JP7207937B2 - 係合部材 - Google Patents

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Description

本発明は係合部材に関する。
車両には、信号線や電源線を有した配線群からなるワイヤーハーネスを結束状態で車体に保持するために、特許文献1等のようなクランプが使用されている。
こうした係合部材は、ベルトやテープ等によってワイヤーハーネスと共に結束保持されることにより、ワイヤーハーネスに対し一体となる形で取り付けられる。そして、ワイヤーハーネスと一体となった係合部材は、係合部が車体側の固定孔に挿入されて車体側に組み付けられる。こうした係合部材は、ワイヤーハーネスに対しその長手方向の所定位置に複数取り付けられ、それぞれが車体側に設けられた対応する位置の固定孔に挿入されて組み付く。
特開2007-282352号公報 特開平10-89329号公報
このような係合部材において、係合部を移動可能に設ける技術がある(特許文献2参照)。この場合、係合部と車体側の固定孔との間に多少の位置ずれがあったとしても、その位置ずれを係合部の移動で吸収することが可能となる。こうした係合部が移動可能な構造では、係合部に対しその移動方向に予期しない大きな荷重がかかった場合に、係合部の移動機構に大きな負担がかかることが予想される。
本発明の課題は、係合部が移動可能とされた係合部材において、その移動機構が大きな負荷に耐えられるようにすることにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するための本発明の第一の係合部材は、
車体側の固定孔に挿入組み付けされる係合部と、
長手状の配策材を取り付けるための取付部と、
前記取付部に対し前記係合部が、該取付部によって取り付けられた前記配策材の長手方向に少なくとも移動可能となるよう前記係合部と前記取付部とを連結する連結部と、
前記取付部に対する前記係合部の、前記固定孔への挿入方向と前記長手方向とのいずれか又は双方への移動を所定範囲内に規制する移動規制手段と、
を備え
前記取付部は、前記係合部を前記長手方向において挟む第一対向壁部を有し、
前記連結部は、前記第一対向壁部の一方と前記係合部とを連結する第一側連結部と、前記第一対向壁部の他方と前記係合部とを連結する第二側連結部と、を有することを特徴とする。
また、上記課題を解決するための本発明の第二の係合部材は、
車体側の固定孔に挿入組み付けされる係合部と、
長手状の配策材を取り付けるための取付部と、
前記取付部に対し前記係合部が、該取付部によって取り付けられた前記配策材の長手方向に少なくとも移動可能となるよう前記係合部と前記取付部とを連結する連結部と、
前記取付部に対する前記係合部の、前記固定孔への挿入方向と前記長手方向とのいずれか又は双方への移動を所定範囲内に規制する移動規制手段と、
を備え、
前記連結部は、前記取付部から前記係合部側に向かって互いに離間する形で延び出す第一対向部と、それら第一対向部の延出先から屈曲し、前記係合部側に向かって互いに接近する形で延び出す第二対向部と、を有したパンタグラフ形状をなし、
前記第一対向部及び前記第二対向部は、それぞれが前記挿入方向に延び出す対向壁部であり、前記長手方向と前記挿入方向の双方に直交する直交方向と、前記長手方向とを含む平面で切断した切断面が、前記挿入方向の奥側ほど前記係合部側に接近していることを特徴とする。
上記本発明の係合部材では、係合部を移動させる移動機構として連結部が設けられている。そして、係合部の長手方向と挿入方向とのいずれか又は双方への移動を規制する移動規制手段が設けられていることにより、大きな負荷が加わっても、移動規制手段が連結部の過剰な移動や変形を防ぐから、連結部に破損を招くような過剰な負荷は加わらない。
上記本発明の第一の係合部材における前記取付部は、前記係合部を前記長手方向において挟む第一対向壁部を有し、前記連結部は、前記第一対向壁部の一方と前記係合部とを連結する第一側連結部と、前記第一対向壁部の他方と前記係合部とを連結する第二側連結部と、を有するように構成されている。この構成によれば、連結部が2つ設けられるから、連結部の負担を分担することができる.
上記本発明における前記取付部は、前記係合部を前記長手方向と前記挿入方向に直交する直交方向において挟むとともに、前記直交方向に貫通する貫通部が設けられた第二対向壁部を有し、前記係合部は、前記貫通部に挿通される突出部を有しており、前記移動規制手段は、前記貫通部と前記突出部とにより形成され、前記突出部の移動範囲を前記貫通部内に規制することにより前記係合部の移動を規制するようにできる。この構成によれば、突出部は、貫通部の内壁面に接触する形で移動の規制を受け、その移動範囲は、貫通部の内側のみに定められる。これにより、係合部の移動範囲も、突出部が移動できる範囲でしか移動できなくなる。その結果、係合部に大きな荷重がかかって移動を促されたとしても、突出部が貫通部の内壁面に接触する形で係合部の移動を妨げ、係合部に加えられた荷重を受け止めることができるから、加えられた荷重によって連結部が過剰に移動または変形して破損するようなことが無い。
上記本発明の第二の係合部材における前記連結部は、前記取付部から前記係合部側に向かって互いに離間する形で延び出す第一対向部と、それら第一対向部の延出先から屈曲し、前記係合部側に向かって互いに接近する形で延び出す第二対向部と、を有したパンタグラフ形状をなし、前記第一対向部及び前記第二対向部は、それぞれが前記挿入方向に延び出す対向壁部であり、前記長手方向と前記挿入方向の双方に直交する直交方向と、前記長手方向とを含む平面で切断した切断面が、前記挿入方向の奥側ほど前記係合部側に接近するように構成されている。この構成によれば、第一対向部の対と第二対向部の対とからなるパンタグラフ形状部が縮む際、その縮む側において係合部がその挿入方向に持ち上がる形で上方に移動する。係合部の挿入方向の逆側には配策材が位置するため、係合部の挿入方向の逆側への移動や変形が生じやすいと、係合部が配策材と接触し、係合部の移動が配策材上を摺動する形で生じてしまい、移動しにくくなる。ところが、パンタグラフ形状部の縮む側において係合部が挿入方向に持ち上がる形で移動することで、配策材との接触・摺動を避けやすくなり、移動が容易となる。
上記本発明における前記連結部は、前記取付部から前記係合部側に向かって互いに離間する形で延び出す第一対向部と、それら第一対向部の延出先から屈曲し、前記係合部側に向かって互いに接近する形で延び出す第二対向部と、を有したパンタグラフ形状をなし、前記第一対向部及び前記第二対向部は、それぞれが前記挿入方向に延び出す対向壁部であり、それら4つの壁部が形成する四角形状壁部の角部内側には、該角部から延びる2つの壁部が該角部を支点にして接近又は離間する撓み変形を容易にする脆弱部が設けられるようにできる。この構成によれば、第一対向部の対と第二対向部の対とからなるパンタグラフ形状部の伸縮をより容易にすることができる。一方で、移動規制手段が存在するため、パンタグラフ形状部の伸縮が容易となったとしても、その過剰な伸縮が規制されるため、破損の心配が無い。
本発明の一実施例をなす係合部材に、配策材を取り付けた状態で車体側の固定部に固定したときの正面図。 図1の係合部材の第一の斜視図。 図1の係合部材を図2とは別方向から見た第二の斜視図。 図1の係合部材の底面図。 図1の結束構造において係合部材が挿入固定される車体側の固定孔を示した側面図。 図5の固定孔に図1の係合部材の係合部が挿入される前後の状態を、係合部材の正面から見た正面図。 図5の固定孔に図1の係合部材の係合部が挿入される前後の状態を、係合部材の側面から見た側面図。 図5の固定孔に係合部材の係合部が挿入された状態を配策材側から見た底面図。 図1の係合部材の係合部を長手方向に移動させたときの底面図。 図1の係合部材の係合部を直交方向に移動させたときの底面図。 図4の部分拡大図。 図1の係合部材の係合部を長手方向に移動させた状態を、図8のXII-XII断面で示した図。
以下、本発明の一実施例を、図面を参照して説明する。
本実施例では、図1に示すように、第一の配策材をなす可撓性配策材2と、第二の配策材をなし、可撓性配策材2よりも高剛性で平板状の平型配策材3と、長手状の配策材2、3を結束する結束部材5R、5Lと、車体100側に組み付けるための係合部40と配策材2、3を取り付けるための取付部41とそれらを連結する連結部49R、49Lとを有した係合部材4と、を備えた配策材の結束構造1が形成される。
可撓性配策材2は、長手状に延出する複数の配線が束をなした可撓性を有する部材である。ここでの可撓性配策材2は、信号線を形成するワイヤーハーネスである。なお、本発明の可撓性配策材2は、ワイヤーハーネスに限るものではない。
平型配策材3は、平板状をなして長手状に延出し、可撓性配策材2よりも高剛性かつ低撓性を有する部材である。ここでの平型配策材3は、電源線を形成する金属製のバスバーである。平型配策材3は、外周面を形成する四面がそれぞれ平型配策材3自身の長手方向に延びる平面として形成されている。なお、本発明の平型配策材3は、フラット電線をなすFFC(Flexible Flat Cable)やFPC(Flexible Printed Circuit)でもよく、バスバーに限るものではない。
係合部材4は、図1~図3に示すように、車体100側に組み付けるための係合部40を有する。
係合部40は、車体100側に設けられた固定部101の所定の固定孔101H(図5参照)に挿入されることにより、その固定孔101Hに対し、抜け止め状態となるよう係合して組み付くアンカー部である。ここでの係合部40は、図6及び図7に示すように、固定孔101Hに挿入される柱部40Bと、柱部40Bと共に固定孔101Hに挿入され、挿入した先で固定孔101Hの周辺部101Rに対し抜け止め状態となるよう係合する弾性係止片40Aと、その抜け止め状態において固定孔101Hの周辺部101Rを弾性係止片40Aとの間で挟み込む当接部40Cと、を有する。
なお、係合部40は、配策材2、3が結束部材5R、5Lによって被結束部41R、41Lと共に結束保持された結束保持状態において、係合部材4の可撓性配策材2側ではなく平型配策材3側(図1の破線Qよりも上側の領域)から突出して形成されている。
弾性係止片40Aは、柱部40Bの先端側(図6及び図7の柱部40Bの上側)からその基端側(図6及び図7の柱部40Bの下側)に向かうほど柱部40Bから離れる側に拡がる形状をなし、その基端側が柱部40Bに接近する弾性変形が可能とされている。弾性係止片40Aは、固定孔101Hに対し所定の挿入方向Zに向けて挿入されると、固定孔101Hの周辺部101Rによって孔内向き(図6の矢印R側)に押し込まれ、柱部40Bに接近する弾性変形が生じるが、所定位置まで挿入されると、固定孔101Hの周辺部101Rに対し挿入方向Zの奥側(図6及び図7上側)から係止し、挿入方向Zの逆向きへの抜けが阻止された抜け止め状態となる。
当接部40Cは、柱部40Bの基端側から挿入方向Zに向けて皿状に広がる形状をなしており、固定孔101Hの周辺部101Rに対し環状をなして当接する。当接部40Cは、その抜け止め状態において、固定孔101Hの周辺部101Rに対し挿入方向Zの手前側(図6及び図7下側)から当接し、弾性係止片40Aとの間で当該周辺部101Rを挟み込む。これにより、係合部40は、固定孔101Hに対し抜け止め状態となって組み付く。また、当接部40Cは、固定孔101Hの挿入方向Zの奥側(図6及び図7上側)から手前側(図6及び図7下側)へと固定孔101Hを通って進入する異物(埃等)を防ぐ役割も果たしている。
また、係合部材4は、図1~図4に示すように、配策材2、3を取り付けるための取付部41を有する。
取付部41は、配策材2、3の少なくとも一方の上に載置される載置部として、長手方向Xにおいて対向する第一対向壁部41X、41Xと、直交方向Yにおいて対向する第二対向壁部41Y,41Yと、からなる環状壁部を有する。
第一対向壁部41X、41Xは、係合部40(ここでは係合部40の挿入方向Z側とは逆側の底部40D)を、長手方向Xにおいて挟む壁部であり、直交方向Yに延び出す。ここでの第一対向壁部41X、41Xは、係合部40の挿入方向Zの奥側に向かって互いに接近するよう傾斜した傾斜壁部として形成されている。他方、第二対向壁部41Y,41Yは、係合部40(ここでは係合部の底部40D)を、直交方向Yにおいて挟む壁部であり、第一対向壁部41X、41Xの両端同士を連結するよう長手方向Xに向かって直線状に延び出す。
取付部41は、結束部材5R、5Lによって配策材2、3が結束される際に、それら配策材2、3と共に取り巻かれて結束保持される被結束部41R、41Lを有する。
ここでの被結束部41R、41Lは、結束部材5R、5Lによって配策材2、3と共に結束保持された結束保持状態において、配策材2、3の長手方向Xに延出する袖部である。具体的にいえば、被結束部41R(第一側袖部)は、図1に示すように、第一対向壁部41X、41Xのうちの長手方向Xの第一側(図1右側)の壁部から当該第一側へと延出する。他方、被結束部41L(第二側袖部)は、第一対向壁部41X、41Xのうちの長手方向Xの第一側とは逆の長手方向Xの第二側(図1左側)の壁部から当該第二側へと延出する。
結束部材5R(第一側結束部材)は、図1に示すように、係合部材4の係合部40に対し上記長手方向Xの第一側(図1右側)で、平型配策材3と可撓性配策材2と共に被結束部41Rを結束する。他方、結束部材5L(第二側結束部材)は、第一側とは逆の長手方向Xの第二側(図1左側)で、平型配策材3と可撓性配策材2と共に被結束部41Lを結束する。
ここでの結束部材5R、5Lは、可撓性を有した長手状の部材であり、結束対象と対面する側の面(結束対象を取り巻いたときの内周面)が接着面(図示なし)をなすテープ部材である。結束部材5R、5Lは、取り巻いた結束対象との接触部分に対し接着するとともに、自身の両端部が重なる形で互いに接着することにより結束状態となる。
このように結束部材5R、5Lは、平型配策材3と可撓性配策材2と共に被結束部41R、41Lを結束することにより、平型配策材3と可撓性配策材2とが係合部材4に取り付けられて保持された結束保持状態となる。
なお、被結束部41R、41Lは、それぞれ長手方向Xの外側の端部において挿入方向Zに突出する外側凸部41Sを有する。各外側凸部41Sは、被結束部41R、41Lから結束部材5R、5Lが長手方向Xの外側に脱落することを防ぐ脱落阻止部としての役割を果たしている。
係合部材4は、図2~図4に示すように、係合部40と取付部41とを連結する連結部49R、49Lを有する。
連結部49R、49Lは、取付部41に対し係合部40を、取付部41によって取り付けられた配策材2、3の長手方向Xと直交方向Yとに移動可能となるよう、係合部40と取付部41とを連結する。
ここでの連結部49R、49Lは、図3及び図4に示すように、第一対向壁部41X、41Xのうち長手方向Xの第一側(図4右側)の壁部と係合部40の底部40Dとを連結する第一側連結部49Rと、第一対向壁部41X、41Xのうち長手方向Xの第二側(図4左側)の壁部と係合部40の底部40Dとを連結する第二側連結部49Lと、を有しており、それら連結部49R、49Lの間で双方が係合部40と接続している。連結部49R、49Lは、取付部41によって取り付けられた配策材2、3の長手方向Xにおいて伸縮可能で、かつ長手方向Xと係合部40の固定孔101Hへの挿入方向Zとの双方に直交する直交方向Yにおいて取付部41側を支点にして係合部40側が揺動可能とされている。
具体的にいえば、ここでの連結部49R、49Lは、取付部41の第一対向壁部41X、41Xから係合部40側に向かって互いに離間する形で延び出す第一対向部491、491と、それら第一対向部491、491の延出先から屈曲し、係合部40側に向かって互いに接近する形で延び出す第二対向部492、492と、を有したパンタグラフ形状をなしている。また、連結部49R、49Lは、結束保持されている直下の配策材2、3(ここでは平型配策材3)との間に隙間40S(図1参照)を有しており、係合部40を移動させる際、配策材2、3(平型配策材3)と非接触となるようになっている。
係合部40が長手方向Xの第一側に移動した際には、図9に示すように、第一側連結部49Rの第一対向部491、491と第二対向部492、492とが互いに接近した圧縮状態になり、第二側連結部49Lの第一対向部491、491と第二対向部492、492とが互いに離間した伸長状態になる。係合部40が長手方向Xの第二側に移動した際には、図9とは逆に、第一側連結部49Rの第一対向部491、491と第二対向部492、492とが互いに離間した伸長状態になり、第二側連結部49Lの第一対向部491、491と第二対向部492、492とが互いに接近した圧縮状態になる(図示省略)。
なお、連結部49R、49Lにおける第一対向部491、491は、取付部41に設けられた長手方向延出部493に接続している。ここでの長手方向延出部493は、取付部41の第一対向壁部41X、41Xから長手方向Xに延び出している。長手方向延出部493が存在することで、連結部49R、49Lは、図9に示すように、第一対向部491、491と第二対向部492、492の接続部を、長手方向延出部493の直交方向両側へ到達させるまで撓ませることが可能になり、係合部40の長手方向Xの可動範囲をより広げている。
係合部40が直交方向Yの第一側に移動した際には、図10に示すように第一側連結部49Rの第一対向部491、491と第二対向部492、492との双方が、それぞれ若干量だけ伸長した状態となる形で、それぞれと接続する第一対向壁部41X、41Xとの接続部を支点に、係合部40側を直交方向Yの第一側へと移動させた状態となる。他方、係合部40が直交方向Yの第一側とは逆の第二側に移動した際には、図10とは逆に、第一側連結部49Rの第一対向部491、491と第二対向部492、492との双方が、それぞれ若干量だけ伸長した状態となる形で、それぞれと接続する第一対向壁部41X、41Xとの接続部を支点に、係合部40側を直交方向Yの第二側へと移動させた状態となる(図示省略)。
このように連結部49R、49Lは、係合部40の長手方向Xと直交方向Yへの移動が可能となっている。つまり、係合部40は、係合部材4において長手方向Xと直交方向Yが形成するXY平面内を移動可能となっている。
ただし、係合部材4は、連結部49R、49Lによる係合部40の移動可能範囲を狭めるように設けられた移動規制手段を有する。即ち、係合部材4は、係合部40の移動を図1の長手方向Xの所定範囲X10内に規制する第一の移動規制手段(本発明における長手方向の移動規制手段)として、第二対向壁部41Y,41Yのそれぞれに直交方向Yに貫通し、長手方向Xの両側に内壁面41xを有する形で形成された形成された貫通部41Hと、係合部40の底部40Dから貫通部41Hに挿通されて第二対向壁部41Y,41Yの外側に突出するよう形成された突出部40Yと、を有する。これにより、突出部40Yの長手方向Xの可動範囲が貫通部41H内とされ、係合部40の移動も、突出部40Yの可動範囲内に規制される。
具体的にいえば、係合部40が長手方向Xの第一側(図1右側)に移動した際には、突出部40Yも当該第一側に移動する。ただし、突出部40Yは、貫通部41Hの当該第一側の内壁面41x(図1参照)と当接するため、その当接位置x11よりも第一側への移動は規制される。係合部40が長手方向Xの第二側(図1左側)に移動した際も同様、突出部40Yは、貫通部41Hの当該第二側の内壁面41xと当接するため、その当接位置x12よりも第二側への移動は規制される。つまり、係合部40は、長手方向Xにおいて、突出部40Yが移動できる範囲X10内でのみ移動可能となっている。
また、係合部材4は、直交方向Yにおいて係合部40の移動を直交方向Yの所定範囲Y10(図4参照)内に規制する第二の移動規制手段として、第二対向壁部41Y,41Yのそれぞれに直交方向Yの内向きに突出する形で対向形成された凸部41D、41Dと、係合部40の底部40Dと、を有する。係合部40は、係合部40の底部40Dの直交方向Yの移動範囲が凸部41D、41Dの対向間内に規制されることにより、移動規制される。
具体的にいえば、係合部40が直交方向Yの第一側(図4上側)に移動した際には、係合部40の底部40Dも当該第一側に移動する。ただし、底部40Dは、直交方向Yの第一側の凸部41Dの突出先端面41y(図4参照)と当接するため、その当接位置y11よりも第一側への移動は規制される。係合部40が直交方向Yの第二側(図4下側)に移動した際も同様、底部40Dは、直交方向Yの第二側の凸部41Dの突出先端面41yと当接するため、その当接位置y12よりも第二側への移動は規制される。つまり、係合部40は、直交方向Yにおいて、底部40Dが移動できる範囲Y10内でのみ移動可能となっている。
また、第一対向部491、491及び第二対向部492、492は、挿入方向Zに力を加えることで、挿入方向Zに撓むため、係合部40は、挿入方向Z側(図1上側)への移動が可能である。係合部材4は、図1に示すように、挿入方向Zにおいて係合部40の移動を挿入方向Zの所定範囲Z10(図1参照)内に規制する第三の移動規制手段(本発明における挿入方向の移動規制手段)として、上述の貫通部41Hと突出部40Yとを有する。貫通部41Hは、第二対向壁部41Y,41Yのそれぞれに直交方向Yに貫通し、少なくとも挿入方向Z側に内壁面41zを有するため、係合部40は、突出部40Yが貫通部41Hの挿入方向Z側に移動させると、内壁面41z(図1参照)と当接するため、その当接位置z11よりも挿入方向Z側への移動が規制される。また、係合部40は、突出部40Yが挿入方向Zの逆側(図1下側)に移動させると、配策材2、3(ここでは平型配策材3)と当接するため、その当接位置z12よりも挿入方向Zの逆側への移動が規制される。つまり、係合部40は、挿入方向Zの両側において、突出部40Yが移動できる範囲Z10内でのみ移動可能となっている。
なお、第一対向部491、491及び第二対向部492、492は、それぞれが挿入方向Zに延び出す対向壁部であり、長手方向Xと直交方向Yとの双方を含む平面で切断した切断面が、挿入方向Zの奥側ほど係合部40側に接近するように傾斜した傾斜壁部をなしている。この構成によれば、第一対向部491、491と第二対向部492、492とからなるパンタグラフ形状の一方が縮んだ際、係合部40の縮んだパンタグラフ形状側(図9の場合、係合部40の右側)が挿入方向Zに持ち上がる形で挿入方向Z側(図12の矢印Lの方向)に移動する。このため、係合部40の底部40Dや突出部40Yが配策材2、3(ここでは平型配策材3)と接触しにくく、長手方向Xや直交方向Yに係合部を移動させる際に、配策材2、3上を摺動しにくくなっている。
このように貫通部41Hは、連結部49R、49Lが挿入方向Zとは逆側に移動しにくいことと、挿入方向Zとは逆側に係合部材4に配策材2、3が取り付けられることとの少なくともいずれかを考慮して、第二対向壁部41Y,41Yにおいて、挿入方向Zとは逆側に壁部を設けていない。ここでは挿入方向Zとは逆側に開口を有する形で形成されており、この開口が存在することで、成形時の型抜きが容易になっている。
また、ここでの第一対向部491、491及び第二対向部492、492は、それぞれが挿入方向Zに延び出す対向壁部であり、図11に示すように、それら4つの壁部491、491、492、492が形成する四角形状壁部の角部の内側には、脆弱部494が設けられている。ここでの脆弱部494は、4つの角部の内壁に設けられた凹部、より具体的にいえば挿入方向Zに延びる溝部が形成された薄肉部であり、それぞれの角部から延びる2つの壁部(対向部)を、該角部を支点にして互いに接近又は離間させる撓み変形を容易にしている。
ところで、本実施例では、図6及び図7に示すように、長手状の配策材2、3を保持する係合部材4を車体100側の固定孔101Hに挿入して組み付ける係合部材4の組み付け構造10が形成されている。この組み付け構造10において、固定孔101Hは、図5に示すように、予め定められた長幅方向Hに長く開口する長孔形状をなしており、係合部材4の係合部40は、図7下図に示すように、その固定孔101Hに挿入されて係合して組み付けられている。
図6及び図7に示すように、係合部40は、固定孔101Hに挿入されるときの先頭面40Ba(挿入方向Zの前方側の先端面)が、外周側ほどその挿入方向Zの後方側に位置するように傾斜した傾斜面をなす。これにより、係合部40を車体100側の固定孔101Hに挿入する際に、係合部40の挿入方向Zの先端が固定孔101Hの内側にさえ位置していれば、係合部材4を挿入方向Zに押し込んでいくだけで、固定孔101Hの内縁が傾斜面をなす先頭面40Ba上を滑って、矢印Z0のような方向に沿って挿入が進む。このとき、係合部40は、固定孔101Hの内縁によって押し付けられるが、上述したように係合部材4は2方向X、Yへの位置移動が可能となっているので、押し付けに伴い自らの位置を変えながら係合部40を挿入可能な位置まで到達させることができる。そして、最終的に係合部40は、固定孔101H内に挿入係止される形で車体100側に組み付けられる。
また、図1に示すように、係合部40が固定孔101Hに挿入されて組み付けられた際に、該固定孔101Hに挿入されない非挿入部(ここでは係合部40の底部40D)は、直交方向Yにおいて配策材2、3よりも外側に突出する突出部40Y、40Yを有する。この構成によれば、係合部材4が車体100の固定孔101Hに組み付けられた状態であっても、図8に示すように、固定孔101Hの挿入方向Zの手前側から(即ち、係合部材4を組み付ける作業者の側から)、突出部40Y、40Yを視認することができる。同様に、第一対向壁部41X、41X及び第二対向壁部41Y、41Yも、固定孔101Hの挿入方向Zの手前側から視認できる。このため、係合部材4を組み付ける作業者は、突出部40Y、40Yとそれら対向壁部41X、41X、41Y、41Yとの位置関係から、係合部40の位置を把握することができるため、固定孔101Hの挿入組み付け作業が容易になる。
また、固定孔101Hの孔周辺部101Rは、図8に示すように、係合部40が挿入されてくる側の面101aの、固定孔101Hを挟んだ直交方向Y(図中の長幅方向H)の双方の側において、該固定孔101Hから所定距離離れた位置に目印部101Q、101Qを有するように形成される。この構成によれば、直交方向Y(長幅方向H)における突出部40Yと目印部101Qとの対向間隔によって、係合部40が長孔状の固定孔101Hのどの位置に組み付いているのか、目印部101Q、101Qのうちのどちら側に偏った位置で組み付いているのかがわかりやすい。また、固定孔101Hに対する係合部40の組み付いた位置は、係合部40を挿入組み付けした作業者の側から見ることができる利点もある。目印部101Q、101Qは、凹凸により形成することができ、ここでは面101aに対し円筒状に凹む凹部として形成されている。
また、ここでの突出部40Yは、図4に示すように、上記非挿入部(ここでは係合部40の底部40D)から直交方向Yの双方の側に突出形成され、目印部101Qは、図8に示すように、固定孔101Hを挟んだ直交方向Y(長幅方向H)の双方の側に設けられている。そして、それら突出部40Y、40Y及び目印部101Q、101Qは、固定孔101Hを係合部40が挿入されてくる側から正面視したときに、直交方向Y(長幅方向H)に延びる同一直線上に位置して見える。つまり、突出部40Y、40Y及び目印部101Q、101Qは、直交方向Yに直線状に並んでいるから、それらの対向間隔をより把握しやすくなっている。
以上、本発明の一実施例を説明したが、これはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、追加及び省略等の種々の変更が可能である。
以下、上記した実施例とは別の実施例やそれら実施例の変形例について説明する。なお、上記実施例と共通の機能を有する部位には同一符号を付して詳細な説明を省略する。また、上記実施例と、下記変形例及び別実施例とは、技術的な矛盾を生じない範囲において適宜組み合わせて実施できる。
例えば、本発明において可撓性配策材2を省略し、平型配策材3のみとすることが可能である。逆に平型配策材3を省略し、可撓性配策材2のみとすることも可能である。
また、上記実施例における被結束部は、被結束部41R、41Lの2つであるが、1つであってもよい。また、上記実施例において、結束部材5R、5Lは、それぞれ第一側結束部材と、第二側結束部材として機能するが、いずれか一方のみであってもよい。
上記実施例の取付部は、被結束部41R、41Lとして設けられ、別体の結束部材5R、5Lによって配策材2、3を係合部材4に取り付けているが、例えば取付部を、配策材2、3を取り巻くベルト部と、そのベルト部の両端を固定するバックル部(図示なし)とし、別体の部材を用いることなく、配策材2、3を係合部材4に取り付けてもよい。
また、上記実施例において、連結部は、連結部49R、49Lの2つであるが、取付部41に対し係合部40が長手方向Xと直交方向Yに移動可能となるよう連結するものであればよい。例えば、連結部49R、49Lを、一方のみとしてもよいし、2つ以上としてもよい。2つ以上の場合としては、パンタグラフ形状をなす連結部49R、49Lを、長手方向Xと同様、直交方向にも配置するようにできる。また、パンタグラフ形状は、ひし形及びひし形状のものを含み、さらにくの字状や丸状のものを含むこともできる。
また、上記実施例において、長手方向延出部493は、取付部41に属するものとし、接続する連結部49R、49Lの揺動支点として機能しているが、連結部49R、49Lに属するものとして、第一対向部491、491との接続側が取付部41の第一対向壁部41X、41Xとの接続部を支点にして直交方向Yに揺動する構成でもよい。
また、上記実施例における移動規制は、挿入方向Zと長手方向Xとの双方においてなされていたが、それらのうちのいずれかのみであってもよい。
1 配策材の結束構造
10 係合部材の組み付け構造
2 可撓性配策材
3 平型配策材
4 係合部材
40 係合部
40D 係合部の底部
40Y 突出部(移動規制手段)
41H 貫通部(移動規制手段)
41 取付部
41X 第一対向壁部
41Y 第二対向壁部
49 連結部(第一側連結部、第二側連結部)
491 第一対向部
492 第二対向部
494 脆弱部
100 車体
101H 固定孔
X 長手方向
Y 直交方向
Z 挿入方向
X10 長手方向の所定範囲
Y10 直交方向の所定範囲
Z10 挿入方向の所定範囲

Claims (5)

  1. 車体側の固定孔に挿入組み付けされる係合部と、
    長手状の配策材を取り付けるための取付部と、
    前記取付部に対し前記係合部が、該取付部によって取り付けられた前記配策材の長手方向に少なくとも移動可能となるよう前記係合部と前記取付部とを連結する連結部と、
    前記取付部に対する前記係合部の、前記固定孔への挿入方向と前記長手方向とのいずれか又は双方への移動を所定範囲内に規制する移動規制手段と、
    を備え
    前記取付部は、前記係合部を前記長手方向において挟む第一対向壁部を有し、
    前記連結部は、前記第一対向壁部の一方と前記係合部とを連結する第一側連結部と、前記第一対向壁部の他方と前記係合部とを連結する第二側連結部と、を有することを特徴とする係合部材。
  2. 車体側の固定孔に挿入組み付けされる係合部と、
    長手状の配策材を取り付けるための取付部と、
    前記取付部に対し前記係合部が、該取付部によって取り付けられた前記配策材の長手方向に少なくとも移動可能となるよう前記係合部と前記取付部とを連結する連結部と、
    前記取付部に対する前記係合部の、前記固定孔への挿入方向と前記長手方向とのいずれか又は双方への移動を所定範囲内に規制する移動規制手段と、
    を備え
    前記連結部は、前記取付部から前記係合部側に向かって互いに離間する形で延び出す第一対向部と、それら第一対向部の延出先から屈曲し、前記係合部側に向かって互いに接近する形で延び出す第二対向部と、を有したパンタグラフ形状をなし、
    前記第一対向部及び前記第二対向部は、それぞれが前記挿入方向に延び出す対向壁部であり、前記長手方向と前記挿入方向の双方に直交する直交方向と、前記長手方向とを含む平面で切断した切断面が、前記挿入方向の奥側ほど前記係合部側に接近していることを特徴とする係合部材。
  3. 前記取付部は、前記係合部を前記長手方向において挟む第一対向壁部を有し、
    前記連結部は、前記第一対向壁部の一方と前記係合部とを連結する第一側連結部と、前記第一対向壁部の他方と前記係合部とを連結する第二側連結部と、を有する請求項2に記載の係合部材。
  4. 前記取付部は、前記係合部を前記長手方向と前記挿入方向の双方に直交する直交方向において挟むとともに、前記直交方向に貫通する貫通部が設けられた第二対向壁部を有し、
    前記係合部は、前記貫通部に挿通される突出部を有しており、
    前記移動規制手段は、前記貫通部と前記突出部とにより形成され、前記突出部の移動範囲を前記貫通部内に規制することにより前記係合部の移動を規制している請求項1又は請求項3に記載の係合部材。
  5. 前記連結部は、前記取付部から前記係合部側に向かって互いに離間する形で延び出す第一対向部と、それら第一対向部の延出先から屈曲し、前記係合部側に向かって互いに接近する形で延び出す第二対向部と、を有したパンタグラフ形状をなし、
    前記第一対向部及び前記第二対向部は、それぞれが前記挿入方向に延び出す対向壁部であり、それら4つの壁部が形成する四角形状壁部の角部内側には、該角部から延びる2つの壁部が該角部を支点にして接近又は離間する撓み変形を容易にする脆弱部が設けられている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の係合部材。
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