JPS60183346A - 口付密封袋 - Google Patents

口付密封袋

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JPS60183346A
JPS60183346A JP3775284A JP3775284A JPS60183346A JP S60183346 A JPS60183346 A JP S60183346A JP 3775284 A JP3775284 A JP 3775284A JP 3775284 A JP3775284 A JP 3775284A JP S60183346 A JPS60183346 A JP S60183346A
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ethylene
bag
vinyl acetate
acetate copolymer
film
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裕孝 角田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は放射線殺菌時に臭気の発生が少ない日付密封袋
に関するものである。
目付密封袋を滅菌する方法としては、従来エチレンオキ
サイドガス殺菌法、紫外線殺菌法。
γ線殺菌法等が考えられている。
しかしながらエチレンオキサイドガス殺菌法については
エチレンオキサイドガスの残留が問題となりやすく、そ
のためガスの残留を減少させるために様々な方法を取る
必安があった。またエチレンオキサイドガス殺菌法では
ガスバリアー性を有する日付密封袋ではガスバリアー性
ノアルフィルムを透過してエチレンオキサイドガスが侵
入しにくいため実用上、不可能である。
また紫外線殺菌法では完全殺菌は難かしいが、密封され
た日付密封袋の外側から紫外線照射を行ないフィルムを
通して袋の内側を殺菌する方法もとられている。この場
合、紫外線透過性の高い低密度ポリエチレンやエチレン
−酢酸ビニル共重合体だけを使用した日付密封袋である
と、ある程度の殺菌が可能であるが、ガスバリアー性の
ある金属蒸着層、アルミニウム箔、ポリ塩化ビニリデン
コート層、ポリアミドフィルムを有する日付密封袋の場
合はとんど紫外線を通過しないため紫外線による殺菌は
不可能である。
また放射線殺菌法の場合、その放射線照射時、日付密封
袋の重要な構成要素であるエチレン−酢酸ビニル共重合
体等から臭気が発生し、それ故実用土食品をこの袋の中
に入れることは難かしい。この臭気を防ぐため本発明者
は多くの研究を行ない口付密封袋を脱酸素剤を入れた袋
に入れ、無酸素状態で放射線を照射して殺菌する方法を
発明した。しかしながらこの方法ではガスバリアー性口
付密封袋はガスバリアー性フィルムを通して脱酸素剤の
作用を袋内まで及ぼすことは困難であるので不可能であ
る。
本発明者は日付密封袋を放射線殺菌するときの臭気の発
生を解消すべく研究の結果5袋体のンー酢酸ビニル共重
合体を主材とするブレンドポリマーのいずれかのポリマ
ー中に水酸化マグネシウム、水酸化カルシウムなどの無
機水酸化物が練り込まれている成形材料を成形してなる
フィルムにより構成することにょシ放射線照射時の袋内
における臭気の発生を少なくすることができることを見
いだし、かかる知見にもとづいて本発明を完成したもの
である。
即ち、本発明の要旨は一重もしくは多重の側壁よりなり
、四方が密封されている袋体と、該袋体に取り付けられ
た注出口と注出口のキャッンー酢酸ビニル共重合体を主
材とするブレンドポリマーのいずれかのポリマー中に水
酸化マグネシウム、水酸化カルシウムなどの無機水酸化
物が練シ込まれている成形材料を成形してなるフィルム
よルなる積層フィルムにより構成され【いることを特徴
とする放射線殺菌用の目付密封袋である。
以下、本発明につき図面を参照しながら詳細に説明する
第1図及び第2図は本発明の目付密封袋の1例を示し、
第1図は斜視図、第2図は第1図示のA−A線矢視断面
図である。
第1図示の目付密封袋(1)はポリオレフィンもしくは
エチレン−酢酸ビニル共重合体を主材とするブレンドポ
リマーのいずれかのポリマー中に水酸化マグネシウム、
水酸化カルシウムなどの無機水酸化物が練り込まれてい
る成形材料を成形してなるフィルムよりなる内層(4)
がガスバリアー性フィルムよりなる中間層(3)を介し
て積層されてなる2枚の積INフィルム(5)、(5)
を両積層フィルム(5)、(5)の内層面が対向するよ
うに重ね合せ、四方の開放端部をシール(6)シ、且つ
袋側壁の一部に注出口(8)を取り付けてなるもので、
注出口(8)にはキャップ(7)が冠着されるように構
成されている。
而して本発明において、外層(2)の材料として低密度
ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレ
ン、アイオノマー樹脂、エチレンと炭素数3〜10のα
オレフィン共重合体などのポリオレフィンもしくはエチ
レン−酢酸ビニル共重合体よりなるフィルムを適用し得
るが、就中エチレン−酢酸ビニル共重合体のフィルムが
望ましい。
次に内層(4)の材料として、低密度ポリエチレン、中
密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン。
カ→を主材とし、それにエチレン−プロピレンエラスト
マー、ポリブタジェン、ポリプロピレン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体などをブレンドしたブレンドポリマー
、又はエチレン−酢酸ビニル共重合体、又はエチレン−
酢酸ビニル共重合体を主材とし、これに低密度ポリエチ
レン、中密度ポリエチレン、エチレンと炭素数3〜10
のαオレフィンとの線状ポリエチレンψ邑 共重合体等のボ9 、−妾〒÷÷樹脂やポリブタジェン
やエチレン−プロピレンエラストマーをブレンドしたブ
レンドポリマーのいずれかのポリマー中に水酸化マグネ
シウム、水酸化カルシウムなどの無機水酸化物が練り込
まれている成形材料を成形してなるフィルムを適用し得
る。
甲」 エチレン−酢酸ビニル共重合体又はポリオ中呼−もしく
はエチレン−酢酸ビニル共重合体フィルムにより構成し
たのは次のような理由によ重合体フィルムに放射線を照
射した時、発生する異臭の分析を行なった結果、それら
のフィルムから多くの炭化水素化合物とともに、酢酸、
プロピオン酸、吉草酸等のカルボン酸及びブタナール、
ペンタナール等のアルデヒドの生成があることが判明し
た。低密度ポリエチレンなどは放射線照射により酸素と
反応し上記酸化物が出来ると考えられる。またエチレン
−酢酸ビニル共重合体では放射線照射により分解が起り
、重合体フィルムからは上記のような酸化物が出来、こ
れが臭気の主な原因物質であることが判明した。
本発明において、前記のような臭気の原因物質の発生を
防ぐのではなく、これらの原因物質を無機水酸化物と反
応させて金属塩として固定化して除去することにより異
臭の発生を防止す÷τ÷フィルムから発生した酢酸を下
記の反応式によりカルシウム塩を作り固定化する。
Ca(α() 2 +21−%l Bα)OH−e−(
CH4CO2)2Ca +2H20このように無機水酸
化物の中でカルボン酸と反応し塩を作るものであれば良
い。
これらの無機水酸化物はボ&〒ヴ又は エチレン−酢酸ビニル共重合体に対し0.001重量%
添加しても効果があり、また30〜40重量%添加する
ことも可能である。しかしこの添加量も樹脂の種類によ
り変えなければならない。
なぜなら放射線照射した時発生する酢酸等の酸化物の発
生量が異なるからである。たとえばエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体から発生する酢酸酢酸ビニル共重合体から発
生する酢酸等は放射線の照射線量が多くなるに従って増
加するので放射線量を多くするど、それに伴い無機水酸
化物の必要量も増大する。
しかし通常、殺菌の為に照射する練乳は0.5〜3.5
 Mrad程度であるので通常、水酸化カルシウムの場
合0.005iFt−%tチから1重量%程度で十匹±
砦 分である。この無機水酸化物を添加したポリイ≠テ+が
又はエチレン−酢酸ビニル共重合体フィルムには他の添
加剤を加えることも可能である。
次に本発明において中間層(3)の材料としては例えば
アルミニウム箔と延伸ポリアミドを貼り合わせたもの、
アルミニウム蒸着された延伸ポリアミド、ポリ塩化ビニ
リデンコートされた延伸ポリエステル、エチレン−酢酸
ビニル共重合体とエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物の共押出しフィルムなどを適用し得る。即ち、ガスバ
リアー性フィルムはガスバリア一層及びそのガスバリア
一層を担持するフィルムから構成されるものである。こ
の中間層(3)は日付密封袋にガスバリアー性を付与す
ると共に袋外の臭気が被包装物に移ることを防止するも
のである。
そしてこのガスバリア一層による酸素透過率は50 c
c/i* 24 hr以下が好マシイ。
尚、ガスバリア一層を担持するフィルムはガスバリア一
層に対して目付密封袋にした時、外側になるようにして
もよいし、内側になるようにしてもよい。また、この担
持するフィルムはたとえば延伸ポリアミド、無延伸ポリ
アミド、ニル共重合体フィルムに比べて放射線照射時に
発生する臭気はほとんどないからである。
次に積層フィルムを構成するフィルムを積層するに際し
、接着層を設けても設けなくてもかまわない。たとえば
接着層として、ポリエーテルポリオールウレタン系接着
剤等があげられる。
これらもまた放射線照射時に発生する臭気がほとんど無
いからである。上記仕様の積層フィルムを使用すること
により、放射線照射において発生する臭気を少なくする
ことが出来る。
次に本発明において、注出口(8)及びキャップ(力と
して低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度
ポリエチレン、エチレンと炭素数己ρ 3〜1. Oのαオレフィン共重合体などのポリ→伊す
マ中、又はエチレン−酢酸ビニル共重合体よシなるもの
、或いは低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、面
密度ポリエチレン、エチニル共重合体に水酸化マグネシ
ウム、水酸化カルシウムなどの無機水酸化物が練り込ま
れている成形材料を成形1−てなるものを適用し得るが
就中無機水酸化物を含有する後者の方が注出口及びキャ
ップからの臭気の発生を低くおさえて日付密封袋全体か
らの臭気の発生をより低くおさえることができるのでよ
り好ましいものである。
次に第3図は本発明の口付密封袋の他の例を示す。
くはエチレン−酢酸ビニル共重合体を主材とするブレン
ドポリマーのいずれかのポリマー中に水酸化マグネシウ
ム、水酸化カルシウムなどの無機水酸化物が練り込まれ
ている成形材料を成形してなるフィルムよりなる点が第
1,2図示のものと異なるだけで、その他の構成は同様
のものである。
以上2つの本発明の例をあげて本発明につき説明したが
5本発明の日付密封袋は一重の袋に限定されないもので
ある。第4図示の如く、上記積層フィルム(5)又は(
15)の外側にさらにポリオレフィン又はエチレン酢酸
ビニル共重合体系フィルム(22)を重ね合せて製袋し
てなる二重袋レンー酢酸ビニル共重合体を主材とするブ
レンドポリマーのいずれかのポリマー中に水酸化マグネ
シウム、水酸化カルシウムなどの無機水酸化物が練り込
まれている成形材料を成形してなるフィルム(24)を
重ねてなる二重袋(阻)や或いは図示しないが三重袋の
構成のものであっても良い。
込まれている成形材料を成形してなる二枚のフィルム(
24a) (24b)を重ね合せて二重壁を構成したも
のである。
次に本発明の日付密封袋を殺菌するため照射する放射線
としてはγ線、電子線、X線等の電離性放射線があげら
れる。照射線量は殺菌用として通常3. Q Mrad
以下で十分であるがそれ以上でもかまわない。又、殺菌
後装の中に菌が入らないように殺菌前にキャップをして
おくことも重要である。袋の中に食品内容物を充填しキ
ャップをつけ密封しておき、その後γ線照射して日付密
封袋と食品内容物を同時に殺菌することも可能である。
それにより、包装祠料と食品内容物は同時に殺菌され、
殺菌の際の袋内における臭気の発生は少ないものである
実施例1 延伸ポリアミドフィルムの片面にアルミニウムが蒸着さ
れたアルミニウム蒸着延伸ポリアミドフィルム(厚さ1
5μ)のアルミニウム蒸着面側にエチレン−酢酸ビニル
共重合体(エノ(チー) D2030、酢酸ビニル含量
8%)に水酸化カルシウム粉末を0.01重量%添加し
た成形材料を成形してなる水酸化カルシウム入りエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体フィルム(厚さ40μ)をウレ
タン系接着剤を介して貼り合せ一方延伸ポリアミド面側
にも上記と同じ水酸化カルシウム人すエチレンー酢酸ビ
ニル共重合体フィルム(厚さ40μ)を貼シ合せた積層
フィルムを作った。このフィルムを用いて通常の日付密
封袋製袋機にて延伸ポリアミド面がアルミニウム蒸着面
よりも袋の内側に来るように四方シールし製袋し、且つ
袋側壁部にエチレン−酢酸ビニル共重合体よりなる注出
口をヒートシールにより取シつけた。袋の大きさは30
0%×300%で41用とした。この袋及び低密度ポリ
エチレンよりなるキャップをγ線照射装置にてγ線2.
5Mrad照射し殺菌を行なった。さらにこの殺菌済袋
に無菌充填機(DN−AB機、大日本印刷製)にて殺菌
済脱脂乳液(固型分3チ)を無菌的に41充填し前記殺
菌を行なったキャップで注出口を封じた。この袋を37
℃、10日間保存したのち袋内の脱脂乳を収り出し、官
能テストに供した。
実施例2 アルミニウム蒸着延伸ポリアミドフィルム(厚さ15μ
)のアルミニウム蒸着面側に低密度ポリエチレン(ミラ
ソン16F、三片ポリケミカル社製)に水酸化カルシウ
ム粉末を1重量%添加した水酸化カルシウム入り低密度
ポリエチレンを300℃で30μ厚にエクストルージョ
ンコートした。一方、延伸ポリアミド面側にもエチレン
−酢酸ビニル共重合体(エバテートD2030、酢酸ビ
ニル含量8%)に水酸化カルシウム粉末を1重量%添加
した成形材料を成形してなる水酸化カルシウム入りエチ
レン−酢酸ビニル共重合体フィルム(厚さ40μ)をウ
レタン系接着剤を介して貼り合せた。この積層フィルム
を実施例1と同様に延伸ポリアミド面がアルミニウム蒸
着面よりも袋内側にくるように製袋し、且つ袋側壁部に
エチレン−酢酸ビニル共重合体よシなる注出口をヒート
シールによシ取りつけた。袋の大きさは300%×30
0%で41用とした。この′袋及び低密度ポリエチレン
よりなるキャップをγ線照射装置にてγ線2.5 Mr
ad照射し殺菌を行なった。さらにこの殺菌済袋に無菌
充填機(DN−AB機、大日本印刷製)に脱脂乳液(固
型分3チ)を無菌的に充填した。
この袋を37℃、10間保存したのち、袋内脱脂乳を取
り出し、官能テストに供した。
実施例3 実施例1と同様の積層フィルムを作りさらにこの積層フ
ィルムにエチレン−酢酸ビニル共重合体(エバチー) 
D2030.酢酸ビニル含量8チ)に水酸化カルシウム
粉末を0.011重量%添加た水酸化カルシウム入りエ
チレン−酢酸ビニル共重合体フィルム(厚さ80μ)を
重ね合せ、重ね合せたものを用いて、通常の日付密封袋
製久・ 、袋機にて前記エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム
が一番内側にくるように二重袋を製袋し、且つ袋側壁部
にエチレン−酢酸ビニル共重合体よシなる注出口をヒー
トシールにより取シつけた。袋の大きさは300%×3
00%で47!用とした。この袋及び低密度ポリエチレ
ンよりなるキャップをγ線照射装置にてγ線2.5 M
rad照射し殺菌を行なった。これに無菌充填機(DN
−A、B機、大日本印刷製)にて脱脂乳液(固型分3チ
)を無菌的に充填し、37℃、10時間保存したのち、
袋内の脱脂乳を収り出し、官能テストに供した。
実施例4 実施例1の目付密封袋と積層フィルムの最も外側のエチ
レン−酢酸ビニル共重合体(エバチー) D2030.
酢酸ビニル含量8チ)フィルム(厚さ40μ)に水酸化
カルシウム粉末が添加されていない点が相違するのみで
その他の部分の構成は実施例1のものと同一の目付密封
袋を用い、この袋及び低密度ポリエチレンよりなるキャ
ップをγ線照射装置にてγ線2.5 Mrad照射(固
型分3%)を無菌的に充填した。この袋を37℃、10
時間保存したのち、袋内の脱脂乳を取シ出し官能テスト
に供した。
実施例5 エチレン−酢酸ビニル共重合体(エバテートD 203
0、酢酸ビニル含量8チ)に水酸化カルシウム粉末を0
.1重量%添加した成形材料を成形してなる水酸化カル
シウム入りエチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム(厚
さ80μ)とエチレン−酢酸ビニル共重合体(エバチー
) D 2030酢酸ビニル含量8チ)に水酸化カルシ
ウム粉末を0.1重量%添加した水酸化カルシウム入ジ
エチレンー酢酸ビニル共重合体フィルム(厚さ50μ)
を重ね合せ、重ね合せたものを用いて通常の日付密封袋
製袋機にて水酸化カルシウム入りエチレン−酢酸ビニル
共重合体フィルムが一番内側にくるように二重袋を製袋
し、且つ袋側壁部にエチレン−酢酸ビニル共重合体より
なる注出口をヒートシールにより取りつけた。
袋の大きさは470%×470%で1ol用とした。こ
の袋及び低密度ポリエチレンよυなるキャップをγ線照
射装置にてγ線2.5Mrad照射し、殺菌を行なった
。これに無菌充填機(DN−AB機、大日本印刷製)に
て脱脂乳液(固型分3’s>を無菌的にIOJ充填し、
37℃、10時間保存したのち、袋内の脱脂乳を取り出
し、官能テストに供した。
比較例1 実施例1と同様の口付密封袋を製袋した。ただし、この
積層フィルムの外側と内側のエチレン−酢酸ビニル共重
合体(エバチー)D2030−酢酸ビニル含量8条)フ
ィルム(厚さ40μ)には水酸化カルシウム粉末を添加
しなかった。
この袋をやはりγ線殺菌し、脱脂乳を無菌充填した。さ
らに37℃、10間保存したのち、袋内の脱脂乳を取り
出し、官能テストに供した。
比較例2 実施例1と同様の目付密封袋を製袋した。この袋はγ線
照射しなかった。次に脱脂乳を充填し、37℃、10日
間培養すると袋が殺菌されていないため菌の発生が見ら
れるので5℃10日間低温保存を行なったのち、袋内の
脱脂乳を取り出し、官能テストに供した。
実施例1から5までと比較例1を比較例2と比較しそれ
ぞれの間に官能的に差があるかどうか検定を行なった。
比較は三点識別法によりた。
っまセ実施例1のサンプル1ケ、比較例2のサンプル2
ケ計3ケのサンプルから、異なると感じたもの一点取り
出す。この場合、実施例1のサンプルを遇然選ぶ確率は
1/3である。つまりパネラ−15人の場合4〜6名で
は全く有意差は認められずγ線照射による臭気の発生は
感知出来なかった。
Table l。
■ EVA ;エチレン−酢酸ビニル共重合体PE ;
低密度ポリエチレン VMON ;アルミニウム蒸着延伸ナイロン(Ca);
水酸化カルシウムを添加したことを示す/ ;フィルム
を貼り合せたことを示す−−フィルムを重ね合せて製袋
したことを示すパネラ−社15名。
以上、詳記した通り、本発明の日付密封袋は放射線殺菌
時の臭気の発生が少ないものであるので、食品などの内
容物の無菌包装に極めて有効に活用し得るものでおる。
【図面の簡単な説明】
第1図、及び第2図は本発明の目付密封袋の第1の例を
示し、第1図は斜視図、第2図は第1図示のA−A線矢
視断面図、第3図は本発明の日付密封袋の第2の例の断
面図、第4図は本発明の日付密封袋の第3の例の断面図
、第5図は本発明の日付密封袋の第4の例の断面図、第
6図は本発明の日付密封袋の第5の例の断面図である。 ■、(η)、 (31)、 (41)・・川・・・・口
付密封袋(7)・・・・・・・・・キャップ (8)・・・・・・・・・注出口 特許出願人 大日本印刷株式会社 代理人 弁理士小西淳美 u’+ り

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)−重もしくは多重の側壁よυなり、四方が密封さ
    れている袋体と、該袋体に取り付けられた又はエチレン
    −酢酸ビニル共重合体又は上等は←曇〒÷もしくはエチ
    レン−酢酸ビニル共重合体を主材とするブレンドポリマ
    ーのいずれかのポリマー中に水酸化マグネシウム、水酸
    化カルシウムなどの無機水酸化物が練り込まれている成
    形材料を成形してなるフィルムにより構成されているこ
    とを特徴とする放射線殺菌用の日付密封袋。
  2. (2)前記袋体の側壁が内層及び外層がガスバリアーも
    しくはエチレン−酢酸ビニル共重合体を主材とするブレ
    ンドポリマーのいずれかのポリマー中に水酸化マグネシ
    ウム、水酸化カルシウムなどの無機水酸化物が練り込ま
    れている成形材料を成形してなるフィルムである積層フ
    ィルムよシなることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の目付密封袋。
  3. (3)前記袋体の側壁が多重壁であシ、且つ最内側の第
    1の壁部は内層及び外層がガスバリアー性ンー酢酸ビニ
    ル共重合体、又はポトj;−〒キもしくはエチレン−酢
    酸ビニル共重合体を主材とするブレンドポリマーのいず
    れかのポリマー中に水酸化マグネシウム、水酸化カルシ
    ウムなどの無機水酸化物が練り込まれている成形材料を
    成形してなるフィルムである積層フィルムよりなること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の日付密封袋。 くはエチレン−酢酸ビニル共重合体を主材とするブレン
    ドポリマーのいずれかのポリマー中に水酸化マグネシウ
    ム、水酸化カルシウムなどの無機水酸化物が練り込まれ
    ている成形材料を成形してなるフィルムよりなり、前記
    第1の壁部に重ね合せられる第2の壁部は内層及び外層
    がガスバリアー性フィルムよりなる中間層を介して積層
    されており、且つ前記内層はボrへを七→−又はエチレ
    ン−酢酸ビニル共重合体、又は唖蝕乙 ホ!J +ケ乎T→もしくはエチレン−酢酸ビニ/l/
    共重合体を主材とするブレンドポリマーのいずれかのポ
    リマー中に水酸化マグネシウム、水酸化カルシウムなど
    の無機水酸化物が練シ込まれている成形材料を成形して
    なるフィノンムである積層フィルムよりなることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の日付密封袋。 ンー酢酸ヒニル共重合体、又はボJ”A’Zコ今もしく
    はエチレン−酢酸ビニル共重合体を主材とするブレンド
    ポリマーのいずれかのポリマー中に水酸化マグネシウム
    、水酸化カルシウムなどの無機水酸化物が練り込まれて
    いる成形材料を成形してなるフィルムよりなることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記戦の日付密封袋。
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