JP2023178500A - スパンボンド不織布、衛生材料、及びスパンボンド不織布の製造方法 - Google Patents

スパンボンド不織布、衛生材料、及びスパンボンド不織布の製造方法 Download PDF

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義高 荒西
Yoshitaka Aranishi
健太郎 梶原
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Abstract

【課題】柔軟性と優れた触感とを有するスパンボンド不織布を提供する。【解決手段】本発明の不織布は、ポリエステル系樹脂にポリエチレングリコールを5重量%以上40重量%以下共重合した共重合ポリエステル系樹脂からなる単成分繊維で構成されたスパンボンド不織布であって、前記スパンボンド不織布のΔMRが0.5%以上15%以下であることを特徴とするスパンボンド不織布である。【選択図】なし

Description

本発明は、柔軟で触感に優れるスパンボンド不織布に関するものである。
一般に紙おむつや生理用ナプキン等の衛材用不織布には、着用時の肌触りのため、優れた風合いおよび柔軟性が求められている。
スパンボンド不織布等の長繊維不織布は、その強度、通気性および剛軟度等の特性や生産性の高さから、様々な用途に用いられている。その原料としては、ポリエステル系やポリオレフィン系等様々な樹脂が用いられる中、共重合ポリエステル系樹脂がスパンボンド不織布への利用が検討されるようになった。
例えば、ポリアルキレングリコールを共重合した熱可塑吸水性樹脂を含む繊維から構成される不織布が提案されている(特許文献1参照)。
また、ポリアルキレングリコールと芳香族ポリエステルの共重合ポリエステル系樹脂を鞘成分、ポリエステル系樹脂を芯成分とした芯鞘繊維からなる不織布が提案されている(特許文献2参照)。
日本国特開2006-299424号公報 日本国特開2003-336156号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術において、明細書で例示されるような共重合ポリエステル系樹脂はポリテトラメチレンテレフタラートにポリエチレングリコールを45質量%共重合させた樹脂を用いた場合、該樹脂を含む繊維は吸水性が高すぎるため不織布としたときにべたつきのある触感となり、風合いに劣るという課題がある。
また、特許文献2に開示された技術においては、該技術は芯部に剛直なポリエステル樹脂を用いているため繊維の曲げ剛性が高く、スパンボンド不織布としたときの柔軟性に劣るという課題がある。
そこで本発明の目的は、上記の課題に鑑み、柔軟性と優れた触感とを有するスパンボンド不織布を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するべく鋭意検討を重ねた結果、ポリエチレングリコールを特定の量、共重合させてなる共重合ポリエステル系樹脂において、柔軟性と触感を大きく向上できるという知見を得た。
本発明は、これら知見に基づいて完成に至ったものであり、本発明によれば、以下の発明が提供される。
本発明のスパンボンド不織布は、ポリエステル系樹脂にポリエチレングリコールを5重量%以上40重量%以下共重合した共重合ポリエステル系樹脂からなる単成分繊維で構成されたスパンボンド不織布であって、前記スパンボンド不織布のΔMRが0.5%以上15%以下である。
本発明の好ましい態様によれば、前記のポリエステル系樹脂がポリエチレンテレフタラートである。
本発明によれば、柔軟性をより向上させることができ、べたつきの少ないなめらかで優れた触感を有するスパンボンド不織布を得ることができる。さらに繊維の強度が高まるためシート加工性に優れ、生産性を向上させることができる。
本発明の不織布は、ポリエステル系樹脂にポリエチレングリコールを5重量%以上40重量%以下共重合した共重合ポリエステル系樹脂からなる単成分繊維で構成されたスパンボンド不織布であって、前記スパンボンド不織布のΔMRが0.5%以上15%以下であることを特徴とするスパンボンド不織布である。
本発明で用いられるポリエステル系樹脂としては、ポリエチレンテレフタラート、ポリプロピレンテレフタラート、ポリブチレンテレフタラート、ポリ乳酸などが挙げられるが、特にポリエチレンテレフタラートであることが好ましい態様である。ポリエチレンテレフタラートを用いることで優れた柔軟性と触感を有し、また高い紡糸速度で延伸することができるため配向結晶化が進みやすく機械強度を併せ持つ繊維とすることができる。
本発明で用いられる共重合ポリエステル系樹脂の含有ポリエチレングリコールの数平均分子量は、4000以上20000以下であることが好ましい。ポリエチレングリコールの数平均分子量を4000以上、より好ましくは5000以上とすることで共重合ポリエステル系樹脂に吸湿性を付与することができ、良好な触感の不織布を得ることができる。またポリエチレングリコールの数平均分子量を20000以下、より好ましくは10000以下とすることで、共重合ポリエステル系樹脂としたときに優れた製糸性を有するために欠点の少ないスパンボンド不織布となる。本発明における共重合ポリエステル樹脂の含有ポリエチレングリコールの数平均分子量とは、以下の方法で測定、算出される値を指すこととする。
(1)共重合ポリエステル系樹脂約0.05gを採取する。
(2)これに28%アンモニア水1mLを加え、120℃で5時間加熱し試料を溶解させる。
(3)放冷後、精製水1mL、6mol/L塩酸1.5mLを加え、精製水で5mL定容する。
(4)遠心分離器にかけ、メッシュ孔径0.45μmのフィルターにて濾過する。
(5)濾過液をGPCにて分子量分布測定を行う。
(6)既知の分子量の標準試料を用いて作成した分子量の検量線を用いて、ポリエチレングリコールの数平均分子量を算出する。
(7)また、ポリエチレングリコール水溶液にて作成した溶液濃度の検量線を用いてポリエチレングリコールを定量し、共重合ポリマー中のポリエチレングリコールの共重合量を算出する。
本発明で用いられる共重合ポリエステル系樹脂の含有ポリエチレングリコールの共重合量は、5重量%以上40重量%以下であることを特徴としている。ポリエチレングリコールの共重合量を5重量%以上、より好ましくは7重量%以上とすることにより優れた柔軟性と触感を有する不織布を得ることができる。また、ポリエチレングリコールの共重合量を40重量%以下、より好ましくは20重量%以下とすることにより、実用に耐え得る耐熱性と高い機械強度の繊維とすることができる。本発明における共重合ポリエステル樹脂の含有ポリエチレングリコールの共重合量とは、実施例に記載の方法により測定された値を指す。
本発明で用いられる共重合ポリエステル系樹脂には、本発明の効果を損なわない範囲で、着色のための顔料、酸化防止剤、ポリエチレンワックス等の滑剤、および耐熱安定剤等を添加することができる。
本発明で用いられる共重合ポリエステル系樹脂の融点は、200℃以上300℃以下であることが好ましく、より好ましくは220℃以上280℃以下である。融点を好ましくは200℃以上、より好ましくは220℃以上とすることにより、実用に耐え得る耐熱性が得られやすくなる。また、融点を好ましくは300℃以下、より好ましくは280℃以下とすることにより、口金から吐出された糸条を冷却し易くなり、繊維同士の融着を抑制し、得られるスパンボンド不織布は欠点の少ないものとなる。本発明における共重合ポリエステル系樹脂の融点とは、示差走査熱量計で窒素下、昇温速度16℃/分の条件で測定を行い、得られた吸熱ピークのピークトップ温度より求めた値を指す。
本発明の共重合ポリエステルの製造方法は、公知のエステル交換法やエステル化法等の重合方法によって製造される。エステル交換法ではテレフタル酸のエステル形成誘導体とエチレングリコールを反応容器内に仕込み、エステル交換触媒の存在下150℃以上250℃以下の範囲で反応させた後、安定剤、重縮合触媒等を添加し、500Pa以下の減圧下で250℃以上300℃以下の範囲で加熱し、3時間以上5時間以下反応させることによって得ることができる。
また、エステル化法ではテレフタル酸、エチレングリコールを反応容器に仕込み窒素加圧下150℃以上270℃以下でエステル化反応を行い、エステル化反応終了後、安定剤、重縮合触媒等を添加し500Pa以下の減圧下で250℃以上300℃以下の範囲で加熱し、3時間以上5時間以下反応させることによって得ることができる。
本発明の共重合ポリエステルの製造方法においてポリエチレングリコールの添加時期は特に限定されず、エステル化反応やエステル交換反応前に他の原料とともに添加してもよく、また、エステル化反応やエステル交換反応が終了後、重縮合反応が始まる前までに添加すればよい。
本発明の共重合ポリエステルの製造方法ではエステル交換触媒として、酢酸亜鉛、酢酸マンガン、酢酸マグネシウム、チタンテトラブトキシド等が挙げられ、重縮合用触媒としては、三酸化アンチモン、二酸化ゲルマニウム、チタンテトラブトキシド等が挙げられる。
本発明のスパンボンド不織布のΔMRは、0.5%以上15%以下であることが重要である。本発明者らは鋭意検討の結果、従来は繊維の吸放湿性の指標として用いられるパラメータであるΔMRと、スパンボンド不織布の触感に高い相関があることを見出した。ΔMRを0.5%以上、より好ましくは2%以上とすることで、スパンボンド不織布の表面が適度に吸湿した状態となり、表面に触れた時のしっとり感を持つ良好な触感となる。一方、ΔMRを15%以下、より好ましくは10%以下、さらに好ましくは7%以下とすることで、べたつきのない触感となる。また、ΔMRを前記範囲とした場合、スパンボンド不織布の高速生産に適した滑り性と柔軟性を有することができ、優れた高次加工性を有するスパンボンド不織布となる。
ΔMRは、ポリエステル成分の種類や、含有ポリエチレングリコールの数平均分子量、および共重合量によって調整することができる。
本発明におけるΔMRとは、以下の方法で測定、算出される値を指すこととする。
(1)測定試料3gを凍結粉砕し、乾燥温度110℃で24時間、真空乾燥してその絶乾質量(W)を測定する。
(2)上記試料を20℃×65%R.H.の状態に調湿された恒温恒湿機中に24時間放置し、平衡状態となった試料の質量(W20)を測定する。
(3)次いで、恒温恒湿機の設定を30℃×90%R.H.に変更し、更に24時間放置後の質量(W30)測定し、次の式に基づき算出する。
・ΔMR=(W30-W20)/W(%)。
本発明のスパンボンド不織布を構成する共重合ポリエステル系繊維は、単成分繊維であることが重要である。該繊維が単成分繊維であることにより、共重合ポリエステル系樹脂の持つ柔軟性が反映されるために柔軟な触感を有したスパンボンド不織布となる。さらに、複合繊維と比較して紡糸性が向上するため、欠点の少ないスパンボンド不織布となる。
本発明のスパンボンド不織布を構成する共重合ポリエステル系繊維の平均単繊維径は、10μm以上16μm以下であることが好ましい。平均単繊維径を10μm以上、より好ましくは11μm以上とすることで、後加工時の加工性を向上させることができ、欠点数を減少させることができる。一方、平均単繊維径を16μm以下、より好ましくは15μm以下にすることにより、共重合ポリエステル系繊維から得られるスパンボンド不織布の表面に触れたときの触感が滑らかとなる。加えて、平均単繊維径が細いことによる断面2次モーメントの低下も発現することにより、柔軟性がさらに向上する。一方、平均単繊維径が10μm未満の場合には、後加工時の加工性が低下するため欠点数が多くなる。本発明における共重合ポリエステル系繊維の平均単繊維径とは、エジェクターで牽引し、延伸した後、ネット上に捕集した不織ウェブからランダムに小片サンプル10個を採取し、マイクロスコープで500~1000倍の表面写真を撮影し、各サンプルから10本ずつ、計100本の繊維の幅を測定し、算術平均値から算出される値(μm)を指すこととする。
本発明のスパンボンド不織布は、曲げ戻り性が0.2cm-1以上1.0cm-1以下であることが好ましい。曲げ戻り性が1.0cm-1以下であることによって、曲げ戻し時に手にフィットする感触が得られ、0.2cm-1以上であることによって、適度な戻り難さが得られ、自然な風合いになるためである。この曲げ戻り性は、0.8cm-1以下がより好ましく、0.6cm-1以下がさらに好ましい。また、0.3cm-1以上がより好ましく、0.4cm-1以上がより好ましい。
曲げ戻り性は、前記の熱可塑性樹脂、添加物、繊維径、および/または、後述する紡糸速度、目付、見掛け密度、ボンディングの方法によって制御することができる。
本発明でいうスパンボンド不織布の曲げ戻り性とは、曲げ試験機(例えば「KES-FB2」、カトーテック社製)により、直交する2つの方向の曲げ剛性(B)と曲げヒステリシス(2HB)を測定し、以下の式により求めた値である。
・曲げ剛性=(方向1のB+方向2のB)/2
・曲げヒステリシス=(方向1の2HB+方向2の2HB)/2
・曲げ戻り性=曲げヒステリシス/曲げ剛性
本発明のスパンボンド不織布は、曲げ剛性が10μN・cm/cm以上300μN・cm/cm以下であることが好ましい。曲げ剛性が300μN・cm/cm以下であることによって、曲げやすく柔軟な感触が得られ、10μN・cm/cm以上であることによって、適度な曲げ応えが得られるためである。この曲げ剛性は、250μN・cm/cm以下がより好ましく、200μN・cm/cm以下が更に好ましい。また、20μN・cm/cm以上がより好ましく、30μN・cm/cm以上が更に好ましい。曲げ剛性は、前記の熱可塑性樹脂、添加物、繊維径、および/または、後述する紡糸速度、目付、見掛け密度、ボンディングの方法によって制御することができる。
本発明でいうスパンボンド不織布の曲げ剛性とは、曲げ試験機(例えば、「KES-FB2」、カトーテック社製)により、直交する2つの方向の曲げ剛性(B)を測定し、以下の式により求めた値である。
・曲げ剛性=(方向1のB+方向2のB)/2
本発明のスパンボンド不織布は、引張弾性率が5MPa以上100MPa以下であることが好ましい。引張弾性率が100MPa以下であることによって、変形が容易になるため手に追随する感触が得られ、5MPa以上であることによって、適度な抵抗感が得られるためである。この引張弾性率は、80MPa以下がより好ましく、60MPa以下がよりさらに好ましい。また、7MPa以上がより好ましく、9MPa以上がよりさらに好ましい。引張弾性率は、前記の熱可塑性樹脂、添加物、繊維径、および/または、後述する紡糸速度、目付、見掛け密度、ボンディングの方法によって制御することができる。
本発明でいうスパンボンド不織布の引張弾性率とは、JIS L1913:2010「一般不織布試験方法」の「6.3 引張強さ及び伸び率(ISO法)」の「6.3.1 標準時」に準じて実施する、つかみ間隔が少なくとも5cmの引張試験により、直交する2つの方向の、引張弾性率の算術平均である。この引張弾性率は、荷重と伸長率によって得られる曲線(応力-歪曲線)を求め、伸長率20%以下の領域で最も大きい(伸長率に対して荷重の増加が大きい)傾きを求め、断面積で除した値のことをいう。なお、本発明の断面積はサンプル幅と、圧縮試験機(例えば「KES-FB3」、カトーテック社製)で測定した0.5g/cmの荷重下における厚み(T)との積である。
本発明のスパンボンド不織布は、単位目付当たりの引張強度が、0.3(N/5cm)/(g/m)以上10(N/5cm)/(g/m)以下であることが好ましい。単位目付当たりの引張強度が、0.3(N/5cm)/(g/m)以上であることによって、紙おむつ等を製造する際の工程通過性や製品としての使用に耐え得るものとなり、10(N/5cm)/(g/m)以下であることによって、柔軟性を兼ね備えられるためである。この単位目付当たりの引張り強度は、8(N/5cm)/(g/m)以下がより好ましく、6(N/5cm)/(g/m)以下が更に好ましい。また、0.4(N/5cm)/(g/m)以上がより好ましく、0.5(N/5cm)/(g/m)以上が更に好ましい。単位目付当たりの引張強度は、前記の熱可塑性樹脂、添加物、繊維径、および/または、後述する紡糸速度、目付、見掛け密度、ボンディングの方法によって制御することができる。
本発明でいうスパンボンド不織布の引張強度は、JIS L1913:2010「一般不織布試験方法」の「6.3 引張強さ及び伸び率(ISO法)」の「6.3.1 標準時」に準じて実施する、つかみ間隔が少なくとも5cmの引張試験により、直交する2つの方向の、引張強度(サンプルが破断したときの強度)の平均を、目付で除した値である。
本発明のスパンボンド不織布の剛軟度は、70mm以下であることが好ましい態様である。剛軟度を好ましくは70mm以下、より好ましくは67mm以下、さらに好ましくは64mm以下とすることにより、特に、衛生材料用の不織布として用いる場合に、十分な柔軟性を得ることができる。また、剛軟度の下限については、あまりに低い剛軟度とすると不織布の取り扱い性に劣る場合があるため、10mm以上であることが好ましい。剛軟度は、樹脂、目付、平均単繊維径およびエンボスロール(圧着率、温度および線圧)によって調整することができる。本発明における剛軟度は、JIS L1913:2010「一般不織布試験方法」の「6.7 剛軟度」の「6.7.3 41.5°カンチレバー法」に準拠して、算出される。算出方法としては、まず幅25mm×150mmの試験片を5枚採取し、45°の斜面をもつ水平台の上に試験片の短辺をスケール基線に合わせて置く。次に手動により試験片を斜面の方向に滑らせて、試験片の一端の中央点が斜面と接したとき、他端の位置の移動長さをスケールによって読む。試験片5枚の裏表について測定し、算出される平均値が本発明における剛軟度である。
本発明のスパンボンド不織布の目付は、5g/m以上50g/m以下とすることが好ましく、10g/m以上30g/m以下とすることがより好ましい態様である。目付が前記の範囲であることにより、スパンボンド不織布の柔軟性を好適に発現させることができる。本発明における目付とは、JIS L1913:2010「一般不織布試験方法」の「6.2 単位面積当たりの質量」に基づき、20cm×25cmの試験片を、試料の幅1m当たり3枚採取し、標準状態におけるそれぞれの質量(g)を量り、その算術平均値を1m当たりの質量(g/m)で表される値を指すこととする。
本発明のスパンボンド不織布は、見掛け密度が0.01g/cm以上0.30g/cm以下であることが好ましい。0.01g/cm以上であることで実用に供し得る形態安定性が得やすく、かつ、曲げ戻り率を小さくしやすく、0.30g/cm以下であることで、通気性や柔軟性を得やすいためである。この見掛け密度は0.25g/cm以下がより好ましく、0.20g/cm以下が更に好ましい。また、0.03g/cm以上がより好ましく、0.05g/cm以上が更に好ましい。
本発明でいうスパンボンド不織布の見掛け密度とは、前記の目付を厚みで除した値である。
本発明のスパンボンド不織布は、医療衛生材料、生活資材、および工業資材等に幅広く用いることができるが、柔軟性に優れ、触感が良好であり、さらに製品欠点も少ないため加工性が良好であることから、特に衛生材料に好適に用いることができる。具体的には、使い捨ておむつ、生理用品、および湿布材の基布等である。
次に、本発明のスパンボンド不織布の製造方法について、具体例に説明する。
スパンボンド不織布を製造するためのスパンボンド法は、樹脂を溶融し、紡糸口金から紡糸した後、冷却固化して得られた糸条に対し、エジェクターで牽引し延伸して、移動するネット上に捕集して不織繊維ウェブ化した後、熱接着する工程を要する製造方法である。
用いられる紡糸口金やエジェクターの形状としては、丸形や矩形等種々のものを採用することができる。なかでも、圧縮エアの使用量が比較的少なく、糸条同士の融着や擦過が起こりにくいという観点から、矩形口金と矩形エジェクターの組み合わせを用いることが好ましい態様である。
本発明において、共重合ポリエステル系樹脂を真空乾燥した後、共重合ポリエステル系樹脂を溶融し紡糸する際の紡糸温度は、240℃以上320℃以下であることが好ましく、より好ましくは250℃以上310℃以下であり、さらに好ましくは260℃以上300℃以下である。紡糸温度を上記範囲内とすることにより、安定した溶融状態とし、優れた紡糸安定性を得ることができる。
共重合ポリエステル系樹脂を押出機において溶融し計量して、紡糸口金へと供給し、長繊維として紡出する。
紡出された長繊維の糸条は、次に冷却されるが、紡出された糸条を冷却する方法としては、例えば、冷風を強制的に糸条に吹き付ける方法、糸条周りの雰囲気温度で自然冷却する方法、および紡糸口金とエジェクター間の距離を調整する方法等が挙げられ、またはこれらの方法を組み合わせる方法を採用することができる。また、冷却条件は、紡糸口金の単孔あたりの吐出量、紡糸する温度および雰囲気温度等を考慮して適宜調整して採用することができる。
次に、冷却固化された糸条は、エジェクターから噴射される圧縮エアによって牽引され、延伸される。
紡糸速度は、2000m/分以上であることが好ましく、より好ましくは3000m/分以上であり、さらに好ましくは4000m/分以上である。紡糸速度を2000m/分以上とすることにより、高い生産性を有することになり、また繊維の配向結晶化が進み高い強度の長繊維を得ることができる。
本発明における紡糸速度とは、上記の平均単繊維径と使用する樹脂の固形密度から長さ10000m当たりの質量を単繊維繊度として、小数点以下第二位を四捨五入して算出した。単繊維繊度(dtex)と、各条件で設定した紡糸口金単孔から吐出される樹脂の吐出量(以下、単孔吐出量と略記する。)(g/分)から、次の式に基づき、紡糸速度を算出した。
・紡糸速度=(10000×単孔吐出量)/単繊維繊度
続いて、得られた長繊維を、移動するネット上に捕集して不織繊維ウェブ化する。本発明においては、高い紡糸速度で延伸するため、エジェクターから出た繊維は、高速の気流で制御された状態でネットに捕集されることとなり、繊維の絡みが少なく均一性の高い不織布を得ることができる。
続いて、得られた不織繊維ウェブを、熱接着により一体化することにより、意図するスパンボンド不織布を得ることができる。
上記の不織繊維ウェブを熱接着により一体化する方法としては、上下一対のロール表面にそれぞれ彫刻(凹凸部)が施された熱エンボスロール、片方のロール表面がフラット(平滑)なロールと他方のロール表面に彫刻(凹凸部)が施されたロールとの組み合わせからなる熱エンボスロール、および上下一対のフラット(平滑)ロールの組み合わせからなる熱カレンダーロールなど各種ロールにより、熱接着する方法が挙げられる。
熱接着時のエンボス接着面積率は、5%以上30%以下であることが好ましい。接着面積を好ましくは5%以上、より好ましくは10%以上とすることにより、スパンボンド不織布として実用に供し得る強度を得ることができる。一方、接着面積を好ましくは30%以下、より好ましくは20%以下とすることにより、特に衛生材料用のスパンボンド不織布として用いる場合に、十分な柔軟性を得ることができる。
ここでいう接着面積とは、一対の凹凸を有するロールにより熱接着する場合は、上側ロールの凸部と下側ロールの凸部とが重なって不織繊維ウェブに当接する部分の不織布全体に占める割合のことを言う。また、凹凸を有するロールとフラットロールにより熱接着する場合は、凹凸を有するロールの凸部が不織繊維ウェブに当接する部分の不織布全体に占める割合のことを言う。
熱エンボスロールに施される彫刻の形状としては、円形、楕円形、正方形、長方形、平行四辺形、ひし形、正六角形および正八角形などを用いることができる。
熱接着時の熱エンボスロールの線圧は、5~70N/cmであることが好ましい。ロールの線圧を好ましくは5N/cm以上、より好ましくは10N/cm以上、さらに好ましくは20N/cm以上とすることにより、十分に熱接着させ不織布として実用に供しうる強度を得ることができる。一方、ロールの線圧を好ましくは70N/cm以下、より好ましくは60N/cm以下、さらに好ましくは50N/cm以下とすることにより、特に衛生材料用の不織布として用いる場合に、十分な柔軟性を得ることができる。
次に、実施例に基づき本発明を具体的に説明する。なお、各物性の測定において、特段の記載がないものは、前記の方法に基づいて測定を行ったものである。ただし、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
(1)共重合ポリエステル系樹脂中の含有ポリエチレングリコールの数平均分子量および共重合量の測定
ポリエチレングリコールの数平均分子量の測定について、GPCの測定装置、条件は以下のとおりとした。
・装置:ゲル浸透クロマトグラフGPC
・検出器:示差屈折率検出器RI(東ソー製RI-8020,感度128x)
・フォトダイオードアレイ検出器(島津製作所製SPD-M20A)
・カラム:TSKgelG3000PWXL(1本)(東ソー)
・溶媒:0.1M塩化ナトリウム水溶液
・流速:0.8mL/min
・カラム温度:40℃
・注入量:0.05mL
・標準試料:ポリエチレングリコール、ポリエチレンオキサイド。
(2)ΔMR(%):
恒温恒湿機として、エスペック製「LHU-123」を測定に用いた。
(3)厚みT(mm):
圧縮試験機として、カトーテック社製「KES-FB3」を測定に用いた。
(4)曲げ剛性(μN・cm/cm)、曲げ戻り性(cm-1):
曲げ試験機として、カトーテック社製「KES-FB2」を測定に用いた。
(5)引張弾性率(MPa):
引張試験機として、島津製作所社製「AGS1KNX」を測定に用いた。なお、サンプルの厚みT(mm)の測定は、前記(2)と同じ装置を用いた。
(6)見掛け密度(g/cm):
目付を厚みT(mm)で除して算出した。なお、サンプルの厚みT(mm)の測定は、前記(2)と同じ装置を用いた。
(7)剛軟度(mm):
JIS L1913:2010「一般不織布試験方法」の「6.7 剛軟度」の「6.7.3 41.5°カンチレバー法」に準拠して算出した。
製造した不織布から幅25mm×150mmの試験片を5枚採取し、45°の斜面をもつ水平台の上に試験片の短辺をスケール基線に合わせて置いた。手動により試験片を斜面の方向に滑らせて、試験片の一端の中央点が斜面と接したとき、他端の位置の移動長さをスケールによって読んだ。試験片5枚の裏表について当該移動長さを測定し、平均値を算出した。
(8)触感評価:
任意に選定した10名が不織布の表面を手で触り、下記の基準に従って評価した。各不織布について評価結果の合計点をその不織布の触感評価とした。
・3:表面が特になめらかで、触感が非常に優れる
・2:表面がなめらかで、触感に優れる
・1:表面がべたつき、触感に劣る
〔実施例1〕
含有ポリエチレングリコールの数平均分子量が5500で、共重合量が12重量%の、共重合ポリエチレンテレフタラートを用い押出機で溶融し、紡糸温度が290℃で、孔径φが0.30mmの矩形口金から、単孔吐出量が0.6g/分で紡出した糸条を、冷却固化した後、矩形エジェクターでエジェクターの圧力を0.30MPaとした圧縮エアによって、牽引し延伸し、移動するネット上に捕集して共重合ポリエステル長繊維からなる不織繊維ウェブを得た。得られたウェブを、上ロールに金属製で水玉柄の彫刻がなされた接着面積率16%のエンボスロールを用い、下ロールに金属製フラットロールで構成される上下一対の熱エンボスロールを用いて、線圧が50N/cmで、熱接着温度が230℃の温度で熱接着し、目付が18g/mのスパンボンド不織布を得た。得られたスパンボンド不織布について、評価結果を表1に示す。
〔実施例2〕
含有ポリエチレングリコールの共重合量が8重量%であること以外は、実施例1と同じ方法でスパンボンド不織布を得た。得られたスパンボンド不織布について、評価結果を表1に示す。
〔比較例1〕
含有ポリエチレングリコールの共重合量が45重量%であること以外は、実施例1と同じ方法でスパンボンド不織布を得た。得られたスパンボンド不織布について、評価結果を表1に示す。
〔比較例2〕
含有ポリエチレングリコールの共重合量が2重量%であること以外は、実施例1と同じ方法でスパンボンド不織布を得た。得られたスパンボンド不織布について、評価結果を表1に示す。
Figure 2023178500000001
実施例1および2は、優れた触感と、高い柔軟性を有する結果であった。
一方、比較例1に示すように、ポリエチレングリコールの共重合量が多すぎる場合は、柔軟性は有しているものの、不織布表面がべたつき、触感が著しく劣るという問題が発生した。また、比較例2に示すように、共重合量が少なすぎる場合には剛軟度が高くなり、シートが硬く風合いに劣る結果であった。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。本出願は2018年1月25日出願の日本特許出願(特願2018-010254)、2018年9月28日出願の日本特許出願(特願2018-183755)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。

Claims (2)

  1. ポリエステル系樹脂にポリエチレングリコールを5重量%以上40重量%以下共重合した共重合ポリエステル系樹脂からなる単成分繊維で構成されたスパンボンド不織布であって、前記スパンボンド不織布のΔMRが0.5%以上15%以下である、スパンボンド不織布。
  2. ポリエステル系樹脂がポリエチレンテレフタラートである、請求項1に記載のスパンボンド不織布。
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