JP2007282352A - ベルトクランプ - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤーハーネス等の被結束物を結束するためのベルトクランプにおいて、ベルト部の曲げ剛性を緩和して結束作業を行い易くする。
【解決手段】被結束物に巻き掛けられる帯状のベルト部2と、ベルト部2を先端部位2bから挿通して引き締めることでベルト部2と係合し所望の引締状態として保持する保持部位3aを備えたバックル部3と、を有するベルトクランプ1である。ベルト部2の帯面2cには係合歯列10が形成されている。バックル部3の保持部位3aには係合歯列10と噛合する係合爪20a〜20cが形成されている。係合歯列10はベルト部2の基端部位2a寄りの領域に配列された第1係合歯列11と、これに引き続く領域でベルト部2の基端部位2aから遠のく方向の領域に配列された第2係合歯列12とを有する。第2係合歯列12は、第1係合歯列11よりも各係合歯10a間のピッチが大きく設定されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ベルトクランプに関する。詳しくは、ワイヤーハーネスやパイプ等の配線類を車体パネル等の所定箇所に結束した状態として保持するためのベルトクランプに関する。
従来より、この種のベルトクランプは、例えば車体パネルに沿って配索されたワイヤーハーネス等の配線類を車体パネルの所定箇所に結束した状態として保持するために使用されている。ここで、下記特許文献1には、ベルトクランプの構成の一例が開示されている。すなわち、ベルトクランプは、帯状に形成されたベルト部と、ベルト部の基端側の部位と一体に形成されたバックル部と、を有する。このバックル部には、ベルト部を先端部位から挿通することのできる保持部位が形成されている。そして、この保持部位には、ベルト部を挿通した状態として保持することのできる係合爪が形成されている。一方、ベルト部には、上記挿入時に係合爪と向かい合う側の帯面に、係合爪と噛合することのできる係合歯が帯長方向に複数配列されている。したがって、ベルト部を上記配線類(被結束物)の外周に巻き掛けると共に、その先端部位を巻き返してバックル部の保持部位に挿通し引き締めることにより、ベルト部を所望の引締状態としてバックル部に保持することができる。すなわち、被結束物をベルトクランプに結束した状態として保持することができる。
特開2001−50217号公報
しかしながら、上記従来の技術では、ベルト部に複数の係合歯が形成されているために、ベルト部が曲げ剛性の高い構成となっていた。これにより、ベルト部を被結束物の外周に巻き掛けるといった結束作業が行い難くなっていた。
すなわち、ベルト部に形成される複数の係合歯は、比較的小径の被結束物であっても結束が良好に行えるように、各係合歯間のピッチが比較的小さく設定されている。このため、各係合歯を構成する歯壁が小刻みに多数配設された構成となり、ベルト部全体の曲げ剛性が高められることとなる。これにより、ベルト部を被結束物の外周に巻き掛けたり、その先端部位を巻き返してバックル部の保持部位に挿通したりする作業が行い難くなる。更に、ベルト部をバックル部の保持部位に挿通した後に所望の引締状態まで引き締める引締作業も行い難くなる。
本発明は、上記した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、ワイヤーハーネス等の被結束物を結束するためのベルトクランプにおいて、ベルト部の曲げ剛性を緩和して結束作業を行い易くすることにある。
上記課題を解決するために、本発明のベルトクランプは次の手段をとる。
先ず、第1の発明は、ワイヤーハーネス等の被結束物を結束した状態として保持するべく、被結束物の外周に巻き掛けられる帯状のベルト部と、ベルト部の基端部位と一体とされ被結束物の外周に巻き掛けられたベルト部を先端部位から挿通して引き締めることでベルト部と係合し所望の引締状態として保持する保持部位を備えたバックル部と、を有するベルトクランプであって、ベルト部の帯面には、その帯長方向に複数の係合歯が配列されて係合歯列が形成されており、バックル部の保持部位には、挿通されたベルト部の係合歯列と噛合する係合爪が形成されており、係合歯列は、ベルト部の基端部位寄りの領域に配列される第1係合歯列と、第1係合歯列の領域に引き続くベルト部の基端部位から遠のく方向の領域に配列される第2係合歯列とから成り、第2係合歯列の各係合歯間のピッチは第1係合歯列の各係合歯間のピッチより大きく設定されており、バックル部の係合爪への第1係合歯列の係合により比較的小径の被結束物を結束し、第2係合歯列の係合により比較的大径の被結束物を結束することを特徴とする。
この第1の発明によれば、第2係合歯列は、第1係合歯列よりも各係合歯間のピッチが大きく設定されている。したがって、この第2係合歯列の形成された領域では、第1係合歯列の形成された基端部位寄りの領域と比べて、ベルト部の曲げ剛性が低められる。また、比較的小径の被結束物を結束する際には、ベルト部の基端部位寄りの領域に配列された第1係合歯列のピッチ毎に、ベルト部の引き締めを行うことができる。
次に、第2の発明は、上述した第1の発明において、バックル部の保持部位には、挿通されるベルト部の帯長方向に沿って少なくとも3つの係合爪が配列されており、これら少なくとも3つの係合爪間の各ピッチは、ベルト部の帯面に形成された第1係合歯列及び第2係合歯列の少なくとも一方に対して少なくとも2つの係合爪が同時に噛合する大きさに設定されていることを特徴とする。
この第2の発明によれば、ベルト部を保持部位に挿通することにより、常に、少なくとも2つの係合爪が係合歯列に同時に噛合した状態でベルト部が係合保持される。
次に、第3の発明は、上述した第2の発明において、バックル部の保持部位には、相互間のピッチの異なる3つの係合爪が配列されており、3つの係合爪の配列によって形成される2つの隣り合う係合爪間のピッチは、その一方が第1係合歯列の各係合歯間のピッチに合わせて設定され、他方が第2係合歯列の各係合歯間のピッチに合わせて設定されていることを特徴とする。
この第3の発明によれば、互いに異なるピッチに設定された3つの係合爪により、常に2つの係合爪が係合歯列に同時に噛合する構成が達成される。
本発明は上述した手段をとることにより、次の効果を得ることができる。
先ず、第1の発明によれば、ワイヤーハーネス等の被結束物を結束するためのベルトクランプにおいて、ベルト部の曲げ剛性を緩和して結束作業を行い易くすることができる。また、比較的小径の被結束物を結束する場合にも、第1係合歯列のピッチ間隔で、被結束物を引き締めることができる。
更に、第2の発明によれば、係合歯列に少なくとも2つの係合爪を同時に噛合させることができ、ベルト部の噛合保持力を高めることができる。
更に、第3の発明によれば、係合歯列に常に2つの係合爪を噛合させる構成を、3つの係合爪によって簡単に構成することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態の実施例について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1のベルトクランプ1の構成について図1〜図7を用いて説明する。図1は本実施例のベルトクランプ1の外観を表した平面図、図2は図1の側面図、図3は係合歯列10及び係合爪20a〜20cの形状を模式的に表した斜視図、図4は第2係合歯列12と係合爪20a,20bとが噛合した状態を表した断面図、図5は第1係合歯列11と係合爪20b,20cとが噛合した状態を表した断面図、図6は比較的大径の被結束物Wをベルトクランプ1によって結束した状態を表した側面図、図7は比較的小径の被結束物Jをベルトクランプ1によって結束した状態を表した側面図である。
本実施例のベルトクランプ1は、図6に良く示されるように、車体パネルPに沿って配設されるワイヤーハーネスやパイプ等の被結束物Wを結束した状態として、これを車体パネルPの所定箇所に固定しておくための保持機能を備える。具体的には、ベルトクランプ1は、図1に良く示されるように、帯状のベルト部2と、このベルト部2の基端部位2aと一体に形成されたバックル部3と、を有する。前者のベルト部2は、図6に良く示されるように、被結束物Wの外周に巻き掛けることのできる可撓性を備えている。後者のバックル部3は、ベルト部2を先端部位2bから挿通して引き締め操作することにより、このベルト部2を所望の引締状態として保持することのできる保持部位3aを備えている。
ここで、上記バックル部3におけるベルト部2の保持は、図6に示されるように、保持部位3aに形成された係合爪20a〜20cが、ベルト部2に形成された係合歯列10に噛合することによって行われる。
以下、ベルト部2及びバックル部3の構成について、詳細に説明する。
先ず、図2を用いてベルト部2の構成を説明する。すなわち、ベルト部2は、合成樹脂により一体成形されて形成されている。ここで、ベルト部2は、図2における紙面内左側を向く面が、被結束物W(図6参照)の外周面に巻き掛けられる帯面2cとされている。そして、この帯面2cには、複数の係合歯10aが帯長方向のほぼ全域に亘って配列されており、係合歯列10が形成されている。この係合歯列10は、各係合歯10a間のピッチが比較的小さく設定された第1係合歯列11と、この第1係合歯列11よりも各係合歯10a間のピッチが大きく設定された第2係合歯列12と、から成る。詳しくは、第1係合歯列11は、各係合歯10a間のピッチが例えば1.3mmとして設定されており、比較的小径の被結束物J(図7参照)を結束する際の引き締め作業が比較的小ピッチで行える大きさとなっている。また、第2係合歯列12は、各係合歯10a間のピッチが例えば1.5mmとして設定されており、第1係合歯列11の各係合歯10a間のピッチよりは大きく設定されてはいるものの、上記被結束物Jよりも径の大きい被結束物Wを結束する際には充分な引き締めが行えるピッチとして設定されている。なお、第1係合歯列11及び第2係合歯列12の形状は、図3において詳しく表されている。
ここで、図1に良く示されるように、第1係合歯列11は、ベルト部2の基端部位2a寄りの領域に設定されている。この第1係合歯列11の形成された領域は、図7に良く示されるように、比較的小径の被結束物Jを結束する場合に、保持部位3aに形成された係合爪20b,20c(図5参照)によって噛合保持される領域となっている。また、図1に良く示されるように、第2係合歯列12は、第1係合歯列11の領域に引き続く領域で、ベルト部2の基端部位2aから遠のく方向の領域に設定されている。この第2係合歯列12の形成された領域は、図6に良く示されるように、被結束物Wを結束する場合に、保持部位3aに形成された係合爪20a,20b(図4参照)によって噛合保持される領域となっている。また、同領域は、ベルト部2を被結束物Wの外周に巻き掛けられる際に湾曲する領域となる。したがって、この湾曲領域は、第1係合歯列11の形成された基端部位2a寄りの領域と比べて、曲げ剛性が低く構成される。すなわち、図2に良く示されるように、第2係合歯列12の形成された湾曲領域は、第1係合歯列11の形成された領域と比べて係合歯10aの集積密度が小さく、ベルト部2の曲げに対する断面係数が小さくなっているためである。これにより、ベルト部2は、上記第2係合歯列12の形成された湾曲領域において曲げ変形し易くなっている。
次に、バックル部3の構成を説明する。すなわち、バックル部3は、図6に良く示されるように、ベルト部2を先端部位2bから引き込んだ状態として保持する保持部位3aと、ベルトクランプ1を車体パネルPの所定箇所に固定するための取付部位3bと、を有する。このバックル部3は、ベルト部2と共に合成樹脂により一体成形されて形成されている。
詳しくは、保持部位3aは、図2に良く示されるように、ベルト部2を挿通することのできる挿通口Hと、挿通したベルト部2の係合歯列10と噛合する係合爪20a〜20cと、を有する。前者の挿通口Hは、バックル部3に貫通して形成されている。これにより、図6及び図7に良く示されるように、挿通口Hに挿通されたベルト部2の先端部位2bを同挿通方向Iに更に引張り込むことができ、被結束物Wを結束するべくベルト部2の引き締め操作を行うことができる。後者の係合爪20a〜20cは、上記挿通口Hの内部に形成されている。この係合爪20a〜20cは、挿通口Hの通路方向に沿って3つ配列されており、挿通されたベルト部2の係合歯列10に噛合する。これにより、挿通されたベルト部2の挿通方向Iとは逆方向(抜脱方向O)への移動を規制し、ベルト部2を抜け止め可能に保持することができる。なお、係合爪20a〜20cの形状は、図3において詳しく表されている。
次いで、取付部位3bは、図6に良く示されるように、車体パネルPの所定箇所に形成された取付穴Aに差し込み可能な柱形状に形成されている。この取付部位3bは、取付穴A内に差し込まれた取付部位3bを抜け止め可能に保持する係合片3baを有する。この係合片3baは、取付部位3bの両側面に形成されている。そして、係合片3baは、取付穴A内に差し込まれることによって窄められた後に拡開変形し、車体パネルPの内側(紙面内下側)の壁面と係合する。また、取付部位3bの上端側の部位には、傘形状のスタビライザ3bbが形成されている。このスタビライザ3bbは、取付部位3bを取付穴A内に差し込む際に、車体パネルPの外側(紙面内上側)の壁面と当接し、上記取付部位3bの差し込み力に対して弾性的な抵抗力を作用させる。したがって、取付部位3bが係合片3baによって抜け止め可能に保持された状態では、スタビライザ3bbの復元力(弾性的な抵抗力)によって、取付部位3bが弾性的に保持される。これにより、取付部位3bのガタツキが抑えられ、取付状態が安定する。
ここで、前述した係合爪20a〜20cの構成について、更に詳しく説明する。すなわち、係合爪20a〜20cは、図3に良く示されるように、挿通口Hの上面から紙面内下方向に突出して形成されている。この係合爪20a〜20cは、図4に良く示されるように、ベルト部2の挿通方向Iの上流側で隣り合った係合爪20aと係合爪20bとの間のピッチが、第2係合歯列12のピッチに合わせた大きさに設定されている。また、図5に良く示されるように、下流側で隣り合った係合爪20bと係合爪20cとの間のピッチは、第1係合歯列11のピッチに合わせた大きさに設定されている。また、これら係合爪20a〜20cの形状は、上記挿通方向Iの上流側の面が、先端(下端)に向けて下流側に傾斜した斜面となって形成されている。また、下流側の面は、ほぼ垂直を向く垂直面として形成されている。また、これに対応して、ベルト部2に形成された係合歯列10の各係合歯10aの形状も、上記斜面と接触する側(紙面内右側)の面が先端(上端)に向けて紙面内左側に傾斜した斜面として形成されている。そして、紙面内左側の面は、ほぼ垂直を向く垂直面として形成されている。したがって、ベルト部2を挿通口H内に挿通させる方向に力を加えると、上記の斜面同士が当接する(図示省略)。この場合には、各係合歯10a及び各係合爪20a〜20cは上記の挿通力によって撓み変形し易い状態となるため、ベルト部2の挿通を比較的小さな力で行うことができる。また、ベルト部2を上記とは逆の抜脱方向Oに力を加えると、垂直面同士が当接する(図示された状態)。この場合には、各係合歯10a及び各係合爪20a〜20cは撓み変形し難い状態となるため、ベルト部2が抜け止めされた係止状態(噛合状態)として保持される。
上記構成の係合爪20a〜20cは、図4及び図5に示されるように、挿通されたベルト部2の各係合歯10aに対し、常に、2つの係合爪20a,20b(図4参照)、或いは係合爪20b,20c(図5参照)を同時に噛合させることができる。
すなわち、先ず、図4に良く示されるように、ベルト部2を先端部位2bから保持部位3aの挿通口H内に挿通することにより、第2係合歯列12が挿通口H内に露呈する。そして、この第2係合歯列12に対しては、係合爪20a,20bがそれぞれ噛合する。
次に、図5に良く示されるように、ベルト部2を図4の状態から更に挿通方向Iに挿通していくと、第1係合歯列11が挿通口H内に露呈する。この場合には、係合爪20b,20cがそれぞれ第1係合歯列11に噛合する。
続いて、本実施例の使用方法について説明する。
すなわち、先ず、図6に良く示されるように、被結束物Wを結束するために、ベルト部2を被結束物Wの外周に巻き掛ける。そして、ベルト部2を先端部位2bから保持部位3aの挿通口H内に挿通して引き締めることにより、ベルト部2がその引き締められた状態位置にて抜け止め可能に保持される。したがって、ベルト部2を更に引き締めていくことにより、ベルト部2によって被結束物Wを結束することができる。そして、この被結束物Wを結束しているベルトクランプ1は、取付部位3bを車体パネルPの所定箇所に形成された取付穴Aに差し込むことにより、被結束物Wを車体パネルPに固定した状態として保持することができる。
このように、本実施例のベルトクランプ1によれば、ワイヤーハーネス等の被結束物Wを結束することのできるベルトクランプ1において、ベルト部2の曲げ剛性を緩和して結束作業を行い易くすることができる。また、比較的小径の被結束物Jを結束する場合にも、第1係合歯列11のピッチ間隔で、被結束物Jを引き締めることができる。更に、係合歯列10に常に2つの係合爪20a,20b或いは係合爪20b,20cを同時に噛合させることができるため、ベルト部2の噛合保持力が高められる。そして、この係合歯列10に2つの係合爪20a,20b或いは係合爪20b,20cを同時に噛合させる構成は、3つの係合爪20a〜20cによって簡単に構成することができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例について説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施できるものである。
すなわち、先ず、係合爪を設置する個数は、特に限定されるものではない。例えば、係合爪を4つ以上設けることにより、ベルト部の噛合保持力を更に高めることができる。また、1つの係合爪のみによって使用上充分な噛合保持力が発揮される構成の場合には、図8に示されるように、係合爪20dを1つ設けた構成としても良い。これにより、係合爪20dの設置スペースが抑えられるため、バックル部3の形状をコンパクトにすることができる。また、この場合には、係合歯列のピッチを3種以上に設定しても、係合爪20dの構成を変える必要がないため、ベルト部の仕様変更を簡単に行うことができる。したがって、例えば、ベルト部の曲げ剛性を使用目的に合わせて多様に変化させることが簡単に行える。
また、上記実施例で示した係合爪の配置は特に限定されるものではない。例えば、3つの係合爪間のピッチを上流側と下流側とで入れ替えた構成としても構わない。また、両端に配置される係合爪間のピッチを第2係合歯列のピッチに合わせた大きさとし、その間の位置に設けた係合爪と上記どちらか一方側の係合爪との間のピッチを第1係合歯列のピッチに合わせた大きさに設定してもよい。このようにしても、係合爪の設置スペースをコンパクトに抑えることができる。
なお、係合爪及び各係合歯自体の肉厚寸法や高さ寸法等の形状を特定するための寸法については特に明記しなかったが、これらはベルトクランプの各部の剛性や強度等の諸条件によって適宜設定されるものである。
ベルトクランプの外観を表した平面図である。 図1の側面図である。 係合歯列及び係合爪の形状を模式的に表した斜視図である。 第2係合歯列と係合爪とが噛合した状態を表した断面図である。 第1係合歯列と係合爪とが噛合した状態を表した断面図である。 ベルトクランプにより被結束物を結束した状態を表した側面図である。 比較的小径の被結束物を結束した状態を表した側面図である。 他の実施例のベルトクランプにおける係合爪の形状を模式的に表した斜視図である。
符号の説明
1 ベルトクランプ
2 ベルト部
2a 基端部位
2b 先端部位
2c 帯面
3 バックル部
3a 保持部位
3b 取付部位
3ba 係合片
3bb スタビライザ
10 係合歯列
10a 係合歯
11 第1係合歯列
12 第2係合歯列
20a〜20c 係合爪
20d 係合爪
W 被結束物
J 比較的小径の被結束物
H 挿通口
I 挿通方向
O 抜脱方向
P 車体パネル
A 取付穴

Claims (3)

  1. ワイヤーハーネス等の被結束物を結束した状態として保持するべく、前記被結束物の外周に巻き掛けられる帯状のベルト部と、該ベルト部の基端部位と一体とされ前記被結束物の外周に巻き掛けられたベルト部を先端部位から挿通して引き締めることで該ベルト部と係合し所望の引締状態として保持する保持部位を備えたバックル部と、を有するベルトクランプであって、
    前記ベルト部の帯面には、その帯長方向に複数の係合歯が配列されて係合歯列が形成されており、
    前記バックル部の保持部位には、前記挿通されたベルト部の係合歯列と噛合する係合爪が形成されており、
    前記係合歯列は、前記ベルト部の基端部位寄りの領域に配列される第1係合歯列と、該第1係合歯列の領域に引き続く前記ベルト部の基端部位から遠のく方向の領域に配列される第2係合歯列とから成り、該第2係合歯列の各係合歯間のピッチは前記第1係合歯列の各係合歯間のピッチより大きく設定されており、前記バックル部の係合爪への第1係合歯列の係合により比較的小径の被結束物を結束し、第2係合歯列の係合により比較的大径の被結束物を結束することを特徴とするベルトクランプ。
  2. 請求項1に記載のベルトクランプであって、
    前記バックル部の保持部位には、前記挿通されるベルト部の帯長方向に沿って少なくとも3つの係合爪が配列されており、
    該少なくとも3つの係合爪間の各ピッチは、前記ベルト部の帯面に形成された第1係合歯列及び第2係合歯列の少なくとも一方に対して少なくとも2つの係合爪が同時に噛合する大きさに設定されていることを特徴とするベルトクランプ。
  3. 請求項2に記載のベルトクランプであって、
    前記バックル部の保持部位には、相互間のピッチの異なる3つの係合爪が配列されており、
    前記3つの係合爪の配列によって形成される2つの隣り合う係合爪間のピッチは、その一方が前記第1係合歯列の各係合歯間のピッチに合わせて設定され、他方が前記第2係合歯列の各係合歯間のピッチに合わせて設定されていることを特徴とするベルトクランプ。
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