JP2002240404A - 保護層転写シート及び印画物 - Google Patents

保護層転写シート及び印画物

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JP2002240404A
JP2002240404A JP2001041073A JP2001041073A JP2002240404A JP 2002240404 A JP2002240404 A JP 2002240404A JP 2001041073 A JP2001041073 A JP 2001041073A JP 2001041073 A JP2001041073 A JP 2001041073A JP 2002240404 A JP2002240404 A JP 2002240404A
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Shino Suzuki
志乃 鈴木
Kenichi Hirota
憲一 廣田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保護層に優れた耐候性を付与し、このような
保護層を画像上に転写することにより、塩化ビニル製ケ
ースに対し、染料がケースに移行したり融着することな
く、画像を形成する染料の光による褐色が防止され、印
画物に優れた耐久性を付与する保護層転写シートと得ら
れる印画物を提供することを目的とする。 【解決手段】 基材シートの一方の面に少なくとも一部
に熱転写性の保護層を備え、該保護層が少なくともアク
リル樹脂を主成分とする層、ポリエステル樹脂を主成分
とする層をこの順に、基材シート上に設けた、少なくと
も2層構成の積層体とする構成にすることにより、その
保護層を画像上に転写することにより、塩化ビニル製ケ
ース等に対し、染料がケース類に移行したり融着するこ
となく、画像を形成する染料の光による褐色が防止さ
れ、また得られる印画物は水、アルコール等の耐性も有
し、印画物に優れた耐久性を付与することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は保護層転写シート及
び印画物に関し、特に基材上に画像を有する印画物に対
して、優れた耐久性を付与することができる保護層転写
シートと耐久性に優れた画像を有する印画物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像を形成する種々プリント方法
として、感熱により色材層中の染料が昇華拡散して染料
が受像シートに移行する感熱昇華転写、加熱によって色
材層が溶融軟化して、色材層自身が受像シートに転写す
る感熱溶融転写、インクジェット、電子写真が広く用い
られている。この中で、感熱昇華転写は、記録材として
用いる昇華転写染料をバインダー樹脂に溶融あるいは分
散させた染料層をポリエステルフィルム等の基材シート
に担持させた熱転写シートと、昇華染料で染着可能な被
転写材、例えば、紙やプラスチックフィルム等に受容層
を形成した受像シートを重ね合わせ、昇華転写染料を熱
転写し、各種のフルカラー画像を形成する方法が提案さ
れている。この場合には、加熱手段として、プリンター
のサーマルヘッドが使用され、極めて短時間の加熱によ
って3色又は4色の多数の加熱量が調整された色ドット
を受像シートに転移させ、該多色の色ドットにより原稿
のフルカラーを再現するものである。
【0003】このように形成された画像は、使用する色
材が染料であることから、非常に鮮明であり、且つ透明
性に優れているため、得られる画像は中間色の再現性や
階調性に優れ、従来のオフセット印刷やグラビア印刷に
よる画像と同様であり、且つフルカラー写真画像に匹敵
する高品質画像の形成が可能である。現在、簡単な印刷
方法として熱転写記録方法が広く使用されている。熱転
写記録方法は、各種画像を簡便に形成できるため、印刷
枚数が比較的少なくてもよい印刷物、例えばIDカード
の作成や、営業写真、或いはパーソナルコンピュータの
プリンタやビデオプリンタ等において、利用されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の感熱昇
華転写方式は、熱転写シートに印加するエネルギー量に
よって、ドット単位で染料の移行量を制御出来るため、
階調性画像の形成に優れているが、形成された画像は通
常の印刷インキによるものとは異なり、色材が顔料でな
く、比較的低分子量の染料であり、且つビヒクルが存在
しないため、耐光性、耐候性、耐摩耗性等の耐久性に劣
ると言う欠点がある。また、インクジェットによる印画
物は、水やアルコール等、一般家庭によくある溶液の耐
水性、耐薬品性や耐溶剤性等の耐久性に劣ると言う欠点
がある。更に、可塑剤を含むカードケース、ファイルシ
ート、プラスチック消しゴム等と接触すると、画像が滲
んだり、これら接触物に染料が移行する等の耐可塑剤に
劣ると言う欠点がある。
【0005】上記の欠点を解決する手段として、形成さ
れた画像上に保護層を転写形成する方法がある。保護層
を転写形成する方法は、昇華転写の場合、画像形成時に
画像形成と同じサーマルヘッドを使用することが出来る
ので、成形フィルムをラミネートしたり、パウチしたり
するよりは、装置が簡便で低コストに保護層を転写形成
することが出来る反面、耐可塑剤性は不十分であった。
特に、画像が形成された受像シートに保護層を熱転写し
た印画物を、可塑剤を含むカードケース、ファイルシー
ト、プラスチック消しゴム等と接触させ保存している
と、印画物の画像を形成している染料がケース等の接触
物に移行して、ケース類が汚染されたり、印画物の濃度
が低下したり、可塑剤を含むカードケース、ファイルシ
ート、プラスチック消しゴム等との接触面と接着してケ
ース類から印画物を取り出すと画像が破壊されてしまう
問題がある。
【0006】耐可塑剤性が劣悪である場合、その原因は
次のように考えられる。すなわち、ケース汚染は保護層
に亀裂が生じ、この割れを通じて染料がケース側に移行
するために起こり、画像破壊は保護層がケースと融着す
るために起こる。これらの点を踏まえ、保護層を高可撓
性樹脂や、親水性樹脂とした場合、良好な耐可塑剤性が
得られるが、このような保護層は水、アルコール等に対
する耐久性に問題があり、また転写に高エネルギーを必
要とする。したがって、本発明は、上記のような問題点
を解決し、保護層に優れた耐候性を付与し、このような
保護層を画像上に転写することにより、塩化ビニル製ケ
ースに対し、染料がケースに移行したり融着することな
く、画像を形成する染料の光による褐色が防止され、印
画物に優れた耐久性を付与する保護層転写シートと得ら
れる印画物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、以下の本
発明によって達成される。即ち本発明は、基材シートの
一方の面に少なくとも一部に熱転写性の保護層を備え、
該保護層が少なくともアクリル樹脂を主成分とする層、
ポリエステル樹脂を主成分とする層をこの順に、基材シ
ート上に設けた、少なくとも2層構成の積層体である構
成とした。また、前記アクリル樹脂が、ポリメチルメタ
クリレートを主成分とするアクリル共重合体である構成
とした。また、前記ポリエステル樹脂が、少なくともジ
オール成分又は酸性分の少なくとも一方が脂環族化合物
を含むこと、及び/又は、スルホン酸置換(又はその塩
の基)を含有する芳香族ジカルボン酸を1個以上1分子
鎖中に含む構成とした。
【0008】前記ポリエステル樹脂の脂環族化合物が、
トリシクロデカンメタノール、シクロヘキサンジカルボ
ン酸、シクロヘキサンジメタノール又はシクロヘキサン
ジオールである構成とした。また、前記保護層と基材シ
ートの間に離型層を設ける構成とした。また、前記保護
層の上に接着層を積層している構成とした。また、前記
ポリエステル樹脂を主成分とする層及び/又は接着層
に、紫外線吸収剤を含有する構成とした。また、前記保
護層転写シートの基材シートの保護層を設けている側と
反対側の最表面層が、有機及び/又は無機フィラーを含
有する構成とした。さらに、本発明の印画物は、基材シ
ートと、該基材シートの少なくとも一方の面に少なくと
も染料で着色された画像を有する印画物の印画面の少な
くとも一部を覆うように、上記のいずれか一つに記載の
保護層転写シートを用いて、保護層が転写形成されたよ
うな構成とした。
【0009】
【作用】基材シートの一方の面に少なくとも一部に熱転
写性の保護層を備え、該保護層が少なくともアクリル樹
脂を主成分とする層、ポリエステル樹脂を主成分とする
層をこの順に、基材シート上に設けた、少なくとも2層
構成の積層体とする構成にすることにより、その保護層
を画像上に転写することにより、塩化ビニル製ケース等
に対し、染料がケース類に移行したり融着することな
く、画像を形成する染料の光による褐色が防止され、ま
た得られる印画物は水、アルコール等の耐性も有し、印
画物に優れた耐久性を付与することが出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態につい
て説明する。 (基材シート)本発明の保護層転写シートを構成する基
材シートとしては、従来の熱転写シートに使用される基
材シートを用いることが出来る。好ましい基材シートの
具体例は、コンデンサー紙、グラシン紙、パラフィン紙
等の薄紙、あるいはポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイ
ド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルサルホン、ポリ
エチレンナフタレート等の耐熱性の高いポリエステル、
ポリプロピレン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、
ポリエチレンの誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリ
メチルペンテン、アイオノマー等の各種プラスチックの
延伸あるいは未延伸フィルム又はシートが使用でき、又
これらの材料の表面に易接着処理等を施したもの、又こ
れらの材料を積層したものが挙げられる。この基材シー
トの厚さは、強度及び耐熱性が適正になるように、材料
に応じて適宜選択する事が出来るが、通常は1〜100
μm程度のものが好ましく用いられる。
【0011】(保護層)本発明の保護層は少なくとも基
材シート上に、アクリル樹脂を主成分とする層、ポリエ
ステル樹脂を主成分とする層をこの順に設けた、少なく
とも2層構成の積層体である構成とした。本発明のアク
リル樹脂としては、従来公知のアクリレートモノマー、
メタクリレートモノマーの中から選ばれた少なくとも1
つ以上のモノマーからなる重合体で、アクリル系モノマ
ー以外にスチレン、アクリロニトリル等を共重合させて
も良い。好ましいモノマーとしては、メチルメタクリレ
ートで、仕込み重量比で50重量%以上含有しているこ
とが好ましい。
【0012】上記の従来公知のアクリル系モノマーとし
ては、以下のものが挙げられる。メチルアクリレート、
メチルメタアクリレート、エチルアクリレート、エチル
メタアクリレート、プロピルアクリレート、プロピルメ
タアクリレート、ブチルアクリレート、ブチルメタアク
リレート、イソブチルアクリレート、イソブチルメタア
クリレート、ターシャリーブチルアクリレート、ターシ
ャリーブチルメタアクリレート、イソデシルアクリレー
ト、イソデシルメタアクリレート、ラウリルアクリレー
ト、ラウリルメタアクリレート、ラウリルトリデシルア
クリレート、ラウリルトリデシルメタアクリレート、ト
リデシルアクリレート、トリデシルメタアクリレート、
セチルステアリルアクリレート、セチルステアリルメタ
アクリレート、ステアリルアクリレート、ステアリルメ
タアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2
−エチルヘキシルメタアクリレート、オクチルアクリレ
ート、オクチルメタアクリレート、シクロヘキシルアク
リレート、シクロヘキシルメタアクリレート、ベンジル
アクリレート、ベンジルメタアクリレート、フェノキシ
エチルアクリレート、フェノキシエチルメタアクリレー
ト、イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタアク
リレート、ジシクロペンテニルアクリレート、ジシクロ
ペンテニルメタアクリレート、メタクリル酸、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタ
アクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、
2−ヒドロキシプロピルメタアクリレート、ジメチルア
ミノエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタア
クリレート、ジエチルアミノエチルアクリレート、ジエ
チルアミノエチルメタアクリレート、ターシャリーブチ
ルアミノエチルアクリレート、ターシャリーブチルアミ
ノエチルメタアクリレート、グリシジルアクリレート、
グリシジルメタアクリレート、テトラヒドロフルフリル
アクリレート、テトラヒドロフルフリルメタアクリレー
ト等が挙げられる。
【0013】さらに、エチレンジアクリレート、エチレ
ンジメタアクリレート、ジエチレングリコールジアクリ
レート、ジエチレングリコールジメタアクリレート、ト
リエチレングリコールジアクリレート、トリエチレング
リコールジメタアクリレート、テトラエチレングリコー
ルジアクリレート、テトラエチレングリコールジメタア
クリレート、デカエチレングリコールジアクリレート、
デカエチレングリコールジメタアクリレート、ペンタデ
カエチレングリコールジアクリレート、ペンタデカエチ
レングリコールジメタアクリレート、ペンタコンタヘク
タエチレングリコールジアクリレート、ペンタコンタヘ
クタエチレングリコールジメタアクリレート、ブチレン
ジアクリレート、ブチレンジメタアクリレート、アリル
アクリレート、アリルメタアクリレート、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパン
トリメタアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジア
クリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタアクリレ
ート、トリプロピレングリコールジアクリレート、トリ
プロピレングリコールジメタアクリレート、ペンタエリ
スリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトール
テトラメタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキ
サアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタア
クリレート、ネオペンチルグリコールペンタアクリレー
ト、ネオペンチルグリコールペンタメタアクリレート、
ホスファゼンヘキサアクリレート、ホスファゼンヘキサ
メタアクリレート等である。本発明のアクリル樹脂は、
分子量が20,000以上100,000以下であるこ
とが好ましい。20,000未満であると、合成時にオ
リゴマーが出て、安定した性能が得られず、100,0
00を越えると、保護層転写時に箔切れが悪くなる。
【0014】本発明のポリエステル樹脂としては、従来
公知の飽和ポリエステル樹脂が使用でき、本発明で使用
するポリエステル樹脂の酸成分としては、例えば、芳香
族としては、テレフタル酸、イソフタル酸、オルソフタ
ル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸テトラハイドロ
フタル酸、ヘキサハイドロフタル酸、ヘキサハイドロイ
ソフタル酸、ヘキサハイドロテレフタル酸等が挙げられ
る。脂肪族ジカルボン酸としては、例えば、コハク酸、
アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジオ
ン酸、ダイマー酸等が挙げられる。脂環族ジカルボン酸
としては、例えばシクロヘキサンジカルボン酸、トリシ
クロデカンジカルボン酸、デカリンジカルボン酸等であ
り、これらの化合物はメチルエステル化されていても構
わないし、それらの酸無水物であってもよい。
【0015】更に、p−(ヒドロキシエトキシ)安息香
酸、ヒドロキシピバリン酸、γ−ブチリラクトン、ε−
カプロラクトン、フマル酸、マレイン酸、無水マレイン
酸、イタコン酸、シトラコン酸等を必要に応じて、併用
することが出来る。また、必要に応じて、トリメリット
酸、ピロメリット酸等のトリ及びテトラカルボン酸等の
3官能以上のポリカルボン酸を全カルボン酸成分に対し
て10モル%以下であれば、使用することが出来る。特
に芳香族ジカルボン酸の一部をスルホン酸或いはその塩
で置換された酸成分を、1個以上1分子鎖中に含む構成
が好ましく、これらのスルホン酸置換(又はその塩の
基)量の上限としては、有機溶剤に可溶な範囲内で共重
合されているほうが、他の有機溶剤可溶な添加剤や樹脂
と混合して使用できるという点で更に好ましい。これら
のスルホン酸置換(又はその塩の基)を含有する好まし
い芳香族ジカルボン酸としては、スルホテレフタル酸、
5−スルホイソフタル酸、4−スルホフタル酸、4−ス
ルホナフタレン−2,7−ジカルボン酸、5(4−スル
ホフェノキシ)イソフタル酸等、またそれらの、アンモ
ニウム塩、及びそのリチウム、カリウム、マグネシウ
ム、カルシウム、銅、鉄等の金属塩、が挙げられる。特
に好ましいものは5−ナトリウムスルホイソフタル酸で
ある。
【0016】本発明で使用するポリエステルの他の原料
であるポリオール成分としては、エチレングルコール、
1,2−プロピレングリコール、1,3−プロパンジオ
ール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,9
−ノナンジオール、2−エチル−2−ブチルプロパンジ
オール、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコール
エステル、ジメチロールヘプタン、2,2,4−トリメ
チル−1,3−ペンタンジオールが挙げられる。ジエチ
レングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、さらに、ポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコールエチレンオキサイド付加
物、ネオペンチルグリコールプロピレンオキサイド付加
物も必要により使用しうる。
【0017】芳香族含有グリコールとしては、パラキシ
レングリコール、メタキシレングリコール、オルトキシ
レングリコール、1,4−フェニレングリコール、1,
4−フェニレングリコールのエチレンオキサイド付加
物、ビスフェノールA、ビスフェノールAのエチレンオ
キサイド付加物及びプロピレンオキサイド付加物等の、
ビスフェノール類の2つのフェノール性水酸基にエチレ
ンオキサイド又はプロピレンオキサイドをそれぞれ1〜
数モル付加して得られるグリコール類が例示される。脂
環族ジオール成分としては、例えば、トリシクロデカン
ジオール、トリシクロデカンジメチロール、トリシクロ
デカンジメタノール(TCD−M)、シクロヘキサンジ
オール、1,4−シクロヘキサンジジメタノール、水素
化ビスフェノールA、水素化ビスフェノールAのエチレ
ンオキサイドおよびプロピレンオキサイド付加物等が挙
げられる。上記ポリエステル樹脂は、ガラス転移温度は
50〜120℃が好ましく、又、分子量は2,000〜
40,000の範囲が好ましく、更に4,000〜2
0,000の範囲が保護層転写時に箔切れ性が良くな
り、より好ましい。
【0018】本発明の保護層転写シートで、保護層のポ
リエステル樹脂を主成分とする層及び/又は接着層に、
紫外線吸収剤を含有することができ、その紫外線吸収剤
としては、従来公知の無機系紫外線吸収剤、有機系紫外
線吸収剤が使用できる。有機系紫外線吸収剤としては、
サリシレート系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾー
ル系、トリアジン系、置換アクリロニトリル系、ニッケ
ルキレート系、ヒンダートアミン系等の非反応性紫外線
吸収剤や、これらの非反応性紫外線吸収剤に、例えば、
ビニル基やアクリロイル基、メタアクリロイル基等の付
加重合性二重結合、あるいは、アルコール性水酸基、ア
ミノ基、カルボキシル基、エポキシ基、イソシアネート
基等を導入し、アクリル樹脂等の熱可塑性樹脂に共重合
若しくは、グラフトしたものを使用することができる。
これら紫外線吸収剤に中でも、特にベンゾフェノン系、
ベンゾトリアゾール系、トリアジン系が好ましい。これ
ら紫外線吸収剤は画像形成に使用する染料の特性に応じ
て、有効な紫外線吸収波長域をカバーするように、系の
異なるものを組み合わせて使用したり、非反応性紫外線
吸収剤は紫外線吸収剤が析出しないように構造が異なる
ものを複数混合して用いることが好ましい。
【0019】(離型層)本発明の保護層転写シートは、
保護層が熱転写時に基材シートから剥離しにくい場合に
は、基材シートと保護層との間に離型層を形成すること
ができる。言い換えれば、基材シートに離型層を設け
て、基材シートを離型処理することができる。離型層
は、例えば、ワックス類、シリコーンワックス、シリコ
ーン樹脂、フッ素樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルアル
コール樹脂、セルロース誘導体樹脂、ウレタン系樹脂、
酢酸系ビニル樹脂、アクリルビニルエーテル系樹脂、無
水マレイン酸樹脂、及びこれらの樹脂群の共重合体を少
なくとも1種以上含有する塗布液を、従来公知のグラビ
アコート、グラビアリバースコート等の方法で塗布、乾
燥することにより形成することができる。上記の樹脂の
中でも、アクリル樹脂として、アクリル酸やメタクリル
酸等の単体、または他のモノマー等と共重合させた樹脂
が好ましく、基材シートとの密着性、保護層との離型性
において優れている。
【0020】離型層は、熱転写時に被転写体に移行する
もの、あるいは基材シート側に残るもの、あるいは凝集
破壊するもの等を、適宜選択することができるが、離型
層が非転写性であり、熱転写により離型層が基材シート
側に残存し、離型層と熱転写性保護層との界面が熱転写
された後の保護層表面になるようにすることが、表面光
沢性、保護層の転写安定性等の点で優れているために、
好ましく行われる。離型層の形成方法は、従来公知の塗
工方法で形成でき、その厚みは乾燥状態で0.5〜5μ
m程度で十分である。又、転写後に艶消しの保護層が望
ましい場合には、離型層中に各種の粒子を包含させる
か、あるいは離型層の保護層側の表面をマット処理する
ことにより、表面マット状にすることも出来る。尚、基
材シートと保護層と剥離性が良好であれば、上記の離型
層を設けることなく、保護層が熱転写により、基材シー
トから直接剥離することができる。
【0021】(接着層)本発明では、保護層転写シート
の少なくとも2層構成の積層体である保護層の最表面
に、接着層を、保護層の被転写体への接着性を良好にす
る為に設けることが好ましい。この接着層は、従来公知
の粘着剤や、感熱接着剤がいずれも使用できるが、ガラ
ス転移温度が50℃〜80℃の熱可塑性樹脂から形成す
ることがより好ましく、例えば、紫外線吸収性樹脂、ア
クリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、エ
ポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ブチラール樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂
等の如く熱時接着性の良好な樹脂から、適当なガラス転
移温度を有するものを選択することが好ましい。
【0022】紫外線吸収性樹脂としては、例えば、反応
性紫外線吸収剤を熱可塑性樹脂又は電離放射線硬化性樹
脂に反応、結合させて得た樹脂を使用することができ
る。より具体的には、サリシレート系、ベンゾフェノン
系、ベンゾトリアゾール系、置換アクリロニトリル系、
ニッケルキレート系、ヒンダートアミン系のような従来
公知の非反応性の有機系紫外線吸収剤に、付加重合性二
重結合(例えばビニル基、アクリロイル基、メタアクリ
ロイル基など)、アルコール性水酸基、アミノ基、カル
ボキシル基、エポキシ基、イソシアネート基のような反
応性基を導入したものを例示することができる。
【0023】接着層は、上記のような樹脂と、ベンゾフ
ェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、シュウ
酸アニリド系化合物、シアノアクリレート系化合物、サ
リシレート系化合物等の有機系の紫外線吸収剤や、また
亜鉛、チタン、セリウム、スズ、鉄等の酸化物の如き無
機系の紫外線吸収能を有する微粒子の添加剤を加えるこ
とができる。また、添加剤として、着色顔料、白色顔
料、体質顔料、充填剤、帯電防止剤、酸化防止剤、蛍光
増白剤等も適宜、必要に応じて使用することができる。
上記のような接着層を構成する樹脂と、必要に応じて、
上記のような添加剤を加えた塗工液を塗布及び乾燥する
ことによって、好ましくは乾燥状態で0.5〜10μm
程度の厚みで接着層を形成する。
【0024】(背面層)本発明の保護層転写シートは、
基材シートの裏面、すなわち熱転写性保護層の設けてあ
る面と反対面に、サーマルヘッドの熱によるスティッキ
ングやシワなどの悪影響を防止するため、背面層を設け
ることができる。上記の背面層を形成する樹脂として
は、従来公知のものであればよく、例えば、ポリビニル
ブチラール樹脂、ポリビニルアセトアセタール樹脂、ポ
リエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポ
リエーテル樹脂、ポリブタジエン樹脂、スチレン−ブタ
ジエン共重合体、アクリルポリオール、ポリウレタンア
クリレート、ポリエステルアクリレート、ポリエーテル
アクリレート、エポキシアクリレート、ウレタン又はエ
ポキシのプレポリマー、ニトロセルロース樹脂、セルロ
ースナイトレート樹脂、セルロースアセトプロピオネー
ト樹脂、セルロースアセテートブチレート樹脂、セルロ
ースアセテートヒドロジエンフタレート樹脂、酢酸セル
ロース樹脂、芳香族ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、
ポリカーボネート樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂等が
挙げられる。
【0025】また、背面層の耐熱性や塗膜強度及び基材
シートとの密着性を向上させるために、樹脂中に反応基
を有する熱可塑性樹脂とポリイソシアネートとの反応硬
化物や、不飽和結合を有するモノマー、オリゴマーとの
反応生成物を用いることができ、硬化方法は加熱した
り、電離放射線を照射したり、その硬化手段は特に限定
されない。これらの樹脂からなる背面層に添加、あるい
は上塗りする滑り性付与剤としては、燐酸エステル、シ
リコーンオイル、グラファイトパウダー、シリコーン系
グラフトポリマー、フッ素系グラフトポリマー、アクリ
ルシリコーングラフトポリマー、アクリルシロキサン、
アリールシロキサン等のシリコーン重合体が挙げられる
が、好ましくは、ポリオール、例えば、ポリアルコール
高分子化合物とポリイソシアネート化合物及び燐酸エス
テル系化合物からなる層であり、更に充填剤を添加する
ことがより好ましい。
【0026】上記充填剤としては、転写シートの加工適
性や印画走行性の安定化、更にサーマルヘッドのクリー
ニング性付与のため、無機又は有機のフィラーを用いる
ことが望ましい。フィラー選定については、背面層の表
面に凹凸形状を形成するのに充分な粒径と形状を有し、
かつサーマルヘッドの磨耗が少ないことが条件としてあ
げられる。例えば、タルク、カオリン、クレー、炭酸カ
ルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、酸
化マグネシウム、沈降性硫酸バリウム、ハイドロタルサ
イトシリカ、二硫化モリブデン等の無機フィラ−やアク
リル系、メラミン系架橋樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、
二硫化モリブデン、シリコーンやテフロン(登録商標)
等カラーなる有機フィラーがあげられ、好ましくは、タ
ルク、カオリン、クレーなどのへきかい性を有し、かつ
硬度は比較的低いが、適度なサーマルヘッドのクリーニ
ング性を有するものが適している。具体的にはタルクの
場合、散弾式磨耗度で15〜200mgのものが好まし
く、磨耗度が低いとヘッドカスを生じやすく、また高い
とサーマルヘッド保護層の磨耗が著しくなる。
【0027】これらのフィラーの平均粒径は、0.01
〜10μm、好ましくは0.1〜5μm程度であり、上
記フィラーを含有することにより塗膜表面を粗面化し、
また、サーマルヘッドとの接点を少なくすることにより
摩擦係数を低減し、滑性を付与することができる。さら
に、塗膜表面の粗面化により巻き取り時のシワの低減な
ど加工適性を向上させることができる。背面層は、上記
に記載した樹脂、滑り性付与剤、更に充填剤を、適当な
溶剤により、溶解又は分散させて、背面層形成用インキ
を調製し、これを、上記の基材シートの裏面に、例え
ば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を
用いたリバースコーティング法等の形成手段により塗布
し、乾燥して形成することができる。その背面層の厚さ
は、固形分で0.1〜2μm程度である。
【0028】
【実施例】次に、実施例及び比較例を挙げて本発明を更
に具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特
に断りのない限り、重量基準である。 (熱転写受像シートの作成)下記の熱転写受像シートを
作成した。基材シートとして、厚さ150μmの合成紙
(王子油化(株)製 YUPOFPG#150)を用
い、その一方の面に下記組成の受容層用塗工液1をワイ
ヤーバーコーティング方式にて、塗布(塗布量5.0g
/m2:固形分)後、110℃にて30秒間乾燥して、
熱転写受像シート(受像紙1)を得た。また、同様にし
て受容層用塗工液2をコーティングして受像紙2を得
た。
【0029】(受容層用塗工液1) 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体
100部 (電化ビニル#1000A 電気化学工業(株)製) エポキシ変性シリコーン
10部 (X−22−3000T 信越化学工業(株)製) メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1)
400部
【0030】(受容層用塗工液2) セルロースアセテートブチレート
85部 (CAB381−0.1 イーストマン ケミカル製) ポリカプロラクトン
15部 (プラクセルH5 ダイセル化学工業(株)製) ポリエーテル変性シリコーン1部 (FZ−2222、日本ユニカー製) メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1)
400部
【0031】(保護層転写シートの作成)温度計、攪拌
機を備えたオートクレーブ中に、下記表1の酸性分とア
ルコール成分をモル比で酸性分100モル、アルコール
成分100モルに対して、触媒としてテトラブチキシチ
タネート0.5モルを仕込み、150℃〜220℃で3
時間加熱して、エステル交換を行ない、次いで反応系を
30分間で250℃まで昇温させ、系の圧力を徐々に減
じ、45分間後に0.3mmHg以下とし、この条件で
更に90分間反応を続け、保護層に用いるポリエステル
1〜4を得た。
【表1】
【0032】(保護層塗工液組成)次に以下の組成で保
護層転写シート用塗工液を調整した。 (保護層A用塗工液1(A−1)) アクリル樹脂(BR87、三菱レイヨン(株)製)
20部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比8/2)
80部 (保護層A用塗工液2(A−2)) アクリル樹脂(BR75、三菱レイヨン(株)製)
20部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比8/2)
80部 (保護層A用塗工液3(A−3)) ウレタンエマルジョン
20部 PVA
10部 蒸留水
85部
【0033】(保護層B用塗工液1(B−1)) ポリエステル樹脂−1(表1)
20部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1)
80部 (保護層B用塗工液2(B−2)) ポリエステル樹脂−2(表1)
20部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1)
80部 (保護層B用塗工液3(B−3)) ポリエステル樹脂−3(表1)
20部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1)
80部 (保護層B用塗工液4(B−4)) ポリエステル樹脂−4(表1)
20部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1)
80部
【0034】(保護層B用塗工液5(B−5)) ポリエステル樹脂−3(表1)
20部 紫外線吸収剤1 2部 (チヌビン320(ベンゾトリアゾール系)、チバガイ
ギー製) 紫外線吸収剤2 2部 (チヌビン900(ベンゾトリアゾール系)、チバガイ
ギー製) 微粒子シリカ(サイリシア310P、富士シリシア
(株)製) 0.6部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1)
80部
【0035】(保護層B用塗工液6(B−6)) ポリエステル樹脂−4(表1)
20部 紫外線吸収剤1 2部 (チヌビン320(ベンゾトリアゾール系)、チバガイ
ギー製) 紫外線吸収剤2 2部 (チヌビン900(ベンゾトリアゾール系)、チバガイ
ギー製) 微粒子シリカ(サイリシア310P、富士シリシア
(株)製) 0.6部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1)
80部
【0036】(保護層B用塗工液7(B−7)) ポリエステル樹脂−4(表1)
10部 アクリル樹脂(BR87、三菱レイヨン(株)製)
10部 紫外線吸収剤1 2部 (チヌビン320(ベンゾトリアゾール系)、チバガイ
ギー製) 紫外線吸収剤2 2部 (チヌビン900(ベンゾトリアゾール系)、チバガイ
ギー製) 微粒子シリカ(サイリシア310P、富士シリシア
(株)製) 0.6部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1)
80部
【0037】(保護層B用塗工液8(B−8)) ポリエステル樹脂−4(表1)
15部 アクリル樹脂(BR87、三菱レイヨン(株)製)5部 紫外線吸収剤1 2部 (チヌビン320(ベンゾトリアゾール系)、チバガイ
ギー製) 紫外線吸収剤2 2部 (チヌビン900(ベンゾトリアゾール系)、チバガイ
ギー製) 微粒子シリカ(サイリシア310P、富士シリシア
(株)製) 0.6部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1)
80部
【0038】(保護層B用塗工液9(B−9)) ポリエステル樹脂−4(表1)
10部 アクリル樹脂(BR87、三菱レイヨン(株)製) 6部 紫外線吸収剤アクリル共重合体 4部 (UVA635L(ベンゾフェノン系)、BASFジャ
パン製) 紫外線吸収剤1 2部 (チヌビン320(ベンゾトリアゾール系)、チバガイ
ギー製) 紫外線吸収剤2 2部 (チヌビン900(ベンゾトリアゾール系)、チバガイ
ギー製) 微粒子シリカ(サイリシア310P、富士シリシア
(株)製) 0.6部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1)
80部
【0039】(保護層B用塗工液10(B−10)) アクリル樹脂(BR87、三菱レイヨン(株)製)
20部 紫外線吸収剤1 2部 (チヌビン320(ベンゾトリアゾール系)、チバガイ
ギー製) 紫外線吸収剤2 2部 (チヌビン900(ベンゾトリアゾール系)、チバガイ
ギー製) 微粒子シリカ(サイリシア310P、富士シリシア
(株)製) 0.6部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1)
80部
【0040】(保護層B用塗工液11(B−11)) ポリエステル樹脂−4(表1) 5部 アクリル樹脂(BR87、三菱レイヨン(株)製)
15部 紫外線吸収剤1 2部 (チヌビン320(ベンゾトリアゾール系)、チバガイ
ギー製) 紫外線吸収剤2 2部 (チヌビン900(ベンゾトリアゾール系)、チバガイ
ギー製) 微粒子シリカ(サイリシア310P、富士シリシア
(株)製) 0.6部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1)
80部
【0041】(保護層B用塗工液12(B−12)) ポリエステル樹脂−4(表1)
10部 アクリル樹脂(BR87、三菱レイヨン(株)製)
10部 紫外線吸収剤1 1部 (チヌビン320(ベンゾトリアゾール系)、チバガイ
ギー製) 紫外線吸収剤2 1部 (チヌビン900(ベンゾトリアゾール系)、チバガイ
ギー製) 紫外線吸収剤3 1部 (チヌビン120(ベンゾフェノン系)、チバガイギー
製) 微粒子シリカ(サイリシア310P、富士シリシア
(株)製) 0.6部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1)
80部
【0042】(保護層B用塗工液13(B−13)) ポリエステル樹脂−4(表1)
10部 アクリル樹脂(BR87、三菱レイヨン(株)製) 6部 紫外線吸収剤アクリル共重合体 4部 (UVA635L(ベンゾフェノン系)、BASFジャ
パン製) 紫外線吸収剤1 1部 (チヌビン320(ベンゾトリアゾール系)、チバガイ
ギー製) 紫外線吸収剤2 1部 (チヌビン900(ベンゾトリアゾール系)、チバガイ
ギー製) 紫外線吸収剤3 1部 (チヌビン120(ベンゾフェノン系)、チバガイギー
製) 微粒子シリカ(サイリシア310P、富士シリシア
(株)製) 0.6部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1)
80部
【0043】(保護層転写シートの作成手順) (実施例1)裏面に背面層を形成し、他の面に離型処理
を施した厚さ6μmのポリエチレンテレフタラートフィ
ルム(東レ(株)製)の基材シートにおいて、離型処理
を施した面に保護層A−1、保護層B−1をこの順序で
それぞれ乾燥時の塗布量が0.5μm、1μmとなるよ
うに塗布し、各層110℃で1分間乾燥させることによ
り、本発明の保護層転写シートを得た。
【0044】(実施例2)上記実施例1における保護層
A−1、B−1塗工液に代えて、保護層A−2、保護層
B−2を用いた。それ以外は、実施例1と同様にして、
本発明の保護層転写シートを作成した。 (実施例3)上記実施例1における保護層B−1塗工液
に代えて、保護層B−3を用いた。それ以外は、実施例
1と同様にして、本発明の保護層転写シートを作成し
た。 (実施例4)上記実施例1における保護層A−1、B−
1塗工液に代えて、保護層A−2、保護層B−4を用い
た。それ以外は、実施例1と同様にして、本発明の保護
層転写シートを作成した。
【0045】(実施例5)上記実施例1における保護層
A−1、B−1塗工液に代えて、保護層A−2、保護層
B−5を用いた。それ以外は、実施例1と同様にして、
本発明の保護層転写シートを作成した。 (実施例6)上記実施例1における保護層B−1塗工液
に代えて、保護層B−6を用いた。それ以外は、実施例
1と同様にして、本発明の保護層転写シートを作成し
た。 (実施例7)上記実施例1における保護層B−1塗工液
に代えて、保護層B−7を用いた。それ以外は、実施例
1と同様にして、本発明の保護層転写シートを作成し
た。 (実施例8)上記実施例1における保護層B−1塗工液
に代えて、保護層B−8を用いた。それ以外は、実施例
1と同様にして、本発明の保護層転写シートを作成し
た。 (実施例9)上記実施例1における保護層B−1塗工液
に代えて、保護層B−9を用いた。それ以外は、実施例
1と同様にして、本発明の保護層転写シートを作成し
た。 (実施例10)上記実施例1における保護層B−1塗工
液に代えて、保護層B−12を用いた。それ以外は、実
施例1と同様にして、本発明の保護層転写シートを作成
した。 (実施例11)上記実施例1における保護層B−1塗工
液に代えて、保護層B−13を用いた。それ以外は、実
施例1と同様にして、本発明の保護層転写シートを作成
した。
【0046】(比較例1)上記実施例1における保護層
A−1、B−1塗工液に代えて、保護層A−2、保護層
B−10を用いた。それ以外は、実施例1と同様にし
て、比較例の保護層転写シートを作成した。 (比較例2)上記実施例1における保護層A−1、B−
1塗工液に代えて、保護層A−1のみを用い、乾燥時の
塗布量が1.5μmとなるようにした。それ以外は、実
施例1と同様にして、比較例の保護層転写シートを作成
した。 (比較例3)上記実施例1における保護層A−1、B−
1塗工液に代えて、保護層B−4のみを用い、乾燥時の
塗布量が1.5μmとなるようにした。それ以外は、実
施例1と同様にして、比較例の保護層転写シートを作成
した。 (比較例4)上記実施例1における保護層A−1、B−
1塗工液に代えて、保護層A−3、保護層B−10を用
いた。それ以外は、実施例1と同様にして、比較例の保
護層転写シートを作成した。 (比較例5)上記実施例1における保護層B−1塗工液
に代えて、保護層B−11を用いた。それ以外は、実施
例1と同様にして、比較例の保護層転写シートを作成し
た。
【0047】次に、下記のようにして、熱転写記録によ
りグラデーション画像を形成した。 (熱転写記録)熱転写フィルムとして、ソニー(株)製
昇華転写プリンターUP−D70A用転写フィルムUP
C−740を使用し、被熱転写シートとして上記の受像
紙1または受像紙2を用い、染料層と染料受容面とを対
向させて重ね合わせ、Y,M,Cの順番で熱転写フィル
ムの裏面から下記条件でサーマルヘッドを用い熱転写記
録を行ない、グレーのグラデーション画像を形成した。
【0048】(印字条件) ・サーマルヘッド:KGT−217−12MPL20
(京セラ(株)製) ・発熱体平均抵抗値:3195(Ω) ・主走査方向印字密度:300dpi ・副走査方向印字密度:300dpi ・印加電力:0.15(w/dot) ・1ライン周期:6(msec.) ・印字開始温度:40(℃) ・階調制御方法:1ライン周期中に、1ライン周期を2
56に等分割したパルス長を持つ分割パルスの数を0か
ら255個まで可変できるマルチパルス方式のテストプ
リンターを用い、各分割パルスのDuty比を35%固
定とし、階調によって、ライン周期あたりのパルス数を
0ステップでは0個、1ステップでは17個、2ステッ
プでは34個と0から255個まで17個毎に順次増加
させることにより、0ステップから15ステップまでの
16階調を制御して、階調画像を形成した。
【0049】次いで、上記のように、形成したグラデー
ション画像上に下記条件で保護層を転写形成した。 (保護層転写)上記の熱転写記録を行なった印画物にお
いて、実施例及び比較例の保護層転写シートを、保護層
面と受像面を対向させて重ね合わせ、上記印字条件の階
調制御を、ライン周期あたりのパルス数を210個に固
定したベタデータでサーマルヘッドにより印画面全面に
保護層を転写した。
【0050】(接着性試験)上記印字条件の階調制御を
ライン周期あたりのパルス数を110個に固定したベタ
データでマゼンタ色をサーマルヘッドにより、そのベタ
画像上に、階調によって、ライン周期あたりのパルス数
を1ステップでは140個、2ステップでは145個、
3ステップでは150個と140から240個までの5
個毎に順次増加させることにより、140個から240
個までの21階調を制御し、保護層を転写し、転写開始
した階調値を調べた。 (評価基準) 階調値:数値が小さいほど接着性が良い。 ×:240個の階調値で転写しないもの。
【0051】(耐可塑剤性試験)三菱化学(株)製アル
トロン(塩化ビニル製シート)を用いて、そのシートと
印画物の画像面とを重ねて、0.78N/cm2、保存
環境50℃、dryで50時間放置した。 (評価基準) ◎:画像破壊も、塩化ビニル製シートの着色も無く、良
好である。 ○:画像破壊はなく、塩化ビニル製シートに若干着色
し、ほぼ良好である。 ×:画像が破壊され、不良である。
【0052】(耐光性試験)上記で得られた保護層転写
済みの印画物について、下記条件のキセノンフェードメ
ーターにより、耐光性試験を行なった。 ・照射試験機:アトラス社製 Ci35 ・光源:キセノンランプ ・フィルター:内側=IRフィルター、外側=ソーダラ
イムガラス ・プラックパネル温度:45℃ ・照射強度:1.2(W/m2)……420(nm)で
の測定値 ・照射エネルギー:400(kJ/m2)……420
(nm)での積算値 ・色相変化量:光学濃度計(マクベス社製、マクベスR
D−918)を用い、グレー画像のBkの光学反射濃度
を測定し、照射前の光学反射濃度が1.0近傍のステッ
プについて、照射前後におけるL***を色彩色差計
(ミノルタカメラ社製、CR−321)を用い測定し、
下記式により、色相変化量を算出して、各印画物の耐光
性を評価した。
【0053】色相変化量=((a*1−a*2)2+(b*1
−b*220.5 照射前L***値:L*1、a*1、b*1 照射後L***値:L*2、a*2、b*2
【0054】(耐アルコール性試験)水またはエタノー
ルを綿棒に浸け、画像上を5回往復して擦った。 (評価基準) ○:擦った跡が残らず、良好である。 ×:擦った跡が残り、不良である。
【0055】上記の評価結果は下記の表2の通りであ
る。
【表2】
【0056】
【発明の効果】以上に示したように、本発明では、基材
シートの一方の面に少なくとも一部に熱転写性の保護層
を備え、該保護層が少なくともアクリル樹脂を主成分と
する層、ポリエステル樹脂を主成分とする層をこの順
に、基材シート上に設けた、少なくとも2層構成の積層
体とする構成にすることにより、保護層に優れた耐候性
を付与し、このような保護層を画像上に転写することに
より、塩化ビニル製ケース等に対し、染料がケース類に
移行したり融着したり、また染料移行による画像破壊が
無く、画像を形成する染料の光による褐色が防止され
る。また、得られる印画物にアルコールや水をこぼして
も、その跡が残らず、優れた耐久性が付与される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41M 5/38 B41M 5/26 101Z Fターム(参考) 2C068 AA06 BB33 BB34 BD15 2H111 AA09 AA27 AA33 AA52 4F100 AA01E AK01E AK25B AK25J AK41C AK41K AK42 AL01B AL05E AR00D AR00E AS00B AS00C AS00E AT00A BA03 BA04 BA05 BA07 BA10A BA10C BA10D BA10E BA41B BA41C CA07C CA07E DE01E DG10 EC04B EC04C EJ91B EJ91C GB90 HB00A HB31A JL09 JL11E JL14D

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材シートの一方の面に少なくとも一部
    に熱転写性の保護層を備え、該保護層が少なくともアク
    リル樹脂を主成分とする層、ポリエステル樹脂を主成分
    とする層をこの順に、基材シート上に設けた、少なくと
    も2層構成の積層体であることを特徴とする保護層転写
    シート。
  2. 【請求項2】 前記アクリル樹脂が、ポリメチルメタク
    リレートを主成分とするアクリル共重合体であることを
    特徴とする請求項1に記載の保護層転写シート。
  3. 【請求項3】 前記ポリエステル樹脂が、少なくともジ
    オール成分又は酸性分の少なくとも一方が脂環族化合物
    を含むこと、及び/又は、スルホン酸置換(又はその塩
    の基)を含有する芳香族ジカルボン酸を1個以上1分子
    鎖中に含むこと、を特徴とする請求項1に記載の保護層
    転写シート。
  4. 【請求項4】 前記ポリエステル樹脂の脂環族化合物
    が、トリシクロデカンメタノール、シクロヘキサンジカ
    ルボン酸、シクロヘキサンジメタノール又はシクロヘキ
    サンジオールであることを特徴とする請求項3に記載の
    保護層転写シート。
  5. 【請求項5】 前記保護層と基材シートの間に離型層を
    設けることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれ
    か一つに記載の保護層転写シート。
  6. 【請求項6】 前記保護層の上に接着層を積層している
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一つ
    に記載の保護層転写シート。
  7. 【請求項7】 前記ポリエステル樹脂を主成分とする層
    及び/又は接着層に、紫外線吸収剤を含有することを特
    徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の
    保護層転写シート。
  8. 【請求項8】 前記保護層転写シートの基材シートの保
    護層を設けている側と反対側の最表面層が、有機及び/
    又は無機フィラーを含有することを特徴とする請求項1
    乃至請求項7のいずれか一つに記載の保護層転写シー
    ト。
  9. 【請求項9】 基材シートと、該基材シートの少なくと
    も一方の面に少なくとも染料で着色された画像を有する
    印画物の印画面の少なくとも一部を覆うように、請求項
    1乃至請求項8のいずれか一つに記載の保護層転写シー
    トを用いて、保護層が転写形成されたものであることを
    特徴とする印画物。
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