JP7272978B2 - 釣竿 - Google Patents

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Description

本発明は、釣糸を案内する釣糸ガイドを装着した振出式の釣竿に関する。
リールを取り付けることが可能な釣竿には、一定の間隔をおいて、リールから繰り出される釣糸を案内する釣糸ガイドが設けられている。釣糸ガイドには、竿杆の表面に固定される固定ガイド、及び、竿杆を摺動して所定の位置で固定される遊動ガイドがあり、これらの釣糸ガイドは一般的にフレーム構造となっている。前記固定ガイドは、軸方向に延びるガイド脚部(足部)を釣竿の外表面に載置し、糸巻きした後、樹脂(保護膜)等を被着することで糸止め固定されている。また、前記遊動ガイドは、筒状部材(管状体)にガイド脚部を糸巻きして固定し、その表面に樹脂(保護膜)等を被着することで糸止め固定されており、前記筒状部材に釣竿を挿通させることで、釣竿の外表面のテーパによって所定の位置に固定されるようになっている。
特開2003-284455号
ところで、振出式の釣竿は、複数本の竿杆が軸方向に順次継合する構造となっており、各竿杆を、それよりも大径の竿杆に収納する際には、上記した固定ガイドや遊動ガイドの糸止め部分には、それよりも後方に装着されている遊動ガイドの筒状部、或いは、大径の竿杆の開口端面が当て付いたり乗り上げてしまう。これにより、糸止め部分に傷が付いてしまい見栄えの低下、破損等の原因になってしまう。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、複数の竿杆を継合した釣竿において、各竿杆を収納する際、釣糸ガイドの糸止め部分が傷付くことのない振出式の釣竿を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、複数の竿杆を振出式に継合し、各竿杆の表面に釣糸ガイドを装着した振出式の釣竿において、前記釣糸ガイドの内、竿杆の表面に対して固定される固定ガイドは、竿杆の表面に固定された筒状部材の表面にガイド脚部が糸巻き固定されており、前記固定ガイドの筒状部材は、その糸巻きの糸止め部分が、前記固定ガイドの後方側にある遊動ガイドの筒状部材の先端開口、又は、大径竿杆の先端開口が非接触となる肉厚を有することを特徴とする。
上記した構成では、固定ガイドは、竿杆の表面に固定された筒状部材の表面にガイド脚部が載置されて糸巻き固定される。糸巻き固定は、公知のように、ガイド脚部に巻き糸を行ない、その上から樹脂(FRPを含む)を被着することで行なわれ、糸止め部分は、被着された樹脂が露出した状態で硬化する。この場合、固定ガイドは、筒状部材の肉厚によって径方向に嵩上げされた状態になることから、固定ガイドの後方側にある遊動ガイドの筒状部材の先端開口、又は、大径竿杆の先端開口が糸止め部分に接触しないようにすることができ、これにより糸止め部分が傷付いたり、損傷することがなく、見栄えが低下するようなこともない。
なお、前記固定ガイドは、竿杆の前端側に、筒状部材によって嵩上げして固定されるが、釣竿の種類やデザインによっては、固定ガイドの代わりに飾巻をすることもある。このような飾巻をする場合においても、同様に、肉厚を有する筒状部材を介在して飾巻をすることで、糸止め部分の傷付き、損傷等を防止して、見栄えが低下することを防止することができる。
また、本発明は、複数の竿杆を振出式に継合し、各竿杆の表面に釣糸ガイドを装着した振出式の釣竿において、前記釣糸ガイドは、1つの竿杆上に摺動する複数の遊動ガイドを備えており、各遊動ガイドは、竿杆の表面の任意の位置に摺動、固定される筒状部材の表面にガイド脚部が糸巻き固定されており、軸方向の前側に位置する遊動ガイドの筒状部材は、その糸巻きの糸止め部分が、後側にある遊動ガイドの筒状部材の先端開口と非接触となる肉厚を有すると共に、後側にある遊動ガイドの筒状部材と軸方向に重合されることを特徴とする。
釣竿によっては、1つの竿杆上に複数の遊動ガイドを設置することがある。このような遊動ガイドにおいて、それぞれ筒状部材の表面にガイド脚部を糸巻き固定するに際して、軸方向の前側に位置する遊動ガイドの筒状部材は、その糸巻きの糸止め部分が、後側にある遊動ガイドの筒状部材の先端開口と非接触となる肉厚を有することで、複数の竿杆を収納した際、糸止め部分の傷付き、損傷等を防止して、見栄えが低下することを防止することができる。また、このような構成では、小径竿杆を大径竿杆に収納した際、前後の遊動ガイドの筒状部材が重合するため、竿杆の飛び出しを短くすることが可能となり、遊動ガイドが破損し難くなる。
本発明によれば、複数の竿杆を継合した振出式の釣竿において、各竿杆を収納する際、釣糸ガイドや飾巻の糸止め部分が傷付くことがない構成が得られる。
本発明に係る振出式の釣竿の一実施形態を示す図であり、(a)は複数の竿杆を部分的に収納した状態を示す図、(b)は遊動ガイド部分を示す図。 図1に示す釣竿の固定ガイド、及び、遊動ガイドを拡大して示す図。 固定ガイド部分の構成を示す断面図。 固定ガイドと遊動ガイドの関係を示した模式図。 釣竿の収納状態における固定ガイドと、それよりも大径の竿杆の先端部分の関係を示す断面図。 竿杆の先端に固定された飾巻と遊動ガイドの関係を示す模式図。 固定ガイドと遊動ガイドの関係を示した模式図であり、筒状部材の第1の変形例を示す図。 隣接する遊動ガイド間の関係を示した模式図であり、筒状部材の第2の変形例を示す図。 (a)~(d)は、筒状部材の各種の変形例を模式的に示した断面図。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る振出式の釣竿の実施形態について説明する。
最初に、図1及び図2を参照して、釣竿の構成について説明する。
本実施形態の釣竿1はルアーロッドとして構成されており、元竿杆10の先端側には、順次、振り出し式に5本の中竿杆20,30,40,50,60、及び、穂先竿杆70が継合されており、全体として7本の継構造として構成されている。各竿杆の表面には、リールから繰り出される釣糸を案内する釣糸ガイドが装着されている。具体的には、前記中竿杆30の先端には、釣糸ガイドとして固定ガイド31が設けられ、前記中竿杆40の先端には、釣糸ガイドとして固定ガイド41が設けられ、前記中竿杆50の先端には、釣糸ガイドとして固定ガイド51が設けられ、前記中竿杆60の先端には、釣糸ガイドとして固定ガイド61が設けられている。また、穂先竿杆70の先端には、トップガイド71が設けられている。なお、竿杆の継合本数については、用途等に応じて種々変形される。
前記元竿杆10の基端側には、握持、保持されるグリップ(後グリップ13A、前グリップ13B)が設けられると共に、両グリップ間には、リールを装着可能にするリールシート14が設けられている。また、リールシート14の下方側には、リールシートと共にリールを握持、保持した際、指を掛けることが可能なトリガー15が設けられている。さらに、前記元竿杆10及び中竿杆20の先端には、それぞれ釣竿としてデザインを統一するために飾巻11,21が設けられている。
前記中竿杆50には、釣糸ガイドとして、軸方向に摺動可能な遊動ガイド53,55が配設されており、前記穂先竿杆70にも、釣糸ガイドとして、軸方向に摺動可能な遊動ガイド73,75が配設されている。
前記各竿杆は、管状の部材として構成されており、公知のように、強化繊維に合成樹脂を含浸したプリプレグシートを芯金に巻回し、加熱処理することで合成樹脂を硬化し、その後、脱芯することで形成されている。また、前記グリップ13A,13Bは、軽量化が図れると共に握り心地が良好な材料、例えば、EVA等の柔軟性を有する発泡材やコルク等によって形成されている。
次に、上記した固定ガイド及び遊動ガイドの構成について、図1から図4を参照して説明する。
なお、以下では、中竿杆50を例示することとし、その中竿杆50に配設される固定ガイド51及び遊動ガイド53を挙げて説明するが、他の固定ガイド31,41,61及び遊動ガイド55,73,75も同様に構成することが可能である。
前記固定ガイド51は、金属や繊維強化樹脂で形成されたフレーム構造(フレーム51A)を備えており、竿杆の表面から立ち上げられた部分には、釣糸が挿通されるリング部材51aが設けられている。リング部材51aは、耐摩耗性に優れた硬質材料、例えば、シリコンカーバイト(SiC)、アルミナオキサイト、タングステンカーバイト等のセラミックス材料、SUS、チタン、アルミ等の金属材料で形成することが可能であり、フレーム51Aに形成された開口部分に圧入、固定されている。
固定ガイド51を構成するフレーム51Aには、軸長方向に延びるガイド脚部51bが一体形成されており、このガイド脚部51bは、各竿杆の表面に固定された筒状部材100の表面に対して固定糸101で糸巻し、その表面に樹脂やFRPなどの被着部材105を被着することで筒状部材上に固定されている。なお、この被着部材105は、固定糸の表面に塗布する構成、テープ状の部材を巻回する構成などが含まれ、固定ガイド51を、筒状部材100に対して固定する糸止め部分となる(以下、糸止め部分105とも称する)。
前記筒状部材100は、中竿杆50の先端部に対して圧入、固定されており、その形成材料については、金属や硬質樹脂等、限定されることはないが、中竿杆50との密着性が良好となるように、繊維強化樹脂材(FRP)で形成することが好ましい。具体的には、中竿杆50の構成と同様、強化繊維に合成樹脂を含浸したプリプレグシートを芯金に巻回し、加熱処理することで合成樹脂を硬化した後、脱芯し、所定の長さに切断することで形成することが可能である。この場合、筒状部材100を形成するプリプレグシートの強化繊維は、周方向(UDシート)、或いは、傾斜方向(バイアスシート)に引き揃えられたものが含まれていることが好ましく、更には、ガラス繊維による織布(ガラスクロス)によって構成されたものであっても良い。
このような材料で筒状部材100を形成することで、筒状部材100を中竿杆50の表面に接着した際、釣竿として曲げ剛性が局所的に高くならず(突っ張りの軽減効果)、強度が向上し、薄肉厚化による重量軽減、及び、つぶれに対する強度を高くすることが可能となる。また、薄肉、軽量化によって感度を向上することができると共に、外観を向上することも可能となる。
このような筒状部材100は、竿杆に対して接着等によって固定されており、その表面上に、上記したように固定ガイド51を固定することで、固定ガイド51は、直接、中竿杆50の表面に固定された場合と比較して、筒状部材100の肉厚Tの分だけ径方向に嵩上げされた状態となる。このため、糸止め部分105についても肉厚Tの分だけ径方向に嵩上げされた状態となる。
また、前記遊動ガイド55は、固定ガイド51の構成と同様、金属や繊維強化樹脂で形成されたフレーム構造(フレーム55A)を備えており、竿杆の表面から立ち上げられた部分に、釣糸が挿通されるリング部材55aが設けられている。リング部材55aは、固定ガイドと同様、耐摩耗性に優れた硬質材料で形成することが可能であり、フレーム55Aに形成された開口部分に圧入、固定されている。
遊動ガイド55を構成するフレーム55Aには、軸長方向に延びるガイド脚部55bが一体形成されており、このガイド脚部55bは、中竿杆50の表面に対して摺動する筒状部材200の表面に対して、固定糸201(図9(b)参照)で糸巻し、その表面に樹脂やFRPなどの被着部材205を被着することで筒状部材上に固定されている。なお、この被着部材205は、遊動ガイド55を固定する糸止め部分となる(以下、糸止め部分205とも称する)。
前記中竿杆50の表面には、後端側に移行するに従って大径化するようにテーパが形成されている。テーパの度合いについては、特に限定されることはないが、表面がテーパ状に形成されることで、遊動ガイドを構成する筒状部材200は、中竿杆50のいずれかの位置で固定されるようになっている。すなわち、遊動ガイド55の筒状部材200は、中竿杆50の先端側に移行するに従い、その中竿杆の表面との間で間隙が大きくなり、中竿杆50の後方側に摺動させることで、中竿杆50の表面のテーパによっていずれかの位置で固定されるようになっている。
なお、筒状部材200の形成材料については特に限定されることはないが、固定ガイド51の筒状部材100と同様、繊維強化樹脂材で形成することが好ましい。また、隣接する遊動ガイド53についても、遊動ガイド55と同様、筒状部材200上に糸止め固定される。
上記した構成において、径の竿杆を順次、径竿杆に収納すると、前記遊動ガイド55の筒状部材200の先端開口(開口端面)200Aは、固定ガイド51に当て付くものの、上記したように、固定ガイド51は、筒状部材100の肉厚Tの分だけ径方向に嵩上げされた状態となっているため、糸止め部分105に対して、遊動ガイドの構成要素である筒状部材200が乗り上がることが防止される。すなわち、固定ガイド51を、筒状部材100によって、肉厚Tの分だけ径方向に嵩上したことで、固定ガイド51の後方側にある遊動ガイド55の筒状部材200の先端開口200Aを、糸止め部分105に対して非接触にできるため、糸止め部分105が傷付いたり、損傷することがなく、見栄えを低下させることはない。
なお、筒状部材100の肉厚T(嵩上げ量)については、糸止め部分が後側の遊動ガイドや大径竿杆によって傷が付かないようにすればよく、竿杆の太さ等に応じて適宜、設定される。
図5は、釣竿の収納状態における固定ガイドと、それよりも大径の竿杆の先端部分の関係を示す断面図(中竿杆40と中竿杆30との関係について示す)である。
上記した実施形態では、1つの竿杆における固定ガイド51と遊動ガイド55の関係について説明したが、図5に示すように、小径竿杆(中竿杆40)の先端部に設けられた固定ガイド41と、その小径竿杆が収納される大径竿杆(中竿杆30)についても、同様に構成することが可能である。
例えば、中竿杆40に、上記した遊動ガイドが設けられていない場合、先端の固定ガイド41の筒状部材100には、中竿杆40をそれよりも大径の中竿杆30に収納する際、大径の中竿杆30の先端開口30Aが接触する(乗り上げようとする)が、固定ガイド41は、筒状部材100の肉厚Tの分だけ径方向に嵩上げされているため、糸止め部分105に対して、中竿杆30の先端開口30Aが乗り上がることが防止される。すなわち、竿杆収納時において、固定ガイド41の糸止め部分105に、大径の中竿杆30を接触させないようにできるため、固定ガイドの糸止め部分が傷付いたり、損傷することがなく、見栄えを低下させることはない。
同様に、中竿杆30の先端に設けられる固定ガイド31についても、筒状部材100によって径方向に嵩上げされていることから、竿杆収納時に、それよりも大径の中竿杆20の先端開口を非接触にすることが可能である。
図6は、竿杆の先端に飾巻を設置した状態を示す模式図である。
釣竿の種類やデザインによっては、竿杆の先端に固定ガイドを設けないことがある。この場合、釣竿としてデザインを統一したり、先端部分の口割れなどを防止するために、飾巻151を施すこともある(図6では、説明上、中竿杆50の先端に固定ガイドではなく、飾巻151を設けたものとしてある)。このような飾巻151を施す場合においても、図4に示した固定ガイド51と同様、中竿杆50の表面に固定された肉厚を有する筒状部材100の表面に対して固定糸101で糸巻を行ない、その表面に樹脂やFRPなどの被着部材(糸止め部分)105を被着することが好ましい。
このような構成においても、竿杆収納時において、飾巻151に、後方側にある遊動ガイド55の筒状部材の先端開口、或いは、それよりも大径の中竿杆の先端開口を、糸止め部分105に接触させないようにできるため、糸止め部分が傷付いたり、損傷することがなく、見栄えを低下させることが防止できる。
図7は、固定ガイドと遊動ガイドの関係を示した模式図であり、筒状部材の第1の変形例を示す図である。
この変形例では、固定ガイド51の筒状部材100に、複数の竿杆を収納した際、固定ガイド51の後側にある遊動ガイド55の筒状部材200の先端を軸方向に重合させるようにしている。図では、軸方向に長さLの分だけ重合するようにしており、このような重合がなされるように、筒状部材100の後端に段差部(図に示す例では、環状の段部)100aを形成しておき、この部分に遊動ガイド55の筒状部材200の先端を乗り上げさせて、更に、圧入、固定できるようにしている。この場合、遊動ガイド55の筒状部材200は、糸止め部分105に乗り上げたり、接触しないようにしている。
このような構成によれば、竿杆収納時に遊動ガイド55が固定ガイド51と連結され、竿杆収納時における釣糸ガイドの飛び出し長を短縮することが可能となる。また、このような構成では、遊動ガイド55及び固定ガイド51が、筒状部材100,200で連結状態が維持されるため、例えば、竿杆収納状態において、他物と接触する等、横方向から不要な応力が作用しても、その応力が一転集中することがなく分散され、局所的な衝撃に対して強くなる。
なお、上記した構成は、図6に示した飾巻151の場合も同様にすることが可能であり、図5に示した大径竿杆30についても、その先端開口30Aを筒状部材100の段差部100aに重合させても良い。
図8は、隣接する遊動ガイド53,55間の関係を示した模式図であり、筒状部材の第2の変形例を示す図である。
図7に示した実施形態では、先端側の固定ガイドや飾巻の筒状部材100の後端に段差部100aを形成することで、竿杆収納時に筒状部材100に重合させるようにしたが、後側の筒状部材200の先端に段差部(図に示す例では、環状の凹所)200aを形成することで重合させるようにしても良い。
このような構成の段差部であっても、上記した実施形態と同様な作用効果を得ることが可能である。なお、図8で示すように、隣接する遊動ガイド53,55の筒状部材200に段差部200aを形成したことで、竿杆収納時には、遊動ガイド同士が軸方向で連結されるため、竿杆収納時における飛び出し長を短縮することが可能になると共に、局所的な衝撃に対して強くなる。また、後側の遊動ガイド53の筒状部材200には、大径竿杆の先端開口が重合して固定できる構成であっても良い。
図9(a)~(d)は、筒状部材の各種の変形例を模式的に示した断面図である。
上記したように、筒状部材100は、その上に設けられる糸止め部分105に、その後方側の遊動ガイドの筒状部材や大径竿杆の先端開口を非接触にできれば良い。このため、筒状部材100の端面100Bに当て付くような肉厚が確保されていれば、糸止め部分105については、(a)に示すように端面100Bの近傍まで、或いは、端面100Bと同一の面内に存在するように被着することが可能である。
また、筒状部材を重合させる段差部については、(b),(c)に示すように、相手側の筒状部材の端部(端壁)が当て付くように、テーパ面200c,100cで構成する等、重合させる形状については、特に限定されることはない。或いは、(d)に示すように、当接部分における当たりの衝撃が緩和されるように、湾曲面100dを形成しても良い。
以上、本発明に係る釣糸ガイドの実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々、変形することが可能である。
上記した実施形態の固定ガイド及び遊動ガイドのフレームは、いずれも脚部が片足タイプとしたが、両足タイプにする等、各種の形態で実施することが可能である。また、フレームについては、その形状については限定されることはなく、素材についても繊維強化樹脂材等で形成する等、適宜変形することが可能である。また、固定ガイド及び遊動ガイドのフレームを糸止め固定する筒状部材については、その内面に、所定間隔(例えば90°間隔)をおいて軸方向に突出する凸部を設け、竿杆表面に固定しても良い。このような構成は、筒状部材を成形する際に用いられる芯金に所定間隔(例えば90°間隔)をおいて軸方向にスリットを設けておけば良い。このような筒状部材によれば、竿杆に接着する際に回り止め効果を高めることが可能である。
1 釣竿
10 元竿杆
20,30,40,50,60 中竿杆
70 穂先竿杆
31,41,51,61 固定ガイド
53,55,73,75 遊動ガイド
100,200 筒状部材
105,205 被着部材(糸止め部分)

Claims (2)

  1. 複数の竿杆を振出式に継合し、各竿杆の表面に釣糸ガイドを装着した振出式の釣竿において、
    前記釣糸ガイドの内、竿杆の表面に対して固定される固定ガイドは、竿杆の表面に固定された筒状部材の表面にガイド脚部が糸巻き固定されており、
    前記固定ガイドの筒状部材は、その糸巻きの糸止め部分が、前記固定ガイドの後方側にある遊動ガイドの筒状部材の先端開口、又は、大径竿杆の先端開口と非接触となる肉厚を有しており、
    前記固定ガイドの筒状部材には、複数の竿杆を収納した際、前記固定ガイドの後方側にある遊動ガイドの筒状部材の先端、又は、大径竿杆の先端が軸方向に重合されるようになっており、
    前記固定ガイドの筒状部材の後端は段差部を備えており、前記段差部に、前記遊動ガイドの筒状部材の先端、又は、大径竿杆の先端が乗り上げることで、前記遊動ガイドの筒状部材、又は、前記大径竿杆の先端が重合
    されることを特徴とする振出式の釣竿。
  2. 複数の竿杆を振出式に継合し、各竿杆の表面に釣糸ガイドを装着した振出式の釣竿において、
    前記釣糸ガイドは、1つの竿杆上に摺動する複数の遊動ガイドを備えており、
    各遊動ガイドは、竿杆の表面の任意の位置に摺動、固定される筒状部材の表面にガイド脚部が糸巻き固定されており、
    軸方向の前側に位置する遊動ガイドの筒状部材は、その糸巻きの糸止め部分が、後側にある遊動ガイドの筒状部材の先端開口と非接触となる肉厚を有すると共に、後側にある遊動ガイドの筒状部材と軸方向に重合されるようになっており、
    前記軸方向前後に位置する遊動ガイドの各筒状部材の先端は段差部を備えており、前側にある遊動ガイドの筒状部材の後端に前記段差部が係合することで軸方向に重合されることを特徴とする振出式の釣竿。
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