JP2014066076A - 車両用ドア制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドア開操作およびドア閉操作に基づき、ドア開閉手段によりドアを自動的に開閉する車両用ドア制御装置において、ドア閉操作があるときに車両の走行状態が検出された場合に、乗員や荷物などの車外放出や乗員や荷物の挟み込みを未然に防止できるようにする。
【解決手段】ドア開閉スイッチ4からのドア開操作に基づく開操作信号の入力があるときに自車の走行状態が検出されると、スライドドアECU11によりドア開閉手段7が通常の閉制御におけるスライドドアの閉速度よりも遅い速度での遅速閉制御が実行され、遅速閉制御によってスライドドアがゆっくり閉じることにより、ドライバやスライドドア近辺の乗員は、余裕を持ってスライドドアの閉動作中における乗員や荷物などの車外への放出の防止策や乗員や荷物の挟み込み防止策を採ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ドア開操作およびドア閉操作に基づき、ドア開閉手段によりドアを自動的に開閉する車両用ドア制御装置に関する。
一般に、ワンボックスタイプやミニバンタイプの車両では、モータ等を備えたドア開閉手段の駆動力により後部のサイドドアをスライドして自動的に開、閉するいわゆるオートスライドドアと称される車両用ドア制御装置が採用されている。この種の車両用ドア制御装置を搭載した車両では、スライドドアを開閉するためのスイッチを開操作および閉操作することにより、ドア開閉手段が制御されてスライドドアが自動開閉される。
通常は、乗員の乗降のために、車両が停止した状態でドア開操作およびドア閉操作が行われてスライドドアの自動開閉が行われるが、誤ってドア開放のまま走行を開始することがあり、このような場合に、ドア開放のまま走行することによる乗員の車外への放出を未然に防止するために、車両が走行している走行状態であっても、ドライバやその他の乗員がドア閉操作を行うと、スライドドアを全閉位置まで駆動させることができるようにしたものが提案されている(特許文献1参照)。
実開平4−92978号公報(請求項1および図1参照))
しかし、上記した特許文献1に記載の従来装置では、車両の走行中にドア閉操作が行われると、スライドドアが全閉位置まで駆動されるため、乗員が閉じるドアに気付かない場合、或いは、閉じようとしているスライドドアの近くに乗員がいる場合に、乗員や荷物などの挟み込みが生じるおそれがある。加えて、上記した従来装置には、このような挟み込みを回避するための対応策が講じられていない。
本発明は、ドア開操作およびドア閉操作に基づき、ドア開閉手段によりスライドドアを自動的に開閉する車両用ドア制御装置において、ドア閉操作があるときに車両の走行状態が検出された場合に、乗員や荷物などの車外放出や乗員や荷物の挟み込みを未然に防止できるようにすることを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の車両用ドア制御装置は、車両が走行している走行状態か走行していない非走行状態かを検出する検出手段と、前記ドア開操作および前記ドア閉操作により前記ドア開閉手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記検出手段により前記車両の走行状態が検出されることを条件に、前記ドア開閉手段によるドアを閉じる閉速度を前記検出手段による前記車両の非走行状態における閉速度よりも遅くする遅速閉制御を行うことを特徴としている(請求項1)。
また、前記制御手段は、前記ドアが予め設定された所定の開度にまで閉じたときに、前記遅速閉制御を停止するようにしてもよい(請求項2)。
請求項1に係る発明によれば、車両の走行状態が検出されることを条件に、制御手段により、ドア開閉手段によるドアの閉速度が車両の非走行状態における閉速度よりも遅くする遅速閉制御が行われるため、遅速閉制御によりドアがゆっくり閉じることになり、ドライバやドア近辺の乗員は余裕を持ってドアが閉動作中であることを認識することができ、ドアの閉動作中における乗員や荷物などの車外への放出を防止しつつ、乗員や荷物の挟み込みを未然に防止することができる。ここで、ドアはスライド式、ヒンジ式のいずれであってもよい。
また、請求項2に係る発明によれば、制御手段により、ドア開閉手段による閉速度を遅くする遅速閉制御が実行されることによって、ドアが所定の開度まで閉じると、遅速閉制御が停止されるため、仮に乗員や荷物が閉動作中のドア部分とピラーとの間に挟まれそうな状態であっても、ドアが全閉することによる乗員や荷物の挟み込みを確実に防止することができる。
本発明に係る車両用ドア制御装置の一実施形態のブロック図である。 図1の動作説明用の模式図である。 図1の動作説明用フローチャートである。
次に、本発明をより詳細に説明するため、本発明の一実施形態について、図1のブロック図、図2の動作説明図、図3のフローチャートを参照して詳述する。
図1に示すように、本実施形態の車両用ドア制御装置は、自車の車速を検出する車速センサ部1と、自車のシフトレバーがP(パーキング)レンジにある状態でフットブレーキが踏まれていることを検出するフットブレーキセンサ部2と、パーキングブレーキが操作されていることを検出するパーキングブレーキセンサ部3とを備えており、これら車速センサ部1、フットブレーキセンサ部2およびパーキングブレーキセンサ部3からの信号に基づき、後述するスライドドアECU(Electronic Control Unit)により、自車が走行していない非走行状態つまり停止状態にあるのか、走行状態にあるのかが検出される。
このような車速センサ部1、フットブレーキセンサ部2およびパーキングブレーキセンサ部3と、これらからの信号に基づき自車の停止状態、走行状態を検出するスライドドアECUが、本発明における検出手段に相当する。なお、車速センサ部1は、車速センサからの信号を直接取得する構成に限らず、図示しないABS(Antilock Brake System)ECUからCAN(Controller Area Network)通信により車速信号を受信して車速を検出するものであってよい。
また、図1に示すように、スライドドアのラッチ(ロック)を検出するラッチスイッチ5を備えており、このラッチスイッチ5からの信号に基づき、後述するスライドドアECUにより、スライドドアが閉状態であるのか開状態であるのかが検出される。
さらに、図1に示すように、スライドドアを開閉するためのドア開閉スイッチ6を備えており、このドア開閉スイッチ6は、スライドドアのアウターハンドルおよびインナーハンドルに設けられて車外および車内から操作されるハンドルスイッチと、インストルメントパネルに設けられて主としてドライバにより操作されるインパネ開閉スイッチと、いわゆるキーフリーシステムにおけるドライバ携帯用のリモートコントローラに設けられたリモコン開閉スイッチとを総称するものである。そして、ハンドルスイッチ、インパネ開閉スイッチ、リモコン開閉スイッチのいずれかのドア開操作およびドア閉操作があれば、これらのスイッチの操作による開操作信号および閉操作信号が後述するスライドドアECUに入力されるようになっている。
また、図1に示すように、スライドドア開閉用モータおよび該モータの駆動力により自車後部のスライドドアを開閉駆動する駆動機構を備え、ドア開閉手段の駆動力により後部のスライドドアを自動的に開閉するドア開閉手段7を備えるとともに、スライドドアの開度を検出するドア位置センサ部8を備え、ドア位置センサ部8によりスライドドアが半ドア状態であるときや挟み込みの発生などその他の異常発生時に、ドライバや乗員に対して異常を報知するブザーを駆動するブザー駆動部9を備えている。なお、スライドドアの通常の閉制御中もブザー駆動部9は制御される。
さらに、図1に示すように、本発明における制御手段であるスライドドアECU11を備えており、このスライドドアECU11により、上記した各センサ部1〜3,7および各スイッチ4〜6からの信号に基づき、ドア開閉手段7が制御されるとともに、ブザー駆動部9が制御される。特に、ブザー駆動部9については、後述するようなスライドドアを閉制御する場合における閉速度をドア閉操作に基づく通常の閉速度よりも遅くする遅速閉制御中は、ドライバ等に遅速制御の実行中であることを報知するために、通常の閉制御や半ドア状態を報知する際のブザー音とは異なるパターンや音色でブザー音を鳴動させる制御が行われる。
車速センサ部1による検出車速がゼロであり、フットブレーキセンサ部2により、自車のシフトレバーがP(パーキング)レンジにある状態でフットブレーキが踏まれていることが検出され、パーキングブレーキセンサ部3により、パーキングブレーキが操作されていることが検出されると、スライドドアECU11により自車の停止状態が検出される一方、車速センサ部1による検出車速がゼロでないか、ブレーキセンサ部2により自車のシフトレバーがP(パーキング)レンジ以外にある状態やフットブレーキが踏まれていないことが検出され、あるいは、パーキングブレーキセンサ部3によりパーキングブレーキが操作されていないことが検出されたときには、スライドドアECU11により自車の走行状態が検出される。
そして、スライドドアが全開状態にあって、スライドドアECU11により自車が停止状態にあることが検出され、ドア開閉スイッチ4からの上記したドア閉操作に基づく閉操作信号の入力があると、スライドドアECU11によるドア開閉手段7の通常の閉制御が行われ、全開状態のスライドドアが閉方向に駆動される。そして、スライドドアが全閉位置にまで移動すると、ドア開閉手段7の通常の閉制御が停止される。このとき、スライドドアECU11によりブザー駆動部9が制御され、通常の閉制御中であることを報知するブザー音が予め定められたパターンや音色で鳴動する。
また、スライドドアが全閉状態にあって、スライドドアECU11により自車が停止状態にあることが検出され、ドア開閉スイッチ4からの上記したドア開操作に基づく開操作信号の入力があると、スライドドアECU11によるドア開閉手段7の通常の開制御が行われ、全閉状態のスライドドアが開方向に駆動される。そして、スライドドアが全開位置にまで移動すれば、ドア開閉手段7の開制御が停止される。
ところで、図2(a)に示すように、スライドドアSDが全開状態のまま、同図中の矢印のようにドライバが自車Mの走行を開始すると、ドア位置センサ部8からの信号に基づき、スライドドアECU11によりスライドドアSDが閉じていない半ドア状態にあることが検出され、スライドドアECU11によりブザー駆動部9が制御され、半ドア状態を知らせるブザー音が鳴動されるとともに、半ドア状態を報知する警告ランプが点灯される。なお、図2(a),(b)中、P1は自車MのBピラーと称されるセンターピラー、P2はCピラーと称されるリアピラーである。
また、図2(b)に示すように、走行開始後にドライバや後部座席の乗員が半ドア状態を知らせるブザー音によりスライドドアが半ドア状態であることに気付き、スライドドアSDを閉じるべく、ドライバがドア開閉スイッチ6であるインパネ開閉スイッチや、後部座席の乗員がスライドドアSDのインナーハンドルに設けられたハンドルスイッチを閉操作した場合、あるいは別のケースとして、自車が停止状態にあるときにドア閉操作があってそのドア閉操作に基づきスライドドアECU11によるドア開閉手段7の通常の閉制御が行われている途中に、スライドドアSDが全閉していないにもかかわらず自車が停止状態から走行状態に移行した場合には、自車の走行状態が検出されるという遅速閉制御の実行開始条件が成立し、スライドドアSDが開放のまま走行することによる後部座席の乗員や荷物の車外への放出を未然に防止するために、スライドドアECU11によりドア開閉手段7が通常の閉制御におけるスライドドアの閉速度よりも遅い速度でスライドドアを閉じる遅速閉制御が実行開始され、同図中の矢印のようにスライドドアSDが閉方向にゆっくりと駆動される。
このとき、スライドドアECU11によりブザー駆動部9が制御され、上記した通常の半ドア状態を知らせるブザー音とは異なる特別なパターンあるいは音色のブザー音が鳴動され、ドライバやその他の乗員に対してスライドドアSDの遅速閉制御の実行中である旨が報知される。これにより、遅速閉制御によってスライドドアSDがゆっくり閉じることになり、ドライバやスライドドアSD近辺の乗員は、スライドドアSDが閉動作中であることを容易に認識することができ、余裕を持ってスライドドアSDの閉動作中における乗員や荷物などの車外への放出の防止策や乗員や荷物の挟み込み防止策を採ることができる。
次に、上記したスライドドアECU11による上記した遅速閉制御の手順について、図3のフローチャートを参照して説明する。
図3に示すように、ドア開閉スイッチ6からの信号に基づき、スライドドアECU11によりドア閉操作があるか否かの判定がなされ(ステップS1)、この判定結果がNOであれば判定結果がYESになるまでステップS1の判定が繰り返される。そして、ステップS1の判定結果がYESであれば、ステップS1のドア閉操作に基づき、スライドドアECU11によりドア開閉手段7が制御されてスライドドアSDの閉制御が開始される(ステップS2)。このとき、ドア開閉手段7によるスライドドアの閉速度は予め設定された通常の閉速度V1を初期速度として通常の閉制御が開始される。
続いて、ラッチスイッチ5やドア位置センサ部8からの信号に基づき、スライドドアECU11により、スライドドアSDが開状態であるのか否かの判定がなされ(ステップS3)、この判定結果がNO(スライドドア閉)であればそのまま動作は終了し、この判定結果がYES(スライドドア開)であれば、車速センサ部1、フットブレーキセンサ部2およびパーキングブレーキセンサ部3からの信号に基づき、スライドドアECUにより、自車が走行状態にあるのか否かの判定がなされる(ステップS4)。
そして、ステップS4の判定結果がNO、つまり自車が停止状態であれば、上記したステップS3の判定処理に戻る一方、ステップS4の判定結果がYES、つまり自車が走行状態であれば、次のステップS5に移行し、ドア開閉手段7によりスライドドアSDが上記した初期速度V1(通常の閉速度)よりも遅い閉速度V2(<V1)で閉じるように、スライドドアSDの閉速度が変更される(ステップS5)。こうして、ステップS2において初期速度V1(通常の閉速度)で閉制御が開始されたドア開閉手段7によるスライドドアSDの通常の閉制御が、「ドア閉操作あり」および「自車走行状態」という条件の成立で、初期速度V1よりも遅い閉速度V2(<V1)に変更された遅速閉制御に移行される。
さらに、スライドドアECU11によりブザー駆動部9が制御され、通常の半ドア状態を知らせるブザー音とは異なる特別なパターンあるいは音色のブザー音が鳴動され(ステップS6)、ドライバやその他の乗員に遅速閉制御実行中である旨が報知され、ラッチスイッチ5からの信号に基づき、スライドドアECU11によりスライドドアSDが全閉したかどうかの判定がなされる(ステップS7)。
そして、スライドドアSDが全閉しておらずステップS7の判定結果がNOであれば、上記したステップS5の処理に戻り、スライドドアSDが全閉してステップS7の判定結果がYESであれば、スライドドアECU11による遅速閉制御が終了する。
したがって、上記した実施形態によれば、ドア開閉スイッチ6のドア閉操作があるときに、車速センサ部1、フットブレーキセンサ部2およびパーキングブレーキセンサ部3からの信号に基づき、スライドドアECU11により自車の走行状態が検出されると、スライドドアECU11により、ドア開閉手段7によるスライドドアSDの閉速度が自車の停止状態における通常の閉速度よりも遅くする遅速閉制御が行われるため、遅速閉制御によりスライドドアSDがゆっくり閉じることになる。
その結果、ドライバやスライドドア近辺の乗員はスライドドアが閉動作中であることを容易かつ確実に認識することができることになり、スライドドアSDの閉動作中における乗員や荷物などの車外への放出を防止しつつ、スライドドアSDの閉動作中における乗員や荷物などの車外への放出の防止策や乗員や荷物の挟み込み防止策を、余裕を持って採ることが可能になり、乗員や荷物などの車外放出事故や乗員や荷物の挟み込みを未然に防止することができる。
ところで、本発明の他の実施形態として、スライドドアECU11による上記した遅速閉制御により、スライドドアSDが予め定められた所定開度にまで閉じた状態になれば、スライドドアが所定開度にまで閉じた時点で上記した遅速閉制御を停止するようにしてもよい。具体的には、図3のフローチャートにおけるステップS7の判定を、「所定開度になったかどうか」という判定に置き換え、所定開度になればそのまま遅速閉制御を停止し、所定開度でなければステップS5に戻るようにしてもよい。
こうすれば、仮に乗員や荷物が閉動作中のスライドドア部分と図2に示すBピラーP1やCピラーP2との間に挟まれそうな状態であっても、スライドドアSDが全閉することによる乗員や荷物の挟み込みを確実に防止することが可能になる。ここで、所定開度とは、乗員(人間)の車外放出を防止するために、乗員の幅以下に設定しておくのが望ましい。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能である。
例えば、ドア閉操作に基づく通常の閉速度V1よりも遅い閉速度V2(<V1)でスライドドアを閉じる遅速閉制御を行う場合に、遅くした閉速度V2は予め設定された固定値でもよいし、スライドドアの開度が小さくなるに連れて連続的に遅くなるようにしてもよく、この場合予めスライドドアの開度とこれに対応する閉速度との関係をマップ化してメモリ等に記憶させておき、検出したスライドドアの開度に対応する閉速度をメモリから読み出すようにすればよい。
また、上記した一実施形態では、ドア閉操作があればスライドドアの閉操作を開始するようにしたが、この閉操作がなくても自車が走行状態になれば自動的にスライドドアの閉制御を開始して遅速閉制御に移行するようにしてもよい。この場合、図3のフローチャートにおけるステップS4とステップS5との間にステップS2の処理が入る。
また、上記実施形態では、スライドドアを対象として説明したが、ヒンジ式ドアに対しても本発明を適用することができ、対象となるドアも車両後部に限らない。
1 …車速センサ部(検出手段)
2 …フットブレーキセンサ部(検出手段)
3 …パーキングブレーキセンサ部(検出手段)
6 …ドア開閉スイッチ
7 …ドア開閉手段
8 …ドア位置センサ部
11…スライドドアECU(検出手段、制御手段)
M …自車(車両)
SD …スライドドア

Claims (2)

  1. ドア開操作およびドア閉操作に基づき、ドア開閉手段によりドアを自動的に開閉する車両用ドア制御装置において、
    車両が走行している走行状態か走行していない非走行状態かを検出する検出手段と、
    前記ドア開操作および前記ドア閉操作により前記ドア開閉手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記検出手段により前記車両の走行状態が検出されることを条件に、前記ドア開閉手段によるドアを閉じる閉速度を前記検出手段による前記車両の非走行状態における閉速度よりも遅くする遅速閉制御を行うことを特徴とする車両用ドア制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ドア制御装置において、
    前記制御手段は、前記ドアが予め設定された所定の開度にまで閉じたときに、前記遅速閉制御を停止することを特徴とする車両用ドア制御装置。
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