JP6257320B2 - フィルムの切断装置、離型フィルムの切断方法、フィルムの切断方法、被樹脂封止部品の樹脂封止装置、被樹脂封止部品の樹脂封止方法、及び樹脂封止成形品製造装置 - Google Patents

フィルムの切断装置、離型フィルムの切断方法、フィルムの切断方法、被樹脂封止部品の樹脂封止装置、被樹脂封止部品の樹脂封止方法、及び樹脂封止成形品製造装置 Download PDF

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本発明は、フィルムの切断装置、離型フィルムの切断方法、フィルムの切断方法、被樹脂封止部品の樹脂封止装置、被樹脂封止部品の樹脂封止方法、及び樹脂封止成形品製造装置に関する。
IC、半導体電子部品等の電子部品は、樹脂封止された樹脂封止電子部品として成形され、用いられることが多い。
電子部品の樹脂封止方法においては、金型キャビティ内に樹脂を供給し、前記金型キャビティ内で前記電子部品を樹脂封止することが行われている。前記金型キャビティ内に樹脂を供給する方法としては、例えば、特許文献1に記載の方法がある。この方法は、まず、前記金型キャビティに対応した貫通孔を備えた樹脂収容用のプレートの下面に離型フィルムを被覆することにより、前記プレート貫通孔をプレート樹脂収容部に形成する。つぎに、前記プレート樹脂収容部に所要量の樹脂材料を供給し、さらに、前記樹脂材料の厚さを均一にして平坦化した樹脂配布済プレートを形成する。この樹脂配布済プレートを前記金型キャビティの位置に載置するとともに、前記離型フィルムを前記キャビティ面に被覆し、前記金型キャビティ内に前記樹脂収容部内から前記樹脂を供給する。
特許文献1に記載された方法によれば、前記金型キャビティ内への樹脂の供給時において、金型キャビティ内に樹脂を効率良く供給することができるとともに、前記金型キャビティ内に供給される樹脂量の信頼性を効率良く向上させることができる。
特開2010−36542号公報
近年、半導体部品等の電子部品の基板(ウェーハ)において、大型でかつ円形の基板が用いられている。そこで、前記大型でかつ円形の基板上に載置された電子部品を樹脂封止するために、このような基板に対応した大型でかつ円形状の離型フィルムを効率良く製造することが求められる。
そこで、本発明は、大型でかつ円形状の離型フィルムを効率良く製造可能なフィルムの切断装置、離型フィルムの切断方法、フィルムの切断方法、被樹脂封止部品の樹脂封止装置、被樹脂封止部品の樹脂封止方法、及び樹脂封止成形品製造装置の提供を目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のフィルムの切断装置は、
回転部材、回転アーム、及びカッターを含み、
前記回転アームの一端に前記回転部材が、前記回転アームの他端に前記カッターがそれぞれ直接又は間接的に接続されており、
前記カッターを前記フィルム面に向かって移動させることにより、前記カッターが、前記フィルムの所定位置を突き刺し、
前記回転部材内部を通り前記フィルム面と略垂直な回転軸を中心として、前記回転部材が回転することにより、前記フィルムを突き刺した前記カッター及び前記回転アームが回転し、前記フィルムを円形に切り抜くことを特徴とする。
また、本発明の離型フィルムの切断方法は、
カッターを、長尺状の離型フィルムの所定位置に突き刺す工程と、
前記離型フィルムを突き刺した前記カッターを、円周方向に回転させることにより、前記離型フィルムを円形に切り抜く工程を含む
ことを特徴とする。
また、本発明のフィルムの切断方法は、
前記本発明のフィルムの切断装置を用いたフィルムの切断方法であり、
前記カッターを前記フィルム面に向かって移動させて、前記カッターにより、前記フィルムの所定位置を突き刺す突き刺し工程と、
前記回転部材内部を通り前記フィルム面と略垂直な回転軸を中心として、前記回転部材を回転させることにより、前記フィルムを突き刺した前記カッター及び前記回転アームを回転させ、前記フィルムを円形に切り抜く切り抜き工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の樹脂封止装置は、
樹脂封止成形品用の被樹脂封止部品を樹脂封止する樹脂封止装置であって、
前記本発明のフィルムの切断装置と、
前記切断装置により形成された円形の離型フィルム上に樹脂を撒布する樹脂撒布手段と、
前記撒布した樹脂により前記被樹脂封止部品を封止する樹脂封止手段と
を含むことを特徴とする。
また、本発明の樹脂封止方法は、
樹脂封止成形品用の被樹脂封止部品を樹脂封止する樹脂封止方法であって、
前記本発明のフィルムの切断方法により、円形の離型フィルムを形成する切断工程と、
前記形成された円形の離型フィルム上に樹脂を撒布する樹脂撒布工程と、
前記円形の離型フィルム上において、前記撒布した樹脂により前記被樹脂封止部品を封止する樹脂封止工程とを含むことを特徴とする。
本発明の樹脂封止成形品製造装置は、
本発明の前記樹脂封止装置と、
搬送手段とを含み、
前記搬送手段は、樹脂封止前の前記被樹脂封止部品および樹脂封止後の前記樹脂封止成形品を搬送することを特徴とする。
本発明によれば、大型でかつ円形状の離型フィルムを効率よく製造可能なフィルムの切断装置、離形型フィルムの切断方法、フィルムの切断方法、被樹脂封止部品の樹脂封止装置、被樹脂封止部品の樹脂封止方法、及び樹脂封止成形品製造装置を提供することができる。
図1は、本発明のフィルムの切断装置の一例を示す正面図である。 図2は、本発明のフィルムの切断装置の一部の一例を示す平面図である。 図3は、本発明のフィルムの切断装置のカッターの形状の一例を示す模式図である。 図4は、本発明のフィルムの切断方法の一例を示す工程平面図である。 図5は、本発明の樹脂封止成型品製造装置の一例を示す平面図である。 図6は、実施例2における樹脂撒布工程の一例を模式的に示す斜視図である。
つぎに、本発明について、例を挙げてさらに詳細に説明する。ただし、本発明は、以下の説明により限定されない。
本発明のフィルムの切断装置において、さらに、前記フィルムを載置する基台を含み、前記基台上部に、前記カッターの回転軌跡である円周に沿った溝が設けられ、前記カッターの先端が、前記溝内部に位置した状態で、前記フィルムを円形に切り抜くことが可能であることが好ましい。
本発明のフィルムの切断装置において、さらに、前記基台は、前記円周に沿った溝を境界として、前記円周内部部材と前記円周外部部材とに分割されていることが好ましい。
本発明のフィルムの切断装置において、前記円周内部部材が、樹脂撒布テーブルであることが好ましい。
本発明のフィルムの切断装置において、さらに、上下方向移動手段を含み、前記上下方向移動手段は、前記円周内部部材および前記円周外部部材の少なくとも一方を上下方向に移動させることが好ましい。
本発明のフィルムの切断装置において、さらに、前記フィルムの上面に載置して前記フィルムを固定するフィルム固定手段を含み、前記フィルム固定手段は、円周内部固定部材と円周外部固定部材とを含み、前記円周内部固定部材は、前記カッターの回転軌跡である前記円周の内側に位置し、前記円周外部固定部材は、前記カッターの回転軌跡である前記円周の外側に位置することが好ましい。
本発明のフィルムの切断装置において、前記円周内部固定部材が、略円盤状部材であり、前記円周外部固定部材が、前記カッターの回転軌跡である前記円周を囲む略リング状部材であることが好ましい。
本発明のフィルムの切断装置において、前記円周内部固定部材および前記円周外部固定部材が、いずれも略リング状部材であり、前記円周外部固定部材が、前記カッターの回転軌跡である前記円周を囲み、前記円周内部固定部材のリング開口部が、樹脂供給部を兼ねることが好ましい。
本発明のフィルムの切断装置において、さらに、回転制御手段を含み、前記回転制御手段は、前記回転部材の一部の外周を取り囲むように接続されていることが好ましい。前記回転制御手段としては、特に制限されないが、例えば、トルクリミッタであることが好ましい。
本発明のフィルムの切断装置において、前記回転部材が、回転シャフトであることが好ましい。
本発明のフィルムの切断方法において、前記フィルムの切断装置が、さらに、前記フィルムを載置する基台を含み、前記基台上部に、前記カッターの回転軌跡である円周に沿った溝が設けられ、前記カッターの先端が、前記溝内部に位置した状態で、前記フィルムを円形に切り抜くことが可能であり、前記切り抜き工程において、前記カッターの先端が前記溝内部に位置した状態で、前記フィルムを円形に切り抜くことが好ましい。
本発明のフィルムの切断方法において、前記フィルムの切断装置が、さらに、前記フィルムの上面に載置して前記フィルムを固定するフィルム固定手段を含み、前記フィルム固定手段は、円周内部固定部材と円周外部固定部材とを含み、前記円周内部固定部材は、前記カッターの回転軌跡である前記円周の内側に位置し、前記円周外部固定部材は、前記カッターの回転軌跡である前記円周の外側に位置する前記本発明のフィルムの切断装置であって、
前記フィルム固定手段を、前記フィルムの上面に載置して前記フィルムを固定するフィルム固定工程を含み、前記フィルム固定工程において、前記円周内部固定部材を、前記カッターの回転軌跡である前記円周の内側に位置するように載置し、前記円周外部固定部材を、前記カッターの回転軌跡である前記円周の外側に位置するように載置し、前記突き刺し工程において、前記カッターが突き刺す前記所定位置が、前記円周内部固定部材及び前記円周外部固定部材の間の位置であり、前記切り抜き工程において、前記円周内部固定部材の外周に沿って、前記フィルムを円形に切り抜くことが好ましい。
本発明の被樹脂封止部品の樹脂封止装置及び被樹脂封止部品の樹脂封止方法において、前記樹脂封止成形品が、樹脂封止電子部品であり、前記被樹脂封止部品が、電子部品であることが好ましい。本発明の樹脂封止方法において、前記樹脂撒布工程において、前記離型フィルム上に円形フレームを載置し、前記円形フレームの枠内に樹脂を撒布することが好ましい。
前記樹脂封止成形品製造装置において、前記フィルムの切断装置、前記樹脂撒布手段、前記樹脂封止手段、および前記搬送手段が、それぞれ別のユニットに分かれて配置され、前記ユニットの少なくとも一つが、他の少なくとも一つの前記ユニットに対し、互いに着脱可能であることが好ましい。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。各図は、説明の便宜のため、適宜省略、誇張等をして模式的に描いている。尚、以下でいう「略円形」及び「略リング形状」とは、理想的には真円であるが、略円形であれば良く、真円でなくても良い。略円形の具体例としては、例えば、楕円形、真円に近い楕円形、多角形(例えば、六角形、八角形、十角形)等が挙げられる。理想的には、前記樹脂撒布領域の短径(最も短い直径)と長径(最も長い直径)の長さが同じ(すなわち、前記樹脂撒布領域が真円)である。また、以下でいう「略垂直」とは、理想的には、垂直であるが、厳密に垂直でなくても良い。
本実施例では、本発明の離型フィルムの円形切断方法の一例について説明する。
図1は、本実施例におけるフィルム切断装置の概略を、模式的に示す正面図である。図1に示す切断装置100は、回転シャフト(回転部材)3と、L字形状の回転アーム7と、前記フィルムの所定位置を突き刺すカッター9とを主要構成要素とする。さらに、切断装置100は、モータ1と、モータ1に接続されたプーリ2と、回転シャフト3に接続されたプーリ4と、プーリ2とプーリ4とを連結させるタイミングベルト5と、回転制御手段(トルクリミッタ)6と、回転アーム7を上下方向に調節する回転アーム調節手段8と、前記フィルムを載置する基台20と、前記フィルムを固定する固定手段30と、切断装置100を上下方向に調節する切断装置調節手段40と、上下方向移動手段(図示せず)と、を含む。
モータ1は、フレーム24に支持されている。回転アーム7の一端は、回転アーム調節手段8を介して、トルクリミッタ6に接続されている。すなわち、回転アーム7の一端は、回転アーム調節手段8およびトルクリミッタ6により、回転シャフト3に間接的に接続されている。また、回転アーム7の他端は、カッター9に接続されている。モータ1が駆動すると、その回転力は、プーリ2、タイミングベルト5、及びプーリ4を介して回転シャフト3に伝達され、回転シャフト3は、回転シャフト3内部を通り、前記フィルム面と略垂直な回転軸を中心として、前記回転部材が回転することにより、カッター9及び回転アーム7が回転し、前記フィルムを円形に切り抜くことが出来る。すなわち、回転シャフト3は、「回転部材」に該当する。また、トルクリミッタ6は、回転シャフト3の一部の外周を取り囲むように接続されている。これにより、例えば、前記フィルムを切断中に、切断装置100に大きな負荷がかかった場合、回転アーム7及びカッター9を回転させず、回転シャフト3を空回りさせることが出来る。
基台20は、切断装置100側に固定された下ベースプレート11と、前記上下方向移動手段により、上下方向に移動可能な樹脂撒布テーブル12とに分割されている。同図に示すように、樹脂撒布テーブル12は、中心部が盛り上がった凸状の形状をしており、凸部12Aの上面に円形フィルムを載置可能であり、底部12Bは、下ベースプレート11の一端を載置するように配置されている。すなわち、下ベースプレート11は、「円周外部部材」に該当し、樹脂撒布テーブル12は、「円周内部部材」に該当する。また、下ベースプレート11と樹脂撒布テーブル12間に、リング(円周)状の溝13が形成されている。すなわち、基台20は、前記円周に沿った溝13を境界として、樹脂撒布テーブル12と下ベースプレート11とに分割されている。溝13は、カッター9の回転軌跡に沿って形成されている。これにより、カッター9の先端が、前記溝13内部に位置した状態で、前記フィルムを円形に切り抜くことが出来る。また、図1には示していないが、上下方向移動手段により、樹脂撒布テーブル12を上下方向に移動可能である。
フィルム固定手段30は、カッター9の前記回転軌跡である前記円周の内側に位置するクランプ21と、カッター9の前記回転軌跡である前記円周の外側に位置するクランプ22と、から構成される。クランプ22は、4本の柱23により、フレーム24と連結されている。クランプ21及び22は、フィルム(図示せず)の上面に載置して前記フィルムを固定する。図2は、フィルムの上面に載置したクランプ21及び22の平面図である。図1及び図2に示すように、クランプ21の形状は、中央部が盛り上がった円盤形状であり、クランプ22の形状は、リング状形状であり、クランプ21及び22は、リング形状の溝13に載置されないように配置されている。このように、クランプ21及び22を前記フィルムの上面に載置することにより、前記フィルムにしわが発生する事を防止できる。さらに、本実施例では、中央部が盛り上がった円盤形状のクランプ21及びリング形状のクランプ22であるので、前記円周の周辺を掴んで均等に中心位置から外方向に引張することができるため、前記フィルムにしわが発生する事を効率よく防止できる。すなわち、クランプ21は、「円盤状部材」に該当し、クランプ22は、「略リング状部材」に該当する。図1に示すように、回転アーム7の前記他端は、クランプ21上とクランプ22上に載置されている。これにより、カッター9は、クランプ21の外周に沿って、スムーズにフィルムを円形に切り抜くことが出来る。
切断装置調節手段40は、上下シリンダ31と、2つの上下ガイド32とを含み、切断装置100側に固定された上ベースプレート33により、支持されている。これにより、上下シリンダ31で、切断装置100全体が二つの上下ガイド32で案内されて切断装置100を下動することが出来る。
なお、本実施例の切断装置100に、さらにロール巻状の離型フィルムを引き出すグリップを備えても良い。
カッター9の形状は、特に制限されないが、例えば、図3(A)に示す刃が直線状の小刀型、図3(B)に示す刃が湾曲したメス型等が挙げられる。カッター9の形状が、前記小刀型の場合、後述のフィルムの円形切断方法で説明する通り、まず、カッター9の先端で、離型フィルム201を突き刺した後、カッター9の中央部で離型フィルム201を円形に切り抜く。
本実施例のフィルムの円形切断方法では、図1の切断装置100を用いてロール巻の長尺の離型フィルムを円形に切り抜く。図4に、本実施例のフィルムの円形切断方法の工程平面図を示す。図4の切断装置は、図1の切断装置100と同一である。図4では、図示の簡略化のため、回転シャフト3と、トルクリミッタ6と、回転アーム7と、回転アーム調節手段8と、カッター9と、クランプ21と、クランプ22以外は、図示を省略している。また、図4では、図示していないが、ロールで巻かれた離型フィルム201は、グリップで引き出して、下ベースプレート11及び樹脂撒布テーブル12上に載置されている。図4(A)に示すように、円盤状のクランプ21は、カッター9の回転軌跡である前記円周の内側に位置するように載置され、略リング形状のクランプ22は、カッター9の回転軌跡である前記円周の外側に位置するように載置され、離型フィルム201を固定している(フィルム固定工程)。また、図4(A)に示すように、前記円周の中心点である点Oは、回転シャフト3の回転軸L上にあり、離型フィルム201面のカッター9を突き刺す位置Pの上方にカッター9が配置されている。カッター9の方向は、水平面状の離型フィルム201に対し、略垂直の状態にある。次に、上下シリンダ31で、切断装置100全体が二つの上下ガイド32で案内されて下動させる。これにより、図4(B)に示すように、下ベースプレート11及び樹脂撒布テーブル12上に載置されたロール巻の長尺の離型フィルム201を切断装置100のクランプ21及び22で押圧して固定する。また、図4(B)に示すように、回転アーム調節手段8により、回転アーム7及びカッター9を下動させ、離型フィルム201にカッター9を点Pの位置で突き刺す(突き刺し工程)。このとき、図示していないが、小刀型のカッター9の先端は、溝13内部に位置している。また、図4(B)に示すように、回転アーム7の前記他端がクランプ21及びクランプ22上に載置されている。次に、モータ1を駆動させる。これにより、その回転力がプーリ2、タイミングベルト5、及びプーリ4を介して回転シャフト3に伝達し、回転シャフト3を回転させる。回転シャフト3は、離型フィルム面と略垂直な回転軸を中心として、回転する。そして、図4(C)に示すように、矢印方向により、回転アーム7の長手方向を半径方向として、回転アーム7とカッター9が一回転し、カッター9の腹位置で離型フィルム201を円形に切り抜く(切り抜き工程)。ここで、回転アーム7の前記他端が、クランプ21及びクランプ22上に載置されているため、カッター9をクランプ21の外周に沿って、スムーズに回転させることが出来る。そして、図4(D)に示すように、載置した離型フィルム201から大型且つ円形状の離型フィルム202を得ることができる。この後、前記円形状の離型フィルム202を樹脂撒布テーブル12に載置した状態で、前記上下方向移動手段により、基台20側から下方向に取り出す。
なお、本実施例では、固定手段30は、略円盤状のクランプ21及び略リング形状のクランプ22で構成されているが、本発明は、これに限定されない。例えば、クランプ21の形状もまた略リング状としてもよい。これにより、クランプ21のリング開口部は、樹脂供給部を兼ねることが出来る。
なお、本実施例の切断装置100に、円形状の離型フィルムを切断して分離した残りの離型フィルム(廃材)を処理する廃材処理手段を備えても良い。
なお、本実施例の切断装置100に、さらに、前記円形状の離型フィルムを載置した樹脂撒布テーブル12を樹脂撒布手段側に移動させる離型フィルム移動手段を備えても良い。これにより、例えば、切断装置100と樹脂撒布手段を並列させて配置した場合に、前記円形状の離型フィルムを容易に樹脂撒布手段に移動する事が出来る。
また、本実施例の切断装置100では、下ベースプレート(前記円周外部部材)11は、切断装置100側に固定されているが、本発明は、これに限定されず、前記上下方向移動手段により、前記円周内部部材と前記円周外部部材の少なくとも一方を上下方向に移動させることができる。
また、本実施例では、離型フィルムの切断方法について説明したが、本発明のフィルムの切断方法は、離型フィルムに限定されない。
本発明によれば、前述のとおり、大型でかつ円形状の離型フィルムを効率よく製造可能である。これにより、例えば、大型で円形の基板を有する樹脂封止電子部品の製造に対応可能である。
つぎに、本発明のさらに別の実施例について説明する。本実施例は、本発明の電子部品の樹脂封止装置及び樹脂封止成形品製造装置の一例とそれを用いた電子部品の樹脂封止方法及び樹脂封止成形品製造方法について説明する。
図5の平面図に、本実施例の樹脂封止成形品製造装置500の構成を、模式的に示す。以下、樹脂封止成型品として、樹脂封止電子部品を例示して説明する。図示のとおり、装置500は、樹脂封止装置(前記フィルムの切断装置100を含む離型フィルム切断手段(ユニット)510、樹脂撒布手段(ユニット)520、及び樹脂封止手段(ユニット)530)、並びに搬送手段(ユニット)540が、同図右側から、前記順序で並んで配置されている。前記各ユニットは、それぞれ別に分かれているが、隣接するユニットに対し、互いに着脱可能である。
(フィルムの切断装置)
切断装置100は、実施例1に示すフィルムの切断装置と同一であり、実施例1に示すフィルムの切断方法と同様にして長尺の離型フィルム201から円形の離型フィルム202を切断して分離する。同図では、フィルムグリッパ513が、ロール状離型フィルム201から引き出した前記離型フィルムの先端を固定しており、前記離型フィルムを、ロール状離型フィルム201から引き出すことができる。
(樹脂撒布手段)
図5に示すように、樹脂撒布手段520は、図6に示す樹脂撒布装置310を主要の構成要素とし、さらに、樹脂ローダ521と、後処理手段522と、離型フィルム移動手段(図示せず)とを含む。尚、樹脂ローダ521、後処理手段522、及び前記離型フィルム移動手段は、任意の構成要素であり、あってもなくても良い。樹脂ローダ521と後処理手段522とは、一体化されて形成されている。樹脂ローダ521を用いて、円形フレーム(枠)512の下端面に吸着固定した離型フィルム202上に(樹脂収容部に)樹脂を供給した状態で、円形枠512および離型フィルム202を係着することができる。そして、その状態で、樹脂封止手段内の、後述する圧縮成形用の下型キャビティ内に、離型フィルム202を被覆させた状態で樹脂を供給セットすることができる。前記離型フィルム移動手段上には、樹脂撒布テーブルおよび離型フィルムが載置されており、前記離型フィルム移動手段を水平方向に移動または回転させることにより、その上に載置された樹脂撒布テーブルを、離型フィルムごと移動または回転させることが可能であり、離型フィルム装置と樹脂撒布手段の間を移動することができる。
(樹脂撒布装置)
図6に示すように、樹脂撒布装置310は、前記形成された円形の離型フィルム202上に円形枠(フレーム)512を載置し、前記円形フレーム枠512内に樹脂60を撒布する。同図に示すように、樹脂撒布装置310は、樹脂供給手段であるホッパ514、およびリニアフィーダ515を含む。尚、ホッパ514とリニアフィーダ515は、例えば、特許文献1記載と同一のものを使用しても良い。
(樹脂封止手段)
樹脂封止手段530は、図示のとおり、金型(成形型)531を含む。金型531は、上型および下型(図示せず)を主要構成要素とし、下型キャビティ532は、図示するように、円形である。金型531は、さらに、上型基板セット部(図示せず)と、樹脂加圧用のキャビティ底面部材(図示せず)とが設けられている。樹脂封止手段530では、後述する樹脂封止前基板(成形前基板)に装着された電子部品(例えば半導体チップ)を、下型キャビティ内で封止樹脂(樹脂パッケージ)内に樹脂封止して樹脂封止済基板(成形済基板)を形成することができる。
(搬送手段)
搬送手段540は、樹脂封止前の前記電子部品(被樹脂封止部品)を、基板ごと搬送すること、および、樹脂封止後の樹脂封止電子部品(樹脂封止成形品)を搬送することができる。図示のとおり、搬送手段540は、基板ローダ541、レール542、ロボットアーム543を含む。レール542は、搬送手段540から突出して、樹脂封止手段530および樹脂撒布手段520の領域まで達している。基板ローダ541は、その上に基板544を載置することができる。基板544は、樹脂封止前基板(成形前基板)544aでも良いし、樹脂封止済基板(成形済基板)544bでも良い。基板ローダ541および樹脂ローダ521(後処理手段522)は、レール542上で、樹脂撒布手段520、樹脂封止手段530、および搬送手段540間を移動することが可能である。また、図示のとおり、搬送手段540は、基板収容部を含み、樹脂封止前基板(成形前基板)544aおよび樹脂封止済基板(成形済基板)544bをそれぞれ収容することが可能である。成形前基板544aには、電子部品(図示せず、例えば半導体チップ)が装着されている。成形済基板544bは、前記電子部品が、樹脂(封止樹脂)516bにより封止され、樹脂封止電子部品(樹脂封止成形品)が形成されている。ロボットアーム543は、例えば、以下のように使用できる。すなわち、第1に、成形前基板544aの収容部から取り出した成形前基板544aを、表裏を反転させることにより、電子部品装着面側を下方に向けて基板ローダ541に載置させることができる。第2に、成形済基板544bを基板ローダ541から取り出し表裏を反転させることにより、封止樹脂516b側を上方に向けて、成形済基板544bを成形済基板の収容部に収容することができる。
図5の樹脂成形品製造装置を用いた樹脂封止電子部品(樹脂封止成形品)の製造方法は、例えば、以下のようにして行うことができる。
(切断工程)
まず、切断装置100において、ロール状離型フィルム201から、離型フィルムの先端を、フィルムグリッパ513により引き出して、実施例1に示す切断方法と同様にして前記離型フィルムを切断し、円形の離型フィルム202とする。円形の離型フィルム202を切断して分離した残りの離型フィルム(廃材)は、廃材処理手段(図示せず)により処理する。
(樹脂撒布工程)
つぎに、前記離型フィルム移動手段を、その上に載置された樹脂撒布テーブル(図示せず)および離型フィルムごと、樹脂供給手段520内におけるリニアフィーダ515の樹脂供給口の下方まで移動させる。つぎに、離型フィルム202上に円形フレーム512を載置し、円形枠512の下端面で離型フィルム202を吸着して固定する。この状態で、円形枠512内の離型フィルム202上に、樹脂(例えば顆粒樹脂)を撒布する。前記樹脂の撒布は、一般的な手法に準じても良く、例えば特許文献1記載に準じて行っても良い。すなわち、図6に示すように、まず、樹脂収容用の円形フレーム512における貫通孔の下方開口部を離型フィルム202にて閉鎖して樹脂収容部220を形成する。そして、樹脂封止装置310において、ホッパ514からの顆粒樹脂60をリニア振動フィーダ515にて振動させながら移動させることにより、前記樹脂収容部に所要量の顆粒樹脂60を供給投入することができる。
(搬送工程)
つぎに、離型フィルム202(および円形枠512内に撒布された樹脂)を前記離型フィルム移動手段から移動させ、樹脂ローダ521に円形フレーム512ごと把持する。前記離型フィルム移動手段から樹脂ローダ521への離型フィルム202の移動は、樹脂ローダ521が有する把持手段(図示せず)で離型フィルム202を含む円形フレーム512(樹脂)を把持して行うことができる。
つぎに、ロボットアーム543により、前述のように、成形前基板544aの収容部から取り出した成形前基板544aを、表裏を反転させる。これにより、電子部品装着面側を下方に向けて成形前基板544aを基板ローダ541に載置させ、樹脂封止手段530内に搬送する。このとき、成形前基板544aは上型(金型531)の型面に供給セットされる。つぎに、円形フレーム512(離型フィルム202および前記樹脂を含む)を把持した樹脂ローダ521を、樹脂ローダ521と一体化した後処理手段522とともに、レール542上を移動させ、樹脂封止手段530内に搬送する。このとき、離型フィルム202を固定した円形フレーム512(樹脂を含む)を下型の型面に載置することにより、円形の開口部を有する下型キャビティ532内に離型フィルム202を被覆させ、下型キャビティ532内に樹脂を供給することができる。このあと、樹脂ローダ521は円形フレーム512を把持した状態で樹脂撒布手段520側に移動し、樹脂撒布手段520における前記樹脂撒布テーブル上に載置された離型フィルム202の上に円形フレーム512を載置し、再び、円形フレーム512内の離型フィルム202の上に樹脂が撒布されることになる。
つぎに、樹脂封止ユニット530において、金型531(上型と下型と)を型締めする。これにより、前記上型にセットされた成形前基板544aに装着された電子部品が下型キャビティ532内の樹脂に浸漬された状態となり、下型キャビティ532内の樹脂をキャビティ底面部材で加圧することができる。そして、金型531(下型キャビティ532)内で、前記樹脂を溶融および固化させ、固化後の樹脂516bで前記電子部品を封止する。これにより、樹脂封止済基板544b(成形済基板、樹脂封止電子部品)が形成される。次に、金型531(上型と下型と)を型開きすることにより、基板ローダ541にて樹脂封止済基板544bを取り出し、さらに、搬送手段540側に搬送して収容する。また、基板ローダ541で金型531から樹脂封止済基板(成形済基板、樹脂封止電子部品)544bを取り出した後、後処理手段522の上型面クリーナ(図示せず)を使用して、上型の基板セット部をクリーニングする。これと並行して、またはタイミングをずらせて、後処理手段の離型フィルム除去手段(図示せず)を使用して、不要になった離型フィルムを下型面から取り出すことができる。
または、樹脂封止済基板544b(樹脂封止電子部品)を載置した基板ローダ541を樹脂封止手段530内から搬送手段540内まで移動させても良い。この場合、ロボットアーム543により、前述のように、樹脂封止済基板(成形済基板、樹脂封止電子部品)544bを基板ローダ541から取り出し表裏を反転させる。これにより、封止樹脂516b側を上方に向けて、樹脂封止済基板(成形済基板、樹脂封止電子部品)544bを、樹脂封止済基板(成形済基板、樹脂封止電子部品)の収容部に収容する。このようにして、樹脂封止電子部品(樹脂封止成形品)を製造することができる。
なお、本発明の樹脂成形品製造装置においては、さらに、制御部が各構成要素を制御しても良い。すなわち、本発明の樹脂成形品製造装置は、手動機として機能させても良いが、前記制御部により前記各構成要素を制御し、全自動機として機能させても良い。
また、本発明の樹脂成形品製造装置のユニットの配置は、特に限定されない。しかしながら、図5に示したように、基板を供給する搬送ユニットと、離型フィルム上に樹脂を撒布する樹脂撒布ユニットとが、樹脂封止ユニットの両側に分かれて相対向して配置されていることが好ましい。このように配置すれば、顆粒樹脂の微粉末と基板とが接触することを抑制できるためである。特に、成形前(樹脂封止前)基板に顆粒樹脂の微粉末が付着すると成形不良が発生するおそれがある。また、成形済(樹脂封止済)基板に顆粒樹脂の微粉末が付着すると後工程に悪影響を与えるおそれがある。
図5の樹脂成形品製造装置においては、前述のとおり、基板を供給する搬送ユニット540と、離型フィルム上に樹脂を撒布する樹脂撒布ユニット520とが、樹脂封止ユニット530を挟んで相対向して配置されている。さらに、樹脂撒布ユニット520の外側に、円形状の離型フィルムを形成する離型フィルムの切断ユニット510(切断装置100)が配置されている。この樹脂成形品製造装置は、前記各ユニットが分かれて配置された、分離型の樹脂成形品製造装置である。前述のとおり、本発明の樹脂成形品製造装置の各ユニットの配置は、特に限定されず、図5の配置以外でも良い。例えば、樹脂封止ユニットを、所要数、着脱可能に配置させた構成を採用することができる。また、切断ユニット、樹脂撒布ユニットおよび搬送ユニットとを樹脂封止ユニットの一方側に寄せて配置させることができる。この場合には、切断ユニットと樹脂撒布ユニットと搬送ユニットとが親ユニットになり、樹脂封止ユニットが子ユニットになる(親子型)。この場合において、所要数の樹脂封止ユニットを順次並べて配置させることができる。また、切断ユニット、樹脂撒布ユニット、および搬送ユニットを一体化してもよい。また、切断ユニットと樹脂撒布ユニットと搬送ユニットとを1個の樹脂封止ユニットとを一体化してもよく、それらの構成要素が一体化された全体は、樹脂成形品製造装置(例えば、圧縮成形装置)として単独で機能する。
また、搬送ユニットと樹脂撒布ユニットとの間に複数の樹脂封止ユニットを配置する場合、および、親ユニットに対して複数の樹脂封止ユニットを順次配置する場合には、次のように配置することが好ましい。すなわち、基板ローダと樹脂ローダと後処理手段とを含む構成要素が移動する際に使用されるレールが伸びる方向に沿って、前記各樹脂封止ユニットを並べて配置する。また、本発明の樹脂成形品製造装置の各ユニットは、例えば、ボルトおよびナット等の連結手段を使用して、または、適宜な位置決め手段を用いて、互いに着脱可能とすることができる。また、樹脂封止ユニットに対して、他の樹脂封止ユニットを着脱可能に構成することができる。このことによって、樹脂封止ユニットを事後的に増減することができる。
また、図5では、樹脂封止電子部品の製造装置およびそれを用いた樹脂封止電子部品の製造方法について説明した。しかし、本発明の樹脂撒布方法、被樹脂封止部品の樹脂封止方法、樹脂撒布装置、被樹脂封止部品の樹脂封止装置、および樹脂封止成形品製造装置は、樹脂封止電子部品に限定されず、それ以外の任意の樹脂封止成形品の製造にも適用することができる。例えば、レンズ、光学モジュール、導光板等の光学部品、またはその他の樹脂製品を圧縮成形によって製造する場合に、本発明を適用することができる。
本発明は、上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、必要に応じて、任意にかつ適宜に組合せ、変更し、または選択して採用できるものである。例えば、図1の切断装置100において、回転部材3、回転アーム7、カッター9以外の部材は、適宜、置換、省略、又は追加等が可能である。
1 モータ
2、4 プーリ
3 回転シャフト
4 プーリ
5 タイミングベルト
6 トルクリミッタ
7 回転アーム
8 回転アーム調節手段
9 カッター
10 回転手段
11 下ベースプレート
12 樹脂撒布テーブル
13 溝
21、22 クランプ
23 柱
24 フレーム
31 シリンダ
32 ガイド
33 上ベースプレート
40 切断装置調節手段
100 切断装置
202 離型フィルム

Claims (18)

  1. フィルムの切断装置であって、
    回転部材、回転アーム、及びカッターを含み、
    前記回転アームの一端に前記回転部材が、前記回転アームの他端に前記カッターがそれぞれ直接又は間接的に接続されており、
    さらに、前記フィルムを載置する基台を含み、
    前記基台上部に、前記カッターの回転軌跡である円周に沿った溝が設けられ、
    前記基台は、前記円周に沿った溝を境界として、円周内部部材と円周外部部材とに分割され、
    前記円周内部部材が、樹脂撒布テーブルであり、
    前記カッターを前記フィルム面に向かって移動させることにより、前記カッターが、前記フィルムにおける前記溝の位置を突き刺し、
    前記カッターの先端が前記溝内部に位置した状態で、前記回転部材内部を通り前記フィルム面と略垂直な回転軸を中心として、前記回転部材が回転することにより、前記フィルムを突き刺した前記カッター及び前記回転アームが回転し、前記フィルムを円形に切り抜くことを特徴とするフィルムの切断装置。
  2. フィルムの切断装置であって、
    回転部材、回転アーム、及びカッターを含み、
    前記回転アームの一端に前記回転部材が、前記回転アームの他端に前記カッターがそれぞれ直接又は間接的に接続されており、
    さらに、前記フィルムを載置する基台を含み、
    前記基台上部に、前記カッターの回転軌跡である円周に沿った溝が設けられ、
    前記基台は、前記円周に沿った溝を境界として、円周内部部材と円周外部部材とに分割され、
    前記カッターを前記フィルム面に向かって移動させることにより、前記カッターが、前記フィルムにおける前記溝の位置を突き刺し、
    前記カッターの先端が前記溝内部に位置した状態で、前記回転部材内部を通り前記フィルム面と略垂直な回転軸を中心として、前記回転部材が回転することにより、前記フィルムを突き刺した前記カッター及び前記回転アームが回転し、前記フィルムを円形に切り抜き、
    さらに、上下方向移動手段を含み、
    前記上下方向移動手段は、前記円周内部部材及び前記円周外部部材の少なくとも一方を上下方向に移動させることを特徴とするフィルムの切断装置。
  3. フィルムの切断装置であって、
    回転部材、回転アーム、及びカッターを含み、
    前記回転アームの一端に前記回転部材が、前記回転アームの他端に前記カッターがそれぞれ直接又は間接的に接続されており、
    前記カッターを前記フィルム面に向かって移動させることにより、前記カッターが、前記フィルムの所定位置を突き刺し、
    前記回転部材内部を通り前記フィルム面と略垂直な回転軸を中心として、前記回転部材が回転することにより、前記フィルムを突き刺した前記カッター及び前記回転アームが回転し、前記フィルムを円形に切り抜き、
    さらに、前記フィルムの上面に載置して前記フィルムを固定するフィルム固定手段を含み、
    前記フィルム固定手段は、円周内部固定部材と円周外部固定部材とを含み、
    前記円周内部固定部材は、前記カッターの回転軌跡である円周の内側に位置し、
    前記円周外部固定部材は、前記カッターの回転軌跡である前記円周の外側に位置し、
    前記円周内部固定部材及び前記円周外部固定部材が、いずれも略リング状部材であり、
    前記円周外部固定部材が、前記カッターの回転軌跡である前記円周を囲み、
    前記円周内部固定部材のリング開口部が、樹脂供給部を兼ねることを特徴とするフィルムの切断装置。
  4. さらに、回転制御手段を含み、
    前記回転制御手段は、前記回転部材の一部の外周を取り囲むように接続されている請求項1からのいずれか一項に記載のフィルムの切断装置。
  5. 回転制御手段が、トルクリミッタである請求項記載のフィルムの切断装置。
  6. 前記回転部材が、回転シャフトである請求項1からのいずれか一項に記載のフィルムの切断装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載のフィルムの切断装置を用いた離型フィルムの切断方法であり、
    前記カッターを、長尺状の離型フィルムの所定位置に突き刺す工程と、
    前記離型フィルムを突き刺した前記カッターを、前記円周方向に回転させることにより、前記離型フィルムを円形に切り抜く工程を含む
    ことを特徴とする離型フィルムの切断方法。
  8. 請求項1からのいずれか一項に記載のフィルムの切断装置を用いたフィルムの切断方法であり、
    前記カッターを前記フィルム面に向かって移動させて、前記カッターにより、前記フィルムの所定位置を突き刺す突き刺し工程と、
    前記回転部材内部を通り前記フィルム面と略垂直な回転軸を中心として、前記回転部材を回転させることにより、前記フィルムを突き刺した前記カッター及び前記回転アームを回転させ、前記フィルムを円形に切り抜く切り抜き工程と、を含むことを特徴とするフィルムの切断方法。
  9. 求項又は記載のフィルムの切断装置を用いたフィルムの切断方法であり、
    前記カッターを前記フィルム面に向かって移動させて、前記カッターにより、前記フィルムの所定位置を突き刺す突き刺し工程と、
    前記回転部材内部を通り前記フィルム面と略垂直な回転軸を中心として、前記回転部材を回転させることにより、前記フィルムを突き刺した前記カッター及び前記回転アームを回転させ、前記フィルムを円形に切り抜く切り抜き工程と、を含み、
    前記切り抜き工程において、前記カッターの先端が前記溝内部に位置した状態で、前記フィルムを円形に切り抜くことを特徴とするフィルムの切断方法。
  10. 求項記載のフィルムの切断装置を用いたフィルムの切断方法であり、
    前記フィルム固定手段を、前記フィルムの上面に載置して前記フィルムを固定するフィルム固定工程と、
    前記カッターを前記フィルム面に向かって移動させて、前記カッターにより、前記フィルムの所定位置を突き刺す突き刺し工程と、
    前記回転部材内部を通り前記フィルム面と略垂直な回転軸を中心として、前記回転部材を回転させることにより、前記フィルムを突き刺した前記カッター及び前記回転アームを回転させ、前記フィルムを円形に切り抜く切り抜き工程と、を含み、
    前記フィルム固定工程において、前記円周内部固定部材を、前記カッターの回転軌跡である前記円周の内側に位置するように載置し、
    前記円周外部固定部材を、前記カッターの回転軌跡である前記円周の外側に位置するように載置し、
    前記突き刺し工程において、前記カッターが突き刺す前記所定位置が、前記円周内部固定部材及び前記円周外部固定部材の間の位置であり、
    前記切り抜き工程において、前記円周内部固定部材の外周に沿って、前記フィルムを円形に切り抜くことを特徴とするフィルムの切断方法。
  11. 樹脂封止成形品用の被樹脂封止部品を樹脂封止する樹脂封止装置であって、
    請求項1からのいずれか一項に記載のフィルムの切断装置と、
    前記切断装置により形成された円形の離型フィルム上に樹脂を撒布する樹脂撒布手段と、
    前記撒布した樹脂により前記被樹脂封止部品を封止する樹脂封止手段と
    を含むことを特徴とする樹脂封止装置。
  12. 前記樹脂封止成形品が、樹脂封止電子部品であり、
    前記被樹脂封止部品が、電子部品である
    請求項11記載の樹脂封止装置。
  13. 樹脂封止成形品用の被樹脂封止部品を樹脂封止する樹脂封止方法であって、
    請求項から10のいずれか一項に記載のフィルムの切断方法により、円形の離型フィルムを形成する切断工程と、
    前記形成された円形の離型フィルム上に樹脂を撒布する樹脂撒布工程と、
    前記円形の離型フィルム上において、前記撒布した樹脂により前記被樹脂封止部品を封止する樹脂封止工程とを
    含むことを特徴とする樹脂封止方法。
  14. 前記樹脂封止成形品が、樹脂封止電子部品であり、
    前記被樹脂封止部品が、電子部品である
    請求項13記載の樹脂封止方法。
  15. 前記樹脂撒布工程において、
    前記離型フィルム上に円形フレームを載置し、前記円形フレームの枠内に樹脂を撒布する請求項13又は14記載の樹脂封止方法。
  16. 樹脂封止成形品製造装置であって、
    請求項11又は12記載の樹脂封止装置と、
    搬送手段とを含み、
    前記搬送手段は、樹脂封止前の前記被樹脂封止部品及び樹脂封止後の前記樹脂封止成形品を搬送することを特徴とする、樹脂封止成形品製造装置。
  17. 前記フィルムの切断装置、前記樹脂撒布手段、前記樹脂封止手段、及び前記搬送手段が、それぞれ別のユニットに分かれて配置され、
    前記ユニットの少なくとも一つが、他の少なくとも一つの前記ユニットに対し、互いに着脱可能である請求項16記載の樹脂封止成形品製造装置。
  18. 樹脂封止成形品製造装置であって、
    フィルムの切断装置と、
    前記切断装置により形成された円形の離型フィルム上に樹脂を撒布する樹脂撒布手段と、
    前記撒布した樹脂により前記樹脂封止成形品用の被樹脂封止部品を封止する樹脂封止手段と、
    樹脂封止前の前記被樹脂封止部品及び樹脂封止後の前記樹脂封止成形品を搬送する搬送手段とを含み、
    前記フィルムの切断装置、前記樹脂撒布手段、前記樹脂封止手段、及び前記搬送手段が、それぞれ別のユニットに分かれて配置され、
    前記ユニットの少なくとも一つが、他の少なくとも一つの前記ユニットに対し、互いに着脱可能であり、
    前記フィルムの切断装置は、回転部材、回転アーム、及びカッターを含み、
    前記回転アームの一端に前記回転部材が、前記回転アームの他端に前記カッターがそれぞれ直接又は間接的に接続されており、
    前記カッターを前記フィルム面に向かって移動させることにより、前記カッターが、前記フィルムの所定位置を突き刺し、
    前記回転部材内部を通り前記フィルム面と略垂直な回転軸を中心として、前記回転部材が回転することにより、前記フィルムを突き刺した前記カッター及び前記回転アームが回転し、前記フィルムを円形に切り抜くことを特徴とする樹脂封止成形品製造装置。
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