説明
本発明は、作動レバー、ロック、作動レバーおよびロックの間に配置されたボーデンケーブルを備えた自動車の為のロック装置に関し、ボーデンケーブルおよび機能ユニットの助けを借りて作動レバーによってロックを作動させることができ、機能ユニットは、ボーデンケーブル上に配置され、電気駆動装置を有する。
最近の自動車を見ると、ボーデンケーブルは多くの方法で使用されている。ボーデンケーブルが提供する利点は、たとえば、ドア用ラッチ、リフトゲート用ラッチおよび/またはフード用ラッチのような機能ユニットが、ボーデンケーブルを使用して遠隔で操作できる点である。ボーデンケーブルを敷設することができる簡単な方法および自動車内のアクセスしにくい領域に加えて、ボーデンケーブルは、大きな力を伝達することができるという利点を提供する。ボーデンケーブルは、ボーデンケーブルコアを有し、コアは、一方では作動要素に、他方では機能要素に配置または付けられ、あるいは、作動要素および機能要素に引っ掛けられている。ボーデンケーブルコアはボーデンケーブルスリーブの内側にあり、ボーデンケーブルスリーブは、一方では柔軟なガイドとして使用され、他方では、たとえば、機能要素内で、ハンドル付近に付けられることによって、力伝達の為のカウンタベアリングとして作用する。
自動車におけるボーデンケーブルの使用例は、たとえば、DE 100 46 189 B4に示されている。この実施例では旋回作動レバーとして開発されているが、自動車の内側に配置された制御ユニットが、ボーデンケーブルを経てドア用ラッチに連結されている。制御ユニットを作動させるとき、ボーデンケーブルコアは、ドア用ラッチ内の旋回レバーを作動させる。
自動車におけるボーデンケーブルの更なる応用は、EP 0 153 978 B1に示されている。これは、フード用ラッチを作動させる為のボーデンケーブルの使用を示し、これによって、ボーデンケーブルは、自動車内にしっかりと固定され、自動車フード用ラッチは、自動車の内側に配置された制御要素によってアンロック可能である。自動車フードを開くという単なる機能以外に、印刷物には、ボーデンケーブルに配置された盗難防止用ロックを示されている。ここで、盗難防止用ロックは、電気駆動装置を備えた機能ユニットから成る。
ボーデンケーブルに機能ユニットを一体化させるため、ボーデンケーブルスリーブは分岐され、ボーデンケーブルコアに固定されるクリップを有する。通常の状態でボーデンケーブルを手動で作動できるように、クリップはボーデンケーブル上に配置される。盗難防止用ロックを得るため、機能ユニットは屋根瓦状要素を有し、この屋根瓦状要素は、ボーデンケーブルコアにわたって、ボーデンケーブルコア上のクリップの隣りに配置できるので、ボーデンケーブルコアの可動性はボーデンケーブルスリーブに対して阻害される。これにより、機能ユニットは、ボーデンケーブルの機能を阻害し、これによって、自動車フードの開放を妨げる。
本発明は、自動車の為の改善されたロック装置を提供することを目的とする。これに加えて、本発明の目的は、ロック装置の操作性を単純化することであり、これによって、特に、高い快適性レベルを達成可能であり、構成的に単純かつ費用対効果の良い解決策が達成可能である。
この課題は、特許請求の範囲の独立形式の請求項1の特徴部によって解決される。本発明の有利な設計は、従属形式の請求項によって特定されている。本書で説明された例示的実施形態は、限定的なものではなく、それよりも、詳細な説明および従属形式請求項に記載された特徴の任意の変形が可能である。
請求項1によると、発明の目的は、作動レバー、ロック、作動レバーおよびロックの間に配置された少なくとも一つのボーデンケーブルを備えた自動車用ロック装置によって解決されるが、ロックは、ボーデンケーブルおよび機能ユニットの助けを借りて、作動レバーによって作動可能であり、機能ユニットは、ボーデンケーブル上に配置されて電気駆動装置を有し、ロックは、少なくとも補助的に機能ユニットによって作動可能であり、或いは、作動が防止可能である。
機能ユニットによるロックの作動によって、これは、たとえば、独立して又は少なくともある程度独立して、アンロックまたはロックすることができる可能性を開く。
これは、ロックにおける機能を始動または停止させる為に、使用者からの初期化を単に必要とする。使用者は、機能ユニットを直接または間接に作動させる為に、パルスまたは信号を単に初期化すればよい。
初期化は、幾つかの異なる方法で行うことができる。そのため、たとえば、初期化が作動レバーによって実現されること、これによって、作動レバーの移動がセンサまたはスイッチ要素によって捕捉されることが考えられる。これに加えて、たとえば、初期化が遠隔制御によって実現されること、そのため、機能ユニットがロックを作動させる為に制御信号を受信することが考えられる。また、初期化がボーデンケーブル自身またはボーデンケーブルの少なくとも一部を通じて開始されること、これによって、スイッチ素子が間接または直接にボーデンケーブルによって作動可能になること、更に、これによって、機能ユニットがボーデンケーブルまたはロックを作動させる為に信号を受信することも考えられる。
様々なロックおよび作動レバーが、自動車の為のロック装置として使用可能である。ロック装置は、たとえば、側面ドア、スライドドア、フラップ又は蓋又はカバーの近傍における小型の構造ユニットとして使用可能である。さらに、たとえばフード用ラッチ、たとえば運搬装置で見られるような補助ロックを使用することも考えられる。
内部または外部作動レバーは、たとえば、ドア用ハンドルのような作動レバーとして使用されてもよい。しかしながら、機能ユニットを初期化する為に接触感知スイッチおよび/または圧力式スイッチまたはボタンのような感知手段を使用することも考えられる。
ロック装置が使用され、ボーデンケーブルは、作動レバーおよびロックの間で使用される。ボーデンケーブルは、ボーデンケーブルスリーブおよびボーデンケーブルコアから成り、ボーデンケーブルスリーブは分岐されており、換言すると、一方では、作動レバー内および機能ユニット内で、他方では、機能ユニット内および作動されるべきロック内で、それ自身を支持する少なくとも2つの部品から構成されている。言い換えれば、ボーデンケーブルスリーブは、少なくとも2つの部品から成り、作動レバーおよび機能ユニットの間、機能ユニットおよび作動されるべきロックの間から伸びている。作動要素内または作動要素上、機能ユニット上およびロック内またはロック上のボーデンケーブルスリーブの部品の端部の為の保持表面または保持部は、ボーデンケーブルスリーブが支持されるように保持されている。作動レバー、機能ユニット、ロック内に固定されるボーデンケーブルスリーブ部品が好ましい。
機能ユニットが含む電気駆動装置は、初期化または制御信号を受信した後、機能ユニットによって、補助的に少なくとも作動可能になる、あるいは、ロックを作動させることができるように、機能ユニットを移動させる。電気駆動装置は、好ましくは、電気モータである。電気モータが有利であるのは、それらが静かであり、広範囲に利用可能であり、簡単に自動車または機能ユニットに一体化できるからである。その後、ロックが機能ユニットによって作動されると、本発明によれば、ロック装置の操作性が単純化され、これが自動車の快適性を向上させるのに役立つ。
一実施形態において、機能ユニットによってボーデンケーブルコアを偏向させることができる。ボーデンケーブルコアの偏向によって、ボーデンケーブルコアに力を加えることができる。これは、たとえば、ボーデンケーブルコアが、偏向ユニット内のガイドの隣りにある偏向ユニットによって、ボーデンケーブルコアに追加の力を加えることを可能にする手段を有し、それによって、ボーデンケーブルコアにトルク又は力を導入する為に起こり得る。最も単純な場合、これは、たとえば、偏向ユニットおよびボーデンケーブルコアの間の積極的嵌合および/または摩擦接続によって実現可能である。偏向ユニットは、偏向ユニットがボーデンケーブルコアに力を導入するように、電気駆動装置と組み合わせて動作する。これは、たとえば、長手方向に変位できるように偏向ユニットが機能ユニットに送られ、偏向ユニットが移動するとき、ボーデンケーブルコアが一緒に運ばれ、それによって、ボーデンケーブルコアに力を導入することが可能になる為に起こり得る。
ボーデンケーブルは、機能ユニット、特に、ディスク要素内に配置された旋回可能な偏向ユニットによって偏向可能である場合、これは、本発明の他の有利な実施形態である。ここで、偏向ユニットとして作用するディスク要素は、偏向ユニットが機能ユニット内に簡単に収容できる利点を与える。また、電気駆動装置による力の導入は、簡単に達成でき、たとえば、偏向ユニットの直接作動によって実現できる。これによって、ボーデンケーブル又はボーデンケーブルコアは、作動レバーによって作動され、作動レバー上または作動レバー内に配置されたスイッチ装置は、たとえば、一定の信号を発生させ、この信号が、電気駆動装置を開始し、それによって、偏向ユニットを作動させる。駆動装置の初期化の結果、偏向ユニット、特にディスク要素に電力が供給され、これが、ボーデンケーブルの作動につながる。
その後、自動車の操作者は、機能ユニットの初期化を単純に自由に始めてロックを開錠し、あるいは、操作者は、続けて作動レバーを作動させ、ロックは、補助的にアンロックまたは開錠される。操作者は、単に機能ユニットを初期化する為に作動レバーを作動させる場合、機能ユニットによってロックを作動および/またはアンロックおよび/またはロックすることができる。各々の場合において、機能ユニットは、機能ユニットにおいて操作者によって開始された信号を強化すること、あるいは、ロック自身の作動を始動させることができる。
本発明の更なる一つの実施形態では、最初の偏向ユニットが設けられ、最初の偏向ユニットをボーデンケーブルコアの最初の部品の一端に接続でき、第2の偏向ユニットが設けられ、第2の偏向ユニットをボーデンケーブルコアの第2部品の一端に接続できるという利点がある。この実施形態では、幾つかの部品から成るのはボーデンケーブルスリーブだけではなく、機能ユニット内のボーデンケーブルコアでもある。そのため、機能ユニットは、最初の偏向要素、特に、偏向ディスク又はディスク要素を含み、その中に、ボーデンケーブルコアの一端が吊り下げられ、或いは、偏向ユニットに連結される。これにより、ボーデンケーブルスリーブの第1部品は、作動レバーおよび機能ユニットの間に固定され、それによって、ボーデンケーブルコアの第1部品は、作動レバー及び第1偏向ユニットと協働する。作動レバーが引っ張られると、第1偏向ユニットへと力が導かれ(initiated into)、たとえば、偏向ユニットが旋回する。
本発明によると、第1偏向ユニットと相互作用する第2偏向ユニットが機能ユニット内に設けられる。ボーデンケーブルコアの第2端部は、第2偏向ユニットへと吊り下げられ、或いは、力がボーデンケーブルコアに導かれるように偏向ユニットに連結されている。2つの偏向ユニットの組合せは、直列の利点をもたらす。一方で、偏向ユニットは、機能ユニットの為の駆動ディスクとして作用可能であり、他方で、第2偏向ユニットは、たとえば、スイッチ装置と協働するように設計可能である。これに加えて、別個のコンポーネントとして設計される2つの同時能動型偏向ユニットを通じて、結合を展開できる。偏向ユニットが一方向の回転において協働するにすぎない場合、偏向ユニットによって結合要素を作ることができる。
これに加えて、これらの偏向ユニットの別々の作動が可能である。
たとえば、ボーデンケーブルの第1部品と共に第1偏向ユニットを作動させる為に作動レバーが使用される場合、第1偏向ユニット上のスイッチ装置は、駆動ユニットを初期化する為に使用可能であり、これによって、第2偏向ユニットが作動可能になる。そのように行うことにおいて、第2偏向ユニットが電気駆動装置によって作動される場合、第1偏向ユニットから独立して第2偏向ユニットを作動させることができる。切り替え信号だけが第1偏向ユニットによって開始される場合、第1偏向ユニットは、ロックを開錠またはアンロックするのに必要であった移動を実行しなければならない第1偏向ユニットを有することなく、機能ユニットによってロックを作動させることができる。電気駆動装置によって作動される第2偏向ユニットだけが、ロックにおける機能が作動可能になるように移動される。このため、第1偏向ユニットおよび第2偏向ユニットの間に少なくとも一方向にフリーホィールが存在する。
第1偏向ユニットおよび第2偏向ユニットが結合可能である場合、これにより、本発明の更なる有利な実施形態が生じる。これらの偏向ユニットの結合は、たとえば、第1偏向ユニットおよび第2偏向ユニットの積極的嵌合接続を経て実現可能である。これにより、周辺部にある第1偏向ユニットは、たとえば、第2偏向ユニットの増加と共に達成可能な増加を示すことができる。第1偏向ユニットが作動されると、第1偏向ユニットは、第2偏向ユニットを一緒に運び、第2偏向ユニットが開始されたら、第2偏向ユニットは、第1偏向ユニットから、それ自体を解除できるが、言い換えると、それは、偏向ユニットに関わらず独立して移動できる。このため、第2偏向ユニットは、第1偏向ユニットと共に結合方式で動作するが、フリーホィールを有する。
駆動要素が設けられる場合、これによって、駆動要素は第1偏向ユニットおよび/または第2偏向ユニットを作動でき、これが本発明の更なる実施形態になる。たとえば、追加のディスクまたはギアセグメント形式における別々の駆動要素の開発は、機能ユニットにおいて所定の力を開始させることを可能にし、あるいは、ロックを開錠またはロックを作動させる為に必要な十分な力が与えられることを可能にする。そのため、機能ユニットにおける2つの偏向ユニットに加えて、駆動要素が第3の別個のコンポーネントとして使用されることが、たとえば、考えられる。そのため、配置は、たとえば、第1偏向ユニットが配置される第1レベルと、第1偏向ユニット上にあり、第2偏向ユニットが配置される第2レベルとを含むことができ、第2偏向ユニット上には駆動要素がある。両方の偏向ユニットおよび駆動要素は、同一の回転軸に固定可能である。回転軸は、しっかりと機能ユニットのハウジングに連結され、あるいは、機能ユニットのハウジングを備えた単一部品として設計可能である。これは、機能ユニットのコンパクト設計を可能にする。機能ユニットのコンパクト設計のようなモデル構造は、一方では、第1偏向ユニットおよび第2偏向ユニット間の結合要素を生み出し、他方では、駆動要素は作動の為に、更に、ロックを作動するのに必要な速度に達する為に十分な力を生み出すことができる。駆動要素は、ギアセグメントを有するのが好ましく、ここに、電気駆動ユニット、特に、電気駆動装置の歯車が係合する。また、ウォーム駆動装置が、駆動要素および電気モータの間に形成されることも考えられる。
特に、必要な作動速度を達成するため、更に、適したトルクを達成するため、本発明の有利な実施形態において、駆動ユニットが電気駆動装置および伝達ギアによって動力供給されることが考えられる。電気モータおよび駆動要素の間に伝達ギアを有することによって、駆動要素としての円形駆動ディスク上に画定可能かつ特定される方式でトルクを発生させることができる。このため、駆動要素が単一部品である場合、或いは、電気駆動装置または伝達ギアと協働するギアセグメントとして別々のコンポーネントを有する場合には有利である。
有利な実施形態において、機能ユニットは制御レバーを有し、これによって、制御レバーは、第1偏向ユニットおよび第2偏向ユニットと協働する。ここで、制御レバーは、初期化が起こったこと、言い換えると、スイッチ装置の切り替えというハプティックフィードバックを操作者に与える為に使用される。制御レバーは、たとえば、第1偏向ユニットまたは第2偏向ユニットにバネ付勢で配置され、たとえば、偏向ユニットと積極的に協働する。たとえば、第1偏向ユニットが一定の回転角度に達すると、制御レバーおよび偏向ユニットは積極的に係合し、操作者は、ハプティックフィードバックを受けるので、たとえば、作動レバーの移動を制限できる。
偏向ユニットおよび制御レバーの間の密着した嵌合は、作動レバーをしっかりと或いは繰り返して引っ張ることによるものであり、偏向ユニットは停止部を超えて移動可能である。偏向ユニット上の停止部は、スイッチ装置が作動され、その機能がロック上で実行されることを操作者に伝える為に使用されるにすぎない。たとえば、電源遮断の場合、機能ユニットの駆動装置は、初期化されないが、操作者は、ロックを手動で作動させるという選択肢を常に有している。
機能ユニットを用いて、自動車の操作者は、運転者支援モジュールまたは開錠モジュールを有し、これが、自動車の操作を単純化し、それによって自動車の快適性を向上させる。
第1実施形態:電気開錠モジュールによってロックを電気的に開錠する手順および装置(eOFM)
第1実施形態において、自動車用ロックは、機能ユニットによって電気的に作動可能になる。これにより、電気的作動は、たとえば、スイッチ装置によって、自動車の制御ユニットと共に実現可能である。そのため、外部ドアハンドルは、たとえば、マイクロスイッチ又は例えば近接スイッチを含むことができ、自動車の操作者は、制御システム、最終的には機能ユニットに信号を送信することができる。電気信号は、たとえば、電気モータを作動させ、これによって、自動車用ロックを電気モータによって開錠またはアンロックさせることができる。続いて、制御信号によって自動車用ロックを電気的に開錠できる。機能ユニットを起動させるために、これは、作動の為の媒体および機能ユニットの間の電気的接続を単に必要とする。
これに加えて、たとえば、機能ユニットの電気的作動は、機能ユニット内に配置されたスイッチ装置またはマイクロスイッチを経て初期化されることも考えられる。そのため、たとえば、機能ユニットと協働するボーデンケーブルを引っ張り、スイッチ装置を作動させることが可能である。電気駆動装置が作動可能になり、自動車用ロックが開錠可能になるように、スイッチ装置自身は制御ユニットに接続される。
機能ユニットがアクチュエータを有する場合、アクチュエータは、電気駆動装置によって駆動可能になり、アクチュエータは、自動車用ロックが作動可能になるようにボーデンケーブルと協働するが、これは、本発明の更なる実施形態である。制御部材は、直線に移動可能なアクチュエータまたはディスク要素として設計可能であるが、これによって、ディスク要素は円形運動を行う。各々の状況において、アクチュエータは、ボーデンケーブルが自動車用ロックと共に直接動作するように、ボーデンケーブルの一つの部品に接続されている。アクチュエータは、その後、電気駆動装置によって直接にまたは回転して駆動可能である。これにより、アクチュエータは、ボーデンケーブルが作動され、自動車用ロックが、たとえば、アンロックまたは作動可能になるように、移動する。
一つの更なる実施形態では、信号送信器を作動させる為の媒体、特に、電気スイッチ装置によって、電気駆動装置を信号送信器によって起動させることができる。作動させる為の媒体が作動または切り替えられる場合、電気駆動装置も作動し、ボーデンケーブルの自動的な作動、したがって、自動車用ロックの自動的な作動も可能になる。アクチュエータまたは信号送信器は、たとえば、外部ドアハンドルを経て起動可能になり、外部作動ハンドルは、電気制御ユニットに接続され、電気制御ユニットは、信号送信器を初期化し、電気駆動装置を起動させる。そのため、外部ドアハンドルは、機能ユニットを作動させる為に使用可能であり、自動車用ロックは、機能ユニットを経てアンロックまたは開錠可能になる。これにより、信号送信器は、電気駆動装置を初期化し、アクチュエータは、移動され、ボーデンケーブルはアクチュエータによって作動可能になり、自動車用ロックはボーデンケーブルによって作動可能になる。
本発明の更なる実施形態において、機能ユニットを作動させる為に少なくとも一つの他の媒体が設けられ、これによって、追加の作動媒体は、機能ユニットと協働し、自動車用ロックは電気駆動装置および/またはボーデンケーブルによって任意に作動可能になる。追加の作動媒体は、たとえば、内部ドアハンドルでもよく、内部ドアハンドルは、ボーデンケーブルによって機能ユニットに接続されている。内部ドアハンドルは、ボーデンケーブルが内部ドアハンドルおよび機能ユニットの間に設けられるように、機能ユニットに接続される。
このため、電気駆動装置がアクチュエータを移動できるように信号送信器を作動させるため、あるいは、信号送信器が初期化され、電気駆動装置が開始するように内部ドアハンドルが引っ張られ、内部ドアハンドルを引っ張る時に内部ドアハンドルの移動が支持され、自動車用ロックが僅かに開錠することを可能にするため、ボーデンケーブルを使用できる。これに加えて、内部ドアハンドルによる機能ユニットの機械的作動も、自動車用ロックの純粋な機械的開錠を可能にするために、機械的初期化、言い換えると、アクチュエータの機械的移動を導くことができる。全ての代替案は、追加の作動媒体によって作動媒体を提供するが、これは、機能ユニットを作動または起動させる為に使用できる。これによって、たとえば、外部ドアハンドルとしての作動媒体は、自動車用ロックの純粋な電気的開錠を可能にできるが、内部ドアハンドルは、代替の開錠変形例を提供する。
機能ユニットにおいて、アクチュエータが任意に信号送信器および電気駆動装置または追加の作動媒体によって作動できるようにアクチュエータが配置される場合、これは、本発明の更なる実施形態である。たとえば、ディスク形式、あるいは、直線移動可能なスライダとしてのアクチュエータの配置は、たとえば、内部ドアの作動がアクチュエータ上で一方的に係合するのに対して、電気駆動装置は、たとえば、機能ユニット内で反対側に配置されるような配置である。内部ドアハンドルに連結される作動媒体が同時に電気駆動装置と協働し、それによってアクチュエータを移動させる為に少数のコンポーネントしか必要としないことも当然に可能である。また、電気駆動装置がアクチュエータに直接作用することも考えられ、それによって、たとえば、電気モータが、単体アクチュエータに直接作用するウォームを有することも考えられる。
電気駆動装置が、電気駆動装置が作動されるときにアクチュエータと係合してアクチュエータを移動させることができる結合媒体に作用することも考えられる。これによって、内部ドアハンドルがボーデンケーブルによって他のコンポーネントと係合すること、内部ドアハンドルが作動されるとき、アクチュエータと係合し、或いは、アクチュエータに結合され、アクチュエータが内部ドアハンドルによって作動可能になることも考えられる。
これによって、アクチュエータが結合要素である場合も考えられ、本発明の更なる実施形態である。これによって、アクチュエータを両面結合要素として設計することができる。言い換えると、アクチュエータの設計は、電気駆動装置が作動されるとき、電気駆動装置がアクチュエータと結合し、同時に、内部ドアハンドルが作動される場合にはアクチュエータの作動を可能にするようにアクチュエータが内部ドアハンドルの作動媒体と機械的に結合できるような設計になっている。そのため、たとえば、アクチュエータが円形ディスクまたは少なくとも部分的に円形のディスクとして設計され、これによって、電気駆動装置の作動が、少なくとも部分的に円形のディスクとして設計された伝達ユニットを円形ディスクまたはアクチュエータと係合させること、電気駆動装置が伝達ユニットを円運動で移動させ、それによって、アクチュエータと係合することが考えられる。同時に、内部ドアハンドルを作動させること、少なくとも部分的に円形ディスクとして設計された伝達ユニットを作動させることも可能であるが、それは、次に、アクチュエータの円形ディスクと結合する。
本発明の一つの更なる実施形態において、ボーデンケーブルは、幾つかの部品、特に2つの部品から成り、それによって、ボーデンケーブルの第1部品は追加の作動アクチュエータおよび機能ユニットの間に配置され、第2部品は、アクチュエータおよび自動車用ロックの間に配置される。これにより、機能ユニットは、複数部品のボーデンケーブルと有利に一体化することができる。その後、機能ユニットは、内部ドアハンドルを経て自動車用ロックに制御信号を送信する為に使用可能であり、それによって、機能ユニットは、接続リンクまたは結合要素として作用する。これによって、ボーデンケーブルの分離設計または分岐設計は、内部ドアハンドルを機能ユニット内の伝達媒体と連結させることを可能にし、それによって、第1伝達媒体は、ボーデンケーブルの第1部品と単に接続される。これとは別個に、ボーデンケーブルの第2部品は、アクチュエータに連結され、アクチュエータの移動を自動車用ロックに伝達できる。
これによって、ボーデンケーブルの分離は、ボーデンケーブルの第1部品とボーデンケーブルの第2部品の独立した移動を容易にする。これによって、機能ユニットは、ボーデンケーブルの第2部品を選択的に作動させるという選択肢を提供する。これは、自動車用ロックが開錠、または、機能ユニットの機械的作動が行われて自動車用ロックの機械的および/または電気的開錠を可能にするように電気信号を機能ユニットに送信するだけにすぎないかもしれない。このため、機能ユニットは、自動車用ロックの為の開錠モジュールとして作用する。
ハプティックフィードバックが追加の作動媒体の操作者によって捕捉可能になるように追加の作動媒体がアクチュエータと協働する場合、これは、本発明の代替実施形態である。ハプティックフィードバックは、たとえば、アクチュエータ上のスタートアップ外形によって形成可能である。内部ドアハンドルが引っ張られる場合、操作者は、伝達ユニットがアクチュエータと係合したことを操作者に知らせるハプティックフィードバックを受ける。これによって、操作者が受けるハプティックフィードバックは、操作者にアクチュエータを安全に作動させることを可能にする。また、ハプティックフィードバックは、バネ媒体によって、または直接バネを経て送ることができるので、操作者は、軽くまたは穏やかなフィードバックを受けるにすぎない。これによって、追加の作動媒体は、制御用外形上でたとえば終了するので、一方で、フィードバックを操作者に送ることができ、同時に、操作者には、アクチュエータが作動中であることを知らされる。そのため、フリーホイールを、内部ドアハンドルの為に、たとえば設定することができる。
機能ユニットがスイッチ装置を有する場合、これによって、スイッチ装置は、機能ユニット内に配置され、スイッチ装置を作動させることによって、その後、又は直接的に、ハプティックフィードバックを捕捉できる。ボーデンケーブルの第1部品と協働する伝達ユニットにおけるハプティックフィードバックは、これによって、スイッチ装置と係合し、制御用外形部がスイッチ装置を作動させることによって直接捕捉することができる。これにより、スイッチ装置を初期化し、それによって電気駆動装置を起動させるためにボーデンケーブルの第1部品を単に短時間だけ作動させるだけでよいことが可能になる。
この場合、機能ユニットは、快適モジュールとして作用し、これによって、内部ドアハンドルは、スイッチ装置が作動されるまで引っ張られるだけでよい。ボーデンケーブル、言い換えると、内部ドアハンドルによるボーデンケーブルの第1部品および第2部品の完全な作動は、これによって不要になる。電気駆動装置を起動させるにはスイッチ装置だけが作動されればよいが、電気駆動装置は、その後、自動車用ロックが開錠または作動されるようにアクチュエータに作用する。このため、自動車用ロックの作動は、内部ドアハンドルによって初期化され、それによって、スイッチ装置だけが内部ドアハンドルによって作動されればよい。
スイッチ装置の作動からのハプティックフィードバックの組合せを用いて、操作者は、内部ドアハンドルが十分に引っ張られて自動車用ロックを開錠することが知らされる。電気駆動装置を作動させるのに不十分な電圧がある場合にのみ、ハプティックフィードバックまたは制御用外形部を使用して内部ドアハンドルを作動させることができるので、アクチュエータを手動で作動させることができる。このため、操作者は単に電気駆動装置を初期化するだけでよいので、機能ユニットは快適モジュールとして作用する。
第2実施形態:盗難防止用ロックを含む、電気的開錠モジュール(eOFM)によりロックを電気的に開錠する為の手順および装置
一実施形態において、ボーデンケーブルは、少なくとも2つの部品から成り、それによって、ボーデンケーブルの第1部品は、起動媒体および機能ユニットの間に配置され、第2部品は、機能ユニットおよび自動車用ロックの間に配置され、それによって、機能ユニットによるボーデンケーブルの作動が防止できる。ボーデンケーブルの作動が機能ユニットによって防止できる場合、機能ユニットの機能性が高められる。ロックの開錠初期化の単なる伝達とは別に、他の機能をマッピングする選択肢、たとえば、機能ユニットにおける盗難防止用ロックがある。たとえば、ボーデンケーブルの第1部品が内部ドアハンドルに連結され、ボーデンケーブルの第1部品が、たとえば、機能ユニット内の偏向ユニットとの操作可能な連結を有する場合、機能ユニット内の偏向ユニットの係合を中断させることによって、内部ドアハンドルを無効にすることができる。これは、たとえば、機能ユニットにおける盗難防止用ロックをマッピングするのに有用である。
ボーデンケーブルの第1部品の機械的連結がボーデンケーブルの第2部品から結合解除可能である場合、これは、本発明の他の変形例である。ボーデンケーブルの第1部品がボーデンケーブルの第2部品から結合解除される場合、機能ユニット内の操作可能な連結が防止される。たとえば、ボーデンケーブルの第1部品に連結された内部ドアハンドルの作動は、その後、何もしない。作動媒体は、この場合、内部ドアハンドルであるが、これにより、ドア用ロックにマッピングされるべき他の機能を要することなく、無効にされる。ボーデンケーブルの結合解除機能は、機能ユニット内でマッピングされる。
ボーデンケーブルの結合解除が機能ユニット内の電気駆動装置によって実現される場合、これは、本発明の他の変形例である。機能ユニット内の電気駆動装置を使用してボーデンケーブルの結合を解除することによって、機能ユニット内で必要なコンポーネントの数を減少させ、同時に、機能ユニットの機能性を高める。これにより、電気駆動装置をボーデンケーブルの第1部品の結合解除に使用することができ、これは、たとえば、電気駆動装置から迂回または切り替え可能な機械的結合を経て実現できる。
これに加えて、本発明によると、自動車用ロックは、機能ユニットによって電気的に作動させることが可能である。機能ユニットによる自動車用ロックの電気的作動は、別の機能により機能ユニットを発展させた。そのため、外部ドアハンドルにスイッチ装置があることが考えられるので、操作者は、たとえば、マイクロスイッチ又は非接触式スイッチのようなスイッチ装置を作動させる。スイッチ装置の作動は、制御ユニットによって検出され、電気信号として機能ユニットに送信できる。
次に、機能ユニットは、たとえば、機能ユニット内の電気駆動装置によって、ボーデンケーブルの第2部品を作動させ、それによって、操作者からの作動を自動車用ロックの開錠へと変換するという選択肢を提供する。このため、電気駆動装置は、2つの異なる機能を行うことができる。一方では、ボーデンケーブルの第1部品およびボーデンケーブルの第2部品の間の連結は、電気駆動装置によって防止可能であり、他方で、独立して、言い換えると、機能ユニットおよび切り替え信号によって自動的に、自動車用ロックを開錠するという選択肢がある。
アクチュエータが設けられる場合、それによって、アクチュエータは、電気駆動装置によって、開始位置から異なる方向へと起動可能であり、これは、本発明の他の変形例である。電気駆動装置の異なる移動方向を利用することによって、機能ユニットにおいて、できるだけ少ないコンポーネントを使用して機能を選択することができる。電気駆動装置を使用して自動車用ロックを開錠するか、たとえば、内部ドアハンドルを無効にするかの選択。電気駆動装置の位置または電気駆動装置により機能ユニット内で設定される位置に応じて、たとえば、アイドル位置、中間位置または開始位置から異なる方向に移動するという選択肢がある。一方向の移動において、自動車用ロックは、たとえば、電気的に開錠可能であり、電気駆動装置の反対方向の移動において、盗難防止用ロックが起動可能になる。
本発明の一変形例において、アクチュエータを位置決めする為の媒体、特に、中間ゼロスプリングが設けられる。中間ゼロスプリングによって、アクチュエータを開始位置で保持することができる。この開始位置から、アクチュエータは、異なる方向に移動できるので、一方では、作動媒体が結合解除可能になり、他方では、アクチュエータが電気的に作動可能になる。これにより、機能ユニットは、3つの異なる機能性を有することができる。第1の機能的位置は、たとえば、自動車用ロックをボーデンケーブルによって作動できる場合、アクチュエータは、これによって、終了位置にあり、それによって、ボーデンケーブルの第2部品は、自動車用ロックの方向に作動される。第2機能的位置は、中間ゼロスプリングがアクチュエータを開始位置に保持する場合、機能ユニットの全機能が利用できる。第3の機能的位置において、電気駆動装置は、ボーデンケーブルの第1部品が機能ユニットから結合解除されて利用可能になるように移動される。中間ゼロスプリングは、開始位置でアクチュエータを保持する。ハプティックフィードバックが追加の作動媒体の操作者によって捕捉可能になるように追加の作動媒体がアクチュエータと協働する場合、これは、本発明の代替実施形態である。ハプティックフィードバックは、たとえば、アクチュエータ上のスタートアップ外形部によって形成可能である。内部ドアハンドルが引っ張られると、操作者は、伝達ユニットがアクチュエータと係合したことを操作者に知らせるハプティックフィードバックを受ける。これにより、操作者は、操作者がアクチュエータを安全に作動できるというフィードバックを受ける。また、ハプティックフィードバックは、バネ媒体によって、あるいは、バネを経て直接的に送られるので、操作者は、軽いまたは穏やかなフィードバックを受けるにすぎない。これにより、追加の作動媒体は、たとえば、制御用外形部で終わるので、一方ではフィードバックを操作者に送ることができ、同時に、操作者にはアクチュエータが作動中であることが知らされる。そのため、フリーホィールは、たとえば、内部ドアハンドルの為に設定可能である。
機能ユニットがスイッチ装置を有する場合、それによって、スイッチ装置は、ハプティックフィードバックが、スイッチ装置を作動させた後に或いは直接的に捕捉可能になるように、機能ユニット内に配置される。これにより、ボーデンケーブルの第1部品と協働する伝達ユニットにおけるハプティックフィードバックはスイッチ装置と係合し、制御用外形部は、スイッチ装置を作動させることによって直接捕捉可能になる。これにより可能になることは、スイッチ装置を初期化し、それによって、電気駆動装置を起動させるため、ボーデンケーブルの第1部品が単に短く作動させればよいことである。
この場合、機能ユニットは、快適モジュールとして作用し、それによって、内部ドアハンドルは、スイッチ装置が作動されるまで、単に引っ張られればよい。ボーデンケーブル、言い換えれば、内部ドアハンドルによるボーデンケーブルの第1部品および第2部品の完全な作動は不要である。スイッチ装置だけが電気駆動装置を起動させる為に作動されればよく、電気駆動装置は、その後、自動車用ロックが開錠または作動されるようにアクチュエータに作用する。このため、自動車用ロックの作動は、内部ドアハンドルによって初期化され、スイッチ装置だけが内部ドアハンドルによって作動されればよい。
スイッチ装置からのハプティックフィードバックの組合せを用いて、操作者に、内部ドアハンドルが十分に引っ張られて自動車用ロックを開錠したことを知らせることができる。電気駆動装置を作動させるには不十分な電圧がある場合のみ、ハプティックフィードバックまたは制御用外形部を使用して内部ドアハンドルを作動させることができるので、アクチュエータを手動で作動させることができる。これにより、操作者は単に電気駆動装置を初期化すればよいことから、機能ユニットは快適モジュールとして作用する。
第3実施形態:盗難防止用ロックおよびチャイルド安全ロックを含む、電気的開錠モジュール(eOFM)による電気的にロックを開錠する為の手順および装置
本発明の一実施形態において、ボーデンケーブルは、少なくとも2つの部品から成り、それによって、ボーデンケーブルの第1部品は作動媒体および機能ユニットの間に配置され、第2部品は、機能ユニットおよび自動車用ロックの間に配置され、それによって、ボーデンケーブルの第1部品の作動が捕捉可能になる。ボーデンケーブルの第1部品の作動が捕捉可能になるように機能ユニットが構成される場合、移動の捕捉は、チャイルド安全ロックを実現する為に使用可能である。特に、作動媒体が内部ドアハンドルである場合、その移動を捕捉することによって、それに応じて機能ユニットを起動させることができるので、機能ユニットは、内部ドアハンドルの作動をボーデンケーブルの第2部品に伝達しない。たとえば、制御ユニットによる移動の捕捉は、制御ユニットが機能ユニットの作動を防止することを可能にする。これにより、たとえば内部ドアハンドルのような作動要素による機能ユニットの作動を防止することができるので、盗難防止用ロックおよび/またはチャイルド安全ロックが機能ユニット内にマッピングされる。
捕捉が、スイッチ装置、特にマイクロスイッチによって行われる場合、これは、開錠の更なる実施形態である。たとえばマイクロスイッチまたは接触式感知センサまたは容量型センサのようなスイッチ装置は、ボーデンケーブルの第1部品に配置され、内部ドアハンドルの作動を直接検出することができる。ボーデンケーブルの第1部品の結合を解除することができ、あるいは、結合解除が既に行われた場合、結合解除を維持することができるように、検出を、たとえば制御ユニットによって生じさせることができる。ここで、制御によって、内部ドアハンドルの単一または複数の作動が捕捉可能であることも考えられる。これにより、チャイルド安全ロックの異なる変形例もマッピング可能である。
これが意味することは、たとえば、内部ドアハンドルを1回引っ張ることによって、内部ドアハンドルがボーデンケーブルの第2部品の機能チェーンに戻って結合可能になり、内部ドアハンドルが2回または数回作動されるとき、チャイルド安全ロックが係合可能になることである。一変形例において、たとえば、内部ドアハンドルを1回引っ張ることによって、これが、ボーデンケーブルの第1部品および第2部品の間の接続の復元になり、内部ドアハンドルが2回引っ張られると、自動車用ロックが、機能ユニットによってアンロックまたは作動可能になる。
スイッチ装置の切り替え位置に応じて、自動車用ロックは、機能ユニットによって作動可能になり、それによって、機能ユニットはスイッチ装置の少なくとも一つの切り替え位置で作動可能になるという利点がある。スイッチ装置は、好ましくは、ボーデンケーブルによって、更により好ましくは、内部ドアハンドルによって作動される。これにより、スイッチ装置は、たとえば、チャイルド安全ロックまたは盗難防止用ロックが挿入される場合、制御ユニットによって起動可能になる。これが提供する利点は、機能ユニットが、ドア用ロックを変更する必要なく、追加の機能を行えることである。これにより、機能ユニットは、ロック装置に複数の機能を追加し、機能ユニットに組み込まれた機能、すなわち、自動車用ロック以外の機能をドア用ロックに与える位置にある。
更なる一実施形態において、少なくとも一つの電気駆動装置が設けられる場合、更に、追加の電気駆動装置により、自動車用ロックの作動がボーデンケーブルによって防止可能になる場合には利点がある。これにより、追加の電気駆動装置は、チャイルド安全ロックまたは盗難防止用ロックを挿入する為に使用可能であり、それによって、ボーデンケーブルの第1部品をボーデンケーブルの第2部品から結合解除する。これは、たとえば、結合要素によって実現可能であり、それによって、結合要素は電気的に作動可能である。これにより、ボーデンケーブルの第1部品およびボーデンケーブルの第2部品の間の機械的に操作可能な連結が妨害される。
ここで考えられることは、たとえば、ボーデンケーブルの第2部品が、機能ユニット内のアクチュエータに連結され、それによって、たとえば、偏向ユニットがボーデンケーブルの第1部品に連結され、偏向ユニット内のボーデンケーブルの第2部品を作動させるように、アクチュエータに対して操作可能な連結が偏向ユニットを経て確立されることである。追加の電気駆動装置は、アクチュエータから偏向ユニットの結合を解除する為に使用される。これは、電気的に作動されるべき結合要素によって起こり得る。
結合が閉鎖される場合、更に、偏向ユニットがボーデンケーブルの第1部品によって作動される場合、偏向ユニットの作動は、アクチュエータの作動として直接検出可能である。ここでは、アクチュエータ上に配置されるスイッチ装置が使用されるが、電気駆動装置が作動可能になるように切り替え信号を制御ユニットに転送し、これが、次に、たとえば機械的結合を経てアクチュエータを起動させることができる。アクチュエータの作動は、ボーデンケーブルの第2部品を、少なくとも補助的に作動させる為に使用される。そのため、ロックを電気的に開錠または内部ドアハンドルを引っ張ることによって少なくとも部分的に電気的に開錠できる。
これに加えて、スイッチ装置は、外部ドアハンドルに配置可能であり、それによって、スイッチ装置は、電気駆動装置を初期化してアクチュエータを移動させる為に制御ユニットに制御信号を転送し、自動車用ロックはアンロックまたは開錠または作動可能になる。
第4実施形態:盗難防止用ロック、チャイルド安全ロックおよび電源ロックを含む、電気開錠モジュール(eOFM)によるロックを電気的に開錠する為の手順および装置
一実施形態において、第1作動媒体および第2作動媒体が設けられ、それによって、アクチュエータは作動媒体によって作動可能になる。第1作動媒体および第2作動媒体は、たとえば、外部ドアハンドルおよび内部ドアハンドルでもよい。これにより、ドアハンドルは、ボーデンケーブルを経て機能ユニットに連結される。これにより、全てのボーデンケーブルがアクチュエータと操作可能に連結されるので、そのようなボーデンケーブルが作動すると、アクチュエータを移動でき、或いは、調整できる。アクチュエータ自身は、ボーデンケーブルによって自動車用ロックに連結されるので、アクチュエータが直線方向および/または回転して移動されるとき、ロックが作動可能になる。
発明の目的のため、アクチュエータに連結されているボーデンケーブルが言及される場合、ボーデンケーブルのアクチュエータは、概して、ロック内のアクチュエータを、ロック、設定、移動、および/または作動させる。解除レバーは、アクチュエータの移動の結果、間接または直接的に作動されるのが好ましく、これは、その後、ロック機構をアンロックさせる為に使用される。機能ユニットを使用する利点は、どんな機能も機能ユニットに組み込めることであり、たとえば、盗難防止用ロック、チャイルド安全ロックおよび/または電源ロックを機能ユニット内にマッピングすることができ、ロック装置は、機能ユニットを作動させる為の媒体と、制御ユニットと、基本的な部分(rudimentary)を備えた自動車用ロック、すなわち、自動車の基本的コンポーネントまで縮小された自動車ロックとの組合せを装着することができる。別の言い方をすれば、キャッチ部と少なくとも爪部を含むロック機構から成る基本的機能を単に装着した自動車用ロックが使用できる。
アクチュエータを作動させる為の第1媒体および/または第2媒体は、結合解除可能である場合、これは、本発明の更なる実施形態である。作動媒体の結合解除は、たとえば、外部ドアハンドルまたは内部ドアハンドルと、自動車用ロックとの間の操作可能な連結を禁止させる。これは、アクチュエータが移動できなくても、たとえば、内部ドアハンドルを引っ張ることができることを意味する。そのため、チャイルド安全ロックまたは盗難防止用ロックは、制御ユニットおよびアクチュエータと組み合わせて、内部ドアハンドルの作動リンク内に、或いは、ボーデンケーブル上にマッピング可能である。たとえば、外部ドアハンドルまたは外部ドアハンドルおよび自動車用ロックの間の作動リンクが妨害されると、この妨害によって、電源ロックがロック装置内にマッピング可能になる。
アクチュエータは、電気的に結合解除可能になる場合、これは、本発明の更なる実施形態である。アクチュエータは、電気的に作動可能な結合要素を、第1作動媒体およびアクチュエータの間に、第2作動媒体およびアクチュエータの間に配置することによって、たとえば、電気的に結合を解除することができる。これにより、制御ユニットは、アクチュエータ作動の為の第1媒体および/またはアクチュエータ作動の為の第2媒体と結合解除することができる。これにより、自動車用ロックに関して作動媒体の機能チェーンを電気的に禁止することができる。
一実施形態において、電気駆動装置およびアクチュエータの位置を捕捉するアクチュエータにより結合解除が起こる場合には利点がある。アクチュエータの位置は、たとえば、マイクロスイッチによって捕捉可能である。
別の電気駆動装置が第1駆動装置および第2駆動装置を結合解除する為に設けられる場合、これは、本発明の更なる有利な実施形態である。別の電気駆動装置を作動媒体およびアクチュエータの間の結合の為の駆動装置として組み込むことによって、全ての作動媒体が独立して結合解除可能になる。スイッチ装置もキャッチ部に配置される場合、このスイッチ装置(たとえば、マイクロスイッチ)は、盗難防止用ロックを設計する為に使用可能である。機能ユニット内のスイッチ装置および電気駆動装置は、結合装置を作動させるために、自動車の操作者の設定を自動車用制御信号に変換する制御ユニットに接続されるのが好ましい。
本発明の更なる有利な実施形態において、機能ユニット内の第1偏向ユニットが作動媒体と協働し、作動媒体の位置がアクチュエータによって捕捉可能であるときに利点がある。作動、たとえば、内部ドアハンドルの作動が、作動媒体としてのスイッチ装置によって捕捉される場合、チャイルド安全ロックが、たとえば実現可能である。実施形態によると、チャイルド安全ロックは、内部ドアハンドルが1回引っ張られるとき、これが、たとえば、第1作動媒体およびアクチュエータの間の結合の調整を引き起こすように設計されている。内部ドアハンドルが2回作動されると、ロックを開錠できる。あるいは、内部ドアハンドルを数回引っ張ることにより、チャイルド安全ロックを無効にする選択肢もある。これにより、制御ユニットと組み合わされた第1作動媒体上のスイッチ装置は、機能ユニット内にチャイルド安全ロックをマッピングする一つの選択肢である。
第5実施形態:ロックの機能を作動させる為の手順および装置、特に、快適モジュールの助けを借りた盗難防止用ロック、チャイルド安全ロック、電源ロックを含む、電気開錠モジュール(eOFM)によるロックを電気的に開錠する為の手順および装置
請求項1によると、本発明の目的は、キャッチ部および少なくとも爪部を含むロック機構を備えた自動車用ロック、自動車用ロックを作動させる為の少なくとも一つの媒体、自動車用ロックおよび作動媒体の間に配置されるボーデンケーブル、ボーデンケーブル上に配置される電気駆動装置を備えた機能ユニットを備えるロック装置であって、第1作動媒体、特に、外部作動レバーは、自動車用ロックに直接連結され、機能ユニットは、第2作動媒体に組み込まれる、ロック装置によって解決される。機能ユニットによってロックを作動することによって、ロックが、たとえば、独立して、或いは、少なくともある程度独立して、アンロック、作動、ロック可能になる可能性が開ける。これは、単純に、ロック内の機能を始動または停止するために使用者からの初期化を要する。使用者は、単に、直接または間接に機能ユニットを作動させるためにパルスまたは信号を初期化すればよい。これにより、ロックは、外部ドアハンドルに連結されたボーデンケーブルを経て、更に、第2のボーデンケーブルに組み込まれた機能ユニットを経て、直接的に作動可能になる。
様々なロックおよび作動レバーは自動車用ロック装置として使用可能である。ロック装置は、たとえば、側面ドア、スライドドア、フラップまたは蓋またはカバーの近傍で、コンパクトな構造ユニットとして使用可能である。さらに、たとえばフード用ラッチ、たとえば運搬装置で見られるような補助ロックを使用することも考えられる。
内部または外部作動レバーは、たとえば、ドア用ハンドルのような作動レバーとして使用されてもよい。しかしながら、機能ユニットを初期化する為に接触感知スイッチおよび/または圧力式スイッチまたはボタンのような感知手段を使用することも考えられる。
ロック装置が使用され、ボーデンケーブルは、作動レバーおよびロックの間で使用される。ボーデンケーブルは、ボーデンケーブルスリーブおよびボーデンケーブルコアから成り、ボーデンケーブルスリーブは分岐されており、換言すると、一方では、作動レバー内および機能ユニット内で、他方では、機能ユニット内および作動されるべきロック内で、それ自身を支持する少なくとも2つの部品から構成されている。言い換えれば、ボーデンケーブルスリーブは、少なくとも2つの部品から成り、作動レバーおよび機能ユニットの間、機能ユニットおよび作動されるべきロックの間から伸びている。作動要素内または作動要素上、機能ユニット上およびロック内またはロック上のボーデンケーブルスリーブの部品の端部の為の保持表面または保持部は、ボーデンケーブルスリーブが支持されるように保持されている。作動レバー、機能ユニット、ロック内に固定されるボーデンケーブルスリーブ部品が好ましい。
機能ユニットが含む電気駆動装置は、初期化または制御信号を受信した後、機能ユニットによって、補助的に少なくとも作動可能になる、あるいは、ロックを作動させることができるように、機能ユニットを移動させる。電気駆動装置は、好ましくは、電気モータである。電気モータが有利であるのは、それらが静かであり、広範囲に利用可能であり、簡単に自動車または機能ユニットに一体化できるからである。その後、ロックが機能ユニットによって作動されると、本発明によれば、ロック装置の操作性が単純化され、これが自動車の快適性を向上させるのに役立つ。
一実施形態において、ボーデンケーブルは、少なくとも2つの部品から成り、それによって、ボーデンケーブルの第1部品は、内部ドアハンドルおよび機能ユニットの間に配置され、ボーデンケーブルの第2部品は、機能ユニットおよび自動車用ロックの間に配置される。ボーデンケーブル内に機能ユニットを組み込むことによって、これは、作動媒体としてボーデンケーブルを直接使用する可能性を与える。これにより、第1アクチュエータは、内部ドアハンドルによって移動可能になり、これが、第2アクチュエータと協働し、それによって、第2アクチュエータは、ボーデンケーブルの第2部品と連結される。第2アクチュエータの移動は、ボーデンケーブルを引っ張り、それによって、たとえば、ロックがアンロックされることを可能にする。解除レバーは、ボーデンケーブルの第2部品によって、間接または直接的に移動されるのが好ましい。
これにより、アクチュエータは、たとえば、円形ディスクまたは摺動要素でもよく、これが、追加のアクチュエータと協働する。
機能ユニットがアクチュエータを有し、それによって、アクチュエータが内部ドアハンドルによって作動可能になる場合、これは、本発明の更なる有利な実施形態である。アクチュエータは、たとえば、円形ディスクまたは少なくとも円形セグメント形状であり、それが回転または旋回できるように機能ユニット内に着座することができる。内部ドアハンドルに連結されたアクチュエータの回転運動は、他のアクチュエータに回転運動を伝達されることを可能にする。これにより、機能ユニット内に組み込まれた他のアクチュエータは、円形ディスクまたは少なくとも円形セグメント形状でもよい。
この追加のアクチュエータも、機能ユニット内に回転または旋回するように着座する場合、内部ドアハンドルの回転運動は、旋回運動として追加のアクチュエータに伝達可能であり、それによって、追加のアクチュエータは、ボーデンケーブルの第2部品と共にロックに連結される。
本発明の更なる一実施形態において、アクチュエータは、偏向ユニットによって作動可能である。本発明の更なる一つの実施形態も、ボーデンケーブルの第1部品のボーデンケーブルコアまたは内部ドアハンドルの引っ張り運動を機能ユニットに伝達する偏向ユニットに連結可能である。これにより、偏向ユニットは、内部ドアハンドルの引っ張り運動を回転運動および/または制御運動に変換できる。偏向ユニットの、この運動は、間接または直接的に、ボーデンケーブルの第2部品に連結された追加のアクチュエータまたはアクチュエータが作動されることを可能にする。
偏向ユニットは、電気駆動装置によってアクチュエータから、都合良く結合解除可能になる。偏向ユニットまたは第1アクチュエータが、電気駆動装置によって追加のアクチュエータから結合解除可能になる場合、たとえば、盗難防止用ロックはドアロックの為にシミュレート可能である。これにより、第1アクチュエータが第2アクチュエータから結合解除されるという操作者からの命令は、制御ユニットによって実施される。内部ドアハンドルを引っ張ることによって、何も起こらない、すなわち、ボーデンケーブルの第1部品は、移動可能であるが、追加のアクチュエータまたはボーデンケーブルの第2部品に運動を伝達することができない。この実施形態において、盗難防止用ロックを、たとえば、機能ユニットに組み込むことができる。
ボーデンケーブルの第1部品の作動がスイッチ装置によって、特に、制御ユニットによって捕捉可能である場合、これは、本発明の更に有利な実施形態である。スイッチ装置の形式として、偏向ユニットまたは第1アクチュエータに配置されたマイクロスイッチは、内部ドアハンドルの作動が検出されることを可能にする。これにより、チャイルド安全ロックは、アクチュエータおよびスイッチ装置の電気的結合解除と組み合わされて機能ユニット内にマッピング可能である。これに加えて、盗難防止用ロックも、もちろん、マイクロスイッチによって、アクチュエータの電気的結合解除と組み合わされて、実現可能である。これに加えて自動車用ロックが第1作動媒体を結合解除する為の媒体、特に外部ハンドルを有する場合、これは、本発明の更に有利な実施形態である。自動車用ロックが、外部ドアハンドル、特に、自動車用ロックにおける外側操作レバーを自動車用ロックから結合解除する為に使用される媒体(たとえば、電気駆動装置)を有する場合、ロック機構によって電源ロックを実現できる。
アクチュエータが長手方向に変位できるように機能ユニット内にある場合、これは、本発明の更に有利な実施形態である。第1アクチュエータおよび/または第2アクチュエータの長手方向に変位可能な位置とは、機能ユニットの為に必要なスペースが小さいことを意味する。これに加えて、直線方向に移動するアクチュエータは、位置決めが簡単であり、たとえば、機能ユニットのハウジング内のガイド内に収容可能である。これに加えて、アクチュエータが回転できるように機能ユニット内に収容されることも考えられる。長手方向に変位可能な位置に配置され、それらが機能ユニット内で回転できるように位置決めされるアクチュエータの組合せは、本発明に応じて考えられる。
これにより、円形ディスクまたは円形ディスクセクションとしての変更ユニットまたは少なくとも一つのアクチュエータの設計は、本発明の更なる実施形態を提供する。アクチュエータとして円形ディスク要素を有することによって、伝達される簡単に調整可能なトルクを用いた内部ドアハンドルの非常に正確な移動伝達を提供する。
以下、好ましい例示的実施形態に基づき、添付された図面を参照して本発明を説明する。しかしながら、実施例は本発明を限定しないが、有利な実施形態を構成するにすぎないという原理が適用される。例示された特徴は、説明の他の特徴とは別個に又は組み合わせて、また、請求項とは別個に又は組み合わせて、実行することができる。
図1は、開放モジュール形式の機能モジュールの三次元図であり、開放モジュールは、ボーデンケーブルの2つの部品の間に配置されている。
図2は、分解補助を用いて、第1偏向ユニットにボーデンケーブルの第1部品を連結させた図1に従う機能ユニットの上面図である。
図3は、ボーデンケーブルの第2部品に連結された第2偏向ユニットを備えた機能ユニットを他の図である。
図4は、駆動要素を備えた機能ユニットの三次元図である。
図5は、作動媒体、制御ユニット、機能ユニットを作動させる他の媒体を備えた機能ユニットの全体表示であり、機能ユニットは自動車用ロックと関連して描かれる。
図6は、操作者の為のハプティック肯定応答またはハプティックフィードバックの為の装置を備えた図5に従う機能ユニットを示す。
図7は、電気的に作動可能な機能ユニットに一体化された結合要素を備えた自動車用ロック装置の全体表示を示す。
図8は、降車補助装置を備えた実施形態における図7に従うロック装置の全体表示を示す。
図9は、機能ユニット、自動車用ロック、作動媒体、制御ユニットを備えた自動車の為のロック装置の全体図である。
図10は、一体型降車補助装置を備えた図9に従うロック装置の全体図である。
図11は、作動媒体、機能ユニット、制御ユニット、自動車用ロックから成るロック装置の全体図である。
図12は、作動媒体、機能ユニット、自動車用ロックから成るロック装置の他の概略表示を示す。
図13は、代替実施形態のロック装置の全体表示を示す。
図14は、他の機能性を備えたロック装置の他の実施形態を示す。
詳細な説明
図1は、ボーデンケーブル2の第1部品およびボーデンケーブル3の第2部品の間に配置されている機能ユニット1の三次元図を示す。ハウジング4は、たとえば、弾性締結要素5によって自動車内のドアモジュールに装着できる。機能ユニット1は、ハウジングカバー6を有し、ハウジングカバー6は、機能ユニット1のハウジング4を保護し、密封する。押し上げ器7は、機能ユニットの電気接続の為にハウジングに配置されている。
ボーデンケーブル2の第1部品は、作動レバー8に連結され、それによって、ボーデンケーブル3の第2部品は、ロック9と操作可能に連結される。作動レバー8が操作者によって作動される場合、それによって、ボーデンケーブル2の第1部品は、矢印P1の方向に作動可能になり、その後、ボーデンケーブル3の第2部品へのボーデンケーブルのコアの移動は、機能ユニット1を経て伝達され、ボーデンケーブル3の第2部品のボーデンケーブルのコアは、矢印P2の方向に作動される。これにより、ロック9は、作動要素8によって、更に、ボーデンケーブル2,3を経て、作動可能になる。
図2は、ハウジングカバー6を除いた機能ユニット1のハウジング4の上面図を示す。ボーデンケーブルコア11の第1部品と連結された第1偏向ユニット10が見られる。偏向ユニット10が、ボーデンケーブルコア11の第1部品による作動に続いて、反時計廻りに偏向されたとき、捩りバネ12は、第1偏向ユニット10を開始位置まで戻す。その後、捩りバネ12は、その開始位置まで第1偏向ユニット10を戻し、それによって、第1偏向ユニットは、リセット中、時計廻りに移動する。例示的実施形態の説明において時計廻りに言及される場合、これは、軸13を中心とした第1偏向ユニットの動きを説明している。第1偏向ユニット10に配置された結合要素14もあり、これを用いて、第1偏向ユニット10は、第2偏向ユニットと共に動作可能になる。
制御レバー16も示されているが、これは、軸17を中心として時計廻りの方向にバネ付勢されている。これにより、制御レバー16は、ハプティックフィードバックが操作者の為に作り出されるように、第1偏向ユニット10上の外形部と協働する。
ボーデンケーブルコア11の第1部品が作動要素8によって作動される場合、第1偏向ユニット10は、第1偏向ユニットが制御レバー16の外形部18と接触するまで、軸13を中心に時計廻りに移動させる。これによって、ハプティックフィードバックを自動車の操作者が受けるので、機能ユニット1を作動または開始させる為に作動レバー8が十分に作動されたことが操作者に明らかになる。しかしながら、電源遮断および/または緊急事態の場合、ボーデンケーブルコア11の第1部品は、作動し続け、その後、制御レバー16は、外形部18を超えて摺動し、軸17を中心として反時計廻りに旋回する。それにより、ロック9の機械的開錠は、いつでも保証される。
図3は、機能ユニット1のハウジング4を示し、それによって、第2偏向ユニット15も、軸13上に配置される。第2偏向ユニット15も制御用外形部19を有し、それによって、制御用外形部19は、スイッチ装置20と協働する。ボーデンケーブルコア21の第2部品は、回転運動を第2ボーデンケーブルコア21に導入することができるように、第2偏向ユニット15と連結される。
その後、第1偏向ユニット10が作動要素8によって作動される場合、第1偏向ユニットは、軸13を中心として反時計廻りに移動し、これによって、外形部18は制御レバー16に当たってシステムに到達する。
制御レバー16上の外形部18に到達する為の第1偏向ユニットの回転角度は、制御用外形部20がスイッチ装置20を作動させるまで第2偏向ユニット15が捩られるように選択される。第1偏向ユニット10によって第2偏向ユニット15を移動させるため、第2偏向ユニット15は、結合要素14と相互作用する確実な連結を有する。第2偏向ユニット15が第1偏向ユニット10を移動させる必要なく反時計廻りに移動し続けることができるように、確実な適合が反時計廻り方向だけに動作するのが好ましい。
図4は、駆動要素22を備えた機能ユニット1を示す。これにより、駆動ユニット22は、ウォーム駆動装置24による伝達段23および伝達段23によって駆動される。ウォームギア24は、電気モータ形式で電気駆動装置25に直接連結されている。電気駆動装置25は、弾性保持タブ26によって、機能ユニット1のハウジング4内に保持されている。駆動要素22は、ボーデンケーブルコア21の第2部品を作動させる為に好ましいトルクが利用できるように、特に円形ギアセグメント27と一体的に(as one piece)設計されている。
第1のボーデンケーブルコア11が作動要素8によって作動されると、第2偏向ユニット15は、第1偏向ユニット10を経て、結合要素14によって作動される。第2偏向ユニット15の作動は、制御用外形部19によって、マイクロスイッチとして設計されたスイッチ20を初期化するので、電気駆動装置25は、制御信号を受信し、駆動要素27は、伝達段23によって駆動される。これにより、駆動要素22は第2偏向ユニット15と協働し、それによって、第2偏向ユニット15を反時計廻りに駆動できる。操作者は、第1偏向ユニット10を用いて外形部18に突き当て、ハプティックフィードバックを受ける。ハプティックフィードバックは、スイッチ信号が電気駆動装置25に送られたときに正確に起こるので、駆動要素22の移動の結果、更に、ボーデンケーブルコア21の第2部品を経て、ロック9は、開錠され、或いは、アンロックまたはロックされる。操作者による望ましい効果または操作者による望ましい機能が行われるので、操作要素8を再び引っ張る必要はない。
機能ユニットが、たとえば、作動要素8としての内側操作レバーと自動車側面ドア内のロック9との間で使用される場合、作動レバー8を引っ張り、ちょっと一時的に引っ張ることによって機能ユニット1を初期化できるので、ロック9が開錠される。この場合、機能ユニット1は、降車補助として作用するので、それによって、操作者の為に降車がより容易になり、自動車の快適性が増す。
第1実施形態:電気開放モジュール(eOFM)によってロックを電気的に開錠する為の手順および装置
図5は、機能ユニット28、自動車用ロック29,作動要素30,31,制御ユニット32を示す。作動媒体30は、内部ドアハンドルであるのが好ましいが、これは、ボーデンケーブル33の第1部品と機能ユニット28内の第1偏向ユニット34とに連結されている。第1偏向ユニット34は、結合要素35を有し、結合要素35が、結合要素36と協働するので、アクチュエータ39は移動できる。スイッチ装置38は、たとえば、マイクロスイッチ形式であるが、アクチュエータ自体に配置されている。
内部ドアハンドル30が引っ張られると、第1偏向ユニット34が移動するので、結合要素35は結合要素36と係合する。これによって、アクチュエータ37を移動できる。制御ユニット32が制御信号を電気駆動装置39に転送できるように、スイッチ装置37の移動がスイッチ装置38によって検出され、たとえば、ギアセグメント40が起動可能になり、それによって、結合要素41,42が係合し、アクチュエータ37が移動可能になる。アクチュエータ37の移動によって、ボーデンケーブル43の第2部品が作動されるので、自動車用ロック29をアンロックおよび/または作動できる。
しかしながら、本発明によると、作動要素31(たとえば、外部ドアハンドル)を経て電気駆動装置39を作動できる。これにより、外部ドアハンドル31は、電気信号を制御ユニット32に転送できるようにスイッチ装置44と協働する。これにより、制御ユニット32は、アクチュエータ37が結合要素41,42を経て移動できるように、電気駆動装置39を初期化及び/又は制御する。
図6は、図5に従う実施形態を本質的に示す。これに加えて、図6の機能ユニット28は降車補助部を有する。降車補助部は、制御レバー45から成り、制御レバー45は、バネ46によって、アクチュエータ37に抗して動作する。内部ドアハンドル30の操作者は、制御レバー45によってハプティックフィードバックを受けるので、作動を完了できる。ハプティックフィードバックは、肯定応答がアクチュエータ38の切り替えと直接一致するように、またはアクチュエータ38が作動された後に一致するようにアレンジされている。その後、駆動ユニット39は、制御ユニット32を経てアクチュエータ38によって起動可能になる。制御レバー45は、バネ要素46と組み合わされて、内部ドアハンドル30が十分に引っ張られたことを操作者に知らせる為にフィードバックを操作者に送る。
第2実施形態
図7は、機能ユニット29,自動車用ロック30,2つの作動媒体31,32、制御ユニット33から成るロック装置28を示す。作動要素31は、ボーデンケーブル34の第1部品および機能ユニット29の偏向ユニット35に連結されている。アクチュエータ36は、ボーデンケーブル37の第2部品を経て自動車用ロック30に連結されている。電気的に作動可能な結合要素38は、第1偏向要素35およびアクチュエータ36の間に配置されている。電気的に作動可能な結合要素38の切り替え位置に応じて、アクチュエータ36は、作動要素31によってアクチュエータ36から結合解除されるか、或いは、アクチュエータから移動可能になる。電気駆動装置39は、第1偏向ユニット35と結合解除する為に有利に使用可能である。そうするため、電気駆動装置39は、中間ゼロ位置から終了位置まで移動する。この第1終了位置は、第1偏向ユニットの結合解除状態を記載する(describes)。
スイッチ装置40は、作動媒体32、たとえば、外部ドアハンドルに割り当てられている。作動要素32を作動させることによって、アクチュエータ40、たとえば、接触式センサを作動させることができるので、制御信号41を制御ユニット33に転送することができる。その後、制御ユニット33は、電気駆動装置39を初期化するので、アクチュエータ36を移動させることができ、たとえば、ギアセグメント42を経てアクチュエータ36を起動できる。このため、駆動要素42は、結合要素43に作用し、結合要素43は、アクチュエータ36上で結合要素44と協働し得る。
結合要素38が閉じられ、作動媒体31が引っ張られる場合、アクチュエータ36が移動され、これが、アクチュエータによって検出されるので、制御信号が制御ユニット33に転送され、制御ユニット33は、電気駆動装置39に作用できるので、自動車用ロックを、開錠することができ、或いは、電気的支援によって或いは電気的に作動させることができる。
図8は、図5に従うロック装置28を本質的に示す。制御レバー46は、バネ付勢されて、言い換えると、バネ要素47によって、アクチュエータ36に当接している。制御レバー36は、スイッチ装置45を作動させる為に十分に作動要素31が引っ張られたことを操作者に知らせる為に、操作者にパプティックフィードバックまたはハプティック肯定応答を与えるように使用される。ここでは、制御ユニット33によって電気的開錠を開始できる。これにより、制御レバーによるハプティックフィードバックは、降車補助を実現可能にし、これによって、たとえば、内部ドアハンドル31は、スイッチ装置45が信号を発生させて電気的開錠処理が開始されるまで、作動されるだけでよい。自動車用ロック30が作動要素31上の可能な限り小さな作動力で開錠可能になることから、この形式の作動は、自動車用ロック30が非常に小さな力および小さな往復距離で開錠することを可能にし、操作者の為に快適な機能をもたらす。
第3実施形態
図9は、機能ユニット29,自動車用ロック30,作動媒体31,32,制御ユニット33を備えたロック装置28を示す。ボーデンケーブル34の第1部品は、作動媒体31および偏向ユニット35の間に配置されている。アクチュエータ36は、ボーデンケーブル37の第2部品を経て、自動車用ロック30に連結されている。結合要素38が偏向ユニット35およびアクチュエータ36の間に設けられているが、これは、他の電気駆動装置39によって切り替え可能である。
スイッチ装置40は、偏向ユニット35上に配置され、ボーデンケーブル34の第1部品間の移動を捕捉する。これによって、内部ドアハンドル31が引っ張られると、ボーデンケーブル34の第1部品が作動し、これが、捕捉可能になり、スイッチ装置40を経て、切り替え信号として制御ユニット33に転送可能になる。このため、結合要素38が結合されると、制御ユニット33を経て、制御信号が電気駆動装置に転送され、これが、たとえば、ギアセグメント42を起動させるので、アクチュエータ36は、結合要素43,44を経て起動可能になる。
作動媒体32を介する電気駆動装置41の初期化も可能である。アクチュエータ45も作動媒体32に割り当てられ、これが、制御ユニット33に制御信号46を転送し、これによって、制御ユニット33は、起動可能になり、電気駆動装置41を作動させる。
追加の電気駆動装置39のため、機能ユニット29は、アクチュエータ36から第1偏向ユニット35の結合を解除することができる。スイッチ装置40を使用することによって、作動媒体31の作動を捕捉することができ、設置される盗難防止用ロック又はチャイルド安全ロックを受けて、結合要素38を解除または結合解除することができる。これにより、チャイルド安全ロック及び盗難防止用ロックが機能ユニット29において可能である。
図10は、ロック装置28の全体図を示し、これによると、ロック装置28の構造は、図4の実施形態に従うロック装置28の構造と類似している。これに加えて、図10に従うロック装置28は、降車補助部を有する。これにより、降車補助部は、バネ要素48を経てアクチュエータ36と協働する制御レバー47を有する。これにより、作動媒体31が作動され、ボーデンケーブル34の第1部品が偏向ユニット35を移動させると、作動媒体31の操作者は、ハプティックフィードバック、言い換えると、偏向ユニット35が制御外形部に抗して移動しているという肯定応答を受ける。このハプティック肯定応答は、スイッチ装置が作動されるときに起こる。
これにより、制御ユニット33には、スイッチ装置40を経て切り替え信号が送られ、これが、電気駆動装置41を初期化する為に使用されるので、機能ユニットはロック30を作動させることができる。これにより、操作者は、ロック30を作動させるために、作動媒体31、好ましくは内部ドアハンドルをごく一時的に作動させるだけでよい。これにより、ロック30の作動は機能ユニット29によって補助され、それによって、快適モジュール形式の補助システムを作り出すことができる。このため、快適性は、機能ユニット29内のスイッチ装置40を作動させなければならないようにボーデンケーブルを手動で作動させるだけでよいという点で高められる。
第4実施形態
図11は、ロック装置28を示す。このロック装置28は、機能ユニット29,ロック30,第1作動媒体31、第2作動媒体32,制御ユニット33から成る。作動媒体31,32は、ボーデンケーブル34によって、機能ユニット29に連結されている。他のボーデンケーブル37は、自動車用ロックおよびアクチュエータ38の間に配置されている。
この実施形態において、作動要素31,32は、それぞれ、一つの変更ユニットと協働する。換言すると、ボーデンケーブル35は偏向ユニット39と連結し、ボーデンケーブル36は偏向ユニット40と連結する。機能ユニット29におけるアクチュエータ38は、偏向ユニット39,40の間に配置され、電気結合要素41,42によってアクチュエータ38に連結される。結合要素41,42は、電気駆動装置43,44に連結され、電気駆動装置43,44によって、作動、結合、結合解除が可能になる。スイッチ装置45は、第1偏向ユニット上に、或いは、ボーデンケーブル35の作動リンク内に配置される。
スイッチ装置は、制御ユニット33に電気的に接続されるので、制御信号は、制御ユニットから電気駆動装置43に転送可能である。制御ユニット33は、スイッチ装置45および電気駆動装置43,44と電気的に接続される。
ロック装置28は、電源ロック、東端防止ロック、チャイルド安全ロックを機能ユニット29内にマッピングすることを可能にする。電源ロックは、制御ユニット33、電気駆動装置44,結合要素42を経て挿入可能である。このため、ボーデンケーブル36または作動媒体32は、アクチュエータ38から結合解除される。盗難防止用ロックまたはチャイルド安全ロックは、制御装置33,電気駆動装置43,結合要素41,スイッチ装置45によって、機能ユニット29内にマッピング可能である。
図12は、図5に従うロック装置28を示し、これによって、追加のスイッチ装置46は、自動車用ロック30内に配置される。スイッチ装置46は、キャッチ部の位置をモニタする。盗難防止用ロックの設計は、キャッチ用スイッチ46を調査することによって制御可能である。電源ロックおよび盗難防止用ロックを、図12に従うロック装置28とマッピングすることができる。
しかしながら、言及することが重要なことは、機能ユニット29が、電気駆動装置43,44と共に開発でき、これによって、追加のマイクロスイッチが電気駆動装置43,44には必要になるので、電気駆動装置43,44の中間ゼロ位置を決定できることである。電気駆動装置の回転運動に応じて、盗難防止用ロックまたは電源ロックを機能ユニット29内にマッピングできる。
第5実施形態
図13は、外部ドアハンドル29,作動媒体として内部ドアハンドル30,機能ユニット31,自動車用ロック32、制御ユニット33を備えたロック装置28を示す。ボーデンケーブル34は、外部ドアハンドル29,自動車用ロック32の間に配置されている。ボーデンケーブル35の第1部品は、機能ユニット31を経て、ボーデンケーブル36の第2部品と操作可能に連結されている。機能ユニット31は、アクチュエータ37を有し、アクチュエータ37は、結合要素38を経て他のアクチュエータ39と連結されている。この実施形態において、結合要素38は、電気結合要素38として設計され、電気駆動装置40によって、結合解除または結合が可能である。自動車用ロックも他の電気駆動装置41を有し、この電気駆動装置41は、自動車用ロック32から外部ドアハンドル29を結合解除するのに使用される。
外部ドアハンドルが、たとえば、自動車用ロック32内の外部作動レバーとボーデンケーブル34によって連結される場合、自動車用ロック32は、たとえば、外部ドアハンドル29によって結合解除可能である。
自動車用ロック32をアンロックする他のオプションは、内部ドアハンドル30を引っ張ることであり、これによって、アクチュエータ37がボーデンケーブル35の第1部品を経て移動され、結合要素38における結合の場合、アクチュエータ39が移動できる。その後、他のアクチュエータ39の移動によって、ボーデンケーブル36のボーデンケーブルコアにたとえば自動車用ロック32を結合解除させる。
ボーデンケーブル34は、電気駆動装置41によって、自動車用ロック32における自動車用ロックから結合解除可能になり、電源ロックは、ロック装置28においてマッピング可能になる。
第1アクチュエータ37は、電気駆動装置40によって他のアクチュエータ39から結合解除可能になるので、たとえば、盗難防止用ロックは、ロック装置28においてマッピング可能になる。
図14は、ロック装置28の一般的な図を示し、これによって、昨日ユニット31もスイッチ装置42を有する。ボーデンケーブル35の第1部品の作動は、スイッチ装置42によって捕捉または検出可能である。内部ドアハンドル31によるボーデンケーブル35の第1部品の作動により、スイッチ装置42が信号を発生させ、これが、制御ユニット33によって捕捉可能であるので、たとえば、チャイルド安全ロックは、ロック装置28においてマッピング可能である。
符合の説明
1…機能ユニット、2…ボーデンケーブルの第1部品、3…ボーデンケーブルの第2部品、4…ハウジング、5…固定要素、6…ハウジングカバー、7…押上げ器、8…作動要素、9…ロック、10…第1偏向ユニット、11…ボーデンケーブルコアの第1部品、12…捩りバネ、13…軸、14…結合要素、15…第2偏向ユニット、16…制御レバー、17…制御レバー軸、18…外形部、19…制御外形部、20…スイッチ媒体、21…ボーデンケーブルコアの第2部品、22…駆動要素、23…伝達段、24…ウォーム駆動装置、25…電気駆動装置、26…保持タブ、27…歯車セグメント、28…機能ユニット、29…自動車用ロック、30…作動要素、31…作動要素、32…制御ユニット、33…ボーデンケーブルの第1部品、34…第1偏向ユニット、35…結合要素、36…結合要素、37…アクチュエータ、38…スイッチ装置、39…アクチュエータ、40…歯車セグメント、41…結合要素、42…結合要素、43…ボーデンケーブルの第2部品、44…スイッチ装置、45…制御レバー、46…バネ、47…制御レバー、48…バネ要素、P1, P2…ボーデンケーブルコアの有効な方向