JP7150961B2 - ストラップアセンブリ、ストラップコネクタ、ヘッドギア、ヘッドギアアセンブリ、ヘッドギアを形成する方法、管状コネクタ、患者インタフェースおよびストラップを接合する方法 - Google Patents

ストラップアセンブリ、ストラップコネクタ、ヘッドギア、ヘッドギアアセンブリ、ヘッドギアを形成する方法、管状コネクタ、患者インタフェースおよびストラップを接合する方法 Download PDF

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Description

あらゆる優先権出願に対する参照による援用
本出願は、米国仮特許出願第62/309,400号明細書、米国仮特許出願第62/323,459号明細書、米国仮特許出願第62/364,767号明細書、米国仮特許出願第62/401,462号明細書、米国仮特許出願第62/468,915号明細書、米国仮特許出願第62/323,489号明細書および米国仮特許出願第62/327,942号明細書に関連し、かつそれらに対する優先権を主張し、それら出願の全体が、参照により本明細書に援用され、本開示の一部とされる。
本開示は、概して、呼吸装置と組み合わせて使用されるヘッドギアに関する。より詳細には、本開示は、3次元ヘッドギアの形成、3次元ヘッドギアの一部、およびこうしたヘッドギアを成形するプロセスに関する。成形プロセスのさらなる応用も開示する。本開示はまた、概して、閉ループヘッドギアと患者インタフェースのさまざまな構成要素とを有するフルフェイス鼻下患者インタフェースに関する。
患者インタフェースは、多数の呼吸器疾患または呼吸状態のうちのいずれかを患っている人の気道に呼吸療法を提供するために使用される。こうした療法としては、限定されないが、持続気道陽圧(CPAP)療法および非侵襲的換気(NIV)療法を挙げることができる。
CPAP療法は、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)を治療するために使用することができ、OSAは、睡眠中に患者の気道が断続的につぶれ、患者がある期間呼吸するのが阻止される状態である。呼吸の停止、すなわち無呼吸により、患者は覚醒することになる。繰り返される頻繁の無呼吸により、患者は、十分かつ疲労回復の夜間の睡眠をめったに達成しないことになる可能性がある。
CPAP療法は、患者インタフェースを介して患者の気道に持続陽圧の供給を送達することを含む。持続陽圧は、患者の気道内で添え木として作用し、患者の呼吸および睡眠が妨げられないように気道を開放位置で固定する。
患者インタフェースは、通常、マスクアセンブリとヘッドギアアセンブリとを備え、マスクアセンブリは、患者の鼻および/または口の中または周囲に実質的気密シールを形成するシールまたはクッションを介して、患者の気道に持続気道陽圧の供給を送達するように構成されている。マスクアセンブリは、鼻および/または口と実質的気密シールを生成する、フルフェイスマスク、鼻マスク、直接鼻マスクおよび口マスクを含む、広範囲のスタイルで入手可能である。シールまたはクッションは、ヘッドギアアセンブリにより患者の顔面において適所に保持される。実質的気密シールを維持するために、ヘッドギアアセンブリは、マスクアセンブリが、使用中、患者の顔面に対して安定位置で保持されるように、マスクアセンブリに支持を提供するべきである。こうした患者インタフェースはまた、NIVおよび他の療法を送達するためにも使用することができる。
患者インタフェースは、少なくとも、使用者の鼻および/または口の上または周囲に実質的な「シール」を生成し、一方、カニューレは、シールを提供しないが、補給の呼吸ガス送達のための送達経路を提供する。この「シール」を生成する結果、呼吸装置の密閉領域とその内圧との組合せにより、呼吸装置を顔面から押しのけようとする結果としての力が生成される。この力を打ち消すために、通常、使用者の頭部の後部および/または頂部の周りを通る一続きのストラップを備えたヘッドギアを使用する。
調整可能なヘッドギア、すなわち鼻下タイプのマスクと左側接続部および右側接続部を形成する必要があるヘッドギアでの共通の問題は、使用者がヘッドギアの一方の側を締め付けすぎる可能性があり、それによりマスクが中心から外れて引っ張られる、ということである。他の場合では、使用者が、単に、最初にマスクの一方の側を接続する結果として、マスクを中心から外れるように引っ張る可能性がある。鼻梁上マスクはマスクシールの頂端により中心に合わせるが、鼻下型マスクは、鼻部分がつぶれる可能性があるため、鼻梁の上を通るマスクより中心から外れて引っ張られやすい可能性がある。したがって、ヘッドギアを着脱するときに患者インタフェースシールが使用者の顔面の中心にあり続けるのを確実にする、マスクアセンブリとの接続機構を有する閉ループヘッドギア設計を形成することが望ましい。
本明細書に記載するシステム、方法および装置は、革新的な態様を有し、それらのいずれも必須ではなく、それらの望ましい属性を単独で担うものでもない。ここで、請求項の範囲を限定することなく、有利な特徴のうちのいくつかについて概説する。
本明細書に開示する実施形態のうちの少なくとも1つによれば、ヘッドギアが提供される。ヘッドギアは、頂部ストラップおよび底部ストラップを含み、底部ストラップは、底部ストラップの端部の間の位置で頂部ストラップに接続されている。単体プラスチックコア材料が、頂部ストラップおよび底部ストラップ両方のテキスタイルケーシング内に一体的に形成されている。
さらなる態様によれば、単体プラスチックコア材料は、頂部ストラップおよび底部ストラップのテキスタイルケーシングのうちの少なくとも一方を通って延在している。
さらなる態様によれば、テキスタイルケーシングは継目なし管状形状を有する。
さらなる態様によれば、テキスタイルケーシングは、編まれ、織られ、編み組まれまたはかぎ針編みされている。
さらなる態様によれば、頂部ストラップのテキスタイルケーシングの端部は、底部ストラップのテキスタイルケーシングと当接している。
さらなる態様によれば、頂部ストラップのテキスタイルケーシングは、頂部ストラップの端部に向かう方向において頂部の長さに沿って半径方向外向きに拡張している。
さらなる態様によれば、頂部ストラップのテキスタイルケーシングの端部は封止部を有し、封止部は、ホットナイフを用いて切断することによって形成されている。
さらなる態様によれば、ヘッドギアは、底部ストラップ内の単体プラスチックコア材料に結合されたフィラメントコアをさらに含む。
さらなる態様によれば、ヘッドギアは、頂部ストラップおよび底部ストラップのうちの少なくとも一方の外面に配置されたストラップコネクタをさらに含み、ストラップコネクタは、単体プラスチックコア材料から形成されている。
本明細書に開示する実施形態のうちの少なくとも1つによれば、成形金型内でヘッドギアを形成する方法が提供される。本方法は、成形金型のキャビティ内に第1管状テキスタイルケーシングおよび第2管状テキスタイルケーシングを配置するステップと、溶融プラスチック材料を成形金型内にかつ第1管状テキスタイルケーシング内に導入するステップと、溶融プラスチック材料を、第1管状テキスタイルケーシングを通して第2管状テキスタイルケーシング内に押し込むステップと、溶融プラスチック材料を、第1テキスタイルケーシングおよび第2テキスタイルケーシング内で凝固させて、一体化プラスチックコアを形成するステップとを含む。
さらなる態様によれば、溶融プラスチック材料を、第1管状テキスタイルケーシングを通して第2管状テキスタイルケーシング内に押し込むステップは、第1管状テキスタイルケーシングの糸を変位させて、第1管状テキスタイルケーシングに、溶融プラスチック材料が第2管状テキスタイルケーシング内に流れ込む間隙を形成することをさらに含む。
さらなる態様によれば、溶融プラスチック材料を、第1管状テキスタイルケーシングを通して第2管状テキスタイルケーシング内に押し込むステップは、第1管状テキスタイルケーシングの糸を引き裂いて、第1管状テキスタイルケーシングに、溶融プラスチック材料が第2管状テキスタイルケーシング内に流れ込む穴を形成することをさらに含む。
さらなる態様によれば、成形金型のキャビティ内に第1管状テキスタイルケーシングおよび第2管状テキスタイルケーシングを配置するステップは、第1管状テキスタイルケーシングを第2管状テキスタイルケーシングと接触するように位置決めすることをさらに含む。
さらなる態様によれば、第1管状テキスタイルケーシングの開放端部が、第2管状テキスタイルケーシングの端部の間の位置で第2管状テキスタイルケーシングと当接する。
さらなる態様によれば、第1管状テキスタイルケーシングおよび第2管状テキスタイルケーシングは、それらの端部の間の位置で互いに接触する。
さらなる態様によれば、キャビティの外縁は、キャビティの中心部分に対して狭くなり、それにより、第1管状テキスタイルケーシングおよび第2管状テキスタイルケーシングの外縁が締め付けられて、溶融プラスチック材料が第1管状テキスタイルケーシングおよび第2管状テキスタイルケーシングの外縁の間に流れるのを防止する。
さらなる態様によれば、キャビティの中心部分は、第1管状テキスタイルケーシングおよび第2管状テキスタイルケーシングのうちの少なくとも一方の表面を押し下げる突起を含み、それにより、第1管状テキスタイルケーシングおよび第2管状テキスタイルケーシングのうちの少なくとも一方の表面にくぼみが一体的に形成される。
本明細書に開示する実施形態のうちの少なくとも1つによれば、成形金型内でヘッドギアを形成する方法が提供される。本方法は、第1成形金型のキャビティ内に第1管状テキスタイルケーシングを配置するステップと、第1管状テキスタイルケーシングの一部を、コネクタ部の形状を有する隣接するキャビティと接触するように位置決めするステップと、溶融プラスチック材料を成形金型内にかつ第1管状テキスタイルケーシング内に導入するステップと、溶融プラスチック材料を、第1管状テキスタイルケーシングを通して隣接するキャビティ内に押し込むステップと、溶融プラスチック材料を、第1管状テキスタイルケーシング内で凝固させて、単体プラスチックコアから形成された内部コアおよびコネクタ部を有する第1ストラップ部を形成するステップとを含む。
さらなる態様によれば、本方法は、第2成形金型内に第1ストラップ部を配置するステップと、第2管状テキスタイルケーシングの端部を、コネクタ部の上に、かつ第1ストラップ部の第1管状テキスタイルケーシングと接触するように位置決めするステップと、溶融プラスチック材料を第2成形金型内にかつ第2管状テキスタイルケーシング内に導入するステップと、溶融プラスチック材料を、第2テキスタイルケーシング内で凝固させて、第1ストラップ部のコネクタ部に接続される単体プラスチック材料から形成された内部コアを有する第2ストラップ部を形成するステップとをさらに含む。
本明細書に開示する実施形態のうちの少なくとも1つによれば、ヘッドギアアセンブリが提供される。ヘッドギアアセンブリは、頂部ストラップと、頂部ストラップに接続された上部サイドストラップと、上部サイドストラップに接続された下部サイドストラップとを備える。上部サイドストラップおよび下部サイドストラップは、一体構造として単体で形成されている。
さらなる態様によれば、上部サイドストラップおよび下部サイドストラップは、閉ループ構造として形成されている。
さらなる態様によれば、頂部ストラップ、上部サイドストラップおよび下部サイドストラップは、一体構造として単体で形成されている。
さらなる態様によれば、頂部ストラップ、上部サイドストラップおよび下部サイドストラップは、閉ループ構造として形成されている。
さらなる態様によれば、上部サイドストラップおよび下部サイドストラップは型内成形(intra-moulded)ウェブによって接合されている。
さらなる態様によれば、ヘッドギアアセンブリは、頂部ストラップおよび下部サイドストラップのうちの少なくとも一方に取り付けられたネックパネルをさらに含む。
さらなる態様によれば、頂部ストラップおよびネックパネルのうちの少なくとも一方は、通気性吸湿性材料を含む。
さらなる態様によれば、頂部ストラップはキルトテキスタイル材料を含む。
さらなる態様によれば、単体プラスチックコア材料が、上部サイドストラップおよび下部サイドストラップ内に一体的に形成されている。
さらなる態様によれば、単体プラスチックコア材料が、頂部ストラップ、上部サイドストラップおよび下部サイドストラップ内に一体的に形成されている。
本明細書に開示する実施形態のうちの少なくとも1つによれば、第1ストラップの端部を第2ストラップの側壁に取り付ける管状コネクタが提供される。コネクタは、第1ストラップの端部の形状に対応する形状を有する第1端部であって、第1ストラップの端部と接触する第1端部と、第1端部の反対側に配置されかつ第2ストラップの側壁に対応する形状を有する第2端部であって、第2ストラップの側壁と接触する第2端部と、第1端部と第2端部との間に配置された空洞と、空洞内に配置されたプラスチックコア材料とを含み、プラスチックコア材料ユニットは、第1ストラップおよび第2ストラップを単体で結合して一体構造を形成している。
さらなる態様によれば、第1端部は第1ストラップの端部とオーバーラップしている。
さらなる態様によれば、第1ストラップの端部は第2ストラップと当接している。
さらなる態様によれば、第2端部は第2ストラップの側壁とオーバーラップしている。
本明細書に開示する実施形態のうちの少なくとも1つによれば、成形金型内で第1ストラップの端部を第2ストラップの側壁に接合する方法が提供される。本方法は、第1管状テキスタイルケーシングの端部を管状コネクタの空洞内に、かつ、第2管状テキスタイルケーシングの側壁の一部を管状コネクタの空洞に隣接してまたはその中に位置決めするステップと、第1管状テキスタイルケーシングおよび第2管状テキスタイルケーシングと管状コネクタとを成形管型のキャビティ内に配置するステップと、溶融プラスチック材料を成形金型内にかつ第1管状テキスタイルケーシング内に導入するステップと、第1管状テキスタイルケーシングおよび管状コネクタを通して溶融プラスチック材料を第2管状テキスタイルケーシング内に射出するステップと、溶融プラスチック材料を、第1管状テキスタイルケーシングおよび第2管状テキスタイルケーシングならびに管状コネクタ内で凝固させて、第1管状テキスタイルケーシングおよび第2管状テキスタイルケーシングならびに管状コネクタ内でプラスチック材料から単体内部コアを形成するステップとを含む。
さらなる態様によれば、位置決めするステップは、第1管状テキスタイルケーシングの端部を第2管状テキスタイルケーシングに当接させることを含む。
本明細書に開示する実施形態のうちの少なくとも1つによれば、第1ストラップおよび第2ストラップを接続し、ストラップの各々がテキスタイルケーシング内に単体プラスチックコアを備える、ストラップコネクタアセンブリであって、第1ストラップの端部に配置された第1コネクタ部と、第2ストラップの端部の間に配置された第2コネクタ部であって、第2ストラップのテキスタイルケーシングを通って突出する単体プラスチックコアの突起を備え、第1ストラップおよび第2ストラップの接続を容易にするように第1コネクタ部と整列するように構成されている第2コネクタ部とを備えるストラップコネクタアセンブリが開示される。さらなる態様によれば、第1コネクタ部の厚さは、第2コネクタ部の厚さに等しい。さらなる態様によれば、第1コネクタ部および第2コネクタ部は、第1ストラップおよび第2ストラップの接続を容易にするように位置合せされているとき、それらの間に配置された隙間を有するように構成されている。さらなる態様によれば、ストラップコネクタアセンブリは、第1コネクタ部に配置された位置合せ凹部であって、成形金型の内面に配置された突起と係合して、成形金型に対して第1コネクタ部の位置を維持するように構成されている位置合せ凹部をさらに備える。さらなる態様によれば、ストラップコネクタアセンブリは、第1コネクタ部および第2コネクタ部の上にオーバーモールドされるオーバーモールド継手をさらに備える。さらなる態様によれば、オーバーモールド継手の厚さは、第1コネクタ部の厚さおよび第2コネクタ部の厚さに等しい。さらなる態様によれば、オーバーモールド継手は、第1ストラップおよび第2ストラップのテキスタイルケーシングと接触する。さらなる態様によれば、第1コネクタ部および第2コネクタ部は、互いに相互嵌合するような形状である。さらなる態様によれば、第1コネクタ部は、テキスタイルケーシングを越える単体プラスチックコアの延長部を備える。さらなる態様によれば、第1コネクタ部は、テキスタイルケーシングの端部を越えて延在する。さらなる態様によれば、第1コネクタ部および第2コネクタ部は、それぞれオスコネクタ部およびメスコネクタ部である。さらなる態様によれば、第1コネクタ部および/または第2コネクタ部の各々がタブを備える。さらなる態様によれば、第1コネクタ部および/または第2コネクタ部は、それぞれの第1ストラップおよび第2ストラップの単体プラスチックコアの幅に等しい幅を有する。
本明細書に開示する実施形態のうちの少なくとも1つによれば、第1ストラップ部および第2ストラップ部を接続し、ストラップ部の各々がテキスタイルケーシング内に単体プラスチックコアを備える、ストラップコネクタアセンブリであって、ストラップのうちの1つの単体プラスチックコアの一部を備え、第1ストラップ部および第2ストラップ部を接続するように構成されている接合タブと、接合タブの表面から突出する位置合せポストと、上記接合タブの上にオーバーモールドされているオーバーモールド継手とを備えるストラップコネクタアセンブリが開示される。さらなる態様によれば、位置合せポストの厚さは、接合タブの厚さより大きい。さらなる態様によれば、位置合せポストの厚さは、オーバーモールド継手の厚さに等しい。さらなる態様によれば、オーバーモールド継手は、エラストマー材料から形成されている。さらなる態様によれば、ストラップコネクタアセンブリは、オーバーモールド継手の表面内に形成されたラベルをさらに備える。
本明細書に開示する実施形態のうちの少なくとも1つによれば、第1ストラップ部および第2ストラップ部を接続し、ストラップ部がテキスタイルケーシング内に単体プラスチックコアを備える、ストラップコネクタであって、ハウジングであって、ハウジングの端部に配置されかつ第1ストラップ部および第2ストラップ部の端部を受け入れるように構成された外部空洞を有する、ハウジングと、外部空洞の間に配置された内部空洞と、内部空洞と外部空洞との間に延在する射出開口部であって、ストラップ部の単体プラスチックコアが射出開口部を通って延在する、射出開口部とを備えるストラップコネクタが開示される。さらなる態様によれば、外部空洞の高さは内部空洞の高さより大きい。さらなる態様によれば、内部空洞の高さは、テキスタイルケーシング内の単体プラスチックコアの厚さに等しい。
本明細書に開示する実施形態のうちの少なくとも1つによれば、ヘッドギア用のストラップアセンブリであって、使用者から離れる方向に面する外面と、使用者の方に面する内面と、外面と内面との間に配置された空洞とを含むテキスタイルケーシングと、テキスタイルケーシングの空洞内に配置されたプラスチックコア材料とを備え、テキスタイルケーシングの外面が凸形状を有する、ストラップアセンブリが開示される。さらなる態様によれば、テキスタイルケーシングの内面は実質的に平面形状を有する。さらなる態様によれば、テキスタイルケーシングの内面は凹形状を有する。
本明細書に開示する実施形態のうちの少なくとも1つによれば、ヘッドギア用のストラップアセンブリであって、使用者の耳の上方に位置決めされるように構成された耳アーチ領域を含むテキスタイルケーシングと、テキスタイル管状ケーシングの空洞内に配置されたプラスチックコアとを備え、耳アーチ領域におけるプラスチックコアとテキスタイルケーシングの縁との間の距離が、ストラップアセンブリの残りの部分における距離より方が大きい、ストラップアセンブリが開示される。
本明細書に開示する実施形態のうちの少なくとも1つによれば、使用者の頭部の頂部および後部を受け入れるように構成されたヘッドギアループストラップであって、テキスタイルケーシングと一体的に形成された単体プラスチックコアと、単体プラスチックコアから形成され、ヘッドギアループストラップの端部の間でテキスタイルケーシングを通って突出するコネクタタブ部とを備えるヘッドギアループストラップと、前部ストラップと、ヘッドギアループストラップのコネクタタブ部と前部ストラップの端部との上に配置されたコネクタとを備えるヘッドギアアセンブリが開示される。さらなる態様によれば、コネクタは、ヘッドギアループストラップおよび前部ストラップの端部の上にオーバーモールドされている。さらなる態様によれば、コネクタの厚さは、コネクタタブ部の厚さに等しい。さらなる態様によれば、コネクタの厚さは、ヘッドギアループストラップの厚さに等しい。さらなる態様によれば、ヘッドギアループストラップは、ヘッドギアループストラップの端部から延在する位置合せタブであって、ヘッドギアループストラップの単体プラスチックコアの一部を備える位置合せタブと、接合タブの表面から突出する位置合せポストとをさらに備える。
本明細書に開示する実施形態のうちの少なくとも1つによれば、第1ストラップ部および第2ストラップ部を接続し、ストラップ部の各々がテキスタイルケーシング内に単体プラスチックコアを備える、ストラップコネクタアセンブリであって、第1ストラップの端部に配置された第1コネクタ部と、第2ストラップの端部の間に配置され、第2ストラップのテキスタイルケーシングを通って突出する第2コネクタ部と、第1コネクタ部および第2コネクタ部の上にオーバーモールドされているオーバーモールド継手とを備えるストラップコネクタアセンブリが開示される。さらなる態様によれば、第1コネクタ部および第2コネクタ部のうちの少なくとも一方は、第1ストラップの表面から突出する位置合せポストをさらに備え、オーバーモールド継手は、位置合せポストを包囲している。さらなる態様によれば、第1コネクタ部および第2コネクタ部のうちの少なくとも一方は、第1ストラップの表面内に凹状に形成されたくぼみ領域をさらに備え、くぼみ領域は、オーバーモールド継手のオーバーモールド材料を受け入れる。さらなる態様によれば、ストラップコネクタアセンブリは、第1ストラップおよび第2ストラップのうちの少なくとも一方の表面内に凹状に形成されている位置合せ凹部をさらに備え、位置合せ凹部は、成形金型の内面に配置された突起と係合して、成形金型に対して第1ストラップおよび第2ストラップのうちの少なくとも一方の位置を維持するように構成されている。
本明細書に開示する実施形態のうちの少なくとも1つによれば、成形金型内で第1ストラップおよび第2ストラップを接続するストラップコネクタアセンブリが提供される。ストラップは、管状テキスタイルケーシング内に射出される単体プラスチックコアから形成されている。ストラップコネクタアセンブリは、第1ストラップの端部に配置されたオスコネクタ部と、第2ストラップの端部の間に配置されたメスコネクタ部であって、第2ストラップのテキスタイルケーシングを通って突出するメスコネクタ部とを含む。メスコネクタ部、第1ストラップおよび第2ストラップが接続されるようにオスコネクタ部と係合するように構成されている。オスコネクタ部およびメスコネクタ部は、溶融単体プラスチックコア材料から形成されている。さらなる態様によれば、オスコネクタ部の厚さは、メスコネクタ部の厚さに等しい。さらなる態様によれば、ストラップコネクタアセンブリは、オスコネクタ部とメスコネクタ部との間にさらに隙間を含む。さらなる態様によれば、ストラップコネクタアセンブリは、オスコネクタ部に配置された位置合せ凹部であって、成形金型の内面に配置された突起と係合して、成形金型に対してオスコネクタ部の位置を維持するように構成されている位置合せ凹部をさらに含む。さらなる態様によれば、ストラップコネクタアセンブリは、オスコネクタ部およびメスコネクタ部の上にオーバーモールドされるオーバーモールド継手をさらに含む。さらなる態様によれば、オーバーモールド継手の厚さは、オスコネクタ部の厚さおよびメスコネクタ部の厚さに等しい。さらなる態様によれば、オーバーモールド継手は、第1ストラップおよび第2ストラップのテキスタイルケーシングと接触する。
本明細書に開示する実施形態のうちの少なくとも1つによれば、成形金型内で第1ストラップ部および第2ストラップ部を接続するストラップコネクタアセンブリが提供される。ストラップ部は、テキスタイルケーシング内に射出される単体プラスチックコアから形成されている。ストラップコネクタアセンブリは、単体プラスチックコア材料から形成され、第1ストラップ部および第2ストラップ部の端部を接続するように構成されている接合タブと、接合タブの表面から突出する位置合せポストと、接合タブの上にオーバーモールドされているオーバーモールド継手とを含む。さらなる態様によれば、位置合せポストの厚さは、接合タブの厚さより大きい。
さらなる態様によれば、位置合せポストの厚さは、オーバーモールド継手の厚さに等しい。
さらなる態様によれば、オーバーモールド継手は、エラストマー材料から形成されている。
さらなる態様によれば、ストラップコネクタアセンブリは、オーバーモールド継手の表面内に形成されたラベルをさらに含む。
本明細書に開示する実施形態のうちの少なくとも1つによれば、成形金型内で第1ストラップ部および第2ストラップ部を接続するストラップコネクタが提供される。ストラップ部は、テキスタイルケーシング内に射出される単体プラスチックコアから形成されている。ストラップコネクタは、ハウジングの端部に配置されかつ第1ストラップ部および第2ストラップ部の端部を受け入れるように構成された外部空洞と、外部空洞の間に配置された内部空洞と、内部空洞と外部空洞と流体連通しかつ単体プラスチックコア材料を受け入れるように構成されている射出開口部とを含む。
さらなる態様によれば、外部空洞の高さは内部空洞の高さより大きい。
さらなる態様によれば、内部空洞の高さは、管状テキスタイルケーシング内の単体プラスチックコア材料の厚さに等しい。
本明細書に開示する実施形態のうちの少なくとも1つによれば、ヘッドギア用のストラップアセンブリが提供される。ストラップアセンブリは、使用者から離れる方向に面する外面と、使用者の方に面する内面とを含むテキスタイル管状ケーシングと、テキスタイル管状ケーシングの空洞内に配置されたプラスチックコア材料とを含む。テキスタイル管状ケーシングの外面は凸形状を有する。
さらなる態様によれば、テキスタイルケーシングの内面は実質的に平面形状を有する。
さらなる態様によれば、テキスタイルケーシングの内面は凹形状を有する。
本明細書に開示する実施形態のうちの少なくとも1つによれば、ヘッドギアアセンブリが提供される。ヘッドギアアセンブリは、使用者の頭部の頂部および後部を受け入れるように構成されたヘッドギアループストラップを含む。ヘッドギアループストラップは、テキスタイルケーシングと一体的に形成された単体プラスチックコア材料と、単体プラスチックコアから形成され、ヘッドギアループストラップの端部の間でヘッドギアループストラップの管状テキスタイルケーシングを通って突出するコネクタタブ部とを含む。ヘッドギアアセンブリは、前部ストラップと、ヘッドギアループストラップのコネクタタブ部と前部ストラップの端部との上に配置されたコネクタとをさらに含む。
さらなる態様によれば、コネクタは、ヘッドギアループストラップおよび前部ストラップの端部の上にオーバーモールドされている。
さらなる態様によれば、コネクタの厚さは、コネクタタブ部の厚さに等しい。
さらなる態様によれば、コネクタの厚さは、ヘッドギアループストラップの厚さに等しい。
さらなる態様によれば、ヘッドギアループストラップは、ヘッドギアループストラップの端部から延在する位置合せタブであって、ヘッドギアループストラップの単体プラスチックコアの一部を備える位置合せタブと、接合タブの表面から突出する位置合せポストと、位置合せタブの上にオーバーモールドされかつヘッドギアループストラップの端部を接続するように構成されたオーバーモールド継手とをさらに含む。
本明細書に開示する実施形態のうちの少なくとも1つによれば、成形金型内で第1ストラップ部および第2ストラップ部を接続するストラップコネクタアセンブリが提供される。ストラップ部は、管状テキスタイルケーシング内に射出された単体プラスチックコア材料から形成されている。ストラップコネクタアセンブリは、第1ストラップの端部に配置された第1コネクタ部と、第2ストラップの端部の間に配置され、第2ストラップの管状テキスタイルケーシングを通って突出する第2コネクタ部と、第1コネクタ部および第2コネクタ部の上にオーバーモールドされているオーバーモールド継手とを含む。
さらなる態様によれば、第1コネクタ部および第2コネクタ部のうちの少なくとも一方は、第1ストラップの表面から突出する位置合せポストをさらに備え、オーバーモールド継手は位置合せポストを包囲している。
さらなる態様によれば、第1コネクタ部および第2コネクタ部のうちの少なくとも一方は、第1ストラップの表面内に凹状に形成されたくぼみ領域をさらに備え、くぼみ領域は、オーバーモールド継手のオーバーモールド材料を受け入れる。
さらなる態様によれば、ストラップコネクタアセンブリは、第1ストラップおよび第2ストラップのうちの少なくとも一方の表面内に凹状に形成されている位置合せ凹部をさらに含み、位置合せ凹部は、成形金型の内面に配置された突起と係合して、成形金型に対して第1ストラップおよび第2ストラップのうちの少なくとも一方の位置を維持するように構成されている。
いくつかの構成では、患者インタフェース用のヘッドギアアセンブリは、ヘッドピースと少なくとも1つのコネクタとを備える。ヘッドピースは、頂部ストラップと、前方ストラップと、後部ストラップとを備える。コネクタは、第1ストラップと第2ストラップとを含む。第1ストラップは、マスクアセンブリから使用者の耳の上方および後方に延在するように構成されている。第2ストラップは、マスクアセンブリから使用者の耳の下方および後方に延在するように構成されている。第1ストラップは、後部コネクタ部において第2ストラップと一緒になる。コネクタは、ヘッドピースと接続するように構成された少なくとも1つのヘッドピース接続面を含む。ヘッドピースは、コネクタの少なくとも1つのヘッドピース接続面と接続するように構成された少なくとも1つのコネクタ接続面を含む。
いくつかの構成では、ヘッドピースの頂部ストラップ、後部ストラップおよび前方ストラップのうちの1つまたは複数は、各々が自由端部を有する別個の左部分および右部分を備える。左部分および右部分の自由端部は、互いに調整可能に接続されている。
いくつかの構成では、頂部ストラップおよび前方ストラップは接合部で集まっている。
いくつかの構成では、接合部は耳ループの一部を形成している。
いくつかの構成では、後部ストラップは耳ループの一部を形成している。
いくつかの構成では、耳ループは、使用者の耳を耳と接触することなく包囲するように構成されている。
いくつかの構成では、少なくとも1つのコネクタ接続面は、使用者の耳の上方から下方に延在する、C字形接続領域に沿って、少なくとも1つのヘッドピース接続面に接続するように構成されている。
いくつかの構成では、少なくとも1つのコネクタ接続面は、使用者の耳の後方から上方にかつ下方に延在する接続線に沿って、少なくとも1つヘッドピース接続面に接続するように構成されており、接続線の全体が、使用者の耳の最下限界の上方に位置するように構成されている。
いくつかの構成では、患者インタフェースは、マスクアセンブリと、上述したヘッドギアアセンブリとを備える。
いくつかの構成では、患者インタフェース用のヘッドギアアセンブリは、ヘッドピースと少なくとも1つのコネクタとを備える。ヘッドピースは、頂部ストラップと、前方ストラップと、後部ストラップとを備える。コネクタは、中部ストラップと下部ストラップとを含む。中部ストラップは、マスクアセンブリから使用者の耳の上方および後方に延在するように構成されている。下部ストラップは、マスクアセンブリから使用者の耳の下方および後方に延在するように構成されている。中部ストラップは、後部コネクタ部において下部ストラップと一緒になる。コネクタは、ヘッドピースと接続するように構成された少なくとも1つのヘッドピース接続面を含む。ヘッドピースは、コネクタの少なくとも1つのヘッドピース接続面と接続するように構成された少なくとも1つのコネクタ接続面を含む。
本明細書に開示する実施形態のうちの少なくとも1つによれば、患者インタフェースが提供される。患者インタフェースは、ヘッドギアアセンブリと、マスクアセンブリと、ヘッドギアアセンブリをマスクアセンブリに接続するコネクタ部とを含む。ヘッドギアアセンブリ、マスクアセンブリおよびコネクタ部は、コネクタがマスクアセンブリから分離するときに閉ループを形成する。
さらなる態様によれば、閉ループの有効長は、コネクタ部がマスクアセンブリから分離しているとき、コネクタ部がマスクアセンブリと係合しているときの閉ループの有効長と比較して増大する。
さらなる態様によれば、コネクタ部はヒンジ部によってマスクアセンブリに取り付けられている。
さらなる態様によれば、コネクタ部はテザーによってマスクアセンブリに取り付けられている。
さらなる態様によれば、ヒンジ部はリビングヒンジである。
さらなる態様によれば、ヒンジ部はシリコーンから形成されている。
さらなる態様によれば、リビングヒンジは布地から形成されている。
さらなる態様によれば、患者インタフェースは、マスクアセンブリの上に配置されているフックをさらに含み、ポストが接続部の上に配置されている。フックは、フックを受け入れるポストを受け入れて、マスクアセンブリと係合する。
さらなる態様によれば、コネクタ部は、スナップフィットまたは締まり嵌めを介してマスクアセンブリと係合する。
さらなる態様によれば、ヘッドギアアセンブリは、内部に一体的に形成された単体プラスチックコア材料を有するテキスタイルケーシングから形成されたストラップを有する。
さらなる態様によれば、コネクタ部がマスクアセンブリから分離しているときの閉ループの有効長と、コネクタ部がマスクアセンブリと係合しているときの閉ループの有効長との差が、少なくとも40ミリメートルである。
新規性のあるすべての態様において考慮されるべき、本発明の1つまたは複数の実施形態のさらなる態様は、以下の説明から明らかとなろう。
図面を通して、参照要素の間の概略的な対応を示すために、参照番号を再使用する場合がある。図面は、本明細書に記載される実施形態例を例示するために提供され、本開示の範囲を限定するようには意図されていない。
本開示の突破り(burst-through)型内成形(intra-mouling)構成によって形成された二又ヘッドギア構成の側面図を示す。 本開示の二又ヘッドギア構成の上面斜視図を示す。 本開示の二又ヘッドギア構成の頂部ストラップと底部ストラップとの間の接合部の拡大側面図を示す。 本開示の二又ヘッドギア構成の頂部ストラップと底部ストラップとの間の接合部の拡大側面図を示す。 本開示の二又ヘッドギア構成の頂部ストラップと底部ストラップとの間の接合部の断面図を示す。 本開示の二又ヘッドギア構成を形成する射出成形金型の斜視図を示す。 射出成形金型の第2金型半体の上面図を示す。 射出成形金型の第2金型半体内に配置された頂部ストラップおよび底部ストラップの拡大上面斜視図を示す。 完全に形成された二又ヘッドギア部の底面断面図を示す。 X字型接合部およびT字型接合部を形成する代替的な型内成形ストラップキャビティ構成の第2金型半体の斜視図を示す。 X字型接合部およびT字型接合部を有するストラップ構成の上面図を示す。 ストラップの間に配置された一体的に形成された連結部材によって互いに接合されたストラップを有する代替的な型内成形ストラップ構成の上面図を示す。 ストラップの間に配置された一体的に形成されたウェブ部によって互いに接合されたストラップを有する代替的な型内成形ストラップ構成の上面図を示す。 フィレット状ストラップを隣接するストラップに接続するフィレット状接合部を有する代替的な型内成形ストラップ構成の上面図を示す。 フィレット状接合部を形成する射出成形金型の上面斜視図を示す。 ストラップに刻み込まれた成形正方形テクスチャを有する型内成形ストラップ構成の上面図を示す。 ストラップに刻み込まれた成形正方形テクスチャの拡大上面図を示す。 図11Bの線11C-11Cに沿った、ストラップに刻み込まれた成形正方形テクスチャの断面図を示す。 ストラップに刻印されている成形六角形テクスチャを有する型内成形ストラップ構成の上面図を示す。 ストラップに刻み込まれた成形六角形テクスチャの側面斜視図を示す。 型内成形二又ヘッドギア用の取付部材とともに底部ストラップを形成する第1成形金型の上面図を示す。 底部ストラップおよび取付部材を示す第1成形金型の拡大上面図を示す。 取付部材の上に頂部ストラップを形成する第2成形金型の上面図である。 頂部ストラップが底部ストラップに取り付けられた状態を示す第2成形金型の拡大上面図を示す。 頂部ストラップへのプラスチックコア材料の射出の前に取付部材の上に配置された頂部ストラップの拡大断面図を示す。 頂部ストラップへのプラスチックコア材料の射出の後に取付部材に取り付けられた頂部ストラップの拡大断面図を示す。 底部ストラップとの接合部に封止端部を有する頂部ストラップの拡大側面図を示す。 封止端部を有する頂部ストラップの拡大側面図を示す。 接合部において底部ストラップに取り付けられた封止端部を有する頂部ストラップの拡大側面図を示す。 頂部ストラップと底部ストラップとの間の接合部の断面図を示す。 頂部ストラップが、変形ロック機構と係合する底部ストラップに結合されたフィラメントコアを有する底部ストラップに取り付けられた状態の拡大側断面図を示す。 フィラメントコアが結合されている底部ストラップを有する二又ヘッドギア部の上面図を示す。 底部ストラップ用のケーシング長さの伸長を示す上面図を示す。 引き伸ばされたときに底部ストラップ用のケーシングの幅が狭くなることを示す上面図を示す。 本開示の突破り型内成形構成によって形成されているボタンおよび穴サイズ調整システムを有する代替的な二又ヘッドギア構成の側面斜視図を示す。 ボタンおよび穴サイズ調整システムを有する頂部ストラップおよび底部ストラップに対する断面図を示す。 ボタンおよび穴サイズ調整システムのボタンを形成する射出成形金型の側面斜視図である。 ボタンおよび穴サイズ調整システムのボタンを突破り型内成形するプロセス中の第1成形金型半体および第2成形金型半体の断面図を示す。 突破り型内成形プロセスによって形成された調整および有用性機構を備えた調整可能ストラップ構成を示す。 複数のストラップおよび複数の突破り接合部を有する型内成形ヘッドギアを示す。 型内成形および突破りプロセスとともに、追加の快適層を組み込んだ例示的なヘッドギアを示す。 型内成形および突破りプロセスとともに、追加の快適層を組み込んだ別の例示的なヘッドギアを示す。 型内成形および突破りプロセスを組み込み、下部ストラップおよび中部ストラップの後部を接合するウェブ部を有する、例示的なヘッドギアを示す。 型内成形および突破りプロセスを組み込み、連続下部ストラップを有する、別の例示的なヘッドギアを示す。 型内成形および突破りプロセスを組み込み、下部ストラップおよび中部ストラップの後部を接合するウェブ部を有する、例示的なヘッドギアを示す。 型内成形および突破りプロセスを組み込み、連続下部ストラップと組合せ連続中部および垂直ストラップとを有する、例示的なヘッドギアを示す。 型内成形および突破りプロセスを組み込み、閉ループ構造の形態の連続ケーシングから形成されている下部ストラップおよび中部ストラップを有する、例示的なヘッドギアを示す。 型内成形および突破りプロセスを組み込み、閉ループ構造の形態の連続ケーシングから形成されている下部ストラップおよび中部ストラップを有する、別の例示的なヘッドギアを示す。 型内成形および突破りプロセスを組み込み、使用者の皮膚または頭髪と直接接触するようにヘッドギアの部分に取り付けられたキルト布地または材料を有する、例示的なヘッドギアを示す。 型内成形および突破りプロセスを組み込み、使用者の皮膚または頭髪と直接接触するようにヘッドギアの部分に取り付けられたキルト布地または材料を有する、別の例示的なヘッドギアを示す。 型内成形および突破りプロセスを組み込み、フォーム-ライクララミネート材料から形成された垂直ストラップおよびネックストラップを有する、例示的なヘッドギアを示す。 型内成形および突破りプロセスを組み込み、垂直ストラップおよびネックストラップ上に通気性、吸湿性材料を有する、例示的なヘッドギアを示す。 型内成形および突破りプロセスと、閉ループ構造の形態の連続ケーシングから形成されている下部ストラップおよび中部ストラップとを組み込んだ、例示的なヘッドギアを示す。 型内成形および突破りプロセスを組み込み、閉ループ構造の形態の連続ケーシングから形成されている底部下部ストラップ、中部ストラップおよび前部垂直ストラップを有する、例示的なヘッドギアを示す。 型内成形および突破りプロセスを組み込み、閉ループ構造の形態の連続ケーシングから形成されている下部ストラップおよび中部ストラップを有する、例示的なヘッドギアを示す。 型内成形および突破りプロセスを組み込み、閉ループ構造の形態の連続ケーシングから形成されている下部ストラップおよび中部ストラップを有する、例示的なヘッドギアを示す。 型内成形および突破りプロセスを組み込み、連続ケーシングを有する下部ストラップおよび中部ストラップを有する、例示的なヘッドギアを示す。 型内成形および突破りプロセスを組み込み、閉ループ構造の形態の連続ケーシングから形成されている下部ストラップおよび中部ストラップを有する、例示的なヘッドギアを示す。 型内成形および突破りプロセスを組み込み、連続ケーシングから形成されている下部ストラップおよび中部ストラップを有する、例示的なヘッドギアを示す。 型内成形および突破りプロセスを組み込み、連続ケーシングから形成されている下部ストラップおよび中部ストラップを有する、別の例示的なヘッドギアを示す。 型内成形および突破りプロセスを組み込み、連続ケーシングから形成されている下部ストラップおよび中部ストラップを有する、例示的なヘッドギアを示す。 型内成形および突破りプロセスを組み込み、連続ケーシングから形成されている下部ストラップ、中部ストラップおよび垂直ストラップを有する、例示的なヘッドギアを示す。 型内成形および突破りプロセスを組み込み、下部ストラップ、ならびに連続ケーシングから形成されている中部ストラップおよび垂直ストラップを有する、例示的なヘッドギアを示す。 型内成形および突破りプロセスを組み込み、連続ケーシングから形成されている下部ストラップおよび中部ストラップを有する、例示的なヘッドギアを示す。 患者インタフェースと使用することができる例示的なヘッドギアの正面斜視図である。 図43Aの例示的なヘッドギアの背面斜視図である。 患者インタフェースと使用することができる例示的なヘッドギアの正面斜視図である。 図44Aの例示的なヘッドギアの背面斜視図である。 患者インタフェースと使用することができる例示的なヘッドギアの正面斜視図である。 図45Aの例示的なヘッドギアの背面斜視図である。 患者インタフェースと使用することができる例示的なヘッドギアの正面斜視図である。 図46Aの例示的なヘッドギアの側面図である。 図46Aの例示的なヘッドギアの背面斜視図である。 患者インタフェースと使用することができる例示的なヘッドギアの正面斜視図である。 図47Aの例示的なヘッドギアの背面斜視図である。 患者インタフェースと使用することができる例示的なヘッドギアの正面斜視図である。 図48Aの例示的なヘッドギアの背面斜視図である。 患者インタフェースと使用することができる例示的なヘッドギアの正面斜視図である。 図49Aの例示的なヘッドギアの背面斜視図である。 患者インタフェースと使用することができる例示的なヘッドギアの正面斜視図である。 図50Aの例示的なヘッドギアの背面斜視図である。 患者インタフェースと使用することができる例示的なヘッドギアの側面図である。 図51Aの例示的なヘッドギアのストラップ部の断面図である。 患者インタフェースと使用することができる例示的なヘッドギアの側面図である。 図52Aの例示的なヘッドギアのストラップ部の断面図である。 図52Aの例示的なヘッドギアのストラップ部の断面図である。 患者インタフェースと使用することができる例示的なヘッドギアの側面図である。 図53Aの例示的なヘッドギアのストラップ部の断面図である。 患者インタフェースと使用することができ、連続ケーシングから形成されている下部ストラップおよび中部ストラップを有する、例示的なヘッドギアの側面図である。 図54Aの例示的なヘッドギアのウェブ部の拡大図である。 図54Bの線54C-54Cに沿ったウェブ部の断面図である。 患者インタフェースと使用することができ、連続下部ストラップと組合せ連続中部および垂直ストラップと有する、例示的なヘッドギアの側面図である。 図55Aの線55B-55Bに沿った例示的なヘッドギアのウェブ部の断面図である。 図55Aの例示的なヘッドギアのウェブ部の拡大図である。 患者インタフェースと使用することができる例示的なヘッドギアと、閉ループ構造の形態の連続ケーシングから形成されている下部ストラップおよび中部ストラップとの側面図である。 図56Aの例示的なヘッドギアの接合部の拡大図である。 患者インタフェースと使用することができ、連続ケーシングから形成されている下部ストラップおよび中部ストラップを有する、例示的なヘッドギアの側面図である。 図57Aの例示的なヘッドギアの第2垂直部材の拡大図である。 図57Bの線57C-57Cに沿った第2垂直部材の断面図である。 患者インタフェースと使用することができる例示的なヘッドギアの側面図である。 図58Aの例示的なヘッドギアの接合部の拡大図である。 患者インタフェースと使用することができ、連続中部および垂直ストラップと連続上部および後部ストラップとを有する、例示的なヘッドギアの側面図である。 図59Aの例示的なヘッドギアの連続中部および垂直ストラップならびに連続上部および後部ストラップの拡大図である。 図59Aおよび図59Bの線59C-59Cに沿った連続中部および垂直ストラップならびに連続上部および後部ストラップの断面図である。 患者インタフェースと使用することができる例示的なヘッドギアの側面図である。 図60Aの例示的なヘッドギアの後部ストラップの拡大図である。 患者インタフェースと使用することができ、連続中部および垂直ストラップと連続上部および後部ストラップとを有する、例示的なヘッドギアの側面図である。 図61Aの例示的なヘッドギアの中部ストラップおよび下部ストラップの後方部分の拡大図である。 図61Bの線61C-61Cに沿った連続中部および垂直ストラップならびに連続上部および後部ストラップの断面図である。 患者インタフェースと使用することができる例示的なヘッドギアの側面図である。 図62Aの例示的なヘッドギアの変形の拡大図である。 患者インタフェースと使用することができ、使用者の皮膚または頭髪と直接接触するようにヘッドギアの部分に取り付けられて設けられたキルト布地または材料を有する、例示的なヘッドギアの側面図である。 図63Aの例示的なヘッドギアのキルト布地の拡大図である。 図63Aの例示的なヘッドギアの代替的なウェブ部材料の拡大図である。 患者インタフェースと使用することができ、使用者の皮膚または頭髪と直接接触するようにヘッドギアの部分に取り付けられて設けられた布地またはテキスタイル材料を有する、例示的なヘッドギアの側面図である。 図64Aの例示的なヘッドギアの布地またはテキスタイル材料の拡大図である。 開示したヘッドギアの実施形態と使用することができるブランド名の付いたグリップの拡大図である。 第1ストラップの端部と第2ストラップの中心または中間部との間のT字型接合部の側面図である。 図66AのT字型接合部を形成するコネクタの拡大図である。 T字型接合部の斜視図である。 コネクタの底面図である。 コネクタの側面図である。 コネクタの上面図である。 コネクタの斜視図である。 第1ストラップの端部がコネクタの内側に配置されるように第1ストラップの上に配置されたコネクタを示すT字型接合部の側面図である。 コネクタおよびT字型接合部の斜視図である。 充填コネクタおよびT字型接合部の拡大側面図である。 充填コネクタおよびT字型接合部の断面図である。 充填コネクタおよびT字型接合部の側面図である。 オーバーモールド継手を形成するオスコネクタを有する例示的なヘッドギア構成の頂部ストラップの上面図を示す。 オーバーモールド継手を形成するメスコネクタを有する例示的なヘッドギア構成の底部ストラップの上面図を示す。 頂部ストラップのオスコネクタの拡大上面図を示す。 頂部ストラップのオスコネクタの拡大断面図を示す。 底部ストラップのメスコネクタの拡大上面図を示す。 底部ストラップのメスコネクタの拡大断面図を示す。 底部ストラップのメスコネクタの拡大斜視図を示す。 位置合せされたオスコネクタおよびメスコネクタの拡大上面図を示す。 オスコネクタがメスコネクタに挿入されかつメスコネクタによって受け入れられている状態の拡大上面図を示す。 オスコネクタがメスコネクタに挿入されかつメスコネクタによって受け入れられている状態の拡大断面図を示す。 オスコネクタとメスコネクタとの間の相対的に小さい隙間を示すオスコネクタおよびメスコネクタの拡大側面図を示す。 オスコネクタとメスコネクタとの間の相対的に大きい隙間を示すオスコネクタおよびメスコネクタの拡大側面図を示す。 オスコネクタの拡大上面図を示す。 オーバーモールド金型のオーバーモールドキャビティの斜視図を示す。 オーバーモールド金型のオーバーモールドキャビティ内に挿入されたオスコネクタの断面図を示す。 頂部ストラップおよび底部ストラップを結合するオーバーモールド継手の拡大上面図を示す。 頂部ストラップおよび底部ストラップを結合するオーバーモールド継手の斜視図を示す。 頂部ストラップおよび底部ストラップを結合するオーバーモールド継手の図の底断面図を示す。 底部ストラップの2つの半体を接合するオーバーモールドの前の接合タブおよび位置合せポストの拡大上面図を示す。 図81Aの接合タブおよび位置合せポストの拡大底面図を示す。 図81Aの接合タブおよび位置合せポストの拡大断面図を示す。 図81Aの接合タブおよび位置合せポストの上に形成されたオーバーモールドの拡大上面図を示す。 図81Dのオーバーモールドの拡大底面図を示す。 ストラップ端部継手ハウジングの側面図を示す。 図82Aのストラップ端部継手ハウジングの斜視図を示す。 図82Aのストラップ端部継手ハウジングの上面図を示す。 図82Aのストラップ端部継手ハウジングの側面図を示す。 図82Aのストラップ端部継手ハウジングの端面図を示す。 図83Aの線83D-83Dに沿ったストラップ端部継手ハウジングの側断面図を示す。 図83Bの線83E-83Eに沿ったストラップ端部継手ハウジングの端断面図を示す。 ストラップの縁に沿ってフランジ部が形成されているD字型断面を有するストラップの側断面図を示す。 ストラップの縁に沿ってフランジ部が形成されていないD字型断面を有するストラップの側断面図を示す。 使用者の耳の上方に配置される柔らかい縁を有する底部ストラップを有するストラップの上面図を示す。 後部ヘッドギアループストラップを有する突破り型内成形構成によって形成された二又ヘッドギア構成の側面図を示す。 図86の後部ヘッドギアループストラップの上面図を示す。 図86の後部ヘッドギアループストラップの突破りタブの拡大上面図を示す。 図86の後部ヘッドギアループストラップの位置合せタブの拡大上面図を示す。 図86の後部ヘッドギアループストラップの位置合せタブの上面図を示す。 図87Cの線88B-88Bに沿った後部ヘッドギアループストラップの位置合せタブの拡大断面図を示す。 後部ヘッドギアループストラップを前部ストラップに結合するオーバーモールド継手の上面図を示す。 図89Aにおける線89B-89Bに沿ったオーバーモールド継手の拡大断面図を示す。 位置合せポストおよびくぼみを有する頂部ストラップの斜視図を示す。 図90Aの頂部ストラップの底面図を示す。 位置合せポストおよびくぼみを有する底部ストラップの上面図を示す。 位置合せポスト、ポスト穴およびくぼみを有する、図90Cにおける底部ストラップの上面図を示す。 図90Cの底部ストラップと位置合せされた図90Aの頂部ストラップの斜視図を示す。 図90Cの底部ストラップと位置合せされた図90Aの頂部ストラップの底面図を示す。 図90Cの底部ストラップと位置合せされた図90Aの頂部ストラップの斜視図を示す。 図90Cの底部ストラップと位置合せされた図90Aの頂部ストラップの断面斜視図を示す。 図90Aの頂部ストラップと図90Cの底部ストラップとを結合するオーバーモールド継手の底面図を示す。 図92Aのオーバーモールド継手の上面図を示す。 図92Aのオーバーモールド継手の断面斜視図を示す。 オーバーモールドコネクタの断面斜視図を示す。 本開示によるヘッドギアアセンブリおよびマスクアセンブリを有する患者インタフェースの非限定的な例示的な実施形態の斜視図である。ヘッドギアアセンブリは、ヘッドピースと、ヘッドピースとマスクアセンブリとの間の1つまたは複数のコネクタとを含む。 コネクタがヘッドピースから分離されている、図93Aの患者インタフェースの斜視図である。 図93Aの患者インタフェースの背面斜視図である。 本開示によるヘッドギアアセンブリおよびマスクアセンブリを有する患者インタフェースの別の非限定的な例示的な実施形態の斜視図である。ヘッドギアアセンブリは、ヘッドピースと、ヘッドピースとマスクアセンブリとの間の1つまたは複数のコネクタとを含む。 コネクタが頭部部材から分離されている、図94Aの患者インタフェースの斜視図である。 図94Aの患者インタフェースの背面斜視図である。 ヘッドギア、マスクアセンブリおよびコネクタを含む本開示の患者インタフェースの等角図を示す。 図95の患者インタフェースの背面等角図を示す。 マスクアセンブリから分離されたコネクタを示す患者インタフェースの等角図を示す。 マスクアセンブリから離れる方向に完全に伸ばされているコネクタを示す図97の患者インタフェースの等角図を示す。 リビングヒンジコネクタの等角図を示す。 代替的なリビングヒンジコネクタの等角図を示す。 厚さの低減した部分を有するリビングヒンジコネクタの上面図を示す。 リビングヒンジコネクタの組立分解等角図を示す。 図101Aのリビングヒンジコネクタのヘッドギアコネクタ部材およびマスクコネクタ部材の断面図を示す。 単一のマスクヒンジおよび単一のコネクタヒンジを有するリビングヒンジコネクタの等角図を示す。 図102Aのリビングヒンジコネクタのヘッドギアコネクタ部材およびマスクコネクタ部材の上断面図を示す。 フックおよびポスト保持システムを備えるリビングヒンジコネクタを有する患者インタフェースの等角図を示す。 開放位置にある図103Aのリビングヒンジコネクタの正面図を示す。 閉鎖位置にある布製リビングヒンジコネクタを有する患者インタフェースの等角図を示す。 開放位置にある布製リビングヒンジコネクタを示す図104Aの患者インタフェースの等角図を示す。 閉鎖位置にあるシリコンヒンジコネクタを有する患者インタフェースの等角図を示す。 開放位置にあるシリコンヒンジコネクタを示す図105Aの患者インタフェースの等角図を示す。 コネクタが閉鎖位置にある代替的なシリコンヒンジの上面図を示す。 コネクタが開放位置にある図106Aのシリコンヒンジの上面図を示す。 閉鎖位置にある代替的なシリコンヒンジコネクタを有する患者インタフェースの等角図を示す。 開放位置にある図107Aのシリコンヒンジコネクタの等角図を示す。 本開示のヘッドギア接続部を示す患者インタフェースの等角図を示す。 図108Aのヘッドギア接続部のコネクタの横方向端部の拡大斜視図を示す。 図108Aのヘッドギア接続部のコネクタの断面図を示す。 図109Aはヘッドギア固定機構の等角図を示す。図109Bは代替的なヘッドギア固定機構の上面図を示す。 押込み嵌めヘッドギア固定機構の等角図を示す。 押込み嵌めヘッドギア固定機構の断面図を示す。 閉鎖位置にあるオーバーセンター式クリップ設計コネクタを有する患者インタフェースの等角図を示す。 開放位置にあるオーバーセンター式クリップ設計コネクタを示す図111Aの患者インタフェースの等角図を示す。 閉鎖位置にある伸縮式ピボットコネクタを有する患者インタフェースの等角図を示す。 開放位置にある伸縮式ピボットコネクタを示す図112Aの患者インタフェースの等角図を示す。 開放かつ伸長位置にある伸縮式ピボットコネクタを示す図112Aの患者インタフェースの等角図を示す。 閉鎖位置にあるハードストップ摺動ストラップコネクタを有する患者インタフェースの等角図を示す。 開放位置にあるハードストップ摺動ストラップコネクタを示す図113Aの患者インタフェースの等角図を示す。 閉鎖位置にあるストラップ端部ハードストップコネクタを有する患者インタフェースの等角図を示す。 開放位置にあるストラップ端部ハードストップコネクタを示す図114Aの患者インタフェースの等角図を示す。 閉鎖位置にあるブレークフィット(break-fit)磁石およびテザーコネクタを有する患者インタフェースの等角図を示す。 開放位置にあるブレークフィット磁石およびテザーコネクタを示す図115Aの患者インタフェースの等角図を示す。 閉鎖位置にあるブレークフィットクリップおよびテザーコネクタを有する患者インタフェースの等角図を示す。 開放位置にあるブレークフィットクリップおよびテザーコネクタを示す図116Aの患者インタフェースの等角図を示す。 閉鎖位置にあるクリップおよび連続テザーコネクタを有する患者インタフェースの等角図を示す。 開放位置にあるクリップおよび連続テザーコネクタを示す図117Aの患者インタフェースの等角図を示す。 閉鎖位置にあるデュアルクリップおよび連続テザーコネクタを有する患者インタフェースの正面図を示す。 開放位置にあるデュアルクリップおよび連続テザーコネクタを示す図118Aの患者インタフェースの等角図を示す。 閉鎖位置にあるクリップおよび剛性テザーコネクタを有する患者インタフェースの等角図を示す。 開放位置にある図119Aのクリップおよび剛性テザーコネクタを示す患者インタフェースの等角図を示す。 閉鎖位置にあるフックおよびポストループコネクタを有する患者インタフェースの等角図を示す。 開放位置にある図120Aのフックおよびポストループコネクタを示す患者インタフェースの等角図を示す。 閉鎖位置にある代替的なフックおよびポストループコネクタを有する患者インタフェースの等角図を示す。 開放位置にある図121Aの代替的なフックおよびポストループコネクタを示す患者インタフェースの等角図を示す。
ここで、添付の図を参照して、システム、構成要素、ならびに組立方法および製造方法の実施形態について説明する。図面を通して、同様の数字は同様のまたは類似する要素を指す。以下、いくつかの実施形態、例および例示について開示するが、当業者であれば、本明細書に記載する発明は、具体的に開示する実施形態、例および例示の範囲を越えて広がり、本発明およびその明らかな変更形態および均等物の他の使用を含むことができることが理解されよう。本明細書に提示する記載において使用する術語は、いかなるようにも限定または制限するように解釈されるようには意図されておらず、それは単に、本発明のいくつかの具体的な実施形態の詳細な説明に関連して使用されているためである。さらに、本発明の実施形態は、いくつかの新規な特徴を含むことができ、いかなる単一の特徴もその望ましい属性に対してそれのみが関与するものではなく、または本明細書に記載する発明を実施するために必須ではない。
以下の説明においていくつかの術語を、単に参照の目的で用いる場合があり、したがって、それらの術語は、限定するようには意図されていない。たとえば、「上方」および「下方」という用語は、参照する図面における方向を指す。「前」、「後」、「左」、「右」、「背面」および「側部」等の用語は、考察されている構成要素または要素について記載する本文および関連する図面を参照することによって明らかとなる、一貫したただし任意の基準系内の構成要素または要素の部分の向きおよび/または位置を記述する。さらに、「第1」、「第2」、「第3」等の用語は、別個の構成要素について記載するために使用する場合がある。こうした術語は、具体的に上述した用語、その派生語および同様の意味の用語を含む可能性がある。
本明細書で用いる「実質的に非弾性」という用語は、ヘッドギアまたは材料が、それが受ける可能性のある荷重に関して引伸ばしに抵抗する能力を指すものとする。したがって、ヘッドギアまたは材料は、一方向において実質的に非弾性である可能性があり、別の方向において幾分か弾性である可能性がある。いくつかの構成では、ヘッドギアまたは材料は、ヘッドギアまたは材料の使用が意図されている療法によって荷重がかけられる方向において実質的に非弾性であるように構成されている。実質的に非弾性のヘッドギアまたは材料は、たとえば、通常の状態または予期される状態の下で、封止システムにおける呼吸マスクのシールを損なう引伸ばしに抵抗することができる。非封止システムでは、実質的に非弾性のヘッドギアまたは材料は、たとえば、ホース引張力または使用者の移動等、通常の状態または予期される状態に応じて呼吸インタフェースの適切な配置を損なう引伸ばしに抵抗することができる。予期される荷重力が比較的低い場合、荷重は引伸ばしをもたらすほど十分にはならないため、ヘッドギアまたは材料はより高い弾性を有することができる。逆に、ヘッドギアおよび/または材料が高い荷重力を受けると予期される場合、引伸ばしに抵抗するためにより高い非弾性が必要となる。
本明細書を通して、「突破り」成形、プロセス、技法、ならびにこうした成形、プロセスおよび技法によって作製された構成要素について言及する。「突破り型内成形」および「型内成形突破り」についても言及する。こうした言及はすべて、本開示の実施形態に対する全体的な言及であり、特に限定するようには意図されていないことが理解されるべきである。
ヘッドギア
図1Aは、呼吸装置110と組み合わせて使用されている本開示の型内成形二又ヘッドギア100の非限定的な例示的な実施形態を示す。「型内成形」は、プラスチックコアおよびテキスタイルケーシングとしての構成要素を、テキスタイルケーシング内に溶融プラスチックを加えることによって一体構造として形成することを含む。「型内成形された」ストラップまたは他の任意の構成要素は、テキスタイルケーシング内に溶融プラスチックを加えることによって形成された構成要素である。
図1Aおよび図1Bは、二又ヘッドギア100が実質的に非弾性でありかつ構造が3次元(3D)であるように構成されていることを示す。二又ヘッドギア設計は、ヘッドギアが使用者の頭部の複数の位置で支持されるため、患者の頭部における安定性を向上させたことにより、単一ストラップ設計と比較して好ましい。本明細書で用いる3次元構造は、単一平面に位置せず、複数の平面に延在するような形状の構造である。言い換えれば、3次元構造は、平坦ではない。図示するヘッドギア100は、右側120および左側130を備える。右側120および左側130はともに、頂部ストラップ140、底部ストラップ150およびマスクコネクタ180を含む。
頂部ストラップ140は、細長い形状を有し、頂部ストラップ横方向端部142と頂部ストラップ中心端部144とを含む。頂部ストラップ140は、概して使用者の各耳の上方の位置で横方向端部142から、使用者の頭部の頭頂領域または前頭領域にわたって上向きに延在し、その後、頂部ストラップ中心端部144で終端するように構成されている。頂部ストラップ中心端部144は、使用者の頭部の頂部の中心点または中心位置にまたはその近くに位置決めされるように構成されている。右側120および左側130の頂部ストラップ中心端部144は、使用者の頭部の頂部の上の位置で頂部継目190により互いに接合されるように構成されている。頂部継目190は、縫合、溶着、接着、オーバーモールドまたは他の任意の締結機構を含むことができ、永久的または取外し可能/分離可能であり得る。いくつかの構成では、頂部継目190は、異なる使用者の頭部サイズに適応するように頂部ストラップ140の結合された長さを変更することができるように、面ファスナ、スナップフィットコネクタ等の調整機構(図示せず)を含むことができる。各頂部ストラップ横方向端部142は、後にさらに詳細に考察するように、ケーシングまたはストラップ接合部170において底部ストラップ150と一体的に形成されるように構成されている。
底部ストラップ150は、細長い形状を有し、後部底部ストラップ部152および前部底部ストラップ部162を含む。後部底部ストラップ部152および前部底部ストラップ部162は、単体であり互いに一体化している。後部底部ストラップ部152は、接合部170から後方にかつ使用者の頭部の後頭領域の周囲に延在した後、底部ストラップ後端部154で終端する底部ストラップ150の部分を含む。底部ストラップ150の耳アーチ160が、使用されるときに患者の耳の頂部の上で湾曲し、それにより、ストラップ150は耳との接触を回避する。底部ストラップ後端部154は、使用者の頭部の後部における中心点または中心位置にまたはその近くに位置決めされるように構成されている。右側120および左側130の底部ストラップ後端部154は、底部継目192により互いに接合されるように構成されている。底部継目192は、縫合、溶着、接着、オーバーモールドまたは他の任意の締結機構を含むことができ、永久的または取外し可能/分離可能であり得る。いくつかの構成では、底部継目192は、異なる使用者の頭部サイズに適応するように底部ストラップ150の後部底部ストラップ部152の結合された長さを変更することができるように、面ファスナ、スナップフィットコネクタ等の調整機構(図示せず)を含むことができる。
前部底部ストラップ部162は、接合部170から使用者の側頭を横切って使用者の鼻に向かって前方に延在する底部ストラップ150の部分を含む。いくつかの構成では、前部底部ストラップ部162は、頂部ストラップ140または底部ストラップ部152のうちの一方または両方より短く、底部ストラップ前端部164で終端する。底部ストラップ前端部164は、マスクコネクタ180を備えるかまたは少なくともマスクコネクタ180に取り付けられるように構成されている。底部ストラップ前端部164は、マスクコネクタ180と係合するメス凹部166を含む。いくつかの構成では、マスクコネクタ180は、底部ストラップ前端部164の上にかつメス凹部166内に押し込むかまたはオーバーモールドすることができる。マスクコネクタ180は、呼吸装置110に連結するように構成されたクリップまたは保持機構を含むことができる。マスクコネクタ180は、呼吸装置110のマスクフレーム112に対する分離可能な接続を提供するように構成されている、押込み嵌め、スナップフィットまたは他の好適なコネクタを含むことができる。いくつかの実施形態では、マスクコネクタ180は、調整機構に接続するように構成することができ、調整機構は、二又ヘッドギア100のサイズを自動的にまたは手動で調整する手段を提供する。いくつかの構成では、マスクコネクタ180をマスクフレームまたはヨークに永久的に接続して、ヘッドギア100と呼吸装置110との間に連続ループを形成することができる。
二又ヘッドギア100の右側120および左側130は、実質的に2次元(2D)の部品として形成されており、すなわち、それらは、平坦構造で形成されている。右側120および左側130の頂部ストラップ140および底部ストラップ150が互いに接合されるとき、(図1Bに示すように)3D二又構造が形成される。いくつかの構成では、二又ヘッドギア100の構成は、少なくとも右側120および左側130が接続されるとき、3D二又構造が常に維持されるというものである。この3D構造は、使用者が二又ヘッドギア100および関連する呼吸装置110と相互作用し、それらを取り付けるかまたは装着する容易さを向上させることができる。二又ヘッドギア100がその形状を保持するため、ストラップは、もつれる可能性が低くなり、使用者が二又ヘッドギア100を把持し方向付けることが容易になるはずである。いくつかの構成では、二又ヘッドギア100は、少なくとも、両側120、130の部分的なまたは完全な分離を維持する。いくつかの構成では、二又ヘッドギア100は、少なくとも、接合部170および/または両側120、130の前部底部ストラップ部162における部分的なまたは完全な分離を維持する。
頂部ストラップ140および底部ストラップ150は、各々、外側ケーシング220によって包囲されかつ外側ケーシング220に結合された単体のプラスチックコア材料210から構成されている。ケーシング220は、編み、織り、編み組みし、かぎ針編みすること等が可能である。単体のプラスチックコア材料210は、頂部ストラップ140および底部ストラップ150両方を形成する。すなわち、プラスチックコア材料210は、頂部ストラップ140と底部ストラップ150との間でかつ二又ヘッドギア100を通して単体である。頂部ストラップ140および底部ストラップ150両方のケーシング220は、継目なしの連続したとぎれのないチューブに編み、織り、編み組み、かぎ針編みすること等が可能である。すなわち、ケーシング220は、頂部ストラップ140および底部ストラップ150の長さに沿って継目なしの均質の外面を有することができる。ケーシング220は、羊毛、木綿、ナイロン、ライクラ、スパンデックス、または天然材料および/もしくは合成材料の混合物を含む複数巻の糸から織ることができる。いくつかの構成では、ケーシング220は、糸の引伸ばしまたは裂けなしに長さを延長することができるように、緩く織ることができる。ストラップの弾性を変更するように、糸内のライクラの量を変更することができる。
ケーシング220は、型内成形二又ヘッドギア100に清潔かつ整然とした縁仕上げを提供する。すなわち、頂部ストラップ140および底部ストラップ150は、審美的に好ましい外観を提供するように継目がまったくない均一な形状および形態を有する。さらに、ケーシング220から形成されるストラップ140、150は、製造がより容易である。継目なしの円形織チューブは、裁縫または接着の追加のステップが不要であり、製造時間およびコストが低減する。さらに、長さの長い直線状の織チューブを製造し形成することは容易であり、それらは、その後、本明細書に記載するような突破り型内成形プロセス中に長さを切断し形作ることができる。さらに、ケーシング220は、成形金型内に容易に配置し位置決めすることができる。ケーシング220の管状形状および円形断面は、自立式であり、ケーシングを通る射出材料の開放流路を提供するために、成形金型内で開放したままである。
ケーシング220は、プラスチックコア材料210が挿入される前は可撓性があり、それにより、成形金型のキャビティにより容易に位置決めすることができる。ケーシング220は、柔らかい手触りを有する材料から編むことができ、それにより、頂部ストラップ140および底部ストラップ150は、使用者の皮膚と接触したときに快適である。同様に、ケーシング220は、厚さおよび層を有することができ、それにより、頂部ストラップ140および底部ストラップ150は、使用者の皮膚と接触したときに快適である。さらに、いくつかの構成では、ケーシング220は、二又ヘッドギア100の快適さを向上させるために吸湿特性を有する材料から編むことができる。さらに、いくつかの構成では、ケーシング220は、二又ヘッドギア100が使用者の皮膚または頭髪に対して摺動するのを低減させるかまたは阻止するように、触知できる特性を有する材料から編むことができる。いくつかの構成では、ケーシング220は、頂部ストラップ140と底部ストラップ150との間で異なり得る。たとえば、底部ストラップ150は、吸湿特性を有する材料から構築することができ、頂部ストラップ140は、触知できる特性を有する材料から構築される。さらに、いくつかの構成では、ケーシング220は、頂部ストラップ140および底部ストラップ150の長さに沿って異なる材料から構築することができ、それにより、ストラップ140、150の長さに沿った異なる領域が異なる特性を有する。たとえば、頂部ストラップ140および底部ストラップ150は異なる色を有することができる。
頂部ストラップ140および底部ストラップ150のケーシング220は、単体のプラスチックコア材料210で充填されている。いくつかの構成では、プラスチックコア材料210は、二又ヘッドギア100に上述した3D構造を与えるように構成されている比較的矩形断面の熱成形または熱硬化性プラスチック材料を含む。プラスチックコア材料210は、二又ヘッドギア100の構造全体に対しする基礎を提供する。プラスチックコア材料210のプラスチック組成は、使用者の個々の頭蓋形状に幾分か沿いながら、事前に形成された形状を維持することができる弾力性のある構造という利益を提供する。プラスチックコア材料210は、その深さより実質的に大きい幅を有する。例示する断面形状は、材料選択と組み合わさって、二又ヘッドギア100が、幅に対して垂直な方向(図1Aにおける垂直方向)において可撓性があり、深さに対して垂直な方向(図1Aにおける水平方向)において比較的可撓性がないことを可能にする。この一方向における可撓性により、二又ヘッドギア100が使用者の頭部に沿う一方で、別の方向において、使用者の顔面において呼吸装置110を安定させそれが外れるのを最小限にする剛性が提供される。
二又ヘッドギア100は、たとえば、材料選択の結果として実質的に非弾性であるように構成することができる。複合材料1つまたは複数の要素が、二又ヘッドギア100に実質的に非弾性の特性を与えることができる。本開示の第1非限定的例示的実施形態では、プラスチックコア材料210は、たとえば限定なしに、ポリプロピレンまたはナイロン等の実質的非弾性材料から作製される。二又ヘッドギア100が受ける荷重力が低いと予期される実施形態では、プラスチックコア材料210は、限定されないが熱可塑性エラストマー(TPE)またはシリコーン等の他の材料から作製することができる。いくつかの実施形態では、プラスチックコア材料210はある程度の弾性を有することができ、頂部ストラップ140および底部ストラップ150のケーシング220のうちの一方または両方は、実質的に非弾性であり得る。二又ヘッドギア100に実質的非弾性材料を含めることは、その材料により、ヘッドギアが使用者の頭部の上で過剰に引き伸ばされるかまたは引っ張られる可能性が低減するかまたはなくなるため、有利である。二又ヘッドギア100が使用者の頭部の上で過剰に引っ張られる場合、呼吸装置は、治療を提供するために有効に位置決めされない可能性があり、使用者の頭部に不快な力が加えられる可能性があり、それにより、治療のコンプライアンスが低減することになる可能性がある。
接合部
図2Aおよび図2Bは、接合部170における頂部ストラップ140と底部ストラップ150との接続部の拡大図である。上述したように、プラスチックコア材料210は単体であり、頂部ストラップ140および底部ストラップ150両方のケーシング220内に配置されている。図3は、図2Bの線3-3に沿った頂部ストラップ140および底部ストラップ150の断面図である。図示するように、底部ストラップ150は、プラスチックコア材料210で充填されており、プラスチックコア材料210は、接合部170において底部ストラップ150のケーシング220を通って頂部ストラップ横方向端部142内に延在して頂部ストラップ140を充填している。その結果、頂部ストラップ140および底部ストラップ150のケーシング220は、プラスチックコア材料210によって互いに結合されている。
図2A~図3に示すように、頂部ストラップ140および底部ストラップ150は、柔らかい縁部222を有することができ、柔らかい縁部222は、長さ方向において頂部ストラップ140および底部ストラップ150の一部の縁に沿って延在している。柔らかい縁部222は、プラスチックコア材料210で充填されていないケーシング220の部分である。その結果、柔らかい縁部222は、頂部ストラップ140および底部ストラップ150に、使用者の皮膚に対して快適でありかつ審美的に好ましくもある柔らかいまたはクッション性のある縁を提供する。さらに詳細に後述するように、柔らかい縁部222は、プラスチックコア材料210の射出の前にケーシング220の縁を圧着して、プラスチックコア材料210がケーシング220の部分に流れ込むのを阻止されるかまたは妨げられるようにすることによって形成される。ケーシング220の縁は、成形金型の成形キャビティに隣接する成形金型の一部によって圧着される。プラスチックコア材料210の幅(図1Aにおける垂直方向)が頂部ストラップ140および底部ストラップ150の長さに沿って変化することができるように、成形金型による頂部ストラップ140および底部ストラップ150の縁の圧着の深さは、頂部ストラップ140および底部ストラップ150の長さに沿って変化することができる。したがって、プラスチックコア材料210の幅は、接合部170および底部ストラップ前端部164等、頂部ストラップ140および底部ストラップ150の異なる領域において相対的に広く、それらの領域を補強しそれらの領域に追加の強度を提供することができる。同様に、いくつかの構成では、プラスチックコア材料210の幅は、頂部ストラップ140および底部ストラップ150の長さに沿ったいくつかの領域で相対的に狭く、それらの相対的に狭い領域に可撓性を提供することができる。当業者であれば、プラスチックコア材料の形状および幾何学的形態が、所望の方向において頂部ストラップ140および底部ストラップ150に強度および剛性を提供するように変化することができることが、理解されるはずである。
成形金型
図4は、1回の射出成形プロセスで二又ヘッドギア100の右側120または左側130を形成するように構成された開閉射出成形金型300を示す。いくつかの構成では、右側120および左側130は同一であり、射出成形金型300を使用して両側120、130を形成することができる。図4は、射出成形プロセスの完了の後の完全に形成された二又ヘッドギア100を示す。射出成形金型300は、第1金型半体および第2金型半体320を備える。第1金型半体310は、第2金型半体320と位置合せされかつその上に配置されて、射出成形金型300を閉じるように構成されている。第1金型半体310および第2金型半体320は、実質的に対称(すなわち、鏡像)であり、したがって、簡潔のために、以下の考察は第2金型半体320について述べる。図5に示すように、第2金型半体320は、頂部ストラップキャビティ322および底部ストラップキャビティ324を含む。頂部ストラップキャビティ322および底部ストラップキャビティ324は、頂部ストラップ140および底部ストラップ150両方に対するケーシング220を受け入れるように構成されている。したがって、頂部ストラップキャビティ322および底部ストラップキャビティ324は、二又ヘッドギア100の左側および/または右側の所望の形状に対応する形状に配置されている。いくつかの構成では、射出成形金型300を使用して、二又ヘッドギア100の右側120および左側130の両方を形成することができる。いくつかの構成では、ケーシング220は、成形金型300を閉じる前にストラップキャビティ322、324内に嵌まるような長さに切断される。
ケーシング220の底部ストラップ前端部164内にコネクタインサート350が挿入される。コネクタインサートキャビティ370が、第2金型半体320内に配置され、コネクタインサート350と同様の対応する形状を有する。コネクタインサート350およびケーシング220の両方が、コネクタインサートキャビティ370およびストラップキャビティ322、324それぞれの中に配置される。ケーシング220を使用して二又ヘッドギア100のストラップ140、150を形成するとき、ケーシング220の端部は、開放しているかまたは中空チューブとして形成され、それは、プラスチックコア材料210がケーシング220内に射出されるための経路を提供する。したがって、底部ストラップ150の開放端部内に配置されたコネクタインサート350により、ケーシング220の開放端部が狭くなるかまたは閉鎖するのが低減するかまたは阻止される。コネクタインサート350は、事前に作製された構成要素を備え、それは、ケーシング220の開放端部の内側に嵌まり、ケーシング220の開口部を、第1金型半体310および第2金型半体320におけるストラップキャビティ322、324の壁に向かって外向きに押す。コネクタインサート350は、ランナ380と位置合せされる開口部(図示せず)を有し、そこを通して、プラスチックコア材料がケーシング220内に射出されるための直接流路が提供される。コネクタインサート350はまた、マスクフレームまたは他のマスク構成要素上の対向するオスコネクタの形状(図示せず)と接続する底部ストラップ前端部164(図7を参照)内の内部(メス)接続形状を形成するようにも構成されている。コネクタインサート350は、プラスチックまたは金属から作製することができる。プラスチック製の場合、いくつかの構成では、コネクタインサート350は、コアと同じプラスチックから作製することができ、それにより、突破り型内成形プロセス中にコネクタインサート350とプラスチックコア材料との間に化学結合を形成することができる。さらに、ヘッドギア構成要素間、調整機構間、またはヘッドギアとマスクとの間のコネクタ(たとえば、コネクタ180)としての更なる機能を有することができる形状で、コネクタインサート350を形成することができる。
図4および図5に図示するように、ランナ380は、スプルー射出点390、底部ストラップ前端部154および底部ストラップ後端部164、ならびに頂部ストラップ中心端部144を流体的に接続する。したがって、プラスチックコア材料210は、第1金型半体310および第2金型半体320内に射出されるとき、底部ストラップ前端部154および底部ストラップ後端部164ならびに頂部ストラップ中心端部144の各々を通ってケーシング220内に射出される。
頂部ストラップキャビティ322および底部ストラップキャビティ324は、長さ方向においてキャビティ322、324の外縁のうちの一方または両方に沿って形成される柔らかい縁クランプ360を有する。柔らかい縁クランプ360は、隆起した領域であり、射出成形金型300の閉じる方向と実質的に平行な方向において頂部ストラップキャビティ322および底部ストラップキャビティ324内に突出し、それにより、射出成形金型300が閉じられるとき、頂部ストラップキャビティ322および底部ストラップキャビティ324が、長さ方向においてキャビティ322、324の外縁のうちの一方または両方に沿って狭くなる(すなわち、キャビティ322、324の中心領域に対して外縁が狭くなる)。したがって、柔らかい縁クランプ360は、頂部ストラップ140および底部ストラップ150の両方に対してケーシング220の外縁を締め付けるかまたは圧着し、それにより、柔らかい縁部222が形成される。より具体的には、柔らかい縁クランプ360は、ケーシング220の縁を互いに押圧してそれらの縁が完全に圧着されるようにする。その結果、プラスチックコア材料210は、ケーシング220内に射出されるときに圧着された縁の間を流れることができない。これにより、型内成形プラスチックコア材料210がケーシング220を充填することを阻止することにより、型内成形二又ヘッドギア100に柔らかいまたはクッション性のある縁仕上げがもたらされる。ストラップ140、150の各縁の一部が、患者の快適さを向上させるために、空であり手触りが柔らかいままである。いくつかの構成では、ケーシング220の縁を狭くするが完全には圧着しないことにより、(ケーシング220の非圧着部に対して)低減した量のプラスチックコア材料210がケーシング220の縁の間を流れることができるようにすることができる。
図6は、互いに対する頂部ストラップ140および底部ストラップ150の位置決めを示す第2金型半体320の拡大図である。図示するように、頂部ストラップ横方向端部142は、底部ストラップ150のケーシング220に接してまたは接触して位置決めされる。すなわち、頂部ストラップ140のケーシング220は、頂部ストラップ横方向端部142が底部ストラップ150のケーシング220の縁に当接するように、頂部ストラップキャビティ330内に配置される。より詳細に後述するように、ストラップの配置は、一方のストラップの開放端部を別のストラップの縁と接触させることに限定されない。いくつかの構成では、ストラップは、互いに当接する中間部または非端部を有することができ、そこを通してストラップが結合される。
成形プロセス
射出成形金型300を使用して二又ヘッドギア100の左側120または右側130を成形するプロセスは、以下のステップを含む。すなわち、ケーシングを挿入するステップと、金型を閉じるステップと、プラスチックを射出するステップと、金型を開いて部品を離型するステップとである。いくつかの構成では、これらのステップはこの順序で達成されるが、他の構成では、順序を変更することができ、かつ/または追加のステップを含めることができる。こうした追加のステップは、上述したステップ内に挿入することができる。
少なくともいくつかの実施形態では、二又ヘッドギア100の左側120または右側130を成形するプロセスは、後述するように、「突破り」成形プロセスを含む。
1本の第1ケーシング220が、底部ストラップ150を形成するように構成されている、射出成形金型300の第2金型半体320の底部ストラップキャビティ324内に挿入される。同様に、1本の第2ケーシング220が、頂部ストラップ140を形成するように構成されている、頂部ストラップキャビティ322内に挿入される。ケーシング220は、ストラップキャビティ322、324内にぴったりと嵌まるような長さに切断することができる。コネクタインサート350は、第2ケーシング220の開放端部(すなわち、底部ストラップ前端部164)内部に配置され、コネクタインサート350は、コネクタインサートキャビティ370と位置合せされかつその中に挿入される。
ケーシング220が第2金型半体320内で位置合せされると、ストラップキャビティ322、324が完全に密閉されるように、射出成形金型300が閉じられる。そして、熱硬化性または熱成形プラスチックコア材料210が、スプルー390およびランナ380を介して成形キャビティストラップキャビティ322、324内に射出される。より具体的には、プラスチックコア材料210は、スプルー390を通して射出成形金型300内に射出される。概して、プラスチックコア材料210は、ストラップキャビティ322、324を充填するために抵抗の最も低い経路をたどる。プラスチックコア材料210は、ケーシング220の開放端部に達するまで、ランナ380を通って移動する。プラスチックコア材料210は、(コネクタインサート350を介して)頂部ストラップ中心端部144、底部ストラップ後端部154および底部ストラップ前端部164に入る。図6を参照すると、底部ストラップキャビティ324におけるケーシング220がプラスチックコア材料210で充填されると(すなわち、最初に一端において充填される頂部ストラップキャビティ322におけるケーシング220とは対照的に、両開放端部から充填されているため)、プラスチックコア材料210は、接合部170において底部ストラップ150のケーシング220の壁を突き破り、貫通し、押し進む。底部ストラップ150の壁を貫通するプラスチックコア材料210は、頂部ストラップ140のケーシング220の開放端部(すなわち、頂部ストラップ横方向端部142)に入り、頂部ストラップ140のケーシング220がプラスチックコア材料210で充填されるまで、頂部ストラップ140のケーシング220の反対側の端部に(すなわち、頂部ストラップ中心端部から)入るプラスチックコア材料210と一緒になる。ストラップ140、150のケーシング220が充填されると、プラスチックコア材料210に対して、硬化し、冷え、凝固する時間が与えられる。硬化すると、射出成形金型300は開かれ、部品が取り出される。したがって、頂部ストラップ140及び底部ストラップ150の継目のない均一なケーシング220とともに、頂部ストラップ140及び底部ストラップ150内に、単体のプラスチックコア材料210を形成することができる。すなわち、頂部ストラップ140および底部ストラップの単体プラスチックコア材料210は、底部ストラップ150のケーシング220を通して頂部ストラップ140内にプラスチックコア材料210を押し込むことによって形成することができる。言い換えれば、両ストラップが継目のない均一なケーシング220を有し、一方のストラップが継目のない隣接するストラップの中間部または非端部に取り付けられる場合、頂部ストラップ140及び底部ストラップ内に単体のプラスチックコア材料210を形成することは、突破り型内成形プロセスの有利な効果である。他の実施形態では、プラスチックコア材料210は、ケーシング220およびストラップキャビティがプラスチックコア材料210で充填される前に、ケーシング220を貫通し突き破る。これは、例えば、ケーシング220の支持されていない場所が射出点により近く、プラスチックコア材料210が低密度または低粘度であり、ケーシング220が低い糸密度を有し、かつ/または支持されていない部分が支持されている領域に対して大きい場合に、発生する可能性がある。
プラスチックコア材料210は、ストラップキャビティを充填するために抵抗が最も低い経路をたどるため、底部ストラップ150のケーシング220の壁を貫通しかつ突き破る。ケーシング220が、射出成形金型300の表面によって支持され、表面と当接し、または表面に対して押圧される場合、射出成形金型300内のキャビティが充填されるまで、射出されるプラスチックコア材料210は、より抵抗の低い方向に流れる。図5を参照すると、底部ストラップキャビティ324がプラスチックコア材料210でいっぱいになると、底部ストラップ150のケーシング220は、底部ストラップキャビティ324の表面によって支持されず、表面に当接せず、または表面に対して押圧されないため、流れの最も抵抗の低い方向は頂部ストラップキャビティ322内になる。ケーシング220が射出成形金型300の表面に対して押圧されない(すなわち、支持されない)場合、射出されるプラスチックコア材料210は、ケーシング220を貫通することによってキャビティを充填する。ケーシング220の貫通は、プラスチックコア材料210がケーシング220を通って流れることによって発生することができる。すなわち、射出されるプラスチックコア材料220の圧力の下にあるとき(すなわち、支持されていないとき)、ケーシング220の糸は、変位しているかまたは弾性変形している(すなわち、ケーシング220の材料による)。その結果、プラスチックコア材料220は、ケーシング220の変位したまたは弾性変形した糸の間に生成された間隙を通って流れかつ押し通る。いくつかの構成では、ケーシング220内のプラスチックコア材料220の圧力により、ケーシング220の糸がケーシング220の支持されていない部分において裂けるかまたは破断する可能性がある。ケーシング220の裂けまたは破断により、ケーシング220内に穴が形成される可能性があり、そこを通して、プラスチックコア材料210は隣接するストラップ内に流れかつ押し入るように貫通し突き破ることができる。
ケーシング220を通るプラスチックコア材料210の突破りまたは貫通は、射出成形パラメータとケーシング220のテキスタイル特性とによって決まる可能性がある。射出成形パラメータに関して、突破りまたは貫通が発生するか否かは、圧力、射出速度、射出点の場所および射出経路の長さ、支持されていない領域の場所、および支持されている領域に対する支持されていない領域の相対的なサイズ、ならびに射出されるプラスチックコア材料210の材料特性によって決まる可能性がある。ケーシング220のテキスタイル特性に関して、貫通が発生するか否かは、ケーシング220の打込み本数、糸のサイズ、弾性、糸密度、デニール、糸強度等によって決まる可能性がある。ケーシング220を通る突破りまたは貫通は、相対的に高い圧力で発生する可能性がある。少なくともいくつかの実施形態では、弾性のみでは、貫通に影響を与える場合もあれば与えない場合もある。非限定的な例として、高い打ち込み本数と結合された高弾性ケーシングは、成形金型300によって支持されていないとき変形/伸長する可能性がある(すなわち、貫通を可能にするのとは対照的である)。しかしながら、ケーシング220が伸長する際、糸の間の間隙または空間が、プラスチックコア材料がケーシング220を貫通するための経路を提供するように形成し始める。したがって、射出成形パラメータおよびテキスタイル特性は、突破り型内成形プロセスを用いて、二又ヘッドギア100の所望の特性および二又ヘッドギア100の製造可能性に従って変更することができる。
代替構成
図8Aは、射出成形金型400の第2金型半体を示し、この第2金型半体は、図8Bに示す接合構成で複数のストラップ410、412、414を結合する代替的な型内成形ストラップキャビティ構成を有する。比較のために、図8Bは、図1A~図7における接合部170と同様のT字型接合部420を示す。図8Bはまた、X字型接合部422の形態の代替的な形状の接合部も示す。上述しかつ図8Bに示すように、T字型接合部420は、ストラップ410のケーシングの開放端部をストラップ412のケーシングの縁と接触するように(すなわち、ストラップキャビティに対応する構成を与える成形金型により)位置決めすることによって形成される。対照的に、X字型接合部422は、ストラップ410、414のケーシングの非開放端部をオーバーラップさせることによって形成される。言い換えれば、ストラップ410、414は、それらの開放端部の間の位置で当接し、X字型接合部422を形成するように、オーバーラップする向きで位置決めされる。代替実施形態では、ストラップのうちの一方414は2つのストラップ部から形成され、それらは、ストラップ部の各々のそれぞれの端部を他方のストラップ410に接合してX字型接合部を形成することにより、他方のストラップ410に接合される。これらの実施形態では、射出成形金型400は、ストラップ410、414を支持する対応する形状のストラップキャビティを含む。図8Aおよび図8Bは、スプルー430、ランナ432および射出点434の位置決めを示し、射出点434を通して、プラスチックコア材料424は射出成形金型400内に射出されてストラップ410、412、414を充填する。射出点434は、ストラップ410の一方の開放端部に、かつストラップ410の対向する開放端部に(すなわち、ストラップ412を通る射出点434を介して)有効に位置決めされる。図示する構成では、ストラップ414の開放端部は、X字型接合部422を通る以外は射出点430に流体的に接続されていない。プラスチックコア材料424は、射出成形金型400内に射出されるとき、ストラップ410の開放端部に入り、X字型接合部422に向かって移動する。ストラップのうちの一方414が、他方のストラップ410に接合された2つのストラップ部から形成される実施形態では、ストラップ414が充填を開始すると、プラスチックコア材料424は、抵抗が最も低い経路をたどり、ストラップ410のケーシングの縁を貫通し、その後、ストラップ414のケーシングの開放端部を通って貫通する。すなわち、ストラップ414のストラップキャビティは、空であり、それにより、プラスチックコア材料424が流れる最も抵抗の低い経路を提供する。したがって、ストラップ414のケーシングは、X字型接合部422を通ってストラップ414に入るプラスチックコア材料424で充填される。当業者であれば、上述した構成が、X字型接合部422を形成するときにストラップのうちの一方の開放端部に位置する接合点に限定されないことが理解されるはずである。いくつかの構成では、X字型接合部422は、両ストラップがそれらの端部に少なくとも1つの射出点を有するように形成することができる。
図示するように、T字型接合部420およびX字型接合部422を組み合わせて使用して、複数のストラップを有する種々のヘッドギア形状および構造を形成することができる。単一の射出成形ステップで、複数のストラップ接合部/継手を形成することができる。こうしたストラップ構成は、一般に、鼻マスクおよびフルフェイスマスクとともに使用される4点ヘッドギア構造で利用することができる。
図9Aは、ストラップ520を有し、それらストラップ520が、ストラップ520の間に配置された一体的に形成された連結部材530によって互いに接合されている、代替的な型内成形ストラップ構成を示す。連結部材530は、プラスチックコア材料510がストラップ520のケーシングの壁を突き破って成形金型の別の領域に入ることによって形成される。すなわち、射出成形金型(図示せず)は、ストラップ520用のストラップキャビティを流体的に接続する連結部材530に対応するキャビティを有することができる。したがって、溶融プラスチックコア材料510は、射出成形金型内に射出されるとき、射出点540においてストラップ520のケーシングに入る。ストラップ520が充填を開始すると、プラスチックコア材料510は、抵抗が最も低い経路をたどり、ケーシングの壁を(すなわち、連結部材530に対応するキャビティに隣接するケーシングの支持されていない部分において)貫通し、それにより、プラスチックコア材料は、連結部材530に対応するキャビティに入りかつそれを充填する。いくつかの構成では、プラスチックコア材料510は、連結部材530が伸長することができるようにエラストマーであり得る。さらに、こうした実施形態では、ケーシングは、プラスチックコア材料510の引伸ばしに抵抗することができる。
図9Bは、ストラップ520を有し、それらストラップ520が、ストラップ520の間に配置された一体的に形成されたウェブ部532によって互いに接合さている、代替的な型内成形ストラップ構成を示す。図9Aの連結部材530と同様に、射出成形金型(図示せず)は、ストラップ520用のストラップキャビティを流体的に接続するウェブ部532に対応するキャビティを有することができる。ウェブ部532に対応するキャビティは、ストラップ520用のストラップキャビティの深さより浅い深さを有することができる。したがって、溶融プラスチックコア材料510は、射出成形金型内に射出されると、接合点540においてストラップ520のケーシングに入る。ストラップ520が充填を開始すると、プラスチックコア材料は、抵抗が最も低い経路をたどり、ケーシングの壁を(すなわち、ウェブ部532に対応するキャビティに隣接するケーシングの支持されていない部分において)貫通し、それにより、プラスチックコア材料は、ウェブ部532に対応するキャビティに入りかつそれを充填する。いくつかの構成では、プラスチックコア材料510は、ウェブ部532が伸長することができるようにエラストマーであり得る。さらに、こうした実施形態では、ケーシングは、プラスチックコア材料510の引伸ばしに抵抗することができる。
図10Aは、フィレット状ストラップ622を隣接するストラップ624またはヘッドギア部に接続するフィレット状接合部620を有する、代替的な型内成形ストラップ構成を示す。フィレット状ストラップ622のテキスタイルケーシングは、隣接するストラップ624またはヘッドギア部とのフィレット状接合部620に向かって半径方向外向きに、拡張し、広がり、かつ湾曲して、ストラップ622、624間の平滑な遷移を提供する、幅を有する。言い換えれば、フィレット状ストラップ622のテキスタイルケーシングの幅または直径は、フィレット状ストラップ622の長さに沿って、隣接するストラップ624と当接している端部に向かって増大する。したがって、フィレット状接合部620は、隣接するストラップ624のテキスタイルケーシングとのより広い接続面積を提供し、それにより、非フィレット状接合部に対して増大した強度および審美的な魅力を提供することができる。図10Bは、フィレット状接合部620を形成する射出成形金型610を示す。図示するように、射出成形金型610は、フィレット状ストラップ622のテキスタイルケーシングの形状に対応する形状を有する、フィレット状ストラップキャビティ612を有する。図示する実施形態では、フィレット状ストラップ622のテキスタイルケーシングは、2層のマイクロファイバから事前に形成され、それらの層は、互いに縫合され裏返しにされて、開放端部において外向きに湾曲するチューブを形成する。隣接するストラップ624は、上述した実施形態と同様のケーシングを有する。さらに、隣接するストラップ624は、対応する形状のストラップキャビティ614内でフィレット状ストラップ622の開放端部と当接して位置決めされる。したがって、プラスチックコア材料630は、フィレット状ストラップ622および/または隣接するストラップ624の開放端部内に射出される。プラスチックコア材料630は、フィレット状接合部620において隣接するストラップ624のケーシングの壁を貫通し、それにより、プラスチックコア材料630は、フィレット状ストラップ622および隣接するストラップ624内に一体的に形成される。図示するように、フィレット状ストラップ622のテキスタイルケーシングは、別の型内成形ストラップ部(すなわち、図10Bに示すように、ストラップ624のケーシング)に当接するか、または、図10Aに示すように、覆われていないプラスチックコア材料630に当接することができる。いくつかの構成では、フィレット状ストラップ622のケーシングは、フィレット状端部を含むような形状になるように織られる1枚の織チューブとして作製することができる。
図11A~図11Eは、ストラップに刻み込まれている成形テクスチャを有する型内成形ストラップ構成を示す。図11A~図11Cは、ストラップ710であって、その長さに沿って列で配置された複数の正方形ダイヤモンド形くぼみ730を有するストラップ720を示す。図11Bの線11C-11Cに沿った断面である図11Cに示すように、くぼみ730は、ストラップ720の両側に形成され、ストラップ720内の薄い領域732を形成するように位置合せされる。薄い領域732は、プラスチックコア710にある程度の弾力性または伸縮性を提供することができる。こうした可撓性は、閉ループヘッドギアが患者の頭部の上で引っ張られるかまたは半剛性ヘッドギアの患者の知覚を改善することができるという点で有益であり得る。さらに、ストラップ720の凹凸仕上げは、ヘッドギアの審美的外観、およびストラップ720の触覚的魅力もまた改善することができる。すなわち、ストラップ720は、より剛性が低くかつより快適に見える可能性がある。図示しないいくつかの実施形態では、くぼみ730は、ケーシング712の層の間にプラスチックコア材料710のない遮断領域を形成することができる。遮断領域により、ストラップ720の通気性を向上させることができ、それにより使用者の快適さが向上する。図11Dおよび図11Eは、ハニカム状配置でストラップ720の長さに沿って間隔を空けて配置されている複数の六角形状くぼみ730を示す。くぼみ730は、ダイヤモンド形または六角形の形状に限定されず、種々の形状、サイズ、ストラップ上の位置、幾何学的形態、形状の組合せ等を含むことができることが理解されるべきである。図11Dおよび図11Eにおいて、プラスチックコアおよびハニカムパターンは、ストラップ720のケーシングの縁までは延在していない。これは、使用者の快適さを向上させる柔らかい縁を提供する。
くぼみ730は、ストラップの柔らかい縁の形成と同様に突破り型内成形プロセス中に形成される。すなわち、ストラップ720用のストラップキャビティは、第1金型半体および第2金型半体に一連の突起を含むことができる。突起は、ストラップキャビティ内に突出し、くぼみ730に対応する形状を有する。プラスチックコア材料がストラップ720内に射出されると、突起は、くぼみの形状をプラスチックコア材料に成形する。
図12A~図13Dは、結合されたストラップの間の接合部における結合強度を増大させる取付部材を有する、二又ヘッドギア1100用の型内成形ストラップ構成を示す。図1A~図7に示す二又ヘッドギア100と同様に、図12A~図13Dの二又ヘッドギア1100は、頂部ストラップ1140および底部ストラップ1150を備える。同様に、頂部ストラップ1140の開放端部が底部ストラップ1150の非開放端部に結合される。図1A~図7の底部ストラップ150とは対照的に、底部ストラップ1150は、底部ストラップ1150のケーシングの壁から外向きに突出する取付部材1156を含む。より詳細に後述するように、頂部ストラップ1140は、取付部材1156の上にオーバーモールドされて、頂部ストラップ1140と底部ストラップ1150との間に永久接続を形成する。
二又ヘッドギア1100は、2ステップ型内成形プロセスによって形成される。すなわち、底部ストラップ1150および取付部材1156が、突破り型内成形プロセスを用いて型内成形され、その後、頂部ストラップ1140が、取付部材1156および底部ストラップ1150上に型内成形される。図12Aおよび図12Bは、二又ヘッドギア1100を形成する突破り型内成形プロセスの第1ステップを示す。図示するように、底部ストラップ1150および取付部材1156は、底部ストラップ1150のケーシング1220を第1成形金型1320の底部ストラップキャビティ1324内に配置することによって形成される。取付部材1156は、上述した貫通および突破り技法と同様に、底部ストラップ1150のケーシング1220の壁を貫通するかまたは突き破ったプラスチックコア材料1210によって形成される。簡潔のために、冗長な考察は排除する。図13Aおよび図13Dは、二又ヘッドギア1100を形成する型内成形プロセスの第2ステップを示す。図示するように、完全に形成された底部ストラップ1150は、第2成形金型1322の底部ストラップキャビティ1326内に位置決めされる。頂部ストラップ1140用のケーシング1220が、第2成形金型1322の頂部ストラップキャビティ1328内に位置決めされる。頂部ストラップ1140の開放端部が、底部ストラップ1150の取付部材1156の上に位置決めされる。すなわち、頂部ストラップ1140用のケーシング1220は、取付部材1156の上に重なりかつ/または取付部材1156を包囲しているように、第2成形金型1322内に配置される。頂部ストラップ1140用のケーシング1220の開放端部は、底部ストラップ1150の柔らかい縁1222に当接する。頂部ストラップ1140用のケーシング1220は、第2成形金型1322における射出点1390を介して第2成形工具1322に入るプラスチックコア材料1210で充填される。射出中、頂部ストラップ1140用のケーシング1220内のプラスチックコア材料1210は、取付部材1156の上にかつ/または周囲にオーバーモールドして、頂部ストラップ1140と底部ストラップ1150との間に永久接続を形成する。さらに、化学的かつ/または機械的接続が、頂部ストラップ1140と底部ストラップ1150との間の接合部1170において取付部材1156とプラスチックコア材料との間に形成される。取付部材1156は、頂部ストラップ1140用のケーシング1220内のプラスチックコア材料1210が通過する、部分噛合い開口部1157(図13Aおよび図13B)または噛合い開口部1158(図13Cおよび図13D)を提供する、機械的噛合い構造を含むことができる。機械的噛合いにより、頂部ストラップ1140を化学的にまたは機械的に結合することができる接合部1170における底部ストラップ1150の表面積の量を増大させることができる。さらに、噛合い開口部1157、1158を通過するプラスチックコア材料1210は、頂部ストラップ1140および底部ストラップ1150のプラスチックコア材料1210の間の噛み合う機械的接続を提供することができる。いくつかの構成では、型内成形プロセスを用いて、頂部ストラップ1140を形成して底部ストラップ1150に取り付けることができる。すなわち、別のストラップ形成技法を用いて、底部ストラップ1150および取付部材1156を形成することができ、その後、型内成形プロセスを用いて、取付部材1156の上に頂部ストラップ1140をオーバーモールドすることができる。
図14A~図14Dは、端部が封止されたストラップケーシングを有する二又ヘッドギア1400用の代替的なストラップ構成を示す。二又ヘッドギア1400は、図1A~図7の頂部ストラップ140および底部ストラップ150を備える二又ヘッドギア100と同様に配置された頂部ストラップ1402および底部ストラップ1404を有する。さらに、頂部ストラップ1402および底部ストラップ1404は、接合部170における頂部ストラップ140および底部ストラップ150と同様に、突破り型内成形プロセスを用いて接合部1470において接合される。
図14Aは、封止された開放端部1430を有する頂部ストラップ1402用のケーシング1410を示す。封止された開放端部1430は、ホットナイフによりケーシング1410の端部を切断することより形成される。ケーシングが合成繊維から形成される場合、ホットナイフによるケーシング1410の切断により、ケーシング1410の縁が溶融し、それにより、ケーシング1410がある長さに切断された後に本来は露出しかつ/またはほつれる個々の糸/ヤーンの余った端部が封止されるかまたは互いに接合される。その結果、封止された開放端部1430が底部ストラップ1404と接合されるとき、接合部1430には余ったまたはほつれた個々の糸/ヤーンはなく、接合部1470および二又ヘッドギア1400の審美性が向上する。さらに、封止された開放端部1430により、プラスチックコア材料1420が突破り型内成形プロセス中にケーシングの壁を貫通した後、接合部1470の周囲のケーシング1410の外側に形成される余分な咬み出しを低減させることができる。すなわち、封止された開放端部1430は、底部ストラップ1402のケーシング1410と接触する実質的に封止された縁または表面(すなわち、ケーシング1410のほつれた開放端部に対する)を提供し、それにより、プラスチックコア材料1420が封止された開放端部1430において頂部ストラップ1402のケーシング1410を通って漏れるのが防止される。図14Cは、頂部ストラップ1420の封止された開放端部1430と底部ストラップ1404のケーシング1412の縁との間に形成された接合部1470を示す。図14Dは、図14Cの線14D-14Dに沿った頂部ストラップ1402および底部ストラップ1404の断面を示す。頂部ストラップ1400および底部ストラップ1402は、上で考察した突破り型内成形技法を用いて互いに結合される。代替構成では、射出成形の前に、頂部ストラップ1402の端部を封止するように頂部ストラップ1402の開放端部をオーバーモールドすることができる。
別の実施形態では、ヒートシーラー内にケーシングを配置することにより、封止された開放端部を形成することができ、ケーシングの外側部分は、封止され/溶融するが、ヒートシーラーによって切断されない。そして、ケーシングは、封止領域の中間部分において(すなわち、封止領域が冷却された後)切断されて、開放端部をもたらす。ケーシングの内壁は、合せて封止も融合もされないが、個々のヤーンはケーシングの外側(すなわち、外壁)で融合され、したがって、個々のヤーンの余った糸を固定し、それにより、清潔な審美性が提供され、プラスチックコア材料が封止された開放端部においてケーシングを通って漏れるのが防止または阻止される。
図15A~図15Dは、底部ストラップ1502内のプラスチックコア材料1510内に係留されるコア端部1512を有するフィラメントコア1550を有する二又ヘッドギア1500を示す。フィラメントコア1550は、参照により本明細書に援用される米国特許出願第14/856,193号明細書に開示されているような変形ロック機構とともに使用することができる。フィラメントコア1550および変形ロック機構は、使用者の顔面に対してマスクインタフェースを緩めるかまたは締め付けるようにヘッドギアの底部ストラップの長さおよび張力を調整する長さ調整機構を提供する。たとえば、いくつかの構成では、ロック機構がフィラメントコアと係合して、底部ストラップの有効長を調整することができる。
二又ヘッドギア1500は、図1A~図7の頂部ストラップ140および底部ストラップ150を備えた二又ヘッドギア100と同様に構成される、頂部ストラップ1502および底部ストラップ1504を有する。さらに、頂部ストラップ1502および底部ストラップ1504は、接合部170における頂部ストラップ140および底部ストラップ150と同様に、突破り型内成形プロセスを用いて、接合部1570において接合される。
図15Aに図示するように、頂部ストラップ1502は接合部1570において底部ストラップ1504に結合される。頂部ストラップ1502および底部ストラップ1504は、上で考察した突破り型内成形技法を用いて頂部ストラップ1502および底部ストラップ1504のケーシング1520内に一体的に形成される、成形されたプラスチックコア材料1510を介して結合される。同様に、頂部ストラップ1502および底部ストラップ1504は、柔らかい縁1522を有する。図示するように、フィラメントコア1550のフィラメントアンカ部1552は、プラスチックコア材料1510のコア端部1512内に配置される。フィラメントコア1550は、接合部1570の前方(すなわち、使用者の耳の前方)の位置でコア端部1512内に固定されかつその中に係留される。いくつかの構成では、フィラメントコア1550は、突破り型内成形プロセス中にプラスチックコア材料1510に結合される。フィラメントコア1550は、底部ストラップ1504のケーシング1520によって包囲されるが、ケーシング1520には取り付けられない。すなわち、ケーシング1520のコア端部1512と開放端部1524との間で、フィラメントコア1550はケーシング1520に取り付けられない。したがって、ケーシング1520は、有効に伸長不能であるフィラメントコア155の上で独立して移動することができる。さらに、突破り型内成形技法を用いて形成される先の実施形態と同様に、プラスチックコア材料1510は、頂部ストラップ1502および底部ストラップ1504のケーシング1520に結合される。
図15Bに図示するように、底部ストラップ1504は、フィラメントコア1550の一部を覆い、包囲しかつ隠すために底部ストラップ1504のケーシング1520の方が長いという点で、図1A~図7の底部ストラップ150とさらに異なる。フィラメントコア1550を隠すことにより、ヘッドギアの審美的外観を向上させることができる。図15Bおよび図15Cに図示するように、フィラメントコア1550は、底部ストラップ1504のコア端部1512から前方に延在し、底部ストラップ1504のケーシング1520の引き伸ばされたまたは伸長した長さより大きい長さを有する。図15Bは、底部ストラップ1504のケーシング1520の引き伸ばされていない長さを示す。図15Cは、フィラメントコア1550の一部が依然としてケーシング1520の最大長さをさらに越えて伸長する間に、最大長まで引き伸ばされた底部ストラップ1504のケーシング1520を示す。したがって、底部ストラップ1504のケーシング1520は、フィラメントコア1550とロック機構(図示せず)との間の広範囲の位置を通してフィラメントコア1550を隠すように構成されている。ケーシング1520の引き伸ばされる長さおよび引き伸ばされていない長さは、ヘッドギアのサイズおよび所望の調整可能性の範囲にしたがって変更することができる。
図15Dは、引き伸ばされた状態にある底部ストラップ1504のケーシング1520の拡大図を示す。好ましい実施形態では、第2ストラップ1504のケーシング1520は編み組まれており、直線状の弾性要素が組み込まれている非弾性ヤーンを備える。ケーシング1520は、フィラメントコア1550とは独立して伸長し後退することができる。図15Dに示すように、伸長するとき、底部ストラップ1504のケーシング1520は、コア端部1512からの狭窄領域1526によって示すように、引き伸ばされるときにくびれて狭くなるかまたは幅が狭くなり、ケーシング1520の個々のヤーンは整列し、したがって、編組部の伸長長さが制限される。フィラメントコア1550は、編組部の伸長長さより長い。編組部にいかなる力も加えられていないとき、ケーシング1520の直線状の弾性要素は編組部を後退させる。
図16Aは、ボタンおよび穴サイズ調整システム2200によって接続されている右側2120および左側2130の頂部ストラップ2140を有する二又ヘッドギア2000を示す。ボタンおよび穴サイズ調整システム2200は、野球帽で一般に使用されている「スナップフィット」ボタンおよび穴調整システムと同様であり得るが、二又ヘッドギア2000の一部として一体的に成形されている。サイズ調整システム2200は、左側2130の頂部ストラップ2140を通って延在する複数の穴2210(図16Aでは不可視)と、右側2120の頂部ストラップ2140の上面2222から突出している複数のボタン2220とを備える。右側2120および左側2130に対する複数の穴2210および複数のボタン2220の位置決めは、複数のボタン2220が左側2130の頂部ストラップ2140から延在し、複数の穴2210が右側2120の頂部ストラップ2140を通って延在するように、逆にすることができる。
図16Bは、ボタンおよび穴サイズ調整システム2200の拡大断面図である。すなわち、図16Bは、ボタン2220が穴2210を通って延在する状態を示す。具体的に考察しない特徴に関して、二又ヘッドギア2000は、本明細書に開示する他のヘッドギアと同じかまたは同様であり得る。すなわち、二又ヘッドギア2000は、図1A~図7の頂部ストラップ140および底部ストラップ150を備えた二又ヘッドギア100と同様に配置される頂部ストラップ2140および底部ストラップ2150を有する。さらに、頂部ストラップ2140および底部ストラップ2150は、接合部170における頂部ストラップ140および底部ストラップ150と同様に、突破り型内成形プロセスを用いて接合部2170において接合される。すなわち、頂部ストラップ2140および底部ストラップ2150は、単体プラスチックコア材料2190で充填されたケーシング2180から形成される。
図16C~図16Dは、穴サイズ調整システム2200のボタン2220を形成するように構成された開/閉射出成形金型2300を示す。簡単のために、図16Cは、単一ボタン2220を形成する射出成形金型2300の第1金型半体2310および第2金型半体2320の一部を示す。成形金型2300の構成および複数のボタン2220を形成するプロセスは、単一のボタン2220を形成するプロセスと実質的に同様である。さらに、第1金型半体2310および第2金型半体2320は、図1A~図7の第1金型半体310および第2金型半体320と同様であり、頂部ストラップおよび底部ストラップ内でプラスチックコア材料を突破り型内成形するためのストラップキャビティを含む。言い換えれば、穴サイズ調整システム2200の複数のボタン2220は、プラスチックコア材料2190を頂部ストラップ2140および底部ストラップ2150内に射出する突破り型内成形プロセス中に(すなわち、単一の射出成形プロセスにおいて)形成することができる。
図16Cは、頂部ストラップ2140の上面2222から突出している完全に形成されたボタン2220を示す。第1金型半体2310および第2金型半体2320は、それぞれストラップキャビティ2312、2322を有し、その中で、頂部ストラップ2140のケーシング2180が受け入れられ、プラスチックコア材料2190で射出される。第1金型半体2310はまた、図示する実施形態では円筒状である、ボタン2220に対応する形状を有するストラップキャビティ2312、2322に流体的に接続されたボタンキャビティ2314も含む。ボタン2220と対応するボタンキャビティ2314とは、円筒状の形状に限定されない。当業者であれば、ストラップの任意の面に代替的な特徴(たとえば、隆起したグリップ、ロゴ、コネクタ部等)を形成するために、複数のボタン2220を形成する技法を使用することができることもまた理解されるはずである。
図16Dは、ボタン2220を形成するプロセス中の第1金型半体2310および第2金型半体2320の図16Cの線16D-16Dに沿った断面を示す。ステップ1に図示するように、ケーシング2180は、ストラップキャビティ2312、2322内に位置決めされる。ケーシング2180の一部は、第1金型半体2310によって支持されておらず、そこでは、ボタンキャビティ2314はストラップキャビティ2312と接続されている。ステップ2および3に図示するように、ストラップキャビティ2312、2322がプラスチックコア材料2190で充填される際、ケーシング2180は、プラスチックコア材料2190によりボタンキャビティ2314内に押し込まれる。ステップ4に図示するように、ケーシング2180がプラスチックコア材料2190を収容する限界に達すると、プラスチックコア材料2190は、充填するキャビティ(すなわち、ボタンキャビティ2314)が残っているため、ケーシング2180を突き破る。すなわち、ケーシング2180が(たとえば、図示する実施形態ではボタンキャビティ2314により)支持されていない領域内で、ケーシング2180がプラスチックコア2190で充填されるとき、プラスチックコア材料2190は、ケーシング2180を貫通して突き破り、ボタンキャビティ2314を充填する。上述した突破り型内成形プロセスと同様に、ケーシング2180の糸は、射出されたプラスチックコア材料2190の圧力の下にあるとき、変位するかまたは弾性変形する可能性がある。糸の変位または弾性変形により、糸の間に間隙を形成することができ、そこを通って、射出されるプラスチックコア材料2190がボタンキャビティ2314内に流れ込むことができる。いくつかの構成では、ケーシング2180の糸は、ケーシング2180を通して穴が形成されるように裂けることができ、その穴を通して、射出されるプラスチックコア材料2190がボタンキャビティ2314内に流れ込むことができる。
他の実施形態では、プラスチックコア材料2190は、ケーシング2180およびストラップキャビティ2312、2322がプラスチックコア材料2190で充填される前に、ケーシング2180を貫通して突き破る。これは、たとえば、ケーシング2180の支持されていない場所が射出点により近く、プラスチックコア材料2190が低密度または低粘性であり、ケーシング2180が低糸密度を有し、かつ/または支持されている領域に対して支持されていない部分が大きい場合に、発生する可能性がある。
図17は、突破り型内成形プロセスによって形成された調整および有用性機構を備えた調整可能ストラップ構成を示す。この構成は、第1ストラップ3110および第2ストラップ3120を含む。第1ストラップ3110は、第2ストラップ3120を受け入れるように構成されている突破り端部ループ3130を含む。第2ストラップ3120は、端部ループ3130内で受け入れられ折り返され、第2ストラップ3120の自由端を取外し可能に締結するために、締結機構が設けられている。第2ストラップ3120は、突破り端部またはグリップタブ3140を含む。少なくとも1つの実施形態では、第2ストラップ3120は、内面3122および外面3124を含み、各々、異なる視覚的または触覚的構成である。第2ストラップ3120が折り返されて締結されると、第2ストラップ3120の端部ループ3130を越えて送られるストラップの部分の内面3122が露出する。これにより、調整された長さの視覚的かつ/または触覚的表示が提供される。
図18は、本明細書に記載する型内かつ/または突破りプロセスに従って形成されたヘッドギア3200の非限定的な例示的実施形態を示す。ヘッドギア3200は、下部ストラップ3210、中部ストラップ3220、および垂直または頂部ストラップ(以下、「垂直ストラップ」と呼ぶ)3230を備える。下部ストラップ3210は、患者インタフェース(図示せず)から使用者の耳の下方に、使用者の頭部の後部の周囲に、使用者の他方の耳の下方に、患者インタフェースまで延在する。中部ストラップ3220は、患者インタフェースから、患者の耳の上方に、ヘッドギア3200の後部の周囲に、使用者の他方の耳の上方に、患者インタフェースまで延在する。垂直ストラップ3230は、使用者の耳の前方の箇所において下部ストラップ3210から上方に、使用者の頭部の頂部の上にわたり、使用者の他方の耳の前方の下部ストラップ3210の箇所まで延在する。
図18に図示する実施形態では、下部ストラップ3210は、連続ケーシングを有する連続ストラップである。言い換えれば、下部ストラップ3210のケーシングは、型内かつ/または突破りプロセスの前は、途切れていない。型内突破りプロセスの後、下部ストラップ3210から突破り接合部が形成される。連続ケーシングまたはストラップは、射出材料が露出されるのを可能にする事前形成された開口部を含むことができる、ということが留意されるべきである。
図18に図示するように、垂直ストラップ3230は、連続したまたは途切れていないケーシングから形成されるため、連続ストラップである。型内成形突破りプロセスの後、垂直ストラップ3230のケーシングの端部3232は、突破り接合部によって下部ストラップ3210に接合され型内成形される。
中部ストラップ3220はセグメント化されたストラップである。言い換えれば、中部ストラップ3220は、複数のまたはセグメント化されたケーシングから形成されている。セグメント化ケーシングは、型内突破りプロセス中に他のストラップに接合される。図18に図示実施形態では、中部ストラップ3220は前部ケーシング3222から構成され、それらは各々、下部ストラップ3210からかつ使用者の耳の上方に垂直に間隔をあけて配置された、突破り接合部において、垂直または頂部ストラップ3230に接合されている。中部ストラップ3220は、後部ケーシング3224をさらに含み、その端部は、型内突破りプロセス中に垂直または頂部ストラップ3230に、同様に使用者の耳の上方で接合されている。
ここで、本明細書は、図19~図42に図示する非限定的な例示的な実施形態に焦点を当てる。簡単のために、本記載は、それぞれの図に導入されている追加の特徴に焦点を当てる。したがって、先に記載した特徴または構成は、毎回含まれていない可能性がある。さらに、以下の非限定的な例示的な実施形態における特徴は、先に記載した非限定的な例示的な実施形態のうちの任意のものと、それらを結合することができる程度まで結合することができる。
図19は、型内および/または突破りプロセスを用いて形成されたヘッドギア4100を示す。ヘッドギア4100は、連続下部ストラップ4110と連続中部ストラップ4120とを含む。垂直ストラップ4130が、突破り継手により、中部ストラップ4120の頂点4124から、使用者の耳の上方に形成されている。耳の前方に、突破り接合部によって形成された、下部ストラップ4110と中部ストラップ4120との間の接合ストラップ4140がある。下部ストラップ4110の後部4112および中部ストラップ4120の後部4122は近づいている。突破りウェブ部4150が、下部ストラップ4110の後部4112と中部ストラップ4120の後部4122とを接合する。いくつかの構成では、垂直ストラップ4130および突破りウェブ部4150は、単体であり一体的に形成され得る。
図20は、型内および/または突破りプロセスを用いて形成された別のヘッドギア4200を示す。ヘッドギア4200は、連続下部ストラップ4210と、結合された、連続中部および垂直ストラップ4220とを含む。耳ループ4230が設けられ、使用者の耳を包囲する。下部ストラップ4210は、耳ループ4230の下部4232に沿って耳ループ4230に取り付けられている。連続中部および垂直ストラップ4220は、耳ループ4230の上部4234に沿って取り付けられている。図21は、図18に図示するヘッドギア3200と同様であるが、下部ストラップ4310の後部4312と中部ストラップ4320の後部4322とを接合するウェブ部4350を備える、ヘッドギア4300を示す。
図22は、連続下部ストラップ4410を含むヘッドギア4400を示し、下部ヘッドギア4410は、使用者の耳の下方に延在し、垂直方向上方に、使用者の耳の後方に、使用者の耳の上方を前方に延在して、耳ループの一部を形成する。連続垂直ストラップ4430が、耳の前方の箇所で下部ストラップ4410から延在し、垂直ストラップ4430は耳ループの残りの部分を形成している。中部ストラップ4420が、突破り接合部により垂直ストラップ4430に接合されている。下部ストラップ4410の下部後部4412が後部パネル4440によって接続されている。
図23は、図21に示すヘッドギア4300と同様であるが、下部ストラップ4510および中部ストラップ4520を接合するより小さいウェブ部4550を備える、ヘッドギア4500を示す。
図24は、連続下部ストラップ4610と組合せ連続中部および垂直ストラップ4620とを含むヘッドギア4600を示す。ヘッドギア4600は、組合せ連続上部後部ストラップおよび第2垂直ストラップ4630をさらに含む。ウェブ部4650が、第1垂直ストラップ4620と第2垂直ストラップ4630との間とともに、連続下部ストラップ4610の後部4612と上部後部ストラップ4630との間に延在している。ウェブ部4650はまた、耳を包囲する耳ループも形成する。すなわち、ウェブ部4650は穴を有し、その中に耳を配置することができる。
図25および図26は、閉ループ構造の形態の連続ケーシングから形成される下部ストラップ4710および中部ストラップ4720を有するヘッドギア4700の2つの例を示す。下部ストラップ4710および中部ストラップ4720は、耳ループ4770の一部を形成している。ウェブ部4740が、下部ストラップ4710と中部ストラップ4720との間に延在して、耳ループ4770の前部4772を形成している。垂直ストラップ4730は、右側耳ループ4760の上部4766と左側耳ループ4770の上部4776との間に延在するウェブ部によって形成されている。ヘッドギア4700の後部4780が、右側耳ループ4760の下部後部4764と左側耳ループ4770の下部後部4774との間に延在する後部ウェブ部4750によって形成されている。
図27および図28は、使用者の皮膚または頭髪と直接接触して、たとえば、使用者の顔面にまたは使用者の首の後部において、ヘッドギア4900の部分に取り付けられて提供されるキルト布地または材料4910を有するヘッドギア4900の2つの例を示す。羽毛布団と同様に、キルト布地は、手触りが柔らかく、クッション詰め物を提供し、それにより、使用者が寝る時にヘッドギア4900を装着したくなるように、ヘッドギア4900の快適さが向上する。キルト材料4910は、ヘッドギア4900の型内成形ストラップまたはウェブ部に縫合するかまたは溶着することができる。開示する構成は、キルト材料に限定されず、限定されないが、柔らかい、詰め物された、通気性の、吸湿性の、滑りにくい/粘着性の手触り等、種々の材料特性を有する布地およびテキスタイルを含むことができる。
図29は、Breath-o-prene等のフォーム-ライクララミネート材料から形成された垂直ストラップ5110およびネックストラップ5120を含むヘッドギア5100を示す。Breath-o-preneは、空気がストラップを通過するのを可能にし、快適さおよびコンプライアンスを向上させるように皮膚から汗を逃す。さらに、Breath-o-preneは、使用者の頭部に対する圧点を低減させるようにストラップに詰め物を提供する。垂直ストラップ5110は、第1ストラップ3110および第2ストラップ3120を備える。第1ストラップ3110は、第2ストラップ3120を受け入れるように構成されている突破り端部ループ3130を含む。第2ストラップ3120は、端部ループ3130内に受け入れられ、折り返され、第2ストラップ3120の自由端を取外し可能に締結するように、締結機構が設けられている。第2ストラップ3120は、突破り端部またはグリップタブ3140を含む。少なくとも1つの実施形態では、第2ストラップ3120は、内面3122および外面3124を含み、それらは各々、異なる視覚的または触覚的構成である。第2ストラップ3120が折り返されて締結されると、第2ストラップ3120の端部ループ3130を越えて送られるストラップの部分の内面3122が露出する。これにより、調整された長さの視覚的かつ/または触覚的表示が提供される。
図30は、垂直ストラップ5210およびネックストラップ5220の上に通気性の吸湿性材料5240を有するヘッドギア5200を示す。通気性の吸湿性材料5240は、使用者の皮膚または頭髪と接触する部分においてヘッドギア5200の通気性を向上させる、競技およびパフォーマンス用編物であり得る。通気性、吸湿性材料5240はまた、ヘッドギア5200に活動的かつ競技者のような概観も与えることができる。
図31は、閉ループ構造の形態の連続ケーシングから形成されている下部ストラップ5310および中部ストラップ5320を有するヘッドギア5300を示す。連続した下部ストラップ5310および中部ストラップ5320は、耳ループ5370の実質的な部分を形成している。連続した下部ストラップ5310および中部ストラップ5320は、耳の前方で耳ループ5370の残りの部分を形成する、耳の前方の突破り接合部5330によって接合されている。垂直ストラップ5340が、中部ストラップ5320の頂点5322に形成されており、突破り射出プロセスを介して露出したプラスチックから形成されている。同様に、ネックストラップ5350もまた、露出したプラスチックから形成することができる。別法として、垂直ストラップ5340およびネックストラップ5350は、テキスタイル外側ケーシングを有する型内成形ストラップから構成することができる。垂直ストラップ5340およびネックストラップ5350はまた、下部ストラップ5310および中部ストラップ5320との接続強度を向上させるように、下部ストラップ5310および中部ストラップ5320との接合部においてフィレット状であり得る。
図32は、閉スープ構造の形態の連続ケーシングから形成されている、底部下部ストラップ5410、中部ストラップ5420および前部垂直ストラップ5430を有するヘッドギア5400を示す。後部垂直ストラップ5440および頂部下部ストラップ5450もまた、連続ストラップであり、閉ループ構造を形成することができる。ウェブ部5460が、前部垂直ストラップ5430と後部垂直ストラップ5440との間とともに、頂部下部ストラップ5450と底部下部ストラップ5410との間に延在している。ウェブ部5460はまた、底部下部ストラップ5410の前部5412と中部ストラップ5420との間に延在している。ウェブ部5460はまた、耳を包囲する耳ループも形成している。すなわち、ウェブ部5460は穴を有し、その中に耳を配置することができる。
図33および図34は、閉ループ構造の形態の連続ケーシングから形成されている下部ストラップ5510および中部ストラップ5520を有するヘッドギア5500の2つの例を示す。耳ループ5570の上部5574が、中部ストラップ5520によって画定されている。耳ループ5570の下部5572が、下部ストラップ5510によって画定されている。ウェブ部5540が、連続した下部ストラップ5510および中部ストラップ5520の後部5512、5522の間に延在し、耳ループ5570の後部5578を画定する。連続垂直ストラップ5530は、耳の前方の部分で下部ストラップ5510から延在し、耳ループ5570の前方部分5576を形成している。中部ストラップ5520は垂直ストラップ5530の上に重なる。中部ストラップ5520が、突破り接合部またはアーク溶接により垂直ストラップ5530に接合されている。図34は、中部ストラップ5520および下部ストラップ5510を形成するために使用される材料とは異なる材料から形成されている外部ケーシングを有する垂直ストラップ5530を示す。
図35は、連続ケーシングを有する下部ストラップ5710および中部ストラップ5720を有するヘッドギア5700を示す。下部ストラップ5710は、使用者の耳の下方に延在し、垂直方向上向きに、使用者の耳の後方に、使用者の耳の上方を前方に延在して、耳ループ5770の一部を形成している。連続垂直ストラップ5730が、耳の前方の部分において下部ストラップ5710から延在し、耳ループ5770の残りの部分を形成している。中部ストラップ5720が、突破り接合部によって垂直ストラップ5730に接合されている。下部ストラップ5710の下部後部5712が、後部パネル5740によって接合されている。
図36は、閉ループ構造の形態の連続ケーシングから形成されている下部ストラップ5810および中部ストラップ5820を有するヘッドギア5800を示す。連続した下部ストラップ5810および中部ストラップ5820は、使用者の耳の下方に延在し、垂直方向上向きにかつ使用者の耳の周囲に延在して、耳ループ5870の底部5872、後部5874および頂部5876を形成し、使用者の耳の前方の部分から前方に続いて、中部ストラップ5820の一部を形成している。連続垂直ストラップ5830が、耳の前方の部分において下部ストラップ5810から延在し、垂直ストラップ5830は、耳ループ5870の前方部分5878を形成している。垂直ストラップ5830と実質的に平行な部分における中部ストラップ5820は、垂直ストラップ5830の上に重なり、突破り接合部により垂直ストラップ5830に接合されている。下部ストラップ5810の下部後部5812が、後部パネルまたはウェブ部5840によって接合されている。
図37および図38は、連続ケーシングから形成されている下部ストラップ5910および中部ストラップ5920を有するヘッドギア5900の2つの例を示す。垂直ストラップ5930が、耳の前方の部分において下部ストラップ5910から延在し、耳ループ5970の前方部5972および頂部5974を形成している。垂直ストラップ5930は、後方に延在し、使用者の耳の後方の位置において下部ストラップ5910に接続されている。いくつかの構成では、垂直ストラップ5930は、使用者の頭部の後部の周囲に延在する。下部ストラップ5910は、耳ループ5970の底部5976を形成している。中部ストラップ5920は、使用者の耳の前方の位置において垂直ストラップ5930に接続されている。ネックストラップ5940が、垂直ストラップ5930および下部ストラップ5910の両方に取り付けられ、使用者の頭部の後方で垂直ストラップ5930の一部の長さに沿って延在する。図37において、ネックストラップ5940は、通気性の、吸湿性材料から形成され、競技およびパフォーマンス用編物であり得る。垂直ストラップ5930は、テキスタイル材料で覆われるか、または露出したプラスチックコア材料であり得る。
図39は、連続ケーシングから形成されている下部ストラップ6110および中部ストラップ6120を有するヘッドギア6100の実施形態を示す。下部ストラップ6110および中部ストラップ6210は、使用者の耳の後方の位置で集まっている。突破り接合部6140が、使用者の耳の前方の位置で下部ストラップ6110および中部ストラップ6120を接続している。垂直ストラップ6130が、使用者の耳の上方で、中部ストラップ6120の頂点6122から突破り継手によって形成されている。垂直ストラップ6130は、テキスタイル材料で覆われるか、または露出したプラスチックコア材料であり得る。
図40は、連続ケーシングから形成される下部ストラップ6210、中部ストラップ6220および垂直ストラップ6230を有するヘッドギア6200の実施形態を示す。いくつかの非限定的な構成では、連続ストラップは、連続ケーシングを完全に編むか、またはテキスタイル材料の層を互いに接合することによって形成することができる。
図41は、下部ストラップ6310と、連続ケーシングから形成されている中部ストラップ6320および垂直ストラップ6330とを有するヘッドギア6300の実施形態を示す。連続ストラップは、使用者の耳の後方の下部ストラップ6310の端部との接合部において、使用者の耳の上方の位置における垂直ストラップ6330との接合部において、後部ストラップ6340に接続されている。ウェブ部6350が、使用者の耳の前方の位置で下部ストラップ6310および中部ストラップ6320を接合している。別法として、連続ストラップは、使用者の耳の前方の位置で下部ストラップ6310および中部ストラップ6320を接合することができる。ネックストラップ6360が、後部ストラップ6340および下部ストラップ6310の両方に取り付けられ、使用者の頭部の後方で後部ストラップ6340の一部の長さに沿って延在している。ネックストラップ6360は、通気性の、吸湿性材料から形成され、競技およびパフォーマンス用編物であり得る。
図42は、連続ケーシングから形成されている下部ストラップ6410および中部ストラップ6420を有するヘッドギア6400の実施形態を示す。いくつかの構成では、連続ストラップは閉ループ構造を形成する。下部ストラップ6410および中部ストラップ6420は、使用者の耳の後方の位置で交差している。下部ストラップ6410と中部ストラップ6420との間の開口部6450内に、通気性の吸湿性材料を配置することができる。下部ストラップ6410および中部ストラップ6420は、使用者の耳の前方の位置で型内成形ウェブ部またはストラップ6440によって接続されている。垂直ストラップ6430が、中部ストラップ6420の頂点6422から使用者の耳の上方の突破り継手によって形成されている。いくつかの構成では、垂直ストラップ6430の上に中部ストラップ6420が重なり、垂直ストラップ6430は、下部ストラップ6410に向かって延在して、下部ストラップ6410および中部ストラップ6420を接続している。
図43Aおよび図43Bは、患者インタフェース6500と使用することができるヘッドギア6510の実施形態の斜視図を示す。ヘッドギア6510は、中部ストラップ6512、下部ストラップ6511および垂直部材6513を含む。下部ストラップ6511は、使用者の耳の下方で患者インタフェース6500から延在し、垂直方向上向きに、使用者の耳の後方に、使用者の耳の上方で前方に延在して、耳ループ6517の一部を形成している。中部ストラップ6512は、使用者の耳の上でコネクタから延在して、耳ループ6517の上部を形成し、接合部において下部ストラップ6511と一緒になる。中部ストラップ6512は、接合部から使用者の頭部の上にわたって続く。垂直部材6513が、耳の前方の部分における下部ストラップ6511との接合部から、耳の前方の部分における中部ストラップ6512との接合部まで延在して、耳ループ6517の残りの部分を形成している。中部ストラップ6512は、使用者の頭部の上でのヘッドギア6510のフィット性を調整する調整機構を含むことができる。下部ストラップ6511は、調整機構を含むことができる。後部6515は調整機構を含むことができる。調整機構により、ヘッドギア6510が広範囲の頭部サイズに適合するように、ストラップの長さを調整することができる。
下部ストラップ6511および中部ストラップ6512は、型内成形プロセスを用いて製造され、使用者の皮膚と接触したときに、中部ストラップ6512および下部ストラップ6511が快適であるように、柔らかい手触りを有する材料から編むことができるケーシングを含む。同様に、ケーシングは、ヘッドギア6510が使用者の皮膚と接触したときに快適であるような厚さおよび層を有することができる。ケーシングの内部は、ヘッドギア6510に剛性を与えるようにプラスチック材料を含む。中部ストラップ6512および下部ストラップ6511は、突破り型内成形技法を用いてヘッドギア接合部6514において一体的に形成されている。垂直部材6513は、同じ突破り型内成形技法により、中部ストラップ6512および下部ストラップ6511とその接合部の各々において一体的に形成されている。
図示する実施形態では、中部ストラップ6512および下部ストラップ6511は、連続ケーシングを有する連続ストラップである。言い換えれば、ストラップのケーシングは、型内および/または突破りプロセスの前は、途切れていない。連続ケーシングまたはストラップは、射出された材料が露出されるのを可能にする事前に形成された開口部を含むことができる、ということが留意されるべきである。
ヘッドギア6510の後部6515は、使用者の頭部の後部の周りを通る。後部6515は、突破りプロセスで作製されたプラスチックウェブから形成することができる。別法として、後部6515は、ヘッドギア6510を多種多様の使用者の頭部輪郭に適合するように構成することができるように、弾性材料から形成することができる。適切な材料としては、Breath-o-prene、スペーサファブリックまたは他の伸縮性かつ高コンプライアンス布地を挙げることができる。縫合、RF溶着、超音波溶着、接着結合または他の任意の適切な機構を用いて、ヘッドギア6510に布を接続することができる。
以下の実施形態の説明は、簡単のために、それぞれの図に導入される追加の特徴に焦点を当てる。したがって、先に記載した特徴または構成は、毎回は含まれない可能性がある。
図44Aおよび図44Bは、患者インタフェース6500と使用することができるヘッドギア6520の実施形態の斜視図を示す。ヘッドギア6520は、下部ストラップ6521、中部ストラップ6522、および上部、垂直または頂部ストラップ6523を含む。下部ストラップ6521は、患者インタフェース6500から、使用者の耳の後方に、使用者の頭部の後部の周りを通り、使用者の他方の耳の下方に、患者インタフェース6500まで延在する。中部ストラップ6522は、患者インタフェース6500から、使用者の耳の上方に、使用者の頭部の後部の周りを通り、使用者の他方の耳の上方に、患者インタフェース6500まで延在する。垂直ストラップ6523は、使用者の耳の前方の箇所における下部ストラップ6521上の接合部から、中部ストラップ6522との接合部まで、使用者の頭部の頂部の上に、中部ストラップ6522の別の接合部まで、かつ使用者の他方の耳の前方の下部ストラップ6521の箇所まで延在する。図示する構成の接合部はすべて、突破り型内成形を用いて形成することができる。
ヘッドギア6520は、使用者の頭部の後部に後部ウェブ部6525を含む。後部ウェブ部6525は、突破り型内成形によって形成することができる。ウェブ部6525は、ヘッドギア6520と一体的に形成することができる。別法として、ウェブ部6525は、より可撓性のある材料(たとえば、Breath-o-prene)から製造し、任意の適切な手段(縫合、RF溶着、接着剤等)によって下部ストラップ6521および中部ストラップ6522に接続することができる。
図45Aおよび図45Bは、患者インタフェース6500と使用することができるヘッドギア6530の実施形態の斜視図を示す。ヘッドギア6530は、穴または空隙を含む後部ウェブ部6535を含む。これらの穴は、後部6535の可撓性および通気性を向上させるように作用する。ウェブ部6535は、突破りプロセスによって形成された型内成形プラスチックであり得るか、または、弾性布地(たとえば、Breath-o-prene、スペーサファブリック等)であり得る。
図46A~図46Cは、患者インタフェース6500と使用することができるヘッドギア6540の実施形態の斜視図を示す。ヘッドギア6540は、閉ループ構造の形態の連続ケーシングから形成されている下部ストラップ6541および中部ストラップ6542を含む。下部ストラップ6541および中部ストラップ6542は、耳ループの一部を形成している。垂直部材6544が、耳の前方の位置における下部ストラップ6541との接合部から、耳の前方の位置における頂部ストラップ6543との接合部まで延在して、耳ループの残りの部分を形成している。頂部ストラップ6543が、右側耳ループおよび左側耳ループの上部の間にわたっている。後部ストラップ6545が、右側耳ループおよび左側耳ループの後部の間にわたっている。少なくとも1つの実施形態では、頂部ストラップ6543および後部ストラップ6545のうちの少なくとも一方は、可撓性材料(たとえば、Breath-o-prene)から製造し、任意の適切な手段(縫合、RF溶着、接着剤等)により下部ストラップ6541および中部ストラップ6542に接続することができる。少なくとも1つの実施形態では、頂部ストラップ6543または後部ストラップ6545のいずれかは、突破り型内成形プロセスを用いて製造することができる。少なくとも1つの実施形態では、頂部ストラップ6543および後部ストラップ6545の両方を、突破り型内成形プロセスを用いて製造することができる。後部ストラップ6545は調整機構を含むことができる。
図47Aおよび図47Bは、患者インタフェース6500と使用することができるヘッドギア6550の実施形態の斜視図を示す。ヘッドギア6550は、閉ループ構造の形態の連続ケーシングから形成されている下部ストラップ6551および中部ストラップ6552を含む。下部ストラップ6551および中部ストラップ6552は、耳ループの一部を形成している。頂部ストラップ6553は、突破り型内成形プロセスによって形成され、右側耳ループの上部における接合部から左側耳ループの上部における接合部まで延在している。後部ストラップ第1部6555が、手触りの柔らかいキルト布地または材料から形成されている。ヘッドギア6550の後部ストラップ第2部6557が、右側耳ループおよび左側耳ループの下部後部の間に延在している後部ウェブ部によって形成されている。後部ストラップ第2部6557は、手触りの柔らかいキルト布地または材料から製造することができ、または、型内成形プロセスを用いてプラスチック材料から製造することができる。
図48Aおよび図48Bは、患者インタフェース6500と使用することができるヘッドギア6560の実施形態の斜視図を示す。ヘッドギア6560は、連続ケーシングから形成されている第1下部ストラップ6564を含む。第1下部ストラップ6564は、横方向に、使用者の右耳の下方に、使用者の頭部の後部を回って延在して、使用者の頭部の反対側の接合部において中部ストラップ6562と一緒になる。第1下部ストラップ6564および中部ストラップ6562が一緒になる接合部は、概して使用者の左耳の上方に位置する。ヘッドギア6560は、2つのケーシングの長さを含むセグメント化ストラップである第2下部ストラップ6566を含む。第2下部ストラップ6566は、横方向に、使用者の左耳の下方に、使用者の頭部の後部の周囲に回って延在し、後部接合部において第1下部ストラップ6564と交差している。第2下部ストラップ6566は、後部接合部から、使用者の右耳の概して上方に位置する中部ストラップ6562と一緒になる接合部まで続く。第1下部ストラップ6564および第2下部ストラップ6566のコアは、突破り型内成形を用いて一体的に形成されている。
中部ストラップ6562は、患者インタフェース6500から使用者の右耳の上に延在して、接合部において第2下部ストラップ6566と一緒になる。中部ストラップ6562は、接合部から使用者の頭部の上にわたって続き、他方の接合部において第1下部ストラップ6564と一緒になる。中部ストラップ6562は、患者インタフェース6500まで続く。
図49Aおよび図49Bは、患者インタフェース6500と使用することができるヘッドギア6570の実施形態の斜視図を示す。中部ストラップ6572は、患者インタフェース6500から、使用者の耳の上方に、使用者の頭部の後部を回って、使用者の他方の耳の上方に、患者インタフェース6500の反対側まで延在している。頂部ストラップ6573は、中部ストラップ6572との突破り継手から形成することができる。下部ストラップ6571は、患者インタフェース6500から、使用者の耳の下方に、使用者の頭部の後部を回って、使用者の他方の耳の下方に、患者インタフェース6500の反対側まで延在している。
ヘッドギア6570は、耳ループ6577を含む。耳ループ6577は、使用者の後部から、使用者の右耳の上方にかつその正面を回って延在する。耳ループ6577は、使用者の右耳の下方に延在し、使用者の頭部の後部を回って続く。耳ループ6577は、使用者の左耳の下方にかつその正面を回って延在し、使用者の左耳の上方にかつ後方に続き、使用者の頭部の後部においてそれ自体と一緒になる。
耳ループ6577は、使用者の頭部の後部において、耳ループ6577の対向する長さの間にわたる後部ウェブ部6575を含む。後部ウェブ部6575は、突破り型内成形によって形成することができる。ウェブ部6575は、ヘッドギア6570と一体的に形成することができる。別法として、ウェブ部6575は、より可撓性のある材料(たとえば、Breath-o-prene)から製造して、任意の適切な手段(縫合、RF溶着、接着剤等)により下部ストラップ6571および中部ストラップ6572に接続することができる。耳ループ6577は、縫合、RF溶着、超音波溶着または接着結合を用いることにより、ヘッドギア6570の中部ストラップ6572および下部ストラップ6571に接合されている。
図50Aおよび図50Bは、患者インタフェース6500と使用することができるヘッドギア6580の実施形態の斜視図を示す。ヘッドギア6580は、患者インタフェース6500から使用者の耳の下方に延在する下部ストラップ6581を含む。中部ストラップ6582が、患者インタフェース6500 6500から使用者の耳の上方に延在している。中部ストラップ6582および下部ストラップ6581は、使用者の頭部の後部において集まり、後部ストラップ6585を形成している。中部ストラップ6582および下部ストラップ6581は、耳ループ第1部6587を形成している。頂部ストラップ6583が、使用者の耳の上方において突破り継手によって形成されている。耳ループ第2部6589が、突破りウェブ部によって形成されている。少なくとも1つの実施形態では、耳ループ第2部6589および頂部ストラップ6583は、突破りプロセスを用いて一体的に形成し、適切な方法(縫合等)を用いて耳ループ第1部6587に接続することができる。
図51Aおよび図51Bは、患者インタフェース6500と使用することができるヘッドギア6590の非限定的な例示的な実施形態を示す。ヘッドギア6590は、閉ループ構造の形態の連続ケーシングから形成されている下部ストラップ6591および中部ストラップ6592を含む。下部ストラップ6591および中部ストラップ6592は、耳ループの一部を形成している。頂部ストラップ6593が、突破り型内成形プロセスによって形成されている。頂部ストラップ6593は、右側耳ループの上部におけるフィレット状接合部から使用者の頭部の頂部に向かって延在する第1部6594と、左側耳ループの上部におけるフィレット状接合部から使用者の頭部の頂部に向かって同様に延在する第2部6595とを含む。
頂部ストラップ6593の第1部6594および第2部6595は協働して、患者インタフェース6500の使用者が頂部ストラップ6593の長さを調整することができるようにする。頂部ストラップ6593の第1部6594および第2部6595は、押込み嵌め調整機構を含むことにより協働することができる。図51Bに示すように、押込み嵌め調整機構は、頂部ストラップ6593の第2部6595における多数のまたは複数の突起6599と、頂部ストラップ6593の第1部6594における多数のまたは複数の協働する凹部6598とを含むことができる。第2部6595の突起6599は、要求通りに頂部ストラップ6593の長さを固定するように、第1部6594における凹部6598内に押し込むかまたは圧入することができる。突起6599は、突破り型内成形プロセスから形成することができる。頂部ストラップ6593の長さを設定するために、第1部6594および第2部6595を接続するために他の任意の好適な調整機構が実現可能である。
後部ストラップ6597が、突破り型内成形プロセスによって形成され、右側耳ループの後部におけるフィレット状接合部から左側耳ループの後部におけるフィレット状接合部まで延在している。図示する構成では、後部ストラップ6597は、ストラップの長さにわたるプラスチックコアを包囲するケーシングを含む。少なくとも1つの構成では、後部ストラップ6597は、ヘッドギア6590の後部にわたるプラスチック構造を含むことができる。少なくとも1つの実施形態では、後部ストラップ6597は、長さ調整機構を含むことができる。
図52A~図52Cは、患者インタフェース6600と使用することができるヘッドギア6610の実施形態の斜視図を示す。ヘッドギア6610は、連続ケーシング6601から形成されている中部ストラップ6611および後部ストラップ6613を含む。頂部ストラップ6612が、突破り型内成形プロセスによって形成されている。頂部ストラップ6612は、中部ストラップ6611および/または後部ストラップ6613の上部における接合部6617から延在し、使用者の頭部の反対側の中部ストラップ6611および/または後部ストラップ6613の上部における接合部6617まで使用者の頭部の上にわたって延在する。少なくとも1つの実施形態では、頂部ストラップ6612はフィレット状接合部から形成することができる。
接合部6617と中部ストラップ6611および後部ストラップ6613の隣接部分とは、支持構造6615を含む。図52Bは、支持構造6615を例示する、線52B-52Bに沿った接合部6617および隣接部分の断面図を示す。対照的に、図52Cは、支持構造6615のない、一部に沿った線52C-52Cに沿った後部ストラップ6613の断面図を示す。支持構造6615は、中部ストラップ6611、後部ストラップ6613および接合部6617の輪郭をたどって、弓形であり得る。支持構造6615は、使用者の耳の前方の第1位置から使用者の耳の後方の第2位置までわたることができる。図示する構成では、支持構造6615は、プラスチックまたはポリマー材料6602から形成されている。支持構造6615は、突破り型内成形プロセスから形成することができる。ヘッドギア6610の上に支持構造6615をオーバーモールドすることができる。支持構造6615は、ヘッドギア6610がその形状を維持するのに役立ち、かつ/またはヘッドギア6610の構造的完全性に寄与する、構造を提供することができる。
図53Aおよび図53Bは、患者インタフェース6600と使用することができるヘッドギア6620の実施形態の斜視図を示す。ヘッドギア6620は、閉ループ構造の形態の連続ケーシングから形成されている下部ストラップ6621および中部ストラップ6622を含む。下部ストラップ6621および中部ストラップ6622は、耳ループの一部を形成している。ヘッドギア6620は、第1後部6624および第2後部6625を含む。第2後部6625、下部ストラップ6621および中部ストラップ6622は、突破り型内成形プロセスから一体的に形成されている。下部ストラップ6621および中部ストラップ6622は、型内成形プラスチックコア6602とともにテキスタイル外側ケーシング6601を含む。第2後部6625は、型内成形プラスチックコア6602とともにテキスタイル外側ケーシング6601を含む。突破り型内成形プロセスから形成されたウェブ部6628が、下部ストラップ6621および中部ストラップ6622と第2後部6625との間に延在している。
ウェブ部6628は、第1後部6624のプラスチックコアを形成している。図53Bに示すように、第1後部6624は、ウェブの表面のうちの少なくとも1つに、オーバーモールド材料6603を含む。図示する構成では、第1後部6624は、第1後部6624の外面および内面の両方に柔らかい触感のオーバーモールド材料6603を含む。このオーバーモールド材料6603は、ヘッドギア6620の使用者が体験する快適さのレベルを向上させることができる。第1後部6624および第2後部6625は、使用者の頭部の頂部にわたる頂部ストラップ6623と、使用者の頭部の後部にわたる後部ストラップ6627とを形成するように構成されている。
図54A~図54Cは、連続ケーシングから形成されている下部ストラップ6631および中部ストラップ6632を有するヘッドギア6630を示す。部分耳ループの上部が、中部ストラップ6632によって画定されている。部分耳ループの下部が、下部ストラップ6631によって画定されている。ウェブ部6637が、連続した中部ストラップ6632および下部ストラップ6631の後部の間に延在し、部分耳ループの後部を画定している。図54Bは、ウェブ部6637の拡大図である。ウェブ部6637は、突破り型内成形プロセスによって形成することができる。図54Cは、図54Bの線54C-54Cに沿ったウェブ部6637の断面図を示す。ウェブ部6637は、オーバーモールド材料6603を含む。少なくとも1つの実施形態では、オーバーモールド材料6603は柔らかい触感の材料であり得る。
頂部ストラップ6633が、突破り型内成形プロセスによって形成されている。頂部ストラップ6633は、中部ストラップ6632および/または後部ストラップ6635の上部における接合部から延在し、使用者の頭部の反対側の中部ストラップ6632および/または後部ストラップ6635の上部における接合部まで使用者の頭部の上にわたって延在する。少なくとも1つの実施形態では、頂部ストラップ6633はフィレット状接合部を含むことができる。頂部ストラップ6633は、少なくともその上面、下面または両方に、柔らかい触感のオーバーモールド材料を含むことができる。
図55A~図55Cは、連続下部ストラップ6641と組合せの連続中部および組合せ連続中部および垂直ストラップ6642とを含むヘッドギア6640を示す。ヘッドギア6640は、組合せ上部および後部ストラップ6643をさらに含む。ウェブ部6645が、第1垂直ストラップと第2垂直ストラップとの間に延在している。ウェブ部6645が、第1後部ストラップと第2後部ストラップとの間に延在している。図55Bは、図55Aの線55B-55Bに沿ったウェブ部6645の断面を示す。図55Cは、ウェブ部6645の拡大図を示す。少なくとも1つの実施形態では、ウェブ部6645は、突破り型内成形プロセスから形成することができる。少なくとも1つの実施形態では、ストラップは、編みチューブケーシング6601を含むことができる。
図56Aおよび図56Bは、閉ループ構造の形態の連続ケーシングから形成されている下部ストラップ6651および中部ストラップ6652を有するヘッドギア6650を示す。連続中部ストラップ6652および下部ストラップ6651は、耳ループの実質的な部分を形成している。頂部ストラップ6653が、部分耳ループの右側の上部における接合部6655から、部分耳ループの左側の上部における接合部まで延在している。同様に、後部ストラップ6657が、部分耳ループの右側の後部における接合部から部分耳ループの左側の後部における接合部まで延在している。
図56Bに示すように、頂部ストラップ6653および後部ストラップ6657は、中部ストラップ6652および下部ストラップ6651との接続強度を向上させるように、中部ストラップ6652および下部ストラップ6651とのそれらの接合部においてフィレット状またはテーパ状であり得る。少なくとも1つの実施形態では、頂部ストラップ6653は、露出したプラスチックから形成することができる。少なくとも1つの実施形態では、頂部ストラップ6653は、テキスタイル製の外側ケーシングを有する型内成形ストラップから構成することができる。少なくとも1つの実施形態では、後部ストラップ6657は、露出したプラスチックから形成することができる。少なくとも1つの実施形態では、後部ストラップ6657は、テキスタイル製の外側ケーシングを有する型内成形ストラップから構成することができる。
図57A~図57Cは、患者インタフェース6600と使用することができるヘッドギア6660の実施形態の斜視図を示す。ヘッドギア6660は、連続ケーシングから形成されている中部ストラップ6662を有する。ヘッドギア6660は、連続ケーシングから形成されている下部ストラップ6661を有する。中部ストラップ6662は、使用者の耳の上のマスクアセンブリから延在し、使用者の頭部の後部にわたるように続く。耳ループの上部が、中部ストラップ6662によって画定されている。下部ストラップ6661は、マスクアセンブリから使用者の耳の下方に延在し、使用者の頭部の後部にわたるように続く。耳ループの下部が、下部ストラップ6661によって画定されている。
ヘッドギア6660は、第1垂直部材6665および第2垂直部材6666を含む。第1垂直部材6665は、使用者の耳の前方の下部ストラップ6661と中部ストラップ6662との間の距離にわたり、耳ループの前方部を形成している。第1垂直部材6665は、突破り型内成形技法から形成することができる。第1垂直部材6665は露出したプラスチックであり得る。図57Bに示すように、第2垂直部材6666は、使用者の耳の後方で下部ストラップ6661と中部ストラップ6662との間の距離にわたり、耳ループの後方部を形成している。第2垂直部材6666は、突破り型内成形技法から形成することができる。第2垂直部材6666は露出したプラスチック6602であり得る。図57Cは、図57Bの線57C-57Cに沿った第2垂直部材6666の断面図である。
頂部ストラップ6663が、中部ストラップ6662および/または後部ストラップ6669の上部における接合部6668から延在し、使用者の頭部の反対側の中部ストラップ6662および/または後部ストラップ6669の上部における接合部6668まで使用者の頭部の上にわたって延在する。頂部ストラップ6663は、突破り型内成形プロセスから形成することができる。頂部ストラップ6663は露出したプラスチックを含むことができる。
図58Aおよび図58Bは、患者インタフェース6600と使用することができるヘッドギア6670の実施形態の斜視図を示す。ヘッドギア6670は、連続ケーシングから形成されている中部ストラップ6672を有する。ヘッドギア6670は、連続ケーシングから形成されている下部ストラップ6671を有する。中部ストラップ6672は、マスクアセンブリから使用者の耳の上にわたって延在し、使用者の頭部の後部にわたるように続く。部分耳ループの上部が、中部ストラップ6672によって画定されている。下部ストラップ6671は、マスクアセンブリから使用者の耳の下方に延在し、使用者の頭部の後部にわたるように続く。部分耳ループの下部が、下部ストラップ6671によって画定されている。
ウェブ部6677が、連続した中部ストラップ6672および下部ストラップ6671の後部の間に延在し、部分耳ループの後部を画定している。ウェブ部6677は、突破り型内成形プロセスから形成することができる。
頂部ストラップ6673が、突破り型内成形プロセスから形成されている。頂部ストラップ6673は、中部ストラップ6672および/または後部ストラップ6678の上部における接合部から延在し、使用者の頭部の反対側の中部ストラップ6672および/または後部ストラップ6678の上部における接合部まで使用者の頭部の上にわたって延在する。少なくとも1つの実施形態では、頂部ストラップ6673はフィレット状接合部6675を含むことができる。頂部ストラップ6673は、露出したプラスチックであり得るか、布地ケースを含むことができるか、または、少なくとも1つのオーバーモールド材料を含むことができる。
図59A~図59Cは、連続下部ストラップ6681と組合せ連続中部および垂直ストラップ6682とを含むヘッドギア6680を示す。ヘッドギア6680は、組合せ上部および後部ストラップ6683をさらに含む。ウェブ部6685が、使用者の耳の後部を回って延在する。ウェブ部6685は、突破り型内成形プロセスから形成することができる。
図59Bに図示ように、1本の連続中部および垂直ストラップ6682と1本の連続上部および後部ストラップ6683とが、不可視の接合箇所を介して接合されている。この接合箇所に沿って、連続中部および垂直ストラップ6682のプラスチックコアは、連続上部および後部ストラップ6683のプラスチックコア6602と一体的に形成されている。少なくとも1つの実施形態では、連続中部および垂直ストラップ6682と連続上部および後部ストラップ6683とは、共通のテキスタイルケーシング6601を含むことができる。少なくとも1つの実施形態では、連続中部および垂直ストラップ6682と連続上部および後部ストラップ6683とは、少なくとも1つの隣接面を含む2つの別個のテキスタイルケーシングから形成されている。さらに、1本の上部および後部ストラップ6683と1本の下部ストラップ6681とが、不可視の接合箇所を介して接合されている。
図60Aおよび図60Bは、患者インタフェース6600と使用することができるヘッドギア6690の実施形態の斜視図を示す。ヘッドギア6690は、閉ループ構造の形態の連続ケーシングから形成されている下部ストラップ6691および中部ストラップ6692を含む。連続した中部ストラップ6692および下部ストラップ6691は、耳ループの実質的な部分を形成している。頂部ストラップ6693が、右側部分耳ループの上部における接合部6695から、左側部分耳ループの上部における接合部6696まで延在している。頂部ストラップ6693は、突破り型内成形プロセスから形成することができる。少なくとも1つの実施形態では、頂部ストラップ6693は、テキスタイル製の外側ケーシングを有する型内成形ストラップから構成することができる。
ヘッドギア6690は後部ストラップ6697を含む。後部ストラップ6697は、右側部分耳ループの後部における接合部から左側部分耳ループの後部における接合部まで延在している。後部ストラップ6697は、プラスチックコアおよび布地またはテキスタイルケーシングにより型内成形によって形成することができる。後部ストラップ6697は、ストラップ6697上に刻み込まれる成形テクスチャを有することができ、または、成形プロセス中に決定される輪郭を含むことができる。図60Aは、ストラップ6697の長さに沿って列で配置された複数の六角形状穴を有するストラップ6697を示す。図60Bは、後部ストラップ6697の長さに沿って列で配置された六角形状穴の拡大図である。穴は、ストラップ6697の厚さを通して突出している。この輪郭により、プラスチックコアにある程度の弾力性または伸縮性を与えることができる。こうした可撓性は、ヘッドギア6690が患者の頭部の上で引っ張られるかまたはヘッドギア6690の患者の知覚を改善することができるという点で有益であり得る。さらに、ストラップ6697の凹凸仕上げにより、ヘッドギア6690の審美的外観、およびストラップ6697の触覚的魅力もまた向上させることができる。すなわち、ストラップ6697は、より剛性にかつより快適に見える可能性がある。穴は、ストラップ6697を通して通気性を向上させることができ、それにより使用者の快適さを向上させることができる。
別法として、後部ストラップ6697は、ストラップ6697の長さに沿って列で配置された複数の六角形状くぼみを含むことができる。穴は、六角形状に限定されず、種々の形状、サイズ、ストラップ上の位置、幾何学的形態、形状の組合せ等を含むことができる、ということが理解されるべきである。少なくとも1つの構成では、ハニカムパターンのプラスチックコアは、ストラップ6697のケーシングの縁までは延在していない。これにより、使用者の快適さを向上させる柔らかい縁が提供される。少なくとも1つの実施形態では、後部ストラップ6697は露出したプラスチックであり得る。
図61A~図61Cは、患者インタフェースと使用することができるヘッドギア7110の実施形態の斜視図を示す。ヘッドギア7110は、下部ストラップ7111、中部ストラップ7112および垂直または頂部ストラップ7113を備える。下部ストラップ7111は、連続ケーシングを有する連続ストラップである。中部ストラップ7112は、連続ケーシングを有する連続ストラップである。垂直ストラップ7113はセグメント化ストラップである。言い換えれば、垂直ストラップ7113は、複数のまたはセグメント化されたケーシングから形成されている。
少なくとも1つの実施形態では、垂直ストラップ7113は、連続ケーシングを有する連続ストラップであり得る。垂直ストラップ7113は、使用者の頭部の上にわたって延在する際に中部ストラップ7112の真下を通過することができる。垂直ストラップ7113は、使用者の頭部の上にわたって延在する際、中部ストラップ7112の上を通過することができる。垂直ストラップ7113は、中部ストラップ7112に接着結合することができ、面ファスナ接続システム等の適切な接続機構を介して接続することができ、または、中部ストラップ7112から独立することができる。
図61Bに示すように、中部ストラップ7112および下部ストラップ7111は、各ストラップの後方部分にわたる不可視の接合箇所を含む。不可視の接合箇所に沿って、中部ストラップ7112および下部ストラップ7111は、共通のプラスチックコア7002を含むことができる。図61Cは、線61C-61Cに沿った図61Bの断面図を示す。中部ストラップ7112および下部ストラップ7111は、ストラップの共通のプラスチックコア7002が不可視であるように構成される、独立したテキスタイルまたは布地のケーシング7001を有することができる。
図62Aおよび図62Bは、患者インタフェース7100と使用することができるヘッドギア7120の実施形態の斜視図を示す。ヘッドギア7120は、連続ケーシングから形成されている中部ストラップ7122を有する。ヘッドギア7120は、連続ケーシングから形成されている下部ストラップ7121を有する。中部ストラップ7122は、マスクアセンブリから使用者の耳の上にわたって延在し、使用者の頭部の後部にわたるように続く。耳ループの上部が、中部ストラップ7122によって画定されている。下部ストラップ7121は、マスクアセンブリから使用者の耳の下方に延在し、使用者の頭部の後部にわたるように続く。耳ループの下部は、下部ストラップ7121によって画定されている。
頂部ストラップ7123が、中部ストラップ7122および/または後部ストラップ7128の上部における接合部から延在し、使用者の頭部の反対側の中部ストラップ7122および/または後部ストラップ7128の上部における接合部まで、使用者の頭部の上にわたって延在している。頂部ストラップ7123は、突破り型内成形プロセスから形成されている。頂部ストラップ7123は、フィレット状接合部を含むことができる。頂部ストラップ7123は、露出したプラスチックであり得るか、布地ケースを含むことができるか、または、少なくとも1つのオーバーモールド材料を含むことができる。
ヘッドギア7120は、垂直部材7125を含む。垂直部材7125は、使用者の耳の前方で、下部ストラップ7121と中部ストラップ7122との間の距離にわたり、耳ループの一部を形成する。垂直部材7125は、柔らかい触感の材料、たとえば布地またはフォームから形成されている。図示する構成では、垂直部材7125は複数の穴を含む。複数の穴は、垂直部材7125の弾性および/または可撓性を向上させ、使用者の知覚する快適さを向上させることができる。
ウェブ部7127が、連続した中部ストラップ7122および下部ストラップ7121の後部の間に延在し、耳ループの後部を画定している。ウェブ部7127は、柔らかい触感の材料、たとえば布地またはフォームから作製することができる。図示する構成では、ウェブ部7127は複数の穴を含む。複数の穴は、ウェブ部7127の弾性および/または可撓性を向上させ、使用者の知覚する快適さを向上させることができる。
少なくとも1つの実施形態では、垂直部材7125はキルト布地から形成することができる。少なくとも1つの実施形態では、垂直部材7125は、複数の穴を含むように、突破り型内成形プロセスから形成することができる。少なくとも1つの実施形態では、垂直部材7125は、複数の穴の代わりに複数のくぼみを含むことができる。少なくとも1つの実施形態では、図62Bに示すように、ウェブ部7127はキルト布地7129から形成することができる。少なくとも1つの実施形態では、ウェブ部7127は、複数の穴を含むように、突破り型内成形プロセスから形成することができる。少なくとも1つの実施形態では、ウェブ部7127は複数の穴の代わりに複数のくぼみを含むことができる。
図63Aおよび図63Bは、使用者の皮膚または頭髪と直接接触する、たとえば、使用者の首の後部における、ヘッドギア7130の部分に取り付けられるように設けられるキルト布地または材料7132を有する、ヘッドギア7130の実施形態を示す。キルト材料7132は、手触りが柔らかく、クッション詰め物を提供し、それにより、使用者が寝る時にヘッドギア7130を装着したくなるように、ヘッドギア7130の快適さが向上する。キルト材料7132は、ヘッドギア7130の型内成形ストラップまたはウェブ部に縫合するかまたは溶着することができる。開示する構成は、(図63Bに図示する)キルト材料に限定されず、限定されないが、(図63Cに図示する)柔らかい、詰め物された、通気性の、吸湿性の、かつ滑りにくい/粘着性の手触り等、種々の材料特性を有する布地およびテキスタイルを含むことができる。
図64Aおよび図64Bは、ヘッドギア7140の実施形態が、使用者の皮膚または頭髪と直接接触するヘッドギア7140の部分に取り付けられるように設けられる布地またはテキスタイル材料を有することを示す。ヘッドギア7140は、クッション詰め物を提供しかつヘッドギア7140の快適さを向上させる材料から形成されている、垂直部材7142および後部ストラップ7144を含む。材料は、ヘッドギア7140の型内成形ストラップに縫合するかまたは溶着することができる。開示する構成は、布地またはテキスタイル材料に限定されず、(図64Bに図示する)キルト材料を含むことができる。材料は、限定されないが、柔らかい、詰め物された、通気性の、吸湿性の、かつ滑りにくい/粘着性の手触り等、種々の材料特性を有することができる。
図65は、開示するヘッドギアの実施形態と使用することができる編組グリップ3300の実施形態を示す。編組グリップ3300は、突破り型内成形プロセスからプラスチックにより形成することができる。
型内ストラップコネクタ
図66A~図73は、型内成形ヘッドギア実施形態において2つのストラップの間の継手の上に配置されたコネクタ3400のさまざまな図を示す。コネクタ3400は、型内成形ヘッドギアにおいて2つ以上の隣接するストラップの間の継手または接合部3500において使用される。より具体的には、コネクタ3400は、突破り型内成形を用いて2つ以上のストラップを接合するために使用される。コネクタ3400は、2つ以上のストラップの間の任意のタイプの接合部3500で使用することができ、本明細書に例示する接合部3500は、単に一例である。コネクタ3400は、ストラップの間により整然としかつより強力な接続を提供し、ストラップを成形金型内で位置合せすることができる容易さも向上させる。
図66Aおよび図67に示すように、第1ストラップ3710が第2ストラップ3720に、第1ストラップ3710の端部と第2ストラップの中心または中間部分(すなわち、第2ストラップ3720の端部の間の部分)との間のT字型接合部において接合されている。コネクタ3400は、接合部3500において第1ストラップ3710および第2ストラップ3720の上に位置決めされている。すなわち、接合部3500は、コネクタ3400内に、コネクタ3400が接合部3500を包囲するように位置決めされている。第1ストラップ3710および第2ストラップ3720は、プラスチックコア材料3800が(図66Aの第2ストラップ3720の端部に図示する)射出点3600において第2ストラップ3720内に射出される突破り型内成形プロセスを介して接合されている。プラスチックコア材料3800は、第2ストラップ3720を充填しかつそこを通って移動する。プラスチックコア材料3800は、接合部3500に達すると、図66Aの接合部における赤い矢印によって示すように、第2ストラップ3720のテキスタイルケーシングの側壁を突き破り、第1ストラップ3710のテキスタイルケーシングのキャビティのすべてまたは一部を充填する。いくつかの構成では、コネクタ3400は、空洞3420を有し、それもまた、第1ストラップ3710および第2ストラップ3720のテキスタイルケーシングの側壁を突き破るプラスチックコア材料3800で充填される。プラスチックコア材料3800はまた、プラスチックコア材料3800およびコネクタ3400が一体的に形成されるように、コネクタ3400と結合することができる。いくつかの構成では、プラスチックコア材料3800およびコネクタ3400は、同じかまたは同様の材料から形成することができる。
コネクタ3400は、接合部3500が整然とした審美的外観を有するように、コネクタ3400内にストラップの端部のいかなる余った糸も収容する。すなわち、第1ストラップ3710および/または第2ストラップ3720の余った端部は、コネクタ3400内に収容され、それにより、ストラップ3710、3720のほつれがさらに防止される。さらに、コネクタ3400は、接合部3500がより整然とした審美的外観を有するように余った端部が現れるのを隠す不透明な色を有することができる。さらに、コネクタ3400は、接合部3500の完成した形状を画定し、接合部3500が整然とした審美的外観を有するように、第1ストラップ3710端部および第2ストラップ3720端部から出るいかなる突破りプラスチック咬み出しも収容する。
コネクタ3400は、第1ストラップ3710および第2ストラップ3720を接合する当接縁3417も提供し、それは、第1テキスタイルストラップ3710の端部の幅(すなわち、コネクタ3400なしの接合部3500の場合の幅)より広く、それにより、第1ストラップ3710と第2ストラップ3720との間により広い接続領域が提供される。すなわち、コネクタ3400は、第1ストラップ3710の端部と第2ストラップ3720のケーシングとの間により幅の広いフィレット状接続部3500を提供し、それにより、より広い接続領域が提供され、それによって接合部3500の強度が増大する。図67に図示するように、第1ストラップ3710の端部は、ストラップケーシングのチューブの内側にプラスチック材料を有するのではなく、プラスチック材料によって充填されかつ包囲される。したがって、接合部3500の強度が増大する。
図68A~図68Dは、コネクタ3400のさまざまな図を示す。図示するように、コネクタ3400は、ストラップ包囲端部3418と当接端部3416との間に空洞3420を有する管状シースを備える。コネクタ3400は、第1半体3412および第2半体3414からなる本体3410を有し、それらは、それらの対向する縁に沿って接合されている。図示する構成では、第1半体3412および第2半体3414は同じである。他の構成では、第1半体3412および第2半体3414は同じではなく、かつ/または非対称である。第1半体3412および第2半体3414の開放端部は、コネクタ3400の当接端部3416およびストラップ包囲端部3418を形成する。ストラップ包囲端部3418は第1ストラップ3710を受け入れるかまたは包囲し、当接端部3416は、第2ストラップ3720を受け入れるかまたはそれに当接する。図68Bに示すように、コネクタ3400は、一端が他端より幅が広いように、幾分か台形状輪郭を有する。コネクタ3400の幅が広い方の端部は当接端部3416を形成し、幅の狭い方の端部はストラップ包囲端部3418を形成する。いくつかの構成では、当接端部3416は、ストラップ包囲端部3418の幅の2倍である幅を有することができる。
ストラップ包囲端部3418は、第1ストラップ3710のテキスタイルストラップケーシングの外面上にかつそれに接してぴったりと嵌まるように構成されている楕円形開口部を画定する。当接端部3416は、(図68Aに図示するように)下から見た場合、丸い端部を有する実質的に矩形の開口部を形成している。当接端部3416は、第2ストラップ3720の形状および曲率に一致するように湾曲している。当接端部3416の縁は、第2ストラップ3720の外縁の上に張り出しかつそれを包囲するように構成されている(図68Bにおける当接縁3417と破線との間の領域は第2ストラップ3720の上に張り出す)。当接端部3416の縁はまた、第2ストラップ3720のテキスタイルストラップケーシングの外面の上に位置決めされるように構成されている。いくつかの構成では、張り出している縁3419は、コネクタ3400が第2ストラップ3720を通るプラスチックコア材料3800の流れを制限しないように、第2ストラップ3720のテキスタイルストラップケーシングと遊嵌を形成することができる。
第1ストラップ3710および第2ストラップ3720を型内成形するとき、コネクタ3400は、第1ストラップ3710の端部が、第1ストラップ3710と第2ストラップ3720との間に間隙を有するのではなく、第2ストラップ3720の縁に位置合せされかつそれに当接するのを可能にする。すなわち、コネクタ3400によって提供される第1ストラップ3710とのぴったりとした嵌合は、第1ストラップ3710を、プラスチックコア材料3800の射出の前に成形金型内にある間に位置合せして保持する。コネクタ3400は、ストラップ3710、3720とは異なり、半剛性であってその形状を保持し、それにより、コネクタ3400を成形金型内に確実に配置することができる。
ストラップ3710、3720およびコネクタ3400の組立中、コネクタ3400は、第1ストラップ3710の管状テキスタイルケーシングの上に位置決めされる。すなわち、図69に図示するように、コネクタ3400は、第1ストラップ3710の端部がコネクタ3400の内側に位置決めされるように第1ストラップ3710の上で摺動する。そして、コネクタ3400の当接縁3417は、第2ストラップ3720のテキスタイルケーシングの縁に当接する。図70に図示するように、第1ストラップ3710の端部は、コネクタ3400の空洞3420内で第2ストラップ3720の縁に隣接して位置決めされる。空洞3420は、第1半体3412、第2半体3414、ストラップ包囲端部3418および当接端部3416によって画定される中空領域である。コネクタ3400は、第1ストラップ3710に固定されたままであるように、第1ストラップ3710の上にぴったりと嵌まる。
組み立てられたストラップ3710、3720およびコネクタ3400は、射出成型管型内で位置決めされかつ位置合せされる。プラスチックコア材料3800が、第2テキスタイルストラップ3720の端部において射出点3600内に射出され、第2ストラップ3720の側壁を突き破って第1ストラップ3710を充填する(図66Aの矢印を参照されたい)。したがって、図71および図72に図示するように、コネクタ3400の空洞3420もまた、第2ストラップ3720の側壁を突き破るプラスチックコア材料3800で充填される。ストラップ3710、3720およびコネクタ3400の空洞3420内のプラスチックコア材料3800は、単体構造を形成する。いくつかの構成では、コネクタ3400、ストラップ3710、3720およびプラスチックコア材料3800が一体化構造として形成されるように、プラスチックコア材料3800はコネクタ3400と結合する。
当業者であれば、コネクタ3400およびストラップ構成が、T接合部に限定されず、種々の角度で接合部3500を有するストラップ3710、3720を接続することができる、ということが理解されるはずである。同様に、コネクタ3400は、3つ以上のストラップを合せて接続するような形状でありかつそのように構成され得る。たとえば、コネクタ3400は、複数のストラップ包囲端部3418または当接端部3416を有することができる。
代替構成では、コネクタ3400(実質的に、上述した実施形態と同じ)は、図73に図示するように、管状テキスタイルストラップケーシングの端部をオーバーモールドすることにより、第1ストラップ3710と一体的に形成される。コネクタ3400の当接端部3416は、第2ストラップ3720と位置合されかつ当接することができるように、テキスタイルストラップの端部から延在する。プラスチックコア材料3800が第2ストラップ3720を通って流れて突き破って第1ストラップ3710内に入ることができるように、コネクタ3400の空洞3420は中空のままである。こうした構成により、第1ストラップ3710と第2ストラップ3720との間の継手の強度は、コネクタ3400のストラップ包囲端部3418と第1ストラップ3710との間の永久結合を提供することによって増大する。
いくつかの実施形態では、第1ストラップ3710および第2ストラップ3720のうちの少なくとも一方は、編組テキスタイルケーシングを備えることができる。編組テキスタイルケーシングは、少なくとも2つの異なる色または色調で提供される複数のヤーンを備える。異なる色のヤーンの編組は、テキスタイルケーシング内にカラーパッチのランダムなまたはセミランダムなパターンを形成し、その結果、斑点のある外観を有するテキスタイルケーシングがもたらされる。斑点のある外観は、場合により、柔らかい縁(図2Bにおける222)とコア材料との間の遷移等、プラスチックコアによって形成される何らかの物理的特徴をカムフラージュするかまたは隠し、その特徴(およびヘッドギア)をより柔らかく見えるようにすることができる。
別の代替構成では、コネクタ3400を、第2ストラップ3720の縁の上に張り出さないように構成することができる。代わりに、コネクタ3400は、図73に図示するように、第2ストラップ3720の縁に直接当接するように構成される。したがって、コネクタ3400は、突破りプラスチックコア材料3800に実質的にまたは完全に結合される。すなわち、上述したコネクタ構成と比較して、先のコネクタ構成の張り出している部分は、プラスチックコア材料3800と結合されない。
型内コネクタ
図74A~図78Bは、図1Aに示す二又ヘッドギア100を形成する型内成形ストラップ、接合部および継手のさまざまな図を示す。二又ヘッドギア100は、頂部ストラップ140、底部ストラップ150およびマスクコネクタ180を備える。いくつかの構成では、二又ヘッドギア100は、頂部ストラップ140を底部ストラップ150と接合することによって組み立てられる。すなわち、頂部ストラップ140を底部ストラップ150と接合する前に、頂部ストラップ140および底部ストラップ150の各々は、型内成形を介して別個に形成される。すなわち、いくつかの構成では、頂部ストラップ140および底部ストラップ150は、成形金型内に配置され、オーバーモールドによって接合される。頂部ストラップ140および底部ストラップ150は、形成されると、接合されて二又ヘッドギア100を形成する。しかしながら、いくつかの構成では、頂部ストラップ140および底部ストラップ150は、成形金型内に配置されている間、かつ/またはオーバーモールドプロセス中、互いに位置がずれるように移動する可能性がある。図74A~図78Bは、製造および成形プロセス中に接続されかつ位置合せされた状態で頂部ストラップ140および底部ストラップ150を維持するさまざまなストラップコネクタを示す。
図74Aは、組立て前の頂部ストラップ140を示し、図74Bは、組立て前の底部ストラップ150を示す。頂部ストラップ140および底部ストラップ150は、型内成形により、プラスチックコア材料210を編または編組管状ケーシング220内に射出することにより、別個に形成される。図74Aに示すように、頂部ストラップ140は、各端部に形成されたオスコネクタ部4002を有する実質的に直線状の連続ストラップを含む。オスコネクタ部4002は、プラスチックコア材料210と一体的に形成されかつ単体である。ケーシング220は、その長さを通して連続している。頂部ストラップ140の射出点は、その端部の一方または両方に位置することができる。すなわち、一方または両方のオスコネクタは、プラスチックコア材料210をケーシング220内に射出する射出点の位置であり得る。
底部ストラップ150は、第1編組ケーシング部220Aおよび第2編組ケーシング部220B内に射出されるプラスチックコア材料210を含む。ケーシング部220A、220Bは、頂部ストラップ140および底部ストラップ150の左側部分および右側部分を形成することができる。ケーシング部220A、220Bは、第1自由端部4020および第2自由端部4022を有する。ケーシング部220A、220Bが、第1自由端部4020からプラスチックコア材料210で充填されるように、第1自由端部4020の間に中心射出点4010が位置決めされている。ケーシング部220A、220Bを充填するプラスチックコア材料210は、プラスチックコア材料210の長さを通して一体的に形成されかつ単体である。すなわち、プラスチックコア材料210は、ケーシング部220A、220Bを接合して、ケーシング部220A、220Bを接続して底部ストラップ150を形成する。
いくつかの構成では、ケーシング部220A、220Bは、プラスチックコア材料210で部分的に充填される。すなわち、底部ストラップ150が中空自由端部4030を有するように、ケーシング部220A、220Bの第2端部4022は中空であり得る。底部ストラップ150の中空自由端部4030は、マスクコネクタ180の一部を収容することができる(図1を参照)。すなわち、たとえば、フィラメントコア1550(図15A~図15Dを参照)等のマスクコネクタ180の一部を、中空自由端部4030のケーシング部220A、220B内に収容することができる。いくつかの構成では、ケーシング部220A、220Bは、底部ストラップ150の長さを通してプラスチックコア材料210で充填することができる。すなわち、プラスチックコア材料210は、ケーシング部220A、220Bの第1自由端部4020と第2自由端部4022との間に延在することができる。いくつかの構成では、底部ストラップ150の第2自由端部4022の上に、マスクコネクタ180の一部を形成することができる。
底部ストラップ150は、ケーシング部220A、220Bの第1自由端部4020と第2自由端部4022との間に配置されたメスコネクタ4004を含む。メスコネクタ4004は、頂部ストラップ140および底部ストラップ150が接続されるように、オスコネクタ4002と噛み合うように構成されている。メスコネクタ4004は、ケーシング部220A、220Bの壁を突き破ったプラスチックコア材料210から形成される。すなわち、メスコネクタ4004は、突破り型内成形プロセスによって形成される。メスコネクタ4004は、ケーシング部220A、220B内でプラスチックコア210と一体的に形成されかつ単体である。メスコネクタ4004は、使用されるときに使用者の耳の実質的に上方に位置決めされる底部ストラップ150の湾曲の頂点に位置決めされている。いくつかの構成では、メスコネクタ4004は、底部ストラップ150の実質的に直線状の部分の上に形成することができる。
図75Aおよび図75Bは、頂部ストラップ140のオスコネクタ4002の図である。図示するように、オスコネクタ4002は、ケーシング220の端部を越えて外向きに延在しかつ突出する。オスコネクタ4002は、ケーシング220の端部4024を越えて配置されるプラスチックコア材料210から形成される。オスコネクタ4002は、メスコネクタ4004のスロット4042と噛み合うように構成される突起4040を備える。突起4040は、オスコネクタ4002がメスコネクタ4004とパズル片のように嵌合し係合するように、スロット4042の形状に対応する形状を有する。
突起4040は、頭部4050および脚部4052を備える。脚部4052は、頭部4050とケーシング220の端部4024との間に配置されるプラスチックコア材料210の延長部である。頭部4050は、メスコネクタ4004のスロット4042と噛み合う逆矢じり形状を有するものとして示す。スロット4042は、頭部4050の逆矢じり形状に対応しかつそれと噛み合う形状を有する。頭部4050は、逆矢じり形状に限定されず、任意の噛み合い形状を使用することができる。
図75Bは、頂部ストラップ140の側面図である。図示するように、頭部4050は厚さT1を有し、脚部4052は厚さT2を有する。頭部4050の厚さT1は、脚部4052の厚さT2より大きい。T1とT2との間の不一致により、頂部ストラップ140を底部ストラップに接合するとき、オーバーモールドプラスチックが、オスコネクタ4002の頭部4050の周囲に流れることができる。いくつかの構成では、厚さT2の方が薄いことにより、頭部4050をオーバーモールドプラスチック材料で包囲することができる。
図76A~図76Cは、頂部ストラップ150のメスコネクタ4004のさまざまな図である。メスコネクタ4004は、ケーシング部220A、220Bの表面を越えて半径方向外向きに延在しかつ突出する三角形状を有する。メスコネクタ4004は、突破り型内成形プロセス中にケーシング部220A、220Bを突き破ったプラスチックコア材料210から形成される。メスコネクタ4004は、スロット4042と形成されるタブの形状の突起4046を備える。図76Cに図示するように、突起4046は、中心領域4044と、中心領域4044から外向きに延在する周辺領域4048とを有する。中心領域4044は、周辺領域4048の厚さT4より大きい厚さT3を有する。中心領域の厚さT3の方が大きいことにより、頂部ストラップ140および底部ストラップ150を接合するときにオーバーモールドプラスチックが突起4046の周囲を流れるのを可能にしながら、突起4046の強度が増大する。中心領域4044の厚さT3は、オスコネクタ4002の頭部4050の厚さT1と等しくすることができる。
スロット4042は、中心領域4044および周辺領域4048の両方の中に形成されかつそれら両方を通って延在する。スロット4042は、頭部4050の逆矢じり形状と一致しかつ噛み合う形状を有する。スロット4042は、頭部4050がスロット4042内に挿入されかつスロット4042によって受け入れられるように、ケーシング部220A、220Bから離れる方向に開放している。スロット4042は、周辺領域4048の半径方向最外部分において中心に配置されている。スロット4042は、突破り型内成形プロセスを介してメスコネクタ4004を形成するときに、メスコネクタ4004内に形成しかつ成形することができる。他の構成では、たとえば、切断プロセスを介して、プラスチックコア材料210をメスコネクタ4004から除去して、スロット4042を形成することができる。
スロット4042は、頂部ストラップ140および底部ストラップ150を接合してオーバーモールドして、それらの間に永久継手を形成することができるように、オスコネクタ4002の少なくとも頭部4050を受け入れるように構成されている。すなわち、頂部ストラップ140および底部ストラップ150は、オーバーモールド金型内に装填され、オスコネクタ4002およびメスコネクタ4004が接続され、頂部ストラップ140および底部ストラップ150が正しく位置合せされるように、頭部4050はスロット4052内に挿入される。位置合せされると、オーバーモールド金型は閉じられ、オーバーモールドプラスチック材料がオーバーモールド金型内に射出されて、オスコネクタ4002およびメスコネクタ4004の上に永久的なオーバーモールド継手が形成される。オスコネクタ4002およびメスコネクタ4004をオーバーモールドする前にストラップ140、150を接続し位置合せすることにより、ストラップ位置合せ精度が向上し、オーバーモールド中にストラップ140、150が移動する可能性が低減し、したがって、製造プロセスの効率が向上する。
図77Aは、頭部4050をスロット4042内に挿入する前にオスコネクタ4002がメスコネクタ4004と位置合せされる状態を示す。図77Bは、オスコネクタ4002およびメスコネクタ4004が接続されるように、頭部4050がスロット4042内に挿入されかつスロット4042によって受け入れられる状態を示す。図77Cは、オスコネクタ4002およびメスコネクタ4004の比較厚さを示す。オスコネクタ4002の頭部4050の増大した厚さT1とメスコネクタ4004の中心領域4044の増大した厚さT3とは、それぞれ、整列し、上面4060および下面4062を形成する。上面4060および下面4062は、オーバーモールド金型の金型キャビティの対向する内面と当接するように構成されている。これは、オーバーモールド金型内で頂部ストラップ140および底部ストラップ150を位置合せするのに役立つ。上面4060および下面4062は、平坦な平面として示すが、それは限定するものではない。したがって、金型の対向する面は、上面4060および下面4062と係合する対応する形状を有する。
いくつかの構成では、頭部4050およびスロット4052は、それらが係合するときにそれらの間にある量の隙間が存在するような、サイズでありかつ形状であり得る。オスコネクタとメスコネクタとの間に隙間のない密な接続嵌合により、オーバーモールドプラスチック材料がコネクタの間を流れる空間がないことになる可能性がある。これにより、オーバーモールド接続部が、オーバーモールド継手内の間隙または空隙によってもたらされる弱いゾーンを有することになり、それにより、ヘッドギアの耐久性が低下する可能性がある。図78Aおよび図78Bは、オスコネクタ4002およびメスコネクタ4004が接続状態にあるときの頭部4050とスロット4052との間の隙間4064を示す。図78Bにおける隙間4064は、図78Aにおける隙間4064より大きい。図78Aでは、オスコネクタ4002とメスコネクタ4004との間の接続が、パズル片と同様の密な嵌合を有するように、隙間4064は小さい。図78Bでは、隙間4064はより大きく、それにより、オーバーモールド金型内の頂部ストラップ140および底部ストラップ150のより遊びのある嵌合および全体的な位置合せが可能になる。隙間4064が大きいほど、オーバーモールドプラスチックがコネクタ140、150の間を流れて、頑強な継手を提供することができる。図78Bでは、隙間4064は、好ましくは約1.0mmである。いくつかの構成では、隙間4064は0.1mm~1.0mmである。
図79Aは、オーバーモールド金型部4074内の金型キャビティ4076の対向する内面に配置された位置合せ位置決めピン4072を受け入れるように構成された、オスコネクタ4002の頭部4050に形成された位置合せ凹部4070を示す。図79Bは、金型キャビティ4076の表面から突出する位置決めピン4072を備えた金型キャビティ4076を有するオーバーモールド金型部4074を示す。位置決めピン4072は、頂部ストラップ140および底部ストラップ150の位置決め中に、かつオーバーモールドプロセス中に、オスコネクタ4002の頭部4050が金型キャビティ4076内の適所で位置合せされかつ維持されるように、凹部4070内に挿入されかつ凹部4070によって受け入れられるように構成されている。位置決めピン4072は、金型キャビティ4076内での頭部4050の移動を制限することができる。位置決めピン4072はまた、オーバーモールドプロセスの前にまたはその間に、オスコネクタ4002がメスコネクタ4004からはずれるのを阻止しまたは防止することができる。いくつかの構成では、位置決めピン4072は、オスコネクタ4002とメスコネクタ4004との間の隙間4064が維持されるように、頭部4050を適所に保持することができる。
いくつかの実施形態では、凹部4070および位置決めピン4072は、対応する形状、サイズおよび幾何学的形態を有することができる。凹部4070は、頭部4050の内部の角に形成された三角形凹部として示すが、それに限定されない。位置決めピン4072は、円筒状ポスト形状として示すが、それに限定されない。三角形凹部4070は、図79Aにおいて破線の円によって示すように、三角形凹部の頂点のうちの1つにおいて位置決めピン4072を受け入れるように構成されている。位置決めピン4072は、円筒状側面を有し、それは、頭部4050の側面と当接して金型キャビティ4076内でオスコネクタ4002の頭部4050を位置合せするように構成されている。
図80A~図80Cは、オーバーモールドプロセスの後の頂部ストラップ140および底部ストラップ150を示す。図示するように、頂部ストラップ140および底部ストラップ150が永久的に結合されるように、オーバーモールド継手4006がオスコネクタ4002およびメスコネクタ4004の上で成形されている。いくつかの構成では、オーバーモールド継手4006は、頂部ストラップ140および底部ストラップ150の内部コアならびにオスコネクタ4002およびメスコネクタ4004を形成するために使用されるものと同じプラスチックコア材料210から形成することができる。他の構成では、オーバーモールド継手4006は、エラストマー等の異なる材料から形成することができる。
図80Aおよび図80Bに図示するように、オーバーモールド継手4006は、頂部ストラップ140の縁の上にかつ頂部ストラップ140の表面の上に延在する上縁4056を有する。すなわち、オーバーモールド継手4006は、頂部ストラップ140のケーシング220にオーバーラップし、かつそれに結合されている。同様に、オーバーモールド継手4006は、底部ストラップ150の縁の上にかつ底部ストラップ150の表面の上に延在する底縁4058を有する。すなわち、オーバーモールド継手4006は、底部ストラップ150のケーシング220にオーバーラップし、かつそれに結合されている。オーバーモールド継手4006を頂部ストラップ140および底部ストラップ150に結合することにより、オーバーモールド継手4006と頂部ストラップ140および底部ストラップ150との間の接続領域が増大し、それにより、オーバーモールド継手4006の強度が増大する。さらに、ケーシング220の端部がオーバーモールド継手4006内に封入されるように、ケーシング220の端部を越えてオーバーモールド継手4006を延在させることにより、完成したヘッドギアの耐久性が向上し概観が改善される。すなわち、ケーシングの余った糸端部が、オーバーモールド継手4006内に封入されかつ結合される。
図80Cに図示するように、オーバーモールド継手4006は、実質的に、頂部ストラップ140および底部ストラップ150の厚さに等しく、オスコネクタ4002およびメスコネクタ4004の厚さにも等しい厚さTを有する。すなわち、オーバーモールド継手4006の厚さTは、頭部4050の厚さT1および中心領域4044の厚さT3に等しい。したがって、オーバーモールド継手4006と頂部ストラップ140および底部ストラップ150との厚さが等しいことにより、ストラップ140、150の長さを通して連続した厚さと、ストラップ140、150の間の接続および遷移とが提供され、ヘッドギアの審美性および快適さが向上する。
位置合せポストを備えた接合タブ
図81A~図81Cは、底部ストラップ半体150A、150Bの2つの空のテキスタイルケーシング220を合せて型内成形することによって形成される底部ストラップ150を示す。ストラップ半体150A、150Bの接合を、底部ストラップ150に関して例示するが、それは、底部ストラップの形成に限定されず、任意のヘッドギアを形成するために使用することができる。底部ストラップ150は、単一の射出成型ショットを用いて複数のテキスタイルケーシング220を合せて型内成形して単体ストラップ150を形成することによって形成される。テキスタイルケーシング220は、両ケーシング220内に形成される単体のプラスチックコア材料210によって接続される。接合タブ4008が、ケーシング220の自由端部4026の間に配置され、プラスチックコア材料210から形成されている。接合タブ4008は、2つのストラップ半体150A、150Bの間に延在し、ストラップ半体にプラスチックコア材料210を射出するための中心射出点4010を提供する。接合タブ4008、ストラップ半体150A、150Bの間の整然としかつ耐久性のある継手を提供するようにオーバーモールドさせるように構成されている。オーバーモールドする前に、射出点に形成されたいかなる過剰な材料またはスプルーもトリミングされる。
接合タブ4008の端部は、接合タブ4008の上面4018および下面4028から反対方向(たとえば、厚さ方向)に突出し延在する一対の位置合せポスト4078を含む。位置合せポスト4078は、接合タブ4008の上面4018および下面4028の幅を横切って延在する矩形状突起として示すが、それに限定されない。位置合せポスト4078は、ストラップ半体150A、150Bの端部4026がオーバーモールド金型内で(たとえば、ストラップの厚さ方向に)位置合せされるように、オーバーモールド金型の金型キャビティの内面と当接するように構成されている。
図81Cは、接合タブ4008の上面4018および下面4028から延在する位置合せポスト4078を示す。接合タブ4008は、厚さT6を有するように示す。位置合せポスト4078を含む接合タブ4008の領域は、厚さT5を有する。位置合せポスト4078を含む領域の厚さT5は、位置合せポスト4078のない領域の厚さT6より大きい。位置合せポスト4078はまた、接合タブ4008の上面4018および下面4028と、金型キャビティの内面との間の隙間もまた維持することができ、それにより、オーバーモールドプラスチックが接合タブ4008の上に流れて頑強な継手を提供することができる。
図81Dおよび図81Eは、接合タブ4008がオーバーモールドされた後のストラップ半体150A、150Bを示す。図示するように、接合タブ4008の上に、オーバーモールド4080が形成されている。オーバーモールド4080は、底部ストラップ150と同じ材料(たとえば、プラスチックコア材料210)から形成される場合もあれば、異なる材料から形成される場合もある。いくつかの実施形態では、オーバーモールド4080は、オーバーモールド4080と患者の頭部との間に可撓性のあるかつ快適な接触を提供するように、エラストマー材料を含むことができる。オーバーモールドは、使用時に患者の頭部から離れる方向に面するように構成された外面4082と、使用時に患者の頭部と接触するように構成された内面4084とを備える。
図81Dは、患者の頭部から離れる方向に面するオーバーモールド4080の上面4082を示す、オーバーモールド4080の上面図である。図81Eは、患者の頭部に面するオーバーモールド4080の底面4084を示す、オーバーモールド4080の底面図である。オーバーモールド4080の面4082、4084の中または上に、位置合せポスト4078の位置を示す確認マーク4088を形成することができる。オーバーモールド4080の厚さが位置合せポスト4078の厚さT5と等しいため、確認マーク4088は面4082、4084を通して可視である。他の構成では、位置合せポスト4078がオーバーモールド4080の面4082、4084を通して可視でないように、オーバーモールド4080の厚さは、位置合せポスト4078の厚さT5より大きい場合もある。すなわち、位置合せポスト4078の位置を示す確認マーク4088が可視でないように、オーバーモールド4080の外面4082は平滑であり連続している場合がある。
オーバーモールド4080の外面4082の中または上に、製品ラベルまたはロゴ4086もまた形成することができる。ロゴ4086は、オーバーモールドプロセス中に面4082内に成形される。いくつかの構成では、位置合せポスト4078は、ロゴ4086の一部を形成するように構成することができる。たとえば、図示する構成では、一方の位置合せポスト4078が文字「F」からなる形状を有することができ、他方の位置合せポストが文字「P」からなる形状を有する。位置合せポスト4078が面4082上で可視であるように、位置合せポスト4078および/またはオーバーモールド4080の厚さを変更することができる。他の構成では、仕上げプロセス(たとえば、彫刻、成形、打抜き加工等)によりロゴ4086を形成することができる。
いくつかの実施形態では、オーバーモールドする前に、位置合せポスト4078の間で接合タブ4008をトリミングすることができる。これにより、位置合せポスト4078の間の間隔、したがってオーバーモールドの長さを増減させることにより、底部ストラップ150の全長を調整することができる。すなわち、いくつかの構成では、(たとえば、底部ストラップ150の長さ方向における)位置合せポスト4078間の距離を短くするかまたは長くして、底部ストラップ150の全長を短くするかまたは長くすることができる。この手法を用いて、同じ底部ストラップ構成要素を使用して異なるヘッドギアサイズを提供することができる。
射出ハウジング
図82A~図83Eは、ストラップ端部継手ハウジング4090を示し、その中で、空の底部ストラップ半体150A、150Bの端部4026が挿入され、型内成形されて単体の底部ストラップ150が形成される。ストラップ半体150A、150Bの接合を、底部ストラップ150に関して例示するが、それは底部ストラップの形成に限定されず、任意のヘッドギアストラップを形成するために使用することができる。底部ストラップ150は、単一の射出成型ショットを用いて複数のテキスタイルケーシング220を合せて型内成形して単体ストラップを形成することにより、形成される。したがって、テキスタイルケーシング220は、両ケーシング220内に形成されかつそれを通して延在する単体のプラスチックコア材料210によって接続される。
ハウジング4090は、2つのテキスタイルケーシング220の開放端部4026を受け入れるように構成された内部チャンバ4092を有する。ハウジング4090は、ハウジング4090が型内成形金型内で確実な嵌合を有するように、型内成形金型の内部キャビティ内の領域の形状、サイズおよび幾何学的形態に対応する形状、サイズおよび幾何学的形態を有することができる。したがって、ハウジング4090は、型内成形金型に対して位置合せすることができ、それにより、テキスタイルケーシング220の端部4026を、型内金型内にあるときにハウジング4090によって位置合せすることができる。ハウジング4090は、矩形の形状または幾何学的形態に限定されない。
ハウジング4090は、ハウジング4090の少なくとも1つの側面に、ゲートを提供する射出開口部4094を有し、そのゲートを通して、型内成形プラスチック材料210が射出されその中を流れることができる。いくつかの構成では、ハウジング4090の複数の側面に射出開口部4094を配置することができる。図83Eは、ハウジング4090の対向する側面に位置する射出開口部4094を示す。プラスチックコア材料210を両開口部4094内に同時に射出することができ、または別法として、一方の開口部4094を、プラスチック材料210が他方の開口部4094内に射出されている間、遮断することができる。
図83Dに示すように、射出開口部4094は、テキスタイルケーシング220の開放端部4026を受け入れる内部チャンバ4092に流体的に接続される。テキスタイルケーシング220の端部4026は、テキスタイルケーシング220の内部空洞が射出開口部4094と流体連通するように、射出開口部4094に向かって開放している。型内成形プロセス中、ハウジング4090の開口部4094内に射出されるプラスチックコア材料210を型内成形することにより、テキスタイルケーシング220内にプラスチックが射出される。型内成形プラスチックコア材料210は、開口部4094から内部チャンバ4092内に、かつ内部チャンバ4092からテキスタイルケーシング220内に流れ込む。ハウジング4090は、テキスタイルケーシング220を型内成形するための中心射出点を提供する。いくつかの構成では、ハウジング4090は、テキスタイルケーシング220の端部の上へのオーバーモールド継手のオーバーモールドに対する代替物を提供することができる。したがって、テキスタイルケーシング220の余った糸端部は、ハウジング4090内に封入されかつ収容され、それにより、ヘッドギアの審美性および耐久性が向上する。
内部チャンバ4092は、ハウジング4090の中心領域に位置する内部空洞領域4092Aを有する。内部空洞領域4092Aは、射出開口部4094に向かって開放しかつその中に通じる1つの端部を有し、外部空洞領域4092Bに向かって開放しかつその中に通じる第2端部を有する。すなわち、内部空洞領域4092Aは、射出開口部4094と外部空洞領域4092Bとの間に配置される。射出開口部4094は、射出されるプラスチック材料210を内部チャンバ4092の内部空洞領域4092A内に向ける。ケーシング220の端部は、外部空洞領域4092Bの内壁に当接し、それにより、射出されるプラスチック材料210が射出開口部4094からテキスタイルケーシング220内に流れ込むように、射出開口部4094からケーシング220のキャビティ内に流体路が提供される。
内部空洞領域4092Aは、外部空洞領域4092Bの高さD2より低い高さD1を有する。内部空洞領域4092Aの高さD1および外部空洞領域4092Bの高さD2の差により、内部チャンバ4092内に階段状の輪郭が形成され、それにより、テキスタイルケーシング220の端部4026を、ハウジング4090内に配置されたときに間隔を空けて配置することができる。内部空洞領域4092Aの高さD1は、テキスタイルケーシング220を通るコア材料210の厚さに実質的に等しくすることができる。
いくつかの構成では、(図83Dに示すような)内部空洞領域4092Aの長さLは、同じテキスタイルケーシング220から異なる長さの底部ストラップ150を形成することができるように、変更することができる。すなわち、ハウジング4090の長さを変更することにより、固定長を有するテキスタイルケーシング220から、さまざまな長さの底部ストラップを形成することができる。内部空洞領域4092Aの長さLは、テキスタイルケーシング220の端部4026の間隔を近づけるかまたはさらに離し、それにより、ストラップ150の完成した長さが増減する。たとえば、いくつかの構成では、同じ長さのテキスタイルケーシング220と、異なる長さLの内部空洞領域4092Aを有するハウジング4090とを用いて、中サイズヘッドギアおよび中-大サイズヘッドギア用の底部ストラップ150を形成することができる。すなわち、中サイズおよび中-大サイズの底部ストラップ150の長さの差は、内部空洞領域4092Aの長さLの差によって提供される。
ストラップ断面
図84Aおよび図84Bは、テキスタイルケーシング220がプラスチックコア材料210で充填される型内成形プロセスの結果としての頂部ストラップ140および底部ストラップ150の断面図を示す。頂部ストラップ140および底部ストラップ150両方が、内面4066および外面4068を有し、内面4066は患者の頭部と接触するように構成され、外面4068は患者の頭部から離れる方向に面するように構成される。この実施形態では、ストラップ140、150のプラスチックコア材料210は実質的にD字型の断面を有し、それにより、外面4068は凸状湾曲を有し、内面4066は、実質的に平坦な、平面の、または直線状の輪郭を有する。いくつかの構成では、内面4066は凹状湾曲を有することができる。
内面4066の平坦な輪郭は、(凸状輪郭より)ヘッドギアにおけるいかなる荷重も患者の頭部にわたってより均一に分散させるように、患者の頭部と増大した接触領域を有するように構成される。これにより、ヘッドギアの安定性および患者に対する快適さが向上する。外面4068の凸状湾曲は、ストラップに対してある程度の剛性を与え、ヘッドギアに対して柔らかいまたは審美的に魅力的な外観を与える。
ストラップの柔らかい縁
図84Aは、テキスタイルケーシング220の外縁部を充填するフランジ部4036を含む、プラスチックコア材料210を備えた頂部ストラップ140および底部ストラップ150を示す。フランジ部4036は、頂部ストラップ140および底部ストラップ150に対して硬く剛性の縁処理を提供する。図84Bは、内部にプラスチックコア材料210がないことによって形成されている柔らかい縁部4038を有する頂部ストラップ140および底部ストラップ150を示す。柔らかい縁部4038は、テキスタイルケーシング220が柔軟かつ曲げやすいままであるように、プラスチックコア材料210で充填されていない、ケーシング220の部分である。その結果、柔らかい縁部222は、頂部ストラップ140および底部ストラップ150に対して、使用者の皮膚に対して快適でありかつ審美的に好ましくもある柔らかいかまたはクッション性のある縁を提供する。
いくつかの構成では、柔らかい縁部4038は、プラスチックコア材料210の射出の前に管状ケーシング220の縁を圧着することにより形成され、それにより、プラスチックコア材料210は、圧着されるケーシング220の部分の中に流れ込まないように阻止または制限される。縁は、金型キャビティに隣接する成形金型の部分によって圧着される。成形金型による頂部ストラップ140および底部ストラップ150の圧着の深さは、頂部ストラップ140および底部ストラップ150の長さに沿って変更することができ、それにより、頂部ストラップ140および底部ストラップ150の長さに沿って、プラスチックコア材料210の幅(図84Aおよび図84Bでは水平方向)を変更することができる。したがって、頂部ストラップ140および底部ストラップ150の異なる領域においてプラスチックコア材料210の幅をより広くすることにより、それらの領域を補強しかつそれらの領域に対して追加の強度を提供することができる。同様に、いくつかの構成では、頂部ストラップ140および底部ストラップ150の長さに沿ったいくつかの領域においてプラスチックコア材料210の幅をより狭くすることにより、それらの相対的に狭い領域に対して可撓性を提供することができる。当業者であれば、プラスチックコア材料の形状および幾何学的形態は、所望の方向において頂部ストラップ140および底部ストラップ150に対して強度および剛性を提供するように変更することができることが理解されるはずである。
図85は、頂部ストラップ140が、長さに沿って設けられた柔らかい縁部4038を有する底部ストラップ150に接合された状態を示す。底部ストラップ150は、使用されているとき、使用者の耳の上方に位置決めされる耳アーチ4016を形成するように輪郭が付けられた湾曲形状を有する。図示するように、耳アーチ4016における柔らかい縁部4038は、底部ストラップ150の残りの部分における柔らかい縁部4038の幅W2より大きい幅W1を有する。耳アーチ4016における柔らかい縁部4038は、使用中に耳アーチが患者の耳と接触するべきである場合に増大した柔らかさ/クッション性および快適さを提供するように、底部ストラップ150の他の部分に対して増大した幅を有する。使用者の耳の弓状部は敏感な領域であり、接触が不快感をもたらす可能性がある。
いくつかの構成では、ヘッドギアは、上部サイドストラップおよび/または下部サイドストラップ(または他の構成)を有する、4点接続構成を備えることができる。こうした構成では、使用時に患者の耳に近接するいかなるストラップも、増大した柔らかい縁の幅を含むことができる。
オーバーモールド接続部を有する結合された頂部および後部ストラップ
図86は、単一のハローまたは後部ヘッドギアループストラップ5002として一体的に形成されている後部ストラップ部150および頂部ストラップ部140からなるヘッドギア構成5000を示す。ヘッドギアループストラップ5002は、オーバーモールド継手5006を介して前部ストラップ5004に接続される。前部ストラップ5004は、ヘッドギアループストラップ5002から別個に形成され、その後、オーバーモールド接続部により後部ヘッドギアループ5010に接続される。前部ストラップ5004は、型内成形ストラップ部、ロック機構のための編組フィラメントハウジング、または両方の組合せを備えることができる。一実施形態では、ヘッドギア構成5000の前部ストラップ5004は、ロック機構およびフィラメントを備えるサイズ調整機構を含むように構成することができる。これは、フィラメントを収容する編組ストラップを個々の構成要素として製造しかつ試験することができるため、有利である。これにより、これらの構成要素を製造する複雑さが低減し、ロック機構の公差または動作が損なわれかつ/または不良である場合に、ヘッドギアまたはヘッドギアのより大きい部分の損失を防止することができる。すなわち、前部ストラップ5004がヘッドギアループストラップ5002から別個に形成されるため、欠陥があるかまたは不良のロック機構によりヘッドギア全体を廃棄する必要がない。
ヘッドギアループストラップ5002の端部がオーバーモールド継手5008によって互いに接合されて、患者の頭部の後部をカップのように入れるかまたは受け入れる(破線によって示す)後部ヘッドギアループ5010が形成される。オーバーモールド継手5008は、使用中、患者の頭部の頂部に位置する。患者の頭部の頂部にオーバーモールド継手5008を位置決めすることは、使用者の頭部の頂部がベッドまたは枕に接触しないため(接触することにより、継手5008に力が加わり、継手が患者の頭部に食い込む可能性がある)、有利な位置である。すなわち、患者の頭部の頂部にオーバーモールド継手5008を位置決めすることは、患者に対してより快適である可能性がある。
図87Aに図示するように、ヘッドギアループストラップ5002は、頂部ストラップ140および後部ストラップ150を結合する単一の型内成形部材から形成されている。ヘッドギアループストラップ5002は、プラスチックコア材料210で充填される1本のテキスタイルケーシング材料220から形成されている。ヘッドギアループストラップ5002は、頂部ストラップ部140の自由端部に形成されかつそこから延在する位置合せタブ5020を含む。ヘッドギアループストラップ5002はまた、頂部ストラップ部140と底部ストラップ部150との間に配置された突破りタブ5030も含む。
位置合せタブ5020は、図81A~図81Eの接合タブ4008と実質的に同様である。位置合せタブ5020は、プラスチックコア材料210から形成され、頂部ストラップ部140の間にオーバーモールド継手を形成するオーバーモールド金型内でヘッドギアループストラップ5002の端部を位置合せするように構成されている。頂部ストラップ形態140の端部の接合により、後部ヘッドギアループ5010の閉ループが形成される。
位置合せタブ5020は、オーバーモールド金型内で頂部ストラップ部140の端部を位置合せするように構成される位置合せポスト5022を含む。図88Aおよび図88Bに図示するように、位置合せポスト5022はまた、隆起した当接面5024も有し、それは、オーバーモールド金型キャビティの内壁と当接し、係合し、かつ/または接触するように、かつ、金型内で位置合せタブ5020を(たとえば、ヘッドギアループストラップ5002の厚さ、幅および/または長さ方向において)位置合せするように構成されている。接合タブ4008と同様に、位置合せタブ5020がオーバーモールド金型内で位置合せされると、位置合せタブ5020は、ヘッドギアループストラップ5002の端部を接合するようにオーバーモールドされる。
ヘッドギアループストラップ5002は、前部ストラップ5004の端部とオーバーモールドされるように構成されている2つの突破りタブ5030を含む。突破りタブ5030は、先の実施形態のオスコネクタ4002と実質的に同様である。図89Aおよび図89Bに図示するように、突破りタブ5030は、ヘッドギアループストラップ5002および前部ストラップ5004が接続されるように、オーバーモールド接続部5006の特徴と係合し噛み合う頭部5032を含む。頭部5032は、隆起した当接面5034を形成する突起から構成されている。当接面5034は、オーバーモールド金型キャビティの内壁と当接し、係合しかつ/または接触するように、かつ、金型内で突破りタブ5030を(たとえば、ヘッドギアループストラップ5002の厚さ、幅および/または長さ方向において)位置合せするように構成されている。当接面5034は、オーバーモールド継手5006の外面5008と同一平面にあって、ヘッドギアループストラップ5002と前部ストラップ5004との間の平滑な遷移をもたらす。
ヘッドギアループストラップ5002および前部ストラップ5004は、突破りタブ5030と前部ストラップ5004の端部との上にオーバーモールド継手5006をオーバーモールドすることにより接合される。いくつかの構成では、ヘッドギアループストラップ5002の内部コアを形成するために使用されるものと同じプラスチックコア材料210から、オーバーモールド継手4006を形成することができる。他の構成では、エラストマー等の異なる材料からオーバーモールド継手5006を形成することができる。
図89Aおよび図89Bに図示するように、突破りタブ5030の頭部5032は、オーバーモールド継手5006によって包囲されかつその中に保持されている。オーバーモールド継手5006内に締付開口部5036が形成され、それらは、前部ストラップ5004を適所に締め付けるように構成されている。締付開口部5036は、オーバーモールド金型キャビティの内壁から突出する突起により、オーバーモールド継手5006内に形成されている。
いくつかの構成では、ヘッドギアループストラップ5002および前部ストラップ5004は、突破りタブ5030と前部ストラップ5004の端部との上に締め付けられるコネクタによって接合することができる。したがって、コネクタは、ヘッドギアループストラップ5002および前部ストラップ5004が接合されるように、前部ストラップ5004の端部を締め付けながら、突破りタブ5030の頭部5032と係合することができる。
位置合せポスト、ピンホールおよびくぼみ
図90A~図92Dは、テキスタイルケーシング220を通って突出する位置合せポスト5102と、テキスタイルケーシング220内に凹状に形成される位置合せ凹部またはピンホール5104とを備える、型内成形された頂部ストラップ140および底部ストラップ150を示す。位置合せポスト5102は、オスコネクタ頭部4002および位置合せタブ5020と同様に、オーバーモールド金型キャビティの内面と当接するように構成されている。位置合せポスト5102は、オーバーモールド金型内でストラップの端部を位置合せしかつ位置決めする。位置合せポスト5102は、頂部ストラップ140および底部ストラップ150の上面5112および底面5114のうちの少なくとも一方から突出する。位置合せポスト5102は、テキスタイルケーシング220を通って突出する。位置合せポスト5102は、頂部ストラップ140および底部ストラップ150の型内成形中にテキスタイルケーシング220内に形成される。図90Bおよび図90Dは、突破りタブ5120に形成された位置合せポスト5102を示す。突破りタブ5120の位置合せポスト5102は、プラスチックコア材料210から形成され、位置合せタブ5020の位置合せポスト5022と実質的に同様である。
使用者に面する面すなわち底面5114は、ストラップ140、150の厚さ内に部分的に凹状に形成されるピンホール5104を備える。ピンホール5104は、たとえば、オーバーモールド金型の内部キャビティの面から突出するピンを受け入れるように構成されている。ピンおよびピンホール5140は、図79A~図79Cの凹部4070および位置決めピン4072と実質的に同様である。ピンはピンホール5104と係合して、オーバーモールド金型内の所定の位置および位置合せでストラップ140、150を保持し、オーバーモールドプラスチックが射出されるとき、型内成形ストラップ140、150がオーバーモールド型内部で移動するのを阻止する。ピンホール5104は、使用者が装着するときに可視でないように、底面5114に形成されている。いくつかの構成では、ピンホール5104は、頂部ストラップ140および底部ストラップ150の上面5112および底面5114の一方または両方に形成することができる。いくつかの構成では、ピンホール5104は、頂部ストラップ140および底部ストラップ150の厚さより小さい深さを有することができる。いくつかの構成では、ピンホール5104は、頂部ストラップ140および底部ストラップ150の厚さと等しい深さを有することができる。
突破りタブ5120と頂部ストラップ140および底部ストラップ150の端部とは、ともに、内面5112および外面5114にくぼみを含む。くぼみ5106は、突破りタブ5120のプラスチックコア材料210内に、かつ頂部ストラップ140および底部ストラップ150の端部においてテキスタイルケーシング220内に凹状に形成されている。図92A~図92Dに図示するように、くぼみ5106は、オーバーモールド継手5130のくぼみ係合領域において増大する厚さを提供し、オーバーモールド継手5130とストラップ140、150との間の機械的接続を形成するように増大した表面積を提供するように構成されている。くぼみ5106によって提供される増大した表面積により、オーバーモールド継手5130の強度が増大する。
図92A~図92Dは、オーバーモールド継手5130が突破りタブ5120と頂部ストラップ140および底部ストラップ150の端部との上にオーバーモールドされた後の頂部ストラップ140および底部ストラップ150を示す。オーバーモールド継手5130は、頂部ストラップ140および底部ストラップ150の上に永久的なオーバーモールド接続を提供する。オーバーモールド継手5130は、上述したオーバーモールド継手と同様に形成される。位置合せポスト5102は、オーバーモールド継手5130と同じ厚さを有する結果として、オーバーモールド継手5130に確認マークが形成されるようにすることができる。いくつかの構成では、オーバーモールド継手5130内にロゴ5150を形成することができる。図92Cおよび図92Dは、くぼみ5106によって提供されるオーバーモールド継手材料の増大した厚さを示す。オーバーモールド継手5130はまた、頂部ストラップ140と底部ストラップ150との間の継手の強度を増大させるように、底部ストラップ150の縁にオーバーラップする。
いくつかの構成では、ストラップ140、150のいずれかの自由端部にオーバーモールドコネクタ5140を設けることができる。オーバーモールドコネクタ5140は、オーバーモールド継手5130と同様に形成され、ストラップ140、150の位置合せポスト5102およびくぼみ5106と係合することができる。コネクタ5140は、別のヘッドギアまたはマスク構成要素に接続するように構成されたループまたはクリップを備えることができる。
以下の開示は、患者または使用者に呼吸療法を送達するように構成された患者インタフェース8002用のヘッドギアアセンブリ8000に関する。図93A~図93Cは、ヘッドギアアセンブリ8000およびマスクアセンブリ8004の非限定的な実施形態を含む患者インタフェース8002の非限定的な例示的な実施形態を示す。マスクアセンブリ8004は、患者または使用者の気道に呼吸ガスの流れを送達する任意の好適な構成であり得る。マスクアセンブリ8004は、本体と1つまたは複数の封止クッションとを含むことができる。いくつかの構成では、本体は、封止クッションより剛性が高い。いくつかの構成では、本体およびクッションは、一体的にまたは単体で形成されている。封止クッションは、患者または使用者の鼻および口の一方または両方とシールを形成するように構成されている。マスクアセンブリ8004は、たとえば、限定なしに、フルフェイス鼻上マスク、フルフェイス鼻下マスク、鼻マスク、鼻ピローまたは鼻カニューレであり得る。したがって、マスクアセンブリ8004は、図において破線ブロックによって表す。
ヘッドギアアセンブリ8000は、ヘッドピース8006と少なくとも1つのコネクタ8008とを含む。図示する構成では、少なくとも1つのコネクタ8008は、第1コネクタ8008および第2コネクタ8008(図示せず)を備える。ヘッドギアアセンブリ8000は、使用者の矢状面を中心に実質的に対称である。したがって、第2コネクタ8008は、図示する第1コネクタ8008の鏡像とすることができ、第2コネクタ8008には第1コネクタ8008の説明を等しく適用することができる。同様に、ヘッドピース8006の(患者または使用者の観点から)左側は、右側の鏡像であり得る。第1コネクタ8008および第2コネクタ8008は各々、前部8008aにおいてマスクアセンブリ8004に接続し、後部8008bにおいてヘッドピース8006に接続する。いくつかの構成では、第1コネクタ8008および第2コネクタ8008を互いに結合することができ、または、一体的なもしくは単体構造とすることができる。
ヘッドピース8006は、頂部または垂直ストラップ8010、前方または前頭部ストラップ8012、後部または後頭部ストラップ8014および耳ループ8016のうちの1つまたは複数を含むことができる。前方ストラップ8012は、実質的に使用者の頭部の前部の上にわたる。すなわち、前方ストラップ8012は、前頭部等、頭部の頂部の前方に位置することができる。頂部ストラップ8010は、実質的に、使用者の頭部の頂部の上にわたる。頂部ストラップ8010および前方ストラップ8012は、接合部8020で集まる。接合部8020は、耳ループ8016の一部に結合するかまたはそれを形成することができる。後部ストラップ8014は、実質的に、使用者の頭部の後部の周りを通る。すなわち、後部ストラップ8014は、頭部の頂部の後方に位置することができる。いくつかの構成では、後部ストラップ8014の端部は、耳ループ8016の一部を形成する。耳ループ8016は、使用者の耳を部分的にまたは完全に取り囲む。図示する構成では、耳ループ8016は、使用者の耳を完全に取り囲み、閉ループを形成する。ヘッドピース8006が第1コネクタ8008および/または第2コネクタ8008に接続することができるように、耳ループ8016は少なくとも1つのコネクタ接続面8022を含む。
第1コネクタ8008および/または第2コネクタ8008は、マスクアセンブリ8004とヘッドピース8006との間に延在する少なくとも1つのストラップまたは他の構造を含む。図示する構成では、第1コネクタ8008および/または第2コネクタ8008のうちの一方または両方は、第1ストラップ8024および第2ストラップ8026を含む。ストラップ8026は、本明細書では下部ストラップ8026と呼ぶ。ストラップ8024は、本明細書では、下部ストラップ8026と前方ストラップ8012および/または頂部ストラップ8010との間に垂直に配置されるため、中部ストラップ8024と呼ぶ。中部ストラップ8024は、使用するとき、第1部8008aおよびマスクアセンブリ8004から、使用者の耳の上方および後方に延在する。下部ストラップ8026は、使用するとき、前部8008bおよびマスクアセンブリ8004から使用者の耳の下方および後方に延在する。中部ストラップ8024は、後部8008bにおいて下部ストラップ8026と一緒になる。図示する構成では、中部ストラップ8024および下部ストラップ8026は一体的に形成されている。
少なくとも1つの実施形態では、第1コネクタ8008および/または第2コネクタ8008は、ストラップ8024、8026の代わりにまたはそれに加えて中間ストラップを備えることができる。中間ストラップは、前部8008aおよびマスクアセンブリ8004から使用者の耳の上方および後方に延在することができる。少なくとも1つの実施形態では、中間ストラップは、前部8008aおよびマスクアセンブリ8004から使用者の耳の下方および後方に延在することができる。少なくとも1つの実施形態では、中間ストラップは、前部8008aおよびマスクアセンブリ8004から延在して、使用者の耳の上方および後方ならびに下方および後方の両方に延在するように分岐する。
図93Bは、第1コネクタ8008がヘッドピース8006から分離されているヘッドギアアセンブリ8000の斜視図を示す。使用時、第1コネクタ8008をヘッドピース8006から分離して、耳の周囲で外向きに伸ばして、使用者の顔面からマスクアセンブリ8004を解除することができる。第2コネクタ8008(図示せず)を同様に分離して、マスクアセンブリ8004を完全に分離することができる。いくつかの実施形態では、第1コネクタ8008および/または第2コネクタ8008の前部8008aは、取り外した後のマスクアセンブリ8004に接続されたままにすることができる。
マスクアセンブリ8004およびコネクタ8008がヘッドピース8006から分離されると、使用者は、マスクアセンブリ8004を接続することが必要になる前に、ヘッドピース8006を独立して装着することができる。すなわち、ヘッドピース8006は、好ましくは、少なくとも、使用者の頭部が比較的直立している間、適所にあり続けるためにマスクアセンブリ8004および/またはコネクタ8008に頼ることなく、使用者の頭部に安定して支持されるように構成されている。マスクアセンブリ8004を再度接続するために、第1コネクタ8008および/または第2コネクタ8008のうちの一方が、関連する耳ループ8016においてヘッドピース8006に接続される。マスクアセンブリ8004は、所望の位置に配置される。そして、第1コネクタ8008および/または第2コネクタ8008のうちの他方が、他方の耳ループ8016においてヘッドピース8006に接続される。
図93Cは、第1コネクタ8008がヘッドピース8006に接続されているヘッドギアアセンブリ8000の斜視図を示す。第1コネクタ8008および/または第2コネクタ8008上のヘッドピース接続面8030を用いて、第1コネクタ8008および/または第2コネクタ8008のヘッドピース8006との接続が容易になる。上述したように、ヘッドピース8006上のコネクタ接続面8022を用いて、ヘッドピース8006の第1コネクタ8008および/または第2コネクタ8008との接続が容易になる。コネクタ接続面8022およびヘッドピース接続面8030により、第1コネクタ8008および/または第2コネクタ8008をヘッドピース8006に取外し可能に接続することができる。ヘッドピース接続面8030およびコネクタ接続面8022は、協働するまたは相補的な形状を有する。いくつかの構成では、ヘッドピース接続面8030およびコネクタ接続面8022の各々の一部が、同一の形状、またはヘッドピース8006およびコネクタ8008の両方が適切に位置決めされるときに互いにオーバーラップするように構成された形状を有する。例として図93Cを参照すると、ヘッドピース8006のコネクタ接続面8022は、耳ループ8016の一部に沿って湾曲している。ヘッドピース接続面8030は、第1コネクタ8008上の協働する湾曲部である。コネクタ接続面8022およびヘッドピース接続面8030は、協働して、第1コネクタ8008およびヘッドピース8006を接続する。
いくつかの実施形態では、第1コネクタ8008および第2コネクタ8008は、接続システムを使用することによりヘッドピース8006に接続する。少なくとも1つの実施形態では、これは、面ファスナを含むフックおよびループ接続システムである。接続システムの一方の構成要素は、ヘッドピース接続面8030に位置し、他方は、コネクタ接続面8022に位置する。フックおよびループ接続システムは、患者インタフェース8002が使用されるときにヘッドピース接続面8030を使用者の耳の周囲の適所に保持するように構成されている。接続システムにより、使用者が所望するときに、マスクアセンブリ8004、第1コネクタ8008および/または第2コネクタ8008の容易な分離が可能になる。さらに、所望のときに、マスクアセンブリ8004、第1コネクタ8008および/または第2コネクタ8008をヘッドピース8006に容易に再接続することができる。
ヘッドギアアセンブリ8000の他の構成は、ヘッドピース8006とコネクタ8008との間に磁気接続システムを含む。いくつかの構成は、コネクタ接続面8022の近くまたはその上に1つまたは複数の磁石を含む。これらの構成では、ヘッドピース接続面8030は、1つまたは複数の鉄金属構造を含むことができる。したがって、図示するような、コネクタ接続面8022およびヘッドピース接続面8030は、磁気接続システムの構成要素を表すことができる。したがって、コネクタ8008およびヘッドピース8006は、コネクタ接続面8022の磁石とヘッドピース接続面8030の鉄構造との間の磁力によって接続される。別法として、ヘッドピース接続面8030が1つまたは複数の磁石を提供することができ、コネクタ接続面8022が1つまたは複数の鉄金属構造を提供することができる。
代替構成では、第1コネクタ8008および/または第2コネクタ8008は、ヘッドピース接続面8030の近くにまたはその上に1つまたは複数の磁石を含むことができ、ヘッドピース8006は、コネクタ接続面8022の近くにまたはその上に1つまたは複数の磁石を含むことができる。コネクタ接続面8022上の1つまたは複数の磁石は、それらの極性がヘッドピース接続面8030上の磁石の磁性とおよそ逆であるように配向することができる。この構成により、磁力の反発により間違った取付が示されることが確実になる。
磁気接続システムは、主に自己整列する。これは、使用者がヘッドピース8006と第1コネクタ8008および/または第2コネクタ8008とを同じ場所で接続するのに(それが試行される度に)役立つ。したがって、磁気接続システムにより、マスクアセンブリ8004およびコネクタ8008の容易な着脱が可能になる。
少なくとも1つの実施形態では、コネクタ接続面8022およびヘッドピース接続面8030は、接続されるときにオーバーラップする。少なくとも1つの実施形態では、コネクタ接続面8022およびヘッドギア接続面8030は、それらの面が相補的であるように当接する。たとえば、ヘッドピース接続面9030およびコネクタ接続面9022は、C字型であり使用者の耳の上方から下方に延在することができる接続領域に沿ってオーバーラップすることができる。
少なくとも1つの実施形態では、第1コネクタ8008および/または第2コネクタ8008の中部ストラップ8024および下部ストラップ8026は、マスクアセンブリ8004に調整可能に接続されている。中部ストラップ8024および下部ストラップ8026は、マスクアセンブリ8004の対応する穴を通過し、それ自体または互いにの上に折り返して、調整可能に適所に固定することができる。少なくとも1つの実施形態では、中部ストラップ8024および下部ストラップ8026は、マスクアセンブリ8004に固定して接続されている。少なくとも1つの実施形態では、中部ストラップ8024はマスクアセンブリ8004に固定して接続され、下部ストラップ8026はマスクアセンブリ8004に調整可能に接続されている。少なくとも1つの実施形態では、下部ストラップ8026はマスクアセンブリ8004に固定して接続され、中部ストラップ8024はマスクアセンブリ8004に調整可能に接続されている。
第1コネクタ8008および/または第2コネクタ8008を用いてヘッドピース8006からマスクアセンブリ8004を分離することにより、ヘッドギアアセンブリ8000のサイズを調整することなく、マスクアセンブリ8004を取り外すことができる。サイズを調整する必要なしに、第1コネクタ8008および/または第2コネクタ8008を介して、マスクアセンブリ8004を適所に再度固定することができる。これにより、着脱プロセスが簡略化する。
ヘッドギアアセンブリ8000のいくつかの構成では、頂部ストラップ8010、前方ストラップ8012、後部ストラップ8014またはこれらの任意の組合せは、調整機構8040を含む。調整機構は、たとえば、バックル等、任意の好適な構成であり得る。ストラップ8010、8012、8014の対向する側部が、バックルを通過し、それら自体の上に折り重なることができる。たとえば、面ファスナ等の好適な締結具により、ストラップ8010、8012、8014の自由端部をストラップ8010、8012、8014の残りの部分に固定することができる。
少なくとも1つの実施形態では、頂部ストラップ8010および前方ストラップ8012は。耳ループ8016の独立した部分を形成する。頂部ストラップ8010および前方ストラップ8012によって画定される耳ループ8016の部分は、使用者の耳の下方および/または上方で互いに結合することができる。
少なくとも1つの実施形態では、ヘッドピース8006は、使用者の頭部の頂部にわたる頂部ストラップ8010と、使用者の頭部の後部にわたる後部ストラップ8014とを含む。
少なくとも1つの実施形態では、ヘッドピース8006に第1コネクタ8008を固定して接続することができる。この構成では、ヘッドピース8006から第2コネクタ8008を分離して、マスクアセンブリ8004を取り外すことができる。少なくとも1つの実施形態では、ヘッドピース8006に第2コネクタ8008を固定して接続することができる。この構成では、ヘッドピース8006から第1コネクタ8008を分離してマスクアセンブリ8004を取り外すことができる。
図94A~図94Cは、ヘッドギアアセンブリ9000およびマスクアセンブリ9004を含む患者インタフェース9002の斜視図を示す。ヘッドギアアセンブリ9000は、ヘッドピース9006、第1コネクタ9008および第2コネクタ9008(図示せず)を含む。図93A~図93Cの実施形態におけるように、ヘッドギアアセンブリ9000は、使用者の矢状面を中心に対称であり得る。明示的に開示しないヘッドギアアセンブリ9000の詳細は、ヘッドギアアセンブリ8000の対応する要素と同じかもしくは同様であり得るか、または別の好適な構成であり得る。この実施形態では、ヘッドギアアセンブリ9000は、部分耳ループ9016(図94C)を含む。第1コネクタ9008および第2コネクタ9008は、各々、前部9008aにおいてマスクアセンブリ9004に接続し、後部9008bにおいてヘッドピース9006に接続する。
ヘッドピース9006は、頂部または垂直ストラップ9010と、前方または前頭部ストラップ9012と、後部または後頭部ストラップ9014とを含む。前方ストラップ9012は、実質的に使用者の頭部の前部の上にわたる。頂部ストラップ9010は、実質的に使用者の頭部の頂部の上にわたる。後部ストラップ9014は、実質的に使用者の頭部の後部の周りを通る。ヘッドピース9006は、第1コネクタ9008および/または第2コネクタ9008に接続することができるように、コネクタ接続面9022を含む。
第1コネクタ9008および/または第2コネクタ9008は、中部ストラップ9024および下部ストラップ9026を含む。中部ストラップ9024は、前部9008aおよびマスクアセンブリ9004から使用者の耳の上方および後方に延在する。下部ストラップ9026は、前部9008aおよびマスクアセンブリ9004から使用者の耳の下方および後方に延在する。中部ストラップ9024は、後部9008bにおいて下部ストラップ9026と接する。図示する構成では、中部ストラップ9024および下部ストラップ9026は一体的に形成されている。
少なくとも1つの実施形態では、第1コネクタ9008および/または第2コネクタ9008は中間ストラップを備えることができる。中間ストラップは、前部9008aおよびマスクアセンブリ9004から使用者の耳の上方および後方に延在することができる。少なくとも1つの実施形態では、中間ストラップは、前部9008aおよびマスクアセンブリ9004から使用者の耳の下方および後方に延在することができる。少なくとも1つの実施形態では、中間ストラップは、前部9008aおよびマスクアセンブリ9004から延在し、使用者の耳の上方および後方ならびに下方および後方の両方に延在するように分岐する。
図94Bは、第1コネクタ9008がヘッドピース9006から分離されているヘッドギアアセンブリ9000の斜視図を示す。使用時、コネクタ9008のうちの一方または両方をヘッドピース9006から分離して、耳の周囲で外向きに伸ばして、使用者の顔面からマスクアセンブリ9004を解除することができる。
第1コネクタ9008および/または第2コネクタ9008上のヘッドピース接続面9030を用いて、第1コネクタ9008および/または第2コネクタ9008のヘッドピース9006との接続が容易になる。ヘッドピース9006上のコネクタ接続面9022を用いて、ヘッドピース9006の第1コネクタ9008および/または第2コネクタ9008との接続が容易になる。コネクタ接続面9022およびヘッドピース接続面9030により、第1コネクタ9008および/または第2コネクタ9008をヘッドピース9006に取外し可能に接続することができる。ヘッドピース接続面9030およびコネクタ接続面9022は、協働するまたは相補的な形状を有する。図94A~図94Cの図示する実施形態では、ヘッドピース接続面9030およびコネクタ接続面9022の両方とも、実質的にサイズが縮小している。ヘッドピース接続面9030およびコネクタ接続面9022は、使用者の耳(たとえば、上方)から後方にかつ垂直に変位し、たとえば、直線状であるかまたはわずかに湾曲し得る接続線に沿って接続する。いくつかの構成では、ヘッドピース接続面9030とコネクタ接続面9022との間の接続部全体が、使用者の耳の最下限度の上方に位置する。
少なくとも1つの実施形態では、ヘッドピース9006に第1コネクタ9008を固定して接続することができる。この構成では、ヘッドピース9006から第2コネクタ9008を分離してマスクアセンブリ9004を取り外すことができる。少なくとも1つの実施形態では、ヘッドピース9006に第2コネクタ9008を固定して接続することができる。この構成では、ヘッドピース9006から第1コネクタ9008を分離してマスクアセンブリ9004を取り外すことができる。
少なくとも1つの実施形態では、第1コネクタ8008、9008および/または第2コネクタ8008、9008は、プラスチックコアとともに連続した柔らかい布製カバーから製造される。いくつかの構成では、プラスチックコアは型内成形プラスチックコアとすることができ、そこでは、溶融プラスチックが、布地部分または層の間または中の空間に導入され、冷却される。他の実施形態では、硬質ポリマー材料を用いて、第1コネクタ8008、9008および/または第2コネクタ8008、9008を製造することができる。少なくとも1つの実施形態では、シリコーン等の軟質ポリマー材料を用いて、第1コネクタ8008、9008および/または第2コネクタ8008、9008を製造することができる。少なくとも1つの実施形態では、少なくとも1種の硬質ポリマー材料と少なくとも1種の軟質ポリマー材料とを用いて、第1コネクタ8008、9008および/または第2コネクタ8008、9008を製造することができる。いくつかの実施形態は、布材料の使用を含むことができる。少なくとも1つの実施形態では、第1コネクタ8008、9008および/または第2コネクタ8008、9008は、硬質ポリマー材料、軟質ポリマー材料、セラミック材料、布材料、フォーム材料および/または金属材料の組合せを含むことができる。少なくとも1つの実施形態では、フォームおよび布の複合材料から、第1コネクタ8008、9008および/または第2コネクタ8008、9008を製造することができる。
閉ループヘッドギア
図95および図96は、ヘッドギア9102、マスクアセンブリ9104およびコネクタ9106を含む患者インタフェース9100の正面斜視図および背面斜視図を示す。ヘッドギア9102は、ヘッドギア9102およびマスクアセンブリ9104のループに中断のない閉ループヘッドギア設計である。図に図示するように、上部サイドストラップ9108および下部サイドストラップ9110は、単一の連続ストラップから形成されている。したがって、上部サイドストラップ9108および下部サイドストラップ9110は、患者インタフェース9100の着脱のプロセスを通して破断されない、ヘッドギア9102とマスクアセンブリ9104との間に生成される閉ループまたは連続接続をもたらす。
閉ループヘッドギア9102設計は、ヘッドギア9102のストラップがプラスチックコア材料で充填されるテキスタイルケーシングから形成される型内成形(すなわち、突破り)プロセスによって形成することができる。テキスタイルケーシングは、ストラップに柔らかくかつ快適な接触面を提供し、一方でプラスチックコア材料は、ヘッドギア9102がその形状を保持するように形状に対して剛性および構造を提供する。
コネクタ概要
図95に図示するように、上部サイドストラップ9108および下部サイドストラップ9110は、マスクアセンブリ9104の各側面におけるコネクタ9106を介してマスクアセンブリ9104に接続されている。いくつかの構成では、ストラップ9108、9110は、コネクタ9106の一部を形成することができる。コネクタ9106は、マスクアセンブリ9104とヘッドギア9102との間の閉ループを維持しながら、マスクアセンブリ9104を使用者の顔面に固定する機構として作用するように構成されている。
図97および図98に図示するように、コネクタ9106は、閉ループの有効長が増大するように、マスクアセンブリ9104とヘッドギア9102との間で閉ループを破断することなく、マスクアセンブリ9104から分離される(すなわち、開放されるかまたははずされる)ように構成されている。図97は、コネクタ9106が最初にマスクアセンブリ9104から分離されている状態の第1斜視図を示す。図98は、図97のコネクタ9106がマスクアセンブリ9104からさらに分離され拡張され、コネクタ9106の分離によって達成されるヘッドギアループ長の有効な増大を例示する第2斜視図を示す。好ましくは、コネクタ9106の分離および拡張により、ヘッドギアループの長さが最低40mm増大する。こうしたヘッドギアループの増大により、患者が、ヘッドギア9102を容易に着脱することができる。いくつかの構成では、長さの最低の増大は、ヘッドギア9102がある程度の弾性を有する場合、40mm未満であり得る。
したがって、ヘッドギア9102、マスクアセンブリ9104およびコネクタ構成9106は、マスクアセンブリ9104に対する対称接続機構を含む閉ループヘッドギア設計を提供する。言い換えれば、患者インタフェース9100の着脱のプロセスを通して、マスクアセンブリ9104とヘッドギア9102との間の閉ループは破断されないままであり、それにより、使用者の顔面上で中心合わせするときに、マスク9104を変位させることなく、使用者がヘッドギア9102およびコネクタ9106と相互作用することにより、マスク9104を適所に固定することができる容易さが向上する。閉ループヘッドギア設計では、患者インタフェース9100を装着するために「頭上(over the head)」法が必要であり、それにより、患者がインタフェース9100を装着しているときに混乱するか、または正しく装着しない可能性が低減する。すなわち、閉ループヘッドギア設計およびコネクタ構成により、快適であり、有効であり、着脱が直観的な患者インタフェースヘッドギア9102が提供される。さらに、閉ループヘッドギア設計およびコネクタ構成により、ヘッドギア9102を着脱しているときに、患者インタフェースシールが顔面の中心にあり続けることが確実になる。
プラスチックリビングヒンジ
図99Aは、マスクコネクタ部材9112、ヘッドギアコネクタ部材9114、第1マスクヒンジ9116、第2マスクヒンジ9118、第1コネクタヒンジ9120および第2コネクタヒンジ9122を含むプラスチックリビングヒンジコネクタ9106を示す。コネクタ9106は、マスクコネクタ部材9112およびヘッドギアコネクタ部材9114がマスクアセンブリ9104に隣接している(すなわち、上に重なっている、上でつぶされる等)かまたはマスクアセンブリ9104の上に付着している閉鎖位置にあるか、またはそれらが伸長位置にある開放位置にあり得る。いくつかの構成では、コネクタ9106は、閉鎖位置でマスクアセンブリ9104に対して締結されかつ固定され、それにより、コネクタ9106は移動も回転もしない。プラスチックリビングヒンジコネクタ9106の利点は、締結システムが自動位置決め式であり、システムは誤用され難い、ということである。
ヘッドギアコネクタ部材9114は、実質的に「U字型」形状であり、ヘッドギアコネクタ部材9114の横方向端部の各々にヘッドギア接続点9124が位置している。ヘッドギアコネクタ部材9114は、単一部品として成形される。ヘッドギアコネクタ部材9114は、型内成形プラスチックコア9114bとともに柔らかい布製カバー9114aから作製することができる(たとえば、図101Bを参照)。別法として、ヘッドギアコネクタ部材9114は、一方の側に布地層がある成形プラスチック構成要素から作製することができる。いくつかの構成では、布地層は、ヘッドギアコネクタ部材9114の外面にあり得る。他の構成では、布地層は、部材9114の内面にあり得る。
マスクコネクタ部材9112もまたプラスチックから形成される。図示する実施形態では、2つの独立したマスクコネクタ部材9112があり、第1マスクコネクタ部材は第2マスクコネクタ部材から垂直方向に変位している。すなわち、垂直面に対して第2マスクコネクタ部材9112の上方に第1マスクコネクタ部材9112を位置決めすることができる。
一端において、マスクコネクタ部材9112は、マスクアセンブリ9104のマスクフレーム9126に接続されている。他端において、マスクコネクタ部材9112は、ヘッドギアコネクタ部材9114に接続されている。マスクコネクタ部材9112は、ヘッドギアコネクタ部材9114と一体的に形成することができ、または、接着結合、RF溶着、超音波溶着、オーバーモールド、スナップフィット機構、機械的縫合等、別の方法を用いて接続することができる。マスクコネクタ部材9112はまた、マスクアセンブリ9104のフレーム9126とも一体的に形成することができる。別法として、上述した方法等の別の方法を用いて、マスクコネクタ部材9112を接続することができる。
閉鎖位置において、図示するコネクタ9106は、矢印によって示すように、マスクアセンブリ9104のフレーム9126と接触するように位置決めされる。フレーム9126に凹状チャネル9128が設けられ、それは、マスク接続部材9112およびヘッドギア接続部材9114に対応する形状および輪郭を有する。閉鎖位置では、マスク接続部材およびヘッドギア接続部材9114は、凹状チャネル9128内に嵌まる。これにより、フレーム9126上でのコネクタ9106の外形とマスクアセンブリ9104の全体的な外形とが縮小する。
コネクタ9106が閉鎖位置にあるとき、マスクアセンブリ9104は使用者の顔面に固定される。コネクタ9106と凹状チャネル9128との間の摩擦嵌合を用いて、閉鎖位置にあるときにフレーム9126に対してかつ凹部チャネル9128内でコネクタ9106を保持することができる。別法として、スナップフィット、フックおよびポストクリップ、磁石、ベルクロ(登録商標)接続システム、ラッチ機構または他の任意の接続システムを使用することができる。
開放位置では、図示するコネクタ9106は、示している矢印とは反対方向に回転する。開放している間、コネクタ9106は、マスクヒンジ9118およびコネクタヒンジ9122両方を中心に回転する。すなわち、コネクタ9106は、フレーム9126および凹状チャネル9128から離れる方向に回転する。図示する実施形態では、マスクヒンジ9118およびコネクタヒンジ9122はリビングヒンジ(すなわち、マスクコネクタ部材と同じ材料から作製された薄い可撓性ヒンジ)である。図99Bに図示するように、いくつかの構成では、リビングヒンジは、単一部品構造として作製することができる。
図100は、マスクコネクタ部材9112内に組み込むことができるある種のリビングヒンジ9130の上面図を示す。リビングヒンジ9130は、厚さが縮小した部分を含み、そこを中心に、リビングヒンジ9130が回転を提供する。示している領域の厚さを縮小することにより、局所可撓性が向上する。これにより、厚さが縮小した領域が、ヒンジ点、すなわち「リビングヒンジ」9130として作用することができる。いくつかの構成では、リビングヒンジ9130は、依然として回転を提供する可撓性を有していながら、その長さに沿って一定の厚さを有することができる。
図101Aは、プラスチックリビングヒンジマスクコネクタ部材構成9106の組立分解図を示す。ヒンジ作用を可能にするマスクコネクタ部材9112の領域は、図100に図示するような輪郭、またはリビングヒンジ構成を可能にする別の輪郭を有することができる。この構成では、マスクコネクタ部材9112は突起9132を含み、それは、ヘッドギアコネクタ部材9114の対応する穴9134内に嵌まって2つの構成要素を嵌合させる。図101Bに図示するように、突起9132は、マスクコネクタ部材9112に一体的に形成されている。いくつかの構成では、突起9132は、コネクタ部材9112と一体的に形成されない場合がある。他の構成では、ヘッドギアコネクタ部材9114は突起9132を含むことができ、マスクコネクタ部材9112は穴9134を含むことができる。マスクコネクタ部材9112とマスクアセンブリ9104との間に同様の接続機構を使用することができ、または異なる接続機構を使用することができる。
図102Aは、単一のマスクヒンジ9116、単一のコネクタヒンジ9122、凹状チャネル9128および凹状面9136を有するリビングヒンジコネクタ9106を示す。凹状面9136は、コネクタ9106が閉鎖位置にあるときにマスクコネクタ部材9112を受け入れるように構成され、凹状チャネル9128は、ヘッドギアコネクタ部材9114を受け入れるように構成されている。
図102Bに、ヘッドギアコネクタ部材9114のコア9114bおよびマスクコネクタ部材9112を示す断面もまた示す。この構成では、ヘッドギアコネクタ部材9114およびマスクコネクタ部材9112は、1つの連続した成形プラスチック構成要素9114bから形成される。マスクヒンジは、マスクコネクタ部材9112の垂直長さにわたり、マスクヒンジがマスクアセンブリ9104に隣接するより広い表面積を提供する。さらに、マスクコネクタアセンブリ9112のより大きい長さは、コネクタヒンジを含む。ヒンジの長さが増大することにより、コネクタ9106の耐久性が向上する。
フックおよびポスト保持システム
図103Aおよび図103Bは、フックおよびポスト保持システム9140を有するプラスチックリビングヒンジコネクタ構成9106を示す。図103Aおよび図103Bのコネクタ9106は、フックおよびポスト保持システム9140により閉鎖位置で保持される。マスクアセンブリ9104上に隆起したポスト9140aが一体的に形成され、マスクコネクタ部材9112上に対応するフック9140bが位置している。フック9140bは、ポスト9140aを閉鎖位置で封入し、スナップフィットまたは締まり嵌め接続等を介して、コネクタ9106を閉鎖位置で保持する。いくつかの実施形態では、隆起したポスト9140aは、マスクコネクタ部材9112に一体的に形成され、対応するフック9140bはマスクアセンブリ9104に位置する。
他の実施形態では、磁気保持システムを使用することにより、図103Aおよび図103Bのコネクタを閉鎖位置で保持することができる。コネクタ9106の上に1つまたは複数の磁石を配置することができ、マスクアセンブリ9104の上に1つまたは複数の鉄金属構造を配置することができる。磁石と鉄構造との間の磁力は、コネクタ9106を閉鎖位置で保持するように作用する。
コネクタ9106の他の構成は、たとえば、コネクタ9106上の1つまたは複数のマッシュルーム形突起と、マスクアセンブリ9104上の対応する凹部とを含む、押込み嵌めを使用することができる。図103Bのマスクヒンジ9116およびコネクタヒンジ9122は、上述したリビングヒンジ設計のうちの任意のものに置き換えることができるため、破線ボックスによって囲んでいる。他の実施形態では、フックおよびポスト保持器9140は、別法として、コネクタを閉鎖位置で保持する他の任意の適切な方法と置き換えることができる。
布製リビングヒンジ
図104Aおよび図104Bは、剛性を向上させるようにプラスチック支持体が含められている、コネクタ9106が本来は厚い布地である、布製リビングヒンジコネクタ構成9142を示す。布製リビングヒンジコネクタ9142は、マスクコネクタ部材9112、ヘッドギアコネクタ部材9114、2つのマスクヒンジ9116およびコネクタヒンジ9122を含む。マスクコネクタ部材9112は、ヘッドギアコネクタ部材9114のように実質的に「U」字型である。マスクコネクタ部材9112およびヘッドギアコネクタ部材9114は、同じ連続した1枚の布地から作製される(すなわち、1枚の布地は、「U」の底部で接合される2つの「U」字形状からなる)。
「U」字型マスクコネクタ部材9112およびヘッドギアコネクタ部材9114は、各々、それらの剛性を向上させるようにプラスチック支持体を含むが、コネクタヒンジ9122の近くにこのプラスチック支持体がないことは、ヒンジ運動を容易にするために布地の本来の可撓性で十分であることを意味する。布製リビングヒンジコネクタ9142は、複数の実施形態のうちの少なくとも1つから製造することができ、それらのうちの2つについて記載する。
第1実施形態では、布製リビングヒンジコネクタ9142は、マスクコネクタ部材9112およびヘッドギアコネクタ部材9114の「U」字形を組み込んだ1枚のシート状の布地を含む。このコネクタ9106は、マスクコネクタ部材9112を再度補強する「U」字形プラスチック補強材と、ヘッドギアコネクタ部材9114を再度補強する別の「U」字形プラスチック補強材とをさらに含む。2つのコネクタ部材9112、9114の間でのリビングヒンジを容易にするために、コネクタヒンジ9122における2つのプラスチック補強材の間に空間が存在する。さらに、マスクコネクタ部材9112のプラスチック補強材は、マスクアセンブリ9104とマスクコネクタ部材9112との間での布製リビングヒンジを容易にするために、マスクヒンジ9116の直前で止まる。
第2実施形態では、布製リビングヒンジコネクタ9142は、2枚のシート状の布地を含み、それらの各々は、1枚のシートとしてマスクコネクタ部材9112およびヘッドギアコネクタ部材9114の両方を組み込む。これらの2枚の布地は位置合せされ、2つの「U」字形プラスチック支持体が2つの布地層の間に挟挿されるようにする。そして、2つの布地片の中でプラスチック支持体が封止される。布地片は、縫合、RF溶着、接着結合、または他の任意の関連する接続機構を使用して接続することができる。第1実施形態と同様に、プラスチック支持体は、ヘッドギアコネクタ部材9114およびマスクコネクタ部材9112の「U」字形に剛性を提供する一方で、布地がマスクヒンジ9116およびコネクタヒンジ9122においてリビングヒンジとして作用するのを可能にする。
布製リビングヒンジコネクタ9142の好ましい実施形態が、2つのヘッドギア接続点9124を含むことが留意されるべきである。代替実施形態では、異なる数のヘッドギア接続点が可能であるように、保持部材が、ヘッドギアコネクタ部材9114の上部アームおよび下部アームを接合することができる。
シリコンヒンジ
図105A~図107Bは、シリコン部を有するコネクタ構成9106を示す。マスクコネクタ部材9112は、シリコン(または、TPE、TPU、TPV等の他の軟質ポリマー)から形成され、ヘッドギアコネクタ部材9114は剛性ポリマーから形成される。
図105Aおよび図105Bは、マスクヒンジ9116を介してマスクアセンブリ9104に枢動可能に接続されているマスクコネクタ部材9112の第1端部を有するシリコンヒンジを示す。マスクコネクタ部材9112の第2端部は、コネクタヒンジ9122を介してヘッドギアコネクタ部材9114に枢動可能に接続されている。図示する実施形態では、マスクコネクタ部材9112は、マスクアセンブリ9104に接続された中央ピンを中心に回転し、マスクヒンジ9116を形成する。さらに、マスクコネクタ9112は、ヘッドギアコネクタ部材9114が結合されているコネクタヒンジ9122の上の中央ピンを中心に回転する。これにより、コネクタ9106に対して広範囲の運動が可能になる。
図示する構成はまた、マスクコネクタ部材9112上の凹状中心部9144も含む。これは、部材9112の厚さが縮小する領域9144である。この領域9144は、マスクコネクタ部材9112の剛性を低下させ、凹状中心部9144がない場合に可能であるより大きい程度までマスクコネクタ部材9112がたわむのを可能にする。
図示するマスクコネクタ部材9112は、マスクコネクタ部材9112の対応する穴と嵌合するマスク上の突起を介して、マスクアセンブリ9104に閉鎖位置で保持される。他の実施形態では、マスクコネクタ部材9112は突起を含むことができ、マスクアセンブリ9104は対応する穴を含むことができる。さらなる実施形態は、任意の適切な保持機構(磁石、ベルクロ(登録商標)等)を含むことができる。
図106Aおよび図106Bは、代替的なシリコンヒンジ構成を示す。マスクヒンジとしてピボットヒンジを使用する代わりに、開放プロセス中にシリコンがたわんで折れ曲がるように、マスクヒンジ点9116は固定されている。したがって、コネクタ9106は、コネクタ9106を閉鎖するために必要な方向に付勢力を有する。これにより、マスクアセンブリ9104を使用者の顔面に固定するプロセスが簡略化される。
図107Aおよび図107Bは、代替的なシリコンヒンジ構成を有するマスクコネクタ部材9112を示す。この構成のマスクコネクタ部材9112は、第1厚さの第1部9112aと第2厚さの第2部9112bとを含む。第1部9112aは、第2部9112bより大きい厚さを有する。第1部9112aは、マスクヒンジ9118およびコネクタヒンジ9122の提供を含む。第2部9112bは、コネクタヒンジ9122の提供を含む。マスクヒンジ9118は、マスクアセンブリ9104にポストを含み、マスクコネクタ部材9112はそれを中心に回転する。コネクタヒンジ9122は、示しているような軸を中心に同様にマスクヒンジ9118を中心に回転する。
第1部9112aは、第2部9112bより大きい厚さを有し、コネクタ9106が開放位置にあるときの第1部9112a内でのたわみを最小限にする。マスクアセンブリ9104のフレーム9126は、この部分9112aの増大した厚さに適応する穴9148を含む。
第2部9112bは、第2部9112b内の許容可能なたわみを増大させるように、縮小した厚さを有する。第2部9112b内のたわみを可能にすることにより、開放プロセス中にコネクタ9106に対して必要以上の力がかけられたときのコネクタ9106の弾性を向上させる。マスクコネクタ部材9112の第2部9112bは、コネクタ9106が閉鎖位置にあるときにマスクアセンブリ9104の保持突起9152と嵌合するように構成されている保持空洞9150を含む。
ヘッドギアコネクタ部材9114は、剛性ポリマーから製造される。ヘッドギアコネクタ9114の中心部は、コネクタ9106が閉鎖位置にあるときにマスクコネクタ部材9114を収容するようなサイズである空洞9154を含む。この空洞9154により、コネクタ9106の外形が最小限になることが確実になる。
マスクコネクタ部材9112およびヘッドギアコネクタ部材9114に対するコネクタヒンジ9122の位置は、上述したコネクタ構成とは異なる。コネクタヒンジ9122は、図107Bにおいて破線によって示すように、マスクコネクタ部材9112およびヘッドギアコネクタ部材9114の両方の端部からずれている。このヒンジ9122をずらすことの利点は、コネクタ9106の最大伸長時に機械的ハードストップが生成されるということである。このハードストップは、ヘッドギアコネクタ部材9114の前方縁がマスクコネクタ部材9112の内面に衝突するかまたは接触する結果である。ハードストップは、使用者が、ヘッドギアコネクタ部材9114を、コネクタヒンジ9122におけるマスクコネクタ部材9112に対して過剰に回転させ、コネクタ9106を反転させることができないようにするため、有益である。さらに、ハードストップは、開放するときにコネクタ9106を広く保持するように作用する。これにより、使用者の耳の上にわたってヘッドギア9102をより容易に通すことができるため、着脱中のヘッドギア9102およびマスクアセンブリ9104の有用性が向上する。
いくつかの構成では、マスクコネクタ部材9112は、コネクタ9106が閉鎖位置にあるとき、マスクコネクタ部材9112とヘッドギアコネクタ部材9114の中心空洞9154との間に締まり嵌めが形成されるようなサイズとすることができる。これは、マスクコネクタ部材9114をヘッドギアコネクタ部材9114の空洞9154よりわずかに大きいサイズとすることによって達成される。マスクコネクタ部材9112がシリコン(または、別の軟質ポリマー)であるため、コネクタ9106が閉鎖されると、ヘッドギアコネクタ部材9114がマスクコネクタ部材9112の上に押圧されるときに締まり嵌めが形成され、マスクコネクタ部材9112が圧縮される。締まり嵌めは、コネクタ9106が閉鎖位置にあるときにヘッドギアコネクタ部材9114を垂直方向に安定させるのに役立つ。代替実施形態では、マスクコネクタ部材9112は剛性ポリマーから製造することができる。
ヘッドギア接続
図108A~図108Cは、コネクタ9106をヘッドギア9102に接続するために使用されるヘッドギア接続構成を示す。コネクタ9106の横方向端部は、各々、ヘッドギア接続部9124を含む。このヘッドギア接続部9124は、ヘッドギア9102のストラップを受け入れるように構成された穴を有する環状剛性構造の形態である。ヘッドギア9102のストラップは、ヘッドギア接続部9124を通ってそれ自体の上に折り返され、後に開示する複数の方法のうちの1つによって適所に固定されるように設計されている。ヘッドギア接続部9124は、コネクタ9106の型内成形コア9114bと一体的に形成することができる。
ヘッドギア固定機構
図109Aおよび図109Bは、ストラップ9108、9110の長さを固定するために使用されるヘッドギア保持機構9160を示す。図示するように、ヘッドギア9102は、それ自体の上に戻るように輪になった後、面ファスナ機構9160a、押込み嵌め機構9160bまたは磁気保持システム9160cを使用して固定長で適所に保持することができる。いくつかの構成では、代替的な締結機構を使用することができる。
図110Aおよび図110Bは、ストラップ9108、9110の長さを固定するために使用される押込み嵌めヘッドギア保持機構9162を示す。押込み嵌め構成要素(たとえば、突起9162aおよび開口部9162b)は、縦の外形より長い横方向の外形を有する。
オーバーセンター式クリップコネクタ
図111Aおよび図111Bは、オーバーセンター式クリップ設計を有する代替的なコネクタ構成9170を示す。図示する構成は、ピボット、ヒンジおよびプラスチック構成要素の組合せを用いて、オーバーセンター式ロックを達成する。コネクタ9106は、マスクコネクタ部材9112、ヘッドギアコネクタ部材9114、マスクヒンジ9118およびコネクタヒンジ9122を含む。オーバーセンター式コネクタは、シリコンヒンジと同様に動作するが、マスクコネクタ部材9112は剛性がある。剛性部材により、図17Bに示すようにマスクヒンジ9118にハードストップを生成することができる。このハードストップは、コネクタ9106が動作中に受けることができる回転を最大限にするように作用する。この利点は、コネクタ9106が、動作位置にあるときにヘッドギア9102を広く保持し、着脱するときにヘッドギア9102が耳をより容易に通過することができるように、ハードストップの位置を調整することができる、ということである。ヘッドギアコネクタ部材9114は、2つのヘッドギア接続点9124を含む。
伸縮式ピボットコネクタ
図112A、図112Bおよび図112Cは、伸縮式ピボットクリップを含むコネクタ構成9180を示す。図示する構成は、マスクコネクタ部材9112およびヘッドギアコネクタ部材9114を含み、それらは、ヘッドギアコネクタ部材9114がマスクコネクタ部材9112に対してそれらの共通の軸に沿って移動することができるように、同軸状に位置合せされかつ構成されている。マスクコネクタ部材9112は、マスクヒンジ9118に対して垂直に突出する。閉鎖位置では、クリップは、コネクタ9106をマスクアセンブリ9104に保持する。開放するために、使用者は、クリップ上でマスクアセンブリに横方向に力を加えてクリップを分離する。マスクコネクタ部材9112およびヘッドギアコネクタ部材9114は、その後、マスクヒンジ9118を中心に外向きに回転する(図112B)。開放するように枢動すると、マスクコネクタ部材9112を、入れ子式運動でマスクアセンブリ9104から離れるように外向きに引っ張ることができ、コネクタ9106の長さを延長することができる(図112C)。この構成は、ヘッドギアループの長さを増大させることに加えて、ヘッドギア9102を使用者の耳から離して、取外しプロセスを簡略化するのに役立つ。
摺動ストラップハードストップコネクタ
図113Aおよび図113Bは、ハードストップ摺動ストラップコネクタ構成9190を有するコネクタ構成を示す。この構成では、ヘッドギア9102の外側部分は、使用者の頬と接触し、コネクタ9106に組み込まれる。マスクアセンブリ9104上のコネクタストラップインタフェース9192が、ヘッドギアストラップ9108、9110のための固定点として作用する。図示する構成では、2つのヘッドギアストラップ9108、9110が、コネクタ9106に組み込まれている。コネクタストラップインタフェース9192における各ヘッドギアストラップ9108、9110に対する接続機構は限定されない。すなわち、コネクタ構成は、種々のタイプの接続機構を含むことができる。図示する構成では、ストラップ9108、9110は、マスクアセンブリ9104の開口部を通ってそれ自体の上に戻るように輪になる。ストラップ9108、9110は、マスクアセンブリ9104を通って輪になると、それら自体に、たとえば縫合により固定して取り付けることができ、または、面ファスナ接続システムを介してそれら自体に取り付けることができる。
各ストラップ9108、9110は、ヘッドギア9102に位置する第1反転点9193aを通過する。ストラップ9108、9110は、第1反転点9193aを通過して、第2反転点9193bまで延在し、そこで再び、それ自体の上に戻るように輪になって適所に固定される。図示する構成では、ストラップ9108、9110は、面ファスナ接続システムを介して、第2反転点9193bの後にそれ自体に固定される。固定システムは、面ファスナ接続システムに限定されず、他の接続システムを含むことができる。第2反転点9193bを介してストラップ長を調整することは、使用者が、この構成でヘッドギア9102の締まりを調整することができる1つの方法である。
第2反転点9193bは、クリップ9194上に位置する。このクリップ9194は、コネクタ9106に対する保持機構の一部として作用する。マスクアセンブリ9104の上に保持点9196が位置し、それは、クリップ9194と相互作用してコネクタ9106を保持する。図示する構成では、保持点9196は、マスクアセンブリ9104から突出し、クリップ9194は保持点9196の正面にわたって配置される。そして、ヘッドギア9102およびコネクタアセンブリ9106における張力は、図113Aに図示するように、保持点に対してクリップ9194を引っ張るように作用する。クリップ9194および保持点9196を含む保持機構9190は、特に限定されず、他の保持機構を含むことができる。保持機構は、フックおよびポスト接続機構または他の任意の機構であり得る。
ストラップ端部ハードストップコネクタ
図114Aおよび図114Bは、摺動ストラップハードストップ9200を有するコネクタ構成を示す。この構成では、各ヘッドギアストラップ9108、9110は、コネクタストラップインタフェース9192を通ってそれ自体の上で輪になり、その後、ヘッドギアストラップ端部における保持機構(たとえば、面ファスナ)によって適所に保持される。しかしながら、ヘッドギアストラップ端部9202は、各ストラップがコネクタストラップインタフェース9192において通される穴より大きい輪郭を有する。その結果、ヘッドギアストラップ端部9108、9110は、解除されると、コネクタストラップインタフェース9192を通って後退することにより、ヘッドギアループを伸長することができるが、マスクアセンブリ9104を通って容易に通過することはできない。これにより、使用者は、ヘッドギア/マスクアセンブリループを破断せずにヘッドギア9102を取り外すことができない。上部ストラップ9108および下部ストラップ9110を相互接続して、一度に両方を調整することができる。
ブレークフィット磁石およびテザーコネクタ
図115Aおよび図115Bは、2つのクリップ9212a、9212b、磁気接続部9214およびテザー9216を組み込んだコネクタアセンブリ9210を示す。図115Aに図示するような閉鎖位置では、磁気接続部9214の2つの構成要素は互いに接触しており、第1クリップ9212aおよび第2クリップ9212bはマスクアセンブリ9104に固定されている。第1クリップ9212aおよび第2クリップ9212bは、フックおよびポストクリップ、磁石アセンブリまたは他の任意の関連機構を使用してマスクアセンブリ9104に取り付けることができる。
図115Bに図示するように、ヘッドギア9102の耳ループ上の磁気接続部9214の位置により、使用者は、マスクアセンブリ9104を取り外したいときに、第2クリップ9212bを外し、磁気接続部を破断することができる。テザー9216が含まれ、一端が磁気接続部9214の各点に固定されており、それにより、磁気接続部9214が破断されたとき、テザー9216は、ヘッドギア9102の下方部分が完全に落下するのを防止するブリッジとして作用する。磁気接続部9214が破断されると、使用者の耳の下方のヘッドギアループ9102の長さが長くなり、使用者が、次にマスクアセンブリ9104を使用したいときにヘッドギア9102を再調整する必要なしに、ヘッドギア9102を取り外すことができる。いくつかの構成では、磁気接続部9214の間のテザー9216が含められない場合もある。
ブレークフィットクリップおよびテザーコネクタ
図116Aおよび図116Bは、図示するように、フックまたはクリップ9222、ポスト9224およびテザー9226を組み込んだコネクタアセンブリ9220を示す。閉鎖位置では、フック9222は、マスクアセンブリ9104上のポスト9224に接続される。開放位置では、使用者は、フックまたはクリップ9222を解除して、ヘッドギアループを長くする。テザー9226は、フックまたはクリップ9222とマスクアセンブリ9104上の保持部材またはポスト9224との間のブリッジとして作用する。これにより、ヘッドギア9102の閉ループが保持される一方で、ヘッドギア9102が使用者によって快適に取り外すことができることを確実にするのに十分にヘッドギアループが長くなる。
クリップおよび連続テザーコネクタ
図117Aおよび図117Bは、フックまたはクリップ9232と、ポスト9234と、マスクアセンブリ9104の上で両コネクタ9230を連結する連続テザー9236とを組み込んだクリップおよび連続テザーコネクタ9230を示す。この構成では、2つのコネクタ9230の各々は、共通のテザー9236によって連結される。テザー9236は、マスクアセンブリ9104の上に位置するテザーチャネル9238を通過する。テザー9236は、好ましくは弾性材料から製造されている。閉鎖位置では、クリップ9232は、マスクアセンブリ9104のポスト9234に固定される。使用者は、コネクタ9230を開放したとき、クリップ9232をはずして引っ張る。テザー9236は、ヘッドギア9102の閉ループを維持する一方で、ヘッドギアループ長がその弾性により増大するのを可能にする。これにより使用者は、マスクアセンブリ9104を有効に取り外すことができる。
図118Aおよび図118Bは、第1テザー9236aおよび第2テザー9236bを組み込んだ代替的なクリップおよび連続テザーコネクタ9230を示す。第1テザー9236aは、第2テザー9236bに対して垂直方向に変位している。第1テザー9236aは、第1テザーチャネル9238aを通過する。第2テザー9236bは、第2テザーチャネル9238bを通過する。テザー9236a、9236bは、およそ互いに平行に移動することができる。クリップ9232は、第1実施形態と同様に動作する。第1テザー9236aおよび第2テザー9236bを含める結果、着脱中にクリップ9232の自動的に整列する傾向が増大する。これは、2つのテザー9236a、9236bの結果である弾性の向上によることができる。
クリップおよび剛性テザーコネクタ
図119Aおよび図119Bは、各々が側方ヘッドギアストラップを保持するようにクリップ9232と一対の剛性テザー9236とを有するコネクタアセンブリ9230を示す。この構成では、コネクタ9230は、クリップおよび剛性テザーシステムを含む。先のコネクタ9230のように、クリップ9232は、ヘッドギア9102をマスクアセンブリ9104に保持するために使用され、フックおよびポストであり得る。しかしながら、さらに、2つの剛性テザー9236がマスクアセンブリに統合される。側方ヘッドギアストラップ9108、9110は、各々、初期ヘッドギア設定中に剛性テザー9236のスライダ穴を通して送られ、それにより、外側ヘッドギアストラップ9108、9110は、固定されると、剛性テザー9236のスライダ9240を通って摺動することができる。コネクタ9230が開放位置に押し込まれると、ヘッドギア9102は、剛性テザースライダを通って摺動し、ヘッドギアループのサイズを増大させることができる。しかしながら、スライダ9240は、クリップ9232に達するとハードストップとして作用することにより、ヘッドギアループの最大伸長を制限する。
フックおよびポストループコネクタ
図120Aおよび図120Bは、フックおよびポストループコネクタを有するコネクタアセンブリ9250を示す。図示するコネクタ9250は、固定コネクタ点9252、クリップ9254および材料部分9256を含む。固定コネクタ点9252は、マスクアセンブリ9104の上部に位置する。この箇所で、材料部分9256は、ループを通過し、それ自体の上に折り返し、(たとえば、面ファスナまたは磁気接続を用いて)適所に調整可能に固定される。材料部分9256は、第1小穴ループ9258を通過し、そこで、第2小穴ループ9260に方向が変えられる。材料または布地部分9256の端部はクリップ9254を含み、それにより、布地部分9256の端部をマスクアセンブリ9104に取外し可能に接続することができる。
コネクタ9250を開放するために、クリップ9254はマスクアセンブリ9104から分離される。図示する実施形態では、クリップ9254はフックおよびポストクリップである。クリップ9254は、別法として、磁気、押込み嵌めまたは別のクリップ構成であり得る。クリップ9254を解除することにより、ヘッドギアループの長さが増大し、患者は、図示するようにヘッドギア9102を着脱することができる。クリップ9254は、第2小穴ループ9260におけるハードストップとして作用し、それにより、ヘッドギアループを増大させることができる最大長さを制限することができる。材料部分9256の有効長は、固定コネクタ点9252およびクリップ9254の両方で調整することができる。
材料部分9256は、breath-o-prene、皮革または合成皮革、布地、これらの任意の組合せまたは他の任意の適切な材料等、可撓性材料から製造することができる。
図121Aおよび図121Bは、図120Aおよび図120Bのコネクタ9250と同様の代替的なフックおよびポストループコネクタ9250を示す。図121Aおよび図121Bでは、クリップ9254は、図120Aおよび図120Bのクリップ9254に対して変更されている。他の点では、図121Aおよび図121Bのコネクタ9250は、図120Aおよび図120Bのコネクタ9250と同じかまたは実質的に同様であり得る。
別段文脈が明確に必要としない限り、明細書および特許請求の範囲を通して、「備える」、「含む」(「comprise」、「comprising」)等の用語は、排他的なまたは網羅的な意味とは対照的に包括的な意味で、すなわち、「限定されないが、~を含む」という意味で解釈されるべきである。特に、「できる」、「可能性がある」、「あり得る」(「can」、「could」、「might」または「may」)、「たとえば」等、本明細書で用いる条件付きの文言は、具体的に別段の定めのない限り、または使用される文脈内で他の意味で理解されない限り、概して、いくつかの実施形態は、いくつかの特徴、要素および/または状態を含むが、他の実施形態は含まないということを意味するように意図されている。したがって、こうした条件付きの文言は、概して、特徴、要素および/または状態が、1つまたは複数の実施形態に対して何らかの形で必要とされること、または、1つもしくは複数の実施形態が、著者の入力または入力促進があってもなくても、これらの特徴、要素および/または状態が任意の特定の実施形態に含まれるかまたはそこで実行されるべきであるか否かを判断するためのロジックを必然的に含むことを、意味するようには意図されていない。
「複数」という用語は、項目の2つ以上を指す。量、寸法、サイズ、配合、パラメータ、形状および他の特徴の列挙は、量、寸法、サイズ、配合、パラメータ、形状または他の特徴の前に「約」または「およそ」という用語があるかのように解釈されるべきである。「約」または「およそ」という用語は、量、寸法、サイズ、配合、パラメータ、形状および他の特徴が、厳密であることが必須ではなく、許容可能な公差、変換係数、丸め、測定誤差等および当業者であれば既知である他の要素を反映して、要求に応じて近似されかつ/またはより大きいかもしくは小さい場合があることを意味する。量、寸法、サイズ、配合、パラメータ、形状および他の特徴の列挙は、量、寸法、サイズ、配合、パラメータ、形状および他の特徴の前に「実質的に」という用語があるかのようにも解釈されるべきである。「実質的に」という用語は、列挙された特徴、パラメータまたは値が厳密に達成されることが必須ではなく、たとえば、公差、測定誤差、測定精度限界および当業者であれば既知である他の要素を含む偏差または変動が、その特徴が提供するように意図された効果を排除しない量で発生する可能性があることを意味する。
数値データは、本明細書では、範囲形式で表されまたは提示されている場合がある。範囲形式は、単に便宜上および明確にするために使用され、したがって、範囲の限界として明示的に列挙された数値のみを含むのではなく、その範囲内に包含される個々の数値または部分範囲のすべてを、各数値および部分範囲が明示的に列挙されているかのように含むようにも柔軟に解釈されるべきであることが理解されるべきである。例示として、「1~5」という数値範囲は、約1~約5という明示的に列挙された値のみを含むように解釈されるべきではなく、示された範囲内の個々の値および部分範囲も含むようにも解釈されるべきである。したがって、この数値範囲には、2、3および4等の個々の値、ならびに「1~3」、「2~4」および「3~5」等の部分範囲が含まれる。この同じ原理は、1つの数値のみを列挙する範囲(たとえば、「1より大きい」)にも適用され、記載されている範囲または特徴の広さに関わらず適用されるべきである。
複数の項目が、便宜上共通のリストに提示されている場合がある。しかしながら、これらのリストは、リストの各要素が別個のかつ一意の要素として個々に識別されているかのように解釈されるべきである。したがって、こうしたリストのいかなる個々の要素も、反対の指示がなければ、共通のグループにおけるそれらの提示にのみ基づいて、同じリストの他の任意の要素の事実上の均等物として解釈されるべきではない。さらに、「および」および「または」という用語が項目のリストとともに使用される場合、列挙された項目のうちの任意の1つまたは複数が単独でまたは他の列挙された項目と組み合わせて使用することができるという意味で、それらは広く解釈されるべきである。「別法として」という用語は、2つ以上の代替物の選択を指し、文脈において明確な別段の指示がない限り、それらの列挙された代替物のみに、または一度に、列挙された代替物のうちの1つにのみ選択を限定するようには意図されていない。
本明細書におけるいかなる先行技術への言及も、その先行技術が、世界中のいかなる国においても努力傾注分野における共通の一般知識の一部を形成するという認識またはいかなる形態の示唆でもなく、かつそのように解釈されるべきではない。
上述した記載において、既知の均等物を有する完全体または構成要素について言及したが、それらの完全体は、本明細書において、個々に示されているかのように組み込まれている。
本発明はまた、本出願の明細書において個々にまたはまとめて言及するかまたは示す部分、要素および特徴に(前記部分、要素または特徴のうちの2つ以上の任意のまたはすべての組合せで)あると広義に言うことも可能である。
本明細書に記載した現時点で好ましい実施形態に対するさまざまな変形および変更は、当業者であれば明らかとなるであろうということが留意されるべきである。こうした変形および変更は、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなくかつその付随する利益を減ずることなく行うことができる。たとえば、さまざまな構成要素は、要求に応じて再配置することができる。したがって、こうした変形および変更は本発明の範囲内に含まれることが意図されている。さらに、特徴、態様および利点のすべてが必ずしも本発明を実施するために必要であるとは限らない。したがって、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲によってのみ定義されるように意図されている。

Claims (14)

  1. 患者インタフェース用のヘッドギアの第1ストラップおよび第2ストラップを接続するストラップコネクタアセンブリであって、前記ストラップの各々がテキスタイルケーシング内に単体プラスチックコアを備え、前記ストラップの各々が延在する方向を延在方向と定義し、前記延在方向に垂直な方向を厚さ方向と定義し、前記延在方向および前記厚さ方向の双方に垂直な方向を幅方向と定義したとき、前記延在方向に垂直な断面において、前記ストラップの各々の前記幅方向におけるサイズは前記ストラップの各々の前記厚さ方向におけるサイズよりも大きく、前記ストラップコネクタアセンブリは、
    前記第1ストラップの端部に配置された第1コネクタ部と、
    前記第2ストラップの端部の間に配置された第2コネクタ部であって、前記第2ストラップの前記テキスタイルケーシングを通って突出する前記単体プラスチックコアの突起を備える第2コネクタ部と、
    前記第1コネクタ部および前記第2コネクタ部の上にオーバーモールドされるオーバーモールド継手と、
    を備えるストラップコネクタアセンブリ。
  2. 前記第2コネクタ部が、前記第1ストラップおよび前記第2ストラップの接続と整列とを容易にするように前記第1コネクタ部と整列するように構成されている、請求項1に記載のストラップコネクタアセンブリ。
  3. 前記厚さ方向において、前記第1コネクタ部のサイズが、前記第2コネクタ部のサイズに等しい、請求項1または2に記載のストラップコネクタアセンブリ。
  4. 前記第1コネクタ部および前記第2コネクタ部が、前記第1ストラップおよび前記第2ストラップの接続を容易にするように整列しているとき、前記第1コネクタ部および前記第2コネクタ部の間に配置された隙間を有するように構成されている、請求項2または3に記載のストラップコネクタアセンブリ。
  5. 前記第1コネクタ部に配置された位置合せ凹部であって、成形金型の内面に配置された突起と係合して、前記成形金型に対して前記第1コネクタ部の位置を維持するように構成されている位置合せ凹部をさらに備える、請求項1~4のいずれか一項に記載のストラップコネクタアセンブリ。
  6. 前記厚さ方向において、前記オーバーモールド継手のサイズが、前記第1コネクタ部のサイズおよび前記第2コネクタ部のサイズに等しい、請求項1~5のいずれか一項に記載のストラップコネクタアセンブリ。
  7. 前記オーバーモールド継手が、前記第1ストラップおよび前記第2ストラップの前記テキスタイルケーシングと接触する、請求項1~6のいずれか一項に記載のストラップコネクタアセンブリ。
  8. 前記第1コネクタ部および前記第2コネクタ部が、互いに相互嵌合するような形状である、請求項1に記載のストラップコネクタアセンブリ。
  9. 前記第1コネクタ部が、前記テキスタイルケーシングを越える前記単体プラスチックコアの延長部を備える、請求項1に記載のストラップコネクタアセンブリ。
  10. 前記第1コネクタ部が、前記テキスタイルケーシングの端部を越えて延在する、請求項9に記載のストラップコネクタアセンブリ。
  11. 前記第2コネクタ部の突起にスロットが形成され、前記スロットは、前記第1コネクタ部と整列する形状を有している、請求項1~10のいずれか一項に記載のストラップコネクタアセンブリ。
  12. 前記幅方向において、前記第1コネクタ部および/または前記第2コネクタ部が、それぞれの第1ストラップおよび第2ストラップの前記単体プラスチックコアのサイズに等しいサイズを有する、請求項1~10のいずれか一項に記載のストラップコネクタアセンブリ。
  13. 前記幅方向において、前記第1コネクタ部および/または前記第2コネクタ部が、それぞれの第1ストラップおよび第2ストラップの前記単体プラスチックコアのサイズに等しいサイズを有する、請求項11に記載のストラップコネクタアセンブリ。
  14. 前記第1コネクタ部が、オスコネクタ部であり、前記第2コネクタ部が、メスコネクタ部である、請求項1~13のいずれか一項に記載のストラップコネクタアセンブリ。
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