JP7409293B2 - 車両用のサイドドア - Google Patents

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Description

本明細書が開示する技術は、車両の側面に設けられるサイドドアに関する。
特許文献1に、車両用のサイドドアが開示されている。このサイドドアは、インナパネルと、インナパネルに取り付けられているとともに、ユーザによって操作されるドアハンドルと、インナパネルを車両の外側から覆うとともに、ドアハンドルを露出させる開口を有するアウタパネルとを備える。インナパネルを構成する材料は金属であり、アウタパネルを構成する材料は樹脂である。
特開2018-1858号公報
路面を走行する車両では、車両の前後方向からの衝突(即ち、前面衝突又は後面衝突)が発生した場合に、その衝突荷重によってサイドドアが変形することがある。このとき、上記したサイドドアのように、インナパネルとアウタパネルとが異種材料で構成されていると、それらのパネルには、別々の変形が生じ得る。特に、樹脂で構成されたアウタパネルは、金属で構成されたインナパネルよりも、弾性域が広いという特徴がある。従って、衝突荷重によってサイドドアが変形したときに、インナパネルには不可逆的な塑性変形が生じる一方で、アウタパネルには大きな塑性変形が生じることがなく、アウタパネルが本来の形状(又はそれに近い形状)へ復元することがある。この場合、インナパネルに取り付けられたドアハンドルと、それを露出させるアウタパネルの開口との間には、大きな相対変位が生じ得る。その結果、アウタパネルの開口の周縁が、ドアハンドルに意図せず接触することがあり、それによって、例えばドアハンドルが誤操作されるおそれがある。
上記のような事象は、インナパネルとアウタパネルとが同じ材料で構成されたサイドドアにおいても、同様に生じ得る。即ち、それらのパネルが同じ材料で構成されていても、例えば形状や構造が互いに異なっていれば、車両の衝突が発生した場合に、それらのパネルには別々の変形が生じ得る。その結果、アウタパネルの開口の周縁が、ドアハンドルに意図せず接触することがあり、それによって、例えばドアハンドルが誤操作されるおそれがある。
上記した実情を鑑み、本明細書は、車両の衝突が発生したときにアウタパネルがドアハンドルに接触することを抑制し得る技術を提供する。
本明細書が開示する技術は、車両用のサイドドアに具現化される。このサイドドアは、インナパネルと、インナパネルに取り付けられているとともに、ユーザによって操作されるドアハンドルと、インナパネルを車両の外側から覆うとともに、ドアハンドルを露出させる開口を有するアウタパネルと、インナパネルに取り付けられているとともに、アウタパネルの開口を少なくとも部分的に塞ぐカバーと、を備える。カバーは、少なくともドアハンドルの車両前後方向において、ドアハンドルとアウタパネルとの間の隙間へ突出する突出部を有する。
上記したサイドドアでは、インナパネルにカバーが取り付けられている。アウタパネルの開口は、カバーによって部分的に塞がれている。カバーは、突出部を備える。突出部は、ドアハンドルの前後方向において、ドアハンドルとアウタパネルとの間の隙間へ突出している。このような構成によると、車両に前面衝突又は後面衝突が発生し、インナパネルとアウタパネルとに別々の変形が生じたときでも、アウタパネルの開口がドアハンドルに向けて移動することを、カバーの突出部によって妨げることができる。従って、アウタパネルの開口の周縁がドアハンドルと接触することが抑制され、例えばドアハンドルの意図しない誤操作が防止される。
車両10の全体を模式的に示す側面図であって、車両10の右側面を主に示す。 図1中の点線IIで覆われた部分の拡大図を示す。 図2中のIII-III線における断面図であって、カバー52の構成を示す。 図2中のIV-IV線における断面図であって、カバー52の構成を示す。特に、橋渡し部82に設けられた突起部64の構成を示す。 アウタパネル56と、カバー52と、インナパネル58とを分解した拡大図を示す。 傾斜部72の構成を示す。 アウタパネル56の後端76とインナパネル58の後端74とを模式的に示す。
本技術の一実施形態において、カバーの突出部は、アウタパネルの開口の周縁に沿って形成されていてもよい。即ち、突出部は、開口の周縁に沿って延びていてもよい。このような構成によると、アウタパネルの開口がドアハンドルに向けて移動することを、より効果的に抑制することができる。
本技術の一実施形態において、カバーの突出部は、アウタパネルの開口の全周に亘って形成されていてもよい。このような構成によると、突出部を含むカバーの剛性を比較的に高くすることができる。そのため、より高い衝突荷重によってアウタパネルの開口がドアハンドルに向けて移動した場合においても、その移動を妨げることができる。
本技術の一実施形態において、カバーは、インナパネルに締結具を用いて固定された複数の固定部と、インナパネルに係合する突起部とをさらに有してもよい。複数の固定部は、カバーの外周縁に沿って設けられてもよく、突起部は、複数の固定部によって囲まれた範囲内に位置していてもよい。このような構成によると、カバーは、締結具による複数の固定部に加えて、突起部においてもインナパネルに対して係合する。これにより、必要とされる締結具の数を増やすことなく、インナパネルに対してカバーを強固に取り付けることができる。
本技術の一実施形態において、カバーは、二つの開口と、二つの開口の間を延びる橋渡し部とをさらに有してもよい。ドアハンドルは、カバーの二つの開口を通じて、インナパネルへ取り付けられており、カバーの突起部は、橋渡し部に設けられていてもよい。このような構成によると、開口を通じてインナパネルに取り付けられたドアハンドルの比較的近くに、突起部が設けられることとなる。これにより、インナパネルに対してカバーをさらに強固に取り付けることができる。
本技術の一実施形態において、カバーは、突出部のアウタパネルに対向する側面に、アウタパネルからドアハンドルに向かって車両の外側へ傾斜する傾斜部をさらに有していてもよい。このような構成によると、衝突荷重によってアウタパネルの開口がドアハンドルに向けて移動するときに、アウタパネルの開口が傾斜部に沿って車両の外側に案内される。そのため、アウタパネルの開口の周縁が、突出部を乗り越えた場合でも、その周縁がドアハンドルに接触することを抑制することができる。
本技術の一実施形態において、アウタパネルを構成する材料と、インナパネルを構成する材料とは、弾性域が互いに異なっていてもよい。インナパネルとアウタパネルとが異種材料で構成されており、それらの材料の間で弾性域が互いに異なっていると、それらのパネルの形状や構造の相違にかかわらず、それらのパネルには別々の変形が生じ得る。そのことから、このような構成に対して、本技術は好適に採用することができる。
本技術の一実施形態において、インナパネルを構成する材料は、金属であってもよく、アウタパネルを構成する材料は、樹脂であってもよい。但し、それらのパネルを構成する材料は、金属と樹脂との組み合わせに限定されず、例えば、互いに異なる樹脂の組み合わせであってもよい。
本技術の一実施形態において、インナパネルの後端と、アウタパネルの後端とは、車両の前後方向における位置が互いに異なっていてもよい。二つのパネルの間で後端の位置が互いに異なっていると、後方からの衝突荷重によってサイドドアに変形が生じるときに、二つパネルに別々の変形が生じ易い。例えば、インナパネルの後端が、アウタパネルの後端よりも後方に位置していると、インナパネルが先に変形し始めることによって、インナパネルにはより大きな変形が生じ得る。このような構成に対して、本技術は好適に採用することができる。
図面を参照して、本実施例のサイドドア20について説明する。サイドドア20は、車両10に採用することができる。本実施例の車両10は、いわゆる自動車であって、路面を走行する車両である。
図面において、方向FRは車両の前後方向における前方を示しており、方向RHは車両の幅方向における右方を示しており、方向UPは車両の上下方向における上方を示している。なお、本明細書では、車両の前後方向の軸を単に前後軸と称することがある。また、車両の前後方向を単に前後方向と称し、車両の上下方向を単に上下方向と称し、車両の幅方向を単に幅方向と称することがある。
図1に示すように、車両10は、車体12と、複数の車輪14f、14rとを含む。車体12は、特に限定されないが、金属材料及び樹脂材料を用いて構成されている。複数の車輪14f、14rは、車体12に対して回転可能に取り付けられている。複数の車輪14f、14rには、一対の前車輪14fと、一対の後車輪14rとが含まれる。なお、車輪14f、14rの数については、四つに限定されない。本実施例における車両10は、二人乗りの小型なサイズを有するが、車両10のサイズや搭乗人数についても特に限定されない。
車両10は、走行用のモータ16と、バッテリユニット18とをさらに備える。走行用モータ16は、一対の後車輪14rに接続されており、一対の後車輪14rを駆動することができる。なお、走行用モータ16は、一対の後車輪14rに限られず、複数の車輪14f、14rの少なくとも一つを駆動するように構成されていればよい。バッテリユニット18は、電力供給回路(図示省略)を介して走行用モータ16に接続されており、走行用モータ16へ電力を供給する。バッテリユニット18は、複数の二次電池セルを内蔵しており、外部の電力によって繰り返し充電可能に構成されている。なお、車両10は、バッテリユニット18に加えて、又は代えて、燃料電池ユニットや太陽電池パネルといった他の電源を備えてもよい。また、車両10は、走行用モータ16に加えて、又は代えて、エンジンといった他の原動機を備えてもよい。
車両10は、サイドドア20をさらに備える。サイドドア20は、車体12に対して開閉可能に設けられている。サイドドア20は、ユーザが車両10に乗り降りするためのドアである。サイドドア20は、ヒンジ(図示省略)を介して車体12に取り付けられており、水平方向に揺動可能に構成されている。サイドドア20には、窓枠22が取り付けられている。窓枠22は、サイドドア20の上部に位置している。窓枠22は、窓開口24を画定している。窓開口24には、窓ガラス26が設けられている。窓ガラス26は開閉可能な窓ガラスであって、窓開口24に沿って上下方向へ移動可能に取り付けられている。
図1及び図2に示すように、サイドドア20は、ドアハンドル50をさらに備える。ドアハンドル50は、後述するインナパネル58に接続されている。ドアハンドル50は、サイドドア20を車体12のドア開口28に対して開閉するためにユーザが操作するハンドルである。ドアハンドル50は、車両10の幅方向の外側に露出するように設けられている。ドアハンドル50は、前後方向に延びている。ドアハンドル50は、前後方向に沿った軸線周りに回動するように構成されている。ドアハンドル50の具体的な構成は、後段にて説明する。
図2から図5を参照して、サイドドア20の、特にドアハンドル50に関連する構成を説明する。図3及び図4に示すように、サイドドア20は、アウタパネル56と、インナパネル58とをさらに備える。インナパネル58は、車両10の幅方向の内側に位置する。アウタパネル56は、幅方向の外側に位置するとともに、アウタパネル56は、インナパネル58を幅方向の外側から覆う。インナパネル58とアウタパネル56とは、上下方向及び前後方向に延びる。インナパネル58とアウタパネル56とは、両者の前端及び後端において、互いに接合されている。インナパネル58は、例えばスチール又はアルミニウムといった金属によって構成されている。他の実施例として、インナパネル58は、樹脂で構成されてもよい。
ここで、ドアハンドル50について説明する。ドアハンドル50は、前述のように、インナパネル58に接続されている。図4に示すように、ドアハンドル50は、取付部84と、複数のボルト66と、ハンドルレバー86と、複数のヒンジ70とを備える。取付部84は、前後方向に延びる部材であって、複数のボルト66によってインナパネル58に固定されている。取付部84の両端は、それぞれ、ヒンジ70を介してハンドルレバー86に接続されている。ハンドルレバー86は、ヒンジ70によって、車両10の前後方向に沿った軸線周りに回動するように構成されている。
アウタパネル56は、図2から図4に示すように、開口30を有する。開口30は、インナパネル58に接続されているドアハンドル50と対向する位置に設けられているとともに、ドアハンドル50を幅方向の外側に露出させる。アウタパネル56は、樹脂によって構成される。アウタパネル56を構成する樹脂材料には、例えばガラス繊維といったフィラーが含まれていてもよい。他の実施形態として、アウタパネル56は、金属で構成されてもよい。
車両10は、図2に示すように、カバー52をさらに備える。図5に示すように、カバー52には、複数の上固定孔90が設けられており、インナパネル58には、複数の下固定孔92が設けられている。複数の下固定孔92は、複数の上固定孔90のそれぞれに対応するように設けられている。カバー52の上固定孔90と、対応するインナパネル58の下固定孔92との各々に、複数の締結具60a、60b、60cが挿通されることによって、カバー52とインナパネル58とが連結される。カバー52は、例えば樹脂によって構成される。
図3及び図4に示すように、カバー52によって、アウタパネル56の開口30は部分的に塞がれる。カバー52は、突出部54を備える。突出部54は、カバー52と一体に形成される。突出部54は、ドアハンドル50とアウタパネル56との間の隙間へ突出している。このような構成によると、車両10に前面衝突又は後面衝突が発生し、インナパネル58とアウタパネル56とに別々の変形が生じたときに、アウタパネル56の開口30がドアハンドル50に向けて移動することを、突出部54によって妨げることができる。具体的には、アウタパネル56の開口30がドアハンドル50に向けて移動しようとしたときに、その周縁62は、突出部54のアウタパネル56に対向する側面に接触する。突出部54の側面に接触したアウタパネル56には、一例ではあるが、座屈変形が生じる。従って、アウタパネル56の開口30の周縁62がドアハンドル50と接触することが抑制される。その結果、例えばドアハンドル50の意図しない誤操作が防止される。
加えて、本実施例におけるカバー52の突出部54は、アウタパネル56の開口30の周縁62に沿って延びているとともに、開口30の全周に亘って形成されている。したがって、カバー52の剛性が比較的に高められている。そのため、より高い衝突荷重によってアウタパネル56の開口30がドアハンドル50に向けて移動した場合においても、その移動を妨げることができる。
突出部54の具体的な構成は、様々に変形することができる。例えば、突出部54は、少なくともドアハンドル50の前後方向において、ドアハンドル50とアウタパネル56との間の隙間へ突出するように設けられればよく、その形状、大きさ、及び数は特に限定されない。他の実施形態として、突出部54は、ドアハンドル50の前後方向それぞれにおいて、アウタパネル56の開口30の周縁62に沿って、ドアハンドル50とアウタパネル56との間の隙間へ部分的に突出するプレート状であってもよい。この場合、突出部54は、ドアハンドル50の前方と後方との二か所に設けられる。このような構成においても、車両10に前面衝突又は後面衝突が発生した場合に、突出部54は、アウタパネル56の開口30がドアハンドル50に向けて移動することを抑制することができる。
図5に示すように、本実施例において、カバー52は、橋渡し部82と、突起部64を備える。橋渡し部82は、カバー52の上方から下方に向かって延びており、二つのカバー開口80a、80bを画定する。図4に示すように、ドアハンドル50は、二つのカバー開口80a、80bを通じて、複数のボルト66によって、インナパネル58に取り付けられている。橋渡し部82には、突起部64が設けられている。突起部64は、屈曲構造であって、インナパネル58に設けられた孔88を通って、前後軸に平行な向きに屈曲される。カバー52の突起部64がインナパネル58の孔88に引っ掛かることによって、カバー52は、インナパネル58に係合される。したがって、カバー52は、締結具60a、60b、60cによる複数の固定部に加えて、突起部64においてもインナパネル58に対して係合する。これにより、必要とされる締結具の数を増やすことなく、インナパネル58に対してカバー52を強固に取り付けることができる。
加えて、前述のように、ドアハンドル50は、カバーの二つのカバー開口80a、80bを通じて、インナパネル58へ取り付けられている。即ち、カバー開口80a、80bを通じてインナパネル58に取り付けられたドアハンドル50の比較的近くに、突起部64が設けられる。これにより、インナパネル58に対してカバー52をさらに強固に取り付けることができる。
加えて、本実施例におけるカバー52は、図6に示すように、突出部54のアウタパネル56に対向する側面に、アウタパネル56からドアハンドル50に向かって車両10の外側へ傾斜する傾斜部72をさらに備えていてもよい。このような構成によると、衝突荷重によってアウタパネル56の開口30がドアハンドル50に向けて移動するときに、開口30が傾斜部72に沿って車両10の外側に案内される。そのため、アウタパネル56の開口30の周縁62が、突出部54を乗り越えた場合でも、その周縁62がドアハンドル50に接触することを抑制することができる。本実施例のように、突出部54がアウタパネル56の開口30の全周に亘って形成されている場合、傾斜部72は、突出部54の端面において、環状に設けられる。
本実施例で説明した技術は、アウタパネル56を構成する材料と、インナパネル58を構成する材料との、弾性域が互いに異なる場合でも、同様に採用することができる。インナパネル58とアウタパネル56とが異種材料で構成されており、それらの材料の間で弾性域が互いに異なっていると、それらのパネルの形状や構造の相違にかかわらず、それらのパネルには別々の変形が生じやすい。そのことから、本実施例で説明した技術は、アウタパネル56を構成する材料と、インナパネル58を構成する材料との、弾性域が互いに異なる場合に、特に好適に採用することができる。
本技術で説明した技術は、インナパネル58の後端と、アウタパネル56の後端との、車両10の前後方向における位置が互いに異なっている場合でも、同様に採用することができる。二つのパネルの間で後端の位置が互いに異なっていると、後方からの衝突荷重によってサイドドア20に変形が生じるときに、二つパネルに別々の変形が生じ易い。例えば、図7に示すように、アウタパネル56の後端76が、インナパネル58の後端74よりも後方に位置していると、インナパネル58が先に変形し始めることによって、インナパネル58にはより大きな変形が生じやすい。そのことから、本実施例で説明した技術は、インナパネル58の後端74と、アウタパネル56の後端76との、前後方向における位置が互いに異なっている場合に、特に好適に採用することができる。
以上、いくつかの具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、異常に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書又は図面に説明した技術要素は、単独であるいは組み合わせによって技術的有用性を発揮するものである。
10:車両
12:車体
20:サイドドア
30:開口
50:ドアハンドル
52:カバー
54:突出部
56:アウタパネル
58:インナパネル
60a、b、c:締結具
62:周縁
64:突起部
66:ボルト
70:ヒンジ
72:傾斜部
80a、b:カバー開口
82:橋渡し部
84:取付部
86:ハンドルレバー
88:孔

Claims (9)

  1. 車両用のサイドドアであって、
    インナパネルと、
    前記インナパネルに取り付けられているとともに、ユーザによって操作されるドアハンドルと、
    前記インナパネルを前記車両の外側から覆うとともに、前記ドアハンドルを露出させる開口を有するアウタパネルと、
    前記インナパネルに取り付けられているとともに、前記アウタパネルの前記開口を少なくとも部分的に塞ぐカバーと、
    を備え、
    前記カバーは、少なくとも前記ドアハンドルの車両前後方向において、前記ドアハンドルと前記アウタパネルとの間の隙間へ突出する突出部を有し、
    前記カバーは、前記インナパネルに締結具を用いて固定された複数の固定部と、前記インナパネルに係合する突起部とをさらに有し、
    前記複数の固定部は、前記カバーの外周縁に沿って設けられており、
    前記突起部は、前記複数の固定部によって囲まれた範囲内に位置している、サイドドア。
  2. 前記カバーの前記突出部は、前記アウタパネルの前記開口の周縁に沿って形成されている、請求項1に記載のサイドドア。
  3. 前記カバーの前記突出部は、前記アウタパネルの前記開口の全周に亘って形成されている、請求項2に記載のサイドドア。
  4. 前記カバーは、二つの開口と、前記二つの開口の間を延びる橋渡し部とをさらに有し、
    前記ドアハンドルは、前記カバーの前記二つの開口を通じて、前記インナパネルへ取り付けられており、
    前記カバーの前記突起部は、前記橋渡し部に設けられている、請求項1から3のいずれか一項に記載のサイドドア。
  5. 前記カバーは、前記突出部の前記アウタパネルに対向する側面に、前記アウタパネルから前記ドアハンドルに向かって前記車両の外側へ傾斜する傾斜部をさらに有する、請求項1からのいずれか一項に記載のサイドドア。
  6. 車両用のサイドドアであって、
    インナパネルと、
    前記インナパネルに取り付けられているとともに、ユーザによって操作されるドアハンドルと、
    前記インナパネルを前記車両の外側から覆うとともに、前記ドアハンドルを露出させる開口を有するアウタパネルと、
    前記インナパネルに取り付けられているとともに、前記アウタパネルの前記開口を少なくとも部分的に塞ぐカバーと、
    を備え、
    前記カバーは、少なくとも前記ドアハンドルの車両前後方向において、前記ドアハンドルと前記アウタパネルとの間の隙間へ突出する突出部と、前記突出部の前記アウタパネルに対向する側面に、前記アウタパネルから前記ドアハンドルに向かって前記車両の外側へ傾斜する傾斜部とを有する、サイドドア。
  7. 前記アウタパネルを構成する材料と、前記インナパネルを構成する材料とは、弾性域が互いに異なる、請求項1から6のいずれか一項に記載のサイドドア。
  8. 前記インナパネルを構成する材料は、金属であり、
    前記アウタパネルを構成する材料は、樹脂である、請求項7に記載のサイドドア。
  9. 前記インナパネルの後端と、前記アウタパネルの後端とは、前記車両の前後方向における位置が互いに異なる、請求項1から6のいずれか一項に記載のサイドドア。
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