JP2788416B2 - 中通し竿 - Google Patents

中通し竿

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JP2788416B2
JP2788416B2 JP6245037A JP24503794A JP2788416B2 JP 2788416 B2 JP2788416 B2 JP 2788416B2 JP 6245037 A JP6245037 A JP 6245037A JP 24503794 A JP24503794 A JP 24503794A JP 2788416 B2 JP2788416 B2 JP 2788416B2
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  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Fishing Rods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大径竿体の先端部内面に
小径竿体における後端部を嵌合固定可能に形成するとと
もに、前記先端部より後方側部分に、糸を支持する糸支
持手段を設け、この糸支持手段で竿内を通る糸を支持し
て、糸の繰り出し及び巻上げ時の糸と竿内面との摺動抵
抗を低減する構成を有している中通し竿に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような構成を有する中通し竿とし
て、従来より知られているものの一つとして、実開平3
−67554号公報に示されたものがあり、このものの
要旨は、中通し竿を構成する各竿体内にスパイラル状の
糸支持手段を設けて、糸の摺動抵抗を低減する構成を採
るとともに、それだけに止まらず、大径竿体に装着され
た糸支持手段の内径を、小径竿体の後端部外径より大き
くしていた。このような構成によって、小径竿体を大径
竿体の糸支持手段形成部位まで収納することができ、竿
内部に糸支持手段を装着するものであってもいわゆる振
出竿を構成することが可能なものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成のように大径竿体に装着した糸支持手段の内径を
小径竿体の後端部外径より大きくする為に、大径竿体の
先端部より後方部分の竿厚を一定にした状態で径を拡大
している。したがって、公報の第1図で示す如く振出竿
を長く伸ばして使用する場合に、小径竿体の後端部を嵌
合固定した大径竿体前端部は、その外径が細くなった部
分で魚の荷重に対抗することになるので、強度面で不十
分な面があった。つまり、魚が針掛かりしてそれに対抗
する状態で竿が弓なりに曲がった場合に、大径竿体の前
端部とこれに嵌合する小径竿体の後端部とが、互いに曲
がりの連続性を阻害する直線状態に戻ろうとするので、
この部分に大きな荷重が作用し面圧が高くなることにな
る。これに対して、大径竿体の前端部は後方部分に比べ
て小径であり、かつ、竿厚も後方部分と同様であるの
で、このような大きな荷重に対抗するには強度が不足し
易く、大径竿体の先端口部に面圧不足による割れが発生
することもある。本発明の目的は、中通し竿で有りなが
ら糸の繰り出し抵抗を低減できる糸支持手段を装着する
ものであっても、小径竿体を大径竿体内に収納したコン
パクトな仕舞いを可能とするとともに、長く伸ばして使
用する場合の大きな曲げ荷重にも十分対応可能な大径竿
体の先端部形状を形成する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の中通し竿の特徴
構成は、前記糸支持手段の内面径を前記先端部の内面径
より大径に形成し、前記小径竿体を前記大径竿体の糸支
持手段形成部位内に装入可能に構成するとともに、前記
大径竿体における先端部の竿厚を前記後方側部分の竿厚
より厚く設定してある点にあり、その作用効果は次の通
りである。
【0005】
【作用】つまり、糸支持手段の内面径を前記先端部の内
面径より大径に形成することによって、この先端部の内
面に嵌合する後端部を有する小径竿体は、テーパ状の先
細り状態であるから、糸支持手段の形成部位内に入り込
むことが可能になり、小径竿体を大径竿体内に収納する
ことができ、竿の仕舞いの状態をコンパクトなものにで
きる。しかも、大径竿体の先端部は、糸支持手段を装着
した後方部分より竿厚が厚いので、魚が掛かった場合の
曲げ荷重にも十分対応でき、竿の先端口部の割れ等を防
止することが可能である。
【0006】
【発明の効果】糸支持手段を設けている割には、小径竿
体を大径竿体内に収納して竿の仕舞いをコンパクトにで
きることによって、釣り場所を移動する場合等の持ち運
び時においても釣り人の負担とならない良さがあるとと
もに、竿の厚さを荷重の作用する部位に対応してその荷
重に耐えうるように設定することによって、竿の先端口
部の割れ等を未然に回避できるに至った。そして、大径
竿体の先端部の竿厚が厚いものであるから、この部分の
剛性を高くすることができ、この先端部が変形しにくく
なっているので、小径竿体を収納する際に、例えば先端
部の剛性が低く変形し易い場合に見られるように小径竿
体の進入方向が竿軸芯からズレようとする傾向をこの剛
性の低い先端部で抑えることは難しいが、本発明の場合
は、剛性が高いので、その先端部で竿軸芯から大きく逸
れさせることを阻止でき、それだけ小径竿体で糸支持手
段を接触損傷させるといったことも防止できる。
【0007】〔その他の目的・構成・作用・効果〕 (1) 請求項2における発明の目的は、請求項1におけ
る発明の目的に加えて、大径竿体の先端部の竿厚を厚く
作るについて竿体外面における塗装や研磨等の仕上げ加
工が容易に行い得るものを提供する点にあり、この為に
採られた構成は、、請求項1の構成において、前記大径
竿体における先端部から前記後方側部分にかけての外面
は、一定傾斜の緩傾斜面に形成され先端部でわずかにふ
くらんでいる点にあり、その作用効果は次の通りであ
る。つまり、外面が一定傾斜面であるので、塗装や研磨
するについても段差等があるものに比べて作業条件を設
定し易く、作業も容易である。しかも、曲げ力等に対抗
する断面係数を規定する外面が一定傾斜面であるので、
段差があるもののように応力集中がなく、それだけ、竿
体強度を高くできる。
【0008】(2) 請求項3における発明の目的は、請
求項1の目的に加えて、糸支持手段と竿との密着性を向
上させる点を目的とするものであり、この為に採られた
構成は、、請求項1の構成において、前記糸支持手段
が、強化繊維と樹脂とからなる竿素材の内面に、周方向
に沿って形成された凹凸面である点にあり、その作用効
果は次の通りである。つまり、糸支持手段が竿素材の内
面に形成されたものであるので、竿素材の内面の一部が
糸支持手段であり、その為に糸支持手段が竿素材と別体
に形成されかつ糸支持手段自体の弾性変形に起因する圧
接力や接着剤等で竿内に支持されている場合に比べて密
着度が低いという懸念はなく、魚が掛かって竿が弓なり
に曲がった場合においても、糸支持手段が竿内面より離
れることはない。
【0009】(3) 請求項4における発明の目的は、竿
素材の内面で突出する凹凸面を強化して、糸との接触に
おいても容易に弱体化しない構成のものを提供する点に
あり、この為に採られた構成は、請求項3の構成におい
て、前記凸面部に、周方向の強化繊維が配置してある点
にあり、その作用効果は次の通りである。つまり、凸面
部に強化繊維が配置してあるので、その凸面部が強化さ
れ、かつ、強化繊維の方向が周方向であるので、周方向
に強化繊維が位置することになり、針掛かりした魚の走
りによって糸の位置が周方向においてズレを生じたとし
ても、そのズレた位置において強化繊維が配置されてい
るので、強化繊維の機能が十分に生かされることにな
る。
【0010】(4) 請求項5における発明の目的は、糸
支持手段としての材質等を容易に選定できるものを提供
する点にあり、この為に採られた構成は、請求項1の構
成において、前記糸支持手段がリング体である点にあ
り、その作用効果は次の通りである。つまり、リング体
であるので、収納される小径竿体の外形と同様な形状と
なり収納を円滑に行えるとともに、リング体として竿体
とは別体に構成してあるので、その材質等を任意に選定
でき、製作上有利である。
【0011】(5) 請求項6における発明の目的は、糸
支持手段としてより取扱易いものを提供する点にあり、
この為に採られた構成は、請求項1の構成において、前
記糸支持手段が螺旋体である点にあり、その作用効果は
次の通りである。つまり、螺旋体であるので、請求項5
におけるリング体の複数個分を一体で取り扱うことがで
き、製作時において竿体内へ装着する場合にも、一体で
取扱うことができるので、取扱いが容易になる。
【0012】
【実施例】図1及び図2に示すように、穂先竿1、2番
竿2、3番竿3及び4番竿4、これら穂先竿1及び2番
竿2、3番竿3、4番竿4を振出式に装着する元竿5、
更に、元竿5に対して伸縮可能な補助竿体6を配して、
振出し型中通し竿を構成する。補助竿体6に形成したリ
ール脚装着部6Aにリール7を取り付け、このリール7
より繰り出された糸aを、元竿5の外面に形成した長円
状の糸導入孔5Aを通して、穂先竿1及び2番竿2、3
番竿3、4番竿4に挿入するようにしてある。
【0013】次に、穂先竿1及び2番竿2、3番竿3、
4番竿4について説明する。図1に示すように、穂先竿
1、2番竿2、3番竿3、4番竿4においては、後端の
開口部1A,2A,3A,4Aに糸aの摺動抵抗を低減
すべく、糸aを支持する硬質の糸案内リング1B,2
B,3B,4Bを設けてある。そして、各竿1,2,
3,4,5における竿の内面には、後記するような凹凸
面8A,8Bを形成して、糸aの摺動抵抗を低減するよ
うに構成してある。
【0014】元竿5及び補助竿体6の構成について説明
する。図1及び図2に示すように、糸導入孔5Aとリー
ル7との間に、竿外面に取り付けられる糸ガイド9を二
つ設け、二つの糸ガイド9,9の高さを異なる高さにし
て、リール7と糸導入孔5Aとの間の糸aの横振れを抑
える構成を採っている。又、元竿5にリール7からの糸
aを導入する糸導入孔5Aと、補助竿体6にリール7を
取り付けるリール脚装着部6Aとを設け、先端から糸導
入孔5Aまでの間隔を、穂先竿1、2番竿2、3番竿
3、4番竿4の長さに相当する間隔に設定してある。こ
のような構成によって、穂先竿1、2番竿2、3番竿
3、4番竿4を先端から糸導入孔5Aの間で突出するこ
となく収納できる。又、元竿5と補助竿体6とは伸縮可
能であり、縮めた状態で補助竿体6の先端部と元竿5の
中間部及び補助竿体6の竿尻部と元竿5の竿尻部が嵌合
する嵌合構造を有している。
【0015】次に、穂先竿1、第1、第2中間竿2,3
の後端開口部1A,2A,3A,4Aを収納状態で、糸
導入孔5Aの近傍に位置させる位置決め手段Pについて
説明する。図1に示すように、4番竿4の先端にネジ部
を形成するともに、このネジ部に螺合するキャップ10
を設け、このキャップ10の一端を元竿5の先端に接当
させることによって、4番竿4の後端開口部4Aを糸導
入孔5Aの近傍に位置させることができる。他の竿1,
2,3については、後端開口部2A,3A,4Aに糸案
内リング2B,3B,4Bを装着する仲介部材としての
取り付け座2C,3C,4Cに内側の竿の後端開口部1
A,2A,3Aを嵌入させて、各竿1,2,3,4の後
端開口部1A,2A,3Aを糸導入孔5Aの近傍に位置
させるように構成してある。以上のように、キャップ1
0と元竿4の先端、及び、各中間竿2,3,4の後端開
口部2A,3A,4Aと取り付け座2C,3C,4Cと
を位置決め手段Pと称する。
【0016】次に、穂先竿1〜元竿5までの内面に凹凸
面8A,8Bを形成する過程を竿の製造方法を通して説
明する。図3(イ)に示すように、芯金11に離型材と
してのワックス12を塗布するとともに、図3(ロ)に
示すように、この上から離型用のポリエステルテープ1
3をそのテープ13の側面同士が接触する状態に密巻き
し、この状態から図3(ハ)に示すように、凹凸形成用
のテープ14を芯金軸芯方向に所定間隔を持って巻回す
るようにしてある。この凹凸形成用のテープ14は基材
が布であり、細い芯金11へも適用できるように柔軟
性、凹凸面の精度を維持する為の耐熱性、芯金軸芯方向
での所定間隔の精度を維持する為の無延伸性、を備える
ことが要求される。図3(ニ)に示すように、凹凸形成
用テープ14の外面に、離型用のポリエステルテープ1
5をそのテープ15の側面同士が接触する状態に密巻き
する。これによって、凹凸形成用テープ14の剥離が容
易になる。この凹凸形成用テープ14を巻回したものに
油性ワックス16を塗布し、凹凸形成用テープ14の剥
離を良好に行えるようにするとともに、凹凸形成用テー
プ14が施されていない竿内面部(後記する凹凸面8
A,8Bにおける凸面8Bに相当する部分)に油性ワッ
クス6を残して撥水性を付与するようにしてある。更
に、図4(イ)に示すように、後記する凸面部8Bを形
成するプリプレグテープ21を凹凸形成用テープ14の
間を埋めるように巻回する。この状態より、図4(ロ)
に示すように、周方向に配した炭素繊維に樹脂を含浸さ
せたシート状プリプレグをテープ状に細断し、そのテー
プ17Aを側面同士が接触する状態に密巻きして、最内
層を形成する。これより更に、図4(ハ)に示すよう
に、炭素繊維を軸芯方向に配したプリプレグテープ17
Bを、その側面同士が接触する状態になるように密巻き
して、第2層を形成する。そして、さらに、周方向に炭
素繊維を配したプリプレグテープ17Cと軸芯方向に炭
素繊維を配したプリプレグテープ17Dを巻回して第3
層及び第4層を形成し、図6に示すように、4層構造の
竿素材17を形成する。このような竿素材7の外面に、
図4(ニ)に示すように、保形用テープとしてのポリエ
ステルテープ18を巻回して、図5(イ)に示すよう
に、焼成し、図5(ロ)に示すように、焼成後ポリエス
テルテープ8を剥離し、図5(ハ)に示すように、離型
用テープ13,15とともに凹凸形成用テープ14を取
り外す。これによって、内周面に螺旋状の凹凸面8A,
8Bを有する竿素材17を形成することができるととも
に、凸面8B内に周方向の繊維を配置することができる
のである。
【0017】次に、凹凸面8A,8Bの形状について説
明する。図7に示すように、凹凸面8A,8Bの寸法
は、次のようになる。凸面8Bの幅L’=0.8〜1.
2mm、凹面8Aの幅L=6.7〜7.3mm、凸面8Bの
高さH=0.4〜0.6mmである。凸面8Bの断面形状
としては、角形に近いが、台形、三角形等を採用でき
る。又、角部が先鋭とならないように丸みを持たせたも
のでもよい。
【0018】2番竿2〜元竿5までの先端における嵌合
構造について説明する。各構造は同一であるので、2番
竿2で説明する。図8に示すように、芯金11にワック
ス12を塗布した状態で、2番竿2の先端相当位置に合
わせ部用のプリプレグパターン19を巻回し、合わせ部
用の内面を後側程大径化するテーパ面に形成してある。
そして、この合わせ部2Dにおける竿厚L1をその後方
に形成された凹凸面形成部位における竿厚L2より厚く
している。そして、合わせ部2Dの内径dより凸面部8
Bの内径Dより小さくしている。これによって、凹凸面
形成部位まで例えば、小径竿体としての2番竿2を大径
竿体としての3番竿3内に収納することができ、穂先竿
1〜4番竿4までの竿を収納すると、図1に示す如くな
る。この場合に、補助竿体6を元竿5に被せるように収
縮することができる。図中20は竿先端を保護する口金
具である。又、図4(ニ)に示すように、凸面部8Bを
形成するのに、凹凸形成用テープ14の間を埋めるよう
に、プリプレグテープ21を巻回するので、段差を生じ
ることなく、第2層以降を巻回することができて、竿素
材17の外面は一定傾斜の緩傾斜面を呈している。但
し、竿の先端部における外面には、プリプレグパターン
を巻回して形成したわずかにふくらんでいる部分を有し
ている。
【0019】〔別実施例〕 A.凹凸面8A,8Bの別の形態について説明する。 (1) 第1実施例においては、図5(ハ)に示すよう
に、凹凸面8A,8Bを螺旋状に形成したが、凸面8B
がリング状になるように構成してもよい。この場合に
は、凹凸形成用テープ14を巻回していく場合には、テ
ープ14を各凹面8A毎にリング状に巻付けて行くこと
が必要である。このように周方向にリング状に凸面8B
を形成することによって、凸面8Bと周方向に配された
炭素繊維とが同方向になるので、炭素繊維が凹凸部の切
り換わり点と交差することがないので曲げられることが
なく、竿の曲げに対する強度を高く維持できる。次に、
凸面8Bの断面形状としては、台形状にしてもよく、凹
凸形成用テープ14を剥離する際に、剥離を容易に行え
るようにして、凸面角部の磨滅を阻止するようにしてあ
る。 (2) 凹凸面8A,8Bを形成するに竿素材17と同様
にプリプレグを使用したが、竿素材17とは別の部材で
構成してもよい。つまり、セラミック等の硬質部材でリ
ング体を形成したり、金属材で螺旋体を形成してもよ
い。このようにすることによって、材質を異なるものに
選定できるとともに、形状も任意にできる。つまり、凸
面部8Bの断面形状を円形以外に、楕円や角形にするこ
とができる。また、リングの形状としては、完全なリン
グでなくても一部が切り欠がれていてもよい。そして、
その切欠き部を大きくしたC字型であってもよい。糸支
持手段の材質としては、セラミック、金属等の硬質材を
主とするが、樹脂やゴム等の軟質材を使用してもよい。
また、これらの糸支持体6の表面に糸の滑りを良くする
コーティング材を施してもよい。 (3) 収納可能な穂先竿1と2番竿2とを、小径竿体及
び大径竿体と称し、元竿5までが夫々小径竿体であり、
大径竿体ともなる。 (4) 以上記載した実施例は振出竿について適用する例
を説明したが、並継ぎ竿に適用してもよい。
【0020】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】穂先竿と中間竿とを元竿内に収納し、補助竿体
を元竿に被嵌させた状態を示す一部切欠き側面図
【図2】穂先竿、中間竿、及び、補助竿体を元竿に対し
て伸長させた状態を示す側面図
【図3】竿を作成する前半の工程を示す斜視図
【図4】竿を作成する中間の工程を示す斜視図
【図5】竿を作成する後半の工程を示す斜視図
【図6】図5(ロ)を終えた状態での竿素材の縦断側面
【図7】凹凸面の断面形状を示す縦断側面図
【図8】2番竿、3番竿における玉口部分を示す縦断側
面図
【符号の説明】
8A,8B 凹凸面 8B 凸面部 D,d 内面径 L1,L2 竿厚 a 糸

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径竿体の先端部内面に小径竿体におけ
    る後端部を嵌合固定可能に形成するとともに、前記先端
    部より後方側部分に、糸(a)を支持する糸支持手段を
    設けてある中通し竿であって、 前記糸支持手段の内面径(D)を前記先端部の内面径
    (d)より大径に形成し、前記小径竿体を前記大径竿体
    の糸支持手段形成部位内に装入可能に構成するととも
    に、前記大径竿体における先端部の竿厚(L1)を前記
    後方側部分の竿厚(L2)より厚く設定してある中通し
    竿。
  2. 【請求項2】 前記大径竿体における先端部から前記後
    方側部分にかけての外面は、一定傾斜の緩傾斜面に形成
    され、先端部でわずかにふくらんでいる請求項1記載の
    中通し竿。
  3. 【請求項3】 前記糸支持手段が、強化繊維と樹脂とか
    らなる竿素材の内面に、周方向に沿って形成された凹凸
    面(8A,8B)である請求項1記載の中通し竿。
  4. 【請求項4】 前記凸面部(8B)に、周方向の強化繊
    維が配置してある請求項3記載の中通し竿。
  5. 【請求項5】 前記糸支持手段がリング体である請求項
    1記載の中通し竿。
  6. 【請求項6】 前記糸支持手段が螺旋体である請求項1
    記載の中通し竿。
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