JP7273626B2 - 切断装置および切断方法 - Google Patents
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Description
また、支持アームに対する切断部材の支持位置が変更可能に設けられていれば、第1切断手段と第2切断手段との共通化を行うことができる。
さらに、支持アームに対する被支持部材の支持位置が変更可能に設けられていれば、第1切断手段と第2切断手段との共通化を行うことができる。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1中手前方向から観た場合を基準とし、図を指定することなく方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な図1中手前方向で「後」がその逆方向とする。
本実施形態の場合、支持アーム12は、長穴12Bが形成されたアーム部材12Aと、下面で切断刃11を支持し、長穴12Bの延出方向(図1(A)の状態におけるX軸方向)に移動可能に設けられた刃支持台12Cと、アーム部材12Aに対する刃支持台12Cの移動を抑制可能なロックハンドル12Dとを備え、切断刃11は、支持アーム12に対する支持位置が変更可能に設けられている。
本実施形態の場合、移動手段20は、所定の位置に配置されている第1切断手段10Aまたは第2切断手段10Bを選択して支持するとともに、接着シート基材ABに切込CUを形成する所定の位置に、支持した第1切断手段10Aまたは第2切断手段10Bを配置するようになっている。
支持テーブル38の上面には、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段(保持手段)によって吸着保持が可能とされた内側支持面38Aと、当該内側支持面38Aの外側に、上方から見下した平面視で円環状の第1凹溝38Bと第2凹溝38Cとが形成された外側支持面38Dとが形成されている。なお、第1、第2凹溝38B、38Cの中心は、支持テーブル38の中心38Eと一致している。
初めに、先端アーム21Aで第1切断手段10Aを支持して回動モータ21Bのみを駆動した際、接着シート基材ABに形成される切込CUの半径が第1半径RD1となるように、第1間隔DT1の間隔をシート貼付装置EA1の使用者(以下、単に「使用者」という)が調整しておく。また、同様にして、切込CUの半径が第2半径RD2となるように、第2間隔DT2の間隔も使用者が調整しておく。
次いで、図1(A)中実線で示す初期位置に各部材が配置されたシート貼付装置EA1に対し、使用者が同図のように原反RSをセットした後、操作パネルやパーソナルコンピュータ等の図示しない操作手段を介して、接着シート基材ABに形成する切込CUの半径を第1半径RD1とすることを選択して自動運転開始の信号を入力する。すると、移動手段20が多関節ロボット21およびチャックシリンダ22を駆動し、第1切断手段10Aの被支持部材13にチャックアーム22Aを差し込み、当該チャックアーム22Aを離間させて第1切断手段10Aを支持する。その後、シート貼付手段30が回動モータ35Aを駆動し、原反RSを繰り出し、先頭の接着シート基材ABの繰出方向先端部が剥離板33の剥離縁33Aで所定長さ剥離されると、回動モータ35Aの駆動を停止する。
切断手段10は、切断対象物に切込CUを形成可能なものであればどのようなものが採用されてもよく、例えば、切断刃11の延出方向(図1(A)の状態におけるZ軸方向)に対して峰が平行で刃先が傾斜した切断刃11が採用されてもよいし、切断刃11の延出方向に対して刃先が平行で峰が傾斜した切断刃11が採用されてもよいし、切断刃11の延出方向に対して刃先および峰の両方が傾斜した切断刃11が採用されてもよいし、本来峰にあたる側にも刃先が形成された所謂両刃の切断刃11が採用されてもよいし、丸刃や鋸刃等のその他の形状の切断刃11が採用されてもよいし、支持アーム12に対する支持位置が変更できない切断刃11が採用されてもよいし、支持アーム12に対する支持位置が変更できない被支持部材13が採用されてもよいし、支持アーム12に対する支持位置が変更できない切断刃11および被支持部材13が採用されてもよい。
移動手段20は、切断刃11の回転方向の厚みによって回転前に形成される切込CUの長さを考慮し、切断刃11を360度以下となるように回転移動させ、接着シート基材ABに円形の切込CUを形成してもよい。この場合、切断刃11の回転方向の厚みが大きいほど切断刃11の回転移動角度は小さくなる。
切断対象物としては、接着シート基材AB以外に、例えば、紙、樹脂、ゴム、木材、金属、板材、土類、硝子、食品、衣類等何でもよい。
切込CUは、切断対象物を貫通していてもよいし、切断対象物を貫通していなくてもよいし、切断対象物に連続して形成されてもよいし、切断対象物に断続して形成さてもよいし、平面視で閉ループ状でなくてもよい。
前記実施形態において、ローラ等の回転部材が採用されている場合、当該回転部材を回転駆動させる駆動機器を備えてもよいし、回転部材の表面や回転部材自体をゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、回転部材の表面や回転部材自体を変形しない部材で構成してもよいし、ローラの代わりに回転するまたは回転しないシャフトやブレード等の他の部材を採用してもよいし、押圧ローラや押圧ヘッド等の押圧手段や押圧部材といった被押圧物を押圧するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、ローラ、丸棒、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ等の部材を採用したり、大気やガス等の気体の吹き付けにより押圧する構成を採用したりしてもよいし、押圧するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、剥離板や剥離ローラ等の剥離手段や剥離部材といった被剥離物を剥離するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、板状部材、丸棒、ローラ等の部材を採用してもよいし、剥離するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、支持(保持)手段や支持(保持)部材等の被支持部材(被保持部材)を支持(保持)するものが採用されている場合、メカチャックやチャックシリンダ等の把持手段、クーロン力、接着剤(接着シート、接着テープ)、粘着剤(粘着シート、粘着テープ)、磁力、ベルヌーイ吸着、吸引吸着、駆動機器等で被支持部材を支持(保持)する構成を採用してもよいし、切断手段や切断部材等の被切断部材を切断または、被切断部材に切込や切断線を形成するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、カッター刃、レーザカッタ、イオンビーム、火力、熱、水圧、電熱線、気体や液体等の吹付け等で切断するものを採用したり、適宜な駆動機器を組み合わせたもので切断するものを移動させて切断するようにしたりしてもよい。
10 切断手段
10A 第1切断手段
10B 第2切断手段
11 切断刃(切断部材)
12 支持アーム
13 被支持部材
20 移動手段
21B 回動モータ(単一の駆動機器)
22 チャックシリンダ(支持部)
AB 接着シート基材(切断対象物)
CU 切込
DT 設定間隔
DT1 第1間隔
DT2 第2間隔
RC 回転軸
Claims (5)
- 切断対象物を切断可能な切断手段と、
前記切断手段を支持し、所定の回転軸を中心として当該切断手段を回転移動させ、前記切断対象物に円形の切込を形成する移動手段とを備え、
前記切断手段は、前記切断対象物を切り込む切断部材と、当該切断部材を一端側で支持する支持アームと、当該支持アームの他端側に支持され、前記移動手段によって支持される被支持部材とを備えるとともに、前記切断部材と前記被支持部材との設定間隔が第1間隔とされた第1切断手段と、前記設定間隔が第2間隔とされた第2切断手段とを備え、
前記第1切断手段および前記第2切断手段は、互いに別体に設けられており、かつ、同種の前記切断対象物をそれぞれ異なる位置で切り込む目的の前記切断部材を予め前記設定間隔が異なる前記第1間隔および前記第2間隔にそれぞれ配置しており、
前記移動手段は、前記第1切断手段または第2切断手段を選択して支持し、単一の駆動機器のみを駆動させて前記切断対象物に前記切込を形成することを特徴とする切断装置。 - 前記切断部材は、前記支持アームに対する支持位置が変更可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の切断装置。
- 前記被支持部材は、前記支持アームに対する支持位置が変更可能に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の切断装置。
- 前記移動手段は、所定の位置に配置されている前記第1切断手段または第2切断手段を選択して支持するとともに、前記切断対象物に前記切込を形成する所定の位置に、支持した前記第1切断手段または第2切断手段を配置することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の切断装置。
- 切断対象物を切断可能な切断手段を用意する用意工程と、
前記切断手段を移動手段で支持し、回転軸を中心として当該切断手段を回転移動させ、前記切断対象物に円形の切込を形成する移動工程とを実施し、
前記切断手段は、前記切断対象物を切り込む切断部材と、当該切断部材を一端側で支持する支持アームと、当該支持アームの他端側に支持され、前記移動手段によって支持される被支持部材とを備えるとともに、前記切断部材と前記被支持部材との設定間隔が第1間隔とされた第1切断手段と、前記設定間隔が第2間隔とされた第2切断手段とを備え、
前記第1切断手段および前記第2切断手段は、互いに別体に設けられており、かつ、同種の前記切断対象物をそれぞれ異なる位置で切り込む目的の前記切断部材を予め前記設定間隔が異なる前記第1間隔および前記第2間隔にそれぞれ配置しており、
前記移動工程では、前記第1切断手段または第2切断手段を選択して支持し、単一の駆動機器のみを駆動させて前記切断対象物に前記切込を形成することを特徴とする切断方法。
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