JP7099624B2 - 配線モジュール - Google Patents

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Description

本開示は、配線モジュールに関する。
特許文献1は、車両のボディに組付けられるワイヤハーネス組付体を開示している。ワイヤハーネス組付体は、シート状の防音材と、防音材に重ねられたシート状の保護材と、防音材と保護材との間に配索された少なくとも一本の電線を有するワイヤハーネスとを備える。
特許文献2は、パネル部材と、配線モジュールと、パネル周辺部品とを備える配線モジュールの敷設構造を開示している。配線モジュールは、シート状部材と少なくとも1つの電線とを含む。シート状部材は、パネル部材の主面上に敷設された。少なくとも1つの電線は、シート状部材がパネル部材の主面上に敷設された状態で所定の配線経路に沿って配設されるようにシート状部材に固定されている。パネル周辺部品は、パネル部材に対して一定位置に設けられ、配線モジュールをパネル部材に対して位置決めする。
特開2018-090229号公報 特開2018-207625号公報
特許文献1に記載されたワイヤハーネス組付体及び特許文献2に記載された配線モジュールのようにシート状の部材に電線が固定されたモジュール品において、一部分のみを取り換えることが要請される。
そこで、シートに伝送部材が固定された配線モジュールにおいて、リペア性を高めることができるようにすることを目的とする。
本開示の配線モジュールは、面状に広がる部材であって、複数のエリアに区画するとともに前記エリアごとに分割可能な破断容易部が形成されたシートと、複数の前記エリアのいずれか一つまたは複数に設けられる機器に対して電力を供給する電力線、前記機器との通信を可能にする信号線のいずれかまたは両方を含み、少なくとも2つのエリアを超えて配設される場合に、前記機器に接続される端部に対する中間部の一部は、前記2つのエリアのうち第一のエリアに固定され、もう一方の第二のエリアには固定されない状態で敷設される伝送部材と、を備える配線モジュールである。
本開示によれば、シートに伝送部材が固定された配線モジュールにおいて、リペア性を高めることができる。
図1は配線モジュールが組込まれた車両を示す概略斜視図である。 図2は配線モジュールを示す分解斜視図である。 図3は配線モジュールを示す斜視図である。 図4は図3とは反対側から見た配線モジュールを示す斜視図である。 図5は配線モジュールに設けられた電子制御ユニットを示す斜視図である。 図6は機器及び機器ホルダを示す斜視図である。 図7は機器及び機器ホルダを示す側面図である。 図8は配線モジュールを修理する様子を示す説明図である。 図9は修理された配線モジュールを示す斜視図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の配線モジュールは、次の通りである。
(1)面状に広がる部材であって、複数のエリアに区画するとともに前記エリアごとに分割可能な破断容易部が形成されたシートと、複数の前記エリアのいずれか一つまたは複数に設けられる機器に対して電力を供給する電力線、前記機器との通信を可能にする信号線のいずれかまたは両方を含み、少なくとも2つのエリアを超えて配設される場合に、前記機器に接続される端部に対する中間部の一部は、前記2つのエリアのうち第一のエリアに固定され、もう一方の第二のエリアには固定されない状態で敷設される伝送部材と、を備える配線モジュールである。シートが破断容易部を用いて破断されることによって、容易にエリア単位に分かれる。また、第一のエリアに固定され、第二のエリアに固定されない伝送部材を備えるため、エリア単位で伝送部材の交換が容易である。これらより、シートに伝送部材が固定された配線モジュールにおいて、リペア性を高めることができる。
(2)(1)の配線モジュールにおいて、複数の前記機器に対して電力供給または前記機器との通信を制御し、前記シートに設けられた電子制御ユニットをさらに備え、前記伝送部材は前記シート上の前記電子制御ユニットが搭載された所定位置から前記機器が設けられた所定位置まで複数の前記エリアにまたがって敷設されていてもよい。これにより、伝送部材を介して電子制御ユニットとシートに設けられる機器とが接続される配線モジュールのリペア性を高めることができる。
(3)(2)の配線モジュールにおいて、前記シートは、車両の屋根部分を形成するルーフパネルと車室内の天井形状を形作る内装部材の間に配設されていてもよい。これにより、ルーフに設けられる配線モジュールのリペア性を高めることができる。
(4)(3)の配線モジュールにおいて、前記シートは、前記ルーフパネル及び前記内装部材に対して面状に広がる部材であって、それぞれ断熱機能、防音機能、電波遮蔽機能を奏する層のいずれか、または全てを含んで形成される機能性シートであってもよい。これにより、伝送部材が機能性シートに固定される配線モジュールのリペア性を高めることができる。
(5)(3)又は(4)の配線モジュールにおいて、前記伝送部材は、前記車両側に搭載された車両側機器及び電源から前記屋根部分までピラーを介して敷設された配線と電気的に接続されていてもよい。これにより、車両側の配線と接続される伝送部材がシートに固定された配線モジュールのリペア性を高めることができる。
(6)(5)の配線モジュールにおいて、前記電子制御ユニットは、前記配線から供給された電源及び信号のいずれかまたは両方を少なくとも一つの前記機器に対し、前記伝送部材を介して供給してもよい。これにより、シートに設けられる機器に電子制御ユニット、伝送部材を介して電源及び信号のいずれかまたは両方が供給される。
(7)(1)から(6)のいずれか一つの配線モジュールにおいて、一つの前記エリアに同種の機能を実行する複数の機器が設けられてもよい。これにより、同種の機能を実行する複数の機器が同じエリアに配置される。
(8)(1)から(6)のいずれか一つの配線モジュールにおいて、一つの前記エリアに互いに異なる機能を実行する複数の機器が設けられてもよい。これにより、互いに異なる機能を実行する複数の機器が同じエリアに配置される。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の配線モジュールの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[実施形態]
以下、実施形態に係る配線モジュールについて説明する。
<配線モジュールが組込まれる車両について>
図1は配線モジュール20が組込まれた車両10を示す概略斜視図である。車両10は、ボディ12を備える。ボディ12は、車両10の外形をなす部分である。ボディ12は、モノコックボディであってもよいし、ラダーフレーム上に搭載されるボディであってもよい。ここでは、ボディ12は、乗員が乗り降りするための乗降用ドアパネル、荷物を出し入れするためのリアドアパネル等を含む。ボディ12は、金属によって形成されてもよいし、樹脂によって形成されてもよい。ボディ12は、金属と樹脂との組合せによって構成されていてもよい。ボディ12のうち車室の上方を覆う板状の部分がルーフパネル13である。ルーフパネル13は、ボディ12の外観形状を形作るべく一部又は全体的に湾曲していてもよい。ルーフパネル13は、金属で形成されてもよいし、樹脂で形成されてもよい。ルーフパネル13は、金属と樹脂との組合せによって構成されていてもよい。ここでは、ルーフパネル13には、アンテナ用孔13hが形成されている(図2参照)。
配線モジュール20は、車両10に組込まれる。本実施形態では、配線モジュール20が、ルーフパネル13を含むルーフ14に組込まれる例が説明される。配線モジュール20は、車両10におけるその他の部位、例えば、乗降用ドア、リアドア、インストルメントパネル等に組込まれてもよい。
図2は配線モジュール20を示す分解斜視図である。図3は同配線モジュール20を示す斜視図である。図4は図3とは反対側から見た配線モジュール20を示す斜視図である。図2においては、車両の屋根部分としてルーフ14が図示されている。ルーフ14としては、上記ルーフパネル13と内装部材16とが図示されている。内装部材16は、樹脂等で形成された板状部材である。内装部材16は、車室内の天井形状を形作るべく一部又は全体的に湾曲していてもよい。内装部材16は、ルーフパネル13に対して下側に取付けられる。内装部材16は、車室内に露出する部分である。内装部材16は、ルーフライナ(roof liner)と呼ばれることもある。本実施形態では、配線モジュール20は、ルーフパネル13と内装部材16との間に設けられる。
<配線モジュールの全体構造について>
配線モジュール20は、シート(sheet)30と、線状伝送部材40とを備える。配線モジュール20は、機器50をさらに備える。
シート30は、線状伝送部材40が固定されるシート状の部材である。ここでは、機器50もシート30に固定される。シート30は、ルーフ14に対して面状に広がるように、当該ルーフ14に組込まれる。例えば、シート30は、ルーフ14に対して8割以上の面積に広がって配設されてもよい。また、例えば、シート30は、車室内の複数の乗員席のヘッドレストの上方全体に広がるように配設されてもよい。シート30がルーフ14に対して広がって配設されることで、ルーフ14に対してなるべく広い領域で、線状伝送部材40及び機器50の固定を行える。
線状伝送部材40は伝送部材の一例である。線状伝送部材40は、電気又は光等を伝送する線状の部材である。例えば、線状伝送部材は、芯線と芯線の周囲の被覆とを有する一般電線であってもよいし、裸導線、シールド線、電気ケーブル、エナメル線、ニクロム線、同軸線、光ファイバ等であってもよい。電気を伝送する線状伝送部材としては、各種信号線、各種電力線であってもよい。また、線状伝送部材は、単一の線状物であってもよいし、複数の線状物の複合物(ツイスト線、複数の線状物を集合させてこれをシースで覆ったケーブル等)であってもよい。伝送部材は、線状伝送部材40に限られず、シート30に導電パターンが印刷された回路などであってもよい。
線状伝送部材40は、シート30に固定されている。線状伝送部材40がシート30に対して一定の経路に沿って配設されるように固定されていればよく、固定のための具体的構成は特に限定されない。
例えば、線状伝送部材40は、シート30の一主面に対して固定されていてもよい。例えば、線状伝送部材40は、シート30の一主面に対して溶着(融着ともいう)されていてもよい。これにより形成された溶着部は、線状伝送部材40及びシート30の少なくとも一方の一部が溶けて相互にくっついた状態となっている。線状伝送部材40とシート30との溶着は、超音波溶着によってなされてもよいし、加熱溶着によってなされてもよい。また、線状伝送部材40とシート30との少なくとも一方の表面が溶剤によって溶かされることで、線状伝送部材40とシート30とが溶着されてもよい。また、例えば、線状伝送部材40は、シート30に対して、接着剤、両面テープ等によって固定されていてもよい。また、例えば、線状伝送部材40は、縫糸等によって、シート30に対して縫付けられていてもよい。また、例えば、線状伝送部材40がシート30の一主面上に配設された状態で、シート30の一主面側から線状伝送部材40を跨ぐように粘着テープが貼付けられることで、線状伝送部材40がシート30の一主面に固定されていてもよい。線状伝送部材40は、シート30の一主面のみに固定される必要は無い。線状伝送部材40は、シート30の一方主面に固定される部分と、シート30の他方主面に固定される部分とを併有していてもよい。この場合、線状伝送部材40は、シート30の中間部又は端縁部において一方主面から他方主面に向けて通るように付設されてもよい。
また、例えば、線状伝送部材40は、2つのシートの間に挟み込まれることで、シート30に固定されていてもよい。例えば、シート30が複数層を含む場合において、線状伝送部材40が各層を構成するシートの間に挟込まれていてもよい。また、シート30に他のシートが重ね合される場合において、シート30と当該他のシートとの間に、線状伝送部材40が挟込まれていてもよい。この場合において、線状伝送部材40を挟込む2つのシート同士は、溶着によって固定されてもよいし、接着剤又は両面テープによって固定されてもよい。
線状伝送部材40は、機器50に接続されている。機器50は、線状伝送部材40を介して電気信号又は光信号を送信し又は受信する。または、機器50は、線状伝送部材40を介して電力供給を受けたり、電力を分配したりする。線状伝送部材40と機器50との接続は、コネクタを介して行われてもよい。線状伝送部材40が機器50内に直接導入され、機器50内の電気要素に直接に接続されていてもよい。
機器50は、ルーフ14に配設され、線状伝送部材40の接続先となる機器である。機器50としては、例えば、電子制御ユニット、ランプ(特に室内ランプ)、スピーカ、室内カメラ、モニタ、投影機器、外部通信用アンテナ、室内側アンテナ等が想定される。
機器50は、シート30に対して固定されている。シート30に対する機器50の固定位置は任意である。好ましくは、機器50は、シート30に対して、機器50が果す役割に適した位置に固定される。例えば、機器50がマップランプである場合を想定すると、当該機器50は、シート30のうち前席斜め上前方位置に配設されることになる部分に固定される。また、例えば、機器50が室内側アンテナである場合を想定すると、当該機器50は、シート30のうち前席又は後席の上方位置に配設されることになる部分に固定される。
シート30のうち左右方向一側寄りの前後方向中央寄りの位置にある機器50は、ここでは電子制御ユニット(ECU : Electronic Control Unit)50A(以下、ECU50Aと称する)であるとして説明する。またシート30のうち左右方向中央寄りの位置で、前後方向に並ぶ複数の機器は、前部側から順に室内用ランプ50B(以下、ランプ50Bと称する)、室内側アンテナ50C(以下、アンテナ50Cと称する)、室内用ランプ50D(以下、ランプ50Dと称する)、モニタ50E、外部通信用アンテナユニット50F(以下アンテナユニット50Fと称する)であるとして説明する。以下の説明において、ECU50A、ランプ50B、アンテナ50C、ランプ50D、モニタ50E、アンテナユニット50Fについて、区別する必要がある場合には、符号50A、50B、50C、50D、50E、50Fを参照し、特に区別する必要が無い場合には、機器50と総称する場合がある。
図5は配線モジュール20に設けられたECU50Aを示す斜視図である。ECU50Aは、車両10に設けられた他のECUと通信しつつ、ルーフ14に搭載される各機器50を制御する機器である。ECU50Aは制御回路51aを有している。これによりECU50Aは、ECU50Aに接続された各機器50を制御する。ECU50Aは電源を分配する回路51bを有している。これによりECU50Aに接続された各機器50に電源が供給される。
ランプ50Bは前席用のランプである。ランプ50Dは後席用のランプである。モニタ50Eは後席用のモニタである。ランプ50B、50D及びモニタ50Eは、車室内に露出することが要請される機器である。この場合、内装部材16に孔が形成されていると良い。ランプ50B、50D及びモニタ50Eは、該孔に嵌め込まれることによって車室内に露出することができる。なおECU50A等の車室内に露出する必要がない機器については、内装部材16とルーフパネル13との間に収められていてもよい。
アンテナ50Cは、例えば、車室内の室内機器(スマートフォン、携帯電話、パーソナルコンピュータ機器等)との間で無線通信を行うためのアンテナである。例えば、アンテナ50Cは、Wi-Fi(登録商標)通信用のアンテナ、Bluetooth(登録商標)通信用のアンテナである。アンテナ50Cは、車室内の室内機器に対して非接触で電力供給を行う非接触給電用のアンテナであってもよい。非接触給電用の周波数は任意である。アンテナ50Cとしては、例えば、基板上に導体箔等によってアンテナを形成したプリント基板アンテナを用いることができる。また、プリント基板はFPC(Flexible printed circuits)であってもよい。アンテナ50Cが、プリント基板アンテナとして構成されていれば、アンテナ50Cはシート30に対して薄い占有スペースで取付けられる。プリント基板アンテナがFPCによって構成されていれば、占有スペースはより薄くなる。FPCアンテナ等のシート状のアンテナは、設置可能なスペースに応じた形状等にも容易に追従変形可能である。アンテナ50Cは、その他、ロッドアンテナ等であってもよい。ここではアンテナ50Cが2つ設けられているが、アンテナ50Cは1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
アンテナユニット50Fは、車外の機器との間で無線通信を行うための外部通信用アンテナ53a、53b(以下、アンテナ53a、53bと称する)を含む。ここでは、アンテナユニット50Fは、ベース部材52と、アンテナ53a、53bと、カバー54とを備える。ベース部材52は、偏平な形状、ここでは、方形板状に形成されている。ベース部材52上にアンテナ53a、53bが設けられている。アンテナ53a、53bは、車外機器との間で通信を行うためのアンテナである。アンテナ53a、53bは、例えば、公衆通信回線又は専用通信回線における無線基地局との間で通信を行うアンテナ、車車間通信又は路車間通信のためのアンテナ、GPS信号受信のためのアンテナである。ここでは、複数のアンテナ53a、53bがベース部材52上に実装されている。これにより、複数のアンテナ53a、53bが1つのまとまった形態として取扱われる。アンテナユニット50Fは、1つのアンテナのみを備えていてもよい。アンテナユニット50Fは、3つ以上のアンテナを備えていてもよい。カバー54は、樹脂等によって構成されており、アンテナ53a、53bの上方及び周囲4方を覆っている。ルーフパネル13に形成されたアンテナ用孔13hは、カバー54の外周囲に応じた形状に形成されている。アンテナユニット50Fのうちカバー54部分が、ルーフパネル13に形成されたアンテナ用孔13hに嵌め込まれる。これにより、ルーフパネル13が金属によって構成されていたとしても、アンテナ53a、53bは、金属によって覆われず、外側を向くことができる。
<シートにおける線状伝送部材の経路>
複数の線状伝送部材40は、ECU50Aから前方に向かう経路と、ECU50Aから後方に向かう経路と、ECU50AからECU50Aに接続されたシート30上の各機器50に向う複数の経路のそれぞれに沿って配設されるものを含む。図2から図4では各経路における線状伝送部材40が簡略化されて一本のみ記載されている。図5では各経路における線状伝送部材40が二本記載されている。各経路における線状伝送部材40の数は特に限定されるものではなく、適宜設定される。線状伝送部材40が複数含まれる経路では、複数の線状伝送部材40がシート30上に並んだ状態で固定されていることが好ましい。
ECU50Aから前方に向かう経路に沿う線状伝送部材40Aは、シート30の領域内においては当該シート30に固定されることで、一定の経路に沿って保持されている。線状伝送部材40Aは、シート30の前部から外方に延出する。この線状伝送部材40Aは、例えば、車両におけるAピラー等に沿って配設されて、車両における他のECUなどの車両側機器、電源等に接続される。また例えば、この線状伝送部材40Aは、図4に示すように、車両におけるAピラー等に沿って配設された配線80と接続されてもよい。配線80は1本又は複数本の線状伝送部材を含む。配線80において、複数本の線状伝送部材が束ねられていてもよい。配線80は車両における他のECUなどの車両側機器、電源から屋根部分までピラーを介して敷設される。線状伝送部材40Aは当該配線80を介して、車両における他のECUなどの車両側機器、電源等に接続されてもよい。線状伝送部材40Aと配線80との接続態様は如何なる接続態様であってもよい。図4に示す例では、線状伝送部材40Aと他の配線80とはコネクタ接続されている。線状伝送部材40Aは、車両における左右方向一側方においてシート30の前部から外方に延出する。線状伝送部材40Aは、車両における左右方向両側方においてシート30の前部から外方に延出してもよい。
ECU50Aから後方に向かう経路に沿う線状伝送部材40Bは、シート30の領域内においては当該シート30に固定されることで、一定の経路に沿って保持されている。線状伝送部材40Bは、シート30の後部から外方に延出する。この線状伝送部材40Bは、例えば、車両におけるBピラー又はCピラー等に沿って配設されて、車両における他のECUなどの車両側機器、電源等に接続される。また例えば、この線状伝送部材40Bは、線状伝送部材40Aと同様に、車両におけるBピラー又はCピラー等に沿って配設された他の配線と接続されてもよい。線状伝送部材40Bは、当該他の配線と接続されて、車両における他のECUなどの車両側機器、電源等に接続されてもよい。
ECU50AからECU50Aに接続された複数の機器50に向う複数の経路に沿う線状伝送部材40C、40D、40E、40Fは、シート30に固定されることによって、一定の経路に沿って保持されている。線状伝送部材40C、40D、40E、40FはECU40Aが搭載された位置から接続される機器50が設けられた位置まで複数のエリアにまたがって敷設されている。この線状伝送部材40C、40D、40E、40Fの経路は、後述する特定のエリアを通るように設定される。線状伝送部材40A、40B、40C、40D、40E、40Fの経路同士は、交差しないことが好ましい。
図5に示すように、各経路における線状伝送部材40は信号線42を含んでいてもよい。また各経路における線状伝送部材40は電源線44を含んでいてもよい。各経路における線状伝送部材40は信号線42と電源線44との両方を含んでいてもよいし、いずれか一方のみを含んでいてもよい。各経路における信号線42の数は一本であってもよいし、複数本であってもよく、接続相手の数、通信プロトコル等に応じて適宜設定される。例えば通信プロトコルがCAN(Control Area Network)の場合、通常、一対の機器同士が2本の被覆電線が撚られたツイストペア線によって接続される。また例えば通信プロトコルがLIN(Local Interconnect Network)の場合、通常、一対の機器同士が1本の被覆電線によって接続される。各経路における電源線44の数は一本であってもよいし、複数本であってもよく、接続相手の数等に応じて適宜設定される。このほか各経路における線状伝送部材40はグランド線を含んでいてもよい。ボディアースによってグランド線は省略されてもよい。
図5に示す例では線状伝送部材40Aにおける信号線42を介してECU50Aにおける制御回路51aが車両における他のECUと接続される。また線状伝送部材40Aにおける電源線44を介してECU50Aにおける電源分配用の回路51bに電源が供給される。線状伝送部材40によってECU50Aと接続された機器50において、線状伝送部材40における信号線42がECU50Aにおける制御回路51aに接続されて機器50が制御される。線状伝送部材40における電源線44がECU50Aにおける電源分配用の回路51bに接続されて機器50に電源が供給される。具体的には、例えば線状伝送部材40Cにおける信号線42がECU50Aにおける制御回路51aに接続されてランプ50Bが制御される。線状伝送部材40Cにおける電源線44がECU50Aにおける電源分配用の回路51bに接続されてランプ50Bに電源が供給される。
線状伝送部材40は、シート30に固定されない機器50に接続されてもよい。例えば、アンテナユニット50Fがシート30に固定されずに、ルーフパネル13に固定されていてもよい。この場合、シート30に固定された線状伝送部材40Fが当該アンテナユニット50Fに接続されていてもよい。例えば、配線モジュール20をルーフ14に組込む際に、線状伝送部材40FのコネクタCがアンテナユニット50Fにコネクタ接続されてもよい。
線状伝送部材40は、一端部がシート30の外方に延出し、他端部がECU50Aを介さずに直接機器50と接続されるものを含んでいてもよい。例えば線状伝送部材40Gの一端部はシート30の前部から外方に延出し、他端部がランプ50Bに接続される。線状伝送部材40Gはシート30の領域内においては当該シート30に固定されることで、一定の経路に沿って保持されている。このほか例えば一端部がアンテナユニット50Fに接続されて他端部がECU50Aを介さずにシート30の前部又は後部などからシート30の外方に延出する線状伝送部材が含まれていてもよい。
線状伝送部材40は、一端部及び他端部がシート30の外方に延出し、中間部がシート30に固定されるものを含んでいてもよい。このような線状伝送部材として例えば車両の前後方向に延びるものが挙げられる。
<シートにおけるエリア分け構造>
シート30には主面に沿って線状に延びる少なくとも1つの破断容易部34が形成されている。シート30は破断容易部34によって複数のエリアAに分けられている。複数のエリアAは、初期状態でつながっている。複数のエリアAのうちいずれかのエリアAにおいて修理が必要となった場合に、当該エリアAを区切る破断容易部34が破断されること、つまり破断容易部34の位置でシート30が破断されることによって、当該エリアAが容易に他のエリアAから分割される。
破断容易部34は、シート30の縁又は他の破断容易部34から延びる。破断容易部34は、シート30の縁又は他の破断容易部34に向けて延びる。破断容易部34はシート30の破断を容易にするものであれば特に限定されず、種々の構成が採用可能である。例えば破断容易部34は、断続的に形成された複数の小孔を含んでいてもよい。また例えば破断容易部34は、厚み方向に凹むように形成された溝を含んでいてもよい。また破断容易部34は複数の小孔および溝の両方を含んでいてもよい。なお図2から図5では他の線と区別するため、破断容易部34が二点鎖線で描かれている。
破断容易部34が複数の小孔を含む場合、複数の小孔が断続的に並ぶ方向が破断容易部34の延在方向となる。断続的に形成された複数の小孔はミシン目などとも呼ばれる。作業者は複数の小孔をつなげるようにシート30のうち複数の小孔の間の部分を割くことによって容易にシート30を破断できる。
破断容易部34が溝を含む場合、シート30の主面に沿って溝が延びる方向が破断容易部34の延在方向となる。溝の横断面は特に限定されるものではないが、例えばV字状などのようにシート30の主面における開口部から底部に向けて幅寸法が徐々に小さくなるように形成されていると良い。溝はシート30における両主面のうちいずれか一方のみに形成されていてもよいし、両方に形成されていてもよい。溝が形成されることによって、応力が集中しやすくなる。これにより、作業者が溝に沿ってシート30を破断しやすくなる。
シート30において破断容易部34及びその周辺部が比較的硬い場合、例えば破断容易部34を境にシートが折られることによって、シート30が破断容易部34を境に割れる。これによりシート30が破断容易部34の位置で破断される。この場合、シート30において破断容易部34及びその周辺部が割れ可能な硬さを有しているととらえることができる。
シート30において破断容易部34及びその周辺部が割れ不可な程度に比較的柔らかい場合、例えば破断容易部34における一の位置から延在方向に沿って順に裂かれることによって、シート30が破断容易部34の位置で破断される。このとき作業者がシート30における破断容易部34の位置を手で切れるように、シート30のうち破断容易部34が形成された部分が、手切れ性を有していると良い。
本実施形態では、シート30に5つの破断容易部34が形成されている。以下の説明において、5つの破断容易部34について、区別する必要がある場合には、符号34A、34B、34C、34D、34Eを参照し、特に区別する必要が無い場合には、破断容易部34と総称する場合がある。破断容易部34Aはシート30の左右方向一側縁部における前後方向に沿った第1の位置からシート30上を左右方向及び前後方向に延びた後、左右方向一側縁部における前後方向に沿った第2の位置まで延びている。破断容易部34B、34Cは破断容易部34Aからシート30の前方に向けて延びた後、シート30の前部において側方に延びシート30における他側縁部に達している。破断容易部34D、34Eは破断容易部34Aからシート30の後方に向けて延びた後、シート30の後部において側方に延びシート30における他側縁部に達している。破断容易部34AはU字状を呈している。破断容易部34B、34C、34D、34EはL字状を呈している。シート30は5つの破断容易部34によって6つのエリアAに分かれている。以下の説明において、6つのエリアAについて、区別する必要がある場合には、符号A1、A2、A3、A4、A5、A6を参照し、特に区別する必要が無い場合には、エリアAと総称する場合がある。
エリアA1は、ECU50Aが固定されたエリアである。破断容易部34AがエリアA1と他のエリアAとを区切っている。破断容易部34AはECU50Aの周囲に沿って延びている。線状伝送部材40A、40B、40C、40D、40E、40Fの端部はECU50Aに接続されているが、エリアA1において線状伝送部材40A、40B、40C、40D、40E、40Fはシート30と直接的に固定されていない。このため、線状伝送部材40A、40B、40C、40D、40E、40Fの端部とECU50Aとの接続が解除されると、線状伝送部材40A、40B、40C、40D、40E、40FはエリアA1に固定されていない状態となる。
エリアA2はルーフ14の側縁部及び前縁部を含むエリアである。破断容易部34A、34BがエリアA2と他のエリアAとを区切っている。エリアA2において線状伝送部材40A、40Gがシート30に固定されている。エリアA2には機器50は固定されていない。
エリアA3はルーフ14の前部寄りに位置するエリアである。破断容易部34A、34B、34CがエリアA3と他のエリアAとを区切っている。エリアA3にはランプ50Bが固定されている。エリアA3において線状伝送部材40C、40Gがシート30に固定されている。
エリアA4はルーフ14の中央付近に位置するエリアである。破断容易部34A、34C、34DがエリアA4と他のエリアAとを区切っている。エリアA4にはアンテナ50C及びランプ50Dが固定されている。エリアA4において線状伝送部材40D、40Eがシート30に固定されている。線状伝送部材40Eは他のエリアA5に固定されたモニタ50Eに接続される。
エリアA5はルーフ14の後部寄りに位置するエリアである。破断容易部34A、34D、34EがエリアA5と他のエリアAとを区切っている。エリアA5にはモニタ50Eが固定されている。エリアA5において線状伝送部材40Fの中間部が固定されている。線状伝送部材40Fの端部は他のエリアA6に固定されたアンテナユニット50Fに接続される。具体的にはエリアA6にはシート30を表裏に貫通する貫通孔30bが形成される。シート30に対して車室側に固定された線状伝送部材40Fの端部は貫通孔30bに通されてシート30に対して車外側の面に引出される。線状伝送部材40Fの端部のコネクタCは、シート30に対して車外側の面の外側でアンテナユニット50Fに接続される。
エリアA6はルーフ14の後部に位置するエリアである。破断容易部34A、34EがエリアA6と他のエリアAとを区切っている。エリアA6にはアンテナユニット50Fが固定されている。エリアA5には線状伝送部材40Bの中間部が固定されている。線状伝送部材40Bはシート30の後部から外方に延出する。アンテナユニット50Fに接続される線状伝送部材40Fの中間部はエリアA6には固定されていない。
各エリアA2、A3、A4、A5、A6のそれぞれに取付対象への固定箇所が複数設けられている。ここではエリアA2、A3、A4、A5、A6のそれぞれに複数の取付孔32hが形成されている。例えば取付孔32hにボルトが通されて当該ボルトがルーフパネル13に固定されることによって、各エリアA2、A3、A4、A5、A6が取付孔32hの位置でルーフパネル13に固定される。また例えば取付孔32hにクランプが差し込まれて、当該クランプがルーフパネル13に形成されたクランプ穴に挿入されて係止することによって各エリアA2、A3、A4、A5、A6が取付孔32hの位置でルーフパネル13に固定される。なお、固定箇所にクランプのような固定部材が設けられていてもよい。
シート30は少なくとも1つの破断容易部34を境に分かれる第1エリア及び第2エリアを含む。複数の線状伝送部材40は、第1線状伝送部材と第2線状伝送部材とを含む。第1線状伝送部材は、シート30が第1エリアと第2エリアとに分割された状態で、第1エリアに保持される線状伝送部材である。第1線状伝送部材は、シート30が第1エリアと第2エリアとに分割される前の状態で、シート30上に固定される中間部の大部分が第1エリアに固定される線状伝送部材である。第2線状伝送部材は、シート30が第1エリアと第2エリアとに分割された状態で、第2エリアに保持される線状伝送部材である。第2線状伝送部材はシートが第1エリアと第2エリアとに分割される前の状態で、シート30上に固定される中間部の大部分が第2エリアに固定される線状伝送部材である。第1エリアを区切る破断容易部34及び第2エリアを区切る破断容易部34が機器50から延びている。本実施形態では、エリアA2、A3、A4、A5、A6のうち任意のいずれか2つのエリアが上記第1エリア及び第2エリアとなり得る。
線状伝送部材40の中間部の大部分がシート30に固定されるとは、例えば線状伝送部材40が連続的にシート30に固定される場合、固定されている部分の総延長に対して7割以上の部分がシート30に固定されることを言う。また例えば線状伝送部材40の中間部の大部分がシート30に固定されるとは、線状伝送部材40が断続的にシート30に固定される場合、固定箇所の総数に対して7割以上の箇所がシート30に固定されることを言う。
シート30が第1エリアと第2エリアとに分割される前の状態で、第1線状伝送部材における中間部は第1エリアにのみ固定されているとよい。この場合、第1エリアを破断容易部34の位置で破断するときに、第1エリアから線状伝送部材40の中間部を外さずに済む。中間部が複数のエリアAに固定されている線状伝送部材40がないとよいととらえることができる。本実施形態では、エリアA4、A5が上記第1エリアとなり得る。より詳細には、エリアA4に固定される線状伝送部材40D、40Eにおける中間部は、エリアA4が他のエリアAと分割される前の状態で当該エリアA4のみに固定される。エリアA5に固定される線状伝送部材40Fにおける中間部は、エリアA5が他のエリアAと分割される前の状態で当該エリアA5のみに固定される。
第1線状伝送部材は機器と第1機器とを接続する第1信号線を有する。第2線状伝送部材は機器と第2機器とを接続する第2信号線を有する。本実施形態では、線状伝送部材40C、40D、40E、40Fが上記第1、第2線状伝送部材となり得る。すなわちECU50Aとこれ以外の機器50とをそれぞれ接続する線状伝送部材40C、40D、40E、40Fは信号線42を含む。
第1線状伝送部材は機器と第1機器とを接続する第1電源線を有する。第2線状伝送部材は機器と第2機器とを接続する第2電源線を有する。本実施形態では、線状伝送部材40C、40D、40E、40Fが上記第1、第2線状伝送部材となり得る。すなわちECU50Aとこれ以外の機器50とをそれぞれ接続する線状伝送部材40C、40D、40E、40Fは電源線44を含む。
配線モジュール20は、同じ機能を実現する同一機能機器を複数備える。破断容易部34は、複数の同一機能機器が第1エリア及び第2エリアのうち同じエリアに配置されるようにシート30を分割する。本実施形態では、複数のアンテナ50Cが同一機能機器であり、破断容易部34A、34C、34Dによって同じエリアA4に配置されている。また本例では、複数のモニタ50Eが同一機能機器であり、破断容易部34A、34D、34Eによって同じエリアA5に配置されている。
配線モジュール20は、相互に異なる機能を実現する第1機能機器及び第2機能機器をさらに備える。破断容易部34は、第1機能機器と第2機能機器との両方が第1エリア及び第2エリアのうち同じエリアに配置されるようにシートを分割する。本実施形態ではアンテナ50Cとランプ50Dとが異なる機能を実現しており、破断容易部34A、34C、34Dによって同じエリアA4に配置されている。
ECU50Aに複数のエリアA向けの線状伝送部材40が接続される場合、相互に異なるエリアA向けの線状伝送部材40は異なるコネクタCを介してECU50Aに接続されていると良い。本実施形態では、線状伝送部材40A、40B、40C、40D、40E、40Fがそれぞれ異なるコネクタCを介してECU50Aに接続されている。これにより特定のエリアAが分割される時に、分割されるエリアAに対応するコネクタCがECU50Aから外されることによって、分割されるエリアAに対応する線状伝送部材40とECU50Aとの接続が容易に解除できる。
<シートに対する機器の固定構造>
シート30に対する機器50の固定構造例について説明する。機器50は、シート30に直接固定されていてもよい。機器50は、機器ホルダを介してシート30に固定されていてもよい。図5では機器50(図5に示す例ではECU50A)がシート30に直接固定されている例が示されている。機器50はシート30の一主面に直接固定されている。ここで、機器50がシート30に直接固定されるとは、当該機器50が他の固定用のホルダ等を介さずに固定されていることをいう。
例えば、機器50は、シート30の一主面に対して溶着(融着ともいう)されていてもよい。これにより形成された溶着部は、機器50及びシート30の少なくとも一方の一部が溶けて相互にくっついた状態となっている。機器50とシート30との溶着は、超音波溶着によってなされてもよいし、加熱溶着によってなされてもよい。また、機器50とシート30との少なくとも一方の表面が溶剤によって溶かされることで、機器50とシート30とが溶着されてもよい。また、例えば、機器50は、シート30に対して、接着剤、両面テープ等によって固定されていてもよい。また、例えば、機器50は、縫糸等によって、シート30に対して縫付けられていてもよい。例えば、機器50の外部に縫付け用の突片が形成されていてもよい。突片には孔が形成されているとよい。この孔を利用して機器50がシート30に縫付けられる。また、機器50と固定プレートとの間にシート30が挟込まれることで、機器50がシート30に固定されてもよい。例えば、シート30の一方主面側に機器50が配設され、シート30の他方主面側に板状の固定プレートが配設される。この状態で、シート30を貫通するネジが機器50と固定プレートとを接近方向に締付ける。これにより、機器50と固定プレートとの間にシート30が挟込まれる。
機器50は、シート30の一方主面及び他方主面のいずれに固定されてもよい。図5では、機器50がシート30に対して下側(車室側)の面に固定されている。例えば、機器50は、直方体状に形成されている。その一主面がシート30の下側の面に接触した状態で、機器50がシート30の下側の面に直接固定されている。
ここでは、機器50にはルーフ14への固定用の固定片55が突設されている。固定片55には、ネジ固定用のネジ挿通孔が形成されている。シート30のうち固定片55に対応する位置には、開口31hが形成されている。このため、配線モジュール20がルーフパネル13と内装部材16との間に配設された状態で、固定片55をルーフパネル13の下面側に重ね合せることができる。これにより、固定片55をルーフパネル13に対して容易にネジ固定することができる。例えば固定片55はルーフパネル13における補強バー(ステイ又はビームなどとも言う)にネジ固定されることができる。
本実施形態では、機器50の例であるランプ50B、50D、アンテナ50C、モニタ50E、アンテナユニット50Fも、上記と同様にシート30に直接固定されている。なお、シート30に直接固定された機器50を直接固定機器と称してもよい。
図6は機器150がシート30に機器ホルダ60を介して固定される様子を示す斜視図である。図7は機器150と機器ホルダ60を示す側面図である。
機器ホルダ60は、シート30に固定された状態で、機器150を保持可能に構成されている。ここでは、機器ホルダ60は、ホルダ本体部62と、固定片64とを備える。
ホルダ本体部62は、樹脂等によって、一端側が開口する直方体箱状に形成されている。ホルダ本体部62は、上記直接固定機器と同様に、シート30の一主面に直接固定されている。ホルダ本体部62の内部には、機器150の一部又は全部を収容可能な空間が形成されている。ここでは、機器150は直方体状に形成されている。ホルダ本体部62の内部には、機器150の外形状に応じた直方体状の空間が形成されている。
ホルダ本体部62には、機器150に引っ掛かり可能な引っ掛かり片63が形成されている。ここでは、機器150の外周に細長い溝状の凹部151が形成されている。ホルダ本体部62の開口部のうちの一部に引っ掛かり片63が形成されている。引っ掛かり片63の両側部は、ホルダ本体部62のうちの他の部分から分離されている。このため、引っ掛かり片63は、その基端部分を支持箇所として、ホルダ本体部62の内外方向に弾性変形することができる。引っ掛かり片63の先端部には、ホルダ本体部62の内側に向けて突出する凸部62aが形成されている。ホルダ本体部62内に機器150を挿入すると、凸部62aが機器150の外面に接触し、引っ掛かり片63が外向きに弾性変形する。凸部62aが凹部151に達するまで、機器150をホルダ本体部62内の奥に挿入すると、引っ掛かり片63が元の形状に弾性復帰し、凸部62aが凹部151に嵌り込む。これにより、機器150が抜け止された状態でホルダ本体部62内に保持される。ホルダ本体部62が引っ掛かり片63による引っ掛かり構造を有していることは必須ではない。例えば、コネクタ接続による保持力によって、機器150がホルダ本体部62内に保持されてもよい。機器150がホルダ本体部62に対してネジ止等で固定されてもよい。
ホルダ本体部62には、ホルダ側コネクタ66が設けられている。ホルダ側コネクタ66は、ホルダ本体部62の奥側に設けられている。ホルダ側コネクタ66は、ホルダ本体部62の外側及び内側に露出している。線状伝送部材40は、ホルダ側コネクタ66の外向き部分からホルダ側コネクタ66内に導入されている。線状伝送部材40は、ホルダ側コネクタ66内において、当該ホルダ側コネクタ66内の端子に接続されている。ホルダ側コネクタ66内の端子は、ホルダ本体部62内で露出している。
機器150のうちホルダ本体部62の奥側に挿入される部分には、ホルダ側コネクタ66とコネクタ接続可能な機器側コネクタ152が設けられている。上記したように、機器150をホルダ本体部62内に挿入すると、機器側コネクタ152とホルダ側コネクタ66とがコネクタ接続される。
固定片64は、ホルダ本体部62に突設されている。固定片64は、直接固定機器に設けられた固定片55と同様構成である。シート30のうち固定片64に対応する位置には、開口31hが形成されている。このため、配線モジュール20がルーフパネル13と内装部材16との間に配設された状態で、固定片64をルーフパネル13の下面側に重ね合せることができる。これにより、固定片64をルーフパネル13に対して容易にネジ固定することができる。なお、ホルダを用いた構成においても、間接固定機器自体がルーフパネル13等に固定されてもよい。
シート30に機器ホルダ60を介して固定された機器150を間接固定機器と称してもよい。配線モジュール20において機器150のような間接固定機器が採用されると、配線モジュール20からの機器150の取り外しが容易となり、リペア性を高めることができる。
配線モジュール20において、機器50をシート30に直接取付ける構成と、機器150を、機器ホルダ60を介してシート30に取付ける構成とが混在していてもよい。例えば、アンテナ50Cは、シート状に形成されているため、機器ホルダ60を介さず、シート30に直接固定されていてもよい。
機器50及び機器ホルダ60は、最終的にはルーフパネル13又は内装部材16等に固定されることが好ましい。機器50及び機器ホルダ60は、ルーフパネル13等に固定される前の状態で、シート30に対して一定の位置を保ち得る程度の強度でシート30に固定されていればよい。
<配線モジュールの修理方法>
図8及び図9を参照しつつ配線モジュール20を修理する方法について説明する。図8は配線モジュール20を修理する様子を示す説明図である。図9は修理された配線モジュール20Rを示す斜視図である。図8及び図9に示すように、ここではエリアA5を修理する例で説明する。
まずは、エリアA5を区切る破断容易部34A、34C、34Dが破断される。破断容易部34C、34Dは全長にわたってエリアA5を区切っている。このような破断容易部34については全長にわたって破断される。破断容易部34Aは延在方向に沿った一部のみがエリアA5を区切っている。このような破断容易部34については全長にわたって破断される必要はなく、エリアA5を区切る一部のみが破断されればよい。
次にシート30におけるエリアA5及び当該エリアA5に固定された線状伝送部材40Fが配線モジュール20及び車両(ルーフパネル13)から外される。エリアA5の取り外しに関し、ここではシート30のうちエリアA5をなす部分が取付孔32hの位置において車両にボルト等によって固定されているため、当該固定を外す。また線状伝送部材40Fの取り外しに関し、線状伝送部材40Fの端部がエリアA5に固定されていないECU50A及びアンテナユニット50Fに接続されているため、当該接続状態が解除される。例えば線状伝送部材40Fの端部に設けられたコネクタCがECU50Aから外されることによって、線状伝送部材40FとECU50Aとの接続状態が解除される。同様に線状伝送部材40Fの端部に設けられたコネクタCがアンテナユニット50Fから外されることによって、線状伝送部材40Fとアンテナユニット50Fとの接続状態が解除される。線状伝送部材40Fの中間部はエリアA5以外のエリアAにおいてシート30に直接固定されてはいない。このため、線状伝送部材40Fにおいて端部と機器との接続状態が解除されるだけで、エリアA5が配線モジュール20及び車両から取り外される際、線状伝送部材40Fが一緒に取り外されることができる。
ここではエリアA5に固定されたモニタ50Eも配線モジュール20及び車両から外される。エリアA5に固定されたモニタ50Eの取り外しに関し、当該エリアA5に固定されていない線状伝送部材40Eの端部が当該エリアA5に固定されたモニタ50Eに接続されているため、当該接続状態が解除される。例えば線状伝送部材40Eの端部に設けられたコネクタCがモニタ50Eから外されることによって、線状伝送部材40とモニタ50Eとの接続状態が解除される。また固定片55によるモニタ50Eとルーフパネル13との固定が解除される。線状伝送部材40Eの中間部はエリアA5におけるシート30に直接固定されてはいない。このため、線状伝送部材40Eにおいて端部の接続状態が解除されるだけで、エリアA5が配線モジュール20から取り外される際、線状伝送部材40Eが一緒に取り外されることが抑制される。
次にエリアA5に固定された線状伝送部材40F、モニタ50E等が修理される。エリアA5におけるシート30部分、線状伝送部材40F、モニタ50Eは再利用可能であれば再利用され、再利用不可であれば交換される。エリアA5におけるシート30部分、線状伝送部材40F、モニタ50Eについて、再利用品、交換品に関係なく、修理(整備を含む)が完了したものを修理品RPと称する。なお、修理品RPにおいて線状伝送部材40Fの中間部における経路は修理前の状態における経路と同じであってもよいし、異なっていてもよい。また修理品RPにおいて線状伝送部材40Fとシート30との固定態様は、修理前の状態における固定態様と同じであってもよいし、異なっていてもよい。また修理品RPにおいてモニタ50Eとシート30との固定態様は、修理前の状態における固定態様と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
次にエリアA5及び線状伝送部材40Fの修理品RPが配線モジュール20及び車両に取付けられる。エリアA5の取り付けに関し、取付孔32hが用いられてエリアA5におけるシート30部分が車両に固定される。また線状伝送部材40Fの取り付けに関し、エリアA5が車両の所定位置に配置されることによって、エリアA5に固定された線状伝送部材40Fは所定の経路に沿った状態に配置される。この状態で、線状伝送部材40Fの端部がエリアA5に固定されていないECU50A及びアンテナユニット50Fの近傍に位置する。この後、線状伝送部材40Fの端部がECU50A及びアンテナユニット50Fに接続される。例えば線状伝送部材40Fの端部に設けられたコネクタCがECU50A及びアンテナユニット50Fにそれぞれ接続されることによって、線状伝送部材40FとECU50A及びアンテナユニット50Fとがそれぞれ接続される。
またここでは修理品RPにエリアA5に固定されたモニタ50Eも含まれる。このため、配線モジュール20及び車両への修理品RPの取り付けには、モニタ50Eの取り付けが含まれる。エリアA5に固定されたモニタ50Eの取り付けに関し、エリアA5が所定位置に配置されることによって、モニタ50Eも所定位置に配置される。モニタ50Eが所定位置に配置された状態で、固定片55が所定の固定位置の近傍に位置する。この後、固定片55によるモニタ50Eと車両との固定がなされる。またエリアA5に固定されていない線状伝送部材40Eの端部が当該エリアA5に固定されたモニタ50Eに接続される。例えばモニタ50Eが所定位置に配置された状態で、線状伝送部材40Eの端部に設けられたコネクタCがモニタ50Eの近傍に位置する。この後、線状伝送部材40Eの端部に設けられたコネクタCがモニタ50Eに接続されることによって、線状伝送部材40Eとモニタ50Eとが接続される。
以上より配線モジュール20においてエリアA5にかかる部分の修理が終了となる。他のエリアAについて修理が必要な場合も、エリアA5の場合と同様に修理することができる。なお複数の隣接するエリアAにまたがる領域が一度に修理されてもよい。この場合、当該隣接するエリアを区切る破断容易部34は破断されなくてもよい。
修理が完了した配線モジュール20Rにおいて、修理前の配線モジュール20と比べて一部の破断容易部34がなくなっている。そして修理品RPにかかるエリアAが他のエリアAから独立して存在している。
<実施形態の効果等>
このように構成された配線モジュール20によると、シート30が破断容易部34を用いて破断されることによって、容易にエリアA単位に分割される。シート30がエリア単位に分割される際、各エリアに所定の線状伝送部材40が保持されるため、エリアA単位で交換が容易である。これによりシート30に線状伝送部材40が固定された配線モジュール20において、リペア性を高めることができる。配線モジュール20を修理する際、一部のエリアAにかかる部分が修理されることによって、配線モジュール20の全交換をせずに済み、交換にかかるコストを低減できる。
エリアA4が他のエリアAから分割される前の状態で、線状伝送部材40D、40Eにおける中間部はエリアA4にのみ固定されている。このため、エリアA4が分割される際、線状伝送部材40D、40Eの中間部を他のエリアAから外す必要がなくなる。このため、エリアA4の取り外しが容易となる。またシート30のうち他のエリアAにおける部分に損傷が生じにくい。エリアA5についても同様である。
エリアA2、A3、A4、A5、A6を区切る破断容易部34B、34C、34D、34Eが、ECU50Aが配置された位置(ここでは、ECU50Aが配置されたエリアA1を区切る破断容易部34A)から延びている。このため、ECU50Aを基準にエリア化できる。これにより、複数のエリアAに対応させた線状伝送部材40の経路設計が容易となる。
線状伝送部材40C、40D、40E、40Fは、ECU50Aとこれに接続される機器50とを接続する信号線42を有する。このため、信号線42がECU50Aを基準にエリア単位に分けられる。線状伝送部材40C、40D、40E、40Fは、ECU50Aとこれに接続される機器50とを接続する電源線44を有する。このため、電源線44がECU50Aを基準にエリア単位に分けられる。線状伝送部材40C、40D、40E、40Fは、ECU50Aの位置から機器50の位置まで複数のエリアにまたがって敷設されている。これにより、線状伝送部材40C、40D、40E、40Fを介してECU40Aとシート30に設けられる機器50とが接続される配線モジュール20のリペア性を高めることができる。
破断容易部34A、34C、34Dは、同じ機能を実現する複数のアンテナ50Cが同じエリアA4に配置されるようにシート30を区切る。また破断容易部34A、34D、34Eは、同じ機能を実現する複数のモニタ50Eが同じエリアA5に配置されるようにシート30を区切る。このため、同一機能機器を同じエリアAに配置できる。
破断容易部34A、34C、34Dは、相互に異なる機能を実現するアンテナ50C、ランプ50Dが同じエリアA4に配置されるようにシート30を区切るため、ある程度広い範囲を1つのエリアとすることができる。
各エリアAに取付対象への固定されるための取付孔32hが複数設けられている。このため、1つのエリアAにおいて複数箇所が車両に固定されることが可能となる。これにより、交換されたエリアAが安定する。
ルーフ14は車両10において比較的大きく広がる部位である。比較的大きく広がるルーフ14用の配線モジュール20においてリペア性を高めることができることによって、配線モジュール20の全交換をせずに済み、交換にかかるコストを低減できる。
[変形例]
上記実施形態において、電源分配機能と制御機能とを有するECU50Aを基準に破断容易部34が設けられていたが、このことは必須の構成ではない。ECU50Aに替えて電源分配機能のみを有する機器(例えば電気接続箱)が基準機器とされていてもよい。またECU50Aに替えて通信中継装置(例えばスイッチングハブ)が基準機器とされていてもよい。またECU50Aに替えて電源分配機能と通信中継機能とを有する電源通信中継装置が基準機器とされていてもよい。またECU50Aが制御機能を有しつつ、電源分配機能を有していない場合もあり得る。
シート30は線状伝送部材40及び機器50が固定される以外の他の機能を1つ又は複数持つものであってもよい。他の機能の例としては、断熱機能、防音機能、電波遮蔽機能等が挙げられる。シートが他の機能を複数持つ場合、1つの層が複数の機能を兼ね備えていてもよいし、機能ごとに異なる層が設けられていてもよい。複数の層は、単に重ね合されただけであってもよい。複数の層は、両面テープ、接着剤、溶着等によって固定されていてもよい。
断熱層は、シート30の一方主面側及び他方主面側の間で、熱が伝わり難いようにする層である。断熱層は、熱放射エネルギーを反射する層であってもよい。断熱層は、他の層よりも熱伝導率が低い層であってもよい。具体的には、断熱層としては、不織シート、発泡シート等のように、細かい隙間を含むシートが用いられてもよい。断熱層としては、断熱塗料、遮熱塗料が用いられてもよい。
防音層は、シート30の一方主面側及び他方主面側の間で、音が伝わり難いようにする層である。防音層は、音を反射するものであってもよいし、音のエネルギーを熱エネルギーとして吸収するものであってもよい。具体的には、防音層としては、不織シート、発泡シート等のように、細かい隙間を含むシートが用いられてもよい。防音層としては、吸音塗料が用いられてもよい。
電波遮蔽層は、シート30の一方主面側及び他方主面側の間で、電波が伝わり難いようにする層である。電波遮蔽層は、全ての周波数に対して電波遮蔽性を有していてもよい。電波遮蔽層は、一部の周波数帯に対して選択的な電波遮蔽性を有していてもよい。この場合、一部の周波数帯の電波は、電波遮蔽層において反射又は吸収の少なくとも一方がなされればよい。電波遮蔽層は、アルミニウム、鉄等の金属で形成された層であってもよい。選択的な電波遮蔽性を有する電波遮蔽層としては、周知の周波数選択膜(FSS: Frequency
Selective Surface)が用いられてもよい。周波数選択膜は、樹脂等で形成されたベースフィルム上に金属箔等によってユニットセル(素子)を形成したものである。かかる周波数選択膜は、ユニットセル(素子)の周波数特性に応じて1つ又は複数の周波数帯の電波を選択的に遮蔽し、他の周波数帯の電波を通過させる性質を有する。選択的な電波遮蔽性を有する電波遮蔽層は、断熱層又は防音層に直接導電性ペースト等を印刷することによって形成されていてもよい。この場合、断熱層又は防音層は、上記電波遮蔽層を兼ねる層である。
アンテナ50Cが放射する電波の周波数帯が、周波数選択膜が遮蔽する周波数帯に含まれれば、当該電波は周波数選択膜によって遮蔽される。アンテナ53a、53bが放射するいずれかの電波の周波数帯が、周波数選択膜が遮蔽する周波数帯に含まれれば、当該アンテナ53a、53bが放射するいずれかの電波が周波数選択膜によって遮蔽される。アンテナ53a、53bが放射するいずれかの電波の周波数帯が、周波数選択膜が遮蔽する周波数帯の範囲外であれば、外部通信用の電波は周波数選択膜を通過する。
実施形態では、アンテナユニット50Fが薄いボックス状に形成されていたが、このことは必須の構成ではない。アンテナユニット50Fは、フィン(fin)状又はロッド状に形成されていてもよい。この場合、フィン状又はロッド状に形成されたアンテナユニットは、ルーフパネルに形成された孔に挿入されて、当該ルーフパネルの外側に突出してもよい。アンテナ53a、53bは、ルーフパネルの外側に位置するように、フィン状又はロッド状のアンテナユニットに組込まれていることが好ましい。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
本開示は下記配線モジュールを含む。
(1)シートと、前記シートに固定された複数の線状伝送部材と、を備え、前記シートには主面に沿って線状に延びる少なくとも1つの破断容易部が形成され、前記シートは前記少なくとも1つの破断容易部を境に分かれる第1エリア及び第2エリアを含み、前記複数の線状伝送部材は、前記シートが前記第1エリアと前記第2エリアとに分割された状態で、前記第1エリアに保持される第1線状伝送部材と、前記第2エリアに保持される第2線状伝送部材とを含む、配線モジュールである。シートが破断容易部を用いて破断されることによって、容易にエリア単位に分かれる。第1エリアには主として第1線状伝送部材が固定され、第2エリアには主として第2線状伝送部材が固定されているため、エリア単位で交換が容易である。シートに線状伝送部材が固定された配線モジュールにおいて、リペア性を高めることができる。
(2)(1)の配線モジュールにおいて、前記シートが前記第1エリアと前記第2エリアとに分割される前の状態で、前記第1線状伝送部材における中間部は前記第1エリアにのみ固定されていてもよい。これにより、第1エリアが他のエリアから分割される際、第1線状伝送部材の中間部が他のエリアから外される必要がなくなる。このため、第1エリアの取り外しが容易となる。またシートのうち他のエリアにおける部分に損傷が生じにくい。
(3)(1)又は(2)の配線モジュールにおいて、前記シートに配置された機器をさらに備え、前記第1エリアを区切る前記破断容易部及び前記第2エリアを区切る前記破断容易部が、前記機器が配置された位置から延びていてもよい。これにより、機器を基準にエリア化できる。複数のエリアに対応させた線状伝送部材の経路設計が容易となる。
(4)(3)の配線モジュールにおいて、前記第1線状伝送部材は前記機器と第1機器とを接続する第1信号線を有し、前記第2線状伝送部材は前記機器と第2機器とを接続する第2信号線を有していてもよい。これにより、信号線が機器を基準にエリア単位に分けられる。
(5)(3)又は(4)の配線モジュールにおいて、前記第1線状伝送部材は前記機器と第1機器とを接続する第1電源線を有し、前記第2線状伝送部材は前記機器と第2機器とを接続する第2電源線を有していてもよい。これにより、電源線が機器を基準にエリア単位に分けられる。
(6)(1)から(5)のいずれか1つの配線モジュールにおいて、同じ機能を実現する同一機能機器を複数備え、前記破断容易部は、複数の前記同一機能機器が前記第1エリア及び前記第2エリアのうち同じエリアに配置されるように前記シートを区切っていてもよい。これにより、同一機能機器が同じエリアに配置される。
(7)(1)から(6)のいずれか1つの配線モジュールにおいて、相互に異なる機能を実現する第1機能機器及び第2機能機器をさらに備え、前記破断容易部は、前記第1機能機器と前記第2機能機器との両方が前記第1エリア及び前記第2エリアのうち同じエリアに配置されるように前記シートを区切っていてもよい。これにより、ある程度広い範囲を1つのエリアとすることができる。
(8)(1)から(7)のいずれか1つの配線モジュールにおいて、前記第1エリア及び前記第2エリアのそれぞれに取付対象への固定箇所が複数設けられていてもよい。これにより、1つのエリアにおいて複数箇所が車両に固定されることが可能となるため、交換されたエリアが安定する。
(9)(1)から(8)のいずれか1つの配線モジュールにおいて、前記シートは、ルーフに組込まれるシートであってもよい。これにより、比較的大きく広がるルーフ用の配線モジュールにおいてリペア性を高めることができることによって、配線モジュールの全交換をせずに済み、交換にかかるコストを低減できる。
(10)また、本開示の配線モジュールの修理方法は、(1)から(9)のいずれか1つの配線モジュールを修理する方法であって、前記第1エリアを区切る前記破断容易部を破断する工程と、前記第1エリア及び前記第1線状伝送部材を前記配線モジュール及び車両から外す工程と、前記第1エリア及び前記第1線状伝送部材の修理品を前記配線モジュール及び前記車両に取付ける工程と、を備える、配線モジュールの修理方法である。これにより、配線モジュールの全交換をせずに済み、交換にかかるコストを低減できる。
10 車両
12 ボディ
13 ルーフパネル
13h アンテナ用孔
14 ルーフ
16 内装部材
20、20R 配線モジュール
30 シート
30b 貫通孔
31h 開口
32h 取付孔
34、34A、34B、34C、34D、34E 破断容易部
40、40A、40B、40C、40D、40E、40F、40G 線状伝送部材
42 信号線
44 電源線
50 機器
50A 電子制御ユニット
50B 室内用ランプ
50C 室内側アンテナ
50D 室内用ランプ
50E モニタ
50F 外部通信用アンテナユニット
51a 制御回路
51b 電源分配用の回路
52 ベース部材
53a、53b 外部通信用アンテナ
54 カバー
55 固定片
60 機器ホルダ
62 ホルダ本体部
62a 凸部
63 引っ掛かり片
64 固定片
66 ホルダ側コネクタ
80 配線
150 機器
151 凹部
152 機器側コネクタ
A、A1、A2、A3、A4、A5、A6 エリア
C コネクタ
RP 修理品

Claims (8)

  1. 面状に広がる部材であって、複数のエリアに区画するとともに前記エリアごとに分割可能な破断容易部が形成されたシートと、
    複数の前記エリアのいずれか一つまたは複数に設けられる機器に対して電力を供給する電力線、前記機器との通信を可能にする信号線のいずれかまたは両方を含み、少なくとも2つのエリアを超えて配設される場合に、前記機器に接続される端部に対する中間部の一部は、前記2つのエリアのうち第一のエリアに固定され、もう一方の第二のエリアには固定されない状態で敷設される伝送部材と、を備える配線モジュール。
  2. 複数の前記機器に対して電力供給または前記機器との通信を制御し、前記シートに設けられた電子制御ユニットをさらに備え、
    前記伝送部材は前記シート上の前記電子制御ユニットが搭載された所定位置から前記機器が設けられた所定位置まで複数の前記エリアにまたがって敷設されている、請求項1に記載の配線モジュール。
  3. 前記シートは、車両の屋根部分を形成するルーフパネルと車室内の天井形状を形作る内装部材の間に配設される、請求項2に記載の配線モジュール。
  4. 前記シートは、前記ルーフパネル及び前記内装部材に対して面状に広がる部材であって、それぞれ断熱機能、防音機能、電波遮蔽機能を奏する層のいずれか、または全てを含んで形成される機能性シートである、請求項3に記載の配線モジュール。
  5. 前記伝送部材は、前記車両側に搭載された車両側機器及び電源から前記屋根部分までピラーを介して敷設された配線と電気的に接続される、請求項3又は請求項4に記載の配線モジュール。
  6. 前記電子制御ユニットは、前記配線から供給された電源及び信号のいずれかまたは両方を少なくとも一つの前記機器に対し、前記伝送部材を介して供給する、請求項5に記載の配線モジュール。
  7. 一つの前記エリアに同種の機能を実行する複数の機器が設けられる、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の配線モジュール。
  8. 一つの前記エリアに互いに異なる機能を実行する複数の機器が設けられる、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の配線モジュール。
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