JP6833377B2 - 画像形成装置および定着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置および定着装置に関するものである。
電子写真式の複写機やプリンタ等の画像形成装置は、レーザースキャナの走査光により感光体上に形成された電子潜像へトナーを現像させてトナー像を作成し、そのトナー像を感光体から直接または中間転写体などの像担持体を介して記録材へ転写する。そして、トナー像を転写された記録材を定着装置で加熱及び加圧することにより画像形成を行う。定着装置は、熱源により加熱される定着ローラまたは定着スリーブとそれらに当接して定着ニップを形成する加圧ローラからなる。
定着装置の定着設定条件(定着装置の設定温度、定着ローラまたは定着スリーブと加圧ローラ間の加圧力、定着装置の記録材搬送速度など)は、画像形成装置で設定した記録材上のトナー量が最大となるとき、定着不良を起こさない条件に設定される。特に複数色のトナーを用いるカラー画像形成装置では、最大積層時のべた塗画像などの条件で、定着不良を起こさない条件に設定される。
一方でそうした定着設定条件では、黒色文字のみのようなトナー量の少ない画像の場合に、定着過多となってホットオフセットや記録材のカールなどを起こし、また必要以上の電力を消費することとなる。
これを解決するため、画像形成装置に接続されたホストコンピュータやイメージスキャナより送信される画像データから画像濃度情報などを検出してトナー量を推測し、それに応じて定着設定条件を変更する方法が提案されている(特許文献1、2)。特許文献1においては、複数色のトナーを用いる画像形成装置でドットにより画像を形成する際に、ドットの重複を検知し、その重複数に応じて定着設定条件を変更している。特許文献2においては、同じく複数色のトナーを用いる画像形成装置で、レーザースキャナの1ドットライン中のトナー色の重複を検出し、その重複状態に応じて定着設定条件を変更している。
特開2006−154413号公報 特開2009−92688号公報
しかしながら、これらの従来技術においては、定着設定条件を決定する際に温調制御を行うための温度検知手段としてのサーミスタが設けられる位置に対応した記録材のトナー量を考慮に入れていないため、別の課題が発生する。それは、サーミスタが設置されている長手方向(記録材の搬送方向に直交する方向)の位置(長手位置)におけるトナー量の大小に応じて異なる電力が投入されてしまうという課題である。より具体的には、サーミスタ位置でのトナー量が多いほど、多くの電力が投入されて電力の無駄が生じてしまうという課題である。
定着装置はサーミスタで検知される温度によって投入する電力を決定し、検知温度が設定温度と比べ低ければ、それに応じたより多くの電力を投入することで設定温度を維持する。そして、温度の検知対象である定着スリーブ等が記録材やトナーによって熱を奪われるほど電力が投入されることとなる。このため、長手方向におけるサーミスタが設置される領域でのトナー量が多いほど定着スリーブは熱を奪われることから、より多くの電力を投入するように動作する。
例えば、図16で片側のみに全面塗布(べた塗)されたトナー像があった場合、従来技術では、サーミスタの位置がトナー量の多い領域Pに対応する場合には、サーミスタの位置が領域Qに対応する場合よりも多くの電力が投入される。このように、サーミスタの位置に寄って必要な熱量は変わらないにも関わらず電力の無駄が生じていた。
本発明の目的は、長手方向における温度検知手段が設けられる領域に対応した記録材のトナー量に依らず、定着に対し一定の電力を投入可能で電力の無駄を抑制した画像形成装置および定着装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明に係る画像形成装置は、記録材にトナー像を形成する画像形成部と、前記トナー像が形成された前記記録材を加熱する加熱部材と、前記加熱部材に対向し、前記加熱部材と共に前記記録材を挟持搬送するニップ部を形成する対向部材と、前記加熱部材の温度を検知する第1の検知手段と、前記記録材の搬送方向に直交する長手方向における前記第1の検知手段が設けられる第1の領域に対応した前記記録材のトナー量を検知する第2の検知手段と、少なくとも前記第1の検知手段の出力および前記第2の検知手段の出力に基づき、前記第1の検知手段により検知される温度を前記第2の検知手段で検知されるトナー量が多くなるほど低くなる設定温度に保つように前記加熱部材に投入する電力を制御する加熱制御手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る定着装置は、加熱部材と、前記加熱部材に対向し、前記加熱部材と共にトナー像を形成した記録材を挟持搬送するニップ部を形成する対向部材と、前記加熱部材の温度を検知する第1の検知手段と、前記記録材の搬送方向に直交する長手方向における前記第1の検知手段が設けられる第1の領域に対応した前記記録材のトナー量を取得する第1のトナー量取得手段と、少なくとも前記第1の検知手段の出力および前記第1のトナー量取得手段の出力に基づき、前記第1の検知手段により検知される温度を前記第1のトナー量取得手段で取得されるトナー量が多くなるほど低くなる設定温度に保つように前記加熱部材に投入する電力を制御する加熱制御手段と、を有することを特徴とする
本発明によれば、長手方向における温度検知手段が設けられる領域のトナー量に依らず、一定の電力を投入可能で電力の無駄を抑制した画像形成装置および定着装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略図 本発明の実施形態に係る定着装置の概略図 本発明の実施形態に係るサーミスタの長手位置を説明する図 第1の実施形態における制御フローチャート 第1の実施形態における制御式(1)のグラフ 領域Aのトナー量が異なる場合に設定温度を変えたときの画像不良温度を示した表 第1の実施形態の電力削減効果を示した表 第2の実施形態における制御フローチャート 第2の実施形態における制御式(2)のグラフ 領域Bのトナー量が異なる場合に設定温度を変えたときの画像不良温度を示した表 第2の実施形態における制御式(3)のグラフ 第2の実施形態の電力削減効果を示した表 第3の実施形態における制御フローチャート 第3の実施形態で使用した画像パターンと適切な設定温度を示した表 第3の実施形態と比較例1、2の定着性の比較結果を示した表 本発明の課題を説明する図 変形例を示す図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
《第1の実施形態》
(画像形成装置)
図1は、画像形成部および定着部(定着装置)Fを有する画像形成装置を示す断面図である。ここで、感光ドラム100の表面に未定着トナー像が形成される画像形成部について、画像形成の流れと共に図1を用いて説明する。本実施形態に係る画像形成装置としての電子写真装置は感光ドラム100を備え、感光ドラム100は時計回りに不図示のモータにより回転する。感光ドラム100の表面にクリーニング手段101を当接させ不要なトナーを除去する。
そして、帯電手段102により、感光ドラム100の表面を均一な電位にする。スキャナ装置103により感光ドラム100の表面に静電潜像を作成する。そして、現像装置104により静電潜像に対応した未定着トナー像(トナー像)を感光ドラム100の表面に作成する。
ここで、記録材Sは給紙トレイ105から矢印の方向に搬送手段によって搬送される。感光ドラム100に形成されたトナー像は、転写部を構成する転写装置106との間に形成されるニップ部にて記録材Sに転写される。このトナー像は、記録材Sに静電吸着力により付着したまま、定着部である定着装置Fに搬送される。そして、定着装置Fにて加圧・溶融されトナー像は定着画像となる。その後、記録材Sは排紙トレイ107に排紙される。
また、画像形成装置は温調制御手段(加熱制御手段)としての制御部108を有し、定着装置Fの温調制御(加熱制御)を行う。トナー量を検知可能なトナー量検知手段としてのビデオコントローラ109は、ホストコンピュータ(不図示)から画像信号を受信すると画像情報からトナー量を算出する。制御部108は、検出結果を受け取るとそれに応じた設定温度へと切り替える。
(定着装置)
次に、定着装置Fについて図2を用いて説明する。定着装置Fは、定着スリーブ200と、定着スリーブ200の内面に接触するヒータ201と、により構成される加熱部材を有する。また、定着スリーブ200を介してヒータ201に対向し、ヒータ201と共に定着ニップ部(ニップ部)Nを形成する加圧部材(対向部材)としての加圧ローラ202を有する。
ここで、ヒータ201は保持部材203に保持されている。保持部材203は、定着スリーブ200の回転を案内するガイド機能も有する。加圧ローラ202は、不図示のモータから動力を受けて反時計回りに回転する。そして、加圧ローラ202が回転することによって、定着スリーブ200も従動して矢印方向(時計回り)に回転する。
定着スリーブ200の内面には、温度検知手段(第1の検知手段)としてのサーミスタThを設置する。また、定着装置Fは制御部108に接続される。サーミスタThにより検知された温度に応じた電力を制御部108にて算出し、外部電源からヒータ201へ供給することで、定着スリーブ200は設定温度に温調制御される。そして、トナー画像を担持する記録材Sは、ニップ部Nにおいて、矢印方向から挟持搬送されつつ定着処理される。
本実施形態では、定着装置Fとして以下の構成を用いた。即ち、定着スリーブ200は外径24mmであり、厚み30μmのSUS基層と、その外側に200μmの熱伝導ゴム層からなる弾性層と、最外層に20μmのPFAチューブからなる離型層と、を有する構成とした。
定着スリーブ200の外面にサーミスタなどの温調検知手段を設置することで、熱容量の影響を少なくする方法も考えられるが、本実施形態では定着スリーブ200内面にサーミスタThを設置する。本実施形態のように、定着スリーブ200内面にサーミスタThを設置する場合は、定着スリーブ200の熱容量が小さければ小さいほどトナー量の影響を受け易い。
定着スリーブ200の熱容量はより小さい方が望ましく、本実施形態の定着スリーブ200の熱容量は、長手方向(記録材の搬送方向に直交する方向)の1mmあたり0.05J/Kである。本実施形態のサーミスタTh位置で、長手方向の1mmあたりの熱容量として0.15J/K以下であると、トナー量の影響により後述する電力の削減効果が得られ易い。
加圧ローラ202は外径25mmであり、外径19mmの鉄芯金と、厚み3mmのシリコーンゴムからなる弾性層と、最外層に40μmのPFAチューブとからなる離型層と、を有する構成とした。
また、ヒータ201は、アルミナ基板上に発熱抵抗値の総抵抗が10Ωになるようにプリント印刷し、ガラス塗布により絶縁コーティングした。また、外部電圧120Vを入力し、ニップ部Nにおける記録材Sの搬送速度は240mm/secとした。そして、記録材としては坪量75g/m2のLTR−Pサイズ紙を用い、スループットは30ppmとした。
図3は、本実施形態におけるサーミスタThの長手位置(長手方向の位置)と、記録材のトナー量を測定する領域(長手方向におけるサーミスタが設けられる第1の領域に対応した記録材の該当領域)Aと、の関係を示した略図である。サーミスタThの長手位置は、記録材Sの通紙中心位置から40mm外側にずらした位置に配置した。また、領域Aは余白部5mmを除くサーミスタThを中心とした20mmの幅とした。ここで、図3に示すように領域Aを含む全画像領域を領域Bと定義する。
(設定温度)
本実施形態では、図3に示す長手方向におけるサーミスタThが設けられる位置(領域)に対応した記録材の該当領域(領域A)におけるトナー量を考慮して、制御部108はヒータ201を加熱制御する設定温度を決定することを特徴とする。即ち、本実施形態では、少なくともサーミスタ(第1の検知手段)の出力および記録材の該当領域(領域A)におけるトナー量を検知する第1のトナー量検知手段(第2の検知手段)の出力に基づき、制御部108はヒータ201を加熱制御する。
より具体的には、サーミスタThにより検知される温度を、第2の検知手段で検知されるトナー量が多くなるほど低くなる設定温度に保つようにヒータ201に投入する電力を制御する。
(フローチャート)
本実施形態における制御のフローチャートを、図4に示す。画像形成装置は、プリントJob(ジョブ)を受け取ってプリントが開始(401)されると、ビデオコントローラ109において受け取った画像情報から、次に定着装置Fを通過する記録材における領域Aのトナー量を算出(402)する。次に、算出されたトナー量を基に、後述の制御式(1)によって、制御部108で設定温度Tを決定(403)する。
そして、決定された設定温度Tに温調された定着装置Fに記録材を通紙させることで、未定着トナー(トナー像)を定着(404)させる。そして、プリントJobにおける最後の記録材かどうかを判断(405)し、最終の記録材であればプリント動作を終了(406)させ、Jobが続くのであればトナー量の算出(402)へ戻り、最終の記録材まで繰り返す。本実施形態では、以上のフローで制御する。
算出されたトナー量と設定温度T[℃]との関係は、領域Aのトナー量の平均をX[mg/cm2]とした以下の制御式(1)で決定する。
この制御式(1)は「領域A以外のトナー量が最大のときに領域Aのトナー量が増減した場合でも画像弊害のない最小温度」で決定され、グラフに表すと図5のようになる。本実施形態における最大のトナー量は画像濃度が最大の場合で0.60[mg/cm2]であり、画像が一切ない場合のトナー量は0.00[mg/cm2]である。
本実施形態における平均のトナー量Xは、ビデオコントローラ109が受け取った画像を基にトナー像を形成する面積比から算出する。例えば、全面が最大濃度で印字されるべた塗画像であれば面積比は100%であるため平均のトナー量Xは0.60[mg/cm2]になる。また、面積比が8%の文字を全面に印刷した場合の平均のトナー量Xは約0.05[mg/cm2]になる。
上記制御式(1)に関し、領域A以外のトナー量が最大となる場合で考えている理由は、領域A以外のトナー量が最大の条件において定着性を満足できれば、領域A以外のトナー量が少なくても定着性が確保できるからである。
図6の表は、領域Aと領域A以外のトナー量を表のように指定した場合における、設定温度と画像弊害の関係を示したものである。設定温度を、168℃から2℃刻みで188℃まで示している。表のうち「定着」は定着不良の評価を示し、「Off」はオフセットの評価を示している。「○」はまったく弊害がなく、「△」はわずかな弊害が見られるものの許容し得る弊害レベルであり、「×」は明らかに弊害が確認できるレベル、を示している。例えば、パターン1−1の174℃ではオフセットの問題はないが、定着性がNGとなる設定であることを示している。
本実施形態では、上記の実験結果を基に最小の設定温度になるように制御式(1)を決定した。それぞれの最小の設定温度は、パターン1−1では180℃、パターン1−2では178℃、パターン1−3では176℃、パターン1−4では174℃である。これらの関係を式にしたのが、制御式(1)である。
(本実施形態の効果)
本実施形態の効果を、従来技術(本実施形態を適応しない場合)と比較した。図7は、200枚連続通紙した場合における平均電力をパターンごとに測定した結果である。従来技術では、領域Aのトナー量によって設定温度を変化させないために、パターン1−1から1−4まですべて180℃で制御する。従来技術では、領域Aのトナー量に拘らず設定温度が一定であるために、領域Aのトナー量が増えるほど投入される電力が増えている。
それに対し、本実施形態では領域Aのトナー量によらずほぼ一定の電力が投入されている。このため、図7に示すように、領域Aのトナー量が最大となるパターン1−4では29[W]の電力を削減できた。
以上のように、本実施形態では、サーミスタThの長手位置に対応した記録材のトナー量を考慮にいれた設定温度とすることで、定着不良やオフセットの弊害なく電力を削減できる。
本実施形態においては、トナー量をビデオコントローラ109(図1)に送られた画像情報から算出した。しかしながら、本発明はこれに限らず、トナー量を判断(検知)する手段であればいずれの手段であっても同様に用いることができる。これは他の実施形態も同様である。例えば、光学センサーにより記録材のトナー量を直接測定する方法でも良い。
《第2の実施形態》
本実施形態における画像形成装置及び定着装置の構成は、第1の実施形態と同じであるため、説明は省略する。本実施形態では、図3における領域Bのトナー量から基準設定温度Toを算出し、サーミスタTh位置(領域A)におけるトナー量に応じて、設定温度Tを決定することを特徴とする。
第1の実施形態では、領域Bのトナー量が最も多くなる場合(べた塗画像)でも定着不良がないように制御した。本実施形態では、領域Bのトナー量も考慮し、領域Bのトナー量が多くなるほど設定温度Tを高くし、かつ領域Aのトナー量が多くなるほど設定温度Tを低くして電力の削減を達成する。
(フローチャート)
本実施形態における制御のフローチャートを、図8に示す。画像形成装置は、プリントJobを受け取りプリントが開始(801)されると、ビデオコントローラ109において受け取った画像情報から、次に定着装置Fを通過する記録材における領域B(図3)のトナー量を算出(802)する。次に、算出されたトナー量を基に基準設定温度Toを後述の制御式(2)によって決定(803)する。
決定された基準設定温度Toに対して、領域Aのトナー量に応じた補正を後述の制御式(3)によって加え、制御温度である設定温度Tを算出(804)する。そして、決定された設定温度Tに温調された定着装置Fに記録材を通紙させることで未定着トナーを定着(805)させる。プリントJobにおける最後の記録材かどうかを判断(806)し、最終の記録材であればプリント動作を終了(807)させ、Jobが続くのであればトナー量の算出(802)へ戻り、最終の記録材まで繰り返す。本実施形態では以上のフローで制御する。
領域Bのトナー量と基準設定温度To[℃]との関係は、領域Bのトナー量の最大値をY[mg/cm2]とした以下の制御式(2)で決定する。
この制御式(2)は「領域Aにトナーがない場合において、領域Bのトナー量が変化したとしても定着性を満足できる設定温度」で決定され、グラフに表すと図9のようになる。図9で、領域Bのトナー量を最大値で定義している理由は、平均で判断してしまうと、広い領域にあるハーフトーン画像と、狭い領域あるべた塗画像との区別がつかないためである。
べた塗画像の方が単位面積当たりのトナー量が多いため、定着温度を高く設定する必要がある。本実施形態では、画像を1.5mm四方に分割した領域のトナー量平均値のうち、最大のトナー量を領域Bの最大値とすることで、ハーフトーン画像とべた塗画像を区別し、適切な基準設定温度Toを算出した。
図10は、領域Aと領域Bのトナー量を種々指定した場合における、設定温度と画像弊害の関係を示した表である。表の見方は、図6(第1の実施形態)と同様である。図10では領域Aのトナー量は固定しているため、領域Bのトナー量が増えるほど必要とする熱量が増え、設定温度を高くする必要がある。制御式(2)は図10を基に、定着性を満足できる最小設定温度となるように決定した。
本実施形態では、以下に示すように基準設定温度Toから領域Aのトナー量に応じた温度補正を行うことで最終的な設定温度T[℃]を決定する。領域Aのトナー量と設定温度T[℃]との関係は、領域Aのトナー量の平均をX[mg/cm2]とした以下の制御式(3)で決定する。
上記の制御式(3)における領域Bのトナー量が0.60[mg/cm2] と0.1[mg/cm2]であった場合の結果をグラフに表すと、図11のようになる。領域Aのトナー量が多いほど領域Bのトナー量が同じでも設定温度は低くなり、領域Aのトナー量が同じでも、領域Bのトナー量が多いほど設定温度は高くなる。
(本実施形態の効果)
本実施形態の効果を、第1の実施形態と比較した。図12は、200枚連続通紙した場合における平均電力をパターンごとに測定した結果である。領域Bのトナー量も考慮に入れることにより、第1の実施形態と比べ最も効果があるパターン4−1の場合で19[W]の電力を削減できた。
以上のように、本実施形態では、サーミスタThの長手位置に対応した記録材の該当領域におけるトナー量に加え、サーミスタ領域外のトナー量をも考慮して設定温度を決定する。これにより、定着不良やオフセットの弊害なく、第1の実施形態よりも電力を削減できる。
本実施形態では、記録材1枚毎にトナー量を算出することで設定温度にフィードバックした。しかしながら、本発明はこれに限定されず、例えばプリントJob毎(プリントジョブ毎)に一括してトナー量を算出し、設定温度を切り替えるようにしても良い。このような設定温度の切り替えは、高速化などによりビデオコントローラの処理が間に合わない場合や、同一画像が繰り返し印刷されるような場合に有効に作用する。
また、記録材の通紙方向にエリアを分割し、設定温度をエリアごとに切り替えることもできる。即ち、図17で領域を記録材搬送方向(通紙方向)に複数のエリア(例えばB1、B2、B3、B4)に分割し、設定温度をエリアごとに切り替えることもできる。このような設定温度の切り替えは、トナー量が通紙方向に大きく切り替わる画像パターンが多く印刷されるような場合に有効に作用する。
《第3の実施形態》
本実施形態における画像形成装置及び定着装置の構成は、第1、第2の実施形態と同じであるため、説明は省略する。本実施形態では、転写部を構成する転写装置106(図1)を通過するn枚目の記録材に対する定着装置F(図1)における設定温度T(n)の決定は、トナー量情報のみで決定しない。より具体的には、n枚目の記録材に対し設定される温度を、先行する直前の(n−1)枚目の記録材に対し設定された設定温度、もしくはその後に後行する(n+1)枚目の記録材に対し設定される温度との大小関係によってオフセットさせることを特徴とする。
第1、第2の実施形態では、記録材1枚毎に設定温度を決定し制御したが、画像形成装置の更なる高速化を考慮した場合、記録材1枚毎の設定温度に差があると、定着スリーブ200の温度が温調の変化に追従しないことによる定着不良の懸念が生じうる。このため、選択できる設定温度の自由度が狭まり電力の削減効果が薄まってしまうが、本実施形態では、ある設定温度T(n)の決定は、定着スリーブ200の温度が追従するようにオフセットさせることで、高速化した場合でも効果的に電力の削減を達成する。
(フローチャート)
本実施形態における制御のフローチャートを、図13に示す。画像形成装置は、プリントJobを受け取りプリントが開始(1301)される。すると、ビデオコントローラ109において受け取った画像情報から、次に定着装置を通過するn枚目の記録材における領域Bのトナー量と、さらにその次に通過するn+1枚目の記録材における領域Bのトナー量と、を算出(1302)する。そして、算出されたトナー量を基に基準設定温度To(n)、To(n+1)を決定する(1303)。
決定された基準設定温度To(n)、To(n+1)に対して、領域Aのトナー量に応じた補正を加え、仮の設定温度T’(n)、T’(n+1)を算出(1304)する。決定されたT’(n)、T’(n+1)に対して、後述の制御式(4)によってオフセットを加え、設定温度T(n)を算出(1305)する。設定温度T(n)に温調された定着装置Fに記録材を通紙させることで、未定着トナーを定着(1306)させる。
そして、次の制御温度を決定させるためにT(n)を保持(1307)しておく。そして、プリントJobにおける最後の記録材かどうかを判断(1308)し、最終の記録材であればプリント動作を終了(1309)させ、Jobが続くのであればトナー量の算出(1302)へ戻り、最終の記録材まで繰り返す。本実施形態では、以上のフローで制御する。
ここで、フローチャート1305で加えるオフセット量は、1枚前((n−1)枚目)の設定温度T(n−1)、n枚目の仮の設定温度T’(n)、(n+1)枚目の仮の設定温度T’(n+1)とを比較し決定する。具体的には、以下の制御式(4)で示す通り、T’(n)に対し、T(n−1)もしくはT’(n+1)が高かった場合にT’(n)との差分の半分をオフセットとしてT’(n)に加える。なお、1枚目や最後の記録材の場合はT(n−1)やT’(n+1)の情報がないため、それぞれ考慮せずに算出する。
T’(n)に対し、T(n−1)もしくはT’(n+1)が低い場合には、オフセットを加えない。これは、n枚目の仮の設定温度T’(n)は、算出されたトナー量の画像を定着させるために必要な温度であって、これよりも低くしてしまうと定着不良が発生してしまうためである。
(本実施形態の効果)
図14は、本実施形態の効果を確認するのに用いた各領域のトナー量と、その各トナー量における最適な設定温度を示した表である。例えば4枚目の場合は、領域Aのトナー量が0.00[mg/cm2]、領域Bのトナー量が0.30[mg/cm2]である。そして、この画像を後述の条件で連続通紙した場合の最適な温度は、200℃である。
(比較例との対比)
ここで、本実施形態を以下に示すような比較例1、2(第2の実施形態の制御で通紙)と比較した。図15は、比較例1、2の定着性の結果と、本実施形態の定着性の結果を示した表である。比較は、2通りの画像を3枚毎に切り替える図14の通紙パターンで行い、定着装置における搬送速度を300mm/sec、スループットは50ppmに設定した。
1)比較例1
比較例1は、前後の設定温度に基づきオフセットさせることなく、各トナー量に対する最適な設定温度で制御させた場合の結果を示す。本比較例では、第2の実施形態に比べ高速化を行っているために、低い温度から高い温度に切り替えた直後(4枚目、10枚目)において、定着不良が発生している。これは、設定温度に対して定着スリーブ200の温度が追従していないためである。逆に高い温度から低い温度に切り替えた直後(7枚目)においても、大きな温調変化によって温度のアンダーシュートが発生し、許容可能ではあるものの定着不良が見られた。
2)比較例2
比較例2は、前後の設定温度に基づきオフセットさせることなく、定着スリーブの200の温度が設定温度に追従する範囲で通紙した場合の結果を示す。比較例1において200℃に移行する前に190℃に設定していたが、本比較例では200℃に移行する前に195℃に設定することで、切り替える温度差が小さくなり定着不良を抑えることができる。しかしながら、定着不良を抑えるために設定温度を高くせざるを得ず、電力削減の効果が少なくなる。
3)本実施形態
前後の設定温度に基づきオフセットさせることで、設定温度の急激な変化を抑えながら通紙させる。比較例1のような定着不良が発生せず、比較例2で定着性に問題のなかった記録材(1枚目、2枚目、8枚目)に対しても195℃でなく190℃という設定温度で通紙することができ、比較例2と比べ、20[W]の電力を削減できた。
以上、本実施形態では、設定温度T(n)の決定に際して、前後1枚の記録材の設定温度を比較しオフセット量を決定した。この効果は、考慮に入れる記録材の枚数を多くすることでより効果的な設定温度の算出が可能となる。このため、上述した本実施形態の枚数に限らない。
また、先行する記録材の影響がない画像形成装置の場合は、後行する記録材の設定温度のみでオフセットを算出するなど、先行もしくは後行の設定温度のみで算出する制御にしても良い。
さらに、本実施形態に関連し、記録材毎ではなく記録材の通紙方向にエリアを分割し、設定温度をエリアごとに切り替える制御にすることで、より大きな効果を得ることも可能である。例えば、図17に示すように、記録材の通紙方向にエリアを第1乃至第4の領域B1乃至B4に4分割する場合にも上述したオフセットを同様に加えることができる。
例えば、図17における第2の領域B2についての設定温度T(B2)の決定は、トナー量情報(一部領域A2のトナー量、更には全体領域B2のトナー量)のみで決定するのではなく、以下のようにする。即ち、第2の領域B2のトナー量と、後行領域である第3の領域B3のトナー量と、を算出する。そして、算出されたトナー量を基に基準設定温度To(B2)、To(B3)を決定する。
決定された基準設定温度To(B2)、To(B3)に対して、領域A2、A3のトナー量に応じた補正を加え、仮の設定温度T’(B2)、T’(B3)を算出する。決定されたT’(B2)、T’(B3)に対して、上述の制御式(4)によってオフセットを加え、設定温度T(B2)を算出する。
具体的には、仮の設定温度T’(B2)に比べ先行領域である領域B1の設定温度T(B1)もしくは仮の設定温度T’(B3)が高かった場合に仮の設定温度T’(B2)との差分の半分をオフセットとして仮の設定温度T’(B2)に加える。なお、第1の領域S1や第4の領域S4については、このようなオフセットを加えずに算出する。
(変形例)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
(変形例1)
上述した実施形態では、画像形成装置として、長手方向における第1の検知手段としてのサーミスタが設けられる第1の領域に対応した記録材のトナー量を検知する第2の検知手段(第1のトナー量検知手段)を設けた。更には、長手方向における上記第1の領域を含む全体領域に対応した記録材のトナー量を検知する第3の検知手段(第2のトナー量検知手段)を設けた。
しかしながら、本発明はこれに限定されず、定着装置として、通信により第1のトナー量検知手段で検知されたトナー量、更には第2のトナー量検知手段で検知されたトナー量を受信することで取得するものであっても良い。即ち、第1のトナー量取得手段更には第2のトナー量取得手段を備える定着装置として、同様に投入される電力に無駄を生じさせないで定着を行うことができる。なお、定着装置としては、画像の光沢を向上させるべく、記録材に仮定着されたトナー像を加熱加圧する装置も含む。
100・・感光ドラム、102・・帯電手段、104・・現像装置、106・・転写装置、108・・制御部、109・・ビデオコントローラ、200・・定着スリーブ、201・・ヒータ、202・・加圧ローラ、Th・・サーミスタ

Claims (11)

  1. 記録材にトナー像を形成する画像形成部と、
    前記トナー像が形成された前記記録材を加熱する加熱部材と、
    前記加熱部材に対向し、前記加熱部材と共に前記記録材を挟持搬送するニップ部を形成する対向部材と、
    前記加熱部材の温度を検知する第1の検知手段と、
    前記記録材の搬送方向に直交する長手方向における前記第1の検知手段が設けられる第1の領域に対応した前記記録材のトナー量を検知する第2の検知手段と、
    少なくとも前記第1の検知手段の出力および前記第2の検知手段の出力に基づき、前記第1の検知手段により検知される温度を前記第2の検知手段で検知されるトナー量が多くなるほど低くなる設定温度に保つように前記加熱部材に投入する電力を制御する加熱制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記長手方向における前記第1の領域を含む全体領域に対応した前記記録材のトナー量を検知する第3の検知手段を有し、
    前記加熱制御手段は、少なくとも前記第1の検知手段の出力および前記第2の検知手段の出力および前記第3の検知手段の出力に基づき、前記第1の検知手段により検知される温度を前記第2の検知手段で検知されるトナー量が多くなるほど低くなり、かつ前記第3の検知手段で検知されるトナー量が多くなるほど高くなる設定温度に保つように前記加熱部材に投入する電力を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第3の検知手段は、前記長手方向における各位置での前記記録材のトナー量を検知可能であり、
    前記第3の検知手段で検知される前記全体領域に対応した前記記録材のトナー量の最大値に基づき基準設定温度が設定され、
    前記加熱制御手段は、前記第1の検知手段により検知される温度を前記第2の検知手段で検知されるトナー量が多くなるほど低くなり、かつ前記基準設定温度が高くなるほど高くなる前記設定温度に保つことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記設定温度を、前記第1の領域に対応した前記記録材のトナー量を検知する領域に対し先行する先行領域の設定された温度、もしくは前記領域に対し後行する後行領域の設定される温度との大小関係よりオフセットさせることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記先行領域および前記後行領域は、前記記録材における分割された領域として設けられることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記先行領域は前記記録材に対し先行する記録材に設けられ、かつ前記後行領域は前記記録材に対し後行する記録材に設けられることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記設定温度は、前記記録材の1枚毎に設定されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記設定温度は、プリントジョブ毎に設定されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記トナー量は、ビデオコントローラに送られてきた画像情報から算出することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 加熱部材と、
    前記加熱部材に対向し、前記加熱部材と共にトナー像を形成した記録材を挟持搬送するニップ部を形成する対向部材と、
    前記加熱部材の温度を検知する第1の検知手段と、
    前記記録材の搬送方向に直交する長手方向における前記第1の検知手段が設けられる第1の領域に対応した前記記録材のトナー量を取得する第1のトナー量取得手段と、
    少なくとも前記第1の検知手段の出力および前記第1のトナー量取得手段の出力に基づき、前記第1の検知手段により検知される温度を前記第1のトナー量取得手段で取得されるトナー量が多くなるほど低くなる設定温度に保つように前記加熱部材に投入する電力を制御する加熱制御手段と、
    を有することを特徴とする定着装置。
  11. 前記長手方向における前記第1の領域を含む全体領域に対応した前記記録材のトナー量を取得する第2のトナー量取得手段を有し、
    前記加熱制御手段は、少なくとも前記第1の検知手段の出力および前記第1のトナー量取得手段の出力および前記第2のトナー量取得手段の出力に基づき、前記第1の検知手段により検知される温度を前記第1のトナー量取得手段で取得されるトナー量が多くなるほど低くなり、かつ前記第2のトナー量取得手段で取得されるトナー量が多くなるほど高くなる設定温度に保つように前記加熱部材に投入する電力を制御することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
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