JP7127265B2 - 液体内容物包装用の積層体、及び液体内容物用包装材料、液体内容物用包装体 - Google Patents
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Description
1.基材層とシーラント層を有する、液体内容物包装用の積層体であって、
前記シーラント層は、少なくとも、臭気吸着層を有し、
前記シーラント層は、低溶出性ポリエチレンを含有する樹脂組成物から形成され、
前記臭気吸着層は、低溶出性ポリエチレンと臭気吸着体を含有する樹脂組成物から形成され、
前記低溶出性ポリエチレンからなるフィルムに含まれる溶出性TOCの濃度は、1.5ppm以上、250ppm以下であり、
前記臭気吸着体は、SiO2/Al2O3モル比が、30/1~10000/1の疎水性ゼオライトを含む、
液体内容物包装用の積層体。
2.前記臭気吸着体が、更に、化学吸着剤担持無機多孔体を含む、上記1に記載の、液体内容物包装用の積層体。
3.前記低溶出性ポリエチレンの密度が、0.90g/cm3以上、0.94g/cm3以下である、上記1または2に記載の、液体内容物包装用の積層体。
4.前記低溶出性ポリエチレンが、LLDPEである、上記1~3の何れかに記載の、液体内容物包装用の積層体。
5.前記低溶出性ポリエチレンが、C4-LLDPE、C6-LLDPE、C8-LLDPEなる群から選ばれる1種または2種以上である、上記1~4の何れかに記載の、液体内容物包装用の積層体。
6.前記低溶出性ポリエチレン単体からなる50μm厚のフィルムの、23℃における5000回のゲルボフレックス後のピンホール発生個数が、0個、または1個以上、160個以下である、上記1~5の何れかに記載の、液体内容物包装用の積層体。
7.前記臭気吸着体が、熱可塑性樹脂と、予め、臭気吸着体/熱可塑性樹脂の質量比が、0.5/99.5~40/60の割合で溶融混練されている、上記1~6の何れかに記載の、液体内容物包装用の積層体。
8.前記熱可塑性樹脂のメルトフローレートは、0.2~10.0g/10分である、上記7に記載の、液体内容物包装用の積層体。
9.前記臭気吸着体の含有量が、全シーラントフィルム中に0.3質量%以上、15質量%以下である、上記1~8の何れかに記載の、液体内容物包装用の積層体。
10.前記シーラントフィルムが、前記臭気吸着層の、表面及び/または裏面に、非臭気吸着層を有するものである、上記1~9の何れかに記載の、液体内容物包装用の積層体。11.前記化学吸着剤が、アルデヒド類、ケトン類、及びカルボン酸類なる群から選択される1種または2種以上との反応性を有する官能基を有するものである、上記1~10の何れかに記載の、液体内容物包装用の積層体。
12.前記化学吸着剤が、アミノ基を有するものである、上記1~11の何れかに記載の、液体内容物包装用の積層体。
13.前記疎水性ゼオライトの含有量が、全前記臭気吸着層中に0.3質量%以上、15質量%以下である、上記1~12の何れかに記載の積層体。
14.上記1~13の何れかに記載の液体内容物包装用の積層体を用いて作製された、液体内容物用包装材料。
15.上記14に記載の液体内容物用包装材料から形成された、液体内容物用包装体。
本発明の液体内容物包装用の積層体は、基材層とシーラント層を有する。
本発明の積層体のシーラント層は、ヒートシール性を有し、有機物の溶出量が少ない、低溶出性ポリエチレンを含有する。
パウチ袋比重:S[g/cm3]
パウチ袋サイズ:15cm×44cm×50μm厚
パウチ袋重量:W=15×44×50×10-4×2×S=6.6×S[g]
パウチ袋中に含まれる溶出性TOCの濃度:C[ppm]
とすると、
パウチ袋中に含まれる溶出性TOCの全重量=C×W[g]
これが水1000gに溶出するので、
充填水中のTOCの増加濃度=C×W/1000=C×6.6×S×10-3[ppm]
例えば、パウチ袋を構成する低溶出性ポリエチレンフィルムの比重が0.92、含有される溶出性TOCの濃度が1.7ppmの場合は、
充填水中のTOCの増加濃度=1.7×6.6×0.92×10-3=0.01[ppm]のように算出される。
本発明における臭気吸着層は、上記の低溶出性ポリエチレンと、臭気吸着体として特定の疎水性ゼオライトとを含む樹脂組成物から形成される。
本発明において、臭気吸着体には、特定の疎水性ゼオライトが含まれる。更には、化学吸着剤担持無機多孔体を含むこともできる。
ゼオライトは、一般的にSiO2/Al2O3モル比が高い程、疎水性が高くなり、本発明において臭気吸着層に含有される疎水性ゼオライトは、SiO2/Al2O3モル比が、30~10000であることが好ましい。
本発明において、化学吸着剤担持無機多孔体とは、無機多孔体に化学吸着剤を担持させたものであり、溶出性の有機物や、UV照射、γ線照射、EB照射や、ホットパック、ボイル等の殺菌・滅菌処理時に包装体から発生する臭気物質を吸着する機能を有するものである。
本発明において、無機多孔体としては、その表面に多数の細孔を有する任意の無機化合物を用いることができ、例えば、ゼオライト、二酸化ケイ素、ケイ酸塩、活性炭、チタニア、燐酸カルシウム等の無機燐酸塩、アルミナ、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、及びこれらの混合物が挙げられる。
本発明において、化学吸着剤とは、溶出性の有機物や、殺菌・滅菌処理時に樹脂の分解等により発生する臭気物質と化学反応を起こして結合する反応性官能基を有し、且つ、上記無機多孔体上に担持され得る化合物である。
本発明における非臭気吸着層は、低溶出性ポリエチレン、または低溶出性ポリエチレンを含む樹脂組成物(以降、両者を総称して、「低溶出性ポリエチレンを含む樹脂組成物」とも記載する)からなる層であるが、臭気吸着体を含有しない層である。
本発明において、基材層は、包装される内容物の種類や、物流において要求される機械的強度、耐薬品性、耐溶剤性、製造性等に応じて、種々の材料が適用され得る。熱可塑性樹脂を用いることが好ましい。
樹脂の種類としては、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル-スチレン共重合体(AS樹脂)、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリ塩化ビニル系樹脂、エチレン-ビニルアルコール共重合体、フッ素系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂、各種のナイロン等のポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリアリールフタレート系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリフェニレンスルフィド系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アセタール系樹脂、セルロース系樹脂等の各種の樹脂を含むフィルムを使用することができる。
上記の樹脂を含むフィルムの中でも、本発明においては基材層には、未延伸ナイロンフィルム、延伸ナイロンフィルム、PETフィルム、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム、低密度ポリエチレンフィルムが好ましく、特に、ポリエチレン系樹脂フィルムである、直鎖状低密度ポリエチレンフィルムや低密度ポリエチレンフィルム、並びに未延伸ナイロンフィルムが好ましい。またポリエチレン系樹脂フィルムは、低溶出性ポリエチレン樹脂を用いることが好ましい。
基材層は、上記から選択される1種または2種以上の樹脂を用いたフィルムを含有することが好ましく、1層で構成されていても、同一組成または異なる組成の2層以上で構成されていてもよい。
本発明において、上記基材層は、押出し法、キャスト成形法、Tダイ法、切削法、インフレーション法等の製膜化法を用いて単層、又は多層製膜したものを用いることができる。また、基材層の厚みは、包装用途に応じて、当業者が適宜に決定することができるが、好ましくは6~150μm、より好ましくは9~130μmである。
また、本発明の積層体における基材層には、積層体の加工性、耐熱性、耐候性、機械的性質、寸法安定性、抗酸化性、滑り性、離形性、難燃性、抗カビ性、電気的特性、強度等を改良、改質する目的で、種々の改質用樹脂やプラスチック配合剤や添加剤等を添加することができる。この場合、これら添加剤を基材層に、極微量~数10質量%まで、その目的に応じて任意に含有させればよい。本発明においては、一般的な添加剤としては、滑剤、架橋剤、酸化防止剤、紫外線吸着剤、光安定剤、充填剤、帯電防止剤、滑剤、アンチブロッキング剤、染料、顔料等の着色剤等を任意に含有させることができる。
またさらには、基材層は、高伸縮性、耐ピンホール性を付与するために、種々の材料の樹脂層を有することもできる。例えば、6ナイロン、66ナイロン、6/66ナイロン共重合体、低密度ポリエチレン、エチレン-ビニルアルコール共重合体等の層を有することができ、特に6/66ナイロン共重合体の層を有することが好ましい。
(臭気吸着体の分散方法)
臭気吸着体と低溶出性ポリエチレンとを混練する方法としては、公知または慣用の混練方法を適用することができる。
本発明において、シーラント層の各層や基材層の製膜、積層方法は特に限定されず、公知または慣用の製膜方法、積層方法を適用することができる。
本発明では、シーラント層-基材層間、並びにシーラントフィルムの各層間に、接着層を設けて積層することも可能である。
本発明の液体内容物包装用包装材料は、本発明の液体内容物包装用の積層体から作成されるものであり、基材層とシーラント層のみからなるものであってもよく、必要に応じて、機能材層、接着層等を有することもできる。機能層、接着剤層等は、公知のものを公知の方法で積層して用いることができる。
本発明の液体内容物包装体は、例えば、本発明の液体内容物包装用包装材料を製袋してなるものであり、ヒートシール性が良好な面が対向するように、包装材料を折り曲げるかまたは2枚を重ね合せ、その周辺端部を例えば、側面シール型、二方シール型、三方シール型、四方シール型、封筒貼りシール型、合掌貼りシール型(ピローシール型)、ひだ付シール型、平底シール型、角底シール型、ガゼット型等のヒートシール形態によりヒートシールすることにより作製することができる。
本発明において、液体内容物とは、飲料水、ジュース類、点滴用輸液、醤油、ソース、等の調味液体、つゆ、はちみつ、タレ、ドレッシング等の液体全般を指すものである。
基材層フィルムA:マルチトロン(タマポリ(株)社製、PE層25μm/無延伸ナイロン層20μm/PE層25μmなる3層構成のフィルム)
・ケスモンNS-241:東亞合成(株)社製、アミノ基含有化合物担持無機多孔体。平均粒子径3.5μm。
・ダッシュライトM:(株)シナネンゼオミック製、アミノ基含有化合物担持無機多孔体。平均粒子径6~7μm。
・KD-311:ラサ工業(株)社製、アミノ基を有する無機多孔体。粒径10μm以下。
・ミズカシーブスEX-122:水澤化学工業(株)製。SiO2/AL2O3モル比=32/1、平均粒子径=2.5~5.5μm。
・シルトンMT100:水澤化学工業(株)社製。SiO2/AL2O3モル比=100/1、平均粒子径=3~4.5μm。
・シルトンMT400:水澤化学工業(株)社製。SiO2/AL2O3モル比=400/1、平均粒子径=5~7μm。
・シルトンMT2000:水澤化学工業(株)社製。SiO2/AL2O3モル比=2000/1、平均粒子径=2~4μm。
・シルトンMT-8000:水澤化学工業(株)製。SiO2/AL2O3モル比=8000/1、平均粒子径=0.8μm。
マスターバッチは下記のように調整して作製した。
低溶出性ポリエチレンのLLDPEであるウルトゼックス1520Lと、化学吸着剤担持無機多孔体であるケスモンNS-241とを下記の割合でメルトブレンドし、マスターバッチ1(MB1)を得た。
ウルトゼックス1520L 90質量部
ケスモンNS-241 10質量部
表2の配合に従って、マスターバッチ1と同様に、メルトブレンドし、マスターバッチ2~5(MB2~5)を得た。
上記で得たマスターバッチ1とマスターバッチ6とウルトゼックス1520Lとを下記の割合でドライブレンドして、臭気吸着層用の混合物を得た。
マスターバッチ1 4.18質量部
マスターバッチ6 12.52質量部
ウルトゼックス1520L 83.3質量部
基材層フィルムA(70μm)/EC層(15μm)/シーラント層(50μm)(計135μm厚)
押出し温度:330℃
接着層材料:LDPE(ノバテックLC520)
接着層厚:15μm
表3~5の構成に従って、実施例1と同様に、シーラントフィルムを得て、積層体を作製し、評価した。積層体の詳細な構成及び評価結果を表2~6に示す。
上記で得たマスターバッチ2と、マスターバッチ2と、非臭気吸着層用のウルトゼックス1520Lとを、下記の割合でドライブレンドして、臭気吸着層用の混合物を得た。
マスターバッチ2 4.18質量部
マスターバッチ6 12.52質量部
ウルトゼックス1520L 83.3質量部
ウルトゼックス1520L(10μm)/ウルトゼックス2021L(30μm)/接着層10μm/無延伸ナイロン層(20μm)/接着層10μm/臭気吸着層(30μm)/ウルトゼックス1520L(10μm)(計120μm厚)
高溶出性ポリエチレンでLLDPEのエボリューSP2020を用いて、160℃でインフレーション製膜し、シーラントフィルム(50μm)を得た。
[製膜性]
積層体の外観を観察し、官能的に評価した。評価基準は以下の通りである。
○:積層体に皺やぶつが生じることなく製膜が可能。
×:積層体に皺やぶつが多数生じ、製膜が困難。
実施例及び比較例で作製した積層体を10cm×10cmに切り分け、臭気吸着層の側が対向するように(比較例1と2については任意に)半分に折って重ね合せ、ヒートシールテスター(テスター産業社製:TP-701-A)を用いて、1cm×10cmの領域をヒートシールしたサンプルを作製した(端部はヒートシールされずに接着しておらず、二股に分かれている状態)。このサンプルを、15mm幅で短冊状に切り、二股に分かれている各端部を引張試験機に装着して引張強度(N/15mm)を測定した。
温度:160℃
圧力:1kgf/cm2
時間:1秒
引張強度試験条件
試験速度:300mm/分
荷重レンジ:50N
合否判定
○:30N/15mm以上であり、合格。
×:30N/15mm未満であり、不合格。
実施例及び比較例で作製した積層体を裁断し、120mm×80mmの短冊片を作製して、これを試験サンプルとした。引張圧縮試験機(ORIENTEC社製のSA-1150)を用い、JIS Z 1707 1997に準拠した方法により、各試験サンプルの突き刺し強さを測定した。
樹脂フィルムまたは実施例及び比較例で作製した積層体をA4サイズ(30cm×21cm)に断裁し、ゲルボフレックステスター(テスター産業(株)社製、BE-1005)で、屈曲後、各サンプルの30cm×21cmの面内に発生したピンホールの数をカウントした。
温度:23℃
ゲルボ屈曲回数:5000回
(充填水TOC増加濃度)
樹脂フィルムまたは実施例及び比較例で作製した積層体を用いて、パウチ袋(15cm×44cm)の包装体を作製した。パウチ袋の内面には予めUV照射殺菌処理を施した。
各包装体におけるTOC増加濃度を下記式から求めた。
TOC増加濃度=保管後の充填水TOC濃度-充填前の水のTOC濃度
充填前の水のTOC濃度:0.02ppm
UV照射殺菌処理条件
UV波長:253.7nm
照射時間:10秒
温度:25℃
実施例及び比較例で得られた各積層体を用いて、パウチ袋(13cm×17cm)を作製した。パウチ袋の内面には予めUV照射殺菌処理を施した。UV照射殺菌処理条件は、TOC溶出濃度と同様の評価条件とした。
1:臭味がきつい
2:臭味が多少軽減している
3:臭味が大幅に軽減している
4:充填前の天然水と同等
低溶出性ポリエチレンを用いた全実施例の包装体は良好な、製膜性、シール強度、突き刺し強度、TOC増加濃度、臭味変化を示した。
2.非臭気吸着層
3.臭気吸着層
3a.臭気吸着層(濃度a)
3b.臭気吸着層(濃度b)
4.基材層
Claims (16)
- 基材層とシーラント層を有する、液体内容物包装用の積層体であって、
前記シーラント層は、少なくとも、臭気吸着層を有し、低溶出性ポリエチレンを含有し、
前記臭気吸着層は、前記積層体が含有している溶出性の有機物と共に、殺菌・滅菌処理の際に前記積層体を構成する樹脂から発生する臭気物質を吸着するための層であり、低溶出性ポリエチレンと臭気吸着体を含有し、
フィルム化された前記低溶出性ポリエチレンの溶出性TOCの濃度は、42ppm以上、99ppm以下であり、
前記臭気吸着体は、SiO2/Al2O3モル比が、30/1~10000/1の疎水性ゼオライトを含む、液体内容物包装用の積層体。 - 前記臭気吸着体が、更に、化学吸着剤担持無機多孔体を含む、請求項1に記載の、液体内容物包装用の積層体。
- 前記低溶出性ポリエチレンの密度が、0.90g/cm3以上、0.94g/cm3以下である、請求項1または2に記載の、液体内容物包装用の積層体。
- 前記低溶出性ポリエチレンが、LLDPEである、請求項1~3の何れか1項に記載の、液体内容物包装用の積層体。
- 前記低溶出性ポリエチレンが、C4-LLDPE、C6-LLDPE、C8-LLDPEなる群から選ばれる1種または2種以上である、請求項1~4の何れか1項に記載の、液体内容物包装用の積層体。
- 前記低溶出性ポリエチレン単体からなる50μm厚のフィルムの、23℃における5000回のゲルボフレックス後のピンホール発生個数が、0個、または1個以上、160個以下である、請求項1~5の何れか1項に記載の、液体内容物包装用の積層体。
- 前記臭気吸着体が、熱可塑性樹脂と、予め、臭気吸着体/熱可塑性樹脂の質量比が、0
.5/99.5~40/60の割合で溶融混練されている、請求項1~6の何れか1項に記載の、液体内容物包装用の積層体。 - 前記熱可塑性樹脂のメルトフローレートは、0.2~10.0g/10分である、請求項7に記載の、液体内容物包装用の積層体。
- 前記臭気吸着体の含有量が、全シーラント層中に0.3質量%以上、15質量%以下である、請求項1~8の何れか1項に記載の、液体内容物包装用の積層体。
- 前記シーラント層が、前記臭気吸着層の、表面及び/または裏面に、非臭気吸着層を有するものである、請求項1~9の何れか1項に記載の、液体内容物包装用の積層体。
- 前記化学吸着剤が、アルデヒド類、ケトン類、及びカルボン酸類なる群から選択される1種または2種以上との反応性を有する官能基を有するものである、請求項1~10の何れか1項に記載の、液体内容物包装用の積層体。
- 前記化学吸着剤が、アミノ基を有するものである、請求項1~11の何れか1項に記載の、液体内容物包装用の積層体。
- 前記疎水性ゼオライトの含有量が、全前記臭気吸着層中に0.3質量%以上、15質量%以下である、請求項1~12の何れか1項に記載の積層体。
- 前記基材層が、ポリエチレン層、無延伸ナイロン層、ポリエチレン層を、この順で隣接した層構成である、請求項1~13の何れか1項に記載の積層体。
- 請求項1~14の何れか1項に記載の液体内容物包装用の積層体を用いて作製された、液体内容物用包装材料。
- 請求項15に記載の液体内容物用包装材料から形成された、液体内容物用包装体。
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