JP7119789B2 - 熱転写リボン - Google Patents
熱転写リボン Download PDFInfo
- Publication number
- JP7119789B2 JP7119789B2 JP2018163607A JP2018163607A JP7119789B2 JP 7119789 B2 JP7119789 B2 JP 7119789B2 JP 2018163607 A JP2018163607 A JP 2018163607A JP 2018163607 A JP2018163607 A JP 2018163607A JP 7119789 B2 JP7119789 B2 JP 7119789B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- thermal transfer
- parts
- transfer ribbon
- ink
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J31/00—Ink ribbons; Renovating or testing ink ribbons
- B41J31/05—Ink ribbons having coatings other than impression-material coatings
- B41J31/08—Ink ribbons having coatings other than impression-material coatings the coatings being superimposed on impression-transfer material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/382—Contact thermal transfer or sublimation processes
- B41M5/38264—Overprinting of thermal transfer images
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/382—Contact thermal transfer or sublimation processes
- B41M5/392—Additives, other than colour forming substances, dyes or pigments, e.g. sensitisers, transfer promoting agents
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/382—Contact thermal transfer or sublimation processes
- B41M5/392—Additives, other than colour forming substances, dyes or pigments, e.g. sensitisers, transfer promoting agents
- B41M5/395—Macromolecular additives, e.g. binders
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M2205/00—Printing methods or features related to printing methods; Location or type of the layers
- B41M2205/02—Dye diffusion thermal transfer printing (D2T2)
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M2205/00—Printing methods or features related to printing methods; Location or type of the layers
- B41M2205/30—Thermal donors, e.g. thermal ribbons
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M2205/00—Printing methods or features related to printing methods; Location or type of the layers
- B41M2205/40—Cover layers; Layers separated from substrate by imaging layer; Protective layers; Layers applied before imaging
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/382—Contact thermal transfer or sublimation processes
- B41M5/38207—Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by aspects not provided for in groups B41M5/385 - B41M5/395
- B41M5/38214—Structural details, e.g. multilayer systems
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/382—Contact thermal transfer or sublimation processes
- B41M5/38228—Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by the use of two or more ink layers
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Description
現在、昇華転写方式は、プリンタの高機能化と併せて各種画像を簡便に形成できるため、身分証明書等のカード類を始め、アミューズメント用出力物等に広く利用されている。用途の多様化と共に、得られる印画物への印画物の保護性能を求める声も大きくなり、最近では転写された画像等の上に熱転写性保護層を転写し、印画物の保護性能をより向上させる方法が普及してきている。
特許文献2では、針状結晶の導電性無機物質を含む導電性保護層により帯電防止機能を付与することが提案されている。
特許文献3では、導電性高分子であるポリエチレンジオキシチオフェンを含有させることにより、熱転写性保護層に帯電防止機能を付与することが提案されている。
特許文献4では、電化制御剤を含有させることにより、熱転写性保護層に帯電防止機能を付与することが提案されている。
さらに、詳細は後述するが、所定の材料を比較的多量に保護層に含有させた場合、印画シワの発生率が上昇することが分かった。
転写性保護層は、基材上に形成された第一層と、第一層上に形成された第二層とを有する。第一層は、電荷制御剤を含有し、第二層は、帯電防止剤および滑剤を含有する。
電荷制御剤は、アジン系化合物、スチレンアクリル系ポリマー、アゾ含金属化合物、サリチル酸系化合物、の少なくとも一つを含む。
図1は、本実施形態の熱転写リボン1を示す模式断面図である。図1に示すように、熱転写リボン1は、基材10と、染料層20と、転写性保護層30と、耐熱滑性層40とを備えている。染料層20および転写性保護層30は、基材10の第一面10a上に設けられている。耐熱滑性層30は、基材10において、第一面10aと反対側の第二面10b上に設けられている。染料層20および転写性保護層30の組は、熱転写リボン1の長手方向に繰り返し複数形成されている。
基材10の厚さに特に制限はないが、一例を挙げると、1~50μm程度である。
ポリビニルブチラール樹脂は、架橋構造を含んでもよい。例えばポリビニルブチラール樹脂にポリオール成分(水酸基)を含有させ、イソシアネート架橋剤を添加し反応させることでウレタン架橋構造を形成できる。
イソシアネート架橋剤は、イソシアネート基を分子内に少なくとも1以上有する化合物で構成されればよい。例えば、トリレンジイソシアネート(TDI)系、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)系、メチレンジフエニルジイソシアネート(MDI)系、キシリレンジイソシアネート(XDI)系等を例示できる。
染料層20の形成方法は特に制限されない。一例を挙げると、まず、溶剤に上述した各成分を添加して染料層形成用インクを作製する。染料層形成用インクを基材10上にグラビアコート等により塗布した後乾燥すると。基材10上に染料層20を形成できる。
溶剤としては、メチルエチルケトン、トルエン、シクロヘキサノン、プチルセロソルブ等を例示できる。
染料層20の各層の厚みに特に制限はない。一例を挙げると、0.5~2.0μm程度であり、印画物の外観等を考慮して適宜設定してよい。
第一層31は、電荷制御剤を含有する。電荷制御剤としては、正帯電用の電荷制御剤、負帯電用の電荷制御剤のいずれも用いることができる。正帯電用電荷制御剤としては、アジン系化合物、スチレンアクリル系ポリマー、アゾ含金属化合物、などを例示できる。負帯電用電荷制御剤としては、アゾ含金属化合物、サリチル酸系化合物、スチレンアクリル系ポリマーなどを例示できる。中でも、スチレンアクリル系ポリマーは、正帯電および負帯電のいずれにも効果があり、好ましい。電荷制御剤は、複数種類が混合されて使用されてもよい。
電荷制御剤の含有率は、0.1%~5.0%が好ましく、0.5%~1%がさらに好ましい。0.1%以下では、効果が十分に得られない。また、詳細は後述するが、5%以上の添加では、却って捌き性を損なう場合がある。
第一層31は、その機能を損なわない範囲で各種添加剤を含んでもよい。添加剤としては、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、蛍光増白剤、フィラー等を例示できる。
第一層31の厚みは適宜設定でき、例えば0.3~3μm程度でもよい。
帯電防止剤としては、カチオン性またはアニオン性の界面活性剤、金属系導電性ポリマー、金属酸化物、水酸基を有する化合物等を例示できる。中でも、四級アンモニウム塩が好ましく、第一工業製薬製 カチオーゲンES-L9などを例示できる。
帯電防止剤の含有率は0.1%から10%が好ましく、0.5%~2.0%がさらに好ましい。0.1%以下では、効果が十分に得られない。一方で、10%以上の添加では、印画シワの発現リスクがあがる。
滑剤としては、天然ワックス、合成炭化水素系ワックス、合成ケトン性ワックス、塩素化炭化水素系ワックス、高級脂肪酸エステル、高級脂肪酸金属塩、リン酸エステル、シリコーン系樹脂などを例示できる。中でも、シロキサン変生物が好ましく、アミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーンのいずれかを含むことが好ましい。アミノ変性シリコーンとしては、例えば、信越化学社製 ジアミノ変性シリコーンKF393、BASF社EFKA3031SL等のアミノ変性シリコーンオイルを例示できる。
滑剤の含有率は、0.1%~2.0%が好ましく、0.5%~2.0%がさらに好ましい。0.1%以上の添加では、効果が十分に得られない。一方で、2.0%以上の添加の場合には、変性シリコーンオイルと、樹脂、溶剤との相溶性の観点から、泡立ちなどの発生が起こる場合があり、外観が悪化することがある。
第二層32には、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、触媒促進剤、着色剤、艶調整剤、蛍光増白剤等の各種機能性添加剤が添加されてもよい。
第二層32の厚みは適宜設定でき、例えば0.5~3.0μm程度でもよい。
酸化マグネシウムのほかに、シリカ等の酸化物、タルク、カオリン等の粘土鉱物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の炭酸塩、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の水酸化物、硫酸カルシウム等の硫酸塩、グラファイト、硝石、窒化ホウ素等の無機微粒子、アクリル樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、アセタール樹脂、ポリスチレン樹脂、ナイロン樹脂等の有機樹脂微粒子、これらを架橋剤と反応させた架橋樹脂微粒子なども、研磨剤として使用できる。
耐熱滑性層4の厚さに特に制限はなく、例えば1.0~1.5μmである。
熱転写リボン1は、所定の熱転写プリンタに取り付けられる。熱転写リボン1は、熱転写プリンタ内において、染料層20側が受像シートに対向するように配置される。この状態で、耐熱滑性層40側からサーマルヘッドが熱転写リボン1を加熱すると、染料層20の各染料層が受像シートに昇華転写される。本実施形態においては、受像シート上の同一領域に対して、イエロー染料層21,マゼンタ染料層22及びシアン染料層23が、印画物の色彩に応じたパターンで順次昇華転写され、最終的に多色の印画物層が受像シート上に形成される。
捌き性を決める要因の一つに、熱転写後の受像シート表面の電位がある。本実施形態の熱転写リボンは、転写性保護層の第一層31に電荷制御剤を含有するため、熱転写後の受像シート表面の電位を安定させて帯電させることができる。
さらに、発明者の検討では、電荷制御剤により印画物の表裏に同符号の帯電が生じる場合でも、熱転写リボンの巻き出しによる剥離帯電の蓄積でチャージが増大するにつれ、同符号でも電位差が大きくなりすぎることにより捌き性が悪化する場合があることが分かった。
優れた帯電防止剤である四級アンモニウム塩は、水を吸着して放電することにより帯電を防ぐ物質であるため、最表面に多量に配置することでその効果を最大限に発揮する。しかし、水と結合した四級アンモニウム塩は摩擦が大きくなるため、転写性保護層に多量に含まれていると、隣接して排出される印刷物との間に生じる摩擦を増大させ、捌き性の改善効果を低減することがある。
以上により、本実施形態の熱転写リボン1は、良好な捌き性の確保と印画シワ等の抑制との両立を実現できる。
文中における「部」は、とくにことわらない限り質量部を意味する。
第一層形成用インクは、メチルエチルケトン、トルエン以外の材料を計量して先に混ぜ合わせ、これにメチルエチルケトン、トルエンを添加し、50℃に加温しながらプロペラ攪拌を行い、溶剤に他の材料を溶解させて調整した。
ポリビニルアセタール樹脂 25.2部
イソシアネート硬化剤 1.1部
タルク 1.0部
メチルエチルケトン 36.4部
トルエン 36.3部
C.I.ソルベントイエロー93 7.5部
C.I.ソルベントイエロー16 2.5部
ポリビニルアセタール樹脂 8.5部
シリコーン変性樹脂 0.2部
2,6-トリレンジイソシアネート 1.5部
メチルエチルケトン 53.2部
トルエン 26.6部
C.I.デイスパースレッド60 5.0部
C.I.デイスパースバイオレット26 5.0部
ポリビニルアセタール樹脂 8.5部
シリコーン変性樹脂 0.2部
2,6-トリレンジイソシアネート 1.5部
メチルエチルケトン 53.2部
トルエン 26.6部
C.I.ソルベントブルー63 5.0部
C.I.ソルベントブルー36 5.0部
ポリビニルアセタール樹脂 8.5部
シリコーン変性樹脂 0.2部
2,6-トリレンジイソシアネート 1.5部
メチルエチルケトン 53.2部
トルエン 26.6部
ダイヤナール BR-85 10.0部
ポリマー型電荷制御剤 FCA-1001-NS(藤倉化成社製) 0.1部
バイロン 220 0.1部
メチルエチルケトン 44.8部
トルエン 45.0部
<第一層形成用インクB>
BR-85 10.0部
帯電防止剤 カチオーゲンES-L9 0.5部
バイロン 220 0.1部
メチルエチルケトン 44.4部
トルエン 45.0部
<第一層形成用インクC>
BR-85 10.0部
バイロン 220 0.1部
メチルエチルケトン 44.9部
トルエン 45.0部
BR-113 10.0部
帯電防止剤 カチオーゲンES-L9 0.2部
滑剤 EFKA SL3031 0.2部
2-(ヒドロキシ-5-t-ブチルフェニル)-
2H-ベンゾトリアゾール 0.5部
メチルエチルケトン 89.1部
<第二層形成用インク2>
BR-113 10.0部
帯電防止剤 カチオーゲンES-L9 0.2部
滑剤 KF393 信越化学社製 0.2部
2-(ヒドロキシ-5-t-ブチルフェニル)-
2H-ベンゾトリアゾール 0.5部
メチルエチルケトン 89.1部
<第二層形成用インク3>
BR-113 10.0部
帯電防止剤 カチオーゲンES-L9 0.2部
滑剤 KF-96 (ジメチルシリコーンオイル 信越化学社製) 0.2部
2-(ヒドロキシ-5-t-ブチルフェニル)-
2H-ベンゾトリアゾール 0.5部
メチルエチルケトン 89.1部
<第二層形成用インク4>
BR-113 10.0部
帯電防止剤 カチオーゲンES-L9 0.2部
滑剤 X-22-2046 (側鎖型/脂環式エポキシ変性シリコーンオイル
信越化学社製) 0.2部
2-(ヒドロキシ-5-t-ブチルフェニル)-
2H-ベンゾトリアゾール 0.5部
メチルエチルケトン 89.1部
<第二層形成用インク5>
BR-113 10.0部
2-(ヒドロキシ-5-t-ブチルフェニル)-
2H-ベンゾトリアゾール 0.5部
メチルエチルケトン 89.5部
<第二層形成用インク6>
BR-113 10.0部
滑剤 EFKA SL3031 0.2部
2-(ヒドロキシ-5-t-ブチルフェニル)-
2H-ベンゾトリアゾール 0.5部
メチルエチルケトン 89.3部
<第二層形成用インク7>
BR-113 10.0部
帯電防止剤 カチオーゲンES-L9 0.2部
2-(ヒドロキシ-5-t-ブチルフェニル)-
2H-ベンゾトリアゾール 0.5部
メチルエチルケトン 89.3部
<第二層形成用インク8>
BR-113 10.0部
ポリマー型電荷制御剤 FCA-1001-NS 0.2部
2-(ヒドロキシ-5-t-ブチルフェニル)-
2H-ベンゾトリアゾール 0.5部
メチルエチルケトン 89.3部
塩化ビニル-酢酸ビニル-ビニルアルコール共重合体 19.5部
アミノ変性シリコーンオイル 0.5部
メチルエチルケトン 40.0部
トルエン 40.0部
<耐熱滑性層付き基材の作製>
基材(ポリエチレンテレフタレートフイルム:厚さ4.5μm)の一方の面に、上述した耐熱滑性層形成用インクをグラビアコート法により塗布、乾燥し、乾燥後の厚みが0.9μmの耐熱滑性層を形成した。その後、50℃ 6日間のエージングを施して、耐熱滑性層付き基材を得た。
<受像シートの作製>
基材シート(発泡ポリエステルフイルム:厚さ42μm)の一方の面に、上述したインク受容層形成用インクをグラビアコート法により塗布、乾燥し、乾燥後の厚みが5.0μmのインク受容層を形成して受像シートを得た。
上述した耐熱滑性層付き基材において、耐熱滑性層が設けられていない面にコロナ処理を施した。次に、上述したイエロー染料層形成用インク、マゼンタ染料層形成用インク、シアン染料層形成用インク、および第一層形成用インクAを用いて、グラビアコート法により、基材上にイエロー染料層、マゼンタ染料層、シアン染料層、および第一層を順次形成した。各染料層の乾燥後膜厚は0.7μm、第一層の乾燥後膜厚は0.5μmとした。
最後に、第一層の上に、第二層形成用インク1を用いて、グラビアコート法により第二層を形成した。第二層の乾燥後膜厚は0.5μmとした。
以上により、実施例1の熱転写リボンを作製した。
第二層形成用インク1に替えて第二層形成用インク2を使用した点を除き、実施例1と同様の手順で実施例2の熱転写リボンを作製した。
(実施例3)
第二層形成用インク1に替えて第二層形成用インク3を使用した点を除き、実施例1と同様の手順で実施例3の熱転写リボンを作製した。
(実施例4)
第二層形成用インク1に替えて第二層形成用インク4を使用した点を除き、実施例1と同様の手順で実施例4の熱転写リボンを作製した。
第一層形成用インクAに替えて第一層形成用インクCを使用し、第二層形成用インク1に替えて第二層形成用インク5を使用した点を除き、実施例1と同様の手順で比較例1の熱転写リボンを作製した。
第一層形成用インクAに替えて第一層形成用インクCを使用し、第二層形成用インク1に替えて第二層形成用インク6を使用した点を除き、実施例1と同様の手順で比較例2の熱転写リボンを作製した。
第一層形成用インクAに替えて第一層形成用インクCを使用し、第二層形成用インク1に替えて第二層形成用インク7を使用した点を除き、実施例1と同様の手順で比較例3の熱転写リボンを作製した。
第一層形成用インクAに替えて第一層形成用インクCを使用し、第二層形成用インク1に替えて第二層形成用インク8を使用した点を除き、実施例1と同様の手順で比較例4の熱転写リボンを作製した。
第二層形成用インク1に替えて第二層形成用インク2を使用した点を除き実施例1と同様の手順で比較例5の熱転写リボンを作製した。
第一層形成用インクAに替えて第一層形成用インクBを使用し、第二層形成用インク1に替えて第二層形成用インク6を使用した点を除き実施例1と同様の手順で比較例6の熱転写リボンを作製した。
第二層形成用インク8を用い、グラビアコート法により単層の転写性保護層を形成した。転写性保護層の乾燥後膜厚は1.2μmとした。それ以外は実施例1と同様の手順で比較例7の熱転写リボンを作製した。
(比較例8)
第二層形成用インク8に代えて第二層形成用インク7を使用した点を除き、比較例7と同様の手順で比較例8の熱転写リボンを作製した。
第二層形成用インク1に替えて第二層形成用インク7を使用した点を除き、実施例1と同様の手順で比較例5の熱転写リボンを作製した。
(比較例10)
第一層形成用インクAに替えて第一層形成用インクBを使用し、第二層形成用インク1に替えて第二層形成用インク8を使用した点を除き、実施例1と同様の手順で比較例10の熱転写リボンを作製した。
各実施例および各比較例に係る熱転写リボンをサーマルフォトプリンタD-70(三菱電機社製)にセットし、受像シートのインク受容層上に所定の画像(後述)を印画し、各例に係る評価用印画物を得た。
<捌き性>
評価用印画物としてグレー(ベタ)の印画物を20枚印画し、専用トレーに排出させた。20枚の印画物を束ねて机上で約2cmの高さから落下させて印画物を揃える動作を行った。動作5回以内で揃った場合を〇(good)、動作6回以上10回以下の間で揃った場合は、△(fair)、10回の動作で揃わない場合には、×(bad)の3段階で評価した。
評価用印画物として白黒半画像を印画した。印画物表面の目視でシワを認めない場合は〇(good)、印画物表面の目視でシワを認めた場合は×(bad)、の2段階で評価した。
各例の熱転写リボンを専用トレーに置き、搬送させたときの帯電量を帯電電位計で計測した。帯電電位が-5KV以上~+5KV以下の場合を〇(good)、帯電電位が〇の範囲外であってかつ-15KV以上~+15KV以下の場合を△(fair)、帯電電位が△の範囲外であってかつ-15KV未満あるいは+15KV超の場合を×(bad)の3段階で評価した。
結果を表1に示す。
比較例2の結果より、捌き性は滑剤のみで改善しないことがわかる。
比較例3および4の結果より、捌き性は電荷制御剤および帯電防止剤の一方のみでは転写性保護層内の位置に関わらず改善しないことがわかる。
比較例3、8、および9の結果より、転写性保護層の第二層が帯電防止剤を含有し、滑剤を含有しない場合、印画シワを十分抑制できないことがわかる。
10 基材
20 染料層
30 転写性保護層
31 第一層
32 第二層
Claims (5)
- 基材の一方の面に、染料層および転写性保護層が繰り返し形成された熱転写リボンであって、
前記転写性保護層は、基材上に形成された第一層と、前記第一層上に形成された第二層とを有し、
前記第一層は、電荷制御剤を含有し、
前記第二層は、帯電防止剤および滑剤を含有し、
前記電荷制御剤が、アジン系化合物、スチレンアクリル系ポリマー、アゾ含金属化合物、サリチル酸系化合物、の少なくとも一つを含む、
熱転写リボン。 - 前記帯電防止剤が、カチオン性の界面活性剤、アニオン性の界面活性剤、金属系導電性ポリマー、金属酸化物、及び水酸基を有する化合物のいずれかを含む、
請求項1に記載の熱転写リボン。 - 前記第一層における前記電荷制御剤の含有量が、0.1~5.0質量%である、
請求項1に記載の熱転写リボン。 - 前記第二層における前記帯電防止剤の含有量が、0.1~10.0質量%である、
請求項1に記載の熱転写リボン。 - 前記滑剤は、シロキサン変性物を有するシリコーンオイルである、
請求項1に記載の熱転写リボン。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018163607A JP7119789B2 (ja) | 2018-08-31 | 2018-08-31 | 熱転写リボン |
CN201980055799.5A CN112739547B (zh) | 2018-08-31 | 2019-08-28 | 热转印色带 |
PCT/JP2019/033611 WO2020045463A1 (ja) | 2018-08-31 | 2019-08-28 | 熱転写リボン |
EP19856180.5A EP3845393A4 (en) | 2018-08-31 | 2019-08-28 | THERMAL TRANSFER TAPE |
US17/186,885 US20210178791A1 (en) | 2018-08-31 | 2021-02-26 | Thermal transfer ribbon |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018163607A JP7119789B2 (ja) | 2018-08-31 | 2018-08-31 | 熱転写リボン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020032700A JP2020032700A (ja) | 2020-03-05 |
JP7119789B2 true JP7119789B2 (ja) | 2022-08-17 |
Family
ID=69644515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018163607A Active JP7119789B2 (ja) | 2018-08-31 | 2018-08-31 | 熱転写リボン |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20210178791A1 (ja) |
EP (1) | EP3845393A4 (ja) |
JP (1) | JP7119789B2 (ja) |
CN (1) | CN112739547B (ja) |
WO (1) | WO2020045463A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114055977B (zh) * | 2021-10-29 | 2023-04-07 | 湖南鼎一致远科技发展有限公司 | 一种热升华色带软标打印的工艺方法 |
CN114261222B (zh) * | 2021-12-21 | 2024-01-19 | 湖南鼎一致远科技发展有限公司 | 一种用于增加热升华色带适用基材的碳带及其制备方法 |
CN114312065A (zh) * | 2021-12-30 | 2022-04-12 | 湖南鼎一致远科技发展有限公司 | 一种抑菌耐老化的热转印碳带及其制备方法 |
CN114653560B (zh) * | 2022-04-02 | 2023-05-12 | 湖南鼎一致远科技发展有限公司 | 一种适用于织物印花的再转印碳带及其制备方法 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003145946A (ja) | 2001-11-19 | 2003-05-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 保護層熱転写シートおよび印画物 |
JP2003320758A (ja) | 2002-04-30 | 2003-11-11 | General Kk | 昇華リボン |
JP2012071538A (ja) | 2010-09-29 | 2012-04-12 | Fujifilm Corp | 昇華型感熱転写シートおよび画像形成方法 |
JP2014065265A (ja) | 2012-09-27 | 2014-04-17 | Dainippon Printing Co Ltd | 転写箔 |
JP2016124228A (ja) | 2015-01-06 | 2016-07-11 | 凸版印刷株式会社 | 昇華性熱転写記録媒体 |
JP2017165073A (ja) | 2016-03-18 | 2017-09-21 | 凸版印刷株式会社 | 昇華性熱転写記録媒体 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4720480A (en) * | 1985-02-28 | 1988-01-19 | Dai Nippon Insatsu Kabushiki Kaisha | Sheet for heat transference |
JP3071633B2 (ja) * | 1994-05-17 | 2000-07-31 | 帝人株式会社 | 複合ポリエステルフイルム |
US5965485A (en) * | 1996-04-05 | 1999-10-12 | Sony Corporation | Image-transfer ink ribbon, image-transferred member and method for producing the image-transferred member |
JPH11105437A (ja) | 1997-10-02 | 1999-04-20 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シートおよび印画物 |
JP3965971B2 (ja) * | 2001-11-07 | 2007-08-29 | 東ソー株式会社 | 第四級アンモニウム塩の過酸化水素化物溶液の製造方法 |
JP4319964B2 (ja) * | 2004-10-25 | 2009-08-26 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写シート |
EP2409851B1 (en) * | 2004-10-25 | 2012-12-19 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Thermal transfer sheet |
JP5526897B2 (ja) | 2010-03-19 | 2014-06-18 | 凸版印刷株式会社 | 昇華性熱転写記録媒体 |
JP2012071447A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Toppan Printing Co Ltd | 熱転写シート及びそれを用いた印画物 |
CN104619510B (zh) * | 2012-09-11 | 2017-04-05 | 凸版印刷株式会社 | 热敏转印记录介质 |
JP2014111351A (ja) * | 2012-11-09 | 2014-06-19 | Toppan Printing Co Ltd | 感熱転写記録媒体 |
JP2017189911A (ja) * | 2016-04-13 | 2017-10-19 | 凸版印刷株式会社 | 感熱転写記録媒体および熱転写シートの製造方法 |
JP6834404B2 (ja) * | 2016-11-25 | 2021-02-24 | 凸版印刷株式会社 | 熱転写記録材料 |
JP6864515B2 (ja) | 2017-03-27 | 2021-04-28 | 株式会社ノリタケカンパニーリミテド | タッチスイッチパネルおよびその製造方法 |
CN107329381A (zh) * | 2017-08-29 | 2017-11-07 | 邯郸汉光办公自动化耗材有限公司 | 彩色墨粉及其制备方法和数码热转移印花的方法 |
-
2018
- 2018-08-31 JP JP2018163607A patent/JP7119789B2/ja active Active
-
2019
- 2019-08-28 EP EP19856180.5A patent/EP3845393A4/en not_active Withdrawn
- 2019-08-28 CN CN201980055799.5A patent/CN112739547B/zh active Active
- 2019-08-28 WO PCT/JP2019/033611 patent/WO2020045463A1/ja unknown
-
2021
- 2021-02-26 US US17/186,885 patent/US20210178791A1/en active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003145946A (ja) | 2001-11-19 | 2003-05-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 保護層熱転写シートおよび印画物 |
JP2003320758A (ja) | 2002-04-30 | 2003-11-11 | General Kk | 昇華リボン |
JP2012071538A (ja) | 2010-09-29 | 2012-04-12 | Fujifilm Corp | 昇華型感熱転写シートおよび画像形成方法 |
JP2014065265A (ja) | 2012-09-27 | 2014-04-17 | Dainippon Printing Co Ltd | 転写箔 |
JP2016124228A (ja) | 2015-01-06 | 2016-07-11 | 凸版印刷株式会社 | 昇華性熱転写記録媒体 |
JP2017165073A (ja) | 2016-03-18 | 2017-09-21 | 凸版印刷株式会社 | 昇華性熱転写記録媒体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2020045463A1 (ja) | 2020-03-05 |
CN112739547B (zh) | 2022-09-30 |
EP3845393A4 (en) | 2021-11-03 |
EP3845393A1 (en) | 2021-07-07 |
JP2020032700A (ja) | 2020-03-05 |
CN112739547A (zh) | 2021-04-30 |
US20210178791A1 (en) | 2021-06-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7119789B2 (ja) | 熱転写リボン | |
KR102211384B1 (ko) | 중간 전사 매체, 중간 전사 매체와 열전사 시트의 조합 및 인화물의 형성 방법 | |
US7517833B2 (en) | Thermal transfer sheet and protective layer transfer sheet | |
US6616993B2 (en) | Protective layer transfer sheet | |
US6316385B1 (en) | Thermal transfer dye-receptive sheets and receptive layer transfer sheets | |
JP5786410B2 (ja) | 熱転写シート | |
US20060198971A1 (en) | Thermal transfer sheet | |
EP2042333B1 (en) | Heat-sensitive transfer printing method | |
US7141281B2 (en) | Protective layer transfer sheet and thermally transferred image recorded object | |
JP6682934B2 (ja) | 昇華性熱転写記録媒体 | |
US11840108B2 (en) | Thermal transfer ribbon | |
JP6492664B2 (ja) | 昇華性熱転写記録媒体及び転写済み熱転写受像シート | |
JP5794084B2 (ja) | 保護層転写シート及び印画物 | |
JP2012206346A (ja) | 熱転写シート | |
JP6897262B2 (ja) | 熱転写受像シート | |
JP3423596B2 (ja) | 昇華型熱転写記録用転写体及び昇華型熱転写記録用受像体 | |
JP2014065246A (ja) | 熱転写システムおよび印画物の製造方法 | |
JP2014065242A (ja) | 熱転写システムおよび印画物の製造方法 | |
JP2002052844A (ja) | 熱転写記録方法 | |
JPH1081078A (ja) | 熱転写シート | |
JP2001301346A (ja) | 熱転写シート | |
JPH08300835A (ja) | 熱転写用染料受容シート | |
JPH0872419A (ja) | 熱転写用染料受像シート | |
JP2014065243A (ja) | 熱転写システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210721 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220426 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220608 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220705 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220718 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7119789 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |