JP2007160959A - 車両用格納式ルーフの制御装置 - Google Patents

車両用格納式ルーフの制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007160959A
JP2007160959A JP2005355891A JP2005355891A JP2007160959A JP 2007160959 A JP2007160959 A JP 2007160959A JP 2005355891 A JP2005355891 A JP 2005355891A JP 2005355891 A JP2005355891 A JP 2005355891A JP 2007160959 A JP2007160959 A JP 2007160959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
opening
time
closing
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005355891A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Matsubayashi
徹 松林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2005355891A priority Critical patent/JP2007160959A/ja
Publication of JP2007160959A publication Critical patent/JP2007160959A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Abstract

【課題】車両用格納式ルーフの制御装置において、ルーフの開放制御あるいは閉鎖制御を複数の制御過程に分割し、各制御過程毎に異常判定し、ルーフの開閉の異常や故障を短時間で判定することにある。
【解決手段】ルーフの開閉時に分割されたルーフフロント部とルーフリア部とを独立して開閉制御する開閉制御手段を設け、この開閉制御手段は、ルーフを全閉状態から全開状態あるいは全開状態から全閉状態へ開閉制御する過程を複数の制御過程に分割し、この複数の制御過程には夫々制御可能時間を設定し、複数の制御過程における夫々の動作時間が制御可能時間を越えても未だ次の制御過程へ移行しない時にはルーフの開閉が異常と判断する異常判定部を備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両用格納式ルーフの制御装置に係り、特にルーフの開閉の異常や故障を速やかに判定することができる車両用格納式ルーフの制御装置に関するものである。
車両には、ルーフを開閉するルーフ駆動機構を備えたルーフ制御装置(ルーフ開閉制御システム)を設けたものがある。この場合、ルーフを二分割し、この二分割した各ルーフを機械的に接続し、同期した動作によりトランクに収納している。
従来、車両のルーフ構造には、ルーフを構成するルーフフロント部とルーフリア部とを夫々車体側取付部により車体に枢着し、このルーフフロント部とルーフリア部とを枢動させるだけで閉位置と開位置とのいずれか一方に位置させている。
特公平6−28972号公報 また、車両のルーフ開閉装置には、一個の操作スイッチの一方向操作により、可動ルーフをその位置等の状態に応じた方向に駆動し、ルーフを希望する方向に移動させるものがある。 特許第3152362号公報
ところが、従来、車両のルーフ制御装置においては、ルーフを全閉位置、全開位置、それ以外の位置という三つの位置でしか認識する必要がなかった。このため、ルーフの開閉時間から異物の挿入やルーフの駆動部分の異常を判定するには、全閉から全開への動作時間あるいは全開から全閉への動作時間(経過時間)によって判断するしかないが、全閉位置から全開位置あるいは全開位置から全閉位置には、一般的に、20秒以上の時間が必要となり、故障判定に時間がかかり過ぎるという不都合があった。
そこで、この発明の目的は、ルーフの開閉の制御過程を複数に分割してこの分割された制御過程毎にルーフの開閉の異常や故障を判定することで、ルーフの開閉を円滑で且つ信頼性高く行わせる車両用格納式ルーフの制御装置を提供することにある。
この発明は、車両のルーフを開閉するルーフ駆動機構を備えた車両用格納式ルーフの制御装置において、前記ルーフは車室前部を覆うルーフフロント部と車室後部を覆うルーフリア部とから構成され、一端側が前記ルーフフロント部に連結するとともに他端側がルーフフロント駆動機構に連結した第一の連結部材を設け、一端側が前記ルーフリア部に連結するとともに他端側がルーフリア駆動機構に連結した第二の連結部材を設け、前記ルーフの開閉時に前記ルーフフロント部と前記ルーフリア部とを独立して開閉制御する開閉制御手段を設け、この開閉制御手段は、前記ルーフを全閉状態から全開状態あるいは全開状態から全閉状態へ開閉制御する過程を複数の制御過程に分割し、この複数の制御過程には夫々制御可能時間を設定し、前記複数の制御過程における夫々の動作時間が前記制御可能時間を超えても未だ次の制御過程へ移行しない時には前記ルーフの開閉が異常と判断する異常判定部を備えていることを特徴とする。
この発明の車両用格納式ルーフの制御装置は、ルーフの開放制御(オープン制御)あるいは閉鎖制御(クローズ制御)を複数の制御過程に分割し、各制御過程毎に異常判定することにより、ルーフの開閉の異常や故障を短時間で判定することができる。
この発明は、ルーフの開閉の異常や故障を短時間で判定する目的を、複数の制御過程における夫々の動作時間が制御可能時間を超えても未だ次の制御過程へ移行しない場合にはルーフの開閉が異常と判断して実現するものである。
以下、図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的に説明する。
図1〜図12は、この発明の実施例を示すものである。
図9において、1は車両、2は車体、3はルーフ、4はフロントウインドウ、5は車室である。ルーフ3は、車両上部からリアウインドウまでのものであり、車室5の前部を覆うルーフフロント部6と車室5の後部を覆うルーフリア部7とにより二分割して構成され、図9に示すように、格納式で、自動的に開放制御(オープン制御)あるいは閉鎖制御(クローズ制御)され、開放(オープン)状態においてリアトランクとは異なる専用のスペース8で垂直方向に収納される。
ルーフフロント部6とルーフリア部7とは、図12に示すように、ルーフ制御装置(開閉制御システム)9によって別々に開閉動作される。このルーフ制御装置9には、ルーフ駆動機構10として、ルーフフロント部6を動作させるルーフフロント駆動装置11とルーフリア部7を動作させるルーフリア駆動装置12とが設けられているとともに、このルーフフロント駆動装置11とルーフリア駆動装置12とを駆動制御する開閉制御手段13が設けられている。
図12に示すように、ルーフフロント部6とルーフフロント駆動装置11とは、一端側がルーフフロント部6に連結するとともに他端側がルーフフロント駆動機構11に連結した第一の連結部材であるフロントアーム14によって連結されている。また、ルーフリア部7とルーフリア用駆動装置12とは、一端側がルーフリア部7に連結するとともに他端側がルーフリア駆動機構12に連結した第二の連結部材であるリアアーム15によって連結されている。
図9に示すように、フロントアーム14の他端側は、車体2のフロントアーム支持部16に揺動可能に支持されている。また、リアアーム15の他端側は、車体2のリアアーム支持部17に揺動可能に支持されている。従って、フロントアーム支持部16によって車体2に支持されたルーフフロント部6とリアアーム支持部17によって車体2に支持されたルーフリア部7とは、車体2に別々に連結される。
図12に示すように、ルーフフロント駆動装置11は、開閉制御手段13に並列のフロント第一リレー18・フロント第二リレー19を介して連絡したフロントモータ20と、このフロントモータ20の駆動によって油圧を発生する電動式のフロント油圧ポンプ21と、このフロント油圧ポンプ21からの油圧によって作動されるフロント油圧シリンダ22と、このフロント油圧シリンダ22の作動によって往復動するフロントピストン23とを備えている。このフロントピストン23の先端は、図11、図12に示すように、ルーフフロント部6のフロントアーム14上(又は、フロントアーム14とリンクするフロントプレート上)にフロント枢支具24によって枢着されている。
フロント第一リレー18とフロント第二リレー19とは、いずれかオン(作動)されることにより、フロントモータ20の回転方向を決定し、このフロントモータ20の回転方向によりルーフフロント部6をオープン(開)方向あるいはクローズ(閉)方向に動作させる。例えば、ルーフフロント部6をオープン方向に動作させる場合には、フロント第一リレー18をオン且つフロント第二リレー19をオフとし、一方、ルーフフロント部6をクローズ方向に動作させる場合には、フロント第一リレー18をオフ且つフロント第二リレー19をオンとし、そして、ルーフフロント部6の停止時には、フロント第一リレー18とフロント第二リレー19との双方をオフとする。
また、図12に示すように、ルーフリア駆動装置12は、開閉制御手段13に並列のリア第一リレー25・リア第二リレー26を介して連絡したリアモータ27と、このリアモータ27の駆動によって油圧を発生する電動式のリア油圧ポンプ28と、このリア油圧ポンプ28からの油圧によって作動されるリア油圧シリンダ29と、このリア油圧シリンダ29の作動によって往復動するリアピストン30とを備えている。このリアピストン30の先端は、ルーフリア部7のリアアーム15上(又は、リアアーム15とリンクするフロントプレート上)にリア枢支具31によって枢着されている。
リア第一リレー25とリア第二リレー26とは、いずれかオン(作動)されることにより、リアモータ27の回転方向を決定し、このリアモータ27の回転方向によりルーフリア部7をオープン(開)方向あるいはクローズ(閉)方向に動作させる。例えば、ルーフリア部7をオープン方向に動作させる場合には、リア第一リレー25をオン且つリア第二リレー26をオフとし、一方、ルーフリア部7をクローズ方向に動作させる場合には、リア第一リレー25をオフ且つリア第二リレー26をオンとし、そして、ルーフリア部7の停止時には、リア第一リレー25とリア第二リレー26との双方をオフとする。
開閉制御手段13は、ルーフ3の開閉時に、ルーフフロント部6とルーフリア部7とを、ルーフフロント駆動装置11とルーフリア駆動装置12とにより独立して開閉制御する。
また、この開閉制御手段13には、並列の第一ヒューズ32・第二ヒューズ33を介して車両1のバッテリ34が連絡している。このバッテリ34と第一ヒューズ32との間には、イグニションスイッチ35が介設されている。また、開閉制御手段13には、アース36が連絡している。
更に、開閉制御手段13には、ルーフ3を開閉する時に使用する操作(開閉)スイッチ37が設けられている。この操作スイッチ37は、並列したオープン(開)スイッチ38とクローズ(閉)スイッチ39とを備えている。
更に、開閉制御手段13には、ルーフフロント部6とルーフリア部7との夫々の位置を認識する位置認識手段40として、ルーフフロント部6の下端位置(ルーフオープン状態)を検出するフロント第一位置センサ41と、ルーフフロント部6の上端位置(ルーフクローズ状態)を検出するフロント第二位置センサ42と、ルーフリア部7の下端位置(ルーフオープン状態)を検出するリア第一位置センサ43と、ルーフリア部7の上端位置(ルーフクローズ状態)を検出するリア第二位置センサ44と、ルーフフロント部6の所定角度(ルーフフロント部6とルーフリア部7との非干渉位置の角度)を検出してオンとなるフロント角度センサ45と、ルーフリア部7の所定角度(ルーフフロント部6とルーフリア部7との非干渉位置の角度)を検出してオンとなるリア角度センサ46とが接続している。
角度センサとして、例えば、フロント角度センサ45によるルーフ3の角度検出方法について説明すると、図10に示すように、ルーフフロント部6のフロントアーム14上(又は、フロントアーム14にリンクするプレート上)にフロント突起部47を設け、ルーフフロント部6が所定角度に達した時に、フロント突起部47が通る位置でオン(作動)するマイクロスイッチ等からなるフロント角度センサ45を設置する。なお、詳細な説明を省略するが、ルーフリア部7においても、ルーフフロント部6と同様な構成で、リア角度センサ46及びリア突起部が設置される。
また、位置センサ、例えば、フロント第一位置センサ41・フロント第二位置センサ42によるルーフ3の位置検出方法については、図11に示すように、フロント油圧シリンダ22のフロントピストン23側の端部にホールセンサ等からなるフロント第一位置センサ41を内蔵するとともに、フロント油圧シリンダ22のフロントピストン23とは反対側の端部にはホールセンサ等からなるフロント第二位置センサ42を内蔵している。そして、フロント油圧シリンダ22が作動してフロントピストン23が往復動することによりルーフフロント部6を回動させ、この時、フロント第一位置センサ41・フロント第二位置センサ42は、フロント油圧シリンダ22の作動状態によってルーフフロント部6の上端位置(ルーフクローズ状態)・下端位置(ルーフオープン状態)を検出する。なお、詳細な説明を省略するが、ルーフリア部7においても、ルーフフロント部6同様な構成で、リア第一位置センサ43及びリア第二位置センサ44が設置される。
ルーフ制御装置9において、ルーフフロント部6とルーフリア部7とは、フロント角度センサ45がオン、リア角度センサ46がオンする前の軌跡上で干渉(接触)する位置関係にある。また、ルーフフロント部6とルーフリア部7とは、リア角度センサ46がオンする位置にある場合に、接触しない位置関係にある。従って、ルーフオープン時には、ルーフリア部7をルーフフロント部6よりも先行して動作させ、リア角度センサ46がオンする位置でルーフフロント部6の動作を待てば、ルーフフロント部6とルーフリア部7とが接触しないで開動作可能となる。一方、ルーフクローズ時には、ルーフフロント部6をルーフリア部7よりも先行して動作させ、リア角度センサ46がオンする手前の位置でルーフフロント部6を通過させることで、ルーフフロント部6とルーフリア部7とが接触しないで閉動作可能となる。
また、開閉制御手段13は、車両1のバッテリ34のバッテリ電圧を検出する電圧検出手段である電圧センサ48と、外気温度を検出する温度検出手段である外気センサ49との検出手段が接続している。
開閉制御手段13は、ルーフ3を全閉状態(ルーフクローズ状態)から全開状態(ルーフオープン状態)、あるいは、全開状態(ルーフオープン状態)から全閉状態(ルーフクローズ状態)へ開閉制御する過程を複数の制御過程(例えば、図4、図5のルーフオープン状態において段階[1]〜[6]、図6、図7のクローズ状態において段階[1]〜[6]で示す)に分割し、この複数の制御過程には夫々制御可能時間(フューエル判定時間)を設定し、この複数の制御過程における夫々の動作時間(経過時間)が前記制御可能時間(フューエル判定時間)を超えても未だ次の制御過程へ移行しない時にはルーフ3の開閉が異常と判断する異常判定部13Aと、この異常判定部13Aでルーフ3の開閉が異常と判定した時には、次の制御過程以後の実行を禁止する開閉制御禁止部13Bとを備えている。
これにより、開閉制御手段13は、オープン制御、クローズ制御で共に複数の制御段階で夫々制御可能時間を設定し、この設定された制御可能時間を、例えば、第一記憶部(ROM)13Cの領域にデータとして格納し、また、新しい制御過程に移行した際に、そのデータを第二記憶部(RAM)13Dに読み込ませる。また、開閉制御手段13は、各制御過程における動作時間(経過時間)をカウントし、その動作時間と第二記憶部(RAM)13Dに読み込まれた制御可能時間とを比較し、動作時間が制御可能時間を超えても現在の制御段階のままであるならば、異常と判断し、以後、ルーフ3の開閉を禁止する機能を有する。このルーフ3の開閉禁止の解除条件は、ルーフ3が開閉完了位置(フロント第一位置センサ41、リア第一位置センサ43が共にオン時、又は、フロント第二位置センサ42、リア第二位置センサ44が共にオンの時)にあると判定された場合とする。このようなフェールセーフ判定により、ルーフ3の開閉が不可能となった場合において、ユーザーは、通常の手動によるルーフ開閉機構によってルーフ3の状態をオープン(開)又はクローズ(閉)の完了状態に戻すことにより、故障状態からの復帰が可能である。
また、開閉制御手段13は、上述の各センサ41〜46から出力される各種信号によってルーフフロント部6とルーフリア部7との位置が共に同じ位置状態を示す時に、開閉制御禁止部13Bにより禁止されている開閉制御を実施可能とし、また、電圧センサ48により検出されたバッテリ電圧と外気センサ49により検出された外気温度との少なくとも一方の検出値に応じて前記制御可能時間を補正制御する時間補正部13Eと、時間を計るタイマ13Fとを備えている。
このように、電圧センサ48により検出されたバッテリ電圧と外気センサ49により検出された外気温度とで前記制御可能時間の補正をする理由としては、油圧により電動式の各油圧ポンプ21、28を作動してルーフ3を動作させる場合に、バッテリ電圧が低下すると各油圧ポンプ21、28から発生する油圧が低下し、ルーフ3の動作時間が通常電圧時よりも長くなる。また、低温時には、各油圧ポンプ21、28のオイルの粘度が硬くなるため、低電圧時と同様になる。これにより、電圧センサ48により検出されたバッテリ電圧と外気センサ49により検出された外気温度とにより設定する制御可能時間を補正・変更することで、この動作可能時間を精度良く設定することができる。この場合は、開閉制御手段13の第一記憶部(ROM)13Cの領域のデータを電圧や外気温度をパラメータとしたマップ構造とし、そのマップから制御可能時間を選択できるように変更するだけで良い。この結果、バッテリ電圧が低い場合に、電動式の各油圧ポンプ21、28から発生する油圧の低下や低温によってオイル粘度の硬化による動作時間が長くなった場合にでも、異常の判定を可能とする。
次に、この実施例の作用を説明する。
図2に示すように、開閉制御手段13においてプログラムがスタートすると(ステップA01)、先ず、オープンスイッチ38がオンかオフかを判断する(ステップA02)。
このステップA02でオープンスイッチ38がオンと判断した場合には、ルーフオープン制御であり、ルーフ位置によりルーフフロント部6とルーフリア部7との動作状態を決定する(ステップA03)。上述のルーフ位置は、開閉制御手段13において、各センサ41〜46から検出された現在のルーフ位置情報と、開閉制御手段13の第一記憶部(ROM)13Cに記憶されたルーフ位置情報とにより、求められる。
そして、フェールセーフ(故障)判定を行う(ステップA04)。
このフェールセーフ判定は、図1に示すフローチャートに基づいて行われる。
図1に示すように、プログラムがスタートすると(ステップB01)、ルーフ開閉禁止か否かを判断する(ステップB02)。
このステップB02がYESの場合には、オープン又はクローズが完了状態か否かを判断する(ステップB03)。そして、このステップB03がYESの場合には、ルーフ開閉禁止を解除する(ステップB04)。
前記ステップB02がNOの場合又は前記ステップB04の処理後は、新しい制御過程の段階に移行したか否かを判断する(ステップB05)。
このステップB05がYESの場合には、動作時間(経過時間)をクリアし(ステップB06)、そして、現在の制御過程の段階に応じた第一記憶部(ROM)13Cの制御可能時間(フェールセーフ判定設定時間)を所定の第二記憶部(RAM)13Dに設定する(ステップB07)。
このステップB07の処理後又は前記ステップB05がNOの場合には、動作時間が制御可能時間を超えたか否かを判断する(ステップB08)。このステップB08においては、動作時間が制御可能時間を超えても未だ同じ制御過程の段階に在る場合に、この条件が成立する。また、制御可能時間内に次の制御過程の段階に移行していれば、その際に動作時間がクリアされることになるので、この条件が成立することがない。
前記ステップB08がYESの場合には、ルーフ開閉禁止の設定を行ってルーフフロント部6とルーフリア部7との動作を停止する(ステップB09)。
前記ステップB08がNOの場合には、動作時間をプラス1とする(ステップB10)。
前記ステップB09の処理後又は前記ステップB10の処理後は、プログラムをリターンする(ステップB11)。
このフェールセーフ判定後は、図2に示すように、ルーフフロント部6が動作しているか否かを判断、つまり、前記ステップA03でルーフフロント部6を動作させると判断したか否かを判断する(ステップA05)。
このステップA05がYESの場合には、フロント第一リレー18をオンとし、ルーフフロント部6をオープン方向に動作するように、ルーフフロント駆動装置11のフロントモータ20を作動する(ステップA06)。
このステップA05がNOの場合には、フロント第一リレー18をオフとし、ルーフフロント部6を停止する(ステップA07)。
前記ステップA06の処理後又は前記ステップ07の処理後は、ルーフリア部7が動作しているか否かを判断、つまり、前記ステップA03でルーフリア部7を動作させると判断したか否かを判断する(ステップA08)。
このステップA08がYESの場合には、リア第一リレー25をオンとし、ルーフリア部7をオープン方向に動作するように、ルーフリア駆動装置12のリアモータ27を作動する(ステップA09)。
このステップA08がNOの場合には、リア第一リレー25をオフとし、ルーフリア部7を停止する(ステップA10)。
前記ステップA09の処理後又は前記ステップA10の処理後は、プログラムをリターンする(ステップA21)。
一方、前記ステップA02でオープンスイッチ38がオフと判断した場合には、クローズスイッチ39がオンかオフかを判断する(ステップA11)。
このステップA11でクローズスイッチ39がオフと判断した場合には、全てのリレー18、19、25、26をオフとし(ステップA12)、プログラムをリターンする(ステップA21)。
前記ステップA11でクローズスイッチ39がオンと判断した場合には、ルーフクローズ制御であり、図3のフローチャートに移行する。
このルーフクローズ制御においては、図3に示すように、先ず、ルーフ位置によりルーフフロント部6とルーフリア部7との動作状態を決定する(ステップA13)。前記ルーフ位置は、開閉制御手段13において、各センサ41〜46から検出された現在のルーフ位置情報と、開閉制御手段13の第一記憶部(ROM)13Cに記憶されたルーフ位置情報とにより、求められる。
そして、フェールセーフ(故障)判定を行う(ステップA14)。
このフェールセーフ判定は、上述の図1に示すフローチャートと同様に行われるので、ここでは、その説明を省略する。
このように、フェールセーフ判定をした後は、図3に示すように、ルーフフロント部6が動作しているか否かを判断、つまり、前記ステップA13でルーフフロント部6を動作させると判断したか否かを判断する(ステップA15)。
このステップA15がYESの場合には、フロント第二リレー19をオンとし、ルーフフロント部6をクローズ方向に動作するように、ルーフフロント駆動装置11のフロントモータ20を作動する(ステップA16)。
このステップA15がNOの場合には、フロント第二リレー19をオフとし、ルーフフロント部6を停止する(ステップA17)。
前記ステップ16の処理後又は前記ステップ17の処理後は、ルーフリア部7が動作しているか否かを判断、つまり、前記ステップA13でルーフリア部7を動作させると判断したか否かを判断する(ステップA18)。
このステップA18がYESの場合には、リア第二リレー26をオンとし、ルーフリア部7をクローズ方向に動作するように、ルーフリア駆動装置12のリアモータ27を作動する(ステップA19)。
このステップA18がNOの場合には、リア第二リレー26をオフとし、ルーフリア部7を停止する(ステップA20)。
前記ステップA19の処理後又は前記ステップA20の処理後は、プログラムをリターンする(ステップA21)。
次いで、ルーフオープン移行時のルーフフロント部6とルーフリア部7との動作状態を、図4のタイムチャートに基づいて説明する。
図4に示すように、オープンスイッチ38がオンになる前には、ルーフクローズ状態であり、フロント第二位置センサ42がオン且つリア第二位置センサ44がオンであり、そして、オープンスイッチ38がオンになった時に(時間t1)、リア第二位置センサ44がオフになってルーフオープン制御が開始され、先ず、ルーフリア部7の動作のみを許可するように、ルーフリア駆動機構12を作動してルーフリア部6の動作を開始する。また、このとき、フロント第一位置センサ41とリア第一位置センサ43とフロント角度センサ45とリア角度センサ46とは、オフになっている。この状態は、第一の制御過程[1]として、時間t1からフロント第二位置センサ42がオフとなる時(時間t2)までの一定時間T1継続される。
時間t1から一定時間T1経過時(時間t2)には、フロント第二位置センサ42がオフとなり、ルーフフロント駆動機構11も作動してルーフフロント部6の動作も開始し、第二の制御過程[2]となる。この第二の制御過程[2]は、ルーフリア部7が非干渉位置に到達するまでで、時間t2からリア角度センサ46がオンになる時(時間t3)までの一定時間T2継続される。
時間t2から一定時間T2経過時(時間t3)には、リア角度センサ46がオンになると、ルーフリア駆動機構12の作動を停止してルーフリア部7の動作を終了し、第三の制御過程[3]となる。この第三の制御過程[3]は、時間t3からフロント角度センサ45がオンとなる時(時間t4)までの一定時間T3継続される。
時間t3から一定時間T3経過時(時間t4)には、フロント角度センサ45がオンとなり、ルーフリア駆動機構12を作動してルーフリア部7を動作し、第四の制御過程[4]となる。そして、時間t4からの所定時間経過後に、先ず、フロント角度センサ45がオフとなり(時間t5)、次いで、リア角度センサ46がオフとなる(時間t6)。この第四の制御過程[4]は、時間t4からリア第一位置センサ43がオンとなる時(時間t7)までの一定時間T4継続される。
時間t4から一定時間T4経過時(時間t7)には、リア第一位置センサ43がオンになると、ルーフリア駆動機構12の作動を停止してルーフリア部7の動作を終了し、第五の制御過程[5]となる。よって、ルーフリア部7は、ルーフフロント部6よりも先にスペース8内の最下端に到達する。この第五の制御過程[5]は、時間t7からフロント第一位置センサ41がオンとなる時(時間t8)までの一定時間T5継続される。
時間t7から一定時間T5経過時(時間t8)には、フロント第一位置センサ41がオンになり、第六の制御過程[6]となる。この第六の制御過程[6]では、スペース8内でルーフフロント部6が最下端に到達し、ルーフフロント駆動機構11の作動を停止する。
この図4のルーフオープン移行時を、図5のルーフ動作に基づいて説明する。
図5に示すように、ルーフクローズ状態では、ルーフフロント部6とルーフリア部7とが上端にあり、そして、ルーフオープンへの移行において、先ず、ルーフリア部7が先行して動作し(第一の制御過程[1])、その後、所定時間経過後に、ルーフフロント部6が動作する(第二の制御過程[2])。これは、ルーフリア部7を少し先行して動作させることで、ルーフフロント部6とルーフリア部7とが、動作後直ぐに接触しないようにするためである。
そして、リア角度センサ46が所定角度(リア角度:50度)を検出した時に、ルーフリア部7の動作のみが停止され(第三の制御過程[3])、その後、フロント角度センサ45が、ルーフフロント部6がルーフリア部7と干渉しない限度の所定角度(フロント角度(ルーフフロント部6の収納角度):85度)を検出したら、ルーフリア部7の動作を再開する(第四の制御過程[4])。
その後、ルーフフロント部6がルーフリア部7に干渉しないままスペース8内に収納されるが、先ず、ルーフフロント部6が動作して最下端に到達し、その後、ルーフリア部7が動作して最下端に到達し、そして、このルーフフロント部6とルーフリア部7とスペース8に収納される(第五の制御過程[5]・第六の制御過程[6])。このとき、ルーフフロント部6が所定角度(フロント角度:90度以上)の状態に保持されるとともに、ルーフリア部7が所定角度(フロント角度:90度)に保持される。
なお、この図4、図5のルーフオープン時においては、ルーフリア部7がルーフフロント部6よりも先に最下端に到達するように説明したが、ルーフ3の動作速度等の設定次第では、これに限定されるものではない。
次に、ルーフクローズ移行時のルーフフロント部6とルーフリア部7との動作状態を、図6のタイムチャートに基づいて説明する。
図6に示すように、クローズスイッチ39がオンになる前では、ルーフオープン状態であり、フロント第一位置センサ41がオン且つリア第一位置センサ43がオンであり、クローズスイッチ39がオンになった時に(時間t1)、ルーフクローズ制御が開始され、先ず、ルーフフロント部6の動作のみを許可するように、フロント第一位置センサ41がオフとなり、ルーフフロント駆動装置11を作動してルーフフロント部6の動作を開始する。また、このとき、フロント第二位置センサ42とリア第二位置センサ44とフロント角度センサ45とリア角度センサ46とは、オフになっている。この状態は、第一の制御過程[1]として、時間t1からリア第一位置センサ43がオフとなる時(時間t2)までの一定時間T1継続される。
時間t1から一定時間T1経過時(時間t2)には、リア第一位置センサ43がオフとなり、ルーフリア駆動装置12が作動してルーフリア部7の動作も開始し、第二の制御過程[2]となる。時間t2からの所定時間経過後、フロント角度センサ45がオンとなり(時間t3)、その後、このフロント角度センサ45がオフとなる(時間t4)。この第二の制御過程[2]は、時間t2からリア角度センサ46がオンとなる時(時間t5)までの一定時間T2継続される。
時間t2から一定時間T2経過時(時間t5)には、リア角度センサ46がオンとなり、ルーフリア駆動装置12の作動を停止してルーフリア部7の動作を終了し、第三の制御過程[3]となる。前記第一の制御過程[1]の一定時間T1は、ルーフフロント部6の先端がこの時点(時間t5)で通過できるように設定されている。この第三の制御過程[3]は、時間t5から一定時間T3経過するまで(時間t6)継続される。この第三の制御過程[3]の一定時間T3は、ルーフフロント部6の後端がこの時点(時間t6)までに通過できるように設定されている。
時間t5から一定時間T3経過時(時間t6)には、第四の制御過程[4]となる。この第四の制御過程[4]では、時間t6から所定時間経過後、リア角度センサ46がオフとなる(時間t7)。この第四の制御過程[4]は、時間t6からフロント第二位置センサ42がオンになる(時間t8)までの一定時間T4継続される。
時間t6から一定時間T4経過時(時間t8)には、フロント第二位置センサ42がオンとなり、ルーフフロント駆動装置11の作動を停止してルーフフロント部6の動作を終了し、第五の制御過程[5]となる。これにより、ルーフフロント部6は、ルーフリア部7よりも先に最上端に到達する。この第五の制御過程[5]は、時間t8からリア第二位置センサ44がオンとなる時(時間t9)までの一定時間T5継続される。
時間t8から一定時間T5経過時(時間t9)には、ルーフリア部7が最上端に到達してリア第二位置センサ44がオンになり、第六の制御過程[6]となる。この第六の制御過程[6]では、ルーフリア駆動装置12の作動を停止してルーフリア部7の動作を終了する。
この図6ルーフクローズ移行時を、図7のルーフ動作に基づいて説明する。
図7に示すように、ルーフオープン状態では、ルーフフロント部6とルーフリア部7とがルーフ3が下端にあり、そして、ルーフクローズへの移行において、先ず、ルーフフロント部6が先行して動作し(第一の制御過程[1])、その後、所定時間経過後に、ルーフリア部7が動作する(第二の制御過程[2])。これは、ルーフフロント部6を少し先行して動作させることで、ルーフフロント部6とルーフリア部7とが、動作直後に接触しないようにするためである。
そして、リア角度センサ46が所定角度(リア角度:50度)を検出した時に、ルーフリア部7の動作のみが停止され(第三の制御過程[3])、その後、フロント角度センサ45が、ルーフフロント部6がルーフリア部7に追いつかれない所定角度(フロント角度(ルーフフロント部6の脱出角度):35度)を検出したら、ルーフリア部7の動作を再開する(第四の制御過程[4])。
その後、ルーフフロント部6とルーフリア部7とが同時に動作し(第五の制御過程[5])、そして、ルーフフロント部6がルーフリア部7よりも先に最上端に到達し、その後、ルーフリア部7が最上端に到達する(第六の制御過程[6])。
なお、この実施例において、ルーフクローズ移行時について、他の方法として、図8のように行うことも可能である。
図8に示すように、ルーフオープン状態では、ルーフフロント部6とルーフリア部7とが下端にあり、そして、ルーフクローズへの移行において、先ず、ルーフフロント部6が先行して動作し(第一の制御過程[1])、その後、所定時間経過後に、ルーフリア部7が動作する(第二の制御過程[2])。これは、ルーフフロント部6を少し先行して動作させることで、ルーフフロント部6とルーフリア部7とが、動作直後に接触しないようにするためである。
そして、リア角度センサ46が所定角度(リア角度:50度)を検出した時に、ルーフリア部7の動作のみが停止され(第三の制御過程[3])、その後、フロント角度センサ45が所定角度(フロント角度:85度〜35度)を検出するまでルーフフロント部6を動作する(第四の制御過程[4])。この第四の制御過程[4]において、フロント角度センサ45が所定角度(フロント角度:85度〜35度)に達する時間は、略ルーフフロント部6の長さ分だけルーフ3が移動する時間であり、一定時間とみることができる。
その後、ルーフフロント部6が所定角度(フロント角度:35度)になったら、ルーフフロント部6とルーフリア部7とを同時に動作し(第五の制御過程[5])、そして、ルーフフロント部6がルーフリア部7よりも先に最上端に到達し、その後、ルーフリア部7が最上端に到達する(第六の制御過程[6])。
つまり、この実施例においては、ルーフ3の動作状態を複数の制御過程の段階(例えば、6段階)に分け、その制御過程の段階毎にルーフ3の制御可能時間を設定し、ルーフ3の動作時間が制御可能時間を超えても次の段階に移行しない場合に、故障状態と判定し、そして、ルーフ3の開閉制御を禁止することにより、開始から終了までの各制御過程毎に異常判定し、ルーフ3の開閉の異常や故障を短時間で判定する。
この結果、ルーフ3は車室5の前部を覆うルーフフロント部6と車室5の後部を覆うルーフリア部7とから構成され、一端側がルーフフロント部6に連結するとともに他端側がルーフフロント駆動機構11に連結した第一の連結部材であるフロントアーム14を設け、一端側がルーフリア部7に連結するとともに他端側がルーフリア駆動機構12に連結した第二の連結部材であるリアアーム15を設け、ルーフ3の開閉時にルーフフロント部6とルーフリア部8とを独立して開閉制御する開閉制御手段13を設け、この開閉制御手段13は、ルーフ3を全閉状態から全開状態あるいは全開状態から全閉状態へ開閉制御する過程を複数の制御過程に分割し、この複数の制御過程には夫々制御可能時間を設定し、複数の制御過程における夫々の動作時間が制御可能時間を超えても未だ次の制御過程へ移行しない時にはルーフの開閉が異常と判断する異常判定部13Aを備えている。これにより、ルーフ3のオープン制御あるいはクローズ制御を複数の制御過程に分割し、各制御過程毎に異常判定することができるので、ルーフ3の開閉の異常あるいは故障を短時間で判定することが可能である。
また、開閉制御手段13は、異常判定部13Aでルーフ3の開閉が異常と判定した時には、次の制御過程以後の実行を禁止する開閉制御禁止部13Bを備えている。これにより、各制御過程においてルーフ3の開閉が異常と判断された場合には、直ちに以後の開閉制御を停止するので、ユーザが故障であると直ちに認識することができ、また、ルーフ制御装置9の保護という面(駆動機構のオーバロード防止、電力量の浪費防止等)から好ましい機能を備えている。
更に、ルーフフロント部6とルーフリア部7との夫々の位置を認識する位置認識手段40を開閉制御手段13に接続し、開閉制御手段13は、位置認識手段40から出力される信号によりルーフフロント部6とルーフリア部7との位置が共に同じ位置状態、あるいはルーフの位置が制御指令を正常に完了した状態(例えば、ルーフの開閉制御モードにタルガトップ状態を選択できる格納システムの場合において、正常に開閉制御された時等を含む。)を示す時に、開閉制御禁止部13Bにより禁止されている開閉制御を実施可能とする。これにより、ルーフフロント部6とルーフリア部8とが、全開状態あるいは全閉状態にならない限り、ルーフ制御装置9を再開できないので、確実な動作を担保することができる。
更にまた、車両1のバッテリ34のバッテリ電圧を検出する電圧検出手段である電圧センサ48と外気温度を検出する温度検出手段である外気センサ49との少なくとも一方の検出手段を開閉制御手段13に接続し、開閉制御手段13は、電圧センサ48により検出されたバッテリ電圧と外気センサ49により検出された外気温度との少なくとも一方の検出値に応じて前記制御可能時間を補正制御する時間補正部13Eを備えている。これにより、バッテリ電圧や外気温度に応じて制御可能時間を補正しているので、精度が高く、信頼性高いシステムを実現することが可能である。
よって、この発明は、ルーフの開閉の制御過程を複数に分割してこの分割された制御過程毎にルーフの開閉の異常や故障を判定することで、ルーフの開閉を円滑で且つ信頼性高く行わせるという目的を達成することができる。
ルーフの開放制御あるいは閉鎖制御を複数の制御過程に分割し、各制御過程毎に異常判定することを、車両に限らず他の構造体にも適用することができる。
フェールセーフ判定のフローチャートである。 ルーフ開閉制御のフローチャートである。 図2に続くルーフ開閉制御のフローチャートである。 ルーフオープン移行時のタイムチャートである。 図4のルーフオープン移行時のルーフ動作の流れを説明する図である。 ルーフクローズ移行時のタイムチャートである。 図6のルーフクローズ移行時のルーフ動作の流れを説明する図である。 他のルーフクローズ移行時のルーフ動作の流れを説明する図である。 ルーフのクローズ状態とオープン状態を示す側面図である。 ルーフフロント部の動作を説明する図である。 ルーフフロント部を油圧シリンダのピストンに連結した状態を示す図である。 ルーフ制御装置のシステム構成図である。
符号の説明
1 車両
2 車体
3 ルーフ
6 ルーフフロント部
7 ルーフリア部
8 スペース
9 ルーフ制御装置
10 ルーフ駆動機構
11 ルーフフロント駆動機構
12 ルーフリア駆動機構
13 開閉制御手段
14 フロントアーム
15 リアアーム
20 フロントモータ
21 フロント油圧ポンプ
27 リアモータ
28 リア油圧ポンプ
34 バッテリ
37 操作スイッチ
38 オープンスイッチ
39 クローズスイッチ
40 位置確認手段
41 フロント第一位置センサ
42 フロント第二位置センサ
43 リア第一位置センサ
44 リア第二位置センサ
45 フロント角度センサ
46 リア角度センサ
48 電圧センサ
49 外気センサ

Claims (4)

  1. 車両のルーフを開閉するルーフ駆動機構を備えた車両用格納式ルーフの制御装置において、前記ルーフは車室前部を覆うルーフフロント部と車室後部を覆うルーフリア部とから構成され、一端側が前記ルーフフロント部に連結するとともに他端側がルーフフロント駆動機構に連結した第一の連結部材を設け、一端側が前記ルーフリア部に連結するとともに他端側がルーフリア駆動機構に連結した第二の連結部材を設け、前記ルーフの開閉時に前記ルーフフロント部と前記ルーフリア部とを独立して開閉制御する開閉制御手段を設け、この開閉制御手段は、前記ルーフを全閉状態から全開状態あるいは全開状態から全閉状態へ開閉制御する過程を複数の制御過程に分割し、この複数の制御過程には夫々制御可能時間を設定し、前記複数の制御過程における夫々の動作時間が前記制御可能時間を超えても未だ次の制御過程へ移行しない時には前記ルーフの開閉が異常と判断する異常判定部を備えていることを特徴とする車両用格納式ルーフの制御装置。
  2. 前記開閉制御手段は、前記異常判定部で前記ルーフの開閉が異常と判定した時には、次の制御過程以後の実行を禁止する開閉制御禁止部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の車両用格納式ルーフの制御装置。
  3. 前記ルーフフロント部と前記ルーフリア部との夫々の位置を認識する位置認識手段を前記開閉制御手段に接続し、前記開閉制御手段は、前記位置認識手段から出力される信号により前記ルーフフロント部と前記ルーフリア部との位置が共に同じ位置状態、あるいはルーフの位置が制御指令を正常に完了した状態を示す時に、前記開閉制御禁止部により禁止されている開閉制御を実施可能とすることを特徴とする請求項2に記載の車両用格納式ルーフの制御装置。
  4. 前記車両のバッテリのバッテリ電圧を検出する電圧検出手段と外気温度を検出する温度検出手段との少なくとも一方の検出手段を前記開閉制御手段に接続し、前記開閉制御手段は、前記電圧検出手段により検出されたバッテリ電圧と前記温度検出手段により検出された外気温度との少なくとも一方の検出値に応じて前記制御可能時間を補正制御することを特徴とする請求項1に記載の車両用格納式ルーフの制御装置。
JP2005355891A 2005-12-09 2005-12-09 車両用格納式ルーフの制御装置 Pending JP2007160959A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005355891A JP2007160959A (ja) 2005-12-09 2005-12-09 車両用格納式ルーフの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005355891A JP2007160959A (ja) 2005-12-09 2005-12-09 車両用格納式ルーフの制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007160959A true JP2007160959A (ja) 2007-06-28

Family

ID=38244365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005355891A Pending JP2007160959A (ja) 2005-12-09 2005-12-09 車両用格納式ルーフの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007160959A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2009562A2 (en) 2007-06-19 2008-12-31 Hitachi, Ltd. File-sharing system and method of using file-sharing system to generate single logical directory structure
WO2015063998A1 (ja) 2013-10-29 2015-05-07 アイシン精機株式会社 車両用開閉部材の制御装置及び制御方法
KR101896986B1 (ko) 2017-07-12 2018-10-23 (주)베바스토동희 홀딩스 선루프의 정비 예고 방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2009562A2 (en) 2007-06-19 2008-12-31 Hitachi, Ltd. File-sharing system and method of using file-sharing system to generate single logical directory structure
WO2015063998A1 (ja) 2013-10-29 2015-05-07 アイシン精機株式会社 車両用開閉部材の制御装置及び制御方法
KR101896986B1 (ko) 2017-07-12 2018-10-23 (주)베바스토동희 홀딩스 선루프의 정비 예고 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7573216B2 (en) Window opening and closing controller
EP2348173B1 (en) Device for controlling opening/closing body
US9257918B2 (en) Vehicle window opening and closing control device
US20150330135A1 (en) System and Method of Blockage Detection During an Automatic Adjustment of a Movable Vehicle Part in a Motor Vehicle
KR20210073705A (ko) 자율주행차량의 고장에 따른 차량 제어 시스템 및 방법
JP5172489B2 (ja) 開閉体制御装置
EP2151340B1 (en) Opening and closing control apparatus for roof panel for vehicle
JP2006022570A (ja) 開閉体駆動装置
JP2007160959A (ja) 車両用格納式ルーフの制御装置
US20100146174A1 (en) Method for Protecting Against External Interventions into a Master/Slave Bus System and Master/Slave Bus System
US6353300B1 (en) Open roof operating method and open roof operation control system
JP4063097B2 (ja) 建設機械のエンジン制御装置
US7017983B2 (en) Method and apparatus for moving multipart sliding roof for a motor vehicle
JP6862998B2 (ja) スライドドア開閉装置
KR100551795B1 (ko) 아웃사이드 미러 폴딩 장치
JP4827005B2 (ja) 車両用格納式ルーフの制御装置
JP4953029B2 (ja) フードシステムの移動プロセスを制御するための方法及び装置
JP2007008365A (ja) 車両駐車状態移行制御装置
KR100536385B1 (ko) 버스 정비 작업중 시동 방지 장치
JP4350878B2 (ja) 移動体制御装置
KR200173236Y1 (ko) 차량의 사각지대를 확인할 수 있는 사이드미러 장치
JP2006117089A (ja) 車両用制御装置
KR20000008241A (ko) 사이드 미러 안전 구동 장치 및 방법
JP4032820B2 (ja) サンルーフ作動制御装置
JP2009162005A (ja) 車両用開閉体制御装置