JP2018010254A - 加熱装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所定時間でシートが移動する距離と、複数のヒータ間の距離とが略一致する場合に、シート移動方向の加熱ムラの発生を抑制することができる加熱装置を提供する。
【解決手段】第1発熱体332及び第2発熱体333は、移動するシートを加熱するようにシート移動方向に配置している。制御部410は、所定時間でシートが移動する距離と第1発熱体332/第2発熱体333間の距離とが略一致する場合に、所定時間でシートが移動する距離と第1発熱体332及び第2発熱体333の点灯タイミングとのうちの少なくとも一方を、第1発熱体332及び第2発熱体333によるシート上の加熱領域が分散するように制御する。
【選択図】図3

Description

移動するシートを加熱する加熱装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
シート移動方向に所定距離を置いて配置された第1加熱部及び第2加熱部によりシートを加熱する加熱装置が開発されている。特許文献1、2には、1枚の耐熱基板上にシート移動方向に所定距離を置いて一対の抵抗加熱ヒータを配置した定着装置が示される。
特許文献1では、一対の抵抗加熱ヒータに印加する交流電圧を個別にON/OFF制御して、定着装置を高出力運転する際の交流電圧のON/OFF制御に伴うスイッチングノイズを抑制している。特許文献2では、一対の抵抗加熱ヒータに印加する交流電圧を個別にON/OFF制御して、定着装置を低出力運転する際の交流電圧のON/OFF制御に伴う加熱効率の低下を抑制している。
特開平5−173652号公報 特開2014−222328号公報
上記従来技術では、各抵抗加熱ヒータのONタイミングを分散させることで、フリッカの発生を防いでいる。しかし、特定のシート移動速度を設定したときにシート移動方向の上流側に配置した抵抗加熱ヒータで加熱したシート領域が、シート移動方向の下流側に配置した抵抗加熱ヒータで再び加熱され、逆に上流側に配置した抵抗加熱ヒータで加熱されないシート領域がシート移動方向の下流側に配置した抵抗加熱ヒータでも加熱されないという状態になる可能性があり、その場合シート上に加熱ムラが発生する。
本発明は、シート移動方向の加熱ムラの発生を抑制する加熱装置を提供することを目的としている。
本発明の加熱装置は、移動するシートを加熱するようにシート移動方向に配置した複数のヒータと、所定時間でシートが移動する距離と前記複数のヒータ間の距離とが略一致する場合に、前記所定時間でシートが移動する距離と前記複数のヒータの点灯タイミングとのうちの少なくとも一方を、前記複数のヒータによるシート上の加熱領域が分散するように制御する制御手段と、を備えるものである。
本発明によれば、シート移動方向の加熱ムラの発生を抑制する加熱装置を提供することができる。
画像形成装置の構成の説明図である。 定着装置の構成の説明図である。図中、(a)は定着装置の回転軸線方向に垂直な断面、(b)はヒータの断面である。 第1発熱体及び第2発熱体に対する電力供給回路の説明図である。 デューティ比50%における比較例の制御の説明図である。図中、(a)は交流電圧の制御波形、(b)は加熱ムラの発生状態である。 デューティ比50%における実施の形態1の制御の説明図である。図中、(a)は交流電圧の制御波形、(b)は加熱ムラの発生状態である。 実施の形態1の制御のフローチャートである。 実施の形態2の制御の説明図である。
以下、添付した図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1は画像形成装置の構成の説明図である。図1に示すように、画像形成装置Aは、装置本体100の上部に画像読取装置200を備えている。画像形成手段の一例である画像形成部20は、トナー像を形成してシートに転写する。加熱装置の一例である定着装置30は、画像形成部20によりトナー像を転写されたシートを加熱して画像を定着させる。
装置本体100は、下部から上方へ向かって、シート給送部10、画像形成部20、定着装置30、シート排出部40を設けている。画像形成部20、定着装置30の図中右側に、シート再給送部50を設けている。
シート給送部10は、カセット11又は手差しトレイ16に積載されたシートPを画像形成部20へ給送する。カセット11は、シートPを収納する。シート検知センサS1は、カセット11にシートPが収納されているか否かを検知する。ピックアップローラ12は、カセット11に積載されたシートを分離部13へ送出する。
分離部13は、正転ローラと反転ローラとを当接して構成され、最上位のシートPを給送パスPS1に送出する一方、最上位のシートPに重送されるシートをカセット11に押し戻す。給送ローラ14は、給送パスPS1に送出されたシートPをレジストローラ15へ送出する。
レジストローラ15は、回転を停止したニップでシートPを受け止めて斜行を修正し、感光ドラム21に形成されたトナー像にタイミングを合わせて転写部N1へシートを送出する。レジ前センサS2は、シートPの先端がレジストローラ15のニップに到達するタイミングを検知する。
手差しトレイ16からシートPを給送する場合、供給ローラ17および分離パッド18によってシートを1枚に分離し、供給ローラ19によって給送パスPS1に合流させて給送ローラ14に送出する。その後は、カセット11のシートPを用いる場合と同様である。
(画像形成部)
画像形成部20は、回転する感光ドラム21の周囲に帯電ローラ22、露光装置23、現像装置24、転写ローラ25、ドラムクリーニング装置26を配置している。感光ドラム21は、金属円筒の基体上に感光層を形成されている。帯電ローラ22は、感光ドラム21の周面を一様に帯電させる。
露光装置23は、画像データを走査線に展開して二値変調した画像信号によりレーザービームを発生させ、回転ミラーでレーザービームを走査して感光ドラム21の周面に画像の静電潜像を形成する。画像データは、画像読取装置200に読み取られた原稿の画像データ又は外部のコンピュータから送信された画像データである。
現像装置24は、現像ローラ24aに現像剤を担持して感光ドラム21に供給することにより、感光ドラム21上の静電潜像をトナー像に現像する。転写ローラ25は、感光ドラム21との間に転写部N1を形成する。レジストローラ15から給送されたシートPが転写部N1を通過する過程で転写ローラ25にトナーの帯電極性と反対極性の電圧が印加されることにより、感光ドラム21上のトナー像がシートPに転写される。
転写部N1でトナー像が転写されたシートPは、定着装置30へ搬送され、定着装置30の定着ニップN2を通過する過程でシートPに画像が定着される。定着センサS3は、シートPの先端が定着ニップN2を抜けたことを検知する。定着装置30で画像を定着されたシートPは、シート排出部40へ搬送され、排出ローラ41によって排出トレイ42へ排出される。
(両面印刷モード)
シートPの両面に画像を形成する場合、1面目に画像形成されたシートPの後端が排出ローラ41を抜ける前に排出ローラ41を一旦停止させ、排出ローラ41を逆回転させることで、シートPの前後を入れ替えてシート再給送部50へ搬送する。シート再給送部50へ搬送されたシートPは、再給送ローラ51、52によって破線で示す再給送パスPS2を搬送され、再給送ローラ53によってレジストローラ15に搬送される。そして、レジストローラ15によって転写部N1に搬送され、シートPの2面目にトナー像が転写される。
2面目にトナー像が転写されたシートPは、1面目の場合と同様に定着装置30にて加熱加圧されて画像をシートPに定着される。このようにして両面に画像が形成されたシートPは、シート排出部40へ搬送され、排出ローラ41によって排出トレイ42へ排出される。
(定着装置)
図2は定着装置の構成の説明図である。図2中、(a)は定着装置の回転軸線方向に垂直な断面、(b)はヒータの断面である。図2の(a)に示すように、定着装置30は、定着ベルトユニット31に加圧ローラ32を圧接してシートの定着ニップN2を形成している。定着ベルトユニット31は、加熱ヒータ33を保持した非回転のヒータホルダ311の周囲に、定着ベルト310を回転自在に保持している。定着装置30は、定着ベルト310を加圧ローラ32で駆動するタイプの加熱装置である。
加圧ローラ32は、回転軸を設けた芯金32aの周囲にシリコンゴムの弾性層32bを固定している。加圧ローラ32は、芯金32aの両端部を不図示の加圧バネでヒータホルダ311に向かって加圧されている。加圧ローラ32は、定着モータによって矢印R32方向に回転駆動される。加圧ローラ32が回転すると、定着ベルト310が従動してヒータホルダ311の周りを回転する。
定着ベルト310の内面には、ヒータホルダ311に保持された加熱ヒータ33が接触している。加圧ローラ32は、定着ベルト310を介して、加熱ヒータ33との間に定着ニップN2を形成している。加熱ヒータ33は、定着ニップN2を通過するシートPを、定着ベルト310を介して加熱する。図1の画像形成部20でトナー像が転写されたシートPは、定着ニップN2にて挟持搬送されつつ、加熱ヒータ33による加熱と加圧ローラ32による加圧とを受ける。これにより、シートP面上でトナーが溶融し、画像がシートPに定着される。未定着トナー像は、定着ベルト310を介して加熱ヒータ33の加熱を受けてシートP上に定着される。サーモスイッチ(保護素子)312は、加熱ヒータ33の閾値を超えた昇温に応答して作動する温度スイッチである。
図2の(b)に示すように、複数のヒータの一例である第1発熱体332及び第2発熱体333は、移動するシートを加熱するようにシート移動方向に配置している。加熱ヒータ33は、SiC,AlN,Al等の絶縁性セラミックスの基板331上に、導電性セラミックスの第1発熱体332及び第2発熱体333を配置したセラミックヒータである。第1発熱体332及び第2発熱体333は、耐熱性ガラスの保護層334で覆われて保護されている。温度センサ335は、サーミスタを用いており、加熱ヒータ33の温度に応じた出力を生成する。
いわゆるオンデマンド型の定着装置30は、加熱ヒータ33の温度が定着ベルト310を介してシートPに直接作用するので、温度調整の応答性や定着温度の立ち上がりに優れている。しかし、定着装置30は、加熱ヒータ33の熱容量が小さいため、第1発熱体332及び第2発熱体333の発熱量の変化やシートPの熱容量に応答して加熱ヒータ33の温度変動を引き起こし易い。そして、加熱ヒータ33の温度変動が定着ベルト310を介してシートPに直接作用するため、定着画像に光沢ムラが形成され易い。したがって、オンデマンド型の定着装置30は、従来の定着ローラを用いるローラ型の定着装置に比較して、定着画像に光沢ムラを引き起し易い。
そこで、実施の形態1では、第1発熱体332及び第2発熱体333に対して、交流電圧の2波長を周期とした交流電圧のデューティ制御を個別に行って、加熱ヒータ33の温度をきめ細かく調整できるようにしている。
(電力供給回路)
図3は第1発熱体及び第2発熱体に対する電力供給回路の説明図である。図3に示すように、商用電源400は、100Vの交流電源である。電力供給回路45のインレット401は、商用電源400から電力供給を受ける。ACフィルタ402は、高周波成分をバイパスして、スイッチングノイズ等、電力供給回路45から商用電源400へ流れ出す高調波ノイズを除去する。
電源装置403は、一次側の交流電圧から所定電圧の直流電圧を形成し、二次側の不図示の各種負荷に出力している。電源装置403の一次側は、商用電源400と直接接続されている。電源装置403の二次側は、電源装置403内にある不図示のトランスを介して商用電源400と非接触に接続されている。電源装置403の二次側の負荷は、図1に示す感光ドラム21や加圧ローラ32を駆動するモータ、制御部410等である。
電力供給回路45の負荷として、第1発熱体332、第2発熱体333、電源装置403が設けられている。第1発熱体332及び第2発熱体333は、商用電源400から供給された交流電圧を、第1ヒータ駆動回路420及び第2ヒータ駆動回路421によりON/OFF制御することにより発熱量を調整される。第1ヒータ駆動回路420及び第2ヒータ駆動回路421は、半導体素子(トライアック)を用いて、第1発熱体332及び第2発熱体333に印加する交流電圧をON/OFF制御する。
制御部410は、第1ヒータ駆動回路420を制御して第1発熱体332の加熱を制御する。第1ヒータ駆動回路420は、制御部410からの信号に応じて第1発熱体332に印加する交流電圧をON/OFF制御する。
制御部410は、第2ヒータ駆動回路421を制御して第2発熱体333の加熱を制御する。第2ヒータ駆動回路421は、制御部410からの信号に応じて第2発熱体333に印加する交流電圧をON/OFF制御する。
制御部410は、CPU413、ROM411、RAM412、各入出力ポート等から構成される。制御部410は、ROM411から読み出したプログラム及びデータをRAM412に保持して、CPU413が必要な演算と制御を行うことにより、図2の定着装置30を制御する。
商用電源400の交流電圧は、ACフィルタ402を介してゼロクロス生成回路430に入力される。ゼロクロス生成回路430は、商用電源400の交流電圧を検知して、交流電圧に同期したタイミング信号であるゼロクロス信号を発生する。ゼロクロス生成回路430は、交流電圧が電圧0V近辺に設定された閾値電圧以下の電圧である時にHighレベルのゼロクロス信号を出力し、それ以外の場合にLowレベルの信号を出力する。ゼロクロス信号は、商用電源400の交流電圧の周期と等しい周期のパルス信号である。
制御部410は、ゼロクロス信号を検知して商用電源400の交流電圧の1波長の周期及び位相を検知する。制御部410は、ゼロクロス信号を、第1ヒータ駆動回路420及び第2ヒータ駆動回路421におけるON/OFF制御の基準タイミングとして利用する。制御部410は、交流電圧が略0Vのタイミングで交流電圧の印加をON/OFFする。
制御部410は、温度センサ335の出力に基づく加熱ヒータ33の現在温度と温度調整の目標温度との温度差に応じたデューティ比で第1ヒータ駆動回路420及び第2ヒータ駆動回路421に交流電圧を印加する。
(比較例)
図4はデューティ比50%における比較例の制御の説明図である。図4中、(a)は交流電圧の制御波形、(b)は加熱ムラの発生状態である。
図4の(a)に示すように、比較例の制御では、第1発熱体332及び第2発熱体333は、交流電圧の2波長を1周期βとして、印加する交流電圧をON/OFF制御されている。上流側の第1発熱体332は、第1発熱体333をONし続ける出力状態を100%とすると、出力50%でON/OFF制御されている。下流側の第2発熱体332も、第2発熱体333をONし続ける出力状態を100%とすると、出力50%でON/OFF制御されている。
Figure 2018010254
表1に示すように、比較例の制御では、4つの半波長をそれぞれ100%か0%かで4種類にON/OFF制御することにより、出力を0%、25%、50%、75%の4段階に変化させている。出力50%のとき、第1発熱体332と第2発熱体333とを交互にON/OFFするパターンでON/OFF制御を行っている。第1発熱体332に印加する交流電圧と第2発熱体333に印加する交流電圧の位相とを180度ずらせて、定着装置30の電力消費の変動に伴う電源電圧の変動(フリッカー)を抑制している。交流電圧の印加のON/OFF制御におけるON及びOFFの両方をゼロクロス制御して、スイッチングに伴う高調波ノイズの発生を抑制している。
しかし、比較例の制御では、一周期βの1/2にシート移動速度Vを乗じた半周期移動距離Dhが第1発熱体332の中心から第2発熱体333の中心までの距離Lと略同一になると、シートPに形成された画像に光沢ムラが発生し易くなる。すなわち、所定距離の一例である半周期移動距離Dhがヒータ間の距離の一例である距離Lと略同一になると、シートPに形成された画像に光沢ムラが発生し易くなる。
Dh=1/2×β×V
図4の(b)に示すように、時間T1においてONした第1発熱体332に接したシートPの領域E1は、続く時間T2においても、ONした第2発熱体332に接して大きく温度上昇する。一方、時間T2においてOFFした第1発熱体332に接したシートPの領域E2は、時間T3においてOFFした第2発熱体332に接して十分に加熱されず、温度上昇が抑制される。
すなわち、ON/OFF制御の一周期βの1/2にシートPが移動する距離である半周期移動距離Dhと、第1発熱体332と第2発熱体333との距離Lとが略一致するシート移動速度Vでは、シート上で距離L離れた位置に加熱温度差が発生する。距離Lごとの加熱温度差は、シート搬送方向におけるシートの加熱ムラとなって定着画像に光沢ムラを発生させ、定着画像の画像品質を低下させてしまう。
そこで、実施の形態1では、半周期移動距離Dhが距離Lに略一致するシート移動速度Vでは、第1発熱体332及び第2発熱体333に印加する交流電圧のON/OFF制御の位相を一致させている。言い換えれば、商用電源400の1波長λと、シートが距離Lを移動する時間が略一致する場合、第1発熱体332及び第2発熱体333に印加する交流電圧が同時にONする時間を増やしている。
(実施の形態1の制御)
図5はデューティ比50%における実施の形態1の制御の説明図である。図6は実施の形態1の制御のフローチャートである。図5中、(a)は交流電圧の制御波形、(b)は加熱ムラの発生状態である。
図3に示すように、制御手段の一例である制御部410は、第1点灯パターンで制御している時に、交流電圧の1波長でシートが移動する距離と第1発熱体332/第2発熱体333間の距離とが略一致する場合は、第2点灯パターンに切り替えて制御する。言い換えれば、制御部410は、第1発熱体332及び第2発熱体333によるシート上の加熱領域が分散するように設定した点灯パターンに切り替えて制御する。
第1点灯パターンでは、第1発熱体332及び第2発熱体333が同時にオンする時間が分散するように設定している。第2点灯パターンでは、第1発熱体332及び第2発熱体333によるシート上の加熱領域が分散するように設定している。第2点灯パターンは、第1発熱体332及び第2発熱体333が同時にオンしている時間の割合が第1点灯パターンよりも高い。
制御部410は、所定時間の一例である交流電圧の1波長でシートが移動する距離と第1発熱体332/第2発熱体333間の距離とが略一致する場合に、第1発熱体332及び第2発熱体333によるシート上の加熱領域が分散するように制御する。制御部410は、第1ヒータの一例である第1発熱体332で加熱したシート上の領域が、第2ヒータの一例である第2発熱体333に到達するタイミングでの第2発熱体333の点灯を抑制する。
図5の(a)に示すように、第1発熱体332及び第2発熱体333は、ON/OFF制御された交流電圧を印加される。所定周期は、nを自然数としたとき、交流電圧のn波長である。第1発熱体332及び第2発熱体333は、交流電圧の2波長を1周期βとして、印加する交流電圧をON/OFF制御されている。第1発熱体332は、第1発熱体333をONし続ける状態を出力100%とすると、出力50%でON/OFF制御されている。第2発熱体332も、第2発熱体333をONし続ける状態を出力100%とすると、出力50%でON/OFF制御されている。
制御部410は、交流電圧が略0Vのタイミングで交流電圧の印加をON/OFFする。交流電圧の印加のON/OFF制御におけるON時間及びOFF時間の両方をゼロクロス制御して、スイッチングに伴う高調波ノイズの発生を抑制している。制御部410は、半周期移動距離Dhが距離Lに略一致するシート移動速度Vでは、第1発熱体332と第2発熱体333とを同時にON制御し、同時にOFF制御している。制御部410は、第1発熱体332と第2発熱体333とに印加する交流電圧のON/OFF制御の位相を一致させている。
図3を参照して図6に示すように、CPU413は、ゼロクロス生成回路430から出力されるパルス信号から商用電源400の波長λを検出する(S11)。CPU413は、シートPの厚みや給紙箇所などの環境条件から決定されるシート移動速度Vを検出する(S12)。CPU413は、画像形成装置Aの出荷前に予めROM411に書き込まれた「シート移動方向における第1発熱体332の中心から第2発熱体333の中心までの距離L」を読み出す(S13)。
CPU413は、商用電源400の波長λ、シートPの搬送速度V、発熱体間の距離Lの関係が、次式であるか否かを判断する(S14)。次式は、第1発熱体332及び第2発熱体333に対するON/OFF制御の一周期βの1/2にシート移動速度Vを乗じた半周期移動距離Dh=(λ×V)が第1発熱体332の中心から第2発熱体333の中心までの距離Lと略同一か否かを判別する。すなわち、交流電圧の1波長λでシートPが移動する距離(λ×V)と第1発熱体332/第2発熱体333間の距離との比が0.95以上1.05未満であるか否かを判別する。距離(λ×V)が距離Lの±5%以内に納まっているか否かを判別する。
L×0.95 ≦ λ×V ≦ L×1.05
なお、実施の形態1では、交流電圧の2波長を周期とするON/OFF制御を行っているので、「1波長λでシートPが搬送される距離(λ×V)が距離Lの±5%以内である場合」となる。しかし、交流電圧の1波長を周期とするON/OFF制御を行っている場合は「1/2波長でシートPが搬送される距離(λ×V)が距離Lの±5%以内である場合」となる。
CPU410は、半周期移動距離Dhが距離Lの±5%以内に納まっていない場合(S14のNO)、上述した表1のテーブルAを使用する(S16)。表1のテーブルAを使用して第1発熱体332及び第2発熱体333を個別にON/OFF制御することで、温度リプル及び高調波ノイズを効率的に低減することができる。
CPU413は、半周期移動距離Dhが距離Lの±5%以内に納まって略一致と判断される場合(S14のYES)、表2のテーブルBを使用する(S15)。表2のテーブルBを使用して第1発熱体332及び第2発熱体333を個別にON/OFF制御することで、比較例で説明した距離Lごとの加熱温度差を解消する。
Figure 2018010254
表2に示すように、第2モードにおけるデューティのパターンは、第1発熱体332のON時間から所定周期の1/2ずれた第2加熱部のON時間が表1に示す所定パターンの場合よりも少ない。第2モードにおけるデューティのパターンは、第1発熱体332のON時間に重なる第2発熱体333のON時間が表1に示す所定パターンの場合よりも多い。
実施の形態1では、1波長λでシートPが搬送される距離(λ×V)が距離Lの±5%以内である場合(S14のYES)、第1発熱体332と第2発熱体333に印加する交流電圧のON/OFF制御の位相を一致させている。第1発熱体332と第2発熱体333とを同時にON制御し、同時にOFF制御している。
図5の(b)に示すように、半周期移動距離Dhと距離Lとが略一致するシート移動速度の場合に第2モードが実行される。第2モードでは、シート上の半周期移動距離を置いた二つの位置における第1発熱体332及び第2発熱体333による合計加熱量のばらつきが所定パターンの場合よりも小さくなる。
出力50%のとき、時間T1においてON制御されている第1発熱体332に接したシートPの領域E1は、続く時間T2ではOFFしていた第2発熱体332に接して温度上昇が抑制される。一方、時間T2でOFFしていた第1発熱体332に接していたシートPの領域E2は、時間T3においてON制御されている第2発熱体332に接して十分に加熱され、領域E1と同程度に温度上昇する。
このため、実施の形態1では、半周期移動距離Dhが距離Lに略一致するシート移動速度Vでも、シート上の距離Lごとの領域で加熱温度差が発生し難い。これにより、シートの加熱ムラが解消されて定着画像の光沢ムラが発生し難くなり、定着画像の画像品質が高く維持される。
(実施の形態1の効果)
比較例では、半周期移動距離Dhが距離Lに略一致するシート移動速度Vの場合に、シート上の距離Lごとの領域の温度差が極端に出てしまう。これに対して、実施の形態1では、半周期移動距離Dhが距離Lに略一致するシート移動速度Vの場合に、シート上の距離Lごとの領域の温度差が目立たない。このため、実施の形態1では、シートに出力された出力画像の光沢ムラ、定着ムラ、画像強度ムラを抑制することが可能になる。
実施の形態1では、半周期移動距離Dhが距離Lに略一致しない、すなわち通常の運転時のほとんどの場合は、表1のパターンを実行する。表1のパターンは、温度リプルが小さく、定着装置30の消費電力の変動に伴う電源電圧の変動が小さく、高調波ノイズの発生が少ない。電源電圧の変動や高調波ノイズの影響を無視して大電流を設定することができるため、定着装置30における速やかな起動立ち上げと、応答性の高い温度調整を実現できる。
なお、温度リプルは、検出温度と閾値とを用いた単純なON/OFF制御に伴う加熱ヒータ33の温度変動である。実施の形態1における温度リプルは、デューティ比の制御をより多段階に行なうことでも、第1発熱体332及び第2発熱体333を個別に異なるデューティ比のパターンでON/OFF制御することでも実現できる。
また、高調波ノイズは、大電流をON/OFFする際に含まれる高次の電流成分である。交流電流をOFF制御する際にゼロクロス制御を行なっている場合でも、図7に示すように、交流電圧の高い電流値の位相でのON制御が実行されると、電源電圧に高次の電流成分が発生してしまう。このため、実施の形態1では、図5の(a)に示すように、交流電圧が0V近傍の位相でONがされて、0V近傍の位相でOFFがされるように、交流電圧の波数制御を行っている。
また、実施の形態1では、第2モードの実行中は、第1発熱体332及び第2発熱体333を同時にON制御し、同時にOFF制御するので、第1モードの実行中よりも、定着装置30の電力消費の変動に伴う電源電圧の変動が大きくなる可能性がある。しかし、第1発熱体332及び第2発熱体333のデューティ比の立ち上がり速度や温度変化に対する応答性を低下させることで、電源電圧の変動を抑制することも可能である。
比較例では、半周期移動距離Dhと距離Lとが略一致するシート移動速度の場合にシート上の画像に光沢ムラ、定着ムラが発生してしまう。これに対して、実施の形態1では、半周期移動距離Dhと距離Lとが略一致するシート移動速度の場合にシート上の加熱量の差が極端に出てしまわない。半周期移動距離Dhと距離Lとが略一致する時に温度差が大きく出ないテーブルBを使用するので、画像形成されたシートの画像ムラを抑制できる。
実施の形態1では、第1発熱体332及び第2発熱体333に同一の抵抗値を持たせ、半周期移動距離Dhと距離Lとが略一致しない場合は、第1発熱体332と第2発熱体333とを交互にONする。これにより、第1発熱体332及び第2発熱体333のON/OFF制御に伴う定着装置30の電力変動が軽減されている。
<実施の形態2>
実施の形態1では、交流電圧のON/OFF制御において、交流電圧をONするタイミングもOFFするタイミングも略0Vにゼロクロス制御した。これに対して、実施の形態2では、交流電圧の1/2波長について10%刻みのデューティ比を設定して図3の加熱ヒータ33に対する供給電力をより細かく調整できるようにしている。
実施の形態2の制御は、表1、表2がそれぞれ表3、表4に置き換えられる以外は、実施の形態1の画像形成装置において実施の形態1と同一に実行される。したがって、主として表3、表4に関する説明を行い、実施の形態1の説明と重複する説明を省略する。
(実施の形態2の制御)
図7は実施の形態2の制御の説明図である。図3に示す第1発熱体332及び第2発熱体333は、実施の形態2の制御でも、半周期移動距離Dhと距離Lとが略一致しない場合は、図4の(a)に示すように、交流電圧の2波長を1周期βとして、印加する交流電圧をON/OFF制御される。
図6に示すように、CPU413は、1波長λでシートPが搬送される距離(λ×V)が距離Lの±5%以内であるか否かを判断する(S14)。CPU413は、1波長λでシートPが搬送される距離(λ×V)が距離Lの±5%以内ではない場合(S14のNO)、表3のテーブルAを使用する(S16)。
Figure 2018010254
1波長λでシートPが搬送される距離(λ×V)が距離Lの±5%以内ではない場合(S14のNO)、実施の形態1で説明したように、第1発熱体332と第2発熱体333とをどのように加熱してもシートPにはシート移動方向の加熱ムラが発生しにくい。
そのため、表3では、交流電流のスイッチングに伴う高調波ノイズの抑制を優先して、出力10〜90%における交流電圧の半波長ごとのデューティ比を設定している。制御部410は、第1発熱体332及び第2発熱体333を表3に示すように個別にデューティ制御することで、温度リプル及び高調波ノイズを低減する。
CPU413は、1波長λでシートPが搬送される距離(λ×V)が距離Lの±5%以内である場合(S14のYES)、表4のテーブルBを使用する(S15)。
Figure 2018010254
表4に示すように、第2モードのデューティのパターンは、表3に示す第1モードのデューティのパターンよりも、第1発熱体332及び第2発熱体333における交流電圧の1/2波長を通じたON時間(100%)及びOFF時間(0%)が少ない。
交流電圧の1波長λでシートPが搬送される距離(λ×V)が距離Lの±5%以内である場合(S14のYES)、図4の(b)を参照して説明したように、シートPにシート移動方向に加熱ムラが発生し易くなる。そのため、表5のテーブルBでは、シートPのシート移動方向の加熱ムラの抑制を優先して、出力10〜90%における交流電圧の半波長ごとのデューティ比を設定している。
表4のテーブルBは、シート上の半周期移動距離を置いた二つの位置における第1発熱体332及び第2発熱体333による合計加熱量のばらつきが所定パターンの場合よりも小さくなるようにデューティ比を設定している。シートPの移動方向の各領域において、第1発熱体332による加熱量と第2発熱体333による加熱量との合計量が等しくなるように、交流電圧の半波長ごとのデューティ比を設定している。
例えば、時間T1における第1発熱体332のデューティ比80%に時間T2における第2発熱体333のデューティ比20%を加えた合計は100%である。そして、時間T2における第1発熱体332のデューティ比60%に時間T3における第2発熱体333のデューティ比40%を加えた合計は100%である。このため、シートP上のシート移動方向に隣接した2つの領域、すなわち時間T2に第1発熱体332を通過した領域と時間T2に第2発熱体332を通過した領域とに対する加熱ヒータ33による加熱量はほぼ等しくなる。
表4のテーブルBは、図7に示すように、交流電流をOFF制御する際にゼロクロス制御を行なっていても、交流電圧の高い電流値の位相でのON制御が実行されると、電源電圧に高次の電流成分が発生してしまう。また、表4のテーブルBは、第1発熱体332及び第2発熱体333を同時にON制御している時間が表3のテーブルAよりも長くなるため、表3のテーブルAよりも定着装置30の電力消費の変動に伴う電源電圧の変動が大きくなる可能性がある。
このため、1波長λでシートPが搬送される距離(λ×V)が距離Lの±5%以内であるごく限られた場合にだけ表4のテーブルBを適用している。そして、それ以外の大多数の場合は、表3に示すように、交流電圧の1/2波長を通じたON時間(100%)及びOFF時間(0%)を多くしている。
実施の形態1では、第1発熱体332及び第2発熱体333に同一のデューティ制御を適用して電力を供給するので、温度リプルにより第1発熱体332及び第2発熱体333の温度が一定になるまでに時間がかかる。これに対して、実施の形態2では、交流電圧のできるだけ多くの半波長の中で加熱を行っているため、温度リプルが小さくなり、第1発熱体332及び第2発熱体333の温度が一定になるまでの時間が短くなる。
また、第1発熱体332及び第2発熱体333に同一のデューティ制御を適用して電力を供給すると、第1発熱体332のONタイミングと第2発熱体333のONタイミングが一致して、高調波ノイズが大きく発生してしまう。高調波ノイズは、大電流をON/OFFする際に含まれる高次の電流成分である。OFF時にゼロクロス制御を行なっている場合でも、高電流の位相でのON時に高次の電流成分が含まれる。そこで、実施の形態2では、第1発熱体332のONタイミングと第2発熱体333のONタイミングとをずらせて高調波ノイズを抑制している。
<その他の実施の形態>
本発明の加熱装置は、実施の形態1、2で説明した具体的な構成には限定されない。実施の形態1、2の構成の一部又は全部を等価な部材に置き換えた別の実施の形態でも実施可能である。例えば、第1発熱体332及び第2発熱体333は、抵抗加熱ヒータには限定されない。IH加熱装置であってもよい。
第1発熱体332及び第2発熱体333は、抵抗値が異なっていてもよい。抵抗値の低いほうを主体にして、抵抗値の低いほうを補助的に使用して定着ベルト310の温度制御を行ってもよい。第1発熱体332及び第2発熱体333の一方を常にON制御しつつ、他方のON/OFF制御を繰り返してもよい。
実施の形態1では半周期移動距離Dhが距離Lに略一致する場合に第2モードを実行する制御を説明した。しかし、第2モードを実行する場合は、半周期移動距離Dhが距離Lに略一致する場合には限らない。半周期移動距離Dhに1周期移動距離Dfの整数倍を加算した距離が距離Lに略一致する場合にも第2モードを実行してもよい。
実施の形態1では半周期移動距離Dhが距離Lに略一致する場合に第1発熱体332及び第2発熱体333の動作モードを切り替える制御を説明した。しかし、半周期移動距離Dhが変化するように、シートの搬送速度を変更してもよい。すなわち、実施の形態1における制御対象は、第1発熱体332及び第2発熱体333の点灯タイミングである。しかし、所定時間の一例であるでシートが移動する距離のほうを制御対象としてもよい。
実施の形態1では電子写真方式の画像形成装置Aに搭載された定着装置の実施の形態を説明した。しかし、加熱装置の実施の形態は、定着装置には限らない。シートのカール取り装置、画像形成されたシートの光沢処理装置、画像処理前のシート乾燥装置、シートに印刷した樹脂材料の硬化装置、シートの含有水分量の調整装置、化学反応装置等であっても実施できる。画像形成装置の画像形成プロセスは、電子写真方式には限らない。インクジェット方式でも実施できる。
実施の形態1では、表1、2に示す「交流電圧の2波長を1周期とするデューティ比50%のON/OFF制御」を説明した。しかし、ON/OFF制御の周期は任意に設定可能である。「交流電圧の1波長を1周期とするON/OFF制御」、「交流電圧の1.5波長を周期とするON/OFF制御」、「交流電圧の1.1波長を1周期とするON/OFF制御」等でも、広く本発明を実施できる。
実施の形態1では、交流電圧をON/OFF制御する実施の形態を説明した。しかし、ON/OFF制御される電圧は交流電圧には限らない。交流電圧を整流した直流電圧、交流電圧を整流して平滑した直流電圧、不規則なパルス電圧においても、実施の形態1と同様のON/OFF制御が可能である。直流電流のON/OFFパターンを一定周期で繰り返して、一定周期内のデューティ制御を行っている場合も本発明を実施できる。
10:給紙部、20:画像形成部、21:感光ドラム、22:帯電ローラ、23:露光装置、24:現像装置、25:転写ローラ、30:定着装置(加熱装置)、31:定着ベルトユニット、32:加圧ローラ、40:シート排出部、41:排出ローラ、42:排出トレイ、45:電力供給回路、310:定着ベルト、311:ヒータホルダ、332:第1発熱体(第1加熱部)、333:第2発熱体(第2加熱部)、335:サーミスタ、400:商用電源(交流電圧)、410:制御部(制御手段)、411:ROM、412:RAM、413:CPU、420:第1ヒータ駆動回路(電源)、421:第2ヒータ駆動回路(電源)、430:ゼロクロス生成回路、A:画像形成装置

Claims (7)

  1. 移動するシートを加熱するようにシート移動方向に配置した複数のヒータと、
    所定時間でシートが移動する距離と前記複数のヒータ間の距離とが略一致する場合に、前記所定時間でシートが移動する距離と前記複数のヒータの点灯タイミングとのうちの少なくとも一方を、前記複数のヒータによるシート上の加熱領域が分散するように制御する制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする加熱装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記複数のヒータのうちシート移動方向の上流側の第1ヒータで加熱したシート上の領域が、前記複数のヒータのうちシート移動方向の下流側の第2ヒータに到達するタイミングでの前記第2ヒータの点灯を抑制する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記複数のヒータに供給する交流電圧の1波長でシートが移動する距離と前記複数のヒータ間の距離とが略一致する場合は、前記複数のヒータによるシート上の加熱領域が分散するように設定した点灯パターンで前記複数のヒータを制御する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱装置。
  4. 前記略一致するとは、前記複数のヒータに供給する交流電圧の1波長でシートが移動する距離と、前記複数のヒータ間の距離との比が0.95以上1.05未満である、
    ことを特徴とする請求項3に記載の加熱装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記複数のヒータが同時にオンする時間が分散するように設定した第1点灯パターンで制御している時に、前記複数のヒータに供給する交流電圧の1波長でシートが移動する距離と前記複数のヒータ間の距離とが略一致する場合は、前記複数のヒータによるシート上の加熱領域が分散するように設定した第2点灯パターンに切り替えて前記複数のヒータを制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の加熱装置。
  6. 前記第2点灯パターンは、前記複数のヒータが同時にオンしている時間の割合が前記第1点灯パターンよりも高いことを特徴とする請求項5に記載の加熱装置。
  7. トナー像を形成してシートに転写する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によりトナー像を転写されたシートを加熱して画像を定着させる請求項1乃至6のいずれか1項に記載の加熱装置と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019146660A1 (ja) 2018-01-25 2019-08-01 東レ株式会社 スパンボンド不織布
CN115218634A (zh) * 2022-08-03 2022-10-21 欣盛(浙江)无纺科技有限公司 一种用于生产一次性卫生用非织造材料的脱水烘干设备

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