JP7117401B2 - 電動車両 - Google Patents

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Description

本発明は、メインスタンドが下方に設けられた電動車両に関する。
自動二輪車の下方には、駐車時に該自動二輪車を起立状態にするメインスタンドが設けられている(例えば、特開平10-250655号公報及び特開平11-79022号公報参照)。
ところで、自動二輪車がエンジン駆動方式(エンジン車)から電動車両になると、エンジンの排気装置としてのマフラが不要となる。エンジン車の場合、該エンジン車の下方でマフラの内側に配置されたメインスタンド等の機器は、該マフラによって前方に存在する縁石等との衝突が避けられていた。一方、電動車両では、そのような機構が設けられていないため、独自の保護構造が必要となる。
そこで、本発明は、メインスタンド等の電動車両の下方に配置される機器と、縁石等との衝突を回避することが可能となる電動車両を提供することを目的とする。
本発明の態様は、メインスタンドが下方に設けられた電動車両であって、前記メインスタンドは、前記電動車両を起立状態にするスタンド部と、一端部が前記スタンド部に連結されるスプリングと、該スプリングの他端部を支持するピンとからなる。前記ピンは、前記電動車両に備わるユニットスイングのケースの側面に設けられる。前記電動車両は、前記ケースの側面における前記ピンの前方に設けられ、該ピンを保護するガード部をさらに備える。前記ガード部は、前記電動車両の前方に向かって、前記ケースの側面との間隔が狭まるように、車幅方向の内側に傾斜するテーパ部を有する。
本発明によれば、メインスタンドのピンの前方にガード部を設け、ガード部がテーパ部を有する。これにより、電動車両の走行中、前方に存在する縁石等は、テーパ部に直接衝突する。この場合、縁石等は、テーパ部によって前方に弾かれるので、ピンを縁石等から容易に離間させることができる。このように、本発明では、メインスタンド等の電動車両の下方に配置される機器と、縁石等との衝突を回避することが可能となる。
本実施形態に係る電動車両の右側面図である。 図1のスイングアーム周辺の底面図である。 図1及び図2のブラケット周辺の拡大斜視図である。 変形例の拡大斜視図である。 変形例の拡大斜視図である。
以下、本発明に係る電動車両の好適な実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
[1.本実施形態に係る電動車両10の概略構成]
図1は、本実施形態に係る電動車両10の右側面図である。なお、以下の説明では、電動車両10のシート12に着座した乗員の見た方向に従って、前後、左右及び上下の方向を説明する。また、電動車両10において、左右一対に配設される構成要素については、左側の構成要素については「L」、右側の構成要素については「R」の文字を付けて説明する場合がある。
電動車両10は、低床のフロア部14を有する電動スクータであり、後輪16を軸支するスイングアーム18(ユニットスイング)に内蔵されたモータ20の駆動力で後輪16を回転駆動させることにより走行する。なお、本実施形態に係る電動車両10は、図1の電動スクータに限定されることはなく、モータ20によって駆動する各種の電動の鞍乗型車両に適用可能である。以下の説明では、スクータ型の電動車両10について説明する。
電動車両10は、車体フレーム22と、車体フレーム22を覆う合成樹脂製の車体カバー24とを有する。車体フレーム22は、前端部のヘッドパイプ26と、ヘッドパイプ26から後ろ斜め下方に延びるダウンパイプ28と、ダウンパイプ28の後端から後方に延びる左右一対のアンダーフレーム部30L、30Rと、アンダーフレーム部30L、30Rの後端から後ろ斜め上方に延びるサイドフレーム部32L、32Rとから構成される。サイドフレーム部32L、32Rは、左右一対のアンダーフレーム部30L、30Rから後ろ斜め上方に延びる立ち上げ部34L、34Rと、左右一対の立ち上げ部34L、34Rから後方に延出するリヤフレーム36L、36Rとから構成される。左右一対のリヤフレーム36L、36Rは、乗員が着座するシート12を下側から支持する。左右一対のリヤフレーム36L、36Rの後端は、テールパイプ部38で連結されている。
ヘッドパイプ26には、フロントフォーク40L、40Rが操舵自在に取り付けられている。フロントフォーク40L、40Rの上部には、ステアリングステム42を介して、ハンドル44が取り付けられている。フロントフォーク40L、40Rの下端には、前輪46が取り付けられている。フロントフォーク40L、40Rには、前輪46を上方から覆うフロントフェンダ48が取り付けられている。
アンダーフレーム部30L、30Rとサイドフレーム部32L、32Rとの間には、ピボットブラケット50aを含む連結支持部50が設けられている。連結支持部50は、電動車両10の左右方向(車幅方向)に延びるピボット軸54を支持する。ピボット軸54には、スイングアーム18の前端部(一端部)が軸支されている。スイングアーム18は、ピボット軸54から電動車両10の前後方向に沿って、後輪16の左側方に延びている。スイングアーム18の後端部(他端部)は、後輪16を支持する。
スイングアーム18は、後輪16の左側方にモータ20が配置されるように、該モータ20を内蔵する。従って、スイングアーム18は、スイング式のパワーユニットとして構成される。スイングアーム18の後端部と左側のリヤフレーム36Lとの間には、リヤクッション56が連結されている。また、リヤフレーム36L、36Rには、後輪16を上方から覆うリヤフェンダ58が取り付けられている。さらに、スイングアーム18には、リヤフェンダ58と後輪16との間で後輪16を上方から直接覆い、且つ、スイングアーム18と共に揺動可能な他のフェンダ60が取り付けられている。
車体カバー24は、車体フレーム22等を覆うカバーであって、フロントカバー68、ハンドルカバー70、レッグシールド72、フロアサイドカバー74L、74R、シート下カバー76及びリヤサイドカバー78L、78R等を有する。フロントカバー68は、ヘッドパイプ26等の車体フレーム22の前端部を前方から覆う。ハンドルカバー70は、フロントカバー68の上方で、ハンドル44の左右中央部を覆う。レッグシールド72は、フロントカバー68に接続され、ヘッドパイプ26及びダウンパイプ28を後方から覆う。シート下カバー76は、シート12下方の空間を前方から覆う。
左右一対のフロアサイドカバー74L、74Rは、レッグシールド72及びシート下カバー76に連結され、左右一対のアンダーフレーム部30L、30Rを左右両側から覆う。リヤサイドカバー78L、78Rは、シート下カバー76の後縁部に接続されている。
電動車両10の下方であって、スイングアーム18の近傍には、メインスタンド80が配設されている。また、左側の立ち上げ部34Lの近傍には、サイドスタンド86が配設されている。
[2.本実施形態の特徴的な構成]
次に、本実施形態に係る電動車両10の特徴的な構成について、図1~図3を参照しながら説明する。
電動車両10の特徴的な構成とは、電動車両10の走行中において、電動車両10の下方に配置されている機器、例えば、メインスタンド80と、前方に存在する縁石等との衝突を回避するための該機器の保護構造に関するものである。すなわち、電動車両10は、エンジン車と異なり、マフラが存在しないため、走行中、上記の機器と縁石等とが直接衝突する可能性がある。そこで、本実施形態では、電動車両10において、エンジン車のマフラに代わるような独自の保護構造が設けられている。
以下の説明では、一例として、メインスタンド80のピン80dの保護構造について説明する。なお、本実施形態では、該電動車両10の下方に配置されている他の機器に対しても、該保護構造を適用可能である。また、本実施形態では、前方の縁石に限らず、電動車両10の走行中、前方からの飛び石に対してもピン80d等の機器を保護することが可能である。
ここで、メインスタンド80を含む電動車両10の下方の構成について、より詳しく説明する。
図1~図3に示すように、スイングアーム18は、スイングアーム本体98(ケース)を有する。スイングアーム本体98は、内部が空洞の部材であって、後輪16の前方におけるピボット軸54近傍の空間で車幅方向に延びる一端部98a(幅広部)を有する。なお、スイングアーム18は、一端部98aの左側から後輪16の左側方に延出し、該延出部分にモータ20が収容されている。
スイングアーム本体98の一端部98aは、スイングアーム18の前端部を構成し、ピボット軸54に軸支されている。前述のように、ピボット軸54は、連結支持部50を介して車体フレーム22に支持されている。連結支持部50は、左右一対の立ち上げ部34L、34R側から後方に延びてピボット軸54を支持する複数のピボットブラケット50aを有する。
スイングアーム本体98の一端部98aは、スイングアーム18における車幅方向に比較的幅広の部分である。図2の底面視で、一端部98aは、車幅方向に略一定の幅を有する後方部分98rと、後方部分98rから前方に向かって拡開する略台形状の前方部分98fとから構成される。
一端部98aの後方部分98rの左側には、後方に向かって延びる連結部98bが設けられている。連結部98bは、一端部98aと、スイングアーム本体98におけるモータ20の収容部分(スイングアーム18における後輪16の左側部分)とを連結する。
後方部分98rの右側には、後方に向かって僅かに延びる延出部98c(幅狭部)が設けられている。延出部98cは、一端部98a及び連結部98bよりも車幅方向に幅狭の部分であり、一端部98aと後輪16の前端との間で、後方に延びている。この場合、後方部分98rの右側面と、延出部98cの右側面とは、略面一であることが望ましい。
一端部98aの前方部分98fの左右両側には、ピボット軸54に向かって、2つの突出部98eが前方に延びている。2つの突出部98eは、ピボット軸54に軸支されている。
一端部98a及び延出部98cの右側面(ケースの面)には、金属製の板状部材からなるブラケット100が設けられている。ブラケット100は、基端部100a、突出部100b、テーパ部100c及び平行部100dを有する。基端部100aは、一端部98aの後方部分98rの右側面と、延出部98cの右側面とに沿って前後方向に延びている。突出部100bは、基端部100aの前方部分から右方向(車幅方向外側)に延出する。テーパ部100cは、突出部100bの先端部から前方に向かって、一端部98aの前方部分98fの右側面(前方に拡開する右側面)との間隔が狭まるように、車幅方向内側に傾斜して延びている。平行部100dは、前方部分98fの右側面との間で一定の隙間H1を保ちながら、該右側面と略平行に前方に延びている。
この場合、ブラケット100は、例えば、板金加工によって、図1~図3に示す形状に形成される。そして、ブラケット100の基端部100aをネジ部材102によって一端部98aの後方部分98rの右側面に締付固定することで、該ブラケット100がスイングアーム本体98に固定される。
一方、メインスタンド80は、軸部80a、スタンド部80b、スプリング80c及びピン80dを有する。軸部80aは、スイングアーム本体98の連結部98b及び延出部98cと、ブラケット100の基端部100aとを、車幅方向に貫通する円柱状の部材である。スタンド部80bは、図2の底面視で、略U字状の部材であり、基端部分が軸部80aに軸支されている。
ピン80dは、ブラケット100の基端部100aと一体に構成され、該基端部100aの延出部98c側から右方向(車幅方向外側)に突出している。なお、ピン80dは、基端部100aから突出するように該基端部100aと一体に形成されている。あるいは、ピン80dは、延出部98c又は一端部98aの後方部分98rから基端部100aを貫通して右方向に突出することで、該基端部100aと一体に構成されてもよい。
スプリング80cは、一端部がスタンド部80bの右端部に連結され、他端部がピン80dの先端部に連結されている。
従って、図1に実線で示すメインスタンド80の収納位置において、乗員が足掛け80e(図2参照)に右足を掛け、足掛け80eを下方向に押圧すると、スプリング80cの弾発力に抗して、スタンド部80bがピン80dを中心に図1の反時計方向に回動する。これにより、メインスタンド80は、図1に二点鎖線で示すように、スタンド部80bの両端部が下方に指向した状態で、電動車両10を起立状態にすることができる。一方、乗員が右足で前方からスタンド部80bを押圧すると、スプリング80cの弾発力によって、スタンド部80bがピン80dを中心に図1の時計方向に回動する。これにより、メインスタンド80は、図1に実線で示す収納位置に戻る。
そして、電動車両10では、ピン80dの前方に該ピン80dを保護するためのガード部104を設けることにより、電動車両10の走行中、前方に存在する縁石等からピン80dを適切に保護する。
具体的に、ブラケット100のうち、ピン80dの前方に配置されている部分をガード部104として構成する。すなわち、ブラケット100の一部をガード部104として利用する。この場合、突出部100b、テーパ部100c及び平行部100dと、突出部100bの先端部分であるブラケット100の外端部100eとがガード部104として機能する。
外端部100eは、ピン80dの先端部よりも、車幅方向外側に距離H2だけ突出している。具体的に、ピン80dは、幅狭な延出部98c側に設けられ、一方で、ガード部104の少なくとも一部、具体的には、テーパ部100c及び平行部100dは、幅広の一端部98aの前方部分98f側に配置されている。これにより、図2及び図3に示すように、一端部98aの前方部分98fの右側面と、テーパ部100cと、突出部100bとをそれぞれ一辺とする三角形106が構成される。
従って、電動車両10の走行中、該電動車両10の下方において、前方に存在する縁石等は、ガード部104、例えば、テーパ部100cに直接衝突する。これにより、ピン80dに縁石等が直接衝突することを回避することができる。
[3.本実施形態の変形例]
本実施形態に係る電動車両10は、図1~図3の構成に代えて、図4及び図5の構成(変形例)に変更可能である。図4及び図5では、スイングアーム本体98の一端部98aの右側面に1又は複数のリブ108A、108Bを設け、該リブ108A、108Bをガード部104A、104Bとするものである。従って、これらの変形例では、いずれの場合も、ガード部104A、104Bは、ピン80dの前方で、一端部98aと一体に形成されている。
図4の変形例では、スイングアーム本体98の一端部98aの右側面に1つのリブ108Aを設け、このリブ108Aをガード部104Aとして機能させる。リブ108Aは、略L字状のリブであって、一端部98aの後方部分98rの右側面から右方向(車幅方向外側)に突出する板状の突出部110と、該突出部110の上側部分から前方に向かって、一端部98aの前方部分98fの右側面との間隔が狭まるように、車幅方向内側に傾斜して延びるテーパ部112とから構成される。そのため、テーパ部112は、略三角形状に形成されている。また、突出部110とテーパ部112との連結部分であるリブ108Aの屈曲部分は、ピン80dの先端部よりも、右方向(車幅方向外側)に突出する外端部114として形成される。
これにより、図4の変形例では、電動車両10の走行中、該電動車両10の下方において、前方に存在する縁石等は、ガード部104Aを構成するテーパ部112に直接衝突する。この場合でも、ピン80dに縁石等が直接衝突することを回避することができる。
図5の変形例では、スイングアーム本体98の一端部98aの右側面に、前後方向に延びる3つのリブ108Bを上下方向に間隔を空けて設け、これらのリブ108Bをガード部104Bとして機能させる。各リブ108Bは、略三角形状のリブであって、一端部98aの後方部分98rの右側面及び前方部分98fの右側面に沿って前方に延びている。また、各リブ108Bの前方部分は、前方に向かって、一端部98aの右側面との間隔が狭まるように、車幅方向内側に傾斜して延びるテーパ部116を構成する。さらに、三角形状の各リブ108Bにおいて、右方向に突出する頂点は、リブ108Bの外端部118として構成される。3つの外端部118のうち、少なくとも1つの外端部118は、ピン80dの先端部よりも、右方向に突出している。
図5の変形例では、電動車両10の走行中、該電動車両10の下方において、前方に存在する縁石等は、ガード部104Bを構成する各リブ108Bのテーパ部116に直接衝突する。この場合でも、ピン80dに縁石等が直接衝突することを回避することができる。
なお、図5では、真ん中のリブ108Bの外端部118が右方向に最も突出するように、3つのリブ108Bが一端部98aに設けられている。この変形例では、3つのリブ108Bが略同じ大きさであってもよい。また、電動車両10の仕様に応じて、リブ108Bの個数や間隔を適宜変更してもよい。
[4.本実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係る電動車両10の効果について説明する。
本実施形態に係る電動車両10は、メインスタンド80が下方に設けられた電動車両であって、メインスタンド80は、電動車両10を起立状態にするスタンド部80bと、一端部がスタンド部80bに連結されるスプリング80cと、該スプリング80cの他端部を支持するピン80dとからなる。この場合、電動車両10は、ピン80dの前方に設けられ、該ピン80dを保護するガード部104、104A、104Bをさらに備える。ガード部104、104A、104Bは、電動車両10の前方に向かって車幅方向内側に傾斜するテーパ部100c、112、116を有する。
このように、メインスタンド80のピン80dの前方にガード部104、104A、104Bを設け、ガード部104、104A、104Bがテーパ部100c、112、116を有する。これにより、電動車両10の走行中、前方に存在する縁石等は、テーパ部100c、112、116に直接衝突する。この場合、縁石等は、テーパ部100c、112、116によって前方に弾かれるので、ピン80dを縁石等から容易に離間させることができる。このように、本実施形態では、メインスタンド80等の電動車両10の下方に配置される機器と、縁石等との衝突を回避することが可能となる。
この場合、ガード部104、104A、104Bの車幅方向外側の外端部100e、114、118は、ピン80dの車幅方向外側の先端部よりも、車幅方向外側に位置する。このように、ピン80dがガード部104、104A、104Bよりも車幅方向外側に出っ張っていないので、縁石等がピン80dに直接衝突することを確実に回避することができる。
また、図1~図3のように、電動車両10は、ピン80dと一体に構成されるブラケット100をさらに備える。この場合、ブラケット100の一部がガード部104として構成される。これにより、ピン80d及びガード部104を一体部品として構成することができるので、電動車両10の部品点数を削減することができる。
また、ブラケット100は、電動車両10に備わるスイングアーム18(ユニットスイング)のスイングアーム本体98(ケース)に固定されている。この場合、ブラケット100におけるテーパ部100cの前方に、スイングアーム本体98の右側面と略平行な平行部100dを設ける。
これにより、縁石等がガード部104に衝突した際、縁石等からの衝突力で平行部100dがスイングアーム本体98の右側面に当接し、該右側面が衝突力を受ける。このように、平行部100d及びスイングアーム本体98の双方で衝撃力を受けるので、衝突によるガード部104の変形を抑制することができる。また、衝突力を面で受けることで、応力が分散され、応力集中の発生を抑制することができる。
また、平行部100dとスイングアーム本体98の右側面との間には、隙間H1が設けられている。これにより、比較的軽度の衝突である場合には、ガード部104のみで衝突力を受けることになるので、スイングアーム本体98に衝撃が伝わることを抑制することができる。なお、比較的大きな衝突である場合には、平行部100dが該右側面に当接するため、ガード部104及びスイングアーム本体98の双方で衝突力を受けることになる。
さらに、スイングアーム本体98は、車幅方向に相対的に狭い延出部98c(幅狭部)と、該延出部98cの前方に設けられ、延出部98cよりも車幅方向に広い一端部98a(幅広部)とを有する。この場合、ピン80dは、延出部98c側に配置され、ガード部104の少なくとも一部は、一端部98a側に配置される。
これにより、ガード部104に加え、スイングアーム本体98によってもピン80dを保護することができる。また、ピン80dがガード部104よりも車幅方向外側に出っ張らないようにすることができるので、ピン80dをガード部104で好適に保護することができる。
さらにまた、図2の底面視で、スイングアーム本体98の右側面とテーパ部100cとをそれぞれ一辺とする三角形106が構成される。これにより、最低限の角数で、電動車両10とガード部104との間に空間を設けつつ、ガード部104の機械的強度を確保することができる。
また、スイングアーム本体98には、該スイングアーム本体98及びブラケット100に対して車幅方向に貫通する軸部80aが設けられている。この場合、スタンド部80bの基端部分は、軸部80aに軸支されている。これにより、電動車両10の走行中、メインスタンド80を適切に保護することができる。
さらに、ブラケット100は、電動車両10の前後方向に延びる板状部材である。この場合、ブラケット100の前方部分である突出部100b、テーパ部100c、平行部100d及び外端部100eがガード部104として構成される。ピン80dは、ブラケット100の後方部分である基端部100aに対して、車幅方向に連結されている。
これにより、板金加工等によってブラケット100を容易に形成することができる。この結果、ガード部104を安価に構成することができる。
また、図4及び図5のように、ガード部104A、104Bが電動車両10に備わるスイングアーム18のスイングアーム本体98と一体に形成されていれば、電動車両10の部品点数を削減することができる。
以上、本発明について好適な実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記の実施形態の記載範囲に限定されることはない。上記の実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることは、当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も、本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。また、請求の範囲に記載された括弧書きの符号は、本発明の理解の容易化のために添付図面中の符号に倣って付したものであり、本発明がその符号をつけた要素に限定されて解釈されるものではない。

Claims (10)

  1. メインスタンド(80)が下方に設けられた電動車両(10)において、
    前記メインスタンド(80)は、前記電動車両(10)を起立状態にするスタンド部(80b)と、一端部が前記スタンド部(80b)に連結されるスプリング(80c)と、該スプリング(80c)の他端部を支持するピン(80d)とからなり、
    前記ピン(80d)は、前記電動車両(10)に備わるユニットスイング(18)のケース(98)の側面に設けられ、
    前記電動車両(10)は、前記ケース(98)の側面における前記ピン(80d)の前方に設けられ、該ピン(80d)を保護するガード部(104、104A、104B)をさらに備え、
    前記ガード部(104、104A、104B)は、前記電動車両(10)の前方に向かって、前記ケース(98)の側面との間隔が狭まるように、車幅方向の内側に傾斜するテーパ部(100c、112、116)を有する、電動車両(10)。
  2. 請求項1記載の電動車両(10)において、
    前記ガード部(104、104A、104B)の前記車幅方向の外端部(100e、114、118)は、前記ピン(80d)の前記車幅方向の先端部よりも、前記車幅方向の外側に位置する、電動車両(10)。
  3. 請求項1又は2記載の電動車両(10)において、
    前記ピン(80d)と一体に構成されるブラケット(100)をさらに備え、
    前記ブラケット(100)の一部が前記ガード部(104)である、電動車両(10)。
  4. 請求項3記載の電動車両(10)において、
    前記ブラケット(100)は、前記ケース(98)の側面に固定され、
    前記ブラケット(100)における前記テーパ部(100c)の前方には、前記ケース(98)の側面と略平行な平行部(100d)が設けられている、電動車両(10)。
  5. 請求項4記載の電動車両(10)において、
    前記平行部(100d)と前記ケース(98)の側面との間には、隙間(H1)が設けられている、電動車両(10)。
  6. 請求項4又は5記載の電動車両(10)において、
    前記ケース(98)は、前記車幅方向に相対的に狭い幅狭部(98c)と、該幅狭部(98c)の前方に設けられ、前記幅狭部(98c)よりも前記車幅方向に広い幅広部(98a)とを有し、
    前記ピン(80d)は、前記幅狭部(98c)に配置され、
    前記ガード部(104)の少なくとも一部は、前記幅広部(98a)に配置されている、電動車両(10)。
  7. 請求項4~6のいずれか1項に記載の電動車両(10)において、
    前記ブラケット(100)は、前記ケース(98)の側面のうち、前記車幅方向の外側の側面に固定されており、前記ピン(80d)よりも前記電動車両(10)の前方で前記車幅方向の外側の側面から前記車幅方向の外側に延出する突出部(100b)と、前記突出部(100b)の先端部から前記電動車両(10)の前方に延びる前記テーパ部(100c)と、前記テーパ部(100c)から前記電動車両(10)の前方に延びる前記平行部(100d)とを有し、
    前記電動車両(10)の底面視で、前記車幅方向の外側の側面と前記テーパ部(100c)と前記突出部(100b)とをそれぞれ一辺とする三角形(106)が構成される、電動車両(10)。
  8. 請求項4~7のいずれか1項に記載の電動車両(10)において、
    前記ケース(98)には、該ケース(98)及び前記ブラケット(100)に対して前記車幅方向に貫通する軸部(80a)が設けられ、
    前記スタンド部(80b)の基端部分は、前記軸部(80a)に軸支されている、電動車両(10)。
  9. 請求項3~8のいずれか1項に記載の電動車両(10)において、
    前記ブラケット(100)は、前記電動車両(10)の前後方向に延びる板状部材であり、
    前記ブラケット(100)の前方部分(100b~100e)が前記ガード部(104)として構成され、
    前記ピン(80d)は、前記ブラケット(100)の後方部分(100a)で前記車幅方向に連結されている、電動車両(10)。
  10. 請求項1又は2記載の電動車両(10)において、
    前記ガード部(104A、104B)は、前記ケース(98)と一体に形成されている、電動車両(10)。
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