JP7445832B2 - 除湿装置 - Google Patents

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本発明は、例えば衣類乾燥用として用いられる除湿装置に関するものである。
従来、この種の除湿装置は、供給空気から吸熱する吸熱器と、供給空気に放熱する放熱部とを有するヒートポンプと、供給空気から吸湿する吸湿部と、供給空気に放湿する放湿部と、を備え、除湿対象空気を放熱器により加湿し、加湿した除湿対象空気を吸熱器の吸熱により冷却し、冷却した除湿対象空気を吸湿部の吸湿により除湿し、放熱器の放熱により放湿部が加湿されることを特徴とした除湿装置が知られている(なお、これに関連する先行文献としては下記特許文献1がある)。
特許第4696482号公報
このような従来の除湿装置における課題は、除湿対象空気を本体内へ吸引する送風手段のファンの回転軸が水平方向になるため、除湿装置が鉛直方向に大きくなるという問題があった。
そして、この目的を達成するために、本発明は、吸込口と吹出口を有する箱形状の本体ケースと、前記本体ケース内には、前記吸込口から前記本体ケース内に吸気した空気を吹出口へと送風する送風部と、前記本体ケース内に設けられたヒートポンプと除湿ロータとを備え、前記ヒートポンプは、圧縮機と、前記圧縮機の下流に順次設けた放熱器、膨張器、吸熱器とにより形成し、前記除湿ロータは、前記放熱器と前記吸熱器の間に設けられた放湿部と、前記吸熱器と前記吹出口の間に設けた吸湿部と、を有し、前記吸込口と、前記放熱器と、前記放湿部と、前記吸熱器と、前記吸湿部と、前記送風部と、前記吹出口とを順次連通する第1 送風路を設け、前記送風部は、ファンを有し、前記ファンの回転軸方向の寸法は、前記ファンの径方向の寸法より小さく、前記ファンは、前記ファンの回転軸が上下方向に延びるように配置され、前記本体ケースは、奥行き方向及び縦方向の大きさに比較して横方向の大きさが大きい直方体形状であり、前記吸込口は、前記本体ケースの短手方向における一方側の側面に設けられ、前記放熱器は、前記吸込口に対向するように配置され、前記吸熱器と、前記除湿ローターと、前記送風部とは、前記本体ケースの長手方向に並ぶように配置されることを備えたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、除湿装置の高さを低くできるので、衣類を部屋干し乾燥する場合に、衣類と床との間の空間に、除湿装置を配置し易くなり、結果として衣類乾燥スペースを狭くできる。
本発明の実施の形態1の除湿装置の外観斜視図 同除湿装置の分解斜視図 同除湿装置の概略断面図 同除湿装置の概略断面図 同除湿装置の放熱器の外観斜視図 同除湿装置の吸熱器の外観斜視図 同除湿装置の仕切部の斜視図 同除湿装置の仕切部の斜視図
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の除湿装置の外観斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1の除湿装置の分解斜視図である。なお、図1、図2は、除湿装置を後面側から見た図である。図3、図4は、本発明の実施の形態1の除湿装置の概略断面図である。なお、図3は図1のA-A線断面図である。図4は図1のB-B線断面図である。なお、説明の都合上、以下では、次のように記載する場合がある。すなわち、図1に示すように除湿装置100が設置された状態での鉛直方向を上下方向として記載する場合がある。また同様に、図1に示すように除湿装置100が設置された状態での除湿装置100の上側の面を「天面」と記載する場合がある。また同様に、図1に示すように除湿装置100が設置された状態での除湿装置100の前側の面を「前面」、除湿装置100の後側の面を「後面」、と記載する場合がある。
図1、図2、図3、図4に示すように、本体ケース1は、横長の略直方体形状である。具体的には、本体ケース1は、奥行き方向D及び縦方向Hの大きさに比較して横方向Wの大きさが大きい形状であり、本体ケース1の後面(本体ケース1の奥行き方向における一方側の側面)には、吸込口2が配置されている。本体ケース1における上部には、吹出口3が配置されている。吹出口3は、横長四角形状で本体ケース1における上方と後面とに開口している。本体ケース1の天面における後面側(本体ケース1の奥行き方向における一方側の側面側)には、吹出口3からの風向を変化させるルーバー4を有し、本体ケース1の天面における前面側(本体ケースの奥行き方向における他方側)には操作部5を設けている。操作部5は、電源の入り切り、運転モードの変更等を行う複数のスイッチを有している。
本体ケース1内には、ヒートポンプ6と、送風部7と、除湿ロータ部8と、取付台9と、貯水タンク部10と、制御部11と、を有している。
ヒートポンプ6は、圧縮機12と、放熱器13と、膨張器14と、吸熱器15と、を順次環状に連結し冷媒を循環する構成である。
圧縮機12は、本体ケース1の前面側から見ると本体ケース1における左面側(本体ケースの横方向(長手方向)における一方側の側面側)に配置されている。圧縮機12は、本体ケース1の底面上に固定されている。
放熱器13は、本体ケース1における後面側(本体ケースの奥行き方向における一方側の側面側)に配置されている。放熱器13は、後述する放熱器13における隣り合う放熱フィンと放熱フィンとの隙間が、本体ケース1の吸込口2に対向するように、本体ケース1の底面上に配置されている。
図5は、本発明の実施の形態1の除湿装置の放熱器の外観斜視図である。なお、図5は、除湿装置の放熱器を後面側から見た図である。
図5に示すように放熱器13は、多数の放熱フィン13aと、多数のフィンを連結する連結管13bとを有している。
放熱フィン13aは、縦長四角板形状であり、材質がアルミニウムである。多数の放熱フィン13aは、隣り合う放熱フィン13aの面と面とが対向するように配置されている。隣り合う放熱フィン13aと放熱フィン13aとの隙間が、風路となる。
連結管13bは、円筒形状であり、材質が銅である。円筒である連結管13bは、放熱フィン13aにおける長手方向に複数段設けられ、かつ複数回蛇行状に曲げられている。連結管13bの直管部分には、多数の放熱フィン13aが固定されている。多数の放熱フィン13aは、連結管13bの直管部分の中心軸方向に、所定の間隔を有して積層されている。
図2、図4に示すように、吸熱器15は、本体ケース1の前面から見ると本体ケース1における右側(本体ケース1の横方向における他方側の側面側)に配置され、後述する吸熱器15における隣り合う吸熱フィン15aと吸熱フィン15aとの隙間である風路の中心軸が本体ケース1における左右方向に延びるように、取付台9に固定されている。
図6は、本発明の実施の形態1の除湿装置の吸熱器の外観斜視図である。なお、図6は、除湿装置の放熱器を本体ケースにおける左側から見た図である。
図6に示すように、吸熱器15は、多数の吸熱フィン15aと、多数のフィンを連結する連結管15bとを有している。
吸熱フィン15aは、縦長四角板形状であり、材質がアルミニウムである。多数の吸熱フィン15aは、隣り合う吸熱フィン15aの面と面とが対向するように配置されている。隣り合う吸熱フィン15aと吸熱フィン15aとの隙間が、風路となる。
連結管15bは、円筒形状であり、材質が銅である。円筒である連結管15bは、吸熱フィン15aにおける長手方向に複数段設けられ、かつ複数回蛇行状に曲げられている。連結管15bの直管部分には、多数の吸熱フィン15aが固定されている。多数の吸熱フィン15aは、連結管15bの直管部分の中心軸方向に、所定の間隔を有して積層されている。
図2、図4に示すように、送風部7は、放熱器13に対向するように配置され、取付台9に固定されている。送風部7と、放熱器13と、本体ケース1の吸込口2とは、本体ケース1の奥行き方向において、一直線上に配置されている。送風部7は、モータ16と、モータ16によって回転するファン17と、ファン17を囲むケーシング18とを有している。
ファン17は、ターボファンであり、主板17aと、多数の羽根17bと、吸込みリング17cとを有する。
主板17aは、略円板形状で、中央部が下方へ凸形状となり、この中央部には、筒形状の回転軸固定部17dを設けている。回転軸固定部17dは、モータ16の回転軸が入り、この回転軸に固定可能な構造である。主板17aの周縁部には、主板17aから下方へ延びた複数の羽根17bを有し、羽根17bは、水平断面形状が翼形状である。羽根17bにおける主板17aの周縁側の端部は、ファン17の回転方向と反対方向に向いた形状である。複数の羽根17bの下端には、円環状の吸込みリング17cを有する。
ケーシング18は、下面には吸気口18aを有し、上面には吐出口18bを有する。モータ16によってファン17が回転すると、ケーシング18の吸気口18aから吸い込まれた空気は、ファン17の吸込みリング17c内を介し、ファン17内に流れ込む。この流れ込んだ空気は、羽根17bに沿うように、ファン17の径方向に吹き出し、ケーシング18の吐出口18bを介して、本体ケース1の吹出口3に送風される。
除湿ロータ部8は、送風部7と、吸熱器15との間に配置されている。吸熱器15と、除湿ロータ部8と、送風部7とは、本体ケース1の横方向において、一直線上に配置されている。除湿ロータ部8は、除湿ロータ19と、ロータ枠20と、駆動部分21と、加熱部分22とを有している。
除湿ロータ19は、全体形状としては円板体となっている。この円板体は、円形リング内に、通気体を設けたものである。通気体は、二枚の第1帯体(図示せず)間にジグザグ状に第2帯体(図示せず)を設けたものを、円形リング内において、内周から外周に向けて渦巻状に巻くことによって通気構造に構成したものである。これら第1帯体と第2帯体は耐熱繊維によって構成されており、その表面には、例えばゼオライトのような吸湿物質を、例えばシリカ系の接着剤で接着させた構成としている。
除湿ロータ19は、円板体に形成され中心軸が本体ケース1における左右方向に延びるように、ロータ枠20に回転可能に立設され、駆動部分21により回転している。ロータ枠20は、取付台9に固定されている。除湿ロータ19は、空気から水分を吸着する吸湿部19aと、空気に水分を放出する放湿部19bとを有している。
加熱部分22は、除湿ロータ19の放湿部19bに対向するように設置されている。加熱部分22は、後述する風路において、除湿ロータ19の放湿部19bの上流側に配置されている。
取付台9は、本体ケース1における底面側と、前面側の面が開口した箱形状であり、取付板9aと、支持脚9bとを有する。
取付板9aは、長方形の略板形状であり、上面には、送風部7と、除湿ロータ部8と、吸熱器15とが固定される。
支持脚9bは、取付板9aの周縁から下方に延びる3枚の長方形の板であり、取付板の周縁における本体ケース1の後面側と、右面側と、左面側とから下方に延び、3枚の板は一体的に形成されている。支持脚9bは、取付板9aと、本体ケース1の底面との間には、略直方体形状の空間部9cを有している。空間部9cの高さは、ほぼ支持脚9bの高さ寸法であり、空間部9cには、貯水タンク部10が装着される構成である。
貯水タンク部10は、本体ケース1の下部の空間部9cに配置され、本体ケース1の前面(本体ケースの奥行き方向における一方側の側面)から着脱自在な構成である。貯水タンク部10の着脱方向は、本体ケース1における前後方向(本体ケースの奥行き方向)である。貯水タンク部10の上方には、送風部7と、除湿ロータ部8と、吸熱器15とが配置されている。貯水タンク部10は、天面が開口した偏平な箱形状のタンク10aと、漏斗状の集水カバー10bとを有している。集水カバー10bは、タンク10aの上部に着脱可能に設けられている。つまり、吸熱器15で結露をさせ、その結露水を漏斗状の集水カバー10bで集めてタンク10aに流入させる構成である。
制御部11は、本体ケース1の前面側から見ると本体ケース1における右面側(本体ケース1の横方向における一方側の側面側)に配置されている。制御部11は、本体ケース1の底面上に固定されている。制御部11は、送風部7のモータ16と、圧縮機12と、除湿ロータ部8の駆動部分21と加熱部分22とを、使用者によって押された操作部5のスイッチに基づいて制御する。
本体ケース1内には、第1送風路23と、第2送風路24とを備えている。
第1送風路23は、送風部7によって、吸込口2から空気を吸引し放熱器13、加熱部分22、放湿部19b、吸熱器15、吸湿部19aの順に供給し、送風部7を介して吹出口3から排出する風路である。
第2送風路24は、送風部7によって、吸込口2から空気を吸引し放熱器13に供給し、送風部7を介して吹出口3から排出する風路である。
詳細に説明すると、第1送風路23においては、放熱器13によって温められた室内空気は、更に加熱部分22によって温められ、除湿ロータ19の放湿部19bに供給される。放湿部19bでは、吸湿部19aで吸着した水分が除湿ロータ19の回転駆動により放湿部19bに移動し、加熱部分22の加熱により供給された空気に放出される。この高湿の空気が吸熱器15に供給され、冷却されることにより結露し、水分は水滴として取出される。この後、冷却された空気は、除湿ロータ19の吸湿部19aに供給され、更に空気中の水分が吸湿部19aに吸着され、乾燥した空気となる。さらに、水分を吸着する際の吸着熱が発生するので、室内空気は湿度が低減し、温度が上昇した状態で、送風部7に吸引され、吹出口3から室内へ送風されることになる。なお、吸熱器15において結露した水分は水滴として下方に滴下し、貯水タンク部10のタンク10a内に流れ込む。
第2送風路24においては、放熱器13によって温められた室内空気は、送風部7に吸引され、吹出口3から室内へ送風されることになる。つまり、第1送風路23を通過する空気と、第2送風路24を通過する空気とは、送風部7で混ざり合った状態となり、送風部7によって吹出口3から吹き出す。
本実施形態の特徴は、図2、図4に示すように、送風部7である。具体的には、送風部7は、ファン17を有し、ファン17の回転軸方向の寸法(主板17aの外側から吸込みリング17cの外側までの寸法)は、ファン17の径方向の寸法(ファン17の直径)より小さく、ファン17は、ファン17の回転軸が上下方向に延びるように配置されている。
これにより、ファン17の回転軸が水平方向に延びる場合に比べて、送風部7の高さ方向の寸法が小さくなり、ファン17の径を維持しながら、除湿装置の高さを低くできるので、衣類を部屋干し乾燥する場合に、衣類と床との間の空間に、除湿装置を配置し易くなり、結果として衣類乾燥スペースを狭くできる。
また、本体ケース1は、奥行き方向及び縦方向の大きさに比較して、横方向(本体ケースにおける左右方向)の大きさが大きい直方体形状である。吸込口2は、本体ケース1の後面(短手方向における一方側の側面)に設けられ、放熱器13は、吸込口2に対向するように配置されている。吸熱器15と、除湿ロータ19と、送風部7とは、本体ケース1の左右方向(長手方向)に一直線上に並ぶように配置されている。
これにより、吸熱器15と、除湿ロータ19と、送風部7とは、高さ方向に積み重なることが無いので、更に、除湿装置の高さを低くでき、衣類を部屋干し乾燥する場合に、衣類と床との間の空間に、除湿装置を配置し易くなり、結果として衣類乾燥スペースを狭くできる。
また、吸込口2と、放熱器13と、送風部7とは、本体ケース1の前後方向(短手方向)に一直線上に並ぶように配置されている。除湿装置は、吸込口2と、放熱器13と、送風部7と、吹出口3とを連通する第2送風路24を有する。
これにより、放熱器13は、吸熱器15と、除湿ロータ19と、送風部7とは、高さ方向に積み重なることが無いので、更に、除湿装置の高さを低くできる。また、第1送風路23と第2送風路24は、どちらもケーシング18の吸気口18aを介して、吹出口3から送風する風路なので、吸熱器15の着霜時など、第1送風路23の圧損が上昇し、第1送風路23の風量が著しく低下した場合に、一方で第2送風路24の風量が増加し、風量バランスが崩れることを防止し、安全性を向上させることができる。
図7は、仕切り部30を本体ケース1の前方から見た斜視図であり、図8は、仕切り部を本体ケース1の後方から見た斜視図である。
図4、図7、図8に示すように、送風部7の風上側には、第1送風路23と、第2送風路24とを仕切る仕切り部30を有している。この仕切り部30によって、第1送風路23と第2送風路24を送風部7の上流で分けることができる。仕切り部30と、第1送風路23における除湿ロータ19の吸湿部19aとの間の風路は、本体ケース1における横方向(左右方向)に延びている。仕切り部30と、第2送風路24における放熱器13との間の風路は、本体ケース1における奥行き方向に延びている。つまり、ファン一つで独立した2つの送風路を構成することができる。
具体的には、ケーシング18は、下方に開口し、ファン17が回転するとケーシング18内に空気が入り込む吸気口18aを有している。仕切り部30は、吸気口18aの下方に配置されている。仕切り部30の上端は、ケーシング18の吸気口18aの開口縁の下端まで延びている。結果として、第1送風路23における吸湿部19aを通過した空気と、第2送風路24における放熱器13を通過した空気とは、送風部7内で初めて混ざる。これにより、第1送風路23における吸湿部19aを通過した空気と、第2送風路24における放熱器13を通過した空気とは、送風部7内に入る前に混ざらないので、空気の流れを乱すことを抑制できる。
図2、図7、図8に示す通り、仕切り部30は、第1の面30aと、第2の面30bと、仕切り連結部分30cと、を有している。
第1の面30aは、除湿ロータ19の吸湿部19a側から見える仕切り部30の側面である。第1の面30aは、ファン17の下方に配置され、送風部7の吸気口18aより低い位置まで上下方向(第1送風路23の内面から上方)に延び、第1送風路23の一部となる。
第2の面30bは、放熱器13側から見える仕切り部30の側面である。第2の面30bは、ファン17の下方に配置され、送風部7の吸気口18aより低い位置まで上下方向(第2送風路24の内面から上方)に延び、第2送風路24の一部となる。なお、第1の面30aと第2の面30bは凸型や凹型などであってもよい。
仕切り連結部分30cは、第1の面30aの上端と、第2の面30bの上端と、を連結している。
第1送風路23においては、吸湿部19aを通過した空気の一部は、仕切り部30の第1の面30aに沿って、送風部7の吸気口18aへ流れ込み、第2送風路24においては、放熱器13を通過した空気の一部は、仕切り部30の第2の面30bに沿って、送風部7の吸気口18aへ流れ込む。これにより、送風部7の吸気口18aへ流れ込み易くなり、風路抵抗を抑制できる。
また、第1の面30aは、本体ケース1の上方から見ると、第1送風路23における除湿ロータ19の吸湿部19aから仕切り部30への送風方向に対して斜めに配置されている。第1の面30aは、本体ケース1における前面側の左側面側から、本体ケース1における後面側の右側面側へ延びている。具体的には、本体ケース1の前面側における吸湿部19aから仕切り部30までの距離は、本体ケース1の後面側における吸湿部19aから仕切り部30までの距離より長い構成である。第1の面30aに当たり第1の面30aに沿って流れる空気は、本体ケース1の前面側に流れながら、上方に流れると考えられる。
このように、第1の面30aを斜めに配置することで、送風部7によって、第1の面30aに空気が当たると、この空気は、斜め上方に流れ易くなる。第1の面30aに向かってくる空気の流れと、第1の面30aに当たり第1の面30aに沿って流れる空気の流れとが成す角度が、鈍角となり、第1の面30aに当たる時に発生する音が小さくなると考えられる。
第2の面30bは、本体ケース1の上方から見ると、第2送風路24における放熱器13から仕切り部30への送風に対して斜めに配置されている。第2の面30bは、本体ケース1における前面側の左側面側から、本体ケース1における後面側の右側面側へ延びている。具体的には、本体ケース1の左側面側における放熱器13から仕切り部30までの距離は、本体ケース1の右側面側における放熱器13から仕切り部30までの距離より長い構成である。第2の面30bに当たり第2の面30bに沿って流れる空気は、本体ケース1の左側面側に流れながら、上方に流れると考えられる。
このように、第2の面30bを斜めに配置することで、送風部7によって、第2の面30bに空気が当たると、この空気は、斜め上方に流れ易くなる。第2の面30bに向かってくる空気の流れと、第2の面30bに当たり第2の面30bに沿って流れる空気の流れとが成す角度が、鈍角となり、第2の面30bに当たる時に発生する音が小さくなると考えられる。
また、本体ケース1における上方からケーシング18の吸気口18aを見ると、第1の面30aと、吸気口18aの開口縁とに囲まれた半円の面積は、第2の面30bと、吸気口18aの開口縁とに囲まれた半円の面積より大きい。これは、第1送風路23が、第2送風路24に比べて風路抵抗が高い為、第1送風路23の風量を増やすためである。つまり、第1の面30aと吸気口18aの開口縁とに囲まれた半円の面積と、第2の面30bと吸気口18aの開口縁に囲まれた半円の面積との割合を変えることで、第1送風路と第2送風路の風量バランスを変更することができる。
本発明にかかる除湿装置は、乾きムラを低減することで衣類乾燥速度の向上を可能とするものであるので、衣類乾燥用に使用される除湿装置等として有用である。
1 本体ケース
2 吸込口
3 吹出口
4 ルーバー
5 操作部
6 ヒートポンプ
7 送風部
8 除湿ロータ部
9 取付台
9a 取付板
9b 支持脚
9c 空間部
10 貯水タンク部
10a タンク
10b 集水カバー
11 制御部
12 圧縮機
13 放熱器
13a 放熱フィン
13b 連結管
14 膨張器
15 吸熱器
15a 吸熱フィン
15b 連結管
16 モータ
17 ファン
17a 主板
17b 羽根
17c 吸込みリング
17d 回転軸固定部
18 ケーシング
18a 吸気口
18b 吐出口
19 除湿ロータ
19a 吸湿部
19b 放湿部
20 ロータ枠
21 駆動部分
22 加熱部分
23 第1送風路
24 第2送風路
30 仕切り部
30a 第1の面
30b 第2の面
30c 仕切り連結部分

Claims (6)

  1. 吸込口と吹出口を有する箱形状の本体ケースと、
    前記本体ケース内には、前記吸込口から前記本体ケース内に吸気した空気を吹出口へと送風する送風部と、
    前記本体ケース内に設けられたヒートポンプと除湿ローターとを備え、
    前記ヒートポンプは、圧縮機と、前記圧縮機の下流に順次設けた放熱器、膨張器、吸熱器とにより形成し、
    前記除湿ローターは、前記放熱器と前記吸熱器の間に設けられた放湿部と、前記吸熱器と前記吹出口の間に設けた吸湿部と、を有し、
    前記吸込口と、前記放熱器と、前記放湿部と、前記吸熱器と、前記吸湿部と、前記送風部と、前記吹出口とを順次連通する第1送風路を設け、
    前記送風部は、ファンを有し、
    前記ファンの回転軸方向の寸法は、前記ファンの径方向の寸法より小さく、
    前記ファンは、前記ファンの回転軸が上下方向に延びるように配置され
    前記本体ケースは、奥行き方向及び縦方向の大きさに比較して横方向の大きさが大きい直方体形状であり、
    前記吸込口は、前記本体ケースの短手方向における一方側の側面に設けられ、
    前記放熱器は、前記吸込口に対向するように配置され、
    前記吸熱器と、前記除湿ローターと、前記送風部とは、前記本体ケースの長手方向に並ぶように配置されることを特徴とする除湿装置。
  2. 前記吸込口と、前記放熱器と、前記送風部とは、前記本体ケースの短手方向に並ぶように配置され、
    前記吸込口と、前記放熱器と、前記送風部と、前記吹出口とを連通する第2送風路を有することを特徴とする請求項1に記載の除湿装置。
  3. 前記送風部の風上側には、前記第1送風路と、前記第2送風路とを仕切る仕切り部を設けることを特徴とする請求項に記載の除湿装置。
  4. 前記仕切り部と、前記第1送風路における前記除湿ローターの前記吸湿部との間の風路は、前記本体ケースにおける横方向に延び、
    前記仕切り部と、前記第2送風路における前記放熱器との間の風路は、前記本体ケースにおける奥行き方向に延び、
    前記仕切り部は、
    前記ファンの下方に配置され、上下方向に延び、前記第1送風路の一部となる第1の面と、
    前記ファンの下方に配置され、上下方向に延び、前記第2送風路の一部となる第2の面と、
    を有することを特徴とする請求項に記載の除湿装置。
  5. 前記本体ケースにおける上方から見ると、前記第1送風路における前記除湿ローターの前記吸湿部から前記仕切り部への送風方向に対して、前記第1の面は斜めに傾斜し、
    上方から見ると、前記第2送風路における前記放熱器から前記仕切り部への送風方向に対して、前記第2の面は斜めに傾斜することを特徴とする請求項に記載の除湿装置。
  6. 前記送風部は、
    前記ファンを回転させるモータと、
    前記ファンを囲むケーシングとを有し、
    前記ケーシングは、
    下方に開口し、前記ファンが回転すると前記ケーシング内に空気が入り込む吸気口を有し、
    前記仕切り部の上端は、前記ケーシングの下端まで延びていることを特徴とする請求項またはに記載の除湿装置。
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