JP5243862B2 - モジュール構造 - Google Patents

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本発明は、ハーネスを含むモジュール構造に関する。
自動車には多くの電装部材が備え付けられ、各電装部材を接続するためにハーネスを設置する必要がある。このハーネスの一部は車体ドア開口部の下方に設けられたサイドシルを含む車体フロアパネルに沿って配線される場合もある。
従来から、ハーネスをフロアパネルに取り付けるためのハーネス保持部材として、例えば特許文献1、2で開示される結束バンドやハーネスクリップが用いられている。
特許文献1で開示される結束バンド21は、車体係止部22、基部23、およびバンド24を有する(図9参照)。基部23の上面には車体係止部22が突設されている。基部23の下面の一端側からは1つのバンド24が延在している。更に、基部23には2つの貫通穴23a、23bが形成されている。バンド24には鋸歯状の係止部24aが長さ方向に形成されている。貫通穴23a、23bの少なくとも一方の内周にバンド24の係止部24aと係止する係止爪23cが突設されている。そして、バンド24をワイヤハーネス群の間に挿入してワイヤハーネス群の半分に巻き付けて一方の貫通穴23aに挿入する。更にバンド24をワイヤハーネス群全体に巻き付けて他方の貫通穴23bに挿入することで係止部24aと係止爪23cとが係合する。これにより、ワイヤハーネス群は結束バンド21により係止固定される。このような結束バンドの構成により、ワイヤハーネスの円周方向の位置ずれ防止作用を有する結束バンドの固定が可能となる。
特許文献2で開示されるハーネスクリップ1は、ロッカパネル2にフロアカーペット3、ワイヤハーネス5およびロッカモール6を取り付ける取付手段として機能する(図10参照)。ハーネスクリップ1は第1および第2のロッカモール係止部22、37を有する。第1および第2のロッカモール係止部22、37は、ロッカモール6の内側に離間しそれぞれ支持脚34、35を受け入れて係止する。第1ロッカモール係止部22はワイヤハーネス保持部18の保持部係止手段である係止凹部19に隣接して設けられている。第2のロッカモール係止部37は基体7の直立部10(すなわちワイヤハーネス保持部18への連結部)に隣接して設けられている。これにより、ワイヤハーネス5とフロアカーペット3とをロッカパネル2に留めることができるとともに、ロッカパネル2の支持部に依存せずにロッカモール6をロッカパネル2に留めることができる。ゆえに、ハーネスクリップ1をロッカモール2の形状に合わせることで、ロッカパネル2の形状に関わらずロッカモール6を支持することが可能となる。
特開平11−72181号公報 特開2004−122809号公報
しかしながら、これらの文献で開示される結束バンドやハーネスクリップはカーペットと別体となっている。そのため、ハーネスを保持した結束バンドやハーネスクリップ(ハーネス保持部材)をフロアパネルに組み付けた後、カーペットをフロアパネルに組み付ける。ハーネス保持部材がカーペットと別体となっていることで車両組み付け作業の工数がかかるため、ラインタクトが長くなる。すなわち、車両組み付け作業が効率的に行われているとは言い難い。また、カーペットをサイドシル部に取り付ける際、従来ではカーペットをハーネスクリップと係合させる、あるいはカーペットをハーネスクリップとフロアパネルとの間に挟むといったことが行われていた。しかし、カーペットをクリップと係合させるのみでは容易にカーペットがクリップから外れてしまうことが起こり得た。この係合性能を改善するために、カーペットをクリップとフロアパネルとの間に挟むモジュール形成方法が採られるが、この方法では、まず、クリップで保持されたハーネスをフロアパネルに取り付ける工程と、ハーネスとは別体のカーペットをフロアパネル上へ敷設する工程とを行う。そして、フロアパネル上に別々に配されたクリップとカーペットとを係合する工程を行う。すなわち、従来のモジュール形成方法は合計3工程で構成される。これにより、このモジュール形成方法を含む車両組み付け作業は少なくとも合計3工程必要となる。そのため、車両組み付けラインのタクトが長大化していた。
更に、ハーネスの径は車両によって異なるため、ハーネス保持部材としてハーネスクリップを用いる場合にハーネスクリップのハーネス収容部のサイズとハーネスの外径とが異なる場合がある。その際、ハーネス収容部内に収容されたハーネスが収容部内でバタつくことがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、車両組み付け作業の工程が短縮可能であり、かつ任意の径のハーネスに対応可能なモジュール構造を提供することを目的とする。
本発明の一態様のモジュール構造は、自動車室内に配線されたハーネスと、ハーネスの外周に巻回され、長さが調節可能なバンド部と、バンド部から突出するようにバンド部の縁に設けられたバンド係合部と、を備えたハーネス保持部材と、自動車の床面に敷設され、端部に孔を備えたカーペットと、床面に固定され、ハーネス保持部材およびハーネスを収納する収納空間を備えた一体型のケースであって、収納空間を覆うように開閉可能な回動部と、回動部と対向可能な第1の面であって、カーペットの孔に挿入される挟持部材が突出して設けられた第1の面と、回動部と係合可能であり、収納空間側にバンド受け部が設けられた第2の面と、を有する細長いケースと、を有し、カーペットは、第2の面に沿って立ち上がり、ケースの挟持部材と第1の面とで挟持され、ハーネス保持部材のバンド係合部は、ケースのバンド受け部と係合する。
本発明に係るモジュール構造によれば、カーペットをハーネス保持部材が収納されたケースの第1の面と挟持部材とで挟持することで、カーペットとハーネス保持部材とが一体化される。よって、本発明に係るモジュール構造を適用したモジュール組み付け方法は、上述の一体化されたモジュール構造を形成する工程と、このモジュール構造をフロアパネルに組み付ける工程との2工程のみで構成できる。一方、従来のモジュール組み付け方法は上述の通り、合計3工程で構成される。よって、本発明に係るモジュール組み付け方法は従来に比べ1工程削減することができる。従って、本発明に係るモジュール組み付け方法によれば、この方法を含む車両組み付け作業の工程が短縮可能となることで、車両組み付けラインのタクトを短縮することができる。
更に、本発明に係るモジュール構造によれば、ハーネスの外周に巻回され、長さが調節可能なバンド部を備えたハーネス保持部材を有する。更に、ハーネス保持部材のバンド係合部と係合するバンド受け部を備えたケースを有する。これにより、ハーネス保持部材のバンド部の長さが調節可能なことで、ハーネスの外周に巻回されて形成される略円形の径が適宜調節される。これにより、任意の径のハーネスに対応可能となる。更に、ハーネス保持部材のバンド係合部とケースのバンド受け部とが係合することで、ハーネス保持部材がケース内でケースの長手方向へ動くことを規制できる。ゆえに、ハーネス保持部材のバンド係合部とケースのバンド受け部との係合で動きが規制されたハーネス保持部材によって巻回されたハーネスも動きが拘束される。よって、ハーネスはケース内でバタつきにくくなる。
従って、車両組み付け作業の工程が短縮可能であり、かつ任意の径のハーネスに対応可能なモジュール構造を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。図1に本発明の一実施形態に係るモジュール構造の斜視図を示す。モジュール構造は、ハーネス1、結束バンド2、ケース3、およびカーペット4を備えている。
ハーネス1は自動車の前後方向に沿って自動車室内のカーペット4の左右の縁に配線されている。ハーネス1は結束バンド2に巻回されてケース3内に収納されている。なお、図1に示すケース3はカーペット4と接続して3つ設けられているが、車種によってこの数は可変である。
図2に結束バンド2の斜視図を示す。ハーネス保持部材である結束バンド2は、バンド基部21と、バンド部22と、バンド孔部23と、バンド係合部24とを有する。結束バンド2の材料は、ポリプロピレンなどの樹脂が好適である。
バンド部22は、バンド基部21から長手方向に延びて板状に形成されており、ハーネス1の外周に巻回される部位である。バンド部22がハーネス1の外周に巻回された状態において、バンド部22は略円形状を成している。バンド部22の先端付近の表面にはバンド孔部23と係合可能なように鋸歯状の凹凸(不図示)が形成されている。バンド部22の長さとしては、100〜200mm程度が好適である。
バンド孔部23は、巻回されて略円形状を成すバンド部22の縁部にバンド部22から突出して設けられている。更に、バンド孔部23はバンド部22の直径を任意のサイズに設定するための部位である。バンド孔部23内には、バンド部22の先端面と係合可能な鋸歯状の凹凸(不図示)が形成されている。
バンド係合部24は、バンド部22と接続するバンド孔部23の縁にバンド部22から突出するように設けられている。更に、バンド係合部24は結束バンド2をケース3内に取り付けるための部位である。本実施形態に係るモジュール構造においては、バンド係合部24はH字状に形成されているとともに、ケース3の内部にはバンド係合部24と係合可能なバンド受け部36が形成されていることで、両部材24、36は係合する。溝状のバンド受け部36はバンド係合部24を受入れ可能である。脱係合防止手段として、バンド係合部24の表面に凹凸を形成するとともに、バンド受け部36の表面に凹凸を形成してもよい。
このような結束バンド2の構成により、ハーネス1と結束バンド2との係合は次のように行われる。結束バンド2のバンド部22をハーネス1に巻きつけた後、バンド部22の前述の先端をバンド孔部23に挿入する(図2(b)参照)。バンド部22表面に形成された鋸歯状の凹凸とバンド孔部23内に形成された鋸歯状の凹凸とを係合することによって、バンド部22先端とバンド孔部23とは係合する。結束バンド2をハーネス1に巻きつけた際、ハーネス1の周長によっては結束バンド2の長さが余る場合がある(図2(c)参照)。この場合の余剰分のバンド部22が切断可能であることによって結束バンド2は任意の長さに調節可能となる。
次に、図3(a)にケース3の表面から見た斜視図、および図3(b)にケース3の裏面から見た斜視図を示す。図4にハーネス1を保持した結束バンド2をケース3に取り付ける状態を示す。図5に結束バンド2をケース3内に係合した状態の平面図を示す。図6にケース3をカーペット4に取り付ける工程を示す。
ケース3は、自動車の床面に固定されるようにされ、結束バンド2およびハーネス1を収納する収納空間を有する。更に、ケース3は、開閉蓋31(回動部)、係合爪32、挟持部材33、ロック爪34、ロック部35、バンド受け部36、開閉爪37、爪受け部38、ヒンジ39(第1の接続部)、およびヒンジ40(第2の接続部)を有する。ケース3の材質としては、ポリプロピレンなどの樹脂が好適である。ケース3は、略四角形の断面形状をした筒状の細長い形状である。これらの四面のうち少なくとも一面は回動可能であり、この一面は四面で画定される収納空間を覆うように開閉される。ケース3の長手方向の長さは100〜350mm程度、断面四角形のケース3の長手方向に直交する断面における断面の一辺の長さは40〜70mm程度が好適である。
開閉蓋31は、ケース3の外面の一面(すなわち、本実施形態では裏面側の一面であって、フロアパネル5に面する面)を構成している。更に、開閉蓋31はヒンジ39を軸にして上述の収納空間を覆うように開閉可能である。
係合爪32は、開閉蓋31から面外方向に突出し、更にフロアパネル5に形成された孔と係合可能なように設けられている。係合爪32によってケース3はフロアパネル5に取り付け、固定される。なお、図3に示す係合爪32は、開閉蓋31上に2つ設けられているが、この形態に限定されることはない。すなわち、係合爪32は、フロアパネル5の孔と係合可能なように開閉蓋31上に1つのみまたは3つ以上設けられていてもよい。
挟持部材33は、開閉蓋31と対向可能な面である第1の面42から突出してヒンジ40と連続して設けられている。挟持部材33は、ヒンジ40を軸として回動可能であって、回動した後、カーペット4に設けられた孔41(図6(a)参照)に挿入され、孔41と係合する。挟持部材33の長手方向の長さとしては、30〜80mm程度が好適であり、ケース3および挟持部材33の厚みとしては2〜3mm程度が好適である。なお、図3に示す挟持部材33は、ケース3において2つ設けられているが、この形態に限定されることはない。すなわち、挟持部材33はケース3において1つのみまたは3つ以上設けられていてもよい。
ロック爪34は、ヒンジ40設置側の反対側である挟持部材33の縁部に突出して設けられている。なお、図3に示すロック爪34は各挟持部材33に1つのみ設けられているが、この形態に限定されることなく、各挟持部材33に複数個設けられていてもよい。
ロック部35は、挟持部材33がヒンジ40を軸にして回動された際にロック爪34が対向するケース3の第1の面42に設けられているとともに、ロック爪34と係合可能である。なお、図3に示すロック部35はケース3の第1の面42に2つ設けられているが、この形態に限定されることなく、1つのみまたは3つ以上設けることもできる。
バンド受け部36は、回動される開閉蓋31が係合可能な表面(第2の面43)の収納空間側に設けられている。更に、バンド受け部36は、結束バンド2の縁から突出して設けられたバンド係合部24と係合可能なH字状の溝を有する(図5参照)。なお、図4に示すバンド受け部36はケース3において2つ設けられているが、この形態に限定されることなく、1つのみまたは3つ以上設けることもできる。バンド係合部24とバンド受け部36とが係合することで、結束バンド2がケース3内で水平方向(図5における左右方向、ケース3の長手方向)へ動くことを規制できる。
開閉爪37は、ヒンジ39設置側とは反対側の開閉蓋31の縁部に設けられている。爪受け部38は、ケース3の第2の面43の収納空間側に開閉爪37と係合可能に設けられている。開閉蓋31がヒンジ39を軸にして回動して閉じられた状態において、開閉爪37は爪受け部38と係合することで、開閉蓋31は収納空間を覆うように閉じられた状態に固定される。なお、図3および図4に示す開閉爪37および爪受け部38は各々、ケース3において3つ設けられているが、この個数に限らず1つ、2つまたは4つ以上であってもよい。
カーペット4は、端部に孔41を備え自動車の床面に敷設される。本発明に適したカーペット4の素材としては、タフトフロアカーペットやニードルパンチカーペット等、従来から知られている種類のカーペットを用いることができる。また、意匠面の裏面側には熱可塑性樹脂の裏打ち部材(不図示)が設けられている。カーペット4は車体フロアパネル5に沿う形であるため、比較的大きな凹凸形状が形成されている。この凹凸形状はカーペット4の成形時に形成される。カーペット4の成形方法は、熱可塑性樹脂でできた裏打ち部材を加熱して可塑性を発現させ、更にプレス成形して所定の形状に形成することで行われる。
次に、図4および図6を参照して各部材によるモジュール化方法を説明する。自動車室内に配線され、結束バンド2で巻回されたハーネス1をケース3内の収納空間に収納する(収納ステップ、図4参照)。この収納ステップは、結束バンド2の縁に設けられたバンド係合部24と開閉蓋31に係合可能なケース3の第2の面43に設けられたバンド受け部36とが係合するように行われる。次に、ハーネス1が収納されたケース3の外面の一面を構成する開状態にある開閉蓋31をヒンジ39を軸にして回動して収納空間を覆う(回動ステップ)。この回動ステップは、ヒンジ39設置側とは反対側の開閉蓋31の縁部に設けられた開閉爪37と第2の面43に設けられた爪受け部38とが係合するように行われる。そして、開閉蓋31が対向可能なケース3の第1の面42から突出する挟持部材33をカーペット4に設けられた孔41に挿入する。更に、カーペット4を第1の面42と挟持部材33とで挟持するように挟持部材33をヒンジ40を軸にして第1の面42の方向へ回動する(挿入回動ステップ、図6参照)。この挿入回動ステップは、ヒンジ40設置側とは反対側の挟持部材33の縁部に設けられたロック爪34と第1の面42に設けられたロック部35とが係合するように行われる。このようにして、カーペット4がケース3の第1の面42と挟持部材33とで挟持されることで、カーペット4とケース3内に収納された結束バンド2とを一体化する。そして、この一体化されたカーペット4と結束バンド2とをフロアパネル5に組み付ける。こうして、車両本体のフロアパネル5へのモジュール構造の組み付けが完了する。
このモジュール化方法によって形成されたモジュール構造の断面図を、図1のA−A断面図である図7に示す。挟持部材33とケース3の表面とによってカーペット4を挟持し、係合爪32がフロアパネル5の孔部に収まることでケース3はフロアパネル5に固定される。ケース3内には結束バンド2によって巻回されて保持されたハーネス1が収容されている。結束バンド2のバンド部22の鋸歯状の凹凸を有する先端はバンド孔部23内の鋸歯状の凹凸に係止することで、バンド部22はバンド孔部23に固定されている。フロアパネル5と接するケース3の一面に形成された係合爪32がフロアパネル5の孔部と係合することによって、ケース3とフロアパネル5とは固定される。
上述の本発明に係るモジュール構造によれば、カーペットをハーネス保持部材が収納されたケースの第1の面と挟持部材とで挟持することで、カーペットとハーネス保持部材とが一体化される。よって、本発明に係るモジュール構造を適用したモジュール組み付け方法は、上述の一体化されたモジュール構造を形成する工程と、このモジュール構造をフロアパネルに組み付ける工程との2工程のみで構成できる。一方、従来のモジュール組み付け方法は上述の通り、合計3工程で構成される。よって、本発明に係るモジュール組み付け方法は従来に比べ1工程削減することができる。従って、本発明に係るモジュール組み付け方法によれば、この方法を含む車両組み付け作業の工程が短縮可能となることで、車両組み付けラインのタクトを短縮することができる。
更に、本発明に係るモジュール構造によれば、ハーネスの外周に巻回され、長さが調節可能なバンド部を備えたハーネス保持部材を有する。更に、ハーネス保持部材のバンド係合部と係合するバンド受け部を備えたケースを有する。これにより、ハーネス保持部材のバンド部の長さが調節可能なことで、ハーネスの外周に巻回されて形成される略円形の径が適宜調節される。これにより、任意の径のハーネスに対応可能となる。更に、ハーネス保持部材のバンド係合部とケースのバンド受け部とが係合することで、ハーネス保持部材がケース内でケースの長手方向へ動くことを規制できる。ゆえに、ハーネス保持部材のバンド係合部とケースのバンド受け部との係合で動きが規制されたハーネス保持部材によって巻回されたハーネスも動きが拘束される。よって、ハーネスはケース内でバタつきにくくなる。
従って、車両組み付け作業の工程が短縮可能であり、かつ任意の径のハーネスに対応可能なモジュール構造を提供することができる。
図8に本発明の一実施形態に係るモジュール構造の結束バンドの変形例を示す。この変形例は2つの結束バンド2で構成されている。これらの結束バンド2間には各バンド部22間を延びる橋架け部25が設けられている。橋架け部25は、ケース3内に設けられた2つのバンド受け部36の間隔と同じ長さを有する。橋架け部25が在ることによって、複数の結束バンド2間の距離を測らずにハーネス1をケース3に取り付けることが可能となる。なお、図8に示す結束バンドの変形例は、2つの結束バンド2で構成されているが、この形態に限定されず、3つ以上の結束バンド2で構成されていてもよい。
本発明の一実施形態に係るモジュール構造の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るモジュール構造の結束バンドの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るモジュール構造のケースの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るモジュール構造の結束バンドをケースに取り付ける状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係るモジュール構造の結束バンドとケースとを係合した状態を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るモジュール構造のケースをカーペットに取り付ける工程を示す図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の一実施形態に係るモジュール構造の結束バンドの変形例である。 従来のハーネス保持部材の一形態を示す断面図である。 従来のハーネス保持部材の別形態を示す断面図である。
符号の説明
1 ハーネス
2 結束バンド
3 ケース
4 カーペット
5 フロアパネル
21 バンド基部
22 バンド部
23 バンド孔部
24 バンド係合部
25 橋架け部
31 開閉蓋
32 係合爪
33 挟持部材
34 ロック爪
35 ロック部
36 バンド受け部
37 開閉爪
38 爪受け部
39 ヒンジ
40 ヒンジ
41 孔
42 第1の面
43 第2の面

Claims (1)

  1. 自動車室内に配線されたハーネスと、
    前記ハーネスの外周に巻回され、長さが調節可能なバンド部と、該バンド部から突出するように該バンド部の縁に設けられたバンド係合部と、を備えたハーネス保持部材と、
    前記自動車の床面に敷設され、端部に孔を備えたカーペットと、
    前記床面に固定され、前記ハーネス保持部材および前記ハーネスを収納する収納空間を備えた一体型のケースであって、該収納空間を覆うように開閉可能な回動部と、該回動部と対向可能な第1の面であって、前記カーペットの前記孔に挿入される挟持部材が突出して設けられた第1の面と、該回動部と係合可能であり、該収納空間側にバンド受け部が設けられた第2の面と、を有する細長いケースと、
    を有し、
    前記カーペットは、前記第2の面に沿って立ち上がり、前記ケースの前記挟持部材と前記第1の面とで挟持され、
    前記ハーネス保持部材の前記バンド係合部は、前記ケースの前記バンド受け部と係合する、
    モジュール構造。
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