JP2018001858A - 車両の樹脂製ドア - Google Patents

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高尾 淳子
Junko Takao
淳子 高尾
良祐 有吉
Ryosuke Ariyoshi
良祐 有吉
大祐 中西
Daisuke Nakanishi
大祐 中西
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Abstract

【課題】本発明は、樹脂製ドアにおいてドア重量が加わる部分の強度を向上させて、その部分が疲労により破損し難くすることである。
【解決手段】本発明に係る車両の樹脂製ドア20によると、窓用開口22hを備える樹脂製のドア外装パネル22と、ドア外装パネル22の窓用開口22hに取り付けられる構成で、窓ガラス39が開閉スライド可能に支持されている窓枠30と、車両ボディのドア開口部の開閉方向に移動可能な状態で車両ボディに連結される連結用骨格47とドアロック装置が支持されるロック支持用骨格44とが設けられたブラケット40とを有しており、窓枠30とブラケット40とが相対移動不能な状態で連結されて、窓枠30とブラケット40とがドア外装パネル22を裏面側から支持している。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両ボディのドア開口部を開閉する車両の樹脂製ドアに関する。
上記した車両の樹脂製ドアに関する技術が特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の樹脂製ドアは、車両ボディのドア開口部の前端部に水平回動可能な状態で装着されたガイドバーを備えている。前記ガイドバーには、交差するように一対の補強フレームが連結されており、前記補強フレームに対して樹脂製のドアパネルが固着されている。ドアパネルは、透明な上部ボードと不透明な下部ボードとが接合されることにより構成されている。そして、前記透明な上部ボードが樹脂製ドアの窓部となる。
特開平10−35288号公報
樹脂製ドアの窓部は、透明な上部ボードにより構成されているため、車両の走行中に開閉することはできない。このため、樹脂製ドアの使い勝手が良くないという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、樹脂製ドアに開閉可能な窓部を設けるとともに、前記窓部を設けても樹脂製ドアの強度が低下しないようにすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。請求項1の発明は、車両ボディのドア開口部を開閉する車両の樹脂製ドアであって、窓用開口を備える樹脂製のドア外装パネルと、前記ドア外装パネルの窓用開口に取り付けられる構成で、窓ガラスが開閉スライド可能に支持されている窓枠と、前記車両ボディのドア開口部の開閉方向に移動可能な状態で前記車両ボディに連結される連結用骨格とドアロック装置が支持されるロック支持用骨格とが設けられたブラケットとを有しており、前記窓枠と前記ブラケットとが相対移動不能な状態で連結されて、前記ドア外装パネルを裏面側から支持している。
本発明によると、樹脂製ドアを構成するドア外装パネルの窓用開口には、窓ガラスが開閉スライド可能に支持されている窓枠が取り付けられている。このため、樹脂製ドアの窓部(窓ガラス)を開閉できるようになる。これにより、樹脂製ドアの使い勝手が向上する。また、樹脂製ドアは、ドア開口部の開閉方向に移動可能な状態で車両ボディに連結される連結用骨格とドアロック装置が支持されるロック支持用骨格とが設けられたブラケットを備えている。そして、前記ブラケットと前記窓枠とが相対移動不能な状態で連結されて、ドア外装パネルを裏面側から支持している。このように、窓枠がドア外装パネルの補強材として働くため、開閉可能な窓部を設けても樹脂製ドアの強度が低下することがない。
請求項2の発明によると、窓枠は、窓ガラスのスライド方向において傾斜した状態でドア外装パネルの窓用開口に取り付けられている。このため、雨水等の水が窓枠に溜り難くなる。
請求項3の発明によると、ブラケットは、窓枠に沿って延びる棒状骨格を備えており、前記棒状骨格が長さ方向において傾斜している。即ち、窓枠からブラケットに滴下した水が棒状骨格を伝って低所に流れるため、前記ブラケットに水が溜り難くなる。
請求項4の発明によると、窓枠において窓ガラスが摺動するガイド溝部の底には、水抜き穴が形成されている。このため、窓枠のガイド溝部に入り込んだ水が水抜き穴から下方に滴下して、窓枠に水が溜らなくなる。
請求項5の発明によると、ブラケットは、上部棒状骨格と下部棒状骨格とを備えており、前記上部棒状骨格と下部棒状骨格間に両棒状骨格をつなぐように、前記連結用骨格と前記ロック支持用骨格とが設けられている。このため、ブラケットの上部棒状骨格、下部棒状骨格等によりドア外装パネルの広い範囲を支持できるようになる。
請求項6の発明によると、ブラケットの上部棒状骨格と下部棒状骨格とをつなぐ連結用骨格とロック支持用骨格との長さ寸法を調整して、前記上部棒状骨格と前記下部棒状骨格とを長さ方向において傾斜させる。
請求項7の発明によると、ブラケットの上部棒状骨格が窓枠に連結されており、前記ブラケットの下部棒状骨格が前記ドア外装パネルの裏面に連結されている。
請求項8の発明によると、ブラケットが前記ドア外装パネルの裏面側から内装パネルによって覆われており、前記内装パネルには、前記ブラケットの近傍から前記ドア外装パネルの下端面の位置まで下方に延びる排水ガイド部が設けられており、前記ドア外装パネルの裏面と前記内装パネルの排水ガイド部とによって排水通路が形成されている。このため、窓枠からブラケットに滴下した水が排水通路を伝って外部に排出される。
請求項9の発明によると、窓枠は、前記ドア外装パネルの窓用開口の周縁に接着剤によって固着されている。このため、ドア外装パネルの窓用開口の周縁を窓枠によって補強できる。
本発明によると、樹脂製ドアに開閉可能な窓部が設けられているため、樹脂製ドアの使い勝手が向上する。また、樹脂製ドアに開閉可能な窓部を設けても樹脂製ドアの強度が低下しない。
本発明の実施形態1に係る樹脂製ドアを備える乗用車(車両)の斜視図である。 前記樹脂製ドアの外形図である。 前記樹脂製ドアを裏側から見た分解斜視図である。 前記樹脂製ドアの裏側の内装パネルを外した状態の斜視図である。 前記樹脂製ドアの裏側が内装パネルで覆われた状態を表わす斜視図である。 図4のVI矢視縦断面図である。 図4のVII矢視縦断面図である。 図4のVIII-VIII矢視平断面図である。 図4のIX-IX矢視縦断面図である。
[実施形態1]
以下、図1〜図9に基づいて本発明の実施形態1に係る車両の樹脂製ドアについて説明する。本実施形態に係る車両の樹脂製ドアは、ドアヒンジのヒンジ軸を中心に水平回動することで乗用車の側面に設けられたドア開口部を開閉するスイングドアである。ここで、図中に示す前後左右、及び上下は、乗用車10の前後左右、及び上下に対応している。
<乗用車10の概要について>
乗用車10は、図1に示すように、一人乗りの超小型車であり、車両ボディ12の中央から後部にかけて車室13が設けられている。車室13内には、幅方向中央部に運転席(図示省略)が設けられており、運転席の後側が荷物スペース等になっている。また、前記車両ボディ12の左右両側には、ドア開口部14が形成されており、左右のドア開口部14を利用して運転手が乗用車10に対して乗降可能になる。左右のドア開口部14は、左右対称な樹脂製ドア20によって開閉可能に構成されている。
<樹脂製ドア20の概要、及びドア外装パネル22について>
樹脂製ドア20は、図2〜図5に示すように、樹脂製のドア外装パネル22と、窓枠30と、ブラケット40と、内装パネル28(図5参照)とを備えている。ドア外装パネル22は、図2等に示すように、樹脂製ドア20の外形意匠を構成するパネルである。ドア外装パネル22の後部の高さ方向における中央位置には、ドア取手23が嵌め込まれる取手用開口部22xが形成されている。また、ドア外装パネル22の取手用開口部22xの下方には、ロック用開口部22jが形成されている。さらに、ドア外装パネル22には、取手用開口部22xの上側位置から前端部にかけて窓用開口22hが形成されている。そして、図3に示すように、ドア外装パネル22の裏面における窓用開口22hの周縁部が窓枠30の固着面22sとなっている。ここで、窓用開口22hは、前側が若干低くなるように傾斜した状態で形成されている。
<窓枠30について>
窓枠30は、アルミ合金製の略台形状の枠体であり、図3に示すように、前記窓枠30の上辺部30uが中央位置から前端位置に近づくにつれて徐々に低くなるように傾斜している。窓枠30には、中央より後側に固定窓ガラス38が嵌め込まれており、窓枠30の中央よりも前側が可動窓ガラス39によって開閉可能に構成されている。また、窓枠30には、図6、図8等に示すように、窓枠30の内周側で開放されたガイド溝部31が全周に亘って形成されている。そして、窓枠30の下辺部30dのガイド溝部31が、図6に示すように、幅方向に二分割されている。窓枠30のガイド溝部31の幅方向内側(右側)には、ガラスラン32を介した状態で固定窓ガラス38が嵌め込まれている。また、ガイド溝部31の幅方向外側(左側)には、同じくガラスラン32を介した状態で可動窓ガラス39がガイド溝部31に沿ってスライド可能に嵌め込まれている。可動窓ガラス39の内面前部には、図3に示すように、可動窓ガラス39を前後スライドさせるためのスライド用取手39tが設けられている。即ち、固定窓ガラス38、可動窓ガラス39が本発明の窓ガラスに相当する。
窓枠30の下辺部30dにおけるガイド溝部31の底には、ブラケット40(後記する)のロック支持用骨格44、ハンドル支持用骨格45、及びヒンジ連結用骨格47から水平方向に離れた位置に水抜き穴(図示省略)が形成されている。窓枠30は、ドア外装パネル22の窓用開口22hの周縁に設けられた固着面22sに対し、図6等に示すように、ウレタン樹脂系の接着剤Cによって全周に亘って接着されている。また、窓枠30の上辺部30uには、図3、図4に示すように、固定窓ガラス38が嵌め込まれる部位の前部と後部とにサポート金具34が連結されている。そして、窓枠30の前後のサポート金具34が、図9等に示すように、ドア外装パネル22の固着面22sの上側に形成された前後の樹脂製サポート部24にクリップ止めされる。窓枠30は、ドア外装パネル22の窓用開口22hの傾斜に合わせて、前側が若干低くなるように傾斜した状態でドア外装パネル22に固定される。このため、窓枠30の下辺部30dのガイド溝部31に雨水等の水が溜り難くなる。
<ブラケット40について>
ブラケット40は、樹脂製ドア20のロック装置、インナハンドル等を支持するとともに、車両ボディ12のドアヒンジが連結される鉄製のブラケットである。ブラケット40は、図3、図4に示すように、上部パイプ骨格41と、下部パイプ骨格43と、ロック支持用骨格44と、ハンドル支持用骨格45と、ヒンジ連結用骨格47とを備えている。上部パイプ骨格41は、ロック支持用骨格44とハンドル支持用骨格45とヒンジ連結用骨格47とを上側から支持する骨格であり、窓枠30の下辺部30dに沿って配置され、その窓枠30の下辺部30dに連結される。
上部パイプ骨格41には、図3に示すように、後端位置に上方に突出する突出部41zが設けられている。そして、上部パイプ骨格41の突出部41zが、図4、及び図8に示すように、窓枠30の後縦辺30bに固定された縦サポート30zに連結されている。また、上部パイプ骨格41には、図3に示すように、前端部と、その前端部の近傍位置にそれぞれ角形フランジ部41sが設けられている。そして、上部パイプ骨格41のそれぞれの角形フランジ部41sが連結部材41cを介して窓枠30の下辺部30dに連結されている。上部パイプ骨格41は、窓枠30の下辺部30dと共に前側が若干低くなるように傾斜している。このため、窓枠30から滴下した水滴は、上部パイプ骨格41上に溜ることがなく前端位置から下方に滴下するようになる。
ブラケット40の下部パイプ骨格43は、図3、図4に示すように、ロック支持用骨格44とハンドル支持用骨格45とヒンジ連結用骨格47とを下側から支持する棒状骨格であり、前後方向に傾斜した状態で設置されている。このため、下部パイプ骨格43上に水が溜ることがなく、下部パイプ骨格43上に滴下した水は下部パイプ骨格43を伝って端位置から下方に導かれるようになる。下部パイプ骨格43には、下方に突出する突出フランジ部43fが下部パイプ骨格43の長手方向に複数(図3では3個)形成されている。そして、下部パイプ骨格43の突出フランジ部43fがドア外装パネル22の裏面に接着された樹脂製支持部材26に連結されている。
ドア外装パネル22の樹脂製支持部材26は、図7に示すように、断面形状が略ハット形をした突条状に形成されており、下部パイプ骨格43に沿って前後方向に延びるように形成されている。そして、樹脂製支持部材26の突出端面26yに下部パイプ骨格43の突出フランジ部43fがボルト止めされる。ドア外装パネル22の樹脂製支持部材26は、図4等に示すように、下部パイプ骨格43と共に前後方向において傾斜している。このため、樹脂製支持部材26上に水が溜り難くなる。
ブラケット40のロック支持用骨格44は、樹脂製ドア20のロック装置(図示省略)を支持する骨格である。ロック支持用骨格44は、図3、図4に示すように、上部パイプ骨格41と下部パイプ骨格43との後端位置で、上部パイプ骨格41と下部パイプ骨格43とをつなぐように設けられている。これにより、ロック支持用骨格44に支持されたロック装置は、ドア外装パネル22の取手用開口部22xに嵌め込まれたドア取手23と連結可能な位置に配置される。ロック支持用骨格44の上端部には、窓枠30の下辺部30dに連結される突条部44tが設けられている。
ブラケット40のハンドル支持用骨格45は、樹脂製ドア20のインナハンドル等(図示省略)を支持する骨格であり、図3、図4に示すように、上部パイプ骨格41と下部パイプ骨格43との前後方向における中央部をつなぐように設けられている。ブラケット40のヒンジ連結用骨格47は、車両ボディ12のドアヒンジ(図示省略)が連結される骨格であり、角形の厚板状に形成されている。ヒンジ連結用骨格47は、上部パイプ骨格41と下部パイプ骨格43との前端位置で、上部パイプ骨格41と下部パイプ骨格43とをつなぐように設けられている。ヒンジ連結用骨格47には、車両ボディ12のドアヒンジ(図示省略)が連結されるため、樹脂製ドア20の開閉中はヒンジ連結用骨格47に全ドア加重が加わるようになる。即ち、上部パイプ骨格41と下部パイプ骨格43とが本発明の棒状骨格に相当し、ヒンジ連結用骨格47が本発明の連結用骨格に相当する。
<内装パネル28について>
内装パネル28は、図5に示すように、ドア外装パネル22の裏側で窓枠30の下辺部30dとブラケット40との連結部位、及びブラケット40を覆う装飾部材であり、ドアの排水ガイドとしても使用される。内装パネル28は、窓枠30の下辺部30dとブラケット40等を覆う内装パネル本体部28mと、前記内装パネル本体部28mの位置からドア外装パネル22の下端位置まで下方に延びる排水ガイド部28fとから略T字形に形成されている。内装パネル28の排水ガイド部28fの下端位置は開放されており、ドア外装パネル22の裏面に形成された樹脂製下端支持部材27に連結されている(図3、図4参照)。そして、内装パネル28の排水ガイド部28fドア外装パネル22の裏面とによって排水通路が形成されている。このため、窓枠30の下辺部30dから滴下した水は、ブラケット40の上部パイプ骨格41、下部パイプ骨格43等を伝って内装パネル28の排水ガイド部28fにより樹脂製ドア20の外部に排出される。
<樹脂製ドア20の組立てについて>
次に、樹脂製ドア20の組立てについて簡単に説明する。先ず、ブラケット40のロック支持用骨格44にロック装置(図示省略)が取り付けられ、ハンドル支持用骨格45にインナハンドル(図示省略)が取り付けられる。次に、図3、図4に示すように、ブラケット40の上部パイプ骨格41の後端位置に設けられた突出部41zが窓枠30の後縦辺30bに固定された縦サポート30zに連結される(図8参照)。また、ブラケット40のロック支持用骨格44の突条部44tが窓枠30の下辺部30dに連結される。さらに、ブラケット40の上部パイプ骨格41の前端部、及びその近傍における二ヶ所の角形フランジ部41sがそれぞれ連結部材41cを介して窓枠30の下辺部30dに連結される。これにより、窓枠30とブラケット40とは、相対移動不能な状態で連結される。
次に、窓枠30がドア外装パネル22の窓用開口22hの周縁に設けられた固着面22sに対し、図6等に示すように、ウレタン樹脂系の接着剤Cによって全周に亘って接着される。さらに、窓枠30の上辺部30uに取り付けられたサポート金具34が、図9に示すように、ドア外装パネル22の樹脂製サポート部24にクリップ止めされる。また、ブラケット40の下部パイプ骨格43に設けられた突出フランジ部43fがドア外装パネル22の裏面に接着された樹脂製支持部材26にボルト止めされる。これにより、ドア外装パネル22と窓枠30、及びブラケット40とが一体化される。次に、ブラケット40のヒンジ連結用骨格47に対して車両ボディ12のドアヒンジ(図示省略)が連結される。これにより、車両ボディ12と樹脂製ドア20とが水平回動可能な状態で連結される。次に、内装パネル28がドア外装パネル22の裏面に取り付けられて、窓枠30の下辺部30d、及びブラケット40等が内装パネル28に覆われる。この状態で、樹脂製ドア20の組立てが完了する。
<本実施形態に係る樹脂製ドア20の長所について>
本実施形態に係る樹脂製ドア20によると、ドア外装パネル22の窓用開口22hは、可動窓ガラス39が開閉スライド可能に支持されている窓枠30が取り付けられている。このため、樹脂製ドア20(ドア外装パネル22)の窓部を開閉できるようになる。したがって、樹脂製ドア20の使い勝手が向上する。また、樹脂製ドア20は、車両ボディのドア開口部22hの開閉方向に移動可能な状態で車両ボディに連結されるヒンジ連結用骨格47(連結用骨格)とドアロック装置が支持されるロック支持用骨格44とが設けられたブラケット40を備えている。そして、ブラケット40と窓枠30とが相対移動不能な状態で連結されて、ドア外装パネル22を裏面側から支持している。即ち、窓枠30がドア外装パネル22の補強材として働くため、開閉可能な窓部を設けても樹脂製ドア20の強度が低下することがない。また、窓枠30は、窓ガラス39のスライド方向において傾斜した状態でドア外装パネル22の窓用開口22hに取り付けられている。このため、雨水等の水が窓枠30に溜り難くなる。
ブラケット40は、窓枠30に沿って延びる上部パイプ骨格41、下部パイプ骨格43(棒状骨格)を備えており、上部パイプ骨格41、下部パイプ骨格43(棒状骨格)が長さ方向において傾斜している。即ち、窓枠30からブラケット40に滴下した水が棒状骨格を伝って低所に流れるため、前記ブラケット40に水が溜り難くなる。窓枠30のガイド溝部の底には、水抜き穴が形成されているため、窓枠30のガイド溝部に入り込んだ水が水抜き穴から下方に滴下して、窓枠30に水が溜らなくなる。また、内装パネル28には、ブラケット40の近傍からドア外装パネル22の下端面の位置まで下方に延びる排水ガイド部28fが設けられており、ドア外装パネル22の裏面と内装パネル28の排水ガイド部28fとによって排水通路が形成されている。このため、窓枠30からブラケット40に滴下した水が排水通路を伝って外部に排出されるようになる。また、窓枠30は、ドア外装パネル22の窓用開口22hの周縁(固着面22s)に接着剤によって固着されている。このため、ドア外装パネル22の窓用開口22hの周縁を窓枠30によって補強できる。
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態の樹脂製ドア20では、窓枠30をアルミ合金製とし、ブラケット40を鉄製にする例を示した。しかし、窓枠30を樹脂製にすることも可能である。また、ブラケット40の上部パイプ骨格41と下部パイプ骨格43とヒンジ連結用骨格47とを鉄製のままで、ロック支持用骨格44とハンドル支持用骨格45を樹脂製にすることも可能である。また、ブラケット40をアルミ合金製にすることも可能である。また、本実施形態では、ブラケット40の下部パイプ骨格43に複数の突出フランジ部43fを設け、それらの突出フランジ部43fをドア外装パネル22の樹脂製支持部材26にボルト止めする例を示した。しかし、ブラケットを、例えば、枠状に形成して、前記ブラケットをドア外装パネル22の裏面に接着剤等により接着することも可能である。また、本実施形態では、ドアヒンジのヒンジ軸を中心に水平回動してドア開口部14を開閉する樹脂製ドア20を例示した。しかし、前後スライドすることでドア開口部14を開閉するスライド式の樹脂製ドアに本発明を適用することも可能である。
12・・・・車両ボディ
14・・・・ドア開口部
20・・・・樹脂製ドア
22・・・・ドア外装パネル
22s・・・固着面
22h・・・窓用開口
28・・・・内装パネル
28f・・・排水ガイド部
30・・・・窓枠
31・・・・ガイド溝部
38・・・・固定窓ガラス(窓ガラス)
39・・・・可動窓ガラス(窓ガラス)
40・・・・ブラケット
41・・・・上部パイプ骨格(棒状骨格)
43・・・・下部パイプ骨格(棒状骨格)
44・・・・ロック支持用骨格
47・・・・ヒンジ連結用骨格(連結用骨格)

Claims (9)

  1. 車両ボディのドア開口部を開閉する車両の樹脂製ドアであって、
    窓用開口を備える樹脂製のドア外装パネルと、
    前記ドア外装パネルの窓用開口に取り付けられる構成で、窓ガラスが開閉スライド可能に支持されている窓枠と、
    前記車両ボディのドア開口部の開閉方向に移動可能な状態で前記車両ボディに連結される連結用骨格とドアロック装置が支持されるロック支持用骨格とが設けられたブラケットとを有しており、
    前記窓枠と前記ブラケットとが相対移動不能な状態で連結されて、前記ドア外装パネルを裏面側から支持している車両の樹脂製ドア。
  2. 請求項1に記載された車両の樹脂製ドアであって、
    前記窓枠は、前記窓ガラスのスライド方向において傾斜した状態で前記ドア外装パネルの窓用開口に取り付けられている車両の樹脂製ドア。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された車両の樹脂製ドアであって、
    前記ブラケットは、前記窓枠に沿って延びる棒状骨格を備えており、前記棒状骨格が長さ方向において傾斜している車両の樹脂製ドア。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された車両の樹脂製ドアであって、
    前記窓枠において前記窓ガラスが摺動するガイド溝部の底には、水抜き穴が形成されている車両の樹脂製ドア。
  5. 請求項3又は請求項4のいずれかに記載された車両の樹脂製ドアであって、
    前記ブラケットは、上部棒状骨格と下部棒状骨格とを備えており、前記上部棒状骨格と下部棒状骨格間に両棒状骨格をつなぐように、前記連結用骨格と前記ロック支持用骨格とが設けられている車両の樹脂製ドア。
  6. 請求項5に記載された車両の樹脂製ドアであって、
    前記ブラケットの前記上部棒状骨格と前記下部棒状骨格とをつなぐ前記連結用骨格と前記ロック支持用骨格との長さ寸法を調整して、前記上部棒状骨格と前記下部棒状骨格とを長さ方向において傾斜させる車両の樹脂製ドア。
  7. 請求項5又は請求項6のいずれかに記載された車両の樹脂製ドアであって、
    前記ブラケットの上部棒状骨格が前記窓枠に連結されており、
    前記ブラケットの下部棒状骨格が前記ドア外装パネルの裏面に連結されている車両の樹脂製ドア。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載された車両の樹脂製ドアであって、
    前記ブラケットが前記ドア外装パネルの裏面側から内装パネルによって覆われており、
    前記内装パネルには、前記ブラケットの近傍から前記ドア外装パネルの下端面の位置まで下方に延びる排水ガイド部が設けられており、
    前記ドア外装パネルの裏面と前記内装パネルの排水ガイド部とによって排水通路が形成されている車両の樹脂製ドア。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載された車両の樹脂製ドアであって、
    前記窓枠は、前記ドア外装パネルの窓用開口の周縁に接着剤によって固着されている車両の樹脂製ドア。
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DE102021130512A1 (de) 2020-11-24 2022-05-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Seitentür für fahrzeug

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