JP2009184418A - 操作情報管理方法および操作情報管理システム - Google Patents

操作情報管理方法および操作情報管理システム Download PDF

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【課題】操作情報の記憶量を削減しつつ、必要な操作情報を記憶して、適確な故障解析を行うことが可能な操作情報管理方法および操作情報管理システムを提供する。
【解決手段】ユーザによる操作に基づいて予め定められた機能を実現する電子機器において、ユーザによる操作が、予め定められた時間内に予め定められた回数を超えて行われたものであるときに、その操作を一つの操作とし、電子機器がユーザの期待どおりに動作しないときの該ユーザの特定反応動作として記憶することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ユーザによる操作に基づいて予め定められた機能を実現する電子機器において、電子機器がユーザの期待通りに動作しない状況における操作情報を記憶する操作情報管理方法および操作情報管理システムに関するものである。
車載電子機器をはじめとする電子機器においては、ユーザのスイッチ操作をトリガとして、そのスイッチ状態の組合せにより各種機能を実現している。そして、近年の高機能化・多機能化に伴い、ユーザが操作するスイッチ数は増加し、また操作手順も複雑化している。このような背景において、電子機器制御に対するユーザクレームは、その制御内容から、「スイッチ操作したが目的の機能が作動しない」といった内容のものが増えてきている。
ユーザクレームが発生した場合は、その故障診断(原因調査)が必要となるが、上記のごとくスイッチ数や配線が増加しているために、診断が必要な箇所も飛躍的に増大している。さらに、スイッチ数の増加や操作手順の複雑化は、ユーザによる誤認識や誤操作といったヒューマンエラーが原因のクレームも増加させており、車両側の機能不全診断だけを行う従来の定型的な故障診断では原因究明が困難になってきた。
そこで、これらの状況を踏まえ車載電子機器では、ユーザ操作による作動・不作動履歴に係る、履歴データを不揮発性メモリに記憶し、故障診断時に診断ツールでデータを読み出して、これをクレーム発生原因の究明に利用することが行われている。例えば、ユーザ操作により特定機能を作動させた場合、その作動のトリガになった要因と発生時刻とを履歴データとして不揮発性メモリに逐次記憶しておき、これを、故障診断時にユーザへの問診結果から確認した操作や(おおよその)発生時刻と比較することにより、確認が必要な箇所を限定することができる。また、ユーザ操作により特定機能の動作制御処理を開始したが、何らかの理由(条件成立)により動作制御処理を最後まで完遂できなかった場合も、その理由と時刻とを逐次記憶しておくことが故障診断時には有利である。いずれの場合も、故障への関与が疑われる全ての経路を場当たり的に確認する方法と比較して、原因究明の効率化を図ることが可能である。
この場合、所定時間毎にセンサ・スイッチの検出値を取得して記憶するため、データの記憶量は膨大なものとなる。そこで、例えば、複数のセンサ毎に時間差分データを算出・記憶して、記憶された時間差分データの更新を行うようにして、異常の原因を推定するために用いるデータの記憶量を削減する車両の異常診断装置が考案されている(特許文献1参照)。
また、ギヤポジションスイッチ,シフトレバースイッチ,ニュートラルポジションスイッチ,クラッチスイッチのうちのいずれか1つ以上の変速操作スイッチ等の、変速回数検出手段の異常故障を精度良く検出することのできるエンジン制御システムが考案されている(特許文献2参照)。
特開2007−198290号公報 特開2004−308685号公報
スイッチを押下するたびにその押下情報を記憶する場合、押下情報を記憶するための容量を多く確保しておく必要がある。一般的に、車載電子機器はマイコンを用いて構成されるので、元々の記憶容量が比較的少ないため、押下情報を記憶するための記憶容量を十分確保できないことが多い。
特許文献1および特許文献2の例では、ある程度データの記憶量を削減するように構成されているが、各種センサ・スイッチの検出条件が定められておらず(走行状態によらず常時検出を行っている)、削減量が十分ではないという問題がある。
「操作スイッチを押下すると所定の機能が作動する」車載電子機器において、故障解析やユーザクレームに対応するときのために、「操作スイッチが押下されたときに押されたことを記憶」し、記憶内容を読み出すことでなぜ作動したか、作動しなかったかを解析する手法がある。
例えばイグニッションスイッチがON状態でないと作動しない車載電子機器の操作スイッチを、イグニッションスイッチがOFF状態のときに押下した場合、車載電子機器が作動しないため、ユーザは操作スイッチを何回も押下することが想定される。このような操作をされた場合、操作スイッチを1回押下した毎に記憶する方法であると、同じ内容の操作が複数回の記憶され、記憶容量の無駄になるばかりか真に必要な情報を上書きして消してしまうという問題が発生する。
上記問題を背景として、本発明の課題は、操作情報の記憶量を削減しつつ、必要な操作情報を記憶して、適確な故障解析を行うことが可能な操作情報管理方法および操作情報管理システムを提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するための操作情報管理方法は、ユーザによる操作に基づいて予め定められた機能を実現する電子機器において、ユーザによる操作が、予め定められた時間内に予め定められた回数を超えて行われたものであるときに、その操作を、電子機器がユーザの期待どおりに動作しないときの該ユーザの特定反応動作として記憶することを特徴とする。
本発明は、スイッチ等の操作を行っても電子機器がユーザの期待どおりに動作しないときに、該ユーザがスイッチをさらに押して(例えば連打のような、比較的短時間に何回も押下して)動作させようと試みる傾向が大きいことに着目し、スイッチの連打を一つの操作とし、特定反応動作として記憶するものである。上記構成によって、スイッチの一回の操作毎に記憶する方法に比べて、記憶領域が少なくて済み、真に必要な情報を上書きして消してしまうという問題も解消できる。無論、適確な電子機器の故障解析を行うことも可能である。
また、本発明の操作情報管理方法は、特定反応動作を記憶する際に、電子機器の動作状態を特定反応動作に関連付けて記憶するように構成される。
上記構成によって、特定反応動作が発生したときの電子機器の動作状態も把握できるので、より適確な電子機器の故障解析を行うことができる。
また、本発明の操作情報管理方法における特定反応動作を記憶する特定反応動作記憶領域は、電子機器が前記ユーザの期待どおりに動作したときの操作を記憶する操作情報記憶領域とは別に設けられるように構成される。
上記構成によって、特定反応動作時の操作が他の操作と混合して記憶される構成よりも、特定反応動作に関する情報の取り出しが容易となり、より迅速に電子機器の故障解析を行うことができる。
また、上記課題を解決するための操作情報管理システムは、予め定められた機能を実現する車載電子機器の制御処理を、該車載電子機器に対応して設けられた機能操作部に対するユーザによる操作情報に基づいて実施する車載電子機器制御手段と、ユーザによる操作が予め定められた時間内に予め定められた回数を超えて行われたものであるときに、その操作を、電子機器が該ユーザの期待どおりに動作しないときの該ユーザの特定反応動作として検出する特定反応動作検出手段と、検出された特定反応動作を記憶する特定反応動作記憶手段と、を備えることを特徴とする。
本発明は、スイッチ等の操作を行っても車載電子機器がユーザの期待どおりに動作しないときに、該ユーザがスイッチをさらに押して(例えば連打のような、比較的短時間に何回も押下して)動作させようと試みる傾向が大きいことに着目し、スイッチの連打を一つの操作とし、特定反応動作として記憶するものである。上記構成によって、スイッチの一回の操作毎に記憶する方法に比べて、記憶領域が少なくて済み、真に必要な情報を上書きして消してしまうという問題も解消できる。無論、適確な車載電子機器の故障解析を行うことも可能である。
また、本発明の操作情報管理システムは、車両の状態を検出する車両状態検出手段を備え、車載電子機器制御手段は、特定反応動作検出手段が特定反応動作を検出した場合に、特定反応動作記憶手段に、車両の状態を特定反応動作に対応付けて記憶するように構成される。
上記構成によって、特定反応動作が発生したときの車載電子機器の動作状態も把握できるので、より適確な車載電子機器の故障解析を行うことができる。
また、本発明の操作情報管理システムにおける特定反応動作記憶手段は、車載電子機器がユーザの期待どおりに動作したときの操作を記憶する操作情報記憶手段とは別に設けられるように構成される。
上記構成によって、特定反応動作時の操作が他の操作と混合して記憶される構成よりも、特定反応動作に関する情報の取り出しが容易となり、より迅速に車載電子機器の故障解析を行うことができる。
また、本発明の操作情報管理システムにおける車載電子機器は、複数の各運転者に最適なステアリング位置を予めデータとして記憶しておき、運転者が着座した場合に所定のスイッチ操作によって運転者に応じた最適なデータを選択し、それに基づいてステアリングを最適な位置に電気的に移動させる機能を含む電動チルト機構および電動テレスコピック機構を備えた電動式ステアリング位置調整装置であるように構成される。
車載電子機器は、機能に応じて予め定められた条件(車両状態条件)において、ユーザによる所定のスイッチ操作を有効と判定して、スイッチ操作に応じた動作を行い。予め定められた条件が成立していないときには、該スイッチ操作を無効と判定して動作を行わないようになっている。電動式ステアリング位置調整装置においても、車両状態によって作動する機能と作動しない機能がある。車両状態条件を十分把握できていないユーザが操作したとき、「操作しようとしたのに作動しなかった」状況が発生し、該ユーザが特定反応動作を行うことは十分に考えられる。上記構成によって、電動式ステアリング位置調整装置において、本発明の作用効果を得ることができる。
また、本発明の操作情報管理システムにおける車載電子機器は、複数の各運転者に最適なシート位置を予めデータとして記憶しておき、運転者が着座した場合に所定のスイッチ操作によって運転者に応じた最適なデータを選択し、それに基づいてシートを最適な位置に電気的にスライドさせる機能を含む電動シート装置であるように構成される。
上記構成によって、電動式ステアリング位置調整装置と同様に、電動シート装置においても、本発明の作用効果を得ることができる。
まず、図1〜図3を用いて、本発明の操作情報管理方法の概念について説明する。図1に従来の構成を、図2に本発明の構成を示す。また、図3に、記憶領域に着目した、従来の構成と本発明の構成との比較を示す。図1および図2は、ユーザがスイッチ(SW)100を押下操作し、そのスイッチ押下操作に基づいて、作動条件が成立した場合に制御ECU101が制御対象102を作動させる構成となっている。なお、スイッチ100が、本発明の機能操作部に相当する。また、制御ECU101が、本発明の車載電子機器制御手段に相当する。また、制御対象102が、本発明の電子機器あるいは車載電子機器に相当する。
図1の構成では、「右矢印:⇒」で表されるスイッチ押下操作が発生する度に、作動条件が成立したか否かによらず、そのスイッチ押下操作が発生したこと(以下、イベントと称する)を記憶領域103に記憶する(図3の下部の構成参照)。図3のように、記憶領域103はイベント5回分を記憶するだけの記憶容量しかないとすると、6回目のイベントは1回目のイベントに上書きされて記憶される。ここで、2回目以降のイベントが、制御対象がユーザの期待どおりに動作しなかったためにユーザが該スイッチを連続押下したものであるとすると、記憶領域103全体がスイッチの連続押下のイベントで占められてしまい、真に必要なデータを残すためには、記憶領域103の記憶容量を大きくしなければならなくなる。
一方、図2のような、本発明の構成では、スイッチが最初の押下からN秒以内にX回以上押下された場合にのみ、例えば「スイッチがX回以上押下された」という情報を記憶する。そして、この情報の記憶容量は、スイッチ押下1回分の情報を記憶する容量と同じであるため、図3のように、スイッチを5回押下した場合、従来の構成では5個の記憶容量を必要とする(図3の下部の構成参照)のに対し、本発明の構成では、1個の記憶容量(つまり従来の1/X)で済むという利点がある(図3の上部の構成参照)。
図4を用いて、本発明の操作情報管理システムについて説明する。図4は、車載電子機器として、複数の各運転者に最適なステアリング位置を予めデータとして記憶しておき、運転者が着座した場合に所定のスイッチ操作によって運転者に応じた最適なデータを選択し、それに基づいてステアリング43を最適な位置に電気的に移動させる機能を含む電動チルト機構および電動テレスコピック機構(ともに42)を備えた電動式ステアリング位置調整装置40、および、複数の各運転者に最適なシート位置を予めデータとして記憶しておき、運転者が着座した場合に所定のスイッチ操作によって運転者に応じた最適なデータを選択し、それに基づいてシート52を最適な位置に電気的にスライドさせる機能を含む電動シート装置50を用いたものである。なお、電動式ステアリング位置調整装置40,電動シート装置50が本発明の電子機器,車載電子機器に相当する。
無論、電動式ステアリング位置調整装置40あるいは電動シート装置50の他の車載電子機器、例えば、車両のドアに取り付けられ、格納位置と展開位置の間を回転移動したり、運転者に応じて鏡面の角度を調整可能な電動ドアミラー装置を用いてもよい。
操作情報管理システム1は、連続押下記憶対象スイッチ(SW)群11,車両状況確認スイッチ(SW)群12,およびこれらが接続された制御回路31を含んで構成される。制御回路31には、電動式ステアリング位置調整装置40の動作を制御するチルト・テレスコECU41,電動シート装置50の動作を制御する電動シート装置ECU51が接続されている。制御回路31とチルト・テレスコECU41、制御回路31と電動シート装置ECU51とは、それぞれ相互に通信可能な構成となっている。また、チルト・テレスコECU41,電動シート装置ECU51は、制御回路31と同様の構成をとる。
制御回路31は周知のCPU31a,ROM31b,RAM31c,および不揮発性記憶媒体であるメモリ31dを含み、CPU31aがROM31bに記憶された制御プログラム(図示せず)を実行することで、本発明の操作情報管理システムとしての機能を実現する。なお、制御回路31が本発明の車載電子機器制御手段,特定反応動作検出手段に相当する。制御回路31は、ユーザのスイッチ操作と車両状況とに基づいて、ユーザがどの車載電子機器を動作させたいかを推定し、その推定結果に基づいて、動作の対象となる車載電子機器に動作指令を送るユーザ意思推定制御装置の役割を果たしている。
連続押下記憶対象スイッチ群11は、例えば再生SW11a,記憶SW11bを含む。再生SW11aは、電動式ステアリング位置調整装置40あるいは電動シート装置50において、ユーザに対応して記憶されたステアリング位置あるいはシート位置を、それぞれのECU(41,51)に含まれるメモリ(図示せず)から読み出して、ステアリング43の前後位置(テレスコ)および上下位置(チルト)、あるいはシート52の前後位置および上下位置を調整するために用いるものである。また、記憶SW11bは、ステアリング43の前後位置および上下位置、あるいはシート52の前後位置および上下位置を、それぞれのECUに含まれるメモリに記憶させるために用いるものである。なお、連続押下記憶対象スイッチ群11が本発明の機能操作部に相当する。
なお、これら再生SW11a,記憶SW11bは、制御の対象となる車載電子機器毎に設けてもよい。
なお、電動式ステアリング位置調整装置については、特開2006−347371号公報に、電動シート装置については、特開平06−092166号公報,特開平07−017311号公報に詳細が記載されている。
車両状況確認スイッチ群12は、連続押下記憶対象スイッチ群11が押下されたときの、その押下操作が有効か無効かを判定するためのもので、例えば、シフトレバーの位置を検出するシフトSW12a,エンジンの始動/停止等を行うプッシュSW12b,IG−SW(イグニッションスイッチ)12c,シートベルトのバックルが装着されているか否かを検出するバックルSW12d等を含んでいる。なお、車両状況確認スイッチ群12が本発明の車両状態検出手段に相当する。
電動式ステアリング位置調整装置40においては、ステアリング位置のメモリ呼び出しをする再生SW11aの押下操作が有効となるのは、以下の条件を満たすときである。電動シート装置50において、シート位置のメモリ呼び出しをする再生SW11aの押下操作が有効となるのも、以下の2つの条件を満たすときである。
・ シフトSW12aがパーキング位置にある。
・ プッシュSW12bがON状態,IG−SW12cがACC位置にある。またはバックルSW12dがON(装着)状態である。
なお、記憶SW12bの操作によるステアリング位置あるいはシート位置の記憶は、電動式ステアリング位置調整装置40あるいは電動シート装置50に電源が供給されていれば常に行うことができる。また、マニュアル操作によるステアリング位置あるいはシート位置の調整も、同様に電源が供給されていれば常に行うことができる。
図5を用いて、特定反応動作記憶処理について説明する。なお、本処理はROM31bに記憶された制御プログラム(図示せず)に含まれ、CPU31aによって他の処理とともに繰り返し実行される。まず、RAM31c上のタイマが、例えば20秒を経過してタイムアウト状態となった場合(S11:Yes)、タイマ時間およびSW操作カウンタを初期化(例えばゼロクリア)する(S18)。
一方、タイムアウト状態ではない場合(S11:No)、連続押下記憶対象スイッチ(SW)群11の状態を検出し、ユーザによる該スイッチの操作が行われたか否かを判定する(S12)。スイッチの操作が行われなかったと判定された場合(S12:Yes)、本処理を終了する。
一方、スイッチの操作が行われたと判定された場合(S12:No)、RAM31c上のタイマが未作動か否かを判定する(S13)。タイマが初期化された状態であれば未作動と判定することができる。タイマが未作動と判定された場合(S13:Yes)、タイマを作動させ(S16)、ステップS14に移る。一方、タイマが作動中と判定された場合(S13:No)、ステップS14に移る。
ステップS14では、RAM31c上のSW操作カウンタ値をインクリメントする(1回分増やす)。
次に、SW操作カウンタ値が、例えば5回のような予め定められた規定回数を上回ったか否かを判定する(S15)。SW操作カウンタ値が規定回数を上回っていないと判定された場合(S15:No)、本処理を終了する。
一方、SW操作カウンタ値が規定回数を上回ったと判定された場合(S15:Yes)、メモリ31d上の特定反応動作記憶領域31d1(図6参照)に、スイッチ操作が時間内に規定回数回行われたことと、車両状態すなわち車両状況確認スイッチ群12の状態とを関連付けて、特定反応動作として記憶する(S17)。その後、タイマ時間およびSW操作カウンタを初期化する(S18)。
上述の特定反応動作記憶処理では、ユーザのスイッチ操作の状態から、その操作が有効か無効がおのずと判定されるので、連続押下記憶対象スイッチ(SW)群11の操作のたびに、その操作が有効か無効かを判定する必要がないという利点がある。
図6に、メモリ31d上の特定反応動作記憶領域31d1の一例を示す。特定反応動作記憶領域31d1には、特定反応動作が行われたスイッチの名称(再生SW11a,記憶SW11b等),特定反応動作が行われたときの車両状態(シフトSW12a,プッシュSW12b,IG−SW12c,バックルSW12dの状態)が記憶される。なお、特定反応動作記憶領域31d1が本発明の特定反応動作記憶手段に相当する。
また、特定反応動作が行われたことを記憶したタイミングである記憶時期を合わせて記憶してもよい。これは、制御回路31に時計機能を有する周知の時計ICが含まれている場合には、その時計ICから日時情報を取得して特定反応動作に関連付けて記憶する。また、CPU31aが有するシステムタイマ,フリーランカウンタ等の内部タイマ,内部カウンタの値を記憶してもよい。特定反応動作の記憶時期が分かれば、故障解析に役立てることができる。
図7を用いて、操作情報記憶処理について説明する。なお、本処理は、特定反応動作以外の動作、すなわちユーザの期待どおりに動作したときの操作を記憶する処理である。また、本処理はROM31bに記憶された制御プログラム(図示せず)に含まれ、CPU31aによって他の処理とともに繰り返し実行される。
まず、連続押下記憶対象スイッチ(SW)群11の状態を取得する(S31)。次に、ユーザによる該スイッチの操作が行われたか否かを判定する(S32)。スイッチの操作が行われなかったと判定された場合(S32:Yes)、本処理を終了する。
一方、スイッチの操作が行われたと判定された場合(S32:No)、車両状態すなわち車両状況確認スイッチ群12の状態を取得する(S33)。そして、取得した車両状態において該スイッチの操作が無効か否かを判定する(S34)。該スイッチの操作が無効と判定された場合(S34:Yes)、本処理を終了する。
一方、スイッチの操作が有効と判定された場合(S34:No)、該スイッチに対応した制御を実行するように、チルト・テレスコECU41あるいは電動シート装置ECU51に制御指令を出力する(S35)。そして、例えば、電動シート装置50では、再生SWが押下された場合、その再生SWに対応する情報を電動シート装置ECU51に含まれるメモリ(図示せず)から読出し、その情報に応じたシート位置あるいはシート高さになるように、シート52の位置調整動作を行う。
最後に、メモリ31d上の操作情報記憶領域31d2(図1参照)に、操作されたスイッチの操作情報を記憶する(S36)。操作情報記憶領域31d2は、上述の特定反応動作記憶領域31d1とは別に設けられ、操作されたスイッチの名称と、出力された制御指令の内容が関連付けられて記憶される。特定反応動作記憶領域と同様に、操作情報の記憶時期も記憶してもよい。なお、操作情報記憶領域31d2が本発明の操作情報記憶手段に相当する。
図4の構成では、チルト・テレスコECU41,電動シート装置ECU51,制御回路31は別構成であるが、制御回路31をチルト・テレスコECU41あるいは電動シート装置ECU51と一体化した構成としてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
従来の操作情報管理方法の構成を示す図。 本発明の操作情報管理方法の構成を示す図。 操作情報管理方法の、従来の構成と本発明の構成との比較を示す図。 操作情報管理システムの構成を示す図。 特定反応動作記憶処理を説明するフロー図。 特定反応動作記憶領域の例を示す図。 操作情報記憶処理を説明するフロー図。
符号の説明
1 操作情報管理システム
11 連続押下記憶対象スイッチ群(機能操作部)
12 車両状況確認スイッチ群(車両状態検出手段)
31 制御回路(車載電子機器制御手段,特定反応動作検出手段)
31a CPU
31b ROM
31c RAM
31d メモリ
31d1 特定反応動作記憶領域(特定反応動作記憶手段)
31d2 操作情報記憶領域(操作情報記憶手段)
40 電動式ステアリング位置調整装置(電子機器,車載電子機器,制御対象)
41 チルト・テレスコECU
50 電動シート装置(電子機器,車載電子機器,制御対象)
51 電動シート装置ECU
100 スイッチ(SW,機能操作部)
101 制御ECU(車載電子機器制御手段)
102 制御対象(電子機器,車載電子機器)
103 記憶領域(特定反応動作記憶手段)

Claims (8)

  1. ユーザによる操作に基づいて予め定められた機能を実現する電子機器において、前記ユーザによる操作が、予め定められた時間内に予め定められた回数を超えて行われたものであるときに、その操作を、前記電子機器が前記ユーザの期待どおりに動作しないときの該ユーザの特定反応動作として記憶することを特徴とする操作情報管理方法。
  2. 前記特定反応動作を記憶する際に、前記電子機器の動作状態を前記特定反応動作に関連付けて記憶する請求項1に記載の操作情報管理方法。
  3. 前記特定反応動作を記憶する特定反応動作記憶領域は、前記電子機器が前記ユーザの期待どおりに動作したときの操作を記憶する操作情報記憶領域とは別に設けられる請求項1または請求項2に記載の操作情報管理方法。
  4. 予め定められた機能を実現する車載電子機器の制御処理を、該車載電子機器に対応して設けられた機能操作部に対するユーザによる操作情報に基づいて実施する車載電子機器制御手段と、
    前記ユーザによる操作が予め定められた時間内に予め定められた回数を超えて行われたものであるときに、その操作を、前記電子機器が該ユーザの期待どおりに動作しないときの該ユーザの特定反応動作として検出する特定反応動作検出手段と、
    検出された前記特定反応動作を記憶する特定反応動作記憶手段と、
    を備えることを特徴とする操作情報管理システム。
  5. 車両の状態を検出する車両状態検出手段を備え、
    前記車載電子機器制御手段は、前記特定反応動作検出手段が前記特定反応動作を検出した場合に、前記特定反応動作記憶手段に、前記車両の状態を前記特定反応動作に対応付けて記憶する請求項4に記載の操作情報管理システム。
  6. 前記特定反応動作記憶手段は、前記車載電子機器が前記ユーザの期待どおりに動作したときの操作を記憶する操作情報記憶手段とは別に設けられる請求項4または請求項5に記載の操作情報管理システム。
  7. 前記車載電子機器は、複数の各運転者に最適なステアリング位置を予めデータとして記憶しておき、運転者が着座した場合に所定のスイッチ操作によって運転者に応じた最適なデータを選択し、それに基づいてステアリングを最適な位置に電気的に移動させる機能を含む電動チルト機構および電動テレスコピック機構を備えた電動式ステアリング位置調整装置である請求項4ないし請求項6のいずれか1項に記載の操作情報管理システム。
  8. 前記車載電子機器は、複数の各運転者に最適なシート位置を予めデータとして記憶しておき、運転者が着座した場合に所定のスイッチ操作によって運転者に応じた最適なデータを選択し、それに基づいてシートを最適な位置に電気的にスライドさせる機能を含む電動シート装置である請求項4ないし請求項6のいずれか1項に記載の操作情報管理システム。
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