JP7099010B2 - 臭気吸着成形品樹脂組成物、臭気吸着成形品 - Google Patents

臭気吸着成形品樹脂組成物、臭気吸着成形品 Download PDF

Info

Publication number
JP7099010B2
JP7099010B2 JP2018068128A JP2018068128A JP7099010B2 JP 7099010 B2 JP7099010 B2 JP 7099010B2 JP 2018068128 A JP2018068128 A JP 2018068128A JP 2018068128 A JP2018068128 A JP 2018068128A JP 7099010 B2 JP7099010 B2 JP 7099010B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molded product
odor
resin composition
adsorbent
odor adsorption
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018068128A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019178222A (ja
Inventor
直也 竹内
良彦 鈴木
智裕 米本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2018068128A priority Critical patent/JP7099010B2/ja
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to PCT/JP2019/013144 priority patent/WO2019189337A1/ja
Priority to CN201980022745.9A priority patent/CN111918932B/zh
Priority to KR1020207027690A priority patent/KR20200139145A/ko
Priority to US17/042,642 priority patent/US11578195B2/en
Priority to CN202210491046.2A priority patent/CN114716758A/zh
Publication of JP2019178222A publication Critical patent/JP2019178222A/ja
Priority to US17/706,297 priority patent/US11597824B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP7099010B2 publication Critical patent/JP7099010B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Packages (AREA)

Description

本発明は、包装材料が元から含有している臭気性の有機物と、殺菌・滅菌処理の際に包装材料から発生する臭気成分とが、包装体内の液体内容物に移って内容物に変味や変臭を与えてしまうことを防ぐ、耐臭味変化性に優れた、臭気吸着性を有する成形品用の樹脂組成物および該樹脂組成物から作製された臭気吸着性を有する成形品に関する。
包装材料において、臭気を吸着する臭気吸着剤を内包した包装材料が提案されている(特許文献1)。このような包装材料においては、合成ゼオライトや活性炭といった臭気吸着剤が、樹脂材料中に練り込まれている。
しかしながら、このような包装材料は、臭気だけでなく、大気中の湿気をも吸着し、且つ、一度吸着した臭気を、脱離させてしまうという問題があるため、十分な臭気吸着効果が得られていない。
無機多孔体上に化学吸着剤を担持させてなる臭気吸着剤を含有した包装材料も知られているが(特許文献2)、主な吸着対象物は特定の官能基を有する臭気成分を吸着するのみであって、樹脂材料を選定しない状況では、官能基を有さない有機物の発生量を抑制できず、臭気成分を十分に吸着し得るものではない。
特許第2538487号公報 特開2014-233408公報
本発明は、上述の問題を解決し、製造適正に優れ、包装材料が元から含有している臭気性の有機物と、UV照射、ホットパック、ボイル、γ線照射、EB照射等の殺菌・滅菌処理の際に、包装体を構成する樹脂の分解等により発生する臭気に対して高い吸着効果を発揮して消臭し、且つ、一度吸着した臭気を脱離し難く効率的に臭気吸着を行うことが可能であるため臭気吸着能が低下せず、長期にわたって高い吸着効果を発揮して、内容物への耐臭味変化性に優れた、臭気吸着成形品樹脂組成物と、該臭気吸着成形品樹脂組成物から作製された該臭気吸着成形品を提供することを課題とする。
本発明者らは、種々検討の結果、
少なくとも、特定の熱可塑性樹脂Aと特定の臭気吸着体とを含む樹脂組成物から形成された臭気吸着成形品樹脂組成物が、上記の目的を達成することを見出した。
すなわち、本発明は、以下の点を特徴とする。
1.少なくとも、熱可塑性樹脂Aと臭気吸着体とを含む臭気吸着成形品樹脂組成物であり、
前記臭気吸着体は、SiO/Alモル比が、30/1~8000/1の疎水性ゼオライトを含み、
前記熱可塑性樹脂Aのメルトフローレートが、5g/分以上、100g/分以下である、
臭気吸着成形品樹脂組成物。
2.前記臭気吸着体が、さらに、化学吸着剤担持無機多孔体を含む、
上記1に記載の臭気吸着成形品樹脂組成物。
3.前記臭気吸着体が、熱可塑性樹脂Bと、予め、臭気吸着体/熱可塑性樹脂Bの質量比が、0.5/99.5以上、40/60以下の割合で溶融混練されており、
熱可塑性樹脂Bのメルトフローレートが、5g/分以上、100g/分以下である、
上記1または2に記載の臭気吸着成形品樹脂組成物。
4.熱可塑性樹脂Aが、ポリオレフィン系樹脂を含む、上記1~3の何れかに記載の、臭気吸着成形品樹脂組成物。
5.前記臭気吸着成形品中の、前記臭気吸着体の含有量が、0.3質量%以上、15質量%以下である、
上記1~4の何れかに記載の臭気吸着成形品樹脂組成物。
6.前記臭気吸着成形品中の、前記疎水性ゼオライトの含有量が、0.3質量%以上、15質量%以下である、上記1~5の何れかに記載の臭気吸着成形品樹脂組成物。
7.前記化学吸着剤担持無機多孔体の化学吸着剤が、アルデヒド類、ケトン類、及びカルボン酸類なる群から選択される1種または2種以上との反応性がある官能基を有するものである、上記2~6の何れかに記載の臭気吸着成形品樹脂組成物。
8.前記化学吸着剤担持無機多孔体の化学吸着剤が、アミノ基を有するものである、上記1~7の何れかに記載の臭気吸着成形品樹脂組成物。
9.前記臭気吸着成形品中の、前記化学吸着剤担持無機多孔体の化学吸着剤の含有量が、0.1質量%以上、10質量%以下である、上記2~8の何れかに記載の臭気吸着成形品樹脂組成物。
10.上記1~9の何れかに記載の臭気吸着成形品樹脂組成物から作成された、臭気吸着成形品。
11.上記10に記載の臭気吸着成形品からなる、内容物抽出口成形品。
12.上記11に記載の内容物抽出口成形品からなる、BIB包装袋用の内容物抽出口成形品。
13.上記12に記載のBIB包装袋用の内容物抽出口成形品を備えた、BIB包装袋。
本発明の臭気吸着成形品樹脂組成物は、特定のメルトフローレートの熱可塑性樹脂Aと特定のSiO/Alモル比の疎水性ゼオライトを臭気吸着体として含有しているため、該臭気吸着成形品樹脂組成物から作製された臭気吸着成形品は、包装材料が元から含有している臭気性の有機物や臭気を低減し、UV照射、γ線照射、EB照射、ホットパック、ボイル、等の殺菌・滅菌処理の際に積層体を構成する樹脂の分解等により発生する臭気を長期にわたり効率的に吸着する効果を有する。
これらの効果によって、本発明の臭気吸着成形品樹脂組成物から作製した臭気吸着成形品を包装体に用いた場合に、充填された内容物に移る有機物の量を低減し、臭味変化を抑制することができる。
したがって、本発明の臭気吸着成形品樹脂組成物から作製された臭気吸着成形品は、殺菌・滅菌処理に付される、液体の食品や医薬品、医療品の包装体の部品として好適である。
本発明の臭気吸着成形品を用いた包装体の一例を示す俯瞰図である。 本発明の臭気吸着成形品を用いた包装体の一例を示す断面図である。 化学吸着剤担持無機多孔体の臭気物質に対する吸着機構を示す図である。
本発明の臭気吸着成形品樹脂組成物および臭気吸着成形品について、以下に更に詳しく説明する。具体例を示しながら説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
<臭気吸着成形品樹脂組成物の組成と臭気吸着成形品の用途>
本発明の臭気吸着成形品樹脂組成物は、少なくとも、熱可塑性樹脂Aと臭気吸着体とを含み、前記臭気吸着体は、SiO/Alモル比が、30/1~8000/1の疎水性ゼオライトを含み、前記熱可塑性樹脂Aのメルトフローレートが、5g/分以上、100g/分以下である。
本発明の臭気吸着成形品は、例えば、図1,2に示されたように、包装袋の内容物抽出口成形品として用いることができる。
また、臭気吸着成形品は、加工性、耐熱性、耐候性、機械的性質、寸法安定性、抗酸化性、滑り性、離形性、難燃性、抗カビ性、電気的特性、強度等を改良、改質する目的で、種々のプラスチック配合剤や添加剤等を含有することができる。
臭気吸着成形品樹脂組成物は、上記の各種原料を公知の方法で混合、混錬して調製して得られ、臭気吸着成形品は、該臭気吸着成形品樹脂組成物を公知の方法で成形して、得ることができる。
臭気吸着体と熱可塑性樹脂Aとを混練する方法としては、公知または慣用の混練方法を適用することができる。
臭気吸着体を直接、熱可塑性樹脂Aと混合して混練することも可能であり、或いは、臭気吸着体を高濃度で熱可塑性樹脂Bと混合した後に溶融混練してマスターバッチを作製し、これを、目標含有率に応じた比率で熱可塑性樹脂Aと混合、溶融混練する、いわゆるマスターバッチ方式によっても可能である。
臭気吸着成形品樹脂組成物および臭気吸着成形品中の疎水性ゼオライトの含有量は、0.3質量%以上、15質量%以下であることが好ましい。
臭気吸着成形品樹脂組成物および臭気吸着成形品中の化学吸着剤担持無機多孔体の含有量は、0.1質量%以上、10質量%以下であることが好ましい。
上記範囲よりも少ないと、充分な臭気吸着効果が発揮され難く、上記範囲よりも多いと、臭気吸着成形品の成形性が悪化し易い。
マスターバッチ中の、疎水性ゼオライトの含有率は、0.5質量%以上、40質量%以下が好ましく、1質量%以上、20質量%以下がより好ましい。
マスターバッチ中の、化学吸着剤担持無機多孔体の含有率は、0.5質量%以上、40質量%以下が好ましく、1質量%以上、20質量%以下がより好ましい。
マスターバッチ方式の場合には、凝集が発生し易い疎水性ゼオライトや化学吸着剤担持無機多孔体とポリオレフィン系樹脂の組み合わせであっても、ポリオレフィン系樹脂中に疎水性ゼオライトや化学吸着剤担持無機多孔体を均質に分散させることができる。
マスターバッチで用いられる熱可塑性樹脂としては、上記のポリオレフィン系樹脂が好ましいが、これに限定されず、悪影響を与えない範囲で用いることができる。
<熱可塑性樹脂A>
本発明の臭気吸着成形品樹脂組成物に含有される熱可塑性樹脂AのMFR(メルトフローレート)は、5g/分以上、100g/分以下が好ましく、10g/分以上、70g/分以下がより好ましい。
MFRが5g/分未満だと、臭気吸着成形品樹脂組成物の溶融粘度が高くなり過ぎて、成形時の流動性が不足し、未充填等の成形不良が発生し易い。MFRが100g/分よりも大きいと、臭気吸着成形品樹脂組成物の溶融粘度が低くなり過ぎて、成形時に溶融した臭気吸着成形品樹脂組成物に乱流が生じて空気を巻きこんでボイドを生じたり、成形品表面にヒケを生じたりし易くなる。
なお、本明細書において、MFRとはJIS K7210に準拠した手法から測定された値である。
具体的な熱可塑性樹脂Aとしては、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル-スチレン共重合体(AS樹脂)、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アセタール系樹脂、セルロース系樹脂等が挙げられるが、これらには限定されない。
上記の樹脂の中でも、ポリオレフィン系樹脂や、ガス透過性の低いポリエステル形樹脂を含むことが好ましい。
ポリオレフィン系樹脂の具体例としては、ポリエチレン系樹脂(LDPE、MDPE、HDPE、LLDPE等)、エチレン-ビニルアルコール共重合体樹脂等の各種エチレン共重合体、ポリプロピレン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、メチルペンテンポリマー、酸変性ポリオレフィン系樹脂等が挙げられるが、これらには限定されない。
ポリエステル系樹脂としては、ポリカーボネート系樹脂やポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレート等が挙げられるが、これらには限定されない。
<熱可塑性樹脂B>
熱可塑性樹脂Bには、マスターバッチ調製において、臭気吸着体を分散させるのに適した熱可塑性樹脂を選ぶことが好ましい。
熱可塑性樹脂BのMFR(メルトフローレート)は、5g/分以上、100g/分以下が好ましく、10g/分以上、70g/分以下がより好ましい。
MFRが5g/分未満だと、マスターバッチの溶融粘度が高くなり過ぎて、臭気吸着体の分散性が低下し易い。MFRが100g/分よりも大きいと、マスターバッチの溶融粘度が低くなり過ぎて、剪断力が掛りづらく、臭気吸着体の分散性が低下し易い。さらには、MFRが上記範囲外であると、臭気吸着成形品樹脂組成物の溶融粘度を適切な範囲に調製することが困難になる。
マスターバッチで用いられる熱可塑性樹脂Bとしては、臭気吸着成形品樹脂組成物に含有される熱可塑性樹脂Aと同じ樹脂を用いることが好ましく、ポリオレフィン系樹脂がより好ましいが、これに限定されず、悪影響を与えない範囲で用いることができる。
具体的な熱可塑性樹脂Bとしては、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル-スチレン共重合体(AS樹脂)、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アセタール系樹脂、セルロース系樹脂等が挙げられるが、これらには限定されない。
上記の樹脂の中でも、ポリオレフィン系樹脂や、ガス透過性の低いポリエステル系樹脂を含むことが好ましい。
ポリオレフィン系樹脂の具体例としては、ポリエチレン系樹脂(LDPE、MDPE、HDPE、LLDPE等)、エチレン-ビニルアルコール共重合体樹脂等の各種エチレン共重合体、ポリプロピレン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、メチルペンテンポリマー、酸変性ポリオレフィン系樹脂等が挙げられるが、これらには限定されない。
ポリエステル系樹脂としては、ポリカーボネート系樹脂やポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレート等が挙げられるが、これらには限定されない。
<臭気吸着体>
本発明の臭気吸着成形品樹脂組成物及び臭気吸着成形品に含有される臭気吸着体は、SiO/Alモル比が30/1~8000/1の疎水性ゼオライトを含み、更には、必要に応じて、化学吸着剤担持無機多孔体を含むこともできる。
[疎水性ゼオライト]
ゼオライトは、一般的にSiO/Alモル比が高い程、疎水性が高くなり、本発明において臭気吸着層に含有される疎水性ゼオライトは、SiO/Alモル比が、30/1~8000/1であることが好ましい。
疎水性ゼオライトは、包装体または包装材料が230℃以上に晒された場合であっても、臭気吸着能を喪失することは無く、臭気成分の吸着による消臭効果を発揮することができる。
疎水性ゼオライトは、球状、棒状、楕円状等の任意の外形形状であってよく、粉体状、塊状、粒状等いかなる形態であってもよいが、疎水性ゼオライトを含有する樹脂組成物の成形性や、熱可塑性樹脂A、Bへの均一な分散や混練特性等の観点から、粉体状が好ましい。
本発明において、疎水性ゼオライトの平均粒子径は、用途に応じて、任意の平均粒子径のものを適宜選択することができるが、平均粒子径0.01μm~10μmのものが好ましい。ここで、平均粒子径は、動的光散乱法により測定された値である。
平均粒子径が0.01μmよりも小さい場合には疎水性ゼオライトの凝集が生じ易く、熱可塑性樹脂A,B中での分散性が低下する傾向にある。また、平均粒子径が10μmよりも大きい場合には疎水性ゼオライトを含有する樹脂組成物の成形性が劣る傾向になる為に、疎水性ゼオライトを多くは添加し難い傾向となり、更に表面積も減少する為、十分な消臭効果が得られない可能性が生じる。
疎水性ゼオライトは、疎水性である為に、極性の高い水分子等は吸着し難く、逆に極性の低い、臭い分子、疎水性ガス、親油性ガス(溶剤系ガスも含む)との親和性が高く、これらを吸着し易い。更に、ゼオライト表面に存在する、Ca、Na、K等のアルカリ金属、アルカリ土類金属の効果によりゼオライト表面は塩基性を示し、酸性ガスを中和反応によって吸着し易い。
[化学吸着剤担持無機多孔体]
本発明において、化学吸着剤担持無機多孔体とは、無機多孔体に化学吸着剤を担持させたものであり、臭気性の有機物や、UV照射、γ線照射、EB照射や、ホットパック、ボイル等の殺菌・滅菌処理時に包装体から発生する臭気物質を吸着する機能を有するものである。
担持方法としては、公知または慣用の担持方法を適用することができ、例えば、下記で説明する化学吸着剤を含有する溶液を、無機多孔体に含浸させて、乾燥することにより、担持させることができる。
本発明において、化学吸着剤を無機多孔体に担持させた臭気吸着体を臭気吸着層に含有することにより、化学吸着剤の単位質量当たりの吸着能を大幅に高めることができ、臭気吸着層中の化学吸着剤担持無機多孔体の含有量を減らすことができる。また無機多孔体の孔部分に対する物理吸着特性も期待できる。
含有量を減らせることにより、化学吸着剤担持無機多孔体を含有する樹脂組成物は優れた流動性と充填性が得られ、成形材料として求められる優れた成形性を保持することができる。
また、化学吸着剤担持無機多孔体は、球状、棒状、楕円状等の任意の外形形状であってよく、粉体状、塊状、粒状等いかなる形態であってもよいが、化学吸着剤担持無機多孔体を含有する樹脂組成物の成形性や、熱可塑性樹脂A、Bへの均一な分散や混練特性等の観点から、粉体状が好ましい。
化学吸着剤担持無機多孔体は、用途に応じて、任意の平均粒子径のものを適宜選択することができるが、本発明においては特に、平均粒子径0.01μm~10μmのものが好ましく、0.1μm~8μmのものがより好ましく、1μm~7μmのものが更に好ましい。ここで、平均粒子径は、動的光散乱法により測定された値である。
平均粒子径が0.01μmよりも小さい場合には化学吸着剤担持無機多孔体の凝集が生じ易く、熱可塑性樹脂A,B内での化学吸着剤担持無機多孔体の分散性が低下する傾向にある。
また、平均粒子径が10μmよりも大きい場合には化学吸着剤担持無機多孔体を含有する樹脂組成物の成形性が劣るために、化学吸着剤担持無機多孔体を多くは含有し難い傾向となり、十分な吸着効果が得られない可能性が生じる。
(無機多孔体)
本発明において、無機多孔体としては、その表面に多数の細孔を有する任意の無機化合物を用いることができ、例えば、ゼオライト、二酸化ケイ素、ケイ酸塩、活性炭、チタニア、燐酸カルシウム等の無機燐酸塩、アルミナ、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、及びこれらの混合物が挙げられる。
特に、吸着対象物質の分子サイズやクラスターサイズに対して有効な孔サイズの多孔状態を有することや安全面の観点から、水酸化アルミニウム、ゼオライト、ケイ酸塩を適用することが好ましい。
また、これらは、球状、棒状、楕円状等の任意の外形形状であってよく、粉体状、塊状、粒状等いかなる形態であってもよいが、化学吸着剤を担持して臭気吸着体とした後で、疎水性ゼオライトを含有する樹脂組成物の成形性や、熱可塑性樹脂A,Bへの均一な分散や混練特性等の観点から、粉体状が好ましい。
無機多孔体は、用途に応じて、任意の平均粒子径のものを適宜選択することができるが、本発明においては特に、上記の平均粒子径の化学吸着剤担持無機多孔体を得る為に、平均粒子径0.01μm~10μmのものが好ましく、0.1μm~8μmのものがより好ましく、1μm~7μmのものが更に好ましい。
(化学吸着剤)
本発明において、化学吸着剤とは、臭気性の有機物や、殺菌・滅菌処理時に樹脂の分解等により発生する臭気物質と化学反応を起こして結合する反応性官能基を有し、且つ、上記の無機多孔体上に担持され得る化合物である。
より具体的には、UV照射、γ線照射、EB照射や、ホットパック、ボイル等の殺菌・滅菌処理時に生じる種々のアルデヒド類、ケトン類、カルボン酸類等と結合する反応性を有する官能基を有する化合物である。
このような化合物としては、アミノ基やヒドロキシル基等の塩基性官能基を有する化合物、金属炭酸塩、金属炭酸水素塩、アミド基含有化合物等が挙げられる、それぞれの具体的化合物としては下記が挙げられるが、これらに限定されない。
アミノ基を含有する化合物としては、例えば、アルキルアミン、エチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレントリアミン、テトラエチレンペンタミン、ピペラジン、メタフェニレンジアミン、ポリアミン等が挙げられる。
ヒドロキシル基を有する化合物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、水酸化鉄等の金属水酸化物が挙げられる。
金属炭酸塩としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム等が挙げられる。
炭酸水素塩としては、例えば、炭酸水素ナトリウムが挙げられる。
アミド基含有化合物としては、例えば、2‐アクリルアミド‐2‐メチルプロパンスルホン酸等が挙げられる。
本発明において、特に優れた吸着効果を発揮する化学吸着剤としては、アミノ基を有する化合物が好ましい。
化学吸着剤の、有機物や臭気物質等の吸着対象物質に対する吸着機構を、図3(a)~(b)の具体例を用いてさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されない。
例えば、吸着対象物質(臭気物質)が酸系臭気物質である場合は、図3(a)に示すように、化学吸着剤として、例えばヒドロキシル基を有する化合物を選択して、無機多孔体上に担持して化学吸着剤担持無機多孔体となして用いることができる。これにより、カルボキシル基とヒドロキシル基とが化学反応を起こして結合し、吸着対象物質が吸着される。
また、吸着対象物質がアルデヒド類である場合は、図3(b)に示すように、化学吸着剤として、例えばアミノ基を有する化合物を選択して、無機多孔体上に担持して化学吸着剤担持無機多孔体となして用いることができる。これにより、アルデヒド基とアミノ基とが化学反応を起こして結合し、吸着対象物質が吸着される。
この際、化学吸着であることにより、一旦吸着された吸着対象物質(臭気物質)は脱離することがなく、効率的に臭気吸着を行うことができる。
さらに、吸着対象物質(臭気物質)と水蒸気とが同一の吸着部位に吸着される物理吸着剤とは異なり、本発明における化学吸着剤は、吸着対象物質を化学吸着剤の特定の官能基に結合させるため、臭気吸着能を低下させる種々の物質、例えば水蒸気等の影響を受けにくい。
<臭気吸着成形品樹脂組成物の調製>
臭気吸着体と熱可塑性樹脂Aとを混練する方法としては、公知または慣用の混練方法を適用することができる。
臭気吸着体を直接、熱可塑性樹脂Aと混合して混練することも可能であり、或いは、臭気吸着体を高濃度で熱可塑性樹脂Bと混合した後に溶融混練してマスターバッチを作製し、これを、目標含有率に応じた比率で熱可塑性樹脂Aと混合、溶融混練する、いわゆるマスターバッチ方式によっても可能である。
マスターバッチ中の、疎水性ゼオライトの含有率は、0.5質量%以上、40質量%以下が好ましく、1質量%以上、20質量%以下がより好ましい。
マスターバッチ中の、化学吸着剤担持無機多孔体の含有率は、0.5質量%以上、40質量%以下が好ましく、1質量%以上、20質量%以下がより好ましい。
マスターバッチ方式の場合には、凝集が発生し易い臭気吸着体と熱可塑性樹脂Aの組み合わせであっても、熱可塑性樹脂A中に臭気吸着体を均質に分散させることができる。
この際、マスターバッチ中の熱可塑性樹脂Bが、臭気吸着成形品樹脂組成物中の熱可塑性樹脂Aと同一であってもよく、同一でなくてもよい。目的に応じて同一の熱可塑性樹脂の種類を組み合わせることも可能である。
例えば、予め臭気吸着体と熱可塑性樹脂Bを溶融混合しておけば、再度、熱可塑性樹脂Bと混合または溶融混練した際に、均質で、良好な成形性及び臭気吸着性を得ることが可能である。
臭気吸着成形品樹脂組成物中には、熱可塑性樹脂A以外の熱可塑性樹脂を含有することも可能であるが、熱可塑性樹脂Aと同等程度のメルトフローレートを有するものが好ましく、臭気吸着成形品樹脂組成物の成形性と臭気吸着性に大きな悪影響を与えない範囲内で用いることができる。
<臭気吸着成形品の成形>
臭気吸着成形品は、臭気吸着成形品樹脂組成物を用いて、射出成形、トランスファー成形等の公知の成形手段によって、100~250℃で作製することができる。
<内容物抽出口>
本発明の臭気吸着成形品は、包装袋等の包装体の内容物抽出口に用いることができる。
内容物抽出口は、内容物の充填及び/または取り出しを行う為の入出口であり、1個の内容物抽出口で内容物の充填と取り出しを行ってもよく、2個以上を設けて、内容物の充填と取り出しを別々の内容物抽出口で行ってもよい。
内容物抽出口の取り付け位置に特に制限は無いが、包装体の端部近傍に取り付けられることが好ましい。
内容物抽出口は、例えば、図2に示されたように、下端のフランジと、該フランジにより内袋の孔に取り付けられる円筒部品と、この円筒部品開口部に嵌合固定されるキャップとから構成することができる。
スパウト、コネクター、キャップの全てが臭気吸着成形品樹脂組成物から形成されていることが好ましく、それぞれは、同一の組成あっても、異なる組成であってもよい。
<包装袋>
本発明の臭気吸着成形品が内容物抽出口として用いられる包装袋は、内容物が充填される包装袋であり、例えば、液体内容物包装袋である。
包装袋は、例えば、ヒートシール性を有する包装材料を用いて、ヒートシール性が良好な面が対向するように、包装材料を折り曲げるかまたは2枚を重ね合せ、その周辺端部を例えば、側面シール型、二方シール型、三方シール型、四方シール型、封筒貼りシール型、合掌貼りシール型(ピローシール型)、ひだ付シール型、平底シール型、角底シール型、ガゼット型等のヒートシール形態によりヒートシールすることにより作製することができる。
ヒートシールの方法としては、例えばバーシール、回転ロールシール、ベルトシール、インパルスシール、高周波シール、超音波シール等の公知方法を適用することができる。
<BIB包装袋>
BIB(Bag In Box)包装袋とは、内容物抽出口備えた包装袋または成形容器を、段ボール箱等に収容した包装体である。
<内容物>
本発明において、内容物に特に制限は無いが、本発明の臭気吸着成形品や包装袋が殺菌・滅菌処理に付されたり、臭気成分が移って変味や変臭を与えられてしまったりするような、食品や医薬品が好適である。
液体内容物としては、飲料水、ジュース類、点滴用輸液、醤油、ソース、等の調味液体、つゆ、はちみつ、タレ、ドレッシング等の液体全般が挙げられる。
<原材料>
実施例に用いた原料の詳細は下記の通りである。
[臭気吸着成形品の熱可塑性樹脂A]
Figure 0007099010000001
[疎水性ゼオライト]
・ミズカシーブスEX-122:水澤化学工業(株)製。SiO2/AL23モル比=32/1、平均粒子径=2.5~5.5μm。
・シルトンMT400:水澤化学工業(株)社製。SiO/ALモル比=400/1、平均粒子径=5~7μm。
・シルトンMT-8000:水澤化学工業(株)製。SiO2/AL23モル比=8000/1、平均粒子径=0.8μm。
[親水性ゼオライト]
・ミズカシーブスY-420:水澤化学工業(株)製。SiO2/AL23モル比=5/1、平均粒子径=5μm。
[化学吸着剤担持無機多孔体]
・ケスモンNS-241:東亞合成(株)社製、アミノ基含有化合物担持無機多孔体。平均粒子径3.5μm。
<マスターバッチの調整>
マスターバッチは下記のように調整して作製した。
[マスターバッチ1の調整]
熱可塑性樹脂AとしてのノバテックUF370と、疎水性ゼオライトとしてのミズカシーブスEX-122とを下記の割合でメルトブレンドし、マスターバッチ1(MB1)を得た。
ノバテックUF370 90質量部
ミズカシーブスEX-122 10質量部
(マスターバッチ2~5の調整)
表2の配合に従って、マスターバッチ1と同様に、熱可塑性樹脂Bと、疎水性ゼオライトまたは化学吸着剤担持無機多孔体とをメルトブレンドし、マスターバッチ2~5(MB2~5)を得た。
Figure 0007099010000002
[実施例1]
上記で得たマスターバッチ1とノバテックUF370とを下記の割合でドライブレンドして、樹脂組成物を得た。
マスターバッチ1 10質量部
ノバテックUF370 90質量部
そして、上記で得た樹脂組成物を200℃で射出成形によって内容物抽出口成形品を作製した。
[実施例2~10]
表3の記載に従ってマスターバッチと熱可塑性樹脂Aを選択し、実施例1と同様に操作して、樹脂組成物を得て、内容物抽出口成形品を作製した。
[比較例1]
マスターバッチは配合せず、ノバテックUF370のみを用いて、実施例1と同様に操作して、内容物抽出口成形品を作製した。
<評価>
[官能評価]
PETフィルム(東洋紡(株)社製、エスペットT4102、厚さ12μm)、アルミ箔(東洋アルミ(株)社製、厚さ12μm)、LLDPEフィルム(東洋紡(株)社製、リックスL6100、厚さ50μm)の各フィルムをドライラミネート法により、接着剤(ロックペイント、RU004/H1、乾燥塗布量3.5g/m2)を塗布し70℃で乾燥して、PET12μm/接着層/AL箔7μm/接着層/LLDPE50μmの多層フィルムを得た。当該多層フィルムを使用し、パウチ袋(13cm×17cm)を作製し、各積層体の内面には予めUV照射殺菌処理を施した。
そして、得られた各パウチ袋に、65℃の水(サントリー(株)社製、アルプスの天然水)100gをホットパック充填する際に、実施例、並びに比較例で得られた内容物抽出口成形品1個も充填して包装体液体充填物を作製し、10℃で1週間保管後の臭味変化について官能評価を実施した。
評価指標は下記の通り。官能評価実験の参加者は5人であり、平均値を算出して評価結果とした。
1:臭味がきつい
2:臭味が多少軽減している
3:臭味が大幅に軽減している
4:充填前の水と同等
Figure 0007099010000003
<結果まとめ>
熱可塑性樹脂Aと臭気吸着体を含有する全実施例において、良好な成形性と臭味変化結果が得られたが、臭気吸着体を含有しない比較例1では、良好な臭味変化結果が得られなかった。
1 内容物包装袋
2 袋部
3 内容物抽出口
3a キャップ
3b 円筒部品
3c フランジ
4 袋部のヒートシール部
A、B 断面線
5 上側フィルム
6 下側フィルム

Claims (10)

  1. 少なくとも、熱可塑性樹脂Aと臭気吸着体とを含む臭気吸着成形品用の樹脂組成物であり、
    前記樹脂組成物は、包装材料が元から含有している臭気性の有機物と、殺菌・滅菌処理の際に包装体を構成する樹脂の分解等により発生する臭気を吸着し内容物への耐臭味変化性を付与するための樹脂組成物であり、
    前記熱可塑性樹脂Aは、ポリエチレン系樹脂を含み、
    前記臭気吸着成形品は、内容物抽出口成形品であり、
    前記臭気吸着成形品用の樹脂組成物中の該臭気吸着体の含有量が、1質量%以上、15質量%以下であり、
    前記臭気吸着体は、SiO2/Al23モル比が、30/1~8000/1の疎水性ゼオライトを含み、
    前記熱可塑性樹脂Aのメルトフローレートが、5g/10分以上、100g/10分以下である、
    臭気吸着成形品用の樹脂組成物。
  2. 前記臭気吸着体が、さらに、化学吸着剤担持無機多孔体を含む、
    請求項1に記載の臭気吸着成形品用の樹脂組成物。
  3. 前記臭気吸着体が、熱可塑性樹脂Bと、予め、臭気吸着体/熱可塑性樹脂Bの質量比が、0.5/99.5以上、40/60以下の割合で溶融混練されており、
    熱可塑性樹脂Bのメルトフローレートが、5g/10分以上、100g/10分以下である、
    請求項1または2に記載の臭気吸着成形品用の樹脂組成物。
  4. 前記臭気吸着成形品用の樹脂組成物中の、前記疎水性ゼオライトの含有量が、1質量%以上、15質量%以下である、請求項1~3の何れか1項に記載の臭気吸着成形品樹脂組成物。
  5. 前記化学吸着剤担持無機多孔体の化学吸着剤が、アルデヒド類、ケトン類、及びカルボ
    ン酸類なる群から選択される1種または2種以上との反応性がある官能基を有するものである、請求項2~4の何れか1項に記載の臭気吸着成形品用の樹脂組成物。
  6. 前記化学吸着剤担持無機多孔体の化学吸着剤が、アミノ基を有するものである、請求項1~5の何れか1項に記載の臭気吸着成形品用の樹脂組成物。
  7. 前記臭気吸着成形品中の、前記化学吸着剤担持無機多孔体の化学吸着剤の含有量が、0.1質量%以上、10質量%以下である、請求項2~6の何れか1項に記載の臭気吸着成形品用の樹脂組成物。
  8. 請求項1~7の何れか1項に記載の臭気吸着成形品用の樹脂組成物から作成された、内容物抽出口成形品。
  9. 請求項8に記載の内容物抽出口成形品からなる、BIB包装袋用の内容物抽出口成形品。
  10. 請求項9に記載のBIB包装袋用の内容物抽出口成形品を備えた、BIB包装袋。
JP2018068128A 2018-03-30 2018-03-30 臭気吸着成形品樹脂組成物、臭気吸着成形品 Active JP7099010B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018068128A JP7099010B2 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 臭気吸着成形品樹脂組成物、臭気吸着成形品
CN201980022745.9A CN111918932B (zh) 2018-03-30 2019-03-27 异味吸附成型品树脂组合物、异味吸附成型品以及包装材料
KR1020207027690A KR20200139145A (ko) 2018-03-30 2019-03-27 악취 흡착 성형품 수지 조성물, 악취 흡착 성형품 및 포장 재료
US17/042,642 US11578195B2 (en) 2018-03-30 2019-03-27 Odor-adsorbing molded article resin composition, odor-adsorbing molded article, and packaging material
PCT/JP2019/013144 WO2019189337A1 (ja) 2018-03-30 2019-03-27 臭気吸着成形品樹脂組成物、臭気吸着成形品、及び包装材料
CN202210491046.2A CN114716758A (zh) 2018-03-30 2019-03-27 异味吸附成型品树脂组合物、异味吸附成型品以及包装材料
US17/706,297 US11597824B2 (en) 2018-03-30 2022-03-28 Odor-adsorbing molded article resin composition, odor-adsorbing molded article, and packaging material

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018068128A JP7099010B2 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 臭気吸着成形品樹脂組成物、臭気吸着成形品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019178222A JP2019178222A (ja) 2019-10-17
JP7099010B2 true JP7099010B2 (ja) 2022-07-12

Family

ID=68277868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018068128A Active JP7099010B2 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 臭気吸着成形品樹脂組成物、臭気吸着成形品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7099010B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273694A (ja) 2005-03-30 2006-10-12 Toyo Seikan Kaisha Ltd 吸着捕捉ゼオライト及びこれを含有する吸着捕捉樹脂組成物
JP2008163066A (ja) 2006-12-27 2008-07-17 Nippon Polyethylene Kk バッグインボックス用内袋
JP2009040998A (ja) 2007-07-18 2009-02-26 Sumitomo Chemical Co Ltd ポリプロピレン樹脂組成物およびそれからなる成形体
JP2010150417A (ja) 2008-12-25 2010-07-08 Sumitomo Chemical Co Ltd ポリプロピレン系樹脂組成物及び成形体
JP2015229301A (ja) 2014-06-05 2015-12-21 株式会社細川洋行 レトルト包装用積層体及び容器
JP2019014061A (ja) 2017-07-04 2019-01-31 大日本印刷株式会社 低臭気積層体と該積層体からなる包装材料、及び該積層体の製造方法
WO2019065938A1 (ja) 2017-09-29 2019-04-04 大日本印刷株式会社 液体内容物包装用のシーラントフィルムとそれを含む積層体、及び液体内容物用包装材料、液体内容物用包装体
JP2019055548A (ja) 2017-09-22 2019-04-11 大日本印刷株式会社 低臭気積層体と該積層体からなる包装材料、及び該積層体の製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60183346A (ja) * 1984-02-29 1985-09-18 大日本印刷株式会社 口付密封袋
JP3447114B2 (ja) * 1994-05-16 2003-09-16 五洋紙工株式会社 無臭生分解性プラスチック及びこれを用いた食品用積層体

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273694A (ja) 2005-03-30 2006-10-12 Toyo Seikan Kaisha Ltd 吸着捕捉ゼオライト及びこれを含有する吸着捕捉樹脂組成物
JP2008163066A (ja) 2006-12-27 2008-07-17 Nippon Polyethylene Kk バッグインボックス用内袋
JP2009040998A (ja) 2007-07-18 2009-02-26 Sumitomo Chemical Co Ltd ポリプロピレン樹脂組成物およびそれからなる成形体
JP2010150417A (ja) 2008-12-25 2010-07-08 Sumitomo Chemical Co Ltd ポリプロピレン系樹脂組成物及び成形体
JP2015229301A (ja) 2014-06-05 2015-12-21 株式会社細川洋行 レトルト包装用積層体及び容器
JP2019014061A (ja) 2017-07-04 2019-01-31 大日本印刷株式会社 低臭気積層体と該積層体からなる包装材料、及び該積層体の製造方法
JP2019055548A (ja) 2017-09-22 2019-04-11 大日本印刷株式会社 低臭気積層体と該積層体からなる包装材料、及び該積層体の製造方法
WO2019065938A1 (ja) 2017-09-29 2019-04-04 大日本印刷株式会社 液体内容物包装用のシーラントフィルムとそれを含む積層体、及び液体内容物用包装材料、液体内容物用包装体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019178222A (ja) 2019-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017169036A1 (ja) 酸素吸収剤組成物、酸素吸収性多層体、酸素吸収性包装容器、及び物品の保存方法
US11597824B2 (en) Odor-adsorbing molded article resin composition, odor-adsorbing molded article, and packaging material
JP7143614B2 (ja) 臭気吸着積層体及び臭気吸着性包装材料
JP7099010B2 (ja) 臭気吸着成形品樹脂組成物、臭気吸着成形品
JP7087573B2 (ja) 臭気吸着シーラントフィルムと、該臭気吸着シーラントフィルムから作製された包装材料及び包装袋
JP6950288B2 (ja) 殺菌、滅菌処理用積層体と、該積層体を用いた包装材料、及び包装体
JP7419664B2 (ja) 消臭ptp包装体
CN117580695A (zh) 用于感应密封件的活性聚合物衬垫及其制备和使用方法
JP7255278B2 (ja) 消臭積層体
JP7087574B2 (ja) 包装体、該包装体からなるbib用液体内容物包装体、および該包装体を構成する包装材料
JP7155667B2 (ja) 消臭包装材料及び消臭包装体
JP7035423B2 (ja) 液体内容物包装用の積層体、及び液体内容物用包装材料、液体内容物用包装体
JP7155666B2 (ja) 消臭包装材料及び消臭包装体
JP7087572B2 (ja) 二重袋部を有する包装体、および該二重袋包装体を構成する包装材料
JP2020158140A (ja) 消臭包装体
JP7155665B2 (ja) 液体内容物用消臭積層体及び液体内容物用消臭包装体
JP7035424B2 (ja) 液体内容物包装用のシーラントフィルム、及び液体内容物用包装材料、液体内容物用包装体
JP7035422B2 (ja) 液体内容物包装用のシーラントフィルム、及び液体内容物用包装材料、液体内容物用包装体
JP7127265B2 (ja) 液体内容物包装用の積層体、及び液体内容物用包装材料、液体内容物用包装体
JP7367328B2 (ja) 消臭防汚シート材料
JP7383897B2 (ja) 炭酸ガス調整積層体と包装体
JP2017148117A (ja) 医薬品類の保存方法
JP2020163798A (ja) 壁紙用の消臭防汚シート材料
JP2020163799A (ja) 抗菌性消臭防汚シート材料
JP2020163796A (ja) 消臭防汚シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220613

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7099010

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150