JP7345083B2 - 除湿装置 - Google Patents

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本発明は、例えば衣類乾燥用として用いられる除湿装置に関するものである。
従来、この種の除湿装置は、吸込口と吹出口を有する本体ケース内に、圧縮機と凝縮器と膨張器と蒸発器とを順次環状に連結した冷凍サイクルと、吸湿部で水分を吸着し放湿部で水分を放出する除湿ロータと、放湿部に供給される空気を加熱する加熱手段と、空気を送風する送風手段を備えたものとなっている。このとき、凝縮器と蒸発器と除湿ロータと送風機を平行に配置する構成が知られている(例えば、これに関連する先行文献としては下記特許文献1がある)。
特許第4696482号公報
除湿ロータの放湿部から蒸発器に流入する空気を折り返す時に上から下方向に180度折り返すため、上下の高さが必要であり、本体高さが高くなるとともに、蒸発器の下部への風量が低下しやすくなるため、下部が着霜しやすくなるという課題を有していた。
そして、この目的を達成するために、本発明は、吸込口と吹出口を有する本体ケースと、前記本体ケース内に設けられたヒートポンプとを備え、前記ヒートポンプは、圧縮機と、前記圧縮機の下流に順次設けた放熱器、膨張器、吸熱器とにより形成し、前記本体ケース内には、前記吸込口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記放熱器、前記吸熱器を順次介して前記吹出口へと送風する送風部と、前記送風部の風路であって、前記放熱器と前記吸熱器の間に設けた除湿ロータの放湿部と、前記吸熱器と前記吹出口の間に設けた前記除湿ロータの吸湿部とを有し、前記送風部によって、前記吸込口から吸い込まれた空気は、前記放熱器と、前記除湿ロータの前記放湿部と、前記吸熱器と、前記除湿ロータの前記吸湿部と、前記送風部とを順次介して、前記吹出口へ送風され、前記除湿ロータの前記放湿部と前記吸湿部とは、水平方向に並ぶように配置され
前記本体ケースは、箱形状であり、前記吸込口は、前記本体ケースの奥行き方向における一方側の側面に設けられ、前記放熱器は、前記吸込口に対向して配置され、前記吸熱器と、前記除湿ロータと、前記送風部とは、前記本体ケースの横方向に並ぶように配置され、前記吸熱器は、前記本体ケースの横方向における他方側の側面に対向するように配置され、前記除湿ロータは、前記吸熱器より前記本体ケースの横方向における一方側に設けられ、前記送風部は、前記除湿ロータより前記本体ケースの横方向における一方側に設けられ、前記本体ケースの奥行き方向における他方側の前記吸熱器と、前記本体ケースの横方向における他方側の側面との寸法は、前記本体ケースの奥行き方向における一方側の前記吸熱器と、前記本体ケースの横方向における他方側の側面との寸法より大きく、前記本体ケースの奥行き方向における他方側の前記除湿ロータと、前記本体ケースの横方向における他方側の側面との寸法は、前記本体ケースの奥行き方向における一方側の前記除湿ロータと、前記本体ケースの横方向における他方側の側面との寸法より大きく、前記本体ケースの横方向における他方側の側面と、前記除湿ロータとの間には、前記除湿ロータの前記放湿部と、前記吸熱器とを連通する前記風路の一部である折返しダクトを設け、前記折返しダクト内の風路は、略三角柱形状であり、水平断面形状が、前記本体ケースの横方向における他方側の側面と平行となる第1の辺と、前記本体ケースの奥行き方向における他方側の側面と平行となる第2の辺と、を有する略三角形であり、前記折返しダクトの下流側と前記吸熱器との空間は、前記折返しダクトの上流側と前記吸熱器との空間より大きいものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、吸熱器の横方向や上下方向での風速分布の均衡が図れ、吸熱器の下部での着霜が改善でき、風路の圧力損失を低減でき、本体ケースの大きさを低減できる。
本発明の実施の形態1の除湿装置の外観斜視図 同除湿装置の分解斜視図 同除湿装置の概略断面図 同除湿装置の概略断面図 同除湿装置の放熱器の外観斜視図 同除湿装置の吸熱器の外観斜視図 本発明の実施の形態2の除湿装置の概略水平断面図
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の除湿装置の外観斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1の除湿装置の分解斜視図である。なお、図1、図2は、除湿装置を後面側から見た図である。図3、図4は、本発明の実施の形態1の除湿装置の概略断面図である。なお、図3は図1のA-A線断面図である。図4は図1のB-B線断面図である。
図1、図2、図3、図4に示すように、本体ケース1は、奥行き方向D及び縦方向Hの大きさに比較して横方向Wの大きさが大きい形状であり、本体ケース1の後面(本体ケース1の奥行き方向における一方側の側面)には、吸込口2が配置されている。本体ケース1における上部には、吹出口3が配置されている。吹出口3は、横長四角形状で本体ケース1における上方と後面とに開口している。本体ケース1の天面における後面側(本体ケース1の奥行き方向における一方側の側面側)には、吹出口3からの風向を変化させるルーバー4を有し、本体ケース1の天面における前面側(本体ケースの奥行き方向における他方側)には操作部5を設けている。操作部5は、電源の入り切り、運転モードの変更等を行う複数のスイッチを有している。
本体ケース1内には、ヒートポンプ6と、送風部7と、除湿ロータ部8と、取付台9と、貯水タンク部10と、制御部11と、を有している。
ヒートポンプ6は、圧縮機12と、放熱器13と、膨張器14と、吸熱器15と、を順次環状に連結し冷媒を循環する構成である。
圧縮機12は、本体ケース1の前面側から見ると本体ケース1における左面側(本体ケースの横方向における一方側の側面側)に配置されている。圧縮機12は、本体ケース1の底面上に固定されている。
放熱器13は、本体ケース1における後面側(本体ケースの奥行き方向における一方側の側面側)に配置されている。放熱器13は、後述する放熱器13における隣り合う放熱フィンと放熱フィンとの隙間が、本体ケース1の吸込口2に対向するように、本体ケース1の底面上に配置されている。
図5は、本発明の実施の形態1の除湿装置の放熱器の外観斜視図である。なお、図5は、除湿装置の放熱器を後面側から見た図である。
図5に示すように放熱器13は、多数の放熱フィン13aと、放熱フィン13aを連結する連結管13bとを有している。
放熱フィン13aは、縦長四角板形状であり、材質がアルミニウムである。多数の放熱フィン13aは、隣り合う放熱フィン13aの面と面とが対向するように配置されている。隣り合う放熱フィン13aと放熱フィン13aとの隙間が、風路となる。
連結管13bは、円筒形状であり、材質が銅である。円筒である連結管13bは、放熱フィン13aにおける長手方向に複数段設けられ、かつ複数回蛇行状に曲げられている。連結管13bの直管部分には、多数の放熱フィン13aが固定されている。多数の放熱フィン13aは、連結管13bの直管部分の中心軸方向に、所定の間隔を有して積層されている。
図2、図3、図4に示すように、吸熱器15は、本体ケース1の前面から見ると本体ケース1における右側(本体ケース1の横方向における他方側の側面側)に配置され、後述する吸熱器15における隣り合う吸熱フィン15aと吸熱フィン15aとの隙間である風路の中心軸が本体ケース1における左右方向に延びるように、取付台9に固定されている。
図6は、本発明の実施の形態1の除湿装置の吸熱器の外観斜視図である。なお、図6は、除湿装置の放熱器を本体ケースにおける左側から見た図である。
図6に示すように吸熱器15は、多数の吸熱フィン15aと、多数の吸熱フィン15aを連結する連結管15bとを有している。
吸熱フィン15aは、縦長四角板形状であり、材質がアルミニウムである。多数の吸熱フィン15aは、隣り合う吸熱フィン15aの面と面とが対向するように配置されている。隣り合う吸熱フィン15aと吸熱フィン15aとの隙間が、風路となる。
連結管15bは、円筒形状であり、材質が銅である。円筒である連結管15bは、吸熱フィン15aにおける長手方向に複数段設けられ、かつ複数回蛇行状に曲げられている。連結管15bの直管部分には、多数の吸熱フィン15aが固定されている。多数の吸熱フィン15aは、連結管15bの直管部分の中心軸方向に、所定の間隔を有して積層されている。
図2、図3、図4に示すように、送風部7は、放熱器13に対向するように配置され、取付台9に固定されている。送風部7と、放熱器13と、本体ケース1の吸込口2とは、本体ケース1の奥行き方向において、一直線上に配置されている。送風部7は、モータ16と、モータ16によって回転するファン17と、ファン17を囲むケーシング18とを有している。
ファン17は、ターボファンであり、主板17aと、多数の羽根17bと、吸込みリング17cとを有する。
主板17aは、略円板形状で、中央部が下方へ凸形状となり、この中央部には、筒形状の回転軸固定部17dを設けている。回転軸固定部17dは、モータ16の回転軸が入り、この回転軸が固定可能な構造である。主板17aの周縁部には、主板17aから下方へ延びた複数の羽根17bを有し、羽根17bは、水平断面形状が翼形状である。羽根17bにおける主板17aの周縁側の端部は、ファン17の回転方向と反対方向に向いた形状である。複数の羽根17bの下端には、円環状の吸込みリング17cを有する。
ケーシング18は、下面には吸気口18aを有し、上面には吐出口18bを有する。モータ16によってファン17が回転すると、ケーシング18の吸気口18aから吸い込まれた空気は、ファン17の吸込みリング17c内を介し、ファン17内に流れ込む。この流れ込んだ空気は、羽根17bに沿うように、ファン17の径方向に吹き出し、ケーシング18の吐出口18bを介して、本体ケース1の吹出口3に送風される。
除湿ロータ部8は、送風部7と、吸熱器15との間に配置されている。吸熱器15と、除湿ロータ部8と、送風部7とは、本体ケース1の横方向において、一直線上に配置されている。除湿ロータ部8は、除湿ロータ19と、ロータ枠20と、駆動部分21と、加熱部分22とを有している。
除湿ロータ19は、全体形状としては円板状となっている。この円板体は、円形リング内に、通気体を設けたものである。通気体は、二枚の第1帯体(図示せず)間にジグザグ状に第2帯体(図示せず)を設けたものを、円形リング内において、内周から外周に向けて渦巻状に巻くことによって通気構造に構成したものである。これら第1帯体と第2帯体は耐熱繊維によって構成されており、その表面には、例えばゼオライトのような吸湿物質を、例えばシリカ系の接着剤で接着させた構成としている。
除湿ロータ19は、円板体に形成され中心軸が本体ケース1における左右方向に延びるように、ロータ枠20に回転可能に立設され、駆動部分21により回転している。ロータ枠20は、取付台9に固定されている。除湿ロータ19は、空気から水分を吸着する吸湿部19aと、空気に水分を放出する放湿部19bとを有している。
加熱部分22は、除湿ロータ19の放湿部19bに対向するように設置されている。加熱部分22は、後述する風路において、除湿ロータ19の放湿部19bの上流側に配置されている。
取付台9は、本体ケース1における底面側と、前面側の面が開口した箱形状であり、取付板9aと、支持脚9bとを有する。
取付板9aは、長方形の略板形状であり、上面には、送風部7と、除湿ロータ部8と、吸熱器15とが固定される。
支持脚9bは、取付板9aの周縁から下方に延びる3枚の長方形の板であり、取付板の周縁における本体ケース1の後面側と、右面側と、左面側とから下方に延び、3枚の板は一体的に形成されている。支持脚9bは、取付板9aと、本体ケース1の底面との間には、略直方体形状の空間部9cを有している。空間部9cの高さは、ほぼ支持脚9bの高さ寸法であり、空間部9cには、貯水タンク部10が装着される構成である。
貯水タンク部10は、本体ケース1の下部の空間部9cに配置され、本体ケース1の前面(本体ケースの奥行き方向における一方側の側面)から着脱自在な構成である。貯水タンク部10の着脱方向は、本体ケース1における前後方向(本体ケースの奥行き方向)である。貯水タンク部10の上方には、送風部7と、除湿ロータ部8と、吸熱器15とが配置されている。貯水タンク部10は、天面が開口した偏平な箱形状のタンク10aと、漏斗状の集水カバー10bとを有している。集水カバー10bは、タンク10aの上部に着脱可能に設けられている。つまり、吸熱器15で結露をさせ、その結露水を漏斗状の集水カバー10bで集めてタンク10aに流入させる構成である。
制御部11は、本体ケース1の前面側から見ると本体ケース1における左面側(本体ケース1の横方向における一方側の側面側)に配置されている。制御部11は、本体ケース1の底面上に固定されている。制御部11は、送風部7のモータ16と、圧縮機12と、除湿ロータ部8の駆動部分21と加熱部分22とを、使用者によって押された操作部5のスイッチに基づいて制御する。
本体ケース1内には、第1送風路23と、第2送風路24とを備えている。
第1送風路23は、送風部7によって、吸込口2から空気を吸引し放熱器13、加熱部分22、放湿部19b、吸熱器15、吸湿部19aの順に供給し、送風部7を介して吹出口3から排出する風路である。
第2送風路24は、送風部7によって、吸込口2から空気を吸引し放熱器13に供給し、送風部7を介して吹出口3から排出する風路である。
詳細に説明すると、第1送風路23においては、放熱器13によって温められた室内空気は、更に加熱部分22によって温められ、除湿ロータ19の放湿部19bに供給される。放湿部19bでは、吸湿部19aで吸着した水分が除湿ロータ19の回転駆動により放湿部19bに移動し、加熱部分22の加熱により供給された空気に放出される。この高湿の空気が吸熱器15に供給され、冷却されることにより結露し、水分は水滴として取出される。この後、冷却された空気は、除湿ロータ19の吸湿部19aに供給され、更に空気中の水分が吸湿部19aに吸着され、乾燥した空気となる。さらに、水分を吸着する際の吸着熱が発生するので、室内空気は湿度が低減し、温度が上昇した状態で、送風部7に吸引され、吹出口3から室内へ送風されることになる。なお、吸熱器15において結露した水分は水滴として下方に滴下し、貯水タンク部10のタンク10a内に流れ込む。
第2送風路24においては、放熱器13によって温められた室内空気は、送風部7に吸引され、吹出口3から室内へ送風されることになる。つまり、第1送風路23を通過する空気と、第2送風路24を通過する空気とは、送風部7で混ざり合った状態となり、送風部7によって吹出口3から吹き出す。
本実施形態の特徴は、除湿ロータ19の放湿部19bと吸湿部19aとは、水平方向に並ぶように配置されている点である。具体的には、放湿部19bは、除湿ロータ19における本体ケース1の後面側(本体ケースの奥行き方向における一方側)に配置されている。吸湿部19aは、除湿ロータ19における本体ケース1の前面側(本体ケースの奥行き方向における他方側)に配置されている。吸熱器15は、除湿ロータ19の吸湿部19aと対向するように配置されている。このような構成により、送風部7によって、吸込口2から吸い込まれた空気は、放熱器13と、除湿ロータ19の放湿部19bと、吸熱器15と、除湿ロータ19の吸湿部19aと、送風部7とを順次介して、吹出口3へ送風される。
このように、除湿ロータ19の放湿部19bと吸湿部19aとは、水平方向に並ぶように配置されているので、吸熱器15より本体ケース1における後面側に配置された除湿ロータ19の放湿部19bを通過した空気が、約180度折り返して、吸熱器15へ流れ込み、吸熱器15の上下方向での風速分布の均衡が図れ、除湿性能が向上するとともに、吸熱器15の下部での着霜を低減できる。
また、本体ケース1は、箱形状である。具体的には、本体ケース1は、奥行き方向及び縦方向の大きさに比較して横方向の大きさが大きい直方体形状であり、吸込口2は、本体ケース1における後面(本体ケースの奥行き方向における一方側の側面)に設けられている。放熱器13は、吸込口2に対向して配置され、吸熱器15と、除湿ロータ19と、送風部7とは、本体ケース1の横方向に並ぶように配置されている。吸熱器15は、本体ケース1における右側の側面(本体ケースの横方向における他方側の側面)に対向するように配置されている。除湿ロータ19は、吸熱器15より本体ケースにおける左側(本体ケース1の横方向における一方側)に設けられている。送風部7は、除湿ロータ19より本体ケース1における左側(本体ケース1の横方向における一方側)に設けられる。
これにより、第1送風路23において、吸込口2から本体ケース1内に流入した空気は放熱器13を通り、本体ケース1における右側へ約90度曲がり、加熱部分22、除湿ロータ19の放湿部19bに流れる。このとき、本体ケース1における右側へ約90度曲がる内側の空気23aは、除湿ロータ19の外側に流れ、本体ケース1における右側へ約90度曲がる外側の空気23bは、除湿ロータ19の内側(回転軸側)を通る。このとき、空気23aは、空気23bより風路が短いため風量が多くなる傾向があると考えられる。ところが、除湿ロータ19の放湿部19bと吸湿部19aとは、水平方向に並ぶように配置されているので、除湿ロータ19の放湿部19bを通過した空気23aと空気23bは、約180度折り返して、吸熱器15に流入する。このとき、空気23aは外側、空気23bは内側となるため、風路の短い空気23bの方が流れやすくなり、結果として、吸熱器15に流入するときには左右方向の風量の均衡が図れる。また、風路は本体ケース1における前後方向に流れるため、上下方向の風量の差は生じにくい。なお、本体ケース1における左側とは、本体ケース1の前面側から見て左側のことであり、本体ケース1における右側とは、本体ケース1の前面側から見て右側のことである。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2の除湿装置の概略水平断面を示す図である。実施の形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。実施の形態1と相違する点は、折返しダクト25の形状、および吸熱器15と除湿ロータ19の配置である。
図7に示すように、本体ケース1における右側の側面(本体ケース1の横方向における他方側の側面)と、除湿ロータ19との間には、除湿ロータ19の放湿部19bと、吸湿部19aとを連通する風路の一部である折返しダクト25を設けている。折返しダクト25は、折返しダクト25の下流側の空間25bが、上流側の空間25aより広く構成される。
このように、折返しダクト25の下流側の空間25bが広いことで、空気23aは圧力損失が低減される。結果として、吸熱器15に流入するときには、吸熱器15における左右方向の風量の均衡が図れる。このように、吸熱器15での上下と左右の風速分布の均衡を図ることで、部分的に風速が速すぎて空気を冷却するが露点まで冷やすことができずに除湿能力が低下することや、逆に部分的に風速が遅すぎて着霜しやすくなり、その箇所が吸熱器15の下部の場合、除霜しても溶け切らずに霜が積層することを改善することができる。
また、本体ケース1における後面側(本体ケース1の奥行き方向における他方側)の吸熱器15と、本体ケース1における右側(本体ケース1の横方向における他方側)の側面との寸法Aは、本体ケース1における前面側(本体ケース1の奥行き方向における一方側)の吸熱器15と、本体ケース1における右側(本体ケース1の横方向における他方側)の側面との寸法Bより大きくなるように吸熱器15を配置する。
これにより、また、吸熱器15と、本体ケース1における右側(本体ケース1の横方向における他方側)の側面との間の空間に、折返しダクト25が収まり易くなる。つまり、吸熱器15と、本体ケース1における右側(本体ケース1の横方向における他方側)の側面との間の空間と、折返しダクト25との間の空間が小さくなり、本体ケース1の大きさを低減できる。具体的には、折返しダクト25内の風路は、略三角柱形状であり、水平断面形状が略三角形である。略三角形は、第1の辺と、第2の辺と、第3の辺とを有している。第1の辺は、本体ケース1における右側(本体ケース1の横方向における他方側)の側面とほぼ平行に配置されている。第2の辺は、本体ケース1における後面側(本体ケース1の奥行き方向における他方側)の側面とほぼ平行に配置されている。第3の辺は、吸熱器15とほぼ平行に配置されている。吸熱器15は、折返しダクト25内に配置されている。
同様に、本体ケース1における後面側(本体ケース1の奥行き方向における他方側)の除湿ロータ19と、本体ケース1における右側(本体ケースの横方向における他方側)の側面との寸法は、本体ケース1における前面側(本体ケースの奥行き方向における一方側)の除湿ロータ19と、本体ケース1における右側(本体ケースの横方向における他方側)の側面との寸法より大きくなるように除湿ロータ19を配置する。
この構成とすることで、吸込口2から本体ケース1内に流入した空気は、放熱器13を通り加熱部分22、除湿ロータ19の放湿部19bに流れとき、鈍角に曲がることとなる。これにより、急激に曲がることによる圧力損失が低減されため、空気23aは空気23bより風路が短いことの影響度合いが多くなり、さらに風量が多くなる傾向が強くなる。そして、折返しダクト25により約180度折り返して吸熱器15に流入する。このとき、空気23aは外側、空気23bは内側となるため、風路の短い空気23bの方が流れやすくなる。また、折返しダクト25の下流側の空間25bが広いことで空気23aは圧力損失が低減される。結果として、吸熱器15に流入するときには左右方向の風量の均衡が図れる。
このように、吸熱器15での上下と左右の風速分布の均衡を図ることで、部分的に風速が速すぎて空気を冷却するが露点まで冷やすことができずに除湿能力が低下することや、逆に部分的に風速が遅すぎて着霜しやすくなり、その箇所が吸熱器15の下部の場合、除霜しても溶け切らずに霜が積層することを改善することができる。また、本体ケース1における上方から見ると、吸熱器15と除湿ロータとが、ほぼ平行に配置され、吸熱器15と除湿ロータとの間の空間が小さくなり、本体ケース1の大きさを低減できる。
本発明にかかる除湿装置は、吸熱器の横方向や上下方向での風速分布の均衡が図れ、除湿性能が向上するとともに、吸熱器の下部での着霜が改善を可能とするものであるので、衣類乾燥や除湿用に使用される除湿装置等として有用である。
1 本体ケース
2 吸込口
3 吹出口
4 ルーバー
5 操作部
6 ヒートポンプ
7 送風部
8 除湿ロータ部
9 取付台
9a 取付板
9b 支持脚
9c 空間部
10 貯水タンク部
10a タンク
10b 集水カバー
11 制御部
12 圧縮機
13 放熱器
13a 放熱フィン
13b 連結管
14 膨張器
15 吸熱器
15a 吸熱フィン
15b 連結管
16 モータ
17 ファン
17a 主板
17b 羽根
17c 吸込みリング
17d 回転軸固定部
18 ケーシング
18a 吸気口
18b 吐出口
19 除湿ロータ
19a 吸湿部
19b 放湿部
20 ロータ枠
21 駆動部分
22 加熱部分
23 第1送風路
24 第2送風路
25 折返しダクト
25a 空間
25b 空間

Claims (1)

  1. 吸込口と吹出口を有する本体ケースと、
    前記本体ケース内に設けられたヒートポンプとを備え、
    前記ヒートポンプは、圧縮機と、前記圧縮機の下流に順次設けた放熱器、膨張器、吸熱器とにより形成し、
    前記本体ケース内には、
    前記吸込口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記放熱器、前記吸熱器を順次介して前記吹出口へと送風する送風部と、
    前記送風部の風路であって、前記放熱器と前記吸熱器の間に設けた除湿ロータの放湿部と、前記吸熱器と前記吹出口の間に設けた前記除湿ロータの吸湿部とを有し、
    前記送風部によって、前記吸込口から吸い込まれた空気は、前記放熱器と、前記除湿ロータの前記放湿部と、前記吸熱器と、前記除湿ロータの前記吸湿部と、前記送風部とを順次介して、前記吹出口へ送風され、
    前記除湿ロータの前記放湿部と前記吸湿部とは、水平方向に並ぶように配置され
    前記本体ケースは、箱形状であり、前記吸込口は、前記本体ケースの奥行き方向における一方側の側面に設けられ、
    前記放熱器は、前記吸込口に対向して配置され、
    前記吸熱器と、前記除湿ロータと、前記送風部とは、前記本体ケースの横方向に並ぶように配置され、
    前記吸熱器は、前記本体ケースの横方向における他方側の側面に対向するように配置され、前記除湿ロータは、前記吸熱器より前記本体ケースの横方向における一方側に設けられ、
    前記送風部は、前記除湿ロータより前記本体ケースの横方向における一方側に設けられ、
    前記本体ケースの奥行き方向における他方側の前記吸熱器と、前記本体ケースの横方向における他方側の側面との寸法は、前記本体ケースの奥行き方向における一方側の前記吸熱器と、前記本体ケースの横方向における他方側の側面との寸法より大きく、
    前記本体ケースの奥行き方向における他方側の前記除湿ロータと、前記本体ケースの横方向における他方側の側面との寸法は、前記本体ケースの奥行き方向における一方側の前記除湿ロータと、前記本体ケースの横方向における他方側の側面との寸法より大きく、
    前記本体ケースの横方向における他方側の側面と、前記除湿ロータとの間には、前記除湿ロータの前記放湿部と、前記吸熱器とを連通する前記風路の一部である折返しダクトを設け、
    前記折返しダクト内の風路は、略三角柱形状であり、水平断面形状が、前記本体ケースの横方向における他方側の側面と平行となる第1の辺と、前記本体ケースの奥行き方向における他方側の側面と平行となる第2の辺と、を有する略三角形であり、
    前記折返しダクトの下流側と前記吸熱器との空間は、前記折返しダクトの上流側と前記吸熱器との空間より大きいことを特徴とする除湿装置。
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