JP2006292117A - ベルトクランプ - Google Patents

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Makoto Kato
誠 加藤
Toshio Iwahara
利夫 岩原
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Daiwa Kasei Industry Co Ltd
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Daiwa Kasei Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】被結束部材が小径であっても、しっかりと被結束部材を結束することができるベルトクランプを提供することである。
【解決手段】ベルト20と、該ベルト20の基端21が結合されていると共に、このベルト20をその先端22から挿通させるための挿通路12を有するバックルとを備え、該ベルト20を被結束部材Wの外周面に巻き付け、且つ該ベルト20の先端22を挿通路12の挿入口12aから引出口12bに挿通させて引き締めることで、その締め付け状態が保持される構造のベルトクランプ1であって、前記ベルト20には、その基端21から長手方向へ向け該被結束部材Wを前記バックル10の上面10aに押し当て可能な剛性を有するリブ24が形成してあり、前記リブ24の長手方向の両端には、該長手方向に対して垂直方向且つ前記被結束部材Wを巻き付け方向に折り曲げ可能なヒンジ機構25a、25bがそれぞれ形成してある。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ベルトクランプに関し、詳しくは、小径の単線または小径のワイヤハーネスといった被結束部材を結束するためのベルトクランプに関する。
この種のベルトクランプとして、例えば図5で示す構造のものが知られている。このベルトクランプ101は、バックル110、ベルト120、スタビライザ114および係止脚115が、それぞれ一体に樹脂成形された構造となっている。そして、バックル110の上面110aに載せた被結束部材Wの外周をベルト120で巻くように、このベルト120をバックル110の挿通路112に挿通させて締め付ける。これによって被結束部材Wの外周が結束され、ベルト120はその係止段(図示しない)とバックル110の挿通路112内の係止爪113との係止により、この結束状態に保持される。
このように被結束部材Wの所定個所をベルトクランプ101で結束した後、各ベルトクランプ101の係止脚115を、車両などのボディパネルに予め開けられている取付孔(いずれも図示しない)に差し込む。なお、係止脚115はパネルの取付孔に対し相互の形状によって回転不能に係止される。また、ベルトクランプ101は、係止脚115の被結束部材W側からの突出方向が前記取付孔に対応するよう、その方向を規制した状態で被結束部材Wに組み込まれる。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2000−2209号公報
上述したベルトクランプでは、被結束部材の外周を巻きつけたベルトをバックルの挿通路に挿通させて締め付けると、ベルトにおける被結束部材を押し当てる押当部位には、剛性を有しないため、図5に示すように撓みが生じていた。被結束部材が大径(例えば、直径「5mm」)以上)である場合(図示しない)、このように撓みが生じても、この押当部位は被結束部材を押し当てることができるため、しっかりと被結束部材を結束することが可能であった。しかしながら、図5に示すように被結束部材が小径(例えば、直径「2mm」)程度)である場合、このように撓みが生じると、この押当部位は被結束部材を押し当てることができないため、しっかりと被結束部材を結束することができなかった。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、被結束部材が小径であっても、しっかりと被結束部材を結束することができるベルトクランプを提供することを課題とする。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、ベルトと、該ベルトの基端が結合されていると共に、このベルトをその先端から挿通させるための挿通路を有するバックルと、該バックルに形成されて所定の取付孔に取り付け可能な係止脚とを備え、該ベルトを被結束部材の外周面に巻き付け、且つ該ベルトの先端を挿通路の挿入口から引出口に挿通させて引き締めることで、その締め付け状態が保持される構造のベルトクランプである。そして、前記ベルトには、その基端から長手方向へ向け該被結束部材を前記バックルの上面に押し当て可能な剛性を有するリブが形成してある。また、前記リブの長手方向の両端には、該長手方向に対して垂直方向且つ前記被結束部材を巻き付け方向に折り曲げ可能なヒンジ機構がそれぞれ形成してある。
このように構成すれば、被結束部材を結束する場合、被結束部材の外周面にベルトを巻き付け、且つベルトの先端を挿通路の挿入口から引出口に挿通させて引き締めることができる。このベルトの引き締めに伴って、両ヒンジ機構が曲げ動作するとともに、被結束部材はバックルの上面に受け止められ、リブは被結束部材の上方からバックルの上面へ向けて被結束部材を押し当てる力を作用させる。
また、リブは剛性を有するため、ベルトを引き締めても、撓み、または折り曲がりが生じることはない。そのため、ベルトの引き締めによって生じる上記した被結束部材を押し当てる力は、他へと逃げることなく確実に被結束部材へと作用する。したがって、被結束部材が小径であっても、しっかりと被結束部材を結束することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図1〜4を用いて説明する。
図1は、ベルトクランプ1の正面図である。図2は、図1の側面図(右側側面図)である。図3は、図1の背面図である。図4は、ベルトクランプ1による被結束部材Wの結束状態を拡大して表した側面図である。これらの図面で示すようにベルトクランプ1は、大別してバックル10、ベルト20、スタビライザ14および係止脚15により構成され、これらは合成樹脂により一体に成形されている。なお、被結束部材Wとは、小径(例えば、直径「2mm」)程度)の単線またはワイヤハーネスである。
バックル10は、その基板11を四面の壁の1つとする角筒形状で、その内部はベルト20を通すための挿通路12となっている。この挿通路12における両端の開口のうち、一方(図2の左方)がベルト20の挿入口12aであり、他方(図2の右方)がベルト20の引出口12bである。図2(A)の一部を拡大して表した図2(B)からも明らかなように、挿通路12の内部には、基板11の側から突出した格好の係止爪13が形成されている。また、基板11の下面には、上記したスタビライザ14および係止脚15がそれぞれ配置されている。この係止脚15を車両ボディなどにあけられている取付孔(いずれも図示しない)に差し込むことで、ベルトクランプ1が定位置に装着されることになる。
ベルト20は、その基端21がバックル10の上面10aに結合されてバックル20と一体化されている。また、このベルト20の片側面には、前記係止爪13と噛み合い可能な係止段23がベルト20の長手方向に沿って多数形成されている。そしてベルト20は被結束部材Wの外周面に巻き付けることができる柔軟性を有しており、その先端22を前記挿通路12に対して挿入口12aから挿入し、且つ引出口12bから引き出して引き締めることにより被結束部材Wを結束できるようになっている。なお、ベルト20を引き締めた状態では、そのときに対応する係止段23が係止爪13に噛み合っており、ベルト20はその状態に保持される。
またベルト20の両面には、前記被結束部材Wを締め付け保持状態において、その基端21から長手方向へ向け該被結束部材を前記バックル10の上面10aに押し当て可能な剛性を有するリブ24が2本ずつ計4本形成してある。そのため、ベルト20は既に説明したように柔軟性を有する構造であるが、このリブ24を形成したリブ領域Lのみ剛性を有する構造となる。したがって、このリブ領域Lは、ベルト20をバックル10の挿通路12に挿通させて締め付けた場合でも、撓むことなく、また折り曲がることもない。なお、このリブ領域Lは、ベルト20における被結束部材Wを押し当てる押当部位に相当している。
また、図2(B)で示すようにこのリブ24の長手方向におけるベルト20の基端21側(バックル20側)には、該長手方向に対して垂直方向且つ前記被結束部材Wを巻き付け方向に折り曲げ可能な第1ヒンジ機構25aが形成してある。また、この基端21側と同様に、先端22側(バックル20と反対側)には、該長手方向に対して垂直方向且つ前記被結束部材Wを巻き付け方向に折り曲げ可能な第2ヒンジ機構25bが形成してある。
上述した構成のベルトクランプ1によって被結束部材Wを結束する場合、図4で示すように被結束部材Wの外周面にベルト20を巻き付け、且つベルト20の先端22を挿通路12の挿入口12aから引出口12bに挿通させて引き締める。このベルト20の引き締めに伴って、両ヒンジ機構25(25a、25b)が曲げ動作するとともに、被結束部材Wはバックル10の上面10aに受け止められ、リブ領域Lは被結束部材Wの上方からバックル10の上面10aへ向けて被結束部材Wを押し当てる力を作用させる。
そして、リブ領域Lに形成してあるリブ24には、既に説明したように剛性を有するため、ベルト20を引き締めても、撓み、または折り曲がりが生じることはない。そのため、ベルト20の引き締めによって生じる上記した被結束部材Wを押し当てる力は、他へと逃げることなく確実に被結束部材Wへと作用する。したがって、被結束部材Wが小径であっても、しっかりと被結束部材Wを結束することができる。
また、上記したリブ領域Lの長さは、図4からも明らかなようにバックル10の側面の長さに対して略同じ長さ若しくは若干短い長さとなるように設定してある。このように設定することで、被結束部材Wを結束した状態では、第2ヒンジ機構25bによって生ずる曲げポイントをバックル10の上面10aの上方に位置させることができる。これにより、この曲げポイントによるベルト20の曲げ角度θ(図4参照)を鈍角とさせることができる。このように、θが鈍角である場合、θが鋭角の場合と比較すると、被結束部材Wの上方からバックル10の上面10aへ向けて被結束部材Wを押し当てる力の逃げが少なくなる。そのため、しっかりと被結束部材Wを結束することができる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、ベルト20の両面にリブ24を形成させる構成を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、リブ24が所定の剛性を有するのであればベルト20のいずれか一方の片面のみにリブ24を形成させる構成でも構わない。
図1は、ベルトクランプ1の正面図である。 図2は、図1の側面図(右側側面図)である。 図3は、図1の背面図である。 図4は、ベルトクランプ1による被結束部材Wの結束状態を拡大して表した側面図である。 図5は、従来のベルトクランプ1による被結束部材Wの結束状態を表した側面図である。
符号の説明
1 ベルトクランプ
10 バックル
12 挿通路
12a 挿入口
12b 引出口
15 係止脚
20 ベルト
21 基端
22 先端
23 係止段
24 リブ
25 ヒンジ機構(25a、25b)
W 被結束部材

Claims (1)

  1. ベルトと、該ベルトの基端が結合されていると共に、このベルトをその先端から挿通させるための挿通路を有するバックルと、該バックルに形成されて所定の取付孔に取り付け可能な係止脚とを備え、該ベルトを被結束部材の外周面に巻き付け、且つ該ベルトの先端を挿通路の挿入口から引出口に挿通させて引き締めることで、その締め付け状態が保持される構造のベルトクランプであって、
    前記ベルトには、その基端から長手方向へ向け該被結束部材を前記バックルの上面に押し当て可能な剛性を有するリブが形成してあり、
    前記リブの長手方向の両端には、該長手方向に対して垂直方向且つ前記被結束部材を巻き付け方向に折り曲げ可能なヒンジ機構がそれぞれ形成してあるベルトクランプ。



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