JP2007070467A - 共重合ポリエステルおよびそれからなる繊維 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形加工性が良好であり、優れた吸湿性や、清涼感、冷涼感を呈すると共に、充分な強伸度等の物理的性質を有する成形品が得られる共重合ポリエステルおよびそれからなる繊維を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)で表わされるジオール化合物及び/又は下記一般式(2)で表わされるエポキシ化合物が10〜40重量%共重合されているポリエステルであり、かつ該ポリエステルの少なくとも一部の末端に、RO−(R’O)n3−Hで表わされる片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコールが共重合されている共重合ポリエステルとする。
Figure 2007070467

Figure 2007070467

【選択図】 なし

Description

本発明は、共重合ポリエステルおよびそれからなる繊維に関するものである。さらに詳細には、成形加工性が良好であり、優れた吸湿性、清涼感、冷涼感を呈すると共に充分な強伸度等の物理的性質を有する成形品を得ることができる共重合ポリエステルおよびそれからなるポリエステル繊維に関するものである。
ポリエステルは多くの優れた特性を有するがゆえに合成繊維,フイルム,その他の成形物として広く用いられている。しかしながら、ポリエステルは、疎水性であるため、例えば繊維として使用した場合に、木綿や麻等の天然繊維に比較して吸水性,吸湿性が著しく劣る欠点があり、吸水性や吸湿性が要求される分野での使用が制限されている。なかでも、布帛が直接肌に接する衣料用途におけるポリエステル繊維の使用は、蒸れ感やべとつき感等の著しい不快感を招来するため極度に制限されているのが実状であり、特に盛夏用衣料用途での使用は実質上皆無に近い。
従来、この問題を解決しようとして、ポリエステル繊維に吸水性、吸湿性を付与しようとする試みが多数なされている。例えば、ポリエステル繊維に吸水性(液体状態の水を吸収する性質)を付与する方法として、繊維表面を変性して吸水性を付与する方法と繊維内部まで吸水性を高める方法とがある。前者では原糸改質や後加工によって、繊維表面を親水性の化合物で覆う方法が主に採用されており、この他に放電処理、光グラフト、薬品によるエッチング、親水性化合物の低温プラズマ重合加工等がある。後者の方法としてはポリエステル繊維を多孔質化することによって毛細管現象を利用して吸水性を高めることが行われている。しかしながら、これらの方法は感知蒸泄つまり発汗状態においては相応の効果が認められ、特に多孔質の吸水性ポリエステル繊維においては、抱水率や湿潤知覚限界(湿ったと感じ得る抱水率)を顕著に高める効果が得られると共に速乾性を有するため、汗を多量にかくスポーツ用途等で快適な汗処理機能を発揮できるものの、吸湿性(気相状態の水、即ち水蒸気を吸収する性能)を殆んど有しないためか、人間の感覚にはのぼらずに常に体外に蒸発している不感蒸泄に対しては特別の効果が認められず、蒸れ感や蒸し暑さを解消する効果は少ないので、木綿や麻等の天然繊維のもつ清涼感、冷涼感を呈するのには程遠い。その上、繊維の表面に親水性樹脂の皮膜を形成させる方法では、疎水性繊維の表面のみに親水性皮膜を形成させるものであり、両者の親和性が不良であるため、洗濯耐久性に劣る欠点がある。
一方、ポリエステル繊維に吸湿性を付与する方法として、親水性化合物のグラフト重合による後加工方法が提案されている。この方法によれば、例えばポリエチレンテレフタレート繊維にアクリル酸やメタクリル酸を15重量%程度グラフト重合した後でナトリウム塩化処理を施すことによって木綿と同等の吸湿率が得られる。しかしながら、かかるグラフト重合で改質した吸湿性ポリエステル繊維は、確かに木綿並みの平衡吸湿率は有するものの、平衡吸湿率に至るまでの吸湿速度が木綿に比較して著しく小さい。このことも関係してか、着用した際の蒸れ感やべとつき感を解消する効果は少なく、清涼感は得られない。
他方、ポリマー自身を吸湿性にしたポリエステルとしては、従来から知られているポリオキシエチレングリコールを共重合したポリエステル以外には注目すべきものがないのが現状である。かかるポリオキシエチレングリコール成分を含むポリエステルは吸湿性向上効果は呈するものの、その向上効果は比較的小さく、そのため多量のポリオキシエチレングリコール成分の使用を必要とし、その結果最終的に得られる変性ポリエステル繊維の物理的性能や耐熱性の低下が著しく、実用的価値は低い。
ポリオキシエチレングリコール共重合ポリエステルの欠点を改良しようとする別の提案として、ポリエステル重合体主鎖に対してポリオキシエチレングリコール成分を側鎖に有する共重合ポリエステルの製造法が提案されている(特許文献1、特許文献2)。この方法によれば比較的少量のポリオキシエチレングリコール成分の導入によって、繊維になした際に吸湿性、吸水性及び速乾性に優れると共に、熱伝導性と透湿性が良好であり、優れた清涼感、冷涼感を呈する共重合ポリエステルが得られるため有用である。しかしながら、上記共重合ポリエステルにおいては、製糸などの成形時に共重合ポリエステルの結晶性や配向性が不完全なものになり易く、成形加工性が悪いだけでなく、得られる成形品の強伸度等の物理的性質が不充分となる場合があり、改善が望まれている。
特公平6−84426号公報 特公平6−84427号公報
本発明は、上記背景技術に鑑みなされたもので、その目的は、成形加工性が良好であり、優れた吸湿性や、清涼感、冷涼感を呈すると共に、充分な強伸度等の物理的性質を有する成形品が得られる共重合ポリエステルおよびそれからなる繊維を提供することにある。
本発明者等は、上記目的を達成すべく、ポリエステル重合体主鎖に対してポリオキシエチレングリコール成分を側鎖に有する共重合ポリエステルに着目し、かかる共重合ポリエステルから得られる繊維などの強度、伸度が低いものとなる原因が、側鎖ポリオキシエチレングリコールによる、ポリエステル主鎖の結晶化や配向化に対する立体障害作用が起因することを突き止めた。更に本発明者らはかかる立体障害作用を軽減すべく種々検討した結果、特定のポリオキシアルキレングリコールをポリエステル主鎖の少なくとも一部の末端に共重合することにより顕著な効果を奏することを見出すに至った。
すなわち、本発明は次の通りである。
1.下記一般式(1)で表わされるジオール化合物及び/または下記一般式(2)で表わされるエポキシ化合物が10〜40重量%共重合されているポリエステルであって、該ポリエステルの少なくとも一部の末端に、下記一般式(3)で表わされる片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコールが共重合されていることを特徴とする共重合ポリエステル。
Figure 2007070467
(式中、Rは炭化水素基、R’はアルキレン基、n1は重合度を示す正の整数である)
Figure 2007070467
(式中、Rは炭化水素基、R’はアルキレン基、n2は重合度を示す正の整数である)
Figure 2007070467
(式中、Rは炭化水素基、R’はアルキレン基、n3は重合度を示す正の整数である)
2.片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコールの共重合量が共重合ポリエステルを構成する二官能性カルボン酸成分に対して0.01〜4.5モル%である上記1記載の共重合ポリエステル。
3.n1、n2、及びn3がそれぞれ30〜140の整数である上記1または2記載の共重合ポリエステル。
4.上記1〜3いずれかに記載の共重合ポリエステルからなるポリエステル繊維。
5.35℃95%RHの飽和吸湿率が5.0%以上である上記4記載のポリエステル繊維。
6.シルクファクターが10以上である上記4又は5記載のポリエステル繊維。
本発明の共重合ポリエステルは溶融紡糸、延伸などの成形加工性が良好であり、また該ポリエステルから得られる繊維等の成形品の強伸度がバランス良く向上しており物理的性質にも優れている。このため、上記共重合ポリエステルは従来にない画期的な性能を有し、繊維となした場合にこれまでポリエステルの使用が極度に制限されていた盛夏用衣料分野での使用が可能である。
本発明でいうポリエステルは、テレフタル酸を主たる二官能性カルボン酸成分とし、少なくとも1種のグリコール、エチレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコールから選ばれる少なくとも1種のアルキレングリコールをグリコール成分とするポリエステルを主たる対象とする。
また、テレフタル酸成分の一部を他の二官能性カルボン酸成分で置換えたポリエステルであってもよく、及び/又はグリコール成分の一部を主成分以外の上記グリコール若しくは他のジオール成分で置換えたポリエステルであってもよい。
ここで使用されるテレフタル酸以外の二官能性カルボン酸としては、例えばイソフタル酸、ナフタリンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、β−ヒドロキシエトキシ安息香酸、p−オキシ安息香酸、アジピン酸、セバシン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸の如き芳香族、脂肪族、脂環族の二官能性カルボン酸をあげることができる。
また、上記グリコール以外のジオール化合物としては、例えばシクロヘキサン―1,4―ジメタノール、ネオペンチルグリコール、ビスフェノールA、ビスフェノールSの如き脂肪族、脂環族、芳香族ジオール化合物等をあげることができる。
更に、ポリエステルが実質的に線状である範囲でトリメリット酸、ピロメリット酸の如きポリカルボン酸、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールの如きポリオールを使用することができる。
かかるポリエステルは任意の方法によって合成される。例えばポリエチレンテレフタレートについて説明すれば、通常テレフタル酸とエチレングリコールとを直接エステル化反応させるか、テレフタル酸ジメチルの如きテレフタル酸の低級アルキルエステルとエチレングリコールとをエステル交換反応させるか又はテレフタル酸とエチレンオキサイドとを反応させるかしてテレフタル酸のグリコールエステルおよび/又はその低重合体を生成させる第一段階の反応と、第一段階の反応生成物を減圧下加熱して所望の重合度になるまで重縮合反応させる第二段階の反応によって製造される。
本発明においては上記基体ポリエステルに、下記一般式(1)で表わされるジオール化合物及び/又は下記一般式(2)で表わされるエポキシ化合物が共重合される。
Figure 2007070467
Figure 2007070467
これらの式中、R、Rは炭化水素基を示し、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又はアルキルアリール基が好ましい。R’、R’はアルキレン基であり、炭素原子数2〜4のアルキレン基が好ましい。具体的にはエチレン基、プロピレン基、テトラメチレン基が例示される。また、2種以上の混合、例えばエチレン基とプロピレン基、若しくはエチレン基とテトラメチレン基とを持ったランダム共重合体やブロック共重合体であってもよい。n,nは重合度を示す正の整数であり、30〜140の範囲であるのが好ましい。重合度が30未満では、充分な吸湿性、透湿性や木綿、麻等の天然繊維が有する清涼感、冷涼感が呈されず、本発明の目的が達成されない。また、重合度が140を越えて大きくなると最早共重合が困難になり、充分な吸湿性、透湿性や清涼感、冷涼感が呈されなくなる。なかでも40〜100の範囲において特に優れた吸湿性、透湿性が発現すると共に清涼感、冷涼感が特に顕著に奏されるので好ましい。RとR、R’とR’、n1とn2とは相互に同一であっても異なっていてもよい。
かかる化合物の好ましい具体例としては、上記式(1)で示されるジオール化合物としてポリオキシエチレングリコールメチル1,2−ジヒドロキシプロピルエーテル、ポリオキシエチレングリコールフェニル1,2−ジヒドロキシプロピルエーテル、ポリオキシエチレングリコールイソプロピル1,2−ジヒドロキシプロピルエーテル、ポリオキシエチレングリコールn−ブチル1,2−ジヒドロキシプロピルエーテル、ポリオキシエチレングリコールオクチルフェニル1,2−ジヒドロキシプロピルエーテル、ポリオキシエチレングリコールノニルフェニル1,2−ジヒドロキシプロピルエーテル、ポリオキシエチレングリコールセチル1,2−ジヒドロキシプロピルエーテル、ポリオキシプロピレングリコールメチル1,2−ジヒドロキシプロピルエーテル、ポリオキシプロピレングリコールフェニル1,2−ジヒドロキシプロピルエーテル、ポリオキシプロピレングリコールn−ブチル1,2−ジヒドロキシプロピルエーテル、ポリオキシプロピレングリコールオクチルフェニル1,2−ジヒドロキシプロピルエーテル、ポリオキシプロピレングリコールノニルフェルニ1,2−ジヒドロキシプロピルエーテル、ポリオキシテトラメチレングリコールメチル1,2−ジヒドロキシプロピルエーテル、ポリオキシエチルグリコール/ポリオキシプロピレングリコール共重合体のメチル1,2−ジヒドロキシプロピルエーテル等をあげることができ、これらのなかでもポリオキシエチレングリコール誘導体が特に好ましい。上記ジオール化合物は1種を単独で使用しても、また2種以上を併用してもよい。
また、上記式(2)で示されるエポキシ化合物の好ましい具体例としては、ポリオキシエチレングリコールメチルグリシジエーテル、ポリオキシエチレングリコールフェニルグリシジルエーテル、ポリオキシエチレングリコールイソプロピルグリシジルエーテル、ポリオキシエチレングリコールn−ブチルグリシジルエーテル、ポリオキシエチレングリコールオクチルフェニルグリシジルエーテル、ポリオキシエチレングリコールノニルフェニルグリシジルエーテル、ポリオキシエチレングリコールセチルグリシジルエーテル、ポリオキシプロピレングリコールメチルグリシジルエーテル、ポリオキシエチレングリコールフェニルグリシジルエーテル、ポリオキシエチレングリコールn−ブチルグリシジルエーテル、ポリオキシエチレングリコールオクチルフェニルグリシジルエーテル、ポリオキシエチレングリコールノニルフェニルグリシジルエーテル、ポリオキシテトラメチレングリコールメチルグリシジルエーテル、ポリオキシエチレングリコール/ポリオキシプロピレングリコール共重合体のメチルグリシジルエーテル等をあげることができる。これらのなかでもポリオキシエチレングリコール誘導体が特に好ましい。上記エポキシ化合物は1種を単独で使用しても、また2種以上を併用してもよい。
上記のジオール化合物及び/又はエポキシ化合物を前記基体ポリエステルに共重合するには、前述したポリエステルの合成が完了するまでの任意の段階、例えば第1段階の反応開始前、反応中、反応終了後、第2段階の反応中等の任意の段階で添加し、添加後重縮合反応を完結すればよい。この際その使用量は、あまりに少ないと最終的に得られるポリエステル成形物の吸湿性、清涼感、冷涼感の性能が不充分になり、逆にあまりに多いと最早著しい吸湿性、清涼感、冷涼感性能の向上が見られず、かえって最終的に得られる成形品の物理的性質、例えば繊維の強伸度等が悪化するだけでなく、耐熱性や耐光性も低下するため、共重合ポリエステルに対して10〜40重量%の範囲であることが必要であり、好ましくは15〜30重量%の範囲である。
本発明の共重合ポリエステルにおいては、該ポリエステルの少なくとも一部の末端に、下記一般式(3)で表わされる片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコールが共重合されていることが肝要である。
Figure 2007070467
この式中、Rは炭化水素基を示し、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基またはアルキルアリール基が好ましい。
’はアルキレン基であり、通常炭素原子数2〜4のアルキレン基が好ましい。具体的にはエチレン基、プロピレン基、テトラメチレン基が例示される。また、2種以上の混合、例えばエチレン基とプロピレン基、若しくはエチレン基とテトラメチレン基とを持ったランダム共重合体やブロック共重合体であってもよい。n3は重合度を示す正の整数であり、30〜140の範囲が好ましい。
かかる片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコールの好ましい具体例としては、ポリオキシエチレングリコールモノメチルエーテル、ポリオキシエチレングリコールモノフェニルエーテル、ポリオキシエチレングリコールモノオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレングリコールモノノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレングリコールモノセチルエーテル、ポリオキシプロピレングリコールモノメチルエーテル、ポリオキシプロピレングリコールモノフェニルエーテル、ポリオキシプロピレングリコールモノオクチルフェニルエーテル、ポリオキシプロピレングリコールモノノニルフェニルエーテル、ポリオキシテトラメチレングリコールモノメチルエーテル、ポリオキシエチレングリコール/ポリオキシプロピレングリコール共重合体のモノメチルエーテル、ポリオキシエチレングリコール/ポリオキシテトラメチレングリコール共重合体のモノメチルエーテル等をあげることができる。なかでもポリオキシエチレングリコール誘導体が特に好ましい。
上記片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコールは1種を単独で使用しても、また2種以上を併用してもよい。
上記片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコールを共重合するには、上記式(1)で示されるジオール化合物を共重合する場合と同様に、前述したポリエステルの合成が完了するまでの任意の段階、例えば第1段階の反応開始前、反応中、反応終了後、第2段階の反応中等の任意の段階で添加し、添加後重縮合反応を完結すればよい。この際その使用量は、あまりに少ないと成形品の製造工程における成形加工性や、成形品の強伸度等の物理的性質が不充分になり、逆にあまりに多いと最早著しい成形加工性や、成形品の物理的性質の改善効果が見られず、かえって最終的に得られる共重合ポリエステルの重合度が低下するという問題が顕在化するようになるので、共重合ポリエステルを構成する二官能性カルボン酸成分に対して0.01〜4.5モル%の範囲であるのが好ましい。
このようにして得られた共重合ポリエステルから繊維を成形するには、格別の方法を採用する必要はなく、通常のポリエステルの溶融成形法が任意に採用される。例えば繊維になす場合紡出する繊維は中空部を有しない中実繊維であっても、中空部を有する中空繊維であってもよい。また紡出する繊維の横断面における外形や中空部の形状は、円形であっても異形であってもよい。製糸方法としては、500〜2500m/分の速度で紡糸し、延伸、熱処理する方法、1500〜5000m/分の速度で紡糸し、延伸、仮撚加工を同時に又は続いて行う方法、5000m/分以上の高速で紡糸し、用途によっては延伸工程を省略する方法等の製糸条件を任意に採用すればよい。
上述したように、片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコールを共重合ポリエステルの少なくとも一部の末端に共重合することによって、ポリエステル主鎖に側鎖状に結合したポリオキシアルキレングリコールによる立体障害作用が軽減されるために、ポリエステル繊維の結晶性や配向性が向上し、35℃95%RHの飽和吸湿率が5.0%以上でありかつシルクファクター(繊維の強度(cN/dtex)×(伸度(%))1/2)が10以上である共重合ポリエステル繊維を得ることが初めて可能になる。
また、フイルムやシート等の成形物にする際にも、任意の成形条件を採用することができる。例えば製膜後一方向のみに張力をかけて異方性を持たせる方法、同時に又は任意の順序で二方向に延伸する方法、二段以上の多段延伸する方法等任意の条件が採用される。
なお、本発明の共重合ポリエステル成形物には必要に応じて任意の添加剤、例えば触媒、着色防止剤、耐熱剤、難燃剤、酸化防止剤、艶消剤、着色剤、無機微粒子等が含まれていてもよい。
以上に述べた本発明の共重合ポリエステルから得られた成形品は、強伸度や、吸湿性等に優れており、さらに下記の効果を奏するものである。
(1)従来のポリオキシアルキレングリコール共重合及び/又はブレンドしたポリエステルに比較して改善された吸水性、制電性、防汚性並びに易染性を呈する。
(2)ポリエステルが本来もっている速乾性を有する。
(3)従来になく著しく優れた透湿性と熱伝導性を呈する。
(4)上記(1)〜(3)の特徴が相乗的に作用してか、本発明の共重合ポリエステル成形物は触れると著しく冷たい感覚をもたらし、その程度は繊維の場合木綿や麻等の天然繊維を上回る。
(5)繊維布帛となして着用した際、不感蒸泄状態における蒸れ感や蒸し暑さが顕著に軽減されるだけでなく、感知蒸泄状態(発汗状態)においても汗を速やかに拡散して外部に蒸散せしめるのでべとつき感が少なく、優れた汗処理機能を発揮できる。このため、木綿や麻等の天然繊維を凌駕する清涼感、冷涼感を呈する。
(6)フイルム、シートで格段に優れた印刷性と接着性が得られる。
(7)ポリエステルが本来持っている物性、耐熱性等の長所の損われ様が少ない。
(8)繊維としたとき、シルクファクターが高くタフネスが向上しているため、耐摩耗性等の他の物理的性質にも優れている。
また、本発明の共重合ポリエステルは従来にない画期的な性能を有するために、繊維となした場合にこれまでポリエステルの使用が極度に制限されていた分野での使用が可能である。さらに、上記共重合ポリエステルを、フイルムとなして繊維布帛にラミネートすることにより優れた透湿防水布帛を得ることができる。
以下、実施例および比較例をあげて本発明を具体的に説明する、本発明はこれらによって何ら限定されるものではない。なお、実施例、比較例中の部および%はそれぞれ重量部および重量%を示す。なお、実施例中の物性は下記の方法により測定した。
1)強伸度
JIS L1013−1999 8.5.1に準拠して測定した。
2)飽和吸湿率
試料を35℃95%RHの条件に調節した恒温恒湿室中に24時間調湿し、絶乾試料の重量と調湿試料の重量から次式により吸湿率を求めた。
吸湿率(%)=(調湿試料の重量−絶乾試料の重量)×100/絶乾試料の重量
3)清涼感・冷涼感
繊維(延伸糸)を目付100g/mメリヤス編物とし、これを20℃、65%RH雰囲気下に一昼夜保持した後、手で触れたときに感じられる清涼感・冷涼感を官能検査で評価した。
[実施例1]
(共重合ポリエチレンテレフタレート)
テレフタル酸ジメチル100部,エチレングリコール60部,酢酸カルシウム1水塩0.06部(テレフタル酸ジメチルに対して0.066モル%)及び整色剤として酢酸コバルト4水塩0.009部(テレフタル酸ジメチルに対して0.007モル%)をエステル交換缶に仕込み、窒素ガス雰囲気下4時間かけて140℃から220℃まで昇温して生成するメタノールを系外に留去しながらエステル交換反応を行った。エステル交換反応終了後、安定剤としてリン酸トリメチル0.058部(テレフタル酸ジメチルに対して0.080モル%)を加えた。次いで10分後に三酸化アンチモン0.04部(テレフタル酸ジメチルに対して0.027モル%)を添加し、同時に過剰のエチレングリコールを追出しながら240℃まで昇温した後重合缶に移した。
重合缶に平均の分子量が2000(m=43)のポリオキシエチレングリコールメチル1,2−ジヒドロキシプロピルエーテル25部(共重合ボリエステルに対して19.2%)および平均の分子量が2000(n=45)のポリオキシエチレングリコールモノフェニルエーテル5部(テレフタル酸に対して0.49モル%)添加した後、1時間かけて760mmHgから1mmHgまで減圧し、同時に1時間30分かけて240℃から280℃まで昇温下。1mmHg以下の減圧下、重合温度280℃で更に2時間重合した時点で酸化防止剤としてイルガノックス1010(チバガイギー社製)0.8部を真空添加し、その後更に30分間重合した。得られたポリマーを常法に従ってチップ化した。
このチップを常法に従って乾燥後、孔径0.3mmの円形紡糸孔を24個穿設した紡糸口金を使用して285℃で溶融紡糸した。次いで得られた未延伸糸を、最終的に得られる延伸糸の伸度が30%になるような延伸倍率にて84℃の加熱ローラーと180℃のプレートヒーターを使って延伸熱処理して84dtex/24フィラメントの延伸糸を得た。未延伸糸と延伸糸をそれぞれ10kg連続して製造し、巻き取った製品の外観検査を行ったがいずれも毛羽は認められなかった。
得られた延伸糸の35℃95%RHの飽和吸湿率は9.1%、糸の破断強度および破断伸度はそれぞれ3.5cN/dtexおよび30%であり、シルクファクターは21.7であった。また、清涼感・冷涼感は良好であった。
[比較例1]
(共重合ポリエチレンテレフタレート)
実施例1において片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコールとして使用した平均の分子量が2000(n=45)のポリオキシエチレングリコールモノフェニルエーテル5部を添加しない以外は実施例1と同様に行って84デシテックス/24フィラメントの延伸糸を得た。未延伸糸と延伸糸をそれぞれ10kg連続して製造し、巻き取った製品の外観検査を行ったが延伸糸に5ケの毛羽が認められた。
得られた延伸糸の35℃95%RHの飽和吸湿率は8.9%、糸の破断強度および破断伸度はそれぞれ1.2cN/dtex及び30%であり、シルクファクターは6.7であった。また、清涼感・冷涼感は良好であった。
[実施例2]
(共重合ポリブチレンテレフタレート)
ジメチルテレフタレート100部、平均の分子量が2000(m=43)のポリオキシエチレングリコールメチル1,2−ジヒドロキシプロピルエーテル30部(共重合ボリエステルに対して20%)、平均の分子量が2000(n=45)のポリオキシエチレングリコールモノフェニルエーテル5部(テレフタル酸に対して0.49モル%)、1,4−ブタンジオール73.5部(全酸成分の1.4モル倍)および触媒としてテトラブチルチタネート0.4部を反応槽に仕込み、内温200℃でエステル交換反応を行った。理論量の約80%のメタノールが留出した時点で0.4重量部を添加した後、昇温、減圧による重縮合反応を開始した。重縮合反応は約30分かけて30mmHgとし、さらに30分かけて3mmHgとし、以後1mmHgの真空下で内温250℃にて200分間反応を行い、その時点でヒンダードフェノール系酸化防止剤の1部とヒンダードアミン系光安定剤2部を添加し、その後さらに20分間1mmHg以下の真空下、250℃で20分間反応した。得られたポリマーを常法に従ってチップ化した。
このチップを常法に従って乾燥後、孔径0.3mmの円形紡糸孔を24個穿設した紡糸口金を使用して260℃で溶融紡糸した。次いで得られた未延伸糸を、最終的に得られる延伸糸の伸度が30%になるような延伸倍率にて65℃の加熱ローラーと130℃のプレートヒーターを使って延伸熱処理して84dtex/24フィラメントの延伸糸を得た。未延伸糸と延伸糸をそれぞれ10kg連続して製造し、巻き取った製品の外観検査を行ったがいずれも毛羽は認められなかった。
得られた延伸糸の35℃95%RHの飽和吸湿率は10.3%、糸の破断強度および破断伸度はそれぞれ2.5cN/dtexおよび30%であり、シルクファクターは13.7であった。また、清涼感・冷涼感は良好であった。
[比較例2]
(共重合ポリブチレンテレフタレート)
実施例2において片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコールとして使用した平均の分子量が2000(n=45)のポリオキシエチレングリコールモノフェニルエーテル5部を添加しない以外は実施例2と同様に行って84dtex/24フィラメントの延伸糸を得た。未延伸糸と延伸糸をそれぞれ10kg連続して製造し、巻き取った製品の外観検査を行ったが延伸糸に12ケの毛羽が認められた。
得られた延伸糸の35℃95%RHの飽和吸湿率は10.0%、糸の破断強度および破断伸度はそれぞれ1.0cN/dtex及び30%であり、シルクファクターは5.5であった。また、清涼感・冷涼感は良好であった。
本発明の共重合ポリエステルは成形加工性が良好であり、該共重合ポリエステルからは、優れた吸湿性や、清涼感、冷涼感を呈するだけでなく、充分な強伸度等の物理的性質を有する成形品が得られる。特に上記共重合ポリエステルからなる繊維は、スポーツ用途やインナー用途などの衣料用途において従来にない快適機能を発現できる。また、上記繊維は、衣料用途のみならず、室内の環境湿度などを低く保つ効果にも優れるため、インテリア・寝具用途や自動車内装材用途、テントなどの産業資材用途においても極めて有用である。

Claims (6)

  1. 下記一般式(1)で表わされるジオール化合物及び/または下記一般式(2)で表わされるエポキシ化合物が10〜40重量%共重合されているポリエステルであって、該ポリエステルの少なくとも一部の末端に、下記一般式(3)で表わされる片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコールが共重合されていることを特徴とする共重合ポリエステル。
    Figure 2007070467
    (式中、Rは炭化水素基、R’はアルキレン基、n1は重合度を示す正の整数である)
    Figure 2007070467
    (式中、Rは炭化水素基、R’はアルキレン基、n2は重合度を示す正の整数である)
    Figure 2007070467
    (式中、Rは炭化水素基、R’はアルキレン基、n3は重合度を示す正の整数である)
  2. 片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコールの共重合量の割合が、共重合ポリエステルを構成する二官能性カルボン酸成分に対して0.01〜4.5モル%である請求項1記載の共重合ポリエステル。
  3. n1、n2、及びn3がそれぞれ30〜140の整数である請求項1または2記載の共重合ポリエステル。
  4. 請求項1〜3いずれか1項記載の共重合ポリエステルからなるポリエステル繊維。
  5. 35℃95%RHの飽和吸湿率が5.0%以上である請求項4記載のポリエステル繊維。
  6. シルクファクターが10以上である請求項4または5記載のポリエステル繊維。
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