JP6998502B2 - 除湿装置 - Google Patents

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Description

本発明は、居住空間などに用いられる除湿装置に関するものである。
居住空間の湿度を低下させ、快適性を増すものとして除湿装置が実用化されている。
その構成としては、吸込口と吹出口を有する本体ケース内に、圧縮機と放熱器と膨張器と吸熱器とを順次環状に連結した冷凍サイクルと、吸湿部で水分を吸着し放湿部で水分を放出する除湿ロータと、放湿部に供給される空気を加熱する加熱手段と、空気を送風する送風手段を備えたものとなっている。
従来、この種の除湿装置では、吸込口から空気を吸湿部に供給して吹出口から排出する第1送風路と、吸込口から空気を吸引し加熱手段、放湿部、吸熱器、放熱器の順に供給して前記吹出口から排出する第2送風路と、吸込口から空気を吸引し吸熱器、放熱器の順に供給して吹出口から排出する第3送風路とを備えた構成が知られている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-87585号公報
このような従来の除湿装置においては、送風手段のみによって風量が調節できる。しかしながら、それぞれの風路の最適風量は運転モードや室内環境によって異なっており、必ずしも最適な風量バランスで送風されるとは限らない。
そこで、本発明は、風量バランスの最適化を図り、除湿性能を高めることを目的とするものである。
そして、この目的を達成するために、本発明に係る除湿装置は、吸込口と吹出口を有する本体ケースと、圧縮機、放熱器、膨張器、吸熱器を順次環状に連結し冷媒を循環する冷凍サイクルと、吸湿部および放湿部を有する除湿ロータと、加熱手段と、送風手段と、前記送風手段によって前記吸込口から空気を吸引し前記吸湿部に供給して前記吹出口から排出する第1送風路と、前記送風手段によって前記吸込口から空気を吸引し前記加熱手段、前記放湿部、前記吸熱器、前記放熱器の順に供給して前記吹出口から排出する第2送風路と、前記第1送風路に設けた風量を調整する第1の風量調整手段と、前記冷凍サイクルと、前記除湿ロータと、前記加熱手段と、前記送風手段と、前記第1の風量調整手段とを制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記冷凍サイクルと、前記除湿ロータと、加熱手段と、前記送風手段とを動作させる場合には、前記第1の風量調節手段によって第1送風路を開き、前記送風手段の風量を複数の風量で制御し、前記送風手段を所定の風量以下で動作させた場合には、前記加熱手段を停止させ、前記第1の風量調整手段によって第1送風路を閉じるものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、吸込口と吹出口を有する本体ケースと、圧縮機、放熱器、膨張器、吸熱器を順次環状に連結し冷媒を循環する冷凍サイクルと、吸湿部および放湿部を有する除湿ロータと、加熱手段と、送風手段と、前記送風手段によって前記吸込口から空気を吸引し前記吸湿部に供給して前記吹出口から排出する第1送風路と、前記送風手段によって前記吸込口から空気を吸引し前記加熱手段、前記放湿部、前記吸熱器、前記放熱器の順に供給して前記吹出口から排出する第2送風路と、前記第1送風路に設けた風量を調整する第1の風量調整手段と、前記冷凍サイクルと、前記除湿ロータと、前記加熱手段と、前記送風手段と、前記第1の風量調整手段とを制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記冷凍サイクルと、前記除湿ロータと、加熱手段と、前記送風手段とを動作させる場合には、前記第1の風量調節手段によって第1送風路を開き、前記送風手段の風量を複数の風量で制御し、前記送風手段を所定の風量以下で動作させた場合には、前記加熱手段を停止させ、前記第1の風量調整手段によって第1送風路を閉じる構成にしたことにより、風量バランスの最適化を実現し、除湿性能を高めることができる。
本発明の実施の形態にかかる除湿装置の外観斜視図 同除湿装置の断面図 同除湿装置のロータ支持部の外観斜視図 同除湿装置の断面図 同除湿装置の機能構成を示す図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1、図2において、1は箱型の本体ケースで、この本体ケース1の側面には、吸込口2が配置され、上部には吹出口3が配置されている。
本体ケース1内には、圧縮機4と放熱器5と膨張器6と吸熱器7とを順次環状に連結し冷媒を循環する冷凍サイクルを設置し、室内空気を吸込口2から吹出口3に送風する送風手段8を設置している。さらに、空気から水分を吸着する吸湿部9および、空気に水分を放出する放湿部10を有する除湿ロータ11を備え、放湿部10に供給される空気、および放湿部10を加熱する加熱手段12を備えている。
そして、本体ケース1内においては、吸込口2から順次、除湿ロータ11、吸熱器7、放熱器5、送風手段8の順に配置している。除湿ロータ11は、円板状に形成され中心軸が水平方向にあるように回転可能に立設され、駆動手段13により回転している。さらに除湿ロータ11の放湿部10の風上側には、加熱手段12を設置している。放湿部10と吸熱器7とは、対向するように配置されている。
また、本体ケース1内において、吸熱器7の下方には、漏斗状の集水手段14を設け、さらに、集水手段14の下方には集水タンク15を、本体ケース1に対して着脱自在に配置している。
つまり、吸熱器7部分で結露をさせ、その結露水を漏斗状の集水手段14で集めて集水タンク15に流入させるようにしているのである。
さらに、本体ケース1内には、第1送風路16と、第2送風路17と、第3送風路18とを備えている。第1送風路16は、送風手段8によって、吸込口2から空気を吸引し吸湿部9に供給し、送風手段8を介して吹出口3に排出する風路である。第2送風路17は、送風手段8によって、吸込口2から空気を吸引し加熱手段12、放湿部10、吸熱器7、放熱器5の順に供給し、送風手段8を介して吹出口から排出する風路である。
送風手段8は、スクロール形状のケーシング8aと、ケーシング8aに固定されたファンモータ8bと、ファンモータ8bによって回転する羽根8cとを有している。
詳細に説明すると、第1送風路16においては、吸込口2から吸い込まれた室内空気は除湿ロータ11の吸湿部9に供給される。この時、空気中の水分が吸湿部9に吸着され、乾燥した空気となる。さらに、水分を吸着する際の吸着熱が発生するので、室内空気は湿度が低減し、温度が上昇した状態で、放熱器5および吸熱器7の上方を主に介して送風手段8に吸引され、吹出口3から室内へ送風されることになる。
一方、第2送風路17においては、加熱手段12によって温められた室内空気は、除湿ロータ11の放湿部10に供給される。放湿部10では、吸湿部9で吸着した水分が除湿ロータ11の回転駆動により放湿部10に移動し、加熱手段12の加熱により供給された空気に放出される。この高湿の空気が吸熱器7に供給され、冷却されることにより結露し、水分は水滴として取出される。この後、冷却された空気は、放熱器5に供給され、放熱器5を冷却する。そして、放熱器5から熱を奪い、温度が上昇した空気が送風手段8に吸引されることになる。冷凍サイクルとしては、放熱器5を効果的に冷却することが、吸熱器7を冷却するに際して、冷却効率を上昇させることになる。
また、第3送風路18においては、吸込口2から空気を吸引し吸熱器7、放熱器5の順に供給し、送風手段8を介して吹出口3から排出する。すなわち、第3送風路18においては、吸込口2から吸い込まれた室内空気が吸熱器7に供給され、冷却されることにより結露し、水分は水滴として取り出される。この後、冷却された空気は、放熱器5に供給され、放熱器5を冷却する。そして放熱器5から熱を奪い、温度が上昇した空気が送風手段8に吸引されることになる。
第1送風路16には、風量を調整する第1の風量調整手段19を有している。第1送風路16を流れる空気は、除湿ロータ11の吸湿部9を通過し、第2送風路17を流れる空気は、除湿ロータ11の放湿部10を通過する。このように、同一の除湿ロータ11を介して、吸放出を繰り返すので、最適な風量バランスが存在し、その第1送風路16の風量を第1の風量調整手段19によって最適風量に調整することにより、除湿能力を向上できる。
第1の風量調整手段19は、第1送風路16の吸湿部9と送風手段8との間に配置されている。除湿ロータ11は回動自在に支持されているので、第1送風路16と第2送風路17のうち、除湿ロータ11前後の風路は、除湿ロータ11とは僅かに隙間を有し、連通している。詳細には、放湿部10の風上側には、加熱手段12が配置されているが、加熱手段12と除湿ロータ11との間には、僅かに隙間を有している。また、放湿部10の風下側には、第2送風路17を形成する、主に樹脂等で形成されるケーシング8aがあり、除湿ロータ11とケーシング8aとの間にも、僅かな隙間がある。この隙間を介して、除湿ロータ11の放湿部10前後の風路においては、放湿部10を通る第2送風路17と、放湿部10の周りを通る第1送風路16とが連通している。そこで、吸込口2と除湿ロータ11の吸湿部9との間に第1の風量調整手段19を設けた場合より、除湿ロータ11の吸湿部9と送風手段8との間に第1の風量調整手段19を設けた方が、第2送風路17を流れる空気の一部が、この隙間を介して、第1送風路16に流れ込むことを抑制でき、除湿能力を向上できる。
第1の風量調整手段19は、第1送風路16が通る連通開口20と、連通開口20を開閉する第1の風量調整部材21とを有している。本体ケース1内には、除湿ロータ11を回動自在に支持するロータ支持部22を有している。ロータ支持部22の上部には、連通開口20と、第1の風量調整部材21とを有している。
連通開口20は、横長の筒形状で、水平方向に開口し、除湿ロータ11の吸湿部9と送風手段8とを連通する風路である。第1送風路16が、この連通開口20を通り、第1の風量調整部材21は、連通開口20、つまり第1送風路16を開閉する。
このように、ロータ支持部22に、連通開口20と第1の風量調整部材21とを設けることにより、第1の風量調整部材21とを支持する新たな支持部材を設ける必要が無く、部品点数を低減できる。
図2、図3、図4に示すように、第1の風量調整部材21は、ダンパ部23と、軸部24と、支持部25と、モータ部(図示せず)とを有している。
ダンパ部23は、横長平板形状であり、連通開口20を塞ぐ部品である。ダンパ部23は、横長の筒形状の連通開口20内に、配置されている。
軸部24は、円柱形状であり、連通開口20の軸方向に対して垂直、かつ水平方向に延びている。つまり、ダンパ部23の両短辺から外方へ水平方向に延びている。
支持部25は、ロータ支持部22設けられ、軸部24を回動自在に支持する一対の孔である。横長の筒形状の連通開口20における両側面に配置されている。これらの孔に一対の軸部24を入れると、ダンパ部23は上下方向に回動自在となる。
モータ部(図示せず)は、一方側軸部24を介してダンパ部23を回動させる。モータ部は、横長の筒形状の連通開口20の外側に、配置されている。
以上の構成において、第1の風量調整部材21の動作について説明する。連通開口20を開くときには、モータ部によってダンパ部23が回動し、ダンパ部23の面が、連通開口20の軸方向とほぼ平行な状態となる(図2参照)。連通開口20を閉じるときには、モータ部によってダンパ部23が回動し、ダンパ部23の端部が、連通開口20の内面に当たり、連通開口20の軸方向に対して傾斜した状態となる(図3参照)。また、モータ部によってダンパ部23が回動し、連通開口20を開いた状態と、連通開口20を閉じた状態との間の状態で、ダンパ部23を保持することも可能である。
このように、ダンパ部23を回動することで、自在に第1送風路16の風量を調整することができる。
また、軸部24は、ダンパ部23における送風手段8側に配置されている。具体的には、モータ部によってダンパ部23が回動し、連通開口20を開くと、ダンパ部23の面が、連通開口20の軸方向とほぼ平行な状態となる。この開状態で、上方からダンパ部23を見ると、ダンパ部23の送風方向における上流側端部23aと軸部24との距離は、ダンパ部23の送風方向における下流側端部23bと軸部24との距離より長い。このように、軸部24は、ダンパ部23の両短辺の送風方向における下流側に配置されている。
これにより、連通開口20をダンパ部23で閉塞したときは、モータ部によってダンパ部23が回動し、ダンパ部23における送風方向における上流側端部23aが、連通開口20の内面に当たり、連通開口20の軸方向に対して傾斜した状態となる。この状態で、送風手段8によって送風されると、ダンパ部23の送風方向における上流側端部23aと軸部24との距離は、ダンパ部23の送風方向における下流側端部23bと軸部24との距離より長いので、ダンパ部23には、より閉塞される方向に力が働き、ビビリ音の発生を防ぐことができる。
また、支持部25は、連通開口20における下側に配置されている。ダンパ部23が閉状態で保持され、吸湿部9に空気が供給されず、かつ、加熱手段12が動作すると、除湿ロータ11の放湿部10やその周囲の樹脂温度が過昇温する可能性がある。支持部25を、連通開口20における下側に配置することで、万が一、ダンパ部23を回動させるモータ部が故障した場合に、ダンパ部23の自重で開方向に動く。結果として、安全方向に動作させることができる。
また、第1の風量調整部材21は、吸熱器7または放熱器5の上方に配置されている。これにより、吸熱器7または放熱器5の上方の空間に、第1の風量調整部材21を設置することができるので、本体ケース1を小型化できる。さらに、第1の風量調整部材21の構成について具体的に説明すると、連通開口20のうち、放熱器5の上部の開口高さよりも吸熱器上部の開口高さを高くし、第1の風量調整部材21を吸熱器7の上部に設ける。これにより、吸熱器7上部風路と、放熱器5上部風路の段差にダンパ部23を収めることができる。すなわち、第1送風路16のダンパ部23の圧損を最小限にすることが可能となる。
また、吸熱器7の下端は、放熱器5の下端と実質的に同じ高さに配置した構成とする。
この種の冷凍サイクルでは、吸放熱のバランス最適化のために、吸熱器7よりも放熱器5の高さ(段数)を大きく取ることが多い。放熱器5の下端は、吸熱器7の下端と実質的に同じ高さに配置し、放熱器5の上端は、吸熱器7の上端より上方に配置することにより、吸熱器7よりも放熱器5の高さ(段数)を大きく取ることができ、ロータ支持部22が第2送風路17、および第3送風路18を兼ねるとき、吸熱器7と放熱器5の段差部分にダンパ部23を設置することができるため、容積効率を最大化できる。
図5に示すように、除湿装置は、制御部26を備えている。制御部26は、冷凍サイクルと、除湿ロータ11(駆動手段13)と、加熱手段12と、送風手段8と、第1の風量調整手段19(第1の風量調整部材21)とを制御する。実際の除湿動作では、制御部26は、冷凍サイクルと除湿ロータ11と加熱手段12と送風手段8を動作させる場合に、第1の風量調整手段19によって第1送風路16を開く構成とするのがよい。これにより、第1送風路16の風量、すなわち、除湿ロータ11の吸湿部9の風量を確保することができる。吸込口2から吸い込んだ居室の空気は、除湿ロータ11の吸湿部9を通過するときに、水蒸気が除去される。そのため、第1の風量調整手段19によって、第1送風路16を開くことにより、吸湿部9で吸着できる水蒸気量が増加し、結果として、除湿能力の向上が期待できる。
また、制御部26は、送風手段8の風量を複数の風量で制御する。制御部26は、送風手段8が所定の風量以下で動作させた場合には、加熱手段12を停止させ、第1の風量調整手段19によって、第1送風路16を閉じる構成とするのがよい。
従来、この種の除湿装置は、複数の風量で動作するのが知られている。風量が多ければ多いほど、部屋全体に除湿装置によって除湿された空気を行き渡らせることができる。また、洗濯物の乾燥で使用する場合には、より強い風を衣類に送り込むことができ、乾燥スピードを向上する効果が期待できる。一方、風量が少なければ少ないほど、送風音の発生を抑えることができ、静音性の向上が期待できる。
しかしながら、一定の風量以下で運転させると、吸熱器7や放熱器5の風量が減少するため、除湿能力が減少する。また、加熱手段12や除湿ロータ11の放熱量が不足し、周囲の、主に樹脂等で構成されるケーシング8aが過熱する恐れがある。
すなわち、所定の風量以下で動作させる場合は、加熱手段12を停止し、加熱手段12および除湿ロータ11周囲の過熱を防ぐとともに、第1の風量調整部材21によって第1送風路16を閉じることで、第2送風路17の風量が増加し、吸熱器7、放熱器5の風量を増加させることができる。結果として、除湿能力の向上が期待できる。
一方、送風手段8を所定の風量以上で動作させた場合には、制御部26は、第1の風量調整手段19によって第1送風路16を開く構成とするのがよい。
先述の通り、この種の除湿装置は、一定の風量以下で動作させると除湿能力が低下するが、一方で、一定の風量以上で動作させても、除湿能力が低下する。これは、吸熱器7を通過する風速が一定速度以上になると、水蒸気が吸熱器7で結露する前に吸熱器7を通過するためである。
つまり、第1の風量調整手段19によって第1送風路16を開くことにより、除湿能力を低下させることなく、全体風量を増加させることができる。結果として、部屋全体に除湿風を行き渡らせたり、衣類乾燥スピードを向上したりする効果が期待できる。
また、本体ケース1には、室温を測定する温度測定部27を設けている。制御部26は、温度測定部27の温度が所定の温度以上の場合には、第1の風量調整手段19によって、第1送風路16を閉じる構成とするのがよい。これにより、放熱器5の風量を増加させることができる。結果として、放熱器5の放熱を促進し、圧縮機4の過昇温を防ぐ効果が期待できる。
また、制御部26は、第1の風量調整手段19を閉じ、冷凍サイクルと加熱手段12を停止し、除湿ロータ11と送風手段8とを動作させる内部乾燥モードを備える構成とするのがよい。
この種の除湿装置では、主に吸熱器7に付着した水滴を乾燥させる内部乾燥モードを持つものが知られている。内部乾燥モードにおいて、第1の風量調整手段19を閉じることで、吸熱器7の風量を増加させ、結果として、吸熱器7の乾燥を促進する効果が得られる。また、加熱手段12を動作させると吸熱器7に高湿空気が流れるため、加熱手段12を停止することで、吸熱器7には室内空気と同じ湿度の空気を供給することができ、結果として、吸熱器7の乾燥を促進することができる。
加熱手段12と第1の風量調整手段19の動作関係についてさらに詳しく説明すると、加熱手段12が動作状態から停止状態に切り替わる場合には、制御部26は、一定時間経過後に第1の風量調整手段19によって第1送風路16を閉じる構成とするのがよい。
具体的には、ユーザーによって、加熱手段12が動作するモードから動作しないモードに切り替えられた場合、室温が所定の温度以上に変化した場合、タイマー等により、本体の運転モードが切り替わった場合などに、一定時間経過後に第1の風量調整手段19によって、第1送風路16を閉じるものとする。すなわち、加熱手段12停止後に、直ちに第1送風路16が閉じられるわけではなく、一定時間は、加熱手段12が停止し、かつ、第1送風路16に通風される状態となる。
加熱手段12が動作中は、除湿ロータ11に熱を持った状態となるため、加熱手段12が停止した後に、第1送風路16、すなわち、除湿ロータ11の吸湿部9に通風することで、速やかに除湿ロータ11の顕熱を取り除き、結果として、樹脂の過昇温を防ぐ効果が得られる。
ここで、風路構成についてさらに詳しく説明すると、吸込口2から吸引し、吸熱器7、放熱器5の順に供給して吹出口3から排出する第3送風路18を設け、第3送風路18には、風量を調整する第3の風量調整手段28とを備え、制御部26は、第3の風量調整手段28によって第3送風路18を開口する構成とするのがよい。これにより吸熱器7に供給される風量が増加し、結果として、除湿性能の向上が期待できる。
本発明に係る除湿装置は、ユーザーの目的に応じた性能を発揮できるものであり、居住空間などに用いられる除湿装置などとして有用である。
1 本体ケース
2 吸込口
3 吹出口
4 圧縮機
5 放熱器
6 膨張器
7 吸熱器
8 送風手段
8a ケーシング
8b ファンモータ
8c 羽根
9 吸湿部
10 放湿部
11 除湿ロータ
12 加熱手段
13 駆動手段
14 集水手段
15 集水タンク
16 第1送風路
17 第2送風路
18 第3送風路
19 第1の風量調整手段
20 連通開口
21 第1の風量調整部材
22 ロータ支持部
23 ダンパ部
23a 上流側端部
23b 下流側端部
24 軸部
25 支持部
26 制御部
27 温度測定部
28 第3の風量調整手段

Claims (6)

  1. 吸込口と吹出口を有する本体ケースと、
    圧縮機、放熱器、膨張器、吸熱器を順次環状に連結し冷媒を循環する冷凍サイクルと、
    吸湿部および放湿部を有する除湿ロータと、加熱手段と、送風手段と、
    前記送風手段によって前記吸込口から空気を吸引し前記吸湿部に供給して前記吹出口から排出する第1送風路と、
    前記送風手段によって前記吸込口から空気を吸引し前記加熱手段、前記放湿部、前記吸熱器、前記放熱器の順に供給して前記吹出口から排出する第2送風路と、
    前記第1送風路に設けた風量を調整する第1の風量調整手段と、
    前記冷凍サイクルと、前記除湿ロータと、前記加熱手段と、前記送風手段と、前記第1の風量調整手段とを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記冷凍サイクルと、前記除湿ロータと、加熱手段と、前記送風手段とを動作させる場合には、前記第1の風量調整手段によって第1送風路を開き、
    前記送風手段の風量を複数の風量で制御し、前記送風手段を所定の風量以下で動作させた場合には、前記加熱手段を停止させ、前記第1の風量調整手段によって第1送風路を閉じることを特徴とする除湿装置。
  2. 前記制御部は、前記送風手段を所定の風量以上で動作させた場合には、
    前記第1の風量調整手段によって第1送風路を開くことを特徴とする請求項1に記載の除湿装置。
  3. 前記本体ケース外の温度を測定する温度測定部を設け、
    前記制御部は、前記温度測定部の測定温度が所定温度以上の場合には、前記第1の風量調整手段によって前記第1送風路を閉じることを特徴とする請求項2に記載の除湿装置。
  4. 吸込口と吹出口を有する本体ケースと、
    圧縮機、放熱器、膨張器、吸熱器を順次環状に連結し冷媒を循環する冷凍サイクルと、
    吸湿部および放湿部を有する除湿ロータと、加熱手段と、送風手段と、
    前記送風手段によって前記吸込口から空気を吸引し前記吸湿部に供給して前記吹出口から排出する第1送風路と、
    前記送風手段によって前記吸込口から空気を吸引し前記加熱手段、前記放湿部、前記吸熱器、前記放熱器の順に供給して前記吹出口から排出する第2送風路と、
    前記第1送風路に設けた風量を調整する第1の風量調整手段と、
    前記冷凍サイクルと、前記除湿ロータと、前記加熱手段と、前記送風手段と、前記第1の風量調整手段とを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記冷凍サイクルと、前記除湿ロータと、加熱手段と、前記送風手段とを動作させる場合には、前記第1の風量調整手段によって第1送風路を開き、
    内部乾燥モードを動作させる場合には、前記第1の風量調整手段を閉じ、前記冷凍サイクルと前記加熱手段とを停止し、前記除湿ロータと前記送風手段とを動作させることを特徴とする除湿装置。
  5. 前記加熱手段が動作状態から停止状態に切り替わる場合には、
    一定時間経過後に前記第1の風量調整手段によって前記第1送風路を閉じることを特徴とする請求項1、3、4のいずれかに記載の除湿装置。
  6. 吸込口と吹出口を有する本体ケースと、
    圧縮機、放熱器、膨張器、吸熱器を順次環状に連結し冷媒を循環する冷凍サイクルと、
    吸湿部および放湿部を有する除湿ロータと、加熱手段と、送風手段と、
    前記送風手段によって前記吸込口から空気を吸引し前記吸湿部に供給して前記吹出口から排出する第1送風路と、
    前記送風手段によって前記吸込口から空気を吸引し前記加熱手段、前記放湿部、前記吸熱器、前記放熱器の順に供給して前記吹出口から排出する第2送風路と、
    前記送風手段によって前記吸込口から空気を吸引し前記吸熱器、前記放熱器の順に供給して前記吹出口から排出する第3送風路と、
    前記第1送風路に設けた風量を調整する第1の風量調整手段と、
    前記第3送風路に設けた風量を調整する第3の風量調整手段とを備え、
    前記冷凍サイクルと、前記除湿ロータと、前記加熱手段と、前記送風手段と、前記第1の風量調整手段と、前記第3の風量調整手段と、を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記冷凍サイクルと、前記除湿ロータと、加熱手段と、前記送風手段とを動作させる場合には、前記第1の風量調整手段によって第1送風路を開き、前記第3の風量調整手段によって前記第3送風路を開口することを特徴とする除湿装置。
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