JP7068991B2 - 運転座席のスライド制御装置 - Google Patents

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本発明は、運転座席のスライド制御装置に関し、特に運転可能領域よりも後方側にスライド可能な運転座席のスライド制御技術に関する。
従来、自動車の運転座席は、安全性の観点から運転可能領域の範囲内でのみ当該座席を車両前後方向にスライド可能としていた。
近年、自動車の更なる使用性(使い易さ)の向上を目的として、例えば後部座席側から運転座席側へのウォークスルーや、着座時における後部座席側への良好なアクセス等を可能とするべく、運転座席を従来よりも後方側に延長してスライド(いわばロングスライド)させたいといった要望がある。
例えば、特許文献1には、運転可能領域から、この運転可能領域の後方に位置する運転不可領域にまで運転座席をスライド可能な車両が開示されている。この場合、運転座席の運転可能領域内でのスライドは、前後スライド用操作スイッチを操作することで実施され、運転可能領域から運転不可領域へのスライド(ロングスライド)は、シート本体に設けられた降車スイッチを操作することで自動的に実施されることが開示されている。
特開2007-168469号公報
上述のようにロングスライドを可能とするためのスイッチ(特許文献1では降車スイッチ)を設ける場合、その設置箇所は特に制限を受けないため、当該スイッチの設置箇所として例えばインパネの前面やステアリングスイッチの配列面、運転座席の側面などが考えられる。また、車両の停止時にスライド可能となるよう制御を行うのであれば、上述した位置に加えて、運転座席の背面に上記スイッチを設けることも可能である。この場合、後部座席側から運転座席のロングスライドを可能にする操作を行うことができるので、使用性の大幅な向上が期待できる。しかしながら、後部座席側には大人だけでなく子供が搭乗することがあるため、例えば上記スイッチをいたずらで連打するなどの事態を想定した対策を講じる必要がある。
そこで、例えば運転座席の運転不可領域へのスライドに関する制御を行う制御部を設けて、ロングスライド用スイッチの操作によるロングスライドの制御を行うと共に、このスイッチが操作されてから所定時間の間、上記スイッチの再操作を無効とする制御を行うことが考えられる。このようにすれば、例えば上記スイッチを操作した後、搭乗者がいたずら等で上記スイッチを再操作したとしても、この再操作は無効とされるので、例えば上記スイッチの再操作により対応する機器が所定の動作を無駄に繰り返す事態を防止することができる。
しかしながら、何らかの理由で上記スイッチの操作により運転座席がロングスライド可能な状態に至らなかった場合には、上記スイッチを再操作してロングスライド可能な状態にするために、所定時間の間待つことになり、使用者が不便に感じる事態が懸念される。
もちろん、以上の問題は何も運転座席の背面にロングスライド用のスイッチを設けた場合に限ったことではなく、背面以外の箇所に上記スイッチを設けた場合にも起こり得る。
以上の事情に鑑み、本発明では、ロングスライド用スイッチの設置自由度を高めた場合に起こり得る不具合の発生を防止すると共に、当該スイッチの操作に関する利便性を高めることを、解決すべき技術課題とする。
前記課題の解決は、本発明に係る運転座席のスライド制御装置によって達成される。すなわち、このスライド制御装置は、運転可能領域と、運転可能領域の後方に設定される運転不可領域とにわたってスライド可能な運転座席のスライドを制御するための装置であって、運転座席の運転不可領域へのスライドを可能とするためのロングスライド用スイッチと、ロングスライド用スイッチの操作による運転不可領域へのスライドを制御する制御部とを備え、制御部は、ロングスライド用スイッチを操作した後、所定時間の間、ロングスライド用スイッチの再操作を無効とし、かつロングスライド用スイッチの操作により運転不可領域へのスライド可能な状態とならなかったことを検知した場合に、ロングスライド用スイッチの所定時間の間における再操作を有効とする点をもって特徴付けられる。なお、ここでいう「運転不可領域へのスライドを可能とするためのロングスライド用スイッチ」には、当該スイッチの操作により運転座席の運転不可領域へのスライドが開始されるスイッチのみならず、当該スイッチの操作により運転座席の運転不可領域へのスライドを開始するために必要な動作(例えば運転座席の運転不可領域へのスライドが規制された状態を解除する動作など)が開始されるスイッチが含まれる。
このように、本発明では、ロングスライド用スイッチを操作した後、所定時間の間、ロングスライド用スイッチの再操作を無効とする制御を基本としつつ、当該スイッチの操作により本来生じるべき状態に至らなかった場合、すなわちロングスライド用スイッチの操作により運転不可領域へのスライド可能な状態とならなかったことを検知した場合に、ロングスライド用スイッチの所定時間の間における再操作を有効とした。これによれば、何らかの理由でロングスライド用スイッチの操作により運転座席がロングスライド可能な状態に至らなかった場合には、使用者がロングスライド用スイッチを再操作して即時にロングスライド可能な状態にすることができる。よって、ロングスライド用スイッチの操作が有効になるまで所定時間の間待つような事態を回避して、使用者に良好な操作感を与えることができる。もちろん、ロングスライド用スイッチの操作によりロングスライド動作に関する機器が正常に動作した場合(ロングスライド可能な状態に至った場合)には、ロングスライド用スイッチを操作した後、搭乗者がいたずら又は誤操作等で上記スイッチを再操作したとしても、この再操作は無効とされるので、上記スイッチの再操作により対応する機器が所定の動作を無駄に繰り返す事態を防止することができる。
以上のように、本発明に係る運転座席のスライド制御装置によれば、ロングスライド用スイッチの設置自由度を高めた場合に起こり得る不具合の発生を防止すると共に、当該スイッチの操作に関する利便性を高めることが可能となる。
本発明の一実施形態に係るスライド制御装置を搭載した車両を平面視した図である。 図1に示す車両の要部側面図である。 図2に示す運転座席が運転不可領域の後方端にあるときの要部側面図である。 図1に示す車両及び運転座席の電気的接続構造を模式的に示す図である。 図1に示す運転座席をロングスライドモードに切り替える際の制御の流れを示すフローチャートである。 図1に示す運転座席がロングスライドモード中における制御の流れを示すフローチャートである。 図1に示す車両の運転に関する動作を制御する際の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る車両のスライド制御装置の内容を図面に基づき説明する。
図1は、本実施形態に係る車両1の平面図、図2は、図1に示す車両1の要部側面図をそれぞれ示している。図1に示すように、本実施形態に係る車両1は、運転座席2と助手席3とが隙間なく隣接配置されてなる、いわゆるベンチシート4を有しており、運転座席2をその運転可能領域5から運転不可領域6にわたってスライド可能な構成を成している。そして、運転座席2を運転不可領域6の少なくとも後方端にまでスライドさせた状態では、運転座席2と助手席3との間に、搭乗者が後部座席7側と運転座席2側とを往来(いわゆるウォークスルー)可能な程度のスペース8が形成される。
また、車両1は、図2に示すように、運転座席2を車両1の前後方向に沿ってスライド可能とするためのスライド機構9を有する。ここで、スライド機構9は、フロア10側に設けられるロアレール11と、運転座席2側に設けられロアレール11と嵌まり合うアッパーレール12と、ロアレール11に対するアッパーレール12のスライドをロックするスライドロック装置13と、スライドロック装置13によるスライドロック状態を解除する第一ロック解除装置14を有する。
ここで、ロアレール11とアッパーレール12はともに車両1の前後方向に沿って伸び、各レール11,12の前後方向位置及び前後方向寸法は、運転座席2のスライド可能範囲(運転可能領域5と運転不可領域6)に応じて適宜に設定される。スライドロック装置13はばね等の付勢力で機械的にスライドをロックするよう構成されている。具体的には、図示は省略するが、アッパーレール12側に設けられ下方向に付勢された状態の規制ピンが、ロアレール11側に設けられた複数の孔に嵌合し、水平方向で互いに係合することで、運転座席2のスライドをロック可能とされている。また、第一ロック解除装置14は、第一手動操作部としてのループハンドルを主に有し、運転座席2に着座中の搭乗者が手動で操作可能な位置に配設されている。例えばスライドロック装置13が上述の構成を成す場合、第一ロック解除装置14の操作によりばねの付勢力に抗して規制ピンを上昇させることで、運転座席2のスライドロックを解除するようになっている。よって、この場合、第一ロック解除装置14の操作を行わない状態では、スライドロック装置13による運転座席2のスライドロックは自動的に実施され、第一ロック解除装置14の操作を行っているときのみ、運転座席2のスライドロックが解除されるようになっている。
また、本実施形態では、車両1は、第一ロック解除装置14とは別に、スライドロック装置13によるスライドロック状態を解除する第二ロック解除装置15をさらに備える。ここで第二ロック解除装置15は、運転座席2の後方側(後部座席7側)から操作可能に構成され、例えば運転座席2の背面2aに設けられた第二手動操作部としてのハンドル16と、ハンドル16とスライドロック装置13とを連結し又は非連結とする連結状態切替装置17とを有する。連結状態切替装置17とハンドル16、連結状態切替装置17とスライドロック装置13はそれぞれケーブル18,19で機械的に接続されており、連結状態切替装置17によりハンドル16とスライドロック装置13とが連結された状態では、ハンドル16の操作力でスライドロック装置13による運転座席2のスライドロック状態を解除可能とされている。よって、この場合、ハンドル16とスライドロック装置13とが連結された状態では、ハンドル16の操作を行っている間、運転座席2のスライドロックが解除され、ハンドル16とスライドロック装置13とが非連結の状態では、ハンドル16の操作は空振り状態となる。つまり、ハンドル16の操作の有無に関わらず、スライドロック装置13による運転座席2のスライドロックは維持される。
また、連結状態切替装置17は第一モータ20を有する。この場合、第一モータ20の駆動状態(例えば駆動オンとオフ、あるいは回転方向)を切替えることにより、ハンドル16とスライドロック装置13との連結状態と非連結状態とが切替できるようになっている。
また、車両1は、運転座席2の運転不可領域6へのスライドを規制するスライド規制部21と、スライド規制部21による規制状態を解除するための規制解除スイッチ22,23とをさらに備える。これら規制解除スイッチ22,23が本発明に係るロングスライド用スイッチに相当する。本実施形態では、スライド規制部21は、運転座席2と当接して運転座席2の運転不可領域6へのスライドを規制可能な規制部材24と、規制部材24の位置を検知する位置検知部25と、規制部材24を駆動する駆動部としての第二モータ26とを有する。
この場合、一方の規制解除スイッチ22は、インパネ27の前面など運転座席2に着座中の搭乗者がアクセス可能な位置に配設される。また、他方の規制解除スイッチ23は、運転座席2の背面2aなど後部座席7側にいる搭乗者がアクセス可能な位置に配設される。これらのスイッチ22,23は何れも操作することでオンになり、本実施形態では所定の時間後に自動的にオフになるように設定されている。
規制部材24は、例えば上下方向に移動可能に構成され、運転座席2又は運転座席2と一体的に移動する部材、ここではアッパーレール12と当接可能な位置P1と、運転座席2との当接を回避可能な位置P2との間で移動可能とされている。規制部材24が規制位置P1にいるとき(図2中、実線で示す状態のとき)、規制部材24と運転座席2に設けられたアッパーレール12とが当接し、運転座席2の当接位置よりも後方側へのスライドが規制される。また、規制部材24が回避位置P2にいるとき(図2中、二点鎖線で示す状態のとき)、規制部材24とアッパーレール12との当接が回避され、運転座席2の上記当接位置より後方側へのスライドが許容される。ここで、運転座席2が運転可能領域5の後方端にあるときに、規制位置P1にある規制部材24とアッパーレール12とが当接するように、規制部材24の前後方向位置が設定されることで、規制部材24が規制位置P1にあるとき、運転座席2の運転不可領域6へのスライドを規制可能としている。
また、本実施形態では、図3に示すように、運転座席2が運転不可領域6内に移動した状態において、規制部材24の規制位置P1への移動が運転座席2又は運転座席2と一体に設けられた部材(ここではアッパーレール12)により規制される。すなわち、運転座席2が運転不可領域6内の何れの位置にあるときにおいても、規制部材24がその上方でアッパーレール12と干渉し、それ以上の上昇ができないように、アッパーレール12の位置及び前後方向寸法が設定されている。
位置検知部25は、例えばリミットスイッチなどの接触式センサで構成することができるが、もちろん非接触式センサなどで構成することも可能である。また、変位センサなどでより正確に規制部材24の位置を検知してもよい。また、位置検知部25の数は本実施形態では一つであるが、コスト面で問題ないのであれば、必要に応じて二つ以上設けてもよい。
第二モータ26は、例えば軸回転運動を傾動(揺動)運動に変換して駆動力を出力し、当該傾動する出力部(図示しないレバー部など)に連結された規制部材24が上記傾動に伴って上下方向に移動可能に構成される。なお、この場合、例えば図示は省略するが、ターンオーバースプリングを規制部材24とスライド規制部21の固定側との間に配設して、規制部材24が規制位置P1にあるときには規制部材24を上方に付勢し、規制部材24が回避位置P2にあるときには規制部材24を下方に付勢するようにしてもよい。
次に、本実施形態の車両1の制御に関する構成について、図4に基づき説明する。
上述した各種要素の電気制御に用いられる制御部28は、例えばボデーのECUであり、この制御部28には、運転座席2の前面側の規制解除スイッチ22と、背面側の規制解除スイッチ23と、規制部材24の位置検知部25と、規制状態切替用の第二モータ26と、連結状態切替用の第一モータ20とが電気的に接続されている。また、この制御部28には、トランスミッション(図示は省略)のミッションレンジを検知するニュートラルスタートスイッチなどのミッションレンジ検知部29と、シフトレバー30(図1及び図2を参照)のミッションレンジを検知するインヒビタースイッチなどのシフトレバーレンジ検知部31と、シフトレバーボタン32(図1及び図2を参照)の操作状態を検知するシフトレバーボタン検知部33と、イグニッション(図示は省略)の状態を検知するイグニッション検知部34と、ブレーキ(図示は省略)の状態を検知するブレーキ検知部35とが電気的に接続されている。
このうち、各規制解除スイッチ22,23については、各規制解除スイッチ22,23の操作により規制解除スイッチ22,23がオン又はオフになったことを制御部28が検知したとき、制御部28は、検知結果に基づいて、各モータ20,26を制御する。言い換えると、制御部28は、検知結果に基づいて、運転座席2のスライドに関する制御を行う。また、制御部28は、位置検知部25と、ミッションレンジ検知部29と、シフトレバーレンジ検知部31と、シフトレバーボタン検知部33と、イグニッション検知部34と、ブレーキ検知部35とから受けた検知結果に基づいて、各モータ20,26を制御すると共に、車両1の運転に関する制御を行う。
車両1が以上の構成を採る場合、本実施形態に係る車両1の運転制御装置は、少なくとも規制部材24と、位置検知部25と、第二モータ26と、制御部28と、シフトレバーボタン32、及びシフトレバーボタン検知部33とを備え、好ましくはさらにミッションレンジ検知部29と、シフトレバーレンジ検知部31と、イグニッション検知部34、及びブレーキ検知部35とを備える。
また、本実施形態に係る運転座席2のスライド制御装置は、連結状態切替装置17(第一モータ20)と、スライド規制部21(規制部材24、位置検知部25、第二モータ26)と、規制解除スイッチ22(23)と、制御部28と、ミッションレンジ検知部29と、シフトレバーレンジ検知部31とを備える。
以下、運転座席2のスライドに関する制御と、車両1の運転に関する制御の詳細を順に説明する。
<ロングスライドモードに移行する際の制御>
運転座席2を通常のスライドモード(運転可能領域5内でのスライドを可能にするモード)からロングスライドモード(運転可能領域5及び運転不可領域6内でのスライドを可能にするモード)へ移行する場合、まず前面側の規制解除スイッチ22又は背面側の規制解除スイッチ23を操作する(ステップS101)。これにより、制御部28は、図5に示すように、ミッションレンジ検知部29で得たミッションレンジについての検知結果に基づいて、規制部材24の駆動の可否を判断する(ステップS102)。この際、検知結果の信頼性向上のために、ミッションレンジ検知部29に加えて、シフトレバーレンジ検知部31で得た検知結果に基づいて、規制部材24の駆動の可否を判断してもよい。
そして、ミッションレンジがパーキングレンジであることを検知した場合、制御部28は、第二モータ26を駆動させて規制部材24を規制位置P1から回避位置P2に向けて移動させる(ステップS103)。また、制御部28は、第一モータ20を駆動させてハンドル16とスライドロック装置13とが連結した状態に切替える(ステップS104)。これにより、スライド規制部21による運転座席2のスライド規制状態が解除されるので、例えば運転座席2下部の第一ロック解除装置14を操作することによりスライドロック装置13によるスライドロックが解除され、運転座席2を運転可能領域5の後方端からさらに運転不可領域6にまでスライドさせることが可能となる。あるいは、ハンドル16の操作によりスライドロック装置13によるスライドロックが解除され、運転座席2を運転不可領域6にまでスライドさせることが可能となる。なお、本実施形態に係る構成では、第一ロック解除装置14又はハンドル16の操作を解除することで、スライドロック装置13によるスライドロックが生じ、上記操作解除位置又はその近傍で運転座席2の移動が規制される。
一方、ステップS102でミッションレンジがパーキングレンジ以外のレンジであることを検知した場合、制御部28は、規制部材24による運転座席2のスライド規制状態を維持すると共に(ステップS105)、ハンドル16とスライドロック装置13との非連結状態を維持する(ステップS106)。すなわち、規制部材24が規制位置P1にある状態を維持し、又は第二モータ26を駆動して規制部材24を規制位置P1に移動させる。また、制御部28は、ハンドル16とスライドロック装置13との非連結状態を維持し、又は第一モータ20の駆動により非連結状態に切替える。これにより、第一ロック解除装置14の操作による運転座席2の運転不可領域6への移動は規制され、又はハンドル16の操作は無効になり、背面2a側からのスライドロック解除操作はできない状態となる。
また、運転座席2を運転不可領域6にまでスライド可能な状態とした場合(ステップS103,S104の処理を行った場合)、制御部28は、マイコンのタイマ機能など公知の手段により、ステップS101で規制解除スイッチ22(23)が操作された後、予め設定した所定の時間(例えば5秒)が経過したか否かを判断し(ステップS107)、未だ所定の時間が経過していないと判断した場合には、スライド規制が解除された状態を維持する(ステップS108)。一方、所定の時間が経過したと判断した場合には、制御部28は、第二モータ26を駆動させて規制部材24を回避位置P2から規制位置P1に向けて移動させると共に(ステップS109)、第一モータ20を駆動させてハンドル16とスライドロック装置13とを非連結の状態に切替える(ステップS110)。これにより、スライド規制部21による運転座席2のスライドが規制され、またハンドル16によるスライドロック解除動作が無効となる。すなわち、規制解除スイッチ22(23)を操作してから所定時間の後、自動的に運転座席2がロングスライド規制状態に切替えられる。言い換えると、規制解除スイッチ22(23)の操作により通常のスライドモードからロングスライドモードに切替わり、操作してから所定時間の後、ロングスライドモードから通常のスライドモードに切り替わる。
<ロングスライドモード中の制御>
また、上述のように、運転座席2を運転不可領域6にまでスライド可能な状態とした後、規制解除スイッチ22(23)を操作した場合(ステップS201)、図6に示すように、制御部28は、ステップS101で規制解除スイッチ22(23)が操作された後、予め設定した所定の時間が経過したか否かを判断する(ステップS202)。そして、未だ所定時間が経過していないと判断した場合には、規制部材24の位置を位置検知部25で検知し、規制部材24が回避位置P2にあるか否かを判断する(ステップS203)。そして、規制部材24が回避位置P2にあると判断した場合には、続けて背面2a側のハンドル16の連結状態を図示しない検知部で検知し、ハンドル16がスライドロック装置13と連結状態にあるか否かを判断する(ステップS204)。そして、ハンドル16が連結状態にあると判断した場合、制御部28は、何れの規制解除スイッチ22,23の操作についても無効とする処理を行う(ステップS205)。
一方、ステップS203において、規制部材24が回避位置P2にないと判断した場合、制御部28は、第二モータ26を再び駆動させて規制部材24を回避位置P2に向けて移動させる(ステップS206)。これにより、スライド規制部21による運転座席2のスライド規制状態が解除される。
また、ステップS204において、ハンドル16がスライドロック装置13と連結状態にないと判断した場合、制御部28は、第一モータ20を再び駆動させてハンドル16とスライドロック装置13とを連結状態に切替える(ステップS207)。これにより、ハンドル16によるスライドロックの解除操作が可能となる。
なお、ステップS202において、規制解除スイッチ22(23)が操作された後、所定時間が経過したと判断された場合、制御部28は、図5に示す制御フローのステップS102に進む。すなわち、既に運転座席2はロングスライドモードから通常のスライドモードに移行した状態であるから、改めて、通常のスライドモードからロングスライドモードに移行する際の制御を行う。
もちろん、上述のように規制解除時に再び規制解除スイッチ22(23)を操作した場合であっても、制御部28は、ステップS101で規制解除スイッチ22(23)が操作された後、予め設定した所定の時間(例えば5秒)が経過したか否かを継続して判断する(ステップS107)。よって、所定の時間が経過したと判断した場合には、制御部28は、第二モータ26を駆動させて規制部材24を回避位置P2から規制位置P1に向けて移動させると共に(ステップS109)、第一モータ20を駆動させてハンドル16とスライドロック装置13とを非連結の状態に切替える(ステップS110)。これにより、運転座席2がロングスライド規制状態(すなわち通常のスライドモード)に切替えられる。
次に、車両1の運転に関する制御の一例を図7に基づいて説明する。
<車両の運転を開始する際の制御>
まず運転座席2の周囲(本実施形態ではインパネ27の前面)に設置されたシフトレバー30のシフトレバーボタン32を操作する(ステップS301)。これにより、制御部28は、シフトレバーボタン検知部33によりシフトレバーボタン32の操作が成されたこと(オンであること)を検知し、シフトレバー30をパーキングレンジ以外のレンジに変更可能とするための制御を開始する。具体的には、まず、位置検知部25で得た検知結果に基づいて規制部材24の位置が規制位置P1であるか否かを判断する(ステップS302)。そして、検知結果に基づき、規制部材24が規制位置P1にあると判断した場合、制御部28はステップS303に進む。
ステップS303では、制御部28は、ミッションレンジ検知部29で得た検知結果に基づいて、又はミッションレンジ検知部29及びシフトレバーレンジ検知部31で得た検知結果に基づいて、ミッションレンジがパーキングレンジであるか否かを判断する。そして、ミッションレンジがパーキングレンジであると判断した場合、制御部28はステップS304に進む。
ステップS304では、制御部28は、イグニッション検知部34で得た検知結果に基づいて、イグニッションがオンであるか否かを判断する。そして、イグニッションがオンの状態であると判断した場合、制御部28はステップS305に進む。
ステップS305では、制御部28は、ブレーキ検知部35で得た検知結果に基づいて、ブレーキがオンであるか否かを判断する。そして、ブレーキがオンの状態であると判断した場合、すなわち、規制部材24が規制位置P1にあること、ミッションレンジがパーキングレンジであること、イグニッションがオンであること、及びブレーキがオンであることの四条件を全て満たした場合、制御部28は、シフトレバーのロックを解除する処理を行う(ステップS306)。これにより、運転者は、シフトレバー30をパーキングレンジ以外のレンジ(ドライブレンジなど)に変更して、運転を開始することが可能となる。
一方、ステップS302で規制部材24が規制位置P1にないと判断した場合、又はステップS303でミッションレンジがパーキングレンジにないと判断した場合、又はステップS304でイグニッションがオンの状態でないと判断した場合、又はステップS305でブレーキがオンの状態でないと判断した場合、制御部28は、シフトレバーのロック状態を維持する(ステップS307)。すなわち、制御部28は、運転開始の条件を満たしていないと判断して、運転の開始を規制する。
このように、本発明に係る車両1のスライド制御装置では、ロングスライド用スイッチとしての規制解除スイッチ22(23)を操作した後、所定時間の間、規制解除スイッチ22(23)の再操作を無効とする制御を基本としつつ、規制解除スイッチ22(23)の操作により運転座席2が運転不可領域6へのスライド可能な状態とならなかったことを検知した場合に、規制解除スイッチ22(23)の所定時間の間における再操作を有効とした。これによれば、何らかの理由で規制解除スイッチ22(23)の操作によっても運転座席2がロングスライド可能な状態に至らなかった場合に、使用者が規制解除スイッチ22(23)を再操作して即時にロングスライド可能な状態にすることができる。よって、規制解除スイッチ22(23)の操作が有効になるまで所定時間の間待つような事態を回避して、使用者に良好な操作感を与えることができる。もちろん、規制解除スイッチ22(23)の操作によりロングスライド動作に関する機器(本実施形態ではスライド規制部21、第二ロック解除装置15)が正常に動作した場合には、規制解除スイッチ22(23)を操作した後、搭乗者がいたずら又は誤操作等で規制解除スイッチ22(23)を再操作したとしても、この再操作は無効とされるので、規制解除スイッチ22(23)の再操作により対応する機器が所定の動作を無駄に繰り返す事態を防止することができる。
もちろん、本実施形態に係る車両1によれば、運転座席2を運転不可領域6の少なくとも後方端にまでスライドさせた状態では、運転座席2と助手席3との間に、搭乗者が後部座席7側と運転座席2側とを往来(いわゆるウォークスルー)可能な程度のスペース8が形成されるので、安全性を確保しつつも、車両1の使用性向上を図ることができる。また、運転座席2の前面側に規制解除スイッチ22、運転座席2の下部に第一ロック解除装置14をそれぞれ設けると共に、運転座席2の背面2aに規制解除スイッチ23と第二ロック解除装置15を構成するハンドル16をそれぞれ設けたので、運転座席2側と後部座席7側の双方から運転座席2を運転不可領域6までスライドさせることができる。また、実質的に規制解除スイッチ22(23)の操作のみで通常のスライドモードとロングスライドモードを切り替えることができる。よって、安全性だけでなく運転座席2の操作性にも優れる。
以上、本発明の一実施形態について述べたが、本発明に係る車両のスライド制御装置は、その趣旨を逸脱しない範囲において、上記以外の構成を採ることも可能である。
例えば上記実施形態では、規制解除スイッチ22(23)の操作を、規制部材24の回避位置P2への移動開始条件として、規制部材24の駆動を制御すると共に、上記規制解除スイッチ22(23)の操作をしてから所定時間が経過することを、規制部材24の規制位置P1への移動開始条件として、規制部材24の駆動を制御した場合を例示したが、もちろんこれ以外の制御形態を採ることも可能である。例えば図示は省略するが、規制解除スイッチ22(23)とは別に規制開始スイッチを設け、このスイッチの操作を規制部材24の規制位置P1への移動開始条件として、規制部材24の駆動を制御することも可能である。あるいは、規制解除スイッチ22(23)に、規制解除操作と規制開始操作の双方の機能を持たせるようにしても構わない。
また、上記実施形態では、第一ロック解除装置14が、第一手動操作部としてのループハンドルである場合を例示したが、もちろん第一ロック解除装置14はこれ以外の構成も採り得る。例えば図示は省略するが、電動でロック解除動作を行うための機構と、この機構を操作するためのスイッチとで、第一ロック解除装置14を構成してもよい。あるいは、スライドロック装置13と第一ロック解除装置14とに代えて、電動で車体前後方向にスライドする機構を設けてもよい。この場合、例えば図示は省略するが、前後何れか一方の方向に運転座席2をスライド操作するための一対のスイッチを設け、当該スイッチを押している間、運転座席2を運転可能領域5と運転不可領域6とにわたって電動でスライドさせるように構成してもよい。もちろん、この場合も、スライド規制部21により運転座席2のスライドが規制され、かつ規制解除スイッチ22(23)の操作を条件として、スライドの規制状態が解除されるように構成されるのがよい。
また、上記実施形態では、スライド規制部21を、規制部材24と、位置検知部25と、第二モータ26とで構成し、規制部材24を駆動する第二モータ26を制御部28で制御する場合を例示したが、もちろん、これには限られない。例えば規制部材24を図示以外の形態、動作態様とすることも可能である。また、規制部材24をモータ以外の駆動装置(電動には限らない)で駆動させてもよく、規制部材24の位置を検知する代わりに、運転座席2の位置を直接検知するセンサを用いてもよい。
また、以上の説明では、運転座席2のロングスライド用スイッチとして、規制解除スイッチ22(23)又は規制開始スイッチを用いた場合を例示したが、もちろんこれ以外の構成を採ることも可能である。例えば図示は省略するが、ロングスライド用スイッチとして、運転座席2のロングスライドを直接的に開始するためのスイッチ(スライド開始スイッチ)を設けることも可能である。ここで、スライド規制部21を有する場合には、スライド開始スイッチの操作によりスライド規制部21による規制状態が解除されると共に、スライドロック装置13によるスライドロック状態が解除され、自動的に運転座席2を後方側(運転不可領域6)にまでスライドさせることができる。また、スライド規制部21を有しない場合には、スライド開始スイッチの操作によりとスライドロック装置13によるロック状態が解除され、自動的に運転座席2を運転不可領域6にまでスライドさせることができる。
また、上述したロングスライド用スイッチの設置箇所についても任意であり、図示したインパネ27の前面や運転座席2の背面2aに限らず、搭乗者が操作し得る箇所であれば何処(車内、車外、リモコン)であってもロングスライド用スイッチを設置可能であり、また設置したロングスライド用スイッチを用いたスライド制御に本発明を適用することが可能である。
もちろん、本発明に係るスライド制御装置は、運転可能領域5と、運転不可領域6とにわたってスライド可能な運転座席2のスライドを制御するための装置である限りにおいて任意であり、具体的には、上述したように、制御部28が、ロングスライド用スイッチを操作した後、所定時間の間、ロングスライド用スイッチの再操作を無効とし、かつロングスライド用スイッチの操作により運転不可領域6へのスライド可能な状態とならなかったことを検知した場合に、ロングスライド用スイッチの所定時間の間における再操作を有効とする限りにおいて、任意の構成を採り得る。
1 車両
2 運転座席
3 助手席
4 ベンチシート
5 運転可能領域
6 運転不可領域
7 後部座席
8 スペース
9 スライド機構
10 フロア
11 ロアレール
12 アッパーレール
13 スライドロック装置
14 第一ロック解除装置
15 第二ロック解除装置
16 ハンドル
17 連結状態切替装置
18,19 ケーブル
20 第一モータ
21 スライド規制部
22,23 規制解除スイッチ
24 規制部材
25 位置検知部
26 第二モータ
27 インパネ
28 制御部
29 ミッションレンジ検知部
30 シフトレバー
31 シフトレバーレンジ検知部
32 シフトレバーボタン
33 シフトレバーボタン検知部
34 イグニッション検知部
35 ブレーキ検知部
P1 規制位置
P2 回避位置

Claims (1)

  1. 運転可能領域と、前記運転可能領域の後方に設定される運転不可領域とにわたってスライド可能な運転座席のスライドを制御するための装置であって、
    前記運転座席の前記運転不可領域へのスライドを可能とするためのロングスライド用スイッチと、
    前記ロングスライド用スイッチの操作による前記運転不可領域へのスライドを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記ロングスライド用スイッチを操作した後、所定時間の間、前記ロングスライド用スイッチの再操作を無効とし、かつ
    前記ロングスライド用スイッチの操作により前記運転不可領域へのスライド可能な状態とならなかったことを検知した場合に、前記ロングスライド用スイッチの前記所定時間の間における再操作を有効とする、運転座席のスライド制御装置。
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