JP7250010B2 - 特に自動車の外部視覚ユニットの固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、特に自動車の外部視覚ユニットのための固定構造に関し、車両に固定的に接続することができる基部と、基部と結合可能な回転部とを備え、回転部は、結合状態において、外部視覚ユニットのハウジングを旋回可能に軸受取付けするための中央シャフトを形成する。
このような固定構造は、特許文献1から知られており、フレームが設けられ、外部ミラー、カメラ、および/またはディスプレイを含むハウジングなどの外部視覚ユニットを自動車、特にその外側に固定するために使用される。
例えば衝突のような災害が発生した場合、または駐車状態で占有する空間が少ない場合に、外部視覚ユニットが車両に向かって旋回できるように、自動車の外部視覚ユニットを設計することが慣例である。次に、外部視覚ユニットは、車両に固定接続された中央シャフトを有して設計され、このシャフトの周りで、フレーム、外部ミラー、およびその他の設備を備えた外部視覚ユニットのハウジングが、特定のモーメントを超えた場合に回転することができる。
外部視覚ユニットは、ほとんどが個別に組み立てられ、アセンブリとして車に取り付けられるため、中心シャフトは、多くの場合、車の固定部品である基部に結合できる回転部の一部として設計される。
この結合は、中心シャフトによって回転部と基部をネジで結合することで行うことができる。中央シャフトには、たとえば、基部のネジ穴に対応する1つ以上の穴が設けられている。この解決策には、操作上信頼できる接続を形成できるという利点があるが、多くの追加の組み立て操作が必要であり、さらに、ネジ穴ごとに追加の部品(ネジ)が必要であるという欠点がある。
ネジを取り付けるとエラーが発生する可能性があることがわかっている。特に、外部視覚ユニットにネジを取り付けるのを忘れたり、緩んだネジが残ったりすることがある。また、ネジの締付力の制御が困難である。また、ネジには追加の取り付け空間が必要であるため、外部視覚ユニットの設計の自由度が大幅に低下する可能性がある。
特許文献1では、基部と回転部に少なくとも1つのカムと溝のペアを設けてバヨネットキャッチとして機能させ、基部に対する回転部の第1の角度位置で回転部が結合の目的のために、幾何軸に沿って基部に移動して、カムと溝のペアの位置合わせをし、カムと溝のペアが位置合わせされると、回転部が幾何軸を中心に第1の角度位置から第2の角度位置まで旋回可能になる。第2の角度位置では、カムと溝のペアの協働により、回転部が基部に対して幾何軸に沿って軸方向にロックされる。回転部と基部にさらに連携するブロック手段が設けられているため、第2の角度位置では、回転部は、幾何軸を中心に基部に対して回転しないようにロックされる。
この構造は多くの利点を提供するが、遊びのない動作上信頼できる方法で軸方向ロックを実現することは実際には困難であることが分かっている。特に、軸方向の遊びが少ないカムと溝のペアを製造することは比較的コストがかかり、また、振動や温度変動などの外的要因により、構造物の寿命の中で軸方向の遊びが増加する可能性がある。
これらの不利な点に対抗するために、特許文献1では、バヨネットキャッチに、破損しやすい結合部と組み合わせて、くさび作用の下で協働するカムと溝のペアを設けることが提案されている。バヨネットキャッチにくさび作用下で協働するカムと溝のペアを設けることにより、第2位置への回転時のくさび効果により、バヨネットキャッチからの軸方向の遊びを排除し、さらに軸方向のバイアスを加えることさえ可能になる。回転部はさらに、中央シャフトと破損可能に回転結合された別個の部分として実装されたフランジを備えることができる。フランジと回転部の間に破損可能な結合を提供することにより、カムと溝のペア間の比較的広い軸公差でも、バヨネットキャッチの所定の最大締め付けモーメントを超えないことを保証できる。このように、固定構造により、軸方向の遊びの少ない、または遊びのないロックアップをコスト効率よく確実に実現することができる。ただし、この解決策の欠点は、この構造が実際に実装するのが比較的複雑であることである。
NL1019258
本発明は、改善された固定構造、特に実装がより簡単な固定構造を企図する。特に、本発明は、バヨネットキャッチとして協働するカムと溝のペアを備えた固定構造を企図しており、これにより、言及された利点を維持しながら、言及された欠点を相殺することができる。
そのために、本発明は、特に自動車の外部視覚ユニットのための固定構造を提供し、これは、車両に固定して接続することができる基部と、基部と結合可能であり、結合状態で、外部視覚ユニットのハウジングをピボット式に軸受け取り付けするための中心シャフトを形成する回転部と、を備える。基部と回転部には、バヨネットキャッチとして協働する少なくとも1つのカムと溝のペアがあり、基部に対する回転部の第1の角度位置では、結合するために回転部は、幾何軸に沿っての基部に対して移動することができ、協働するカムと溝のペアは位置合わせされ、回転部は、幾何軸回りに第1の角度位置からカムと溝のペアが強制充填要素を介して協働する第2の角度位置へ回転し、これにより、回転部は、充填要素の材料の強制変位の下で、第2の回転角度から第3の回転角度まで幾何軸回りに回転でき、回転部は、幾何軸に沿って軸方向に基部に対してロックされる。
バヨネットキャッチに強制充填要素を提供することにより、バヨネットキャッチから軸方向の遊びをなくすことができ、軸方向のバイアスも適用できる。強制充填要素を使用することで、カムと溝のペアの間の軸方向の空間に、充填要素の第1部分の材料を充填することができ、締め付け時に材料を強制することによって、軸方向の空間で余剰となっている充填要素の第2部分の材料が変位する。材料の強制変位には、材料の弾性変形と塑性変形の両方が含まれる。充填要素の材料の少なくとも一部が、たとえばカムによって軸方向に圧縮されている場合、弾性変形によって軸方向バイアスに寄与できる。材料の別の部分は、塑性変形の下で、接線方向および/または半径方向にカムによって押し出される。このように、固定構造により、軸方向の遊びの少ない、または遊びのないロックアップを、比較的簡単な方法で、費用対効果が高く確実に実現することができる。
カムおよび/または溝の材料に対してより容易に変形する材料から強制充填要素を作ることにより、バヨネットキャッチの所定の最大締め付けモーメントを超えないことが達成され得る。したがって、たとえば、カムと溝のペアは金属で作成される一方、強制充填要素はプラスチック、好ましくは、例えばガラスビーズ充填材を有する、またはPOM(ポリオキシメタクリレート)で充填されたPA(ポリアミド)などの比較的丈夫で拡張可能なプラスチックで作成される。当業者には既知の多くの材料が考えられるだろう。
強制充填要素は別の部品にすることができる。別の部品として、充填要素は、例えば、緩い中間要素を構成することができるか、または、例えば、カムまたは溝に設けること、またはカムまたは溝によって支持されることができる。しかし、強制充填要素は、カムまたは溝と一体に形成することもできる。充填要素は、個別の部品ではなく、カムまたは溝の一部となる。
膨出接触面または傾斜接触面などの隆起接触面を強制充填要素に設けることにより、カムと溝のペアの間に比較的広い軸公差があっても、大きな力を必要とせずに軸方向の遊びを確実に取り除くことができる。
回転部および基部が協働するブロック部を備え、第3の角度位置での回転部の、基部に対する幾何軸回りの回転を阻止することにより、回転部および基部が互いに対して回転に対してロックされることが達成される。その結果、使用中、バヨネットキャッチのロック動作に影響を与えることなく、回転部にモーメントを加えることができる。特に、これにより、バヨネットキャッチが過負荷になったり、意図せずに緩んだりするのを防ぐことができる。
回転部はさらに、中央シャフトと回転結合される別個の部分として実装されたフランジを備えることができる。
接続中に外部視覚ユニットのハウジングが、特にフランジに配置されたリングを介して、カムとして形成され得る係合要素とともにモーメント伝達的にフランジと協働する場合、ハウジングを回転させることにより、外部視覚ユニットを固定することができる。
フランジが回転部に対して幾何軸に沿って軸方向に移動可能である場合、協働するブロック部は、構造的に単純な方法で実現することができる。
使用中のフランジが、バネ作用の下で、特に、バヨネットキャッチのカムまたは溝を支持する幾何軸に対して実質的に半径方向に延びるベアリング部に向かって付勢されている場合、これにより、協働するブロック部を構造的に簡単な方法で付勢することができる。バネ作用を生成するために、中央シャフトの周りに配置されるバネ、特にコイルバネを設けることが好ましい。
固定構造のさらなる実施形態は、特許請求の範囲に示されている。
本発明はまた、固定構造を含む、自動車用の外部視覚ユニットに関する。
本発明は、さらに、外部視覚ユニットを自動車に固定する方法に関し、ハウジングが旋回軸受け取付けされた外部視覚ユニットの回転部は、バヨネットキャッチを介して、車両に取り付けられた基部と接続され、方法は、回転部が幾何軸に沿って基部に移動し、バヨネットキャッチの少なくとも1つのカムと溝のペアを協働のために位置合わせする第1の組み立てステップを含み、第2の組み立てステップでは、締付けモーメントの作用により、回転部が幾何軸を中心に第1の角度位置から第2の角度位置まで旋回し、第2の角度位置では、カムと溝のペアが強制充填要素を介して協働し、回転部は、充填要素の材料の強制変位の下で第2の角度位置から、幾何軸に沿って軸方向に回転部が基部に対してロックされる第3の角度位置まで幾何軸回りに回転する。これにより、カムと溝のペアの間の軸方向の空間を充填要素の第1部分の材料で埋めることができ、軸方向の空間で余った充填要素の第2部分の材料は、締め付け時に強制的に変位させることができる。
次に、フランジは、第3の角度位置において、固定連結を介して回転部と回転不能に結合され得る。
さらに、第3の角度位置にある回転部は、協働するブロック部を介して、基部に対する幾何軸回りの回転を阻止され得る。
また、外部視覚ユニットのハウジングは、接続中に、フランジとモーメント伝達的に協働することができる。
本願の開示に関して、独立請求項に記載された固定構造の技術的特徴は、独立した発明、または主請求項、従属請求項、または説明からの1つ以上の技術的特徴と組み合わせる発明とみなすこともできることに注意されたい。また、独立方法クレームに記載された方法の方法ステップは、独立した発明、または主請求項、従属請求項、または説明からの1つ以上の方法ステップと組み合わせた発明と見なすことができる。
本発明は、図面に示される固定構造の例示的な実施形態に基づいてさらに解明される。
分解された状態の本発明による固定構造の第1の実施形態の概略斜視平面図を示す。 図1の固定構造の概略斜視底面図を示す。 接続中の連続する段階における図1の固定構造の概略斜視図を示す。 接続中の連続する段階における図1の固定構造の概略斜視図を示す。 接続中の連続する段階における図1の固定構造の概略斜視図を示す。 接続中の連続する段階における図1の固定構造の概略斜視図を示す。 接続中の連続する段階における図1の固定構造の概略斜視図を示す。 接続中の連続する段階における図1の固定構造の概略斜視図を示す。 図3.1~図3.6に詳細に示したものに対応する簡略化した側面図を示す。 図3.1~図3.6に詳細に示したものに対応する簡略化した側面図を示す。 図3.1~図3.6に詳細に示したものに対応する簡略化した側面図を示す。 図3.1~図3.6に詳細に示したものに対応する簡略化した側面図を示す。 図3.1~図3.6に詳細に示したものに対応する簡略化した側面図を示す。 図3.1~図3.6に詳細に示したものに対応する簡略化した側面図を示す。 図4.6に示される第1の実施形態の変形例を示し、強制中間要素は、カム上に支持され、ストッパは、溝の上側から下向きに延びる。 図4.6に示される第1の実施形態のさらなる変形を示し、強制中間要素は、カムと溝との間で受けられ、溝と回転ロックされる別個の構成要素を形成する。 取り付けられた状態の、本発明による固定構造の第2の実施形態の断面概略斜視底面図を示す。 強制中間要素が入っている、図7aの固定構造の基部の断面概略斜視平面図を示す。 取り付けられた状態の、本発明による固定構造の第3の実施形態の断面概略斜視平面図を示す。 強制中間要素が入っている、図8aの固定構造の基部の断面概略斜視平面図を示す。
図面では、同じまたは対応する部分は同じ参照番号で示されている。図は単に例示的な実施形態として示され、決して限定するものと見なされるべきではないことに留意されたい。
図1は、特に自動車の外部視覚ユニットのための固定構造1を示す。外部視覚ユニットの構造と操作は当業者に既知であり、ここではさらに説明しない。外部視覚ユニットの構造と操作の詳細については、外部視覚ユニットが説明されている特許文献1を参照されたい。
図1および図2を参照すると、固定構造1の第1の実施形態は、車両に固定的に接続することができる基部3と、基部3と結合可能な回転部4とを備える。結合状態の回転部4は、図示されていない外部視覚ユニットのハウジング20を旋回可能に軸受取付けするための中心シャフト5を形成する。基部3と回転部4には、バヨネットキャッチ6として機能する少なくとも1つのカムと溝のペア7、8が設けられている。
回転部4には、幾何軸2に沿って延びる主軸部10と、幾何軸2に対して略半径方向に延び、基部3のチャンバ12に軸支されるベアリング部11とが設けられている。この例示的な実施形態では、ベアリング部11は、チャンバ12と共に、バヨネットキャッチ6を具体化する。この例のカム7は、ここでは板状に設計されたベアリング部11の半径方向に突出したコーナーポイントとして実装され、溝8は、突起14の下縁部およびチャンバ12の底部15の間でチャンバ12の壁13の突起14の下に形成されている。ベアリング部11は、基部3のチャンバ12に嵌合し、チャンバ12には、ベアリング部11に対応するアクセス開口部16が設けられている。
図3.1および図4.1に示すように、基部3に対する回転部4の第1の角度位置α1において、回転部4は、結合のために、基部3に向かって幾何軸2に沿って矢印P1の方向に変位することができ、協働するカムと溝のペア7、8の位置合わせをする。図3.2および図4.2に示されるように、カムと溝のペア7、8は、協働のために位置合わせされ、回転部4は、第1の角度位置α1から第2の角度位置α2まで矢印P2の方向に幾何軸2回りに旋回可能である。図3.5および図4.5には第2の角度位置α2が示されている。第2の角度位置では、バヨネットキャッチ6のカム7が溝8の中に伸び、矢印P1と反対方向の軸方向の動きが妨げられる。
第2の角度位置α2では、カムと溝のペア7、8は、強制充填要素17を介して協働する。この例の強制充填要素17は、カムと溝のペア7、8の金属に対して比較的容易に広げることができるプラスチック材料の充填プレートとして実装されている。強制充填要素17は、回転部4のベアリング部11の下側に保持される別個の部品を形成する。そのために、強制充填要素17には固定要素18が設けられている。また、この実施形態の強制充填要素17には、調心、好ましくは自動調心の円筒形ベアリング部19が設けられている。図2では、自動調心ベアリング部19に、軸方向に延びるカムの形のガイド要素19aがさらに設けられている。カムは、遊びなしで基部3のリング形状の内壁まで延在し、半径方向のカムの弾性変形および/または塑性変形によって円筒形ベアリング部19を遊びなししでロックする。代替の実施形態では、軸方向に延在するカムの形態のガイド要素19aは、例えば基部3のリング形状の外壁と協働するために、内側に延在してもよい。多くの実施形態が可能である。強制充填要素17には、くさび型の隆起接触面22を有するカム21がさらに設けられ、これは、基部3の底部15にある強制要素27の対応する接触面23と協働する。
図3.6および図4.6を参照すると、回転部4が充填要素17の材料の強制変位の下で、第2の角度位置α2から幾何軸2回りの矢印P3の方向に第3の角度位置α3まで移動することが示されており、第3の角度位置では、回転部4は、幾何軸2に沿った軸方向において基部3に対してロックされている。矢印P1の方向への移動も妨げられるため、バヨネットキャッチ6のカムと溝のペア7、8は、軸方向に固定される。次に、バヨネットキャッチ6のカムと溝のペア7、8の間の軸方向の空間に、充填要素17の第1部分の材料、特に充填プレートとカム21の一部が充填される。軸方向の空間で余剰となっている充填要素17の第2部分の材料、特にカム21の上部は、締め付け時に、第2の角度位置α2から第3の角度位置α3まで矢印P3の方向に強制的に変位される。
回転部4はさらに、別個の構成要素として実装されるフランジ9を備える。フランジ9は、中心シャフト5と回転連結されているが、幾何軸2に沿って軸方向にスライド可能である。使用中、フランジ9は、バネの作用でベアリング部11に向かって付勢される。バネ作用を生成するために、中央シャフト5の周りに配置されたコイルバネ(図示せず)が提供され、中央シャフト5によって拘束され、フランジ9を押す。好ましい実施形態では、コイルバネは付勢されている。結合するために、図3.1および図4.1に示すように、回転部4を幾何軸2に沿って矢印P1の方向に基部3に向かって移動し、カムと溝のペア7、8を協働するために位置合わせする場合、フランジ9は基部3によって拘束される一方で、主軸部10とベアリング部11は軸方向に移動する。これにより、バネが圧縮され、図3.2および図4.2に示すように、カムと溝のペア7、8が協働するように位置合わせされると、駆動部は強力なバネ作用を受ける。
回転部4および基部3は、第3の角度位置α3にある回転部4を基部3に対する幾何軸2回りの回転から拘束する協働するブロック部24をさらに備える。ブロック部24は、フランジ9の対応する凹部26と協働する基部3のカム25として実装されている。図3.3~図3.6および図4.3~図4.6を参照すると、矢印P2およびP3の方向に回転するとき、フランジ9は、第2の角度位置を通過すると、バネ作用に抗して矢印P1方向と反対の方向にカム25によって持ち上げられ、第3の角度位置α3では、バネ作用により、矢印P1方向に下に移動し、再びカム25が凹部26に受容される。したがって、第3の角度位置α3にある回転部4は、基部3に対する回転に対してロックされる。したがって、第3の角度位置α3にある協働するブロック部24の結合カム25は、回転ロック式に凹部26に受け入れられ、第3の角度位置α3にある回転部4は、基部3に対する幾何軸2回りの回転を阻止される。これにより、バヨネットキャッチ6のロック作用に影響を与えることなく、回転部4にモーメントを作用させることができ、バヨネットキャッチ6が意図せず外れることを防止できる。
図5では、図4.6と同様に、第1の実施形態の変形が示され、強制中間要素17は、バヨネットキャッチ6のカム7に支承され、強制要素27は、溝8の上側から下方に延びる。
図6には、第1の実施形態のさらなる変形が示されており、強制中間要素17は、基部3に対する回転がロックされてカム7と溝8との間のチャンバ12に受け入れられる別個の構成要素を形成する。
図7aおよび図7bには、本発明による固定構造1の第2の実施形態が示されている。ここでは、強制中間要素17は、リングとして、基部3のチャンバ12の底部15に回転ロック方式に受け入れられる。この実施形態では、カム21には凸状接触面22が設けられており、これは強制要素27としてカム7の縁部28と協働する。
図8aおよび8bには、固定構造1の比較可能な第3の実施形態が示されており、強制要素17は、十字に配置されたカム21を備えた中央リングとして実装され、半径方向外向きに延び、バヨネットキャッチ6の回転部4のカム7の縁部28と協働する凸状接触面22を有する。
本発明は、ここに示される例示的な実施形態に限定されない。特に、固定構造には、ハウジングを電気的に調整するための駆動機構を設けることができ、バヨネットキャッチのカムと溝のペアは、さまざまな方法で実装できる。また、固定構造では、視覚ユニットのハウジング以外の要素、たとえば、ピボットアームやホイールのハブ、または壁やフレームなどの別のオブジェクトを固定することができる。
これらおよび他の変形は、当業者には明らかであり、以下の特許請求の範囲に示される本発明の範囲内であると理解される。
1 固定構造
2 幾何軸
3 基部
4 回転部
5 中央シャフト
6 バヨネットキャッチ
7 カム
8 溝
9 フランジ
10 主軸部
11 ベアリング部
12 チャンバ
13 壁
14 突起
15 底部
16 アクセス開口部
17 強制充填要素
18 固定要素
19 ベアリング部
19a ガイド要素
20 ハウジング
21 カム
22 接触面
23 接触面
24 ブロック部
25 カム
26 凹部
27 強制要素
28 縁部
P1 矢印
P2 矢印
P3 矢印
α1 第1の角度位置
α2 第2の角度位置
α3 第3の角度位置

Claims (25)

  1. 自動車の外部視覚ユニットのための固定構造であって、前記固定構造は、車両に固定的に接続可能な基部と、前記基部に連結可能な回転部であって、結合状態で外部視覚ユニットのハウジングをピポット式に軸受取付けするための中央シャフトを形成する回転部と、を備え、前記基部および前記回転部には、バヨネットキャッチとして協働する少なくとも1つのカムおよび溝のペアが設けられ、前記基部に対する前記回転部の第1の角度位置では、結合のために、前記回転部は、幾何軸に沿って前記基部の方へ移動することができ、協働するために前記カムおよび溝のペアは位置合わせされ、前記回転部は、前記第1の角度位置から、前記カムおよび溝のペアが協働する第2の角度位置へ前記幾何軸回りに枢動可能であり、前記カムおよび溝のペアは、強制充填要素を介して協働し、前記回転部は、前記充填要素の材料の強制変位により、前記幾何軸回りに前記第2の角度位置から第3の角度位置へ回転することができ、前記回転部は、前記幾何軸に沿った軸方向に前記基部に対してロックされる、固定構造。
  2. 前記強制充填要素がプラスチックから作られる、請求項1に記載の固定構造。
  3. 前記強制充填要素が個別の部品である、請求項1または2に記載の固定構造。
  4. 前記強制充填要素には、前記基部に対して前記幾何軸の回りに前記回転部をセンタリングするための少なくとも1つのガイド要素が設けられている、請求項1~3のいずれか一項に記載の固定構造。
  5. 前記強制充填要素は、前記カムまたは溝の上に配置されるか、または前記カムまたは溝によって支承される、請求項1~4のいずれか一項に記載の固定構造。
  6. 前記強制充填要素には、隆起接触面設けられている、請求項1~5のいずれか一項に記載の固定構造。
  7. 前記隆起接触面は、膨出接触面または傾斜接触面である、請求項6に記載の固定構造。
  8. 前記回転部および前記基部には、協働するブロック部が設けられ、前記ブロック部は、前記第3の角度位置における前記回転部の前記基部に対する前記幾何軸回りの回転を阻止する、請求項1~のいずれか一項に記載の固定構造。
  9. 前記回転部は、前記中央シャフトと回転結合する、別個の部品として実装されたフランジをさらに備える、請求項1~のいずれか一項に記載の固定構造。
  10. 前記外部視覚ユニットの前記ハウジングは、連結中に、モーメント伝達的にカムとして形成された前記フランジと協働する、請求項に記載の固定構造。
  11. 前記外部視覚ユニットの前記ハウジングは、連結中に、前記フランジに配置されたリングを介して、モーメント伝達的に前記フランジと協働する、請求項10に記載の固定構造。
  12. 前記フランジは、前記幾何軸に沿った軸方向に前記回転部に対して移動可能である、請求項9~11のいずれか一項に記載の固定構造。
  13. 前記フランジは、使用中に、バネ作用により付勢され、前記バヨネットキャッチのカムまたは溝を支承する、請求項9~12のいずれか一項に記載の固定構造。
  14. 前記フランジは、使用中に、バネ作用により、前記幾何軸に対して略半径方向に延在するベアリング部に向かって付勢される、請求項13に記載の固定構造。
  15. 前記回転部には、前記幾何軸に沿って延在する主軸部と、前記幾何軸に対して略半径方向に延在する、前記基部のチャンバ内における軸支のためのベアリング部とが設けられ、前記ベアリング部は、前記チャンバと共に前記バヨネットキャッチを形成する、請求項1~14のいずれか一項に記載の固定構造。
  16. バネ作用を生成するために、前記中央シャフトの周りに配置されるバネ設けられている、請求項1~15のいずれか一項に記載の固定構造。
  17. 前記バネがコイルバネである、請求項16に記載の固定構造。
  18. 前記協働するブロック部が、前記基部に凹部を備え、前記第3の角度位置において、前記凹部に結合するカムが回転ロック式に受容される、請求項1~17のいずれか一項に記載の固定構造。
  19. 前記回転部の周りに軸受取り付けされた外部視覚ユニットのためのハウジングが設けられている、請求項1~18のいずれか一項に記載の固定構造。
  20. 請求項1~19のいずれか一項に記載の固定構造を備える自動車のための外部視覚ユニット。
  21. 外部視覚ユニットを自動車に固定する方法であって、ハウジングがピポット式に軸受取り付けされる外部視覚ユニットの回転部は、バヨネットキャッチを介して、前記自動車に取り付けられた基部に接続され、前記方法は、前記回転部を幾何軸に沿って前記基部へ移動し、前記バヨネットキャッチの少なくとも1つのカムおよび溝のペアを協働するために位置合わせをする第1組み立てステップを備え、第2組み立てステップにおいて、締め付けモーメントを加えることによって、前記回転部を前記幾何軸の回りに第1の角度位置から、カムおよび溝のペアが強制充填要素を介して協働する第2の角度位置へ旋回させ、前記回転部は、前記充填要素の材料の強制変位によって、前記幾何軸の回りに前記第2の角度位置から、前記回転部が前記幾何軸に沿った軸方向に前記基部に対してロックされる第3の角度位置へ回転される、方法。
  22. カムおよび溝のペアの間の前記軸方向の空間に、前記充填要素の第1部分の材料が充填され、前記軸方向の空間で余剰となった前記充填要素の第2部分の材料は、締め付けの際に前記材料の強制により変位される、請求項21に記載の方法。
  23. 前記第3の角度位置においてフランジは、固定連結を介して前記回転部と回転不能に連結される、請求項21または22に記載の方法。
  24. 前記第3の角度位置において前記回転部は、協働するブロック部によって、前記基部に対する前記幾何軸回りの回転を阻止される、請求項21~23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記外部視覚ユニットの前記ハウジングは、接続中に、モーメント伝達式にフランジと協働する、請求項21~24のいずれか一項に記載の方法。
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