JP2023051569A - 建設機械の制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】キャビンの開口部を開閉する開閉体が開状態のときであっても、建設機械が不意に動いてしまう事態を回避することができる制御システムを提供する。【解決手段】油圧ショベル10のキャビン5内部に設けられた第1信号送信アンテナ11は第1信号X1を送信する。携帯鍵50は、第1信号X1を受信すると第2信号X2を送信する。キャビン5内部には、電源スイッチ9が設けられる。メインコントローラ20は、第2信号X2に基づいて、携帯鍵50が油圧ショベル10に対応すると判定した際、エンジン35を起動操作可能状態にする。鍵検出範囲変更部21は、乗降ドア7が閉状態の際、第1鍵検出範囲R1において第1信号X1を送信する一方、乗降ドア7が開状態の際、第1鍵検出範囲R1よりも狭い第2鍵検出範囲R2において第1信号X1を送信するよう第1信号送信アンテナ11を制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、建設機械の駆動源が起動操作可能状態か否かを乗員が携帯可能な携帯鍵との信号の送受信により判定して決める建設機械の制御システムに関する。
従来より、建設機械との間で信号の送受信が可能な乗員用の携帯鍵が建設機械に対応するものと判定された際、建設機械の駆動源をキャビン内部に設けられた電源スイッチにより起動操作可能状態にする技術が知られている。例えば、特許文献1に開示されている建設機械の制御システムは、キャビン内部に第1信号を送信可能な送信アンテナが配設され、該送信アンテナから送信される第1信号を建設機械の乗員が携帯する携帯鍵が受信すると、携帯鍵が認証信号である第2信号を送信するようになっている。建設機械のコントローラは、携帯鍵から送信される第2信号を受信すると、当該第2信号に基づいて乗員が携帯する携帯鍵が建設機械に対応するものか否かを判定するようになっていて、携帯鍵が建設機械に対応するものと判定した際、建設機械の駆動源をキャビン内部に設けられた電源スイッチにより起動操作可能状態にするようになっている。
上述の如き制御システムの場合、キャビン内部に位置する乗員が建設機械の駆動源を起動させるためには、キャビン内部に位置する携帯鍵とコントローラとが第1及び第2信号の送受信を行う必要があるので、送信アンテナによる第1信号の送信範囲は、キャビン内部の全域に行き渡るよう設定されるのが一般的である。
特許第6333712号公報
ところで、特許文献1の如き制御システムの場合、キャビンに設けられた乗降口を開閉する乗降ドアを開状態にすると、乗降口を介してキャビンの内部と外側とが連通するようになるので、送信アンテナから送信される第1信号が乗降口からキャビンの外側に漏れ出てしまう。そうすると、携帯鍵がキャビンの外側に位置する場合であっても携帯鍵と建設機械のコントローラとの間で第1及び第2信号の送受信が成立する、すなわち、キャビンの外側に位置する携帯鍵により送信された認証信号をキャビン内部に設けられた受信アンテナが受信して建設機械の駆動源がキャビン内部に設けられた電源スイッチにより起動操作可能状態となるので、例えば、携帯鍵を持たない別の作業者によって電源スイッチが操作されると、駆動源が起動して建設機械が不意に動いてしまい安全上問題となるおそれがある。このことは、乗降ドア以外のキャビンに設けられた窓等の開閉体の開閉時においても同様のことが言える。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、キャビンの開口部を開閉する開閉体が開状態のときであっても、建設機械が不意に動いてしまう事態を回避することができる制御システムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、キャビン側において携帯鍵を検出する範囲をキャビンの開閉体の開閉状態に応じて変更させるようにしたことを特徴とする。
具体的には、乗員に携帯可能に構成され、認証信号を送信する携帯鍵と、所定の鍵検出範囲において受信する前記認証信号に基づいて前記携帯鍵が建設機械に対応するものと判定した際、前記建設機械の駆動源をキャビン内部に設けられた電源スイッチにより起動操作可能状態にする制御手段とを備えた建設機械の制御システムを対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明では、前記キャビンは、その内部に連通する開口部を開閉する開閉体と、該開閉体の開閉状態を検知可能な開閉検知手段とを有し、前記制御手段は、前記開閉検知手段に接続され、該開閉検知手段が前記開閉体を閉状態と検知したときには、前記キャビン内部を含む第1鍵検出範囲を設定する一方、前記開閉検知手段が前記開閉体を開状態と検知したときには、前記キャビン内部を含む前記第1鍵検出範囲よりも狭い第2鍵検出範囲を設定する鍵検出範囲変更部を備えていることを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、前記建設機械のキャビン内部には、第1信号を送信可能な信号送信手段が配設され、前記携帯鍵は、前記第1信号を受信した際、前記認証信号である第2信号を送信するよう構成され、前記鍵検出範囲変更部は、前記開閉検知手段が前記開閉体を閉状態と検知したときには、前記第1鍵検出範囲において前記第1信号を送信する一方、前記開閉検知手段が前記開閉体を開状態と検知したときには、前記第2鍵検出範囲において前記第1信号を送信するよう前記信号送信手段を制御することを特徴とする。
第3の発明では、第2の発明において、前記信号送信手段は、前記第1信号を送信可能な第1アンテナ部と、当該第1アンテナ部よりも前記開閉体から離間した位置に配設され且つ前記第1信号を送信可能な第2アンテナ部とを含み、前記鍵検出範囲変更部は、前記開閉検知手段が前記開閉体を閉状態と検知した際、前記第1アンテナ部と前記第2アンテナ部との両方から前記第1信号を送信させて前記第1鍵検出範囲とする一方、前記開閉検知手段が前記開閉体を開状態と検知した際、前記第2アンテナ部のみ前記第1信号を送信させて前記第2鍵検出範囲とすることを特徴とする。
第4の発明では、第2の発明において、前記鍵検出範囲変更部は、前記第1信号の出力強度を変更することにより、前記第1鍵検出範囲と第2鍵検出範囲とを切り替えることを特徴とする。
第5の発明では、第4の発明において、前記開閉検知手段は、前記開閉体の開き度合を検知可能に構成され、前記鍵検出範囲変更部は、前記開閉検知手段により検知する前記開閉体の開き度合が大きいときは、そうでないときよりも前記第2鍵検出範囲を狭く変更させることを特徴とする。
第6の発明では、第2から第5のいずれか1つの発明において、前記第2鍵検出範囲の境界線は、前記キャビンの内部に位置するよう設定されていることを特徴とする。
第7の発明では、第2から第6のいずれか1つの発明において、前記鍵検出範囲変更部は、前記第1信号の送信が前記第2鍵検出範囲である状態において前記駆動源が起動された際、前記第1信号の送信を前記第2鍵検出範囲から前記第1鍵検出範囲に変更することを特徴とする。
第1の発明では、開閉体が閉状態のときには、キャビン内部に鍵検出範囲が設定されるので、キャビン内部に位置する携帯鍵と建設機械の制御手段との間で認証作業を確実に行うことができる。一方、開閉体が開状態のときには、開閉体が閉状態のときよりも鍵検出範囲が狭くなるため、携帯鍵がキャビンの外側に位置すると、携帯鍵と建設機械の制御手段との間において認証信号の送受信が成立し難くなり、例えば、携帯鍵を持たない別の作業者がキャビンの内部に乗り込んで電源スイッチを操作して建設機械の駆動源が起動しまうといったことを防ぐことができる。
第2の発明では、開閉体が閉状態のときには、キャビンの全体が信号送信手段を囲うようになるので、第1信号がキャビンの外側にまで送信され難くなり、キャビンの外側に位置する携帯鍵と建設機械の制御手段との間で第1及び第2信号の送受信が成立し難くなる。一方、開閉体が開状態のときには、第1信号の送信範囲が開閉体の閉状態のときよりも狭くなり、第1信号がキャビンの開口部から当該キャビンの外側に漏れ出難くなるので、携帯鍵がキャビンの外側に位置していたとしても、携帯鍵と建設機械の制御手段との間で第1及び第2信号の送受信が成立し難くなる。このように、携帯鍵がキャビンの外側に位置すると、乗降ドアの開閉状態に関わらず、携帯鍵と建設機械の制御手段との間で第1及び第2信号の送受信が成立し難くなるので、例えば、携帯鍵を持たない別の作業者がキャビンの内部に乗り込んで電源スイッチを操作して建設機械の駆動源が起動しまうといったことを防ぐことができる。
第3の発明では、開閉体が閉状態のときには、第1アンテナ部と第2アンテナ部との両方から第1信号が発信されるので、第1信号がキャビン内部の全域に行き渡るようになり、キャビン内部に位置する携帯鍵が建設機械の制御手段との間で確実に第1及び第2信号の送受信を行うことができる。また、開閉体が開状態のときには、開閉体の近くに配設された第1アンテナ部から第1信号が発信されなくなるので、第1信号がキャビンの開口部から漏れ出てしまうのを確実に防止することができる。
第4の発明では、第1信号の送信範囲を所望の範囲に変更可能になるので、開閉体が開状態の際に第1信号がキャビンの外側に漏れ出ないように第1信号の鍵検出範囲を任意の範囲に調整することができる。
第5の発明では、開閉体が開状態のときにおいて、開閉体の開き度合いが比較的小さいときには、第1信号が送信される範囲はそれほど狭くならないので、携帯鍵がキャビン内部において信号送信手段から比較的離れて位置する場合であっても第1信号を受信できるようになる。したがって、携帯鍵がキャビン内部にあるのにもかかわらず、建設機械の駆動源が起動できない事態を回避することができる。また、開閉体が開状態のときにおいて、開閉体の開き度合いが比較的大きく開口部から第1信号が漏れ出る可能性が高いときには、第1信号の送信範囲がより狭くなるので、キャビンの開口部から第1信号が漏れ出るのを確実に防止することができる。
第6の発明では、開閉体が開状態の際において、第1信号がキャビンの開口部まで到達しなくなるので、開閉体が開状態において第1信号が開口部を介してキャビンの外側に漏れ出るのを確実に回避することができる。
第7の発明では、第1信号が第2鍵検出範囲に送信されている状態において、建設機械の駆動源が起動すると、第1信号の送信範囲が第1鍵検出範囲へと戻されるようになる。したがって、例えば、駆動源を起動する際は第2鍵検出範囲内に携帯鍵を置いていたが、一旦駆動源を停止させた後、携帯鍵の位置を当初の位置から第2鍵検出範囲の外側の位置に移動させた状態で駆動源を再度起動させようと電源スイッチを操作した場合において、携帯鍵が第1信号を受信できなくなって建設機械の駆動源を起動できないといった事態を回避することができる。
本発明の実施形態に係る油圧ショベルの斜視図である。 本発明の実施形態に係る油圧ショベルのキャビン内部を上方から視た概略図である。 本発明の実施形態に係る油圧ショベルの制御システムを示すブロック図である。 鍵検出範囲変更部による処理を示すフローチャートである。 携帯鍵制御部による処理を示すフローチャートである。 認証部による処理を示すフローチャートである。 起動制御部による処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る第1信号の送信範囲を示す図である。 変形例に係る図8相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
図1は、本発明の実施形態に係る制御システム1を備えた油圧ショベル10(建設機械)を示す。該油圧ショベル10は、主に掘削作業を行うためのものであり、クローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2の上方に旋回機構を介して取り付けられた上部旋回体3とを備え、当該上部旋回体3は、上下方向に延びる旋回軸心周りに旋回可能となっている。なお、下部走行体2のクローラ2aは、エンジン35(図3参照)により駆動される油圧ポンプの油圧で駆動するようになっている。
上部旋回体3の幅方向一側には、掘削アタッチメント4が設けられている。該掘削アタッチメント4は、ブーム4a、アーム4b及びバケット4cを基端側から順に備え、エンジン35(図3参照)により駆動される油圧ポンプの油圧で駆動するようになっている。
一方、上部旋回体3の幅方向他側には、油圧ショベル10の操縦者(乗員)を保護するボックス形状のキャビン5が設けられ、該キャビン5は、当該キャビン5の骨格をなすキャビン本体6を備えている。
該キャビン本体6の幅方向他側面における車両前側略半分には、図2に示すように、矩形枠状をなす乗降口6a(開口部)が設けられている。
該乗降口6aには、上下方向に延びる長方形板状をなす乗降ドア7が開閉可能に取り付けられている。
キャビン5内部における略中央には、油圧ショベル10の操縦者が着座可能な操縦席8が設けられ、該操縦席8に着座する操縦者は、各レバー等により油圧ショベル10を操縦可能になっている。
キャビン5内部における操縦席8の幅方向一側には、当該操縦席8に着座する操縦者が押下げ操作可能な電源スイッチ9が配設され、該電源スイッチ9の押下げ操作により、エンジン35の起動と停止とが切り替わるようになっている。
キャビン5内部における操縦席8の後方には、メインコントローラ20が配設される一方、キャビン5内部における操縦席8の前方下部には、メインコントローラ20に接続された第1信号送信アンテナ11及び第2信号受信アンテナ12が配設されている。
次に、本発明の実施形態に係る制御システム1について、図3を用いて説明する。
制御システム1は、第1信号送信アンテナ11、第2信号受信アンテナ12、ドア開閉センサ13、電源スイッチセンサ14、メインコントローラ20、エンジンコントローラ30、エンジン35(スタータモーター31、燃料噴射弁32)及び油圧ショベル10から持出可能な携帯鍵50で構成され、メインコントローラ20と携帯鍵50との間で第1信号X1と第2信号X2との送受信が行われるようになっている。
ここで、第1信号X1とは、約125khz帯のLF(Low Frequency)信号であり、携帯鍵50に対して第2信号X2の送信をリクエストするようになっている。また、第2信号X2(認証信号)とは、約312Mhz帯のRF(Radio Frequency)信号であり、携帯鍵50毎に設定された認証用のIDコードを含んでいる。
第1信号送信アンテナ11は、メインコントローラ20と通信可能に構成され、当該メインコントローラ20の指令に基づいて第1信号X1を送信するようになっている。
第2信号受信アンテナ12は、メインコントローラ20と通信可能に構成され、第2信号X2を受信した際、当該第2信号X2をメインコントローラ20に送信するようになっている。
ドア開閉センサ13は、キャビン5に取り付けられた乗降ドア7の開閉度合(開閉状態)を検知可能になっていて、検知した値をメインコントローラ20に送信するように構成されている。
電源スイッチセンサ14は、電源スイッチ9の操作状態を検知可能になっていて、検知した値をメインコントローラ20に送信するように構成されている。
メインコントローラ20は、鍵検出範囲変更部21、認証部22及び起動制御部23を備えていて、図示しないプロセッサにより各部における処理を実行するようになっている。
鍵検出範囲変更部21は、第1信号送信アンテナ11から送信される第1信号X1の出力強度を変更するようになっていて、これにより、第1信号X1の送信範囲(鍵検出範囲)が変更されるようになっている。
認証部22は、携帯鍵50から受信する第2信号X2に含まれる認証用のIDコードと予め設定された正規のIDコードとを比較し、携帯鍵50が油圧ショベル10に対応するものか否かを判断するようになっている。
起動制御部23は、油圧ショベル10と携帯鍵50との間で第1信号X1と第2信号X2との送受信が行われている状態で電源スイッチ9が押されると、エンジンコントローラ30に起動指令を行うようになっている。
エンジンコントローラ30は、メインコントローラ20と通信可能に構成され、該メインコントローラ20の指令に基づいて、スタータモーター31及び燃料噴射弁32を制御するようになっている。
スタータモーター31は、エンジンコントローラ30の駆動指令に基づいてエンジン35を起動させるようになっている。
燃料噴射弁32は、エンジン35の気筒内に燃料(例えば、軽油)を供給可能になっていて、エンジンコントローラ30の指令に基づく燃料噴射量をエンジン35の気筒内に噴射するようになっている。
携帯鍵50は、第1信号受信アンテナ51、第2信号送信アンテナ52及び携帯鍵コントローラ55を備えている。
第1信号受信アンテナ51は、油圧ショベル10の第1信号送信アンテナ11から発信された第1信号X1を受信可能に構成されていて、当該第1信号X1を受信した際、携帯鍵コントローラ55に第1信号X1を送信するようになっている。
第2信号送信アンテナ52は、携帯鍵コントローラ55の指令に基づいて第2信号X2を送信するようになっている。
携帯鍵コントローラ55は、携帯鍵制御部56を備え、該携帯鍵制御部56は、図示しないプロセッサにより後述の処理を実行するようになっている。
次に、制御システム1において実行される各処理について説明する。該各処理は、所定周期毎(例えば、0.1秒毎)に実行するように構成されている。
まず、メインコントローラ20における鍵検出範囲変更部21の処理について、図4を用いて説明する。
ステップS1では、ドア開閉センサ13のセンサ値、つまり、乗降ドア7の開閉度合に関する情報を取得し、ステップS2に進む。
ステップS2では、ステップS1にて取得した情報に基づいて、乗降ドア7が閉じているか否かを判断する。
ステップS2の判断がYesの場合、すなわち、乗降ドア7が閉じた状態であると判断すると、ステップS3に進んで第1信号X1の送信範囲を第1鍵検出範囲R1に設定し、その後、ステップS5に進む。本実施形態における第1鍵検出範囲R1は、第1信号X1がキャビン5内部の全域に行き渡るような範囲に設定されており、例えば、第1信号送信アンテナ11から送信された第1信号X1が閉状態の乗降ドア7の内面、つまり、操縦席8側の面にあたってキャビン5の内側に反射するように設定されている。
一方、ステップS2の判断がNoの場合、すなわち、乗降ドア7が開いた状態であると判断すると、ステップS4に進んで第1信号X1の送信範囲を第2鍵検出範囲R2に設定し、その後、ステップS5に進む。本実施形態における第2鍵検出範囲R2は、第1鍵検出範囲R1よりも狭い範囲に設定されており、仮にキャビン5の乗降ドア7が開いている場合であっても、第1信号X1が乗降口6aからキャビン5の外に漏れ出ないように設定されている。
ステップS5では、ステップS3又はステップS4において設定された各送信範囲に第1信号X1が到達するよう第1信号送信アンテナ11に対して作動指令を行った後、エンドに進み処理を終了する。作動指令を受けた第1信号送信アンテナ11は、設定された鍵検出範囲に第1信号X1を送信する。なお、ステップS4において、第2鍵検出範囲R2が設定されている場合は、第1鍵検出範囲R1が設定されている場合よりも第1信号X1の出力強度を低くするようになっている。
次に、携帯鍵コントローラ55における携帯鍵制御部56の処理について、図5を用いて説明する。
ステップS11では、第1信号受信アンテナ51により第1信号X1を受信したか否かを判断する。
ステップS11の判断がYesの場合、すなわち、第1信号X1を受信したと判断した場合、ステップS12に進んで第2信号X2を送信するように第2信号送信アンテナ52に作動指令した後、エンドに進み処理を終了する。このとき、作動指令を受けた第2信号送信アンテナ52は、第2信号X2を送信する。
一方、ステップS11の判断がNoの場合、すなわち、第1信号X1を受信していないと判断した場合、エンドに進み処理を終了する。
次に、メインコントローラ20における認証部22の処理について、図6を用いて説明する。
ステップS21では、第2信号受信アンテナ12において第2信号X2を受信しているか否かを判断する。
ステップS21の判断がNoの場合、すなわち、第2信号X2を受信していないと判断した場合、エンドに進んで処理を終了する。
一方、ステップS21の判断がYesの場合、すなわち、第2信号X2を受信していると判断した場合、ステップS22に進んで受信した第2信号X2に基づいて携帯鍵50の認証処理を実行した後、ステップS23に進む。すなわち、ステップS22では、受信した第2信号X2に含まれる認証用のIDコードと予め設定されている正規のIDコードとの比較処理結果を出力する。
そして、ステップS23では、ステップS22における比較処理結果に基づいて、携帯鍵50が正規のものであるか否かを判断する。すなわち、第2信号X2に含まれる認証用のIDコードが正規のIDコードと一致する場合には、携帯鍵50が油圧ショベル10に対応するものと判断する一方、第2信号X2に含まれる認証用のIDコードが正規のIDコードと一致しない場合には、携帯鍵50が油圧ショベル10に対応するものではないと判断する。携帯鍵50が正規のものではないと判断された場合は、ステップS25に進む。
ステップS23の判断がYesの場合、すなわち、携帯鍵50が正規のものであると判断した場合、ステップS24に進んでエンジン35を起動操作可能状態に設定した後、エンドに進んで処理を終了する。なお、起動操作可能状態とは、エンジン35が停止状態において電源スイッチ9を操作することにより、エンジン35を起動させることができる状態である。
一方、ステップS23の判断がNoの場合、すなわち、携帯鍵50が正規ではないと判断した場合、ステップS25に進んでエンジン35を起動操作不能状態に設定した後、エンドに進んで終了する。なお、起動操作不能状態とは、電源スイッチ9が操作されても、停止状態のエンジン35が起動されない状態である。
次に、メインコントローラ20における起動制御部23の処理について、図7を用いて説明する。なお、起動制御部23の処理は、エンジン35の停止状態において実行されるようになっている。
ステップS31では、電源スイッチセンサ14のセンサ値、つまり、電源スイッチ9の操作状態(押下げられたか否か)に関する情報を取得し、ステップS32に進む。
ステップS32では、ステップS31にて取得した情報に基づいて電源スイッチ9が操作されたか否かを判断する。ステップS32の判断がNoの場合、すなわち、電源スイッチ9が押されていないと判断した場合は、エンドに進んで処理を終了する。
一方、ステップS32の判断がYesの場合、すなわち、電源スイッチ9が押されたと判断した場合は、ステップS33進んでステップS24によりエンジン35が起動操作可能状態に設定されているか否かを判断する。
ステップS33の判断がYesの場合、すなわち、エンジン35が起動操作可能状態に設定されている場合は、ステップS34に進む。
ステップS34では、ステップS32の判断がYes(電源スイッチ9が押されているとの判断)、かつ、ステップS33の判断がYes(携帯鍵50が油圧ショベル10に対応するものとの判断)の場合であるため、エンジンコントローラ30に対してエンジン35の起動指令を行った後、処理を終了する。エンジンコントローラ30は、起動指令を受け取ると、スタータモーター31及び燃料噴射弁32に作動指令を行ってエンジン35を起動させる。当該エンジン35が起動すると、当該エンジン35の起動に連動して油圧ポンプが駆動するので、当該油圧ポンプの油圧により、油圧ショベル10におけるクローラ2aやアタッチメント4等を駆動させる各油圧アクチュエーターがキャビン5内部に設けられた各レバー等により操作可能な状態となる。
一方、ステップS33の判断がNoの場合、すなわち、エンジン35が起動操作不能状態に設定されている場合は、ステップS35に進む。
ステップS35では、ステップS32の判断がYes(電源スイッチ9が押されているとの判断)、かつ、ステップS33の判断がNo(携帯鍵50が油圧ショベル10に対応しないものとの判断)の場合であるため、エンジン35は起動されず、エンドに進んで処理を終了する。
次に、図8を用いて、制御システム1の鍵検出範囲変更部21の処理に係る作用効果について説明する。
図8(a)では、乗降ドア7が閉じられているので、第1信号送信アンテナ11から送信される第1信号X1が乗降ドア7の内面に反射して、キャビン5の外側に漏れ出ない。したがって、乗降ドア7が閉状態の場合、第1信号X1の送信範囲は、キャビン5内部の全域に行き渡る第1鍵検出範囲R1になっている。
しかし、図8(b)に示すように、乗降ドア7が開かれると、第1信号送信アンテナ11から送信される第1信号X1が乗降口6aを介してキャビン5の外に漏れ出るようになる。したがって、携帯鍵50がキャビン5の外側に位置する状態であっても、携帯鍵50が第1信号X1を受信すると、第2信号X2を送信するようになるので、携帯鍵50を持たない別の作業者等によってエンジン35が起動されてしまうおそれがある。
これに対して、本実施形態によれば、図8(c)に示すように、乗降ドア7が開かれた状態では、第1信号X1の送信範囲が第1鍵検出範囲R1よりも狭い第2鍵検出範囲R2に変更される、つまり第2鍵検出範囲R2の境界線がキャビン5の内部に位置するようになるので、乗降口6aから第1信号X1がキャビン5の外側に漏れ出てしまうのを抑制することができる。
したがって、本実施形態によれば、乗降ドア7が閉状態のときには、キャビン5の全体が第1信号送信アンテナ11を囲うようになるので、第1信号X1がキャビン5の外側にまで送信され難くなり、キャビン5の外側に位置する携帯鍵50と油圧ショベル10のメインコントローラ20との間で第1信号X1及び第2信号X2の送受信が成立し難くなる。一方、乗降ドア7が開状態のときには、第1信号X1の送信範囲が乗降ドア7の閉状態のときよりも狭くなり、第1信号X1がキャビン5の乗降口6aから当該キャビン5の外側に漏れ出難くなるので、携帯鍵50がキャビン5の外側に位置していたとしても、携帯鍵50と油圧ショベル10のメインコントローラ20との間で第1信号X1及び第2信号X2の送受信が成立し難くなる。このように、携帯鍵50がキャビン5の外側に位置すると、乗降ドア7の開閉状態に関わらず、携帯鍵50と油圧ショベル10のメインコントローラ20との間で第1信号X1及び第2信号X2の送受信が成立し難くなるので、例えば、携帯鍵50を持たない別の作業者がキャビン5の内部に乗り込んで電源スイッチ9を操作して油圧ショベル10のエンジン35が起動しまうといったことを防ぐことができる。
また、鍵検出範囲変更部21が第1信号X1の出力強度を変更するので、第1信号X1の送信範囲を所望の範囲に変更可能になる。したがって、乗降ドア7が開状態の際に第1信号X1がキャビン5の外側に漏れ出ないように第1信号X1の鍵検出範囲を任意の範囲に調整することができる。
また、第2鍵検出範囲R2の境界線をキャビン5の内部に位置するよう設定しているので、乗降ドア7が開状態の際において、第1信号X1がキャビン5の乗降口6aまで到達しなくなる。したがって、乗降ドア7が開状態において第1信号X1が乗降口6aを介してキャビン5の外側に漏れ出るのを確実に回避することができる。
なお、本実施形態では、キャビン5の内部に第1信号送信アンテナ11を1つ配設するようにしたが、図9(a)に示すように、第1信号X1を送信可能な信号送信手段として、乗降ドア7と操縦席8との間に配設された第1アンテナ25a(第1アンテナ部)と、操縦席8における乗降ドア7とは反対側、つまり、第1アンテナ25aよりも乗降ドア7から離間した位置に配設された第2アンテナ25b(第2アンテナ部)とを備えるようにしてもよい。そして、鍵検出範囲変更部21は、ドア開閉センサ13が乗降ドア7を閉状態と検知した際には、図9(a)に示すように、第1アンテナ25aと第2アンテナ25bとの両方から第1信号X1を送信させて第1鍵検出範囲R1とする一方、ドア開閉センサ13が乗降ドア7を開状態と検知した際には、図9(c)に示すように、第2アンテナ25bのみ第1信号X1を送信させて第2鍵検出範囲R2とするようにしてもよい。このようにすることで、乗降ドア7が閉状態のときには、第1アンテナ25aと第2アンテナ25bとの両方から第1信号X1が発信されるので、第1信号X1がキャビン5内部の全域に行き渡るようになり、キャビン5内部に位置する携帯鍵50が油圧ショベル10のメインコントローラ20との間で確実に第1信号X1及び第2信号X2の送受信を行うことができる。また、乗降ドア7が開状態のときには、乗降ドア7の近くに配設された第1アンテナ25aから第1信号X1が発信されなくなるので、図9(b)に示すように、第1信号X1がキャビン5の乗降口6aから漏れ出てしまうのを確実に防止することができる。
また、本実施形態では、鍵検出範囲変更部21は、乗降ドア7が開状態のときにおいて、乗降ドア7の開き度合に関わらず第2鍵検出範囲R2を固定範囲としていたが、ドア開閉センサ13により検知する乗降ドア7の開き度合が大きいときは、そうでないときよりも第2鍵検出範囲R2を狭く変更させるようにしてもよい。このようにすることで、乗降ドア7が開状態のときにおいて、乗降ドア7の開き度合いが比較的小さいときには、第1信号X1の送信範囲がそれほど狭くならないので、携帯鍵50がキャビン5内部において第1信号送信アンテナ11から比較的離れて位置する場合であっても第1信号X1を受信できるようになる。したがって、携帯鍵50がキャビン5内部にあるのにもかかわらず、油圧ショベル10のエンジン35が起動できない事態を回避することができる。また、乗降ドア7が開状態のときにおいて、乗降ドア7の開き度合いが比較的大きく乗降口6aからキャビン5の外側に第1信号X1が漏れ出る可能性が高いときには、第1信号X1の送信範囲がより狭くなるので、キャビン5の乗降口6aから第1信号X1が漏れ出るのを確実に防止することができる。
また、本実施形態では、鍵検出範囲変更部21は、乗降ドア7の開閉状態に基づいて第1信号X1の送信範囲を設定しているが、第1信号X1が第2鍵検出範囲R2である状態においてエンジン35が起動された際、第1信号X1の送信を第2鍵検出範囲R2から第1鍵検出範囲R1に変更するようにしてもよい。このようにすることで、第1信号X1が第2鍵検出範囲R2に送信されている状態において、油圧ショベル10のエンジン35が起動すると、第1信号X1の送信範囲が第1鍵検出範囲R1へと戻されるようになる。したがって、例えば、エンジン35を起動する際は第2鍵検出範囲R2内に携帯鍵50を置いていたが、一旦エンジン35を停止させた後、携帯鍵50の位置を当初の位置から第2鍵検出範囲R2の外側の位置に移動させた状態でエンジン35を再度起動させようと電源スイッチ9を操作した場合において、携帯鍵50が第1信号X1を受信できなくなって油圧ショベル10のエンジン35を起動できないといった事態を回避することができる。
また、本実施形態では、鍵検出範囲変更部21は、乗降ドア7の開閉状態に基づいて第1信号X1の送信範囲を設定していたが、乗降ドア7が開状態から閉状態とされた際、或いは、乗降ドア7の鍵が非施錠状態から施錠状態とされた際、第1信号X1の送信を第2鍵検出範囲R2から第1鍵検出範囲R1に変更するようにしてもよい。
また、本実施形態の制御システム1は、乗降ドア7が開閉する際に、第1信号X1の送信範囲を変更しているが、キャビン本体6の窓枠に開閉可能に取り付けられた窓が開閉する際に第1信号X1の送信範囲を変更するようにしてもよい。すなわち、キャビン5の窓は、金属層が積層されたフィルムを備え、乗員が窓を開閉させた際において鍵検出範囲変更部21が第1信号X1の送信範囲を変更するようにしてもよい。
また、本実施形態では、鍵検出範囲変更部21が乗降ドア7の開閉状態に基づいて、第1信号送信アンテナ11により送信される第1信号X1の送信範囲を設定しているが、これに限らず、例えば、乗降ドア7の開閉状態に基づいて、第2信号受信アンテナ12の受信範囲を設定するようにしても良い。具体的には、乗降ドア7が閉状態のときには、第2信号X2の受信範囲を第1受信範囲(第1鍵検出範囲)に設定する一方、乗降ドア7が開状態のときには、第2信号X2の受信範囲を第1受信範囲よりも狭い第2受信範囲(第2鍵検出範囲)としてもよい。そうすると、乗降ドア7が閉状態のときには、キャビン5内部に第1受信範囲(第1鍵検出範囲)が設定されるので、キャビン5内部に位置する携帯鍵50と油圧ショベル10のメインコントローラ20との間で認証作業を確実に行うことができる。一方、乗降ドア7が開状態のときには、乗降ドア7の閉状態のときよりも第2信号X2を受信(検出)する範囲が狭くなるため、携帯鍵50がキャビン5の外側に位置すると、携帯鍵50と油圧ショベル10のメインコントローラ20との間において第1信号X1及び第2信号X2の送受信が成立し難くなり、例えば、携帯鍵50を持たない別の作業者がキャビン5の内部に乗り込んで電源スイッチ9を操作して油圧ショベル10のエンジン35が起動しまうといったことを防ぐことができる。
また、本実施形態では、携帯鍵50は、第1信号X1を受信した際、認証信号として第2信号X2を送信するようにしているが、携帯鍵50が第1信号X1を受信しなくても、第2信号X2を送信するようにしてもよい。
また、本実施形態では、駆動源として、エンジン35が搭載されている例について説明したが、エンジンの代わりに、電気モーターが駆動源であってもよいし、電気モーターとエンジンとの両方が搭載されたハイブリッド型の駆動源であってもよい。
また、本実施形態の制御システム1は、油圧ショベル10に適用した例について説明したが、油圧ショベル10以外の建設機械に適用してもよい。
本発明は、建設機械の駆動源が起動操作可能状態か否かを乗員が携帯可能な携帯鍵との信号の送受信により判定して決める建設機械の制御システムに適している。
1 制御システム
5 キャビン
6a 乗降口(開口部)
7 乗降ドア(開閉体)
9 電源スイッチ
10 油圧ショベル(建設機械)
11 第1信号送信アンテナ(信号送信手段)
13 ドア開閉センサ(開閉検知手段)
20 メインコントローラ(制御手段)
21 鍵検出範囲変更部
25a 第1アンテナ(第1アンテナ部)
25b 第2アンテナ(第2アンテナ部)
35 エンジン(駆動源)
R1 第1鍵検出範囲
R2 第2鍵検出範囲
X1 第1信号
X2 第2信号

Claims (7)

  1. 乗員に携帯可能に構成され、認証信号を送信する携帯鍵と、所定の鍵検出範囲において受信する前記認証信号に基づいて前記携帯鍵が建設機械に対応するものと判定した際、前記建設機械の駆動源をキャビン内部に設けられた電源スイッチにより起動操作可能状態にする制御手段とを備えた建設機械の制御システムであって、
    前記キャビンは、その内部に連通する開口部を開閉する開閉体と、該開閉体の開閉状態を検知可能な開閉検知手段とを有し、
    前記制御手段は、前記開閉検知手段に接続され、該開閉検知手段が前記開閉体を閉状態と検知したときには、前記キャビン内部を含む第1鍵検出範囲を設定する一方、前記開閉検知手段が前記開閉体を開状態と検知したときには、前記キャビン内部を含む前記第1鍵検出範囲よりも狭い第2鍵検出範囲を設定する鍵検出範囲変更部を備えていることを特徴とする建設機械の制御システム。
  2. 請求項1に記載の建設機械の制御システムにおいて、
    前記建設機械のキャビン内部には、第1信号を送信可能な信号送信手段が配設され、
    前記携帯鍵は、前記第1信号を受信した際、前記認証信号である第2信号を送信するよう構成され、
    前記鍵検出範囲変更部は、前記開閉検知手段が前記開閉体を閉状態と検知したときには、前記第1鍵検出範囲において前記第1信号を送信する一方、前記開閉検知手段が前記開閉体を開状態と検知したときには、前記第2鍵検出範囲において前記第1信号を送信するよう前記信号送信手段を制御することを特徴とする建設機械の制御システム。
  3. 請求項2に記載の建設機械の制御システムにおいて、
    前記信号送信手段は、前記第1信号を送信可能な第1アンテナ部と、当該第1アンテナ部よりも前記開閉体から離間した位置に配設され且つ前記第1信号を送信可能な第2アンテナ部とを含み、
    前記鍵検出範囲変更部は、前記開閉検知手段が前記開閉体を閉状態と検知した際、前記第1アンテナ部と前記第2アンテナ部との両方から前記第1信号を送信させて前記第1鍵検出範囲とする一方、前記開閉検知手段が前記開閉体を開状態と検知した際、前記第2アンテナ部のみ前記第1信号を送信させて前記第2鍵検出範囲とすることを特徴とする建設機械の制御システム。
  4. 請求項2に記載の建設機械の制御システムにおいて、
    前記鍵検出範囲変更部は、前記第1信号の出力強度を変更することにより、前記第1鍵検出範囲と第2鍵検出範囲とを切り替えることを特徴とする建設機械の制御システム。
  5. 請求項4に記載の建設機械の制御システムにおいて、
    前記開閉検知手段は、前記開閉体の開き度合を検知可能に構成され、
    前記鍵検出範囲変更部は、前記開閉検知手段により検知する前記開閉体の開き度合が大きいときは、そうでないときよりも前記第2鍵検出範囲を狭く変更させることを特徴とする建設機械の制御システム。
  6. 請求項2から5のいずれか1つに記載の建設機械の制御システムにおいて、
    前記第2鍵検出範囲の境界線は、前記キャビンの内部に位置するよう設定されていることを特徴とする建設機械の制御システム。
  7. 請求項2から6のいずれか1つに記載の建設機械の制御システムにおいて、
    前記鍵検出範囲変更部は、前記第1信号の送信が前記第2鍵検出範囲である状態において前記駆動源が起動された際、前記第1信号の送信を前記第2鍵検出範囲から前記第1鍵検出範囲に変更することを特徴とする建設機械の制御システム。
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