JP2014065265A - 転写箔 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基材上に少なくとも保護層、接着層をこの順に積層した転写箔を用いて得られる印画物において、耐候性、耐摩擦性、耐薬品性、耐可塑剤性等の耐久性に優れ、特に耐摩擦性と耐可塑剤性の過酷な条件でも十分に耐性を有した転写箔を提供する。
【解決手段】 基材2上に、少なくとも4層以上の保護層、さらに接着層20をこの順に積層した転写箔1であって、前記保護層が、前記基材2側から保護層A、保護層Bの順に積層した単位を、少なくとも2回繰り返して積層し、前記保護層Aは、ガラス転移温度が90℃〜110℃であるアクリル樹脂を主成分で含有し、前記保護層Bは、ガラス転移温度が40℃〜55℃であるポリエステル樹脂を主成分で含有することを特徴とする転写箔1である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基材上に、多層の保護層、接着層をこの順に積層した転写箔に関する。この転写箔は、その接着層が染料の受容性を有する受容層の機能を有する場合は、中間転写記録媒体として使用できる。また転写箔は、その接着層が接着性の機能を主体に有する転写箔は、熱転写による画像を有する印画物の画像を保護するための保護層転写シートとして使用できる。
従来から、簡便な印刷方法として熱転写方法が広く使用されている。熱転写方法の一つである溶融転写方式は、顔料等の色材と、熱溶融性のワックスや樹脂等のバインダーを含む熱溶融インキ層を備える熱転写シートを、紙やプラスチックシート等の熱転写受像シートと重ね合わせ、熱転写シートの背面側からサーマルヘッド等の加熱手段により画像情報に応じたエネルギーを印加して、熱転写受像シート上に、色材をバインダーと共に転写する画像形成方法である。溶融転写方式による画像は、高濃度で鮮鋭性に優れ、文字等の2値画像の記録に適している。
熱転写方法の一つである昇華転写方式は、昇華により熱移行する昇華性染料を含む色材層を備える熱転写シートを、基材シート上に染料受容層を設けてなる熱転写受像シートと重ね合わせ、熱転写シートの背面側からサーマルヘッド等の加熱手段により画像情報に応じたエネルギーを印加して、熱転写受像シート上に、昇華性染料を転写移行させる画像形成方法である。この昇華転写方式は、印加されるエネルギー量に応じて染料の移行量を制御できるため、サーマルヘッドのドット毎に画像濃度を制御した階調画像の形成を行なうことができる。また、使用する色材が染料であるため、形成される画像には透明性があり、異なる色の染料を重ねた場合の中間色の再現性が優れている。したがって、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック等の異なる色の熱転写シートを用い、熱転写受像シート上に各色染料を重ねて転写する際にも、中間色の再現性に優れた高画質な写真調フルカラー画像の形成が可能である。
マルチメディアに関連した様々なハード及びソフトの発達により、この熱転写方法は、コンピューターグラフィックス、衛星通信による静止画像そしてCD−ROMその他に代表されるデジタル画像及びビデオ等のアナログ画像のフルカラーハードコピーシステムとして、その市場を拡大している。この熱転写方法による熱転写受像シートの具体的な用途は、多岐にわたっている。代表的なものとしては、印刷の校正刷り、画像の出力、CAD/CAMなどの設計およびデザインなどの出力、CTスキャンや内視鏡カメラなどの各種医療用分析機器、測定機器の出力用途そしてインスタント写真の代替として、また身分証明書やIDカード、クレジットカード、その他カード類への顔写真などの出力、さらに遊園地、ゲームセンター、博物館、水族館などのアミューズメント施設における合成写真、記念写真としての用途などをあげることができる。
上記の熱転写受像シートの用途の多様化に伴い、任意の対象物に熱転写画像を形成する要求が高まっている。通常は、熱転写画像を形成する対象物として、基材上に受容層を設けた専用の熱転写受像シートを用いているが、この場合には、基材等に制約が生ずることとなる。このような状況下、特許文献1には、受容層が基材上に剥離可能に設けられた中間転写記録媒体が提案されている。この中間転写記録媒体によれば、色材層の染料を受容層に転写して画像を形成し、その後に中間転写記録媒体を加熱することで、染料が転写された受容層を任意の被転写体上に転写することができ、被転写体に制約を受けることがなく熱転写画像の形成が可能となる。
しかしながら、上記の中間転写記録媒体を用いて形成された熱転写画像は、最表面に画像が形成された受容層が位置することから耐候性、耐摩擦性、耐薬品性等の耐久性に欠ける問題がある。そこで、近時、特許文献2に示されるように、基材上に、剥離層、保護層、受容層兼接着層が設けられた中間転写記録媒体が提案されている。この中間転写記録媒体によれば、熱転写画像の表面に保護層が形成されることから、熱転写画像に耐久性を付与することができる。また、このとき保護層の可塑剤に対する耐性(以下、耐可塑剤性という。)が弱い場合には、被転写体へ転写後の保護層と、可塑剤入りの樹脂、例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体とを接触させた場合に、可塑剤成分が、保護層を透過して画像が形成された受容層へと移行し、画像の滲みや、画像が消滅してしまう恐れがある。
このような状況下、特許文献3には、熱転写画像の形成された被転写体に対し、その画像を覆うように、保護層転写シートにより、保護層の転写を2回以上行なって、保護層を2層以上積層する画像形成方法が提案されている。このような方法では、上記の耐候性、耐摩擦性、耐薬品性、耐可塑剤性などの耐久性は、ある程度高まるが、例えば耐摩擦性及び耐可塑剤性の過酷な条件での評価が両方とも良好であるように実現できることが困難である。また保護層の転写を2回以上行なって、保護層を2層以上積層する場合、印画物における保護層表面の平滑性が低下し、印画物としての外観上、好ましくない。また印画物の形成する工程で、保護層を重ね転写する際、プリンタでジャムが発生しやすい等、実用上の問題が生じる場合がある。
特開昭62−238791号公報 特開2004−351656号公報 特開2002−240444号公報
したがって、上記の課題を解決するために本発明の目的は、基材上に少なくとも保護層、接着層をこの順に積層した転写箔を用いて得られる印画物において、耐候性、耐摩擦性、耐薬品性、耐可塑剤性等の耐久性に優れ、特に耐摩擦性と耐可塑剤性の過酷な条件でも十分に耐性を有した転写箔を提供することである。
上記目的は以下の本発明によって達成される。即ち、本発明は、基材上に、少なくとも4層以上の保護層、さらに接着層をこの順に積層した転写箔であって、前記保護層が、前記基材側から保護層A、保護層Bの順に積層した単位を、少なくとも2回繰り返して積層し、前記保護層Aは、ガラス転移温度が90℃〜110℃であるアクリル樹脂を主成分で含有し、前記保護層Bは、ガラス転移温度が40℃〜55℃であるポリエステル樹脂を主成分で含有することを特徴とする転写箔の構成とした。
また、本発明は、基材上に、少なくとも6層以上の保護層、さらに接着層をこの順に積層した転写箔であって、前記保護層が、前記基材側から保護層A、保護層B及び保護層Xの順に積層した単位を、少なくとも2回繰り返して積層し、前記保護層Aはガラス転移温度が90℃〜110℃であるアクリル樹脂を主成分で含有し、前記保護層Bはガラス転移温度が40℃〜55℃であるポリエステル樹脂を主成分で含有し、前記保護層Xはガラス転移温度が60℃〜85℃であるポリエステル樹脂を主成分で含有することを特徴とする転写箔の構成とした。
また、本発明は、基材上に、少なくとも5層以上の保護層、さらに接着層をこの順に積層した転写箔であって、前記保護層が、前記基材側から保護層A、保護層B及び保護層Xの順に積層し、さらに前記保護層B、保護層Xの順に積層した単位を、少なくとも1回積層し、前記保護層Aはガラス転移温度が90℃〜110℃であるアクリル樹脂を主成分で含有し、前記保護層Bはガラス転移温度が40℃〜55℃であるポリエステル樹脂を主成分で含有し、前記保護層Xはガラス転移温度が60℃〜85℃であるポリエステル樹脂を主成分で含有することを特徴とする転写箔の構成とした。
また、本発明は、上記の保護層A、保護層B及び保護層Xの中で、保護層を構成する層は、全て乾燥時の厚さで1g/m2〜2g/m2の範囲にあることを特徴とする転写箔の構成とした。
本発明の転写箔による印画物において、耐候性、耐摩擦性、耐薬品性、耐可塑剤性等の耐久性に優れ、特に耐摩擦性と耐可塑剤性の過酷な条件でも十分に耐性を有した転写箔を提供できる。
本発明の転写箔の一つの実施形態を示す概略断面図である。 本発明の転写箔の他の実施形態を示す概略断面図である。 本発明の転写箔の他の実施形態を示す概略断面図である。 本発明の転写箔の他の実施形態を示す概略断面図である。
次に、発明の実施の形態について、詳述する。
図1は本発明の転写箔の一つの実施形態を示し、その転写箔1は、基材2の一方の面に、保護層A(3)、保護層B(4)、保護層A(5)、保護層B(6)、接着層20を順次設けた構成である。この構成で、保護層A(3)、保護層B(4)、保護層A(5)、保護層B(6)、接着層20が転写層30であり、転写箔の熱転写時に被転写体に転写される層である。
上記の保護層A(3)と保護層A(5)は、ガラス転移温度が90℃〜110℃であるアクリル樹脂を主成分で含有する層であり、両層は主要な構成要素である樹脂が共通したものであり、同一の樹脂を主成分であっても、また90℃〜110℃の範囲内で、異なるガラス転移温度のアクリル樹脂であってもよい。本発明で、特定した樹脂を主成分で含有する層として規定しているが、対象としている層は、その特定した樹脂が、その層の全固形分に対して70%以上の割合で含有していることを意味する。したがって、保護層A(3)と保護層A(5)を形成するための塗工液組成は同一であっても、異なったものであってもよい。
また、保護層B(4)と保護層B(6)は、ガラス転移温度が40℃〜55℃であるポリエステル樹脂を主成分で含有する層である。この場合も上記の保護層A(3)と保護層A(5)の関係で説明したことと同様に、保護層B(4)と保護層B(6)は、同一のポリエステル樹脂を主成分であっても、また40℃〜55℃の範囲内で、異なるガラス転移温度のポリエステル樹脂であってもよく、また両層の組成も同一であっても、異なったものであってもよい。
図1では、保護層として、保護層A、保護層B、保護層A、保護層Bの4層からなる構成を示したが、さらに保護層A、保護層Bの順に積層した単位を繰り返して、2層、4層など層を追加することが可能である。その場合、基材側から、保護層A(3)、保護層B(4)、保護層A(5)、保護層B(6)、保護層C、保護層D、保護層E、保護層Fを順次設けた構成とした場合、保護層A(3)、保護層A(5)、保護層C、保護層Eが、ガラス転移温度が90℃〜110℃であるアクリル樹脂を主成分で含有する層として共通するものである。また、上記構成で、保護層B(4)、保護層B(6)、保護層D、保護層Fが、ガラス転移温度が40℃〜55℃であるポリエステル樹脂を主成分で含有する層として共通するものである。また、図示してはいないが、基材からこの転写層の離型性を高めるために、基材2と保護層A(3)との間に剥離層、あるいは離型層を設けることができる。また、その他の層を設けることができる。
また図2は本発明の転写箔の他の実施形態を示し、その転写箔1は、基材2の一方の面に、保護層A(3)、保護層B(4)、保護層X(7)、保護層A(8)、保護層B(9)、保護層X(10)、接着層20を順次設けた構成である。この構成では、保護層A(3)、保護層B(4)、保護層X(7)、保護層A(8)、保護層B(9)、保護層X(10)、接着層20が転写層30であり、転写箔の熱転写時に被転写体に転写される層である。図2に示した転写箔1は、基材2上で、保護層として、保護層A、保護層B及び保護層Xの順に積層した単位を、2回繰り返して積層した構成である。保護層A(3)と保護層A(8)は、主要な構成要素である樹脂が、ガラス転移温度が90℃〜110℃であるアクリル樹脂で共通したものであり、同一のアクリル樹脂を主成分にしても、また90℃〜110℃の範囲内で、異なるガラス転移温度のアクリル樹脂であってもよい。さらにそれらの層の組成も同一であっても、異なったものであってもよい。
また保護層B(4)と保護層B(9)は、ガラス転移温度が40℃〜55℃であるポリエステル樹脂を主成分で含有する層であり、上記の保護層Aの場合と同様に、両層は、同一のポリエステル樹脂を主成分であっても、異なるガラス転移温度のポリエステル樹脂であってもよく、また両層の組成も同一であっても、異なったものであってもよい。保護層X(7)と保護層X(10)は、ガラス転移温度が60℃〜85℃であるポリエステル樹脂を主成分で含有する層である。この場合も、保護層X(7)と保護層X(10)は、同一のポリエステル樹脂を主成分にしても、また60℃〜85℃の範囲内で、異なるガラス転移温度のポリエステル樹脂であってもよい。さらにそれらの層の組成も同一であっても、異なったものであってもよい。
図2では、保護層として、保護層A、保護層B及び保護層Xの順に積層した単位を、2回繰り返して積層した構成を示したが、保護層A、保護層B及び保護層Xの順に積層した単位を3回、4回、・・・・と繰り返して積層することが可能である。なお、図示してはいないが、基材からこの転写層の離型性を高めるために、基材2と保護層A(3)との間に剥離層、あるいは離型層を設けることができる。また、その他の層を設けることができる。
また図3は本発明の転写箔の他の実施形態を示し、その転写箔1は、基材2の一方の面に、保護層A(3)、保護層B(4)、保護層X(7)、保護層B(9)、保護層X(10)、接着層20を順次設けた構成である。この構成では、保護層A(3)、保護層B(4)、保護層X(7)、保護層B(9)、保護層X(10)、接着層20が、転写箔の熱転写時に被転写体に転写される層、すなわち転写層30である。図3に示した転写箔1は、基材2上で、保護層として、保護層A(3)、保護層B(4)及び保護層X(7)の順に積層し、さらに保護層B(9)、保護層X(10)の順に積層した単位を、1回積層した構成である。
上記の保護層A(3)は、ガラス転移温度が90℃〜110℃であるアクリル樹脂を主成分で含有する層であり、また保護層B(4)、保護層B(9)は、ガラス転移温度が40℃〜55℃であるポリエステル樹脂を主成分で含有する層であり、保護層X(7)と保護層X(10)は、ガラス転移温度が60℃〜85℃であるポリエステル樹脂を主成分で含有する層である。
上記の保護層B(4)、保護層B(9)は、同一のポリエステル樹脂を主成分であっても、また40℃〜55℃の範囲内で、異なるガラス転移温度のポリエステル樹脂であってもよく、またそれらの層の組成も同一であっても、異なったものであってもよい。また上記の保護層X(7)と保護層X(10)は、同一のポリエステル樹脂を主成分であっても、また60℃〜85℃の範囲内で、異なるガラス転移温度のポリエステル樹脂であってもよく、またそれらの層の組成も同一であっても、異なったものであってもよい。
図3では、保護層として、保護層A(3)、保護層B(4)及び保護層X(7)の順に積層し、さらに保護層B(9)、保護層X(10)の順に積層した単位を、1回積層した構成を示したが、保護層B、保護層Xの順に積層した2層の単位を2回、3回、・・・・と繰り返して積層することが可能である。また、図示してはいないが、基材からこの転写層の離型性を高めるために、基材2と保護層A(3)との間に剥離層、あるいは離型層を設けることができる。また、その他の層を設けることができる。
また図4は本発明の転写箔の他の実施形態を示し、その転写箔1は、基材2の一方の面に、保護層A(3)、保護層B(4)、保護層X(7)、保護層B(9)、保護層X(10)、保護層B(12)、保護層X(13)、接着層20を順次設けた構成である。この構成では、保護層A(3)、保護層B(4)、保護層X(7)、保護層B(9)、保護層X(10)、保護層B(12)、保護層X(13)、接着層20が、転写箔の熱転写時に被転写体に転写される層、すなわち転写層30である。図4に示した転写箔1は、基材2上で、保護層A(3)、保護層B(4)及び保護層X(7)の順に積層し、さらに保護層B、保護層Xの順に積層した2層の単位を、2回繰り返して積層した構成である。
上記の保護層A(3)は、ガラス転移温度が90℃〜110℃であるアクリル樹脂を主成分で含有する層であり、また保護層B(4)、保護層B(9)、保護層B(12)は、ガラス転移温度が40℃〜55℃であるポリエステル樹脂を主成分で含有する層であり、保護層X(7)、保護層X(10)、保護層X(13)は、ガラス転移温度が60℃〜85℃であるポリエステル樹脂を主成分で含有する層である。
上記の保護層B(4)、保護層B(9)、保護層B(12)は、同一のポリエステル樹脂を主成分であっても、また40℃〜55℃の範囲内で、異なるガラス転移温度のポリエステル樹脂であってもよく、またそれらの層の組成も同一であっても、異なったものであってもよい。また上記の保護層X(7)、保護層X(10)、保護層X(13)は、同一のポリエステル樹脂を主成分であっても、また60℃〜85℃の範囲内で、異なるガラス転移温度のポリエステル樹脂であってもよく、またそれらの層の組成も同一であっても、異なったものであってもよい。
図4では、保護層として、保護層A(3)、保護層B(4)及び保護層X(7)の順に積層し、さらに保護層B、保護層Xの順に積層した単位を、2回積層した構成を示したが、保護層B、保護層Xの順に積層した2層の単位を3回、4回、・・・・と繰り返して積層することが可能である。また、図示してはいないが、基材からこの転写層の離型性を高めるために、基材2と保護層A(3)との間に剥離層、あるいは離型層を設けることができる。また、その他の層を設けることができる。
以下、転写箔1を構成する各層について、詳細に説明する。
(基材)
基材2としては、転写箔から熱転写時に転写される転写層を支持できる機械的強度や耐溶剤性を有し、その転写層を被転写体へ転写する際の熱エネルギー(例えばサーマルヘッドの熱)に耐え得る耐熱性を有しているものであれば、特に制限なく使用することができる。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンテレフタレート−イソフタレート共重合体、テレフタル酸− シクロヘキサンジメタノール− エチレングリコール共重合体、ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレンナフタレートの共押し出しフィルムなどのポリエステル系樹脂、ナイロン6、ナイロン66などのポリアミド系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニルなどのビニル系樹脂、ポリアクリレート、ポリメタアクリレート、ポリメチルメタアクリレートなどのアクリル系樹脂、ポリイミド、ポリエーテルイミドなどのイミド系樹脂、ポリアリレート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリアラミド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルニトリル、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルサルファイトなどのエンジニアリング樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、高衝撃ポリスチレン、AS樹脂、ABS樹脂などのスチレン系樹脂、セロファン、セルロースアセテート、ニトロセルロースなどのセルロース系フィルム、等が挙げられる。
基材は、上記の樹脂を主成分とする共重合樹脂若しくは混合体(アロイを含む)、または複数層からなる積層体であっても良い。また、基材は、延伸フィルムでも、未延伸フィルムであってもよいが、強度を向上させる目的で、一軸方向または二軸方向に延伸されたフィルムを使用することが好ましい。基材は、これら樹脂の少なくとも1層からなるフィルム、シート、ボード状として使用する。上記した樹脂からなる基材の中でも、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系のフィルムは、耐熱性、機械的強度に優れるため好適に使用され、この中でもポリエチレンテレフタレートフィルムがより好ましい。
基材は、通常、厚みが2.5〜50μm程度のものを使用するが、2.5〜25μmの厚みを有する基材をより好適に使用することができる。基材の厚みが厚すぎると、機械的強度は高いものの、転写箔から転写層を転写する際の熱エネルギーの伝達が不十分となり転写性が低下する傾向にある。一方、基材の厚みが薄すぎると、機械的強度が不足し、転写層を支持できなくなる場合がある。
基材には、その表面に離型層、または剥離層を設ける場合、予め、離型層、または剥離層を設ける面に、コロナ放電処理、プラズマ処理、オゾン処理、フレーム処理、プライマー(アンカーコート、接着促進剤、易接着剤とも呼ばれる)塗布処理、予熱処理、除塵埃処理、蒸着処理、アルカリ処理、等の易接着処理を行ってもよい。
(保護層)
本発明の転写箔で使用する保護層は、保護層A、保護層B、保護層Xを、図示したように、複数組み合わせて積層される。保護層A(3、5、8)は、ガラス転移温度が90℃〜110℃であるアクリル樹脂を主成分で含有する層であり、転写箔が被転写体へ転写された際に、表面に位置する場合があり、特に耐摩擦性の厳しい条件でも、十分に耐えられるものである。上記のアクリル樹脂は、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチルなどのアクリル樹脂が用いられ、ガラス転移温度が上記範囲であり、重量平均分子量では40,000〜280,000の範囲で用いることが好ましい。保護層A(3、5、8)は、同一のアクリル樹脂を主成分であっても、また90℃〜110℃の範囲内で、異なるガラス転移温度のアクリル樹脂であってもよく、またそれらの層の組成も同一であっても、異なったものであってもよい。
上記のアクリル樹脂のガラス転移温度(Tg)が90℃未満であると、転写箔から被転写体に転写された転写層の耐摩擦性の性能が低下してくる。また上記のTgが110℃より高いと、膜が硬すぎて、基材との密着性が悪くなる。本発明で規定されるTgは、DSC(示差走査熱量測定)による熱量変化の測定(DSC法)に基づき求められる温度である。また、本発明で記載する重量平均分子量(Mw)とは、GPCにより測定したポリスチレン換算による重量平均分子量である。
上記の保護層Aは、ガラス転移温度が90℃〜110℃であるアクリル樹脂を主成分で含有する層であり、すなわちTg90℃〜110℃であるアクリル樹脂が、その保護層の全固形分に対して70%以上の割合で含有し、残りの30%未満の割合で、例えばポリエステル樹脂などを加えて、熱転写の際、転写箔で転写層が基材から円滑に剥離するようにすることができる。
保護層B(4、6、9、12)は、ガラス転移温度が40℃〜55℃であるポリエステル樹脂を主成分で含有する層である。そのポリエステル樹脂はガラス転移温度が、上記の通り40℃〜55℃であり、数平均分子量では18,000〜28,000であるポリエステル樹脂が好ましく用いられる。そのポリエステル樹脂は、多塩基酸成分と多価アルコール成分とのエステル化物からなるものである。本発明で記載する数平均分子量(Mn)とは、GPCにより測定したポリスチレン換算による数平均分子量である。
多塩基酸成分としては、例えば無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、コハク酸、フマル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、無水マレイン酸、イタコン酸などから選ばれる1種以上の二塩基酸及びこれらの酸の低級アルキルエステル化物が主として用いられ、必要に応じて安息香酸、クロトン酸、p−t−ブチル安息香酸などの一塩基酸、無水トリメリット酸、メチルシクロヘキセントリカルボン酸、無水ピロメリット酸などの3価以上の多塩基酸などが併用される。
また多価アルコール成分としては、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、3−メチルペンタンジオール、1,4−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノール、水添ビスフェノールA、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物などの二価アルコールが主に用いられ、さらに必要に応じてグリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールなどの三価以上の多価アルコールを併用することができる。これらの多価アルコールは単独で、あるいは2種以上を混合して使用することができる。両成分のエステル化又はエステル交換反応は、それ自体既知の方法によって行うことができ、例えば、前記多塩基酸成分と多価アルコール成分とを180〜250℃程度の温度で重縮合させることによって、ポリエステル樹脂を得ることができる。
上記の保護層Bで使用するポリエステル樹脂は、保護層の塗工適性から、汎用の有機溶剤に溶解する非晶性ポリエステル樹脂が好ましい。保護層B(4、6、9、12)は、同一のポリエステル樹脂を主成分であっても、また40℃〜55℃の範囲内で、異なるガラス転移温度のポリエステル樹脂であってもよく、またそれらの層の組成も同一であっても、異なったものであってもよい。
上記の保護層Bのポリエステル樹脂のTgが、40℃未満であると、転写箔を保存したときにタックが生じブロッキング等の問題が生じやすい。また上記のTgが55℃より高いと、基材との密着性が悪くなる、また、耐可塑剤性の性能が低下してくる。
保護層X(7、10、13)は、ガラス転移温度が60℃〜85℃であるポリエステル樹脂を主成分で含有する層である。そのポリエステル樹脂はガラス転移温度が、上記の通り60℃〜85℃であり、数平均分子量では13,000〜23,000であるポリエステル樹脂が好ましく用いられる。そのポリエステル樹脂は、多塩基酸成分と多価アルコール成分とのエステル化物からなるものであり、上記の保護層Bで記載したように、各種の多塩基酸成分と多価アルコール成分とを選定して180〜250℃程度の温度で重縮合させることによって、ポリエステル樹脂を得ることができる。
上記の保護層Xで使用するポリエステル樹脂は、保護層の塗工適性から、汎用の有機溶剤に溶解する非晶性ポリエステル樹脂が好ましい。保護層X(7、10、13)は、同一のポリエステル樹脂を主成分であっても、また60℃〜85℃の範囲内で、異なるガラス転移温度のポリエステル樹脂であってもよく、またそれらの層の組成も同一であっても、異なったものであってもよい。
上記の保護層Xのポリエステル樹脂のTgが、60℃未満であると、転写箔を保存したときにタックが生じ、ブロッキング等の問題が生じやすい。また上記のTgが85℃より高いと、基材との密着性が悪くなる、また、耐可塑剤性の性能が低下してくる。
保護層は、上記に記載した樹脂を主体にして、適当な有機溶剤により、溶解または分散させて保護層用塗工液を調製し、これを基材(必要に応じて基材上に設けられた剥離層)上にグラビア印刷法、スクリーン印刷法またはグラビア版を用いたリバースコーティング法等の従来公知の手段により塗布、乾燥して形成することができる。保護層の厚さは、1層だけの構成条件では乾燥状態で1g/m2〜2g/m2の範囲が好ましい。本発明では、基材上に設ける保護層は、多層構成であり、1層単独では上記のように厚さを低めに抑えているのは、多層になった保護層の箔切れ性をもたせるためである。保護層の1層での厚さが1g/m2未満である場合には、耐摩擦性や、耐可塑剤性などの過酷な条件における耐性が悪い。また一方で、保護層の1層での厚さが2g/m2を越える場合には、多層の保護層と接着層で構成され転写層の熱転写時の箔切れ性が悪くなり、転写層を被転写体に熱転写する際の尾引き等が生じやすくなる。
(接着層)
本発明の転写箔における最表面に位置する接着層20は、被転写体へ転写層を転写させる際、その転写層の被転写体への接着性の機能を有するものである。また、その接着性の機能及び昇華性染料の受容性を有する受容層の機能を、合わせもつことができる。いずれにしても、接着層は、有機溶剤可溶性の熱可塑性樹脂を主体に構成することが好ましい。
上記の接着層の熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニルもしくはポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化樹脂、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体もしくはポリアクリル酸エステル等のビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレートもしくはポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレンもしくはプロピレン等のオレフィンと他のビニルポリマーとの共重合体系樹脂、アイオノマーもしくはセルロースジアスターゼ等のセルロース樹脂、ポリカーボネート等が挙げられ、特に、ビニル系樹脂、ポリエステル樹脂が好ましい。
接着層において、染料受容性をもたせる場合には、昇華性染料を含有する染料層を基材上に有する熱転写シートを用いて、その接着層に昇華転写による画像を形成する際、転写箔と熱転写シートとの離型性をもたせるために、上記の熱可塑性樹脂に離型剤を添加する。但し、その離型剤は被転写体への密着性を低下させることを防止するため、以下に示す特定の離型剤を用い、かつ添加量も所定の範囲にすることが好ましい。その特定の離型剤としては、側鎖型アラルキル変性シリコーン、側鎖型エポキシ変性シリコーンなどが挙げられる。その離型剤は、接着層に1種類で添加するだけでなく、熱転写シートとの熱転写時の離型性を十分にもたせるには、2種類以上の離型剤を添加することが好ましい。
具体的には、側鎖型アラルキル変性シリコーン及び側鎖型エポキシ変性シリコーンを合わせて添加する際、接着層の総質量に対し、2種の離型剤を合わせて1〜5質量%で添加することが好ましい。側鎖型アラルキル変性シリコーンと側鎖型エポキシ変性シリコーンとの配合は、側鎖型アラルキル変性シリコーン/側鎖型エポキシ変性シリコーン=9/1〜1/9であり、また夫々の離型剤単独の添加量は、接着層の総質量に対し、0.5〜5質量%である。離型剤の上記の添加量が少なすぎると、染料層との十分な離型性を確保できず、また一方で離型剤の上記の添加量が多すぎると、熱転写シートとの離型性の向上効果は認められない一方で、被転写体との密着性が低下する。
接着層は、上述に例示される材料の中から選択される単独または複数の樹脂材料、さらに必要に応じて、上記で説明した離型剤を加え、有機溶剤等の適当な溶剤に溶解または分散させて接着層用塗工液を調製し、これをグラビア印刷法、スクリーン印刷法またはグラビア版を用いたリバースコーティング法等の手段により、塗布、乾燥して形成することができる。接着層の厚さは特に限定はないが、通常、乾燥状態で1〜3g/m2程度である。その接着層の厚さが少なすぎると、被転写体と転写層との密着性が低下し、また一方で、接着層の厚さが多すぎると、転写層の熱転写時の箔切れ性が悪くなる。
(剥離層)
本発明の転写箔は、熱転写時に転写層が基材から剥離しやすいように、基材と転写層との間に剥離層を設けることができる。なお、剥離層は、熱転写時に被転写体上に転写される層である。
剥離層の材料としては、従来公知の材料、例えば、エチルセルロース、ニトロセルロース、酢酸セルロースなどのセルロース誘導体、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチルなどのアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラールなどのビニル共重合体の熱可塑性樹脂や、飽和又は不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、熱架橋性エポキシ−アミノ樹脂、アミノアルキッド樹脂などの熱硬化型の樹脂、シリコーンワックス、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、フッ素樹脂、フッ素変性樹脂、ポリビニルアルコール等を挙げることができる。また、剥離層には箔切れ性を向上させるために、マイクロシリカやポリエチレンワックスなどのフィラーを含有させることが好ましい。また、剥離層は、1種の樹脂からなるものであってもよく、2種以上の樹脂からなるものであってもよい。また剥離層は、上記に例示した樹脂に加えイソシアネート化合物等の架橋剤、錫系触媒、アルミニウム系触媒等の触媒を用いて形成することとしてもよい。
必要に応じて形成される剥離層は、上記の樹脂を溶媒へ分散又は溶解して、ロールコート、グラビアコート、バーコートなどの公知のコーティング方法で、基材上の少なくとも1部に塗布、乾燥することで形成することができる。剥離層の厚さとしては、通常は乾燥後の厚みで0.1g/m2〜5g/m2程度、好ましくは0.5g/m2〜2g/m2程度である。
次に実施例を挙げて、本発明を更に具体的に説明する。以下、特に断りのない限り、部又は%は質量基準である。
(実施例1)
基材2として厚さ12μmのPETフィルムを用い、該基材2の一方の面へ、バーコーター法で、下記組成の保護層A形成用塗工液1を、乾燥後1g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層A(3)を形成した。次いで、この保護層A(3)上に、バーコーター法で、下記組成の保護層B形成用塗工液1を、乾燥後1.6g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層B(4)を形成した。次いで、この保護層B(4)の上に、バーコーター法で、下記組成の保護層A形成用塗工液2を、乾燥後1.6g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層A(5)を形成した。次いで、この保護層A(5)上に、バーコーター法で、下記組成の保護層B形成用塗工液2を、乾燥後1.6g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層B(6)を形成した。さらに、その保護層B(6)の上に、下記組成の接着層形成用塗工液を、乾燥後2g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して接着層20を形成して、図1に示すような構成である実施例1の転写箔を得た。
<保護層A形成用塗工液1>
・アクリル樹脂 90部
(BR−83 (三菱レイヨン(株)製、Tg105℃、Mw40,000)
・ポリエステル樹脂 5部
(バイロン200、東洋紡(株)製、Tg67℃、Mn17,000)
・トルエン 202.5部
・MEK 202.5部
<保護層B形成用塗工液1>
・ポリエステル樹脂 50部
(バイロン103、東洋紡(株)製、Tg47℃、Mn23,000)
・トルエン 100部
・MEK 100部
<保護層A形成用塗工液2>
・アクリル樹脂 100部
(BR−83 (三菱レイヨン(株)製、Tg105℃、Mw40,000)
・トルエン 200部
・MEK 200部
<保護層B形成用塗工液2>
・ポリエステル樹脂 50部
(バイロン103、東洋紡(株)製、Tg47℃、Mn23,000)
・トルエン 100部
・MEK 100部
<接着層形成用塗工液>
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 95部
(ソルバイン(登録商標)CNL 日信化学工業(株)製)
・エポキシ変性シリコーンオイル 5部
(KP−1800U 信越化学工業(株)製)
・トルエン 200部
・MEK 200部
(実施例2)
基材2として厚さ12μmのPETフィルムを用い、該基材2の一方の面へ、バーコーター法で、実施例1で使用した保護層A形成用塗工液1を、乾燥後1g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層A(3)を形成した。次いで、この保護層A(3)上に、バーコーター法で、実施例1で使用した保護層B形成用塗工液を、乾燥後1.6g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層B(4)を形成した。次いで、この保護層B(4)の上に、バーコーター法で、下記組成の保護層X形成用塗工液を、乾燥後1.6g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層X(7)を形成した。さらに、その保護層X(7)の上に、実施例1で使用した保護層B形成用塗工液を、乾燥後1.6g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層B(9)を形成した。さらに、その保護層B(9)の上に、下記組成の保護層X形成用塗工液を、乾燥後1.6g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層X(10)を形成した。さらに、その保護層X(10)の上に、実施例1で使用した接着層形成用塗工液を、乾燥後2g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して接着層20を形成して、図3に示すような構成である実施例2の転写箔を得た。
<保護層X形成用塗工液>
・ポリエステル樹脂 50部
(バイロンGK880、東洋紡(株)製、Tg84℃、Mn18,000)
・トルエン 100部
・MEK 100部
(実施例3)
基材2として厚さ12μmのPETフィルムを用い、該基材2の一方の面へ、バーコーター法で、実施例1で使用した保護層A形成用塗工液1を、乾燥後1g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層A(3)を形成した。次いで、この保護層A(3)上に、バーコーター法で、実施例1で使用した保護層B形成用塗工液を、乾燥後1.6g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層B(4)を形成した。次いで、この保護層B(4)の上に、バーコーター法で、実施例2で使用した保護層X形成用塗工液を、乾燥後1.6g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層X(7)を形成した。さらに、その保護層X(7)の上に、実施例1で使用した保護層B形成用塗工液を、乾燥後1.6g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層B(9)を形成した。さらに、その保護層B(9)の上に、実施例2で使用した保護層X形成用塗工液を、乾燥後1.6g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層X(10)を形成した。さらに、その保護層X(10)の上に、実施例1で使用した保護層B形成用塗工液を、乾燥後1.6g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層B(12)を形成した。さらに、その保護層B(12)の上に、実施例2で使用した保護層X形成用塗工液を、乾燥後1.6g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層X(13)を形成した。さらに、その保護層X(13)の上に、実施例1で使用した接着層形成用塗工液を、乾燥後2g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して接着層20を形成して、図4に示すような構成である実施例3の転写箔を得た。
(実施例4)
基材2として厚さ12μmのPETフィルムを用い、該基材2の一方の面へ、バーコーター法で、実施例1で使用した保護層A形成用塗工液1を、乾燥後1g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層A(3)を形成した。次いで、この保護層A(3)上に、バーコーター法で、実施例1で使用した保護層B形成用塗工液を、乾燥後1.6g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層B(4)を形成した。次いで、この保護層B(4)の上に、バーコーター法で、実施例2で使用した保護層X形成用塗工液を、乾燥後1.6g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層X(7)を形成した。さらに、その保護層X(7)の上に、バーコーター法で、下記組成の保護層A形成用塗工液3を、乾燥後1.6g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層A(8)を形成した。さらに、その保護層A(8)上に、バーコーター法で、実施例1で使用した保護層B形成用塗工液を、乾燥後1.6g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層B(9)を形成した。次いで、この保護層B(9)の上に、バーコーター法で、実施例2で使用した保護層X形成用塗工液を、乾燥後1.6g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層X(10)を形成した。さらに、その保護層X(10)の上に、実施例1で使用した接着層形成用塗工液を、乾燥後2g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して接着層20を形成して、図2に示すような構成である実施例3の転写箔を得た。
<保護層A形成用塗工液3>
・アクリル樹脂 100部
(BR−83 (三菱レイヨン(株)製、Tg105℃、Mw40,000)
・トルエン 200部
・MEK 200部
(比較例1)
基材として厚さ12μmのPETフィルムを用い、該基材の一方の面へ、バーコーター法で、実施例1で使用した保護層A形成用塗工液1を、乾燥後1g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層A1を形成した。次いで、この保護層A1上に、バーコーター法で、実施例1で使用した保護層A形成用塗工液2を、乾燥後2.4g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層A2を形成した。次いで、この保護層A2の上に、実施例1で使用した保護層B形成用塗工液を、乾燥後2.4g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層Bを形成した。さらに、その保護層Bの上に、実施例1で使用した接着層形成用塗工液を、乾燥後2g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して接着層を形成して、比較例1の転写箔を得た。
(比較例2)
基材として厚さ12μmのPETフィルムを用い、該基材の一方の面へ、バーコーター法で、実施例1で使用した保護層A形成用塗工液1を、乾燥後1g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層A1を形成した。次いで、この保護層A1上に、バーコーター法で、実施例1で使用した保護層B形成用塗工液を、乾燥後2.4g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層Bを形成した。次いで、この保護層Bの上に、実施例1で使用した保護層A形成用塗工液2を、乾燥後2.4g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層A2を形成した。さらに、その保護層A2の上に、実施例1で使用した接着層形成用塗工液を、乾燥後2g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して接着層を形成して、比較例2の転写箔を得た。
(比較例3)
基材として厚さ12μmのPETフィルムを用い、該基材の一方の面へ、バーコーター法で、実施例1で使用した保護層A形成用塗工液1を、乾燥後1g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層Aを形成した。次いで、この保護層A上に、バーコーター法で、実施例1で使用した保護層B形成用塗工液を、乾燥後3.2g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層Bを形成した。次いで、この保護層Bの上に、実施例2で使用した保護層X形成用塗工液を、乾燥後3.2g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層Xを形成した。さらに、その保護層Xの上に、実施例1で使用した接着層形成用塗工液を、乾燥後2g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して接着層を形成して、比較例3の転写箔を得た。
(比較例4)
基材として厚さ12μmのPETフィルムを用い、該基材の一方の面へ、バーコーター法で、実施例1で使用した保護層A形成用塗工液1を、乾燥後1g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層Aを形成した。次いで、この保護層A上に、バーコーター法で、実施例2で使用した保護層X形成用塗工液を、乾燥後4.8g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層Xを形成した。次いで、この保護層Xの上に、実施例1で使用した保護層B形成用塗工液を、乾燥後4.8g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層Bを形成した。さらに、その保護層Bの上に、実施例1で使用した接着層形成用塗工液を、乾燥後2g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して接着層を形成して、比較例4の転写箔を得た。
(比較例5)
基材として厚さ12μmのPETフィルムを用い、該基材の一方の面へ、バーコーター法で、実施例1で使用した保護層A形成用塗工液1を、乾燥後1g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層Aを形成した。次いで、この保護層A上に、バーコーター法で、実施例1で使用した保護層B形成用塗工液を、乾燥後4.8g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層Bを形成した。次いで、この保護層Bの上に、実施例2で使用した保護層X形成用塗工液を、乾燥後4.8g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して保護層Xを形成した。さらに、その保護層Xの上に、実施例1で使用した接着層形成用塗工液を、乾燥後2g/m2の厚さになるように塗布し乾燥して接着層を形成して、比較例5の転写箔を得た。
(画像形成)
HDP−600(HID社製)プリンタと、該プリンタ用専用インクリボンを用い、上記の実施例1〜4及び比較例1〜5の転写箔の受容層の機能を有する接着層へ、黒ベタ画像を印画し、その接着層に画像が印画された実施例1〜4及び比較例1〜5の中間転写記録媒体を得た。
上記の接着層への画像を印画後、次いで、HDP−600(HID社)プリンタにより、塩ビカード(DNP社製)上に、画像が形成された実施例1〜4及び比較例1〜5の中間転写記録媒体の転写層を転写させ、実施例1〜4及び比較例1〜5の印画物を得た。
<耐摩擦性評価>
(耐摩擦性1)
上記の方法で得られた印画物に対し、研磨試験機((株)東洋精機製作所製、ロータリーアブレージョンテスタ)を用い、磨耗輪CS−10Fを用い、荷重500gfで250回研磨した。耐摩擦性1では、上記条件の250回研磨で、全ての印画物の画像に変化はなかった。結果を示す表には、研磨回数の250回を記載した。
尚、この耐摩擦性1で研磨した試料を用いて、下記に示す耐可塑剤性2の評価を行なう。
(耐摩擦性2)
下記の耐可塑剤性2で評価した試料を用いて、印画された面を、磨耗輪CS−10Fを用い、荷重500gfで250回毎に磨耗輪を研磨し、最大で合計1250回研磨した。但し、上記の250回毎の研磨で削られて、画像欠陥として認識される結果になった場合、その直前の研磨回数を、表に示した。
<耐可塑剤性評価>
(耐可塑剤性1)
塩化ビニルシートであるアルトロン(登録商標)#430(三菱樹脂(株))を5cm×5cmに切り出し、実施例1〜4及び比較例1〜5の印画物に重ね合わせ、1700gfの荷重を掛けて82℃の環境に4時間保存し、保存後、塩化ビニルシートを、上記の各例の印画物から剥がして印画物の画像が塩化ビニルシートに移行しているか、目視で確認し、下記評価基準で耐可塑剤性1の評価を行った。
耐可塑剤性1で使用する印画物は、印画後、全く上記耐摩擦性による研磨を実施していないものである。
<評価基準>
5:塩化ビニルシートに染料が移行しておらず、白化もほとんどしていない。
4:5と3の間の評価
3:塩化ビニルシートに染料が移行していないが、保護層が白化してしまっている。
2:塩化ビニルシートに染料が移行していないが、保護層がかなり白化してしまっている。
1:塩化ビニルシートに染料が移行しており、印画物の画像に大きな欠陥が出ている。
(耐可塑剤性2)
上記の耐摩擦性1で研磨した試料を用いて、塩化ビニルシートであるアルトロン(登録商標)#430(三菱樹脂(株))を5cm×5cmに切り出したものと、重ね合わせ、1700gfの荷重を掛けて82℃の環境に4時間保存し、保存後、塩化ビニルシートを、上記の各例の印画物から剥がして印画物の画像が塩化ビニルシートに移行しているか、目視で確認し、上記の耐可塑剤性1で示した評価基準と同様に、耐可塑剤性2の評価を行った。
(耐可塑剤性3)
上記の耐摩擦性2で研磨した試料、つまり画像欠陥として認識できる結果になった場合の直前である表に記載した研磨回数で研磨した試料を用いて、塩化ビニルシートであるアルトロン(登録商標)#430(三菱樹脂(株))を5cm×5cmに切り出したものと、重ね合わせ、1700gfの荷重を掛けて82℃の環境に4時間保存し、保存後、塩化ビニルシートを、上記の各例の印画物から剥がして印画物の画像が塩化ビニルシートに移行しているか、目視で確認し、上記の耐可塑剤性1で示した評価基準と同様に、耐可塑剤性3の評価を行った。
上記の耐摩擦性、耐可塑剤性の各評価結果を表1に示す。
Figure 2014065265
上記の通り、実施例1〜4の転写箔である中間転写記録媒体及びそれにより得られた印画物は、全て耐摩擦性、耐可塑剤性の各評価でほぼ良好な結果であった。比較例1〜5による印画物では、耐可塑剤性の評価で不良の結果であった。
すなわち、実施例1の転写箔には、転写層の保護層が4層で形成され、その保護層の厚さが合計して5.8g/m2に対し、比較例1、2の転写箔は転写層の保護層が3層で形成され、その保護層の厚さが合計して5.8g/m2である。保護層の全体の厚さが同じでも、実施例1の方が層の数が多く、印画後の耐可塑剤性1、また研磨後の耐可塑剤性2で、良好な結果であった。
また実施例2の転写箔は、転写層の保護層が5層で形成され、その保護層の厚さが合計して7.4g/m2に対し、比較例3の転写箔は転写層の保護層が3層で形成され、その保護層の厚さが合計して7.4g/m2である。保護層の全体の厚さが同じでも、実施例2の方が層の数が多く、印画後の耐可塑剤性1、また研磨後の耐可塑剤性3で、良好な結果であった。
また実施例3の転写箔には、転写層の保護層が7層で形成され、その保護層の厚さが合計して10.6g/m2に対し、比較例4、5の転写箔は転写層の保護層が3層で形成され、その保護層の厚さが合計して10.6g/m2である。保護層の全体の厚さが同じでも、実施例3の方が層の数が多く、印画後の耐可塑剤性1、また研磨後の耐可塑剤性2、3で、良好な結果であった。
また実施例4の転写箔は、転写層の保護層が6層で形成され、その保護層の厚さが合計して9.0g/m2である。実施例4の転写箔は、実施例2と実施例3の転写箔の保護層の層数及び合計の厚さが中間のレベルであるが、保護層の層数及び合計の厚さで比べて大きい数値である実施例4の転写箔を使用した際の耐可塑剤性及び耐摩擦性の評価と同様であった。これは、Tgが高いアクリル樹脂を主体に構成した保護層Aが1層目と4層目に位置し、またTgが高いポリエステル樹脂を主体に構成した保護層Xが3層目と6層目に位置し、耐可塑剤性を強めていると判断される。また、Tgが比較的低いポリエステル樹脂を主体に構成した保護層Bが2層目と5層目に位置して、耐摩擦性を強めていると判断される。上記の保護層A、B、Xの特性は、実施例4に問わず共通したものである。
上記に示したように、保護層の全体の厚さが同じでも、保護層の層数を多くすることで、耐可塑剤性及び耐摩擦性の性能を高めることができる。また、印画物が磨耗されても、保護層が多層で形成されているので、磨耗による画像変化(画像欠陥など)および可塑剤による画像変化(保護層の白化、画像欠陥など)を抑制することができる。
尚、上記の評価は接着層に画像を印画して評価したが、接着層に全く画像を形成せずに、被転写体である塩ビカード(DNP社製)に予め、昇華転写による画像を形成しておき、その画像を覆うように、転写箔から転写層を保護層として転写することができる。その評価結果も上記の評価結果と同様の結果であることは確認した。
1 転写箔
2 基材
3、5、8 保護層A
4、6、9、12 保護層B
7、10、13 保護層X
20 接着層
30 転写層

Claims (4)

  1. 基材上に、少なくとも4層以上の保護層、さらに接着層をこの順に積層した転写箔であって、
    前記保護層が、前記基材側から保護層A、保護層Bの順に積層した単位を、少なくとも2回繰り返して積層し、
    前記保護層Aは、ガラス転移温度が90℃〜110℃であるアクリル樹脂を主成分で含有し、
    前記保護層Bは、ガラス転移温度が40℃〜55℃であるポリエステル樹脂を主成分で含有することを特徴とする転写箔。
  2. 基材上に、少なくとも6層以上の保護層、さらに接着層をこの順に積層した転写箔であって、
    前記保護層が、前記基材側から保護層A、保護層B及び保護層Xの順に積層した単位を、少なくとも2回繰り返して積層し、
    前記保護層Aは、ガラス転移温度が90℃〜110℃であるアクリル樹脂を主成分で含有し、
    前記保護層Bは、ガラス転移温度が40℃〜55℃であるポリエステル樹脂を主成分で含有し、
    前記保護層Xは、ガラス転移温度が60℃〜85℃であるポリエステル樹脂を主成分で含有することを特徴とする転写箔。
  3. 基材上に、少なくとも5層以上の保護層、さらに接着層をこの順に積層した転写箔であって、
    前記保護層が、前記基材側から保護層A、保護層B及び保護層Xの順に積層し、
    さらに前記保護層B、保護層Xの順に積層した単位を、少なくとも1回積層し、
    前記保護層Aは、ガラス転移温度が90℃〜110℃であるアクリル樹脂を主成分で含有し、
    前記保護層Bは、ガラス転移温度が40℃〜55℃であるポリエステル樹脂を主成分で含有し、
    前記保護層Xは、ガラス転移温度が60℃〜85℃であるポリエステル樹脂を主成分で含有することを特徴とする転写箔。
  4. 前記保護層A、保護層B及び保護層Xの中で、保護層を構成する層は、全て乾燥時の厚さで1g/m2〜2g/m2の範囲にあることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の転写箔。
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