JP7259851B2 - スパンボンド不織布 - Google Patents

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Description

本発明は、触り心地に優れ、特に衛生材料用途に好適なスパンボンド不織布に関するものである。
一般に紙おむつや生理用ナプキン等の衛生材料に用いられる不織布は、少ない使用回数で廃棄されるため、広く使用されるためには安価である必要があり、生産性の高さが強く求められてきた。そのため、生産性に優れたウェブの形成方法であるスパンボンド法と、同じく生産性に優れた繊維同士の接着方法であるエンボス法を組み合わせて製造される、スパンボンド不織布が広く用いられている。
一方、衛生材料は乳児などの繊細な肌に直接触れることが多いことから、優れた触り心地を強く要求されており、例えば一般的な織編物を用いた肌着のような触り心地が求められているが、そのような触り心地のスパンボンド不織布は実現できておらず、触り心地向上のために、種々の検討が行われている。
例えば、特許文献1には脂肪酸アミド化合物を添加したポリオレフィン繊維からなるスパンボンド不織布が提案されている。
日本国特開2018-119247号公報
特許文献1で開示されている技術によると、脂肪酸アミド化合物が滑剤として原料ポリマーを柔軟にするため、スパンボンド不織布の剛軟度を小さく(柔軟に)することができる。しかし、本発明者らによるパネルテストの結果、好ましい触り心地とは、単純に剛軟度が低いことを指すわけではなく、手に良く馴染む触り心地も、特に心地良いと感じることが分かってきた。そこで本発明の目的は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、手に良く馴染む触り心地(以下、優れたソフト感と呼称する)を有するスパンボンド不織布を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するべく鋭意検討を重ねた結果、特定の曲げ戻り性を有し、かつ、特定の引張弾性率を有している場合に特に心地良いと感じる触り心地が得られることを見出し、これらの物性値を制御することで手に良く馴染む、優れたソフト感が得られるという知見を得た。
本発明は、これら知見に基づいて完成に至ったものであり、本発明によれば、以下の発明が提供される。
本発明の実施形態に係るスパンボンド不織布は、熱可塑性樹脂からなる繊維で構成されたスパンボンド不織布であって、前記スパンボンド不織布の曲げ戻り性が0.2cm-1以上1.0cm-1以下であり、かつ、前記スパンボンド不織布の引張弾性率が5MPa以上100MPa以下である。
本発明のスパンボンド不織布の好ましい態様によれば、前記のスパンボンド不織布の曲げ剛性が10μN・cm/cm以上300μN・cm/cm以下である。
本発明のスパンボンド不織布の好ましい態様によれば、前記のスパンボンド不織布の見掛け密度が0.01g/cm以上0.30g/cm以下である。
本発明によれば、優れたソフト感を有するスパンボンド不織布を得ることができる。特に、本発明のスパンボンド不織布は、手に良く馴染む、優れたソフト感を有するという特徴から、高い生産性と触り心地の両立を強く求められる紙おむつや生理用ナプキン等の衛生材料に対し、好適に用いることができる。
本発明のスパンボンド不織布は、熱可塑性樹脂からなる繊維で構成されたスパンボンド不織布であって、曲げ戻り性が0.2cm-1以上1.0cm-1以下であり、かつ、引張弾性率が5MPa以上100MPa以下である。以下に、この詳細について説明する。
[熱可塑性樹脂]
本発明のスパンボンド不織布に用いられる熱可塑性樹脂は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリヘキサメチレンテレフタレート等の芳香族ポリエステル系ポリマーおよびその共重合体、ポリ乳酸、ポリエチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネートアジペート、ポリヒドロキシブチレート-ポリヒドロキシバリレート共重合体、ポリカプロラクトン等の脂肪族ポリエステル系ポリマーおよびその共重合体、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド610、ポリアミド10、ポリアミド12、ポリアミド6-12等の脂肪族ポリアミド系ポリマーおよびその共重合体、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリブテン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィン系ポリマーおよびその共重合体、エチレン単位を25モル%から70モル%含有する水不溶性のエチレン-ビニルアルコール共重合体系ポリマー、ポリスチレン系、ポリジエン系、塩素系、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリアミド系、フッ素系のエラストマー系ポリマー等の中から少なくとも一種類を選んで用いることができる。
ここで、ポリオレフィン系樹脂に滑剤を添加したポリマーは、低い曲げ剛性と、低い曲げ戻り性、適度な引張弾性率を同時に得やすい点で好ましい態様である。このようなポリマーの例として、脂肪酸アミド化合物を添加したポリプロピレンを挙げることができる。
脂肪酸アミド化合物としては、脂肪酸モノアミド化合物、脂肪酸ジアミド化合物、飽和脂肪酸モノアミド化合物、不飽和脂肪酸ジアミド化合物が挙げられる。具体的には、ラウリン酸アミド、ミリスチン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド、ベヘン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、モンタン酸アミド、N,N’-メチレン-ビス-ラウリン酸アミド、N,N’-メチレン-ビス-ミリスチン酸アミド、N,N’-メチレン-ビス-パルミチン酸アミド、N,N’-メチレン-ビス-ベヘン酸アミド、N,N’-メチレン-ビス-オレイン酸アミド、N,N’-メチレン-ビス-エルカ酸アミド、N,N’-エチレン-ビス-オレイン酸アミド、N,N’-エチレン-ビス-エルカ酸アミドなどが挙げられ、これらを複数種を組み合わせて用いることも好ましい態様である。
また、ポリエステル系ポリマーを共重合または他ポリマーとのブレンドによって柔軟化したポリマーは、低い曲げ剛性と、低い曲げ戻り性を両立しやすい点で好ましい。このようなポリマーの例として、特に、ポリエステル系樹脂にポリエチレングリコールを共重合するか、ポリマーブレンドしたものは、ポリエチレングリコールの分子量や共重合比率によって低い曲げ剛性と、低い曲げ戻り性、適度な引張弾性率を同時に得やすい点で、特に好ましい態様である。
また、これら熱可塑性樹脂には、本発明の効果を損なわない範囲で、酸化防止剤、耐候安定剤、耐光安定剤、帯電防止剤、紡曇剤、ブロッキング防止剤、核剤、および顔料等の添加物、あるいは他の重合体を必要に応じて添加することができる。
[繊維]
本発明のスパンボンド不織布を構成する繊維は、単繊維繊維径が5μm以上30μm以下であることが好ましい。単繊維繊維径が30μm以下であることによって、高い均一性と柔軟性が得られ、5μm以上であることによって、しっかりとした触り心地が得られるためである。この単繊維繊維径は、25μm以下がより好ましく、20μm以下がさらに好ましい。また、7μm以上がより好ましく、9μm以上がさらに好ましい。
なお、本発明でいう単繊維繊維径とは、マイクロスコープで500~1000倍の表面写真を撮影し、ランダムに選択した計100本の繊維の幅を測定し、算術平均値から単繊維繊維径(μm)を算出した値である。
[スパンボンド不織布]
本発明のスパンボンド不織布は、曲げ戻り性が0.2cm-1以上1.0cm-1以下である。曲げ戻り性が1.0cm-1以下であることによって、曲げ戻し時に手にフィットする感触が得られ、0.2cm-1以上であることによって、適度な戻り難さが得られ、自然な風合いになるためである。この曲げ戻り性は、0.8cm-1以下が好ましく、0.6cm-1以下がさらに好ましい。また、0.3cm-1以上が好ましく、0.4cm-1以上がより好ましい。
曲げ戻り性は、前記の熱可塑性樹脂、添加物、繊維径、および/または、後述する紡糸速度、目付、見掛け密度、ボンディングの方法等によって制御することができる。
本発明でいうスパンボンド不織布の曲げ戻り性とは、曲げ試験機(例えば「KES-FB2」、カトーテック社製)により、直交する2つの方向の曲げ剛性(B)と曲げヒステリシス(2HB)を測定し、以下の式により求めた値である。
・曲げ剛性=(方向1のB+方向2のB)/2
・曲げヒステリシス=(方向1の2HB+方向2の2HB)/2
・曲げ戻り性=曲げヒステリシス/曲げ剛性
本発明のスパンボンド不織布は、曲げ剛性が10μN・cm/cm以上300μN・cm/cm以下であることが好ましい。曲げ剛性が300μN・cm/cm以下であることによって、曲げやすく柔軟な感触が得られ、10μN・cm/cm以上であることによって、適度な曲げ応えが得られるためである。この曲げ剛性は、250μN・cm/cm以下がより好ましく、200μN・cm/cm以下が更に好ましい。また、20μN・cm/cm以上がより好ましく、30μN・cm/cm以上が更に好ましい。曲げ剛性は、前記の熱可塑性樹脂、添加物、繊維径、および/または、後述する紡糸速度、目付、見掛け密度、ボンディングの方法等によって制御することができる。
本発明でいうスパンボンド不織布の曲げ剛性とは、曲げ試験機(例えば、「KES-FB2」、カトーテック社製)により、直交する2つの方向の曲げ剛性(B)を測定し、以下の式により求めた値である。
・曲げ剛性=(方向1のB+方向2のB)/2
本発明のスパンボンド不織布は、引張弾性率が5MPa以上100MPa以下である。引張弾性率が100MPa以下であることによって、変形が容易になるため手に追随する感触が得られ、5MPa以上であることによって、適度な抵抗感が得られるためである。この引張弾性率は、80MPa以下が好ましく、60MPa以下がより好ましく、40MPa以下が更に好ましい。また、7MPa以上が好ましく、9MPa以上がより好ましく、11MPa以上が更に好ましい。引張弾性率は、前記の熱可塑性樹脂、添加物、繊維径、および/または、後述する紡糸速度、目付、見掛け密度、ボンディングの方法等によって制御することができる。
本発明でいうスパンボンド不織布の引張弾性率とは、JIS L1913:2010「一般不織布試験方法」の「6.3 引張強さ及び伸び率(ISO法)」の「6.3.1 標準時」に準じて実施する、つかみ間隔が少なくとも5cmの引張試験により、直交する2つの方向の、引張弾性率の算術平均である。この引張弾性率は、荷重と伸長率によって得られる曲線(応力-歪曲線)を求め、伸長率20%以下の領域で最も大きい(伸長率に対して荷重の増加が大きい)傾きを求め、断面積で除した値のことをいう。なお、本発明の断面積はサンプル幅と、圧縮試験機(例えば「KES-FB3」、カトーテック社製)で測定した0.5g/cmの荷重下における厚み(T)との積である。
本発明のスパンボンド不織布は、単位目付当たりの引張強度が、0.3(N/5cm)/(g/m)以上10(N/5cm)/(g/m)以下であることが好ましい。単位目付当たりの引張強度が、0.3(N/5cm)/(g/m)以上であることによって、紙おむつ等を製造する際の工程通過性や製品としての使用に耐え得るものとなり、10(N/5cm)/(g/m)以下であることによって、柔軟性を兼ね備えられるためである。
この単位目付当たりの引張り強度は、8(N/5cm)/(g/m)以下がより好ましく、6(N/5cm)/(g/m)以下が更に好ましい。また、0.4(N/5cm)/(g/m)以上がより好ましく、0.5(N/5cm)/(g/m)以上が更に好ましい。単位目付当たりの引張強度は、前記の熱可塑性樹脂、添加物、繊維径、および/または、後述する紡糸速度、目付、見掛け密度、ボンディングの方法によって制御することができる。
本発明でいうスパンボンド不織布の引張強度は、JIS L1913:2010「一般不織布試験方法」の「6.3 引張強さ及び伸び率(ISO法)」の「6.3.1 標準時」に準じて実施する、つかみ間隔が少なくとも5cmの引張試験により、直交する2つの方向の、引張強度(サンプルが破断したときの強度)の平均を、目付で除した値である。
本発明のスパンボンド不織布は、少なくとも片面のKES法(Kawabata Evaluation System)による表面粗さSMDが、1.0μm以上2.8μm以下であることが好ましい。表面粗さSMDが1.0μm以上であることによって、スパンボンド不織布が過度に緻密化して風合いが悪化したり、柔軟性が損なわれたりすることを防ぐことができ、2.8μm以下であることによって、表面が滑らかでざらつき感が小さく、肌触りに優れるためである。このSMDは、1.3μm以上がより好ましく、1.6μm以上が更に好ましい。また、2.6μm以下がより好ましく、2.4μm以下が更に好ましい。表面粗さSMDは、前記の繊維径、および/または、後述する見掛け密度、ボンディングの方法によって制御することができる。
本発明でいう表面粗さSMDは表面試験機(例えば、KES-FB4、カトーテック社製)により、直交する2つの方向の表面粗さSMDを測定し、以下の式により求めた値である。
・表面粗さSMD=(方向1の表面粗さSMD+方向2の表面粗さSMD)/2
本発明のスパンボンド不織布のΔMRは、0.5%以上15%以下であることが重要である。本発明者らは鋭意検討の結果、従来は繊維の吸放湿性の指標として用いられるパラメータであるΔMRと、スパンボンド不織布の触感に高い相関があることを見出した。ΔMRを0.5%以上、より好ましくは2%以上とすることで、スパンボンド不織布の表面が適度に吸湿した状態となり、表面に触れた時のしっとり感を持つ良好な触感となる。一方、ΔMRを15%以下、より好ましくは10%以下、さらに好ましくは7%以下とすることで、べたつきのない触感となる。また、ΔMRを前記範囲とした場合、スパンボンド不織布の高速生産に適した滑り性と柔軟性を有することができ、優れた高次加工性を有するスパンボンド不織布となる。
ΔMRは、ポリエステル成分の種類や、含有ポリエチレングリコールの数平均分子量、および共重合量によって調整することができる。本発明におけるΔMRとは、以下の方法で測定、算出される値を指すこととする。
本発明におけるスパンボンド不織布のΔMR(%)とは、以下の方法で測定、算出される値を指すこととする。
(1)測定試料3gを凍結粉砕し、乾燥温度110℃で24時間、真空乾燥してその絶乾質量(W)を測定する。
(2)上記試料を20℃×65%R.H.の状態に調湿された恒温恒湿機中に24時間放置し、平衡状態となった試料の質量(W20)を測定する。
(3)次いで、恒温恒湿機の設定を30℃×90%R.H.に変更し、更に24時間放置後の質量(W30)測定し、次の式に基づき算出する。
・ΔMR=(W30-W20)/W(%)。
本発明のスパンボンド不織布は、厚みが0.05mm以上1.50mm以下であることが好ましい。厚みが0.05mm以上であることによって適度なクッション性が得られ、1.50mm以下であることによって曲げ柔軟性が得られるためである。この厚みは、0.14mm以下がより好ましく、0.13mm以下が更に好ましい。また、0.07mm以上がより好ましく、0.09mm以上が更に好ましい。
本発明におけるスパンボンド不織布の厚みとは、圧縮試験機(KES-FB3、カトーテック社製)で測定した0.5g/cmの荷重での厚み(T)をいう。
本発明のスパンボンド不織布は、目付が10g/m以上100g/m以下であることが好ましい。目付が10g/m以上であることによって、衛生材料用途に適した厚みや、実用に供し得る機械強度が得やすく、100g/m以下であることによって、通気性や柔軟性を得やすいためである。この目付は、80g/m以下がより好ましく、60g/m以下が更に好ましい。
本発明におけるスパンボンド不織布の目付(g/m)とは、JIS L1913:2010の6.2「単位面積当たりの質量」に基づき、20cm×25cmの試験片を、試料の幅1m当たり3枚採取し、標準状態におけるそれぞれの質量(g)を量り、その平均値から算出する1m当たりの質量を指すこととする。
本発明のスパンボンド不織布は、見掛け密度が0.01g/cm以上0.30g/cm以下であることが好ましい。0.01g/cm以上であることで実用に供し得る形態安定性が得やすく、かつ、曲げ戻り率を小さくしやすく、0.30g/cm以下であることで、通気性や柔軟性を得やすいためである。この見掛け密度は0.25g/cm以下がより好ましく、0.20g/cm以下が更に好ましい。また、0.03g/cm以上がより好ましく、0.05g/cm以上が更に好ましい。
本発明でいうスパンボンド不織布の見掛け密度とは、前記の目付を厚みで除した値である。
[スパンボンド不織布の製造方法]
次に、本発明のスパンボンド不織布を製造する好ましい態様を、具体的に説明する。
スパンボンド不織布を製造するためのスパンボンド法は、樹脂を溶融し、紡糸口金から紡糸した後、冷却固化して得られた糸条に対し、エジェクターで牽引し延伸して、移動するネット上に捕集して不織繊維ウェブ化した後、熱接着する工程を要する不織布の製造方法である。
用いられる紡糸口金やエジェクターの形状としては、丸形や矩形等種々のものを採用することができる。なかでも、圧縮エアの使用量が比較的少なく、糸条同士の融着や擦過が起こりにくいという観点から、矩形口金と矩形エジェクターの組み合わせを用いることが好ましい態様である。
本発明において、原料ポリマーを必要に応じて真空乾燥した後、溶融し紡糸する。紡糸温度は、ポリオレフィン系では、200℃以上270℃以下、ポリエステル系では240℃以上320℃以下とすることが好ましい。紡糸温度を上記範囲内とすることにより、安定した溶融状態とし、優れた紡糸安定性を得ることができるためである。
原料である熱可塑性樹脂を、押出機において溶融し計量して、紡糸口金へと供給し、長繊維として紡出する。このとき、原料ポリマーを2成分以上選び、チップブレンドや異なる押出機から供給して紡糸時に複合繊維にすることも、好ましい態様である。
紡出された長繊維の糸条は、次に冷却されるが、紡出された糸条を冷却する方法としては、例えば、冷風を強制的に糸条に吹き付ける方法、糸条周りの雰囲気温度で自然冷却する方法、および紡糸口金とエジェクター間の距離を調整する方法等が挙げられ、またはこれらの方法を組み合わせる方法を採用することができる。また、冷却条件は、紡糸口金の単孔あたりの吐出量、紡糸する温度および雰囲気温度等を考慮して適宜調整して採用することができる。
次に、冷却固化された糸条は、エジェクターから噴射される圧縮エアによって牽引され、延伸される。
紡糸速度は、2000m/分以上である。より好ましくは3000m/分以上であり、より好ましくは4000m/分以上である。紡糸速度を2000m/分以上とすることにより、高い生産性を有することになり、また繊維の配向結晶化が進み高い強度の長繊維を得ることができる。本発明における紡糸速度とは、前記単繊維繊維径と、原料ポリマーの固形密度から長さ10000m当たりの質量を単繊維繊度として、小数点以下第二位を四捨五入して算出した値である単繊維繊度と、各条件で設定した紡糸口金単孔から吐出される樹脂の吐出量(以下、単孔吐出量と呼称する)から、次の式で算出した値である。
・紡糸速度=(10000×単孔吐出量)/単繊維繊度
続いて、得られた長繊維を、移動するネット上に捕集して不織繊維ウェブ化する。本発明においては、高い紡糸速度で延伸するため、エジェクターから出た繊維は、高速の気流で制御された状態でネットに捕集されることとなり、繊維の絡みが少なく均一性の高い不織布を得ることができる。このような不織布は、1枚のウェブだけでスパンボンド不織布とすることもできるが、複数の紡糸設備を工程方向に並べて複数のウェブを重ねることも生産性を高めることができる点で好ましい態様である。また、このときウェブごとに原料や工程条件を変えることができる。さらに、メルトブロー不織布を積層することも好ましい態様の一つである。本発明において、これらの積層体もまとめて不織布繊維ウェブと呼称する。
続いて、得られた不織繊維ウェブを、熱接着により一体化することにより、意図するスパンボンド不織布を得ることができる。
上記の不織繊維ウェブを熱接着により一体化する方法としては、上下一対のロール表面にそれぞれ彫刻(凹凸部)が施された熱エンボスロール、片方のロール表面がフラット(平滑)なロールと他方のロール表面に彫刻(凹凸部)が施されたロールとの組み合わせからなる熱エンボスロール、および上下一対のフラット(平滑)ロールの組み合わせからなる熱カレンダーロールなど各種ロールにより、熱接着する方法が挙げられる。
熱接着時のエンボス接着面積率は、5%以上30%以下であることが好ましい。接着面積を好ましくは5%以上、より好ましくは10%以上とすることにより、スパンボンド不織布として実用に供し得る強度を得ることができる。一方、接着面積を好ましくは30%以下、より好ましくは20%以下とすることにより、特に衛生材料用のスパンボンド不織布として用いる場合に、十分な柔軟性を得ることができる。
ここでいう接着面積とは、一対の凹凸を有するロールにより熱接着する場合は、上側ロールの凸部と下側ロールの凸部とが重なって不織繊維ウェブに当接する部分の不織布全体に占める割合のことを言う。また、凹凸を有するロールとフラットロールにより熱接着する場合は、凹凸を有するロールの凸部が不織繊維ウェブに当接する部分の不織布全体に占める割合のことを言う。
熱エンボスロールに施される彫刻の形状としては、円形、楕円形、正方形、長方形、平行四辺形、ひし形、正六角形および正八角形などを用いることができる。
熱接着時の熱エンボスロールの線圧は、5N/cm以上70N/cm以下であることが好ましい。ロールの線圧を好ましくは5N/cm以上、より好ましくは10N/cm以上、さらに好ましくは20N/cm以上とすることにより、十分に熱接着させ不織布として実用に供しうる強度を得ることができる。一方、ロールの線圧を好ましくは70N/cm以下、より好ましくは60N/cm以下、さらに好ましくは50N/cm以下とすることにより、特に衛生材料用の不織布として用いる場合に、十分な柔軟性を得ることができる。
次に、実施例に基づき本発明を具体的に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。なお、各物性の測定において、特段の記載がないものは、前記の方法に基づいて測定を行ったものである。ただし、本発明はこれらの実施例の記載のみに限定されるものではない。
(1)単繊維繊維径(μm):
日立ハイテクノロジーズ社製「S-5500」を測定に用いた。
(2)目付
JIS L1913:2010の6.2「単位面積当たりの質量」に基づき、20cm×25cmの試験片を、試料の幅1m当たり3枚採取し、標準状態におけるそれぞれの質量(g)を量り、その平均値から算出する1m当たりの質量を目付(g/m)とした。
(3)厚みT(mm)
圧縮試験機として、カトーテック社製「KES-FB3」を測定に用いた。
(4)見かけ密度
上記で測定した、目付を厚みで除した値を見かけ密度(g/m)とした。
(5)曲げ剛性(μN・cm/cm)、曲げ戻り性(cm-1
曲げ試験機として、カトーテック社製「KES-FB2」を測定に用いた。
(6)引張弾性率(MPa)
引張試験機として、島津製作所社製「AGS1KNX」を測定に用いた。なお、サンプルの厚みT(mm)の測定は、前記(3)と同じ装置を用いた。
(7)ソフト感(級)
任意に選定した10名がスパンボンド不織布を手で触り、それぞれのスパンボンド不織布に対して、下の基準に従って評価した。各不織布について評価結果の平均点をその不織布のソフト感とした。
・5:非常に快適で、非常に好きなソフト感である
・4:やや快適で、やや好きなソフト感である
・3:不快ではないが快適でもなく、嫌いではないが好きでもないソフト感である
・2:やや不快で、やや嫌いなソフト感である
・1:非常に不快で、非常に嫌いなソフト感である
(実施例1)
熱可塑性樹脂として、含有ポリエチレングリコールの数平均分子量が5500で、共重合量が8重量%の、共重合ポリエチレンテレフタレートを用いた(後に示す表1において、「PET-PEG」と表記する)。まず、この熱可塑性樹脂を押出機で溶融し、紡糸温度が290℃で、孔径φが0.30mmの矩形口金から、単孔吐出量が0.4g/分で紡出した。紡出した糸条を、冷却固化した後、矩形エジェクターにおいてエジェクターでの圧力を0.10MPaとした圧縮エアによって、牽引・延伸し、移動するネット上に捕集して共重合ポリエステル長繊維からなる不織繊維ウェブを得た。続いて、得られた不織繊維ウェブを上ロール・下ロールで構成される上下一対の熱エンボスロールで熱接着した。このとき、上ロールには、金属製で水玉柄の彫刻が0.5mmの深さでなされた、接着面積率16%のエンボスロールを用いた。また、下ロールには、金属製フラットロールで構成される上下一対の熱エンボスロールを用いた。また、熱エンボスロールの線圧は50N/cm、熱接着温度は230℃とした。得られたスパンボンド不織布の評価結果を表1に示す。
(実施例2)
ネットの移動速度を上げて、スパンボンド不織布の目付を27g/mから15g/mへ小さくした以外は、実施例1と同様にしてスパンボンド不織布を得た。得られたスパンボンド不織布の評価結果を表1に示す。
(実施例3)
熱エンボスロールの上ロールの彫刻深さを0.5mmから0.2mmにした以外は実施例1と同様にしてスパンボンド不織布を得た。得られたスパンボンド不織布の評価結果を表1に示す。
(実施例4)
熱エンボスロールの上ロールの彫刻を水玉柄、彫刻深さ0.5mm、接着面積率16%のものから、10mm角(1辺が10mmの正方形)の斜格子柄、深さを1mm、接着面積率が10%のものにした以外は、実施例1と同様にしてスパンボンド不織布を得た。得られたスパンボンド不織布の評価結果を表1に示す。
(実施例5)
熱可塑性樹脂として、滑剤として炭素数38のエチレンビスステアリン酸アミド0.5質量%を添加したポリプロピレンを用いた(後に示す表1において、「PP-EBA」と表記する)。まず、この熱可塑性樹脂を押出機で溶融し、紡糸温度が230℃で、孔径φが0.30mmの矩形口金から、単孔吐出量が0.4g/分で紡出した。紡出した糸条を、冷却固化した後、矩形エジェクターにおいてエジェクターでの圧力を0.10MPaとした圧縮エアによって、牽引・延伸し、移動するネット上に捕集して共重合ポリエステル長繊維からなる不織繊維ウェブを得た。続いて、得られた不織繊維ウェブを上ロール・下ロールで構成される上下一対の熱エンボスロールで熱接着した。このとき、上ロールには、金属製で水玉柄の彫刻が0.5mmの深さでなされた、接着面積率16%のエンボスロールを用いた。また、下ロールには、金属製フラットロールで構成される上下一対の熱エンボスロールを用いた。また、熱エンボスロールの線圧は50N/cmで、熱接着温度は130℃とした。得られたスパンボンド不織布の評価結果を表1に示す。
(実施例6)
熱可塑性樹脂として、ポリエチレングリコールを共重合していないポリエチレンテレフタレート(後に示す表1において、「PET」と表記する)に変更した以外は実施例1と同様にしてスパンボンド不織布を得た。得られたスパンボンド不織布の評価結果を表1に示す。
(比較例1)
熱可塑性樹脂として、エチレンビスステアリン酸アミドを添加していないポリプロピレン(後に示す表1において、「PP」と表記する)に変更した以外は実施例5と同様にしてスパンボンド不織布を得た。得られたスパンボンド不織布の評価結果を表1に示す。
(比較例2)
単孔吐出量を0.4g/分から0.2g/分とし、圧縮エアのエジェクターにおける圧力を0.10MPaから0.05MPaに変更した以外は実施例1と同様にしてスパンボンド不織布を得た。得られたスパンボンド不織布の評価結果を表1に示す。
Figure 0007259851000001
表1に示すとおり、実施例1~6は、官能評価の結果が3.5~4.5であり、ソフト感に優れる結果であった。
一方、比較例1および2に示すように、スパンボンド不織布の曲げ戻り性が大きすぎるものや引張弾性率が低すぎるものは、官能評価の結果も3以下と、ソフト感に劣ることを示す結果だった。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態に制限されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない範囲において、上述した実施の形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
なお、本出願は、2018年9月28日出願の日本特許出願(特願2018-183754)に基づくものであり、その内容は本出願の中に参照として援用される。
本発明によれば、手に良く馴染む触り心地(優れたソフト感)を有するスパンボンド不織布を提供する。

Claims (2)

  1. 熱可塑性樹脂からなる繊維で構成されたスパンボンド不織布であって、前記熱可塑性樹脂がポリエチレンテレフタレート、ポリエチレングリコールが共重合されてなるポリエチレンテレフタレート、エチレンビスステアリン酸アミドが添加されてなるポリプロピレンのいずれかであり、前記スパンボンド不織布の下記で規定する曲げ戻り性が0.2cm-1以上1.0cm-1以下であり、前記スパンボンド不織布の下記で規定する曲げ剛性が10μN・cm /cm以上300μN・cm /cm以下であり、かつ、前記スパンボンド不織布の引張弾性率が5MPa以上100MPa以下である、スパンボンド不織布。
    曲げ剛性:曲げ試験機としてカトーテック社製「KES-FB2」を用い、直交する2つの方向の曲げ剛性(B)を測定し、以下の式により求めた値。
    曲げ戻り性:曲げ試験機としてカトーテック社製「KES-FB2」を用い、直交する2つの方向の曲げ剛性(B)と曲げヒステリシス(2HB)を測定し、以下の式により求めた値。
    ・曲げ剛性=(方向1のB+方向2のB)/2
    ・曲げヒステリシス=(方向1の2HB+方向2の2HB)/2
    ・曲げ戻り性=曲げヒステリシス/曲げ剛性
  2. 前記スパンボンド不織布の見掛け密度が0.01g/cm以上0.30g/cm以下である、請求項に記載のスパンボンド不織布。
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