JP7092657B2 - 釣竿 - Google Patents

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本発明は、釣糸ガイドを備えた釣竿に関し、詳細には、複数の竿杆を継構造(並継、インロー継)で連結する釣竿に関する。
継構造の釣竿は、振出式の釣竿と比較すると、細径化することができ、全体として腰が強い釣竿構造が得られる等の利点がある一方で、釣り場移動時や収容する(仕舞う)際に竿杆同士が接触して傷が付くという欠点がある。そこで、特許文献1には、継構造の釣竿を収容する際に用いられる保護具が開示されている。この保護具は、各竿杆のインロー部分を差し込んで、竿杆同士の接触を避けるように保持するよう構成されている。
特開2007-97544
上記した保護具は、釣竿と別体として携行されるため、紛失する可能性があり、収容時において重量化してしまう。また、間隔を開けた状態で各竿杆を保持するため、径方向に大径化した状態になり、持ち運びがし難くなる。さらに、従来の継構造の釣竿では、各竿杆を収容する際に、それぞれの竿杆に取着された釣糸ガイドについては十分な配慮がなされていない。通常、釣糸ガイドは、竿杆表面から立ち上げられた湾曲するフレーム及びフレームに保持されるガイドリングを備えており、前記フレーム部分は細いことから、竿杆同士が近接すると、それぞれの釣糸ガイドが接触して破損する可能性がある。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、複数の竿杆を継構造で連結する釣竿において、各竿杆の連結を解除した状態で持ち運びし易く、釣糸ガイドが破損することのない釣竿を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明に係る釣竿は、元竿杆の先端側に順次着脱可能に連結され、釣糸ガイドが装着された複数の竿杆を有しており、前記釣糸ガイドは、元竿杆、及び、複数の竿杆の各後端縁を一致させた後端基準状態で、前記各釣糸ガイドのリング部分が互いに軸方向で異なる位置となるように各竿杆に装着されていることを特徴とする。
上記した構成の釣竿は、各竿杆の後端縁を一致させると、各竿杆に装着されている釣糸ガイドのリング部分が互いに軸方向で異なる位置(重ならない位置)となっているため、収容時に釣糸ガイド同士が干渉することがなく、持ち運びし易くなる。また、各竿杆の釣糸ガイドのリング部分(膨らんでいる部分)同士が接触することがないので、釣糸ガイドの破損等を効果的に防止することができる。
本発明によれば、複数の竿杆を継構造で連結する釣竿において、各竿杆の連結を解除した状態で持ち運びし易く、釣糸ガイドが破損することのない釣竿が得られる。
本発明に係る釣竿の第1の実施形態を示し、全竿杆の後端縁を一致させた後端基準状態を示す図。 図1に示す釣竿の穂先竿杆の部分縦断面図。 本発明に係る釣竿の第2の実施形態を示し、全竿杆の後端縁を一致させた後端基準状態を示す図。
図1及び図2は、本発明に係る釣竿の第1の実施形態を示しており、図1は、全竿杆の後端縁を一致させた後端基準状態を示す図、図2は、穂先竿杆の部分断面図である。
本実施形態の釣竿1は、元竿杆10の先端側に順次着脱可能に連結される3本の竿杆(中竿杆20,30、及び、穂先竿杆40)を備えた4本継構造となっており、各竿杆の先端部には、インロー80が嵌合固定された継構造(インロー継)を備えている。すなわち、元竿杆10の先端部12に固定されたインロー80には、中竿杆20の基端部21が嵌合固定され、中竿杆20の先端部22に固定されたインロー80には、中竿杆30の基端部31が嵌合固定され、中竿杆30の先端部32に固定されたインロー80には、穂先竿杆40の基端部41が嵌合固定される。このため、インロー80には、小径側の竿杆の基端部の内周面が嵌入、固定できるように、先端に移行するにしたがって小径化するテーパ面が形成されており、そのようなテーパ面が突出するように、各竿杆の先端部12,22,32に嵌入、固定されている。
前記釣竿1は、元竿杆10の長さをL1、中竿杆20,30の長さをL2,L3、穂先竿杆40の長さをL4とした場合、L1>L2≧L3≧L4(L1>L2,L3,L4)となるように構成されている。前記各竿杆10,20,30,40は、管状の部材として構成されており、公知のように、強化繊維に合成樹脂を含浸したプリプレグシートを芯金に巻回し、加熱処理することで合成樹脂を硬化し、その後、脱芯することで形成することが可能である。
前記元竿杆10には、リールが装着されるリールシート10Aと、その前後にグリップ(フロントグリップ10B,リアグリップ10C)が設けられている。前記リールシート10Aには、トリガー10aが形成されている。また、前記グリップ10B,10Cは、軽量化が図れると共に握り心地が良好な材料、例えば、EVA等の柔軟性を有する発泡材やコルク等によって形成されている。
前記竿杆20,30,40には、それぞれリールシート10Aに固定されたリールから繰り出される釣糸を挿通させる釣糸ガイドが装着されている。具体的には、竿杆20には、1つの釣糸ガイド25が装着され、竿杆30には、3つの釣糸ガイド35が装着され、穂先竿杆40には、5つの釣糸ガイド45が装着されている。なお、穂先竿杆40には、先端に穂先ガイド46が装着されている。
前記釣糸ガイド25,35,45は、金属や繊維強化樹脂で形成されたフレーム構造を備えており、実際に釣糸が挿通される部分(リング部分と称する)25a,35a,45aには、耐摩耗性に優れた硬質材料、例えば、シリコンカーバイト(SiC)、アルミナオキサイト、タングステンカーバイト等のセラミックス材料、SUS,チタン等の金属材料で形成されたリング状の部材(リング部材)が圧入、固定されている。また、釣糸ガイドを構成するフレームには、竿杆に載置されるように、軸長方向に延びる脚部(図2では、穂先竿杆に装着される釣糸ガイド45の脚部45bが示されている)が一体形成されており、この脚部が各竿杆の表面に載置され、竿杆の表面に対して固定糸51を巻回(糸止め)したり、接着等することで固定されている(釣糸ガイドを竿杆に対して固定する固定部を符号50で示してある)。この場合、フレームと一体形成される脚部については、片足タイプ、両足タイプ等があるが、本発明では、釣糸ガイドのフレーム構造、脚部の構造、及び、固定の方法(固定部の構造)については、限定されることはなく、様々な形態のものを用いることが可能である。
前記釣糸ガイド25,35,45を竿杆に装着するに際しては、図1に示すように、元竿杆10、複数の竿杆20,30,40の各後端縁を一致させた後端基準状態(基準ラインをPで示す)で、各釣糸ガイド25,35,45のリング部分25a,35a,45aが互いに軸方向で異なる位置となるように設定されている。すなわち、各竿杆の基端を揃えた状態では、装着されている釣糸ガイド、特にリング部分が干渉し合うことがないように、各釣糸ガイドは竿杆に装着、固定されている(図1の点線で示すように、全ての釣糸ガイドのリング部分は、軸方向にずれた状態となっている)。
上記した構成の釣竿1によれば、竿杆10,20,30,40の後端縁を水平面上に載置して各竿杆を垂直状態にすると、各竿杆に装着されている釣糸ガイドのリング部分が互いに軸方向で異なる位置(重ならない位置)になるため、収容時(釣り場移動時)等にガイド同士が干渉することはなく、径方向にコンパクトに纏めることができ、持ち運びし易くなる。また、各釣糸ガイドのリングが固定されるリング部分25a,35a,45a同士が接触することがないので、釣糸ガイドの破損等を効果的に防止することができる。さらに、従来のように、保護具を用いる必要がないため、重量化したり、部品が紛失するようなこともない。
なお、上記した各竿杆に対して装着される釣糸ガイドの設置個数、各釣糸ガイドの間隔については、特に限定されることはないが、元竿杆に連結される中竿杆20に固定される釣糸ガイド25は、比較的大きいことから、元竿杆10のグリップ10Bに当て付く位置に装着しておくことが好ましい。すなわち、形状が大きい釣糸ガイド25が柔軟性のあるグリップ10bに当て付くことで、収容状態が安定し、破損等を効果的に防止することが可能となる。また、軸方向にずれるのは、各釣糸ガイドのリング部分だけではなく、フレームの露出している部分の範囲でずれていることが好ましい。
図3は、本発明に係る釣竿の第2の実施形態を示す図である。
本実施形態では、各釣糸ガイド25,35,45をそれぞれの竿杆に固定する固定部50についても、互いに軸方向で異なる位置となるように構成されている。
図2に示したように、固定部50は、固定糸51を脚部に巻き付けたり、固定テープを巻き付けるなど、径方向に膨出する部分となることから、リング部分、或いはフレームの露出部分のみならず、固定部の領域についても、互いに軸方向で異なる位置となるようにすることで、収容時(釣り場移動時)等に釣糸ガイドに加え、固定部同士についても相互に干渉することがなく、径方向にコンパクトに纏めることができ、持ち運びし易くなる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
本発明では、竿杆の本数は、元竿杆以外に複数の竿杆を備えた構成(全部で3本以上の竿杆を備えた構成)であれば良く、竿杆同士の継構造については限定されることはない。このため、本発明は、並継式の釣竿に適用しても良い。また、各竿杆の構成については、部分的に中実構造にする等、適宜変形することが可能である。
1 釣竿
10 元竿杆
20,30 中竿
40 穂先竿杆
25,35,45 釣糸ガイド
25a,35a,45a リング部分
50 固定部
80 インロー

Claims (2)

  1. 元竿杆の先端側に順次着脱可能に連結され、釣糸ガイドが装着された複数の竿杆を有する釣竿において、
    前記元竿杆は、リールが装着されるリールシートと、その前後に設けられる柔軟性のあるフロントグリップ及びリアグリップを備え、
    前記複数の竿杆は、1本以上の中竿杆と、穂先竿杆を備えており、
    前記元竿杆の前節となる前記中竿杆には、最も基端側となる1つの釣糸ガイドが装着されており、
    前記釣糸ガイドは、元竿杆、及び、複数の竿杆の各後端縁を一致させた後端基準状態で、前記各釣糸ガイドのリング部分が互いに軸方向で異なる位置となるように各竿杆に装着されると共に、前記最も基端側となる1つの釣糸ガイドのリング部分は、前記フロントグリップに当て付く位置に装着されていることを特徴とする釣竿。
  2. 前記各竿杆に装着される釣糸ガイドの固定部が互いに軸方向で異なる位置とされていることを特徴とする請求項1に記載の釣竿。
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