JP7233379B2 - 酸化タングステン系材料 - Google Patents

酸化タングステン系材料 Download PDF

Info

Publication number
JP7233379B2
JP7233379B2 JP2019560240A JP2019560240A JP7233379B2 JP 7233379 B2 JP7233379 B2 JP 7233379B2 JP 2019560240 A JP2019560240 A JP 2019560240A JP 2019560240 A JP2019560240 A JP 2019560240A JP 7233379 B2 JP7233379 B2 JP 7233379B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optionally
less
species
material according
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019560240A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020518546A (ja
Inventor
マーク・カーター
ジャック・キャロル
デービッド・クロスリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
William Blythe Ltd
Original Assignee
William Blythe Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by William Blythe Ltd filed Critical William Blythe Ltd
Publication of JP2020518546A publication Critical patent/JP2020518546A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7233379B2 publication Critical patent/JP7233379B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01GCOMPOUNDS CONTAINING METALS NOT COVERED BY SUBCLASSES C01D OR C01F
    • C01G41/00Compounds of tungsten
    • C01G41/02Oxides; Hydroxides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01GCOMPOUNDS CONTAINING METALS NOT COVERED BY SUBCLASSES C01D OR C01F
    • C01G41/00Compounds of tungsten
    • C01G41/006Compounds containing, besides tungsten, two or more other elements, with the exception of oxygen or hydrogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2002/00Crystal-structural characteristics
    • C01P2002/50Solid solutions
    • C01P2002/52Solid solutions containing elements as dopants
    • C01P2002/54Solid solutions containing elements as dopants one element only
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2002/00Crystal-structural characteristics
    • C01P2002/70Crystal-structural characteristics defined by measured X-ray, neutron or electron diffraction data
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Description

本開示は酸化タングステンに関係する。
本発明は酸化タングステンに関する。より具体的には、但し限定的にではなく、本発明は更に、酸化タングステンを含む組成物及び酸化タングステンの製造方法に関する。
(アンモニウムのような)多原子陽イオン又は(すずのような)金属を組み込んでいる酸化タングステンが知られている。そのような酸化タングステンは赤外(IR)線を吸収するので、IR吸収性を提供するために用いられる。とはいえ、酸化タングステンの中には良好なIR吸収性を提供しないものもある。酸化タングステンの中にはスペクトルの可視部分の光を吸収するものがあり、これは、酸化タングステンが、酸化タングステンが分散されたマトリックスの可視色に重大な悪影響を及ぼさないことが望まれる特定の状況下では望ましくないかもしれない。
本発明は、上記の問題の1つ以上を軽減しようとするものである。代替的または追加的に、本発明は改良された酸化タングステンを提供しようとするものである。
本発明の第1の態様に従い、式(I)
1-vz-t (I)
の材料であって:
Tはすず、鉛、ゲルマニウム及びアンチモンの1つを表し、Tは組織間の空隙又は格子の空隙に存在し、
Mは1以上の種を表し、(i)T以外の金属、及び(ii)多原子イオン種からなる群からそれぞれ選択され、前記多原子種は2Å以下のイオン半径を有し、Mは組織間の空隙又は格子の空隙に存在し、
Wはタングステンであり、
Oは酸素であり、
Qは少なくとも+4の酸化状態を有する1以上の元素を表し、Qは、存在する場合は、Wの格子点を占め,
Jは化学原子価-1の1以上の非金属元素陰イオンを表し、Jは、存在する場合は、Oの格子点を占め、
vは0~1.0、tは0~3.0、yは非ゼロで0.32以下、xは非ゼロで0.32以 下、及びzは2.5~4、但しx+y≦0.33である、
式(I)の材料が提供される。


本発明の第1の態様の材料は、IR吸収性を提供してもよい。他のドーパントと組み合わせたすず、鉛、アンチモン又はゲルマニウムの存在は、材料にIR吸収性を提供してもよい。
タングステンは1より多くの酸化状態において存在してもよい。
Tは概してイオンとして存在する。
Tは任意ですず、鉛又はゲルマニウムの1つを表す。
Tは任意でアンチモンを表す。
Tは任意ですず及び鉛の1つ、任意ですず及びゲルマニウムの1つを表し、Tは任意ですずを表す。Tは任意で鉛を表す。Tは任意でゲルマニウムを表す。疑念を避けるために、材料はSn、Pb、Ge及びSbの1より多くを含んでよい;この場合、TはSn、Ge、Pb及びSbの1つより提供され、別のSn、Ge、Pb及びSbはMである。
任意で、vはゼロなのでQは存在せず、vは非ゼロであってよく、vは任意で0.8以下、任意で0.6以下、任意で0.5以下、任意で0.3以下、任意で0.2以下、任意で0.1以下及び任意で0.05以下である。vは0~0.1、任意で0~0.05、任意で0.01~0.05及び任意で0.01~0.03であってよい。Wとして比較的少量の格子置換基が、材料のIR吸収性に重大な悪影響を及ぼすことなく材料に組み込まれてよいことが発見された。
任意で、tはゼロなのでJは存在せず、tは非ゼロであってよく、tは任意で任意で2.0以下、任意で1.5以下、任意で1.0以下及び任意で0.5以下である。
JはF、Cl、Br及びIの1以上を表してよい。
Qは任意でNb、Mo、Ta、Sn、Ti、Zr、Hf、V、Re、Bi、Sb、As、P、Pb、Ge、Si、U及びMnの1以上(及び任意で1つ)を含む(又は任意で表す)。Qは任意でNb、Mo、Ta、Sn、Ti、Zr、Hf、Sb、As及びPの1以上(及び任意で1つ)を含む(又は任意で表す)。Qは任意でNb、Mo、Ta、 Ti、Zr及びHfの1以上(及び任意で1つ)を含む(又は任意で表す)。Qは任意でNb、Mo及びTaの1以上(及び任意で1つ)を含む(又は任意で表す)。
任意でxは少なくとも0.02、任意で少なくとも0.03、任意で少なくとも0.05、任意で少なくとも0.10、任意で少なくとも0.13、任意で少なくとも0.15、任意で少なくとも0.18、任意で少なくとも0.20及び任意で少なくとも0.25である。任意でxは0.30以下、任意で0.28以下、任意で0.25以下、任意で0.20以下、任意で0.18以下及び任意で0.15以下である。
任意でxは0.02~0.20、任意で0.03~0.20、任意で0.05~0.20、任意で0.10~0.20、任意で0.10~0.18及び任意で0.10~0.16である。xが0.10~0.18(特に、0.10~0.16)である特定の材料は、適切なIR吸収特性を提供することが発見された。特定の事例において、xは任意で0.02~0.10、任意で0.02~0.08、任意で0.02~0.08、及び任意で0.03~0.06である。
任意で、yは少なくとも0.05、任意で少なくとも0.08、任意で少なくとも0.12、任意で少なくとも0.15及び任意で少なくとも0.16である。任意で、yは0.30以下、任意で0.28以下、任意で0.25以下、任意で0.22以下、任意で0.20以下、任意で0.18以下、任意で0.15以下及び任意で0.10以下である。
任意で、yは0.10~0.30、任意で0.10~0.28、任意で0.14~0.23、任意で0.15~0.23及び任意で0.16~0.23である。特定の事例において、yは任意で0.20~0.30、任意で0.22~0.30、任意で0.24~0.30、及び任意で0.24~0.30である。yが0.20~0.30である特定の材料は、適切なIR吸収性を提供することが発見された。
yはMの総量を表す。疑念を避けるために、Mは1より多くの種を表してよい。例えば、Mがnが2以上であるn種、M1、M2、....Mnを表す場合、MはM1y1、M2y2、....Mnynを表し、x=Σ(y1、y2、....yn)である。例えば、Mが2つの種、M1及びM2を表す場合、MはM1y1M2y2を表し、y=y1+y2である。
任意で、x+y≧0.15、任意でx+y≧0.18、任意でx+y≧0.20、任意でx+y≧0.23、任意でx+y≧0.25、任意でx+y≧0.28、任意でx+y≧0.30、任意でx+y≧0.31、任意でx+y≧0.32及び任意でx+y=0.33である。実質的にすべての格子間位置が埋められていることが好ましい。
Mは任意で1以上の種を表す。Mは第I族金属を表してよい。Mは第II族金属を表してよい。Mはアンモニウムのような、2Å以下のイオン半径を有する多原子種を表してよい。Mは(NH のような)2Å以下のイオン半径を有する多原子種と組み合わせた、(1以上の第I族金属種のような)1以上の単原子金属種を表してよい。Mは複数の単原子金属種を表してよい。例としては、2つの単原子金属種であって、それぞれの金属種は任意で(しばしばアルカリ金属として知られている)第I族金属及び(しばしばアルカリ土類金属として知られている)第II族金属からなる群から選択され、それぞれのMは任意でイオンとして存在するものが挙げられる。
Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os及びBiの1以上を、任意でイオンとして含んで(又は任意で表して)よい。疑念を避けるために、TはGe 、Sn及びPbの一つを表すので、MはTで表されていない別のGe、Sn及びPbの1以上を含んでよい。
Mは1以上の第I族金属を、任意でイオンとして、任意で単原子金属種のような更なる単原子種又は2Å以下のイオン半径を有する多原子種と組み合わせて、含んでよい。MはLi、Na、K、Cs及びRbの1以上を、任意でイオン形態で、任意で単原子金属イオンのような単原子金属種のような更なる単原子種と組み合わせて、含んでよい。MはNa及び少なくとも一つの別の第I族金属を任意でイオン形態で、又は2Å以下のイオン半径を有する多原子種を含んでよい。
Mは任意で1以上の第I族金属を、任意で2.0Å以下のイオン半径を有する多原子種(特に、アンモニウム)と組み合わせて、表してよい。任意で、Mは1以上の第I族金属、任意で1より多くの第I族金属、任意で2つの第I族金属を表す。Mが2つの第I族金属を表す場合、該2つの第I族金属はどんな比率でもよい。
Mは第II族金属を、任意でイオンとして、任意で単原子金属種のような更なる単原子種又は2Å以下のイオン半径を有する多原子種と組み合わせて、含んでよい。MはMg、Ca及びSrの1以上を、任意でイオン形態で、任意で単原子金属イオンのような単原子金属種のような更なる単原子種と組み合わせて、含んでよい。
MはAg、Tl、In及びCuの1以上を、任意でイオンとして、任意で単原子金属種のような更なる単原子種又は2Å以下のイオン半径を有する多原子種と組み合わせて、含んでよい。
Mは1以上の第I族金属を、任意でイオンとして、任意でただ一つの第I族金属を、任意で(第II族金属のような)単原子金属種のような更なる単原子種又は2Å以下のイオン半径を有する多原子種と組み合わせて、表してよい。したがって、Mは第I族金属(任意でナトリウム、カリウム、ルビジウム又はセシウム)及び2Å以下のイオン半径を有する多原子種を表してよい。Mは第I族金属(任意でナトリウム、カリウム、ルビジウム又はセシウム)を表してよい。Mは第I族金属を、第II族金属と組み合わせて表してよい。Mは複数の第I族金属、任意で2つの第I族金属を表してよい。第I族(アルカリ)金属は、適切なIR吸収性をもつ材料を提供することがあることが発見された。
Mは1以上の第II族金属を、任意でイオンとして、任意でただ一つの第I族金属を、任意で(第I族金属のような)単原子金属種のような更なる単原子種又は2Å以下のイオン半径を有する多原子種と組み合わせて、表してよい。したがって、Mは第II族金属(任意でマグネシウム、カルシウム、バリウム又はストロンチウム)及び2Å以下のイオン半径を有する多原子種を表してよい。Mは第II族金属(任意でマグネシウム、カルシウム又はストロンチウム)を表してよい。Mは第I族金属を、第II族金属と組み合わせて表してよい。Mは複数の第II族金属、任意で2つの第II族金属を表してよい。
MはAg、Tl、In及びCuの1以上を、任意でイオンとして、任意でAg、Tl、In及びCuのただ一つを、任意で(第II族金属のような)単原子金属種のような更なる単原子種又は2Å以下のイオン半径を有する多原子種と組み合わせて、表してよい。したがって、MはTl、Ag、In及びCuの1つ、及び2Å以下のイオン半径を有する多原子種を表してよい。MはTl、In、Ag及びCuからなる群から選択された複数の種を表してよい。
式(I)の材料は式(II)のものでもよく、yは0.14~0.30、任意で0.14~0.28、任意で0.14~0.24、及び任意で0.20~0.30であり;xは0.10~0.18、任意で0.10~0.16であり、vは0~0.05であり、tは0~0.10(任意で0~0.05)、及びMは任意で第I族金属、第II族金属及び2Å以下のイオン半径を有する多原子種(概してアンモニウム)の1以上を表し;任意でMは1以上の第I族金属;任意で2つの第I族金属及び任意で1以上の第I族金属及び2Å以下のイオン半径を有する多原子種(概してアンモニウム)を表す。Mが1以上の第I族金属及び前記多原子種を表す場合、前記第I族金属の前記多原子種に対するモル比は任意で少なくとも10:1、任意で少なくとも8:1、任意で少なくとも5:1、任意で少なくとも4:1及び任意で少なくとも2:1であってよい。
Qは任意でジルコニウム、ニオブ、モリブデン及びタンタルの1以上、任意でニオブ、ジルコニウム、モリブデン及びタンタルの1つを表す。
上記のように、MはNH +、H+、VO2+、H+及びHの1以上、特にアンモニウムのような、を2Å以下のイオン半径を有する多原子種含んでよい。例えば、Mはアンモニウム及び第I族金属のような一つの別の種を表してよい。
任意で、zは2.5~3.5、任意で2.5~3.2及び任意で2.7~3.1及び任意で2.9~3.1であってよい。任意で、zは少なくとも2.7、任意で少なくとも2.8、任意で少なくとも3.0及び任意で少なくとも3.2であってよい。任意で、zは3.5以下であってよく、及び任意で3.3以下であってよい。任意で、zは約3であってよい。
任意で、xは0.03~0.13(任意で0.05~0.11)であり;vは0~0.04(任意で0~0.03、任意で0、0.02又は0.03)であって、QはNb、Mo又はTaであり;tはゼロ(なので、Jは存在せず)であり;zは2.9~3.1(任意で3.0)であり;yは0.20~0.30(任意で0.22~0.28)であって、MはNa、K、Cs及びアンモニウムの1以上(及び任意で1つ)である。
本発明の第1の態様の酸化タングステンは、複数の異なる材料の混合又はブレンドではなく単相材料、又はWOのような担体に単にブレンドされた単原子種又は多原子種である。これはx線回折を用いて証明できる。該単相材料は概して、その材料の回折図形特性を生じる。異なる材料の混合又はブレンドはそれぞれの異なる材料のx線回折図形を生じる。同様に、WOのように、単原子材料が担体にブレンドされた場合、人は該担体からx線回折図形を、そしておそらく該単原子材料からx線回折図形を観察することを予期するだろう。
本発明の第2の態様に従い、担体に分散された式(I)の材料を含む組成物が提供されている。
担体は、例えば、コーティングに用いられるような蒸発性液体を含んでよい。該蒸発性液体は水性又は非水性であってよい。「蒸発性」という単語は、該液体(又はその十分に大部分)が、概してコーティングを提供するといった組成物が使用される条件において蒸発することを示す。例えば、「蒸発性」は、使用において、任意でコーティングを提供するために、該液体が12時間以下という期間で20℃で蒸発することを示してよい。
該担体は、例えば、バインダーを含んでよい。
該担体は任意で液体又は固体であってよい。該担体は、固体を形成するよう取り扱える液体であってよい。その後形成された固体は、前記固体に分散された式(I)の材料を含んでよい。
担体に分散された式(I)の材料の量は組成物の使用目的に依存する。任意で、効果的な赤外(IR)吸収/遮蔽特性を提供するため、式(I)の材料が十分に存在する。そのような吸収/遮蔽特性は、任意で1039nmの公称波長で測定されてよい。
本発明の第3の態様に従い、式(I)の材料の製造方法であって、該方法は混合物にT種(又はその源)、M種(又はその源)、任意でQ種(又はその源)、任意でJ種(又はその源)及びWOz-tの源を提供することを含む製造方法が提供されている。WOz-tの源は、M種の1以上を提供してもよい。
WOz-tの源はタングステン(IV)種及び還元性の酸のような、乳酸又はクエン酸、任意で乳酸のような、還元剤を含んでよい。
WOz-tの源はタングステン酸、メタタングステン酸塩、パラタングステン酸塩又はタングステン酸塩(WO 2-)を含んでよい。タングステン酸は、例えば、タングステン酸塩をイオン交換樹脂に通過させることによって提供されてよい。
T(又はその源)、M種(又はその源)、任意でQ種(又はその源)、任意でJ種(又はその源)及びWOz-tの源は、酸性条件下、任意でpH3以下、任意で2.5以下、任意で2以下、任意で1.5以下及び任意で1.0~1.5、で任意で混合物に提供されている。
該方法は、生成物を生じさせるために前記混合物を加熱することを含んでよい。該混合物は少なくとも5時間、任意で少なくとも20時間、任意で少なくとも30時間、任意で少なくとも40時間、任意で少なくとも50時間、任意で少なくとも60時間及び任意で少なくとも70時間加熱されてよい。
該方法は、前記混合物を90時間以下、任意で80時間以下、任意で70時間以下、任意で60時間以下、任意で50時間以下及び任意で40時間以下加熱することを含んでよい。
該方法は、前記混合物を5~100時間、任意で20~90時間及び任意で40~80時間加熱することを含んでよい。
該方法は、前記混合物を少なくとも100℃、任意で少なくとも120℃、任意で少なくとも140℃、任意で少なくとも150℃、任意で少なくとも160℃、任意で少なくとも170℃、任意で少なくとも180℃及び任意で少なくとも190℃の温度に加熱することを含んでよい。
該方法は、前記混合物を250℃以下、240℃以下、220℃以下及び任意で200℃以下の温度に加熱することを含んでよい。
該方法は、前記混合物を100~220℃、任意で140~200℃及び任意で150~190℃の温度に加熱することを含んでよい。
そのように生じさせられた生成物は、不活性雰囲気で濾過及び/又は乾燥及び/又は加熱されてよい。そのように生じさせられた生成物は、不活性雰囲気で任意で濾過、乾燥及び加熱される。本文脈において、不活性雰囲気とは(式(I)の材料の組成物の1以上を酸化するような)十分な酸素の量を含有しないものである。不活性雰囲気で加熱することは、少なくとも100℃、任意で少なくとも200℃、任意で少なくとも300℃、任意で少なくとも400℃及び任意で少なくとも500℃の温度に加熱することを含んでよい。不活性雰囲気で加熱することは、800℃以下、任意で700℃以下、任意で600℃以下、任意で500℃以下及び任意で400℃以下の温度に加熱することを含んでよい。不活性雰囲気で加熱することは、100~800℃及び任意で100~600℃に加熱することを含んでよい。不活性雰囲気で加熱することは、10時間まで、任意で8時間まで、任意で6時間まで、任意で4時間まで及び任意で2時間まで加熱することを含んでよい。不活性雰囲気で加熱することは、少なくとも0.5時間及び少なくとも1時間加熱することを含んでよい。不活性雰囲気で加熱することは、0.5~10時間、0.5~6時間、0.5~4時間加熱することを含んでよい。
本発明の第4の態様に従い, 物体に赤外吸収能を提供する方法であって、該方法は前記物体に式(I)の材料を提供することを含む方法が提供されている。
本発明の第4の態様の方法は、前記物体に本発明の第2の態様に従った組成物を提供することを含んでよい。該方法は、前記物体に液体組成物を適用して、該液体組成物から固体組成物を形成することを含んでよい。これは、例えば、該液体組成物の構成要素1以上の除去、例えば蒸発による、を含んでよい。
もちろん、本発明の1つの態様に関して説明されている特色は、本発明の他の態様に組み込まれてよいことが理解される。例えば、該発明の方法は、本発明の材料に関連して説明されている特色のいずれかを組み込んでよく、逆もしかりである。
本発明の実施形態を例としてのみこれから説明する。
以下の実施例及び比較例において、用いられた試薬又は材料の源は以下の通りであった:タングステン酸ナトリウム二水和物(Alfa Aesar社)、乳酸(90%)(Alfa Aesar社)、炭酸リチウム(VWR社)、炭酸ナトリウム(Solvay社)、炭酸カリウム(VWR社)、炭酸ルビジウム(Merck社)、炭酸セシウム(Alfa Aesar社)、重炭酸アンモニウム(VWR社)、すず(Royal Metal Powders社)、硫酸カリウム(VWR社)、モリブデン酸ナトリウム(Norkem社)、五酸化ニオブ(Alfa Aesar社)、ゲルマニウム粉末(Alfa Aesar社)、硝酸鉛(VWR社)、タングステン酸カリウム(Alfa Aesar社)、アンチモン(Alfa Aesar社)及びメタタングステン酸アンモニウム(Alfa Aesar社)。すべての試薬又は材料は供給された通り使用された。
比較例1-すず見本
タングステン酸を生じさせるために、タングステン酸ナトリウム溶液(100mlの水に6.6g)がイオン交換カラムを通過させられた。乳酸(90%、6.03g、Alfa Aesar社)が、続いてすず粉末(0.36g)が添加された。該混合物は、生成物を産するよう約48時間150℃までオートクレーブで加熱された。該生成物は、予期される式Sn0.2WOの材料を提供するよう、濾過により分離され、真空下で乾燥される。該組成物は蛍光X線分光によって確認された。
比較例2-カリウム見本
タングステン酸ナトリウム二水和物(6.6g、0.02mol)が総量100mlの脱イオン水に溶解された。この溶液は、タングステン酸溶液を生じさせるために、酸性型イオン交換樹脂を通過させられた。これに6.0g90%乳酸溶液が、続いて硫酸カリウム(5.0g、0.0287mol)が添加された。該懸濁液は200mlの水熱反応ボンベに移された。これは、生成物を産するよう、72時間190℃まで加熱された。該生成物は、式K0.33WOの材料を提供するよう、濾過により分離され、真空下で乾燥され、窒素の流れの下で1時間500℃で加熱される。該組成物は蛍光X線分光によって確認された。
比較例3-セシウム見本
タングステン酸ナトリウム二水和物(6.6g、0.02mol)が総量100mlの脱イオン水に溶解された。この溶液は、タングステン酸溶液を生じさせるために、酸性型イオン交換樹脂を通過させられた。これに、6.0g90%乳酸溶液が、続いて炭酸セシウム(2.175g、0.00668mol)が添加された。該懸濁液は200mlの水熱反応ボンベに移された。これは、生成物を産するよう、48時間150℃まで加熱された。該生成物は、式CS0.33WOの材料を提供するよう、濾過により分離され、真空下で乾燥され、窒素の流れの下で1時間500℃で加熱される。該組成物は蛍光X線分光によって確認された。
比較例4-アンモニウム見本
タングステン酸ナトリウム溶液(100mlの水に6.6g)が、タングステン酸を生じさせるために、イオン交換カラムを通過させられた。乳酸(90%、6.03g、Alfa Aesar社)が、続いて重炭酸アンモニウム(0.57g、VWR International社)が添加された。該混合物は、生成物を産するよう、約72時間150℃までオートクレーブで加熱された。該生成物は、予期される式(NH0.33WOの材料を提供するよう濾過により分離され、真空下で乾燥され、窒素の流れの下で1時間500℃で加熱される。
比較例5-セシウム見本
モリブデン酸ナトリウム(0.48g)及びタングステン酸ナトリウム二水和物(12.53g)が50mlの水に溶解され、乳酸(13.5g)が添加された。無色透明の溶液を生じさせるために、その後炭酸セシウム(2.68g)添加された。10%硫酸がpH1.1まで滴下で添加された。該混合物は、生成物を産するよう、約48時間190℃までオートクレーブで加熱された。該生成物は、予期される式CS0.33MO0.030.97の材料を提供するよう、濾過により分離され、真空下で乾燥され、窒素の流れの下で1時間500℃で加熱される。
比較例6-更なるセシウム見本
炭酸セシウム(0.24g)及び酸化ニオブ(0.08g)が透明な融成物を生じさせるために800℃で融合された。この融成物は無色の溶液を生じさせるために20mlの水に溶解された。更に、炭酸セシウム(1.10g)が、続いて乳酸(6.75g)が添加された。タングステン酸ナトリウム二水和物(6.40g)が80mlの水に溶解され、タングステン酸を生じさせるために、イオン交換カラムを通過させられた。該ニオブ酸セシウム溶液がその後、タングステン酸溶液に撹拌しながら滴下で添加された。該混合物は、生成物を産するよう、約48時間190℃までオートクレーブで加熱された。該生成物は、予期される式Cs0.33Nb0.030.97の材料を提供するよう、濾過により分離され、真空下で乾燥され、窒素の流れの下で1時間500℃で加熱される。
比較例7-カリウム/ナトリウム見本
酸化ジルコニウム(0.136g)が乳酸(12.0g)に溶解された。タングステン酸ナトリウム二水和物(11.76g)は50mlの水に溶解された。該乳酸ジルコニウム溶液は、無色透明の溶液を生じさせるために、該タングステン酸ナトリウム溶液に添加された。炭酸カリウム(1.14g)がその後添加された。10%硫酸がpH1.1まで滴下で添加された。該混合物は、生成物を産するよう、約48時間190℃までオートクレーブで加熱された。該生成物は、XRF分析で提案されている式K0.247Na0.083Zr0.030.97の材料を提供するよう、濾過により分離され、真空下で乾燥され、窒素の流れの下で1時間500℃で加熱される。
比較例8-ナトリウム見本
タングステン酸ナトリウム二水和物(6.6g、0.02mol)が100ml量のDI水に溶解された。この溶液は、タングステン酸を生じさせるために、酸性型陽イオン交換樹脂のカラムを通過させられた。無色透明の溶液をもたらすために、90%乳酸(6.0g)が添加された。無色透明の溶液を生じさせるために、炭酸ナトリウム(0.7g、6.6×10-3mol)が添加された。この溶液は、48時間190℃に加熱された水熱反応装置(容量200ml)に移された。該青色生成物は、濾過により分離され、水で洗浄され、その後40℃の真空下で乾燥された。産せられた固体はその後、Nの流れの下で1時間500℃で焼きなまされた。予期される式Na0.33WOの材料が提供された。
比較例9-ゲルマニウム見本
タングステン酸ナトリウム二水和物(6.6g、0.02mol)が100ml量のDI水に溶解された。この溶液は、タングステン酸を生じさせるために、酸性型陽イオン交換樹脂のカラムを通過させられた。無色透明の溶液をもたらすために、80%乳酸(6.6g)が添加された。ゲルマニウム(0.29g、0.004mol)が添加された。この混合物は、48時間190℃に加熱された水熱反応装置(容量200ml)に移された。該青色生成物は、濾過により分離され、水で洗浄され、その後40℃の真空下で乾燥された。産せられた固体はその後、Nの流れの下で1時間500℃で焼きなまされた。
比較例10-鉛見本
タングステン酸ナトリウム溶液(100mlの水に6.6g)が、タングステン酸を生じさせるために、イオン交換カラムを通過させられた。乳酸(80%、6.6g)が、続いて硝酸鉛(2.25g)が添加された。該混合物は、生成物を産するよう、約72時間190℃までオートクレーブで加熱された。該生成物は、予期される式Pb0.33WOの材料を提供するよう、濾過により分離され、真空下で乾燥され、窒素の流れの下で1時間500℃で加熱される。
実施例1-Li
タングステン酸ナトリウム二水和物(6.6g、0.02mol)が総量100mlの脱イオン水に溶解された。この溶液は、タングステン酸溶液を生じさせるために、酸性型イオン交換樹脂を通過させられた。これに、6.0g90%乳酸溶液が、続いて炭酸リチウム(0.27g,0.00365mol)及びすず(0.36g、0.00303mol)が添加された。該懸濁液は200mlの水熱反応ボンベに移された。これは、生成物を産するよう、48時間190℃まで加熱された。該生成物は、予期される式Li0.18Sn0.15WOの材料を提供するよう、濾過により分離され、真空下で乾燥され、窒素の流れの下で1時間500℃で加熱される。
実施例2-Na
タングステン酸ナトリウム二水和物(6.6g,0.02mol)が総量100mlの脱イオン水に溶解された。この溶液は、タングステン酸溶液を生じさせるために、酸性型イオン交換樹脂を通過させられた。これに、6.0g90%乳酸溶液が、続いて炭酸ナトリウム(0.383g、0.00361mol)及びすず(0.36g,0.00303mol)が添加された。該懸濁液は200mlの水熱反応ボンベに移された。これは、生成物を産するよう、48時間190℃まで加熱された。該生成物は、式Na0.18Sn0.15WOの材料を提供するよう、濾過により分離され、真空下で乾燥され、窒素の流れの下で1時間500℃で加熱される。該組成物は蛍光X線分光によって確認された。
実施例3-K
タングステン酸ナトリウム二水和物(6.6g、0.02mol)が総量100mlの脱イオン水に溶解された。この溶液は、タングステン酸溶液を生じさせるために、酸性型イオン交換樹脂を通過させられた。これに、6.0g90%乳酸溶液が、続いて炭酸カリウム(0.50g、0.00362mol)及びすず(0.36g,0.00303mol)が添加された。該懸濁液は200mlの水熱反応ボンベに移された。これは、生成物を産するよう、24時間190℃まで加熱された。該生成物は、式K0.18Sn0.15WOの材料を提供するよう、濾過により分離され、真空下で乾燥され、窒素の流れの下で1時間500℃で加熱される。該組成物は蛍光X線分光によって確認された。
実施例4-Rb
タングステン酸ナトリウム二水和物(6.6g、0.02mol)が総量100mlの脱イオン水に溶解された。この溶液は、タングステン酸溶液を生じさせるために、酸性型イオン交換樹脂を通過させられた。これに、6.0g90%乳酸溶液が、続いて炭酸ルビジウム(0.83g、0.00359mol)及びすず(0.384g、0.00323mol)が添加された。該懸濁液は200mlの水熱反応ボンベに移された。これは、生成物を産するよう、48時間190℃まで加熱された。該生成物は、式Rb0.16Sn0.16WOの材料を提供するよう、濾過により分離され、真空下で乾燥され、窒素の流れの下で1時間500℃で加熱される。該組成物は蛍光X線分光によって確認された。
実施例5-Cs
タングステン酸ナトリウム二水和物(6.6g、0.02mol)が総量100mlの脱イオン水に溶解された。この溶液は、タングステン酸溶液を生じさせるために、酸性型イオン交換樹脂を通過させられた。これに、6.0g90%乳酸溶液が、続いて炭酸セシウム(1.19g、0.00365mol)及びすず(0.36g、0.00303mol)が添加された。該懸濁液は200mlの水熱反応ボンベに移された。これは、生成物を産するよう、48時間190℃まで加熱された。該生成物は、式Cs0.18Sn0.15WOの材料を提供するよう、濾過により分離され、真空下で乾燥され、窒素の流れの下で1時間500℃で加熱される。該組成物は蛍光X線分光によって確認された。
実施例6-NH
タングステン酸ナトリウム溶液(100mlの水に6.6g)が、タングステン酸を生じさせるために、イオン交換カラムを通過させられた。乳酸(90%、6.03g、Alfa Aesar社)が、続いて重炭酸アンモニウム(0.57g、VWR International社)、及びすず粉末(0.36g)が添加された。該混合物は、生成物を産するよう、約48時間150℃までオートクレーブで加熱された。該生成物は、予期される式(NH0.18Sn0.15WOの材料を提供するよう、濾過により分離され、真空下で乾燥され、窒素の流れの下で1時間500℃で加熱される。XPSデータは、酸素含有量が2.7~3.1で、すず含有量が0.15であることを示す。ケルダール分析は、少なくとも0.04のレベルでの材料中のアンモニウムの存在を表した。なお、材料の不溶性により、該材料は「最小含有量」のアンモニウムを有すると定義される。ケルダール分析では、生成物が完全に解けない場合、予期されるよりも、又は他の分析方法に表されるよりも、低いアンモニウム含有量を表す結果につながる可能性があることは、当該分野で周知である。今、サンプルで測定されたアンモニウムの量がアンモニウム含有量と定義される。実施例6の材料として、該アンモニウムドーパントが過剰に添加され、酸化タングステンの格子間位置が埋められていないことを出願人が信じる理由は何らない。その上、実施例6の材料について下に説明されているIR吸収性能は、高レベルのドーピングと一貫している。ゆえに、アンモニウムのレベルが0.04~0.18であることが予期され、より具体的には、アンモニウムのレベルが0.18であることが予期される。
実施例7-アンモニウムナトリウム例
(タングステン酸ナトリウム[3.34g]のような)金属タングステン酸塩、メタタングステン酸アンモニウム[2.25g]、及び乳酸(90%、6.03g)が透明の溶液に溶解され、すず(0.36g)そしてその後硫酸がpH1.1まで添加される。該混合物はその後、40時間190℃でオートクレーブで加熱される。該固体生成物は、濾過により分離され、真空下で乾燥され、その後窒素の流れの下で1時間500℃で加熱される。結果として生じる酸化タングステンは、式Na0.19(NH0.03Sn0.11WOのものであった。該すず及びナトリウム含有量はXRFを用いて測定された。ここのナトリウム含有量は最大含有量であることが予期され、XRFを用いて測定されたよりもやや低いかもしれない。ケルダール分析は、0.03の最小アンモニウム含有量を表し、実施例7の材料が用いられた溶媒に完全に溶けなかったことを考えると、それはケルダール分析において予期されるよりも低い測定値を生じる傾向があるのだが、やや高いかもしれない。ナトリウム、アンモニウム及びすずの総量は約0.33と予期される。
実施例8-セシウム例
モリブデン酸ナトリウム(0.48g)及びタングステン酸ナトリウム二水和物(12.53g)が50mlの水に溶解され、乳酸(13.5g)が添加された。炭酸セシウム(2.68g)がその後、無色透明の溶液を生じさせるために添加された。10%硫酸がpH1.1まで滴下で添加された。すず粉末(0.522g)がその後添加された。該混合物は、生成物を産するよう、約48時間190℃までオートクレーブで加熱された。該生成物は、予期される式Cs0.22Sn0.11Mo0.030.97の材料を提供するよう、濾過により分離され、真空下で乾燥され、窒素の流れの下で1時間500℃で加熱される。実施例8は、Wの代わりとして格子にMoが組み込まれ得ることを証明する。
実施例9-更なるセシウム例
炭酸セシウム(0.24g)及び酸化ニオブ(0.08g)が透明な融成物を生じさせるために800℃で融合された。この融成物は無色の溶液を生じさせるために20mlの水に溶解された。更に炭酸セシウム(1.10g)が、続いて乳酸(6.75g)が添加された。タングステン酸ナトリウム二水和物(6.40g)が80mlの水に溶解され、タングステン酸を生じさせるために、イオン交換カラムを通過させられた。該ニオブ酸セシウム溶液はその後、該タングステン酸溶液に撹拌しながら滴下で添加された。すず粉末(0.264g)がその後添加された。該混合物は、生成物を産するよう、約48時間190℃までオートクレーブで加熱された。該生成物は、予期される式Cs0.22Sn0.11Nb0.030.97の材料を提供するよう、濾過により分離され、真空下で乾燥され、窒素の流れの下で1時間500℃で加熱される。実施例9は、Wの代わりとして格子にNbが組み込まれ得ることを証明する。
実施例10-カリウム/ナトリウム例
酸化ジルコニウム(0.136g)が乳酸(12.0g)に溶解された。タングステン酸ナトリウム二水和物(11.760g)が50mlの水に溶解された。該乳酸ジルコニウム溶液は、無色透明の溶液を生じさせるために該タングステン酸ナトリウム溶液に添加された。炭酸カリウム(1.140g)がその後添加された。10%硫酸がpH1.1まで滴下で添加された。すず粉末(0.484g)がその後添加された。該混合物は、生成物を産するよう、約48時間190℃までオートクレーブで加熱された。該生成物は、XRF分析で提案されている式K0.165Na0.055Sn0.11Zr0.030.97の材料を提供するよう、濾過により分離され、真空下で乾燥され、窒素の流れの下で1時間500℃で加熱される。実施例10は、Wの代わりとして格子にZrが組み込まれ得ることを証明する。
実施例11-すずの代わりに鉛を伴う、アンモニウム例
タングステン酸ナトリウム溶液(100mlの水に6.6g)が、タングステン酸を生じさせるために、イオン交換カラムを通過させられた。乳酸(80%、6.6g)が、続いて重炭酸アンモニウム(0.54g)及び硝酸鉛(1.13g、VWR社)が添加された。該混合物は、生成物を産するよう、約72時間190℃までオートクレーブで加熱された。該生成物は、予想される式(NH0.165Pb0.165WOの材料を提供するよう、濾過により分離され、真空下で乾燥され、窒素の流れの下で1時間500℃で加熱される。
実施例12-すずの換わりにゲルマニウムを伴う、セシウム例
タングステン酸ナトリウム二水和物(13.3g、0.04mol)が総量50mlの脱イオン水に溶解された。これに、13.5g80%乳酸溶液が、続いて炭酸セシウム(2.64g、0.0081mol)が添加された。10%硫酸がpH1.1まで添加された。該懸濁液は200mlの水熱反応ボンベに移され、ゲルマニウム(0.32g、0.0044mol)が添加された。これは、生成物を産するよう、48時間190℃まで加熱された。該生成物は、式Cs0.22Ge0.11WOの材料を提供するよう、濾過により分離され、真空下で乾燥され、窒素の流れの下で1時間500℃で加熱される。該組成物は蛍光X線分光によって確認された。
実施例13-すずの代わりにアンチモンを伴う、カリウム例
タングステン酸ナトリウム二水和物(10.00g)及びタングステン酸カリウム(3.33g)が50mlの水に溶解され、乳酸(13.5g)が添加された。10%硫酸がpH1.1まで滴下で添加された。アンチモン粉末(0.54g)がその後添加された。該混合物は、生成物を産するよう、約48時間190℃までオートクレーブで加熱された。該生成物は、予期される式K0.22Sb0.11WOの材料を提供するよう、濾過により分離され、真空下で乾燥され、窒素の流れの下で1時間500℃で加熱される。
5~85度の2シータ範囲でBruker D8 Advance回折計(CuKα線、波長1.54Å、40kV、40mAで管作動)を用い、室温で、実施例5、6、8及び9の粉末サンプルについてx線回折実験が行われた。すべてのサンプルが単相材料と一貫した回折図形を生じることが発見された。
実施例及び比較例の材料の赤外吸収特性は下に説明されている通り調べられた。それぞれの材料は脱イオン水に0.01%w/vの濃度で分散された。当業者は、%w/vが100mlの脱イオン水あたりのグラムで表した赤外吸収材料の重量に基づき算出されることに気付くだろう。該懸濁液のIR吸収特性は、経路長10mmのセルのHach DR2000又はHach DR3900分光光度計及び脱イオン水が提供された例見本を用い、1039nmの公称波長で測定された。吸光度の測定値を表1に表す。
Figure 0007233379000001
表1より、1039nmでの吸光度は一般的に比較例の材料よりも本発明の材料の方が高いことがわかる。これは、効果的な赤外遮熱特性を提供するのに特定の利益があるかもしれない優れたIR吸収性を示している。その上、より明確な比較をすることができる。例えば、実施例8~10は比較例5~7に対応するが、材料の第I族金属のいくらかがすずに置き換えられている。その上、実施例1~6(すずに加えて第I族金属又はアンモニウムが該酸化タングステンにドープされている)のIR吸光度データは、すず単独の比較例1よりも良好なIR吸光度データを表している。比較例4及び実施例11のIR吸光度データは、アンモニウムのいくらかを鉛に置き換えると向上したIR吸収性能を提供することを表している。比較例3及び実施例12のIR吸光度データは、セシウムのいくらかをゲルマニウムに置き換えると劇的に向上したIR吸収性能を提供することを表している。
本発明が特定の実施形態に関連して説明及び例示されてきた一方で、当業者は該発明が、ここに明確に例示されていない多くの異なるバリエーションに適していることを理解するだろう。例としてのみ、特定の考え得るバリエーションをこれから説明する。
上の例は、すずを伴った第I族金属の使用を表す。当業者は、第II族金属又はCu、Tl、In及びAgのいずれかを用い得ることに気付くだろう。
上の例は、すずを伴った1つの第I族金属の使用を表す。当業者は1より多くの第I族金属を用い得ることに気付くだろう。
上の例は、本発明に従った材料の例におけるアンモニウムの使用を表す。当業者は他の多原子種を用い得ることに気付くだろう。
上の例は、Oの格子に置換基がない酸化タングステンの使用を表す。CN103449526Aは、どのようにハロゲン種がOの置換基として格子に組み込まれ得るかを教示している。
前述の説明で既知、明白又は予見可能な同等物を有する整数又は要素が言及されている場合、そのような同等物は、個別に述べられているかのようにここに組み込まれる。本発明の真の範囲を定義する際は、請求項を参照すべきであり、それはそのような同等物を包含するように解釈されるべきである。読者は、好ましい、有利、便利などとして説明されている該発明の整数又は特色は任意であり、独立クレームの範囲を限定しないことも理解するだろう。また、そのような任意の整数又は特色は該発明のいくつかの実施形態では可能な利益であるが、他の実施形態では望ましくないかもしれず、よって存在しないかもしれないと理解される。

Claims (28)

  1. 式(I)
    My TxQv W1-v Oz (I)
    の材料であって:
    Tはすず、鉛、ゲルマニウム及びアンチモンの一つを表し、Tは組織間の空隙又は格子の空隙に存在し、
    Mは1以上の種を表し、(i)T以外の金属、及び(ii)多原子イオン種からなる群からそれぞれ選択され、前記多原子種は2Å以下のイオン半径を有し、Mは組織間の空隙又は格子の空隙に存在し、
    Wはタングステンであり、
    Oは酸素であり、
    Qは少なくとも+4の酸化状態を有する1以上の元素を表し、Qは、存在する場合は、Wの格子点を占め,
    vは0~1.0、yは非ゼロで0.32以下、xは非ゼロで0.32以下、及びzは2.5~4、但しx+y≦0.33である、
    式(I)の材料。
  2. Tがすずを表す、請求項1記載の材料。
  3. Tが鉛を表す、請求項1記載の材料。
  4. Tがゲルマニウムを表す、請求項1記載の材料。
  5. Tがアンチモンを表す、請求項1記載の材料。
  6. vが0~0.05である、請求項1~5のいずれかに記載の材料。
  7. vが0又は0.01~0.03である、請求項4記載の材料。
  8. vが非ゼロであり、QがNb、Mo、Ta、Sn、Ti、Zr、Hf、V、Re、Bi、Sb、As、P、Pb、Ge、Si、U及びMnの1以上を含む、請求項1~7のいずれかに記載の材料。
  9. QがNb、Mo、Ta、Sn、Ti、Zr、Hf、Sb、As及びPの1以上を含む、請求項8記載の材料。
  10. QがNb、Mo、Ta、Ti、Zr、及びHfの1以上を含む、請求項9記載の材料。
  11. QがNb、Mo、及びTaの1以上を含む、請求項10記載の材料。
  12. xが少なくとも0.02である、請求項1~11のいずれかに記載の材料。
  13. xが0.20以下である、請求項12記載の材料。
  14. xが0.03~0.13である、請求項12又は請求項13記載の材料。
  15. xが0.10~0.18である、請求項12又は請求項13記載の材料。
  16. yが少なくとも0.05である、請求項1~15のいずれかに記載の材料。
  17. yが0.30以下である、請求項16記載の材料。
  18. yが0.15~0.23である、請求項16又は請求項17記載の材料。
  19. yが0.20~0.30である、請求項16又は請求項17記載の材料。
  20. Mが:アルカリ金属、アルカリ土類金属、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi及び2Å以下のイオン半径を有する多原子イオン種の1以上を表す、請求項1~19のいずれかに記載の材料。
  21. Mが第I族金属を1以上含む、請求項1~20のいずれかに記載の材料。
  22. Mが2Å以下のイオン半径を有する多原子種を含む、請求項1~21のいずれかに記載の材料。
  23. zが2.9~3.1である、請求項1~22のいずれかに記載の材料。
  24. xが0.03~0.13、vが0~0.04、QがNb、Mo又はTa、zが2.9~3.1、yが0.20~0.30であり、MがNa、K、Cs及びアンモニウムの1以上を表す、請求項1記載の材料。
  25. xが0.05~0.11;vが0、0.02又は0.03;zが3.0;yが0.22~0.28であり、MがNa、K、Cs及びアンモニウムの一つである、請求項24記載の材料。
  26. 担体に分散された請求項1~25のいずれかに記載の材料を含む組成物。
  27. 請求項1~25のいずれかに記載の材料の製造方法であって、該方法は混合物に提供するために酸性条件下でT種(又はその源)、M種(又はその源)、Q種(又はその源)[存在する場合]、及びWOzの源を混合し、生成物を生じさせるために前記混合物を少なくとも100℃の温度に加熱し、次いで不活性雰囲気で該生成物を(i)濾過及び/又は(ii)乾燥及び/又は(iii)加熱することを含む、製造方法。
  28. 物体に赤外吸収能を提供する方法であって、該方法は該物体に請求項1~25のいずれかに記載の材料を含む液体組成物を適用し、該材料は該物体に赤外吸収能を提供し、該液体組成物から固体組成物を形成することを含む、提供方法。
JP2019560240A 2017-05-05 2018-02-02 酸化タングステン系材料 Active JP7233379B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB1707253.9 2017-05-05
GB1707253.9A GB2562115B (en) 2017-05-05 2017-05-05 Tungsten oxide
PCT/GB2018/050315 WO2018203025A1 (en) 2017-05-05 2018-02-02 Tungsten oxide-based material

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020518546A JP2020518546A (ja) 2020-06-25
JP7233379B2 true JP7233379B2 (ja) 2023-03-06

Family

ID=59065514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019560240A Active JP7233379B2 (ja) 2017-05-05 2018-02-02 酸化タングステン系材料

Country Status (7)

Country Link
US (1) US11655160B2 (ja)
EP (1) EP3619167A1 (ja)
JP (1) JP7233379B2 (ja)
KR (1) KR102587160B1 (ja)
CN (1) CN110582466A (ja)
GB (1) GB2562115B (ja)
WO (1) WO2018203025A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020016755A1 (en) * 2018-07-16 2020-01-23 3M Innovative Properties Company Material comprising (m'm'') xw yo z
JP6743226B1 (ja) * 2019-03-27 2020-08-19 三井金属鉱業株式会社 近赤外線吸収性材料、近赤外線吸収性層及び近赤外線吸収性部材

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010265144A (ja) 2009-05-15 2010-11-25 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 複合タングステン酸化物超微粒子の製造方法
JP2013159553A (ja) 2012-02-08 2013-08-19 Nan Ya Plast Corp 透明熱遮蔽材料及びその製造方法
JP2016029165A (ja) 2014-07-18 2016-03-03 住友金属鉱山株式会社 熱線遮蔽微粒子および熱線遮蔽微粒子分散液
CN103449526B (zh) 2013-09-14 2016-04-20 太原理工大学 一种钨、氧晶格点位存在替代式杂原子的钨青铜及其制备方法和应用
JP2017007889A (ja) 2015-06-19 2017-01-12 ナガセケムテックス株式会社 複合タングステン酸化物微粒子、赤外線遮蔽樹脂組成物及び赤外線遮蔽成形体

Family Cites Families (50)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CS258950B1 (cs) 1987-06-25 1988-09-16 Vilem Kodytek Způsob přípravy velmi čistého parawolframanu amonného
JPH01172325A (ja) 1987-12-28 1989-07-07 Terumo Corp 抗リウマチ剤
JP3193600B2 (ja) 1995-10-17 2001-07-30 株式会社トクヤマ コーティング組成物
GB9619134D0 (en) 1996-09-13 1996-10-23 Pilkington Plc Improvements in or related to coated glass
JP4240928B2 (ja) 2002-07-09 2009-03-18 住友金属鉱山株式会社 酸化物透明導電膜及びその製法
JP3906766B2 (ja) 2002-08-30 2007-04-18 住友金属鉱山株式会社 酸化物焼結体
US7708974B2 (en) 2002-12-10 2010-05-04 Ppg Industries Ohio, Inc. Tungsten comprising nanomaterials and related nanotechnology
US8083847B2 (en) 2003-10-20 2011-12-27 Sumitomo Metal Mining Co., Ltd. Fine particle dispersion of infrared-shielding material, infrared-shielding body, and production method of fine particles of infrared-shielding material and fine particles of infrared-shielding material
JP5234237B2 (ja) 2004-08-31 2013-07-10 住友金属鉱山株式会社 透明導電膜およびその製造方法、透明電極、赤外線吸収反射膜、防曇膜、並びに電磁遮蔽膜
US8980135B2 (en) 2004-08-31 2015-03-17 Sumitomo Metal Mining Co., Ltd. Electroconductive particle, visible light transmitting particle-dispersed electrical conductor and manufacturing method thereof, transparent electroconductive thin film and manufacturing method thereof, transparent electroconductive article that uses the same, and infrared-shielding article
US20150153478A1 (en) 2007-04-18 2015-06-04 Sumitomo Metal Mining Co., Ltd. Electroconductive particle, visible light transmitting particle-dispersed electrical conductor and manufacturing method thereof, transparent electroconductive thin film and manufacturing method thereof, transparent electroconductive article that uses the same, and infrared-shielding article
AU2011253581B2 (en) 2004-08-31 2015-05-07 Sumitomo Metal Mining Co., Ltd. Conductive particle, visible light transmissive particle dispersed conductor, method for producing same, transparent conductive thin film, method for producing same, transparent conductive article using same, and infrared shielding article
JP4355945B2 (ja) 2004-11-08 2009-11-04 住友金属鉱山株式会社 近赤外線吸収繊維およびこれを用いた繊維製品
JP4586970B2 (ja) 2004-11-30 2010-11-24 住友金属鉱山株式会社 プラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルター、及びこれを用いたプラズマディスプレイパネル
US7372610B2 (en) 2005-02-23 2008-05-13 Sage Electrochromics, Inc. Electrochromic devices and methods
JP5034272B2 (ja) 2006-03-06 2012-09-26 住友金属鉱山株式会社 タングステン含有酸化物微粒子、およびその製造方法、ならびにそれを用いた赤外線遮蔽体
JP5050470B2 (ja) 2006-04-24 2012-10-17 住友金属鉱山株式会社 日射遮蔽分散体、日射遮蔽体、および、それらの製造方法
JP5070796B2 (ja) 2006-10-19 2012-11-14 住友金属鉱山株式会社 日射遮蔽膜形成用塗布液および日射遮蔽膜ならびに日射遮蔽機能を有する基材
JP5245283B2 (ja) * 2007-04-26 2013-07-24 住友金属鉱山株式会社 熱線遮蔽塩化ビニルフィルム製造用組成物およびその製造方法、並びに、熱線遮蔽塩化ビニルフィルム
JP5136832B2 (ja) 2007-08-21 2013-02-06 住友金属鉱山株式会社 熱線・紫外線遮蔽膜形成用塗布液および熱線・紫外線遮蔽膜、並びに、熱線・紫外線遮蔽基材
CN101835647B (zh) 2007-10-23 2014-04-16 住友金属矿山株式会社 车窗用太阳辐射屏蔽体及车辆用窗
JP2010075775A (ja) 2008-09-24 2010-04-08 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 波長選択型遮蔽膜および波長選択型遮蔽体
TWI402218B (zh) 2009-12-16 2013-07-21 Ind Tech Res Inst 透明隔熱材料、其製造方法以及透明隔熱結構
TWI408183B (zh) 2010-12-07 2013-09-11 Ind Tech Res Inst 隔熱材料及其製造方法
CN110077061A (zh) 2012-02-10 2019-08-02 积水化学工业株式会社 夹层玻璃用中间膜及夹层玻璃
CN102963933B (zh) 2012-12-01 2014-10-22 中南大学 一种仲钨酸铵的制备方法
TWI458629B (zh) 2012-12-17 2014-11-01 Ind Tech Res Inst 紅外線反射性多層結構及其製法
JP6036553B2 (ja) 2013-05-28 2016-11-30 住友金属鉱山株式会社 熱線遮蔽微粒子含有組成物およびその製造方法、熱線遮蔽膜、および、熱線遮蔽合わせ透明基材
CN104341007B (zh) 2013-07-23 2016-11-16 财团法人工业技术研究院 红外吸收材料、其制造方法、以及包含其的隔热结构
DE102013012231B4 (de) 2013-07-23 2022-07-14 Drägerwerk AG & Co. KGaA Verfahren für die Verbesserung der Ausleuchtung eines Ausleuchtbereichs einer Ausleuchtvorrichtung
TWI522319B (zh) * 2013-07-23 2016-02-21 財團法人工業技術研究院 紅外光吸收材料、其製造方法、以及包含其之隔熱結構
KR101458831B1 (ko) 2013-07-29 2014-11-10 중앙대학교 산학협력단 신규한 유사 육방정계 텅스텐 산화물 층상 골격구조의 혼합금속산화물
CN104341000B (zh) 2013-08-05 2017-09-29 北京化工大学 纳米掺杂vib族金属氧化物颗粒或其分散体的制备方法和用途
JP6225670B2 (ja) 2013-11-29 2017-11-08 住友大阪セメント株式会社 透明樹脂組成物及び塗膜並びに熱線遮蔽フィルム
JP6217353B2 (ja) 2013-11-29 2017-10-25 住友大阪セメント株式会社 透明樹脂組成物及び塗膜並びに熱線遮蔽フィルム
JP6160830B2 (ja) 2013-12-20 2017-07-12 住友金属鉱山株式会社 偽造防止インクの印刷膜および偽造防止印刷物
TWI640479B (zh) 2014-02-07 2018-11-11 加美嘉華光電材料股份有限公司 複合氧化鎢奈米粒子之製造方法
WO2016010156A1 (ja) * 2014-07-18 2016-01-21 住友金属鉱山株式会社 熱線遮蔽微粒子、熱線遮蔽微粒子分散液、熱線遮蔽フィルム、熱線遮蔽ガラス、熱線遮蔽分散体および熱線遮蔽合わせ透明基材
CN104445416A (zh) 2014-11-12 2015-03-25 崇义章源钨业股份有限公司 一种均匀掺钠仲钨酸铵和/或黄钨的制备方法
TWI523919B (zh) 2014-12-04 2016-03-01 財團法人工業技術研究院 具有防霧與隔熱功能之塗料組成物、其製法及薄膜
KR102516862B1 (ko) 2015-01-27 2023-03-31 스미토모 긴조쿠 고잔 가부시키가이샤 근적외선 흡수 미립자 분산액 및 이의 제조 방법
JP6508224B2 (ja) 2015-01-27 2019-05-08 住友金属鉱山株式会社 近赤外線吸収微粒子分散液とその製造方法
DE102015209638A1 (de) 2015-05-27 2016-07-07 Basf Se Verfahren zur Herstellung eines Bismut und Wolfram enthaltenden Multielementoxids durch Co-Präzipitation
KR102228255B1 (ko) 2015-10-30 2021-03-17 스미토모 긴조쿠 고잔 가부시키가이샤 점착제층, 근적외선 차폐 필름, 적층 구조체, 적층체 및 점착제 조성물
CN107200357A (zh) 2016-03-18 2017-09-26 纳琳威纳米科技(上海)有限公司 一种隔热纳米粉及其制备方法和用途
CN105680021A (zh) 2016-03-26 2016-06-15 上海大学 聚多巴胺包覆的纳微粉体及其制备方法
EP3492544A4 (en) 2016-07-26 2020-04-15 Sumitomo Metal Mining Co., Ltd. CLOSE-UP IR-RADIOR-ABSORBING MICROPARTICULAR DISPERSION SOLUTION, CLOSE-UP IR-RADIOR-ABSORBING MICRO-PARTICULAR DISPERSION ELEMENT, CLOSE-UP INFRARED RAY ABSORBING ABSORBENT SUBSTRATE ABSORBENT AND ABS
JP6269805B1 (ja) 2016-12-27 2018-01-31 住友大阪セメント株式会社 分散液、塗布液、及び熱線遮蔽フィルム
GB2562116B (en) 2017-05-05 2022-04-27 William Blythe Ltd Metal oxide, composition comprising the same and method of making metal oxide
CN107083161A (zh) 2017-05-19 2017-08-22 浙江华彩新材料有限公司 一种铝型材专用户外耐候型超流平粉末涂料

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010265144A (ja) 2009-05-15 2010-11-25 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 複合タングステン酸化物超微粒子の製造方法
JP2013159553A (ja) 2012-02-08 2013-08-19 Nan Ya Plast Corp 透明熱遮蔽材料及びその製造方法
CN103449526B (zh) 2013-09-14 2016-04-20 太原理工大学 一种钨、氧晶格点位存在替代式杂原子的钨青铜及其制备方法和应用
JP2016029165A (ja) 2014-07-18 2016-03-03 住友金属鉱山株式会社 熱線遮蔽微粒子および熱線遮蔽微粒子分散液
JP2017007889A (ja) 2015-06-19 2017-01-12 ナガセケムテックス株式会社 複合タングステン酸化物微粒子、赤外線遮蔽樹脂組成物及び赤外線遮蔽成形体

Also Published As

Publication number Publication date
KR20200014310A (ko) 2020-02-10
EP3619167A1 (en) 2020-03-11
CN110582466A (zh) 2019-12-17
JP2020518546A (ja) 2020-06-25
US11655160B2 (en) 2023-05-23
US20200087163A1 (en) 2020-03-19
KR102587160B1 (ko) 2023-10-06
GB2562115B (en) 2022-02-16
WO2018203025A1 (en) 2018-11-08
GB201707253D0 (en) 2017-06-21
GB2562115A (en) 2018-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11446640B2 (en) Visible-light-responsive photocatalytic-titanium- oxide-particulate dispersion liquid, manufacturing method therefor, and member having thin photocatalytic film on surface thereof
US8034736B2 (en) Catalyst for synthesizing acrylonitrile and process for producing acrylonitrile
US7902112B2 (en) Fluidized bed catalyst for producing acrylonitrile and process for producing acrylonitrile
JP7233379B2 (ja) 酸化タングステン系材料
AU2017322968B2 (en) Mixture of visible light-responsive photocatalytic titanium oxide fine particles, dispersion liquid thereof, method for producing dispersion liquid, photocatalyst thin film, and member having photocatalyst thin film on surface
JP7104066B2 (ja) 酸化タングステン系材料
US20090221843A1 (en) Catalyst for producing acrylonitrile and process for producing acrylonitrile
JP5409100B2 (ja) アクリロニトリル製造用触媒及びその製造方法
Zwiener et al. Investigations of Cu/Zn Oxalates from Aqueous Solution: Single‐Phase Precursors and Beyond
JP6647676B2 (ja) ストロンチウムイオン吸着剤およびその製造方法
JP5378041B2 (ja) アクリロニトリル合成用複合酸化物触媒の製造方法
US11167262B2 (en) Amorphous nanostructure composed of inorganic polymer and method for manufacturing the same
JP2008000691A (ja) 光触媒材料の製造方法及び光触媒材料
EP2819779A1 (en) Molybdenum mixed metal oxide catalysts for the production of unsaturated aldehydes from olefins
KR101785181B1 (ko) 아크릴로니트릴 제조용 촉매 및 아크릴로니트릴의 제조 방법
JP6186814B2 (ja) 金属置換四三酸化マンガン及びその製造方法、並びにそれを用いたリチウムマンガン系複合酸化物の製造方法
JP6694115B2 (ja) シュウ酸銀
WO2012146749A1 (en) Tungsten oxide compound
JP2014218390A (ja) 四三酸化マンガンの製造方法
JP2000354765A (ja) 金属酸化物触媒の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211210

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220303

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20220509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220510

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20220509

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220829

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221129

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20221129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20221130

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20221219

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20221220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230216

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7233379

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150