JP2591900Y2 - 車両のサイドドア構造 - Google Patents

車両のサイドドア構造

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JP2591900Y2
JP2591900Y2 JP1991026337U JP2633791U JP2591900Y2 JP 2591900 Y2 JP2591900 Y2 JP 2591900Y2 JP 1991026337 U JP1991026337 U JP 1991026337U JP 2633791 U JP2633791 U JP 2633791U JP 2591900 Y2 JP2591900 Y2 JP 2591900Y2
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door structure
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J5/00Doors
    • B60J5/04Doors arranged at the vehicle sides
    • B60J5/042Reinforcement elements
    • B60J5/0422Elongated type elements, e.g. beams, cables, belts or wires
    • B60J5/0423Elongated type elements, e.g. beams, cables, belts or wires characterised by position in the lower door structure
    • B60J5/0429Elongated type elements, e.g. beams, cables, belts or wires characterised by position in the lower door structure the elements being arranged diagonally

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、フロントドアと、リ
ヤドアとからなる車両のサイドドア構造、特に、後突や
側突に対してに安全性を向上させる事の出来る車両のサ
イドドア構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の側方からの衝突を受ける事
(即ち、側突)に対してに安全性を向上させる事の出来
る車両のサイドドア構造として、例えば、特公昭63−
23004号公報に示されるように、セダン型車両のサ
イドドアを構成するフロントドアおよびリヤドア内に、
夫々、車体の前後方向に伸びるインパクトバー(ドアガ
ードバー)を設け、側面衝突時にサイドドアに作用する
衝突エネルギーを、これらインパクトバーによつて吸収
するようにした技術が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このようなインパクト
バーを備えた従来の車両のサイドドア構造では、フロン
トドア及びリヤドアの夫々の剛性が高められているた
め、車両の側突時に、サイドドアの変形を抑制できると
いう利点を有するものである。しかしながら、車両の後
方からの追突を受ける事(即ち、後突)が発生すると、
リヤドアがこの後突により変形したリヤフエンダ等に押
されて前進させられ、フロントドアとリヤドアとの突合
わせ部が互いに当接して、押し潰され合う事態が発生す
る虞がある。このように、リヤドアの前縁部がフロント
ドアの後縁部を覆うように変形すると、フロントドアの
開閉が困難となる所謂デツドロツク現象が生じる事とな
る。
【0004】ここで、リヤドアの前端縁とフロントドア
の後端縁とを、車体前後方向に沿つて十分に離間させる
事や、リヤドアの前端縁を、フロントドアの後端縁から
車体内方に初めから偏倚した状態で組み付けておく等の
車体構造のレイアウト上の解決手段が考えられる。しか
しながら、このようなレイアウト上の解決手段は、車体
外観の見栄えが悪くなり、消費者による購買意欲の減少
を招きかねなくなると共に、後部車室の車内空間を狭く
して、後部座席に着座する乗員の快適性の観点からも問
題であり、採用することが出来ないものである。
【0005】このため、このデツドロツクの発生を防止
するために、後突時にリヤドアの前縁部を車体の内方側
に案内して、リヤドアの前端縁がフロントドアの後端縁
に覆い被さらない様にするガイド機構等を設けざるを得
ない事になる。しかしながら、このようなガイド機構を
採用する事により、サイドドア構造が複雑になると共
に、このようなガイド機構等の重量により、車重が重量
化するという問題が指摘されている。
【0006】この考案は、上述した問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その主たる目的は、後方から衝突され
た時にリヤドアの前端部が車体の内方側に移動するよう
に案内するガイド機構を設けることなく、リヤドアの前
端部がフロントドアの後端部を覆ってフロントドアが開
かなくなる、所謂デッドロック現象の発生を防止できる
車両のサイドドア構造を提供することである。
【0007】また、この考案の他の目的は、車重の重量
化を招くことなく、後方から衝突された後におけるフロ
ントドアの開放性を確保できる車両のサイドドア構造を
提供することである。また、この考案の別の目的は、車
体側方への衝突に対する強度を高めて、乗員の安全性を
向上できる車両のサイドドア構造を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】フロントドアおよびリヤ
ドアの内部に、車体の前後方向に延びるインパクトバー
が取り付けられた車両のサイドドア構造において、前記
リヤドア内部で車体の前後方向に沿って延びる水平軸に
対して所定角度で傾斜し、前端部より所定高さだけ上方
の位置に後端部が配設されるリヤ側インパクトバーと、
前記フロントドア内部で前記リヤ側インパクトバーの前
端部に対して後端部が上下方向に所定長さだけ部分的に
オーバーラップするようにオフセットして配設されるフ
ロント側インパクトバーとを具備する。
【0009】また、この考案に係わる車両のサイドドア
構造は、車体前方に配設されたフロントドアと、前記フ
ロントドアの後方に配設されたリヤドアと、前記フロン
トドア内部に配設され、車体の前後方向に延びるフロン
トインパクトバーと、前記フロントドア内部で車体の前
後方向に沿って延びる水平軸に対して所定角度で後上が
りに傾斜した状態で配設され、リヤドアが前方に移動さ
せられることにより、前記フロント側インパクトバーの
後端部に、前端部が上下にオフセットした状態で当接可
能なリヤ側インパクトバーとを具備する。
【0010】
【作用】以上のように、この考案に係わる車両のサイド
ドア構造においては、後方から衝突された時に、リヤド
アを車体の前方側に押す力が作用すると、この押圧力に
応じてリヤ側インパクトバーの前端部がフロント側イン
パクトバーの後端部に当接し、このフロント側インパク
トバーの後端部との当接部分を支点にしてその傾斜角度
が大きくなる方向に回転する。その結果、リヤドア前端
部の下部が、フロントドアの後端部から離間する方向に
移動される。
【0011】
【実施例】以下に、この考案に係わる車両のサイドドア
構造の一実施例の構造を、セダン型の車両に適用した場
合につき、添付図面を参照して詳細に説明する。図1に
示す様に、この一実施例のサイドドアは、フロントドア
1とリヤドア2とからなり、車体の右側及び左側で夫々
同一に構成されている。このため、以下の説明において
は、右側のサイドドア構造についてのみ説明し、左側の
サイドドア構造の説明を省略する。ここで、これらフロ
ントドア1とリヤドア2とは、フロントドア1の後端縁
と、リヤドア2の前端縁とが、同一面内で、互いに近接
した状態で、互いに対向する様に取り付けられており、
所謂車体の外観がスムースとなる様に設定されている。
【0012】このフロントドア1およびリヤドア2内に
は、車体の前後方向に沿つて伸びるインパクトバー3,
4が、夫々、取付けられている。フロントドア1内に配
設されたインパクトバー3は、後ろ上がりの状態で、車
体前後方向に沿つて延出する水平軸Hに対して角度Aで
傾斜した状態で取り付けられている。詳細には、インパ
クトバー3の前端部は、側面衝突時に荷重が入力される
高さ位置、即ち、側突してくる車両のバンパー等が突当
る可能性が高い高さ位置に取付けられている。また、こ
のインパクトバー3の後端部は、前端部より所定高さだ
け上方の位置に取り付けられる様に、例えば、この一実
施例においては、リヤドア2をセンタピラー(図3に示
す)13に回動自在に取り付けるためのドアヒンジ5の
設置部の直前方の位置に取付けられている。
【0013】また、リヤドア2内に配設されたインパク
トバー4は、後ろ上がりの状態で上述した水平軸Hに対
して角度Bで傾斜した状態で取り付けられている。詳細
には、この角度Bは、上述したフロント側のインパクト
バー3の傾斜角度Aよりも、小さな角度に設定されてい
る。また、インパクトバー4の前端部は、フロントドア
1内に配設されたインパクトバー3の後端部に対して下
方側にオフセツトされた状態で取付けられている。ま
た、このインパクトバー4の後端部は、前端部よりも所
定高さだけ上方の位置に取りつけられる様に、例えば、
この一実施例においては、タイヤハウス6の上部に位置
する様に取付けられている。
【0014】尚、リヤ側のインパクトバー4の前端部
の、フロント側のインパクトバー3の後端部に対する下
方のオフセット状態は、図1に示す様に、高さ方向に関
して距離Dだけ部分的にオーバラップする様に設定され
ている。換言すれば、リヤ側のインパクトバー4の前端
部の上部と、フロント側のインパクトバー3の後端部の
下部とが、水平方向に沿つて互いに対向し、リヤ側のイ
ンパクトバー4が前方に移動した際に、これの前端部
が、少なくとも一部で(即ち、距離Dだけ)、フロント
側のインパクトバー3の後端部にセンタピラー13等を
介して当接することが出来る様に設定されている。
【0015】一方、フロントドア1内に配設されたイン
パクトバー3は、図2および図3に示すように、車外側
に位置するプレート部材7と、このプレート部材7の車
内側の内壁面に接合され、プレート部材7との間に閉断
面を規定する断面コ字状のビーム部材8とを備えてい
る。このように閉断面を規定する様にインパクトバー3
が構成される事により、これの曲げ剛性は極めて高い値
に維持される事となる。そして、このプレート部材7の
後部には、車体の後方側に伸びる延長部9が一体的に形
成され、この延長部9の後端には、車内側に折れ曲がっ
た状態で突出するフツク片10が形成されている。
【0016】また、インパクトバー3のフツク片10を
フロントドア1のインナパネル11には、インパクトバ
ー3のフツク片10が挿通される開口部11aが形成さ
れている。この開口部11aを介して、フツク片10を
フロントドア1から外方に導出させた状態で、延長部9
の内壁面が溶接もしくはボルト止め等の手段により、イ
ンナパネル11の外壁面に固定されている。尚、フロン
トドア1の外方に導出されたフツク片10の取り出し端
部には、プラスチツク材もしくは合成ゴム等からなるプ
ロテクター12が取付けられている。このプロテクター
12により、乗員がこのフツク片10の取り出し端部に
触れても、怪我する事が無い様に成されている。
【0017】そして、インパクトバー3の後端部に対向
するセンタピラー13の壁面の部分には、リヤドア2用
のドアヒンジ5が取付けられている。詳細には、このド
アヒンジ5は、図4に取り出して示す様に、センタピラ
ー13にボルト等を介して強固に固定される取付け基板
15と、この取り付け基板15の後部において、垂直軸
線回りに回動自在に軸支され、リヤドア2の前端面に固
定される回転ブラケツト14とから構成され、この取り
付け基板15の前端縁には、車外に向けて折曲された係
止片16が一体的に形成されている。この係止片16の
後面は、フロントドア1の閉止状態において、インパク
トバー3のフツク片10の前面に、車体前後方向に関し
て対向するように配設されている。換言すれば、このイ
ンパクトバー3が前方に向けて偏倚させられた場合に、
これのフツク片10が係止片16に係合する事となり、
このインパクトバー3の前方への偏倚が規制させられる
様になされている。
【0018】一方、リヤドア2内に配設されたインパク
トバー4は、図5に示すように、上述したフロントドア
1内に配設されたインパクトバー3と同様に構成された
プレート部材17と、ビーム部材18とを有している。
そして、プレート部材17の後部には、車体の後方側に
伸びる延長部19が一体的に形成され、この延長部19
の後端部には、車内側に折曲されて突出するフツク片2
0が形成されている。また、プレート部材17の前端部
は、図3に示す様に、リヤドア2のインナパネル21の
外壁面にスポット溶接等により固着されている。そし
て、上記インパクトバー4のフツク片20をリヤドア2
のインナパネル21には、インパクトバー4のフツク片
20が挿通される開口21aが形成されている。このフ
ツク片20はこの開口21aを介して、リヤドア2から
外方に導出させた状態で、延長部19の内壁面が溶接も
しくはボルト止め等の手段により、インナパネル21の
外壁面に固定されている。尚、リヤドア2の外方に導出
されたフツク片20の取り出し端部には、プラスチツク
材もしくは合成ゴム等からなるプロテクター22が取付
けられている。このプロテクター22により、乗員がこ
のフツク片20の取り出し端部に触れても、怪我をする
事が無い様に成されている。
【0019】また、ビーム部材18の後端部の内壁面
は、連結ブラケツト23を介してインナパネル21の外
壁面に連結されている。そして、延長部19と、連結ブ
ラケツト23と、インナパネル21の後壁部24とによ
つて、閉断面25が規定されている。ここで、この様に
形成された閉断面25内に、リヤドア2のドアロツク機
構26が配設されている。このドアロツク機構26は周
知の構成であるため、ここでの説明を省略する。
【0020】また、リヤ側のインパクトバー4の後端部
に対向するリヤフエンダー27の前壁部の部分には、シ
ール部材設置用のシールブラケツト28が溶接等により
強固に取付けられている。このシールブラケツト28の
の外方端は後方に向けて折曲され、この折曲片は、リヤ
ドア2の閉止状態において、フツク片20の前面に、車
体前後方向に関して対向する様になされた係止片29を
規定している。換言すれば、このインパクトバー4が前
方に向けて偏倚させられた場合に、これのフツク片20
が係止片29に係合する事となり、このインパクトバー
4の前方への偏倚が規制させられる様になされている。
【0021】このように、リヤドア2内に配設されたイ
ンパクトバー4を設置したため、これの前端部は、側面
衝突時に荷重が入力される高さ位置、即ち、側突してく
る車両のバンパー等が突当る可能性が高い高さ位置に取
付けられることとなる。この結果、車両の側面衝突時
に、側突して来る車のバンパーがリヤドア2に当接する
ことによつて入力された荷重は、一旦、インパクトバー
4の前部で受けられ、この前部から後部に伝達されて、
インパクトバー4の全体により受けられることになる。
そして、インパクトバー4を後上りの状態に水平軸Hに
対して傾斜させて、これの後端部をタイヤハウス5の上
方に配設したため、車両の側面衝突時に、インパクトバ
ー4の後端部が車室内側に移動した場合においても、こ
のインパクトバー4の後端部が、後部席に着座した乗員
の腰部に直接当接するのを防止することができることと
なる。
【0022】一方、タイヤハウス6の上部を構成するリ
ヤフエンダー27等は剛性が高く設定されているので、
車両の後突時においては、前方への変形量が抑制される
ものである。従つて、インパクトバー4の後端部をタイ
ヤハウス6の上方に、即ち、リヤフエンダー27の前方
に配設されたているので、後突に伴い、リヤ側のインパ
クトバー4が車体の前方側に大きく押されるのを規制さ
れ、リヤドア2の前方移動が抑制される事となる。
【0023】また、リヤドア2内に配設されたインパク
トバー4の前端部が、フロントドア1のインパクトバー
3の後端部の下方に、所定長さDだけオーバラツプした
状態でオフセツトされているため、車両の後突時におい
て、リヤドア2を前方に移動させる力が作用した場合に
おいても、以下に図6を参照して、詳細に説明する様
に、リヤドア2の前縁部がフロントドア1の後縁部を覆
つて、フロントドア1の開閉を困難とするデツドロツク
現象が生じるのを防止することができる事になる。
【0024】即ち、車両の後突時にいおいて、リヤドア
2の後端部に、これを前方への押し出す押圧力Fが水平
に作用すると仮定する。ここで、この押圧力Fの作用点
P1をリヤドア2の後端縁の中央部と仮定する。そし
て、この押圧力Fにより、リヤドア2全体が前方に押し
出される事になる。このリヤドア2の前方への押し出し
移動に伴い、リヤドア2に取り付けられたインパクトバ
ー4も前方に向けて移動する事となり、これの前端部
は、フロントドア1のインパクトバー3の後端部に、図
示していないがセンタピラー13等を介して点P2で当
接する事となる。
【0025】この当接に伴い、リヤ側のインパクトバー
4を前方への移動させる押圧力Fは、図6に示す様に、
インパクトバー4への押圧力Fの作用点P1と当接点P
2とを結ぶ第1の軸線D1に沿う力成分Faと、この力
成分Faと直交する力成分、即ち、このインパクトバー
4は後ろ上がりであるため、上方に向かう力成分Fbと
に分力される事となる。このように、インパクトバー4
への力の作用点において、上方に向かう分力Fbが発生
し、この分力Fbは、リヤ側のインパクトバー4とフロ
ント側のインパクトバー3との当接点P2を支点とした
偶力として作用する。換言すれば、この偶力Fbの作用
により、インパクトバー4の水平軸Hに対する傾斜角度
Bが大きくなる方向、つまり、図1において、リヤドア
2には、これを車幅方向に沿う軸線回りに反時計方向に
沿つて回転させる力が作用する事となる。このようにリ
ヤドア2が後突に伴い回転する事により、後突によりフ
ロントドア1との突合わせ部を構成するリヤドア2の前
端部の下部は、フロントドア1の後端部の下部から離間
する事となる。従つて、後突に伴うデツドロツク現象の
発生が実質的に防止される事となる。
【0026】尚、このようにリヤドア2の回転に応じ
て、その上部がフロントドア1側に押圧されることにな
る。しかしながら、このリヤドア2の上部は、剛性の低
いサツシ部によつて構成され、偶力Fbによつて容易に
折れ曲るため、フロントドア1の上部を覆うような変形
モードが生じず、リヤドア2の上部においてもデツドロ
ツク現象が生じることはない。
【0027】即ち、従来においては、後突により発生し
たデツドロツク現象により、リヤドア2の前端縁がその
略全長に渡り、フロントドア1の後端縁を覆う事にな
る。このため、フロントドア1を開け様としても開けら
れない事態となる。しかしながら、この一実施例におい
ては、少なくともリヤドア2とフロントドア1との下部
において、リヤドア2の前端縁はフロントドア1の後端
縁から離間する事となり、このような状態でのフロント
ドア1の開放動作は容易に実行され得るものであり、実
質的にデツドロツク現象による不都合が解消される事と
なる。
【0028】ここで、上述した一実施例では、後突に伴
いリヤ側のインパクトバー4がフロント側のインパクト
バー3に当接する事により、このインパクトバー3に
は、上述した分力Faが前方への押圧力として作用する
事となる。この押圧力Faの作用方向は、フロント側の
インパクトバー3の後端への押圧力Faの作用点、即
ち、リヤ側のインパクトバー4の先端が当接すると当接
点P2と、フロント側のインパクトバー3の前端縁の中
央部P3とを結ぶ第2の軸線D2沿つている。そして、
このインパクトバー3の前端が固定されたフロントドア
1の前端は、図示しないフロントピラーに強固に軸支さ
れている。この結果、図6に示す様に、フロント側のイ
ンパクトバー3に作用した押圧力Faは、第2の軸線D
2に沿う力成分Faaと、これに直交する力成分Fab
に分力される事となる。そして、この力成分Fabは、
第2の軸線D2と水平軸Hとの成す角度αが、押圧力F
aの作用方向と水平軸Hとのなす角度βよりも大きな角
度に設定されているので、上方に向かう分力として規定
される事となる。このように、インパクトバー3への押
圧力Faの作用点P2において、上方に向かう分力Fa
bが発生し、この分力Fabは、フロント側のインパク
トバー3の前端部の作用力の支持点P3を支点にして、
インパクトバー3の水平軸Hに対する傾斜角度Aが大き
くなる方向、つまり図1において、フロントドア1を車
幅方向に沿う軸線回りに反時計方向に沿つて回転させる
力として作用する事となる。
【0029】この結果、この一実施例においては、車両
の後突時に、フロントドア1を車体の前方側に押す力が
リヤドア2から入力された場合に、インパクトバー3の
前端部を支点にして、フロントドア1はリヤドア2の回
転方向と同一方向、つまり図1の反時計方向に回転する
事となる。このようなフロントドア1の回転によつて、
これの後端部の上部は前方に偏倚する事となり、上記デ
ツドロツク現象の発生を、より効果的に防止することが
できる。
【0030】尚、上述した説明において参照した図6で
は、フロント側のインパクトバー3の水平軸Hに対する
傾斜角度Aと、フロント側のインパクトバー3へ作用す
る分力Faaの作用方向を規定する第2の軸線D2の水
平軸Hに対する傾斜角度αとは、異なる様に示されてい
る。しかしながら、実際には、このインパクトバー3は
長尺部材として規定されるものであるので、上述した2
つの傾斜角度A,αは実質的に同一の値を示すものであ
る。換言すれば、フロント側のインパクトバー3に作用
する分力Faaは、実質的に、これの延出方向に沿つて
作用すると仮定して何ら問題のないものである。
【0031】一方、リヤ側のインパクトバー4の水平軸
Hに対する傾斜角度Bと、リヤ側のインパクトバー4へ
作用する分力Faの作用方向を規定する第1の軸線D1
の水平軸Hに対する傾斜角度βとは、異なる様に示され
ている。しかしながら、実際には、このリヤ側のインパ
クトバー4はフロント側のインパクトバー3と同様に、
長尺部材として規定されるものであるので、上述した2
つの傾斜角度B,βは実質的に同一の値を示すものであ
る。換言すれば、リヤ側のインパクトバー4に作用する
分力Faは、実質的に、これの延出方向に沿つて作用す
ると仮定して何ら問題のないものである。
【0032】従つて、上述した様に、後突に伴いリヤ側
のインパクトバー4がフロント側のインパクトバー3に
当接する事により、フロントドア1をリヤドア2の回転
方向と同一方向、つまり図1の反時計方向に回転させる
ための条件は、換言すれば、リヤ側のインパクトバー4
の水平軸Hに対する傾斜角度Bが、フロント側のインパ
クトバー3の水平軸Hに対する傾斜角度Aよりも小さい
角度である事と表現することが出来る事となる。
【0033】また、上述した一実施例では、図3に示す
ように、フロントドア1のインパクトバー3の後端部に
形成された延長部9に折り曲げられたフツク片10を設
け、このフツク片10をセンタピラー13に向けて突出
させた状態でインナパネル11に固着すると共に、フツ
ク片10に対向する係止片16をドアヒンジ5の取付け
基板15に固着している。この結果、フロントドア1へ
の車両の側面衝突時に、フロントドア1が車室内に進入
するのを効果的に防止することができる事になる。
【0034】即ち、フロントドア1は、その先端でフロ
ントピラーに軸支され、その取り付け状態が強固に確保
されているものの、その後端は、単にロツク機構(図示
せず)を介してセンタピラー13に係止されているだけ
である。このため、側突して来る車両のバンパー等がフ
ロントドア1に衝突すると、このフロントドア1の後端
はセンタピラー13との係合を簡単に解除され、車室内
に侵入する虞がある。
【0035】しかしながら、この一実施例においては、
フロントドア1への側突に際して、インパクトバー3が
衝突力を吸収しつつ変形して、車室内に向けて移動する
と、インパクトバー3の後端に一体的に形成されたフツ
ク片10が、センターピラー13に強固に固定されたド
アヒンジ5の係止片16に当接して係止される事とな
る。このため、インパクトバー3のそれ以上の変形およ
び移動が阻止されることとなる。この結果、このインパ
クトバー3によつて、側突されたフロントドア1の車室
内への進入が効果的に防止されることになる。
【0036】また、リヤドア2は、その先端でセンタピ
ラー13に軸支され、その取り付け状態が強固に確保さ
れているものの、その後端は、図5に示すように、単に
ロツク機構26を介してリヤフエンダー27に係止され
ているのみである。このため、側突して来る車両のバン
パー等がリヤドア2に衝突すると、このリヤドア2の後
端はリヤフエンダー27との係合を簡単に解除されて、
車室内に侵入する虞がある。
【0037】しかしながら、この一実施例においては、
リヤドア2への側突に際して、インパクトバー4が衝突
力を吸収しつつ変形して、車室内に向けて移動すると、
インパクトバー4の後端に一体的に形成されたフツク片
20が、リヤフエンダー27に強固に固定されたシール
ブラケツト28に一体的に形成された係止片29に当接
して係止される事となる。このため、インパクトバー4
のそれ以上の変形および移動が阻止されることとなる。
この結果、このインパクトバー4によつて、側突された
リヤドア2の車室内への進入が有効に防止されることに
なる。
【0038】また、上述した一実施例では、リヤドア2
のインパクトバー4と、リヤドア2のインナパネル21
とを互いに連結する連結プラケツト23を設け、この連
結プラケツト23と、インパクトバー4の延長部19
と、インナパネル21の後部壁24とによつて閉断面2
5を形成し、この閉断面25内にリヤドア2のロツク機
構26を配設するように構成している。この結果、この
ロツク機構26の設置部の強度が閉断面25によつて補
強され、車両が後突されてリヤドアの2の後端部がリヤ
フエンダー27により押し潰された場合においても、ロ
ツク機構26の設置部の変形は効果的に防止され、その
ロツク状態を確実に維持することができるという利点が
ある。
【0039】この考案は、上述した一実施例の構成に限
定されることなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能である事は言うまでもない。例えば、上述
した一実施例においては、リヤ側のインパクトバー4の
前端部を、フロント側のインパクトバー3の後端部に対
して、部分的に長さDだけオーバラップさせた状態で、
下方にオフセツトさせる様に説明したが、この考案は、
このような構成に限定されることなく、図7に第1の変
形例として示す様に、リヤ側のインパクトバー4の前端
部をフロント側のインパクトバー3の後端部の上方にオ
フセツトする様に取り付けても良い。
【0040】また、上述した一実施例においては、リヤ
側のインパクトバー4の水平軸Hに対する傾斜角度B
は、フロント側のインパクトバー3の水平軸Hに対する
傾斜角度Aよりも小さくなる様に説明したが、この考案
は、このような構成に限定されることなく、フロント側
のインパクトバー3の傾斜角度Aは任意に設定され得る
ものであり、リヤ側のインパクトバー4の傾斜角度Bよ
りも小さく設定しても良く、例えば、図8に第2の変形
例として示す様に、略水平状態で、即ち、傾斜角度Aが
実質的に零度に設定する事も可能である。この場合、イ
ンパクトバー3の配設高さは、側突して来る車両のバン
パーの高さ位置に対応した高さに設定されている。
【0041】尚、この第2の変形例の様に、フロント側
のインパクトバー3の傾斜角度Aを、リヤ側のインパク
トバー4の傾斜角度Bよりも小さく設定する事により、
図9に示す様に、このフロント側のインパクトバー3を
回動させようとする偶力としての分力Fabは、図中、
下方に向かう事となる。この結果、この第2の変形例に
おいては、フロントドア1は、後突に伴いリヤ側のイン
パクトバー4がフロント側のインパクトバー3に当接す
る事により、フロントドア1をリヤドア2の回転方向と
反対方向、つまり図1の時計方向に回転する事となる。
このようなフロントドア1の回転によつて、これの後端
部の下部は前方に偏倚する事となり、リヤドア2の前端
部の下部よりも更に離間して、上記デツドロツク現象の
発生を、より効果的に防止することができる。
【0042】要は、この考案においては、リヤ側のイン
パクトバー4が後ろ上がりに傾斜されており、後突によ
り前方に移動させられた際に、フロント側のインパクト
バー3に係合可能な状態であれば、上述したデツドロツ
ク現象を実質的に防止することが出来るものであり、フ
ロント側のインパクトバー3との係合位置(状態)、及
び、フロント側のインパクトバー3の傾斜角度は、夫々
何ら、この考案を限定するものではない。
【0043】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、後方か
ら衝突された時に、リヤドアを車体の前方側に押す力が
作用すると、この押圧力に応じてリヤ側インパクトバー
の前端部がフロント側インパクトバーの後端部に当接
し、このフロント側インパクトバーの後端部との当接部
分を支点にしてその傾斜角度が大きくなる方向に回転す
る結果、リヤドア前端部の下部が、フロントドアの後端
部から離間する方向に移動されるので、後方から衝突さ
れた時にリヤドアの前端部が車体の内方側に移動するよ
うに案内するガイド機構を設けることなく、リヤドアの
前端部がフロントドアの後端部を覆ってフロントドアが
開かなくなる、所謂デッドロック現象の発生を防止でき
る。また、車重の重量化を招くことなく、後方から衝突
された後におけるフロントドアの開放性を確保できる。
また、車体側方への衝突に対する強度を高めて、乗員の
安全性を向上できる。
【0044】
【0045】
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わる車両のサイドドア構造の一実
施例の構成を備えた車両を概略的に示す側面図である。
【図2】インパクトバーの構成を取り出して示す斜視図
である。
【図3】フロントドアの後端部の構成を取り出して示す
平面断面図である。
【図4】ドアヒンジの構成を取り出して示す斜視図であ
る。
【図5】リヤドアの後端部の構成を取り出して示す平面
断面図である。
【図6】後突によりリヤドア及びフロントドアが夫々回
転する状態を模式的に示す図である。
【図7】上述した一実施例の第1の変形例に係わるサイ
ドドア構造を備えた車両を概略的に示す側面図である。
【図8】上述した一実施例の第2の変形例に係わるサイ
ドドア構造を備えた車両を概略的に示す側面図である。
【図9】第2の実施例における後突によりリヤドア及び
フロントドアが夫々回転する状態を模式的に示す図であ
る。
【符号の説明】
1 フロントドア、2 リヤドア、3 フロント
側インパクトバー、4 リヤ側インパクトバー、5
ドアヒンジ、6 タイヤハウス、7 プレート部
材、8 ビーム部材、9 延長部、10 フック
片、11 インナパネル、11a 開口部、12
プロテクター、13 センタピラー、14 回転
ブラケツト、15 取り付け基板、16 係止片、
17 プレート部材、18 ビーム部材、19
延長部、20 フック片、21 インナパネル、2
1a 開口、22 プロテクター、23 連結ブ
ラケツト、24 後壁部、25 閉断面、26
ドアロック機構、27 リヤフエンダー、28 シ
ールブラケット、そして29 係止片である。

Claims (8)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントドアおよびリヤドアの内部に、
    車体の前後方向に延びるインパクトバーが取り付けられ
    た車両のサイドドア構造において、 前記リヤドア内部で車体の前後方向に沿って延びる水平
    軸に対して所定角度で傾斜し、前端部より所定高さだけ
    上方の位置に後端部が配設されるリヤ側インパクトバー
    と、 前記フロントドア内部で前記リヤ側インパクトバーの前
    端部に対して後端部が上下方向に所定長さだけ部分的に
    オーバーラップするようにオフセットして配設されるフ
    ロント側インパクトバーとを具備することを特徴とする
    車両のサイドドア構造。
  2. 【請求項2】 車体前方に配設されたフロントドアと、 前記フロントドアの後方に配設されたリヤドアと、 前記フロントドア内部に配設され、車体の前後方向に延
    びるフロントインパクトバーと、 前記フロントドア内部で車体の前後方向に沿って延びる
    水平軸に対して所定角度で後上がりに傾斜した状態で配
    設され、リヤドアが前方に移動させられることにより、
    前記フロント側インパクトバーの後端部に、前端部が上
    下にオフセットした状態で当接可能なリヤ側インパクト
    バーとを具備することを特徴とする車両のサイドドア構
    造。
  3. 【請求項3】 前記リヤ側インパクトバーの前端部は、
    前記フロント側インパクトバーの後端部に対して下方に
    オフセットされていることを特徴とする請求項2に記載
    の車両のサイドドア構造。
  4. 【請求項4】 前記リヤ側インパクトバーの前端部は、
    前記フロント側インパクトバーの後端部に対して上方に
    オフセットされていることを特徴とする請求項2に記載
    の車両のサイドドア構造。
  5. 【請求項5】 前記フロント側インパクトバーは、車体
    の前後方向に沿って延びる水平軸に対して後上がりに傾
    斜していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の車両のサイドドア構造。
  6. 【請求項6】 前記フロント側インパクトバーは、前記
    リヤ側のインパクトバーの傾斜角度よりも大きな角度で
    傾斜されていることを特徴とする請求項5に記載の車両
    のサイドドア構造。
  7. 【請求項7】 前記フロント側インパクトバーは、前記
    リヤ側のインパクトバーの傾斜角度よりも小さな角度で
    傾斜されていることを特徴とする請求項5に記載の車両
    のサイドドア構造。
  8. 【請求項8】 前記フロント側インパクトバーは、略水
    平に配設されていることを特徴とする請求項7に記載の
    車両のサイドドア構造。
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