JP7151072B2 - ロボット - Google Patents

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Description

本発明は、ロボットに関するものである。
従来から、作業対象物を把持する作業等を行う産業用ロボットが知られている。このような産業用ロボットは、例えば、基台と、基台に対して回動可能に接続され、複数のアームを含むロボットアームとを有しており、一般に、ロボットアームの先端には、作業対象物を把持するハンド等のエンドエフェクターが装着される。
また、近年では、産業用ロボットと人体等の物体との衝突による事故防止を図るため、アーム表面側に静電容量式近接センサーを設け、当該近接センサーによって接近する物体を感知することで、ロボットに回避動作ないしは停止動作を行わせる技術が開発されている。例えば、特許文献1には、アームの表面に配置された検知電極と、検知電極からの信号に基づいて物体の接近による静電容量の変化に応じた情報を出力する検出回路とを有する近接センサーを備えるロボットが開示されている。
特開2010-10116号公報
しかし、特許文献1に記載のロボットでは、検出電極および検出回路が1つのアームのみに設けられているため、他のアームに対する物体の接近を検出することが難しかった。また、かかるロボットでは、仮に各アームに対して検出電極を設けたとしても、検出回路が1つしかないため、ロボットの動作によって検出電極同士の距離が変化して出力が変化し、誤検出が発生してしまうという問題点があった。このようなことから、従来のロボットでは、衝突時の危険性を十分に低減することが難しかった。
本発明の目的は、衝突時の危険性を低下させることができるロボットを提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例または形態として実現することが可能である。
本適用例のロボットは、基台と、前記基台に対して回動可能に設けられた第1可動部と、
前記第1可動部に対して回動可能に設けられた第2可動部と、を備えるロボット本体部と、
前記第1可動部に対する物体の接触または接近を検出する第1近接センサーと、
前記第2可動部に対する物体の接触または接近を検出する第2近接センサーと、
を有し、
前記第1近接センサーは、前記物体の接触または接近に伴い静電容量が変化する第1電極部と、前記第1電極部の静電容量を検出する第1回路部と、を備え、
前記第2近接センサーは、前記物体の接触または接近に伴い静電容量が変化する第2電極部と、前記第2電極部の静電容量を検出する第2回路部と、を備えることを特徴とする。
このようなロボットによれば、誤検出を低減しつつ、ロボット本体部への物体の接触または接近を検出可能な範囲を広げることができるので、衝突時の危険性を低下させることができる。そのため、当該ロボットを、人と協働作業が可能な協働ロボットとして好適に用いることができる。
本適用例のロボットは、前記第1回路部による検出時間である第1検出時間と、
前記第2回路部による検出時間である第2検出時間と、が時間的に異なっていることが好ましい。
これにより、比較的簡単な構成で検出電極同士の距離が近づくことによる誤検出を低減できるため、衝突時の危険性を低下させることができる。
本適用例のロボットは、前記第1回路部による接近判定の閾値である第1閾値と、
前記第2回路部による接近判定の閾値である第2閾値と、が異なっていることが好ましい。
これにより、各アームの動作速度によらず、ロボットアームに対する物体の衝突の危険性を低下させることができる。
本適用例のロボットは、基台と、前記基台に対して回動可能に設けられた第3可動部と、を備えるロボット本体部と、
前記第3可動部に対する物体の接触または接近を検出する第3近接センサーと、
前記第3可動部に対する物体の接触または接近を検出する第4近接センサーと、を有し、
前記第3近接センサーは、前記物体の接触または接近に伴い静電容量が変化する第3電極部と、前記第3電極部の静電容量を検出する第3回路部と、を備え、
前記第4近接センサーは、前記物体の接触または接近に伴い静電容量が変化する第4電極部と、前記第4電極部の静電容量を検出する第4回路部と、を備えることが好ましい。
このようなロボットによれば、ロボットの稼働率の低下を防止しつつ、物体の接触または接近も好適に検出することができる。
本適用例のロボットは、前記第3回路部による接近判定の閾値である第3閾値と、
前記第4回路部による接近判定の閾値である第4閾値と、が異なっていることが好ましい。
これにより、各アームの動作速度によらず、ロボットアームに対する物体の衝突の危険性を低下させることができる。
本適用例のロボットは、基台と、前記基台に対して回動可能に設けられた第4可動部と、を備えるロボット本体部と、
前記第4可動部に対する物体の接触または接近を検出する第5近接センサーと、を有し、
前記第5近接センサーは、前記物体の接触または接近に伴い静電容量が変化する第5電極部と、前記第5電極部の静電容量を検出する第5回路部と、を備え、
前記第5回路部による接近判定の閾値である第5閾値は、ロボットの動作に伴って変化させることが好ましい。
これにより、ロボットの動作中において、いつでも衝突時の危険性を低下させることができる。
本適用例のロボットは、前記第5閾値は、ロボットの動作ステップ毎に変化させることが好ましい。
これにより、衝突時の危険性をより的確に低下させることができる。
本適用例のロボットは、前記第5閾値は、ロボットの動作速度に伴って変化させることが好ましい。
これにより、ロボットの作業効率の低下を低減しつつ、衝突時の危険性を低下させることができる。
本適用例のロボットは、前記第5閾値は、ロボットの姿勢に伴って設定することが好ましい。
これにより、ロボットの作業効率の低下をより低減しつつ、衝突時の危険性をより低下させることができる。
本適用例のロボットは、前記第5閾値は、周辺にある前記物体に対する距離に応じて設定することが好ましい。
これにより、衝突防止の安全性と作業効率とをより高めることができる。
本適用例のロボットは、前記第5閾値は、周辺にある前記物体に対する距離に伴って変化させることが好ましい。
これにより、衝突防止の安全性と作業効率とをより高めることができる。
本適用例のロボットは、前記第5閾値は、ロボットの教示の設定項目であることが好ましい。
これにより、ロボットアームの動作時に、逐次的に近接センサーの近接検知の閾値の設定を変更していく方法と比較して、ロボットアームの駆動を制御する制御装置(コントローラー)の演算量を減らすことができる。
第1実施形態に係るロボットを示す斜視図である。 図1に示すロボットのブロック図である。 近接センサーの構成を説明するための概略図である。 第1電極(検出電極)および第2電極(駆動電極)の配置の一例を示す図である。 ロボット本体部における電極部および検出回路部の配置を示す図である。 2つのアームに設けられた各近接センサーの検出タイミングを示す図である。 第2実施形態に係るロボットが有する近接センサーの配置を示す図である。 2つのアームに設けられた各近接センサーの検出タイミングを示す図である。 第3実施形態に係るロボットの動作の一例を説明するための図である。 近接センサーからの出力値と検出距離との関係を示す図である。 ロボットアームの姿勢が変化する例を示す図である。 ロボットアームが有する一部のアームが動作する例を示す図である。 アームの断面を概略的に示す図である。 ロボットアームおよびエンドエフェクターの動作範囲を示す図である。 第4実施形態に係るロボットによる作業の一例を示す図である。 図15に示すロボットによる作業の一例を示す図である。 アームの動作方向の一例を概略的に示す図である。
以下、本発明のロボットを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
≪ロボットの基本構成≫
図1は、第1実施形態に係るロボットを示す斜視図である。図2は、図1に示すロボットのブロック図である。図3は、近接センサーの構成を説明するための概略図である。図4は、第1電極(検出電極)および第2電極(駆動電極)の配置の一例を示す図である。図5は、ロボット本体部における電極部および検出回路部の配置を示す図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1中の上側を「上」、下側を「下」と言う。また、図1中の基台110側を「基端側」、その反対側(エンドエフェクター90側)を「先端側」と言う。また、図1の上下方向を「鉛直方向」とし、左右方向を「水平方向」とする。
図1に示すロボット100は、いわゆる6軸の垂直多関節ロボットであり、例えば、精密機器やこれを構成する部品(ワーク)の給材、除材、搬送および組立等の作業を行うことができる。
図1に示すように、ロボット100は、基台110およびロボットアーム10を有するロボット本体部1と、ロボットアーム10の動作を制御する制御装置5(コントローラー)と、を有する。また、ロボット100は、ロボット本体部1に設けられた、複数の駆動部170、複数の角度センサー20および複数の近接センサー30を有する(図1および図2参照)。なお、角度センサー20および近接センサー30の設置数および設置箇所は、後述する実施形態に限定されるものではない。
[ロボット本体部]
〈基台〉
基台110は、例えば、床、壁、天井、移動可能な台車上等に固定される。なお、詳細な図示はしないが、基台110は、外装部材(ハウジングやカバー等)を含んで構成されており、当該外装部材によって形成された内部空間には、制御装置5が収容されている。
〈ロボットアーム〉
ロボットアーム10は、基台110に回動可能に支持されており、アーム11(第1アーム)、アーム12(第2アーム)、アーム13(第3アーム)、アーム14(第4アーム)、アーム15(第5アーム)、アーム16(第6アーム、先端アーム)と、を有する。これらアーム11~16は、基端側から先端側に向かってこの順に連結されており、隣り合う基端側のアームまたは基台110に対して相対的に回動可能に構成されている。なお、基台110およびアーム11~16のうちの互いに連結された2つの部材同士を回動可能に接続した接続部分が「関節部」を構成している。また、詳細な図示はしないが、各アーム11~16は、それぞれ、外装部材(ハウジングやカバー等)を含んで構成されており、当該外装部材によって形成された内部空間には、駆動部170や角度センサー20が収容されている。
また、アーム16の先端部には、例えば対象物を把持可能なハンドで構成されたエンドエフェクター90が装着されている。なお、エンドエフェクター90に接続されたケーブル(図示せず)が有するコネクター(図示せず)は、アーム14に設けられたコネクター挿入部149に接続される。これにより、エンドエフェクター90は、ロボットアーム10内に設けられた配線(図示せず)を介して制御装置5に電気的に接続されている。
[駆動部]
図2に示すように、ロボット100は、アーム11~16と同数(本実施形態では6つ)の駆動部170を有している。複数の駆動部170は、それぞれ、対応するアームをそれの基端側に位置するアーム(または基台110)に対して回動させる機能、すなわちロボットアーム10の各関節部を駆動する機能を有しており、モーターおよびブレーキを含むモーターユニット(図示せず)と、減速機やベルトおよびプーリー等とを含む動力伝達機構(図示せず)とを備える。なお、駆動部170は、制御装置5に電気的に接続されているモータードライバー(図示せず)を備えていてもよい。
[角度センサー]
図2に示すように、ロボット100は、駆動部170と同数(本実施形態では6つ)の角度センサー20を有しており、1つの駆動部170に対して1つの角度センサー20が設けられている。角度センサー20は、モーターまたは減速機の回転軸の回転角度を検出する。これにより、基端側のアームに対する先端側のアームの角度(姿勢)等の情報(各関節部の駆動状態の情報)を得ることができる。このような各角度センサー20としては、例えば磁気式または光学式のロータリーエンコーダー等を用いることができる。なお、各角度センサー20は、後述する制御装置5に電気的に接続されている。
[近接センサー]
図1および図2に示すように、ロボット100は、5つの近接センサー30を有している。具体的には、近接センサー30は、基台110およびアーム11~14のそれぞれに1つずつ設けられている。
近接センサー30は、例えば、ロボット100の周囲に存在する人等の物体の接触または接近に伴う静電容量の変化を検出する静電容量型のセンサーである。特に、本実施形態では、近接センサー30は、相互容量方式の静電容量型のセンサーである。
図3に示すように、近接センサー30は、物体の接触または接近に伴う静電容量の変化に応じて信号(電荷)を出力する電極部310と、電極部310からの信号(電荷)を処理する検出回路部36を含む回路部35と、電極部310と回路部35とを電気的に接続する配線331とを有する。なお、配線331は、図示はしないが、回路部35と第2電極312とを電気的に接続する駆動系の配線と、回路部35(検出回路部36)と第1電極311とを電気的に接続する信号系の配線とを有する。
電極部310は、第1電極311(検出電極)と、交番電圧が印加される第2電極312(駆動電極)と、基準電位となるグランド電極313とを有する。
第1電極311および第2電極312は、図3に示すように、互いに離間して設けられている。また、第1電極311および第2電極312は、図4に示すように、それぞれ平面視で櫛歯状をなし、第1電極311の櫛歯と第2電極312の櫛歯とは互いに離間しつつ噛み合うように配置されている。また、グランド電極313は、図3に示すように、第1電極311および第2電極312に対して絶縁層320を介して配置されている。
このような電極部310では、第2電極312に対して交番電圧を印加して第1電極311と第2電極312との間に電界を発生させ、この状態で物体が電極部310に接近すると第1電極311と第2電極312との間の電界が変化する。この電界の変化による静電容量の変化を第1電極311で検出することで、物体の接触または接近を検出できる。なお、グランド電極313は、電磁シールドとして機能する。
また、第1電極311、第2電極312およびグランド電極313の配置は図示の例に限定されず、任意である。例えば、絶縁層320の第1電極311等と同じ側の面に設けてもよく、この場合、平面視で第1電極311を囲むようにしてグランド電極313を設
図3に示すように、回路部35は、電極部310(具体的には第1電極311)から受けた電荷を処理する検出回路部36と、第2電極312に対して電力を供給する駆動回路(図示せず)とを備える。検出回路部36は、チャージアンプ361(増幅回路)と、ADコンバーター362(変換出力回路)とを有する。チャージアンプ361は、第1電極311から出力された電荷を電圧に変換する。ADコンバーター362は、チャージアンプ361から出力された電圧を所定のサンプリング周波数でアナログ信号をデジタル信号に変換する。ADコンバーター362で変換された電圧情報(デジタル信号)は、制御装置5へ転送される。
このような近接センサー30は、図5に示すように、基台110およびアーム11~14のそれぞれに設けられている。近接センサー30が有する電極部310は、例えば図5中のハッチングで示す箇所に設けられており、基台110およびアーム11~14の各外表面側(外装部材の外表面)に配置されている。また、回路部35(具体的には回路部35が搭載された回路基板)は、例えば図5中の破線で示す箇所に設けられており、電極部310と同様に、基台110およびアーム11~14の各外表面側(外装部材の外表面)に配置されている。このように、ロボット100では、基台110およびアーム11~14のそれぞれに、1つの電極部310と1つの回路部35が設けられていることで、ロボットアーム10の広範囲にわたって近接検出を行うことができる。なお、本実施形態では、アーム15、16には、近接センサー30が設けられていないが、アーム15、16にも近接センサー30が設けられていてもよい。すなわち、ロボットアーム10が有する全てのアーム11~16のそれぞれに近接センサー30を設けることも可能である。これにより、より広範囲にはわたって近接検出ができる。
[制御装置]
図1および図2に示す制御装置5(コントローラー)は、角度センサー20および近接センサー30の検出結果に基づいてロボットアーム10の動作を制御する機能を有する。この制御装置5は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサー51と、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリー52と、I/F(インターフェース回路)53とを有する。この制御装置5は、メモリー52に記憶されているプログラムをプロセッサー51が適宜読み込んで実行することで、ロボット100の駆動の制御、各種演算および判断等の処理を実現する。また、I/F53は、駆動部170と角度センサー20と近接センサー30とエンドエフェクター90とに通信可能に構成されている。また、制御装置5は、図示はしないが、制御装置5の各部や駆動部170(モータードライバー)に対して必要な電力を生成する電源回路を備えている。
なお、制御装置5は、図示では、ロボット本体部1の基台110の内部に配置されているが、これに限定されず、例えば、ロボット本体部1の外部に配置されていてもよい。また、制御装置5には、ディスプレイ等のモニターを備える表示装置、例えばマウスやキーボード等を備える入力装置等が接続されていてもよい。
以上、ロボット100の基本的な構成について説明した。このようなロボット100では、制御装置5のメモリー52に予め教示作業によって生成した動作シーケンスが記憶されており、制御装置5(具体的にはプロセッサー51)は、その動作シーケンスに従って各駆動部170に回転速度および回転時間に関する信号を送ることで、各駆動部170を駆動させる。これにより、ロボットアーム10を駆動させる。また、制御装置5は、角度センサー20からの信号を受け、その信号を基にしてフィードバック制御を行う。
このような制御装置5によるロボットアーム10の動作の制御により、ロボット100は、予め教示することによって生成した動作シーケンスに応じた作業を的確に行うことができる。
また、制御装置5は、このようなロボットアーム10の動作を制御しつつ、各近接センサー30との信号のやり取りを行う。具体的には、例えば、制御装置5は、近接センサー30に対して駆動信号および各近接センサー30の感度の強弱を調整する信号を送信しつつ、近接センサー30からの静電容量の変化に応じた信号を受け取って、その信号を基にロボット本体部1への物体の接触または接近の有無を判断する。例えば、制御装置5は、近接センサー30からの出力値が、閾値(予め設定した近接検出の閾値)以上となった場合、ロボット本体部1への物体の接触または接近があったと判断する。制御装置5は、ロボット本体部1への物体の接触または接近があったと判断した場合には、各駆動部170に信号を送り、ロボットアーム10の動作速度を低減、動作停止または移動方向の切り替え(反転)を行う。このようにして、制御装置5は、各近接センサー30との信号を基にして、物体に対する回避動作ないしは停止動作をロボットアーム10に行わせる。
このように、制御装置5は、近接センサー30からの信号を基に、物体に対する回避動作ないしは停止動作をロボットアーム10に行わせることができる。
以上、ロボット100の基本的な構成について説明した。前述したように、ロボット100は、基台110と、基台110に対して回動可能に設けられ、複数のアーム11~16を有し、エンドエフェクター90を取り付け可能なロボットアーム10と、を備えるロボット本体部1と、ロボット本体部1に対する物体の接触または接近を検出する近接センサー30と、を有する。また、近接センサー30は、物体の接触または接近に伴う静電容量の変化に応じて信号を出力する電極部310と、信号を処理する回路部35とを備える。そして、電極部310および回路部35は、複数のアーム11~16のうちの少なくとも2つ(本実施形態では4つ)のアーム11~14に設けられている。
このようなロボット100によれば、複数のアーム11~14のそれぞれに近接センサー30が設けられているので、ロボット本体部1への物体の接触または接近を検出可能な範囲を広げることができる。また、1つの回路部35が1つの電極部310からの信号の処理を担っており、かつ、その回路部35および電極部310が、同一のアームに設けられているため、これらの位置関係が変動せず、誤検出を低減できる。このようなことから、衝突時の危険性を低下させることができる。それゆえ、ロボット100を、人と協働作業が可能な協働ロボットとして好適に用いることができる。
≪近接センサーの詳細な説明≫
次に、近接センサー30について詳述する。具体的には、近接センサー30の検出タイミングについて説明する。
図6は、2つのアームに設けられた各近接センサーの検出タイミングを示す図である。
本実施形態のロボット100では、アーム12に設けられた近接センサー30(以下、「近接センサー30a」とも言う)と、アーム13に設けられた近接センサー30(以下、「近接センサー30b」とも言う)とは、回路部35による検出タイミングが異なっている(図5および図6参照)。
具体的には、前述した制御装置5は、近接センサー30aが有する回路部35と近接センサー30bが有する回路部35とへの電流の経路の導通および遮断を切り替えるスイッチング素子(図示せず)と、所定の制御信号に基づいてスイッチング素子の導通および遮断の切り替えを制御する回路(図示せず)と、を有している。例えば、図6に示すように、制御装置5は、所定の等間隔の周期で各回路部35への電流の経路の導通および遮断を切り替える。図6中の「回路A」は近接センサー30aが有する回路部35であり、「回路B」は近接センサー30bが有する回路部35である。制御装置5は、近接センサー30aが有する回路部35への電流の経路の導通をオン状態(有効)とした場合、近接センサー30bが有する回路部35への電流の経路の導通をオフ状態(無効)とする。逆に、制御装置5は、近接センサー30bが有する回路部35への電流の経路の導通をオン状態(有効)とした場合、近接センサー30aが有する回路部35への電流の経路の導通をオフ状態(無効)とする。
このように近接センサー30aの回路部35と近接センサー30bの回路部35とへの電流の経路の導通および遮断を切り替えることで、近接センサー30aが有する電極部310(具体的には第2電極312)と近接センサー30bが有する電極部310(具体的には第2電極312)とへの電流供給のタイミングをずらすことができる。その結果、近接センサー30a、30bの各回路部35から制御装置5へ出力する信号のタイミング、すなわち検出タイミングをずらすことができる。なお、近接センサー30a、30bの各回路部35(具体的には検出回路部36)による検出タイミングは、図6に示す各回路部35への電流の経路の導通および遮断のタイミングと同様である。
このように、本実施形態のロボット100では、回路部35による検出タイミングは、アーム12、13ごとで異なっている。
これにより、比較的簡単な構成で、アーム13がアーム12に近づいても電極部310同士の距離が近づくことによる誤検出、すなわち電極部310同士の干渉による誤検出を低減することができるため、衝突時の危険性を低下させることができる。具体的に説明すると、前述したように、近接センサー30aが有する電極部310と近接センサー30bが有する電極部310とへの電流供給のタイミングをずらすことができるため、例えば図5に示すアーム13が矢印A1方向に移動してアーム12に近づいても、アーム12、13に設けられた各電極部310が干渉し合うことを低減または防止できる。そのため、各電極部310同士の干渉による寄生容量の変化を低減または防止することができるので、誤検出を低減できる。それゆえ、各電極部310同士の干渉によるロボット100の回避動作ないしは停止動作を防ぐことができ、よって、ロボット100の稼働率の低下を防止することができる。
なお、本実施形態では、回路部35による検出タイミングは、アーム12、13ごとで異なっているが、回路部35による検出タイミングは、他のアームごとで異なっていてもよい。その場合には、例えば、隣り合うアーム同士または干渉し合うアーム同士で、検出タイミングがずれていることが好ましい。干渉し合うアームとは、ロボットアーム10の動作時に接近し合うアームのことである。また。検出タイミングを切り替える方法は、前述した制御装置5による方法に限定されず、検出タイミングを切り替えることが可能であれば他の方法であってもよい。
<第2実施形態>
図7は、第2実施形態に係るロボットが有する近接センサーの配置を示す図である。図8は、2つのアームに設けられた各近接センサーの検出タイミングを示す図である。なお、図7ではエンドエフェクター90の図示を省略している。
以下、第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本実施形態は、近接センサーの配置および検出タイミングが前述した第1実施形態と異なる。
図7に示すように、ロボット100Aが有するアーム12およびアーム13には、それぞれ、2つの近接センサー30が設けられている。具体的には、アーム12には、電極部310cおよび回路部35cを有する近接センサー30cと、電極部310dおよび回路部35dを有する近接センサー30dとが設けられており、アーム13には、電極部310eよび回路部35eを有する近接センサー30eと、電極部310fおよび回路部35fを有する近接センサー30fとが設けられている。
本実施形態のロボット100Aでは、回路部35cと回路部35eによる検出タイミングが異なっている。一方、回路部35dと回路部35fとでは、常時、近接検出が可能となっている。
具体的には、詳細な図示はしないが、制御装置5は、回路部35cと回路部35eとへの電流の経路の導通および遮断を切り替えるスイッチング素子と、スイッチング素子の導通および遮断の切り替えを制御する回路と、を有している。例えば、図8に示すように、制御装置5は、所定の等間隔の周期で回路部35cと回路部35eへの電流の経路の導通および遮断を切り替える。なお、図8中の「回路C」が回路部35cであり、「回路D」が回路部35dであり、「回路E」が回路部35eであり、「回路F」が回路部35fである。一方、図8に示すように、回路部35dと回路部35fへの電流の経路は、常時導通されている。
このように回路部35cと回路部35eとへの電流の経路の導通および遮断を切り替えることで、電極部310cと電極部310eとへの電流供給のタイミングをずらすことができる。その結果、回路部35c、35eによる検出タイミングをずらすことができる。なお、回路部35c、35eの検出タイミングは、図8に示す回路部35c、35eへの電流の経路の導通および遮断のタイミングと同様である。
このように、本実施形態のロボット100Aでは、アーム12に設けられた回路部35cによる検出タイミングとアーム13に設けられた回路部35eによる検出タイミングとは、異なっている。これにより、前述した第1実施形態と同様に、アーム13がアーム12に近づいても、電極部310cと電極部310eとの間の距離が近づくことによる誤検出を低減できるため、衝突時の危険性を低下させることができる。
また、本実施形態のロボット100Aでは、1つのアーム12に対して、複数の近接センサー30c、30dが設けられている。すなわち、1つのアーム12に対して、複数の電極部310c、310dおよび複数の回路部35c、35dが設けられている。そして、1つのアーム12に設けられた複数の回路部35c、35dによる検出タイミングは、回路部35c、35dごとで異なっている。本実施形態では、回路部35cは、近接検出を行うときと行わないときがあり、回路部35dは、常時、近接検出を行う。このように、回路部35c、35dによる検出タイミングは異なっている。
また、同様に、1つのアーム13に対して、複数の近接センサー30e、30fが設けられている。すなわち、1つのアーム13に対して、複数の電極部310e、310fおよび複数の回路部35e、35fが設けられている。そして、1つのアーム13に設けられた複数の回路部35e、35fによる検出タイミングは、異なっている。本実施形態では、回路部35eは、近接検出を行うときと行わないときがあり、回路部35fは、常時、近接検出を行う。このように、回路部35e、35fによる検出タイミングは異なっている。
このように、アーム12、13同士の干渉が生じ得る箇所に設けられ回路部35c、35eは、干渉し合わないように所定周期で近接検出のオン・オフが切り替わる。一方、アーム12、13同士の干渉が生じない箇所に設けられた回路部35d、35fは、常時、近接検出を行う。これにより、ロボット100の稼働率の低下を防止しつつ、物体の接触または接近も好適に検出するこができる。
以上のような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮させることができる。
<第3実施形態>
図9は、第3実施形態に係るロボットの動作の一例を説明するための図である。図10は、近接センサーからの出力値と検出距離との関係を示す図である。図11は、ロボットアームの姿勢が変化する例を示す図である。図12は、ロボットアームが有する一部のアームが動作する例を示す図である。図13は、アームの断面を概略的に示す図である。図14は、ロボットアームおよびエンドエフェクターの動作範囲を示す図である。なお、図9、図11および図12ではエンドエフェクター90の図示を省略している。
以下、第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本実施形態は、各アームに設けられた近接センサーによる近接検出の閾値(検出感度)が、近接センサーごとに異なっていることが前述した第1実施形態と異なる。
本実施形態のロボット100Bでは、アーム11、アーム12、アーム13およびアーム14に設けられた各近接センサー30の近接検出の閾値(検出感度)が、この順に大きくなっている。したがって、アーム11に設けられた各近接センサー30の近接検出の閾値が最も小さく、アーム14に設けられた各近接センサー30の近接検出の閾値が最も大きく設定されている。なお、図9では、近接センサー30が有する電極部310および回路部35の図示を省略しているが、これらの配置は第1実施形態と同様である。
ここで、例えば、図9の2点鎖線で示すロボットアーム10の状態から、ロボットアーム10の姿勢を変化させずに基台110に対してロボットアーム10を矢印A2方向に水平回転させて、図9中の実線で示すロボットアーム10の状態とした場合、アーム14の動作速度は、アーム11の動作速度よりも速くなる。例えば、鉛直方向から見たときの、アーム11と基台110との距離に対してアーム14と基台110との距離が、10倍であった場合、アーム11の動作速度に対してアーム14の動作速度は10倍速くなる。この場合、近接センサー30が物体の接近を検知してから制御装置5がロボットアーム10の駆動を停止等させるまでに、アーム14に設けられた近接センサー30では、アーム11に設けられた近接センサー30よりも10倍離れた距離で物体を検出する必要がある。そこで、ロボット100Bでは、各アーム11~16の動作速度に応じた検出距離を設定している。
各アーム11~16の動作速度に応じた検出距離を設定は、例えば以下のような方法により行う。
アーム11~16(例えばアーム11~16の先端部)の動作速度は、アーム11~16に対応する各駆動部170のモーターの回転速度と、各駆動部170の回転軸同士の距離とを基にして決定することができる。例えば、ロボット100の動作は予め教示されているため、現在の各アーム11~16の動作速度が算出できる。また、角度センサー20からの信号を基に現在の各アーム11~16の動作速度を算出してもよい。また、ロボット100に3軸加速度センサー(図示せず)を取り付けて、3軸加速度センサーの出力の時間積分によって現在の各アーム11~16の動作速度を算出してもよい。
また、検出距離は、近接センサー30からの出力値に対応しており、出力値の閾値を設定することで検出距離を設定することができる。図10に示す実線の曲線が、検出距離に対する近接センサー30からの出力値の特性を表している。例えば、図10に示すように、近接センサー30の出力値の閾値を「A」に設定すると検出距離を50mmに設定でき、近接センサー30の出力値の閾値を「B」に設定すると検出距離を10mmに設定できる。
そして、制御装置5は、前述した方法で算出した動作速度と、近接センサー30からの出力値と、検出距離とを基にして、各アーム11~16の動作速度に応じた検出距離を設定する。
このように、本実施形態のロボット100Bでは、複数の近接センサー30における物体の接触または接近を検出する近接検出の閾値を設定可能である。
これにより、停止する必要のない距離で物体が近づいても、ロボットアーム10の動作が停止して、作業効率が低下することを低減できる。逆に、制動距離が不足して、ロボットアーム10が人等の物体に衝突することを防ぐことができる。
また、前述したように、近接検出の閾値は、複数のアーム11~14ごとに異なっている。
これにより、動作速度が異なるアーム11~14でも、物体を検知してからその部位(各アーム11~14)が衝突しないように停止させることができる。そのため、各アームの動作速度によらず、ロボットアーム10に対する物体の衝突の危険性を低下させることができる。また、各アーム11~14の動作速度によって各近接センサー30の近接検出の閾値(近接センサー30からの出力値の閾値)を設定することで、動作速度の遅いアーム11に物体が近づいたときには、動作速度の速いアーム14に物体が近づいたときよりも接近距離を短くできるため、作業者はアーム11に近接した場所での作業を行うことができる。
また、図11に示すように、図11中の2点鎖線で示すロボットアーム10の姿勢でロボットアーム10を基台110に対して水平回転させたときよりも、図11中の実線で示すロボットアーム10の姿勢でロボットアーム10を基台110に対して水平回転させたときの方が、アーム11に対するアーム16の動作速度は速い。したがって、前述した近接検出の閾値は、ロボットアーム10の姿勢に応じて設定することが好ましい。
これにより、ロボットアーム10の姿勢およびそのロボットアーム10の姿勢に応じた各アーム11~16の動作速度に応じて、近接検出の閾値の設定を行うことで、ロボット100の作業効率の低下をより低減しつつ衝突時の危険性をより低下させることができる。
また、図12に示すように、図12中の2点鎖線で示すロボットアーム10の状態から、アーム13~16を矢印A3方向に回転させて、図12中の実線で示すロボットアーム10の状態にした場合、アーム13~16は動作するがアーム11およびアーム12は動作しない。この場合、アーム11およびアーム12から周囲の物体に対して衝突することはない。そのため、アーム11、12に設けられた各近接センサー30における検出距離を0(零)にして接触したら停止するような近接検出の閾値に設定することが好ましい。
また、図13に示すように、近接センサー30が1つのアーム(例えばアーム12)の外周面の4箇所に取り付けられている場合、矢印A4方向にアーム12が動作するときには、アーム12の図13中上側、下側および左側から周囲の物体に対して接触することはない。そのため、アーム12の図13中上側、下側および左側に位置する近接センサー30における検出距離を0(零)にして接触したら停止するような近接検出の閾値に設定することが好ましい。このように、アーム12の動作方向、近接センサー30の設置位置を考慮して、各近接センサー30における検出距離を設定することで、作業効率の低下をより低減しつつ衝突時の危険性をより低下させることができる。
また、図14に示すように、ロボットアーム10およびエンドエフェクター90の動作範囲S1外に物体が位置する場合は、その物体に対するロボットアーム10およびエンドエフェクター90の衝突危険性は低い。そのため、動作範囲S1外に物体がある場合には、ロボット100Bの動作中において、ロボット100Bを停止する必要はない。したがって、この場合、例えばロボット本体部1に設けられた全ての近接センサー30の検出距離を0(零)にして接触したら停止するような近接検出の閾値に設定する。または、検出しないように設定してもよい。一方、動作範囲S1内に物体が位置する場合は、その物体に対するロボットアーム10およびエンドエフェクター90の衝突危険性が高いので、通常よりも物体を早く検出できるよう近接検出の閾値を設定する。
このように、近接検出の閾値は、周辺にある物体に対する距離に応じて設定する。すなわち、ロボット100に対する概略な位置関係が予めわかっている物体に対しては、前述したように閾値を設定することが好ましい。
これにより、衝突防止の安全性と作業効率とをより高めることができる。
ここで、ロボット100と物体との概略な位置関係を測定する手段は、ロボット100とは別に設けられたセンサーを用いる。当該センサーとしては、例えば、カメラ、レーザースキャナー、圧力マット、超音波センサー等の各種センサーを用いることができる。なお、ロボット100が有する制御装置5は、当該センサーからの信号を取得できるよう構成されていればよい。
以上のような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮させることができる。
<第4実施形態>
図15は、第4実施形態に係るロボットによる作業の一例を示す図である。図16は、図15に示すロボットによる作業の一例を示す図である。図17は、アームの動作方向の一例を概略的に示す図である。
以下、第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本実施形態は、近接センサーの近接検出の閾値が変化することが前述した第1実施形態と異なる。
本実施形態におけるロボット100Cは、作業を行うにあたり、時間経過とともに諸々の動作を行う(図15および図16参照)。例えば、ロボット100Cは、図15に示すようにコンベアー81に載置された作業対象物80をエンドエフェクター90で把持した後、ロボットアーム10を駆動させて、図16に示すように載置台82上に作業対象物80を載置する。このような作業では、コンベアー81での把持作業および載置台82での載置作業に比べ、コンベアー81から載置台82への移動作業における各アーム11~16の動作速度は速い。よって、各近接センサー30の近接検知の閾値を逐次変化させて、いつでも物体に衝突させないようにする。
このように、本実施形態では、前述したロボット100Cによる一連の作業(把持作業、移動作業および載置作業)において、各近接センサー30の閾値を一定にせず、各近接センサー30の近接検知の閾値を経時的に変化させる。すなわち、本実施形態のロボット100Cでは、近接検出の閾値は、ロボットアーム10の動作状態(例えば前述したような各アーム11~16の動作速度の変化)に応じて変化する。ロボット100Cの動作状態としては、例えば、前述したような各アーム11~16の動作速度の変化の他に、作業中におけるロボットアーム10の姿勢の変化や、作業中における物体との相対的な位置の変化等が挙げられる。
このようにロボット100Cの動作状態に応じて閾値が変化することで、ロボット100の動作中において、いつでも衝突時の危険性を低下させることができる。
特に、前述したように、近接検出の閾値は、アーム11~16の動作速度の変化に応じて変化することが好ましい。
これにより、ロボット100Cの作業効率の低下を低減しつつ、衝突時の危険性を低下させることができる。
ここで、近接センサー30による近接検知の閾値の設定は、ロボット100Cが有するロボットアーム10の動作の教示の際に設定することもできる。教示の際に設定することは、ロボット100Cの動作中に閾値を変化させたい場合に特に有効である。
例えば、前述したロボット100Cによる一連の作業を教示する際、各近接センサー30による近接検知の閾値の設定を行うことができる。この教示の際、ロボット100Cの各駆動部170が有するモーターの回転速度、各アーム11~16の姿勢および各アーム11~16の位置がわかるため、ロボット100Cによる一連の作業における各アーム11~16の動作速度および動作方向がわかる。そのため、各作業における各アーム11~16の動作速度および動作方向に応じて近接センサー30による近接検知の閾値が変動するよう閾値を設定することができる。
このように、近接検出の閾値は、ロボットアーム10の動作の教示において設定することが好ましい。
これにより、ロボットアーム10の動作時に、逐次的に近接センサー30による近接検知の閾値の設定を変更していく方法と比較して、制御装置5の演算量を減らすことができる。そのため、制御装置5の構成を簡易にかつ安価にすることができる。
また、この閾値の設定の際には、各アーム11~16の形状、近接センサー30の設置位置および各アーム11~16の動作方向によって、各近接センサー30による近接検知の閾値を設定する。例えば、図17に示すように、アーム12の形状、アーム12に設けられた近接センサー30の設置位置およびアーム12の動作方向によって、装置X等の物体に最初に衝突する部分を基準として、近接センサー30による近接検知の閾値を設定する。図17では、アーム12の先端部分120と装置Xとの間の距離d1が近接センサー30と装置Xとの間の距離d2の方が長く、図17に示すアーム12の位置からアーム12が矢印A5方向に移動する場合、近接センサー30よりもアーム12の先端部分120が先に装置Xに接触すると想定される。そのため、装置Xに最初に衝突するアーム12の先端部分120を基準として、近接センサー30による近接検知の閾値を設定する。
このように、近接検出の閾値は、アーム12の形状、アーム12に設けられた近接センサー30の設置位置およびアーム12の動作方向の少なくとも1つ(本実施形態では全て)に基づいて設定する。
これにより、衝突の危険性を特に効果的に低減することができる。特に、衝突の危険性をより低減するには、アーム12の形状、アーム12に設けられた近接センサー30の設置位置およびアーム12の動作方向の全ての情報を基にして閾値を設定することが好ましい。なお、アーム12に限らず、他のアーム11、13~16についても同様のことが言える。
以上、本発明のロボットを図示の好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、前述した2つ以上の実施形態の構成を組み合わせてもよい。
以上、本発明のロボットを図示の好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、前述した2つ以上の実施形態の構成を組み合わせてもよい。
また、前述した実施形態では、ロボットアームの数は、前述した実施形態の数は1つであったが、ロボットアームの数は、これに限定されず、例えば、2つ以上でもよい。すなわち、本発明のロボットは、例えば、双腕ロボット等の複数腕ロボットであってもよい。
また、前述した実施形態では、ロボットアームが有するアームの数は、前述した実施形態の数に限定されず、例えば、3つ以上5つ以下、または、7つ以上であってもよい。
また、本発明のロボットは、いわゆる6軸の垂直多関節ロボットに限定されず、例えば、スカラーロボット等の他のロボットであってもよい。
1…ロボット本体部、5…制御装置、10…ロボットアーム、11…アーム、12…アーム、13…アーム、14…アーム、15…アーム、16…アーム、20…角度センサー、30…近接センサー、30a…近接センサー、30b…近接センサー、30c…近接センサー、30d…近接センサー、30e…近接センサー、30f…近接センサー、35…回路部、35c…回路部、35d…回路部、35e…回路部、35f…回路部、36…検出回路部、51…プロセッサー、52…メモリー、53…I/F、80…作業対象物、81…コンベアー、82…載置台、90…エンドエフェクター、100…ロボット、100A…ロボット、100B…ロボット、100C…ロボット、110…基台、120…先端部分、149…コネクター挿入部、170…駆動部、310…電極部、310c…電極部、310d…電極部、310e…電極部、310f…電極部、311…第1電極、312…第2電極、313…グランド電極、320…絶縁層、331…配線、361…チャージアンプ、362…ADコンバーター、A…回路、A1…矢印、A2…矢印、A3…矢印、A4…矢印、A5…矢印、S1…動作範囲、X…装置、d1…距離、d2…距離

Claims (2)

  1. 基台と、前記基台に対して回動可能に設けられた第1可動部と、
    前記第1可動部に対して回動可能に設けられた第2可動部と、を備えるロボット本体部と、
    前記第1可動部に対する物体の接触または接近を検出する第1近接センサーと、
    前記第2可動部に対する物体の接触または接近を検出し、前記第1近接センサーに接近する第2近接センサーと、
    前記第1可動部に対する物体の接触または接近を検出する、前記第1近接センサーとは異なる第3近接センサーと、
    前記第2可動部に対する物体の接触または接近を検出する、前記第2近接センサーとは異なる第4近接センサーと、を有し、
    前記第1近接センサーは、前記物体の接触または接近に伴い静電容量が変化する第1電極部と、前記第1電極部の静電容量を検出する第1回路部と、を備え、
    前記第2近接センサーは、前記物体の接触または接近に伴い静電容量が変化する第2電極部と、前記第2電極部の静電容量を検出する第2回路部と、を備え、
    前記第3近接センサーは、前記物体の接触または接近に伴い静電容量が変化する第3電極部と、前記第3電極部の静電容量を検出する第3回路部と、を備え、
    前記第4近接センサーは、前記物体の接触または接近に伴い静電容量が変化する第4電極部と、前記第4電極部の静電容量を検出する第4回路部と、を備え、
    前記第1電極部は、駆動電極および検出電極を有し、前記駆動電極および前記検出電極は、それぞれ櫛歯状であり、前記駆動電極の櫛歯と前記検出電極の櫛歯とは、互いに離間しつつ噛み合うように配置され、
    前記第2電極部は、駆動電極および検出電極を有し、前記駆動電極および前記検出電極は、それぞれ櫛歯状であり、前記駆動電極の櫛歯と前記検出電極の櫛歯とは、互いに離間しつつ噛み合うように配置され
    所定の周期で前記第1回路部と前記第2回路部への電流経路の導通および遮断が切り替わることにより、前記第1回路部による検出時間である第1検出時間と、前記第2回路部による検出時間である第2検出時間と、が時間的に異なっており、
    前記第3回路部および前記第4回路部は、常時、近接検出を行うことを特徴とするロボット。
  2. 前記第1回路部による接近判定の閾値である第1閾値と、
    前記第2回路部による接近判定の閾値である第2閾値と、が異なっている請求項1に記載のロボット。
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