JP2008248625A - 車両用ドア開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両後方から吹く風の風力が強くても、ドアが車両前方に向けて急激に開くことを防止し得る車両用ドア開閉装置を簡易に構成する。
【解決手段】車両用ドア開閉装置は、ドア開閉ロック機構10、タッチセンサ22,23(触れ検出手段)およびドア開閉ECU21(制御手段)を備える。ドア開閉ロック機構10は、ドア開閉ロックソレノイド11とリンク12とを備え、開放中のスイングドアDRをその開放位置に保持するロックモードと、開放位置に保持されたスイングドアDRの開閉動作を許容するロック解除モードとのいずれかに切り換える。タッチセンサ22,23は、乗員の指の触れを検出する。ドア開閉ECU21は、タッチセンサ22,23により指の触れが検出されないときドア開閉ロック機構10をロックモードに切り換え、タッチセンサ22,23により指の触れが検出されているときドア開閉ロック機構10をロック解除モードに切り換える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用ドア開閉装置に関し、特に開放中のスイングドアをその開放位置に保持可能なドア開閉ロック機構を備えた車両用ドア開閉装置に関する。
この種の車両用ドア開閉装置として、例えば下記特許文献1に記載されているように、風量検出手段とウィンドウ駆動手段とを備えたものが知られている。この特許文献1に記載された車両用ドア開閉装置では、風量検出手段により一定以上の風量が検出されたとき、ウィンドウ駆動手段によりウィンドウが開動作される。したがって、この車両用ドア開閉装置によれば、例えば車両後方から強い風が吹いている場合には、開放中のドアのウィンドウ開放部分を風が通り抜けるようになるので、風力によりドアが車両前方に向けて急激に開かれることを防止することが可能となり、ドアと障害物等との衝突を回避してドアの破損を防止することが可能となる。
特開2005−256423号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された車両用ドア開閉装置では、ウィンドウが開放されるまでに所定の時間がかかる。このため、例えば車両後方から吹く風の風力が強い場合には、ウィンドウの開放が間に合わず、ドアが乗員の手から離れて車両前方に向けて急激に開いてしまうおそれがあった。また、この車両用ドア開閉装置では、風量検出手段によりドアの実開閉速度に基づいて風量を計算し、計算された風量に応じてウィンドウ駆動手段によりウィンドウが開動制御されるので、そのシステムが複雑になるという問題もあった。
本発明の課題は、車両後方から吹く風の風力が強くても、ドアが車両前方に向けて急激に開くことを防止し得る車両用ドア開閉装置を簡易に構成することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の車両用ドア開閉装置は、ドアインサイドハンドルまたはドアアウトサイドハンドルの手動操作により車内または車外から開閉されるスイングドアと車体間に設けられ、開放中の前記スイングドアをその開放位置に保持するロックモードと、前記開放位置に保持された前記スイングドアの開閉動作を許容するロック解除モードとのいずれかに切り換え可能なドア開閉ロック機構と、前記ドアインサイドハンドルおよび前記ドアアウトサイドハンドルに設けられ、乗員の指の触れを検出する触れ検出手段と、前記触れ検出手段により指の触れが検出されないとき前記ドア開閉ロック機構をロックモードに切り換え、前記触れ検出手段により指の触れが検出されているとき前記ドア開閉ロック機構をロック解除モードに切り換える制御手段とを備えていることを特徴とする。
この車両用ドア開閉装置では、触れ検出手段により指の触れが検出されているときは、ドア開閉ロック機構が、開放位置に保持されたスイングドアの開閉動作を許容するロック解除モードに切り換えられる。したがって、スイングドアを開閉するために乗員がドアインサイドハンドルまたはドアアウトサイドハンドルに設けられた触れ検出手段に触れていれば、ドア開閉ロック機構がロック解除モードに切り換えられるので、通常通りスイングドアの開閉を行うことができる。このとき、例えば車両後方からの強い風により開放中のスイングドアを乗員が支えきれなくなって、スイングドアが乗員の手から離れた場合には、ドア開閉ロック機構がロックモードに切り換えられる。このため、開放中のスイングドアがその開放位置に保持されるので、スイングドアが車両前方に向けて急激に大きく開くことを防止することができる。また、この車両用ドア開閉装置では、風量を計算しないで、触れ検出手段による指の触れの検出に応じてドア開閉ロック機構が作動されるのでそのシステムを簡易に構成することができる。
本発明の実施に際して、前記ドアアウトサイドハンドルには、ロック解除モード設定スイッチが設けられ、前記制御手段は、前記ロック解除モード設定スイッチがオン操作されたとき、前記触れ検出手段により指の触れが検出されないときも前記ドア開閉ロック機構をロック解除モードとするように設定されていることも可能である。
これによれば、ロック解除モード設定スイッチがオン操作されたときは、触れ検出手段により指の触れが検出されないときもドア開閉ロック機構がロック解除モードに設定される。したがって、風の影響によりスイングドアが急激に開くおそれがない場合には、ロック解除モードの設定により、乗員がドアアウトサイドハンドルの触れ接触手段に触れることなくスイングドアを車外から容易に閉めることができる。同様に、ロック解除モードの設定により、乗員がドアインサイドハンドルの触れ接触手段に触れることなくスイングドアを車内から容易に閉めることもできる。
また、本発明の実施に際して、前記車両用ドア開閉装置は、さらにドア閉検出手段を備え、前記制御手段は、前記ドア閉検出手段により前記スイングドアの閉状態が検出されたとき、前記ロック解除モード設定スイッチのオン操作によるロック解除モード設定の効力を無効化するように設定されていることも可能である。
ロック解除モード設定の効力を有効とする状態が続いている場合には、乗員が車内から車外に出ようとしたとき、例えば車両後方から不意に風が吹いたとしても、ドア開閉ロック機構がロックモードに切り換えられないことから、ドアが車両前方に向けて急激に開いてしまう事態も起こり得る。しかし、ドア閉検出手段によりスイングドアの閉状態が検出されたときは、ロック解除モード設定スイッチのオン操作によるロック解除モード設定の効力が無効化されるように設定すれば、乗員が車内に入り一旦スイングドアが閉められた後は、ドア開閉ロック機構がロックモードに切り換え可能となるので、上記した事態の発生を回避することができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。図1は本発明による車両用ドア開閉装置の一実施形態のブロック図を示していて、この車両用ドア開閉装置は、車体BDとスイングドアDR(図2参照)との間にドア開閉ロック機構10を備えている。なお、ドア開閉ロック機構10は各スイングドア毎に設けられており、図1では、例えば運転席ドアのドア開閉ロック機構10のみを代表して示してある。ドア開閉ロック機構10は、図1および図2(a),(c)に示すように、ドア開閉ロックソレノイド11とリンク12とを備えている。ここで、図2(a)は、閉状態にあるスイングドアDRを模式的に示し、図2(c)は、開放状態にあるスイングドアDRを模式的に示している。
ドア開閉ロックソレノイド11は、ケース11aにてスイングドアDRの内部の所定部位に固定されている。ケース11aには、励磁コイル(図示省略)および係合部材11bが組み込まれていて、励磁コイルの磁気力に応じて係合部材11bが図示上下方向に直線運動するようになっている。
リンク12は、その基端部にて車体BDに固定され、スイングドアDRの内部に格納されるようになっている。リンク12は、スイングドアDRの閉状態(図2(a))、開放状態(図2(c))のいずれの状態においても、ドア開閉ロックソレノイド11と所定の間隔で対向配置するように構成されていて、図2(b)に示すように、その長手方向に等間隔で複数の係合孔12aを有している。
スイングドアDRが閉状態にある場合(図2(a))、ドア開閉ロックソレノイド11の非励磁状態で、係合部材11bが、最も車体BDに近い係合孔12aに係合している。一方、ドア開閉ロックソレノイド11の励磁状態で、係合部材11bが、図2(a)にて破線で示すように、リンク12の係合孔12aから離脱する。
スイングドアDRが開放状態(図2(c))にある場合も同様であり、ドア開閉ロックソレノイド11の非励磁状態で、係合部材11bが、スイングドアDRの開放位置に応じた係合孔12aのうちの何れか一つに係合している。一方、ドア開閉ロックソレノイド11の励磁状態で、係合部材11bが、図2(c)にて破線で示すように、リンク12の係合孔12aから離脱する。
すなわち、ドア開閉ロック機構10は、ドア開閉ロックソレノイド11の非励磁状態でロックモードとなり、スイングドアDRを閉位置または開放位置に保持する。一方、ドア開閉ロック機構10は、ドア開閉ロックソレノイド11の励磁状態でロック解除モードとなり、閉位置または開放位置に保持されたスイングドアDRの開閉動作を許容するようになる。
図1に戻って、ドア開閉ロックソレノイド11は、スイングドアDRの内部の所定部位に設けられたドア開閉ECU21に接続されている。ドア開閉ECU21(制御手段)は、CPU、ROM、RAM、インタフェース部などからなるマイクロコンピュータを主要構成部品としており、ROMに記憶された図4のドアロック開閉制御プログラムを所定の短時間毎に繰り返し実行し、その実行に応じてドア開閉ロックソレノイド11を励磁する。このドア開閉ECU21には、タッチセンサ22,23、解除スイッチ24およびドア閉検出スイッチ25が接続されている。
タッチセンサ22(触れ検出手段)は、図3(a),(b)に示すように、乗員がドアアウトサイドハンドルOHを操作する際に乗員の指が触れる同ハンドルOHにおける裏面側の所定部位に設けられている。タッチセンサ22は、乗員の指の触れを検出したときオン信号をドア開閉ECU21に出力する。このタッチセンサ22としては、例えば静電容量式・圧電式の圧力センサや、ストレンジゲージ式の力センサ、温度センサなど種々のセンサを用いることができる。
タッチセンサ23(触れ検出手段)は、図3(c),(d)に示すように、乗員がドアインサイドハンドルIHを操作する際に乗員の指が触れる同ハンドルIHにおける裏面側の所定部位に設けられている。タッチセンサ23も、タッチセンサ22と同様のものであり、乗員の指の触れを検出したときオン信号をドア開閉ECU21に出力する。
解除スイッチ24(ロック解除モード設定スイッチ)は、図3(a),(b)に示すように、ドアアウトサイドハンドルOHの表面側の所定部位に設けられている。ドア開閉ECU21は、解除スイッチ24のオン信号を取得したときはそのオン信号を記憶し、タッチセンサ22,23により指の触れが検出されないときも、ドア開閉ロック機構10をロック解除モードに維持する。そして、ドア開閉ECU21は、ドア閉検出スイッチ25(図1参照)によるスイングドアDRの閉じ信号(リセット信号)を取得したときは、解除スイッチ24のオン信号を解除(無効化)する。ドア閉検出スイッチ25は、スイングドアDRの閉じを検出してその検出信号をドア開閉ECU21に出力する。
次に、上記のように構成した実施形態の作動について説明する。ドア開閉ECU21は、図4のドアロック開閉制御プログラムを所定の短時間毎に繰り返し実行している。
このドアロック開閉制御プログラムは、ステップS10にて実行が開始され、ステップS11にて、タッチセンサ23がオン信号を出力しているか否かを判定する。最初に、乗員が車室内にいてスイングドアDRが閉められており、乗員がタッチセンサ23に触れていない場合について説明する。この場合には、ステップS11〜S13の何れも「No」と判定し、ステップS14にてドア開閉ロック機構10をロックモードに設定、すなわちドア開閉ロックソレノイド11の非励磁状態を維持する(図2(a)参照)。そして、乗員がタッチセンサ23に触れなければ、ステップS11〜S14の処理が繰り返し実行される。
ステップS11〜S14の処理が繰り返し実行されている状態から、乗員が降車するためにドアインサイドハンドルIHを操作してタッチセンサ23に触れた場合には、ステップS11にて「Yes」と判定し、ステップS15にてドア開閉ロック機構10をロック解除モードに設定、すなわちドア開閉ロックソレノイド11を励磁状態とする(図2(a)の破線参照)。これにより、乗員はスイングドアDRを自由に開けることができる。スイングドアDRが開状態にあり、乗員がタッチセンサ23に触れている状態が続けば、ステップS11,S15,S16の処理が繰り返し実行される。この状態では、スイングドアDRの自由な開閉動作が可能である。
スイングドアDRが十分に開いた後、乗員が降車するときは、タッチセンサ23から乗員の指が離れる。このため、ステップS11〜S14の処理によりドア開閉ロック機構10が再びロックモードに設定される(図2(c)参照)。この状態で、降車した乗員が車外からドアアウトサイドハンドルOHを操作してタッチセンサ22に触れれば、ステップS12にて「Yes」と判定し、ステップS15にてロック解除モードが設定される(図2(c)の破線参照)。これにより、乗員はスイングドアDRを自由に閉めることができる。その後、スイングドアDRが閉まれば、ステップS16にて「Yes」、ステップS17にて「No」と判定し、ステップS19にてこのドアロック開閉制御プログラムの実行を終了する。
一方、降車した乗員がタッチセンサ22に触れながらスイングドアDRを閉めるのではなく、ドアアウトサイドハンドルOHの解除スイッチ24をオン操作した場合には、ステップS11〜S13,S15,S16の処理が繰り返し実行される。この状態では、タッチセンサ22に触れなくても、スイングドアDRの自由な開閉動作が可能となる。そして、この場合には、スイングドアDRが閉まれば、ステップS17にて「Yes」と判定し、ステップS18にて解除スイッチ24をオフ、すなわち解除スイッチ24のオン信号を解除した後、ステップS19にてこのドアロック開閉制御プログラムの実行を終了する。
次に、乗員が乗車する場合について説明する。この場合には、ドアアウトサイドハンドルOHを操作してタッチセンサ22に触れた場合には、ステップS12にて「Yes」と判定し、ステップS15にてドア開閉ロック機構10をロック解除モードに設定する(図2(a)の破線参照)。これにより、乗員はスイングドアDRを自由に開けることができる。スイングドアDRが開状態にあり、乗員がタッチセンサ22に触れている状態が続けば、ステップS11,S12,S15,S16の処理が繰り返し実行される。この状態では、スイングドアDRの自由な開閉動作が可能である。
スイングドアDRが十分に開いた後、乗員が乗車するときは、タッチセンサ22から乗員の指が離れる。このため、ステップS11〜S14の処理によりドア開閉ロック機構10が再びロックモードに設定される(図2(c)参照)。この状態で、乗車した乗員がドアインサイドハンドルIHを操作してタッチセンサ23に触れれば、ステップS11にて「Yes」と判定し、ステップS15にてロック解除モードが設定される(図2(c)の破線参照)。これにより、乗員はスイングドアDRを自由に閉めることができる。その後、スイングドアDRが閉まれば、ステップS16にて「Yes」、ステップS17にて「No」と判定し、ステップS19にてこのドアロック開閉制御プログラムの実行を終了する。
乗員が乗車する際に、ドアアウトサイドハンドルOHの解除スイッチ24をオン操作した場合には、ステップS11〜S13,S15,S16の処理が繰り返し実行される。この状態では、タッチセンサ22,23に触れなくても、スイングドアDRの自由な開閉動作が可能となる。そして、この場合には、スイングドアDRが閉まれば、ステップS17にて「Yes」と判定し、ステップS18にて解除スイッチ24をオフした後、ステップS19にてこのドアロック開閉制御プログラムの実行を終了する。
以上の説明からも明らかなように、この実施形態では、ステップS11,S12の処理によりタッチセンサ22,23による指の触れが検出されているときは、ステップS15の処理によりドア開閉ロック機構10が、開放位置に保持されたスイングドアDRの開閉動作を許容するロック解除モードに切り換えられる。これにより、スイングドアDRを開閉するために乗員がドアインサイドハンドルIHまたはドアアウトサイドハンドルOHに設けられたタッチセンサ23,22に触れていれば、ドア開閉ロック機構10がロック解除モードに切り換えられるので、通常通りスイングドアDRの開閉を行うことができる。
ところで、この実施形態では、乗員がタッチセンサ22または23に触れながらスイングドアDRを開けている最中に、例えば車両後方からの強い風により開放中のスイングドアDRを乗員が支えきれなくなって、スイングドアDRが乗員の手から離れた場合には、ステップS11〜S14の処理によりドア開閉ロック機構10がロックモードに切り換えられる。これにより、開放中のスイングドアDRがその開放位置に保持されるので、スイングドアDRが車両前方に向けて急激に大きく開くことが防止される。また、タッチセンサ22,23による指の触れの検出に応じてドア開閉ロック機構10が作動されるので、従来技術のドア開閉装置に比してシステムが簡易になる。
また、この実施形態では、解除スイッチ24がオン操作されたときは、タッチセンサ22または23により指の触れが検出されないときも、ステップS15の処理によりドア開閉ロック機構10がロック解除モードに設定される。したがって、風の影響によりスイングドアDRが急激に開くおそれがない場合には、解除スイッチ24によるロック解除モードの設定により、乗員がドアアウトサイドハンドルOHのタッチセンサ22に触れることなくスイングドアDRを車外から容易に閉めることができる。同様に、ロック解除モードの設定により、乗員がドアインサイドハンドルIHのタッチセンサ23に触れることなくスイングドアDRを車内から容易に閉めることもできる。
また、この実施形態では、ドア閉検出スイッチ25によりスイングドアDRの閉状態が検出されたときは、ステップS18の処理により解除スイッチ24のオン操作によるロック解除モード設定の効力が無効化されるように設定されている。このため、乗員が車内から車外に出ようとしたとき、例えば車両後方からの風によりスイングドアDRが勢いよく回動し始めて乗員の指がタッチセンサ22から離れても、ステップS13にて「No」と判定されるので、ステップS14の処理によりドア開閉ロック機構10がロックモードに切り換えられる。これにより、スイングドアDRが車両前方に向けて急激に大きく開く事態が回避される。
上記実施形態では、乗員が乗車しスイングドアDRが閉められた状態でタッチセンサ23に触れていない場合には、ステップS11〜S14の処理によりドア開閉ロックソレノイド11の非励磁状態となって、ドア開閉ロック機構10がロックモードに設定されるように構成した。これにより、セキュリティ機能が向上する効果も得られた。しかし、これに代えて、スイングドアDRが閉状態にあるときは、ドア開閉ロック機構10がロック解除モードに設定されるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、解除スイッチ24をドアアウトサイドハンドルOHのみに設けたが、これに加えて、ドアインサイドハンドルIHを含むスイングドアDRの内側部位に設けてもよい。
また、上記実施形態では、ロック解除モード設定スイッチとして、例えばタイマー型の解除スイッチを用いてもよい。この場合には、タイマー型の解除スイッチのオン操作によりドア開閉ロック機構10がロック解除モードに設定され、乗員の昇降時間を加味した所定の短い時間の経過後にドア開閉ロック機構10がロックモードに切り換えられるように構成すればよい。
本発明による車両用ドア開閉装置の一実施形態を示すブロック図。 (a)はスイングドアが閉状態にあるときのドア開閉ロック機構の作動状態を示す概略図。(b)はドア開閉ロック機構の一構成要素であるリンクの平面図。(c)はスイングドアが開放状態にあるときのドア開閉ロック機構の作動状態を示す概略図。 (a)はスイングドアを外側から見た概略図。(b)はドアアウトサイドハンドルに設けられたタッチセンサおよび解除スイッチを示す概略図。(c)はスイングドアを内側から見た概略図。(d)はドアインサイドハンドルに設けられたタッチセンサを示す概略図。 図1に示したドア開閉ECUによって実行されるドア開閉制御プログラムを示すフローチャート。
符号の説明
BD 車体
DR スイングドア
OH ドアアウトサイドハンドル
IH ドアインサイドハンドル
10 ドア開閉ロック機構
11 ドア開閉ロックソレノイド
11a ケース
11b 係合部材
12 リンク
12a 係合孔
21 ドア開閉ECU(制御手段)
22,23 タッチセンサ(触れ検出手段)
24 解除スイッチ(ロック解除モード設定スイッチ)
25 ドア閉検出スイッチ(ドア閉検出手段)

Claims (3)

  1. ドアインサイドハンドルまたはドアアウトサイドハンドルの手動操作により車内または車外から開閉されるスイングドアと車体間に設けられ、開放中の前記スイングドアをその開放位置に保持するロックモードと、前記開放位置に保持された前記スイングドアの開閉動作を許容するロック解除モードとのいずれかに切り換え可能なドア開閉ロック機構と、
    前記ドアインサイドハンドルおよび前記ドアアウトサイドハンドルに設けられ、乗員の指の触れを検出する触れ検出手段と、
    前記触れ検出手段により指の触れが検出されないとき前記ドア開閉ロック機構をロックモードに切り換え、前記触れ検出手段により指の触れが検出されているとき前記ドア開閉ロック機構をロック解除モードに切り換える制御手段とを備えていることを特徴とする車両用ドア開閉装置。
  2. 前記ドアアウトサイドハンドルには、ロック解除モード設定スイッチが設けられ、前記制御手段は、前記ロック解除モード設定スイッチがオン操作されたとき、前記触れ検出手段により指の触れが検出されないときも前記ドア開閉ロック機構をロック解除モードとするように設定されている請求項1に記載の車両用ドア開閉装置。
  3. 前記車両用ドア開閉装置は、さらにドア閉検出手段を備え、前記制御手段は、前記ドア閉検出手段により前記スイングドアの閉状態が検出されたとき、前記ロック解除モード設定スイッチのオン操作によるロック解除モード設定の効力を無効化するように設定されている請求項2に記載の車両用ドア開閉装置。
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