JP5172489B2 - 開閉体制御装置 - Google Patents
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そこで、この発明は、開閉体と障害物との接触を未然に防止することができる開閉体制御装置を提供するものである。
請求項1に係る発明は、所定操作に応じて開閉体(例えば、後述する実施例におけるテールゲート4)を開閉制御する制御手段(例えば、後述する実施例における電子制御部20)と、前記開閉体の可動範囲を撮像可能な撮像手段(例えば、後述する実施例におけるカメラ6)と、を備え、前記撮像手段は、前記開閉体が全開位置となった直後に前記可動範囲全体を含む画像として第1画像を撮像するとともに、前記開閉体を前記全開位置から閉側に閉じるための前記所定操作が行われた直後に前記可動範囲全体を含む画像として第2画像を撮像し、前記可動範囲は、前記開閉体の前記全開位置から閉位置までの間で前記開閉体の閉側縁部(例えば、後述する実施例における下縁部4a)が可動する範囲であり、前記制御手段は、前記第1画像のうち前記可動範囲内の画像と、前記第2画像のうち前記可動範囲内の画像と、を比較し、両画像の間に差異が検出された場合に前記開閉体の閉動作を制限することを特徴とする開閉体制御装置である。
このように構成することにより、第1画像と第2画像の間に差異があるときは開口部内に障害物が存在する可能性が高いと判断して、開閉体の閉動作を制限するので、開閉体と障害物の接触を未然に防止することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記開閉体は、車両の後端部に設けられたテールゲート(例えば、後述する実施例におけるテールゲート4)であり、前記撮像手段の撮像範囲は、前記テールゲートの下縁部(例えば、後述する実施例における下縁部4a)の全幅を含み、かつ車体(例えば、後述する実施例における車体2)におけるリヤフロア(例えば、後述する実施例におけるリヤフロア7)の後端(例えば、後述する実施例における後端7a)の全幅を含むように設定され、前記全開位置における前記テールゲートの前記下縁部の全幅と、前記リヤフロアにおける前記後端の全幅と、の間が前記可動範囲とされていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記制御手段は、前記両画像の間に差異が検出された場合、所定の開度までは前記開閉体を閉動作可能とし、前記所定の開度以上の閉動作を禁止することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の発明において、前記制御手段は、前記両画像の間に差異が検出された場合、前記所定の開度までの前記開閉体の閉じ速度を、前記両画像の間に差異が検出されなかった場合に比べて遅くすることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の発明において、前記制御手段は、前記両画像の間に差異が検出された場合、通常の前記所定操作とは異なる操作を検出した場合に、前記開閉体の前記閉動作の制限を解除することを特徴とする。
このように構成することにより、1つの撮像手段で、開閉体の閉動作時には開口部内に障害物が存在するか否かを確認することができるとともに、車両後退時には車両の後方視認を行うことができる。
請求項7に係る発明は、請求項6記載の発明において、前記撮像手段は、前記車両が後退するとき、かつ前記テールゲートが閉じているときは、前記テールゲートのウィンドウガラス越しに前記車両の後方を撮像することを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項6または請求項7記載の発明において、前記テールゲートにプリズムレンズを設け、前記プリズムレンズは、前記テールゲートを閉じたときに、前記撮像手段と光学的に接続されて前記車両の後方を前記撮像手段により撮像可能とすることを特徴とする。
請求項6に係る発明によれば、1つの撮像手段で、開閉体の閉動作時には開口部内に障害物が存在するか否かを確認することができるとともに、車両後退時には車両の後方視認を行うことができるので、コストダウンを図ることができる。
撮像制御部21は、開閉スイッチ12の出力信号等に基づいて、カメラ6の撮像タイミングを決定し、カメラ6に撮像指令を出力する。詳述すると、撮像制御部21は、テールゲート4が全開位置(開放位置)となった直後、および、開閉スイッチ12が閉側に操作(以下、閉操作と称す)された直後に、カメラ6に撮像指令を出力する。なお、テールゲート4が全開位置に位置したことの検出は図示しないラッチスイッチなどにより検知することができる。
画像比較部23は、テールゲート4が全開位置となった直後にカメラ6により撮像された画像(以下、第1画像と称す)と、開閉スイッチ12が閉側に操作された直後にカメラ6により撮像された画像(以下、第2画像と称す)とを比較し、第1画像と第2画像との間に差異があるか否かを判定し、差異があると判定した場合には、開閉制御部24へテールゲート4の閉動作を禁止する指令信号(以下、閉動作禁止指令信号と称す)を出力するとともに、警報装置13へ警報指令を出力する。
なお、警報装置13は例えばスピーカや表示装置等で構成することができ、スピーカから警報音を発したり、表示装置に所定の警報マークを表示することで、テールゲート4の閉動作禁止を乗員に報知する。表示装置は例えばインストルメントパネルの計器板やナビゲーション装置のディスプレイで兼用することも可能である。
また、警報装置13に警報指令を出力すると同時に、第2画像をナビゲーション装置等のディスプレイに表示し、乗員に確認を促すようにしてもよい。
図5のフローチャートに示すテールゲート開閉制御ルーチンは、電子制御装置20によって繰り返し実行される。
まず、ステップS101において、開閉スイッチ12が開操作されたか否かを判定する。ステップS101における判定結果が「NO」である場合には本ルーチンの実行を一旦終了する。
ステップS101における判定結果が「YES」である場合には、ステップS102に進み、アクチュエータ11を作動させてテールゲート4を開動作する。
ステップS103における判定結果が「YES」である場合には、ステップS104に進み、カメラ6により車体2の開口部3を撮像し、記憶する。すなわち、テールゲート4が全開位置となった直後のテールゲート4の可動範囲を撮像し、これを第1画像として画像記憶部22に記憶する。
ステップS105における判定結果が「YES」(閉操作あり)である場合には、ステップS106に進み、カメラ6により車体2の開口部3を撮像し、記憶する。すなわち、開閉スイッチ12が閉操作された直後のテールゲート4の可動範囲を撮像し、これを第2画像として画像記憶部22に記憶する。
ステップS108における判定結果が「NO」(差異検出せず)である場合には、ステップS109に進み、アクチュエータ11を作動させてテールゲート4を閉動作する。すなわち、第1画像と第2画像の検出範囲Q内の画像に差異が検出されない場合には、テールゲート4の可動範囲に障害物が存在しないと判断して、テールゲート4の閉動作を許可する。
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。
例えば、前述した実施例では第1画像と第2画像の間に差異があるときのテールゲート4の閉動作の制限として、閉動作を完全に禁止したが、完全に禁止しなくてもよく、例えば、所定の開度まではテールゲート4を閉動作可能とし、それ以上閉じるのを禁止するように制限してもよい。また、その際のテールゲート4の閉じ速度を、障害物がないときよりも遅くしてもよい。
また、第1画像と第2画像の間に差異がある場合においても、開閉スイッチ12の長押しなど通常とは異なる所定の操作を検出したことを条件に、テールゲート4の閉動作の制限を解除するようにしてもよい。
4 テールゲート(開閉体)
6 カメラ(撮像手段)
20 電子制御部(制御手段)
Claims (8)
- 所定操作に応じて開閉体を開閉制御する制御手段と、
前記開閉体の可動範囲を撮像可能な撮像手段と、を備え、
前記撮像手段は、前記開閉体が全開位置となった直後に前記可動範囲全体を含む画像として第1画像を撮像するとともに、前記開閉体を前記全開位置から閉側に閉じるための前記所定操作が行われた直後に前記可動範囲全体を含む画像として第2画像を撮像し、
前記可動範囲は、前記開閉体の前記全開位置から閉位置までの間で前記開閉体の閉側縁部が可動する範囲であり、
前記制御手段は、前記第1画像のうち前記可動範囲内の画像と、前記第2画像のうち前記可動範囲内の画像と、を比較し、両画像の間に差異が検出された場合に前記開閉体の閉動作を制限することを特徴とする開閉体制御装置。 - 前記開閉体は、車両の後端部に設けられたテールゲートであり、
前記撮像手段の撮像範囲は、前記テールゲートの下縁部の全幅を含み、かつ車体におけるリヤフロアの後端の全幅を含むように設定され、
前記全開位置における前記テールゲートの前記下縁部の全幅と、前記リヤフロアにおける前記後端の全幅と、の間が前記可動範囲とされていることを特徴とする請求項1記載の開閉体制御装置。 - 前記制御手段は、前記両画像の間に差異が検出された場合、所定の開度までは前記開閉体を閉動作可能とし、前記所定の開度以上の閉動作を禁止することを特徴とする請求項1または請求項2記載の開閉体制御装置。
- 前記制御手段は、前記両画像の間に差異が検出された場合、前記所定の開度までの前記開閉体の閉じ速度を、前記両画像の間に差異が検出されなかった場合に比べて遅くすることを特徴とする請求項3記載の開閉体制御装置。
- 前記制御手段は、前記両画像の間に差異が検出された場合、通常の前記所定操作とは異なる操作を検出した場合に、前記開閉体の前記閉動作の制限を解除することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の開閉体制御装置。
- 前記開閉体は、車両の後端部に設けられたテールゲートであり、
前記撮像手段は、車室内上部に配置され、車両が後退するときにはバックモニタ用に車両後方を撮像することを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の開閉体制御装置。 - 前記撮像手段は、前記車両が後退するとき、かつ前記テールゲートが閉じているときは、前記テールゲートのウィンドウガラス越しに前記車両の後方を撮像することを特徴とする請求項6記載の開閉体制御装置。
- 前記テールゲートにプリズムレンズを設け、
前記プリズムレンズは、前記テールゲートを閉じたときに、前記撮像手段と光学的に接続されて前記車両の後方を前記撮像手段により撮像可能とすることを特徴とする請求項6または請求項7記載の開閉体制御装置。
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