、RAM)等を有する。車体コントローラ35、ECU36、及び認証用コントローラ39は、上述したモニタ22と共に、通信線(CAN:Controller Area Network)を介し互いに通信可能に接続されている。
認証用コントローラ39は、車体コントローラ35からの指令(詳細は後述)に応じて認証処理を実行する。この認証処理では、認証用コントローラ39は、アンテナ40を介し要求指令を送信する。携帯鍵38は、無線認証装置37からの要求指令に応じて、無線認証装置37へ識別情報を送信する。認証用コントローラ39は、アンテナ40を介し携帯鍵38から識別情報を受信し、受信した識別情報が正当なものであるかどうかを判定する。認証用コントローラ39は、受信した識別情報が正当なものであるときに認証成功と判定し、その結果を車体コントローラ35へ出力する。
車体コントローラ35は、上述した運転スイッチ21からの指示(信号)が入力される。運転スイッチ21は、例えばプッシュ式スイッチで構成されており、エンジンの始動または停止の指示や、電装品の通電または非通電の指示を車体コントローラ35へ出力する。
詳しく説明すると、エンジン13の停止状態且つ電装品41の非通電状態で運転スイッチ21が押された場合であって、運転スイッチ21の押し時間(信号時間)が例えば3秒以上であれば、車体コントローラ35は、エンジンの始動と電装品の通電の指示が入力されたと判断する。また、同じ場合であって、運転スイッチ21の押し時間が例えば1秒以上3秒未満であれば、車体コントローラ35は、電装品の通電のみの指示が入力されたと判断する。
また、エンジン13の駆動状態及び電装品41の通電状態で運転スイッチ21が押された場合であって、運転スイッチ21の押し時間が例えば1秒以上であれば、車体コントローラ35は、エンジンの停止と電装品の非通電の指示が入力されたと判断する。また、エンジン13の停止状態及び電装品41の通電状態で運転スイッチ21が押された場合であって、運転スイッチ21の押し時間が例えば1秒以上であれば、車体コントローラ35は、電装品の非通電のみの指示が入力されたと判断する。
車体コントローラ35は、上述したエンジンの始動の指示と上述した認証処理の結果とに基づいて、ECU36へ指令を出力する。ECU36は、この指令に応じてエンジン13を始動させる。車体コントローラ35は、上述したエンジンの停止の指示に基づいて、ECU36へ指令を出力する。ECU36は、この指令に応じてエンジン13を停止させる。
車体コントローラ35は、上述した電装品の通電の指示と上述した認証処理の結果とに基づいて、リレー42のコイルを通電する。これにより、電装品41とバッテリを接続する配線に介在するリレー42の接点を閉状態とし、電装品41を通電させる。車体コントローラ35は、上述した電装品の非通電の指示に基づいて、リレー42のコイルを通電しない。これにより、リレー42の接点を開状態とし、電装品41を通電させない。
ここで本実施形態の大きな特徴として、上述したホーンスイッチ23は、認証処理の実行の指示を出力する認証指示装置を兼ねている。すなわち、認証処理の実行の指示は、ホーンスイッチ23によるホーンの駆動の指示である。車体コントローラ35は、前述した認証処理の実行の指示と運転スイッチ21によるエンジンの始動又は電装品の通電の指示が入力されたとき、無線認証装置37に認証処理を開始させる。車体コントローラ35の処理内容について詳述する。
まず、運転スイッチ21によるエンジンの始動と電装品の通電の指示に対する車体コントローラ35の処理内容を、図5を用いて説明する。
ステップS101にて、車体コントローラ35は、認証処理の実行の指示として、ホーンスイッチ23によるホーンの駆動の指示が入力されたかどうかを判定する。認証処理の実行の指示が入力されない場合、この判定を繰り返す。認証処理の実行の指示が入力された場合、タイマを作動すると共に、ステップS102に移る。
ステップS102にて、車体コントローラ35は、認証処理の実行の指示が入力されてから所定の時間内に、運転スイッチ21によるエンジンの始動と電装品の通電の指示が入力されたかどうかを判定する。所定の時間内にエンジンの始動と電装品の通電の指示が入力されない場合、ステップS101に戻って上述の処理を行う。所定の時間内にエンジンの始動と電装品の通電の指示が入力された場合、ステップS103に移る。
ステップS103にて、車体コントローラ35は、無線認証装置37へ指令を送信し、認証処理を実行させる。その後、ステップS104に進み、車体コントローラ35は、無線認証装置37から入力された情報により、認証成功かどうかを判定する。認証成功である場合、ステップS105に移る。
ステップS105にて、車体コントローラ35は、ロック指示装置32からの信号により、ロック弁31がロック状態(図3の右側の切換位置)にあるかどうかを判定する。ロック弁31がロック状態にある場合、ステップS106及びS107に移る。ステップS106にて、車体コントローラ35は、ECU36へ指令を出力してエンジン13を始動させる。ステップS107にて、車体コントローラ35は、リレー42のコイルを通電して電装品41を通電させる。
ステップS104にて認証成功でない場合、ステップS108に移る。この場合、ステップS108にて、車体コントローラ35は、「認証失敗。携帯鍵の状態を確認してから、運転スイッチを再操作してください」のメッセージをモニタ22に表示させる。ステップS105にてロック弁31がロック解除状態にある場合、ステップS108に移る。この場合、ステップS108にて、車体コントローラ35は、「ロックレバーの状態を確認してから、運転スイッチを再操作してください」のメッセージをモニタ22に表示させる。
次に、運転スイッチ21による電装品の通電のみの指示に対する車体コントローラ35の処理内容を、図6を用いて説明する。
ステップS101にて、車体コントローラ35は、認証処理の実行の指示として、ホーンスイッチ23によるホーンの駆動の指示が入力されたかどうかを判定する。認証処理の実行の指示が入力されない場合、この判定を繰り返す。認証処理の実行の指示が入力された場合、タイマを作動すると共に、ステップS109に移る。
ステップS109にて、車体コントローラ35は、認証処理の実行の指示が入力されてから所定の時間内に、運転スイッチ21による電装品の通電のみの指示が入力されたかどうかを判定する。所定の時間内に電装品の通電のみの指示が入力されない場合、ステップS101に戻って上述の処理を行う。所定の時間内に電装品の通電のみの指示が入力された場合、ステップS103に移る。
ステップS103にて、車体コントローラ35は、無線認証装置37へ指令を送信し、認証処理を実行させる。その後、ステップS104に進み、車体コントローラ35は、無線認証装置37から入力された情報により、認証成功かどうかを判定する。認証成功である場合、ステップS107に移る。ステップS107にて、車体コントローラ35は、リレー42のコイルを通電して電装品41を通電させる。
ステップS104にて認証成功でない場合、ステップS108に移る。この場合、ステップS108にて、車体コントローラ35は、「認証失敗。携帯鍵の状態を確認してから、運転スイッチを再操作してください」のメッセージをモニタ22に表示させる。
以上のように本実施形態では、車体コントローラ35は、認証指示装置による認証処理の実行の指示と運転スイッチ21によるエンジンの始動又は電装品の通電の指示が入力されたとき、無線認証装置37に認証処理を実行させる。そのため、エンジンの始動又は電装品の通電の指示の有無にかかわらず、常に認証処理を実行させる場合と比べ、無線認証装置37の電力消費を抑えることができる。また、運転スイッチ21によるエンジンの始動又は電装品の通電の指示のみに応じて認証処理を実行させる場合とは異なり、携帯鍵38を所持する運転者の誤操作や、携帯鍵38を所持しない他者のいたずら操作による認証処理を防止することができる。このような観点からも、無線認証装置37の電力消費を抑えることができる。また、本実施形態では、エンジン13の始動前に、ホーン24の吹鳴が必須となるから、安全性を高めることができる。
なお、上記一実施形態において、運転スイッチ21は、プッシュ式スイッチで構成され、その押し時間に応じて、エンジンの始動と電装品の通電の指示又は電装品の通電のみの指示を行う場合を例にとって説明したが、これに限られない。運転スイッチ21は、回転式スイッチで構成され、その回転位置に応じて、エンジンの始動と電装品の通電の指示又は電装品の通電のみの指示を行ってもよい。
また、上記一実施形態において、認証指示装置は、ホーンスイッチ23である場合(すなわち、認証処理の実行の指示は、ホーンスイッチ23によるホーンの駆動の指示である場合)を例にとって説明したが、これに限られない。例えば図7で示す第1の変形例のように、認証指示装置は、ロック指示装置32であってもよい。すなわち、認証処理の実行の指示は、ロック指示装置32によるロック弁31のロック解除状態からロック状態へ切換える指示であってもよい。また、例えば図で示す第2の変形例のように、認証指示装置は、運転者の運転席15への着座を検出するシートセンサ43(詳細には、例えば荷重センサ等)であってもよい。すなわち、認証処理の実行の指示は、シートセンサ43による運転者の運転席15への着座の検出であってもよい。また、例えば図8で示す第3の変形例のように、認証指示装置は、運転者のシートベルト16の着用を検出するベルトセンサ44(詳細には、例えばシートベルト16の着脱部に設けられたスイッチ)であってもよい。すなわち、認証処理の実行の指示は、ベルトセンサ44による運転者のシートベルト16の着用の検出であってもよい。また、図示しないものの、認証指示装置は、運転者のエンジンカバー14の開閉を検出するカバーセンサ(詳細には、例えば上部旋回体2の開口部に設けられたスイッチ)であってもよい。すなわち、認証処理の実行の指示は、カバーセンサによる運転者のエンジンカバー14の開閉の検出であってもよい。これらの変形例においても、上記一実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記一実施形態において、油圧ショベルは、原動機として、エンジン13を備えた場合を例にとって説明したが、これに限られず、電動モータを備えてもよい。
なお、以上においては、本発明の適用対象として油圧ショベルを例にとって説明したが、これに限られず、他の建設機械(具体的には、例えばホイールローダ等)に本発明を適用してもよい。
8 ブームシリンダ
9 アームシリンダ
10 バケットシリンダ
13 エンジン
15 運転席
16 シートベルト
21 運転スイッチ
23 ホーンスイッチ
25 油圧ポンプ
31 ロック弁(ロック装置)
32 ロック指示装置
35 車体コントローラ
37 無線認証装置
38 携帯鍵
41 電装品
43 シートセンサ
44 ベルトセンサ

Claims (7)

  1. 原動機と、
    前記原動機の始動の指示を出力する運転スイッチと、
    要求指令を送信する処理と前記要求指令に応答した携帯鍵から識別情報を受信する処理と受信した識別情報が正当なものであるかどうかを判定する処理とを有する認証処理を、実行する無線認証装置と、
    前記原動機の始動の指示と前記認証処理の結果とに基づいて前記原動機を始動させるコントローラとを備えた建設機械において、
    前記運転スイッチとは別体であって、前記認証処理の実行の指示を出力する認証指示装置を備え、
    前記コントローラは、
    前記認証指示装置による前記認証処理の実行の指示および前記運転スイッチによる前記原動機の始動の指示のうち、いずれか一方しか入力されていないときには、前記無線認証装置に前記認証処理を開始させず、
    前記認証指示装置による前記認証処理の実行の指示および前記運転スイッチによる前記原動機の始動の指示の両方が入力されたとき、前記無線認証装置に前記認証処理を開始させることを特徴とする建設機械。
  2. 請求項1に記載の建設機械において、
    ホーンスイッチによるホーンの駆動の指示が出力されたとき、前記ホーンが駆動するように構成されており、
    前記認証指示装置は、前記ホーンスイッチであり、
    前記認証処理の実行の指示は、前記ホーンスイッチによる前記ホーンの駆動の指示であることを特徴とする建設機械。
  3. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記原動機によって駆動される油圧ポンプと、
    前記油圧ポンプから吐出された圧油によって作動する油圧アクチュエータと、
    前記油圧アクチュエータの駆動を禁止するロック状態と前記油圧アクチュエータの駆動を許可するロック解除状態に切換可能なロック装置と、
    前記ロック装置の切換えの指示を出力するロック指示装置とを備え、
    前記認証指示装置は、前記ロック指示装置であり、
    前記認証処理の実行の指示は、前記ロック指示装置による前記ロック装置のロック解除状態からロック状態へ切換える指示であり、
    前記コントローラは、前記認証処理により受信した識別情報が正当なものであると判定され、前記ロック装置が前記ロック状態である場合に、前記原動機を始動させることを特徴とする建設機械。
  4. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記認証指示装置は、運転者の運転席への着座を検出するシートセンサであり、
    前記認証処理の実行の指示は、運転者の前記運転席への着座の検出であることを特徴とする建設機械。
  5. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記認証指示装置は、運転者のシートベルトの着用を検出するベルトセンサであり、
    前記認証処理の実行の指示は、前記ベルトセンサによる運転者の前記シートベルトの着用の検出であることを特徴とする建設機械。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の建設機械において、
    前記コントローラは、
    前記認証指示装置による前記認証処理の実行の指示が入力されてから所定の時間内に、前記運転スイッチによる前記原動機の始動の指示が入力されていないときには、前記無線認証装置に前記認証処理を開始させず、
    前記認証指示装置による前記認証処理の実行の指示が入力されてから前記所定の時間内に、前記運転スイッチによる前記原動機の始動の指示が入力されたとき、前記無線認証装置に前記認証処理を開始させることを特徴とする建設機械。
  7. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記運転スイッチは、電装品の通電の指示を更に出力し、
    前記コントローラは、
    前記認証指示装置による前記認証処理の実行の指示および前記運転スイッチによる前記電装品の通電の指示のうち、いずれか一方しか入力されていないときには、前記無線認証装置に前記認証処理を開始させず、
    前記認証指示装置による前記認証処理の実行の指示および前記運転スイッチによる前記電装品の通電の指示の両方が入力されたとき、前記無線認証装置に前記認証処理を開始させることを特徴とする建設機械。
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