JP6263927B2 - 放射線滅菌処理用包装材料及びそれよりなる包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、包装体の内容物を電子線またはγ線等の放射線照射によって滅菌する際に包装体が発する臭気に対する消臭能を有し、且つ易剥離性を有する積層体からなる包装材料、及びそれよりなる包装体に関する。
包装体を構成する積層体において、臭気を吸着して消臭する臭気吸着性層を設けることが知られている(特許文献1)。
しかしながら、これらの積層体は、同時に酸素吸収層を有するものであり、臭気吸着性層は、酸素吸収層が酸素を吸収する過程で発生する、該酸素吸収層からの臭気を吸着することを目的として設けられている。
したがって、このような積層体からなる包装体においては、臭気吸着性層は、その目的からして短期間でその臭気吸着効果を失い、十分な消臭能を有しない。
また、臭気吸着性層と酸素吸収層とを有する積層体からなる包装体は、原料コストが高く、生産性が悪いため製造コストがかかるという問題点がある。
以上の内容から、長期にわたって効果的に消臭することができ、且つ、低コストで製造可能な包装体が求められている。
特開2011−152788号公報
本発明は、滅菌処理時に包装体を構成する樹脂の分解等により発生する臭気に対し、高い吸着効果を発揮し、且つ優れたヒートシール性を保持し、さらに易剥離性を示す、低コストで製造可能な放射線滅菌処理用包装材料及びそれよりなる包装体を提供することを目的とする。
本発明者らは、種々検討の結果、少なくとも基材層とヒートシール層とを有する積層体からなる放射線滅菌処理用包装材料であって、該ヒートシール層が、臭気吸着性ヒートシール層と、最内層となる易剥離性ヒートシール層とを有し、該臭気吸着性ヒートシール層が、臭気吸着剤を含有するヒートシール性樹脂からなることを特徴とする放射線滅菌処理用包装材料、及びそれよりなる包装体が、上記の目的を達成することを見出した。
そして、本発明は、以下の点を特徴とする。
(1) 少なくとも基材層とヒートシール層とを有する積層体からなる放射線滅菌処理用包装材料であって、該ヒートシール層が、臭気吸着性ヒートシール層と、最内層となる易剥離性ヒートシール層とを有し、該臭気吸着性ヒートシール層が、臭気吸着剤を含有するヒートシール性樹脂からなることを特徴とする放射線滅菌処理用包装材料。
(2) 前記臭気吸着性ヒートシール層が、前記臭気吸着剤を0.2〜30質量%の範囲で含有することを特徴とする、上記(1)に記載の放射線滅菌処理用包装材料。
(3) 前記臭気吸着剤が、無機多孔体上に化学吸着剤を担持させてなる臭気吸着剤であることを特徴とする、上記(1)または(2)に記載の放射線滅菌処理用包装材料。
(4) 前記滅菌処理が、電子線滅菌処理またはγ線滅菌処理であることを特徴とする、
上記(1)〜(3)のいずれかに記載の放射線滅菌処理用包装材料。
(5) 上記(1)〜(4)のいずれかに記載の放射線滅菌処理用包装材料から形成される放射線滅菌処理用包装体。
本発明の放射線滅菌処理用包装材料は、臭気吸着性ヒートシール層と易剥離性ヒートシール層とを有するため、滅菌処理時に発生する臭気を低減しつつ、易剥離性を発現することができる。
また、本発明の放射線滅菌処理用包装材料は、酸素吸収層を有しない。したがって、長期にわたり効率的に臭気を吸着することができる。
さらに、本発明の放射線滅菌処理用包装材料は、臭気吸着性ヒートシール層と易剥離性ヒートシール層とからなるヒートシール層を有するため、製造工程数が低減され、生産性に優れる。
本発明の放射線滅菌処理用包装材料の層構成について、その一例を示す概略的断面図である。 本発明の放射線滅菌処理用包装材料の層構成について、他の一例を示す概略的断面図である。 臭気吸着剤の臭気物質に対する吸着機構を示す図である。
上記の本発明について以下に更に詳しく説明する。
<本発明の放射線滅菌処理用包装材料の層構成>
図1は、本発明の放射線滅菌処理用包装材料の層構成について、その一例を示す概略的断面図である。図1に示されるように、本発明の放射線滅菌処理用包装材料は、少なくとも、基材層1と、ヒートシール層2とを、場合により接着層を介して積層してなるものである。該ヒートシール層2は、臭気吸着性ヒートシール層2aと、最内層となる易剥離性ヒートシール層2bとを有する。
また、図2に示されるように、基材層1とヒートシール層2との間に、さらなる機能性フィルム3、例えばガスバリア性フィルムまたは金属箔等を有するものであってもよい。
また、図示しないが、臭気吸着性ヒートシール層2aは、2層またはそれ以上の多層構造であってもよく、各層毎に、ヒートシール性樹脂及び臭気吸着剤の種類やその含有量が異なっていてよい。例えば、2層のうちの1層、例えば基材層と対向する側の層が、臭気吸着剤を含有しないヒートシール性樹脂からなり、易剥離性ヒートシール層と対向する側の層が、臭気吸着剤を含有するヒートシール性樹脂からなってもよい。臭気吸着剤を含有しない層を設けることにより、基材層との層間接着強度を向上させることができる。
またさらに、図示しないが、臭気吸着性ヒートシール層2aと易剥離性ヒートシール層2bとは1層からなってもよく、すなわち、ヒートシール層2が、易剥離性を示し且つ臭気吸着剤を含有するものであってもよい。
<基材層>
本発明において、基材層は、包装する内容物の種類や、物流において要求される機械的強度、耐薬品性、耐溶剤性、製造性等に応じて、種々の材料が適用できる。例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリ塩化ビニル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエチレンテレフタレー
ト(PET)、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂、各種のナイロン等のポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリアリールフタレート系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリフェニレンスルフィド系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アセタール系樹脂、セルロース系樹脂等の各種の樹脂からなるフィルムを使用することができる。特に本発明においては、放射線に対する安定性等の観点から、ポリプロピレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、または、ポリアミド系樹脂からなるフィルムが好ましい。
本発明において、上記基材層は、押出し法、キャスト成形法、Tダイ法、切削法、インフレーション法等の製膜化法を用いて単層、又は多層製膜したものを用いることができる。また、基材層の膜厚は、包装用途に応じて、当業者が適宜に決定することができるが、好ましくは6〜100μm、より好ましくは9〜50μmである。
また、本発明の基材層には、フィルムの加工性、耐熱性、耐候性、機械的性質、寸法安定性、抗酸化性、滑り性、離形性、難燃性、抗カビ性、電気的特性、強度等を改良、改質する目的で、種々のプラスチック配合剤や添加剤等を添加することができる。この場合、これら添加剤を基材層に、極く微量〜数10質量%まで、その目的に応じて任意に添加すればよい。本発明においては、一般的な添加剤としては、滑剤、架橋剤、酸化防止剤、紫外線吸着剤、光安定剤、充填剤、帯電防止剤、滑剤、アンチブロッキング剤、染料、顔料等の着色剤等を任意に使用することができ、さらには改質用樹脂等を用いてもよい。
<臭気吸着性ヒートシール層>
本発明において、ヒートシール層は、臭気吸着性ヒートシール層と、最内層となる易剥離性ヒートシール層とからなる。ここで、該臭気吸着性ヒートシール層は、臭気吸着剤を含有するヒートシール性樹脂からなる。
臭気吸着剤
ここで、臭気吸着剤は、滅菌処理時に包装体から発生する臭気物質に対し、吸着機能を有するものであり、無機多孔体に化学吸着剤を担持させてなる。担持方法としては、公知または慣用の担持方法を適用することができるが、例えば、以下で説明する化学吸着剤を含有する溶液を、無機多孔体に含浸させて、乾燥することにより、担持させることができる。
本発明の臭気吸着性ヒートシール層において、化学吸着剤を無機多孔体に担持させて用いることにより、化学吸着剤の質量当たりの臭気吸着能を、大幅に高めることができる。したがって、ヒートシール性樹脂中への化学吸着剤の添加量を減らすことができ、少量でも効果的な消臭効果を有することができる。
無機多孔体
本発明において、無機多孔体としては、その表面に多数の細孔を有する任意の無機化合物を用いることができるが、例えば、ゼオライト、二酸化ケイ素、ケイ酸アルミニウムやケイ酸マグネシウムなどのケイ酸塩、活性炭、チタニア、リン酸カルシウム等の無機リン酸塩、層状リン酸塩、アルミナ、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、及びこれらの混合物が挙げられる。特に、吸着対象物の大きさに対して有効な多孔状態を有することや安全面の観点から水酸化アルミニウム、ゼオライト、ケイ酸塩、リン酸塩を適用することが好ましい。これらは、球状、棒状、楕円状等の任意の外径形状であってよく、また粉体状、塊状、粒状等いかなる形態であってもよいが、臭気吸着層の製膜性や、ヒートシール性樹脂への均一な混練特性等の観点から、好適には粉体状である。
無機多孔体は、用途に応じて、任意のサイズを有するものを適宜に選択することができるが、本発明においては特に、平均粒子径0.01〜10μmのものが好ましい。平均粒子径0.01μm以下では、無機多孔体の凝集が生じ、ヒートシール性樹脂内での無機多
孔体の分散性が抑制される傾向にあり、また、平均粒子径10μm以上では、ヒートシール性樹脂の製膜性並びにヒートシール性樹脂内での臭気吸着層の添加量を多く出来ない傾向となり、十分な消臭効果がえられない可能性が生じる。ここで、平均粒子径は、動的光散乱法により測定された値である。
化学吸着剤
本発明において、化学吸着剤とは、滅菌処理時に樹脂の分解等により発生する臭気物質と、化学反応を起こして結合する反応性官能基を有し、且つ、上記無機多孔体上に担持され得る化合物である。より具体的には、電子線やγ線等の放射線を樹脂に照射した際に生じる種々のアルデヒドや、カルボン酸類、硫化水素、メルカプタン類等の酸性物質と結合する反応性官能基を有する化合物である。
このような化合物としては、反応性官能基としてアミノ基を含有する化合物、例えばヒドラジン水和物、ヒドロキシルアミン、クロルアミン、アンモニア、メタノールアミン、エタノールアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、イソプロピルアミン、ブチルアミン、プロリン、ヒドロキシプロリン、ジシアノジアミド、エチレンイミン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、2−ジエチルアミノエタノール、2−ジメチルアミノエタノール、1,2−ジアミノプロパン、1,3−ジアミノプロパン、イミノビスプロピルアミン、テトラメチレンジアミン、炭酸グアニジン、グリシン、アラニン、ザルコシン、グルタミン酸、ヘキサメチレンジアミン、メラミン、モルホリン、2−アミノ−4,5−ジシアノイミダゾール、3−アザヘキサン−1,6−ジアミン、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、α−アミノ−ε−カプロラクタム、グアニン、ピペリジン、アリルアミン、アミノ安息香酸塩、尿素、チオ尿素、エチレン尿素、アセチル尿素、グアニル尿素、アゾジカルボンアミド、フタルイミド、スクシンイミド、ヒダントイン、バルビツール酸、イソシアヌル酸、モノアミノグアニジン硫酸塩、モノアミノグアニジン塩酸塩、ジアミノグアニジン硫酸塩、ジアミノグアニジン塩酸塩、トリアミノグアニジン塩酸塩等のアミノグアニジン塩、等が挙げられる。特に、1級アミノ基を末端に複数持つアミン系化合物が好ましい。
アルデヒド捕捉剤のアルデヒドに対する捕捉機構は、アルデヒド基とアミノ基とが化学反応を起こして結合し、アルデヒドが吸着される。
臭気吸着剤の臭気物質に対する吸着機構を、図3(a)〜(b)の具体例を用いてさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されない。
例えば、臭気物質が酸系臭気物質である場合は、図3(a)に示すように、臭気吸着剤として、例えばヒドロキシル基を有する化合物を無機多孔体上に担持してなる臭気吸着剤を用いることができる。これにより、カルボキシル基とヒドロキシル基とが化学反応を起こして結合し、臭気物質が吸着される。
また、臭気物質がアルデヒドである場合は、図3(b)に示すように、臭気吸着剤として、例えばアミノ基を有する化合物を無機多孔体上に担持してなる臭気吸着剤を用いることができる。これにより、アルデヒド基とアミノ基とが化学反応を起こして結合し、臭気物質が吸着される。
ヒートシール性樹脂
本発明において、臭気吸着性ヒートシール層を形成するヒートシール性樹脂は、特に制限されず、公知又は市販のヒートシール性を有するポリオレフィン系樹脂を用いることができる。
このようなポリオレフィン系樹脂としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度
ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン(LLDPE)等のポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メチルメタクリル酸共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマー、酸変性ポリオレフィン系樹脂、及びこれらの樹脂の混合物等が挙げられるが、これらの樹脂に限定されない。また、酸化防止剤やアンチブロック剤等の何れかが添加剤として、フィルム内に少量存在するものも適用できる。特に、臭気吸着剤を含有する状態で優れたヒートシール性及び臭気吸着性を発揮するため、LDPE、LLDPE、ポリプロピレン等を用いることが好ましい。
臭気吸着性ヒートシール層の形成
本発明の臭気吸着性ヒートシール層において、臭気吸着剤は、該層中に均一に分散していてもよい。また、例えば、易剥離性ヒートシール層側の表面から基材層との対向面に向かって、減少傾向の濃度勾配をもって分散していてもよく、この構成により、層間接着強度が向上する。
また別の態様において、臭気吸着性ヒートシール層は、2またはそれ以上の層を有する多層構成であり、ここで、各層は、臭気吸着剤の添加量がそれぞれ異なる樹脂組成物からなってよい。この構成において、臭気吸着剤を含有せず、ヒートシール性樹脂のみからなる層があってもよい。
臭気吸着剤の添加量は、臭気吸着性ヒートシール層全体の質量に対して0.1質量%以上であれば消臭効果を示すことが可能であるが、放射線滅菌処理用包装材料として良好な消臭効果を得るためには、好ましくは0.2質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上である。一方、良好な製膜性を得るためには、臭気吸着剤の添加量は30質量%以下であることが好ましい。加えて、良好なヒートシール性を達成するためには、臭気吸着剤の添加量は、より好ましくは15質量%以下である。
臭気吸着性ヒートシール層全体の層厚は、5μm以上あれば製膜は可能であるが、良好な製膜性、ヒートシール性及び臭気吸着性を得るためには、好ましくは10〜200μmが望ましい。
臭気吸着剤をヒートシール性樹脂中に混練する方法としては、公知または慣用の混練方法を適用することができる。例えば、ヒートシール性樹脂中に臭気吸着剤を分散させてペレット状のマスターバッチを作製し、これを、再度ヒートシール性樹脂中に分散させる、いわゆるマスターバッチ式のブレンド方法により、凝集し易い臭気吸着剤であっても、均質に分散させることができる。
本発明において、臭気吸着性ヒートシール層の積層方法は、特に限定されないが、この層を形成する樹脂組成物を、接着層を介して、基材層上にエクストルージョンコーティングすることにより積層することができる。エクストルージョンコーティングにおいては、まず、上記樹脂組成物を加熱し溶融させて、Tダイスで必要な幅方向に拡大伸張させてカーテン状に押出し、該溶融樹脂を基材層上へ流下させて、ゴムロールと冷却した金属ロールとで挟持することで、臭気吸着性ヒートシール層の形成と基材層への接着と積層を同時に行う。
または、上記樹脂組成物からなるフィルムを製膜し、これを、ドライラミネーション、ノンソルベントラミネーション、サンドラミネーション等により、接着層を介して基材層とラミネートしてもよい。ここで、フィルムの製膜法としては、公知または慣用の製膜方法を適用することができるが、例えば、製膜方法としてインフレーション法を用いる場合、臭気吸着性ヒートシール層を形成するヒートシール性樹脂のメルトフローレート(MFR)は、0.2〜5.0g/10minであることが好ましく、より好ましくは0.2〜4.
0g/10minである。MFRが0.2g/10min未満、又は5.0g/10min以上では加工適正の面で有効ではない。なお、本明細書において、MFRとはJIS K7210に準拠した手法から測定された値である。
<易剥離性ヒートシール層>
本発明において、易剥離層を構成する樹脂は、ポリエチレン系フィルム並びにポリエチレン系化学繊維不織布及び織布に対して易剥離性を有するものであれば特に制限されず、公知又は市販のヒートシール性樹脂を用いることができる。例えば、LDPE、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、LLDPE等のポリエチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、ポリプロピレン、プロピレンエラストマー、 エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メチルメタクリル酸共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマー、酸変性ポリオレフィン系樹脂等が挙げられ、これらに限定されない。特に、優れたヒートシール性と易剥離性を発揮するために、ポリエチレンと1−ブテンやポリエチレンとポリプロピレン等の様に、互いに非相溶性または低溶性の2またはそれ以上の樹脂を含む樹脂組成物を適用することが好ましい。各樹脂の混合比は、所望の易剥離効果やシール強度に応じて、当業者が適宜に決定することができる。このような樹脂組成物を用いることにより、シール部と非シール部を海島状に形成でき、良好な易剥離性を発現させることが可能となる。また、アンチブロッキング剤等の慣用の添加剤をヒートシール性樹脂に混練することによっても易剥離性を発現させることができる。好適に使用されるアンチブロッキング剤としては、合成ゼオライト、合成シリカ、天然ゼオライト、天然シリカ等が挙げられる。また、アンチブロッキング剤の添加量は、所望の易剥離効果やシール強度に応じて、当業者が適宜に決定することができるが、例えば易剥離性ヒートシール層を形成する樹脂組成物全質量に対して0.5〜15質量%である。
易剥離性ヒートシール層は、上記臭気吸着性ヒートシール層と、共押出製膜により、好適に形成することができる。その層厚は、易剥離性と製膜性の観点から、3〜40μm、より好ましくは5〜30μmの層厚が好ましい。
<積層体>
本発明において、放射線滅菌処理用包装材料は、上記の基材層と、上記のヒートシール層とを有する積層体からなる。
本発明の一態様において、基材層とヒートシール層との間に、さらなる機能性フィルム、例えばガスバリア性フィルムを積層してもよい。
本発明において好適に用いられるガスバリア性フィルムは、特に限定されず、公知又は市販のガスバリア性フィルムを適用できる。具体的には、PET、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアミド、ポリイミド、ポリビニルアルコール、エチレン・ビニルアルコール共重合体等の樹脂からなる樹脂フィルム、これらの樹脂フィルムの少なくともいずれか一方の面上にシリカ蒸着膜やアルミナ蒸着膜等の蒸着膜を設けた蒸着フィルム、アルミニウム箔等の金属箔を使用することができるが、これらに限定されない。上記の中でも、シリカ蒸着フィルム、アルミナ蒸着フィルム、アルミニウム箔を使用することが、ガスバリア性に優れている点から好ましい。また、特にアルミニウム箔を使用することによって遮光性を付与することができ、これにより、光照射により劣化し易い医薬品等の包装体としても、好適に用いることができる。本発明において、ガスバリア性フィルムの膜厚は、5〜30μm程度とすることが好ましい。
本発明の積層体において、各層を積層する際に、所望に応じて、層間に接着層を設けて積層してもよい。
本発明の一態様において、接着層は、ドライラミネート用接着剤、ノンソルベントラミネート用接着剤等からなる層であってよい。
接着層としてドライラミネート用接着剤を用いる場合は、溶媒へ分散または溶解した接着剤を一方のフィルム上に塗布し乾燥させて、もう一方のフィルムを重ねて積層した後に、30〜120℃で数時間〜数日間エージングすることで、接着剤を硬化させて積層する。
ノンソルベントラミネート用接着剤を用いる場合は、溶媒へ分散または溶解せずに接着剤自身をフィルム上に塗布し乾燥させて、もう一方のフィルムを重ねて積層した後に、30〜120℃で数時間〜数日間エージングすることで、接着剤を硬化させて積層する。
これらの接着剤は、熱硬化型、紫外線硬化型、電子線硬化型等であってよい。このような接着剤としては、ポリ酢酸ビニルや酢酸ビニル−エチレン共重合体等のポリ酢酸ビニル系接着剤、ポリアクリル酸とポリスチレン、ポリエステル、ポリ酢酸ビニル等との共重合体からなるポリアクリル酸系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、エチレンと酢酸ビニル、アクリル酸エチル、アクリル酸、メタクリル酸等のモノマーとの共重合体からなるエチレン共重合体系接着剤、セルロース系接着剤、ポリウレタン系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、ポリイミド系接着剤、ポリオレフィン系接着剤、尿素樹脂又はメラミン樹脂等からなるアミノ樹脂系接着剤、フェノール樹脂系接着剤、エポキシ系接着剤、反応型(メタ)アクリル系接着剤、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、スチレン−ブタジエンゴム等からなるエラストマー系接着剤、シリコーン系接着剤、アルカリ金属シリケート、低融点ガラス等からなる無機系接着剤等が挙げられる。
また、上記接着剤は、水性型、溶液型、エマルジョン型、分散型等のいずれの形態でもよく、また、その性状は、フィルム/シート状、粉末状、固形状等のいずれの形態でもよく、更に、接着機構については、化学反応型、溶剤揮発型、熱溶融型、熱圧型等のいずれの形態でもよい。
接着層は、上記接着剤を、例えばロールコート、グラビアロールコート、キスコート等で施すことにより形成され、そのコーティング量としては、0.1〜10g/m2(乾燥状態)位が望ましい。接着剤のコーティング量を上記範囲とすることで、良好な接着性が得られる。
本発明の別の態様において、各層の積層は、接着層を介して、サンドラミネーションにより行ってもよい。この場合、接着層としては、加熱溶融させて押出機で適用可能な任意の樹脂を用いることができる。具体的には、上記のヒートシール性樹脂として挙げた樹脂を好ましく使用できる。
本発明のさらに別の態様において、各層の積層は、場合によりアンカーコート剤等の接着層を介して、エクストルージョンコーティングにより行ってもよい。ここで、好適なアンカーコート剤としては、例えば、有機チタン系、イソシアネート系、ポリエチレンイミン系、酸変性ポリエチレン系、ポリブタジエン系等のアンカーコート剤を使用することができる。
<放射線滅菌処理用包装材料及びそれよりなる包装体>
上記積層体からなる本発明の放射線滅菌処理用包装材料は、電子線やγ線等の放射線による滅菌処理が施される包装のために有効に用いられる。特に、充填後に滅菌処理が必要であり、さらに臭気がないことが望まれる種々の食品、医薬品、医療用器具等の包装体として好適に使用される。
本発明の放射線滅菌処理用包装材料からなる包装体は、ヒートシール層側の面が対向するように、包装材料を折り曲げるかまたは2枚を重ね合せ、その周辺端部を例えば、側面シール型、二方シール型、三方シール型、四方シール型、封筒貼りシール型、合掌貼りシ
ール型(ピローシール型)、ひだ付シール型、平底シール型、角底シール型、ガゼット型等のヒートシール形態によりヒートシールすることにより製造することができる。または、本発明の放射線滅菌処理用包装材料を、そのヒートシール層側の面が、異種の包装材料、例えばポリエチレン系フィルム、ポリエチレン系化学繊維不織布または織布等の包装材料と対向するように重ね合せ、その周辺端部を上記と同様にヒートシールすることにより、製造してもよい。
本発明においては、ヒートシールの方法としては、例えばバーシール、回転ロールシール、ベルトシール、インパルスシール、高周波シール、超音波シール等の公知を適用することができる。
このようにして得られる包装体に、内容物を充填後、慣用の殺菌用電子線、γ線等の放射線を照射することにより、滅菌処理を施すことができる。本発明の放射線滅菌処理用包装材料は、放射線の照射により発生する臭気を、臭気吸着層が効率よく捕獲する。したがって、包装体内に臭気を移行させることなく、内容物の殺菌のために十分量の放射線を照射することができる。
[実施例1]
二酸化ケイ素上にポリアミン由来のアミノ基を担持させてなる臭気吸着剤(NS−241:東亞合成(株)製、平均粒径3.5μm)と、LLDPE(SP2020:(株)プライムポリマー社製)とを混練して、臭気吸着剤10質量%を含む臭気吸着性ヒートシール層用樹脂組成物を調製した。この臭気吸着性ヒートシール層用樹脂組成物、LLDPE(SP2020:(株)プライムポリマー社製)、及び易剥離性ヒートシール層用樹脂組成物としてポリエチレン系樹脂中に合成ゼオライト10質量%を含有する樹脂組成物(住友化学(株)製、EMB−21)を、インフレーション法(押出し温度170℃)により共押出製膜し、LLDPE25μm/臭気吸着性ヒートシール層25μm/易剥離性ヒートシール層5μmの積層フィルムを得た。
PETフィルム(厚さ12μm、エスペット T4102:東洋紡(株)製)、及び上記で得られた積層フィルムを、ドライラミネート用接着剤(RU004/H-1:ロックペイント(株)製、塗布量 各接着層につき3.5g/m2、乾燥温度70℃)を介して貼り合せ、PETフィルム12μm/接着層/LLDPE25μm/臭気吸着性ヒートシール層25μm/易剥離性ヒートシール層5μmの積層体からなる放射線滅菌処理用包装材料を製造した。
得られた積層体の易剥離性ヒートシール層側とポリエチレン系繊維不織布(デュポン社、タイベック)とを重ね合せ、その周辺端部を130℃、1kgf/cm2、1秒の条件でヒートシールすることにより、本発明の放射線滅菌処理用包装体を製造した。
[実施例2]
二酸化ケイ素上にポリアミン由来のアミノ基を担持させてなる臭気吸着剤(NS−241:東亞合成(株)製、平均粒径3.5μm)と、LLDPE(SP2020:(株)プライムポリマー社製)とを混練して、臭気吸着剤10質量%を含む臭気吸着性ヒートシール層用樹脂組成物を調製した。
また、LDPE(プライムポリマー社製エボリューSP1085:密度=0.919g/cm3、MFR(190℃)=8.0g/min)60質量部と、プロピレンエラストマー(ダウケミカル社製バーシファイV2200:密度=0.888g/cm3、MFR(230℃)=8.0g/10min)40質量部を十分に混錬し、易剥離性ヒートシール層用樹脂組成物を調整した。
上記樹脂組成物とLLDPE(SP2020:(株)プライムポリマー社製)とを用いて、インフレーション法(押出し温度170℃)により共押出製膜し、LLDPE25μ
m/臭気吸着性ヒートシール層25μm/易剥離性ヒートシール層10μmの積層フィルムを得た。
PETフィルム(厚さ12μm、エスペット T4102:東洋紡(株)製)、及び上記で得られた積層フィルムを、ドライラミネート用接着剤(RU004/H-1:ロックペイント(株)製、塗布量 各接着層につき3.5g/m2、乾燥温度70℃)を介して貼り合せ、PETフィルム12μm/接着層/LLDPE25μm/臭気吸着性ヒートシール層25μm/易剥離性ヒートシール層10μmの積層体からなる放射線滅菌処理用包装材料を製造した。
得られた積層体の易剥離性ヒートシール層側とポリエチレン系繊維不織布(デュポン社、タイベック)とを重ね合せ、その周辺端部を130℃、1kgf/cm2、1秒の条件でヒートシールすることにより、本発明の放射線滅菌処理用包装体を製造した。
[実施例3]
二酸化ケイ素上にポリアミン由来のアミノ基を担持させてなる臭気吸着剤(NS−241:東亞合成(株)製、平均粒径3.5μm)と、LLDPE(SP2020:(株)プライムポリマー社製)とを混練して、臭気吸着剤10質量%を含む臭気吸着性ヒートシール層用樹脂組成物を調製した。
上記臭気吸着性ヒートシール層用樹脂組成物、LLDPE(SP2020:(株)プライムポリマー社製)、及び易剥離性ヒートシール層用樹脂組成物(VMX−Y80F:ジェイフィルム(株)製、ポリエチレンとポリプロピレンのポリマーアロイ)を用いて、キャスト法(押出し温度220℃)により押出製膜し、LLDPE25μm/臭気吸着性ヒートシール層25μm/易剥離性ヒートシール層10μmの積層フィルムを得た。
PETフィルム(厚さ12μm、エスペット T4102:東洋紡(株)製)、及び上記で得られた積層フィルムを、ドライラミネート用接着剤(RU004/H-1:ロックペイント(株)製、塗布量 各接着層につき3.5g/m2、乾燥温度70℃)を介して貼り合せ、PETフィルム12μm/接着層/LLDPE25μm/臭気吸着性ヒートシール層25μm/易剥離性ヒートシール層10μmの積層体からなる放射線滅菌処理用包装材料を製造した。
得られた積層体の易剥離性ヒートシール層側とポリエチレン系繊維不織布(デュポン社、タイベック)とを重ね合せ、その周辺端部を130℃、1kgf/cm2、1秒の条件でヒートシールすることにより、本発明の放射線滅菌処理用包装体を製造した。
[実施例4]
NS−241の代わりにケイ酸塩系無機多孔体上にヒドラジン誘導体由来のアミノ基を担持させてなる臭気吸着剤(ダッシュライトM:(株)シナネンゼオミック製、平均粒径6〜7μm)を用いた以外は、実施例3と同様にして、本発明の放射線滅菌処理用包装材料、及び放射線滅菌処理包装体を製造した。
[比較例1]
易剥離性ヒートシール層を設ける代わりに、LLDPE(SP2020:(株)プライムポリマー社製)からなる層を同様に形成した以外は、実施例2と同様にして、放射線滅菌処理用包装材料及びそれよりなる放射線滅菌処理用包装体を製造した。
[比較例2]
LLDPE25μm/臭気吸着性ヒートシール層25μm/易剥離性ヒートシール層10μmの積層フィルムの代わりに、同じ膜厚のLLDPEフィルム(SP2020:(株)プライムポリマー社製)を用いた以外は、実施例2と同様にして、放射線滅菌処理用包装材料及びそれよりなる放射線滅菌処理用包装体を製造した。
<易剥離性試験>
実施例及び比較例で作製した放射線滅菌処理用包装材料を、それぞれ10cm×10cmに切り分け、そのヒートシール面をポリエチレン系繊維不織布(タイベック、デュポン社)と重ね合せ、ヒートシールテスター(テスター産業:TP−701−A)を用いて、130℃、1kgf/cm2、1秒の条件で1cm×10cmの領域をヒートシールしたサンプルを作製した(端部はヒートシールされずに接着しておらず、二股に分かれている状態)。このサンプルを、1.5cm幅で短冊状に切り、二股に分かれている各端部を引張試験機に装着し、試験速度:300mm/min、荷重レンジ:50Nの条件で試験した際の引張強度(N/15mm)を測定した。評価結果を表1に示す。
<消臭試験>
10cm×10cmに切り分けた実施例及び比較例で作製した放射線滅菌処理用包装材料2枚を、パウチ袋内(寸法:120mm×160mm、層構成:PET12μm/アルミニウム箔20μm/LDPE50μm)に入れ、電子線照射(50kGy、加速電圧250kV、電流:2.3mA)の滅菌処理を行い、1日放置後のパウチ内の臭気変化を官能評価により測定した。官能評価の評価基準は、「1=強い臭気を感じる」、「2=臭気を感じる」、「3=弱い臭気を感じる」、「4=全く臭いがしない」。評価結果を表1に示す。
Figure 0006263927
本結果より、実施例1〜4の放射線滅菌処理用包装材料は、不織布の破れが発生することなく良好な易剥離性示し、且つ良好な消臭効果も兼備えることを確認した。
1.基材層
2.ヒートシール層
2a.臭気吸着性ヒートシール層
2b.易剥離性ヒートシール層
3.機能性フィルム

Claims (4)

  1. 少なくとも基材層とヒートシール層とを有する積層体からなる放射線滅菌処理用包装材料であって、該ヒートシール層が、臭気吸着性ヒートシール層と、最内層となる易剥離性ヒートシール層とを有し、該臭気吸着性ヒートシール層が、臭気吸着剤を含有するヒートシール性樹脂からなり、
    前記臭気吸着剤が、滅菌処理時に包装体から発生する臭気物質に対し、吸着機能を有する、無機多孔体上に化学吸着剤を担持させてなる臭気吸着剤であることを特徴とする、
    ことを特徴とする放射線滅菌処理用包装材料。
  2. 前記臭気吸着性ヒートシール層が、前記臭気吸着剤を0.2〜30質量%の範囲で含有することを特徴とする、請求項1に記載の放射線滅菌処理用包装材料。
  3. 前記滅菌処理が、電子線滅菌処理またはγ線滅菌処理であることを特徴とする、請求項1または2に記載の放射線滅菌処理用包装材料。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の放射線滅菌処理用包装材料から形成される放射線滅菌処理用包装体。
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