JP2006076479A - 建設機械の盗難防止装置 - Google Patents

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Takuya Nomura
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Abstract

【課題】操作者の負担を軽減しつつ、確実にロック状態として盗難防止を図ることができる建設機械の盗難防止装置を提供する。
【解決手段】暗証番号を入力するテンキー24と、テンキー24で入力した暗証番号が予め記憶された暗証番号と一致するかどうかを判定し、暗証番号が一致すると判定されたときに、油圧ショベルのロック状態を解除するコントローラ23とを備えた建設機械の盗難防止装置において、コントローラ23は、エンジン20又は電源のON・OFFを指示するキースイッチ21がOFF位置にあるときの継続時間tを計測し、その計測した継続時間tが所定の待機時間T以上となるときにロック状態を設定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば油圧ショベル等を含む建設機械の盗難防止装置に関する。
建設機械の盗難防止装置は、これまで種々の技術が提唱されており、その一例として、建設機械を起動する際にテンキー等により暗証番号を入力し、その入力した暗証番号が予め記憶された暗証番号と一致したときのみ、エンジン(原動機)の起動を可能ならしめたものがある。ところが、例えば建設機械の運転と停止を頻繁に繰り返すような作業を行う場合、運転を再開するたびに暗証番号を入力しなければならず、操作者にとって大変な手間であった。
そこでこれに対応するため、例えば、テンキー及びロックボタンを有するキー入力装置と、オートロックの設定を指示するオートロックスイッチと、それらキー入力装置及びオートロックスイッチからの信号が入力され所定の演算処理を行う解除電子装置と、この解除電子装置からの信号により駆動するスタータ制御リレーと、キースイッチの操作に応じて駆動するキースイッチスタートリレーと、それらスタータ制御リレー及びキースイッチスタートリレー等を介し電源(バッテリ)に接続されたエンジン起動用のスタータとを備えた盗難防止装置が提唱されている(例えば、特許文献1参照)。
この従来技術では、例えばオートロックスイッチでオートロックを設定した場合、操作者がキースイッチをOFF位置に操作すると、エンジンが停止するとともにロック状態(詳細には、スタータ制御リレーの接点が開き状態となって、エンジン起動が不可能な状態)が設定され、建設機械の盗難防止を図るようになっている。また、例えばオートロックスイッチでオートロックを設定しなかった場合は、操作者がキースイッチをOFF位置に操作するとともにロックボタンでロック状態の設定を指示すると、エンジンが停止しロック状態が設定されて、盗難防止を図るようになっている。そして、ロック状態の設定後は、操作者がキースイッチを操作するとともにテンキーで正しい暗証番号(コード)を入力すると、解除電子装置からの駆動信号(解除信号)がスタータ制御リレーに出力され、スタータ制御リレーが閉じ状態となってエンジンの再起動を可能とするようになっている。
一方、例えばオートロックスイッチでオートロックを設定しなかった場合、操作者がキースイッチをOFF位置に操作するだけで、ロックボタンでロック状態の設定を指示しないときには、エンジンが停止しロック状態が設定されない。そのため、操作者はキースイッチを操作するだけで、エンジンの再起動を可能とするようになっている。これにより、特に建設機械の運転と停止を頻繁に繰り返すような作業を行う場合、運転を再開するたびに暗証番号を入力する必要がなくなり、操作者は簡単に運転を再開するようになっていた。
特許第3233573号公報
しかしながら、上記従来技術には以下のような課題が存在する。
すなわち、上記従来技術においては、操作者がオートロックスイッチでオートロックの設定を指示せず、かつロックボタンでロック状態の設定を指示しない場合にロック状態が設定されない構成となっており、特に建設機械の運転と停止を頻繁に繰り返すような作業を行う場合、運転を再開するたびに暗証番号を入力する必要がなくなり、操作者の負担を軽減していた。ところが、オートロックスイッチでオートロックを設定しなかったときに、操作者がロックボタンでロック状態の設定を指示するのを忘れたり、操作者の予想に反しロック状態の設定を指示しないまま建設機械から長時間離れたりする可能性がないとも言えず、そのような場合には建設機械が盗難される恐れがあり、改善の余地があった。
本発明の目的は、操作者の負担を軽減しつつ、確実にロック状態として盗難防止を図ることができる建設機械の盗難防止装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、暗証番号を入力する暗証番号入力手段と、この暗証番号入力手段で入力した暗証番号が予め記憶された暗証番号と一致するかどうかを判定する判定手段と、この判定手段で暗証番号が一致すると判定されたときに、建設機械のロック状態を解除する解除手段とを備えた建設機械の盗難防止装置において、原動機又は電源のON・OFFを指示するスイッチがOFF位置にあるときの継続時間を計測する計時手段と、前記計時手段で計測した継続時間が所定の待機時間以上となるときに、前記ロック状態を設定する自動ロック手段とを備える。
本発明においては、例えば建設機械による作業を中断又は中止する場合、操作者がスイッチ(例えばキースイッチ)をOFF位置に操作して建設機械を停止すると、計時手段はスイッチがOFF位置にあるときの継続時間を計測する。そして、自動ロック手段は、スイッチのOFF位置での継続時間が所定の待機時間以上となるときに、建設機械のロック状態を設定する。これにより、例えば建設機械の停止時間が所定の待機時間より短い間は、ロック状態が設定されず、操作者はスイッチをON位置に操作するだけで容易に運転を再開することができる。特に、建設機械の運転と停止を頻繁に繰り返すような作業を行う場合、運転を再開するたびに暗証番号を入力する必要がなくなり、操作者の負担を軽減することができる。また、例えば建設機械の停止時間が所定の待機時間以上となるときには、ロック状態が自動的に設定されるので、確実にロック状態として建設機械の盗難防止を図ることができる。このように本発明においては、操作者がロック状態の設定を指示しなくとも、原動機又は電源用のスイッチのOFF位置での継続時間に応じてロック状態を自動的に設定することができる。したがって、操作者の負担を軽減しつつ、確実にロック状態として盗難防止を図ることができる。
(2)上記目的を達成するために、また本発明は、暗証番号を入力する暗証番号入力手段と、この暗証番号入力手段で入力した暗証番号が予め記憶された暗証番号と一致するかどうかを判定する判定手段と、この判定手段で暗証番号が一致すると判定されたときに、建設機械のロック状態を解除する解除手段とを備えた建設機械の盗難防止装置において、原動機が回転状態にあるか停止状態にあるかを検出する原動機停止検出手段と、前記原動機が停止状態にあるときの継続時間を計測する計時手段と、前記計時手段で計測した継続時間が所定の待機時間以上となるときに、建設機械のロック状態を設定する自動ロック手段とを備える。
本発明においては、原動機停止検出手段でエンジン等の原動機の停止状態を検出し、計時手段は原動機が停止状態にあるときの継続時間を計測する。そして、自動ロック手段は、原動機の停止状態での継続時間が所定の待機時間以上となるときに、建設機械のロック状態を設定する。これにより、上記(1)同様、操作者がロック状態の設定を指示しなくとも、原動機の停止状態での継続時間に応じてロック状態を自動的に設定することができる。したがって、操作者の負担を軽減しつつ、確実にロック状態として盗難防止を図ることができる。
(3)上記(1)又は(2)において、前記キースイッチがOFF位置又は前記原動機が停止状態にあるとき、操作者の操作入力に応じて建設機械のロック状態を設定する手動ロック手段を備える。
これにより、建設機械の停止時間が所定の待機時間より短い間でも、操作者の操作入力に応じて、手動ロック手段が建設機械のロック状態を設定するので、確実にロック状態として盗難防止を図ることができる。
(4)上記(1)〜(3)のいずれか1つにおいて、前記所定の待機時間を設定入力する時間設定入力手段を設ける。
本発明によれば、スイッチのOFF位置での継続時間または原動機の停止状態での継続時間に応じてロック状態を自動的に設定することができる。したがって、操作者の負担を軽減しつつ、確実にロック状態として盗難防止を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
本発明の第1実施形態を図1〜図4により説明する。
図1は、本発明の適用対象の一例である小型油圧ショベルの全体構造を表す側面図である。なお、以降、油圧ショベルが図1に示す状態にて操作者が運転席に着座した場合における操作者の前側(図1中右側)、後側(図1中左側)、左側(図1中紙面に向かって奥側)、右側(図1中紙面に向かって手前側)を、単に前側、後側、左側、右側と称する。
図1において、この油圧ショベルは、比較的小型のいわゆるオフセットタイプの油圧ショベルであり、走行手段としての左・右の無限軌道履体(クローラ)1L,1R(但し1Rのみ図1に図示)を備えた下部走行体2と、この下部走行体2の上部に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、この上部旋回体3の基礎下部構造をなす旋回フレーム4に取り付けられた多関節型の作業機(フロント装置)5と、旋回フレーム4上に設けられたいわゆるキャブタイプの運転室6と、旋回フレーム4上の運転室6以外の大部分を覆う上部カバー7とを備えている。
下部走行体2は、略H字形状のトラックフレーム8と、このトラックフレーム8の左・右両側の後端近傍に回転自在に支持された駆動輪9L,9R(但し9Rのみ図1に図示)と、駆動輪9L,9Rをそれぞれ駆動する左・右走行用油圧モータ(図示せず)と、トラックフレーム8の左・右両側の前端近傍に回転自在に支持され、履体1L,1Rを介し駆動輪9L,9Rの駆動力でそれぞれ回転される従動輪(アイドラ)10L,10R(但し10Rのみ図1に図示)とを備えている。また、下部走行体2の中央部には旋回台軸受(旋回輪)11が配置され、この旋回輪11の中心近傍に下部走行体2に対し旋回フレーム4を旋回させる旋回用油圧モータ(図示せず)が内蔵されている。
作業機5は、旋回フレーム4に上下方向に回動可能に(俯仰可能に)結合されたロアブーム12と、このロアブーム12の先端部に左右方向に回動可能に結合されたアッパーブーム13と、このアッパーブーム13の先端部に左右方向に回動可能に接続されたアームシリンダブラケット14と、このアームシリンダブラケット14の先端部に上下方向に回動可能に結合されたアーム15と、このアーム15の先端部に上下方向に回動可能に結合されたバケット16と、ロアブーム12及びアームシリンダブラケット14を連結するステー(図示せず)と、ロアブーム12を駆動するブーム用油圧シリンダ17と、アッパーブーム13とともにロアブーム12に左右方向に回動可能に接続されアッパーブーム13を駆動するオフセット用油圧シリンダ(図示せず)と、アーム15を駆動するアーム用油圧シリンダ18と、バケット16を駆動するバケット用油圧シリンダ19とを備えている。
このように構成された作業機5は、上記オフセット用油圧シリンダが伸長すると、上記ステーによりアームシリンダブラケット14が常に油圧ショベルの前方を向いたままの状態でアッパーブーム13が旋回するようになっている。つまり、アームシリンダブラケット14、アーム15、及びバケット16を前方に向けた状態でアッパーブーム13を左右方向に旋回するようになっている。
上部カバー7は、その内部に、エンジン20(後述の図2参照)、このエンジン20の液体燃料を貯留する燃料タンク(図示せず)、エンジン20によって駆動され複数の油圧アクチュエータ(詳細には上記左・右走行用油圧モータ、上記旋回用油圧モータ、上記ブーム用油圧シリンダ17、上記オフセット用油圧シリンダ、上記アーム用油圧シリンダ18、上記バケット用油圧シリンダ19等)を駆動させる圧油を吐出する油圧ポンプ(図示せず)、これら油圧ポンプの圧油源となる作動油タンク(図示せず)等の機器を収納している。
図2は、上記エンジン20の駆動に係わる要部構成を本発明の盗難防止装置の一実施形態とともに表す回路図である。
この図2において、上記エンジン20と、運転室6内に設けられエンジン20及び電源のON・OFFを指示するキースイッチ21と、このキースイッチ21の操作によりエンジン20を起動するエンジン起動回路22と、コントローラ23と、運転室6内に設けられ0〜9までのテンキー24及びロックボタン25を備えたキー入力装置26とが設けられている。
エンジン起動回路22は、エンジン20を例えば電動モータ等で起動するスタータ27と、このスタータ27に配線28aを介し接続されるスタータ制御リレー29と、このスタータ制御リレー29に配線28bを介し接続されるキースイッチスタートリレー30と、このキースイッチスタートリレー30に配線28cを介し接続される電源(バッテリ)31とで構成される。
キースイッチ21は、例えば操作者が所持する操作キー等をキーシリンダ等に挿入して回転操作されるようになっている。これにより、キースイッチ21が例えばOFF位置に操作されると、コントローラ23を除く主要な電気系統をOFF状態とするとともにエンジン20を停止し、また例えばON位置に操作されると、電気系統をON状態とするようになっている。また、キースイッチ21が例えば起動位置に操作されると、その操作信号がキースイッチスタートリレー30に出力され、キースイッチスタートリレー30の接点が閉じ状態となり、またスタータ制御リレー29の接点は通常閉じ状態となっているから、スタータ27は配線28a,28b,28cを介しバッテリ31から給電され、エンジン20を起動するようになっている。
コントローラ23は、キースイッチ21及びキー入力装置26からの信号を入力し、これら入力信号に対し所定の演算処理を行い、盗難防止機能として、スタータ制御リレー29に制御信号を出力してスタータ制御リレー29の接点を開き状態とし、上述したキースイッチ21の操作によるエンジン20の起動を不可能とするようになっている(ロック状態の設定)。そして、本実施形態の大きな特徴として、コントローラ23は、キースイッチ21がOFF位置にあるときの継続時間tを測定し、その継続時間tが予め設定記憶された所定の待機時間T(例えば5分など)以上となるときに、前述したロック状態を設定するようになっている。また、キー入力装置26のロックボタン25が操作入力されると、その操作信号に応じてコントローラ23はロック状態を設定するようになっている。このようなコントローラ23の制御手順を図3により説明する。図3は、コントローラ23のロック設定における制御処理内容を表すフローチャートである。
この図3において、まずステップ100で、キースイッチ21からの信号によりキースイッチ21がOFF位置にあるかどうかを判定する。キースイッチ21がOFF位置にある場合は、ステップ100の判定が満たされ、ステップ110に移る。ステップ110では、ロックボタン25の入力信号があるかどうかを判定する。ロックボタン25の入力信号がない場合は、ステップ110の判定が満たされず、ステップ120に移る。ステップ120では、キースイッチ21がOFF位置にあるときの継続時間tを測定する。
そして、ステップ130に進み、キースイッチ21のOFF位置での継続時間tが予め設定記憶された所定の待機時間T以上であるかどうかを判定する。キースイッチ21のOFF位置での継続時間tが所定の待機時間Tに到達するまでは、ステップ130の判定が満たされず、上述のステップ100〜120を繰り返す。キースイッチ21のOFF位置での継続時間tが所定の待機時間Tに到達すると、ステップ130の判定が満たされ、ステップ140に移ってロック状態を設定する。また、ステップ110でロックボタン25の入力信号がある場合は、その判定が満たされ、ステップ140に移ってロック状態に設定する。
また、ステップ100でキースイッチ21がOFF位置にない場合(例えばON位置にある場合)は、その判定が満たされず、ステップ150に移る。ステップ150では、継続時間t=0に初期化する。ステップ150が終了すると、上述のステップ100に戻って上記同様の手順を繰り返す。
上述の図2に戻り、キー入力装置26のテンキー24で暗証番号が入力操作されると、コントローラ23は、キー入力装置26から入力された暗証番号と予め記憶された暗証番号とが一致しているかどうかを判定し、暗証番号が一致したときに、スタータ制御リレー29に制御信号を出力してスタータ制御リレー29の接点を閉じ状態とし、キースイッチ21の操作によるエンジン20の起動を可能とするようになっている(ロック状態の解除)。このようなコントローラ23の制御手順を図4により説明する。図4は、コントローラ23のロック解除における制御処理内容を表すフローチャートである。
この図4において、まずステップ200で、キースイッチ21からの信号によりキースイッチ21がON位置であるかどうかを判定する。キースイッチ21がON位置にない場合(例えばOFF位置にある場合)は、ステップ200の判定が満たされず、このステップが繰り返される。一方、キースイッチ21がON位置にある場合は、ステップ200の判定が満たされ、ステップ210に移る。
ステップ210では、キー入力装置26から暗証番号の入力があるかどうかを判定する。キー入力装置26から暗証番号の入力がない場合は、ステップ210の判定が満たされず、前述のステップ200に戻って同様の手順を繰り返す。一方、キー入力装置26から暗証番号の入力がある場合は、ステップ210の判定が満たされ、ステップ220に移る。
ステップ220では、入力された暗証番号が予め記憶された暗証番号と一致しているかどうかを判定する。暗証番号が一致しない場合には、ステップ220の判定が満たされず、ステップ200に戻って上記同様の手順を繰り返す。一方、暗証番号が一致した場合には、ステップ220の判定が満たされ、ステップ230に移ってロック状態を解除する。
なお、上記において、コントローラ23で行う図3のステップ120は、特許請求の範囲記載の原動機又は電源のON・OFFを指示するスイッチがOFF位置にあるときの継続時間を計測する計時手段を構成し、コントローラ23で行う図3のステップ130及び140は、計時手段で計測した継続時間が所定の待機時間以上となるときに、ロック状態を設定する自動ロック手段を構成し、コントローラ23で行う図3のステップ110及び140は、スイッチがOFF位置にあるとき、操作者の操作入力に応じてロック状態を設定する手動ロック手段を構成する。
また、テンキー24は、暗証番号を入力する暗証番号入力手段を構成する。また、コントローラ23で行う図4のステップ220は、暗証番号入力手段で入力した暗証番号が予め記憶された暗証番号と一致するかどうかを判定する判定手段を構成し、コントローラ23で行う図4のステップ230は、判定手段で暗証番号が一致すると判定されたときに、建設機械のロック状態を解除する解除手段を構成する。
次に、本実施形態の動作及び作用効果を説明する。
操作者が例えば油圧ショベルによる作業を終了又は中止する場合、キースイッチ21をOFF位置に操作して、主要な電気系統をOFF状態としエンジン20を停止させる。そして、コントローラ23は、図3のステップ100及び110を経てステップ120で、キースイッチ21のOFF位置での継続時間tを計測する。そして、キースイッチ21のOFF位置での継続時間tが予め設定記憶された所定の待機時間T(例えば5分など)以上となるときに、ステップ130の判定が満たされステップ140にて、ロック状態を設定する。また、キースイッチ21のOFF位置での継続時間tが所定の待機時間T未満のときに、操作者がキー入力装置26のロックボタン25を操作入力すると、ステップ110の判定が満たされステップ140にて、ロック状態を設定する。その結果、エンジン20が起動しなくなり、油圧ショベルの盗難を防止することができる。
その後、操作者が例えば油圧ショベルによる作業を再開する場合は、キースイッチ21をON位置に操作して主要な電気系統をON状態とし、キー入力装置26のテンキー24で正しい暗証番号を入力する。コントローラ23は、図4のステップ200及び210を経てステップ220で、入力された暗証番号が予め記憶された暗証番号と一致するかどうかを判定し、暗証番号が一致するときにはステップ220の判定が満たされステップ230で、ロック状態を解除する。その結果、操作者はキースイッチ21を起動位置に操作して、エンジン20を起動させることができる。
このように本実施形態においては、操作者がロック状態の設定を指示しなくとも、キースイッチ21のOFF位置での継続時間tに応じてロック状態を自動的に設定することができる。これにより、例えば油圧ショベルの停止時間が所定の待機時間Tより短い間は、ロック状態が設定されず、操作者はキースイッチ21を起動位置に操作するだけで容易に運転を再開することができる。特に、油圧ショベルの運転と停止を頻繁に繰り返すような作業を行う場合、運転を再開するたびにテンキー24で暗証番号を入力する必要がなくなり、操作者の負担を軽減することができる。また、例えば油圧ショベルの停止時間が所定の待機時間T以上となるときには、ロック状態が自動的に設定されるので、確実にロック状態として油圧ショベルの盗難防止を図ることができる。したがって、操作者の負担を軽減しつつ、確実にロック状態として盗難防止を図ることができる。
また、油圧ショベルの停止時間が所定の待機時間Tより短い間でも、操作者がロックボタン25を操作入力することによりロック状態を設定することができるので、確実にロック状態として盗難防止を図ることができる。
本発明の第2実施形態を図5及び図6により説明する。本実施形態は、エンジン20の停止状態での継続時間が所定の待機時間以上となるときに、ロック状態を設定する実施形態である。
図5は、本実施形態における盗難防止装置をエンジン20の駆動に係わる要部構成とともに表す回路図である。この図5において、上記一実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施形態では、エンジン20の回転駆動時に発電するオルタネータ32が設けられ、このオルタネータ32からの信号がコントローラ33に出力される。コントローラ33は、オルタネータ32からの信号によりエンジン20が回転状態にあるか停止状態にあるかどうかを検出し、エンジン20が停止状態にあるときの継続時間tを測定し、その継続時間tが予め設定記憶された所定の待機時間T(例えば5分など)以上となるときに、ロック状態を設定するようになっている。このようなコントローラ33の制御手順を図6により説明する。図6は、コントローラ33のロック設定における制御処理内容を表すフローチャートである。なお、本実施形態のコントローラ33のロック解除における制御処理は、上記一実施形態と同等のため説明を省略する。
この図6において、まずステップ300で、オルタネータ32からの信号によりエンジン20が停止状態にあるかどうかを判定する。エンジン20が停止状態にある場合は、ステップ300の判定が満たされ、ステップ310に移る。ステップ310では、ロックボタン25の入力信号があるかどうかを判定する。ロックボタン25の入力信号がない場合は、ステップ310の判定が満たされず、ステップ320に移る。ステップ320では、エンジン20が停止状態にあるときの継続時間tを測定する。
そして、ステップ330に進み、エンジン20の停止状態での継続時間tが予め設定記憶された所定の待機時間T以上であるかどうかを判定する。エンジン20の停止状態での継続時間tが所定の待機時間Tに到達するまでは、ステップ330の判定が満たされず、上述のステップ300〜320を繰り返す。エンジン20の停止状態での継続時間tが所定の待機時間Tに到達すると、ステップ330の判定が満たされ、ステップ340に移ってロック状態を設定する。また、ステップ310でロックボタン25の入力信号がある場合は、その判定が満たされ、ステップ340に移ってロック状態に設定する。
また、ステップ300でエンジン20が回転状態にある場合は、その判定が満たされず、ステップ350に移る。ステップ350では、継続時間t=0に初期化する。ステップ350が終了すると、上述のステップ300に戻って上記同様の手順を繰り返す。
なお、上記において、オルタネータ32は、特許請求の範囲記載の原動機が回転状態にあるか停止状態にあるかを検出する原動機停止検出手段を構成する。また、コントローラ33で行う図6のステップ320は、原動機が停止状態にあるときの継続時間を計測する計時手段を構成し、コントローラ33で行う図3のステップ330及び340は、計時手段で計測した継続時間が所定の待機時間以上となるときに、ロック状態を設定する自動ロック手段を構成し、コントローラ33で行う図6のステップ310及び340は、原動機が停止状態にあるとき、操作者の操作入力に応じてロック状態を設定する手動ロック手段を構成する。
以上のように構成された本実施形態においては、オルタネータ32でエンジン20の停止状態を検出し、コントローラ33はエンジン20が停止状態にあるときの継続時間tを計測する。そして、エンジン20の停止状態での継続時間tが予め設定記憶された所定の待機時間T(例えば5分など)以上となるときに、図6のステップ330の判定が満たされステップ340にて、ロック状態を設定する。また、エンジン20の停止状態での継続時間tが所定の待機時間T未満のときに、操作者がキー入力装置26のロックボタン25を操作入力すると、ステップ310の判定が満たされステップ340にて、ロック状態を設定する。その結果、エンジン20が起動しなくなり、油圧ショベルの盗難を防止することができる。
これにより、上記一実施形態同様、操作者がロック状態の設定を指示しなくとも、エンジン20の停止状態での継続時間tに応じてロック状態を自動的に設定することができる。したがって、操作者の負担を軽減しつつ、確実にロック状態として盗難防止を図ることができる。また、上記一実施形態同様、油圧ショベルの停止時間が所定の待機時間Tより短い間でも、操作者がロックボタン25を操作入力することによりロック状態を設定することができるので、確実にロック状態として盗難防止を図ることができる。
なお、上記第2の実施形態では、エンジン20が回転状態にあるか停止状態にあるかを検出する原動機停止検出手段として、オルタネータ32により検出する方法を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えばエンジン20の出力軸等に設けられ実回転数を検出する回転センサ等により検出してもよい。このような場合も、上記同様の効果を得ることができる。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、コントローラ23,33は所定の待機時間Tが予め設定記憶された場合を例にとって説明したが、これに限られず、所定の待機時間Tを設定入力する時間設定入力手段を運転室6内などに設けてもよい。すなわち、例えば所定の待機時間Tの設定入力開始を指示する時間設定ボタンを設け、この時間設定ボタンの入力後、テンキー24等で所定の待機時間Tを設定入力してもよい。このとき、テンキー24で所定の待機時間Tを数値入力してもよく、またコントローラ23,33に記憶されテンキー24にそれぞれ割り当てた複数の所定の待機時間(例えば3分、5分、15分、…120分等)のなかから選択入力してもよい。このような場合も、上記同様の効果を得ることができる。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、油圧ショベルのロック状態として、スタータ制御リレー29の接点を開き状態としエンジン20の起動を不可能とする構成を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えば油圧ポンプと油圧アクチュエータとの間などに設けた切換弁を遮断状態とし、油圧アクチュエータの作動を不可能とする構成としてもよい。このような場合も、上記同様の効果を得ることができる。
本発明の適用対象の一例である小型油圧ショベルの全体構造を表す側面図である。 本発明の建設機械の盗難防止装置の第1の実施形態をエンジン駆動に係わる要部構成とともに表す回路図である。 本発明の建設機械の盗難防止装置の第1の実施形態を構成するコントローラのロック設定における制御処理内容を表すフローチャートである。 本発明の建設機械の盗難防止装置の第1の実施形態を構成するコントローラのロック解除における制御処理内容を表すフローチャートである。 本発明の建設機械の盗難防止装置の第2の実施形態をエンジン駆動に係わる要部構成とともに表す回路図である。 本発明の建設機械の盗難防止装置の第2の実施形態を構成するコントローラのロック設定における制御処理内容を表すフローチャートである。
符号の説明
20 エンジン(原動機)
21 キースイッチ
23 コントローラ(計時手段、自動ロック手段、手動ロック手段、判定手段、解除手段)
24 テンキー(暗証番号入力手段)
25 ロックボタン(手動ロック手段)
32 オルタネータ(原動機停止検出手段)
33 コントローラ(計時手段、自動ロック手段、手動ロック手段、判定手段、解除手段)
キースイッチOFF位置での継続時間
エンジン停止状態での継続時間
T 待機時間

Claims (4)

  1. 暗証番号を入力する暗証番号入力手段と、この暗証番号入力手段で入力した暗証番号が予め記憶された暗証番号と一致するかどうかを判定する判定手段と、この判定手段で暗証番号が一致すると判定されたときに、建設機械のロック状態を解除する解除手段とを備えた建設機械の盗難防止装置において、
    原動機又は電源のON・OFFを指示するスイッチがOFF位置にあるときの継続時間を計測する計時手段と、
    前記計時手段で計測した継続時間が所定の待機時間以上となるときに、前記ロック状態を設定する自動ロック手段とを備えたことを特徴とする建設機械の盗難防止装置。
  2. 暗証番号を入力する暗証番号入力手段と、この暗証番号入力手段で入力した暗証番号が予め記憶された暗証番号と一致するかどうかを判定する判定手段と、この判定手段で暗証番号が一致すると判定されたときに、建設機械のロック状態を解除する解除手段とを備えた建設機械の盗難防止装置において、
    原動機が回転状態にあるか停止状態にあるかを検出する原動機停止検出手段と、
    前記原動機が停止状態にあるときの継続時間を計測する計時手段と、
    前記計時手段で計測した継続時間が所定の待機時間以上となるときに、前記ロック状態を設定する自動ロック手段とを備えたことを特徴とする建設機械の盗難防止装置。
  3. 請求項1又は2記載の建設機械の盗難防止装置において、前記スイッチがOFF位置又は前記原動機が停止状態にあるとき、操作者の操作入力に応じて前記ロック状態を設定する手動ロック手段を備えたことを特徴とする建設機械の盗難防止装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の建設機械の盗難防止装置において、前記所定の待機時間を設定入力する時間設定入力手段を設けたことを特徴とする建設機械の盗難防止装置。
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