JP5287662B2 - 除湿装置 - Google Patents

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本発明は、除湿ローターを用いた除湿装置に関するものである。
従来のこの種除湿装置の構造は、以下のようになっていた。
すなわち、吸気口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられたヒートポンプを備え、このヒートポンプは、圧縮機と、圧縮機の下流に順次設けた放熱器、膨張手段、吸熱器とにより形成し、前記吸気口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記吸熱器、前記放熱器を順次介して排気口へと送風する送風手段を備えた構成となっていた(例えば特許文献1参照)。
特開昭59−150231号公報
上記従来例において、室内でヒートポンプにより除湿運転すると、除湿すると共に、ヒートポンプより熱が発生するので、この熱を排熱することが検討されている。しかしながら、単に、ヒートポンプから発生する熱を屋外に排熱すると、屋外の空気が窓枠等の隙間から室内に入ることとなる。ここで、屋外が、梅雨などの高湿度な場合には、室内の空気に比べて高湿度な空気が室内に入ることとなり、室内の湿度が上昇し、除湿能力が低下するので、効果的な排熱対策がとれないものであった。
そこで本発明は、効果的な排熱対策がとれることを目的とするものである。
そしてこの目的を達成するために本発明は、吸気口と、第一の排気口と、第二の排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられたヒートポンプを備え、このヒートポンプは、圧縮機と、圧縮機の下流に順次設けた放熱器、膨張手段、吸熱器とにより形成し、前記放熱器は、第一の放熱器と第二の放熱器とから形成し、前記本体ケース内において、前記第一の放熱器および前記吸熱器と、前記第二の放熱器との間の空間に回動自在に除湿ローターを設け、この除湿ローターは放湿部と吸湿部とからなり、前記放湿部は、第一の放湿部と第二の放湿部とから形成し、前記吸湿部は前記吸熱器と前記第一の排気口との間の風路に設け、前記第一の放湿部は前記第一の放熱器と前記第二の放熱器との間の風路に設け、前記第二の放湿部は前記第二の放熱器と前記吸熱器との間の風路に設け、前記吸気口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記第一の放熱器、前記除湿ローターの前記第一の放湿部、前記第二の放熱器、前記除湿ローターの前記第二の放湿部、前記吸熱器、前記除湿ローターの前記吸湿部を順次介して前記第一の排気口へと送風する第一の送風手段と、前記吸気口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記第一の放熱器、前記除湿ローターの前記第一の放湿部、前記第二の放熱器、前記除湿ローターの前記第二の放湿部を順次介して前記第二の排気口へと送風する第二の送風手段を設けるとともに、前記第二の排気口には、屋外と連通する連通手段を備えたものである。これにより初期の目的を達成するものである。
以上のように本発明は、吸気口と、第一の排気口と、第二の排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられたヒートポンプを備え、このヒートポンプは、圧縮機と、圧縮機の下流に順次設けた放熱器、膨張手段、吸熱器とにより形成し、前記放熱器は、第一の放熱器と第二の放熱器とから形成し、前記本体ケース内において、前記第一の放熱器および前記吸熱器と、前記第二の放熱器との間の空間に回動自在に除湿ローターを設け、この除湿ローターは放湿部と吸湿部とからなり、前記放湿部は、第一の放湿部と第二の放湿部とから形成し、前記吸湿部は前記吸熱器と前記第一の排気口との間の風路に設け、前記第一の放湿部は前記第一の放熱器と前記第二の放熱器との間の風路に設け、前記第二の放湿部は前記第二の放熱器と前記吸熱器との間の風路に設け、前記吸気口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記第一の放熱器、前記除湿ローターの前記第一の放湿部、前記第二の放熱器、前記除湿ローターの前記第二の放湿部、前記吸熱器、前記除湿ローターの前記吸湿部を順次介して前記第一の排気口へと送風する第一の送風手段と、前記吸気口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記第一の放熱器、前記除湿ローターの前記第一の放湿部、前記第二の放熱器、前記除湿ローターの前記第二の放湿部を順次介して前記第二の排気口へと送風する第二の送風手段を設けるとともに、前記第二の排気口には、屋外と連通する連通手段を備えたものであるので、効果的な排熱対策がとることができる。
すなわち、本発明においては、吸気口から本体ケース内に吸気した空気を第一の放熱器、除湿ローターの第一の放湿部、第二の放熱器、除湿ローターの第二の放湿部、吸熱器、除湿ローターの吸湿部を順次介して第一の排気口へと送風する第一の送風手段と、吸気口から本体ケース内に吸気した空気を第一の放熱器、除湿ローターの第一の放湿部、第二の放熱器、除湿ローターの第二の放湿部を順次介して第二の排気口へと送風する第二の送風手段を設けるとともに、第二の排気口には、屋外と連通する連通手段を備えたので、除湿ローターの吸湿部で吸湿した室内の湿気を、除湿ローターである第一の放湿部と第二の放湿部によって加熱した室内の空気が取り込み、屋外に排気することができるものである。
結果として、高温で高湿な空気を屋外に排気することができるので、効果的な排熱対策をとることができる。
本発明の実施の形態1の概略断面を示す図 同放熱器の概略図((a)放熱器7aを示す概略図、(b)放熱器7bを示す概略図) 本発明の実施の形態2の概略断面を示す図 同放熱器の概略図((a)放熱器27aを示す概略図、(b)放熱器27bを示す概略図)
以下本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、本実施形態の除湿装置は、略箱形状の本体ケース1を備え、この本体ケース1の前面側側面には、略四角形状の吸気口2と、天面には、略四角形状の排気口3と、背面側側面には、略円筒形状の排気口4を設けている。この本体ケース1内には、ヒートポンプ5を備え、このヒートポンプ5は、圧縮機6と、圧縮機6の下流に順次設けた放熱器7、膨張手段8、吸熱器9とにより形成している。放熱器7は、放熱器7aと放熱器7bとから形成し、この放熱器7aおよび吸熱器9と、放熱器7bとの間に回動自在に円板形状の除湿ローター10を設け、この除湿ローター10を回動する回動手段である電動機11を備えている。除湿ローター10は放湿部12と吸湿部13とからなり、この放湿部12は、放湿部12aと放湿部12bとから形成している。吸湿部13は吸熱器9と排気口3との間の風路に設け、放湿部12aは放熱器7aと放熱器7bとの間の風路に設け、放湿部12bは放熱器7bと吸熱器9との間の風路に設けている。
除湿ローター10の吸湿部13と排気口3との間の風路に送風手段14を設け、この送風手段14によって、吸気口2から本体ケース1内に吸気した空気を、放熱器7a、除湿ローター10の放湿部12a、放熱器7b、除湿ローター10の放湿部12b、吸熱器9、除湿ローター10の吸湿部13を順次介して排気口3へと送風される。
すなわち、送風手段14によって吸気口2から本体ケース1内に吸気した空気は、放熱器7である放熱器7aで加熱され、高温で相対湿度の低い空気となり、除湿ローター10の放湿部12である放湿部12aへ送風される。次にこの放湿部12aに送風された空気は、放熱器7である放熱器7bで加熱され、高温で相対湿度の低い空気となり、除湿ローター10の放湿部12である放湿部12bへ送風される。放湿部12aおよび放湿部12bの湿気を取り込み湿度の高い状態となって吸熱器9へ送られる。この吸熱器9で結露させて除湿し、吸湿部13に達する。そこで、乾燥状態となった除湿ローター10の放湿部12が回動手段である電動機11によって回転し、吸湿部13となり、この吸湿部13で吸熱器9で除湿されなかった湿度を吸湿し除湿し、この除湿された空気が排気口3から室内へ送風されるものである。
このように、放湿部12aと放湿部12bとからなる放湿部12に、吸気口2から本体ケース1内に吸気した空気を並列に流す場合に比べ、吸気口2から本体ケース1内に吸気した空気を直列に流す、つまり、まず放湿部12aに、次に放湿部12bに流すことにより、放湿部12aと放湿部12bとからなる放湿部12には、並列に流す場合に比べ倍の風量が流れることになるので、吸気口2から本体ケース1内に吸気した空気に、湿気を取り込み湿度の高い状態にすることができる。
本実施形態における特徴は、吸気口2から本体ケース1内に吸気した空気を、放熱器7a、除湿ローター10の放湿部12a、放熱器7b、除湿ローター10の放湿部12bを順次介して排気口4へと送風する送風手段15を設けるとともに、排気口4には、屋外と連通する連通手段16を備えた点である。
すなわち、本実施形態においては、吸気口2から本体ケース1内に吸気した空気を放熱器7a、除湿ローター10の放湿部12a、放熱器7b、除湿ローター10の放湿部12b、吸熱器9、除湿ローター10の吸湿部13を順次介して排気口3へと送風する送風手段14と、吸気口2から本体ケース1内に吸気した空気を放熱器7a、除湿ローター10の放湿部12a、放熱器7b、除湿ローター10の放湿部12bを順次介して排気口4へと送風する送風手段15を設けるとともに、排気口4には、屋外と連通する連通手段16を備えたので、除湿ローター10の吸湿部13で吸湿した室内の湿気を、除湿ローター10である放湿部12aと放湿部12bによって加熱した室内の空気が取り込み、屋外に排気することができるものである。
結果として、高温で高湿な空気を屋外に排気することができるので、効果的な排熱対策をとることができる。
また、除湿ローター10の放湿部12である、放湿部12aは、除湿ローター10の回転方向に対して放湿部12の下流側に位置し、放湿部12bは、除湿ローター10の回転方向に対して放湿部12の上流側に位置する構成としたものである。具体的には、除湿ローター10の放湿部12は、略扇形状の放湿部12aと、略扇形状の放湿部12bとから形成している。回動手段である電動機11によって、除湿ローター10を回動すると、除湿ローター10の吸湿部13が、放湿部12bとなり、更に回動すると、放湿部12aとなるものである。すなわち、放湿部12aは、吸気口2から本体ケース1内に吸気した空気が放熱器7aによって加熱され、この加熱された空気によって放湿され、放湿部12bは、放湿部12aで放湿され、更に、放熱器7bによって加熱された空気によって放湿されるものである。つまり、放湿部12aに流れる空気は、放湿部12bに流れる空気に比べ、絶対湿度の低い空気であり、放湿部12aに吸湿している湿気量は、放湿部12bで吸湿している湿気量より少ないものである。
すなわち、吸湿している湿気量が放湿部12bより少ない放湿部12aには、放湿部12bに流れる空気に比べ、絶対湿度の低い空気を流し、吸湿している湿気量が放湿部12aより多い放湿部12bには、放湿部12a流れる空気に比べ、絶対湿度の高い空気が流れるので、放湿部12aと放湿部12bの両方で効率的に放湿することができ、結果として屋外へ排気する湿気量を増加させることができる。
また、放熱器7である、放熱器7aは、ヒートポンプ5を流れる冷媒の流れ方向に対して、上流側に位置し、放熱器7bは、ヒートポンプ5を流れる冷媒の流れ方向に対して、下流側に位置した構成としたものである。具体的には、放熱器7である、放熱器7aと放熱器7bとは、直列に繋がっているので、ヒートポンプ5は、圧縮機6の下流に順次、放熱器7a、放熱器7b、放熱器7、膨張手段8、吸熱器9を備えたものである。つまり、放熱器7a内の冷媒の温度は、放熱器7b内の冷媒の温度に比べ高いものである。
すなわち、放熱器7aには、放熱器7bに流れる冷媒に比べ、温度の高い冷媒を流し、放熱器7bには、放熱器7a流れる冷媒に比べ、温度の低い冷媒を流すことにより、放湿部12aには、放湿部12bより温度の高い空気が流れる。つまり、吸湿している湿気量が放湿部12bより少ない放湿部12aには、放湿部12bに流れる空気に比べ、温度の高い空気を流し、吸湿している湿気量が放湿部12aより多い放湿部12bには、放湿部12a流れる空気に比べ、温度の低い空気が流れるので、放湿部12aと放湿部12bの両方で効率的に放湿することができ、結果として屋外へ排気する湿気量を増加させることができる。
また、図2に示すように、放熱器7aの表面積は、放熱器7bの表面積より大きい構成としたものである。具体的には、放熱器7aは、複数の平板形状にフィン部17aと、この複数のフィン部17aを蛇腹状に貫通すると共に、複数のフィン部17aの隣り合うフィン部17a同士を所定の距離を有し固定する円筒形状の管部18aとから形成している。同様に、放熱器7bは、複数の平板形状にフィン部17bと、この複数のフィン部17bを蛇腹状に貫通すると共に、複数のフィン部17bの隣り合うフィン部17b同士を所定の距離を有し固定する円筒形状の管部18bとから形成している。ここで、複数のフィン部17aの表面積が、複数のフィン部17bの表面積より大きいものである。
すなわち、複数のフィン部17aの表面積が、複数のフィン部17bの表面積より大きいことにより、放熱器7aでは熱交換が促進され、放湿部12aには、放湿部12bより温度の高い空気が流れる。つまり、吸湿している湿気量が放湿部12bより少ない放湿部12aには、放湿部12bに流れる空気に比べ、温度の高い空気を流し、吸湿している湿気量が放湿部12aより多い放湿部12bには、放湿部12a流れる空気に比べ、温度の低い空気が流れるので、放湿部12aと放湿部12bの両方で効率的に放湿することができ、結果として屋外へ排気する湿気量を増加させることができる。
また、放湿部12aの表面積は、放湿部12bの表面積より小さい構成としたものである。具体的には、放湿部12aの略扇形の角度が、放湿部12bの略扇形の角度より小さいものである。
すなわち、放湿部12aの表面積は、放湿部12bの表面積より小さいことにより、放湿部12aは、放湿部12bより単位面積当たりの風量が多くなる。つまり、吸湿している湿気量が放湿部12bより少ない放湿部12aに対して単位面積当たりの風量を多くするので、この放湿部12aに対しても十分に放湿作用を有することができ、放湿部12aと放湿部12bの両方で効率的に放湿することができるので、結果として屋外へ排気する湿気量を増加させることができる。
また、連通手段16は、略円筒形状のダクト部16aで、このダクト部16aの外周部に断熱手段を設けたものである。すなわち、ダクト部16aの外周部に断熱手段である断熱材16bを設けたので、ダクト部16aから室内への放熱を抑制することができる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2における除湿装置について図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態1の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付してその説明を省略する。
実施の形態1と相違する点は、図3に示すように、送風手段14、および送風手段15の風路である。具体的には、放熱器27aと、放熱器27bおよび吸熱器29との間に回動自在に除湿ローター10を設け、この除湿ローター10は放湿部12と吸湿部13とからなり、放湿部12は、放湿部12aと放湿部12bとから形成している。吸湿部13は吸熱器29と排気口3との間の風路に設け、放湿部12aは放熱器27aと放熱器27bとの間の風路に設け、放湿部12bは放熱器27bと吸熱器29との間の風路に設けたものである。
除湿ローター10の吸湿部13と排気口3との間の風路に送風手段14を設け、この送風手段14によって、吸気口2から本体ケース1内に吸気した空気を放熱器27a、除湿ローター10の放湿部12a、吸熱器29、除湿ローター10の吸湿部13を順次介して排気口3へと送風される。
除湿ローター10の放湿部12bと排気口4との間の風路に送風手段15を設け、この送風手段15によって、吸気口2から本体ケース1内に吸気した空気を、放熱器27a、除湿ローター10の放湿部12a、放熱器27b、除湿ローター10の放湿部12bを順次介して排気口4へと送風され、この排気口4から、連通手段16を介して屋外へ排気される。
すなわち、吸気口2から本体ケース1内に吸気した空気は、放熱器27a、除湿ローター10の放湿部12aを通過後に、送風手段14、および送風手段15の風路に分かれるので、放熱器27bで放出する熱量、および除湿ローター10の放湿部12bで放湿された湿気を全て、送風手段15によって、屋外へ排気される。結果として、効果的な排熱対策をとることができる。
また、除湿ローター10の放湿部12である、放湿部12aは、除湿ローター10の回転方向に対して放湿部12の下流側に位置し、放湿部12bは、除湿ローター10の回転方向に対して放湿部12の上流側に位置する構成としたものである。具体的には、除湿ローター10の放湿部12は、略扇形状の放湿部12aと、略扇形状の放湿部12bとから形成している。回動手段である電動機11によって、除湿ローター10を回動すると、除湿ローター10の吸湿部13が、放湿部12bとなり、更に回動すると、放湿部12aとなるものである。すなわち、放湿部12aは、吸気口2から本体ケース1内に吸気した空気が放熱器7aによって加熱され、この加熱された空気によって放湿され、放湿部12bは、放湿部12aで放湿され、更に、放熱器7bによって加熱された空気によって放湿されるものである。つまり、放湿部12aに吸湿している湿気量は、放湿部12bで吸湿している湿気量より少ないものである。
すなわち、吸湿している湿気量が放湿部12aより多い放湿部12bを通過した空気は、全て送風手段15によって、屋外へ排気される。結果として屋外へ排気する湿気量を増加させることができる。
また、放熱器27である、放熱器27aは、ヒートポンプ5を流れる冷媒の流れ方向に対して、上流側に位置し、放熱器27bは、ヒートポンプ5を流れる冷媒の流れ方向に対して、下流側に位置した構成としたものである。具体的には、放熱器27である、放熱器27aと放熱器27bとは、直列に繋がっているので、ヒートポンプ5は、圧縮機6の下流に順次、放熱器27a、放熱器27b、膨張手段8、吸熱器29を備えたものである。つまり、放熱器27a内の冷媒の温度は、放熱器27b内の冷媒の温度に比べ高いものである。また、吸気口2から本体ケース1内に吸気した空気は、放熱器27a、除湿ローター10の放湿部12aを通過後に、送風手段14、および送風手段15の風路に分かれるので、放熱器27b、除湿ローター10の放湿部12bを通過する風量は、放熱器27a、除湿ローター10の放湿部12aを通過する風量より小さいものである。
すなわち、放熱器27bを通過する風量より大きい放熱器27aには、放熱器27bに流れる冷媒に比べ、温度の高い冷媒を流し、放熱器27aを通過する風量より小さい放熱器27bには、放熱器27a流れる冷媒に比べ、温度の低い冷媒を流すので、放熱器27aと放熱器27bの両方で効率的に空気を過熱することができるので、放湿部12aと放湿部12bの両方で効率的に放湿することができ、結果として屋外へ排気する湿気量を増加させることができる。
また、図4に示すように、放熱器27aの表面積は、放熱器27bの表面積より大きい構成としたものである。具体的には、放熱器27aは、複数の平板形状にフィン部30aと、この複数のフィン部30aを蛇腹状に貫通すると共に、複数のフィン部30aの隣り合うフィン部30a同士を所定の距離を有し固定する円筒形状の管部31aとから形成している。同様に、放熱器27bは、複数の平板形状にフィン部30bと、この複数のフィン部30bを蛇腹状に貫通すると共に、複数のフィン部30bの隣り合うフィン部30b同士を所定の距離を有し固定する円筒形状の管部31bとから形成している。ここで、複数のフィン部30aの表面積が、複数のフィン部30bの表面積より大きいものである。また、吸気口2から本体ケース1内に吸気した空気は、放熱器27a、除湿ローター10の放湿部12aを通過後に、送風手段14、および送風手段15の風路に分かれるので、放熱器27b、除湿ローター10の放湿部12bを通過する風量は、放熱器27a、除湿ローター10の放湿部12aを通過する風量より小さいものである。
すなわち、放熱器27bを通過する風量より大きい放熱器27aである複数のフィン部30aの表面積が、複数のフィン部30bの表面積より大きく、放熱器27aを通過する風量より小さい放熱器27bである複数のフィン部30bの表面積が、フィン部30aの表面積より小さいので、放熱器27aと放熱器27bの両方で効率的に加熱することができ、結果として屋外へ排気する湿気量を増加させることができる。
また、放湿部12aの表面積は、放湿部12bの表面積より大きい構成としたものである。具体的には、放湿部12aの略扇形の角度が、放湿部12bの略扇形の角度より大きいものである。また、吸気口2から本体ケース1内に吸気した空気は、放熱器27a、除湿ローター10の放湿部12aを通過後に、送風手段14、および送風手段15の風路に分かれるので、放熱器27b、除湿ローター10の放湿部12bを通過する風量は、放熱器27a、除湿ローター10の放湿部12aを通過する風量より小さいものである。
すなわち、放湿部12bを通過する風量より大きい放湿部12aの表面積が、放湿部12bの表面積より大きく、放湿部12aを通過する風量より小さい放湿部12bの表面積が、放湿部12aの表面積より小さいので、放湿部12aと放湿部12bの両方で効率的に除湿することができ、結果として屋外へ排気する湿気量を増加させることができる。
以上のように本発明は、吸気口と、第一の排気口と、第二の排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられたヒートポンプを備え、このヒートポンプは、圧縮機と、圧縮機の下流に順次設けた放熱器、膨張手段、吸熱器とにより形成し、前記放熱器は、第一の放熱器と第二の放熱器とから形成し、前記本体ケース内において、前記第一の放熱器および前記吸熱器と、前記第二の放熱器との間の空間に回動自在に除湿ローターを設け、この除湿ローターは放湿部と吸湿部とからなり、前記放湿部は、第一の放湿部と第二の放湿部とから形成し、前記吸湿部は前記吸熱器と前記第一の排気口との間の風路に設け、前記第一の放湿部は前記第一の放熱器と前記第二の放熱器との間の風路に設け、前記第二の放湿部は前記第二の放熱器と前記吸熱器との間の風路に設け、前記吸気口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記第一の放熱器、前記除湿ローターの前記第一の放湿部、前記第二の放熱器、前記除湿ローターの前記第二の放湿部、前記吸熱器、前記除湿ローターの前記吸湿部を順次介して前記第一の排気口へと送風する第一の送風手段と、前記吸気口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記第一の放熱器、前記除湿ローターの前記第一の放湿部、前記第二の放熱器、前記除湿ローターの前記第二の放湿部を順次介して前記第二の排気口へと送風する第二の送風手段を設けるとともに、前記第二の排気口には、屋外と連通する連通手段を備えたものであるので、効果的な排熱対策がとることができる。
すなわち、本発明においては、吸気口から本体ケース内に吸気した空気を第一の放熱器、除湿ローターの第一の放湿部、第二の放熱器、除湿ローターの第二の放湿部、吸熱器、除湿ローターの吸湿部を順次介して第一の排気口へと送風する第一の送風手段と、吸気口から本体ケース内に吸気した空気を第一の放熱器、除湿ローターの第一の放湿部、第二の放熱器、除湿ローターの第二の放湿部を順次介して第二の排気口へと送風する第二の送風手段を設けるとともに、第二の排気口には、屋外と連通する連通手段を備えたので、除湿ローターの吸湿部で吸湿した室内の湿気を、除湿ローターである第一の放湿部と第二の放湿部によって加熱した室内の空気が取り込み、屋外に排気することができるものである。
結果として、高温で高湿な空気を屋外に排気することができるので、効果的な排熱対策をとることができる。
従って、家庭用や事務用などの、除湿装置としての活用が期待されるものである。
1 本体ケース
2 吸気口
3 排気口
4 排気口
5 ヒートポンプ
6 圧縮機
7 放熱器
7a 放熱器
7b 放熱器
8 膨張手段
9 吸熱器
10 除湿ローター
11 電動機
12 放湿部
12a 放湿部
12b 放湿部
13 吸湿部
14 送風手段
15 送風手段
16 連通手段
16a ダクト部
16b 断熱材
17a フィン部
17b フィン部
18a 管部
18b 管部
27 放熱器
27a 放熱器
27b 放熱器
29 吸熱器
30a フィン部
30b フィン部
31a 管部
31b 管部

Claims (11)

  1. 吸気口と、第一の排気口と、第二の排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられたヒートポンプを備え、このヒートポンプは、圧縮機と、圧縮機の下流に順次設けた放熱器、膨張手段、吸熱器とにより形成し、前記放熱器は、第一の放熱器と第二の放熱器とから形成し、前記本体ケース内において、前記第一の放熱器および前記吸熱器と、前記第二の放熱器との間の空間に回動自在に除湿ローターを設け、この除湿ローターは放湿部と吸湿部とからなり、前記放湿部は、第一の放湿部と第二の放湿部とから形成し、前記吸湿部は前記吸熱器と前記第一の排気口との間の風路に設け、前記第一の放湿部は前記第一の放熱器と前記第二の放熱器との間の風路に設け、前記第二の放湿部は前記第二の放熱器と前記吸熱器との間の風路に設け、前記吸気口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記第一の放熱器、前記除湿ローターの前記第一の放湿部、前記第二の放熱器、前記除湿ローターの前記第二の放湿部、前記吸熱器、前記除湿ローターの前記吸湿部を順次介して前記第一の排気口へと送風する第一の送風手段と、前記吸気口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記第一の放熱器、前記除湿ローターの前記第一の放湿部、前記第二の放熱器、前記除湿ローターの前記第二の放湿部を順次介して前記第二の排気口へと送風する第二の送風手段を設けるとともに、前記第二の排気口には、屋外と連通する連通手段を備えた除湿装置。
  2. 除湿ローターの前記放湿部である、前記第一の放湿部は、前記除湿ローターの回転方向に対して前記放湿部の下流側に位置し、前記第二の放湿部は、前記除湿ローターの回転方向に対して前記放湿部の上流側に位置する構成とした請求項1に記載の除湿装置。
  3. 放熱器である、前記第一の放熱器は、ヒートポンプを流れる冷媒の流れ方向に対して、上流側に位置し、前記第二の放熱器は、ヒートポンプを流れる冷媒の流れ方向に対して、下流側に位置した構成とした、請求項2に記載の除湿装置。
  4. 第一の放熱器の表面積は、第二の放熱器の表面積より大きい構成とした請求項3に記載の除湿装置。
  5. 第一の放湿部の表面積は、第二の放湿部の表面積より小さい構成とした請求項3または4に記載の除湿装置。
  6. 吸気口と、第一の排気口と、第二の排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられたヒートポンプを備え、このヒートポンプは、圧縮機と、圧縮機の下流に順次設けた放熱器、膨張手段、吸熱器とにより形成し、前記放熱器は、第一の放熱器と第二の放熱器とから形成し、前記本体ケース内において、前記第一の放熱器および前記吸熱器と、前記第二の放熱器との間の空間に回動自在に除湿ローターを設け、この除湿ローターは放湿部と吸湿部とからなり、前記放湿部は、第一の放湿部と第二の放湿部とから形成し、前記吸湿部は前記吸熱器と前記第一の排気口との間の風路に設け、前記第一の放湿部は前記第一の放熱器と前記第二の放熱器との間の風路に設け、前記第二の放湿部は前記第二の放熱器と前記吸熱器との間の風路に設け、前記吸気口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記第一の放熱器、前記除湿ローターの前記第一の放湿部、前記吸熱器、前記除湿ローターの前記吸湿部を順次介して前記第一の排気口へと送風する第一の送風手段と、前記吸気口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記第一の放熱器、前記除湿ローターの前記第一の放湿部、前記第二の放熱器、前記除湿ローターの前記第二の放湿部を順次介して前記第二の排気口へと送風する第二の送風手段を設けるとともに、前記第二の排気口には、屋外と連通する連通手段を備えた除湿装置。
  7. 除湿ローターの前記放湿部である、前記第一の放湿部は、前記除湿ローターの回転方向に対して前記放湿部の下流側に位置し、前記第二の放湿部は、前記除湿ローターの回転方向に対して前記放湿部の上流側に位置する構成とした請求項6に記載の除湿装置。
  8. 放熱器である、前記第一の放熱器は、ヒートポンプを流れる冷媒の流れ方向に対して、上流側に位置し、前記第二の放熱器は、ヒートポンプを流れる冷媒の流れ方向に対して、下流側に位置した構成とした、請求項7に記載の除湿装置。
  9. 第一の放熱器の表面積は、第二の放熱器の表面積より大きい構成とした請求項8に記載の除湿装置。
  10. 第一の放湿部の表面積は、第二の放湿部の表面積より大きい構成とした請求項8または9に記載の除湿装置。
  11. 連通手段は、略円筒形状のダクト部で、このダクト部の外周部に断熱手段を設けた請求項1〜10のいずれか一つに記載の除湿装置。
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