JPH078194B2 - 中通し竿用釣糸案内部材およびその製造方法 - Google Patents

中通し竿用釣糸案内部材およびその製造方法

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JPH078194B2
JPH078194B2 JP63136348A JP13634888A JPH078194B2 JP H078194 B2 JPH078194 B2 JP H078194B2 JP 63136348 A JP63136348 A JP 63136348A JP 13634888 A JP13634888 A JP 13634888A JP H078194 B2 JPH078194 B2 JP H078194B2
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fishing
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沃▲煕▼ 呉
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ダイワ精工株式会社
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; CARE OF BIRDS, FISHES, INSECTS; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K87/00Fishing rods
    • A01K87/002Fishing rods with the line passing through the hollow rod
    • A01K87/005Fishing rods with the line passing through the hollow rod comprising internal line guides

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、釣竿に係わり、特に、釣竿内に釣糸を挿通し
てなる中通し竿に、釣糸の案内のために使用される中通
し竿用釣糸案内部材、および、この製造方法に関する。
〔従来の技術〕
一般に、釣竿では、釣糸は、釣竿の外部に配置される
が、例えば、リールを使用し、ルアーを遠投したい場合
には、釣竿の内部に形成される中空部に釣糸を挿通して
なる中通し竿が使用される。
第8図は、このような中通し竿を示すもので、中通し竿
を形成する竿管11内には、リール13に一端を接続される
釣糸15が挿通され、この釣糸15は、竿管11の先端から引
き出されている。
第9図は、このような中通し竿の竿管11の詳細を示すも
ので、竿管11内には、所定間隔を置いて、中央に貫通孔
17が形成される釣糸案内部材19が固定されている。
このような中通し竿では、釣糸15が釣糸案内部材19によ
り案内されるため、釣糸15の竿管11内面への付着を有効
に防止することができ、釣糸の軽快な移動を確実に行な
うことが可能となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の中通し竿では、竿管11
内に所定間隔を置いて、多数の釣糸案内部材19を固定す
る必要があるため、この固定に多大な工数がかかるとい
う問題があった。
本発明は、かかる問題を解決するためになされたもの
で、竿管内に容易に配置することのできる中通し竿用釣
糸案内部材およびその製造方法を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明にかかわる中通し竿用釣糸案内部材は、竿管の中
空部に釣糸を案内するために配置される中通し竿用釣糸
案内部材において、螺旋状に形成される螺旋体からな
り、この螺旋体の内周面を前記釣糸の案内面とし、外周
面を前記竿管の中空部の内周面に当接してなるものであ
る。
なお、この中通し竿用釣糸案内部材は、必要に応じて、
螺旋体の内周部が、耐摩耗性部材により形成される。
また、本発明の中通し竿用釣糸案内部材の製造方法は、
外周に螺旋溝の形成されるマンドレルの前記螺旋溝に沿
って束糸条を巻回固定した後、この束糸条にテーピング
し、この状態で前記束糸条を焼成し、この後、焼成され
た前記束糸条を前記マンドレルから分離するものであ
る。
〔作 用〕
本発明の中通し竿用釣糸案内部材では、螺旋体を捩じる
と螺旋体が縮径するため、この状態で竿管内に容易に挿
入することが可能であり、また、この螺旋体の内周面が
釣糸の案内面として機能し、竿管への螺旋体の挿入後に
は、螺旋体の弾性力により螺旋体が拡径し、螺旋体の外
周面が竿管の中空部の内周面に当接される。
また、螺旋体の内周部を、耐摩耗性部材により形成する
場合には、釣糸の摺動による螺旋体の摩耗を低減するこ
とが可能となる。
本発明の中通し竿用釣糸案内部材の製造方法では、先
ず、外周に螺旋溝の形成されるマンドレルの螺旋溝に沿
って束糸条が巻回固定された後、この束糸条にテーピン
グが施され、この状態で束糸条が焼成され、この後、焼
成された束糸条がマンドレルから分離される。
〔実施例〕
以下、本発明の詳細を図面に示す実施例について説明す
る。
第1図は、本発明の中通し竿用釣糸案内部材の一実施例
を示すもので、図において符号31は、中通し竿用釣糸案
内部材を構成し、先端先細りの螺旋状に形成される螺旋
体を示している。
この螺旋体31は、例えば、ステンレス等の金属あるいは
合成樹脂からなり、第2図に示すように、竿管33内に挿
入されて使用される。
螺旋体31の横断面形状は、外周側に半径を有する半円形
状をしており、外周側には、竿管33への当接面積を増大
するための平坦部35が形成されている。
そして、この中通し竿用釣糸案内部材は、螺旋体31の内
周面を釣糸の案内面37とされ、外周面39を竿管33の中空
部41の内周面43に所定の圧力で当接されている。
以上のように構成された中通し竿用釣糸案内部材では、
第3図に示すように、螺旋体31を捩じると螺旋体31が縮
径するため、この状態で竿管33内に容易に挿入すること
が可能である。
そして、この中通し竿用釣糸案内部材は、竿管33への螺
旋体31の挿入後には、螺旋体31の弾性力により螺旋体31
が拡径し、螺旋体31の外周面39が竿管33の中空部41の内
周面43に押圧状態で当接されることとなる。
しかして、以上のように構成された中通し竿用釣糸案内
部材は、以下述べるようにして製造される。
すなわち、先ず、第4図に示すように、外周に螺旋溝45
の形成されるマンドレル47が用意される。このマンドレ
ル47は、竿管33に対応して、先端先細り形状とされ、ま
た、先端部は竿管33の変形量が大きいため、螺旋溝45の
ピッチは、先端部に行くに従い小とされている。
この後、螺旋溝45に離型ワックスおよびレジンが塗布さ
れ、第5図に示すように、マンドレル47の螺旋溝45に沿
って束糸条49が巻回される。
この束糸条49は、例えば、ケプラー等の有機繊維,ガラ
ス繊維,カーボン繊維,ボロン繊維,アルミニウム繊維
等を集束剤により集束したもの、あるいは、これ等の繊
維に合成樹脂を含浸して形成されている。
この後、第6図に示すように、この束糸条49の外側に、
テープ51がテーピングされ、このテープ51の表面に、合
成樹脂が塗布され、この状態で束糸条49が焼成(キュア
ー)される。
この後、テープ51がマンドレル47から剥がされ、この状
態で束糸条49の表面が必要に応じて研削され、外径寸法
が所定の寸法とされる。
そして、その後、焼成された束糸条49がマンドレル47か
ら分離され第1図に示した螺旋体31が得られる。
なお、この分離は、束糸条49を螺旋体31の巻回方向と逆
方向に巻回することにより容易に行なうことができる。
しかして、以上のように構成された中通し竿用釣糸案内
部材では、中通し竿用釣糸案内部材を、螺旋状に形成さ
れる螺旋体31から構成したので、螺旋体31を捩じると螺
旋体31が縮径するため、この状態で螺旋体31を竿管33内
に容易に挿入することができる。
また、この中通し竿用釣糸案内部材では、竿管33への螺
旋体31の挿入後には、螺旋体31の弾性力により螺旋体31
が拡径し、螺旋体31の外周面39が竿管33の中空部41の内
周面43に押圧状態で当接させることとなるため、螺旋体
31を竿管33内に確実に固定することが可能となる。
そして、本発明の中通し竿用釣糸案内部材の製造方法で
は、外周に螺旋溝45の形成されるマンドレル47の螺旋溝
45に沿って束糸条49を巻回固定した後、この束糸条49に
テーピングし、この状態で束糸条49を焼成し、この後、
焼成された束糸条49をマンドレル47から分離するように
したので、簡易な設備により螺旋体31を容易に形成する
ことが可能となる。
また、マンドレル47からの螺旋体31の分離も容易に行な
うことができる。
第7図は、本発明の中通し竿用釣糸案内部材の他の実施
例を示すもので、この実施例では、螺旋体53の内周部
に、耐摩耗性部材55が配置されている。このような螺旋
体53の耐摩耗性部材55は、第5図において、束糸条49を
巻回する前に、螺旋溝45にセラミック,繊維強化金属,
ステンレス等の金属を予め配置しておくことにより容易
に形成することができる。
以上のように構成された中通し竿用釣糸案内部材におい
ても第1図に示した実施例とほぼ同様な効果を得ること
ができるが、この実施例では、螺旋体53の内周部に、耐
摩耗性部材55を配置したので、釣糸の摺動による螺旋体
53の摩耗を低減することが可能となる。
なお、以上述べた実施例では、螺旋体31を合成樹脂を含
浸した繊維により形成した例について述べたが、本発明
は、かかる実施例に限定されるものではなく、例えば、
金属材料により形成するようにしても良いことは勿論で
ある。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明の中通し竿用釣糸案内部材に
よれば、中通し竿用釣糸案内部材を、螺旋状に形成され
る螺旋体から構成したので、螺旋体を捩じると螺旋体が
縮径するため、中通し竿用釣糸案内部材を半管内に容易
に配置することが可能となる。
また、螺旋体の内周部に、耐摩耗性部材を配置する場合
には、釣糸の摺動による螺旋体の摩耗を低減することが
可能となる。
そして、本発明の中通し竿用釣糸案内部材の製造方法で
は、外周に螺旋溝の形成されるマンドレルの螺旋溝に沿
って束糸条を巻回固定した後、この束糸条にテーピング
し、この状態で束糸条を焼成し、その後、焼成された束
糸条をマンドレルから分離するようにしたので、簡易な
設備により螺旋体を容易に製造することができるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の中通し竿用釣糸案内部材の一実施例を
示す斜視図である。 第2図は第1図の中通し竿用釣糸案内部材を竿管内に挿
入した状態を示す縦断面図である。 第3図は竿管内に中通し竿用釣糸案内部材を挿入してい
る状態を示す説明図である。 第4図は螺旋体の製造に使用されるマンドレルを示す側
面図である。 第5図はマンドレルに束糸条を巻回している状態を示す
説明図である。 第6図は束糸条の巻回されたマンドレルにテープを巻回
している状態を示す説明図である。 第7図は本発明の他の実施例の中通し竿用釣糸案内部材
を示す縦断面図である。 第8図は中通し竿を示す説明図である。 第9図は従来の中通し竿用釣糸案内部材を示す説明図で
ある。 〔主要な部分の符号の説明〕 31……螺旋体 33……竿管 37……案内面 39……外周面 41……中空部 45……螺旋溝 47……マンドレル 49……束糸条。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】竿管の中空部に釣糸を案内するために配置
    される中通し竿用釣糸案内部材において、螺旋状に形成
    される螺旋体からなり、この螺旋体の内周面を前記釣糸
    の案内面とし、外周面を前記竿管の中空部の内周面に当
    接してなることを特徴とする中通し竿用釣糸案内部材。
  2. 【請求項2】螺旋体の内周部は、耐摩耗性部材により形
    成されている請求項1記載の中通し竿用釣糸案内部材。
  3. 【請求項3】外周に螺旋溝の形成されるマンドレルの前
    記螺旋溝に沿って束糸条を巻回固定した後、この束糸条
    にテーピングし、この状態で前記束糸条を焼成し、この
    後、焼成された前記束糸条を前記マンドレルから分離す
    ることを特徴とする中通し竿用釣糸案内部材の製造方
    法。
JP63136348A 1988-06-02 1988-06-02 中通し竿用釣糸案内部材およびその製造方法 Expired - Lifetime JPH078194B2 (ja)

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JPH01304836A JPH01304836A (ja) 1989-12-08
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